Hymn to Freedom - ブルースハープな日々

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2018/4/21 Hymn to Freedom | ブルースハープな⽇々

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2009/01/22 Hymn to Freedom はじめに


Posted in ハーモニカ以外 tagged Oscar Peterson @ 3:31 pm by Yuki
ごあいさつ
オスカー・ピーターソン (Oscar Peterson) が残した名曲、名演奏は数多くあるけれ
ど、その中であえて⼀曲挙げて、と誰かに⾔われたとしたら、たぶん私は “Hymn
to Freedom” (「⾃由への賛歌」) と答えるだろうと思う。この曲が収められたア カテゴリー
ルバム “Night Train” は全編にわたってブルージーで、普段あまりジャズを聞かな
い⼈でも、ブルースが好きならば⼤いに楽しめるお勧めの⼀枚である。 テクニック
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初めてこの “Hymn to Freedom” を聴いた時、全⾝の⾎が泡⽴って、⿃肌が⽴っ


ブログ内検索
た。何か特別なオーラのようなものがあると思った。なぜかわからないけれど、
「この曲は特別な曲なんだ」 と確信した。それからしばらく経って、オスカー・ピ
ーターソンがキング牧師 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、Martin
Luther King, Jr.) にインスパイアされてこの曲を作ったのだと知った時、「ああそ
うか、そういうことだったのか。だからこの曲はこんなにも特別なんだ」と納得し
た。歌詞があるわけでもないのに、作る側の意思が受け取る側に伝わる⾳楽の⼒と カレンダー
いうものを、改めて感じた瞬間だった。今でもこの曲を聴くたびに- 特にピーター
ソンが両⼿のトレモロでクレッシェンドしていくところで - 全⾝の⾎が沸騰するよ 2009年1⽉
うな感覚に襲われる。 ⽉ ⽕ ⽔ ⽊ ⾦ ⼟ ⽇
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先⽇アメリカでは、オバマ⽒が⼤統領に就任したが、その式典では、この “Hymn ⽉を選択


to Freedom” が合唱団によって歌われた。公⺠権運動が⾏われたのが、1955年か
ら1968年。オスカー・ピーターソンが “Hymn to Freedom” を録⾳したのが1962
年。そして今、アフリカ系アメリカ⼈が⼤統領となる時代が来たのである。この曲 My pages
が、このような舞台で演奏される時代が来たのだ。⼈々がオバマ⼤統領に期待を寄
YouTubeアカウント ハー
せるのは、彼がアフロ・アメリカンであるからということだけが理由であるべきで
モニカのビデオ、ぼちぼ
ないとは思う。しかし、そのことが歴史的に⼤きな意味を持つのも、やはり確固た
ちアップしてます。
る事実である。
式典では、アレサ・フランクリン (Aretha Franklin) も “My Country, ‘Tis of
Thee” を歌った。アレサは、キング牧師の葬式でもこの曲を歌ったのだという。 Blogroll
>Aretha Franklin – Sings ‘America’ My Country Tis Of Thee
みきかきくけこ

https://blowharp.wordpress.com/2009/01/22/hymn-to-freedom/ 1/4
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残念ながら、YouTube では “Hyms to Freedom” の良さが伝わる映像が⾒つからな NOGIOH.COM
かった。オスカー・ピーターソンは、脳梗塞で左⼿がうまく使えなくなったという OUT TO LUNCH
こともあり、⾮常に悲しいことではあるけれど、晩年の演奏はぱっとしない。私は Petaboogie’s Diary
森のなかまと楽しい
亡くなる前の年にライブを⾒に⾏ったのだが、その時も演奏の衰えは明らかで、悲
10Holes
しくなってしまった。そういう訳で、今回は、まだばりばり弾いていた頃の - クリ
スプで、⼒強く、エレガントな演奏をしていた頃の - ピーターソンの演奏をいくつ
か紹介したい。
>Oscar’s boogie
>Oscar Peterson: Take the “A” Train
>Oscar Peterson – Fly Me To The Moon

“Hymn to Freedom” は、ぜひアルバムに収められたものを聴いていただきたいと


思う。切なる祈りと熱い思いが込められた、素晴らしい演奏である。

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3件のコメント »

ogitetsu said,
2009/01/22 @ 5:12 pm

Yukiさんもオバマの話題ですね。

アレサは、あの零下の温度の中、よくこれだけ歌い切りました。さすがで
す。
アメリカの⼤地で、這いつくばりながら、地味で⾟い労働を⾏い、⾟酸を舐
めて来た数多の⼈々(⿊⼈だけでなく貧しい⽩⼈や移⺠達)の霊への鎮魂と
なったのではないでしょうか。

オバマと⾔う⼈は、⽩⼈とアフリカ⼈の混⾎と⾔うわけで、南部で奴隷を経
験した⼈達の⾎は⼊っていないわけで、同じ⿊⼈から、「あいつはニガーじ
ゃねぇ」と陰⼝を叩かれたことも有りますが、考えて⾒れば奥さんがシカゴ
のサウスサイドの労働者階級だから、彼⼥から学ぶ事も有るでしょうね。

彼が⿊⼈であると⾔うことを⼤きく取り沙汰されるよりも、彼の就任演説で
も⾔われた様に、彼が多くの⼈種や宗教が集まって出来た⽶国の多様性のシ
ンボルとして代表してくれていれば良いと思うのです。

おぎ

返信

Yuki said,
2009/01/22 @ 7:21 pm

>オギさん

そうですね。「所詮、中⾝は⽩⼈のエリートじゃないか」 というような声も
あった中、ミシェルさんの存在が、彼の印象を良くする⼿助けをした部分も
あったのではないかという気もします。

オバマ⽒が⼤統領に選ばれたという事実と彼の演説は、アメリカだけではな
くて、世界中の多くの⼈に希望を与えたと思います。イギリスでもかなり盛
り上がっていましたし、こういうことには関⼼が薄くなりがちな⽇本でも盛
り上がっていたみたいですね。オスカー・ピーターソンはカナダ⼈でした
が、彼にも⽣きていてあの瞬間を⾒て欲しかったなあ、と思いました。

⼤変な時期ですが、オバマさんにはがんばってほしいです。

返信

Kazu said,
2009/12/14 @ 8:36 am

https://blowharp.wordpress.com/2009/01/22/hymn-to-freedom/ 3/4
2018/4/21 Hymn to Freedom | ブルースハープな⽇々
「初めてこの “Hymn to Freedom” を聴いた時、全⾝の⾎が泡⽴って、⿃肌
が⽴った。」
私も全く同じ感覚に襲われました。その後この曲に興味を持ち⾊々調べこの
ページに⾏き着きました。

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