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「台湾の声」             Wednesday, November 19, 2008 5:02 PM

【空自OB】シビリアン・コントロールについて

              浦安市 岡田政典(空自OB・防大4期)

 本件については、空自OBにも発言させて下さい。

 本件の基本的問題として、麻生総理以下マスコミも大合唱しております
が、それは「過去の歴史の反省にたって営々として築いてきたシビリン・
コントロールが危殆に瀕していること」だそうです。

 私は空自OBで、在職中はシビリアン・コントールについては明確な理
解と認識のもと職務に精励しましたし、周囲の幹部にもこれに違背するよ
うな考えの人はいなかったと断言できます。本日11月16日)のテレビ
朝日の「サン・プロ」では、かの田原総一郎が、自衛隊クーデターの危険
を煽るべく無理矢理に誘導していましたが、同番組出席の志方氏(防大2
期・元陸将)が「自衛隊がクーデターなんか起こすなんてことは絶対に無
い」と言ったとおり、自衛隊は創設以来、愚直にシビリアン・コントロー
ルを金科玉条としてきました。シビリアン・コントロールの問題は、一に
かかって政治と行政側にあります。

 これも志方氏が指摘されましたが、防衛大臣の頻繁な交代もさりなが
ら、村山富一なる人物を総理にした政治と、村山総理の登場を奇貨として
様々な売国政治を推進した行政、これによって政治におけるシビリアン・
コントロールは事実上死滅したのです。死滅した証拠が、その後の歴代総
理が平然と明言する「村山談話の継承」です。

 当時私は現役自衛官でしたが、村山富一が自衛隊の最高指揮官になった
ことに、強烈な「やりきれなさ、虚無感」を感じたことを覚えています。
「台湾の声」             Wednesday, November 19, 2008 5:02 PM

村山が総理ならば、もし防衛出動を必要とする事態が起こっても、日本は
無為のうちにのたれ死ぬだろうと思いました。この懸念は阪神・淡路大震
災において、はしなくも現実のものになりました。

 シビリアン・コントロールの危機だと、笑わせるな! そんなもの、
とっくにオマエらが抹殺してしまったんだわ。
 田母神前幕僚長は、自らのクビを代償にしてこの現実をあからさまに見
せてくたのです。

追伸:

 母校の恥なので余り言いたくありませんが、防大の現・前校長が田母神
前空幕長の言動を完全否定したのには驚きました。お二人ともナンやら胡
散臭いリベラリストとの印象で、こんな人選にも村山談話の呪縛が影響し
ていると思います。
 若干私事になりますが、とりわけ前校長の西原氏は、私が防大創立50
周年記念事業の目玉だった「平山郁夫ステンドグラス」に関して送った書
簡2通を無視するなど、無責任かつ卑怯な人物との印象は拭えません。

『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html

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