環境にやさしい企業行動調査結果

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環境にやさしい企業行動調査結果

(平成21年度における取組に関する調査結果)

【 概 要 版 】

平成22年11月

環 境 省
平成21年度「環境にやさしい企業行動調査」結果の概要

調査の目的

本調査は、わが国の企業において環境に配慮した行動が定着し、環境保全に向けた取組が効果的に進め
られるよう、その実態を的確かつ継続的に把握し、これを評価し、その成果を普及させていくことを目的
として実施した。

調査対象・調査方法

東京、大阪、名古屋の各証券取引所の1部、2部上場企業 2,415 社及び従業員数 500 人以上の非上場企


業 4,282 社、合計 6,697 社を対象とし、各社の平成 21 年度における取組について平成 22 年 8 月∼9 月に
かけてアンケート調査を実施した。
○調査期間 平成 22 年 8 月 13 日(金)∼平成 22 年 9 月 17 日(金)
○調査対象 ①東京、大阪及び名古屋証券取引所1部及び2部上場企業 2,415 社
②従業員 500 人以上の非上場企業及び事業所 4,282 社
合 計 6,697 社
※従業員 500 人以上の非上場企業及び事業所には、上記①以外の証券取引所上場企業、生協、農協、医療
法人、公益法人等は含まれるが、学校法人、宗教法人、一部の組合(企業組合、商工組合等)は、調査対
象から外した。以下この報告書では便宜上、上記①を「上場企業」、②を「非上場企業」とする。

○有効回答数:上 場 企 業 :1,142 社{回収率:47.3%、(20 年度 45.7%)}


非 上 場 企 業:1,894 社{回収率:44.2%、(20 年度 43.4%)}
合 計 :3,036 社{回収率:45.3%、(20 年度 44.3%)}
なお、平成 8 年度からの有効回答数、回収率の推移は図 1 のとおり。

図1:有効回答数と回収率の推移

有効回答数 回収率
4000 50%
4 5 .6 4 6 .4 45 . 3
4 3 .9 44 .0 44 .3
43 .5
4 1 .7 4 1 .8 4 2 .1 41 .8 42 .3
3500 4 0 .6
39 .5
2 ,9 67 3 ,0 28 3 ,0 3 6 40%
3000 2 ,8 98
2, 7 67 2 ,7 95 2 ,7 74 2 ,8 1 9
2, 66 0 2 ,6 60 2 ,6 89 2 ,6 91
2, 60 0
2 ,5 24
2500
30%

2000

20%
1500

1000
10%
500

0 0%
H8年度 H9年度 H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度

有効回答数  回収率(%) 
調査項目

(1)環境に関する取組状況等について 1
(2)環境マネジメントシステム等の監査、認証等について 2
(3)子会社、取引先との関係について 4
(4)環境会計について 4
(5)環境に関する情報開示、コミュニケーションについて 6
(6)環境ビジネスについて 8
(7)地球温暖化防止対策について 9
(8)生物多様性の保全について 11

平成 21 年度環境にやさしい企業行動調査の詳細データは詳細版としてまとめています。
タイトルの後に表記している括弧書きは詳細版の該当設問番号及びページ番号に対応しています。平成 21
年度の詳細版は、http://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/kigyo/index.html からご覧いただけます。
調査結果の概要

(1)環境に関する取組状況等について

① 環境への取組と企業活動のあり方について【詳細版2−1<P.5>】

環境への取組と企業活動のあり方 図2:環境への取組と企業活動のあり方
については、「社会的責任(CSR、 0% 20% 40% 60% 80% 100%

社会貢献を含む)」と回答した企業が 平成 2 1年度
6.4 81.0 3.9 7. 0
最も多く 81.0%であり、「ビジネス ( N = 3, 0 36 )

チャンス」と回答した企業は年々増加
平成 2 0年度
5. 5 81. 9 2. 7 7.8
している。「法規制クリア」、「業績 ( N = 3, 0 28 )

を左右する重要な戦略」、「関連がな
平成 1 9年度
い」との回答は 10%以下である(図 2)。 ( N = 2, 8 19 )
4. 6 82.6 2.3 8.3

ビジネスチャンス 社 会 的責 任 ( CSR、社 会 貢 献 含 む)
法規制クリア 業 績 を左 右 す る重 要 な 戦 略
関連がない そ の他
回答なし

② 環境に関する経営方針の制定について【詳細版2−2<P.10>】

環境に関する経営方針の制定につ 図3:環境に関する経営方針の制定状況
いては、「制定している」が全体の 0% 20% 40% 60% 80% 100%

75.1%を占めている。また、「検討中
平成 2 1年度
である」との回答は昨年度よりわずか ( N = 3, 0 36 )
75. 1 9.9 14.6

ながら増加している(図 3)。
平成 2 0年度
76.1 8.3 15. 1
( N = 3, 0 28 )

平成 1 9年度
76.2 9. 9 13.4
( N = 2, 8 19 )

制定している 検討中である 検討していない 回答なし

③ 環境保全に関して実施している取組について【詳細版2−4<P.20>】

環境保全に関して具体的な目標を 図4: 環境保全に関して実施している取組(複数回答)


設定していると回答した 2,416 社に 0% 20% 40% 60% 80% 100%

おける実施している取組内容は、「印 印刷 、コピー 、事務用品 等の削減 93.3

刷、コピー、事務用品等の削減」が最 省 エ ネ ル ギ ー ・省 資 源 の 推 進 92. 5

も多く、93.3%の企業で行われている。 ク ール・ビズ 運動実施 88.9

次いで、「省エネルギー・省資源の推 オ フィス廃棄 物発生抑 制、リサイ クル推進 86. 5

進」が 92.5%、「クール・ビズ運動 産業廃棄 物発生抑 制、リサイ クル推進 80. 4

実施」が 88.9%、「オフィス廃棄物 二 酸化炭素排 出量削減 79.6


発生抑制・リサイクル推進」が 86.5%、
従業員に対 する環境教 育の実施 79.5
「産業廃棄物発生抑制・リサイクル推
社内の 環境管理体 制の整備 78.1
進」が 80.4%となっている(図 4)。
エコド ライブの普 及・推進 67.8

廃 製品、容器 包装等回 収・リサイ クル推進 59. 8 N=2,416

1
④ 把握している環境負荷データの種類【詳細版2−5<P.25>】

企業で把握している環境負荷デー 図5:把握している環境負荷データの種類(複数回答)
タについては、「紙の使用量」が 0% 20% 40% 60% 80%

73.1%と最も多く、次いで、「廃棄物 紙の 使用量 73. 1

等総排出量」が 68.2%、「総エネル 廃棄物等総 排出量 68.2

ギー投入量」が 65.4%、「温室効果 総 エネルギー 投入量 65.4

温 室効果ガス 排出量 55. 7


ガス排出量」が 55.7%、「水資源投
水資源 投入量 47. 2
入量」が 47.2%などとなっている(図 46.7
廃棄物最終 処分量
5)。 化学物 質排出量・ 移動量 39.0

総 排水量 35 .2

総物質 投入量 22. 7

自 動車排出 ガス中大 気汚染物質 排出量 7.9

その他 10.7

把握して いない 5. 5

回 答なし 0.4 N=3,036

⑤ 環境保全のための部署又は担当者の設置について【詳細版2−6<P.26>】

環境保全のための部署又は担当者 図6:環境保全のための部署・担当者の設置状況(隔年調査)
の設置については、「部署を設置」が 0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体の半数である 49.9%を占めてい
平成 2 1年度
る。また、
「兼任担当者設置」も 30.3% ( N = 3, 0 36 )
49.9 5.1 30 . 3 13.0 1.1

にのぼっている。一方で、「部署・担
当者非設置」は 13.0%であった(図 6)。 平成 1 9年度
54.0 4.6 27.6 13.4
( N = 2, 8 19 )

平成 1 7年度
52. 4 6. 3 24.7 14.1 1. 2
( N = 2, 6 91 )

部署を設置  専任担当者設置  兼任担当者設置 


部署・担当者非設置  その他 回答なし  

(2)環境マネジメントシステム等の監査、認証等について

① ISO14001 の認証取得状況【詳細版3−1<P.35>】

環境マネジメントシステムの国際 図7:ISO14001 の認証取得状況の推移


規格である ISO(国際標準化機構) 100%

14001 については、「認証を取得した 79.6


76 . 6
80.1
75.9 74.6
77 . 9
80%
(一部事業所での認証も含む)」と回 62.3
68.1
59 . 2
答した企業の割合は、上場企業で 60% 49.9
77.9%、非上場企業で 54.6%となっ 38.2
60.4 59 . 2 59.2 57.7 56.1 54 . 6
51.3
ている(図 7)。 40% 47.0
24.2 40 . 8

20% 30.5
10 . 4
4.3
20.3
13.2
3.9 6.6
0%
H8年度 H9年度 H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度

上場企業 非上場

2
ISO(国際標準化機構)14001 につ 図8:ISO14001 の認証取得状況
いては、「認証を取得した(一部事業 0% 20% 40% 60% 80% 100%

所での認証も含む)」は 63.4%なっ 平成 2 1年度


34. 9 28. 5 4.7 5. 9 7.5 17.5
ており、昨年度の 63.5%とほぼ同じ ( N = 3, 0 36 )

割合となっている(図 8)。 平成 2 0年度


35.8 27.7 5.0 5. 2 6.6 17.7
( N = 3, 0 28 )

平成 1 9年度
35.8 29. 3 5.6 4.9 6. 7 16.1
( N = 2, 8 19 )

全社 ( 全 事 業 所 ) で認 証 を 取 得し た
一部 の 事 業 所 で 認 証を 取 得 し た
今後 認 証 を 取 得す る 予 定
IS O に 基 づ く シ ス テ ムは 構 築、 認 証 を 取 得 す る 予定 な し
IS O 規 格 以 外 に シ ス テ ムを構築
関心 は な い
回答 な し

売上高別にみると、売上高が高くな 図9:ISO14001 の認証取得状況(売上高別)


るほど、「全社(全事業所)で認証を 0% 20% 40% 60% 80% 100%

取得した」、「一部の事業所で認証を 50億円未満
20 . 8 16.3 9.0 6.5 11. 4 35. 1
取得した」は高くなっている。特に 5 ( N = 24 5 )

千億∼1 兆円未満の企業では、「全社 5 0 億 ∼ 1 0 0億 円
未 満 ( N= 24 7 )
22.3 19.8 9. 7 6. 9 9.7 30.0

(全事業所)で認証を取得した」が 1 0 0 億 ∼ 5 0 0億 円
34. 6 29. 2 5.2 6.5 7. 5 16.1
未 満 ( N =1 , 1 8 1 )
51.7%と半数以上にのぼっている。一
5 0 0 億 ∼1 千 億 円
方で、「関心はない」は売上高が低い 未 満 ( N= 4 5 0 )
39.8 32.9 2.9 6.2 5. 6 12.2

ほど大きな割合を占めている(図 9)。 1 千 億 ∼ 5千 億 円
43.8 34.8 6. 5 9. 0
未 満 ( N= 5 2 0 )

5 千 億 ∼1 兆 円
51 . 7 33 . 7 4.5 5.6
未 満 ( N= 8 9 )

1兆円以上
47.3 34. 8 4.5 5.4 5.4
(N=112)

全社(全事業所)で認証を取得した
一部の事業所で認証を取得した
今後認証を取得する予定
ISOに基づくシステムは構築、認証を取得する予定なし
ISO規格以外にシステムを構築
関心はない
回答なし

② ISO14001 の認証取得による具体的な効果について【詳細版3−2<P.40>】

ISO14001 規 格 を 認 証 取 得 し た 図10:ISO14001 の認証取得による効果(複数回答)


1,925 社における、取得による具体的 0% 20% 40% 60% 80% 100%

な効果については図 10 の通りである。 目標管理 の徹底によ る環境負 荷低減 83.9

「目標管理の徹底による環境負荷低
社 員 の 意 思 統 一 に よ る環 境 の 意 識 向 上 81.6
減」が 83.9%と最も多く、次いで、
省資源・ 省エネル ギー等によ るコスト の削減 67.7
「社員の意思統一による環境への意
識向上」が 81.6%、「省資源・省エ 対 外 的 信 用の 向 上 60. 1

ネルギー等によるコストの削減」が 内 部 、 外 部 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が円 滑 に な っ た 46.1

67.7%となっている(図 10)。 組織のブ ランド価 値向上 28. 5

その他 1. 7

メリ ットがな かった 2.5

回 答なし 0.1 N=1,925

3
(3)子会社、取引先との関係について

① 子会社の環境配慮の取組に関する指導の状況【詳細版4−1<P.46>】

子会社に対して自社の環境方針と 図11:子会社の環境配慮の取組に関する指導の状況
合致するような環境配慮の取組に関 0% 20% 40% 60% 80% 100%

する指導又は要請については、「子会
平成 2 1年度
48.6 16.0 12.5 22. 0
社はない」と回答した企業を除く ( N = 2, 2 53 )

2,253 社の中で、
「実施している」「主
要な子会社のみ実施している」と回答 平成 2 0年度
49.3 15.7 11. 1 22.5
( N = 2, 2 70 )
した企業の割合は 64.6%と、全体の 6
割以上に及ぶ。「検討中」が 12.5% 平成 1 9年度
48.4 16. 0 13.9 20.6
( N = 2, 1 37 )
である一方で、「実施することは考え
ていない」企業は 22.0%であった(図 実施している   主要な子会社のみ  
11)。 検討中   実施することは考えていない  
回答なし  

② グリーン購入の取組状況について【詳細版4−3<P.56>】

グリーン購入の取組については、 図12:グリーン購入の取組状況
「ガイドライン等を作成して選定」が 0% 20% 40% 60% 80% 100%

27.0%、「業界団体等のガイドライン 平成 2 1年 度
27.0 8.2 38.9 9.8 1. 7 13.7
等を活用し選定」が 8.2%、「ガイド ( N = 3, 0 36 )

ライン等は活用していないが環境配 平成 2 0年 度
28.3 8.8 36. 5 10.1 2. 2 12.7
慮を考慮」が 38.9%であり、7 割以上 ( N = 3, 0 28 )

の企業が環境に配慮した購入を行っ
平成 1 9年 度
2 9. 1 8.8 35. 4 1 1. 6 1.6 12.2
ていた(図 12)。 ( N = 2, 8 19 )

ガ イ ドラ イ ン 等 を 業 界 団 体 等 で作 成 し た ガ イ ド ラ イ ン 等 は 活用 し て
作 成 して 選 定 ガ イ ド ラ イ ン等 を 活 用 し 選 定 い な い が 環 境 配 慮 を考 慮
環 境 配慮 を 考 慮 し た その他 環境配慮を考慮した
選 定 実施 を 検 討 中 選 定 実 施 は 検 討 し て いな い
回 答 なし

(4)環境会計について

① 環境会計の導入状況の推移【詳細版5−1<P.62>】
図13:環境会計の導入状況
環境会計の導入状況については、
0% 20% 40% 60% 80% 100%
「既に導入している」と回答した企業
が 25.4%と昨年度よりわずかながら 平成 2 1年度
25.4 9.1 55.3 9. 8
( N = 3, 0 36 )
減少している。さらに、「検討してい
る」との回答が 9.1%である。一方で、 平成 2 0年度
26. 6 9. 6 52.3 10.7
「検討していない」と回答した企業が ( N = 3, 0 28 )

55.3%と半数以上となっている。また、
平成 1 9年度
約 1 割の企業が「環境会計を知らな ( N = 2, 8 19 )
27.0 12.2 51.0 9. 2

い」と回答している(図 13)。
既に導入  検討している  検討していない 
環境会計を知らない  回答なし 

4
上場、非上場別でみると、非上場企業に比べて上場企業の方が「既に導入している」「検討している」
はともに高くなっており、「検討していない」の回答は少なくなっている。また、「環境会計を知らない」
との回答は、上場企業の 3.1%に比べて非上場企業で 13.8%と 10%以上高くなっている(図 14、15)。

図14:環境会計の導入状況(上場企業) 図15:環境会計の導入状況(非上場企業)
0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成 2 1 年度 平成 2 1 年度
37.4 12. 0 47.4 3.1 18.2 7.4 60. 1 13. 8
(N = 1 ,1 4 2) (N = 1 ,8 9 4)

平成 2 0 年度 平成 2 0 年度
36 . 4 10. 7 48.4 4.0 19. 9 8. 8 55.0 15.2
(N = 1 ,2 2 7) (N = 1 ,8 0 1)

平成 1 9 年度 平成 1 9 年度
37. 2 14.2 4 4. 0 3.7 20. 0 10.9 55. 8 12.9
(N = 1 ,1 5 1) (N = 1 ,6 6 8)

既 に 導 入し て い る 検討している  既 に導 入 し て い る 検 討し て い る  
検 討 し てい な い   環 境 会 計 を 知 らな い   検 討し て い な い   環 境会 計 を 知 ら な い  
回 答 な し  回 答な し 

表1:環境会計の導入企業数及びその割合
平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
件数 298 355 393 416 455 453 428 447 427
上 場
% 23.1 26.8 31.8 36.9 37.5 39.8 37.2 36.4 37.4
件数 193 218 268 296 335 366 333 358 344
非上場
% 12.0 13.3 17.2 21.2 22.7 22.4 20.0 19.9 18.2
件数 491 573 661 712 790 819 761 805 771
合 計
% 16.9 19.3 23.6 28.2 29.4 29.5 27.0 26.6 25.4
※ %は各年度の有効回答数に対する割合

売上高別にみると、売上高が高くな 図16:環境会計の導入状況(売上高別)
るほど「既に導入している」は高くな 0% 20% 40% 60% 80% 100%

っている。特に 1 兆円以上の企業では、 50億円未満


9. 0 6. 1 56.3 28.6
「既に導入している」が 67.0%と最 (N=245)

50億∼100億円
も高く、「環境会計を知らない」と答 未満(N=247)
8. 1 3.6 64. 4 23.9

えたところはなかった。一方で、1 千 100億∼500億円
16.2 9.1 66.5 7.9
億円未満の企業では「検討していな 未 満 ( N = 1 ,1 8 1 )

い」が半数以上を占め、さらに 100 500億∼1千億円


未 満 ( N = 45 0 )
30.2 12.9 51.6 5. 3

億円未満の企業では「検討していな 1千 億 ∼ 5 千 億 円
47.1 10.8 39. 0 2.5
い」、「知らない」を合わせると 8 未満(N=520)

割以上となり、会社規模による導入状 5千億∼1兆円
未 満 ( N= 8 9 )
60.7 9. 0 2 8. 1 2.2

況の差が大きいことがうかがえる(図 1兆円以上
67. 0 9.8 23.2 0
16)。 (N=112)

既 に 導入 し て い る 検 討 し て いる   検討していない 
環 境 会 計を 知 ら な い   回答なし 

5
(5)環境に関する情報開示、コミュニケーションについて

① 環境配慮促進法とその内容の認知について【詳細版6−1<P.69>】

平成 17 年 4 月から施行されている 図17:環境配慮促進法の認知状況
環境配慮促進法について、「存在・内 0% 20% 40% 60% 80% 100%

容を知っている」と回答した企業は
平成 2 1年度
46.1%と昨年度よりわずかながら減 ( N = 3, 0 36 )
46.1 31.5 21.7

少している。「存在は知っているが、
内容は知らない」との回答は 31.5% 平成 2 0年度
47.9 31.5 1 9. 7
( N = 3, 0 28 )
と昨年度と同じ割合となっている。一
方で、「存在を知らなかった」との回 平成 1 9年度
47. 4 32.5 19.5
答も昨年度と同じく 2 割に及んでい ( N = 2, 8 19 )

る(図 17)。
存在・内容を知っている 存在は知っているが、内容は知らない
存在を知らなかった 回答なし

② 環境に関するデータ、取組等の情報公開について【詳細版6−2<P.74>】

環境に関するデータ、取組等の公開
図18:環境に関する情報の公開状況
状況については、「一般に公開」と回 0% 20% 40% 60% 80% 100%
答した企業が 50.3%と半数に及んで
いる。一方で、「公開していない」と 平成 2 1年度
50.3 7.7 41.7
( N = 3, 0 36 )
回答した企業も 41.7%と 4 割以上で
見られる。また、 「一部を対象に公開」
平成 2 0年度
と回答した企業は 7.7%となってい ( N = 3, 0 28 )
49. 7 6. 4 42.8

る(図 18)。
平成 1 9年度
49.9 8.0 41.6
( N = 2, 8 19 )

一般に公開 一部を対象に公開 公開していない 回答なし

③ 温室効果ガス排出量の情報公開【詳細版6−5<P.81>】

上記②で「一般に公開」や「一部を 図19:温室効果ガス排出量の情報公開(複数回答)
対象に公開」と回答した企業 1,760 0% 20% 40% 60%

社における温室効果ガス排出量の情 排 出算定・ 報告・公表 制度により 国に報告 51.0

報公開については、「情報公開は行な 環境 報告書にお いて公開 48.8

っていない」は 19.1%で、残り 8 割 インタ ーネットに より提供 40.1

以上の企業は、何らかの方法で温室効 地方公共 団体条例等 に基づき報 告・公表 37.8

果ガス排出量についての情報公開を アニュ アルレポー トに記載 6.1

行なっている。情報公開の内容につい 環境に関 するパンフ レット等に より公開 4.7


ては、「排出算定・報告・公表制度に 1.5
有 価証券報 告書・営業 報告書の一 部に記載
より国に報告」との回答が昨年より
その他 6.9
17 ポイント増加し、51.0%と最も多
情報公 開は行なっ ていない 19.1
く、次いで「環境報告書において公開」
回答なし 0.5 N=1,760
が 48.8%、「インターネットにより
提供」 が 40.1%となっている(図 19)。

6
④ 環境報告書の作成・公表の状況について【詳細版6−6<P.86>】

環境報告書の作成・公表の状況につ 図20:環境報告書作成企業数の推移
いては、有効回答数 3,036 社のうち 作成企業割合
「環境報告書(CSR 報告書、持続可能 50%
性報告書等の一部も含む)を作成・公
37. 8 38.3
表している」と回答した企業が 40%
34.7
35. 9 35 .9

35.9%と、昨年度より 2.4 ポイント減 31.7

少している(図 20)。 30% 26. 6

21. 9
20.0
20% 16. 0

9.8
6. 5 7. 4
10%

0%
H9年度 H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度

表2:環境報告書を作成・公表している企業数及びその割合
平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
件数 386 450 478 510 570 590 562 633 624
上 場
% 29.9 34.0 38.7 45.3 47.0 51.8 48.9 51.6 54.6
件数 193 200 265 291 363 459 449 527 467
非上場
% 12.0 12.2 17.0 20.8 24.6 28.0 26.9 29.3 24.7
件数 579 650 743 801 933 1049 1011 1160 1091
合 計
% 20.0 21.9 26.6 31.7 34.7 37.8 35.9 38.3 35.9

※%は各年度の有効回答数に対する割合

また、前述の②で環境に関するデータや取組等の情報を「公開している(一部公開も含む)」と回答し
た上場企業 839 社、非上場企業 921 社別でみると、「環境報告書(CSR 報告書、持続可能性報告書等の一部
も含む)を作成・公表」と回答した企業が、非上場企業の 50.7%に比べて上場企業では 74.3%と高くなっ
ている。一方で、「作成していない」と回答した企業も、非上場企業に比べて上場企業では 22.5 ポイント
少なくなっている(図 21、22)。さらに昨年度と比較すると、上場・非上場いずれの場合も「環境報告書
(CSR 報告書、持続可能性報告書等の一部も含む)を作成・公表」という割合はやや減少傾向にある。

図21:環境報告書の作成状況(上場企業) 図22:環境報告書の作成状況(非上場企業)
0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

平 成 2 1年 度 平 成21年度
36.9 37.4 1. 3 1.7 22 . 2 31.5 19. 2 3. 0 1.1 44.7
(N=839) (N=921)

平 成 2 0年 度 平 成20年度
39.9 36. 9 2. 2 2.1 18.3 34. 3 25.8 2.9 1.3 35.0
(N=824) (N=877)

平 成 1 9年 度 平 成19年度
39.1 32. 0 3. 0 2.2 23. 5 36.1 17.2 4.5 2. 1 39. 5
(N=790) (N=841)

環境報告書を CSR報告書等の 環境報告書を CSR報告書等の


作成・公表 一部として作成 作成・公表 一部として作成
環境報告書は来年は CSR報告書等の一部と 環境報告書は来年は CSR報告書等の一部と
作成・公表予定 して来年は作成・公表予定 作成・公表予定 して来年は作成・公表予定
作成していない 回答なし 作成していない 回答なし

7
売上高別にみると、1 千億円以上の 図23:環境報告書の作成状況(売上高別)
企業では、 「環境報告書(CSR 報告書、 0% 20% 40% 60% 80% 100%

持続可能性報告書等の一部も含む)を 50億円未 満
40 . 3 1 0. 4 4.5 44.8
( N = 67 )
作成・公表」が 8 割以上と高くなって 5 0 億 ∼ 1 00億 円
24. 5 11 . 7 2. 1 61.7
いる。一方で、「作成していない」は 未 満 ( N= 9 4 )

10 0 億 ∼ 5 00億 円
50 億∼100 億円未満の企業で 61.7% 未 満 ( N= 6 1 1 )
34.0 12.8 1.6 47.6

と高くなっている(図 23)。 5 0 0 億 ∼1 千 億 円
41.6 22.8 0. 3 3 2. 2
未 満 ( N= 2 9 8 )

1 千 億 ∼ 5千 億 円
35. 4 46.2 1. 2 15. 2
未 満 ( N= 4 2 9 )

5 千 億 ∼1 兆 円
22. 2 64.2 1.2 12.3
未 満 ( N= 8 1 )

1兆円以 上
2 7. 0 63.0 2. 0 6.0
( N = 10 0 )

環境報告書を作成・公表 CSR報告書等の 環境報告書は


一部として作成 来年は作成・公表予定
CSR報告書等の一部と 作成していない 回答なし
して来年は作成・公表予定

⑤ 環境報告書の信頼性向上の手段について【詳細版6−9<P.96>】

環境報告書を作成していると回答 図24:環境報告書の信頼性向上の手段について(複数回答)
した 1,091 社における、環境報告書の 0% 20% 40% 60% 80% 100%

信頼性向上のための手段については、
平成 2 1年度
「第三者機関等からのコメントを受 ( N = 1, 0 91 )
21. 8 15. 1 3.8 5.8 30. 3 7. 4 26.9

けている」と回答した企業が 30.3%
平成 2 0年度
と最も多く、全体の 3 割を超えている。 ( N = 1, 1 60 )
22. 0 17.8 4.9 6.8 31. 6 5.9 24.9

次いで、 「内部審査を実施」が 21.8%、


「第 三者機関 等による審 査」 が 平成 1 9年度
16. 0 17. 7 5. 6 8. 1 29.0 6.0 27. 6
( N = 1, 0 11 )
15.1%となっている(図 24)。
内部審査を実施 第三者機関等による審査
内部審査の実施を検討 第三者機関等による審査を検討
第三者機関等からのコメントを受けている その他
予定はない 回答なし

(6)環境ビジネスについて

① 環境ビジネスの位置付けについて【詳細版7−1<P.108>】

環境ビジネスの位置付けについて 図25:環境ビジネスの位置付け
は、「既に事業を展開している、又は 0% 20% 40% 60% 80% 100%

サービス等の提供を行っている」と回 平成 2 1年度
41.6 4.1 16 . 5 18.5 18.9
答した企業が 41.6%と最も多くなっ (N = 3, 0 3 6)

ている。「今後、事業展開をする、又 平成 2 0年度
4 2. 1 4. 2 16.6 17.2 1 8. 7
はサービス・商品等の提供を始める予 (N = 3, 0 2 8)

定がある」「現状では何もしていない 平成 1 9年度
3 9. 4 4. 0 1 8. 7 18.4 18. 8
が、今後取り組みたい」を合わせると (N = 2, 8 1 9)

6 割以上の企業が環境ビジネスを前 既 に 事 業 を 展 開し て い る 、 又 は サ ー ビ ス等の 提 供 を 行 っ て い る
今 後 、 事 業 展 開を す る 、 又 は サ ー ビ ス・商品 等 の 提 供 を 始 め る 予定 が あ る
向きに位置付けている(図 25)。 現 状 で は 何 も して い な い が、 今 後 取 り 組 みた い
今 後 も 取 り 組 む予 定は な い
よくわからない
回答なし

8
② 環境ビジネスの進展における問題点について【詳細版7−2<P.113>】

今後の環境ビジネスの進展におけ 図26:環境ビジネス進展における問題点(複数回答)
る問題点については、「消費者等の意 0% 20% 40%

識・関心がまだ低い」が 31.2%と最 消費 者等の意識 ・関心がま だ低い 31.2

も多く、次いで、「組織内でアイデア 組織内 でアイデア やノウハウ が不足 29. 1

やノウハウが不足」が 29.1%、「追 追加的な 投資を考え るとリスク が高い 28.2

市場 規模が分か らない 25.2


加的な投資を考えるとリスクが高い」
関連する 情報が十 分に入手で きない 22. 7
が 28.2%、「市場規模が分からない」
現状の 市場規模で は採算が合 わない 21. 2
が 25.2%となっている(図 26)。 国 等の支援が 不十分 19. 8

経営 資源に余裕 がない 8.9

消 費者やユ ーザーに信 頼してもら えない 6. 3

その他 7. 7

特に問 題なし 12.5

回 答なし 1.4 N=2,449

③ 環境ビジネスの進展のために行政に望む支援について【詳細版7−3<P.114>】

環境ビジネスの進展のために行政 図27:環境ビジネス進展のために行政に望む支援(複数回答)
に望む支援の具体的内容については、 0% 20% 40% 60% 80%
「税制面での優遇措置」が 62.7%と
税制面 での優遇措 置 62. 7
最も多くなっている。次いで、「環境 50.8
環境ビ ジネスに関 する情報提 供
ビジ ネスに関する 情報提 供」 が 消 費者・ユ ーザーの意 識向上のた めの啓発活 動 41. 6
50.8%、「消費者・ユーザーの意識向 新た な市場づく り 28. 1

上のための啓発活動」41.6%となって 規制緩 和 26. 3

いる(図 27)。 環境 ビジネス の客観的評 価制度の確 立 21. 4

環境ビジ ネスのた めのネット ワークづく り 19.1

低利 融資等の融 資制度の拡 充 19.0

環境 ビジネス に関する相 談窓口の設 置 14.5

その 他 5. 3

回答な し 2. 0 N=2,449

(7)地球温暖化防止対策について

① 地球温暖化防止対策への取組に対する位置付け【詳細版8−1<P.115>】
図28:地球温暖化防止への取組に対する位置付け
地球温暖化防止対策への取組に対
0% 20% 40% 60% 80% 100%
する位置付けについては、「方針を定
め、取組を行っている」が 59.4%と 平成 2 1年 度
59.4 1. 5 29.9 8.9
( N = 3, 0 36 )
最も高い。また、「方針は定めていな
いが、取組は行っている」29.9%と合 平成 2 0年 度
57. 4 1.1 31. 3 9.2
( N = 3, 0 28 )
わせると、全体の 9 割近くの企業で地
球温暖化に対して何らかの取り組み 平成 1 9年 度
54 . 6 1.5 33. 5 10. 1
( N = 2, 8 19 )
を行っていることになる(図 28)。
方針を定め、取組を行っている    
方針を定めているが、取組は行っていない    
方針を定めていないが、取組は行っている    
方針を定めておらず、取組も行っていない    
回答なし    

9
② 地球温暖化対策税(環境税)の導入について【詳細版8−3<P.125>】

地球温暖化対策税(環境税)の導入 図29:地球温暖化対策税の導入について
については、「地球温暖化対策税の導 0% 20% 40% 60% 80% 100%

入に賛成」「どちらかといえば地球温
平成 2 1 年度
7.8 32.9 25.5 9. 7 20.7 2.7
暖化対策税の導入に賛成」を合わせて (N = 3, 0 3 6)

40.7%となり、昨年に引き続き「地球
平成 2 0 年度
温暖化対策税の導入に反対」「どちら (N = 3, 0 2 8)
6.5 32.8 25.7 10 . 9 20.6 2.3

かといえば地球温暖化対策税の導入
平成 1 9 年度
に反対」を合わせた 35.2%を上回る (N = 2, 8 1 9)
7.0 33. 6 25.8 11.1 19. 3 2. 2

結果となった。また、約 2 割の企業が 地 球 温 暖 化対 策 税 の ど ち ら か と い え ば地 球 どち ら か と い え ば 地 球
「わからない」と回答している(図 導 入 に 賛成 温 暖 化 対 策 税 の 導入 に 賛 成 温暖 化 対 策 税 の 導 入 に 反対
地 球 温 暖 化対 策 税 の わからない その 他
29)。 導 入 に 反対
回答なし

③ 地球温暖化対策税の使途について【詳細版8−6<P.140>】

地球温暖化対策税を導入した場合 図30:地球温暖化対策税の使途について
の税収の使われ方については、「温暖 0% 20% 40% 60% 80% 100%

化対策」との回答が最も高く 57.2%
平成 2 1 年度
であり、次いで「省エネ投資の促進」 (N = 3, 0 3 6)
3. 1 57.2 21.8 3 .3 4 .3 7 .5

が 21.8%となっている。また、「一
平成 2 0 年度
般財源」や「減税等」は 1 割未満と低 (N = 3, 0 2 8)
3. 7 56.6 19.5 4 .1 4 .9 7 .4

い(図 30)。
平成 1 9 年度
4. 0 61.0 17.8 3 .3 4 .3 5 .9
(N = 2, 8 1 9)

一般財源 温暖化対策
省 エ ネ 投 資の 促 進 減税等
そ の 他 の使 途 地 球 温 暖 化 対策 税の 導 入 に 反 対
わからない 回答なし

④ 国内排出量取引制度の導入について【詳細版8−7<P.145>】

国内排出量取引制度の導入につい 図31:国内排出量取引制度の導入について
ては、「国内排出量取引制度の導入に 0% 20% 40% 60% 80% 100%

賛成」「内容次第ではあるが導入に賛
平成 2 1 年度
成」を合わせて 34.9%となっており、 (N = 3, 0 3 6)
4. 6 3 0. 3 17.4 8.5 35.8 2. 5

「国内排出量取引制度の導入に反対」
「内容次第ではあるが導入に反対」を 平成 2 0 年度
4. 9 3 2. 6 15.2 8.6 35.3 1.7
(N = 3, 0 2 8)
合わせた 25.9%を、昨年に引き続き
上回っている。また、「賛成でも反対 平成 1 9 年度
4. 7 34.7 11.9 8.0 37.8 1.7
(N = 2, 8 1 9)
でもない」と回答した企業は 35.8%
あった(図 31)。 国 内 排 出 量 取 引制 度 の 導 入 に 賛 成    内 容 次 第 で は あ るが 導 入 に 賛 成    
内 容 次 第 で は ある が 導 入 に 反 対     国 内 排 出 量 取 引 制度 の 導 入 に 反 対    
賛 成 で も 反 対 でも な い     その他  
回答なし  

10
⑤ カーボン・オフセットへの取組について【詳細版8−10<P.160>】

カーボン・オフセットへの取組 図32:カーボン・オフセットへの取組
回答なし 0 . 8%
については、なんらかの形で取組
んでいるとの回答は 9.4%とな 取り組ん
でいる

っている(図 32)。取組んでい 9 . 4%
今後実施
する予定
ると回答した 286 社における主 である
11 . 5 %
な取組内容は、「商品製造・使用 わからない

時等の温室効果ガス排出量」 「自 4 2. 2 %

らの活動で排出される温室効果
今後も取り組む
ガス排出量」などとなっている。 予定はない
3 6 . 1%

平成21年度
(N=3,036)

(8)生物多様性の保全について

① 生物多様性の保全への取組と企業活動のあり方について【詳細版9−1<P.171>】

生物多様性の保全への取組と企業 図33:生物多様性の保全への取組と企業活動のあり方
活動のあり方については、「企業活動 0% 20% 40% 60% 80% 100%

と大いに関連があり、重要視してい
平成 2 1年度
る」と回答した企業の割合は 17.2% (N = 3, 0 3 6)
17. 2 10 . 4 66.4 4.8

となっており、昨年度(13.4%)より
増加している。「企業活動と関連ある 平成 2 0年度
13.4 9.8 71.2 3.9
(N = 3, 0 2 8)
が、重要視していない」は 10.4%、
「(生物多様性は)重要であるが、自 平成 1 9年度
13.0 11. 0 71.4 3. 4
社の 活動との関連性は低 い」 は (N = 2, 8 1 9)

66.4%となっている(図 33)。
企 業活 動 と 大 い に 関 連 あ り、 重 要 視 し て い る 企 業 活 動 と 関 連 ある が 、 重 要 視 し て い な い
重 要で あ る が 、 自 社 の 活 動と の 関 連 性 は 低 い そ の他
回 答な し

② 事業活動における生物多様性保全の取組の状況について【詳細版9−2<P.176>】

生物多様性保全の取組について、 図34:生物多様性保全への取組状況
「方針を定め、取組を行っている」と 0% 20% 40% 60% 80% 100%

回答した企業は 9.2%であり、「方針 平成 2 1年度


9.2 15.3 3.8 70.9
は定めていないが、取組は行ってい ( N = 3, 0 36 )

る」の 15.3%と合わせると、取組を 平成 2 0年度


5. 0 13.5 2. 7 77.2
行っている企業は 24.5%となってい ( N = 3, 0 28 )

る。一方で、「方針は定めているが取
平成 1 9年度
4. 2 12 . 5 2.9 79. 3
組は行っていない」3.8%と「方針は ( N = 2, 8 19 )

定めず、取組も行っていない」の
方針を定め、取組を行っている    
70.9%を合わせると、74.7%の企業で 方針は定めていないが、取組を行っている    
方針は定めているが、取組を行っていない    
取り組みを行っていない(図 34)。 方針は定めず、取組も行っていない    
回答なし    

11
(発行)
環境省総合環境政策局環境経済課
〒100-8975 東京都千代田区霞が関 1-2-2
TEL:03-5521-8240 FAX:03-3580-9568
ホームページ:http://www.env.go.jp/

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