7θ8
４ 、 。 、
﹁
私にと っての最大 の転機は８年 第 二電電
現ＫＤＤＩ︶の設立に参画したときです け
︵
。
、 、
れど変化 の伏線はも っと前 アメリカ留学を
したころから張られていました﹂
留学先 で日本最大 の通信会社から来たこと
、 。
を告げ ると 同級生たちは皆 ﹁ 面白くな いね﹂
という。大きな組織 のメンバーであることを
、 。
﹁面白く な い﹂と表現する こと に驚き 刺激を
。 、
受けた のだという しかし 日本電電公社 ︵ 現 か そのためには半歩だけ人より早く気づ く
０∼０ は充実していた。
ＮＴＴ︶で過ごした２ ３代
、 。
デジタル回線や光ファイバーなど 通信に革
ンを
命をもたらす新技術を常 に最初 に手がけてき
。 。
たことは大きな自信 にも つなが った
自らのポテンシャノ
使 い切 らなければ
、 、
人生は面白くない
﹁ コどう生きるか ﹂
それでも振り返 ってみれば 留学時 の経験
が 一種 のＢＧＭのように私 の心の内 に流れて
。 、
いたようです ＮＴＴでの仕事 に満足し 楽
しんでいたのは間違 いな いが、﹁
と いう感覚を持ち続けていました﹂
ど こか違う﹂
千本さんの人生が変わる引き金とな ったの
３ 。
は８ 年 の稲盛和夫氏との出会 い 京セラの設
、 。
立者であり 後 に第 二電電 の会長 に就任する
、 、
稲森氏が説く経営観や人生観 に触発され 翌
、 。
年 千本さんの起業人生が スタートした
﹁
どんな人間 にも神様は 一生 のうちに３度 の
チャンスを与える﹂
。 一
この古 いたとえが好きだと千本さんはいう
、 ヽ一に 中
アメリカ留学 稲盛氏との出会 いがそれぞれ
、９
この ﹁
チャンス﹂であるならば ９年 のイー・
アクセス設立はちょうど３度目 のチャンスと
。
いうことになる しかし 誰もが こんなふう 成果を得られな いでいるはずです 一
運がな い
、
に大きなチャンスをものにすることができる と嘆く人も いるでしょう。しかし 私にいわ
。
とは限らな いはずだ。しかも千本さんの転身
妨
せれば 運というも のは自分で呼び込むもの
、
は いつも電電公社民営化やブ ロードバンド 時代を注意深く見 つめる目と勇気とを持 って
、 いるかどうかが問われるのだと思 います﹂
時代 の到来など 業界に大きな節目が訪れる
タイミングと重な ってきた 人生 の転機となるチャンスに気づかず に追
﹁
実は会社を つくるなんてことは誰 にだ って り過ぎてしまう人は、単 に ﹁ 運がな い﹂ ので
。
イ ク ロツ フ トと
ン ド時 代 の リー デ ィ ング ・カ ンパ ニ ー とな っ
よ る'P電 缶 サ ー ビス を国
ADSと を通 じた'Pサ ー ビス で 今 や プ ロ ー ドバ
できるんです ただし問題は成功するかどう はな い 注意深く見 つめる努力が不足してい
。 。 、
るのだ  一方 チャンスに気づ いても自らの
、
ことができなければならな い。気が ついたな 生き方を変えられな い人は 勇気が不足して
、
ら適切な時期にすばやくアクシ ョンを起 こす。 いる 千本さんの０ ４代以降 の劇的な生き方は
101年マ
内 で最 初 に実 現 して い る。
そうすることで時 の運を自分で呼び込むので この双方が共存していたがゆえに生まれたも
。
す どんな仕事でも常 に１２０％ の努力が必 ののようだ
た イ ー ,ア クセ ス は、
要ですし 実に多く の人が努力を重ねていま と いう のは人それぞれの間
提 携 。WhdowsXPに
。 、 。 、 、
す そして それな のになかなか満足のいく 題です ただ私は 車 にたとえていうなら
を読 お眠力とチヤンスを生かす
時代。
勇気 その有練が人生を変える
の教授 にな った ０５代後半でイー ・アクセス
を設立した⋮⋮年齢が いく つであろうと こ 、
、 に
一・
空確・
れだけのことができるんだぞ と示した い気
持ちが私 の中 にあるのでしょう﹂
各
中
王
こうした生き方は大組織 の 一員としてのそ 一笙 一
抑ヽ
十  
れよりも ﹁１００倍苦しい﹂といい、﹁ けれど ３
１０００倍楽しい﹂と千本さんは笑う。そし
、
て この感覚を共感 できる人とともにイー ・
アクセスをさらなる成功 に結び つけていきた
。
いのだという
﹁
もちろん仕事や人生に対する意識と いう の
。
は環境 の中で変化します だから最初から高
。 、
そのポテンシャルを半分も使 い切らず に廃草 い意識 レベルはなくても いい ただし ポテ
。 ンシャルをめいっぱ いに使 い切るような人生
にしてしまうような人生は送りたくなか った
、 、
持てる力を いつもめ いっぱ いに使 い切 って を送りたい という気持ちは持 っていてほし
。、 つ １ 、
もともとあ ったポテンシャルをさらに向上さ い 一た た 度 の人生 このままで終わ って
、
せていくような生き方をした いのです﹂ いいのか ！というような問題意識さえあれば
、 これがポテンシャルを発動させるタネになり
おそらく ＮＴＴ時代に千本さんが感じて
、
、
いた違和感は この部分にあ ったのだろう
。 ます。ただし このタネを芽生えさせること
。
満足はしているも ののメーターが振り切るほ ができるかどうかは本人次第 自分自身 の精
。
ど の走り方をしていな い それに気づかせて 神的充足感や経済的充足だけ追求していては
。 、
くれたのが稲盛氏との出会 いであり、第 二電 長続きしません ほんの少しでいいから 大
。 ０ 。
電設立だ ったといえる それにしても４代で 義といえるようなものを持 つ 社会とか人類
の転身 に戸惑 いはなか ったのか？ といった大きな枠組みに貢献したいという気
﹁ 。 、 、 、
年齢は関係ありません いや むしろ逆か 持ちを持 つことが ポテンシャル 人生 の可
、
もしれな い。０
４代で巨大組織 の管理職 の座を 能性を成長させてくれる核 になるのだと 私
。０ は信じています﹂
捨てて起業した ５代で慶應義塾大学大学院
 。
﹁ 学生時代 は全共闘運動 の盛 り。誰
私 の らの誘いは、ど 人の男として見込まれた﹂と のを生み出していました 同時に規制緩和も進
。 、
もが ″理想 の社会″と いうも のに ついて考 いうこと その喜びが私を突き動かしたのだ み 構築に膨大な資金が必要となるネットワ
。 と思います﹂ ークをすべて自社で保有していなくとも全国
えを持 って いました 私が電電公社 と い
、 規模の通信事業に着手できる環境も整いつつ
う公共企業体を就職先 に選択 した のも そしてこれ以後の充実した日々が角田さん
。 、 。自
ありました ﹃ 分の手で理想の会社をつくる
チャンンジを重ねる生き方が

利益追求だけでなく社会貢献 も果たして の人生観を変え始めた いや むしろかつて

いく立場だと の認識からでした﹂ の理想 へ回帰させたといったほうがいいかも チャンス﹄というものを強く意識したのです﹂
、
ほどなく 学生時代に思 った理想と実社会 しれない。司馬遷の史記に登場する ﹁この世 社会人にな って以来感じ続けてきた理想と
、 、
とのずれに気づ いた角田さんは 同時に時代 に生を受けたからには精 一杯生きねばならな のギャップ 長年従事してきた通信の仕事で
の変化スピードと巨大組織のそれとの間のず い﹂という 一節が好きだという角田さんは
、 まだ貢献し切れていない﹂という思い。これ
﹁
。
れも感じるようにな った 特に後者を強く感 技術受任者としてネットワークの構築に没頭 らを埋めるには今しかないのではないか。そ
じたのが民営化以後の状況だという。 した。しかしその後、会社はＫＤＤとの合併 う思える状況が重な った。
。
、
電 電公社にいた人間にとって 民営化でＮ という局面を迎える。新体制のもと常務取締 ﹁
既存の組織も自己改革を始めました しか
ＴＴになるということは非常に大きな出来事
、
役に就任するが このときから角田さんは次 し、それにだけ頼 っていては日本の通信は世
。 。 。
でした 強大な組織が変化という可能性を手 なる人生のフェイズ ヘと思いを馳せ始めた 界から後れをとってしまう もっとギリギリ
、 、
に入れるチャンスだと私自身は思いましたが 通信技術の発展がＩＰという可能性あるも
﹁ の  一生懸命な知恵の積み重ねがなければ い
必ずしも皆が皆同じ考えではありませんでし
。
た どちらかといえば ﹃ 変えずにすむものは フ呼﹄
金 そギ リギ リ
。
社会を変える

。
会社が必要 なけ﹂
変えなくてもいい﹄という人のほうが多数派
私が抱 いていた違和感はこのときに決定的な         る
ものにな ったのだと思います﹂
、 じ
角田さんが理想とする会社とは 一 同 志を 技術を ﹁最新の﹂から ﹁日常の﹂ものとして
、 、
持ち それぞれに能力を持つ者が手を携えて 定着させる医 鴫 挑戦を続け 新しい価値を
。
前に進んでいく﹂というもの これを既存の 生み出し社会に貢献していく医 颯 収益を確
、
すでに成功した組織で実現するには限界があ 保し 社員と投資家にきちんと分配していく
。 。
るということを思い知 った 責任⋮⋮ スタート時の当初目標であ った契
L

﹁ ０年間勤め上げ、ＮＴ
違和感を抱百 つつ３３ 約回線１００万はすでに日前のところまで来
Ｔのファミリー企業 へ移 ったのですが１年後 、
ており フュージョン ・コミュニケーション
A

、
にテレウ ェイ ︵     信▼から誘いを受 ズの名は すでに ﹁ 成功した企業﹂として漫
B

。 。 、
けました ＮＴＴの    である新電電か 透しているとも思える しかし やはり れ ギ
C

リギリの努力﹂が日々求められるのだという。
フ理想の社会″ 、
E

を実現するため それぞれの
。
時代に理想を追求する人が登場してきました
P

。 、
けない そういう会租がないのなら自分でつ 今という時代にも もちろんそういう人が必
S

く ってしまおう。そう決意したんです﹂ 。
要です 失敗を恐れずに新しい事業にチャレ
こうして生まれたのがフュージョン ・コミ
座

ンジする人がも っと出てこなければ いけない

ュニケーションズ。設立は０ ０年、 つまり角田 と私は思うのです。私の若いころは転職とい
講

、
さんは６０歳にして起業を果たしたことになる。 うものが容易ではなかった。けれども 本音
日本で初めてＩＰにフォーカスした通信サ
﹁ はもっと早く転職をすればよかったと思 って
ン

ービス企業が誕生した﹂という話題とともに、 。
います もちろんいくつにな ってもチャレン
、
マ

ぎ 立者は６０凄 とぃぅ話題もマスコミに度々 ジはできるけれども 今この時代を若者とし

。 、
登場することとなる て生きるのならば 転職や起業を通じても っ
ス

、 。
選 電公社も知 っていれば 新電電も知 って と自らの理想を追求して欲しいと思います
。 。 、 、
いる この点は私の強みです それに もし 今いる会社がイヤだから辞めるのではなく
ネ

、
もまだ０１年時間があるのならば その中で理 精 一杯や ったうえで次の可能性を求める人に
、
こそ 私は期待したい。そうした人たちが作
ジ

、
想の会社を つくり上げることができるはずだ
ビ という思いもありました﹂ り上げる理想の会社が、社会を理想に近づけ
。

tos fu
やるべきことはたくさんある ｌＰという ていくのだと思うのです﹂
新
 ﹁正直 な と ころ、人生観が 大 き く変 わ った と いえ る らからお願いして半日だけ勤務の派遣社員としてソニー 。
かな い 問われるのは主体性なんです﹂
︼一・＋
、︼！一
一
一一も一
。 、 、
よ う な大 き な タ ー ニ ング ポ イ ント は思 い浮 かば な に転職をしたわけです 実際に入 ってみると この企業 偶然か必然か この ﹁ 主体性﹂という言葉はソニー銀
。
いん です﹂ 独特の明快な意志決定力に目を見張りました﹂ 行 の独自性 にも つなが ってくる これまでの資産運用が
、 、
特に間近で接した当時のソニー副社長の伊庭保氏 ︵ プ ッシ ュ型の営業を行 っていたのに対し ソニー銀行は
性」を持つことができるか否 か

企画室部長という経営 の中枢 にいたときに 山 一護券 現

ソニー銀行会長︶に強烈な印象を持 ったという。
、 。
自主廃業という経験をし その後ま ったく新しいスタイ 明らかなプ ル型 ﹁マネーキ ットという道具箱 の機能を拡
、
ルのソニー銀行 の社長 に就任した人物として 石井さん とにかくその決断力、判断力が素晴らしかった。﹁
﹁ 、
充しながら ユーザーに提供はするが この道具箱をどう
ビジネスで七人生で頓 要なのは

何で
。
の名は広く知られている その人 の日からこう いう言葉 こんな決断ができるんだろうＬその背景にはいったい何 活用するかは個人 の主体的判断 に任せよう﹂⋮⋮それが
を聞けば誰もが耳を疑うだろう。 があるのだろうヽ という強い関心が働き、入社３カ月目に この銀行 の新しさ の 一つな のである。
﹁ 、 。 。︼ 、 ﹁
確かに あのときは喪失感や寂しさを感じました け 正社員にしてもらいました 〓 の本物の経営者から じ っ 従来 の金融機関は ﹃ 個人利用者は資産運用を知らな いい
、
れども では人生 の意味や価値が変わ ったかというと
、 くり腰をすえて葉陶を受けよう、と考えたわけです﹂

m oneykにnet/)を

行 を展開。ポス トベ ッ トを用いた新サ ー ビス
日本 におけるインター ネ ッ ト・バ ンクの車分

新 しい銀
そうではありません﹂ ﹁
伊 庭氏の持てる力を吸収するためですね﹂と確認する

PostPetJも スタ トする。
と、石井さんは ﹁
、 。
それでは山 一講券からソニー ヘ と いう変化 において 吸収﹂という言葉を打ち消した

'の
．
。
はどうだ った のだろう 明らかに企業文化が大きく異な

ー
通 し 個人がお金 を考 えるため
、
何かを つかみたければ

け。マネー キ ッ ト(http:〃
る２ つの企業 の間で 石井さんはど のような思 いを抱 い
。
教 え ても ら う のではなく
た のだろうか
﹁ 。
実は 一度お誘 いを断 っているんです しばらく浪人生
。
活をしながら本を書 こうと思 っていた ので それでも自 ひたす ら見取 るし かない

MONEYK☆ ‐
、 、
分がお役に立てることがあるのなら と考えた末 こち
弓

｀
吸収す る■ 教えても らう ﹄と いう気持 ちと は明 らか に
。 。
違 います ﹁薫陶を受けるヽ いいかえれば ﹃ 見取る﹂︶ ︼と

「
、
を決めて ソニーに落ち着く ことにしたのです﹂
。
その違 いは主体性 にあるのだという 何かを自分 のも
、 、 という前提でサービスを提供してきました。けれども、
のにしようと思 ったならば 手本となる人を見取り そ
。 日本人は間違 いなくどんどん主体的にな っています。お
れを自分なりに消化して いくしかな い ﹁ 教えてくださ
、 、 、
い﹂と頼るのではなく 主体性を持 って見取り その消 金そのものが欲しいと いう のではなく お金と いうもの
、
化 に苦心するという繰り返しを通じて ようやく人は何 を何かに使 って自身 の夢を実現しようとしている人たち
主体・

。 、
かを つかむことができるはずだという のである が増えているし も っと増えてもらうためにもいかに有
﹁ 。
よくビジネス誌などに自己実現 のハウツーのようなも 用な道具箱を提供できるか それが我 々の使命だと考え
、
のが載 っていますけれども 実際はそんなに簡単なもの ているのです﹂
。 、
ではありませんよね 生きていくうえでの軸を探すわけ 石井さんの生きていくうえでのキーワードが 実はそ
「

、 。
ですから 自分自身が地道 に苦心しながら探し続けるし のままソニー銀行 のキーワードにな っていた のだ
、 、
﹁
自分がどんな人生観を持 って いるのか どう いう ﹁
確 か に大きな変化 ではありまし 。 のまま悠 々と暮
た あ 業の 一員から経営トップ ヘ という変化についても同様
、 、 うし 。
行き先 に向 か って生き ているのか 実 のと ころは っ らす道だ って選 べたわけですし ﹁ の考えを示す

爵
ど て起業なんてす

―
きりと見えては いな いんです。ただし、﹁ 自分は自分 。 、
るんだ﹄と聞かれたりもしました でも どこに向か っ
﹁
ケネディ大統領が語 った有名な 一節に ﹃
アメリカが君
。 、
以上でもなければ自分以下でもな い 自分として今 て生きていこうかわか っていな い男が のんびり暮らし
、 。
できる ことを精 一杯やろう﹄と いう ど こか客観的 てもしょうがな い むしろ危険なんじゃな いかと思 いま
な考えは私 の中 に常 にあります。Ｘワの自分″を見 つ した。それにネ ット証券というビジネ スは当初、ゴ ール
、 、
め ″次 に行きた い場所″を探し そうしてでき上が ド マンの中 でやろうとしていた こと。会社がそれをやら
った座標軸 の上で必死 にな って生きている、と いう 、
な いといってきたのだから だ ったら起業するしかな い
、
のが私な のかもしれません﹂ と思 ったまでです。やりた いこと やらなければ いけな
、
ゴールドマン ・サックス証券において史上最年少ゼネ いこと という のはゴ ールド マンにいようが起業しよう

の勝 ち組 ・負け組の差が明 ら

デ ィング ・カンバニー として

国内でいち早 くネ ッ ト証券の

かになって くるなかで、 け―

のポシシ ョンを確固たるもの
可能性 にフォー カス し、手韓
をスター トした。ネッ ト証券
、 。
ラル ・パートナーという地位を得ながら あ っさりと退 が同じ どちらでやろうと失敗する可能性は ついてまわ
、 、 。
職してマネックス証券を設立した というイメージで語 るし 仮に失敗しても何とか生きていくことはできる
られがちな松本さん。 マネックス設立当初、世間ではそ そう いう気持ちからスタートした起業だ ったんです﹂

`こしている。
。 、
の転身の潔さや勇気を称える声が多く聞かれた しかし そんな起業だから いかに変化が大きくても人生観を

とを
。 。
当の本人は淡々とした日調でにこやかに否定する 変えるような性質 のものではなか ったというわけだ 企
 今L自分 としてできるこ

、
たちに何をするのかではなく 君たちがアメリカに何を ラリーマン家庭で育ちました。﹃決められた枠組みをはず
してくれるのか、私は問いたい﹄というのがあります。
れて生きるリスクは途方もなく大きい﹂と考える親のも
有名な経済学者はＧＥのジャック ・ウ ェルチ氏を例に挙 とで、何となく将来はサラリーマンになるんだろうな一
、
精→杯やるだけ

と思いながら。 一方 当時仲のよか った同級生の友人は

ま わ ってく る 。
資産家の息子 親の ﹃経営を学ばせるため﹄という方針
、 。
げて ﹃
ウ ェルチがＧＥを つく ったのではなく ＧＥがウ で学習塾の経営を任されていました 私はその彼の参課
ェルチをつく ったのだ﹄といいました。どちらも本当に 。
役に選ばれたんです そして彼の両親との交流からさら
。
素晴らしい名台詞だなと私は思うんです 企業はトップ に多くのチャンスを得ていくうちに呪縛のようなものか
。
のものでもなんでもない そこにいる全員で動かしてい ら解放されました。これは本当に大きな変化でした﹂
くべきもの。従業員であろうと経営者であろうと自分の 、 、
自分の価値をあらかじめ定め その枠の中で生きよ
、 という呪縛から解放されて得た自由。チャンスは求めれ
役割を果たしていくという使命は同じですし 背負 って
、
いるリスクも同じだと私は思います﹂ ば回 ってくるという考え方は 外資に就職したことでさ
、
では 松本さんに訪れた最大 の転機とは どん らに大きく膨らんだという。呪縛から解放されたことに
。 、
な形のものだ ったのだろうか 大きな意義を感じる人だからこそ 松本氏は冒頭で紹介
﹁ 、０
大学生のころ ２
。
歳前後のときです 私は典型的なサ した独特の人生観を培 ったに違いない。
、 、
子供のころから なぜか ﹃
﹁ 要領よく﹄というのが大妹 う﹂と思 っていたほどなんです﹂ さて 日本長期信用銀行での日々に満足をしていた中
。 。 、 、 、
いでした ドジだと思われてもいいから誠実でありたい 仲間としても いい意味でのライバルとしても申し分 里さんではあ ったが 長銀自体 の経営が行き詰まり 経
。 、 、 、 う
そんな子供だったような気がします そして この考え ない人たちとの出会いに加え 上司との出会いもまた強 営環境が大きく変わるようになると ﹁ も 一度自分 の人
方が今の仕事にも表れていると自分では思 っています﹂ く中里さんの考え方を動かした。 生を考えてみよう﹂という気持ちが芽生えた そこで関
。
、 ﹁ 、 、
そう語る中里さんは そもそも司法の道を志し勉強を 私が最も影響を受けた人物を挙げるとしたら このと 心を持 ったのが プ ライスウォーター ハウスが手がけ つ
成功戦 敗 も自分 のものにできる

、
きの上司になります。特に その当時間いた話は今も私
。 。
重ねていた つあ った不良債権流動化ビジネスだ った 転職を果たす
、 、
﹁
サラリーマンになる気はなかったのですが 当時は景 と ここでも上司に恵まれたと中里さんは語る。
生き方。それが私 にとっての起業

の中で大きな位置を占めています﹂
、 ﹁ 、
気もよく同級生の間でも誰々は銀行 誰々は商社という 上司が中里さんに語 った話とは Д〓
社にはいろいろな またしても ﹃ず っと ここにしと思 った のですが その

華
。 、 。
ような話がされていて興味がわいたんです﹂ 立場がある けれども社長であろうと 平社員であろう 上司が辞めてしま った それがき っかけで起業を意識し
、
、
ちょっと話を聞きにいってみよう という軽い気持ち と会社と関わっていくスタンスは等しくあるべきだ。皆

決定 ブ ロセス を担 う、 日本初の金融専門 ヨン

成果には、国内外か ら大 いなる注 目が集 まっ

サルテ ィング企韓 としてスター トする。 その
。 。 、 。
社長のつもりで主体的にあたれば 仕事は面白くなる

不農伸 ほをは じめ とする金融 住梅 の売Ran

で５社だけ受けた中里さん その中に長銀があ った そ
、
して、話を聞いているうちにいつしか ﹁この銀行でなら 逆に使われていると感じた瞬間 仕事はつまらないもの
ばダイナミックな仕事をさせてもらえそうだ﹂という気
﹁自分が圭役﹂ ．
、
持ちが膨らみ 最終的に就職を決意したのだと中里さん と思えば
はいう。
工はいつだって

変人
SPEaAL

、
ですから当然 ﹃
﹁ いずれは起業を﹄などとは考えてもみ
ませんでした。行内で出会 った同僚たちとも非常にいい
、
え られ る
関係を築くことができましたから ﹃一生ここで仕事しよ

ている。
。
座

になる﹂というものだった
﹁ 、
要するに 会社内での立場が何であろうと自分が主役
諸

、 。
だと思え ということです この言葉は本当に重みがあ ，  
せ
りました。転職や起業をしなくても私たちはいつでも主
ン

。 。 、
役になれるんです 私は今でもサラリーマンというもの 始めたのです 大企業も外資も経験したのだから 今度
が非常にエキサイティングな仕事をできる立場だと思 っ は成功も失敗もダイレクトに自分 のものにできる生き方
マ

。 、 。
ています 問題は地位や立場ではなく 自分自身の気持 をしてみよう 素直 にそう思えました﹂
ス

。 、 、
ちのありよう ですから経営者とな ったからといって ありのまま の誠実さを重んじ ﹁ 常 に主役であろうと考

努
私自身の考え方は変化したりしませんでした﹂ えれば いつだ って人生を変えられる﹂ の信念を持 つ中里
ネ

、 、 、
さんにと って 起業 に戸惑 いはなか った。そして だか
もちろん 経営者としての言動が求められる場面はあ
。 、
゛
ン
る そういう場合には経営者としてなすべきことはする らこそ日本企業未踏領域 への挑戦と いう難事業 にも 気
、 。
ものの ミニマムな範囲にとどま っているはずだと中里 串つことなく着手 順調な成長を勝ち得ているのだとい
▲
さん。
。
えるだろう
 、 ﹁ 、 。 。
全国に２００サイト以上ある懸賞サイト中 会員数と 働きながら 今を充電期間 に充てようと考えました 広告掲載 の話が次 々と舞 い込むようになる

記
!卓
。 、 、 ﹁ 、 。
情報量でトップを誇る﹁ 里Ｆ もともと 辻さん お金を貯めたり いろんな技術を身 につけたりしてステ 半年後 には 当時 の自分 の月給を超えました でもま

強
Ｏす０３ｏ
７ ６月から 人で始めたサイトで設立当初から順風 ップ ア ップ したら何かを始めた いという気持ちでした。 。
が９ 年 一 だ会社組織には早 いと考えていましたね ソフト ハウス

轟 郵
、 、 。 、
満帆にアクセス数が増えていたにもかかわらず 会社を 実際 その時期に最先端 の技術を学 べたんです 浜松 の 時代 にバブ ルが弾けた苦しみを思 い出して 慎重にな っ

臨
。 、 、 、 。 。
設立したのは２年後 その理由は 辻さん自身に起業に 会社 のときは 受注した仕事だけを手がけていたので たんです 個人運営 ですから自分 の時間はありません
。 。 、 、 。
対して苦い思い出があ ったからだ 新しい技術に触れる機会 には恵まれません でも シダ テレビも雑誌も見な いし 遊びにいくヒマもな い それ

酢
。
﹁
代表取締役ではありませんが大学院時代にソフトウエ ック スは１万数千人の会社でしたから大規模な仕事 に携 でも自分 の記事を待 っている人が数十万人 いるという充
。 、 。
ア開発の会社を設立しました 最初の受注が１８００万 わ ったり 新しいシステムにチャレンジする経験が蓄積 足感を味わ っていました 社長 にな った今でも新しいプ
、 。 。 、
円で喜んだのもつかのま バブルが弾けてしま って⋮⋮ されました そうや って２年ほど過ぎたころ 新聞記事 ログラムを思 いつけば夜中でもパソコンに向かいます﹂
。 。
それ以降は売り上げに苦しみました 技術力には自信が で懸賞サイトに人気があることを知りました 実際にい

理韓などを手がける。同サイトあブレゼント
199年9月設立古懸賞サイ ト'Chanceに!」の
管理1逮 曽や‖'作成及び真新の受凝広告代

ジンの
、 。 、 く つかを見てみると自分ならも っと使 いやす いサイトが
あ っても 営業力不足は否めません ４年続けましたが
、 。

盈 嘉 再告F才
最後は 当初設定した半分の値段でも仕事が入りません できる確信が生まれたんです 私が持 っているデータベ
。 。
でした 新しいパソコンもレーザープリンタも貫えない
いよいよ給料が３カ月間支払われないという状況に陥り
まして、私は転職することに決めたんです﹂
常 に考 え続．
けて
、
浜松から上京した辻さんは シダックスフードサービ
いなければ チャンスに

竪 縁昌努貯 響
スで契約社員としてコンピ ュータ部門のサポートやＬＡ
Ｎ構築を担当することになる。
反応 でき ない
︱スの技術を生かせば、新着順、商品別、締切り順など
。
ユーザーに使 いやす い懸賞サイトを つくれますから 大
、
学院時代 にマンマシンイ ンターフ ェイス研究室で プ ロ
。
グラムの使 いやすさを学んでいたことも生きました ２
、
週間でプ ログラムして ﹁ＯＪωヨ８ こ﹄を始めたときから
。
絶対 にナンバーワンになるんだと いう強 い思 いがあ った 年末に辻さんは勤務先を退社した
。 ０人ぐらいず つ増えていき ﹁ 、 ″
んです アクセス数も１日に７ 大学院時代 ＡＶ機器の部品をつく っている先輩が 市
が静 ました。仲間と飲みにいっても更新 の時間までには帰宅
したり、出張もパソコン持参で朝 の５時までキーボード

﹁ ７
私は９年 に起業するまで不完全燃焼な毎日を送 ってい
、 。
ました。学生時代を終え 社会 に出たら夢や自信を失 っ
、 。
て 現実 に自分を合わせて生きなければなりません あ
、
んなに自信があ ったのに 自分を試す ことすらできてい
分 を求 めていた
。 。
る無力感 のない
な い だから確固たる自信を望みました ビジネ スと い
う競争で負けな いんだという自分自身が納得できる自信
を得た いと考えるようにな ったんです﹂
四国で電子部品 の調達 の仕事をしていた関根さんは
、
部品カタ ログをデータベース化してネ ットで検索でき
﹁ ９年８月から旅行情報総合サイトの 中
。 、
るサービス﹂が頭に浮かぶ その後 ベンチャー企業が
、
販されるまでの全体がわからないから 自分のしている
。
仕事の実感が湧かない″といったんです それを聞いて
、 、
の前でした ︵
笑ご 私は小さな会社でもいいから 全体を把握できて しか
、８
アクセス数は順調に増え ９年３月 に日経ホームペー も好きなことをやろうと決めました。常にそう考えて生
ジランキングの ﹁
よく利用するＨＰ﹂部門で第１位を獲 きていて、初めて目の前を通り過ぎるチャンスに反応で
。 、 きると思うんです﹂
得 ９カ月間売り上げゼ ロだ ったが それをき っかけに
。
りました。でも 一度しかない人生で、自分ひとりの力を チベーションは怖さだと思 います その怖さが集中力を
。 。
試してみたい トライする人生のほうに魅力を感じるの 生む 集中力は仕事 の完成度を生みますから 今 でも私
、 、 。 は危機感を抱 いて仕事 に臨んでいます﹂
に  一時的な感情で 人生を諦められません 自分が客
観的に求めている姿に近づきたかったんです﹂
関根さんは旅行会社各社とつきあ って情報を収集しつ
、 。
つ 自らのビジネスモデルを説明した そのかいあ って
、
情報を掲載するクライアントが集まり ベンチャーキャ
ピタルからの融資も決定する。
８
﹁ トラベルコちゃ
。
ん﹄をスタートさせました 旅行会社のパッケージツア

勺最大。ほかにもペ ッ
芋サイ ト 「トラベル コち

や求人 ・求職情報 サイ トであ

管理す
FETPET」
4月 躍立古海外旅行の情

は情報件数が 1万 を超
扱うには電子部品より海外旅行商品 のほうがふさわしい
ーなどの商品をデータベース化し、 ューザーが旅行した

JOBJOB」 を通曽 ・
、 、 、
と判断した。しかし当時 旅行業界での経験はゼ ロ⋮⋮ い地域や時期 価格などの条件を入力して 希望の商品

[R荘譜合サ イ ト「

る。年商10億円。
。 。 、
﹁
東京 に旅行業務代行会社を経営する知人が いました を検索できるサービスです 最初の半年間は 各旅行会
、 。 、
そこで彼 の会社 に半年間ほど籍を置き 業界 へのパイプ 社さんのシステム使用料を無料にしました だから 月
。 。
作りや勉強をさせてもらおうと決めたんです 怖さはあ 次で黒字になるまでは本当に不安でした ただ仕事のモ

る「
 現実 に合 わせ て生 違
確固たる自信を抱く自
イに
成長 占の
アクス
セ数は
数十４ 騒響   フ 寵幾 晶腎畿 蓼 軽 極畿督
。
縁 しい旅行情報サイト の中で生き残 った秘訣Ｔ
   
″ 。
﹁
私は同期から 星が違う″といわれていました﹂
、 、
森さんが日本生命保険相互会社 に入社して６年目に
、 １日置きにインターフェロンを注射してから出勤する
同期社員１６０名でそれぞれ担当 エリアを決め １カ月
。
の間に新規契約を取ると いう研修をした  一人 の担当は
３００世帯。ただし普通 のセールスレデ ィが国る場所で
、 。
はなく マーケ ット的に活気 のな い地区ばかり １カ月
で１件取 ってくることが ノルマだ ったが⋮⋮
。 ﹁
﹁ 。
信じられな いことの連続でした たまたま新婚夫婦 の
、
家があ ったり 娘夫婦を加入させたいという方などが い
４件取れたんです。 この数字は当時、その制度が
て結局１
。 をチャレンジに懸けてみたいと決めたんです﹂
始ま って以来 の最高記録 自信が つきました﹂
勢 いに乗る森さんは ニューヨークのリー マンブ ラザー
、 。
ズ に派遣され ファンド マネージャーとして活躍 アメ
新 ビ ジ ネ ス マ ン 講 座 S P LE い
リカから帰国後は、財務企画室で０ ４兆円ものポートフォ
リオを担当していた。ところが⋮⋮。
０
﹁ 、
３歳 のときの健康診断で肝臓関係 の数値が高く すぐ
。 。
に入院させられました 病名は肝炎です 強烈な抗がん
、
剤を使 いましたが そのときの入院治療では治りません
、
赤字経営が多 いネ ットビジネ スで す べてのサイトを
。
黒字運営している関根さん 最後 に彼が 一緒 に働きた い
と思う若手ビジネ スマン像をうかが ってみた。
ビ ジ ネ ス 幣 シ 鹸 縫 期 掻
﹁ 、
クオリティの高 い仕事が できる人間は 刀％ のスタン
認 め たく あ り 歳歯始 スと３０ の才 だと思 います。 スタ ンスとは 中力 です。
％ 能 集
﹁ 、 、 、
ビジネスは よほど画期的でな い限り 同じようなア いくら才能 のある人間でも 途中で考えることを放棄し
。 、 。
イデアを持 っている人はたくさんいます 最も大切なの たら 必ず穴が生まれます 穴 のな い仕事をするために
、 。 、
はアイデアよりもむしろ それを動かしていく運営 の仕 は集中力が欠かせません また基本的な考え方として
。 。
方 洵汰されるサイトに分かれるとするならアイデアの 私はプ ロセスで仕事をすることを認めません たとえ１
、 、
差ではなく ビジネ スモデルを含めた運営 の仕方 の差で 週間徹夜して仕上げたとしても その結果がお客様 にと
。
決まると思 います 当社 のサイトはどれも コストをかけ って喜ばしいものでなければ意味がな い。だから、給料
。 、
な いことを意識しています ネ ットビジネ スは 普通 の とは会社 にいる時間 への対価ではな いことを肝に銘じて
。
ビジネ スよりも早 いスパンで移り変わ っていくんですか ほしい 自分 の行 った仕事 のプ ロセスに対価を求める感
、 。 。
ら 当社では立ち上げ てから半年以内 にコストが回収で 覚は捨てるべきです 商売は結果でしかな い ビジネス
、
きな い事業は 今まで手がけていません﹂ マンもまた然りのはず です﹂
、 、 。
でした 会社 に復帰したけれど もう激務 には耐えられ 定を蹴 って 同社に入社する
、
ません。そこで財務審査 の部署 に異動したんです﹂ ﹁
その彼はパーティ 宴会ブランを独自でつく って  一
。
人で営業に動き出しているんですよ やはり新しいアイ
。 、 。 、
日々。星が違うとまでいわれた栄光から 一転した 完治 デアは 若い人のほうが出ますじね ちなみに現在 私
する確率は２０％ に満たな いといわれ、 一時期 の森さんは より給料が高い社員が 一人います﹂
。 、
人と話す のも率か ったという 森さんは大病をひとつの転機として 人生を見 つめ直
。
ありがた いことに私は完治しました でも人間は確実 したが、そういうき っかけがなければ、仕事に忙殺され
。 。
に死ぬと実感したんです しかも男が心身ともにバラン ていただろうと振り返る
スよく健康的な判断が下せるのは６ ０歳くらいまでだと。 ﹁
もともと３０半ばで独立したいとプランは立てていまし
完治したとき の私は３５ でしたが、それなら残り の人生
歳
テ ル 予 約 サ イ ト)」の運 営 。 全 国 の ホ テ ル か ら
7月 設 立 。一 流 ホ テ ル の 空 室 を取 引 す る
級ホ
海 外 ホ テ ル まで手 が け る。 宴 会 ・会 畿 会 場 の
検 索 &見 積 も リオ ン ラ イ ンサ ー ビス も開 始 。
８ 、 。
９年 ５月 に退社し 起業するビジネ スを模索する
― 休 .COM(高
性に身 を置 こと
井日常． く
reォ ー ク シ ョン」及 び 「
でしか 今の自分の毎日
は見つめ直せない
ネ ットで ｅオークションを展開するという コンセプト
'98年
、 。
はまとま ったが 肝心の取扱商品が見 つからな い そん
、 、
なある日 新宿 の夜景を眺めていた森さんは 明かりが
。
灯らな いホテルの客室 の多さに気づ いた
﹁ 、 。 、 、
空室な のかと思 った瞬間 頭 に閃 いたんです この空 たが 今思えば それだけではいつまで経 っても実際 の
。 。
室情報をオークションにかけたらどうだろうと すぐに アイデアは出なか ったと思 います 給料も申し分なか っ
、 、
ホテルに営業 に行くと 相手も乗 ってきてスイートルー たし 毎日の業務をこなすだけで砂時計が落ちるように
。 ０万円 のスイートルーム 。
ムを提供してくれました  一晩３ 時間は過ぎてましたから 日常生活で流されていく動き
、 、 。 、
に手が出な い人でも オークシ ョンで２万円からスター を止めるには 非日常 に身を置くしかな い だから 若
。
ト れば入札したくなるでしょう﹂
す い人には旅行をオススメしますね 海外まで行かなくて
、 、
９ ０ 。
９年１月から ｅオークションはスタート 知人 の大学 も 国内 の小旅行でもかま いません。非日常性 の中から
、
生たちが中心にな ってシステム構築などを手伝 ってくれ 自分 の日常を眺めてみなければ 今 の毎日を見 つめ直す
。 、 、
た しかも そのうちの 一人は 何とシティバンクの内 ことはできな いんですから﹂
 tt4
３ 、
２歳での起業 その４年後 に東証 マザーズ にとられてしまう。たとえ１ は ら 。 、
。 回 断わ れ て だ け です いちば ん 働 いて 頭 を 使 っている
上場 堀江さ‘ んの経歴はまぶしいほど の栄光 、
も さらにちょっとした勇気が必要なんです。 以
、
いちば んお をも らう べきは２０
上 金 代でし
に包まれている。本人は自らの波乱万丈な人 また断わられるんじゃな いか、シツコイと思 ょう。でも既存 の会社 では 、

生をどう感じているのだろうか？
﹁ 、
起業前と起業後も 上場前と上場後も自分
の中では何も変わりません。と いう のは、人
生に対しての勝ちパターンみた いなも のを体
、 ﹂
験済みな ので いろんな場面でそれを応用し
験した
fu
、 無理な ので 自分
われたら嫌だな と諦めたら終わりですね。
の望むポジションにつくために、私自身は起
１ で し と 、２ 、
回 失敗 た 思わず に 回 ３回 とア 業 の道が いちばんショートカ ツトできると思
プ ローチの方法を変えてや ってみる。そうす ったんです﹂
れば結果は絶対 に変わ ってきます
Ｗ ｅｂ制作からインターネ ット関連 の企画
堀江さんは上場 に漕ぎ つけた原動力を ﹁ 、
常 の立ち上げ 管理など堀江さんの設立した同

ているだけ の話だからです。たとえ新しいこ
とをやる場合でも、自分 の勝ちパターンを持
ち込めば いい。ただそれだけです。大層な こ
とではなくて、誰でもちよ っとした勇気が あ
4月 設 立 。 Webの 企 画 ・制 作 か ら管理 ま
で の 一 貫 したサ ー ビス 、 ヮ ンス トップ ソ リュ
イ タ ネ ッ トの す べ て
を統 合 した、ト ー タル ソ リュ ー シ ョン を提 供
識 にとらわれなか ったこと﹂と分析する。 社は次 々と実績を上げ ていく。
﹁ 、
人が思 い込んでいる常識を まず疑 ってみ 最初は技術力があるという ことで、仕事を
﹁
ることが重要です。周りの人がどんなにでき 、 、
頼まれるんですが そのうえに 営業もでき
な いんじゃな いかといっても、自分に自信が 、

ヽ シ ョン を実 し、 ン ー
るし 企画力も冷静 に分析 できるだけのベー
れば できると思 います。会社を立ち上げると あるなら 一切聞く耳を持たなければ いい。そ

して い る。 年 商 36億 円。
スとなる知識 の蓄積もありましたから。クラ
分の人生で'経R

きも、彼女を 回説くのも、新しい仕事を取 っ こで迷うと、ちよ っとした勇気を出せな い場

、 イアントからは、段 々と自分 の会社 の 一部門
てくるのも 自信を持 って自分はできるんだ

現
を つくる大きな要因 になりますから﹂ 、
みた いな感じで 発注されていました﹂
と成功 に向か って突き進む。 これが勝ちパタ
寵 理鍵題 率 憲
ーン。やみくもに っ ると う
突 走 い だけではな

'96年
いですけどね。僕 の場合は自分は絶対 にでき
ると思 って、勝ちパターンをイメージしたら、
負けた ことはないです﹂
、
誰 でもできると 堀江さんは気軽 にいうが、 、 ０ のビジ
堀江さんは 同じ２ 代 ネ スマンたち
大多数 の人にと ってその壁はやはり厚 い。
、 をどう見ているのだろうか。
﹁でも 誰でも小さな成功パターンは持 って 、
パフの若 い人たちは 小さくまとまりたがる
いると思うんです。何かに勝 ったとか、手に
。 、 なあと思 います。人にはいろんなタイプがあ
入れたとか では なぜその勝ちパターンを
るから構 いませんけど。私 の知人に ″マイサ
出せな いのか。それを阻む要因は、ちょ っと
。 クセスクを提唱する人が います。 いろんな こ
した 勇 気が な いため わか り く と
、 、
やす た えれ とに挑戦して、それぞれ成功することが私 の
自勝 不
ば 好 きな女 のコが いて をかけた いと
声 思 マイサクセス。でも、ず つと同じことをや っ
っているのに、かけられなければ、ほかの 、
男 て 小さ い幸せを維持することが マイサクセ
、
スだというなら それ も いいでしよ 。ただ、
う
それは現時点だから可能な話ですよ。１ ０
年後
を考えてみると、そんな に継続して小さな幸
中学時代にプ ログラムを覚えた堀江さんは、 せは維持できな いかもしれな い。だから、今
大学３年時までいったんパソコンから離れる。 から自分で内面 の強さを持 っていなければ０
、 ４
ど 度やっているので また始めればすぐに 、０
代 ５ 代でかなリツライと思 いますよ﹂
できると思 っていました。コンピ ュータの世 △フ後も拡大思考を目指すという堀江さんに
、０
界は ３ 年間変わ ってないですから。メモリ と って楽しい時間はどんなときだろう。
のいちばん上から▲ 只﹁を読み、それを実行す ﹁おいしいものを食 べたり、ぐ つすり眠るこ
るプ ログラムの基本は同じです。でも常識に とが心地いい。僕は起業したときも、上場 の
とらわれるとそこが見えなくなる。物事を冷 、
準備 のときも 睡眠不足にな ったことはな い
、
静に観察して 合理的に考えれば、変わって 。
んです たとえ 一晩中仕事をしたとしても、
いないという結論に至るんです﹂ 翌朝は布団 に入 って昼まで寝ます。世 の中、
同級生が次々と就職を決める中、堀江さん 睡眠時間を削 ってまでしなければならな いこ
は起業という道を選んだ。 とはな いですよ﹂
就職しなければ いけないなんて、間違 った
﹁ 、
意外な言葉だが Ｆ ↓ くヽコ・ｏ３事Ｏ ｍ口のＦ
。
幻想でしょう できあが つた会社に入社した から社名を つけたと いう社長 にいわれると、
って既得権のある人の下で若者は酷使される 。
妙に説得力がある
 ﹁マンガやアニメと いう単語を出した瞬間に、
聞 いている相手 の思考が シャットアウトされ
、
るのがわかるんです。でも ビジネスチャン
、 、
スと  ユーザーのニーズがある以上 経営 の
'ガ
■ !￨ど ￨
視点からは同じビジネスだと思 いました﹂
、 ″
福田さんが起業した同社では アニメや マ
ンガの関連商品を、イ ンターネ ットを通じて
。 、
世界中 に販売している 欧米 アジア諸国は
、 、
もとより 中東 アフリカまで含めた０ ５以上
。
の国 に顧客を持 つ ここに至るまでの福田さ
んの道程は決して平坦ではなか った。
﹁大学卒業後 に３年間ほどフリーター生活を
していました。当時 の私は研究者 になること
、
も 生活 のために就職することにも積極的な
。
弟を1憲
意味を見出せなか った 金を稼ぐだけならバ
イトと変わらな い。好きな ことを見 つけるま
、
遺議密￨
では 素浪 人 になりたか ったんです﹂
晟
しかし、﹁ 東京大学 の福田﹂と い つ身分があ
一
一一，
，ぶ  一
一 った在学中と違 い、フリーターという道 に入
、
ると 世間 の風は冷たか ったようだ。
子 “ ■ 十
〓Ａｆ ！ヽ一≡す
自分は何者でもな いと実感しましたね。そ
﹁
一一
、 。
こで将来 何をやりた いのか突き誌めてみま
子警犠る
一Ａ
・ャ
⋮
一 ・
一・！
した。 いろんな人と話し、本を読んだ のです。
憲 一
寸 一じ
世 の中 の経済を動かしているのは多くの企業
窮 、
だと感 じ 自分で会社を経営することに興味
録∵・'F
。 ーベースになると確信しています。よく
がありました それなら企業 の勉強をするた
締 、
め 経営 ヨンサルタント会社が いちばん自分
新 ビ ジ ネ ス マ ン 講 座 S P E t t L
に うと選ぶことにしたんです﹂
合 と試してみてダメだと、すぐに別 のことを始
５ 。
２歳 の福田さんはボ スト ンコンサルティン
ググループ に新卒採用される。 でしたから無理もありません。そこでシステ
﹁他人よりも３年間遅れているという意識が ムを通販用に変えました。メーカーから仕入
、
あ ったので 何かを身 につけるまでがんばろ 。
れてきて小売りをしようと ここで実績を つ
うと貪欲 にやりましたね。朝から夜中まで働 く って、次 のステ ップ に進んでいこうと考え
、
いて 土日を使 ってもなかなか追 いつかな い たんです﹂
。 、
上の人間からは こんなレベルではダメ″と 福田さんの戦略は見事 に成功した 元々
。
叱責され続けました １年後 にようやく自分 日本 のマンガやアニメには、世界中 に熱狂的
、 、
会 社 に編 集 プ ロ ダ クシ ョ ン「ス タジ オ ハ ー ド」
に何が求められているのか お客様 にと って なファンが いるため ネ ット通販と いうチャ
A,C」の 2社 を持 つ 。 年 商 は
4月 設 立 。日本 の 漫 画 や ア ニ メの 関 連 商
品 をイ ン ター ネ ッ トを通 して世 界 に販 売 。 子
何が付加価値な のかが見えてきたんです﹂ ンネ ルが開か れれば する
。 ら
さ に
、
殺到 同 社は
５ 、
崎億 6348万円 (2001年3月 期 連 結 )。
入社から３年ほどした９ 年 の暮れから イ ２０００年 には編集プ ロダクシ ョン ﹁ スタジ
ンターネ ットを使 ったビジネ スについてコン オ ハード﹂とアニメ制作 の ﹁
ＡｉＣ﹂ の２社
。 、
サルタ ント仲間と勉強会を始めた を買収 子会社化した。
﹁
ファミレスでお互 いにアイデアを出してブ ﹁ 、 、
世の中 には 少しの努力で儲か ったり 得
レストするうちに、やれそうだとな って、私 をするケースはありますが、そればかりを追
とア ニ メ制 作 の 「
と同期 の２人で会社を立ち上げました﹂ いかけることはどうかと首をひねります。私
簿寵鹸簿寵襲舞欝騒隷蓼鮪簿路鋏寵簸
'96年
轟轟鶴鶴癬寵餞轟議ソ隷譲隷畿ね
は大変だけど細かいことを積み重ねるほうが、
遠回りしているようで実は近 いと思う 例え
、
ば 当社 の通販で１個３００円の買 い物をす
る顧客 のクレームに対応することをくり返し
、
ていくことは いつかは必ず強国なカスタ マ
見切
りを つけるのが早 い人が いますよね。ちょ っ
める こう いった変わり身が早 いことはプラ
スでも マイナスでもあるはずです。私は、ひ
と つのことを突き詰めなければ、困難な こと
を完成させることは無理だと思 います﹂
福田さんとしてはすぐにも漫画やアニメを 困難な ことでも突き詰めて成し遂げる。福
世界に発信するビジネ スに取りかかりたか っ 田さんにはこんな原体験がある。平泳ぎが得
、 、
たが まずは手堅 い企業向け のシステム開発 意だ った彼は 四国 一といわれる水泳 の選手
。 、
の仕事 に着手する を目標とし 中学 ３年 の県大会で見事抜 いて
２年間ほど順調に進んでいましたが、切年
﹁
優勝したのだ
。
、
の暮れに メインのクライアントの会社 に会 ﹁ひと つのことを形にして積み上げようとす
。 、 、
社更生法が適用されたんです すでにシステ るなら ある程度 の時間も いるし ト ント ン
、 。
ムを作るノウ ハウもできたので 業態転換を 拍子にはいきません 上 っ面だけ見てイイト
。
図りました コンサルタ ント時代から戦略を コ取りの横滑りをくり返せば、何も身 につか
、
考えるのは鍛えられているので それを自分 な い人間 になります。すぐに結果が出な いこ
たちで実際にやりた いと思 っていたんです﹂ とは苦しい面はありますけど、そこをひとつ
。
明年４月からシステムを開発 最初はデジ ひと つクリアにしていく ことが大事じゃな い
タルコンテンツの配信を試みるが、著作権の 。
でしょうか 短絡的に結果ばかり追 いかける
問題で思うように交渉が進まない。 、
trs Oainer
と 何年経 っても基盤もできず中身 のな い人
﹁ 、
当時は その業界では何 の実績もな い会社 になることを忘れな いでくださ い﹂

パソコン周辺機器メーカーの営業 マン時代 の槙野さん
ひとつ上の職位の上司の仕事に魅力を
。 、
、
は 正午を過ぎても社内 にいることが多か った
﹁
僕は武器がな いと外 に出ても意味がな いと思 っていま
した。だから、状況を分析して武器である資料を エクセ
。 ″
ルで作成していたんです でも上司からは いいから
、 ップも、ユーザーもみんながまずやることは店頭での価
、 。
早く外 に出て 取引先 に挨拶してこい″と怒られる そ
、 、
れでも 僕は話す こともな いのに挨拶だけしてくる営業
はしたくなか ったんです﹂
、 、
従業員も増えてスタ ッフを使う立場 にな った現在 横
。 。
野さんはあのとき の上司 の気持ちがわかるという
感 じられなくて会社を辞 めた
、
﹁ 。
上司は常 に心配なんです だから 部下はその心配事
、 ″
を察知して 先回りして こう いう状況ですから安心し
。
てください″といってほしい その安心してくださ いを
、
何度もや ってくれれば 上司は本当に安心してその部下
に任せるようになるんです﹂
、
上り詰めたいと願 って入社した槙野さんだが まず目
、 。
指す べき  一つ上の職位 に憧れることはなか った 上司
。
の仕事を目にすると面白くな い毎日に感じたのだ 起業
!
生
毬
儀
、 、
﹁
やりた いことが見 つからな いという人は 失礼だけど
。 、
本気で探してないという気が します 今 の時代は やり
たいことを探せば絶対 にあると思 いますから﹂
設立３年 で東証 マザーズ上場を果たした同社を経営す
、 。
の 日々を送 った
る高須賀宣さんは 穏やかにそう いった
﹁ 、
働 いている人なら その仕事 の中 にやりた いことは見
。 、 。 、
つかると思 います 特 に新入社員 の時期は 重要ですね
、 、
と
なりたいぃ 私 の場合 受験勉強はほとんどしなか ったのに 人生で
、
いちばん勉強したと実感するのは 入社して１年目でし
、 。
。 ま って応募したんです 情報システム部門はスタ ッフで
た 周囲が優秀な人たちだ った ので 自分も負けていら
、 、
れな いという気持ちが原動力にな って  一心不乱 に勉強
、 、
したんです。情報システム部門に配属されたため コン
、 。
ピ ュータの勉強を通動時間 寮 に帰 った後もひたすら続
。 開発 ・運用するノウ ハウを数万人規模 の大手 の会社 に販
けました デキるビジネ スマンになりた い思 いが強か っ
、 。
た ので そのころはほとんど遊んでいません﹂
・776
。
のアイデアは営業先 の風景がき っかけにな っている も正月でも更新を怠 ったことはありません﹂
０∼０ 、
その会社の売り上げは 当時メモリボードが６
﹁ ７％ だが それから約１年間は無収入の生活を送ることに
。 、 。 。 。
を占めてました メモリの場合 性能で差はつきません なる まずサイトの認知度を高 めることに傾注した
。 、 ﹁ 、 、
競合他社に勝 つには価格勝負 だから営業 マンも ショ 髪を伸ばし放題にして 毎日家 にいたので あるとき
、
″
家族から真顔で オ マエ そろそろ働けよ″と課められ
。 、 、
ました。でも 自分が目標を達成するための手段だと信
格調査だ ったんです その様子から 誰か 一人がこの価
格情報を配れば需要があるのではとひらめきました﹂ じていたので がんばれたと思 います﹂
、 、
６月には会社に魅力を失 っていた槙野さんだったが オープ ンから約１年後 認知されてきたことを感じて
。 、 。
必死で働いて 給料のほとんどを貯金した 遊びにも行 広告募集を告知したら すぐに電話がかか ってきた そ
かず土日はエクセルの勉強 そして入社から１年後 のＷ
ク
201Xl年5月 設 立 。PC、 PC周 辺 機 器 、家 電 製 品
管 。●1年か らゴ ル フ 、プ ラ ン ド品 、 ス キ 間
価 格 COM」 の企 画 ・ 遅
。
ー
ア
年３月に退社する 価格情報を掲載した比較サイトの運
月間
。
営というアイデアは固ま っていた
た。
え
上司は常 に
、 部 下が心配
も加
報
等 の価 格 比較 サ イ ト 「
だから 先 回り し て
セ ス数 は約3000万PV。
情
比較
安心材料の提 示が有効だ
格
の価
品
。
係 商
﹁
流通を変えうる可能性があるという気はしてました
の
２年後 こうな って、収益はこう上が っていくという事業
。 ６
モデルはありませんでしたが⋮⋮ ただ２歳で形にな っ
、
ていなければ 潔く諦めようと決めていました﹂
３歳 の槙野さんは、４月 いっぱ いＨＰ製作 のための勉 、 。
の後も 次々と広告依頼は増える 一方 ２０００年５月
２
。 、
には株式化し 現在は従業員も１ ５人にな っている。
強と準備 に追われる カタ ログやパソコン雑誌を集めて
。 ﹁一緒 に仕事した い相手は、楽しくて熱く語れる人です
売れ筋商品のチ ェック メーカーと型番 のデータベース
。 、 、 。 、
作り だが 実際 の店頭での価格調査は 店員 に見 つか ね 社員 に何かを頼むときは キチンと説明して納得し
。
ってしま い、断念せざるをえなくなる。 てもらう ことを心がけています 自分がサラリーマンだ
ったときは ″ 、″
﹁
当初 の計画からネ ットで価格を提示している店との併 いいからやれ″と命令されて 僕はこうし
、 。
用を考えていたので 店頭調査が無理ならネ ット情報 一 たほうが いいと思 います″と反論してましたから 分う
。 ー 、
本 に決めました ５月 の連休開けにはサイトをスタ ト 自分が いちばん笑 っているのはどう いうときかを考えて
、 、
させて それ以来毎週 火曜日と金曜日はクリ スマスで その状態が続くよう に生きられたら幸せだと思 います﹂
０
松下電 工に勤務していた高須賀さんの２代は まさに ふと固定した顧客 に対するオーダーメイド のシステムで
。 、
仕事 に打ち込む日々だ った はなく 汎用品をより多く の顧客 に提供してみたいと考
﹁ 、
新しい技術や知識が次 々と出てくるので それを学ん えるようにな ったのです﹂
、
だり利用したり あるいは仕事をしている人にどう役立
。
てれば いいのか考えることが楽しか ったです 自分 のス
キルが成長していくのを実感できていました﹂
さらに高須賀さんは社内 ベンチャー制度 に起案し 副
。
社長としてシステムイ ンテグ レーションを手がける
﹁ 、
自分自身が 実際に事業 に関わりたいと いう思 いが強
サイポウズOfflce」
1000社、 利 用 部 門 1万 4000。
,7年 8月 設 立 。企 業 イ ン トラ
ネ ッ ト向 け グ ル ー プ ウ エ ア を
シ リー ズ は主 にWebを 通 して
の 連 携 も可 能 。 導 入 実 績 1万
、iモ ー ドや PDAと
、
グ ル ー プ 年 商 約28億 円 。
。
すから 支援する立場 でも 事業 に携わる立場 に身を
置 いてみたら また新たな自分 の成長が期待できると考
えました 当時 の会社が持 っていた大規模なシステムを
販 売 。「
され
、
開発 ・
売するんです やりが いを感じて仕事をした のですが
販売
 デキるビジネスマンに
勉強漬け

０ 、６
３歳だ った高須賀さんは ２ 歳 の同僚２人とグループ 会社設立１年半で大阪 に本社を移転。２０００年８月
ウ エア開発 の同社を起業した。
には東証 マザーズ に上場した。
﹁
知人に やりたいこと   やらなければならな いこと ， 、
﹁確かに起業 の時点で 上場は意識 の中 にありました。
/!ダ
ガ

、
事業計画では５年後だ った ので 予定より少し早か った
んですけど⋮⋮。それでも、 自分 の中 ではひと つのマイル
できること いの３ つの項目で共通項が見 つかれば、それ ストーン ︵一里塚︶ にすぎません。上場 の祝賀パーティ
が本当に しいことだといわれて、共感しました﹂
楽 も、大阪オフィスの近くにある居酒屋で０
一 心不乱に

、 ４名ぐらいの社
日 。
当時 広告占 伝 はＷ ｅｂ上のみ 営業 マンも いなくて 員だけでささやかに飲んだだけです﹂
Ｗ ｅｂをとおしての販売だけだ ったにもかかわらず、半 、
現在 同社 の﹁サイボウズＯｆｆ ｉｃｅ﹂シリーズは１万
年後 には高須賀さんは確かな手応えを感じている。 １０００社１万４０００部門が利用するヒット
商品
。
﹁ 、 ﹁ 、
技術力 にはもちろん自信がありましたが お客様との 当社は ！ チャンスは平等 結果は不平等 一が モットー
。 。
対話を重要視しました どう いう商品かをお客様との対 です よく人生を仕事とそれ以外みたいに分ける人が い
、
話 の中 で説明し 納得して買 っていただ いたんです。現 ますけど、私は仕事を通じて自分が人間としての成長を
、
在でもメールによるサポート部門には 数十名 の専従 ス 実感 できることがうれし いんです。だから、今後も商売
タ ッフを置 いています﹂ を通じて成長を実感していければ幸せですね﹂

ユ! - 0 1
十

P 神 」
、

: 1 密 ￨
江端さんが伊藤忠商事 に入社したとき 就職祝 いを開 ラで撮影した写真をプリントするサービスがど こにもな 、 、
部分がありますし 専門家もいな いので  一つ 一つの仕
いてくれた知人の社長から贈られた言葉があ った。 。

￨
か った事実だ イ ンターネ ットとデジタルカメラの普及 。 、
事 に前例がな い そのときに いちばん重要な のは ﹁
が会社全体 に

、 。
﹁常 に上を見ろ です 上という のは、ト ップという意
。
味です 入社後 にどう いう部署に配属されようと、どん
な上司 の下であろうと、ト ップ の考えていることを理解
で
が目 の前まで迫 っていることを確信していた江端さんは きると思 ってやれる方法を探す こと﹄なんです。 いくら
起業 の道を選択した
。 、
優秀な方でも できな い方法を探す方だと難しいんです﹂

豊 車

理
﹁ 、 、
確かに私は技術者ではな いし カメラ業界 の経験もあ 前例 のな いこと 経験 のな いことに積極的に取り組む
どう貢献 しているかを思 声識していた

―
しようとして行動することが大事。その言葉は、仕事を りません。でも、事業化 の際 に足りな いものは、ほかか

名
符
ために必要なことを江端さんは次のように語る。

rわ
するうえで非常 に支えになりました。今、自分 の携わ っ ら調達してくればすみます。方法と マネジメント の仕方 ﹁ 、
、 常 にできると思 っていれば 思考パターンや性格は変
ている業務が 会社全体 の中 でどう いう貢献をしている 、
、
がわか っていれば 自分自身が持 っていなくても可能な わ っていくはずです。そのためには成功しても失敗して ”︺
。
んです アウトソーシングして役割分担すれば、その部

出
かを考えられた点で 非常 に深 い言葉でした﹂ 、
も その後 ﹁ なぜな のかヽという検証が重要です。成功
航空機 のファイナンスリースに携わ っていた江端さん 。
分は問題な いと思 っていました できるかどうかわから
、
は その業界で世界 に通用するレベルを目指すため、９

け的 存 在 。 ヨ ド′ヽシ カ メ ラやTUTAYAな ど と
カ メス テ ー シ ョン」 を展 開 し、 デ ジ タル カ メ
り6年 6月 設 立 。 イ ン ター ネ ッ トDPEや 「デ シ
２

ラの映 像 デ ー タの プ リン トア ウ ト事 業 の 車 分
な いと迷 っているだけではなくて、まず できると仮定し
年 にスタ ンフオード大学 のＭＢＡに留学する。
常に自分 の携わる仕 事 が

てできる方法を探す ことが大事なんです﹂
留学時 には大きく４ つの刺激を受けました。①日本を
﹁

提 携 して、 取 扱 店 を増 や して い る。
ヨ

、
sPEcrAL

外部から眺められたこと ②新しいマーケ ットを拓くに

はベンチヤーのほうが合理的に早く進められること、③
主

、
世界中 の優秀な人々と切健琢磨したこと ④イ ンターネ
ットと出合えたことです﹂
、
帰国した江端さんの運命を変えたのは デジタルカメ
E

０
町年 ４月 の時点で江端さんは１月 スタートを設定して
。
講

いた 同年１ ２月 のポーナス に メー ー
期 各 カ がデジカメを
、
市場 に大量投入すると読み その時点でサービ スを立ち
ン

上げ ていることを自 に した のである。
分 課
﹁いちばん最 に始めたという 、
初 事実は 将来的にも変わ してもそれで終わる人と、も っと違うアプ ローチができ
マ

Ｇふ らな いので、そのポジションが欲しか ったんです。２番 なか ったかと考えて次国に生かす人では、後者 のほうが

。 、
手では意味がな い だから 立ち上げ前は誰かが先 に始 ビジネ スに対して深く理解し、成長していくでしょう﹂
、
めてしまうかも という不安が強か ったですね﹂ さらに江端さんは明確な志を抱くことを勧める。
ネ

、
サービ ススタート以来 デジタルカメラで撮影した画 ﹁ 、
お金を目的にすると ひと つのことを継続することが
像データ のチ ップを差し込むだけでプリントアウトされ 。 、
シ

難しい 時代によ って お金 になりやす いビジネ スは移

る ﹁デジカメステーション﹂は急速 に普及している。
、
﹁当社 では 人を採用する場合 にスキル、経験ではなく
マイ ンドを大事 にしています。まだこの業界は未確立 の
り変わりますから。す べてが中途半端にな ってしまう危
。
険があります 私 の場合はデジカメステーションを世界
中 の街角 に置きた いと思 っているんです﹂
 、 。
﹁
社会 に出て以来 なぜか５年周期で大きな転機を経験
してきました。中でもいちばん大きなター ニングポイン
トはリムネ ット立ち上げ のときでした﹂
、 。
音楽 に強 い関心を抱き そ の世界で生きていくことを
、
夢見 ていた小林さんは 家庭 の事情で希望を断念した経
。 、
緯を持 っていた 外食産業から未経験でＳｔ企業 に転職
独学でネ ットワークについての知識を蓄積しながらキ ャ
リア形成をしてきた小林さんにｉＳＰ設立 への参加依頼
５ 。
があ った のは９年 当時はイ ンターネ ットというものに
、 、
どれだけの可能性があるのか 誰もが手探りを繰り返す
。 、
状況だ った しかし だからこそ興味がわ いた のだと小
。 。
林さんはいう
、
イメージさえでき上がれば
﹁
暗中模索 の中 一日︱リング ・ストーンズがネ ットを通
じてライブを全世界に配信をする﹂と いう話が持ち上が
り、私もそのプ ロジ ェクトにスタ ッフとして参加したん
。 、
です もともと音楽好きだ った こともありますが とに
。
かく感動を覚えました このときの経験でイ ンターネ ッ
夢 は必ず実現する
トに計りしれな い可能性が秘められていることを確信し
﹁
実は 一一生を懸けて世 の中 のためになる何かをなしと
。 。
げたい，とい ９思 いを中学 のころから持 っていたんです
﹁ 、
将来何になりたい？ 一 と間われると 総理大臣か会社 の
。
を
経営者と答えていました しかもそのころから人生とい
中にインタウ ト
うも のを逆算して、夢を実現するためには０ ４歳までに何
のテ マです
、 ０代でこれだけの
をしなければ いけな い そのためには３
、 。
ことをしなければ と いうような考え方をしていました﹂
﹁
変わ ってますよね﹂と照れ笑 いを浮かべながら出崎さ
。 、
んは いう そして こうした人生観が生まれたのは無類
、 。
の歴史好きが原因だろう と話す
ー
﹁ 。
特 に戦国武将や明治維新 の志士に傾倒していました
０ 。
織田信長が好んで舞 った幸若舞 ！敦盛一 の 人間５年
、 。
下天の内をくらぶれば 夢幻 のごとくなり⋮⋮ に影響を
、 、
受け 人生を逆算するようにな ったのだと思 います﹂
、 。
そんな出崎さんだけに社会 へ出ていく際にも 明確な
﹁ 、
たわけです それにＳｔ会社やリムネ ットでの仕事を通 サラリーマンと経営者の間に違いがあるとすれば そ
じて欧米 へ行 ったり、共同のプ ロジ ェクトに携わ ったり 。
れは責任をめぐる心の持ちようだと私は思います サラ
するうちに ﹃欧米は何でも日本より進んでいる﹂という リーマンのときは不満だらけです。でも、不満があるか
らこそ 一 。
イメージが間違 いであることにも気づきました 特 にイ 今に見てろ﹂とがんばれる Ｓｉ会社にいたと
ｉ︲ 、
ンターネ ット関連技術については 何だ 俺 のほうがよ きの私もそうでした。未経験者である私に上司は次々と
。
く知 ってるじゃな いか﹂と思える事例が いく つも出てき 難題を突き つける ﹁イジメじゃないか﹂とさえ思 いつ
、 。 、
たんです﹂ つ ﹁絶対見返してやる﹄とも思 った 今にな って この
リムネ ット自体もベンチャーでありながら確実に成果 ころのがんばりが私を支えてきたのだとわかるのです。
それが経営者になると少し違 ってくる。自分のリスクだ
。 メー さ 、
を獲得 ﹁イ ジ え自分 の中 にでき上がれば それを
実現することは可能なんだ﹂という強 い思 いが この時
術 力 に立 脚 した イ ン ター ネ ッ ト ・コ ンサ ル テ
NTTド ョモ の モ ペ ラ構 築 を皮切 りに、 高 い技
ィ ング事 業 、 ソ フ トお よ び ハ ー ドウ エ アの 企
画 開 発 事 業 で成 長 。 現 在 は海 外 進 出 を も視 野
、
期 の経験で小林さんの胸中 に芽を出し し っかりと根を
、
下ろした のだという そしてその後 小さな企業体ゆえ
材 材
不満 材や 不 を避ける
ゃ安 何
のではなく 自分の成長
のためにお し ろ利 用す る
に入 れ て い る。
の限界を感じ始めていたタイミングでヒ ューレット ・パ
ッカードから声がかかる。
﹁ 、
組織が持 っている可能性と国際性 そしてもちろん技
、
術力 の高さに魅力を感じ 転職を決意しました﹂
。
技術だけでなくプ ロジ ェクト運営や高 レベルな経営戦 け考えていれば いい立場ではな い スタ ッフや関係者に
、 、
略にいたるまで 多くのことを学びながら成果を上げ て 対する責任が生まれ 不満が不安 に変わるわけです﹂
、 、
いった小林さんだ ったが やが て今度 は大組織ゆえの限 とはいえ、イメージした夢を追 いかけ 実現 のために
、 。
界を感じ始め フリーのコンサルタ ントとして活動する 走る生き方は変わ っていな いと小林さんはいう
。 ﹁ ″ ″ 、
こととな った ザイオンの設立もそもそもはこの個人事 相手が 不満″だろうと 不安″であろうと それを
。 、 うまく利用して自分に役立てていくのが私流 の生き方。
業 の延長線だ った しかし 事業 の成功がザイオ ンを個
、
人事務所的なものから本格的企業 へと成長することを促 素晴らしい人との劇的な出会 いなどなくても 人は数多
した。複数 のスタ ッフを抱え、より多様な案件 に対応す く の出会 いのす べてから刺激や教訓を得ることができる
、 。 、
る中で 経営者 ・小林仁幸 のとストリーもスタートする のだと 私は確信しているのです﹂
。
テー マがあ った それは中学時代 の希望そのままの ﹁ 自
。
を捉えていくことが必要だ った のである そして次なる 一
郵
、 。
分 の力で世の中 にインパクトを与えた い﹂だ った ステージは 経営戦略 ヨンサルティング 経営そのもの
﹁いずれ独立して起業することを決めていましたので、 、
を学 ぶ最高 の場として選択したベイ ン＆カンパ ニーで
就職先もそこからの逆算 で考えたわけです﹂
、
さまざまな企業 の経営者に会う ことができ 洗練され
たビジネ ス感覚を養える場として山崎さんは日本長期信
。
用銀行を選択 当然 のごとく法人融資部門を希望した
、
次なるステージ 長銀ウ ォーバーグ証券もまた自ら希望
…
しての転社。苦労しながらも ﹁マーケ ットから経済を マ
、
ク ロに見る﹂ための学習と スピーデ ィに判断を下す訓
握 。 この 分 野 に対 す る、 あ ら
織 を通 して ア ク テ ィブ ・シ ニ
ゆ る参 入 企 業 に対 しヨ ンサ ル
自社 制 作 の メデ ィア とオ ピニ
テ ィ ング を展 開 して 、 急 成 長
ア ・マ ー ケ ッ トの 二 一 ズ を壊
オ ン リー ダ ー か らな る会 員組
。
練とを重ねていった
。 、
いずれ自分は起業する 経営者となる以上 決断力を
、
養う ことは必須だ った しかも 世 の中 にイ ンパクトを
を送 げ て い る。
か
与える会社を作るわけだから 何十年も続く会社 にしな
ければ いけな い そのためには マク ロ的な視野で世 の中
 っ
粉
、
体    自分の能力に限界を作る
ちょうど このころ 山崎さんはシエア ・マーケ ット の
迅崩離鍵駐陣英説メ
のレル
ベでま
つずき
を感じ
一生を懸 けて世の

   張本人は自分自身。
与える」が私の人生

。 、
こ仁 あ後もン
ヨサタ
ルント
として
の基ノ
本ウハ
可能性に魅力を感じ始めてもいた 調査を重ねるほどに
日本 のシエアに対する取り組みの偏りや欠落部分が見え
。 、
てくる ﹁ 金儲けよりも世 のためになるかどうか 自分が
諦 めたら先 には進 めない 、
やらねばと思えるか ビジネ スとして成立する可能性が
、
ウ獲得に非常に苦労をしました。根が楽天家で それま あるか﹂という３ つを起業 の条件として心に描 いていた
、
で順調だっただけに 落ち込み方も激しかった。﹁
、 。
俺はレ 山崎さんは これしかな いと決断した
。 ﹁ ″
ベルが低い △〓社の中で自分が最もバカなのではないか﹄ 介護法成立以前から 元気で行動力も創造力も旺盛な
とまで思いましたから。けれど、ここでくじけたら夢は 、
シニアクに着目していたのは当社だけですし あくまで
。
実現しません 文字どおり死にものぐるいで１年ほど猛 新しい価値を創造することを目指して体制作りをしてき
、 、
勉強をし経験を重ねるうちに ようやくコンサルタント た結果 今ではこのマーケ ットをリードする会社 になれ
、
としての 自信が つい きまし 。
て た 結局 自分の能力に限 たと自負しています﹂
。 、
界を作 ってしまうのは自分なんです 諦めて ﹃俺はこの 中学時代から の夢が花開き 結実する時期は決して遠
、
程度﹂と思わずに悩み抜けば それを力に変えていける い先 のことではなさそうである。
﹁いえ、まだこれから。ようやく始まるところですよ
「

ということを学びました﹂ ﹂
﹁
結 婚を決め たカ ッ ルは純粋で摘麗な顔をしています。
プ 。
起業は決して楽なものではなかった 新オフィスとな う夢と情熱でした。親族会議が開かれて ﹃ どうかしてる。
、 、
それを見るたびに ﹃ ああ この仕事をやってよか った﹄ ったのは７畳 一間のワンルームマンション。その空間で、 もういい加減にして就職したらどうなのか﹂と説得され

口｀街 脅
。
と うんです
思 倉む 人の幸せをサポートしながら自分も 武富さんは２年間を ﹁みっちり﹂勉強することに費やし ましたが 分香 、私は自分の気持ちが本物かどうか確認す
、 。
幸せになれる ︼ れが私のエネルギーにな っていますね﹂
︼ たのである 生活費のほとんどが会社員時代の蓄えとい るためにもやめられなかったんです﹂
と信 じている夢があった

牌
もともと旅行会社で海外旅行の商品を企画 ・販売して う中で交通費を輸出し、全国津々浦々のプライダル業界 遅ればせながら ４
、２
歳で起業したことが自分には結果

いた武富さん。新たな営業予算を達成するために、いろ
いろな素材を勉強する中で、海外ウエディングに着目じ
ていたとか。ところが、当時はまだ海外挙式が 一般的で
ない時代。新アイデアで流通チャネルを拡大しようとい
う武富さんの提案は、会社から却下され続けたという。
塚
を歩き国 った。そして自身はそれまで知りえなかった日 。
的によかったと武富さんは考える 若いころはいい意味
本の結婚式事情について多くのことを学んでいく
。 。
で負けん気が強い それは自分を誰かと比べたり、自分
﹁ 、 。
当事者よりも他者のため つまり招待客が中心の埜露
。
宴重視型だと知りました そのために莫大なコストを要
以下のレベルを基準にしたりという可能性が高いからだ
。
若い人にはそれよりも勝気であ ってほしい いい換えれ ﹂
ダ
したり、引出物などの準備に追われる。しかし、いちば

ング までの サ ポ ー トを手 が け て い るの も特 徴 。
実現したい、実現できるのは

きが 可能 。 また、 挙 式 か ら新 生 活 の プ ラ ンニ
国 内 ,海 外 詢 力国 に わ た る教 会 、 営殿 な ど拘
131Xlヨー ス で の 挙 式 を扱 う。自社 HP上 で は動
面 に よ る海 外挙 式 の 情 報入 手 や 一 通 りの 手続
、 、 、
﹁
あるとき ハワイで挙式に遭遇して コ︺ れはいい﹂と ん大事なのは新生活ですよね。ならば コストを安くし
。 、
感動したのが発案のき っかけでした ポツにな っても諦 て結婚後 の人生を充実させるほうがいい。また 必要人
、０ ︲ 、
めず ３ べ ジほどの企画書を提出していたんですが
その願いが叶わないまま、子会社支店長 への異動命令が
。 、 。
出てしまいました そのとき Ｐこ れをやりたいんだ こ
ていれば
SPECtAL

の事業をやれるのは自分だけだ﹄という強い気持ちが芽
、 。
生え 思い切 って独立したんです 勝算の見込みですか？
、
いや 全然なかったんですけどね ︵ 笑ｙ
座

員だけで ﹃家族の絆を確認する﹄挙式にすれば感動はも
っと大きくなる。家族の交流が疎になりつつある現社会
語

、
自分だけだ、
の状況を見れば 今後は個人レベルの式に需要があるの
、
ン

ではないか そう思 ったんです﹂

、 、
例えば 従来は参加者多数の日本式技露宴で３００万 ば上昇志向 常に上を見て仲びていく人であ ってほしい
マ

、
円の費用がかかったものが 二人きりのハワイでの挙式 と武宙さんは言葉を続ける。
０万円 ＋ 費０万円、家 ０万円∼ で実 でき 自分ががんば ってると思うときは、必ず周囲で誰かが
﹁
ス

なら２ ︵旅 ２ 族２ ︶ 現
る。今や同社は海外挙式 のリーディングカンパニー的な 。 、
励ましてくれているもの 幸せは人があ ってこそ 人と
ネ

。 、 。
存在にな った これは 自身が旅行業界で培 ったノウ ハ 生きてこそ実感できるものだということですね 大事な
ウや人脈を十三分に生かした結果だといえるだろう。 。 、
のは金ではなく人 とはいえ 人や同志を集めるのは難
新 ビ ジ
﹁ ２ と 。 と 。 しい。では、どうするか。実は、自分の夢を将来に繋げ
あ の 年間は自分 の 闘 い 不安 葛 藤との闘い 自
。 、
分のふがいなさとの闘いと ﹃ どうしよヽ コ の繰り返し ていたら 協力者が自然に現れてきますよ。私の場合は
、 どうし も 、
それを克服したのは ﹃ て これをやりたい﹂とい 起業と結婚ビジネスで人を 幸せを得てきました 傘毒 ﹂
 レーション/中 野伸哉 取 材 ・文/佐 野 裕、塚本裕子、森川直樹 琢 為挽/ 72θ
﹁ の場合
、
人
ー
生観が変わるほど のタ ニン くれた。 のウイルスバスターの成功をもたらしたわけ
私
グポイ ントは１０年ぐらいの同期でや ってきま 私が コンピ ュータ ・ウイルスにビジネ ス ・
﹁ です﹂
、 、
。
す けれども その中で最も大きな分岐点を チャンスがあるのではな いかと思 い始めたの 失敗と思 って諦めるのではなく 情熱を持
、 ７ ５年前。以来、時間さえあればウイルスに って自ら信じた道を行く。 この教訓 の正しさ
挙げるならば それは１歳 のとき にや ってき は︲
。
ました﹂ ついての知識を蓄積することに努めてきまし もこうして証明された
。 、
。
台湾での大学受験失敗 それが最大 のタ
ー た 当時は今 のようにイ ンターネ ットが発達 では サラリー マンであ ったときと経営者
。 、 、
ニングポイ ントだ ったと語るチャンさん 複 していませんでしたから 新しいウイルスが にな ってからとでは 価値観や人生観 に変化

東証第一 部 に上場 を
く。早期か らウイルス対策に特化 した ビジネ
、本拠地 を日本 に置
劇率 は 嘩 米国で。現 トレン ドマ イク ロの実
、 、 はなか ったのだろうか？
数 の転職 ・起業経験を持 つ人物だけに も っ 発見されれば わざわざ外国までそれを探り
。 ﹁
もちろん立場が変わ った ことで大きく変わ
と大きな転機が後 にや ってきた のではな いか に行 ったことも度 々ありました これが現在
、 。 ったことがあります。それはリスクとの関係
失敗を恐れず

とイメージしがちだが 本人は否定する のトレンド マイク ロに結び ついたのです﹂

、 。 。 、
１代後半から０
０
﹁ ２代前半 の大学での経験 こそ 興味あることは徹底的に学ぶ という教訓 性です 人に使われている身 であ っても 仕

スで成長 を続 け、21Xlll年
。

'92年 '96年
、 それがダイレクトに現在 のビジネ スに結実し 事上でリスタは発生します けれども考え方
が そ の後 の私を支える人生観を築 いてくれ
。 、
ているのである トレンド マイク ロが成功を 次第で リスクとの関係を選択することがで

。
たのです﹂
、 きる。間違 いを犯して評価を下げることがイ
真の価値がある′

それは いった い何か？ 浪人経験が心にも 獲得し始めると チャンさんのもとには事業

質 スター トは
。 、 、
拡大 の誘 いも数多くや ってきた しかし チ ヤならば 仕事上 のリスクを避けることもで

果た した。
たらす影響は日本でも台湾でも変わらな いは

'聞
、 。
．
りLむ人生にこそ

ず とチャンさん 受験前はそれほどプ レッ
、
シャーを感じなか ったのに 落ちてみて初め フ 何よりも求められているのは
会
て自尊心に手痛 い傷を負 った ことに気づ く
﹁ 、
。
″チエンジ”できる人材だゴ
私 の人生は失敗だ﹂とまで思 い 落 ち込ん
。 、
だ そして この失敗経験で情熱というもの
きるのです。けれどもＣＥＯという立場はそ

撮影/奥 秋貴子、木村ちかし、斎藤 正、花井智子 イラスト

。 、
の重要性を思 い知 ったのだという 翌年 合 、
、 。
れが許されな い と いうよりも リ スクテイ
諦めず、

格を果たすと 今度は失敗を恐れず にチャレ 、

。 クこそがＣＥＯ最大 のミッシ ョン 仕事な の
ンジすることに大きな意味があることを知る
。
﹁ 、
台湾で大学を卒業すると 今度はアメリカ です 私 の場合はサラリー マンのときから諦
。 、 、
の大学でも学びました そして 興味対象 に めず 失敗を恐れず にチャレンジする姿勢を
、
ついて深 い知識を持 つことの重要性も知 った 貫 いていましたが 求められるタフネスのレ
のです﹂ ベルはＣＥＯにな ったことでさらに大きくな
新 ビ ジ ネ ス マ ン 講 座 S P E t t L

、 ったのです。企業活動を通じて変革を起 こそ
チャンさんは これらの教訓がその後 いか 、
、 うという のならば 強靭なタフネ スが求めら
に役立 ったのかを 具体例を挙げて説明して
れることを肌で感じるよう になりました﹂
チャンさん独自 の経管理念 に ﹁ ュＣ﹂があ
。 、
る クリ エイティビティ コミ ュニケーショ
、
ャンさんはあくまでもウイルスにこだわ った ン チ ェンジの３ つを何よりも大事 にしてい
。 、 。 、
のだという さらに こうという考え方だ 中でも 人材に対して
。
﹁
トレンド マイク ロを始めると我 々はすぐに チャンさんは特 にチ ェンジ のＣを重視する
。 ﹁
トレンド マイク ロのように常 にイ ノベイテ
サーバ用のウイルス対策製品を開発しました
しかし、当時はまだウイルス対策ビジネスの ィプであろうとする企業 には、安定志向 の人
、 。″ 、
市場 そのものが熟成していませんでしたから 材は要りません 変わる″ ことができる人
。 ″ える ︼
苦戦を強 いられたわけです けれども私たち 変 ４ とができる人 こそが大きな価値を
。 。
は諦めませんでした 世間では失敗と思われ 持 つのだと信じています そしてこれはトレ
、 、
ていたのでしょうが 結局インテルとの契約 ンド マイク ロという 一つの企業 に限らず 日
、 。
が成立し 我々は勝利を得たのです 日本 に 本 のビジネスマンに今も っとも求められてい
オ フィスを移してからも苦 し い経験 をしま ることな のではな いかと私は思う のです﹂
した。ウィンドウズ９ ５以前 の時代ですから、 ー
社会全体が諦めム ド に包まれている今だ
。 、 、
やはり市場は育 っていな い ソフトが思うよ からこそ 諦めな い情熱 の持ち主 チャレン
。 、
う に売れず に困 っていたのは事実 です しか ジし チ ェンジする人の価値が高ま っている
。
し、 この時期に集ま ってきてくれた人材が後 のだ