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Taijin
Taijin
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✤する⁄です など まとめ
☓これは先生がご説明したことです。
○これは先生がご説明になったことです。
▽お⁄ご~する お読みしましょう。⁄ご報告します。
▽~いたす いいえ、父はスポーツはいたしません。
▲お⁄ご~なさる 先生は昨日お話しなさいましたか。
▽お⁄ご~いたす お聞きいたしました。ご説明いたします。
✣~です 娘さんはおきれいでいらっしゃいますね。
▲(お)~でいらっしゃる
お若くていらっしゃいますね。
▲(お)~くていらっしゃる
ロッシの家内でございます。
❂~でございます
今日は(お)寒うございます。
❂(形容詞音便形)ございます
それは私には大きゅうございます。
✣~てある 案内書にいろいろ書いてございます。
❂~でございます
~ている
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✤練習
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✤動詞の特別な形 1
☓私が持ってみえましょう。
○私がもってまいりましょう。
▲おいでになる 夏休みにどこかへおいでになりましたか。
▽参る 家族でハワイに参りました。
❂~てまいる 寒くなってまいりました。
▲おいでになる あすはお宅においでになりますか。
▽おる はい、午後からずっと家におります。
▽申す 父がそう申しました。
▽申し上げる 私がそれを先生に申し上げましょう。
▽お⁄ご~申し上げる お願い申し上げます。
▽存じる⁄存ずる ええ、よく存じています。
▽存じ上げる 山田先生のお父様を存じ上げています。
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✤練習
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✤動詞の特別な形 2
☓先生の論文をご覧になりましょう。
○先生の論文を拝見いたします。
▽拝見する ロッシ先生のかかれた絵を拝見しました。
▽拝見いたす ロッシ先生のかかれた絵を拝見いたしました。
▽拝借いたす 先生の辞書を拝借いたしました。
▽承る 先生のご意見を承りたいのですが。
▽上がる 先日、先生のお宅に上がりました。
✣食べる 飲む お酒を上がりますか。
▲上がる
毎日お酒を召し上がりますか。
▲召し上がる
夕食をおいしくいただきました。
▽いただく
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✤練習
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✤あらたまった場面でよりていねいな言い方をしたいとき、次のように表現できる。
~から・が → ~ますから・が
~ので → ~ますので
~たら → ~ましたら
~し → ~ますし
~て → ~まして
先生は、急いで(→X急ぎまして)帰られました。
喜んで(→X喜びまして)おうかがいいたします。
✤原則としては、和語に〔お〕を漢語に〔ご〕をつける。
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✤職名、役職名に「さん」を付けて呼びかけることができる。
「○○銀行さん⁄さま」
✤ビジネスの場面で他社の人と話す時、 「○○商事さん⁄さま」
と呼ぶことがある。
「3 人さん」「お二階さん」と呼ぶことがある。
✤接客業で人数や場所で人を指すとき、
✤幼児は動物や自然物を擬人化し「さん⁄さま」をつけて親しみを表すことがある。
例:ぞうさん、お日さま、お月さま、お星さま
★⑦あらたまった形(動詞・形容詞以外)
問:下線部をあらたまった表現にしてください。
(1)お手元のボタンを 3 回ぐらい押してください。
(2)
〈電話で〉山田はあしたまで出張に出ております。あさってから参ります。
(3)じゃ、後でお電話いたします。
✤動詞や形容詞以外にも、あらたまった形をもつものがある。あらたまった表現を使うことにより、文体
を統一したり敬語を引き立てることができる。
あらたまった形 あらたまった形
きょう さっき
あした 少し(時間)
あさって 少し(量)
きのう これ・ここ
おととい 平素
このあいだ 誠に
あとで ならびに
いますぐ 所存
もうすぐ
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2.授受表現
(1)形と使い方
✤ ~は~に(~て)さしあげる(くださる⁄いただく⁄あげる⁄もらう、など)
視点
は (て) さしあげる に
(て) あげる てやる
私
に (て) くださる は
話し手側
(て) くれる
は (て) いただく に
(て) もらう
矢印(あたえる側→受ける側)は、物・行為・恩恵(話し手が捉えた物)などの移動を示す。
✤ 不利益を受けた時、困惑、指示、決意表明なども、授受動詞によって表される。
問1 適切な表現に直してください。
(1)その映画は見た人に強い影響をくれる。
(2)実際に鈴木さんに会って話したら、強い印象をもらった。
(3)整理券は入り口で係の人にあげてください。
わいろ たいほ
(4)「ニュース」:AはBに賄賂をあげた疑いで、Bは賄賂をもらった疑いで逮捕された。
✤ 利益や恩恵の移動があっても、「あたえる」「受ける」「する」「なる」「わたす」などの動詞が用いられ
ることがある。
✤ 特に、説明文、報道文など、客観的な表現が要求されるときは、恩恵があっても授受動詞は使わ
れない。
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✤ 1、助言・忠告を与える言い方には次のようなものがある。
例:早く帰った方がいいですよ。
例:うちへ帰って休んだらどうですか。
例:そろそろ終わりにしたら?
例:行ったほうがいいかも。⁄ほうがいいかもしれないよ。
2、目上の人から助言を求められても、助言をあたえるのは適切ではない。その場合に
は、文をとちゅうでやめたり、あるいは依頼表現を用いたり、自分の希望や意見として
述べたりする。
例:「あと1件、電話したいところがあるんだけど、いいかな。」
「ええ、でも、そろそろお出かけにならないと…」
例:「例の書類、来週出せばいいのかな?」
「できましたら、今週中に…」「今週中に提出していていただけますと…」
例:「ちょっと速くしゃべりすぎたかなあ?」
「いえ、ただ、もう少しゆっくり話していただけるとみなよく分かると思うのですが…
いろいろな方がいらっしゃいますので。」
練習 友人から次のように聞かれました。 ( )内を参考に助言をしてください。
(1)友人:こんど中国人がうちにくるんだけど、何をごちそうしたらいいかなぁ?
→ ( 魚より肉料理 )
ほんやく
(2)先輩:部長にたのまれた翻訳が、来週までにできそうもないんだよね。
→ ( 早く部長に事情を話す )
こま
(3)友人:国の母が急に入院してしまって、父も困っているみたいで…。
→ ( すぐに帰国して、様子を見てくる )
(4)友人:あれ、これ注文した料理とちがうんだけどなぁ。
→ ( 料理を変えてもらうようにたのむ )
かんばん
(5)先輩:ビール、800 円だって。外の看板には 6 時までは 300 円って書いてあるけどなぁ。
→ ( 店の人に言う )
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3.主張・意見
(1)賛成意見・反対意見を述べる
問:BはAの意見に賛成していますか、反対していますか。
(1)A:参加人数はもう少し増やした方がいいと思うんですが。
B:それはそうですけど…
(2)A:日本人はもっと積極的に話した方がいいですよね。
B:本当にそうですよね。
(3)A:漢字ができないと日本語は全然分からないですよ。
B:たしかにねぇ。
(4)A:今度、スマホ買うんです。
B:ええっ!スマホですか?あんなもの…?
(5)A:来年は、テーマを決めて全員で研究してみない?
B:それも悪くないですけど…
✤相手の意見に賛成する場合、相手の意見を肯定的に評価したり、認めたり、また、同意見であることを表明し
たりする。
例:それはいいですね。
:その通りですね。それはおもしろいですね。
:私もそう思います。私もそれがいいと思います。
✤相手の意見に反対する場合も、全面的に反対せず、上記の表現を使って相手の意見の一部を認めたり、
逆説の言葉で終わったり、疑問を述べたりすることによって、その後に続くはずの反対意見を言わずに、自
分の立場を述べることができる。
例:それは悪くないと思うんですが… なかなか面白いとは思うんですが…
:それはそうなんですが… おっしゃることはごもっともなんですが… そうかもしれませんが…
:私もそうは思うんですけど… そうでしょうか…? そうなんでしょうか…?
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✤1 相手の発言をほめる場合には、それに対してよい評価をあたえる形容詞を用いたり、話者にとって役
に立った、驚いたということを述べたりする。
例:いい、おもしろい、すばらしい、すごい、興味深い、よくできています、貴重な意見です、など
:勉強になりました、教えられるところが多くありました、ありがたいアドヴァイスです、これほど上手
とは知りませんでした、あまり上手なのでおどろきました、など
✤2 相手の行動や発言に不満を感じて改善を求める場合には、次のような量の少なさを表す表現が使
われることが多い。
例:もう少し、ちょっと(問題です、違うような気が…)、もう一歩、など
✤また相手の行動や発言を一部認める次のような表現も、この後に不満が続くものであり、低い評価を示す
ものである。 例:確かに~かもしれないけど、それもまちがいではないかもしれないけど、など
✤3 程度を表す副詞のうち、次のものは、相対的によい、あるいは予想よりはよいという表
現であるため、絶対的な高い評価とは言えない。使う相手によっては注意が必要である。
例:だいぶ、わりに、いくぶん、比較的、相当、かなり、(相対的によい)
例:なかなか、結構、案外(予想よりはよい)
✤4 目上の人に対しては、評価する行為は避ける。一般に専門家に対して、専門の技術や知
識をほめることは、逆に皮肉となることがあるので注意する。
例:
(日本語の先生に)先生、日本語のこと、よくご存じですね。
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総合演習
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