平成 22年 度 編入学試験 (物 理 問題冊子 )

宇 都 宮大 学 工 学部
(電 気電子工学科,情 報工学科)

平成 21年 7月 7日

(火 )実 施

試験時間 10:10∼ 12:10(数 学 ,物 理 )

1.検 査開政 の合図があるまで,こ の問題冊子 の中を見てはな らない。 台 2.受 験番号は,解 答用紙冊子 の表紙を含むすべてのページの受験番号欄に忘 3.こ の冊子には問題が 3問 ある。落丁,乱 丁,印 刷不鮮明の箇所があつた場
合 には申し出ること。 4.す べ ての受験者は,解 答用紙冊子の表紙 の指示 に従 つて問題 を適切に選択 しメ解答す ること。指示 に従 つてい ない場合は採点で きないこ とがある。 れずに記入す ること。

1/3本 気
第 1問 下図 の よ うに ,質 量 ″ の 質点 が ,水 平 か ら角度 θをなす斜 面 に沿 つて ,初 速度 ソ 滑 りなが ら投 げ上 げ られ る ときの運動 につ い て 考 え る。 重力加 速度 をク と し 0で 質点 は斜 面 か ら離れ な い もの とす る。 以 下 の 問 い に答 え よ。

g
“
問

まず ,斜 面 と滑 り上 が る質 点 の 間 には摩 擦 が無 い 場合 を考 え る。斜 面 の方 向を χ方 向 と して ,質 点 の χ方 向 の運動 方程式 を書 け。 質点 は斜 面 を上 っ て一 旦止 ま り続 いて 滑 り落 ち る。 質 点 が 投 げ上げ られ てか ら 一 旦止 ま るまで の 時 間 を求 め よ。 運動方程 式 を解 く こ とで ,各 時刻 での 質点 の位置 χを求 め る こ とがで きる。 図 の よ うに ,質 点が初 期 の 高 さか ら鉛 直方 向 の高 さ んだ け滑 りあが つ て止 ま っ た とす る。 この みを初 速度 ν 用 いて 求 め よ。 Oを 一 方 ,エ ネ ル ギー 保 存則 を用 い て も,一 旦止 ま っ た どき の鉛 直方 向 の 高 さ 力を 求 め る こ とができ る。 エ ネ ル ギー 保 存則 を用 い て 高 さ 力を求 め よ。

問2

問3

間4

問5

次 に,斜 面 と質点 との間に摩擦 が有る場合を考 える。動摩擦係数を μ とし,上 図の よ うに垂直抗力を Ⅳ とす ると,動 摩擦力は ■が である。 この とき,初 速度 ν 斜面 に沿つて投げ上 げ られた質点 が,一 旦止 まった ときの鉛直方向の高さ Oで 力を求めよ。

2/3枚
2の 第 2問 図 の よ うに 断 面 積 が Sで 円筒形 を した 質量 ″ 物体 を密 度 ρの液 体 に 円筒 の軸 が液面 に垂 直 に な る よ うに静 か に浮 かせ る と,液 中 に 乃だ け沈 んで 静止 した。 重 力加速度 の 大 き さをク と して ,以 下 の 問 い に答 え よ。 ただ し,物 体 に対 す る空 気 と液 体 の抵 抗 は無 視 で き,円 筒物 体 の軸 は常 に液 面 に垂 直 な方 向にあ る とす る。

(a)静 止 状態

(b)振 動状態

問 1 図(a)の 静 止 状 態 にお け る物 体 の液 中の長 さ乃を求 め よ。 問2 物体 が液 中に完 全 に没 しな い よ うに静 止 状態 か ら鉛 直方 向に グ(<力 )だ け押 し下 げ て離 す と,物 体 は鉛 直方 向 に振動 した。 図(a)の 静 止 状態 の ときの物 体 の底面 か ら の鉛 直方 向 の 変位 を z(下 の 方 向 を正 とす る)と す る。物 体 の 運動方程 式 を,変 位 z を従 属変数 と し時 間 ′ を独 立 変数 とした微 分 方程 式 の形 で表 せ 。 問 3 問2の 微 分方程 式 を解 き,変 位 ″ を求 め よ。 (の 問4 物体 の振動周期 を求 め よ。 問 5 振動 が始 ま っ てか らの 物体 の液 中 の長 さと時 間 の 関係 を図示せ よ。

3/3枚
第 3間 図 の よ うに接 続 され た 2つ の コ ン デ ン サ Cl,C2と 電 池 Eが あ る。 Cl,C2の 容 量 は それ ぞ れ 1/rF,2/Jで あ り,Eの 起 電 力 は 6Vで あ る。 Sl,S2は ス イ ツチ で あ る。 最 初 の 状 態 で は ,両 方 の コ ンデ ンサ は電 荷 を持 って お らず ,す べ て の ス イ ッチ は 開 い て い る もの とす る。 この 回 路 に 次 の よ うな操 作 を行 う。 (a)ま ず ス イ ッチ Slを 開 じて ,コ ンデ ンサ Clを 充電 した後 ,Slを 開 く。
(b)(a)の 後 ,S,を 閉 じ,C2を 充電 した後 ,S,を 開 く。

以 上 の 操 作 を交互 に繰 り返 した ときに ,そ れ ぞれ の コ ンデ ンサ に蓄 え られ る電 荷 を求 めた い 。 以 下 の 問 い に答 え よ。 ただ し,値 が 分数 にな る ときは分数 の ま まで よ い。

問 1 最初 の状態 か ら操作(り ,(b)を 行 つたときに C2に 蓄 えられる電荷22を 求めよ。 問2 問1の 後に操作(a),(b)を もう一度行 つた ときに Cl,C2に 蓄 えられる電荷 はそれ ぞれ い くらか。

返 た 問3 上記 の操作(a),(b)を ″ 回繰 り し 後にC2に 蓄えら れる電荷を oOと 書くこと ° )と ・ )の 関係を式で表せ。 にする。c● の か 返 たとき,oOは いかなる値に近づいてい く 。 問4 操作(a),(b)を 繰 り し