D Nakanishi Keiji

パイルド・ラフト基礎の常時及び地震時の挙動と杭の最
Title 適配置設計に関する研究( Dissertation_全文 )
Author(s) 中西, 啓二
Citation Kyoto University (京都大学)
Issue Date 2011-01-24
URL https://doi.org/10.14989/doctor.k15756
Right
Type Thesis or Dissertation
Textversion author
Kyoto University
パイルド・ラフト基礎の常時及び地震時の挙動と
杭の最適配置設計に関する研究
2010 年
中西啓二
目次
頁
第１章序論 1
1.1 まえがき 1
1.2 既往の研究 5
1.2.1 常時荷重時における地盤の剛性評価に関する研究 5
1.2.2 常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎に関する研究 7
1.2.3 地震荷重を受けるパイルド・ラフト基礎に関する研究 10
1.2.4 最適設計法に関する研究 12
1.2.5 既往の研究のまとめ 13
1.3 本論文の目的と構成 13
第２章パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析法 15
2.1 直接基礎における地盤の剛性評価法 15
2.1.1 地盤の常時荷重時剛性評価法 15
2.1.2 ３次元 FEM 解析法との比較 28
2.1.3 実建物の沈下計測による評価法の検証 77
2.2 パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析法 97
2.2.1 簡易沈下解析法の提案 97
2.2.2 実建物の沈下計測による提案解析法の精度検証 102
2.3 まとめ 115
第３章常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎の杭の最適配置設計法 116
3.1 簡易沈下解析法を用いた杭の最適配置設計法 116
3.1.1 最適化問題の定式化 116
3.1.2 パイルド・ラフト基礎最適設計例題 121
3.1.3 パイルド・ラフト基礎の例題と 3 次元 FEM 解析法との比較 151
3.2 実建物によるシミュレーション解析と精度検証 161
3.2.1 軟弱地盤における杭長最適化 161
3.2.2 中間層支持による杭本数最適化 164
3.3 まとめ 169
第４章パイルド・ラフト基礎の地震荷重に対する応力解析法 170
4.1 パイルド・ラフト基礎の地震荷重に対する応力解析法 170
4.2 ３次元 FEM 解析法との比較による地震荷重時の精度検証 175
4.3 まとめ 183
第５章結論 184
5.1 研究成果のまとめ 184
5.2 今後の課題 184
参考文献 185
謝辞 190
第１章序論
1.1 まえがき
パイルド・ラフト基礎は，図 1.1-1 に示すように，直接基礎と杭基礎を併用した基礎形式であ
り，直接基礎と杭基礎が複合して荷重を支持する基礎形式である。
パイルド・ラフト基礎の特徴は，鉛直荷重に対して直接基礎では支持力は十分であるが沈下あ
るいは不同沈下が問題となる場合に，沈下剛性の高い杭を併用することにより沈下あるいは不同
沈下を制御することが可能となる点にある。また，地震時水平力に対しては，図 1.1-2 に示すよ
うに基礎底面と地盤の間の摩擦抵抗と杭のせん断抵抗の両方で抵抗し，基礎直下においては杭と
地盤の水平方向変位差が小さく杭に作用する水平地盤反力も小さくなるため，杭で全水平力を負
担する杭基礎に比べて杭の応力が低減される。
以上のようにパイルド・ラフト基礎は，杭基礎に比べて基礎の物量を低減できる合理的な基礎
形式であり，近年適用例が増加し適用範囲が拡大されつつある。
地盤反力
地盤反力
摩擦力
摩擦力
杭先端反力
杭先端反力
(a) 直接基礎 (b) パイルド・ラフト基礎 (c) 杭基礎

図 1.1-1 基礎形式と鉛直荷重支持機構
水平力水平力水平力
底面摩擦力
底面摩擦力杭頭せん断力杭頭せん断力
(a) 直接基礎 (b) パイルド・ラフト基礎 (c) 杭基礎

図 1.1-2 基礎形式と水平荷重抵抗機構
－1－
パイルド・ラフト基礎の適用形態としては，①低層建物を対象とした軟弱地盤における沈下制
御 1－8)，②高層建物において杭先端を中間支持層で支持させて沈下を制御する方法 9－13)，③高層
棟と低層棟が一体となった建物で，荷重に応じて杭長さを変化させて不同沈下量を低減する方法
14－17)，および④超高層建物の逆打ち工法で，基礎構築までの荷重を構真柱杭で支持させ，基礎構
築後は基礎と杭を一体としたパイルド・ラフト基礎として支持させる方法 18－21)，などに分類され
る。
パイルド・ラフト基礎の鉛直荷重時における沈下計算および地震時における水平方向荷重に対
する応力解析では，地盤の非線形特性を考慮して図 1.1-3 に示すようなラフト－杭－地盤の相互
作用を評価する必要がある。このような評価法としては，図 1.1-4 に示す基礎・杭・地盤を全て
３次元 FEM でモデル化して解析する有限要素法 6,12,13,17,27)及び，図 1.1-5 または図 1.1-6 に示す
ように基礎・杭は FEM でモデル化し，地盤ばね・杭ばねは地盤を半無限体と考えて，Steinbrenner
や Mindlin の式などの弾性論を用いてモデル化するハイブリッド法 2,28－31)などがある。
全体系に対する有限要素法は地盤の非線形性及び相互作用を直接的に考慮できるが，地盤のモ
デル化領域が大きくなり要素数が膨大になるため杭配置を検討するパラメトリックスタディには
適さない。一方，ハイブリッド法は，FEM としての要素数は少なく繰り返し検討する場合には適
しているが，地盤を半無限弾性体と仮定しているため，多層地盤に拡張して適用する近似的手法
は提案されているものの，剛性を層内で同一として扱うため，荷重の偏在に対する地盤内の３次
元的な剛性評価は難しい。
ハイブリッド法には 2 種類の方法があり，図 1.1-5 に示す方法 2)は，ラフトのみ FEM でモデル
化し，杭およびラフトの鉛直方向ばねを地盤の非線形性を考慮した半無限弾性体の理論解から計
算するもので，収斂計算ではあるものの，FEM 解析の自由度が小さく扱いやすい特徴がある。一
方，図 1.1-6 の方法 30)は，ラフトと杭体を FEM でモデル化し，ラフト－杭－地盤間の相互作用
ばねを，半無限弾性体に対する理論式から沈下影響係数として計算し，その逆行列を全体剛性マ
トリクスに組み込む方法で，繰り返し計算が少ない反面，杭体の部材が多くなると自由度が非常
に大きくなり大規模なモデルには不向きな方法である。最適設計を実務に適用する場合には，短
時間で解が得られるスピード感も重要な要素であり，できるだけ解析モデルの自由度の少ないモ
デル化が必要となる。
地盤の非線形性の考え方としては，地盤に生じるひずみに対してヤング係数を低減させる方法
が提案されている 26,31)。さらに，ラフト－杭－地盤の相互作用を考慮する方法も各種提案されて
いる 25,28－30,32)。また，ハイブリッド法でも，相互作用を部分的に考慮して実用性を重視した簡易
法も提案されている 33)。しかしながら，パイルド・ラフト基礎に対して，沈下の観測結果との比
較を通じてモデル化の妥当性を示した研究は限られている 3,6,7,8,12,17,33)。
上記３種類の手法には長所短所があるが，設計の実務においては，杭の長さや配置を決める基
本設計段階では簡易法やハイブリッド法を採用し，杭配置決定後の確認段階には有限要素法を採
用する方法などが合理的と考えられる。一方，実務設計における杭の種類・配置・長さなどの決
定においては試行錯誤に依存するところが多く，簡易法を用いたとしても設計者に大きな負荷を
与える要因となっている。
本論文では，パイルド・ラフト基礎について，実務設計における杭配置決定までの負荷を低減
することを目的として，簡易沈下解析法と杭の配置と長さを決定する最適設計の手法を組み合わ
－2－
せた設計法を提案し，実建物に対する FEM 解析及び沈下計測結果との比較を通じてその有効性・
適用性について検証する。
図 1.1-3 杭と地盤の相互作用（鉛直荷重時）1)
図 1.1-4 三次元有限要素モデルの例 6)
図 1.1-5 有限要素法と弾性論を組み合わせたハイブリッド法（１）2)
－3－
図 1.1-6 有限要素法と弾性論を組み合わせたハイブリッド法（２）30)
－4－
1.2 既往の研究
パイルド・ラフト基礎では，地盤の非線形性を考慮した上でラフト－杭－地盤の相互作用を評
価する必要があるため，その解析法は非常に複雑であり，実建物の実測結果を用いた検証が非常
に重要となってくる。これまで，直接基礎およびパイルド・ラフト基礎の沈下に関する実建物の
実測例は多数発表されている。一方，水平力に対する実測例は，遠心振動台を用いた実験あるい
は実地盤を用いた縮小モデルによる実験が発表されているが，現在に至るまで数が少ないのが現
状である。
また，最適設計分野においては基礎に適用した例はほとんどないのが現状である 83,84)。
以下では，まず地盤の鉛直荷重時における非線形性の評価法について直接基礎の代表的な研究
を示し，次にパイルド・ラフト基礎の鉛直荷重時及び地震荷重時における相互作用の評価法につ
いて代表的な研究を示す。そして最後に最適設計法に関する研究を示して本論文との関係につい
て示す。
1.2.1 常時荷重時における地盤の剛性評価に関する研究
パイルド・ラフト基礎の沈下解析で重要なことはラフト（直接基礎）の沈下解析における地盤
の非線形性を考慮した変形係数（ヤング係数）の評価法である。
従来，地盤調査における変形係数の求め方としては，比較的低コストでできる孔内載荷試験や
Ｎ値から推定する方法が一般的であったが，上部建物荷重に応じて生じる地盤のひずみに対応し
たものになっていないため沈下量の計算精度は低かった。
一方，1980 年代から地盤内の沈下量を計測できる層別沈下計が開発され，実建物の施工時の沈
下量を計測することが可能になりその後多くの実測結果が蓄積され 34－38)，建物施工時の実測値に
対する逆解析によって地盤の剛性の変化を統一的に表現できるようになった。
代表的なものとして文献 26 では，地盤の初期剛性 E0 を地盤調査の PS 検層で得られるせん断
波速度 Vs を用いて算定し，掘削時の荷重の解放によって地盤にはリバウンド（上向きの変位）が
生じ，図 1.2.1-1 に示すようにせん断波速度 Vs が拘束圧に依存することを明らかにした。さらに
建物構築時には，図 1.2.1-2 に示すように地盤のヤング係数が鉛直方向ひずみεv に依存すること
を明らかにし，次式を用いて掘削～構築までの施工時のヤング係数を算定する方法を提案してい
る。
①初期剛性

E0  2 1    VS2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1.2.1-1)
g
②掘削時の拘束圧を考慮したヤング係数低減率
0.4
E0'   V 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1.2.1-2)
E0   V 0 
③構築時の鉛直方向ひずみを考慮したヤング係数低減率
E
 0.01  V0.45 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1.2.1-3)
E0'
ここに，ν：ポアソン比（砂：0.35，粘土：0.45，礫：0.3），γ：密度，ｇ：重力加速度，Vs：
せん断波速度，σv0：掘削前の鉛直有効応力度，σv：掘削後の鉛直有効応力度，εv：構築時鉛直
方向ひずみを示す。なお，ポアソン比については逆解析時に仮定した数値を用いている。
－5－
図 1.2.1-1 掘削前と掘削後のヤング係数の比 26)
図 1.2.1-2 構築時のヤング係数比と鉛直ひずみの関係 26)
一方，文献 38 では，地盤の剛性が拘束圧とひずみの両方に同時に依存することに着目し，超高
層建物の実測結果から，拘束圧とひずみを組み合わせた剛性評価法を提案している。この方法に
よれば，拘束圧または鉛直方向ひずみのどちらかで評価する場合に比べてさらに精度のよい剛性
評価が可能としているが，まだ適用できる地盤の種類が少なく今後さらにデータの蓄積が必要で
あると考えられる。
次に沈下計算法については，ラフトおよび地盤をすべて有限要素でモデル化する３次元 FEM
解析法とラフトのみを FEM でモデル化し，地盤については半無限弾性体の理論式から鉛直方向
のばねを算定するハイブリッド法が提案されている。
3 次元 FEM 解析では地盤の非線形特性をすべての地盤要素に適用して荷重増分法を用いる弾
塑性解析法 17)と，地盤要素の非線形性に等価線形を用いる等価線形化法がある 6,12)。荷重増分法
では荷重ステップを細かく設定することにより精度の高い解析が可能である反面，解析時間が膨
大になる。
一方，等価線形化法は，解析自体は全荷重を作用させて弾性解析で行い，得られた地盤要素の
ひずみを剛性低下曲線に適用して剛性を新しく作り直して再解析を行うという計算過程を変位が
収束するまで繰り返し計算を行うもので，解析の繰り返し回数が少なく解析時間が短縮できるメ
－6－
リットがある。また，計算精度についても実測結果とよく一致するという報告がある 6,12,27)。
ハイブリッド法の場合は以下の２つの方法がある。
①ラフトの FEM 解析と，弾性論による地盤の沈下計算を繰り返し計算により収束させる方法
この方法は，ラフトを梁要素またはシェル要素で，弾性論から計算した鉛直ばねをウインクラ
ーばねでモデル化して有限要素法で解析し，得られた沈下量と，半無限弾性体表面に荷重が作用
したとして弾性論で計算して得られた沈下量が一致するまで繰り返し計算する方法である 2)。こ
の方法は，FEM 解析は汎用解析ツールを使えるため手軽に使えるメリットがある。
②ラフトの FEM モデルの剛性マトリクスに弾性論で計算した沈下ばねを組み込む方法
この方法は，ラフトを梁要素またはシェル要素でモデル化した上部架構の剛性マトリクスに，
弾性論から得られたラフト節点の沈下に関する剛性マトリクスを組み込むことにより，地盤変位
を考慮した上部架構全体の関係式を作成してそれを解くことにより沈下量を求める方法である 30)。
この方法は，１回の計算で沈下量が得られる反面，剛性マトリクスを組み込む必要があるため独
自のプログラムを組む必要がある。
1.2.2 常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎に関する研究
常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎の沈下計算法については，簡易法から詳細法に至るま
で種々の方法が提案されている。大きく分けるとラフトの沈下解析と同様に，３次元 FEM を用
いた詳細法と FEM と弾性論を組み合わせたハイブリッド法に分けられる。ここでは，等価線形
化法を用いた３次元 FEM 解析法と，ハイブリッド法について紹介する。
１）３次元 FEM 解析法
３次元 FEM 解析の特徴は，地盤をソリッド要素でモデル化するため，モデル化範囲を大きく
とり，さらに要素毎に材料非線形を考慮することによって実状に合った挙動を再現できること，
および杭と地盤の接合について局所的な非線形性を有するばねでモデル化することにより，ラフ
ト－杭－地盤間の相互作用が自動的に満足されることである。その反面計算時間が膨大になる。
文献 6 では図 1.2.2-1 に示す３次元 FEM の弾性解析を用い，地盤の剛性評価には等価線形化の
手法を用いて解析時間を短縮した例が示されている。この方法では数回程度の繰り返し回数で収
束することができ，材料非線形を用いた荷重増分法による弾塑性解析に比べて解析時間を短縮し
ている。また，解析精度については実測値との比較を行っており，良好な結果が得られている。
また，文献 12 及び 27 では，図 1.2.2-2 に示す３次元 FEM 解析を用いて，施工過程を再現する
ために，予め設定した施工ステップにおける地盤剛性を，地盤の拘束圧および鉛直方向ひずみに
対する非線形性を考慮して半無限弾性体の理論解から求め，各ステップの増分荷重に対して接線
剛性を用いて解析し，結果を重ね合わせることによって各ステップにおける変位・応力を算定す
る方法が示されている。この方法についても解析値と実測値がよく一致することが示されている。
このように，等価線形化手法を，実測に基づいた地盤の非線形特性を取り入れた３次元 FEM 弾
性解析に適用することにより，弾塑性解析より短時間で高精度な結果が得られる手法であるとい
うことができる。
－7－
図 1.2.2-1 ３次元 FEM 解析例（等価線形化法）6)
1階～地下１階
σ
壁・梁・柱・杭・スラブ
4 
E4
3 
E3 接線剛性
2 '
E2
（解析用）
1 E4
SMW E
割線剛性
E0 E2 3
地下躯体
1  2 3 4 ε
各ステップの地盤剛性
130m
90m
杭要素基礎版要素
90m
摩擦ばね要素
地盤要素
地盤杭と地盤のモデル化概念図
図１　解析モデル図
図 1.2.2-2 ３次元 FEM 解析例（等価線形化を用いた施工時解析）12)
－8－
２）ハイブリッド法
ハイブリッド法は，構造体のみを FEM でモデル化し，地盤については半無限体に弾性論を適
用してばね評価して両者を組み合わせて解析することにより計算時間を短縮することを目的とし
て開発された方法である。
ハイブリッド法は大きく２つの方法に分けられる。１つの方法は，伴野・加倉井・山下ら 1－4,25)，
および秋野・佐原ら 31,32)の方法で，図 1.2.2-3 に示すように，上部架構を FEM でモデル化し，弾
性論で求めた地盤ばねを組み合わせて解析し，地盤ばねに生じる反力を用いてばねがある一定値
に収束するまで繰り返し計算を行う方法である。この方法の特徴は，FEM 解析は汎用のソフトを
用いることができる点にある。杭の沈下ばね算定には荷重伝達法 32,48)などが用いられる。
図 1.2.2-3 ハイブリッド解析法（その１）2,3)
もうひとつの方法は，Randolph45)，松尾・山肩 28)，真島・長尾 29,46,47)，土屋・永井 30)らの方
法で，図 1.2.2-4 に示すように，ラフトおよび杭を FEM でモデル化し，ラフト－ラフト間，ラフ

ト－杭間，杭－杭間の相互作用を考慮した沈下影響係数を弾性論により計算し，その逆マトリク
スから沈下剛性マトリクスを作成し，架構の剛性マトリクスに加えて解く方法である。この方法
の特徴は，繰り返し計算を必要としないことであるが，杭の要素数が多くなると自由度が大きく
なり計算に時間がかかる。
松尾・山肩らのモデル 28) 真島・長尾らのモデル 29) 土屋・永井らのモデル 30)

図 1.2.2-4 ハイブリッド解析法（その２）
－9－
ハイブリッド法では，ラフトの沈下計算には半無限弾性体の表面に作用する等分布荷重に対し
て Steinbrenner の近似解，または Boussinesq の解を多層地盤に拡張する方法が用いられている。
また，杭からラフトまたは杭から杭への相互作用は Mindlin の第１解を多層地盤に適用する方法
が用いられている。地盤のヤング係数については地表面に作用する平均荷重を用いて地盤内の各
層の圧縮ひずみを計算し，あらかじめ設定した剛性低下曲線を用いて剛性評価を行っている。
パイルド・ラフト基礎の実地盤を用いた模型実験が近年多く実施されてきており 50－54)，鉛直荷
重の大きさに対するラフトと杭の荷重分担率の変化，及び水平荷重時のラフトと杭の荷重分担，
さらに大きな荷重に対する滑り出し荷重などが明らかになってきている。さらに，解析によるシ
ミュレーションも行われており，非線形領域まで高精度に予測できる段階にきている。
1.2.3 地震荷重を受けるパイルド・ラフト基礎に関する研究
パイルド・ラフト基礎が地震荷重を受ける場合の研究は鉛直荷重時に比べて少し遅れて始まり，
松尾・山肩ら 55,56)は図 1.2.3-1 のように鉛直荷重のハイブリッド法を水平荷重に応用して，ラフ
トと杭を FEM でモデル化し，ラフト－杭－地盤間の相互作用ばねを弾性論から計算して鉛直荷
重時と同様に水平方向剛性マトリクスを作成し，架構の剛性マトリクスに組み合わせる方法を開
発した。
また，土屋・永井ら 64,65)，長尾・桑原ら 58,59)および真野・中井ら 61－63)は，図 1.2.3-2～図 1.2.3-3
に示すように，地盤を杭・ラフト近傍地盤と一般地盤を区別して非線形性を導入した非線形ハイ
ブリッド解析法を開発し，ラフトの滑りや杭周面摩擦，杭側面および杭先端の地盤ばねに非線形
性を取り入れている。
一方，長尾・桑原・土屋ら 59,60)は，図 1.2.3-4 に示すように，地盤をせん断土柱モデルとして
地盤を１本のせん断棒に置換し，その土柱とラフトおよび杭を接合することにより相互作用を考
慮できる簡易ハイブリッド解析法を開発した，この方法の特徴は，平面位置の違いによる杭応力
は表現できないが，モデル化が簡便であることである。この方法を用いて実地盤で実施した模型
実験と比較して，十分な再現性を確認している。
図 1.2.3-1 水平力を受けるハイブリッド解析法 56)
－10－
図 1.2.3-2 ハイブリッド解析法 65)
図 1.2.3-3 ハイブリッド解析法 62)
ハイブリッド解析法 59) ハイブリッド簡易法 60)

図 1.2.3-4 ハイブリッド解析法及び簡易解析法 59,60)
－11－
1.2.4 最適設計法に関する研究
これまでに構造物に対する多数の最適化手法が提案されており，コンピュータプログラムも開
発されている 74－76)。機械，造船，航空機，自動車，土木などの分野では，最適化手法が有効に利
用される場合もあり，安全性の向上，軽量化，コストの低減などの観点からその重要性が高まっ
ている。建築構造設計の分野では，他の分野と異なり，一品生産としての意味合いが強く，最適
化手法を用いた設計法がそれほど活発に用いられてきたとはいえない。これまでに，部材断面の
設計に最適化手法を適用した研究や，部材寸法やトポロジーに関して最適化を行う研究もおこな
われているが，建築構造物を対象として提案された既往の最適設計法が実務の構造設計において
一般的に広く用いられているとはいえない。
これまでに，組合せ最適化問題に対する様々な解法が提案されている 77－82)．離散変数を直接
扱う手法として，厳正解を得ることのできる列挙法や，GA を用いた近似的手法などが提案され
ている。分枝限定法や，離散最適解の上下界を利用して探索する組合せ数の低減に対して工夫が
なされているが，問題のサイズの増加に伴って計算負荷が急激に増加するといった問題があり，
現実的な規模の問題に適用するのは困難である。また，連続変数最適化を利用して，連続変数最
適解近傍に限定して離散解を探索する手法も提案されている。連続変数最適解を基に離散断面を
選択する方法として，断面性能が全て連続変数最適解を上回り，断面積の増加が極力小さいもの
を選ぶラウンドアップ法や，その改良法などが提案されているが，単純に断面を大きくするとい
う離散断面の選択の仕方では，目的関数値の増加が問題となり，より複雑な制約条件の下では，
断面を大きくしても必ずしも条件を満足するとは限らないといった問題点がある。建築構造物の
実務設計で用いられる規模の問題に，現実的な時間内で実行可能な汎用的かつ効率的な手法が確
立しているとはいえない。
パイルド・ラフト基礎に関する最適設計については，ラフトの相対沈下量を最小にすることを
目的とし，逐次２次計画法を用いて，同一杭径，同一杭長さの杭の平面配置を最適化する方法 83)，
及び，杭の配置を複数の列またはロの字のグループ配置とし，各グループ間の杭長さの関係を関
数で表現し，杭全体の沈下剛性を最大にするための各グループ間の杭長さのパターンを最適化す
る方法 84)などが開発されている。
本論文では，パイルド・ラフト基礎の最大沈下量を制約条件とし，杭物量の最小化を目的関数
として最適杭長さの配置を求める問題を扱い，その問題に対して逐次線形計画法を用いる 71)。そ
の際，制約条件や評価関数の設計変数に関する感度を求める必要があり，ここでは現実的な杭長
を見出すことを目的として，杭長１m ごとの離散変数に対する感度を用いている。
－12－
1.2.5 既往の研究のまとめ
パイルド・ラフト基礎の鉛直荷重および水平荷重に対する解析法では，地盤の非線形性を適切
に取り入れながら，ラフト－杭－地盤間の相互作用を考慮することが重要となる。
常時荷重時における地盤の非線形性を考慮したヤング係数の決定法に関しては，既往の実建物
の施工時の実測結果から得られた拘束圧および鉛直ひずみに依存する剛性評価法は，ある既往の
実測された荷重レベルまでは再現性がよいことが確認されている。ただし，非常に大きな荷重に
関しては拘束圧とひずみによる剛性の変化を同時に考慮する必要があり，その方法の確立には今
後のデータの蓄積が期待される。
応力解析法に関しては，３次元 FEM 解析法はモデル化に手間がかかり解析時間が膨大になる
が非線形性や相互作用は自動的に考慮され，かつ精度が良いことから，設計の最終段階における
確認作業に適しているといえる。
一方，設計の初期の段階で部材をいろいろ変えながらパラメータスタディを行う場合には解析
モデルを簡単に作成でき，短時間で計算できることが重要となる。そこで開発されたのが FEM
架構と弾性論を組み合わせたハイブリッド法である。ただし，半無限弾性体の理論式を深さ方向
の剛性の変化の大きい多層地盤に拡張して使用するため，地盤の剛性が急変する場合には注意が
必要である。
また，鉛直荷重と水平荷重が同時に作用した場合のハイブリッド法についてはまだ実績がなく，
地盤の剛性評価も含めて今後の課題と言える。
基礎部材に対する最適設計法に関しては，地盤の剛性評価が難しいことから現在までほとんど
実績がないのが実情である。建築構造物を合理的に設計するためには基礎部材を合理化すること
は非常に重要で，今後期待される分野である。そのためには，比較的手間と解析時間が少ない解
析法が望まれる。
－13－
1.3 本論文の目的と構成
本論文の目的は，これまで最適化手法がほとんど導入されていない建築基礎構造の分野におい
て，パイルド・ラフト基礎を対象として杭配置決定までの構造設計者・技術者の負荷を低減する
ことを目的として、ハイブリッド法を用いた簡易沈下解析法と，杭の配置と長さを合理的に決定
する最適設計の手法を組み合わせた解析法を提案することにある。また，提案された手法の妥当
性を示すために，実建物に対する FEM 解析及び沈下計測結果との比較を行う。
第１章ではパイルド・ラフト基礎と最適設計の既往の研究内容を示し，本論文の位置づけを示
している。
第２章では，パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析法について記述している。
地盤の剛性評価法については実建物の施工時沈下計測から提案された玉置・桂式を用いているが，
3 次元 FEM 解析を前提とした解析法への取り入れ方に工夫を施している。
地盤剛性の評価法は等価線形化手法を用いているが，施工時解析のような施工過程を再現する
解析の場合には，各施工ステップにおける地盤剛性を複数の折れ線で近似し，各ステップの解析
には当該ステップの増分荷重と接線剛性を用いて行い，得られた変形・応力を全ステップにわた
って重ね合わせることにより，各ステップにおける変形と応力を求める方法を提案し，実建物に
適用してその精度を検証している。
また，実務設計のように完成時のみの解析を行う場合には，地盤をソリッド要素で分割した３
次元 FEM 解析において地盤の要素毎に剛性低下曲線に収束計算法を適用して地盤剛性を３次元
的に評価する方法を提案し，実建物に適用してその精度を検証している。
さらに，パイルド・ラフト基礎では上記の地盤の剛性評価法に加えてラフトと杭の相互作用を考
慮した簡易沈下解析法を提案し，実建物に適用してその精度を検証している。
第３章では，常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎の杭の，最大沈下量，杭軸力および接地
圧の制約条件下での最適配置設計法について述べている。
第４章では，第３章で求められた最適配置杭を有するパイルド・ラフト基礎の地震荷重に対す
る応力解析法について記述している。
第５章は結論である。
－14－
第2章パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析法
2.1 直接基礎における地盤の剛性評価法
2.1.1 地盤の常時荷重時剛性評価法
直接基礎の沈下解析は有限要素法と弾性論を組み合わせたハイブリッド法により行う。直接基礎部
分を梁要素でモデル化し，地盤はウインクラーばねまたは相互作用を考慮したばねでモデル化する。
地盤のばね剛性の算定は，地盤を半無限弾性体と仮定した弾性論に基づいて行う。地盤を一様な半
無限弾性体と仮定して得られる解に Steinbrenner の近似解を多層地盤に適用し，さらに地盤に生じ
る鉛直方向ひずみ増分による剛性低下を考慮して行う。
地盤ばねをウインクラーばねでモデル化する場合と，相互作用ばねでモデル化する場合の解析法と
その特徴を以下に示す。
①ウインクラーばねを用いる場合
基礎構造を格子梁モデルでモデル化し，格子梁の交点に Steinbrenner の近似式により求めた鉛直
荷重と沈下の関係を表すウインクラーばねを設置したモデル化について，鉛直荷重に対するばね反力
と沈下量を計算し，反力から新たなばねを計算する繰り返し計算を行って沈下量が収束するまで収斂
計算を行う方法である。この方法は一般的な有限要素法を用いることができるためプログラムの作成
が簡便であるという特徴を有するが，繰り返し計算を行う必要があり多くの計算時間を必要とする。
②相互作用ばねを用いる場合
①の手法では格子梁の交点に付くばねは，他の交点の荷重の影響を受けないウインクラーばねであ
るが，他の交点の荷重の影響を受ける相互作用ばねとしたもので，繰り返し計算を必要とせず，１回
の計算で沈下量が求められる。相互作用ばねは Boussinesq の解を用いて求めることができる。この
方法は，地盤ばねを現す剛性マトリクスがフルマトリクスになるため一般的な有限要素法に若干の工
夫が必要になるが，繰り返し計算を必要としないという特徴がある。
なお，上記のいずれの方法においても，地盤の各層のヤング係数は作用する荷重によって生じる各
層の鉛直方向ひずみに応じた剛性評価を考慮して決定する必要がある。
以下に，地盤の初期ヤング係数を PS 検層によって得られたせん断波速度 Vs を用いて計算した場
合の沈下計算の手順を示す。
（１）初期ヤング係数
第 i 層の初期ヤング係数
E0i  2 1   i    i Vsi2 / g ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-1)
2
ここに、 E0i ：基礎下第 i 層の初期ヤング係数 ( kN / m )
 i ：基礎下第 i 層ポアソン比
文献 26 により，実測結果を逆解析した際に設定したポアソン比を用い，
砂質土：0.35，砂礫：0.30，粘性土：0.45 とする。
 i ：基礎下第 i 層単位体積湿潤重量 (kN / m3 )
Vsi ：基礎下第 i 層せん断波速度 (m / sec)
g ：重力加速度 ( 9.8m / sec 2 )
－15－
（２）掘削を考慮する場合の掘削後の地盤のヤング係数
基礎下第 i 層の掘削後ヤング係数
0.4
    vi 
E1i   v 0i   E0i ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-2)
  v 0i 
2
ここに、 E1i ：基礎下第 i 層の掘削後のヤング係数 ( kN / m )
E0i ：基礎下第 i 層の初期ヤング係数 (kN / m 2 )
 v 0i ：基礎中央部基礎下第 i 層の掘削前の有効応力 (kN / m 2 )
i
 v 0i    j  H j ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-3)
j 1
ここで、  j ：地盤の単位体積湿潤重量 ( kN / m )
3
地下水位以上：  j
地下水位以下：  j  10.0
H j ：j 層の層厚(m)
 vi ：掘削により減少する基礎中央部の有効応力 (kN / m 2 )
 
2  we  a b a 2  b2  2 a b 
 vi   2  sin 1 2
 (kN / m )
  a  b  1  a  1 b  1
2 2 2
 a  1 b  1 
2 2

・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-4)
2
ここに、 we ：掘削荷重 ( kN / m )
B2 L2 1
a ,b ， sin はラディアン
Zi Zi
B：基礎幅(m)、L：基礎長さ(m)
zi ：第 i 層の中心位置の掘削面からの深さ(m)（Z は深さ方向が正）
▽GL0m 基礎
掘削荷重we 掘削荷重we
▽基礎 ▽水位
1層 L
Zi
2層 B  vi
＋
i層 H i Ei  i  i  V 0i  vi  V 0i   vi
n層
掘削前の掘削後の
掘削応力
有効応力有効応力
図 2.1.1-1 掘削時の地盤内応力の変化
－16－
（３）構築時の地盤のヤング係数
基礎を等分布荷重 wave の作用する B×L の矩形板と考え，その中心位置の沈下量を Steinbrenner
の近似式により算定し，その過程で各地層の鉛直方向圧縮ひずみ  vi を計算し，その値から玉置・桂
式 26)を用いて初期ヤング係数に対する低減係数を求める。なお、本計算は収斂計算となる。
①沈下算定式
Steinbrenner の近似解を多層地盤に適用し，地盤に平均接地圧が等分布に作用するものとして、
長方形分割法により基礎の中央の沈下量を計算する。その際の地盤の剛性は上記の各式により求める。
i) 有限厚さの地盤表面に載る B×L の基礎の中央部の即時沈下量（図 2.1.1-2 参照）
B
S E  S E  S E'  4  q 2I ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-5)
S
ES
ここに
I S  1   S2  F1  1  S  2 S2  F2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-6)
F1 
1


l  log e

1 l2 1 l2  d 2 
 log e

l  l2 1 1 d 2 

 
・・・・(2.1.1-7)
   2
 2
 
 l 1  l 2
 d 2
 1 l l d 1 
d l
F2  tan 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-8)
2 d l  d 2 1
2
L ：矩形面の長さ(m)
B ：矩形面の幅(m)
l   L 2 /  B 2
H ：地盤の深さ(m)
dH/ B  2
q ：基礎に作用する荷重度(kN/m2)
ES ：地盤のヤング率(kN/m2)
 S ：地盤のポアソン比
S E
L
図 2.1.1-2 １層地盤の諸元
－17－
ii) 多層地盤の地盤表面に長方形等分布荷重が作用した場合の基礎の即時沈下量（図 2.1.1-3 参照）
a)基礎中央部の沈下量
(2.1.1-5)式の１層地盤の沈下量を重ね合わせることにより多層地盤の基礎中央部の沈下量を計算
する。
 I  H ,  n I  H k , Sk   I S  H k 1 , Sk  
S E   S 1 S1   S  4q  B 2 ・・・・・・・・・(2.1.1-9)
 ES 1 k 2 ESk 
ここに、 I S  H k , Sk  ：層厚 H k 、ポアソン比 Sk の地盤における沈下係数

Hk ：地表面から k 層下端までの距離(m)
b)基礎隅角部の沈下量
基礎隅角部の沈下量は、上式の B/2,L/2 を B,L で置き換えて計算する。
図 2.1.1-3 多層地盤の諸元
②各層の鉛直ひずみ増分
Si
 vi  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-10)
H i
ここに、  vi ：i 層の鉛直方向ひずみ増分
Si ：i 層の鉛直変位(m)で基礎の中央部と隅部の平均値とする
Si   Si1  Si 2  / 2
Si1 ：基礎中央の沈下量
Si 2 ：基礎隅部の沈下量
H i ：i 層の層厚(m)
－18－
③建物構築後の剛性低下式（図 2.1.1-4 参照）
E2i E2i
 0.01 Vi0.45 ただし、0.2   1.0 ・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-11)
E1i E1i
ここに、 E2i ：構築後のヤング係数(kN/m2)
E1i ：構築前のヤング係数(kN/m2)
Vi ：鉛直方向のひずみ増分（Steinbrenner の即時沈下式より算定）
玉置・桂式
0.8
0.6
0.4
0.2
0
10-6 10-5 0.0001 0.001 0.01 ε、γ 0.1
E/Eo-ε曲線
図 2.1.1-4 剛性低下曲線
－19－
④収斂計算によるヤング係数の計算
図 2.1.1-5 のフローに従って各層のヤング係数を求める。
Start
初期ヤング係数 Eo の計算
Steinbrenner の変位解により wave に対す

る層毎の平均沈下量 Si を計算
各層の鉛直ひずみ  i の計算
玉置・桂式により  i に対応した
剛性低下率 E2i E1i を決定
修正ヤング係数 E2 j 計算
No E2 j 1  E2 j
 0.05
E2 j
Yes
ヤング係数決定
END
図 2.1.1-5 収斂計算フロー
－20－
（４）ウインクラーばねの計算（図 2.1.1-6 参照）
①格子梁の交点位置における地盤ばねの初期値
基礎メッシュ全位置に荷重が作用した時の各メッシュ位置の地表面の沈下量を計算して地盤ばね
の初期値を計算する。
Pi
k zi  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-12)
Si
ここに、 k zi ：i 点の鉛直ばね定数(kN/m)
Pi ：i 点に作用する下向き荷重(kN)
Si ：i 点の地表面沈下量(m) Boussinesq 解より求める。
②基礎モデルに上記地盤ばねを付けて応力解析を行い，各節点のばね反力 Pi を用いて再度
Boussinesq 解から地盤ばねを算定して応力解析を行い，得られた沈下量と前回の沈下量の差が小さ
くなった段階で終了する。
Start
節点荷重Pi算定
荷重Piに対してBoussinesqの解により
各節点の沈下量 i1を計算
Pi
各節点荷重Pi算定
Pi=Riとする
1
各節点の地盤ばねki1  Pi /  i1を算定
kiを用いて
1
FEM 解析より各点の沈下量 i2
とばね反力Ri1を求める δi
 in1   in No
 0.05
 in
Yes
kinを地盤ばねとする
END
図 2.1.1-6 地盤ばね算定フロー
－21－
③格子梁の交点に作用する荷重から沈下量を計算する方法（図 2.1.1-7 参照）
節点 i の地表面における沈下量
n
Si   sij ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-13)
j 1
ここに、 Si ：i 点における地表面沈下量(m)
sij ：j 点に荷重が作用したときの i 点の地表面沈下量(m)で Boussinesq 解より求める
1 2 3
節点番号
Pj
i j
1 Sj
Hk k
地盤層番号及び節点番号
図 2.1.1-7 沈下計算における諸元
－22－
④Boussinesq の解より沈下量を求める方法
i) 荷重作用点直下の変位量（i=j の時）
a)荷重作用点に下向き荷重 P が作用した時の荷重作用点直下の変位量（図 2.1.1-8 参照）
 
2a  p0 1  2 
Sz 
E  1  z a 2


  z a  1 
z a
 2 1   1   z a 2



・・・(2.1.1-14)
 
ここに、 S z ：(x,y,z)における沈下量(m)
a ：荷重半径(m)
p0 ：等分布荷重(kN/m2)
E ：地盤のヤング係数(kN/m2)
 ：地盤のポアソン比
z ：地表面からの深さ(m)
a
P=πa2p0
Sz
図 2.1.1-8 荷重点直下の鉛直変位
b)有限厚さ H の地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-9 参照）
  
2a  p0 1  2  
S0 
E 1 

 1  H a 2
 
  H a  1 
H a
 2 1   1   H a 2
 2a  p0
 
 E
Is
 
・・・(2.1.1-15)
ここに、 S0 ：地表面における沈下量(m)
a ：荷重半径(m)
p0 ：等分布荷重(kN/m2) a
E ：地盤のヤング係数(kN/m2) P=πa2p0
H ：層厚(m) So
H
図 2.1.1-9 １層地盤の地表面鉛直変位
－23－
c)多層地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-10 参照）
 I  H ,  n I  H ,    H k 1 , k  
S0  2a  p0  s 1 1   s k k  ・・・・・・・・・(2.1.1-16)
 E1 k 2 Ek 
  

I s  H i , i   1  i  1 
2
 1  H i a
2 
  H i a  1  Hi a 
 ・・・・(2.1.1-17)
 2 1  i  1   H i a 
  2


ここに、 S0 ：任意点の地表面の沈下量(m)
P ：荷重(kN)
a ：荷重作用半径(m)
p0 ：分布荷重(kN/m2)
Ek ：k 層地盤のヤング係数(kN/m2)
 k ：k 層地盤のポアソン比
H k ：地表面から k 層地盤下端までの距離(m)
a P=πa2p0
H 2 H1 ESSo
1 ,  S1
H k 1 ES 2 ,  S 2
Hk
Hn ESk ,  Sk
ESn ,  Sn
図 2.1.1-10 多層地盤の地表面鉛直変位
－24－
ii) 荷重作用点以外の点の変位量（ i  j の時）（図 2.1.1-11 参照）
a)荷重作用点 i  x0 , y0 , 0.0  に下向き荷重 Pi が作用した時の任意点(x,y,z)における沈下量 Sz は
P 1     z2 
Sz   2 1    2  ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-18)
2  E  r 2  z 2  r  z2 
ここに、 S z ：(x,y,z)における沈下量(m)
P ：  x0 , y0 , 0.0  位置の下向き作用荷重(kN)
z ：地表面からの深さ(m)
 x  x0    y  y0 
2 2
r
r
Sz
図 2.1.1-11 地中の任意点の鉛直変位
b)有限厚さ H の地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-12 参照）
P 1    1  1  H2  P

S0       Is ・・・・・・・・・・(2.1.1-19)
E   r
 r 2
 H 2
2 r 2
 H 2
 r 2
 H 2
  E
Is 
1   1  
1 

H2 

  ・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-20)
  r r2  H 2 2 r 2  H 2  r 2  H 2  
P ：荷重(kN)
P
So
図 2.1.1-12 １層地盤の地表面鉛直変位
－25－
c)多層地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-13 参照）
 I  H ,  n I  H ,    H k 1 , k  
S0  P  s 1 1   s k k  ・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-21)
 E1 k 2 Ek 
1  i 1  i 1  i H i2 

I s  H i , i       ・・・・・・・・・(2.1.1-22)
  r
 r 2
 H i
2
2 r 2
 H i
2
 r 2
 H i
2
 
P ：荷重(kN)
a ：荷重作用半径(m)
p0 ：分布荷重(kN/m2)
Ek ：k 層地盤のヤング係数(kN/m2)
 k ：k 層地盤のポアソン比
H k ：地表面から k 層地盤下端までの距離(m)
 x  x0    y  y0 
2 2
r
P
So
H 2 H1 ES 1 ,  S 1
H k 1 ES 2 ,  S 2
Hk
Hn ESk ,  Sk
ESn ,  Sn
図 2.1.1-13 多層地盤の地表面鉛直変位
－26－
（５）相互作用ばねの計算法
i) 沈下マトリックス  S0  の作成
 S11  Si1  S n1 

 
 
 S0    S1i  Sii  Sni  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-23)
 
 
 S1n  Sin  S nn 
ここに， Sij ：格子点 j に単位荷重が作用したときの格子点 i の地表面における沈下量
ii) 沈下ばねマトリックス（剛性マトリックス）  S0  の作成

1
単位荷重に対する沈下マトリックス  S0  の逆マトリックス  S0  を求める。このマトリックス

1
はフルマトリックスとなる。
iii) FEM 解析モデルへの組み込み
上記方法で求めた沈下ばねマトリックス  S0  を，格子梁モデルに組み込む。
1
P   B  S0   U

1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 2.1.1-24)
ここに， P ：節点荷重ベクトル
B  ：梁剛性マトリックス
 U  ：節点沈下ベクトル
－27－
2.1.2 ３次元 FEM 解析法との比較
ここでは，前節で提案したラフト基礎のウインクラーばねを用いた簡易解析法の精度を検証するた
め，３次元 FEM 解析法との比較を行う。
（１）解析パラメータ
解析パラメータは，上部建物の荷重及び地盤条件を低層，中層，高層建物の３ケースを想定して設
定し，さらに平面的な荷重分布形として，等分布，中央集中分布，側部集中分布の３ケースをとする。
また，地盤の剛性評価として，弾性の１層地盤（ただし層分割は 40 層とする）
，弾性の多層地盤及
び弾塑性の多層地盤の３ケースとする。表 2.1.2-1 に解析パラメータ一覧，図 2.1.2-1，表 2.1.2-2～
表 2.1.2-4 に地盤定数，図 2.1.2-2 に荷重分布を示す。
（２）地盤剛性
地盤剛性に鉛直ひずみ増分による非線形性を考慮する場合は，前節の式(2.1.1-11)を適用し，３次
元 FEM 解析では全ての地盤要素の要素中心における鉛直ひずみに適用し，簡易法では Steinbrenner
の近似式により計算した鉛直ひずみに対して層毎に考慮するものとする。
表 2.1.2-1 解析パラメータ一覧表
地盤層数弾性・弾塑性建物規模荷重分布ケース名

等分布 LE11
低層中央集中 LE12
側部集中 LE13
等分布 ME11
1層弾性中層中央集中 ME12
側部集中 ME13
等分布 HE11
高層中央集中 HE12
側部集中 HE13
等分布 LEM1
低層中央集中 LEM2
側部集中 LEM3
等分布 MEM1
弾性中層中央集中 MEM2
側部集中 MEM3
等分布 HEM1
高層中央集中 HEM2
側部集中 HEM3
多層
等分布 LPM1
低層中央集中 LPM2
側部集中 LPM3
等分布 MPM1
弾塑性中層中央集中 MPM2
側部集中 MPM3
等分布 HPM1
高層中央集中 HPM2
側部集中 HPM3
ケース記号
H：高層、M：中層、L：低層
E：弾性、P：弾塑性
1：１層、M：多層
1：等分布、2：中央、3：側部
－28－
多層地盤１層地盤
深土層土 N　値湿潤密度
度　Vs(m/s)
質 (kN / m )
3
(m) 区分名 10 30 50 200 400

F 埋め土 17.5
細砂
ｼﾙﾄ質
基礎 17.0
Yu
5 細砂
砂質
10 粘土
低 γ=17.0kN/m3
層 15
ν=0.35
用 20
Yl
ｼﾙﾄ質
16.5
Vs=200m/s
地粘土
E=187000kN/m2
盤 25
30
砂質粘土 PHC杭
bl 粘土 16.0
35
粘土質細砂
40 btg 18.0
砂礫
20.0
度　Vs(m/s)
質
(m) 区分
3
名 (kN / m )
10 20 30 40 50 60 200 400 600
F 埋め土 19.5
As 細砂 18.0
5 To-s 細砂 18.5
To-c 砂質粘土 17.0

10 基礎
To-s 細砂 19.0 γ=17.0kN/m3
中 15
ν=0.35
層
用 20 Vs=300m/s
地 To-c 砂質
粘土
17.0 E=421000kN/m2
25
盤
To-s 細砂 18.5
30
To-g 砂礫 17.0
35
Ed-s 細砂 19.5
40
Ed-g 砂礫 20.0
Ed-s 細砂 19.5
度質 3
　Vs(m/s)
(m) 区分 (kN / m )
名 10 20 30 40 50 60 200 400 600
B 埋め土 14.0
As 細砂 18.6
5
Dc 砂質基礎 17.5
粘土
10
高 Ds 細砂 18.0
γ=17.0kN/m3
層 15 ν=0.35
用 Dc 砂質粘土 17.0 Vs=300m/s
地
20
Ds 細砂 18.0 E=749000kN/m2
盤 25
Dc 砂質
粘土 19.0
30
35
Ds 細砂 20.0
40
注）１層地盤の場合も解析では同一ヤング係数で 1.0m×40 層の分割とする。

図 2.1.2-1 地盤モデル
－29－
表 2.1.2-2 低層用地盤定数
１軸圧縮強度単位体積重量
基礎下層厚せん断波速度初期ヤング係数
N値 qu γ ポアソン比ν
-m h(m) Vs(m/s) Eo(kN/m2)
(kN/m2) (kN/m3)
1.0 1.0 2 6.0 17.5 150 0.45 1.16E+05

2.0 1.0 7 0.0 17.5 150 0.35 1.08E+05
3.0 1.0 3 0.0 17.5 120 0.35 6.94E+04
4.0 1.0 3 0.0 17.5 120 0.35 6.94E+04
5.0 1.0 3 0.0 17.5 120 0.35 6.94E+04
6.0 1.0 3 0.0 17.5 120 0.35 6.94E+04
7.0 1.0 1 41.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
8.0 1.0 1 46.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
9.0 1.0 1 52.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
10.0 1.0 1 58.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
11.0 1.0 1 64.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
12.0 1.0 1 70.0 17.0 120 0.45 7.24E+04
13.0 1.0 1 75.0 16.5 120 0.45 7.03E+04
14.0 1.0 1 81.0 16.5 120 0.45 7.03E+04
15.0 1.0 1 87.0 16.5 120 0.45 7.03E+04
16.0 1.0 1 93.0 16.5 120 0.45 7.03E+04
17.0 1.0 1 99.0 16.5 120 0.45 7.03E+04
18.0 1.0 2 104.0 16.5 150 0.45 1.10E+05
19.0 1.0 2 110.0 16.5 150 0.45 1.10E+05
20.0 1.0 2 116.0 16.5 150 0.45 1.10E+05
21.0 1.0 2 122.0 16.5 150 0.45 1.10E+05
22.0 1.0 2 128.0 16.5 150 0.45 1.10E+05
23.0 1.0 2 133.0 16.5 160 0.45 1.25E+05
24.0 1.0 2 139.0 16.5 160 0.45 1.25E+05
25.0 1.0 2 145.0 16.5 160 0.45 1.25E+05
26.0 1.0 2 151.0 16.5 160 0.45 1.25E+05
27.0 1.0 4 157.0 16.5 190 0.45 1.76E+05
28.0 1.0 4 162.0 16.5 190 0.45 1.76E+05
29.0 1.0 4 168.0 16.5 190 0.45 1.76E+05
30.0 1.0 4 174.0 16.5 190 0.45 1.76E+05
31.0 1.0 4 180.0 16.5 190 0.45 1.76E+05
32.0 1.0 6 186.0 16.0 190 0.45 1.71E+05
33.0 1.0 6 191.0 16.0 190 0.45 1.71E+05
34.0 1.0 6 197.0 16.0 190 0.45 1.71E+05
35.0 1.0 6 203.0 16.0 190 0.45 1.71E+05
36.0 1.0 30 209.0 18.0 270 0.45 3.88E+05
37.0 1.0 30 215.0 18.0 270 0.45 3.88E+05
38.0 1.0 50 0.0 20.0 490 0.35 1.32E+06
39.0 1.0 50 0.0 20.0 490 0.35 1.32E+06
40.0 1.0 50 0.0 20.0 490 0.35 1.32E+06
－30－
表 2.1.2-3 中層用地盤定数
層厚せん断波速度ポアソン初期ヤング係数
基礎下-m N値 qu γ
h(m) Vs(m/s) 比ν Eo(kN/m2)
(kN/m2) (kN/m3)
1.0 1.0 40 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
2.0 1.0 40 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
3.0 1.0 50 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
4.0 1.0 60 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
5.0 1.0 60 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
6.0 1.0 60 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
7.0 1.0 60 0.0 19.0 370 0.35 7.16E+05
8.0 1.0 10 370.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
9.0 1.0 10 400.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
10.0 1.0 15 350.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
11.0 1.0 20 340.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
12.0 1.0 30 330.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
13.0 1.0 30 330.0 18.5 290 0.45 4.60E+05
14.0 1.0 45 330.0 18.5 290 0.45 4.60E+05
15.0 1.0 18 330.0 17.0 290 0.45 4.23E+05
16.0 1.0 20 330.0 17.0 330 0.45 5.47E+05
17.0 1.0 60 330.0 19.5 330 0.45 6.28E+05
18.0 1.0 60 330.0 19.5 330 0.45 6.28E+05
19.0 1.0 60 330.0 19.5 330 0.45 6.28E+05
20.0 1.0 60 0.0 20.0 460 0.3 1.12E+06
21.0 1.0 60 0.0 20.0 460 0.3 1.12E+06
22.0 1.0 60 0.0 19.5 460 0.35 1.14E+06
23.0 1.0 60 0.0 19.5 460 0.35 1.14E+06
24.0 1.0 60 0.0 19.5 460 0.35 1.14E+06
25.0 1.0 60 0.0 19.5 460 0.35 1.14E+06
26.0 1.0 60 0.0 20.0 460 0.35 1.17E+06
27.0 1.0 60 0.0 20.0 460 0.35 1.17E+06
28.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
29.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
30.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
31.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
32.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
33.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
34.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
35.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
36.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
37.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
38.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
39.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
40.0 1.0 60 0.0 20.0 630 0.35 2.19E+06
－31－
表 2.1.2-4 高層用地盤定数
基礎下層厚せん断波速度ポアソン初期ヤング係数
N値 qu γ
-m h(m) Vs(m/s) 比ν Eo(kN/m2)
(kN/m2) (kN/m3)
1.0 1.0 50 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05

2.0 1.0 50 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05
3.0 1.0 50 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05
4.0 1.0 50 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05
5.0 1.0 35 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05
6.0 1.0 15 200.0 17.0 270 0.45 3.66E+05
7.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
8.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
9.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
10.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
11.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
12.0 1.0 50 0.0 18.0 330 0.35 5.40E+05
13.0 1.0 50 0.0 18.0 310 0.35 4.76E+05
14.0 1.0 30 0.0 18.0 310 0.35 4.76E+05
15.0 1.0 25 0.0 18.0 310 0.35 4.76E+05
16.0 1.0 50 0.0 18.0 310 0.35 4.76E+05
17.0 1.0 20 600.0 18.0 310 0.45 5.12E+05
18.0 1.0 20 600.0 18.0 310 0.45 5.12E+05
19.0 1.0 20 600.0 19.0 310 0.45 5.40E+05
20.0 1.0 50 0.0 19.0 440 0.35 1.01E+06
21.0 1.0 50 0.0 19.0 440 0.35 1.01E+06
22.0 1.0 50 0.0 19.0 440 0.35 1.01E+06
23.0 1.0 50 0.0 19.0 440 0.35 1.01E+06
24.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
25.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
26.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
27.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
28.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
29.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
30.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
31.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
32.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
33.0 1.0 50 0.0 19.0 410 0.35 8.79E+05
34.0 1.0 50 0.0 20.0 410 0.35 9.26E+05
35.0 1.0 40 0.0 20.0 410 0.35 9.26E+05
36.0 1.0 40 0.0 20.0 410 0.35 9.26E+05
37.0 1.0 50 0.0 20.0 450 0.35 1.12E+06
38.0 1.0 50 0.0 20.0 450 0.35 1.12E+06
39.0 1.0 50 0.0 20.0 450 0.35 1.12E+06
40.0 1.0 50 0.0 20.0 450 0.35 1.12E+06
－32－
低層用中層用高層用
30m
30m
30m
等
分
布
30m 30m 30m

w=50kN/m2 w=250kN/m2 w=400kN/m2
t=1m
t=2m
t=4m
中
央
集
中
w=250kN/m2 w=400kN/m2
w=60kN/m2
40kN/m2 150kN/m2 200kN/m2
平均荷重=272kN/m2
平均荷重=47kN/m2 平均荷重=186kN/m2
側
部
集
中
w=60kN/m2 w=250kN/m2 w=400kN/m2
40kN/m2 150kN/m2 200kN/m2
図 2.1.2-2 荷重分布一覧
－33－
（３）解析モデル
①３次元 FEM モデル
図 2.1.2-3 に３次元 FEM モデルを示す。
解析モデルは，基礎を梁要素で格子状にモデル化し，地盤は各層厚を 1.0m としたソリッド要素
を用い他のモデルと整合性を図った。また，基礎と地盤の節点は剛な梁で接合した。地盤の平面的
な広がりは基礎幅の３倍とし影響が小さくなる範囲までモデル化した。
地盤の剛性評価は，初期ヤング係数を地盤の Vs から設定し，上部荷重を作用させて地盤の各要
素の鉛直方向ひずみを計算して式(2.1.1-11)を用いて要素毎に剛性低下を評価して収束するまで繰
返し計算を行った。境界条件は，最下部固定，側面はフリーとした。
格子梁
40m
80m
80m
図 2.1.2-3 ３次元 FEM モデル
－34－
②簡易モデル
図 2.1.2-4 に簡易解析法モデルを示す。
解析モデルは，基礎を梁要素で格子状にモデル化し，格子の交点に各節点の支配面積に応じた鉛
直方向地盤ばねをウインクラーばね要素でモデル化する。
地盤ばねは、半無限体表面に鉛直荷重が作用したときの沈下量を Boussinesq の解を用いて計算し，
各節点の沈下量と荷重から鉛直方向ばねを算定する。その際，地盤の非線形性を考慮するために，地
盤の Vs から初期ヤング係数を計算し，半無限体表面に平均荷重が等分布に作用した場合の沈下量を
Steinbrenner の近似式を用いて計算し，沈下量から地盤の各層の鉛直方向ひずみを計算して式
(2.1.1-11)を用いて層毎に剛性低下を評価した。
荷重梁要素
地盤ばね
図 2.1.2-4 簡易モデル
（４）解析結果
図 2.1.2-5～図 2.1.2-31 に FEM モデル，簡易モデルおよび相互作用モデルの沈下量分布および接
地圧分布の比較を示す。
図 2.1.2-32～図 2.1.2-40 に FEM モデル，簡易モデルおよび相互作用モデルの沈下量比較，図
2.1.2-41～図 2.1.2-49 に地盤の非線形性を考慮した FEM 解析における剛性低下率分布，図 2.1.2-50
～図 2.1.2-55 に地盤の非線形性を考慮した FEM モデルと簡易モデルにおける深さ方向の剛性低下率
分布及び剛性分布の比較を示す。
①沈下量分布
簡易モデルおよび相互作用モデルは FEM モデルに対して若干大きめの評価となっているが実用
上は問題ない範囲と考えられる。今回の解析における FEM モデルのメッシュ分割が簡易モデルに合
わせたため若干荒い分割となっていることが FEM 解析の沈下量が小さい原因と考えられる。
また，地盤の非線形性を考慮した場合は，中央部の沈下量が FEM モデルと簡易モデルで概ね一致
しているのに対して，端部の沈下量は簡易モデルの方が大きくなる傾向がある。これは，FEM 解析
の剛性低下分布が中央部に対して端部のほうが小さいのに対して，簡易モデルは層内では剛性が一定
と仮定していることの違いによるものと考えられる。これは，深さ方向の剛性低下分布が FEM モデ
ルの平均剛性低下率（平面的な中央と端部の平均値）と簡易モデルの剛性低下率が概ね一致している
ことからもわかる。
②接地圧分布
接地圧分布について，FEM モデルと簡易モデルでは概ね一致しているが，端部については簡易モ
デルの方が若干小さめになる傾向がある。
－35－
また相互作用ばねモデルは他のモデルに比べて外周部の接地圧が大きく，内部の接地圧が小さめの
結果となっている。
（５）まとめ
直接基礎の沈下解析法として３種類の方法を比較した。第１の方法は３次元ＦＥＭ解析法である。
次に、FEM 解析と弾性論を組み合わせたハイブリッド法として，繰り返し計算法による簡易法と相
互作用ばねを用いた方法の２つの方法について比較した。
１層地盤の弾性計算における沈下量の比較では，３次元ＦＥＭ解析とハイブリッド法では概ね一致
した。
多層地盤の弾性計算における沈下量の比較では，３次元ＦＥＭ解析に対してハイブリッド法の２つ
の方法ではいずれも若干大き目の結果となった。これはハイブリッド法の多層地盤の沈下量の近似計
算では，深さ方向に剛性が変化する場合の層間の変位の適合条件を考慮しないことが原因と考えられ
る。
多層地盤の弾塑性計算における沈下量の比較では，３次元ＦＥＭ解析に対してハイブリッド法では
基礎の中央部に対して外周部の沈下量が大きくなる傾向があった。これは地盤の剛性評価が，簡易法
については層内で一定とする評価に基づいていることに起因していると考えられる。
－36－
３次元FEM 簡易法相互作用ばね
-4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3
-2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3
-4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4
-3 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -3
-5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5
-3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3
沈 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3
下 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3
量 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3
(mm)
-5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5
-3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3
-4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4
-3 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -3
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3
-4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3
-2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2
Elastic 1 Layers Kanni E 1-Lay LE1 Dmax= -4 (mm) Kanni E 1-Lay LE1 Dmax= -3 (mm)
Dmax= -2 (mm) Dmin= -7 (mm)
LE1 Dmin= -5 (mm) Dmin= -7 (mm)
-97 -56 -71 -70 -75 -70 -75 -70 -71 -56 -98 -90 -59 -65 -65 -72 -68 -72 -65 -65 -59 -90 -253 -142 -127 -127 -128 -128 -128 -127 -127 -142 -253
－37－
-56 -32 -39 -40 -41 -40 -41 -40 -39 -33 -57 -59 -39 -40 -42 -44 -44 -44 -42 -40 -39 -59 -142 -36 -31 -31 -31 -31 -31 -31 -31 -36 -142
-71 -39 -47 -47 -50 -48 -50 -47 -47 -39 -69 -65 -40 -46 -45 -50 -46 -50 -45 -46 -40 -65 -127 -31 -30 -29 -29 -28 -29 -29 -30 -31 -127
-70 -40 -47 -48 -51 -49 -51 -48 -47 -40 -70 -65 -42 -45 -47 -49 -48 -49 -47 -45 -42 -65 -127 -31 -29 -28 -27 -27 -27 -28 -29 -31 -127
接 -75 -41 -50 -51 -54 -51 -54 -51 -50 -41 -74 -72 -44 -50 -49 -56 -51 -56 -49 -50 -44 -72 -128 -31 -29 -27 -27 -27 -27 -27 -29 -31 -128
地 -70 -40 -48 -49 -51 -50 -51 -49 -48 -40 -71 -68 -44 -46 -48 -51 -50 -51 -48 -46 -44 -68 -128 -31 -28 -27 -27 -27 -27 -27 -28 -31 -128
圧
-75 -41 -50 -51 -54 -51 -54 -51 -50 -41 -74 -72 -44 -50 -49 -56 -51 -56 -49 -50 -44 -72
(kN/m2) -128 -31 -29 -27 -27 -27 -27 -27 -29 -31 -128
-70 -40 -47 -48 -51 -49 -51 -48 -47 -40 -70 -65 -42 -45 -47 -49 -48 -49 -47 -45 -42 -65 -127 -31 -29 -28 -27 -27 -27 -28 -29 -31 -127
-71 -39 -47 -47 -50 -48 -50 -47 -47 -39 -69 -65 -40 -46 -45 -50 -46 -50 -45 -46 -40 -65 -127 -31 -30 -29 -29 -28 -29 -29 -30 -31 -127
-56 -32 -39 -40 -41 -40 -41 -40 -39 -33 -57 -59 -39 -40 -42 -44 -44 -44 -42 -40 -39 -59 -142 -36 -31 -31 -31 -31 -31 -31 -31 -36 -142
-97 -56 -71 -70 -75 -70 -75 -70 -71 -56 -98 -90 -59 -65 -65 -72 -68 -72 -65 -65 -59 -90 -253 -142 -127 -127 -128 -128 -128 -127 -127 -142 -253
Elastic 1 Layer Pmax= -98 (kN/m2) Kanni E 1-Lay LE1 Pmax= -90 (kN/m2) Kanni P M-Lay MP1 Pmax= -253 (kN/m2)
LE1 Pmin= -32 (kN/m2) Pmin= -39 (kN/m2) Pmin= -27 (kN/m2)
図 2.1.2-5 解析結果(１層・弾性・低層・等分布，ケース LE11)

-2 -2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2 -2 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -2 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4
沈 -3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4
下 -3 -4 -5 -5 -5 -6 -5 -5 -5 -4 -3 -4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4
量 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4
(mm)
-3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4
-3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -2 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-2 -2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2 -2 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3
Elastic 1 Layers Kanni E 1-Lay LE2 Dmax= -3 (mm) Kanni E 1-Lay LE2 Dmax= -3 (mm)
Dmax= -2 (mm) Dmin= -7 (mm)
Dmin= -6 (mm) Dmin= -7 (mm)
LE2
-73 -44 -54 -53 -56 -52 -56 -53 -54 -44 -74 -68 -46 -49 -49 -52 -50 -52 -49 -49 -46 -68 -230 -130 -116 -118 -119 -118 -119 -118 -116 -130 -230
－38－
-44 -28 -35 -36 -39 -38 -39 -36 -35 -28 -45 -46 -34 -36 -39 -42 -41 -42 -39 -36 -34 -46 -130 -33 -29 -30 -30 -30 -30 -30 -29 -33 -130
-54 -35 -44 -46 -51 -49 -51 -46 -44 -34 -52 -49 -36 -43 -44 -52 -47 -52 -44 -43 -36 -49 -116 -29 -29 -28 -28 -28 -28 -28 -29 -29 -116
-53 -36 -46 -50 -56 -54 -56 -50 -46 -36 -53 -49 -39 -44 -49 -54 -53 -54 -49 -44 -39 -49 -118 -30 -28 -27 -27 -27 -27 -27 -28 -30 -118
接
-56 -39 -51 -56 -63 -61 -63 -56 -51 -39 -55 -52 -42 -52 -54 -67 -60 -67 -54 -52 -42 -52 -119 -30 -28 -27 -28 -27 -28 -27 -28 -30 -119
地
圧 -52 -38 -49 -54 -61 -60 -61 -54 -49 -38 -53 -50 -41 -47 -53 -60 -59 -60 -53 -47 -41 -50 -118 -30 -28 -27 -27 -27 -27 -27 -28 -30 -118
(kN/m2) -56 -39 -51 -56 -63 -61 -63 -56 -51 -39 -55 -52 -42 -52 -54 -67 -60 -67 -54 -52 -42 -52 -119 -30 -28 -27 -28 -27 -28 -27 -28 -30 -119
-53 -36 -46 -50 -56 -54 -56 -50 -46 -36 -53 -49 -39 -44 -49 -54 -53 -54 -49 -44 -39 -49 -118 -30 -28 -27 -27 -27 -27 -27 -28 -30 -118
-54 -35 -44 -46 -51 -49 -51 -46 -44 -34 -52 -49 -36 -43 -44 -52 -47 -52 -44 -43 -36 -49 -116 -29 -29 -28 -28 -28 -28 -28 -29 -29 -116
-44 -28 -35 -36 -39 -38 -39 -36 -35 -28 -45 -46 -34 -36 -39 -42 -41 -42 -39 -36 -34 -46 -130 -33 -29 -30 -30 -30 -30 -30 -29 -33 -130
-73 -44 -54 -53 -56 -52 -56 -53 -54 -44 -74 -68 -46 -49 -49 -52 -50 -52 -49 -49 -46 -68 -230 -130 -116 -118 -119 -118 -119 -118 -116 -130 -230
図 2.1.2-6 解析結果（１層・弾性・低層・中央集中，ケース LE12)

-2 -2 -3 -3 -3 -4 -4 -4 -3 -3 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5
-3 -3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
沈
下 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
量 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
(mm)
-3 -3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-2 -2 -3 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
Elastic 1 Layers Dmax= -2 (mm) Kanni E 1-Lay LE3 Dmax= -3 (mm) Kanni E 1-Lay LE3 Dmax= -3 (mm)
LE3 Dmin= -6 (mm) Dmin= -7 (mm)
Dmin= -7 (mm)
-65 -47 -52 -58 -72 -75 -88 -80 -81 -71 -114 -236 -135 -122 -126 -131 -135 -140 -140 -141 -159 -286
-71 -44 -56 -62 -75 -78 -91 -85 -87 -68 -122
－39－
-45 -33 -34 -39 -44 -48 -52 -50 -47 -45 -72 -132 -34 -30 -31 -32 -33 -34 -35 -35 -40 -160
-43 -27 -33 -36 -41 -44 -49 -47 -46 -38 -70
-48 -33 -37 -40 -50 -50 -61 -53 -56 -47 -81 -117 -29 -29 -28 -29 -30 -31 -32 -34 -35 -143
-53 -32 -39 -43 -50 -52 -60 -56 -57 -46 -84
-49 -35 -37 -42 -49 -53 -58 -56 -53 -50 -81 -118 -30 -27 -27 -28 -29 -30 -31 -32 -35 -144
-53 -32 -39 -44 -51 -54 -60 -58 -56 -47 -86
接 -119 -29 -27 -27 -28 -28 -30 -30 -32 -35 -146
-53 -36 -41 -45 -55 -56 -67 -59 -61 -52 -90
-56 -33 -41 -46 -54 -56 -64 -61 -61 -49 -91
地
-51 -36 -38 -44 -51 -55 -60 -58 -54 -51 -83 -118 -29 -27 -27 -27 -28 -29 -30 -32 -35 -145
圧 -52 -33 -40 -44 -51 -55 -60 -59 -57 -48 -88
(kN/m2) -53 -36 -41 -45 -55 -56 -67 -59 -61 -52 -90 -119 -29 -27 -27 -28 -28 -30 -30 -32 -35 -146
-56 -33 -41 -46 -54 -56 -64 -61 -61 -49 -91
-49 -35 -37 -42 -49 -53 -58 -56 -53 -50 -81 -118 -30 -27 -27 -28 -29 -30 -31 -32 -35 -144
-53 -32 -39 -44 -51 -54 -60 -58 -56 -47 -86
-48 -33 -37 -40 -50 -50 -61 -53 -56 -47 -81 -117 -29 -29 -28 -29 -30 -31 -32 -34 -35 -143
-53 -32 -39 -43 -50 -52 -60 -56 -57 -46 -84
-45 -33 -34 -39 -44 -48 -52 -50 -47 -45 -72 -132 -34 -30 -31 -32 -33 -34 -35 -35 -40 -160
-43 -27 -33 -36 -41 -44 -49 -47 -46 -38 -70
-65 -47 -52 -58 -72 -75 -88 -80 -81 -71 -114 -236 -135 -122 -126 -131 -135 -140 -140 -141 -159 -286
-71 -44 -56 -62 -75 -78 -91 -85 -87 -68 -122
図 2.1.2-7 解析結果（１層・弾性・低層・側集中，ケース LE13)

-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6
-8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8
-7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7

-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -9
-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -10
-8 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -9 -8

-10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10 -10 -12 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

沈 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11
-9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

下 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11
量 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

-11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11
(mm) -8 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -8
-10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10 -10 -12 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -10
-7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -9
-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6
-8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8
Elastic 1-Layers Dmax= -6 (mm) Sogo-E-1-Lay ME1

Dmin= -13 (mm) Kanni E 1-Lay ME1 Dmax= -8 (mm) Dmax= -8 (mm)
ME1 Dmin= -15 (mm) Dmin= -15 (mm)
-593 -325 -374 -394 -419 -412 -418 -394 -374 -329 -609 -1309 -724 -638 -643 -648 -648 -648 -643 -638 -724 -1309
-548 -348 -346 -361 -392 -387 -392 -361 -346 -348 -548
－40－
-329 -165 -183 -196 -207 -206 -207 -196 -183 -166 -335 -724 -178 -154 -155 -153 -154 -153 -155 -154 -178 -724
-348 -208 -196 -212 -226 -228 -226 -212 -196 -208 -348
-377 -183 -202 -214 -228 -225 -228 -214 -202 -182 -370 -638 -154 -147 -140 -141 -139 -141 -140 -147 -154 -638
-346 -196 -196 -202 -225 -218 -225 -202 -196 -196 -346
-397 -196 -214 -228 -241 -241 -241 -228 -214 -195 -394 -643 -155 -140 -135 -134 -133 -134 -135 -140 -155 -643
-361 -212 -202 -218 -234 -236 -234 -218 -202 -212 -361
接 -421 -206 -227 -241 -256 -254 -256 -241 -227 -205 -416 -648 -153 -141 -134 -133 -131 -133 -134 -141 -153 -648
-392 -226 -225 -234 -259 -253 -259 -234 -225 -226 -392
地 -648 -154 -139 -133 -131 -131 -131 -133 -139 -154 -648
-414 -205 -225 -240 -254 -254 -254 -240 -224 -205 -415
-387 -228 -218 -236 -253 -255 -253 -236 -218 -228 -387
圧
-421 -206 -227 -241 -256 -254 -256 -241 -227 -205 -416 -648 -153 -141 -134 -133 -131 -133 -134 -141 -153 -648
(kN/m2) -392 -226 -225 -234 -259 -253 -259 -234 -225 -226 -392
-396 -195 -213 -228 -241 -240 -241 -228 -213 -195 -393 -643 -155 -140 -135 -134 -133 -134 -135 -140 -155 -643
-361 -212 -202 -218 -234 -236 -234 -218 -202 -212 -361
-376 -183 -202 -213 -227 -225 -227 -214 -202 -182 -369 -638 -154 -147 -140 -141 -139 -141 -140 -147 -154 -638
-346 -196 -196 -202 -225 -218 -225 -202 -196 -196 -346
-327 -165 -183 -196 -206 -206 -206 -195 -183 -166 -334 -724 -178 -154 -155 -153 -154 -153 -155 -154 -178 -724
-348 -208 -196 -212 -226 -228 -226 -212 -196 -208 -348
-594 -327 -375 -396 -420 -413 -420 -395 -376 -331 -611 -1309 -724 -638 -643 -648 -648 -648 -643 -638 -724 -1309
-548 -348 -346 -361 -392 -387 -392 -361 -346 -348 -548
Elastic 1-Layer Pmax= -611 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay ME1 Pmax= -1309 (kN/m2)
Kanni E 1-Lay ME1 Pmax= -548 (kN/m2)
ME1 Pmin= -165 (kN/m2) Pmin= -131 (kN/m2)
Pmin= -196 (kN/m2)
図 2.1.2-8 解析結果（１層・弾性・中層・等分布，ケース ME11)

-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6
-5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -7 -6 -6 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-5 -6 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -6 -5 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -7
-6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -6 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9 -7
-6 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -9 -8
沈
下 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -6 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -9 -8
量 -6 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -9 -8
(mm)
-6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -6 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9 -7
-5 -6 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -6 -5 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -7
-5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -7 -6 -6 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6
Elastic 1-Layers Dmax= -4 (mm) Kanni E 1-Lay ME2 Dmax= -6 (mm) Sogo-E-1-Lay ME2 Dmax= -6 (mm)
ME2 Dmin= -11 (mm) Dmin= -12 (mm) Dmin= -12 (mm)
-349 -195 -221 -232 -243 -239 -243 -231 -222 -198 -362 -322 -209 -199 -204 -216 -214 -216 -204 -199 -209 -322 -908 -505 -459 -460 -469 -463 -469 -460 -459 -505 -908
－41－
-198 -110 -128 -141 -152 -152 -152 -141 -128 -111 -202 -209 -142 -139 -154 -167 -169 -167 -154 -139 -142 -209 -505 -128 -115 -116 -116 -116 -116 -116 -115 -128 -505
-224 -128 -154 -171 -188 -189 -188 -171 -154 -127 -220 -199 -139 -149 -164 -187 -184 -187 -164 -149 -139 -199 -459 -115 -115 -110 -113 -111 -113 -110 -115 -115 -459
-234 -141 -171 -195 -214 -217 -215 -195 -171 -140 -232 -204 -154 -164 -187 -210 -214 -210 -187 -164 -154 -204 -460 -116 -110 -108 -109 -108 -109 -108 -110 -116 -460
接 -245 -151 -188 -214 -239 -240 -239 -214 -188 -151 -242 -216 -167 -187 -210 -245 -241 -245 -210 -187 -167 -216 -469 -116 -113 -109 -112 -110 -112 -109 -113 -116 -469
地
-241 -152 -188 -217 -240 -244 -240 -217 -188 -152 -241 -214 -169 -184 -214 -241 -246 -241 -214 -184 -169 -214 -463 -116 -111 -108 -110 -109 -110 -108 -111 -116 -463
圧
(kN/m2) -245 -151 -188 -214 -239 -240 -239 -214 -188 -150 -241 -216 -167 -187 -210 -245 -241 -245 -210 -187 -167 -216 -469 -116 -113 -109 -112 -110 -112 -109 -113 -116 -469
-233 -141 -171 -195 -214 -217 -214 -195 -171 -140 -231 -204 -154 -164 -187 -210 -214 -210 -187 -164 -154 -204 -460 -116 -110 -108 -109 -108 -109 -108 -110 -116 -460
-223 -128 -153 -171 -188 -188 -188 -171 -153 -127 -219 -199 -139 -149 -164 -187 -184 -187 -164 -149 -139 -199 -459 -115 -115 -110 -113 -111 -113 -110 -115 -115 -459
-197 -110 -128 -141 -151 -152 -151 -141 -128 -111 -201 -209 -142 -139 -154 -167 -169 -167 -154 -139 -142 -209 -505 -128 -115 -116 -116 -116 -116 -116 -115 -128 -505
-350 -197 -223 -233 -244 -240 -244 -232 -223 -200 -363 -322 -209 -199 -204 -216 -214 -216 -204 -199 -209 -322 -908 -505 -459 -460 -469 -463 -469 -460 -459 -505 -908
Elastic 1-Layer Pmax= -363 (kN/m2) Kanni E 1-Lay ME2 Pmax= -322 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay ME2 Pmax= -908 (kN/m2)
ME2
Pmin= -110 (kN/m2) Pmin= -139 (kN/m2) Pmin= -108 (kN/m2)
図 2.1.2-9 解析結果（１層・弾性・中層・中央集中，ケース ME12)

-4 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-6 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7
-5 -6 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -9 -8 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -9 -8
-5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -8

-7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -7 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9
-5 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -10 -9 -8

-7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -11 -9
-6 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -8 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10
沈 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -14 -13 -13 -11 -10
下 -6 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9

-8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -11 -10
量 -6 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -8

-8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -14 -13 -13 -11 -10
(mm)
-5 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -10 -9 -8 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -11 -9
-5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -8

-7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -7 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -9
-5 -6 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7
-6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -9 -8 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -9 -8
-4 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7
Elastic 1-Layers Dmax= -4 (mm) Kanni E 1-Lay ME3

Dmin= -11 (mm) Dmax= -6 (mm) Sogo-E-1-Lay ME3 Dmax= -6 (mm)
ME3 Dmin= -13 (mm) Dmin= -14 (mm)
-321 -197 -243 -284 -335 -364 -399 -388 -373 -330 -617 -284 -213 -226 -260 -313 -342 -374 -356 -346 -348 -564 -941 -527 -485 -501 -533 -544 -576 -573 -587 -645 -1186
－42－
-177 -102 -122 -144 -167 -183 -197 -193 -183 -168 -343 -186 -133 -134 -156 -183 -202 -214 -207 -193 -206 -357 -518 -131 -118 -123 -127 -131 -137 -141 -142 -162 -650
-201 -113 -135 -157 -184 -200 -216 -210 -202 -184 -380 -181 -124 -130 -148 -181 -194 -216 -200 -195 -195 -358 -465 -115 -115 -113 -119 -122 -130 -131 -141 -144 -597
-212 -121 -144 -168 -195 -213 -228 -224 -213 -197 -406 -187 -133 -136 -159 -189 -209 -224 -215 -202 -211 -374 -462 -115 -108 -108 -112 -116 -122 -125 -132 -144 -590
接 -224 -127 -152 -177 -207 -225 -242 -236 -226 -207 -429 -200 -141 -149 -171 -208 -225 -248 -231 -224 -226 -407 -469 -113 -109 -107 -112 -115 -122 -124 -134 -143 -605
地
-220 -127 -151 -177 -206 -224 -240 -235 -224 -207 -428 -199 -143 -147 -172 -204 -226 -242 -232 -217 -228 -402 -462 -113 -107 -106 -109 -113 -119 -122 -131 -142 -591
圧
(kN/m2) -223 -127 -152 -177 -207 -225 -242 -236 -226 -207 -428 -200 -141 -149 -171 -208 -225 -248 -231 -224 -226 -407 -469 -113 -109 -107 -112 -115 -122 -124 -134 -143 -605
-211 -120 -143 -168 -195 -213 -228 -224 -213 -197 -405 -187 -133 -136 -159 -189 -209 -224 -215 -202 -211 -374 -462 -115 -108 -108 -112 -116 -122 -125 -132 -144 -590
-200 -112 -135 -157 -184 -199 -216 -210 -202 -184 -379 -181 -124 -130 -148 -181 -194 -216 -200 -195 -195 -358 -465 -115 -115 -113 -119 -122 -130 -131 -141 -144 -597
-176 -102 -122 -143 -167 -182 -196 -192 -183 -168 -342 -186 -133 -134 -156 -183 -202 -214 -207 -193 -206 -357 -518 -131 -118 -123 -127 -131 -137 -141 -142 -162 -650
-322 -198 -244 -285 -337 -366 -400 -389 -375 -332 -619 -284 -213 -226 -260 -313 -342 -374 -356 -346 -348 -564 -941 -527 -485 -501 -533 -544 -576 -573 -587 -645 -1186
Kanni E 1-Lay ME3 Pmax= -564 (kN/m2)

Elastic 1-Layer Pmax= -619 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay ME3 Pmax= -1186 (kN/m2)
ME3 Pmin= -102 Pmin= -124 (kN/m2) Pmin= -106 (kN/m2)
(kN/m2)
図 2.1.2-10 解析結果（１層・弾性・中層・側集中，ケース ME13)

-6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -8
-8 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -8
-7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -8

-8 -9 -10 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -8
-7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -10 -9
-9 -10 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -10 -9
-8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10
沈 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10
下 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -10
-10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -10
量 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -10 -9 -8 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10
-10 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10
(mm)
-8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -10 -9
-9 -10 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -10 -9
-7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -8

-8 -9 -10 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -8
-6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -8 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -8
Dmax= -6 (mm) Kanni E 1-Lay HE1 Dmax= -8 (mm)

Elastic 1-Layers HE1
Dmin= -12 (mm) Sogo-E-1-Lay HE1 Dmax= -8 (mm)
-1235 -644 -674 -714 -746 -752 -746 -716 -680 -662 -1297 -2223 -1205 -1037 -1036 -1037 -1037 -1037 -1036 -1037 -1205 -2223
-1207 -719 -642 -660 -690 -696 -690 -660 -642 -719 -1207
－43－
-654 -298 -299 -316 -329 -333 -329 -316 -300 -301 -668 -1205 -287 -244 -242 -238 -238 -238 -242 -244 -287 -1205
-719 -382 -326 -339 -356 -361 -356 -339 -326 -382 -719
-685 -300 -296 -310 -323 -325 -323 -310 -296 -299 -680 -1037 -244 -226 -213 -212 -210 -212 -213 -226 -244 -1037
-642 -326 -279 -287 -304 -306 -304 -287 -279 -326 -642
-726 -317 -310 -324 -337 -340 -337 -324 -309 -314 -713 -1036 -242 -213 -203 -199 -199 -199 -203 -213 -242 -1036
-660 -339 -287 -297 -312 -316 -312 -297 -287 -339 -660
接 -758 -330 -323 -336 -350 -352 -349 -336 -321 -325 -740 -1037 -238 -212 -199 -196 -195 -196 -199 -212 -238 -1037
-690 -356 -304 -312 -329 -332 -329 -312 -304 -356 -690
地
-763 -333 -325 -339 -352 -355 -351 -338 -323 -328 -746 -1037 -238 -210 -199 -195 -194 -195 -199 -210 -238 -1037
圧 -696 -361 -306 -316 -332 -337 -332 -316 -306 -361 -696
(kN/m2) -756 -329 -322 -336 -349 -351 -349 -335 -320 -325 -738 -1037 -238 -212 -199 -196 -195 -196 -199 -212 -238 -1037
-690 -356 -304 -312 -329 -332 -329 -312 -304 -356 -690
-723 -316 -309 -323 -336 -339 -335 -323 -308 -313 -710 -1036 -242 -213 -203 -199 -199 -199 -203 -213 -242 -1036
-660 -339 -287 -297 -312 -316 -312 -297 -287 -339 -660
-681 -299 -295 -309 -322 -324 -322 -309 -295 -298 -676 -1037 -244 -226 -213 -212 -210 -212 -213 -226 -244 -1037
-642 -326 -279 -287 -304 -306 -304 -287 -279 -326 -642
-651 -297 -299 -315 -328 -332 -328 -315 -299 -300 -665 -1205 -287 -244 -242 -238 -238 -238 -242 -244 -287 -1205
-719 -382 -326 -339 -356 -361 -356 -339 -326 -382 -719
-1238 -649 -678 -719 -751 -757 -751 -721 -685 -667 -1301 -2223 -1205 -1037 -1036 -1037 -1037 -1037 -1036 -1037 -1205 -2223
-1207 -719 -642 -660 -690 -696 -690 -660 -642 -719 -1207
Elastic 1-Layer HE1 Pmax= -1301 (kN/m2) Pmax= -1207 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay HE1 Pmax= -2223 (kN/m2)
Kanni E 1 Lay HE1
Pmin= -295 (kN/m2) Pmin= -279 (kN/m2) Pmin= -194 (kN/m2)
図 2.1.2-11 解析結果（１層・弾性・高層・等分布，ケース HE11)

-5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4
-6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
沈 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
下 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
量 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
(mm)
-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4
-5 -5 -6 -6 -6 -7 -6 -6 -6 -5 -5 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
Dmax= -4 (mm) Dmax= -5 (mm) Sogo-E-1-Lay HE2 Dmax= -5 (mm)

Elastic 1-Layers Kanni E 1-Lay HE2 Dmin= -9 (mm)
HE2
-685 -366 -385 -410 -427 -431 -427 -411 -390 -380 -731 -678 -407 -354 -355 -365 -367 -365 -355 -354 -407 -678 -1457 -797 -690 -693 -695 -697 -695 -693 -690 -797 -1457
－44－
-373 -184 -194 -211 -224 -228 -224 -212 -195 -186 -382 -407 -242 -216 -230 -244 -249 -244 -230 -216 -242 -407 -797 -194 -167 -168 -166 -167 -166 -168 -167 -194 -797
-393 -195 -209 -231 -247 -252 -247 -230 -209 -194 -389 -354 -216 -202 -220 -240 -244 -240 -220 -202 -216 -354 -690 -167 -158 -152 -153 -152 -153 -152 -158 -167 -690
-417 -212 -230 -256 -276 -282 -276 -256 -230 -210 -408 -355 -230 -220 -244 -267 -274 -267 -244 -220 -230 -355 -693 -168 -152 -148 -147 -147 -147 -148 -152 -168 -693
接 -434 -224 -247 -276 -299 -305 -299 -276 -246 -221 -422 -365 -244 -240 -267 -296 -302 -296 -267 -240 -244 -365 -695 -166 -153 -147 -147 -147 -147 -147 -153 -166 -695
地 -367 -249 -244 -274 -302 -311 -302 -274 -244 -249 -367 -697 -167 -152 -147 -147 -147 -147 -147 -152 -167 -697
-438 -228 -251 -282 -305 -312 -305 -281 -250 -224 -425
圧
-434 -224 -247 -276 -299 -305 -299 -275 -245 -221 -421 -365 -244 -240 -267 -296 -302 -296 -267 -240 -244 -365 -695 -166 -153 -147 -147 -147 -147 -147 -153 -166 -695
(kN/m2)
-416 -211 -230 -256 -276 -281 -275 -255 -229 -209 -406 -355 -230 -220 -244 -267 -274 -267 -244 -220 -230 -355 -693 -168 -152 -148 -147 -147 -147 -148 -152 -168 -693
-391 -194 -209 -230 -246 -251 -246 -230 -208 -193 -387 -354 -216 -202 -220 -240 -244 -240 -220 -202 -216 -354 -690 -167 -158 -152 -153 -152 -153 -152 -158 -167 -690
-371 -183 -194 -211 -223 -227 -223 -211 -195 -185 -380 -407 -242 -216 -230 -244 -249 -244 -230 -216 -242 -407 -797 -194 -167 -168 -166 -167 -166 -168 -167 -194 -797
-687 -369 -388 -413 -430 -434 -430 -414 -393 -383 -733 -678 -407 -354 -355 -365 -367 -365 -355 -354 -407 -678 -1457 -797 -690 -693 -695 -697 -695 -693 -690 -797 -1457
Elastic 1-Layer Pmax= -733 (kN/m2) Kanni E 1 Lay HE2 Pmax= -678 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay HE2 Pmax= -1457 (kN/m2)
HE2 Pmin= -183 (kN/m2) Pmin= -202 (kN/m2) Pmin= -147 (kN/m2)
図 2.1.2-12 解析結果（１層・弾性・高層・中央集中，ケース HE12)

-4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7
-4 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8
-4 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -9 -8 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -9 -9 -8
-5 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9
-5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -10 -9
沈
下 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9
量 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -10 -9
(mm)
-5 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9
-4 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -9 -8 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -9 -9 -8
-4 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8
-4 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -5 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7
Dmax= -4 (mm) Kanni E 1-Lay HE3 Dmax= -5 (mm) Sogo-E-1-Lay HE3 Dmax= -5 (mm)
Elastic 1-Layers Dmin= -9 (mm) Dmin= -11 (mm) Dmin= -11 (mm)
HE3
-556 -357 -430 -508 -582 -637 -674 -676 -664 -671 -1369 -531 -411 -417 -473 -538 -586 -619 -616 -618 -715 -1288 -1484 -844 -757 -788 -820 -851 -878 -901 -922 -1092 -2055
－45－
-287 -164 -191 -225 -257 -281 -297 -298 -294 -307 -717 -312 -224 -218 -247 -281 -306 -319 -315 -310 -376 -771 -801 -201 -178 -184 -188 -196 -202 -211 -217 -261 -1118
-299 -164 -188 -220 -251 -274 -290 -292 -289 -306 -737 -266 -188 -184 -209 -240 -261 -275 -270 -269 -324 -699 -686 -169 -164 -162 -168 -173 -180 -186 -202 -222 -965
-317 -173 -197 -229 -261 -285 -302 -304 -302 -322 -776 -265 -191 -189 -215 -246 -270 -283 -281 -278 -340 -725 -683 -168 -155 -154 -158 -163 -170 -178 -191 -222 -967
接 -331 -180 -205 -238 -270 -295 -313 -315 -313 -334 -806 -271 -199 -197 -225 -260 -284 -300 -295 -295 -358 -761 -682 -165 -154 -151 -155 -160 -167 -175 -190 -218 -969
地 -334 -182 -206 -240 -272 -297 -314 -317 -315 -337 -814 -273 -201 -200 -228 -262 -288 -302 -300 -297 -363 -769 -682 -165 -152 -150 -154 -159 -166 -174 -189 -218 -970
圧
-330 -180 -204 -237 -270 -295 -312 -315 -313 -334 -805 -271 -199 -197 -225 -260 -284 -300 -295 -295 -358 -761 -682 -165 -154 -151 -155 -160 -167 -175 -190 -218 -969
(kN/m2)
-315 -173 -197 -229 -260 -284 -301 -303 -301 -321 -773 -265 -191 -189 -215 -246 -270 -283 -281 -278 -340 -725 -683 -168 -155 -154 -158 -163 -170 -178 -191 -222 -967
-296 -163 -187 -219 -250 -273 -289 -291 -288 -305 -733 -266 -188 -184 -209 -240 -261 -275 -270 -269 -324 -699 -686 -169 -164 -162 -168 -173 -180 -186 -202 -222 -965
-285 -163 -191 -224 -256 -280 -296 -298 -293 -307 -714 -312 -224 -218 -247 -281 -306 -319 -315 -310 -376 -771 -801 -201 -178 -184 -188 -196 -202 -211 -217 -261 -1118
-558 -360 -433 -512 -586 -641 -678 -680 -669 -676 -1373 -531 -411 -417 -473 -538 -586 -619 -616 -618 -715 -1288 -1484 -844 -757 -788 -820 -851 -878 -901 -922 -1092 -2055
Elastic 1-Layer Pmax= -1373 (kN/m2) Sogo Elas 1-Lay HE3

Kanni E 1 Lay HE3 Pmax= -1288 (kN/m2) Pmax= -2055 (kN/m2)
HE3 Pmin= -163 (kN/m2)
Pmin= -184 (kN/m2) Pmin= -150 (kN/m2)
図 2.1.2-13 解析結果（１層・弾性・高層・側集中，ケース HE13)

-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
-7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5 -8 -9 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -9 -8

-8 -9 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -9 -8
-6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -9 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -9

-9 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -9
-6 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -6 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
-10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
-6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -6 -10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
沈 -10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
下 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -7 -10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
-10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
量 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -6 -10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
-10 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -10
(mm)
-6 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -6 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
-10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
-6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -9 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -9

-9 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -9
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -8 -9 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -9 -8

-8 -9 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -9 -8
-4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7

-7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
Elastic M Layers Dmax= -4 (mm) Kanni E M-Lay LE1 Dmax= -7 (mm) Sogo E 1-Lay LE1 Dmax= -7 (mm)
Dmin= -11 (mm) Dmin= -15 (mm) Dmin= -15 (mm)
LP1
-106 -61 -73 -76 -81 -78 -80 -76 -73 -61 -109 -98 -64 -66 -68 -74 -73 -74 -68 -66 -64 -98 -296 -152 -137 -139 -141 -141 -141 -139 -137 -152 -296
－46－
-61 -32 -37 -39 -41 -40 -41 -39 -37 -32 -61 -64 -41 -40 -43 -45 -46 -45 -43 -40 -41 -64 -152 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -152
-73 -37 -43 -45 -47 -46 -47 -45 -43 -36 -71 -66 -40 -41 -42 -47 -45 -47 -42 -41 -40 -66 -137 -26 -29 -27 -28 -27 -28 -27 -29 -26 -137
-76 -39 -45 -48 -50 -50 -50 -48 -45 -39 -76 -68 -43 -42 -46 -48 -48 -48 -46 -42 -43 -68 -139 -26 -27 -26 -26 -26 -26 -26 -27 -26 -139
接 -80 -41 -47 -50 -53 -52 -53 -50 -47 -41 -80 -74 -45 -47 -48 -53 -52 -53 -48 -47 -45 -74 -141 -26 -28 -26 -27 -26 -27 -26 -28 -26 -141
地
-78 -40 -46 -50 -52 -52 -52 -50 -46 -40 -79 -73 -46 -45 -48 -52 -52 -52 -48 -45 -46 -73 -141 -26 -27 -26 -26 -26 -26 -26 -27 -26 -141
圧
-80 -41 -47 -50 -53 -52 -53 -50 -47 -41 -80 -74 -45 -47 -48 -53 -52 -53 -48 -47 -45 -74 -141 -26 -28 -26 -27 -26 -27 -26 -28 -26 -141
(kN/m2)
-76 -39 -45 -48 -50 -50 -50 -48 -45 -39 -76 -68 -43 -42 -46 -48 -48 -48 -46 -42 -43 -68 -139 -26 -27 -26 -26 -26 -26 -26 -27 -26 -139
-73 -37 -43 -45 -47 -46 -47 -45 -43 -36 -71 -66 -40 -41 -42 -47 -45 -47 -42 -41 -40 -66 -137 -26 -29 -27 -28 -27 -28 -27 -29 -26 -137
-61 -32 -37 -39 -41 -40 -41 -39 -37 -32 -61 -64 -41 -40 -43 -45 -46 -45 -43 -40 -41 -64 -152 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -26 -152
-106 -61 -73 -76 -80 -78 -80 -76 -73 -61 -109 -98 -64 -66 -68 -74 -73 -74 -68 -66 -64 -98 -296 -152 -137 -139 -141 -141 -141 -139 -137 -152 -296
Elastic M Layer Pmax= -109 (kN/m2) Kanni E M-Lay LE1 Pmax= -98 (kN/m2) Sogo E M-Lay LE1 Pmax= -296 (kN/m2)
LP1 Pmin= -32 (kN/m2) Pmin= -40 (kN/m2) Pmin= -26 (kN/m2)
図 2.1.2-14 解析結果（多層・弾性・低層・等分布，ケース LEM1)

-3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -3 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -8 -7
-7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -8 -7
-4 -5 -6 -7 -7 -8 -7 -7 -6 -5 -4 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8
-5 -6 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -6 -5 -8 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8

-8 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8
-5 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -5 -9 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -11 -9
-9 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -11 -9
-6 -8 -9 -11 -11 -12 -11 -11 -9 -8 -6 -9 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9
沈 -9 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9
下 -6 -8 -9 -11 -12 -12 -12 -11 -9 -8 -6 -10 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -10
-10 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -10
量 -6 -8 -9 -11 -11 -12 -11 -11 -9 -8 -6 -9 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9
-9 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9
(mm)
-5 -7 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -5 -9 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -11 -9
-9 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -11 -9
-5 -6 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -6 -5 -8 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8
-8 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8
-4 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -4 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8
-3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -3 -7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -8 -7
-7 -8 -8 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -8 -7
Elastic M Layers Dmax= -3 (mm) Kanni E M-Lay LE2 Dmax= -7 (mm)

Dmin= -12 (mm) Sogo E 1-Lay LE2 Dmax= -7 (mm)
LP2
-81 -48 -57 -59 -61 -60 -61 -59 -57 -49 -85 -75 -51 -50 -51 -54 -54 -54 -51 -50 -51 -75
-270 -140 -126 -129 -131 -131 -131 -129 -126 -140 -270
－47－
-48 -28 -33 -36 -38 -38 -38 -36 -33 -28 -49 -51 -36 -36 -40 -43 -43 -43 -40 -36 -36 -51
-140 -24 -24 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -24 -140
-57 -33 -41 -45 -49 -48 -49 -45 -41 -33 -55 -50 -36 -39 -43 -48 -47 -48 -43 -39 -36 -50
-126 -24 -27 -26 -27 -27 -27 -26 -27 -24 -126
-59 -36 -45 -50 -55 -55 -55 -50 -45 -36 -58 -51 -40 -43 -48 -53 -54 -53 -48 -43 -40 -51
-129 -24 -26 -25 -26 -26 -26 -25 -26 -24 -129
接 -54 -43 -48 -53 -62 -60 -62 -53 -48 -43 -54
-61 -38 -49 -55 -61 -60 -61 -55 -49 -38 -61 -131 -25 -27 -26 -27 -27 -27 -26 -27 -25 -131
地
-60 -38 -48 -55 -60 -60 -60 -55 -48 -38 -60 -54 -43 -47 -54 -60 -61 -60 -54 -47 -43 -54
-131 -25 -27 -26 -27 -27 -27 -26 -27 -25 -131
圧
-61 -38 -49 -55 -61 -60 -61 -55 -49 -38 -61 -54 -43 -48 -53 -62 -60 -62 -53 -48 -43 -54
(kN/m2) -131 -25 -27 -26 -27 -27 -27 -26 -27 -25 -131
-59 -36 -45 -50 -55 -55 -55 -50 -45 -36 -58 -51 -40 -43 -48 -53 -54 -53 -48 -43 -40 -51
-129 -24 -26 -25 -26 -26 -26 -25 -26 -24 -129
-57 -33 -41 -45 -49 -48 -49 -45 -41 -33 -55 -50 -36 -39 -43 -48 -47 -48 -43 -39 -36 -50
-126 -24 -27 -26 -27 -27 -27 -26 -27 -24 -126
-48 -28 -33 -36 -38 -38 -38 -36 -33 -28 -49 -51 -36 -36 -40 -43 -43 -43 -40 -36 -36 -51
-140 -24 -24 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -24 -140
-81 -48 -57 -59 -61 -60 -61 -59 -57 -49 -84 -75 -51 -50 -51 -54 -54 -54 -51 -50 -51 -75
-270 -140 -126 -129 -131 -131 -131 -129 -126 -140 -270
図 2.1.2-15 解析結果（多層・弾性・低層・中央集中，ケース LEM2)

-3 -4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -5 -5 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8
-7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8
-4 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -8 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -9

-8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -9
-5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -8 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-8 -10 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-5 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -9 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11
-9 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11
-5 -7 -8 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -9 -8 -9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
沈 -9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
下 -5 -7 -9 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -8 -9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
-9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
量 -5 -7 -8 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -9 -8 -9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
-9 -11 -13 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -13 -12
(mm)
-5 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -9 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11
-9 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11
-5 -6 -7 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -8 -7 -8 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-8 -10 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -10
-4 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -9

-8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -9
-3 -4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -8
Elastic M Layers Dmax= -3 (mm) Dmax= -7 (mm)
Kanni E M-Lay LE3 Dmax= -7 (mm) Sogo E 1-Lay LE3
LP3
-77 -49 -61 -69 -81 -86 -95 -92 -89 -74 -136 -70 -51 -54 -62 -74 -80 -88 -83 -80 -77 -124 -274 -144 -131 -138 -144 -149 -153 -154 -153 -171 -336
－48－
-45 -26 -31 -36 -41 -44 -47 -46 -44 -38 -76 -47 -34 -35 -40 -46 -50 -52 -51 -47 -48 -79 -140 -24 -25 -25 -26 -27 -28 -28 -29 -29 -173
-54 -30 -36 -41 -48 -51 -55 -53 -51 -43 -88 -48 -33 -35 -39 -47 -49 -55 -50 -50 -47 -82 -125 -24 -28 -27 -28 -29 -30 -30 -32 -29 -156
-56 -32 -38 -44 -50 -54 -58 -57 -53 -46 -94 -49 -35 -36 -42 -48 -53 -57 -54 -51 -51 -85 -128 -24 -26 -25 -27 -27 -28 -28 -30 -29 -159
接 -129 -24 -26 -26 -27 -28 -29 -29 -31 -29 -161
-58 -33 -40 -46 -53 -57 -62 -59 -57 -49 -99 -53 -37 -39 -44 -53 -56 -63 -58 -56 -54 -93
地
-57 -33 -40 -46 -52 -56 -60 -59 -55 -48 -98 -53 -38 -39 -45 -52 -56 -60 -58 -54 -54 -90 -129 -24 -26 -26 -27 -28 -29 -29 -31 -29 -161
圧
(kN/m2) -58 -33 -40 -46 -53 -57 -62 -59 -57 -49 -99 -53 -37 -39 -44 -53 -56 -63 -58 -56 -54 -93 -129 -24 -26 -26 -27 -28 -29 -29 -31 -29 -161
-56 -32 -38 -44 -50 -54 -58 -57 -53 -46 -94 -49 -35 -36 -42 -48 -53 -57 -54 -51 -51 -85 -128 -24 -26 -25 -27 -27 -28 -28 -30 -29 -159
-54 -30 -36 -41 -48 -51 -55 -53 -51 -43 -88 -48 -33 -35 -39 -47 -49 -55 -50 -50 -47 -82 -125 -24 -28 -27 -28 -29 -30 -30 -32 -29 -156
-45 -26 -31 -36 -41 -44 -47 -46 -44 -38 -76 -47 -34 -35 -40 -46 -50 -52 -51 -47 -48 -79 -140 -24 -25 -25 -26 -27 -28 -28 -29 -29 -173
-77 -49 -61 -69 -81 -86 -95 -92 -89 -74 -136 -70 -51 -54 -62 -74 -80 -88 -83 -80 -77 -124 -274 -144 -131 -138 -144 -149 -153 -154 -153 -171 -336
図 2.1.2-16 解析結果（多層・弾性・低層・側集中，ケース LEM3)

-3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -6 -5
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -6 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -6
-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7
沈 -4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
下 -4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
量 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7
-4 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4
(mm)
-4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7
-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -6
-3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -6 -6 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -6
-3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -6 -5
Elastic 1 Layers Dmax= -3 (mm) Kanni E M-Lay ME1 Dmax= -5 (mm) Sogo E M-Lay LEM1 Dmax= -5 (mm)
MP1 Dmin= -7 (mm) Dmin= -10 (mm) Dmin= -10 (mm)
-577 -311 -377 -388 -417 -401 -417 -388 -377 -314 -588 -524 -332 -342 -349 -383 -372 -383 -349 -342 -332 -524 -1398 -771 -676 -670 -674 -673 -674 -670 -676 -771 -1398
－49－
-313 -157 -182 -192 -204 -200 -204 -192 -182 -158 -320 -332 -204 -198 -211 -226 -227 -226 -211 -198 -204 -332 -771 -224 -168 -163 -161 -162 -161 -163 -168 -224 -771
-377 -181 -210 -218 -235 -228 -235 -218 -210 -180 -367 -342 -198 -207 -208 -234 -222 -234 -208 -207 -198 -342 -676 -168 -129 -118 -118 -117 -118 -118 -129 -168 -676
-389 -192 -218 -232 -246 -243 -246 -232 -218 -191 -388 -349 -211 -208 -221 -237 -236 -237 -221 -208 -211 -349 -670 -163 -118 -109 -108 -108 -108 -109 -118 -163 -670
接 -418 -203 -235 -246 -264 -258 -264 -246 -235 -203 -412 -674 -161 -118 -108 -108 -108 -108 -108 -118 -161 -674
-383 -226 -234 -237 -264 -254 -264 -237 -234 -226 -383
地
-401 -200 -228 -243 -258 -255 -258 -243 -228 -201 -407 -372 -227 -222 -236 -254 -254 -254 -236 -222 -227 -372 -673 -162 -117 -108 -108 -108 -108 -108 -117 -162 -673
圧
(kN/m2) -418 -203 -235 -246 -264 -258 -264 -246 -235 -203 -412 -383 -226 -234 -237 -264 -254 -264 -237 -234 -226 -383 -674 -161 -118 -108 -108 -108 -108 -108 -118 -161 -674
-389 -192 -218 -232 -246 -243 -246 -232 -218 -192 -388 -349 -211 -208 -221 -237 -236 -237 -221 -208 -211 -349 -670 -163 -118 -109 -108 -108 -108 -109 -118 -163 -670
-377 -181 -210 -218 -235 -228 -235 -218 -210 -180 -367 -342 -198 -207 -208 -234 -222 -234 -208 -207 -198 -342 -676 -168 -129 -118 -118 -117 -118 -118 -129 -168 -676
-312 -157 -182 -192 -204 -200 -204 -192 -181 -158 -320 -332 -204 -198 -211 -226 -227 -226 -211 -198 -204 -332 -771 -224 -168 -163 -161 -162 -161 -163 -168 -224 -771
-577 -311 -376 -388 -417 -401 -417 -388 -377 -314 -588 -524 -332 -342 -349 -383 -372 -383 -349 -342 -332 -524 -1398 -771 -676 -670 -674 -673 -674 -670 -676 -771 -1398
Elastic M Layer Pmax= -588 (kN/m2) Kanni E M-Lay ME1 Pmax= -524 (kN/m2) Sogo E M-Lay MEM1 Pmax= -1398 (kN/m2)
MP1 Pmin= -157 (kN/m2) Pmin= -198 (kN/m2) Pmin= -108 (kN/m2)
図 2.1.2-17 解析結果（多層・弾性・中層・等分布，ケース MEM1)

-2 -2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2 -2 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -2 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-3 -3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -3 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -3 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-3 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -3 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
沈 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
下 -3 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -3 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
量 -3 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -3
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5
(mm)
-3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -3 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5
-3 -3 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -3 -3 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -5
-2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -2 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4
-2 -2 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -2 -2 -4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
-4 -4 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -5 -4 -4
Elastic 1 Layers Dmax= -2 (mm) Sogo E M-Lay LEM2 Dmax= -4 (mm)

Dmin= -6 (mm) Kanni E M-Lay ME2 Dmax= -4 (mm)
MP2 Dmin= -8 (mm) Dmin= -8 (mm)
-334 -185 -219 -224 -236 -227 -236 -223 -219 -187 -343 -302 -198 -194 -194 -207 -203 -207 -194 -194 -198 -302 -997 -556 -490 -488 -493 -493 -493 -488 -490 -556 -997
－50－
-198 -138 -139 -152 -165 -167 -165 -152 -139 -138 -198 -556 -164 -125 -123 -122 -123 -122 -123 -125 -164 -556
-186 -105 -127 -139 -150 -149 -150 -139 -127 -106 -190
-194 -139 -156 -167 -194 -187 -194 -167 -156 -139 -194 -490 -125 -97 -91 -92 -92 -92 -91 -97 -125 -490
-219 -127 -158 -174 -194 -192 -194 -175 -158 -126 -214
-224 -138 -174 -198 -220 -220 -220 -198 -174 -138 -223 -194 -152 -167 -190 -213 -216 -213 -190 -167 -152 -194 -488 -123 -91 -86 -86 -87 -86 -86 -91 -123 -488
接 -236 -149 -194 -220 -249 -247 -249 -220 -194 -149 -233 -207 -165 -194 -213 -255 -245 -255 -213 -194 -165 -207 -493 -122 -92 -86 -87 -88 -87 -86 -92 -122 -493
地
-203 -167 -187 -216 -245 -248 -245 -216 -187 -167 -203 -493 -123 -92 -87 -88 -89 -88 -87 -92 -123 -493
-228 -148 -192 -220 -247 -248 -247 -220 -191 -149 -230
圧
-236 -149 -194 -220 -249 -247 -249 -220 -194 -149 -233 -207 -165 -194 -213 -255 -245 -255 -213 -194 -165 -207 -493 -122 -92 -86 -87 -88 -87 -86 -92 -122 -493
(kN/m2)
-194 -152 -167 -190 -213 -216 -213 -190 -167 -152 -194 -488 -123 -91 -86 -86 -87 -86 -86 -91 -123 -488
-224 -138 -174 -198 -220 -220 -220 -198 -174 -138 -223
-194 -139 -156 -167 -194 -187 -194 -167 -156 -139 -194 -490 -125 -97 -91 -92 -92 -92 -91 -97 -125 -490
-219 -127 -158 -174 -194 -192 -194 -175 -158 -126 -214
-198 -138 -139 -152 -165 -167 -165 -152 -139 -138 -198 -556 -164 -125 -123 -122 -123 -122 -123 -125 -164 -556
-186 -105 -127 -139 -150 -149 -150 -139 -127 -106 -190
-334 -185 -219 -224 -236 -227 -236 -223 -219 -187 -343 -302 -198 -194 -194 -207 -203 -207 -194 -194 -198 -302 -997 -556 -490 -488 -493 -493 -493 -488 -490 -556 -997
図 2.1.2-18 解析結果（多層・弾性・中層・中央集中，ケース MEM2)

-2 -2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5
-2 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-2 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -5 -4 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-3 -3 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6
-3 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -6 -6 -5 -4 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7
沈
下 -3 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -6 -6 -5 -4 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7
量 -3 -4 -4 -5 -6 -6 -7 -6 -6 -5 -4 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -5 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7
(mm)
-3 -3 -4 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6
-2 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -5 -5 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-2 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -5 -4 -4 -3 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -4 -5 -5 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5
-2 -2 -3 -3 -4 -4 -4 -4 -4 -3 -3 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -6 -6 -5 -5
Elastic 1 Layers Dmax= -2 (mm) Kanni E M-Lay ME3 Dmax= -4 (mm) Sogo E M-Lay LEM3 Dmax= -4 (mm)
MP3 Dmin= -7 (mm) Dmin= -9 (mm) Dmin= -9 (mm)
-314 -187 -238 -275 -332 -357 -403 -385 -376 -315 -595 -275 -201 -216 -247 -304 -331 -371 -348 -343 -331 -536 -1018 -577 -518 -531 -555 -575 -595 -603 -618 -711 -1301
－51－
-170 -97 -119 -139 -164 -179 -196 -191 -182 -159 -326 -182 -130 -132 -154 -182 -202 -217 -209 -196 -202 -337 -561 -167 -128 -130 -133 -138 -142 -147 -153 -207 -720
-203 -111 -137 -158 -189 -203 -226 -216 -210 -181 -374 -182 -124 -133 -150 -187 -199 -228 -207 -208 -196 -351 -489 -125 -98 -94 -97 -100 -104 -107 -118 -155 -633
-209 -118 -144 -169 -198 -216 -236 -229 -218 -193 -397 -186 -132 -136 -159 -190 -211 -230 -220 -208 -211 -358 -484 -121 -90 -86 -89 -93 -96 -99 -109 -152 -628
接 -223 -125 -154 -178 -212 -229 -253 -243 -235 -204 -422 -201 -140 -150 -170 -211 -227 -258 -236 -235 -225 -394 -486 -119 -90 -85 -89 -92 -95 -98 -108 -150 -633
地
-215 -123 -151 -177 -208 -226 -246 -240 -228 -202 -416 -197 -141 -146 -170 -203 -226 -245 -235 -222 -225 -382 -485 -120 -90 -86 -89 -93 -95 -98 -108 -150 -631
圧
(kN/m2) -223 -125 -154 -178 -212 -229 -253 -243 -235 -204 -422 -201 -140 -150 -170 -211 -227 -258 -236 -235 -225 -394 -486 -119 -90 -85 -89 -92 -95 -98 -108 -150 -633
-209 -118 -144 -169 -198 -216 -236 -229 -218 -193 -397 -186 -132 -136 -159 -190 -211 -230 -220 -208 -211 -358 -484 -121 -90 -86 -89 -93 -96 -99 -109 -152 -628
-203 -111 -137 -158 -189 -203 -226 -216 -210 -181 -375 -182 -124 -133 -150 -187 -199 -228 -207 -208 -196 -351 -489 -125 -98 -94 -97 -100 -104 -107 -118 -155 -633
-170 -97 -119 -139 -164 -179 -196 -191 -182 -159 -326 -182 -130 -132 -154 -182 -202 -217 -209 -196 -202 -337 -561 -167 -128 -130 -133 -138 -142 -147 -153 -207 -720
-313 -187 -238 -275 -332 -357 -403 -385 -376 -315 -594 -275 -201 -216 -247 -304 -331 -371 -348 -343 -331 -536 -1018 -577 -518 -531 -555 -575 -595 -603 -618 -711 -1301
図 2.1.2-19 解析結果（多層・弾性・中層・側集中，ケース MEM3)

-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
-7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -10
-10 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -10
-8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -11 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -13 -13 -12 -11
-11 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -13 -13 -12 -11
-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11
-11 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -11
-9 -10 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -9 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -15 -15 -14 -13 -12
沈 -12 -13 -14 -14 -15 -15 -15 -14 -14 -13 -12
下 -9 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -10 -9 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -15 -15 -14 -13 -12
-12 -13 -14 -15 -15 -15 -15 -15 -14 -13 -12
量 -9 -10 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -9 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -15 -15 -14 -13 -12
-12 -13 -14 -14 -15 -15 -15 -14 -14 -13 -12
(mm)
-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11
-11 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -11
-8 -9 -9 -10 -10 -11 -10 -10 -9 -9 -8 -11 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -13 -13 -12 -11
-11 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -13 -13 -12 -11
-7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -10
-10 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -10
-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9

-9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -11 -11 -10 -9
Elastic Many Layers Dmax= -6 (mm) Kanni E M-Lay HE1 Sogo-E-M-Lay HE1
Dmax= -9 (mm) Dmax= -9 (mm)
HP1 Dmin= -12 (mm) Dmin= -15 (mm) Dmin= -15 (mm)
-1322 -770 -672 -681 -708 -715 -708 -681 -672 -770 -1322 -2403 -1277 -1086 -1079 -1080 -1081 -1080 -1079 -1086 -1277 -2403
-1322 -672 -701 -747 -783 -791 -783 -749 -708 -692 -1393
－52－
-770 -401 -333 -340 -355 -360 -355 -340 -333 -401 -770 -1277 -312 -234 -238 -234 -235 -234 -238 -234 -312 -1277
-682 -294 -292 -310 -325 -329 -325 -310 -293 -297 -697
-672 -333 -276 -278 -292 -294 -292 -278 -276 -333 -672 -1086 -234 -194 -188 -187 -187 -187 -188 -194 -234 -1086
-710 -292 -284 -299 -313 -316 -313 -298 -283 -290 -703
-681 -340 -278 -280 -292 -296 -292 -280 -278 -340 -681 -1079 -238 -188 -184 -182 -182 -182 -184 -188 -238 -1079
-755 -310 -298 -314 -328 -331 -328 -314 -297 -306 -741
接 -791 -324 -312 -328 -342 -345 -342 -327 -311 -319 -771 -708 -355 -292 -292 -305 -308 -305 -292 -292 -355 -708 -1080 -234 -187 -182 -180 -179 -180 -182 -187 -234 -1080
地 -1081 -235 -187 -182 -179 -179 -179 -182 -187 -235 -1081
-799 -328 -315 -331 -345 -349 -345 -330 -313 -323 -780 -715 -360 -294 -296 -308 -312 -308 -296 -294 -360 -715
圧
-708 -355 -292 -292 -305 -308 -305 -292 -292 -355 -708 -1080 -234 -187 -182 -180 -179 -180 -182 -187 -234 -1080
(kN/m2) -791 -324 -312 -328 -342 -345 -342 -327 -310 -319 -771
-681 -340 -278 -280 -292 -296 -292 -280 -278 -340 -681 -1079 -238 -188 -184 -182 -182 -182 -184 -188 -238 -1079
-754 -310 -298 -314 -327 -331 -327 -313 -297 -306 -739
-672 -333 -276 -278 -292 -294 -292 -278 -276 -333 -672 -1086 -234 -194 -188 -187 -187 -187 -188 -194 -234 -1086
-707 -291 -283 -298 -312 -315 -312 -298 -282 -290 -700
-770 -401 -333 -340 -355 -360 -355 -340 -333 -401 -770 -1277 -312 -234 -238 -234 -235 -234 -238 -234 -312 -1277
-679 -293 -291 -309 -324 -327 -324 -309 -292 -297 -694
-1322 -770 -672 -681 -708 -715 -708 -681 -672 -770 -1322 -2403 -1277 -1086 -1079 -1080 -1081 -1080 -1079 -1086 -1277 -2403
-1324 -676 -704 -750 -787 -794 -787 -752 -712 -696 -1396
Elastic Many Layer Pmax= -1396 (kN/m2) Kanni E M-Lay HE1 Pmax= -1322 (kN/m2) Sogo Elas M-Lay HE1 Pmax= -2403 (kN/m2)
HP1 Pmin= -282 (kN/m2) Pmin= -276 (kN/m2) Pmin= -179 (kN/m2)
図 2.1.2-20 解析結果（多層・弾性・高層・等分布，ケース HEM1)

-4 -4 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -4 -4 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6
-4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -4 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -7
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -9 -8 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -9 -8
-6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8
沈
下 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -11 -11 -10 -9 -8
量 -6 -7 -8 -8 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -6 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8
(mm)
-5 -6 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -6 -5 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -9 -8 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -9 -8
-5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -5 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -7
-4 -5 -6 -6 -7 -7 -7 -6 -6 -5 -5 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -7 -7 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -7 -7
-4 -5 -5 -5 -6 -6 -6 -5 -5 -5 -4 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -6
Elastic Many Layers Dmax= -4 (mm) Dmax= -6 (mm) Sogo-E-M-Lay HE2 Dmax= -6 (mm)
Dmin= -9 (mm) Kanni E M-Lay HE2
HP2 Dmin= -12 (mm) Dmin= -12 (mm)
-745 -388 -407 -435 -455 -460 -455 -436 -413 -403 -798 -764 -447 -379 -376 -384 -387 -384 -376 -379 -447 -764 -1582 -848 -726 -725 -728 -730 -728 -725 -726 -848 -1582
－53－
-395 -184 -192 -209 -222 -226 -222 -209 -192 -186 -405 -447 -256 -222 -231 -244 -248 -244 -231 -222 -256 -447 -848 -212 -161 -165 -164 -165 -164 -165 -161 -212 -848
-413 -192 -202 -223 -239 -244 -239 -223 -202 -190 -409 -379 -222 -200 -212 -229 -234 -229 -212 -200 -222 -379 -726 -161 -136 -134 -135 -135 -135 -134 -136 -161 -726
-441 -209 -223 -248 -267 -272 -267 -247 -222 -206 -430 -376 -231 -212 -230 -249 -256 -249 -230 -212 -231 -376 -725 -165 -134 -134 -134 -134 -134 -134 -134 -165 -725
接 -460 -222 -239 -267 -289 -295 -289 -266 -238 -218 -446 -384 -244 -229 -249 -274 -280 -274 -249 -229 -244 -384 -728 -164 -135 -134 -134 -134 -134 -134 -135 -164 -728
地 -730 -165 -135 -134 -134 -135 -134 -134 -135 -165 -730
-465 -225 -243 -272 -295 -301 -294 -272 -242 -222 -451 -387 -248 -234 -256 -280 -288 -280 -256 -234 -248 -387
圧
-460 -222 -239 -267 -289 -295 -289 -266 -237 -218 -445 -384 -244 -229 -249 -274 -280 -274 -249 -229 -244 -384 -728 -164 -135 -134 -134 -134 -134 -134 -135 -164 -728
(kN/m2)
-440 -209 -222 -247 -267 -272 -266 -247 -221 -206 -429 -376 -231 -212 -230 -249 -256 -249 -230 -212 -231 -376 -725 -165 -134 -134 -134 -134 -134 -134 -134 -165 -725
-412 -191 -202 -222 -239 -243 -239 -222 -201 -190 -407 -379 -222 -200 -212 -229 -234 -229 -212 -200 -222 -379 -726 -161 -136 -134 -135 -135 -135 -134 -136 -161 -726
-393 -184 -191 -209 -221 -225 -221 -209 -192 -186 -403 -447 -256 -222 -231 -244 -248 -244 -231 -222 -256 -447 -848 -212 -161 -165 -164 -165 -164 -165 -161 -212 -848
-747 -391 -409 -437 -457 -462 -457 -438 -415 -406 -800 -764 -447 -379 -376 -384 -387 -384 -376 -379 -447 -764 -1582 -848 -726 -725 -728 -730 -728 -725 -726 -848 -1582
HP2 Pmin= -200 (kN/m2) Pmin= -134 (kN/m2)
Pmin= -184 (kN/m2)
図 2.1.2-21 解析結果（多層・弾性・高層・中央集中，ケース HEM2)

-3 -4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9
-4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9
-4 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -10 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -10
-5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -10 -9 -9 -8 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -7 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -11
-5 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -12 -11
沈
下 -5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11
量 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -9 -9 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -8 -9 -10 -11 -12 -12 -13 -13 -12 -12 -11
(mm)
-5 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -9 -9 -8 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -7 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -11
-4 -5 -6 -7 -8 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -10 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -10
-4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -8 -8 -8 -7 -7 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -8 -9 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9
-4 -4 -5 -6 -7 -7 -8 -8 -7 -7 -6 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9 -6 -7 -8 -9 -9 -10 -10 -10 -10 -9 -9
Elastic Many Layers Dmax= -3 (mm) Dmax= -6 (mm) Sogo-E-M-Lay HE3 Dmax= -6 (mm)
Kanni E M-Lay HE3
HP3
-600 -378 -454 -535 -612 -666 -702 -701 -686 -700 -1475 -603 -450 -445 -495 -556 -601 -629 -628 -639 -761 -1408 -1600 -894 -793 -820 -854 -886 -914 -938 -966 -1160 -2232
－54－
-300 -163 -190 -222 -254 -277 -291 -291 -285 -303 -752 -343 -238 -226 -251 -281 -304 -315 -313 -314 -393 -826 -847 -218 -171 -181 -185 -193 -198 -207 -209 -285 -1190
-310 -162 -183 -213 -243 -265 -280 -279 -275 -297 -765 -285 -194 -185 -205 -231 -250 -262 -258 -262 -329 -732 -717 -163 -141 -143 -148 -154 -159 -165 -174 -214 -1015
-332 -172 -193 -224 -255 -278 -292 -292 -288 -314 -809 -278 -194 -185 -206 -232 -253 -263 -262 -266 -340 -750 -710 -165 -137 -140 -144 -149 -154 -161 -169 -218 -1010
接 -348 -180 -202 -234 -266 -289 -305 -305 -301 -327 -843 -283 -200 -192 -213 -242 -263 -276 -274 -281 -356 -784 -709 -162 -136 -138 -142 -147 -153 -159 -168 -215 -1013
地
-352 -182 -204 -236 -268 -291 -307 -307 -303 -331 -852 -285 -202 -194 -216 -245 -267 -278 -278 -283 -362 -793 -710 -163 -136 -138 -142 -147 -153 -159 -168 -215 -1014
圧
(kN/m2) -348 -180 -201 -233 -265 -289 -304 -304 -300 -327 -842 -283 -200 -192 -213 -242 -263 -276 -274 -281 -356 -784 -709 -162 -136 -138 -142 -147 -153 -159 -168 -215 -1013
-331 -172 -193 -224 -254 -277 -292 -292 -287 -313 -807 -278 -194 -185 -206 -232 -253 -263 -262 -266 -340 -750 -710 -165 -137 -140 -144 -149 -154 -161 -169 -218 -1010
-309 -161 -183 -213 -243 -264 -279 -278 -274 -296 -762 -285 -194 -185 -205 -231 -250 -262 -258 -262 -329 -732 -717 -163 -141 -143 -148 -154 -159 -165 -174 -214 -1015
-298 -163 -189 -222 -253 -276 -290 -290 -284 -302 -748 -343 -238 -226 -251 -281 -304 -315 -313 -314 -393 -826 -847 -218 -171 -181 -185 -193 -198 -207 -209 -285 -1190
-601 -380 -456 -538 -614 -669 -705 -704 -690 -704 -1478 -603 -450 -445 -495 -556 -601 -629 -628 -639 -761 -1408 -1600 -894 -793 -820 -854 -886 -914 -938 -966 -1160 -2232
図 2.1.2-22 解析結果（多層・弾性・高層・側集中，ケース HEM3)

-13 -18 -23 -26 -28 -29 -28 -26 -23 -19 -14 -33 -37 -41 -44 -46 -46 -46 -44 -41 -37 -33 -17 -20 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -20 -17
-18 -24 -29 -33 -35 -36 -35 -33 -29 -24 -19 -37 -42 -46 -49 -51 -52 -51 -49 -46 -42 -37
-20 -22 -25 -27 -28 -28 -28 -27 -25 -22 -20
-23 -29 -35 -39 -42 -43 -42 -39 -35 -29 -23 -41 -46 -51 -54 -57 -57 -57 -54 -51 -46 -41 -22 -25 -28 -30 -31 -32 -31 -30 -28 -25 -22
-26 -33 -39 -44 -47 -48 -47 -44 -39 -33 -26 -44 -49 -54 -58 -61 -61 -61 -58 -54 -49 -44
-23 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -23
沈 -29 -36 -42 -47 -50 -51 -50 -47 -42 -35 -28 -46 -51 -57 -61 -63 -64 -63 -61 -57 -51 -46
-24 -28 -31 -34 -35 -35 -35 -34 -31 -28 -24
下 -29 -37 -43 -48 -51 -52 -51 -48 -43 -36 -29 -46 -52 -57 -61 -64 -65 -64 -61 -57 -52 -46
-24 -28 -32 -34 -35 -36 -35 -34 -32 -28 -24
量 -29 -36 -42 -47 -50 -51 -50 -47 -42 -35 -28 -46 -51 -57 -61 -63 -64 -63 -61 -57 -51 -46
-24 -28 -31 -34 -35 -35 -35 -34 -31 -28 -24
(mm)
-27 -33 -40 -44 -47 -48 -47 -44 -39 -33 -26 -44 -49 -54 -58 -61 -61 -61 -58 -54 -49 -44
-23 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -23
-23 -29 -35 -40 -42 -43 -42 -40 -35 -29 -23 -41 -46 -51 -54 -57 -57 -57 -54 -51 -46 -41
-22 -25 -28 -30 -31 -32 -31 -30 -28 -25 -22
-19 -24 -29 -33 -36 -37 -36 -33 -30 -24 -19 -37 -42 -46 -49 -51 -52 -51 -49 -46 -42 -37
-20 -22 -25 -27 -28 -28 -28 -27 -25 -22 -20
-13 -19 -23 -26 -29 -29 -29 -27 -23 -19 -14 -33 -37 -41 -44 -46 -46 -46 -44 -41 -37 -33
-17 -20 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -20 -17
Plastic M Layers Dmax= -13 (mm) Kanni P M-Lay LPM1 Dmax= -33 (mm) sogo P M-Lay LPM1 Dmax= -17 (mm)
LP15 Dmin= -52 (mm) Dmin= -65 (mm) Dmin= -36 (mm)
-159 -78 -91 -98 -103 -105 -102 -99 -92 -81 -163 -392 -165 -153 -157 -160 -160 -160 -157 -153 -165 -392
-143 -83 -76 -80 -85 -87 -85 -80 -76 -83 -143
－55－
-77 -33 -35 -37 -37 -38 -37 -37 -35 -33 -79 -165 -11 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -11 -165
-83 -45 -40 -42 -45 -46 -45 -42 -40 -45 -83
-91 -35 -36 -38 -40 -41 -40 -38 -36 -35 -89 -153 -17 -26 -25 -25 -25 -25 -25 -26 -17 -153
-76 -40 -36 -37 -40 -41 -40 -37 -36 -40 -76
-98 -37 -38 -41 -42 -42 -42 -41 -38 -37 -97 -157 -17 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -17 -157
-80 -42 -37 -39 -42 -43 -42 -39 -37 -42 -80
接 -102 -38 -40 -42 -43 -43 -43 -42 -40 -38 -101
-85 -45 -40 -42 -45 -46 -45 -42 -40 -45 -85 -160 -17 -25 -24 -25 -25 -25 -24 -25 -17 -160
地
-105 -38 -40 -42 -43 -43 -43 -42 -40 -37 -100 -160 -17 -25 -24 -25 -25 -25 -24 -25 -17 -160
圧 -87 -46 -41 -43 -46 -47 -46 -43 -41 -46 -87
(kN/m2) -102 -38 -40 -42 -43 -43 -43 -42 -40 -38 -102 -160 -17 -25 -24 -25 -25 -25 -24 -25 -17 -160
-85 -45 -40 -42 -45 -46 -45 -42 -40 -45 -85
-99 -37 -38 -41 -42 -42 -42 -41 -38 -37 -97 -157 -17 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -17 -157
-80 -42 -37 -39 -42 -43 -42 -39 -37 -42 -80
-91 -35 -36 -38 -40 -40 -40 -39 -36 -35 -89 -153 -17 -26 -25 -25 -25 -25 -25 -26 -17 -153
-76 -40 -36 -37 -40 -41 -40 -37 -36 -40 -76
-77 -33 -35 -37 -37 -38 -38 -36 -35 -33 -79 -165 -11 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -11 -165
-83 -45 -40 -42 -45 -46 -45 -42 -40 -45 -83
-159 -78 -91 -99 -103 -105 -104 -97 -91 -82 -164 -392 -165 -153 -157 -160 -160 -160 -157 -153 -165 -392
-143 -83 -76 -80 -85 -87 -85 -80 -76 -83 -143
Plastic M Layer Pmax= -164 (kN/m2)

Kanni P M-Lay LPM1 Pmax= -143 (kN/m2) Sogo P M-Lay LPM1 Pmax= -392 (kN/m2)
図 2.1.2-23 解析結果（多層・弾塑性・低層・等分布，ケース LPM1)

-9 -14 -19 -22 -24 -25 -24 -22 -19 -15 -10 -29 -33 -36 -39 -40 -41 -40 -39 -36 -33 -29 -29 -32 -36 -38 -40 -41 -40 -38 -36 -32 -29
-14 -21 -26 -30 -33 -34 -33 -30 -26 -21 -15 -33 -37 -41 -45 -47 -47 -47 -45 -41 -37 -33 -32 -37 -41 -45 -47 -47 -47 -45 -41 -37 -32
-19 -26 -33 -38 -42 -43 -42 -38 -33 -26 -19 -36 -41 -46 -50 -53 -53 -53 -50 -46 -41 -36 -36 -41 -46 -50 -53 -53 -53 -50 -46 -41 -36
-22 -31 -38 -44 -48 -50 -48 -44 -38 -30 -22 -39 -45 -50 -54 -57 -58 -57 -54 -50 -45 -39 -38 -45 -50 -55 -57 -58 -57 -55 -50 -45 -38
沈 -24 -33 -42 -48 -53 -54 -53 -48 -41 -33 -24 -40 -47 -53 -57 -60 -61 -60 -57 -53 -47 -40 -40 -47 -53 -57 -60 -61 -60 -57 -53 -47 -40
下 -25 -34 -43 -50 -54 -56 -54 -49 -43 -34 -24 -41 -47 -53 -58 -61 -62 -61 -58 -53 -47 -41 -41 -47 -53 -58 -61 -62 -61 -58 -53 -47 -41
量 -24 -33 -42 -48 -53 -54 -53 -48 -41 -33 -24 -40 -47 -53 -57 -60 -61 -60 -57 -53 -47 -40 -40 -47 -53 -57 -60 -61 -60 -57 -53 -47 -40
(mm)
-22 -31 -38 -44 -48 -50 -48 -44 -38 -30 -22 -39 -45 -50 -54 -57 -58 -57 -54 -50 -45 -39 -38 -45 -50 -55 -57 -58 -57 -55 -50 -45 -38
-19 -26 -33 -38 -42 -43 -42 -38 -33 -26 -19 -36 -41 -46 -50 -53 -53 -53 -50 -46 -41 -36 -36 -41 -46 -50 -53 -53 -53 -50 -46 -41 -36
-15 -21 -26 -31 -33 -34 -33 -31 -26 -21 -15 -33 -37 -41 -45 -47 -47 -47 -45 -41 -37 -33 -32 -37 -41 -45 -47 -47 -47 -45 -41 -37 -32
-10 -15 -19 -22 -24 -25 -24 -22 -19 -15 -10 -29 -33 -36 -39 -40 -41 -40 -39 -36 -33 -29 -29 -32 -36 -38 -40 -41 -40 -38 -36 -32 -29
Plastic M Layers Dmax= -9 (mm) Kanni P M-Lay LPM2 Dmax= -29 (mm) Dmax= -29 (mm)
Dmin= -62 (mm) sogo P M-Lay LPM2 Dmin= -62 (mm)
LP25 Dmin= -56 (mm)
-130 -68 -73 -81 -86 -87 -86 -81 -74 -69 -138
-116 -68 -61 -63 -66 -67 -66 -63 -61 -68 -116
-378 -155 -144 -148 -151 -152 -151 -148 -144 -155 -378
－56－
-68 -30 -33 -36 -37 -38 -37 -36 -33 -31 -71
-68 -40 -37 -40 -43 -44 -43 -40 -37 -40 -68
-155 -9 -15 -15 -16 -16 -16 -15 -15 -9 -155
-73 -33 -36 -39 -41 -42 -41 -39 -36 -32 -74
-61 -37 -35 -38 -42 -43 -42 -38 -35 -37 -61
-144 -15 -24 -23 -24 -24 -24 -23 -24 -15 -144
-81 -36 -39 -43 -45 -44 -45 -43 -39 -36 -79
-63 -40 -38 -42 -46 -47 -46 -42 -38 -40 -63
-148 -15 -23 -23 -24 -24 -24 -23 -23 -15 -148
接 -86 -37 -41 -45 -44 -42 -44 -45 -41 -37 -84
-66 -43 -42 -46 -51 -52 -51 -46 -42 -43 -66
地 -151 -16 -24 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -16 -151
-87 -38 -42 -44 -42 -44 -42 -44 -42 -37 -85
-67 -44 -43 -47 -52 -54 -52 -47 -43 -44 -67
圧 -152 -16 -24 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -16 -152
(kN/m2) -86 -37 -41 -45 -44 -42 -44 -45 -41 -37 -84
-66 -43 -42 -46 -51 -52 -51 -46 -42 -43 -66
-151 -16 -24 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -16 -151
-81 -36 -39 -43 -45 -44 -45 -43 -39 -36 -80
-63 -40 -38 -42 -46 -47 -46 -42 -38 -40 -63
-148 -15 -23 -23 -24 -24 -24 -23 -23 -15 -148
-73 -33 -36 -39 -41 -42 -41 -39 -36 -33 -72
-61 -37 -35 -38 -42 -43 -42 -38 -35 -37 -61
-144 -15 -24 -23 -24 -24 -24 -23 -24 -15 -144
-68 -30 -33 -36 -37 -38 -37 -36 -33 -31 -70
-68 -40 -37 -40 -43 -44 -43 -40 -37 -40 -68
-155 -9 -15 -15 -16 -16 -16 -15 -15 -9 -155
-130 -68 -73 -81 -86 -87 -86 -81 -74 -69 -139
-116 -68 -61 -63 -66 -67 -66 -63 -61 -68 -116
-378 -155 -144 -148 -151 -152 -151 -148 -144 -155 -378
Plastic M Layer Pmax= -139 (kN/m2) Kanni P M-Lay LPM2 Pmax= -116 (kN/m2) Sogo P M-Lay LPM2 Pmax= -378 (kN/m2)
図 2.1.2-24 解析結果（多層・弾塑性・低層・中央集中，ケース LPM2)

-8 -14 -20 -25 -29 -32 -33 -32 -29 -25 -20 -32 -37 -41 -45 -48 -50 -51 -49 -47 -43 -39
-31 -36 -41 -45 -48 -49 -50 -49 -47 -43 -39
-12 -19 -26 -32 -37 -40 -41 -40 -37 -32 -26 -35 -41 -46 -51 -54 -56 -57 -56 -53 -49 -44
-35 -41 -46 -51 -54 -56 -57 -56 -53 -49 -43
-15 -23 -31 -38 -44 -47 -49 -48 -44 -39 -32 -39 -45 -51 -56 -60 -62 -63 -61 -58 -54 -48
-38 -45 -51 -56 -60 -62 -63 -62 -58 -54 -48
-18 -27 -35 -43 -49 -53 -54 -53 -50 -44 -37 -41 -48 -54 -60 -64 -67 -67 -66 -62 -57 -52
-41 -48 -54 -60 -64 -67 -67 -66 -63 -57 -51
-19 -29 -38 -46 -52 -56 -58 -57 -53 -47 -40 -43 -50 -56 -62 -67 -69 -70 -69 -65 -60 -54
沈 -43 -50 -57 -62 -67 -69 -70 -69 -65 -60 -53
下 -20 -30 -39 -47 -53 -58 -59 -58 -54 -48 -41 -44 -51 -57 -63 -68 -70 -71 -70 -66 -61 -55
-43 -50 -57 -63 -68 -70 -71 -70 -66 -60 -54
量 -19 -29 -38 -46 -52 -57 -58 -57 -53 -47 -40 -43 -50 -56 -62 -67 -69 -70 -69 -65 -60 -54
-43 -50 -57 -62 -67 -69 -70 -69 -65 -60 -53
(mm)
-18 -27 -35 -43 -49 -53 -55 -53 -50 -44 -37 -41 -48 -54 -60 -64 -67 -67 -66 -62 -57 -52
-41 -48 -54 -60 -64 -67 -67 -66 -63 -57 -51
-15 -24 -31 -38 -44 -47 -49 -48 -44 -39 -33 -39 -45 -51 -56 -60 -62 -63 -61 -58 -54 -48
-38 -45 -51 -56 -60 -62 -63 -62 -58 -54 -48
-12 -19 -26 -32 -37 -40 -42 -41 -37 -32 -27 -35 -41 -46 -51 -54 -56 -57 -56 -53 -49 -44
-35 -41 -46 -51 -54 -56 -57 -56 -53 -49 -43
-8 -14 -20 -25 -30 -32 -34 -33 -30 -25 -20 -32 -37 -41 -45 -48 -50 -51 -49 -47 -43 -39
-31 -36 -41 -45 -48 -49 -50 -49 -47 -43 -39
Plastic M Layers Dmax= -8 (mm) Kanni P M-Lay LPM3 Dmax= -32 (mm) sogo P M-Lay LPM3 Dmax= -31 (mm)
LP35 Dmin= -59 (mm) Dmin= -71 (mm) Dmin= -71 (mm)
-109 -68 -81 -95 -107 -111 -106 -112 -109 -100 -215 -104 -71 -70 -77 -87 -94 -97 -92 -89 -99 -184 -382 -160 -151 -159 -166 -171 -174 -174 -172 -189 -470
－57－
-56 -28 -33 -37 -39 -42 -43 -42 -39 -39 -107 -61 -39 -37 -41 -46 -50 -51 -48 -46 -53 -105 -155 -9 -15 -16 -17 -17 -18 -18 -17 -11 -192
-65 -30 -34 -38 -42 -44 -45 -45 -43 -41 -120 -54 -34 -33 -36 -41 -44 -45 -43 -41 -47 -97 -142 -15 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -28 -18 -178
-70 -33 -37 -40 -44 -46 -45 -46 -45 -43 -124 -56 -36 -34 -38 -43 -46 -47 -45 -43 -50 -102 -146 -15 -23 -23 -24 -25 -26 -25 -27 -18 -182
接 -72 -34 -38 -42 -46 -44 -44 -44 -45 -45 -123 -59 -38 -36 -40 -46 -49 -50 -48 -47 -54 -110 -148 -15 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -27 -19 -186
地
-74 -34 -38 -43 -44 -42 -45 -44 -46 -47 -127 -60 -39 -37 -41 -46 -50 -51 -49 -47 -55 -111 -149 -16 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -27 -19 -187
圧
(kN/m2) -73 -34 -38 -42 -46 -44 -44 -44 -45 -45 -123 -59 -38 -36 -40 -46 -49 -50 -48 -47 -54 -110 -148 -15 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -27 -19 -186
-68 -33 -37 -40 -44 -46 -45 -46 -45 -43 -124 -56 -36 -34 -38 -43 -46 -47 -45 -43 -50 -102 -146 -15 -23 -23 -24 -25 -26 -25 -27 -18 -182
-64 -30 -34 -38 -42 -43 -45 -44 -43 -41 -120 -54 -34 -33 -36 -41 -44 -45 -43 -41 -47 -97 -142 -15 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -28 -18 -178
-57 -28 -33 -36 -39 -42 -43 -42 -39 -39 -107 -61 -39 -37 -41 -46 -50 -51 -48 -46 -53 -105 -155 -9 -15 -16 -17 -17 -18 -18 -17 -11 -192
-109 -68 -81 -95 -107 -111 -106 -112 -109 -100 -215 -104 -71 -70 -77 -87 -94 -97 -92 -89 -99 -184 -382 -160 -151 -159 -166 -171 -174 -174 -172 -189 -470
Plastic M Layer Pmax= -215 (kN/m2) Kanni P M-Lay LPM3 Pmax= -184 (kN/m2) Sogo P M-Lay LPM3 Pmax= -470 (kN/m2)
図 2.1.2-25 解析結果（多層・弾塑性・低層・側集中，ケース LPM3)

-6 -8 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -9 -7 -18 -20 -22 -24 -25 -25 -25 -24 -22 -20 -18 -18 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -22 -20 -18
-8 -11 -13 -15 -16 -17 -16 -15 -13 -11 -9 -20 -22 -25 -26 -27 -28 -27 -26 -25 -22 -20 -20 -22 -25 -26 -27 -28 -27 -26 -25 -22 -20
-11 -13 -16 -18 -20 -20 -20 -18 -16 -13 -11 -22 -25 -27 -29 -30 -31 -30 -29 -27 -25 -22 -22 -25 -27 -29 -30 -31 -30 -29 -27 -25 -22
-12 -15 -18 -21 -22 -23 -22 -21 -18 -15 -12 -24 -26 -29 -31 -32 -33 -32 -31 -29 -26 -24 -23 -26 -29 -31 -32 -33 -32 -31 -29 -26 -23
沈 -13 -17 -20 -22 -24 -24 -24 -22 -20 -16 -13 -25 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -25 -24 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -24
下 -14 -17 -20 -23 -24 -25 -24 -23 -20 -17 -13 -25 -28 -31 -33 -34 -35 -34 -33 -31 -28 -25 -25 -28 -31 -33 -34 -35 -34 -33 -31 -28 -25
量 -13 -17 -20 -22 -24 -24 -24 -22 -20 -16 -13 -25 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -25 -24 -27 -30 -32 -34 -34 -34 -32 -30 -27 -24
(mm)
-12 -15 -18 -21 -22 -23 -22 -21 -18 -15 -12 -24 -26 -29 -31 -32 -33 -32 -31 -29 -26 -24 -23 -26 -29 -31 -32 -33 -32 -31 -29 -26 -23
-11 -14 -16 -18 -20 -20 -20 -18 -16 -13 -11 -22 -25 -27 -29 -30 -31 -30 -29 -27 -25 -22 -22 -25 -27 -29 -30 -31 -30 -29 -27 -25 -22
-9 -11 -14 -15 -17 -17 -17 -15 -14 -11 -9 -20 -22 -25 -26 -27 -28 -27 -26 -25 -22 -20 -20 -22 -25 -26 -27 -28 -27 -26 -25 -22 -20
-6 -9 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -9 -7 -18 -20 -22 -24 -25 -25 -25 -24 -22 -20 -18 -18 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -22 -20 -18
Plastic M Layers Dmax= -18 (mm)

Dmax= -6 (mm) Kanni P M-Lay MP1 Dmax= -18 (mm) Sogo P M-Lay MPM1
MP15
-693 -369 -412 -435 -473 -479 -473 -437 -424 -377 -735 -1785 -932 -776 -746 -750 -753 -750 -746 -776 -932 -1785
-618 -399 -368 -371 -390 -392 -390 -371 -368 -399 -618
－58－
-379 -181 -184 -193 -204 -194 -204 -193 -187 -177 -374 -932 -285 -172 -153 -157 -161 -157 -153 -172 -285 -932
-399 -246 -219 -223 -234 -237 -234 -223 -219 -246 -399
-420 -189 -211 -225 -217 -200 -217 -223 -207 -187 -416 -776 -172 -74 -58 -65 -71 -65 -58 -74 -172 -776
-368 -219 -198 -197 -209 -208 -209 -197 -198 -219 -368
-449 -193 -219 -217 -205 -203 -204 -212 -223 -193 -428 -746 -153 -58 -46 -59 -66 -59 -46 -58 -153 -746
-371 -223 -197 -198 -207 -210 -207 -198 -197 -223 -371
接 -485 -192 -202 -210 -215 -217 -214 -204 -216 -203 -462 -750 -157 -65 -59 -74 -83 -74 -59 -65 -157 -750
-390 -234 -209 -207 -219 -219 -219 -207 -209 -234 -390
地
-481 -185 -195 -208 -218 -222 -217 -202 -199 -193 -470 -753 -161 -71 -66 -83 -92 -83 -66 -71 -161 -753
-392 -237 -208 -210 -219 -221 -219 -210 -208 -237 -392
圧
(kN/m2) -485 -192 -202 -210 -215 -217 -214 -204 -216 -203 -462 -750 -157 -65 -59 -74 -83 -74 -59 -65 -157 -750
-390 -234 -209 -207 -219 -219 -219 -207 -209 -234 -390
-449 -193 -219 -217 -205 -203 -204 -212 -222 -192 -427 -746 -153 -58 -46 -59 -66 -59 -46 -58 -153 -746
-371 -223 -197 -198 -207 -210 -207 -198 -197 -223 -371
-421 -189 -211 -225 -217 -200 -217 -223 -207 -186 -416 -776 -172 -74 -58 -65 -71 -65 -58 -74 -172 -776
-368 -219 -198 -197 -209 -208 -209 -197 -198 -219 -368
-378 -181 -184 -193 -204 -194 -204 -193 -187 -177 -374 -932 -285 -172 -153 -157 -161 -157 -153 -172 -285 -932
-399 -246 -219 -223 -234 -237 -234 -223 -219 -246 -399
-693 -369 -412 -435 -472 -479 -473 -437 -424 -377 -737 -1785 -932 -776 -746 -750 -753 -750 -746 -776 -932 -1785
-618 -399 -368 -371 -390 -392 -390 -371 -368 -399 -618
Plastic M Layer Pmax= -737 (kN/m2) Kanni P M-Lay MP1 Pmax= -618 (kN/m2) Sogo P M-Lay MPM1 Pmax= -1785 (kN/m2)
図 2.1.2-26 解析結果（多層・弾塑性・中層・等分布，ケース MPM1)

-3 -4 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -4 -3 -10 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -10 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
-4 -6 -8 -10 -10 -11 -10 -10 -8 -6 -4 -12 -13 -15 -16 -16 -17 -16 -16 -15 -13 -12 -11 -13 -15 -16 -16 -17 -16 -16 -15 -13 -11
-6 -8 -11 -12 -14 -14 -14 -12 -10 -8 -6 -13 -15 -16 -18 -19 -19 -19 -18 -16 -15 -13 -13 -15 -16 -18 -19 -19 -19 -18 -16 -15 -13
-7 -10 -12 -14 -16 -16 -16 -14 -12 -9 -7 -14 -16 -18 -19 -20 -21 -20 -19 -18 -16 -14 -14 -16 -18 -19 -20 -21 -20 -19 -18 -16 -14
沈 -7 -10 -14 -16 -18 -18 -17 -16 -13 -10 -7 -14 -16 -19 -20 -21 -22 -21 -20 -19 -16 -14 -14 -16 -19 -20 -21 -22 -21 -20 -19 -16 -14
下 -7 -11 -14 -16 -18 -19 -18 -16 -14 -11 -7 -15 -17 -19 -21 -22 -22 -22 -21 -19 -17 -15 -14 -17 -19 -21 -22 -22 -22 -21 -19 -17 -14
量 -7 -10 -14 -16 -18 -18 -18 -16 -13 -10 -7 -14 -16 -19 -20 -21 -22 -21 -20 -19 -16 -14 -14 -16 -19 -20 -21 -22 -21 -20 -19 -16 -14
(mm)
-7 -10 -12 -14 -16 -16 -16 -14 -12 -10 -7 -14 -16 -18 -19 -20 -21 -20 -19 -18 -16 -14 -14 -16 -18 -19 -20 -21 -20 -19 -18 -16 -14
-6 -8 -11 -12 -14 -14 -14 -12 -11 -8 -6 -13 -15 -16 -18 -19 -19 -19 -18 -16 -15 -13 -13 -15 -16 -18 -19 -19 -19 -18 -16 -15 -13
-4 -6 -8 -10 -11 -11 -11 -10 -8 -6 -4 -12 -13 -15 -16 -16 -17 -16 -16 -15 -13 -12 -11 -13 -15 -16 -16 -17 -16 -16 -15 -13 -11
-3 -4 -6 -7 -7 -7 -7 -7 -6 -5 -3 -10 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -10 -10 -11 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -11 -10
Plastic M Layers Dmax= -3 (mm) Dmax= -10 (mm) Sogo P M-Lay MPM2 Dmax= -10 (mm)
Dmin= -19 (mm) Kanni P M-Lay MP2 Dmin= -22 (mm)
MP25 Dmin= -22 (mm)
-357 -235 -213 -209 -216 -216 -216 -209 -213 -235 -357 -1281 -677 -568 -550 -554 -557 -554 -550 -568 -677 -1281
-414 -227 -272 -285 -290 -293 -289 -285 -273 -233 -438
－59－
-235 -162 -153 -160 -170 -173 -170 -160 -153 -162 -235 -677 -211 -129 -116 -120 -123 -120 -116 -129 -211 -677
-229 -113 -128 -141 -152 -153 -151 -141 -129 -114 -231
-213 -153 -153 -162 -179 -179 -179 -162 -153 -153 -213 -568 -129 -57 -45 -51 -56 -51 -45 -57 -129 -568
-265 -127 -146 -160 -172 -174 -172 -160 -146 -127 -261
-209 -160 -162 -178 -195 -200 -195 -178 -162 -160 -209 -550 -116 -45 -36 -46 -53 -46 -36 -45 -116 -550
-287 -139 -160 -178 -192 -195 -192 -178 -160 -138 -282
接 -304 -147 -172 -192 -209 -211 -209 -192 -172 -146 -298
-216 -170 -179 -195 -220 -221 -220 -195 -179 -170 -216 -554 -120 -51 -46 -60 -67 -60 -46 -51 -120 -554
地
-216 -173 -179 -200 -221 -227 -221 -200 -179 -173 -216 -557 -123 -56 -53 -67 -74 -67 -53 -56 -123 -557
-305 -149 -174 -195 -211 -215 -212 -195 -174 -148 -301
圧
-216 -170 -179 -195 -220 -221 -220 -195 -179 -170 -216 -554 -120 -51 -46 -60 -67 -60 -46 -51 -120 -554
(kN/m2) -304 -147 -172 -192 -209 -211 -209 -192 -172 -146 -298
-209 -160 -162 -178 -195 -200 -195 -178 -162 -160 -209 -550 -116 -45 -36 -46 -53 -46 -36 -45 -116 -550
-287 -139 -160 -178 -192 -195 -192 -178 -160 -138 -282
-213 -153 -153 -162 -179 -179 -179 -162 -153 -153 -213 -568 -129 -57 -45 -51 -56 -51 -45 -57 -129 -568
-265 -127 -146 -160 -172 -174 -172 -160 -146 -127 -262
-235 -162 -153 -160 -170 -173 -170 -160 -153 -162 -235 -677 -211 -129 -116 -120 -123 -120 -116 -129 -211 -677
-229 -113 -127 -139 -149 -152 -149 -139 -128 -114 -232
-357 -235 -213 -209 -216 -216 -216 -209 -213 -235 -357 -1281 -677 -568 -550 -554 -557 -554 -550 -568 -677 -1281
-417 -229 -266 -292 -299 -286 -299 -292 -269 -232 -439
Plastic M Layer Pmax= -439 (kN/m2) Kanni P M-Lay MP2 Pmax= -357 (kN/m2)
Sogo P M-Lay MPM2 Pmax= -1281 (kN/m2)
MP25 Pmin= -113 (kN/m2) Pmin= -153 (kN/m2)
Pmin= -36 (kN/m2)
図 2.1.2-27 解析結果（多層・弾塑性・中層・中央集中，ケース MPM2)

-2 -4 -6 -8 -10 -11 -11 -11 -10 -8 -7 -12 -13 -15 -16 -18 -18 -19 -18 -17 -16 -15
-12 -13 -15 -16 -17 -18 -18 -18 -17 -16 -15
-4 -6 -8 -10 -12 -13 -14 -14 -13 -11 -9 -13 -15 -17 -18 -20 -21 -21 -20 -19 -18 -16
-13 -15 -17 -18 -20 -21 -21 -20 -19 -18 -16
-5 -7 -10 -12 -14 -16 -16 -16 -15 -13 -11 -14 -16 -18 -20 -22 -23 -23 -23 -21 -20 -18
-14 -16 -18 -20 -22 -23 -23 -23 -22 -20 -18
-5 -8 -11 -14 -16 -18 -18 -18 -17 -15 -12 -15 -17 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -21 -19
-15 -17 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -21 -19
-6 -9 -12 -15 -17 -19 -20 -19 -18 -16 -13 -16 -18 -20 -23 -24 -25 -26 -25 -24 -22 -20
沈 -15 -18 -20 -23 -24 -25 -26 -25 -24 -22 -20
下 -6 -9 -12 -15 -18 -19 -20 -19 -18 -16 -14 -16 -18 -21 -23 -25 -26 -26 -26 -24 -22 -20
-16 -18 -21 -23 -25 -26 -26 -26 -24 -22 -20
量 -6 -9 -12 -15 -17 -19 -20 -19 -18 -16 -13 -16 -18 -20 -23 -24 -25 -26 -25 -24 -22 -20
-15 -18 -20 -23 -24 -25 -26 -25 -24 -22 -20
(mm)
-5 -8 -11 -14 -16 -18 -18 -18 -17 -15 -12 -15 -17 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -21 -19
-15 -17 -20 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -21 -19
-5 -7 -10 -12 -14 -16 -16 -16 -15 -13 -11 -14 -16 -18 -20 -22 -23 -23 -23 -21 -20 -18
-14 -16 -18 -20 -22 -23 -23 -23 -22 -20 -18
-4 -6 -8 -10 -12 -13 -14 -14 -13 -11 -9 -13 -15 -17 -18 -20 -21 -21 -20 -19 -18 -16
-13 -15 -17 -18 -20 -21 -21 -20 -19 -18 -16
-3 -4 -6 -8 -10 -11 -11 -11 -10 -9 -7 -12 -13 -15 -16 -18 -18 -19 -18 -17 -16 -15
-12 -13 -15 -16 -17 -18 -18 -18 -17 -16 -15
Plastic M Layers Dmax= -2 (mm) Kanni P M-Lay MP3 Dmax= -12 (mm) Sogo P M-Lay MPM3 Dmax= -12 (mm)
MP35
-341 -244 -298 -331 -385 -412 -426 -417 -416 -380 -780 -316 -245 -248 -274 -314 -340 -360 -350 -353 -384 -620 -1306 -704 -603 -597 -619 -641 -655 -665 -703 -853 -1652
－60－
-184 -105 -129 -149 -171 -178 -177 -174 -183 -172 -390 -207 -155 -153 -170 -192 -209 -218 -213 -211 -238 -402 -682 -216 -134 -123 -130 -137 -137 -137 -157 -262 -866
-216 -114 -135 -153 -173 -186 -198 -194 -194 -179 -438 -187 -138 -138 -151 -174 -187 -200 -192 -195 -216 -378 -567 -130 -58 -46 -54 -61 -58 -52 -68 -159 -725
-233 -122 -143 -162 -181 -192 -200 -197 -200 -185 -471 -186 -140 -138 -153 -174 -190 -199 -195 -195 -222 -385 -544 -116 -45 -37 -49 -57 -52 -42 -53 -142 -698
接 -252 -128 -150 -170 -189 -201 -211 -207 -211 -188 -490 -193 -146 -146 -160 -185 -199 -212 -205 -209 -234 -408 -546 -118 -51 -47 -62 -71 -65 -53 -60 -145 -702
地
-252 -129 -151 -171 -190 -202 -210 -208 -212 -190 -498 -194 -148 -146 -162 -184 -202 -211 -207 -208 -237 -409 -549 -121 -55 -53 -69 -79 -73 -60 -65 -149 -706
圧
(kN/m2) -251 -128 -150 -170 -189 -201 -210 -207 -211 -188 -490 -193 -146 -146 -160 -185 -199 -212 -205 -209 -234 -408 -546 -118 -51 -47 -62 -71 -65 -53 -60 -145 -702
-233 -122 -143 -162 -180 -192 -200 -197 -200 -185 -471 -186 -140 -138 -153 -174 -190 -199 -195 -195 -222 -385 -544 -116 -45 -37 -49 -57 -52 -42 -53 -142 -698
-216 -114 -135 -153 -173 -186 -198 -194 -194 -179 -438 -187 -138 -138 -151 -174 -187 -200 -192 -195 -216 -378 -567 -130 -58 -46 -54 -61 -58 -52 -68 -159 -725
-184 -105 -129 -150 -171 -178 -177 -174 -183 -172 -390 -207 -155 -153 -170 -192 -209 -218 -213 -211 -238 -402 -682 -216 -134 -123 -130 -137 -137 -137 -157 -262 -866
-341 -243 -298 -332 -387 -413 -425 -416 -416 -380 -780 -316 -245 -248 -274 -314 -340 -360 -350 -353 -384 -620 -1306 -704 -603 -597 -619 -641 -655 -665 -703 -853 -1652
Kanni P M-Lay MP3 Pmax= -620 (kN/m2)
Plastic M Layer Pmax= -780 (kN/m2) Sogo P M-Lay MPM3 Pmax= -1652 (kN/m2)
図 2.1.2-28 解析結果（多層・弾塑性・中層・側集中，ケース MPM3)

-35 -37 -39 -41 -42 -42 -42 -41 -40 -38 -36 -51 -53 -55 -57 -58 -58 -58 -57 -55 -53 -51 -51 -53 -55 -56 -57 -57 -57 -56 -55 -53 -51
-37 -39 -41 -42 -43 -44 -43 -43 -41 -40 -38 -53 -55 -57 -59 -60 -60 -60 -59 -57 -55 -53 -53 -55 -57 -58 -59 -60 -59 -58 -57 -55 -53
-39 -41 -43 -44 -45 -45 -45 -44 -43 -41 -39 -55 -57 -59 -61 -62 -62 -62 -61 -59 -57 -55 -55 -57 -59 -60 -62 -62 -62 -60 -59 -57 -55
-41 -43 -44 -45 -46 -46 -46 -45 -44 -42 -41 -57 -59 -61 -62 -63 -64 -63 -62 -61 -59 -57 -56 -58 -60 -62 -63 -64 -63 -62 -60 -58 -56
沈 -42 -43 -45 -46 -47 -47 -47 -46 -45 -43 -41 -58 -60 -62 -63 -64 -65 -64 -63 -62 -60 -58 -57 -59 -62 -63 -64 -65 -64 -63 -62 -59 -57
下 -42 -44 -45 -47 -47 -48 -47 -46 -45 -43 -42 -58 -60 -62 -64 -65 -65 -65 -64 -62 -60 -58 -57 -60 -62 -64 -65 -65 -65 -64 -62 -60 -57
量 -42 -44 -45 -46 -47 -47 -47 -46 -45 -43 -41 -58 -60 -62 -63 -64 -65 -64 -63 -62 -60 -58 -57 -59 -62 -63 -64 -65 -64 -63 -62 -59 -57
(mm)
-41 -43 -44 -45 -46 -47 -46 -45 -44 -42 -41 -57 -59 -61 -62 -63 -64 -63 -62 -61 -59 -57 -56 -58 -60 -62 -63 -64 -63 -62 -60 -58 -56
-40 -41 -43 -44 -45 -45 -45 -44 -43 -41 -39 -55 -57 -59 -61 -62 -62 -62 -61 -59 -57 -55 -55 -57 -59 -60 -62 -62 -62 -60 -59 -57 -55
-38 -40 -41 -43 -44 -44 -44 -43 -41 -40 -38 -53 -55 -57 -59 -60 -60 -60 -59 -57 -55 -53 -53 -55 -57 -58 -59 -60 -59 -58 -57 -55 -53
-36 -38 -40 -41 -42 -42 -42 -41 -40 -38 -36 -51 -53 -55 -57 -58 -58 -58 -57 -55 -53 -51 -51 -53 -55 -56 -57 -57 -57 -56 -55 -53 -51
Plastic Many Layers Kanni P M-Lay HP1 Sogo-Prastic HP1 Dmax= -51 (mm)
Dmax= -35 (mm) Dmax= -51 (mm)
HP15 Dmin= -48 (mm) Dmin= -65 (mm)
Dmin= -65 (mm)
-2097 -934 -890 -889 -900 -902 -895 -884 -891 -947 -2160 -2378 -1177 -888 -816 -804 -802 -804 -816 -888 -1177 -2378 -3213 -1541 -1236 -1189 -1178 -1176 -1178 -1189 -1236 -1541 -3213
－61－
-936 -343 -304 -298 -301 -301 -299 -297 -303 -344 -950 -1177 -503 -354 -323 -318 -318 -318 -323 -354 -503 -1177 -1541 -339 -201 -203 -204 -205 -204 -203 -201 -339 -1541
-891 -304 -259 -248 -249 -249 -248 -248 -258 -303 -892 -888 -354 -240 -213 -208 -207 -208 -213 -240 -354 -888 -1236 -201 -120 -124 -127 -129 -127 -124 -120 -201 -1236
-888 -298 -248 -237 -237 -237 -237 -237 -247 -295 -879 -816 -323 -213 -186 -179 -178 -179 -186 -213 -323 -816 -1189 -203 -124 -130 -133 -134 -133 -130 -124 -203 -1189
接
-897 -299 -249 -237 -237 -237 -236 -236 -247 -296 -883 -804 -318 -208 -179 -172 -170 -172 -179 -208 -318 -804 -1178 -204 -127 -133 -136 -137 -136 -133 -127 -204 -1178
地
-901 -300 -249 -237 -237 -237 -237 -236 -248 -296 -885 -802 -318 -207 -178 -170 -169 -170 -178 -207 -318 -802 -1176 -205 -129 -134 -137 -139 -137 -134 -129 -205 -1176
圧
(kN/m2) -898 -299 -249 -237 -237 -237 -236 -236 -247 -295 -883 -804 -318 -208 -179 -172 -170 -172 -179 -208 -318 -804 -1178 -204 -127 -133 -136 -137 -136 -133 -127 -204 -1178
-890 -298 -249 -237 -237 -237 -237 -236 -247 -295 -879 -816 -323 -213 -186 -179 -178 -179 -186 -213 -323 -816 -1189 -203 -124 -130 -133 -134 -133 -130 -124 -203 -1189
-894 -303 -258 -248 -248 -249 -248 -248 -258 -302 -892 -888 -354 -240 -213 -208 -207 -208 -213 -240 -354 -888 -1236 -201 -120 -124 -127 -129 -127 -124 -120 -201 -1236
-939 -341 -302 -296 -298 -299 -298 -297 -302 -343 -949 -1177 -503 -354 -323 -318 -318 -318 -323 -354 -503 -1177 -1541 -339 -201 -203 -204 -205 -204 -203 -201 -339 -1541
-2110 -938 -892 -887 -896 -899 -898 -891 -896 -950 -2166 -2378 -1177 -888 -816 -804 -802 -804 -816 -888 -1177 -2378 -3213 -1541 -1236 -1189 -1178 -1176 -1178 -1189 -1236 -1541 -3213
Plastic Many Layer Pmax= -2166 (kN/m2) Kanni P M-Lay HP1 Pmax= -2378 (kN/m2) Sogo Plastic HP1 Pmax= -3213 (kN/m2)
図 2.1.2-29 解析結果（多層・弾塑性・高層・等分布，ケース HPM1)

-24 -26 -27 -28 -29 -29 -29 -28 -27 -26 -24
-15 -17 -18 -19 -20 -20 -20 -19 -18 -17 -16 -25 -26 -27 -28 -29 -29 -29 -28 -27 -26 -25
-26 -27 -29 -30 -30 -31 -30 -30 -29 -27 -26
-17 -18 -20 -21 -21 -22 -22 -21 -20 -19 -17 -26 -27 -29 -30 -31 -31 -31 -30 -29 -27 -26
-27 -29 -30 -32 -32 -33 -32 -32 -30 -29 -27
-18 -20 -21 -22 -23 -23 -23 -22 -21 -20 -18 -27 -29 -30 -32 -32 -33 -32 -32 -30 -29 -27
-28 -30 -32 -33 -34 -34 -34 -33 -32 -30 -28
-19 -21 -22 -24 -24 -25 -24 -23 -22 -21 -19 -28 -30 -32 -33 -34 -34 -34 -33 -32 -30 -28
-29 -30 -32 -34 -35 -35 -35 -34 -32 -30 -29
沈 -20 -22 -23 -24 -25 -25 -25 -24 -23 -21 -20 -29 -31 -32 -34 -35 -35 -35 -34 -32 -31 -29
下 -20 -22 -23 -25 -25 -26 -25 -24 -23 -21 -20 -29 -31 -33 -34 -35 -35 -35 -34 -33 -31 -29
-29 -31 -33 -34 -35 -35 -35 -34 -33 -31 -29
量 -29 -30 -32 -34 -35 -35 -35 -34 -32 -30 -29
-20 -22 -23 -24 -25 -25 -25 -24 -23 -21 -20 -29 -31 -32 -34 -35 -35 -35 -34 -32 -31 -29
(mm)
-28 -30 -32 -33 -34 -34 -34 -33 -32 -30 -28
-19 -21 -22 -24 -24 -25 -24 -23 -22 -21 -19 -28 -30 -32 -33 -34 -34 -34 -33 -32 -30 -28
-27 -29 -30 -32 -32 -33 -32 -32 -30 -29 -27
-18 -20 -21 -22 -23 -23 -23 -22 -21 -20 -18 -27 -29 -30 -32 -32 -33 -32 -32 -30 -29 -27
-26 -27 -29 -30 -30 -31 -30 -30 -29 -27 -26
-17 -18 -20 -21 -21 -22 -22 -21 -20 -19 -17 -26 -27 -29 -30 -31 -31 -31 -30 -29 -27 -26
-24 -26 -27 -28 -29 -29 -29 -28 -27 -26 -24
-15 -17 -18 -19 -20 -20 -20 -19 -18 -17 -16 -25 -26 -27 -28 -29 -29 -29 -28 -27 -26 -25
Sogo-Prastic HP2 Dmax= -24 (mm)
Dmax= -15 (mm) Kanni P M-Lay HP2 Dmax= -25 (mm) Dmin= -35 (mm)
Plastic Many Layers
HP25
-1349 -569 -542 -552 -561 -565 -562 -556 -554 -588 -1367 -1394 -708 -540 -500 -494 -494 -494 -500 -540 -708 -1394 -2116 -1029 -834 -810 -806 -806 -806 -810 -834 -1029 -2116
－62－
-575 -212 -201 -212 -214 -215 -214 -212 -203 -215 -563 -708 -326 -241 -227 -228 -229 -228 -227 -241 -326 -708 -1029 -230 -139 -142 -143 -145 -143 -142 -139 -230 -1029
-546 -198 -190 -192 -193 -194 -193 -191 -189 -202 -548 -540 -241 -177 -166 -168 -169 -168 -166 -177 -241 -540 -834 -139 -85 -89 -92 -93 -92 -89 -85 -139 -834
-552 -207 -191 -182 -184 -186 -184 -181 -190 -212 -551 -500 -227 -166 -156 -158 -159 -158 -156 -166 -227 -500 -810 -142 -89 -94 -97 -99 -97 -94 -89 -142 -810
接
-565 -214 -194 -184 -187 -189 -187 -183 -192 -213 -553 -494 -228 -168 -158 -160 -161 -160 -158 -168 -228 -494 -806 -143 -92 -97 -101 -102 -101 -97 -92 -143 -806
地
圧 -572 -218 -195 -186 -189 -191 -189 -185 -192 -213 -555 -494 -229 -169 -159 -161 -162 -161 -159 -169 -229 -494 -806 -145 -93 -99 -102 -104 -102 -99 -93 -145 -806
(kN/m2) -567 -217 -194 -183 -187 -189 -187 -183 -192 -212 -553 -494 -228 -168 -158 -160 -161 -160 -158 -168 -228 -494 -806 -143 -92 -97 -101 -102 -101 -97 -92 -143 -806
-558 -213 -191 -181 -183 -185 -183 -181 -190 -211 -551 -500 -227 -166 -156 -158 -159 -158 -156 -166 -227 -500 -810 -142 -89 -94 -97 -99 -97 -94 -89 -142 -810
-546 -201 -189 -191 -193 -194 -193 -190 -189 -201 -547 -540 -241 -177 -166 -168 -169 -168 -166 -177 -241 -540 -834 -139 -85 -89 -92 -93 -92 -89 -85 -139 -834
-569 -210 -200 -212 -214 -215 -215 -212 -203 -214 -561 -708 -326 -241 -227 -228 -229 -228 -227 -241 -326 -708 -1029 -230 -139 -142 -143 -145 -143 -142 -139 -230 -1029
-1346 -568 -544 -555 -563 -566 -565 -559 -556 -590 -1373 -1394 -708 -540 -500 -494 -494 -494 -500 -540 -708 -1394 -2116 -1029 -834 -810 -806 -806 -806 -810 -834 -1029 -2116
Plastic Many Layer Pmax= -1373 (kN/m2) Kanni P M-Lay HE2 Pmax= -1394 (kN/m2) Sogo Plastic HP2
Pmax= -2116 (kN/m2)
図 2.1.2-30 解析結果（多層・弾塑性・高層・中央集中，ケース HPM2)

-12 -16 -20 -23 -27 -30 -32 -34 -35 -36 -37
-29 -31 -34 -36 -38 -39 -40 -41 -41 -40 -39 -28 -31 -33 -36 -38 -39 -40 -40 -40 -40 -39
-13 -17 -21 -24 -28 -31 -33 -35 -37 -38 -38
-30 -33 -35 -38 -40 -41 -42 -42 -42 -42 -41 -30 -32 -35 -37 -39 -41 -42 -42 -42 -42 -41
-14 -18 -22 -25 -29 -32 -34 -36 -38 -39 -40
-31 -34 -36 -39 -41 -43 -44 -44 -44 -43 -43 -31 -33 -36 -39 -41 -42 -44 -44 -44 -43 -42
-15 -19 -22 -26 -30 -33 -35 -37 -39 -40 -41
-32 -35 -37 -40 -42 -44 -45 -45 -45 -45 -44 -31 -34 -37 -40 -42 -44 -45 -45 -45 -45 -44
-15 -19 -23 -27 -30 -33 -36 -38 -40 -41 -42
沈 -32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -46 -45 -32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -45 -45
下 -15 -19 -23 -27 -31 -34 -36 -38 -40 -41 -42
-32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -46 -45 -32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -46 -45
量 -15 -19 -23 -27 -30 -33 -36 -38 -40 -41 -42
-32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -46 -45 -32 -35 -38 -41 -43 -45 -46 -46 -46 -45 -45
(mm)
-15 -19 -23 -26 -30 -33 -35 -38 -39 -40 -41
-32 -35 -37 -40 -42 -44 -45 -45 -45 -45 -44 -31 -34 -37 -40 -42 -44 -45 -45 -45 -45 -44
-14 -18 -22 -26 -29 -32 -35 -36 -38 -39 -40
-31 -34 -36 -39 -41 -43 -44 -44 -44 -43 -43 -31 -33 -36 -39 -41 -42 -44 -44 -44 -43 -42
-13 -17 -21 -25 -28 -31 -33 -35 -37 -38 -39
-30 -33 -35 -38 -40 -41 -42 -42 -42 -42 -41 -30 -32 -35 -37 -39 -41 -42 -42 -42 -42 -41
-12 -16 -20 -23 -27 -30 -32 -34 -35 -36 -37 -28 -31 -33 -36 -38 -39 -40 -40 -40 -40 -39
-29 -31 -34 -36 -38 -39 -40 -41 -41 -40 -39
Plastic Many Layers Dmax= -12 (mm) Sogo-Prastic HP3
HP35 Kanni P M-Lay HP3 Dmax= -29 (mm) Dmax= -28 (mm)
-1070 -551 -569 -622 -679 -723 -769 -809 -855 -942 -2213 -1216 -724 -611 -607 -633 -660 -684 -713 -795 -1095 -2351 -2147 -1081 -905 -906 -930 -959 -988 -1023 -1088 -1386 -2950
－63－
-422 -195 -216 -214 -229 -243 -257 -270 -287 -344 -1006 -591 -317 -253 -248 -258 -269 -277 -287 -322 -475 -1198
-1032 -238 -148 -155 -162 -168 -172 -176 -178 -307 -1425
-418 -187 -195 -191 -191 -197 -210 -223 -244 -304 -953 -430 -221 -173 -167 -173 -180 -186 -194 -224 -343 -935
-828 -142 -89 -96 -101 -106 -108 -108 -107 -183 -1150
-424 -178 -187 -206 -200 -186 -201 -214 -236 -296 -939 -384 -199 -153 -147 -151 -157 -163 -173 -203 -320 -883 -798 -143 -92 -100 -106 -111 -113 -113 -111 -186 -1111
接
-414 -169 -183 -206 -213 -191 -203 -214 -236 -298 -944 -371 -194 -149 -142 -146 -152 -158 -169 -201 -320 -883
-791 -144 -94 -102 -109 -114 -116 -116 -114 -187 -1104
地
-425 -173 -183 -202 -214 -196 -204 -214 -236 -299 -946 -369 -193 -149 -141 -145 -151 -157 -169 -201 -322 -886 -790 -145 -95 -104 -110 -115 -118 -118 -116 -188 -1103
圧
(kN/m2) -415 -169 -183 -206 -212 -190 -202 -214 -236 -298 -944 -371 -194 -149 -142 -146 -152 -158 -169 -201 -320 -883
-791 -144 -94 -102 -109 -114 -116 -116 -114 -187 -1104
-424 -178 -187 -205 -198 -185 -201 -214 -235 -296 -938 -384 -199 -153 -147 -151 -157 -163 -173 -203 -320 -883
-798 -143 -92 -100 -106 -111 -113 -113 -111 -186 -1111
-418 -186 -195 -190 -189 -197 -210 -223 -243 -303 -952 -430 -221 -173 -167 -173 -180 -186 -194 -224 -343 -935 -828 -142 -89 -96 -101 -106 -108 -108 -107 -183 -1150
-423 -194 -216 -214 -229 -243 -256 -269 -286 -343 -1004 -591 -317 -253 -248 -258 -269 -277 -287 -322 -475 -1198
-1032 -238 -148 -155 -162 -168 -172 -176 -178 -307 -1425
-1052 -556 -573 -626 -683 -728 -772 -810 -855 -941 -2221 -1216 -724 -611 -607 -633 -660 -684 -713 -795 -1095 -2351
-2147 -1081 -905 -906 -930 -959 -988 -1023 -1088 -1386 -2950
Plastic Many Layer Pmax= -2221 (kN/m2) Kanni P M-Lay HE3 Pmax= -2351 (kN/m2) Sogo Plastic HP3 Pmax= -2950 (kN/m2)
図 2.1.2-31 解析結果（多層・弾塑性・高層・側集中，ケース HPM3)

0
-2
-4
-6
-8 FEM
簡易法
-10 相互作用
-15 -10 -5 0 5 10 X(m) 15
LE11
0
-2
-4
-6
-8 FEM
簡易法
相互作用
-10
-15 -10 -5 LE12 0 5 10 X(m) 15
0
-2 FEM
簡易法
相互作用
-4
-6
-8
-10
-15 -10 -5 LE13 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-32 沈下量比較（１層弾性地盤－低層建物）
0
FEM
-5 簡易法
相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 0 5 10 X(m) 15
ME11
-5
-10
FEM
-15
簡易法
相互作用
-20
-15 -10 -5 ME12 0 5 10 X(m) 15
0
FEM
-5 簡易法
相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 0 5 10 X(m) 15
ME13
図 2.1.2-33 沈下量比較（１層弾性地盤－中層建物）
－64－
0
FEM
簡易法
-5
相互作用
-10
-15
-15 -10 -5 HE11 0 5 10 X(m) 15
-5
-10
FEM
簡易法
相互作用
-15
-15 -10 -5 HE12 0 5 10 X(m) 15
0
FEM
簡易法
-5 相互作用
-10
-15
-15 -10 -5 HE13 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-34 沈下量比較（１層弾性地盤－高層建物）
0 FEM
簡易法
-5 相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 LEM1 0 5 10 X(m) 15
-5
-10
-15 FEM
簡易法
-20 相互作用
-15 -10 -5
LEM2 0 5 10 X(m) 15
0
FEM
-5 簡易法
相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 LEM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-35 沈下量比較（多層弾性地盤－低層建物）
－65－
0
FEM
-5 簡易法
相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 MEM1 0 5 10 X(m) 15
-5
-10 FEM
簡易法
相互作用
-15
-15 -10 -5 MEM2 0 5 10 X(m) 15
-5
-10 FEM
簡易法
相互作用
-15
-15 -10 -5 MEM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-36 沈下量比較（多層弾性地盤－中層建物）
0
FEM
-5 簡易法
相互作用
-10
-15
-20
-15 -10 -5 HEM1 0 5 10 X(m) 15
-5
-10
FEM
-15 簡易法
相互作用
-20
-15 -10 -5 HEM2 0 5 10 X(m) 15
-5
-10
-15 FEM
簡易法
相互作用
-20
-15 -10 -5 HEM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-37 沈下量比較（多層弾性地盤－高層建物）
－66－
0
-20
-40
-60
FEM
-80 簡易法
-100 相互作用
-15 -10 -5 LPM1 0 5 10 X(m) 15
0
-20
-40
-60
FEM
-80 簡易法
相互作用
-100
-15 -10 -5 LPM2 0 5 10 X(m) 15
0
-20
-40
-60
FEM
-80 簡易法
相互作用
-100
-15 -10 -5 LPM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-38 沈下量比較（多層非線形地盤－低層建物）
0
-10
-20
-30
-40 FEM
簡易法
-50 相互作用
-15 -10 -5 MPM1 0 5 10 X(m) 15
-10
-20
FEM
簡易法
-30 相互作用
-15 -10 -5 MPM2 0 5 10 X(m) 15
0
FEM
簡易法
-10 相互作用
-20
-30
-15 -10 -5 MPM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-39 沈下量比較（多層非線形地盤－中層建物）
－67－
0
FEM
-20 簡易法
相互作用
-40
-60
-80
-100
-15 -10 -5 HPM1 0 5 10 X(m) 15
0 FEM
簡易法
-10
相互作用
-20
-30
-40
-50
-15 -10 -5 HPM2 0 5 10 X(m) 15
0
-20
-40
-60
FEM
-80 簡易法
相互作用
-100
-15 -10 -5 HPM3 0 5 10 X(m) 15
図 2.1.2-40 沈下量比較（多層非線形地盤－高層建物）
－68－
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-41 FEM 解析における剛性残存率(低層・等分布，LPM1)
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-42 FEM 解析における剛性残存率(低層・中央集中，LPM2)
－69－
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-43 FEM 解析における剛性残存率(低層・側集中，LPM3)
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-44 FEM 解析における剛性残存率(中層・等分布，MPM1)
－70－
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-45 FEM 解析における剛性残存率(中層・中央集中，MPM2)
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-46 FEM 解析における剛性残存率(中層・側集中，MPM3)
－71－
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-47 FEM 解析における剛性残存率(高層・等分布，HPM1)
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-48 FEM 解析における剛性残存率(高層・中央集中，HPM2)
－72－
18m 30m 18m
剛性残存率
0.9～1.0
0.8～0.9
0.7～0.8
0.6～0.7
0.5～0.6
0.4～0.5
0.3～0.4
0.2～0.3
0.1～0.2
40m 0.0～0.1
図 2.1.2-49 FEM 解析における剛性残存率(高層・側集中，HPM3)
－73－
0 0 0
-5 -5 -5
FEM（中央） -10 FEM（中央） -10 FEM（中央）

-10
FEM（平均） FEM（平均） FEM（平均）
簡易法簡易法簡易法
-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
剛性低下率分布(LPM1) 剛性低下率分布(LPM2) 剛性低下率分布(LPM3)
図 2.1.2-50 剛性低下率分布比較（低層建物）
0
0 0
-5
-5 -5
-10 FEM（中央）
-10 FEM（中央） -10 FEM（中央）
FEM（平均）
FEM（平均） FEM（平均）
簡易法
簡易法簡易法
-15 -15 -15

GL-(m)
GL-(m)
GL-(m)
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 2 10 5 4 10 5 6 10 5 8 10 5 1 10 6 0 3 105 6 105 9 105 1.2 106 1.5 106 0 5 105 1 106 1.5 106
剛性分布kN/m2(LPM1) 剛性分布kN/m2(LPM2) 剛性分布kN/m2(LPM3)
図 2.1.2-51 剛性分布比較（低層建物）
－74－
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

FEM（中央） FEM（中央） FEM（中央）
-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
剛性低下率分布(MPM1) 剛性低下率分布(MPM2) 剛性低下率分布(MPM3)
図 2.1.2-52 剛性低下率分布比較（中層建物）
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

-15 -15 -15

GL-(m)
GL-(m)
GL-(m)
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 5 105 1 106 1.5 106 2 106 2.5 106 0 5 105 1 106 1.5 106 2 106 2.5 106 0 5 105 1 106 1.5 106 2 106 2.5 106
剛性分布kN/m2(MPM1) 剛性分布kN/m2(MPM2) 剛性分布kN/m2(MPM3)
図 2.1.2-53 剛性分布比較（中層建物）
－75－
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
剛性低下率分布(HPM1) 剛性低下率分布(HPM2) 剛性低下率分布(HPM3)
図 2.1.2-54 剛性低下率分布比較（高層建物）
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

-15 -15 -15
GL-(m)
GL-(m)
GL-(m)
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0 2 10 5 4 10 5 6 10 5 8 10 5 0 2 10 5 4 10 5 6 10 5 8 10 5 1 10 6 0 2 10 5 4 10 5 6 10 5 8 10 5 1 10 6
剛性分布kN/m2(HPM1) 剛性分布kN/m2(HPM2) 剛性分布kN/m2(HPM3)
図 2.1.2-55 剛性分布比較（高層建物）
－76－
2.1.3 実建物の沈下計測による評価法の検証
ここでは，2.1.1 節で示した常時荷重時の地盤の剛性評価法の妥当性について，実建物の沈下計
測とシミュレーション解析の結果を比較することにより検証する。
（１）S ビル 27)
本建物の特徴は，逆打ち工法で施工されており，建物荷重の支持方法が，地上 28 階までの荷重
は杭で支持され，その後竣工までの荷重は杭と直接基礎の併用基礎（パイルド・ラフト基礎）で
支持されていることである。従って，沈下解析を精度よく行うには，施工過程を反映した解析モ
デルと地盤剛性の評価が重要となる。そこで予測解析には地盤を立体要素でモデル化した３次元
FEM 解析を用いている。
①建物概要
東京都内に直接基礎により建設された超高層事務所ビルで建物概要は以下の通りである。
建物断面図・基準階平面図を図 2.1.3-1 に，１階平面図を図 2.1.3-2 に示す。
・階数：地上 40 階，地下 4 階
・建物高さ：GL+195.0m
・基礎底深さ：GL－28.3m
・構造種別：地下部鉄筋コンクリート造（一部 SRC 造，S 造），耐震壁付ラーメン構造
地上部鉄骨造，バンドルチューブ構造
・基礎構造：直接基礎，べた基礎
・長期荷重：高層棟 350kN/m2，低層棟 190kN/m2
事務室(1)
PS PS
PS PS
51,000
CS 機械室(1) 機械室(2) CS
EPS LWC(1) MWC(1 ) AHU EPS AHU PS E PS ST ST EPS PS AHU E PS AHU MWC(2 ) LWC(2)E PS
廊下
DHC
E -EL V CH DS E LV DS REF C ACR DHC E -EL V
PS
E -EL V ELV E LV E -EL V

PS 附室Ａ ELV機械室 PS
附室Ｂ
貸室(1) ELVホ－ル
Ａ ELV (3) E LV 吹抜事務室(5) Ｂ
D U ELV E LV U D
給湯室(1) 廊下廊下給湯室(2)
AHU EPS AHU PS E PS ST ST EPS PS AHU E PS AHU
事務室(3) 事務室(4)
AHU EPS E PS AHU
機械室(3) 機械室(4)
雑用室(1) 雑用室(2)
事務室(2)
ST ST
DS DS
DS DS
102,000
195,000
高層棟基準階平面図
高層棟
ｱﾈｯｸｽ棟
28,300
地下鉄
図 2.1.3-1 建物断面図・基準階平面図
－77－
平均接地圧
北
高層棟 350kN/m2
ｱﾈｯｸｽ棟 190kN/m2
EA
Y26
OA
線
EA CH
丸の内 OA OA
EA
南
OA OA
北
U
U
76,000
U
線
ＣＤ
D U U D
店舗(A)
D
Ｏ TELC TELC
ｱﾈｯｸｽ棟滝
U
U
Ａ
D
高層棟
PS
D
Ｂ
U
線
管理用倉庫(3) PS
ＥＦ
U U
高層棟
田
D エントランスホ
ール(1) D
U U D D D
ELV
№57
吹抜
代
水盤
（側面換気口）
D D AD
植栽千ﾏｼﾝﾊｯﾁ
スロ－プスロ－プ
植栽植栽 EA 植栽植栽 OA 植栽
Y01
銀座線
201,600
X02 X64
図 2.1.3-2 建物断面図・基準階平面図
②地盤概要
本敷地の地盤は図 2.1.3-3 に示すように，GL－16m までは N 値が 10 以下の沖積層，それ以深
は概ね洪積層で，GL－20m までは東京砂層及び東京礫層，それ以深は N 値 60 以上の江戸川砂層
となっており，高層棟は GL－28m の洪積江戸川砂層を支持地盤としている。また地下水位は GL
－11m であった。
深度(m) 柱状図地質名土質名Ｎ値湿潤密度Ｓ波速度ﾎﾟｱｿﾝ比ヤング率

10 20 30 40 50 60 γ(t /m 3) Vs (m/s) ν E (kN/m2 )
表　層腐植土層 1.50 100 0.49 45

水位
10 沖積層粘性土層 1.60 200 0.49 191
東京礫層砂　礫 1.90 510 0.47 1451
20 基礎
30 江戸川層砂質土層 1.80 410 0.47 890
40
50
江戸川層砂質土層 1.90 380 0.47 807
60
70
砂礫混じり
江戸川層砂層 1.90 440 0.47 1079
80
粘性土層
90
上総層砂質土層 1.85 540 0.45 1569
100 粘性土層
上総層
砂質土層 1.90 470 0.46 1226
図 2.1.3-3 地質柱状図
－78－
③施工概要
本工事では，施工期間の短縮，掘削工事の安全性及び即時沈下を低減し，躯体及び地下鉄等の
周辺環境への影響を最小限にするため，仮設山留壁に剛性の高い RC 地中連続壁を用いた逆打ち
工法を採用した。地中連続壁は壁厚 1.0m で GL－50m～GL－78m の不透水層まで施工した。ま
た，構真柱杭は場所打ちコンクリート杭で，軸径を 2200φ～3000φ，拡底径で 3400φ～3800φ
とし，杭の周面摩擦を確保するため杭長さを基礎底から 17m～20m と長くした。図 2.1.3-4 に杭
配置図，図 2.1.3-5 に地下躯体の断面図を示す。また図 2.1.3-6 に工事工程及び予測解析で設定し
た解析ステップを示す。
高層棟
12,000
Y26
ｱﾈｯｸｽ棟
Y22
18,000
Y16
15,000
Y11
18,000
Y05
13,000
Y01
24,000 48,000 43,800 17,000 20,400 17,000 43,800 30,600

X02 X10 X25 X32 X37 X43 X48 X55 X64
構真柱の凡例 ●拡底あり： 16本
○拡底なし：220本
図 2.1.3-4 杭配置図
高層棟
ｱﾈｯｸｽ棟
GL
27,500
千代田
線
20,000
地中連続壁構真柱杭
7,000
図 2.1.3-5 地下部断面図
－79－
年 1996 1997 1998 1999 2000
1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
月
40F
地
上 28F
部
5F
構真柱鉄骨床版 PC版

地下連壁
地 1F床 B1F柱壁
下 B1F床 B2F柱壁
部 B2F床 B3F柱壁
B3F床 B4F柱壁
MB4F床 B4F床
解 ▲ ▲ ▲ 基礎 ▲ ▲ ▲ ▲
ｽﾃｯﾌﾟ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 竣
析工
地下水位
計
沈下・リバウンド・構真柱応力
測
躯体応力計測
図 2.1.3-6 工事工程・予測解析ステップ
④予測解析
予測解析は地盤の沈下量及び地下躯体の部材応力を精度よく予測するため，地下躯体及び地盤
をモデル化した３次元立体 FEM 解析を用いたステップ解析を採用した。解析手順は工程表に従
い，掘削と構築の各施工ステップ毎に実施工に対応したモデルを作成し，各ステップに作用する
増分荷重に対して弾性解析を行いそれらの結果を重ね合わせることにより各ステップにおける部
材応力と変位を求めた。地盤剛性は掘削に伴う拘束圧低下による剛性低下を式(2.1.1-2)を用いて
計算し，さらに建物構築による鉛直ひずみ増分による剛性低下を式(2.1.1-11)を用いて各ステップ
毎に設定した。
図 2.1.3-7 に地下躯体，杭，地盤の接合方法，図 2.1.3-8 に解析モデル図，図 2.1.3-9 に地盤の
剛性，図 2.1.3-10 に各解析ステップにおける解析モデルと荷重を示す。
モデル化範囲は沈下の大きい高層棟に着目し建物の対称性を考慮して高層棟の 1／2 の範囲と
し，建物は地盤の不同沈下の影響の大きい地下躯体についてのみモデル化し，地盤は平面方向及
び深さ方向とも基礎幅の２倍の範囲とした。モデル化対象部材は柱・梁・杭を梁要素で，スラブ・
耐震壁・基礎版・地中連続壁をシェル要素でモデル化し，柱は施工段階により鉄骨柱から SRC 柱
に剛性を変化させた。地盤はソリッド要素でモデル化し，剛性は図 2.1.3-8 に示すように基礎直下，
基礎外周及びその外側の３つの領域に分割し剛性評価を変えた。また，基礎版以浅の掘削される
地盤は掘削荷重としてのみ考慮した。地中連続壁と地盤は完全付着とした。杭と地盤については，
完全付着にすると躯体の不同沈下を過少評価するためここでは杭頭以外で完全付着とした。また，
基礎版構築後は杭頭と地盤は一体化させた。
解析モデルの境界条件は，外周部を鉛直方向ローラー支持とし，対象境界は鉛直方向ローラー
で回転拘束とした。応力解析は MSC／NASTRAN を用いた弾性解析とした。
－80－
柱軸力
梁
GL 0
柱
掘削荷重　杭頭部フリー
（基礎版構築後は一体化）
GL-28m
GL-38m
GL-48m 節点共有
地盤
梁，スラブ CL
1F
F
B4
柱，耐震壁
地中連壁地下躯体全体モデル
20
0m
m
2 40
CL
0
± 端
GL 下
礎
基
200m
45°
：剛性低下考慮
：中間的な剛性
：剛性低下なし地盤のモデル化及び剛性
45°
－81－
建物直下の地盤の割線剛性 E(MPa)
初期剛性ステップステップステップステップステップステップ
GL0.0m ▽1FL 0.5～1.0 1.5～2.0 2.5～3.0 3.5～4.0 5.0 6.0
7.5 ▽B1FL 45
GL-7.5 ▽B2FL 45 25 (0.56)
GL-12.0 4.5
▽B3FL 191 136 (0.71) 69 (0.36)
GL-19.0 7.0
1147 865 620
▽B4FL 1451 (0.79) (0.60) (0.43)
基礎
24.0
790 709 630 429 315 200
杭 890 (0.89) (0.80) (0.71) (0.48) (0.35) (0.22)
GL-43.0
連壁 764 730 692 586 540 343
17.6 807 (0.67)
(0.95) (0.90) (0.86) (0.73) (0.43)
GL-60.6
1049 1020 991 902 902 752
15.0 1079 (0.97) (0.95) (0.92) (0.86) (0.84) (0.70)
GL-75.6
9.0 1530 1510 1471 1383 1383 1383
GL-84.6 1569 (0.98) (0.96) (0.94) (0.88) (0.88) (0.88)
115.4 1216 1216 1206 1187 1187 1187

1226 (0.99) (0.99) (0.99) (0.97) (0.97) (0.97)
GL-200.0
注）( )内は初期剛性に対する比
図 2.1.3-9 各ステップにおける地盤の剛性
ステップ0.5（1,2次掘削）ステップ1.5（3次掘削）ステップ2.5（4次掘削）ステップ3.5（5～9次掘削）ステップ5.0（地上部構築）ステップ6（地上部構築＋浮力）

ステップ1.0（1F,B1F構築）ステップ2.0（B2F構築）ステップ3.0（B3F+地上部構築）ステップ4.0（基礎+地上部構築）
地上階鉄骨：5階地上階鉄骨：28階地上階鉄骨：40階地上階鉄骨:最上階(44階+PH2階)

初期地下水位：GL-11m B1F柱SRC B2F柱SRC 28FL
B1F壁構築 5FL B2F壁構築 40FL PHRFL
1F,B1F構築 B2F床梁構築
B3F柱SRC
施 GL 0.0m GL 0.0m GL 0.0m B3F床梁構築 GL 0.0m
B3F壁構築 GL 0.0m GL 0.0m
工 1,2次根切
3次根切 4次根切
概 B4F柱SRC GL-15m
GL-20m 構真柱（鉄骨） GL-20m 構真柱(鉄骨) GL-20m 5～9次根切 B4F壁構築
要構真柱(鉄骨) GL-31m
GL-31m
図杭構真柱(鉄骨)
連壁浮力(有・無)
基礎版
基礎打設剛性評価
荷重
1F 1F 1F 1F 1F
躯 B1F B1F B1F B1F
B1F B2F
体 B2F B2F B2F
B3F B3F
モ B3F
B4F
デ
ル
連壁構真柱連壁構真柱連壁構真柱連壁連壁構真柱
構真柱
荷掘削荷重Δw= 0(-452)
掘削荷重Δw=-108 掘削荷重Δw=-66(-174) 掘削荷重Δw=-79(-253) 掘削荷重Δw=-199(-452) 掘削荷重Δw= 0(-452) 構築荷重Δw= 45( 365)
重構築荷重Δw= 33 構築荷重Δw= 23 ( 56) 構築荷重Δw= 163( 259) 構築荷重Δw= 61(320)
構築荷重Δw= 37( 93) 浮力考慮Δw=-121～-135
累積荷重 w= -75 累積荷重 w= -118 累積荷重　w= -160 累積荷重　w= -193 累積荷重　w= -132 累積荷重 w= -208～-222
kPa
地
盤各ステップの増分累積荷重では掘削荷重の方が構築荷重より大きいので、掘削による剛性低下を考慮する。ステップ4.0以降の構築荷重による剛性低下を考慮する。
剛剛性低下算定には、掘削荷重の各ステップまでの累積値を用いる。浮力は基礎版構築後に考慮。
性地下水位の回復は初期水位の80％に設定する。
注）荷重の（　）内数値は当該ステップまでの累積荷重を示す。荷重値の符号は鉛直下向きを正とする。
図 2.1.3-10 各解析ステップにおける地下躯体モデル及び荷重
－82－
⑤解析結果と実測値の比較
図 2.1.3-11 に地下水の間隙水圧計と地盤の層別沈下計の配置図を，図 2.1.3-12 に設置深さを示
す。他にも構真柱の軸力，高層棟と低層棟の境界部の梁・耐震壁のひずみなどを計測したがここ
では省略する。
計測はリアルタイム計測システムを導入し，４回／日の頻度で計測することにより，施工の安
全性，構真柱や梁，耐震壁などの健全性を確認しつつ，予測解析と比較することにより仮定条件
の妥当性を検証し，次のステップの予測を行い施工計画に反映した。以下に沈下に関する実測値
と予測解析結果の比較を示す。
i) 層別沈下
図 2.1.3-13 に地下水位の経時変化を示す。掘削に伴って地下水位が低下し，ステップ 5.0 以降
で揚水を止めた後地下水位は元のレベルまで回復している。
図 2.1.3-14 に高層棟下部の層別沈下量(SA1)及び図 2.1.3-15 には層間変位量の経時変化を示す。
これより，ステップ 1.0,2.0,3.0 の地下階床スラブ施工時に若干は沈下するものの，ステップ 3.5
の基礎底までの掘削段階ではリバウンドが主で，最大リバウンド量は 18mm となっており，予測
解析の 21mm より若干小さめの値になっている。その後の基礎版施工以後は沈下に転じ，地下水
位を下げていたディープウェルを閉鎖するステップ 5.0 以降まで最大 8mm の沈下が生じている。
浮力が作用してからは沈下は増加せず横ばい状態となっている。
ii) 杭の軸力
図 2.1.3-16 に杭軸力の経時変化を示す。基礎版を施工するステップ 4.0 までは杭のみで荷重を
支持しており，ステップ 4.0 以降は基礎版と杭の両方で荷重を支持する機構になるためステップ
4.0～5.0 までは軸力増分が減少する。ステップ 5.0 までは予測解析と実測はよく一致している。
また，ステップ 5.0 以降に浮力が作用するため杭軸力の実測値は圧縮軸力が減少している。これ
は浮力が作用した場合，杭の深い部分の摩擦抵抗で杭がアンカーとなり引張り軸力が作用するた
めである。この現象は予測解析でも確認されており最終軸力は予測結果と実測値はおおむね一致
している。
⑥まとめ
本建物の沈下解析を実施した 1996 年頃の計算機の環境では，ホストコンピューターを使って
も本例題のような大規模な３次元 FEM 解析は相当な計算時間を要する時代であった。本例題の
弾性計算で１ケースの CPU タイムが 1 時間，実行時間が 8 時間であった。したがって，本解析
例のような自由度の大きいモデルを弾塑性で解析することは不可能であったため，施工過程をい
くつかのステップに分割し，あらかじめ地盤の剛性を計算しておき解析自体は弾性で行い重ね合
わせることで各ステップの変形と応力を評価するステップ解析法を開発した。
本解析例と実測値の比較から，今回のように基礎下の地盤が N 値 60 以上の洪積砂地盤におい
ては 2.1.1 節で設定した地盤の剛性評価は掘削時及び構築時とも妥当であったと考えられる。
－83－
Y26
12,000
アネックス棟高層棟
Y22
18,000
Y16
76,000
15,000
V5 WK2
Y11
18,000
SA1
Y05
13,000
Y01
24,000 45,000 23,800 23,800 6,800 23,800 23,800 30,600

201,600
X02 X10 X25 X32 X39 X41 X48 X55 X64
：間隙水圧計：間隙水圧計：構真柱・杭ひずみ計
図 2.1.3-11 計測機器配置図
▽1FL
5100
▽B1FL
4300
▽B2FL ▽B2FL
2500
5100 構真柱構真柱
▽B3FL ▽B3FL
4500
8600 ▽GL-20.0m
★
▽B4FL
5200
▽基礎下端 ▽GL-27.6m
3000
▽GL-33.0m 3000
★
▽GL-37.2m 3000
20000
▽GL-41.0m
★
杭
▽GL-47.2m
▽杭下端 ▽GL-49.0m
★
杭 V5
▽GL-57.2m
構真柱・杭ひずみ計
▽GL-60.0m
★
▽GL-67.2m WK2
間隙水圧計
▽GL-74.5m
▽GL-87.2m
▽GL-93.7m
SA1
層別沈下計
図 2.1.3-12 計測機器設置位置
－84－
0
-10
-20
-30
GL-33m
-40
97/4 98/1 99/1 2000/1
図 2.1.3-13 地下水位の経過時変化(WK2)
25 GL-28.4m解析 GL-28.4m実測
ｽﾃｯﾌﾟ3.5 GL-38.4m解析 GL-38.4m実測
GL-48.4m解析 GL-48.4m実測
20
4.0
沈下量(mm)
15 6.0
5.0
3.0
10
2.0
5 1.0
0
97/4 98/1 99/1 2000/1
図 2.1.3-14 層別沈下計経時変化(SA1，GL－93.7m に対する変位)
10 GL-38.4m解析 GL-38.4m実測
ｽﾃｯﾌﾟ3.5 GL-58.2m解析 GL-58.2m実測
8
4.0 6.0
5.0
沈下量(mm)
3.0
4
2.0
2 1.0
0
97/4 98/1 99/1 2000/1
図 2.1.3-15 層別沈下計経時変化(SA1，各層間変位)
-2000
5.0
解析値
実測値 4.0 6.0
-1500
-1000
地下水位上昇
-500 基礎構築
0
97/4 98/1 99/1 2000/1
図 2.1.3-16 杭軸力の経時変化(V5，GL－33.4m)
－85－
（２）T ビル 85)
本建物の特徴は，基礎直下が地盤改良体であり，さらにその下の支持地盤が洪積砂層と洪積粘
土層の互層になっていることである。その他に，基礎底レベルに段差があるため地盤改良体によ
って支持地盤まで荷重を伝達する必要があること，及び免震建物であるため不同沈下を小さく抑
える必要があることなどが挙げられる。施工法は一般的な順打ち工法であるため，S ビルのよう
な施工時解析は必要なく，地盤の剛性をウィンクラーばねでモデル化した解析法を採用した。
①建物概要
東京都内に直接基礎により建設された大学校舎で建物概要は以下の通りである。
建物断面図を図 2.1.3-17 に示す。
・階数：地上 10 階，地下 1 階
・建物高さ：GL+40m
・基礎底深さ：GL－4.7m～GL－10.2m
・構造種別：鉄筋コンクリート造（一部 SRC 造，S 造），耐震壁付ラーメン構造，
地下１階柱頭免震構造
・基礎構造：直接基礎，べた基礎（基礎底～GL－11.5m まで地盤改良）
・長期荷重：基礎下レベルで 200kN/m2
地盤改良
図 2.1.3-17 建物断面図
－86－
②地盤条件及び荷重条件
図 2.1.3-18 に地盤の柱状図を示す。表 2.1.3-1 に地盤改良の仕様を，図 2.1.3-19 に改良範囲を
示す。建物の部位により基礎底の深さが異なるため，地盤の種別により地盤改良の仕様を変えて
いる。地盤改良は，Vs=400m/sec となるように，セメント系固化材と原位置の土を攪拌混合する
方法で行い，支持地盤の長期許容地耐力は 300kN/m2 とした。
土標準貫入試験設計湿潤 Vs
深層層別沈下計
度 N 設置位置水位密度ﾎﾟｱｿﾝ比 (m/s)
区 (m) (g/cm3)
(m) 分値
10 20 30 40 50
3
3
Lm 1.41 0.484 130
3
▽4.35
4
5
3
0
Lc 5 1.59 0.494 160
基礎
3
Lc 11 1.64 0.484 260
10
8
▽GL-11.5m
trs 22 1.93 0.475 350
36
地盤改良(Vs=400m/s)
46
47
15 trg 46 2.00 0.474 420
48
42 ▽GL-18.0m
45
15
20
5
To-c 8 1.60 0.488 240
9
6
20
25 To-s 1.85 0.476 380
34
60 ▽GL-23.0m
53 1.95 0.466
Tog 480
69
67
30
22
Ka-1 26 1.67 0.474 380
19
17
57
35 ▽GL-36.0m
90
106
Ka-2 75 1.86 0.473 390
67
57
40
55
54
23
27
62
45
51
48
42
40 1.96 0.464 470
Ka-3
72
50 ▽GL-51.0m（固定部）
82
69
64
90
100
図 2.1.3-18 地盤柱状図及び層別沈下計位置
－87－
表 2.1.3-1 地盤改良の仕様
位置改良深さ改良対象土固化材添加量設計基準強度せん断波速度
(kg/m3) Fc(kN/m2) Vs(m/s)
粘性土
① GL-8.7～GL-11.5 150 900 400
砂質土
ローム
② ③ GL-4.9～GL-11.5 粘性土 300 900 400
砂質土
注）改良体の長期許容支持力度 qa=1/3・Fc=300 kN/m2
Y15
Y14
Y13
Y12
Y11
③
Y10
Y9
Y8
①
Y7
Y6
Y5
Y4
Y3
Y2
②
Y1
aX1 aX2 aX3 aX4 aX5 aX6 aX7 aX8 aX9 aX10 aX11 aX12 aX13
地盤改良位置図
図 2.1.3-19 地盤改良範囲
③沈下解析
建物の施工法は，基礎底レベルまで掘削後に地盤改良を行い，建物を構築する順打ち工法を採
用した。従って，沈下解析では，地盤の初期ヤング係数 Eo を PS 検層によるせん断波速度 Vs を
用いて算定し，掘削による有効応力の減少による剛性低下を考慮し構築前の地盤のヤング係数 E
を求めた後に，さらに建物構築時の鉛直方向ひずみ増分による剛性低下を考慮して E'を求めた。
それをもとに Steinbrenner の近似式を用いて沈下量を計算し，荷重と沈下量の関係から地盤ばね
を求め，基礎の FEM 解析モデルにウィンクラーばね要素でモデル化して解析を行った。表 2.1.3-2
に掘削後の地盤剛性算定結果及び表 2.1.3-3 に建物構築時の地盤剛性算定結果を示す。
－88－
i) 長期荷重時の鉛直地盤バネ
a)掘削前の地盤の初期ヤング係数
E0  2 1     VS2 / g ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.3-1)
ここに、Eo ：初期ヤング係数(kN/m2)
ν ：ポアソン比
γ ：単位体積重量(kN/m3)
Vs ：せん断波速度(m/sec2)
g ：重力加速度(m/sec2)
b)掘削後のヤング係数
0.4
E  V 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.3-2)
E0   V 0 
ここに、E ：掘削後のヤング係数(kN/m2)
Eo ：掘削前のヤング係数(kN/m2)
σv ：掘削後の有効応力(kN/m2)（Boussinesq の式より算定，2.1.1-4 式）
σvo：掘削前の有効応力(kN/m2)（Boussinesq の式より算定，2.1.1-4 式）
c)建物構築後のヤング係数
E'
 0.01 V0.45 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.3-3)
E
ここに、E’ ：構築後のヤング係数(kN/m2)
E ：構築前のヤング係数(kN/m2)
V ：鉛直方向のひずみ増分（Steinbrenner の即時沈下式より算定）
d)長期荷重時鉛直バネ
c)で得られた荷重－沈下関係から、基礎の中央部および端部の沈下量を用いて鉛直バネ
を算定し、両者の間は直線補間する。
・中央部
kv=w/δ=200.0/0.02=10000kN/m/m2
・端部
kv=w/δ=200.0/0.01=20000kN/m/m2
－89－
表 2.1.3-2 掘削後の地盤剛性算定結果
地層層中央単位体積水中単位掘削前掘削時掘削後ヤング係数初期ヤング掘削後
深さ層厚
No 深さ重量体積重量有効応力鉛直応力有効応力低下率係数ﾔﾝｸﾞ係数
GL-m (m) (m) (kN/m3) (kN/m3) σvo Δσv σv Eo E
(kN/m2) (kN/m2) (kN/m2) (kN/m2) (kN/m2)
1 5.8 5.8 2.9 13.8 13.8 40.1
2 8.6 2.8 7.2 15.6 15.6 102.0
3 10.5 1.9 9.6 16.1 16.1 139.1
4 12.8 2.3 11.7 18.9 8.9 164.7 -154.4 10.3 0.33 6.39E+05 2.11E+05
5 18.8 6.0 15.8 19.6 9.6 203.8 -154.0 49.8 0.57 9.53E+05 5.43E+05
6 23.9 5.1 21.4 15.7 5.7 247.1 -151.0 96.2 0.69 2.67E+05 1.83E+05
7 26.4 2.5 25.2 18.1 8.1 271.8 -146.7 125.1 0.73 7.22E+05 5.29E+05
8 29.6 3.2 28.0 19.1 9.1 296.6 -142.4 154.2 0.77 1.11E+06 8.58E+05
9 33.8 4.2 31.7 16.4 6.4 324.6 -135.5 189.1 0.81 6.52E+05 5.25E+05
10 41.9 8.1 37.9 18.2 8.2 371.4 -122.2 249.1 0.85 9.73E+05 8.29E+05
注）掘削荷重は154kN/m2
表 2.1.3-3 建物構築時の地盤剛性算定結果
地層層中央ポアソン掘削後基礎中央剛性低下構築後ﾔﾝｸﾞ
深さ層厚鉛直ひずみ
No 深さ比ﾔﾝｸﾞ係数層圧縮量率係数
GL-m h(m) (基礎下-m) E Se εv E’
(kN/m2) (m) (Se/h) (kN/m2)
1 12.8 1.3 0.7 0.45 2.09E+05 3.29E-04 1.01E-04 0.63 1.31E+05
2 18.8 6.0 4.3 0.30 5.37E+05 2.81E-03 1.87E-04 0.48 2.56E+05
3 23.9 5.1 9.9 0.45 1.84E+05 9.15E-03 7.16E-04 0.26 4.80E+04
4 26.4 2.5 13.7 0.35 5.24E+05 1.46E-03 2.34E-04 0.43 2.25E+05
5 29.6 3.2 16.5 0.30 8.49E+05 9.60E-04 1.20E-04 0.58 4.94E+05
6 33.8 4.2 20.2 0.45 5.19E+05 2.05E-03 1.95E-04 0.47 2.42E+05
7 41.9 8.1 26.4 0.35 8.19E+05 2.31E-03 1.14E-04 0.59 4.87E+05
8 45.0 3.1 32.0 0.35 1.01E+06 5.61E-04 7.23E-05 0.73 7.37E+05
9 50.0 5.0 36.0 0.35 1.01E+06 8.29E-04 6.63E-05 0.76 7.67E+05
10 55.0 5.0 41.0 0.35 1.01E+06 7.29E-04 5.83E-05 0.80 8.12E+05
注）構築荷重は200kN/m2 中央部地表面沈下量＝ 0.021 (m)
隅角部地表面沈下量＝ 0.005 (m)
－90－
ii) 応力解析モデル
・解析プログラムは「MSC/NASTRAN」を用いた弾性解析とした。
・モデル化は，基礎スラブおよび地下外壁を面外・面内剛性を有するシェル要素，耐震壁を面
内剛性を有するシェル要素，柱・梁を梁要素，基礎下には地盤の鉛直バネ及び水平バネをバ
ネ要素でモデル化した。図 2.1.3-20 に解析モデル図を示す。
長期荷重は平均 186kN/m2 である。
図 2.1.3-20 解析モデル図
－91－
④解析結果
解析結果のうち，図 2.1.3-21 に長期荷重時の沈下量分布，図 2.1.3-22 に接地圧分布を示す。
沈下量は中央部で 19mm，外周部で 11mm 程度，接地圧は中央部で 220kN/m2，外周部で 180kN/m
となっている。
-6 -6 -6 -6
-16 -14 -11 -10 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -9 -7 -6 -7 -7
-7 -8 -9
-15 -17 -18 -15 -11 -10 -10 -11 -12 -11 -11 -12 -11 -10 -9 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -9 -9 -10
Y15 -11
4.200
-9
-6 -7 -12 -16 -17 -18 -15 -11 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -13 -12 -11 -10 -9 -8 -8 -8 -9 -9 -9 -10 -11 -12
-10 -16 -17 -18 -14 -11 -10 -10 -10 -12 -12 -12 -13 -13 -11 -11 -10 -9 -9 -8 -9 -9 -10 -10 -12 -13
Y14 -7 -9
-14
-11
5.400
-17 -18 -17 -14 -11 -10 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -8 -8 -9 -9 -10 -10 -11 -13 -14
-7 -9
-15
-13
Y13 -8 -11 -16-17 -18 -17 -15 -12 -11 -11 -12 -13 -13 -13 -14 -14 -13 -11 -10 -8 -8 -9 -9 -10 -11 -12 -15 -16
-13
-9 -11
4.800
-16 -18 -17 -15 -12 -11 -11 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -10 -9 -8 -9 -9 -10 -11 -13 -16 -18
-14
-10-12 -17 -17 -15 -13 -12 -12 -12 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -12 -10 -9 -8 -9 -10 -11 -12 -13 -16 -19
Y12 -17
-15
-11-13
4.800
-17 -17 -15 -13 -12 -12 -13 -14 -14 -14 -15 -15 -14 -12 -10 -9 -8 -9 -10 -11 -12 -14 -17 -20 -22
-17
-15
Y11 -12-14 -17 -15 -13 -12 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9 -9 -9 -10 -11 -13 -15 -18 -21 -23
-17
4.800
-15 -17 -15 -13 -12 -13 -13 -14 -15 -15 -16 -15 -15 -13 -11 -9 -9 -9 -10 -11 -13 -15 -18 -21 -23
-12-14 -17
-14-15 -17 -15 -13 -13 -13 -13 -14 -15 -15 -16 -16 -15 -13 -11 -10 -9 -10 -10 -11 -13 -15 -19 -21 -23
Y10 -13 -17
-16
-13-15
4.800
-17 -17 -15 -13 -13 -13 -14 -15 -15 -16 -16 -16 -15 -14 -12 -10 -10 -10 -11 -12 -13 -15 -19 -22 -23
-16 -17 -15 -14 -13 -13 -14 -15 -15 -16 -16 -16 -16 -14 -12 -10 -10 -10 -11 -12 -13 -15 -19 -22 -23
Y9 -14-15
4.800
-16 -16 -15 -14 -13 -13 -14 -15 -15 -16 -17 -17 -16 -14 -12 -11 -10 -10 -11 -12 -14 -15 -18 -21 -23
-14-15
-15-15-16 -16 -15 -14 -13 -14 -14 -15 -15 -16 -17 -17 -16 -15 -13 -11 -11 -11 -11 -12 -14 -15 -19 -21 -23
Y8
4.800
-15 -16 -16 -15 -14 -14 -14 -14 -15 -16 -16 -17 -17 -17 -15 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -16 -18 -20
-15-16 -16 -15 -14 -14 -14 -14 -15 -16 -16 -17 -18 -17 -16 -14 -13 -12 -12 -12 -13 -14 -16 -18 -20
Y7
4.800
-16 -15 -14 -13 -14 -13 -14 -15 -15 -15 -17 -18 -17 -16 -15 -13 -13 -12 -13 -13 -14 -16 -18 -19
-15 -15 -14 -13 -14 -13 -14 -14 -14 -15 -16 -19 -18 -17 -16 -14 -13 -13 -14 -14 -15 -16 -17 -18
Y6
-17 -16
4.800
-15 -15 -14 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -14 -16 -19 -18 -15 -14 -14 -14 -15 -15 -16 -17 -17
-18 -17 -16 -15 -15 -15 -16
-15 -15 -14 -14 -14 -16 -17 -16 -15 -14 -16 -19 -18 -15 -15 -17 -16
Y5
-14 -14 -13 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -14 -16 -19 -18 -18 -17 -16 -16 -16 -16 -16 -16 -15 -15 -16 -16
7.200
-13 -13 -13 -13 -14 -15 -14 -14 -14 -14 -16 -19 -18 -18 -18 -17 -16 -17 -16-16 -16 -16 -16 -16 -16
-13 -13 -14 -14 -14 -15 -14 -14 -15 -14 -16 -19 -18 -18 -18 -18 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -16 -15
Y4
3.000
-13 -14 -14 -14 -15 -16 -15 -15 -16 -16 -16 -17 -18 -18 -18 -17 -17 -17 -17 -17
Y3
-12 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -15 -15 -15 -16 -16 -16 -16 -16 -16 -16 -16 -17
9.000
-12-12 -12 -12 -12 -13 -13 -13 -14 -14 -14 -15 -14 -14 -15 -15 -15 -16 -16 -17
-12 -12 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -13 -13 -14 -15 -16
-12 -12 -10 -10 -9 -10 -11 -14 -13 -13 -14 -12 -11 -11 -11 -12 -15 -15
Y2
-12 -11 -10 -9 -9 -9 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10 -10 -11 -13 -13
9.000
-12 -11 -10 -10 -10 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -10 -10 -10 -10 -12 -12
-12 -11 -10 -10 -11 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -11 -10 -10 -11 -12
-12 -12 -11 -11 -13 -12 -12 -13 -12 -12 -13 -12 -12 -12 -11 -11 -12 -11
Y1
-12 -12 -12 -13 -13 -13 -13 -13 -13 -13 -13 -12 -12 -12 -12 -11 -11 -11
Y 2.400 4.800 4.800 4.800 4.800 9.600 4.800 4.800 4.800 4.800 4.800 9.600
X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X10 X11 X12 X13

X
LOAD=DL
DZmax= -22.9 (mm)
DZmin= -5.8 (mm)
鉛直変位図（正値：上向き，負値：下向き，単位：mm）
図 2.1.3-21 沈下量分布図（単位：mm，○印は沈下計測位置）
－92－
-295 -244 -189 -175 -177 -180 -184 -184 -180 -177 -165 -152 -141 -124 -108-115-116
-124 -143 -161
-336 -261 -197 -179 -168 -177 -188 -183 -186 -195 -176 -165 -149 -132 -129 -125 -125 -132-134-142-150 -159 -177
Y15
4.200
-174
-143
-112 -315 -254 -187 -155 -161 -169 -190 -184 -181 -204 -190 -174 -161 -146 -133 -132 -137 -143-149-159-176 -191 -212
-190 -307 -248 -184 -154 -157 -166 -191 -188 -185 -207 -199 -177 -167 -152 -135 -135 -136 -145-154-164-175 -208 -228
Y14 -160
-125
-207
5.400
-172 -297 -243 -179 -161 -158 -170 -194 -199 -190 -194 -191 -181 -161 -150 -131 -136 -135 -140-156-171-184 -235 -255
-138
-227
-156-199 -283 -252 -184 -170 -170 -182 -201 -186 -192 -193 -197 -187 -163 -149 -128 -132 -130 -145-157-177-200 -260 -277
Y13 -236
-206
-168
4.800
-284 -249 -187 -172 -171 -182 -182 -203 -190 -201 -195 -186 -163 -137 -129 -128 -131 -146-161-182-207 -254 -296
-277 -237 -195 -182 -166 -175 -189 -195 -202 -198 -206-187 -171 -143 -123 -121 -129 -146-162-186-221 -268 -315
Y12
-248
-229
4.800
-197 -275 -232 -195 -183 -175 -175 -193 -194 -195 -199 -205-186 -171 -142 -119 -117 -127 -143-163-189-210 -277 -275
-253
-236
-203 -271 -226 -193 -179 -174 -180 -198 -192 -194 -200 -196-185 -165 -143 -123 -121 -127 -144-163-191-224 -285 -273
Y11
4.800
-254
-231 -266 -233 -200 -172 -175 -180 -185 -192 -192 -192 -193-186 -163 -139 -121 -124 -129 -145-165-193-221 -293 -281
-205
-260 -232 -202 -175 -177 -179 -186 -189 -190 -195 -193-183 -164 -143 -125 -127 -132 -146-164-194-224 -278 -282
Y10
-245
4.800
-235
-220 -255 -226 -194 -179 -176 -180 -188 -188 -188 -190 -191-182 -164 -143 -130 -128 -133 -148-167-193-226 -294 -277
-252
-244 -251 -231 -188 -179 -176 -180 -195 -185 -185 -184 -190-180 -164 -138 -133 -130 -134 -148-167-193-226 -281 -280
Y9 -225
4.800
-239 -243 -223

-239 -199 -179 -177 -172 -185 -182 -182 -182 -184-178 -162 -140 -136 -128 -137 -151-169-194-224 -285 -283
-227
-239 -208 -192 -180 -176 -176 -173 -180 -180 -172 -182-175 -164 -149 -132 -137 -140 -155-171-195-223 -279 -268
Y8
4.800
-238 -208 -194 -184 -179 -176 -174 -178 -176 -175 -178-176 -166 -153 -139 -142 -146 -158-172-195-224 -275 -316
-247-233 -207 -195 -188 -178 -177 -177 -177 -177 -177 -179-178 -169 -158 -145 -148 -152 -162-177-198-225 -273 -304
Y7
4.800
-239-227 -195 -184 -184 -173 -169 -172 -169 -167 -171 -187-183 -175 -168 -152 -158 -158 -168-184-200-226 -267 -290
-233-220 -191 -183 -182 -176 -174 -169 -167 -167 -169 -196-194 -188 -180 -171 -171 -172 -183-195-210-228 -262 -273
Y6
-189
4.800
-227-221 -209 -184 -189 -196 -192 -177 -167 -163 -180 -204-199 -193 -182 -184 -183 -190-204-213-231 -261 -261
-205 -196 -197 -202-207-220-229
-226-221 -214 -188 -198 -219 -214 -208 -175 -171 -183 -213-210 -198 -198 -250 -262
Y5
-218-210 -205 -182 -197 -207 -200 -191 -173 -168 -183 -218 -214 -217 -207 -209-210-212 -214-217-221-224-234 -255 -248
7.200
-210-207 -204 -201 -194 -203 -190 -176 -176 -174 -193 -225 -220 -217 -229 -218 -219 -229 -229
-230-235-235-229 -257 -249
-206-210 -206 -202 -209 -205 -195 -187 -196 -179 -197 -230 -230 -227 -247 -244 -243 -243 -248-258-255-255 -257-250
Y4
3.000
-203-216 -223 -218 -212 -221 -217 -212 -216 -200 -211 -224 -226 -228 -251 -241 -238 -242 -244-261
Y3
-199-206 -206 -205 -204 -210 -202 -200 -205 -203 -195 -215 -213 -214 -228 -220 -230 -236 -244-256
9.000
-202
-199 -199 -192 -189 -189 -187 -190 -193 -196 -198 -200 -197 -199 -207 -212 -222 -230 -247-258
-201 -195 -184 -180 -170 -169 -185 -194 -195 -186 -205 -192 -191 -189 -194-201 -223 -240
-204 -210 -173 -151 -150 -156 -176 -196 -191 -186 -199 -179 -159 -161 -174-174 -217 -231
Y2
-202 -196 -156 -145 -144 -151 -171 -193 -181 -180 -179 -166 -150 -151 -159-174 -195 -215
9.000
-203 -194 -161 -156 -157 -163 -176 -187 -176 -178 -172 -163 -153 -161 -158-169 -182 -206
-205 -188 -174 -175 -181 -180 -176 -194 -191 -184 -181 -176 -165 -169 -168-170 -185 -200
-210 -213 -195 -187 -206 -196 -196 -211 -203 -198 -206 -191 -186 -199 -175-176 -197 -192
Y1
-215 -215 -212 -217 -223 -219 -216 -217 -213 -208 -208 -205 -203 -205 -196-190 -191 -186
Y 2.400 4.800 4.800 4.800 4.800 9.600 4.800 4.800 4.800 4.800 4.800 9.600
X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X10 X11 X12 X13

X
LOAD= DL
P (kN/m2)
Pmax(kN/m2)= -336
Pmin(kN/m2)= -108
接地圧分布図（正値：引張，負値：圧縮，単位：kN/m2）
図 2.1.3-22 接地圧分布図（単位：kN/m2)
－93－
⑤沈下計測結果
掘削工事前に基礎底以深に層別沈下計を１箇所設置し，掘削開始～建物完成時までの地盤の鉛直方
向変位を自動計測した。図 2.1.3-23 に計測装置の平面配置図，図 2.1.3-18 に層別沈下計の設置深度
を示す。層別沈下計測は，地盤の種別毎（砂，粘土）の層間変位を計測できるような設置深さとした。
図 2.1.3-23 計測装置の平面配置図
－94－
i) 層別沈下計測結果
図 2.1.3-24 に層別沈下量の累積値の経時変化を，図 2.1.3-25 に層間変位の経時変化を示す。
掘削時には上方へ 11mm のリバウンドを生じ，その後建物構築により 11.5mm 沈下していること
がわかる。図 2.1.3-21 の沈下解析結果と比較すると，計測位置での解析値は 12mm となっており，
計測結果の 11.5mm とよく対応していることがわかる。また，図 2.1.3-25 の層間変位の経時変化か
ら，GL-18m～GL-28m の粘土層の圧縮量が大きいことがわかる。
掘削地盤改良地下躯体地上躯体仕上げ
12
10 SA1T(-11.5)実測
SA2T(-18.0)実測
ディープウェル停止
により水位上昇 SA3T(-28.0)実測
リバウンド
11.0mm SA4T(-36.0)実測
8
沈下量(mm)
浮力による浮き上がり
6 1.0mm 沈下量11.5mm
-2
06/9/1 06/12/1 07/3/1 07/6/1 07/9/1 07/12/1 08/3/1
年/月/日
図 2.1.3-24 層別沈下累積値の経時変化
5
SA1(-11.5)実測
SA2(-18.0)実測
4 SA3(-28.0)実測
SA2=6.2mm
SA4(-36.0)実測
沈下量(mm)
2
SA4=1.5mm SA1=2.0mm
SA3=1.8mm
0
-1
-2
06/9/1 06/12/1 07/3/1 07/6/1 07/9/1 07/12/1 08/3/1
年/月/日
図 2.1.3-25 層間変位の経時変化
－95－
ii) 地盤の剛性評価
表 2.1.3-4 に層別沈下計測結果を用いて，地下躯体施工時の基礎下の trg 層，To-c 層及び Ka-1 層
のヤング係数の実測値と構築時の鉛直ひずみ増分εv に伴う剛性低下式(2.1.1-11)を用いて計算した
ヤング係数の予測値の比較を示す。
この結果より，実測値の方が若干剛性が大きいが，予測値はおおむね実測値と一致していると考え
られる。
表 2.1.3-4 地盤剛性の実測値と予測値の比較（地下躯体施工時）
実測値（地下躯体w=80kN/m2) 計算値
層中心層中心 -0.45
地層 h 掘削後Ｅ δv εv=δv/h Δσv E'=Δσv/εv E/E'=0.01εv E'c 実測値/計算値
GL-m 基礎下-m
(m) (kN/m2) (m) (kN/m2) (kN/m2) (kN/m2) E'/Ec'
trg 16 6 6 5.40E+05 1.30E-03 2.17E-04 79 3.65E+05 4.46E-01 2.41E+05 1.52

To-c 22 12 4 1.80E+05 3.50E-03 8.75E-04 77 8.80E+04 2.38E-01 4.28E+04 2.06
Ka-1 32 22 4 5.30E+05 1.00E-03 2.50E-04 69 2.76E+05 4.18E-01 2.21E+05 1.25
（３）まとめ
2.1.1 節で示した直接基礎に適用する地盤の剛性評価法について，実建物における実測値と，地盤
をソリッド要素でモデル化した３次元 FEM 解析及び，地盤をウィンクラーばねでモデル化した FEM
解析の比較から，本論文で採用した剛性評価法 26)が安全側でありほぼ妥当な結果を与えることが確
認された。
－96－
2.2 パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析法
パイルド・ラフト基礎の常時荷重時における沈下解析には，ラフト－杭－地盤の相互作用を評価す
る必要がある。
ここでは，2.1 節のラフトの沈下解析法を拡張し，ラフトの鉛直ばねと杭の鉛直ばねを弾性論から
導き，基礎梁を格子梁でモデル化した FEM 解析に組み込んだハイブリッド法を提案する。ただし，
ここでは，杭間距離が十分離れている場合を対象とし，杭－杭間の相互作用は考慮しないものとする。
また地盤の剛性評価は，FEM 解析から得られるラフトの負担する荷重に対して Steinbrenner の
近似式により求めた地盤の各層の鉛直ひずみ増分に伴う剛性低下を考慮することにより決定する。
この方法の特徴は，ラフトばねと杭ばねをウィンクラーばねで表現することにより FEM の自由度
が小さくなり，感度解析など多数回の FEM 解析を行う場合には解析時間が短縮されることである。
2.2.1 簡易沈下解析法の提案
パイルド・ラフト基礎は，杭の摩擦力による抵抗と，ラフト（直接基礎）の地盤による抵抗の２つ
の沈下抵抗の組み合わせにより支持されるため，両者の相互作用を考慮した沈下解析法が必要となる。
この相互作用には，ラフトから杭，杭からラフト，杭から杭，の３つの要素がある。これらの作用を
全てばね要素として，基礎構造の有限要素法に組み合わせると全体剛性マトリックスはフルマトリッ
クスとなり複雑なプログラムとなる。
一方，基礎構造の有限要素法にラフトの地盤ばねと杭と地盤間の摩擦ばねをともにウインクラーば
ねとすることにより，一般的な FEM 解析ツールが利用できる。この場合，上記の全ての相互作用は
考慮できないが，条件によっては全ての相互作用を考慮した場合と同程度の精度を得られる場合もあ
る。
ここで提案するのは，図 2.2.1-1 に示すような基礎を格子梁にモデル化し，ラフトには地盤の沈下
剛性をモデル化した地盤ばね，杭については杭と地盤の相対沈下量に基づく沈下抵抗ばねをウィンク
ラーばねでモデル化する方法である。地盤ばねと杭ばねは弾性論に基づき求めるが，その際に地盤の
鉛直ひずみに応じた剛性低下を考慮する。
図 2.2.1-2 に地盤ばねと杭ばねの考え方，図 2.2.1-3 にフロー図を示す。
ラフトの地盤ばねは，地盤の PS 検層で得られた初期ヤング係数 Eo に対して，まず平均荷重 wave に
対する地盤の各層のヤング係数 E'を Steinbrenner の近似式と別途定めた地盤の鉛直ひずみに応じた
剛性低下関係を用いて収斂計算により求め，次に基礎の節点に作用する荷重 Pi に対して Boussinesq
の解を用いてラフトの各節点の沈下量δi を計算し，荷重と沈下量の関係からラフトの地盤ばね kr
を計算する。
次に，杭に設定した仮想の節点位置におけるラフトの沈下計算から求めた地盤の沈下量δｊと杭節
点の沈下量の差分の相対沈下量Δδから杭に作用する摩擦力及び先端反力を求めて，それを杭全長に
わたって積分して求めた杭反力 Rp と杭頭の沈下量δp から杭ばね kp を求める。この際，杭の弾性
縮みを考慮する。
上記で求めたラフトばねと杭ばねを基礎の格子梁モデルに適用して応力解析を行い，ラフトばねの
反力を用いて再度ラフトばねを計算して上記計算を繰り返し，ラフト全節点における沈下量が収束す
るまで繰り返し計算を行う。
－97－
荷重
梁要素
地盤ばね
杭ばね
図 2.2.1-1 格子梁モデル
荷重WR+Wp
一様荷重WR 荷重Wp
基礎基礎
地盤反力地盤反
力
杭地盤杭地盤変位＝＋杭地盤杭
杭ー地盤間変位
摩擦力摩擦力
杭先端反力杭先端反力
パイルド・ラフト基礎ラフトばね杭ばね
図 2.2.1-2 地盤ばね・杭ばねの考え方
Start
平均荷重算定
地盤のヤング係数
（Steinbrennerの収斂計算）
ラフトの沈下計算
（Boussinesqの解）
ラフトばね
ラフト反力平均値杭ばね
FEM解析
No  in1   in
 0.05
 in
Yes
END
図 2.2.1-3 簡易法フロー図
－98－
（１）杭の摩擦ばね
fu
kf     u  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-1)
u
fu
kf     u  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-2)

ここに， k f ：摩擦ばね（kN/m/m2)
 ：杭節点と周辺地盤との変位差(m)
 u ：地盤によって決まる限界変位
砂質土・砂礫：2.0cm，粘性土：1.0cm
f ：摩擦力（kN/m2)
fu ：地盤によって決まる極限摩擦力(kN/m2)
fu

u
図 2.2.1-4 摩擦力ー変位関係
表 2.2.1-1 杭の施工法による極限摩擦力
摩擦力
fu (kN / m 2 )
施工法
砂質土・砂礫地盤粘性土
打込み杭 2.0N ，但し N  50 0.8Cu ， Cu  100
場所打ち RC 杭 3.3N ，但し N  50 1.0Cu ， Cu  100
埋込み杭 2.5N ，但し N  50 0.8Cu ， Cu  125
qu
注） cu 
2
（２）杭の先端ばね
杭の荷重－沈下関係における長期許容支持力度時の割線剛性とする。
1 3  R p Ap 
先端ばね K b  u
Ap (kN / m) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-3)
Sp
杭先端の荷重－沈下関係
－99－
2
Sd db R A  R A 
 0.3 p p  0.7  p p  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-4)
0.1  Rp Ap u   R p Ap u 
ここに， S p ：先端沈下量(m)
db ：杭の先端直径(m)
R p ：杭先端荷重(kN)
Ap ：杭先端面積(m2)
R p Ap  ：極限先端支持力度(kN/m2)
u
R p Ap  /  R p Ap 
u
0 13 1.0
荷重
kb
Sp
dp
0.1
沈下量
図 2.2.1-5 杭先端における荷重度－沈下関係
表 2.2.1-2 杭の施工法による極限先端支持力度
摩擦力
pu (kN / m 2 )
施工法
砂質土・砂礫地盤粘性土
打込み杭 300N 6Cu
上限値 pu  18000kN / m
2
場所打ち RC 杭 100N 6Cu
2
埋込み杭 200N 6Cu
2
qu
注） cu  ， N ：杭先端から下に 1d，上に 4d 間の平均Ｎ値（d：杭径）
2
－100－
R p Ap 1
式(2.2-3)で  として沈下量を求めると長期許容支持力度における杭先端ばねは以
R p Ap 
u
3
下のとおりとなる。
沈下量： S p  0.018d p ( m) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-5)
先端ばね： K b  4.63 R p Ap   u
d p (kN / m) ・・・・・・・・・・・・・・・(2.2.1-6)
－101－
2.2.2 実建物の沈下計測による提案解析法の精度検証
（１）O ビル（軟弱地盤に建つ低層建物）6)
①建物概要
軟弱地盤に建つ RC 造壁式３階建てのパイルド・ラフト基礎の実施例について解析結果と実測
値の比較を示す。本建物は，支持杭基礎を有する既存建物に隣接して増築された建物で，既存建
物とは構造的に分離されている。設計では，既存建物との相対沈下量を抑えることができ，かつ
設計目標沈下量は 2.0cm 以下である。
基礎の物量を低減できるパイルド・ラフト基礎を採用した。
図 2.2.2-1 に建物平面図，軸組図，杭配置図，層別沈下計測及び接地圧計測位置を示し，図 2.2.2-2
に地盤概要および層別沈下計測レベルを示す。基礎スラブは t=600mm，外周壁は t=180mm，杭
は PHC 埋込み杭(600φ，L=26m)，平均接地圧は 74kN/m2 であるが，建物の X1～X2 通り間で
70kN/m2，X3～X4 通り間で 77kN/m2 と荷重に偏りがある。
▽RFL
4700
▽3FL
3600
▽2FL
5600
基礎スラブt=600
▽GL ▽1FL
450
PHC杭600φ
軸組図
既存建物（支持杭）
P1 P4 P7 P11
SG 凡例
D1 D2 P12
P8 ☆
D3 D4 ：杭(P1～P14)
10.8
P2 P5 ：土圧計(D1～D5)
接地圧 77kN/m2
接地圧 70kN/m2 P9 P13 ☆：層別沈下計SG
P6 D5
P3 P14
P10
X1 X2 X3 X4
11.6 2.2 11.2 4.2
１階伏図
図 2.2.2-1 建物平面図，杭配置図，層別沈下計測及び接地圧計測位置
－102－
深土層土 N　値層別湿潤ﾎﾟｱｿﾝ一軸圧縮圧密降伏
度質沈下密度　Vs(m/s) 強度応力
区分比
(m) G.L.-(m) 名計 2
( kN / m ) ( kN /m 2 )
10 30 50 (kN/m 3) 200 400 100 200 200 400
F 1.40 埋め土 0.388
GL-2m
2.70 細砂 0.474
Yu ｼﾙﾄ質 17.2
5 細砂 0.484
6.55 GL-7m
増既
10
砂質
粘土
築存 16.7
12.30
棟棟 GL-12m
0.497
15
Yl 18.50
20 ｼﾙﾄ質
粘土 0.495
16.2
23.20
GL-25m
25 0.494
GL-26.0
27.00
30
砂質粘土有
32.00 0.492 効
粘土
土
bl 15.7 被
35
36.60 り
38.80 粘土質細砂 17.6 0.486 圧
btg GL-40m
40 41.00 砂礫 19.6
0.468
図 2.2.2-2 地盤概要および層別沈下計測レベル
②3 次元 FEM 解析モデル
図 2.2.2-3 に３次元 FEM 解析モデルを示す。モデル化では地盤をソリッド要素，杭・柱・梁を
梁要素，耐震壁，基礎版をシェル要素でモデル化し，杭と地盤の節点間には摩擦ばね要素を配置
する。建物は弾性とし，地盤の剛性評価は，PS 検層で得られたせん断波速度 Vs から初期ヤング
係数を求めて，建物構築による地盤の鉛直方向ひずみ増分による剛性低下を考慮する。応力解析
は MSC/NASTRAN による弾性解析とし，以下の手順により解析を行う。
i) 地盤の初期剛性 Eo を地盤のせん断波速度 Vs を用いて式（2.1.1-1）により設定する。
ii) 全体モデルに建物荷重を作用させて応力解析を行い，地盤のひずみ増分による剛性低下を考慮
した収斂計算を行う。地盤の剛性低下は，各ソリッド要素に生じたせん断ひずみに対して，あら
かじめ設定した E/Eo－ε関係から剛性低下λを計算して地盤のヤング係数 E'=λ・Eo を計算し，
解析モデルの地盤定数を入れ替えて再度応力解析を行い収斂するまで繰り返す。
③簡易モデル
図 2.2.2-4 に簡易モデルを示す。モデル化は，ラフトを格子状の梁要素でモデル化し，上部耐震
壁は等価な剛性を有する梁要素でモデル化する。ラフトの地盤ばね及び杭ばねはウインクラーば
ねでモデル化し，剛性は前節の方法により求める。
－103－
杭要素基礎版要素
摩擦ばね要素
47m
地盤要素
杭と地盤のモデル化概念図
53m
33m
全体パース杭と地盤のモデル化
図 2.2.2-3 ３次元 FEM 解析モデル概要
840 荷重値(kN）
480
550 570
610 180 550
870 耐震壁と等価な梁要素
180 990
700 180
180
180 480 620
780 180 530
180 520
180 460 600
460 660 220 1060
520 180 610
880 220
480 220 220 740
730 220 30
720 220 1000
220
740 220 1470 60
610 220
730 60
ラフト地盤ばね，杭ばね 560 60
600
図 2.2.2-4 簡易モデル概要（数値は荷重：kN）
－104－
④解析結果と実測結果の比較
図 2.2.2-5 に 3 次元 FEM 解析と簡易モデル解析のラフト位置の沈下量分布を示し，図 2.2.2-6
に層別沈下計の計測結果と 3 次元 FEM 解析結果の深さ方向沈下量分布を示す。
これらの結果から，実測結果 16mm に対して 3 次元 FEM 及び簡易解析法は実測値と概ね一致
している。
-10.3
-12.8
-16.0 -13.2
-11.0
-13.5 -13.8 -16.1
X1
-14.1 -14.3
-13.6 -19.6
20mm -15.9 -16.4
10 Y3
X2 -15.2
0 X3
-16.9
-15.6
Y2
X4
Y1
(a) 3 次元 FEM 解析結果
-12
-15
-12
-14 -16
-12 -16
-14 -16 -14
-17
-16 -16
-17
-17
(b) 簡易モデル解析結果
図 2.2.2-5 沈下量分布図（単位：mm）
－105－
0
-10
深度(m)
-20
-30
建物完成時（実測）
建物完成時（解析）
-40
0 -5 -10 -15 -20
沈下量（mm )
図 2.2.2-6 層別沈下計位置の沈下量の深さ方向分布の比較
⑤杭の軸力及びラフトの接地圧分布
図 2.2.2-7 に杭頭軸力及びラフトの接地圧について，３次元 FEM 解析，簡易モデル解析及び実
測値の比較を示す。
全般的に解析値はおおむね一致している。実測値については Y1 通り側が大きくなる傾向があ
る。それ以外は解析値よりは若干大きいが概ね一致している。
杭2
頭
軸1
力凡例
2 (MN) 3次元FEM解析値
2
0 簡易モデル解析値
2
1 P1 1
使用時実測値
接地圧(kN/m2) 1
2 2 2
0 50 0 2
P4
1 P2 1 1 0 P7
0 2
1
D2 2 50 2
0
P3 0 1 P5 0
X1 1
2 P8 0 2 1 0
P11
1 0 D4 Y3
0 P9 50 1 0
P6 2 P12
X2 0 P10
0 1 0
X3 P13
D5 Y2
0 P14
X4
Y1
図 2.2.2-7 杭の軸力及びラフトの接地圧分布の比較
－106－
（２）Ｓビル（中間支持層で支持される超高層建物）12)
①建物概要
図 2.2.2-8 に地下１階伏図および杭配置図を示し，図 2.2.2-9 に建物断面と地盤概要を示す。
建物は埼玉県に立地する法科大学院と事務所の高層棟（S 造，地上 19 階）と，多目的ホール・美
術館の低層棟（RC 造，地上３階）の２棟によって構成されている。地上部はエキスパンション
ジョイントで構造的に分離され，１階床～地下部分（SRC 造，地下 1 階）は構造的に一体化され
ている。建物の平均荷重度は，高層棟で 183kN/m2，低層棟で 96 kN/m2，平均荷重は 134kN/m2
である。地盤は GL－5m～GL－12m で N 値 20 前後の砂層，その下部 GL－12m～GL－21m は
粘土と砂の互層となっており，その下部 GL－39m までは N 値５程度のシルト，それ以深はＮ値
50 以上の砂礫層となっている。基礎は GL－8m の砂地盤を支持層とした直接基礎に沈下抑制を
目的として節杭（軸径 800φ，節部径 1000φ）を GL－18m のＮ値 50 以上の砂層に支持させる
パイルド・ラフト基礎とし，砂層の中間支持層の下部にシルト層を有する地盤で，直接基礎では
沈下量が過大になり高層棟と低層棟の境界部の応力が過大になるため，高層棟下部に摩擦杭を配
置して沈下を抑制し，不同沈下を防止している。地下水位は GL－2m である。中間層で支持され
た超高層建物は比較的沈下量が大きくなるため，正確に沈下挙動を予測し，施工中から完成時に
至るまで構造体の健全性を確保する必要がある。また，GL－16m，GL－30m の粘性土層に生じ
る有効応力 287kN/m2，379kN/m2 に対し，圧密降伏応力はそれぞれ 802kN/m2，460kN/m2 であ
り，圧密による沈下は想定されない。
Y2 5,900 Y3 6,400 Y4 6,400 Y5 5,900 Y6 6,400 Y7 7,742.8 Y86,039.4Y9 7,873.4

Y106,400 Y116,400 Y12
Y
1
2
Y
7
コンストラクションジョイント
XS1
X
2
B2
6,400
XS2
6,400
XS3
D2 ▲ SA1
6,400
SA2
XS4
▲★
W1
6,400
D1
XS5 低層棟 B1
6,400
XS6 高層棟基準階

6,400
X
3
X3
層別沈下(SA1,SA2) ▲ 土圧(D1,D2) ★ 間隙水圧(W1)
ひずみ(B1,B2) PHC杭1000φ，L=10m
図 2.2.2-8 Ｓビルの地下１階伏図，杭配置図および計測配置図
－107－
RFL
5200
19FL
4200
18FL
4250
17FL
3950
16FL
3950
15FL
3950
14FL
3950
13FL
3950
12FL
3950
11FL
4100
10FL
4100
9FL
4100
8FL
4100
7FL
4500
6FL
4500
5FL
4500
4FL
4500
3FL
5000
EXP.J
2FL
5000 N値 Vs(m/s) 一軸圧縮強さ圧密降伏応力
qu(kN/㎡) (kN/㎡)
GL 1FL 0 50 0 500 0 500 0 1000
GL±0
埋土
5200 70
粘性土
B1FL 構築前
有効上載圧
-9 -9 細砂 260
-10
ｺﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝｼﾞｮｲﾝﾄ
粘性土 170
-16
270
-18 細砂
低層棟高層棟 -20 260
250
-26
-28
-30 シルト
200
-36 280
-38
-40 420
砂礫
GL-43m（不動点） 400
層別沈下計SA2 GL-45m（不動点）
層別沈下計SA1
図 2.2.2-9 Ｓビルの断面図および地盤柱状図
－108－
②施工概要
本工事では順打ち工法を採用し，SMW＋地盤アンカーによる山留め壁を用いたオープンカット
工法により GL－8.4m まで掘削し，地下構築時には，基礎版及び１階床を切梁に利用しながらア
ンカーを除去する工法とした。地下水位低下工法としてはディ－プウェルにより GL－10m まで
水位を下げ，上部荷重が浮力を超える地上５階床打設後に揚水を停止した。また，境界部の基礎
梁(D=3200)のコンストラクションジョイントは，耐圧版（t=700)を一体打ちとし，耐圧版上部の
基礎梁は１階床構築後に打設した。
③予測解析
予測解析は，施工時の状況を忠実に評価するため，地下躯体・杭・SMW・地盤を３次元 FEM
でモデル化し，施工ステップに対応した地盤剛性と荷重に対して NASTRAN による弾性解析を行
い，各ステップの結果を重ね合わせるステップ解析法を用いた。地盤剛性は下式により Vs に基づ
き設定した初期剛性を，掘削時の拘束圧低下に伴う剛性低下と構築時の鉛直ひずみ増加に伴う剛
性低下を考慮し，各ステップにおける割線剛性を設定した。解析には各ステップにおける接線剛
性と増分荷重を用いた。図 2.2.2-10 に解析モデル，表 2.2.2-1 に解析ステップと荷重，表 2.2.2-2
に地盤剛性，図 2.2.2-11 に予測沈下量を示す。
i) 掘削前の初期ヤング係数：E0 =2(1+ν)γVS 2/g ・・・・・・・・・・・・・(2.2.2-1)
ii) 掘削後のヤング係数：E =（σV/σVO) 0.4・E0・・・・・・・・・・・・・(2.2.2-2)
iii) 構築後のヤング係数：E ' =0.01×εv -0.45・E・・・・・・・・・・・・・(2.2.2-3)
ここに，VS：S 波速度，ν：ﾎﾟｱｿﾝ比，ｇ：重力加速度，γ：単位体積重量，σV0，σV：Boussinesq
の式より求めた掘削前後の地盤の有効応力，εv：Steinbrenner の即時沈下式より算定した鉛直
ひずみ。
SMW は地盤と完全付着とし，杭側面には下式に示す摩擦ばねを介して地盤要素と接合した。
杭周面の摩擦ばね定数：K=fu /δ
砂地盤では fu=2.5N(kN/m2),δ=2.0cm，粘性土では fu=0.8cu(kN/m2),cu=qu/2,δ=1.0cm，fu：極限
摩擦力，N：地盤の N 値，qu：１軸圧縮強度。
表 2.2.2-1 各ステップにおける荷重
2
(kN / m )
ステップｽﾃｯﾌﾟ0 ｽﾃｯﾌﾟ1 ｽﾃｯﾌﾟ2 ｽﾃｯﾌﾟ3 ｽﾃｯﾌﾟ4 ｽﾃｯﾌﾟ5 ｽﾃｯﾌﾟ6 ｽﾃｯﾌﾟ7
掘削基礎構築 B1F～ 5F構築 10F構築 15F構築 RF構築使用時

1F床構築浮力
荷　重
高層棟 -136 37 20 31 23 23 21 28
(57) (88) (111) (134) (155) (183)
-136 19 20 43 14
低層棟 (39) (82) (96)
全　体 -63(浮力)
（　）内は累積荷重
－109－
１階梁，スラブ
地下１階
壁，梁，柱，杭，スラブ
地下躯体
SMW
130m
90m
90m
地盤
図 2.2.2-10 解析モデル図
表 2.2.2-2 各ステップにおける地盤剛性
各ステップ時の割線剛性(MPa) ( )内は剛性低下率
Vs 初期剛性掘削後 1 2 3 ４５６ 7
地層剛性
(m/sec) (MPa)
(MPa) 基礎構築 B1F構築 5F構築 10F構築 15F構築 RF構築使用時
GL-8.4m
砂 260 345 176(0.51) 176(0.51) 176(0.51) 176(0.51) 176(0.51) 175(0.47) 163(0.40) 142(0.35)
GL-13.4
GL-15.4 粘性土 170 161 101(0.63) 1010.63) 73(0.45) 45(0.28) 41(0.25) 38(0.23) 35(0.22) 31(0.20)
GL-18.4 砂 270 372 280(0.75) 280(0.75) 280(0.75) 225(0.60) 205(0.55) 188(0.50) 176(0.47) 154(0.35)
GL-21.4 砂 260 321 262(0.81) 262(0.81) 262(0.81) 171(0.53) 155(0.48) 143(0.45) 133(0.41) 117(0.31)
粘性土 250 290 231(0.79) 231(0.79) 198(0.68) 123(0.42) 112(0.39) 103(0.35) 96(0.33) 84(0.27)
GL-27.0
粘性土 200 170 147(0.87) 134(0.79) 85(0.50) 53(0.31) 48(0.28) 44(0.26) 41(0.24) 36(0.20)
GL-38.0
礫 420 985 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99) 972(0.99)
GL-42.5
－110－
④解析結果
図 2.2.2-11 にステップ７におけるラフトの沈下量分布を示す。
Y1 Y2
Y3 Y4
X1 -1.0 Y5
XS1 -1.0 -1.2 Y6
-1.5 Y7
-1.7 -1.8 Y8
-2.2 -2.1 -2.2 Y9
XS2 -1.2 -2.8 -2.3 Y10
-2.1 -4.0 -2.3 Y11 Y12
XS3 -2.9 -5.4 -5.6 -2.3
-1.3 -4.2 -6.2 -2.2 -2.1
-3.0 -5.7 -6.1
-4.2 -8.2 -8.8 -2.1-5.3
XS4 -1.2 -5.0 -4.3
-2.7 -6.2 -10.9 -11.3
-3.8 -8.9 -11.5 -9.9 -11.5
-2.9
XS5 -1.2 -4.7 -11.8 -13.9
-2.4 -5.9 -13.1 -7.5
-3.0 -9.1 -12.3 -14.1 -4.4
XS6 -1.0 -4.0 -15.0 -8.7
-2.1 -5.8 -9.2 -13.3 -15.2
-2.4 -13.5 -11.1
X3 -0.8 -2.9 -11.5 -12.9 -4.9
-1.2 -1.4 -4.2 -12.2 -8.6
-5.8 -12.7
-1.9
-2.6 -7.0 -8.5 -11.1 -10.8
-3.4 -10.8 -4.8
-4.4 -4.8 -8.6 -4.4
-4.8 -4.4 -4.5
図 2.2.2-11 解析結果（ステップ７の沈下量）
）
⑤計測計画
図 2.2.2-8,図 2.2.2-9 に計測機器配置を示す。高層棟・低層棟中央部には直列多段式層別沈下計
（４深度）及び差動トランス式土圧計を１箇所ずつ設置した。また観測孔内 GL-9m レベルに差動
トランス式間隙水圧計を設置した。高層棟と低層棟境界部の基礎梁の上下主筋位置に差動トラン
ス式鉄筋計を設置し主筋位置のひずみを計測した。計測は施工期間中は８回/日の自動計測，竣工
後は数回/年の手動計測とし，竣工後２年間継続している（2003 年 9 月～2007 年 3 月）。また光学
レベル計により施工中の地下１階の床レベルを 2 回/月の頻度で計測した。
⑥計測結果及び予測解析結果との比較
(a) 地下水位
図 2.2.2-12 に地下水位の経時変化を示す。掘削前に基礎下 GL-10m まで水位を低下させ，構築荷
重が浮力を超えた時点（ステップ３）で水位を回復させた。その後は若干の季節変動はあるもの
の設計水位 GL-2m で安定している。
(b) 接地圧の経時変化
図 2.2.2-13 に高層棟及び低層棟下部の接地圧の経時変化を示す。高層棟では浮力の作用するス
テップ３までは実測値は予測値より大きく直接基礎の性状を示しているが，浮力作用後は予測値
とよく一致している。低層棟では浮力作力作用時に急激に増加しているが，これは土圧計と地盤
の接触不良によるものと考えられる。浮力作用後は予測値とよく一致している。図中の予測値は
FEM 解析のソリッド要素のσz を示す。FEM 解析での高層棟直下の荷重負担率は，浮力を考慮しな
い場合で杭：ラフト＝47：53，浮力を考慮した場合で杭：ラフト＝29：71 であり，設計時のそれ
ぞれの比率，杭：ラフト=46：54，及び杭：ラフト=35：65 と概ね一致した。
(c) 層別沈下
図 2.2.2-14～図 2.2.2-15 に高層棟および低層棟直下の層別沈下の経時変化を示す。実測値の
建物直下における掘削によるリバウンド量は高層棟で 17mm，低層棟で 16mm である。竣工時の沈
下量は高層棟で-2mm，低層棟で 5mm である。リバウンド時から竣工時までの基礎の沈下量は高層
－111－
棟で 19mm，低層棟で 11mm となっている。なお、竣工時の予測値は積載荷重を考慮しているので
実際より過大に評価していると考えられる。低層棟のステップ３以降の２深度（GL-9m，GL-16m）
のデータがないのは壁内に埋め込んだケーブルが断線したためである。なお GL-9m の施工中の数
値は床レベル計測値を用いた。実測値と予測値は高層棟・低層棟とも浮力が作用するまでは４深
度ともよい一致を示している。浮力作用直後は予測値の方が浮き上がり量を過大に評価している
ものの，躯体完成時には高層棟ではよい一致を示し，低層棟では予測値は浮力による浮き上がり
を過大に評価している。また竣工後２年間の経時変化からは、水位変動以外の沈下量の増加もな
く安定している。図 2.2.2-19 に高層棟の各ステップにおける層別沈下の深さ方向分布を示す。こ
れより実測値と予測値の分布はよい一致を示していると言える。
(d) 地下１階床レベル
図 2.2.2-16 に高層棟中央の地下１階床レベルの経時変化，図 2.2.2-17 に躯体完成時の地下１階
床レベルの分布を示す。建物の沈下量は 17mm で，層別沈下の掘削時～躯体完成時ステップ６の変
化量と一致している。また高層棟～低層棟間の分布では，実測値に対して本解析値は若干過少評
価ではあるが傾向は概ね一致している。境界部の傾斜角は実測値，予測値とも 1/850～1/1600 と
なっている。
(e) 基礎梁の鉄筋ひずみ
図 2.2.2-18 に高層棟と低層棟の境界部の基礎梁(図 2.2.2-9 の B2)の上下主筋位置における鉄筋
計のひずみから求めた曲げひずみの経時変化を示す。浮力の作用するステップ３で若干減少する
ものの，ステップ５（15 階施工時）までは実測値と予測値は一致して増加する。その後は荷重の
増加にもかかわらず曲げひずみの実測値はほとんど増加してない。この原因の１つとしてコンク
リートのクリープによるひずみ低減効果が考えられる。
0 ▽0(掘削) ▽3(浮力) ▽6 ▽7(竣工)

水位(GL-m)
-5
-10
地下水位
設計水位
-15
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4
図 2.2.2-12 地下水位の経時変化
▽3(浮力) ▽6 ▽7(竣工)
200
150
接地圧(kN/m2)
100
50
高層棟：●実測 ○全荷重 ◇予測
0 低層棟：■実測 □全荷重 △予測
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4

図 2.2.2-13 接地圧のの経時変化
－112－
25
20 0(掘削) ● ○GL -9m（実測，予測）
1 3(浮力) ■ □GL-18m（実測，予測）
15
沈下量(mm)
2 ◆ ◇GL-28m（実測，予測）
10 4 ▲ △GL-38m（実測，予測）
5 5 6 7(竣工)
0
-5
-10
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4
図 2.2.2-14 層別沈下の経時変化（高層棟下部 SA1)
20
0(掘削) ● ○GL -9m（実測，予測）
15 1 2 3(浮力) ■ □GL-16m（実測，予測）
沈下量(mm)
4 5 6 ◆ ◇GL-26m（実測，予測）
10 7(竣工) ▲ △GL-36m（実測，予測）
5
0
-5
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4
図 2.2.2-15 層別沈下の経時変化（低層棟下部 SA2)
0
▽0（掘削） ▽6 ▽7（竣工）
▽3（浮力） ● 実測
-5 ○ 予測
沈下量(mm)
-10
-15
-20
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4
図 2.2.2-16 高層棟中央部地下１階床の沈下の経時変化(SA1 位置)
300 ▼ｺﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝ J接合 ▽7（竣工）

▼水位回復
鉄筋ひずみ（μ）
250
● 実測
200 ▽6 ○ 予測
150
100 ▽5
50
0
-50
03/9 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/4
図 2.2.2-17 基礎梁の曲げひずみの経時変化（B2）
－113－
低層棟高層棟低層棟
5
0
沈下量(mm)
-5
-10
-15
-20 ●実測
○予測(施工時ﾓﾃﾞﾙ)
-25
Y10 コンストラクションJ Y7 Y6 Y5 Y4 Y3 Y2 Y1
図 2.2.2-18 地下 1 階床レベルの最終沈下量分布
0
-10
杭
-20
GL-(m)
-30
予測Step2 実測Step2
-40 予測Step4 実測Step4
(mm)
-50
25 20 15 10 5 0 -5
リバウンド沈下
図 2.2.2-19 層別沈下の深さ方向分布（SA1)
(f )簡易解析法による沈下解析
図 2.2.2-20 に簡易解析用モデル及び荷重値を示す。簡易解析法と 3 次元 FEM 解析及び実測値
で比較するのは建物竣工時とし，実測値ではステップ７とする。したがって荷重は上部建物の荷
重と地下水による浮力を考慮したものとする。
解析モデルは基礎梁及び地下壁は等価剛性を有する梁要素でモデル化した。また，ラフトの鉛
直方向地盤ばねの算定は，前節の方法によったが，高層棟と低層棟の荷重差が大きいため，地盤
のヤング係数の算定は高層棟下部と低層棟下部の領域毎に行った。杭の鉛直ばね算定には，群杭
効果として基礎指針に示されている Whitaker の群杭効率ηを考慮した。
図 2.2.2-21 に簡易モデルで解析した結果の沈下量分布を示す。実測値と比較すると，高層棟中
央で実測値 17mm に対して解析値 15.1mm，低層棟端部で実測値 7mm に対して解析値 4.5mm
とおおむね一致している。
－114－
1500
3200
2500
3000
2500 3400
2900 2400 2600
2800 2600 3700
2700 4800 2500 3300 2400
4600 2400 3400
2100 3100 3000 1800
3300 4500 1900
2700 3400
3000 3300 1900
2200 4000 3600
3300 2900 4100 0 9000 1800
3100 11000 3600
2800 3100 10000 2000 9700 3400 910
2400 2600 12000 9200
2900 1800 13000
2500 2700 8100 2100
2900 2800 13000
2000 11000 3300 9300
2700 3000 88009400
2000 13000
2300 2600 2100
1400 2700 15000 2500 13000
3300
15000
3500
1300 8900 2400 2700
13000
1400 2000
10000
ラフト地盤ばね 2600
4400
2700 4600 900
杭ばね
890
図 2.2.2-20 簡易解析モデル及び荷重（ステップ７，単位：kN）
-3.7
-3.9 -4.2
-4.5
-4.3
-4.8
-4.1 -4.6
-5.1
-4.5 -5.0 -5.1
-4.3 -4.8 -5.4 -5.0
-4.6 -5.1 -5.9 -4.5
-4.3 -4.8 -5.7 -6.3
-4.4 -4.3
-5.1 -6.7 -7.2
-4.5 -7.7 -3.9
-4.0 -6.0 -8.4 -7.6
-4.0 -10.5 -3.5
-4.9 -7.6 -10.8 -7.3
-4.1 -2.8
-3.7 -6.0 -10.2-10.6 -12.0 -6.4
-3.6 -4.5 -8.2 -13.2 -5.4
-3.6 -12.9 -12.0
-3.4 -5.7 -11.5 -13.0
-14.3 -10.7
-3.2 -3.9 -8.0 -15.1
-3.1 -5.1 -14.8 -12.4 -9.8
-11.2 -13.7
-3.3 -7.1 -12.3 -13.8
-14.6 -11.4
-4.3 -9.8 -14.3
-6.2 -11.7 -13.3 -12.3
-8.9 -12.4
-12.4 -10.6
-10.6 -11.8
-9.4 -9.2
-10.1
-9.0 -9.2
図 2.2.2-21 簡易モデル沈下量分布（単位：mm）
（３）まとめ
軟弱地盤に建つ低層建物および中間支持層に建つ超高層建物にパイルド・ラフト基礎を適用し
た事例について実測値と簡易解析法及び 3 次元 FEM 解析の結果を比較した。
その結果，両事例とも簡易解析法と実測値は概ね一致しており，提案した簡易解析法が実務上
十分な精度を有することが確認された。
2.3 まとめ
本節では，ラフト基礎の沈下解析に用いる FEM と弾性論を組み合わせたハイブリッド法の定
式化と，それをパイルド・ラフト基礎に拡張した簡易解析法の定式化を示した。さらに，実建物
の沈下計測結果と比較してその方法の精度を検証し，実務に適用するのに十分な精度を有するこ
とを確認した。
－115－
第３章常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎の杭の最適配置設計法
3.1 簡易沈下解析法を用いた杭の最適配置設計法
3.1.1 最適化問題の定式化
目標沈下量の条件を満足する杭配置を決める最適化問題は，文献 67，69 及び 71 を参考に以下
に示す逐次線形計画法により定式化する。
目標関数は杭の物量を最小にすることとし，設計変数は，たとえば同一径の杭を使用する場合
で１柱１杭の配置であれば杭の長さとなり，中間支持層に支持させる場合で同一杭長さで１柱に
対して複数杭を用いる場合は杭本数が設計変数となる。
ここでは，１柱１杭で同一杭径を用いて杭長さを最適化する場合について定式化する。
制約条件は鉛直荷重作用時の最大沈下量が目標沈下量以下であること，杭の軸力が許容軸力以
下であること，およびラフトの接地圧が許容支持耐力以下であることとする。
目的関数は杭の総長さとしこれを最小化する。
（１）最適杭長さを求める最適化問題
制約条件
沈下量制約条件：  i  L1 , L2 ,   , Lm    a (i  1～n) ・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-1)
杭軸力制約条件： f i  L1 , L2 ,   , Lm   f a (i  1～m) ・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-2)
接地圧制約条件：  i  L1 , L2 ,   , Lm    a (i  1～n) ・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-3)
の下で目的関数：
m
W  L1 , L2 , , Lm    A Li ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-4)
i 1
が最小となるような L   L1 , L2 , , Ln  を求めよ。

ここで， L ：杭の最適長さの集合
δi ：i 点の沈下量
δa ：許容沈下量
fi ：i 杭の軸力
fa ：杭の許容軸力
σi ：i 点の接地圧
σa ：地盤の許容支持力度
Li ：i 杭の長さ
n ：節点数
m ：杭本数
ρ ：杭の密度
A ：杭の断面積
この問題の最適解を求めるために次に示すような数理計画法を適用する。
－116－
（２）逐次線形計画法
まず近似解（単に制約条件を満足する設計）が得られているとして，これを L0 と表す。設計 L0
とその近傍の設計 L との差を L で表す。設計 L0 における沈下量を  i0  L0  で表し，それに対する
杭軸力を f i 0  L0  ，ラフト接地圧を  i0  L0  と表す。また，設計 L のそれらの状態量を  i  L  ，f i  L  ，
 i  L  とする。 L を十分小さくとることにすると，  i  L  ， f i  L  ，  i  L  を L0 のまわりの
テーラー展開で表し， L の 1 次の項までで表現することができる。すなわち， L の 2 次の項
が 1 次の項に比べて十分小さいような L を考える。 L0 よりも小さい物量を与える設計 L を見出
す問題は，以下に示す ΔL に関する線形計画問題に帰せられ，このような問題の解を逐次求めるこ
とによりもとの問題の解を得る。
上記の最適化問題に逐次線形計画法を適用する手順を以下に示す。
制約条件だけを満たす杭の長さが得られているとし，これを以下のようにあらわす。
L0   L10 , L02 ,   , L0m  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-5)
次に L0 とその近傍の長さ L   L1 , L2 ,   , Lm  との差である変動量を下式であらわす。
L   L1 , L2 ,   , Lm  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-6)
この時の各点の沈下量  i  L  ，各杭の軸力 f i  L  ，ラフトの接地圧  i  L  は次式であらわされる。
  i  L  
 i  L    i  L0      i  1～n 
m
L j    a ・・・・・・・・・・・(3.1.1-7)
j 1  
 L j
L  L0

m  f  L  
f i  L   f i  L0     i L j   f a  i  1～m  ・・・・・・・・・・・(3.1.1-8)
j 1  
 L j
L  L0

  i  L  
 i  L    i  L0      i  1～n 
m
L j    a ・・・・・・・・・・・(3.1.1-9)
j 1  
 L j
L  L0

また，変動量 Li は次の制約条件を満足するものとする。

LLi  L0i  Li  LUi  i  1～m  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-10)
 i  L   i  i  1～m  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-11)
以上の制約条件のもとで目的関数
W  L1 , L2,    , Lm   W 0  L10 , L02 ,   , L0m     A Li ・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-12)

m
i 1
を最小にする ΔL   L1 , L2 ,   , Lm  を求める問題となる。

このとき Li は，上式の杭総物量がより小さくなるような長さの変動量でなくてはならない。ま
た， LLi と LUi は杭長さの下限値と上限値であり設計者が指定するものとする。さらに，  i は L の
許容変動限界（ムーブリミット）を規定する。
この問題の解 ΔL が求められると， L0  ΔL  L を新しい近似解 L0 として再び上記問題を構成す
る。この逐次線形問題を解いて ΔL    0 と見なすことができるまで繰り返してもとの問題の解を
求める。
ここで，式(3.1.1-7)～(3.1.1.-9)の感度係数は以下のように計算する。
－117－
i 点の沈下量δi に対する j 番目の設計変数 Lj の感度は
 i  L   i  L1 ,   L j  L j ,   , Lm    i  L1 ,   L j ,   , Lm 
 ・・・・・・・・・・・・(3.1.1-13)
L j L j
i 杭の軸力 fi に対する j 番目の設計変数 Lj の感度は
f i  L  f i  L1 ,   L j  L j ,   , Lm   f i  L1 ,   L j ,   , Lm 
 ・・・・・・・・・・・・(3.1.1-14)
L j L j
i 点の接地圧σi に対する j 番目の設計変数 Lj の感度は
 i  L   i  L1 ,   L j  L j ,   , Lm    i  L1 ,   L j ,   , Lm 
 ・・・・・・・・・・・・(3.1.1-15)
L j L j
ここで，上式の右辺第一項は杭長さをある微小長さだけ短縮して再解析することにより得ること
ができる。
（３）シンプレックス法
上記の線形計画問題をシンプレックス法を用いて解く。シンプレックス法を定式化すると以下
のようになる。
制約条件
a11 x1  a12 x2         a1n xn  b1

a21 x1  a22 x2         a2 n xn  b2

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-16)

am1 x1  am 2 x2         amn xn  bm
x1 , x2 ,         , xn  0
のもとで，目的関数
Z  c1 x1  c2 x2        cn xn ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-17)
を最小にする  x1 , x2 ,     , xn  を求める。
ここでスラック変数 xn 1 , xn  2 , , xn  m を導入して，式(3.1.1-16)を次式のように等式に直す。
a11 x1  a12 x2         a1n xn  xn1  b1

a21 x1  a22 x2         a2 n xn  xn2  b2
 ・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-18)

am1 x1  am 2 x2         amn xn  xnm  bm
x1 , x2 ,         , xn  0, xn1 , xn2 , , xnm  0 ・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-19)

Z  c1 x1  c2 x2    cn xn  0 ・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-20)
ここで，式(3.1.1-18)は変数が m+n 個で，方程式が m 個の連立１次方程式をなしている。ここで
n 個の変数を独立変数といい，m 個の変数を従属変数（基底変数）という。
式(3.1.1-18)，式(3.1.1-19)の係数を表 3.1.1-1 のようにシンプレックス・タブローとして書き，
この表から出発して目的関数 Z の値が最大となるように基底変数の入替えを行う。
－118－
表 3.1.1-1 シンプレックス・タブロー(rj=-cj とした）
基底変数定数項 x1 x2  xn xn 1 xn  2  xn  m

xn 1 b1 a11 a12  a1n 1 0 0
xn  2 b2 a11 a12  a1n 0 1 0
  
  
xn  m bm am1 am 2  amn 0 01
Z 0 r1 r2  rn 0  0
シンプレックス法を式(3.1.1-7)に適用すると次式のように表わされる。
1  L  1  L  1  L 

L1  L2       Ln   a  1  L0 
L1 L2 Ln
 2  L   2  L   2  L 
L1  L2       Ln   a   2  L0 
L1 L2 Ln
 ・・・・・・・・・・(3.1.1-21)

 m  L   m  L   m  L 
L1  L2       Ln   a   m  L0 
L1 L2 Ln
のもとで，杭長の変動量の合計
m
 Li L1  L2        Lm ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3.1.1-22)
i 1
が最大となる L   L1 , L2 , , Ln  を求める問題となる。
－119－
（４）簡易沈下法を用いた杭の最適長さ決定の手順
最適化の手順を以下に示す。図 3.1.1-1 に最適化のフローチャートを示す。
i) 杭の初期長さを，目標沈下量以下となるように十分長く設定する。
ii) i)の条件のもとで，簡易沈下解析法により求めた地盤剛性と地盤の変位分布から，ラフトばね
と杭ばねを求め格子梁モデルを作成する。
iii) 杭の長さをΔL だけ短縮して感度解析を行い，シンプレックス法を用いて杭の最適長さを決定
する。ただし，感度解析時には杭の短縮量が小さく地盤剛性への影響が小さいと考えられる
ため，地盤の剛性は前ステップの値を用いることにより計算時間を短縮する。
iv) 杭ばねを変更して FEM 解析を行い，ΔL が十分小さくなるまで計算を繰り返す。
構造・荷重・地盤データ
地盤初期剛性・杭初期長さL1
荷重Fi・反力Piから（Steinbrenner近似式，
ラフトの沈下計算剛性低下考慮）
ラフトばね杭ばねKpi算定
ラフトばね反力Pi
Kri算定
①
FEM解析
No  i   i 1
 0.05
i
Yes
感度解析Li  Li 1  L
シンプレックス法により
最適長さ決定
新しい杭長さL'
①と同じルーチン
No
i   D
Yes
END
図 3.1.1-1 最適化フロー
－120－
3.1.2 パイルド・ラフト基礎最適設計例題
本節では，パイルド・ラフト基礎の沈下量を設計目標値に収めることを目的として，2.1.2 節で検
討した直接基礎の例題に対して 3.1.1 節で提案した杭の最適配置設計法を適用し，その適用性につい
て検討する。ただし，ここでは沈下量制約条件のみを考える。
最適配置設計にあたっては，１柱１杭を前提として，各柱位置毎に最適化する個別最適化と，荷重
分布に応じてあらかじめグルーピングしたグループ毎に最適化した場合について設計し，両者の傾向
を比較する。なお，ここでは全て杭径を同じとして長さのみの最適化とする。
（１）設計条件
地盤条件は以下に示す３ケースで，荷重分布は表 3.1.2-1 に示すように，等分布，中央集中分布，
片側集中分布の３ケースとする。また，設計目標最大沈下量はすべてのケースで共通とし 2.0cm と
する。
①地盤条件
i) 沖積軟弱地盤（許容接地圧 70kN/m2）
ii) 中間に粘土層を挟む中程度の地盤（許容接地圧 300kN/m2）
iii) 超高層用地盤（許容接地圧 500kN/m2)
②杭の条件
杭の最適化は，同一杭径を用いて，１柱１杭として杭長さを最適化する。また，使用する杭は，低
層建物及び中層建物については PHC 杭の埋め込み杭で径は 1200φとし，高層建物では RC 場所打
ち杭で杭径を 2000φとする。
表 3.1.2-1 解析パラメータ一覧表
地盤最適化手法建物規模荷重分布ケース名

等分布 LSM1
低層中央集中 LSM2
側部集中 LSM3
等分布 MSM1
個別最適化中層中央集中 MSM2
側部集中 MSM3
等分布 HSM1
高層中央集中 HSM2
側部集中 HSM3
多層・弾塑性
等分布 LGM1
低層中央集中 LGM2
側部集中 LGM3
等分布 MGM1
グループ最適化中層中央集中 MGM2
側部集中 MGM3
等分布 HGM1
高層中央集中 HGM2
側部集中 HGM3
ケース記号
H：高層、M：中層、L：低層
S：個別最適化、G：グループ最適化
M：多層
1：等分布、2：中央、3：側部
－121－
多層地盤
深土層土 N　値 qu
度　Vs(m/s)
質 (kN / m2 )
(m) 区分名 10 30 50 200 400 100 200
F 埋め土
細砂
Yu ｼﾙﾄ質
5 細砂
砂質
10 粘土
15
低層用地盤
Yl
20 ｼﾙﾄ質
粘土
25
30
砂質粘土 PHC杭
bl 粘土
35
粘土質細砂
40 btg
砂礫
深土層土 N　値湿潤密度 qu
度　Vs(m/s)
質 (kN / m 2 )
(m) 区分
3
名 (kN / m )
10 20 30 40 50 60 200 400 600 200 400
F 埋め土 19.5
As 細砂 18.0
5 To-s 細砂 18.5
To-c 砂質粘土 17.0

10
To-s 細砂 19.0
15
中層用地盤
20
To-c 砂質
粘土
PHC杭 17.0
25
To-s 細砂 18.5
30
To-g 砂礫 17.0
35
Ed-s 細砂 19.5
40
Ed-g 砂礫 20.0
Ed-s 細砂 19.5
深土層土 N　値 qu
度質　Vs(m/s) 2
(kN / m )
(m) 区分名 10 20 30 40 50 60 400 800
200 400 600
B 埋め土
As 細砂
5
Dc 砂質
粘土
10
Ds 細砂
15
高層用地盤 Dc 砂質粘土
20
Ds 細砂
25
Dc 砂質
粘土
30
35 RC杭
Ds 細砂
40
図 3.1.2-1 地盤モデル
－122－
等分布荷重中央集中荷重側部集中荷重
グ
ル
｜
プ
最
適
化
用
グ
ル
｜
ピ
P3 P3 P4
ン
グ
P2 P2
P3
P1 P1
P1 P2
個
別
最
適
30000
化
対
象
杭
30000
図 3.1.2-2 杭のグルーピング
－123－
低層用中層用高層用
30m
30m
30m
等
分
布
30m 30m 30m

w=100kN/m2 w=300kN/m2 w=500kN/m2
t=1m
t=2m
t=4m
中
央
集
中
w=400kN/m2 w=600kN/m2
w=100kN/m2
60kN/m2 200kN/m2 300kN/m2
側
部
集
中
w=100kN/m2 w=400kN/m2 w=600kN/m2

60kN/m2 200kN/m2 300kN/m2
図 3.1.2-3 荷重分布一覧
－124－
（２）解析結果
図 3.1.2-4～図 3.1.2-12 に解析結果を示し，表 3.1.2-2～表 3.1.2-4 に最適化のグルーピングによる
比較を示す。また，表 3.1.2-5 にグループ最適化における初期ステップと最終ステップにおける感度
係数の比較を示し，表 3.1.2-6 及び図 3.1.2-13～図 3.1.2-15 に杭の位置による沈下量の比較を示し，
表 3.1.2-7 及び図 3.1.2-16～図 3.1.2-18 に最適解と中心杭を最長とした場合の沈下量の比較を示す。
以下に考察を示す。
① 低層地盤
・等分布荷重の場合は外周部が 15m～20m，内側については 28m～30m となっており，個別最適
化とグループ最適化の結果はほとんど同じである。また杭総長さも個別最適化が 842m で，グ
ループ最適化が 840m とほとんど変わらない結果となっている。
・中央集中荷重の場合は，外周部が 12m～20mm，中間部が 29m～30m，中心部が 21m～22m と
なっており，中間部より中心部の方が短くなっている。また，個別最適化とグループ最適化の結
果はほとんど同じである。杭総長さは個別最適化が 761m，グループ最適化が 692m とグループ
最適化のほうが短くなっている。これは，個別の場合の外周杭で隅角部の１つ内側の杭が 21m
と長くなっていることによる。
・側部集中荷重の場合は，個別最適化とグループ最適化で配置傾向が異なり，個別の場合は外周部
で 5m～25m とばらつきが大きく，グループの場合の外周部は 19m～23m とばらつきは小さい。
また内側と中心部については 23m～30m の範囲で，個別とグループの違いは小さい。
・外周部が短くなる理由は，荷重が小さく内部に比べて沈下量が小さいことによると考えられる。
② 中層地盤
・等分布荷重と中央集中荷重の場合は外周部と中心部が 4m～13m と短く，中間部が 20m～29m
と長くなっており，また個別最適化とグループ最適化の違いは小さい。ただし，中央部集中荷重
の場合の方が外周部・中心部と中間部の長さの差が大きい。
・側部集中荷重の場合は，外周部が 8m～15m で中央部が 22m～27m で荷重分布に対応した配置
になっている。また個別最適化とグループ最適化の違いは小さい。
③ 高層地盤
・等分布荷重の場合，グループ最適化では外周部と中心部が短く，中間部が長い傾向があるが，個
別最適化では多少その傾向はあるものの，配置のばらつきが大きい。
・中央集中荷重では，グループ最適化では外周部，中間部，中心部の順に杭長が長くなっており，
個別最適化では多少その傾向が見られるもののばらつきが大きい。
・側部集中荷重では，グループ最適化では外周部，内部の順に杭長が長くなっており，個別最適化
ではばらつきが大きい。
・高層用地盤では，個別最適化とグループ最適化の配置の違いが大きく，個別最適化の場合は荷重
分布に対応した規則性のある配置とはなっていない。実務において採用するには他の制約を導入
するなどの方策が必要と思われる。
④ 最適解で中心部の杭長さが中間部の杭より短くなる原因についての考察
・低層地盤及び中層地盤で等分布荷重及び中央集中荷重で中心部の杭長さが中間部より短くなる現
象が見られる。直感的には中心部に長い杭を配置した方が沈下抑制効果が大きいと予想されるが，
表 3.1.2-5 の沈下に対する杭長短縮の感度をみると，最適化の初期段階では中心部の方が感度が
－125－
大きいが最適化の最終ステップになると中間部の杭の方が感度が大きくなる。一方，高層地盤の場合
は最終ステップにおける感度は中心部の方が大きくなっており，最適化の結果と一致している。
さらに，表 3.1.2-6 及び図 3.1.2-13～図 3.1.2-15 には，杭を中心部のみ，中間部のみ及び外周部の
みに配置した場合の沈下解析を実施したところ，低層，中層及び高層地盤のいずれの場合も中間部に
杭を配置した方が沈下量が小さくなっており，最適化の結果と一致している。加えて，表 3.1.2-7 及
び図 3.1.2-16～図 3.1.2-18 には，最適解の杭配置と総杭長さが同じとなるように中心部の杭を中間
部より長くした場合の沈下解析結果を示している。この結果からは，低層及び中層地盤では中心部杭
杭を長くした方が中間部の杭を長くした場合より沈下量が大きくなり，中間部の沈下抑制効果が中心
部より大きいことがわかる。ただし，高層地盤ではこの差はほとんどなく，最適解が中心部の杭長さ
が中間部より長くなったことと一致している。
以上のように，本検討で採用した低層地盤と中層地盤では中間部の杭が長くなる結果となり，高層
地盤では中心部の杭が長くなったことから，杭長さについては地盤条件に左右されるものと考えられ
る。
－126－
凡例上段：杭軸力(kN)
下段：杭長(m)
個別最適化グループ最適化
452 1349 1127 1143 1236 536 805 1099 1216 1216 1099 805
15m 22m 20m 20m 21m 16m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m
1350 3024 2782 2790 3056 1241 1099 2720 2866 2866 2720 1099
最 22m 30m 28m 28m 30m 21m 20 m 28 m 28 m 28 m 28 m 20 m
適
杭
長 1122 2779 2420 2419 2802 1163 1216 2866 2409 2409 2866 1216
さ 20m 28m 26m 26m 28m 20m 20 m 28 m 26 m 26 m 28 m 20 m
(m)
1122 2779 2420 2420 2800 1020 1216 2866 2409 2409 2866 1216
杭 20m 28m 26m 26m 28m 19m 20 m 28 m 26 m 26 m 28 m 20 m
頭
軸
力 1351 3025 2778 2778 3037 1372 1099 2720 2866 2866 2720 1099
(kN) 22m 30m 28m 28m 30m 22m 20 m 28 m 28 m 28 m 28 m 20 m
453 1351 1122 1122 1349 450 805 1099 1216 1216 1099 805
15m 22m 20m 20m 22m 15m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m
LSM1 Lmax= 30 m Pmax= 3056 (kN/m2) LGM1 Lmax= 28 m Pmax= 2866 (kN/m2)
L= 842 m Lmin= 15 m Pmin= 450 (kN/m2) L= 840 m Lmin= 20 m Pmin= 805 (kN/m2)
-45 -37 -33 -32 -32 -32 -32 -33 -34 -38 -44 -35 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -35
-37 -31 -28 -27 -27 -27 -27 -27 -28 -31 -38 -34 -30 -29 -28 -28 -28 -28 -28 -29 -30 -34
-33 -28 -25 -25 -24 -24 -24 -25 -26 -29 -34 -34 -29 -26 -25 -25 -25 -25 -25 -26 -29 -34
-32 -27 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -27 -33 -34 -28 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -28 -34
ラ -34 -28 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -28 -34
-31 -27 -24 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -27 -33
フ
ト -31 -27 -24 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -27 -33 -34 -28 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -28 -34
接
地 -31 -27 -24 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -27 -33 -34 -28 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -28 -34
圧
(kN/m2) -32 -27 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -27 -33 -34 -28 -25 -24 -24 -24 -24 -24 -25 -28 -34
-33 -28 -25 -25 -24 -24 -24 -25 -25 -28 -34 -34 -29 -26 -25 -25 -25 -25 -25 -26 -29 -34
-37 -31 -28 -27 -27 -26 -27 -27 -28 -31 -37 -34 -30 -29 -28 -28 -28 -28 -28 -29 -30 -34
-45 -37 -33 -32 -31 -31 -31 -32 -33 -37 -45 -35 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -34 -35
LSM1 Pmax= -45 (kN/m2) LGM1 Pmax= -35 (kN/m2)

Pmin= -24 (kN/m2) Pmin= -24 (kN/m2)
-16 -16 -16 -16 -17 -17 -17 -17 -16 -16 -16 -13 -15 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -15 -13
-16 -16 -16 -17 -17 -18 -17 -17 -17 -16 -16 -15 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -16 -15
-16 -16 -17 -17 -18 -18 -18 -18 -17 -17 -17 -17 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17
-16 -17 -17 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
沈
下 -17 -17 -18 -19 -19 -20 -19 -19 -18 -18 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18
量
-17 -17 -18 -19 -20 -20 -20 -19 -18 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18
分
布 -17 -17 -18 -19 -19 -20 -19 -19 -18 -18 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18
(mm)
-16 -17 -17 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
-16 -16 -17 -17 -18 -18 -18 -17 -17 -17 -16 -17 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17
-16 -16 -16 -17 -17 -17 -17 -17 -16 -16 -16 -15 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -16 -15
-16 -16 -16 -16 -17 -17 -17 -16 -16 -16 -16 -13 -15 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -15 -13
LSM1 Dmax= -20 (mm) LGM1 Dmax= -20 (mm)

図 3.1.2-4 解析結果（低層・等分布，ケース LSM1，LGM1）（円の径は杭長を示す）
－127－
271 313 315 315 313 271

147 806 251 252 815 152
13 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m
12m 21m 13m 13m 21m 12m
313 2465 2647 2647 2465 313

813 2262 2602 2595 2258 730
最 21m 30m 30m 30m 30m 20m 13 m 29 m 29 m 29 m 29 m 13 m
適
杭
長 201 2615 1485 1649 2598 311 315 2647 1524 1524 2647 315
さ 12m 30m 21m 22m 30m 14m 13 m 29 m 21 m 21 m 29 m 13 m
(m)
315 2647 1524 1524 2647 315
314 2617 1488 1486 2608 253
杭 13 m 29 m 21 m 21 m 29 m 13 m
14m 30m 21m 21m 30m 13m
頭
軸
313 2465 2647 2647 2465 313
力 740 2289 2625 2620 2282 743
13 m 29 m 29 m 29 m 29 m 13 m
(kN) 20m 30m 30m 30m 30m 20m
271 313 315 315 313 271

156 751 204 314 739 156
13 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m
12m 20m 12m 14m 20m 12m
LSM2 Lmax= 30 m Pmax= 2625 (kN/m2) LGM2 Lmax= 29 m Pmax= 2647 (kN/m2)
-32 -27 -25 -25 -26 -26 -26 -25 -25 -28 -33 -43 -37 -33 -31 -30 -29 -30 -31 -33 -37 -43
-27 -24 -22 -22 -23 -23 -23 -22 -23 -24 -28 -37 -30 -26 -25 -24 -24 -24 -25 -26 -30 -37
-25 -23 -21 -22 -22 -22 -22 -22 -21 -23 -26 -33 -26 -23 -22 -22 -22 -22 -22 -23 -26 -33
-26 -22 -22 -22 -24 -24 -23 -22 -22 -22 -26 -31 -25 -22 -22 -23 -23 -23 -22 -22 -25 -31
ラ -26 -23 -22 -24 -25 -26 -25 -23 -22 -23 -26 -30 -24 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -24 -30
フ
ト -26 -23 -22 -24 -26 -27 -26 -24 -22 -23 -26 -29 -24 -22 -23 -24 -25 -24 -23 -22 -24 -29
接
地 -26 -23 -22 -24 -25 -26 -25 -24 -22 -23 -26 -30 -24 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -24 -30
圧
(kN/m2) -26 -23 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -23 -26 -31 -25 -22 -22 -23 -23 -23 -22 -22 -25 -31
-26 -23 -22 -22 -22 -23 -22 -22 -22 -23 -26 -33 -26 -23 -22 -22 -22 -22 -22 -23 -26 -33
-29 -25 -23 -23 -23 -23 -23 -23 -23 -25 -29 -37 -30 -26 -25 -24 -24 -24 -25 -26 -30 -37
-34 -29 -27 -26 -27 -27 -26 -26 -26 -29 -34 -43 -37 -33 -31 -30 -29 -30 -31 -33 -37 -43
LSM2 Pmax= -34 (kN/m2) LGM2 Pmax= -43 (kN/m2)

Pmin= -21 (kN/m2) Pmin= -22 (kN/m2)
-10 -10 -11 -12 -12 -13 -12 -12 -11 -11 -11 -15 -15 -16 -16 -15 -15 -15 -16 -16 -15 -15
-10 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -11 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15
-11 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -11 -16 -15 -15 -15 -16 -16 -16 -15 -15 -15 -16
-12 -13 -14 -15 -17 -17 -16 -15 -14 -12 -12 -16 -15 -15 -16 -17 -18 -17 -16 -15 -15 -16
沈 -12 -13 -15 -17 -19 -19 -18 -17 -14 -13 -12 -15 -15 -16 -17 -19 -20 -19 -17 -16 -15 -15
下
量 -13 -13 -15 -17 -19 -20 -19 -17 -15 -13 -13 -15 -15 -16 -18 -20 -20 -20 -18 -16 -15 -15
分
布 -12 -13 -15 -17 -19 -19 -19 -17 -14 -13 -12 -15 -15 -16 -17 -19 -20 -19 -17 -16 -15 -15
(mm)
-12 -13 -14 -15 -17 -17 -17 -15 -14 -13 -12 -16 -15 -15 -16 -17 -18 -17 -16 -15 -15 -16
-11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -16 -15 -15 -15 -16 -16 -16 -15 -15 -15 -16
-11 -11 -12 -13 -13 -14 -13 -13 -12 -11 -11 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15 -15
-11 -11 -11 -12 -13 -13 -12 -12 -11 -11 -11
-15 -15 -16 -16 -15 -15 -15 -16 -16 -15 -15

図 3.1.2-5 解析結果（低層・中央集中，ケース LSM2,LGM2）
－128－
7 979 148 1465 1211 712 372 1126 1139 1312 1179 762
5 m 21m 10m 23m 22m 19m 19 m 26 m 23 m 23 m 23 m 23 m
最 1079 2553 3020 2434 2658 10 595 1921 1770 2611 2033 782
23m 30m 30m 27m 30m 5 m
適 19 m 26 m 23 m 28 m 28 m 23 m
杭
長
2 2793 1521 2059 2816 734
さ 3 m 30m 21m 24m 30m 18m
702 2246 2024 2861 2148 810
19 m 26 m 23 m 28 m 28 m 23 m
(m)
64 2601 1860 2455 2116 133

杭 8 m 29m 23m 26m 26m 10m
689 2155 1954 2843 2242 930
19 m 26 m 23 m 28 m 28 m 23 m
頭
軸
力 738 2480 1486 3054 2815 1597 568 1699 1603 2577 2264 1065
(kN) 19m 30m 22m 30m 30m 25m 19 m 26 m 23 m 28 m 28 m 23 m
3 1070 100 1749 902 512 344 1018 1060 1297 1256 906
4 m 22m 9 m 25m 19m 16m 19 m 26 m 23 m 23 m 23 m 23 m
LSM3 Lmax= 30 m Pmax= 3054 (kN/m2)

LGM3 Lmax= 28 m Pmax= 2861 (kN/m2)
L= 744 m Lmin= 3 m Pmin= 2 (kN/m2)
L= 862 m Lmin= 19 m Pmin= 344 (kN/m2)
-33 -29 -28 -30 -32 -31 -30 -30 -31 -33 -38
-21 -20 -20 -22 -25 -27 -29 -29 -29 -27 -26
-27 -25 -24 -25 -26 -26 -26 -25 -26 -28 -34
-22 -22 -23 -24 -26 -26 -26 -25 -24 -23 -22
-25 -23 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -23 -26 -32
-23 -24 -25 -26 -27 -26 -25 -24 -22 -20 -19
-26 -23 -22 -22 -24 -24 -24 -23 -22 -24 -30
-24 -25 -25 -27 -27 -26 -25 -23 -21 -19 -18
ラ -29 -24 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -24 -28
フ -25 -25 -26 -27 -27 -26 -25 -23 -21 -19 -18
ト -30 -24 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -22 -24 -28
接 -25 -25 -25 -26 -27 -26 -25 -23 -21 -20 -18
地 -29 -24 -22 -23 -24 -24 -24 -23 -23 -24 -28
圧 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -24 -23 -22 -21 -20
(kN/m2) -28 -23 -22 -22 -23 -24 -23 -23 -23 -25 -29
-24 -23 -23 -24 -25 -25 -25 -24 -23 -23 -23
-27 -23 -22 -22 -24 -24 -24 -24 -25 -26 -30
-22 -21 -22 -23 -24 -25 -25 -25 -24 -25 -26
-29 -25 -24 -24 -25 -26 -26 -26 -28 -30 -35
-21 -20 -20 -22 -23 -25 -26 -26 -27 -27 -28
-35 -29 -27 -29 -30 -30 -29 -31 -34 -37 -44
-19 -18 -18 -20 -23 -26 -28 -30 -31 -31 -31
LSM3 Pmax= -44 (kN/m2)
LGM3 Pmax= -31 (kN/m2)
Pmin= -22 (kN/m2)
Pmin= -18 (kN/m2)
-11 -12 -13 -15 -16 -16 -15 -15 -14 -14 -13
-7 -8 -9 -11 -12 -13 -14 -14 -13 -11 -8
-11 -12 -14 -15 -16 -17 -16 -15 -15 -14 -14
-9 -10 -12 -14 -15 -16 -15 -14 -13 -11 -8
-11 -13 -14 -16 -17 -17 -17 -16 -15 -15 -15
-10 -13 -15 -17 -18 -18 -17 -15 -13 -11 -8
-13 -14 -15 -17 -18 -18 -18 -17 -15 -15 -15
-11 -14 -16 -18 -20 -19 -18 -16 -14 -11 -8
沈 -15 -15 -15 -17 -19 -19 -19 -17 -16 -15 -14
下 -12 -15 -17 -19 -20 -20 -18 -16 -14 -11 -9
量 -15 -15 -16 -18 -19 -20 -19 -18 -16 -15 -15
-12 -15 -17 -19 -20 -20 -19 -17 -14 -12 -9
分
布 -15 -15 -16 -17 -19 -19 -19 -17 -16 -15 -15
-12 -14 -16 -19 -20 -19 -18 -17 -14 -12 -10
(mm)
-14 -14 -15 -16 -18 -18 -18 -17 -16 -15 -14
-11 -13 -15 -17 -18 -18 -18 -16 -15 -13 -11
-13 -13 -14 -15 -17 -17 -17 -16 -16 -15 -14
-10 -11 -13 -15 -16 -17 -17 -16 -15 -13 -11
-12 -12 -13 -15 -16 -16 -16 -16 -15 -15 -14
-8 -9 -11 -12 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11
-12 -12 -13 -14 -16 -16 -15 -15 -16 -15 -15
-6 -7 -8 -10 -11 -13 -14 -14 -13 -12 -10

図 3.1.2-6 解析結果（低層・側集中，ケース LSM3,LGM3）
－129－
1662 106 2622

675 836 849 849 836 675
12 m 4 m 15 m
9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 9 m
2323 5239 5384 5357 5179 1946

836 5257 5343 5343 5257 836
最 14 m 20 m 20 m 20 m 20 m 13 m
9 m 20 m 20 m 20 m 20 m 9 m
適
杭
長 5351 2382 1994 5376 105
849 5343 2377 2377 5343 849
さ 20 m 13 m 12 m 20 m 4 m
9 m 20 m 13 m 13 m 20 m 9 m
(m)
194 5335 1988 2385 5375
849 5343 2377 2377 5343 849
杭 5 m 20 m 12 m 13 m 20 m
9 m 20 m 13 m 13 m 20 m 9 m
頭
軸
1937 5651 5348 5375 5220 2311
力 13 m 21 m 20 m 20 m 20 m 14 m
836 5257 5343 5343 5257 836
(kN) 9 m 20 m 20 m 20 m 20 m 9 m
2285 9 1972
675 836 849 849 836 675
14 m 2 m 13 m
9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 9 m
MSM1 Lmax= 21 m Pmax= 5651 (kN/m2) MGM1 Lmax= 20 m Pmax= 5343 (kN/m2)
-320 -278 -258 -248 -245 -242 -240 -239 -245 -263 -304 -322 -281 -259 -246 -240 -237 -240 -246 -259 -281 -322
-274 -236 -216 -205 -201 -199 -199 -201 -209 -229 -267 -281 -239 -216 -204 -198 -196 -198 -204 -216 -239 -281
-252 -214 -193 -183 -178 -176 -177 -181 -191 -211 -250 -259 -216 -193 -181 -177 -175 -177 -181 -193 -216 -259
-243 -203 -182 -172 -168 -166 -168 -172 -182 -203 -243 -246 -204 -181 -171 -166 -165 -166 -171 -181 -204 -246
ラ -241 -199 -177 -167 -164 -163 -165 -168 -178 -200 -243 -240 -198 -177 -166 -163 -162 -163 -166 -177 -198 -240
フ
ト -239 -197 -175 -166 -163 -162 -163 -167 -177 -199 -242 -237 -196 -175 -165 -162 -161 -162 -165 -175 -196 -237
接
地 -240 -198 -177 -167 -164 -163 -164 -168 -178 -200 -243 -240 -198 -177 -166 -163 -162 -163 -166 -177 -198 -240
圧
(kN/m2) -241 -201 -180 -171 -167 -166 -168 -172 -182 -203 -243 -246 -204 -181 -171 -166 -165 -166 -171 -181 -204 -246
-249 -210 -190 -181 -177 -176 -178 -182 -193 -213 -251 -259 -216 -193 -181 -177 -175 -177 -181 -193 -216 -259
-267 -229 -210 -201 -199 -199 -200 -204 -213 -233 -271 -281 -239 -216 -204 -198 -196 -198 -204 -216 -239 -281
-307 -267 -248 -241 -241 -242 -243 -245 -253 -272 -312 -322 -281 -259 -246 -240 -237 -240 -246 -259 -281 -322
MSM1 Pmax= -320 (kN/m2) MGM1 Pmax= -322 (kN/m2)

Pmin= -162 (kN/m2) Pmin= -161 (kN/m2)
-18 -18 -19 -19 -20 -20 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -19 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -19
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19
沈 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19
下
量 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19
分
布 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19
(mm)
-19 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19
-18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -19 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -19
-17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
-17 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -19 -18 -18 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18
MSM1 Dmax= -20 (mm) MGM1 Dmax= -20 (mm)

図 3.1.2-7 解析結果（中層・等分布，ケース MSM1,MGM1）
－130－
500 497
56 65 60 60 65 56
9 m 9 m
4 m 4 m 4 m 4 m 4 m 4 m
500 6874 6681 7066 6829 497

65 6762 7671 7671 6762 65
9 m 29 m 26 m 27 m 29 m 9 m
最 4 m 29 m 29 m 29 m 29 m 4 m
適
杭 6681 2263 1889 7066
長 26 m 13 m 12 m 27 m
60 7671 1519 1519 7671 60
さ 4 m 29 m 11 m 11 m 29 m 4 m
(m)
7066 1889 2263 6681
60 7671 1519 1519 7671 60
27 m 12 m 13 m 26 m
杭 4 m 29 m 11 m 11 m 29 m 4 m
頭
軸 497 6829 7066 6681 6874 500
65 6762 7671 7671 6762 65
力 9 m 29 m 27 m 26 m 29 m 9 m
4 m 29 m 29 m 29 m 29 m 4 m
(kN)
497 500
56 65 60 60 65 56
9 m 9 m
4 m 4 m 4 m 4 m 4 m 4 m
MSM2 Lmax= 29 m Pmax= 7066 (kN/m2)
MGM2 Lmax= 29 m Pmax= 7671 (kN/m2)
L= 450 m Lmin= 9 m Pmin= 497 (kN/m2)
L= 472 m Lmin= 4 m Pmin= 56 (kN/m2)
-237 -200 -180 -169 -163 -161 -163 -168 -179 -199 -235 -251 -209 -185 -169 -161 -157 -161 -169 -185 -209 -251
-200 -174 -162 -158 -157 -157 -156 -157 -161 -173 -199 -209 -179 -163 -156 -153 -153 -153 -156 -163 -179 -209
-180 -162 -156 -157 -161 -162 -160 -156 -155 -161 -179 -185 -163 -155 -154 -156 -157 -156 -154 -155 -163 -185
-169 -158 -157 -163 -170 -173 -170 -163 -156 -157 -168 -169 -156 -154 -160 -167 -169 -167 -160 -154 -156 -169
ラ -163 -157 -161 -170 -181 -183 -181 -170 -160 -156 -163 -161 -153 -156 -167 -178 -181 -178 -167 -156 -153 -161
フ
ト -161 -157 -162 -173 -183 -187 -183 -173 -162 -157 -161 -157 -153 -157 -169 -181 -185 -181 -169 -157 -153 -157
接
地 -163 -156 -160 -170 -181 -183 -181 -170 -161 -157 -163 -161 -153 -156 -167 -178 -181 -178 -167 -156 -153 -161
圧
(kN/m2) -168 -157 -156 -163 -170 -173 -170 -163 -157 -158 -169 -169 -156 -154 -160 -167 -169 -167 -160 -154 -156 -169
-179 -161 -155 -156 -160 -162 -161 -157 -156 -162 -180 -185 -163 -155 -154 -156 -157 -156 -154 -155 -163 -185
-199 -173 -161 -157 -156 -157 -157 -158 -162 -174 -200 -209 -179 -163 -156 -153 -153 -153 -156 -163 -179 -209
-235 -199 -179 -168 -163 -161 -163 -169 -180 -200 -237 -251 -209 -185 -169 -161 -157 -161 -169 -185 -209 -251

Pmin= -155 (kN/m2) Pmin= -153 (kN/m2)
-11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -12 -12
-11 -12 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -11 -11 -12 -12 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -12 -12
-11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -11
-11 -12 -14 -16 -17 -17 -17 -15 -14 -12 -11 -11 -12 -14 -15 -16 -17 -16 -15 -14 -12 -11
沈 -11 -13 -15 -17 -19 -19 -19 -17 -15 -13 -11 -11 -13 -14 -16 -18 -19 -18 -16 -14 -13 -11
下
量 -11 -13 -15 -17 -19 -20 -19 -17 -15 -13 -11 -11 -13 -15 -17 -19 -20 -19 -17 -15 -13 -11
分
布 -11 -13 -15 -17 -19 -19 -19 -17 -15 -13 -11 -11 -13 -14 -16 -18 -19 -18 -16 -14 -13 -11
(mm)
-11 -12 -14 -15 -17 -17 -17 -16 -14 -12 -11 -11 -12 -14 -15 -16 -17 -16 -15 -14 -12 -11
-11 -12 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -12 -11 -11 -12 -13 -14 -14 -15 -14 -14 -13 -12 -11
-11 -11 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -12 -11 -12 -12 -12 -12 -13 -13 -13 -12 -12 -12 -12
-11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -12 -12 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -11 -12 -12

図 3.1.2-8 解析結果（中層・中央集中，ケース MSM2,MGM2）
－131－
5413 2336 907 494 2825 3010 2916 2397

1 m 21 m 14 m 10 m 8 m 16 m 16 m 16 m 16 m
3160 8914 6299 5218 667 3395 7795 7544 2963

最 15 m 27 m 22 m 21 m 8 m 16 m 25 m 25 m 16 m
適
杭
長 3208 8040 7383 2379 697 3598 7783 7908 3181
さ 15 m 26 m 24 m 14 m 8 m 16 m 25 m 25 m 16 m
(m)
6678 8512 7893 2760 697 3598 7783 7908 3181
杭 23 m 27 m 25 m 15 m 8 m 16 m 25 m 25 m 16 m
頭
軸
力 10 9527 5326 5224 667 3395 7795 7544 2963
2 m 28 m 20 m 21 m 8 m 16 m 25 m 25 m 16 m
(kN)
5537 2734 700 494 2825 3010 2916 2397

21 m 15 m 9 m 8 m 16 m 16 m 16 m 16 m
MSM3 Lmax= 28 m Pmax= 9527 (kN/m2) MGM3 Lmax= 25 m Pmax= 7908 (kN/m2)
-294 -263 -249 -241 -235 -229 -228 -235 -253 -281 -330 -265 -233 -217 -211 -211 -216 -225 -233 -244 -257 -282
-259 -229 -213 -204 -199 -196 -196 -202 -214 -236 -274 -238 -208 -194 -188 -187 -189 -193 -200 -209 -226 -258
-242 -210 -194 -185 -180 -177 -178 -183 -195 -212 -246 -225 -197 -183 -177 -175 -175 -177 -182 -193 -211 -248
-232 -201 -184 -174 -170 -167 -168 -173 -183 -201 -234 -219 -191 -178 -171 -169 -168 -169 -173 -184 -203 -241
ラ -229 -196 -179 -169 -165 -162 -163 -168 -178 -196 -231 -217 -189 -176 -169 -166 -164 -166 -170 -180 -200 -238
フ
ト -227 -195 -178 -167 -162 -160 -161 -166 -176 -194 -229 -216 -188 -175 -168 -165 -163 -164 -168 -179 -199 -236
接
地 -230 -197 -180 -169 -164 -162 -163 -168 -178 -196 -230 -217 -189 -176 -169 -166 -164 -166 -170 -180 -200 -238
圧
(kN/m2) -234 -203 -186 -177 -171 -168 -169 -174 -184 -201 -233 -219 -191 -178 -171 -169 -168 -169 -173 -184 -203 -241
-245 -214 -199 -190 -186 -181 -180 -185 -196 -214 -246 -225 -197 -183 -177 -175 -175 -177 -182 -193 -211 -248
-263 -234 -219 -212 -207 -201 -199 -204 -216 -238 -276 -238 -208 -194 -188 -187 -189 -193 -200 -209 -226 -258
-300 -271 -258 -250 -245 -237 -233 -238 -255 -283 -335 -265 -233 -217 -211 -211 -216 -225 -233 -244 -257 -282

Pmin= -160 (kN/m2) Pmin= -163 (kN/m2)
-16 -17 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -18 -18 -14 -15 -15 -16 -16 -17 -18 -18 -17 -16 -15
-17 -17 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -18 -15 -15 -16 -17 -17 -18 -18 -18 -17 -17 -16
-17 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -16 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -17
-18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
沈 -18 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -17 -17 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -19
下
量 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19
分
布 -18 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -18 -17 -17 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -19
(mm)
-18 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -18 -18 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18
-18 -18 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -18 -18 -16 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -17
-17 -18 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -15 -15 -16 -17 -17 -18 -18 -18 -17 -17 -16
-17 -18 -19 -19 -20 -19 -19 -18 -18 -18 -19 -14 -15 -15 -16 -16 -17 -18 -18 -17 -16 -15

図 3.1.2-9 解析結果（中層・側集中，ケース MSM3,MGM3）
－132－
2988 6815 2193 5756 7009 2822 3237 3287 3287 3237 2822
14 m 18 m 11 m 17 m 18 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m
3437 8786 14449 10401 7614 8298 3237 14825 14408 14408 14825 3237
最 14 m 19 m 27 m 21 m 18 m 19 m 13 m 27 m 27 m 27 m 27 m 13 m
適
杭
長 5648 14371 11690 8607 15231 4488 3287 14408 7317 7317 14408 3287
さ 17 m 27 m 24 m 19 m 28 m 16 m 13 m 27 m 18 m 18 m 27 m 13 m
(m)
3463 10248 8568 11052 15109 3287 14408 7317 7317 14408 3287
杭 14 m 21 m 19 m 23 m 28 m 13 m 27 m 18 m 18 m 27 m 13 m
頭
軸
力 9302 7412 14348 10230 8763 8075 3237 14825 14408 14408 14825 3237
21 m 18 m 27 m 21 m 19 m 19 m
(kN) 13 m 27 m 27 m 27 m 27 m 13 m
9317 944 8157 4283 2227 2822 3237 3287 3287 3237 2822
21 m 8 m 19 m 16 m 12 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m 13 m
HSM1 Lmax= 28 m Pmax= 15231 (kN/m2) HGM1 Lmax= 27 m Pmax= 14825 (kN/m2)
-329 -283 -258 -245 -238 -236 -239 -248 -266 -297 -352 -341 -293 -266 -250 -242 -239 -242 -250 -266 -293 -341
-284 -242 -218 -205 -199 -198 -201 -209 -223 -250 -296 -293 -248 -222 -208 -200 -198 -200 -208 -222 -248 -293
-258 -218 -195 -183 -177 -176 -179 -186 -199 -223 -264 -266 -222 -197 -184 -177 -175 -177 -184 -197 -222 -266
-243 -204 -182 -171 -166 -164 -167 -173 -186 -208 -247 -250 -208 -184 -171 -165 -163 -165 -171 -184 -208 -250
ラ
-235 -197 -176 -165 -160 -159 -161 -167 -178 -200 -239 -242 -200 -177 -165 -159 -157 -159 -165 -177 -200 -242
フ
ト -231 -195 -174 -164 -158 -157 -158 -164 -175 -197 -237 -239 -198 -175 -163 -157 -155 -157 -163 -175 -198 -239
接
地 -233 -197 -176 -166 -160 -158 -160 -165 -177 -199 -239 -242 -200 -177 -165 -159 -157 -159 -165 -177 -200 -242
圧
(kN/m2) -239 -203 -182 -171 -165 -163 -165 -171 -183 -205 -244 -250 -208 -184 -171 -165 -163 -165 -171 -184 -208 -250
-253 -215 -194 -182 -176 -174 -176 -182 -195 -217 -257 -266 -222 -197 -184 -177 -175 -177 -184 -197 -222 -266
-281 -239 -215 -203 -196 -194 -196 -203 -216 -240 -282 -293 -248 -222 -208 -200 -198 -200 -208 -222 -248 -293
-330 -281 -253 -240 -233 -230 -232 -240 -255 -281 -327 -341 -293 -266 -250 -242 -239 -242 -250 -266 -293 -341
HSM1 Pmax= -352 (kN/m2) HGM1 Pmax= -341 (kN/m2)

Pmin= -157 (kN/m2) Pmin= -155 (kN/m2)
-18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20
沈 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20
下
量 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -20 -20
分
布 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20
(mm)
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20
-18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20
-18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19
-18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19
HSM1 Dmax= -20 (mm) HGM1 Dmax= -20 (mm)

図 3.1.2-10 解析結果（高層・等分布，ケース HSM1,HGM1）
－133－
965 2252 2268 4910 1721 2061 2124 2124 2061 1721
9 m 12 m 12 m 17 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
6168 2811 15946 8333 15469 2061 7392 7655 7655 7392 2061
最 18 m 12 m 30 m 19 m 30 m 11 m 18 m 18 m 18 m 18 m 11 m
適
杭
長 2467 12967 10739 7086 2124 7655 14029 14029 7655 2124
さ 12 m 25 m 22 m 18 m 11 m 18 m 27 m 27 m 18 m 11 m
(m)
16629 10820 12298 5835 2124 7655 14029 14029 7655 2124
杭 30 m 22 m 25 m 18 m 11 m 18 m 27 m 27 m 18 m 11 m
頭
軸
力 5063 7054 15667 8485 7876 1763 2061 7392 7655 7655 7392 2061
17 m 18 m 29 m 19 m 19 m 11 m 11 m 18 m 18 m 18 m 18 m 11 m
(kN)
203 3906 5814 1721 2061 2124 2124 2061 1721

5 m 16 m 18 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
-301 -256 -231 -216 -209 -207 -211 -223 -245 -279 -336 -312 -272 -250 -238 -232 -230 -232 -238 -250 -272 -312
-263 -225 -203 -191 -184 -182 -185 -192 -207 -234 -281 -272 -235 -214 -203 -198 -196 -198 -203 -214 -235 -272
-242 -208 -189 -178 -172 -170 -171 -176 -186 -208 -249 -250 -214 -194 -184 -180 -178 -180 -184 -194 -214 -250
-232 -200 -183 -173 -167 -164 -165 -168 -176 -194 -228 -238 -203 -184 -175 -170 -168 -170 -175 -184 -203 -238
ラ -227 -197 -180 -171 -166 -163 -163 -165 -171 -186 -215 -232 -198 -180 -170 -165 -164 -165 -170 -180 -198 -232
フ
ト -226 -195 -179 -170 -166 -164 -163 -164 -169 -182 -207 -230 -196 -178 -168 -164 -162 -164 -168 -178 -196 -230
接
地 -227 -196 -179 -171 -168 -165 -164 -165 -169 -181 -205 -232 -198 -180 -170 -165 -164 -165 -170 -180 -198 -232
圧
(kN/m2) -232 -200 -183 -174 -170 -168 -167 -168 -173 -185 -209 -238 -203 -184 -175 -170 -168 -170 -175 -184 -203 -238
-244 -210 -191 -182 -176 -174 -174 -176 -181 -194 -221 -250 -214 -194 -184 -180 -178 -180 -184 -194 -214 -250
-266 -229 -209 -197 -192 -189 -189 -191 -197 -213 -243 -272 -235 -214 -203 -198 -196 -198 -203 -214 -235 -272
-307 -265 -241 -228 -221 -218 -217 -220 -228 -247 -282 -312 -272 -250 -238 -232 -230 -232 -238 -250 -272 -312

Pmin= -163 (kN/m2) Pmin= -162 (kN/m2)
-16 -16 -16 -16 -16 -16 -16 -17 -17 -18 -18 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -17
-17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18
-17 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -18
-17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -18
沈
-18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -17 -17 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19
下
量 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -18 -17 -16 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19
分
布 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -18 -17 -16 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19
(mm)
-17 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -18 -17 -17 -16 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -18
-17 -18 -18 -18 -19 -19 -18 -18 -17 -16 -16 -18 -19 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -19 -18
-17 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -17 -16 -15 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18
-17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -17 -16 -16 -15 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -17

図 3.1.2-11 解析結果（高層・中央集中，ケース HSM2,HGM2）
－134－
11219 6405 7749 4934 1326 5528 5125 5575 5729 5275
1 m 25 m 18 m 19 m 17 m 11 m 18 m 17 m 17 m 17 m 17 m
12279 5948 16416 7397 6773 1635 6348 5830 14692 15116 5988
最 25 m 17 m 30 m 18 m 18 m 11 m 18 m 17 m 27 m 27 m 17 m
適
杭
長 9216 10111 15547 9584 1714 6622 5967 14180 15428 6174
さ 20 m 21 m 28 m 21 m 11 m 18 m 17 m 27 m 27 m 17 m
(m)
9103 12355 9489 14109 8143 1714 6622 5967 14180 15428 6174
杭 20 m 25 m 20 m 26 m 19 m 11 m 18 m 17 m 27 m 27 m 17 m
頭
軸
力 6850 15356 6187 14475 7888 1635 6348 5830 14692 15116 5988
18 m 29 m 17 m 27 m 19 m 11 m 18 m 17 m 27 m 27 m 17 m
(kN)
3326 6393 6641 5386 5906 1326 5528 5125 5575 5729 5275
15 m 18 m 18 m 17 m 18 m 11 m 18 m 17 m 17 m 17 m 17 m
-322 -271 -241 -223 -215 -215 -221 -233 -251 -282 -332 -246 -224 -215 -214 -219 -227 -238 -253 -273 -305 -358
-276 -231 -205 -192 -187 -187 -191 -201 -216 -243 -287 -218 -196 -186 -184 -187 -193 -201 -213 -231 -261 -312
-249 -208 -186 -176 -172 -172 -175 -183 -197 -221 -261 -203 -181 -171 -168 -170 -174 -181 -191 -208 -237 -286
-233 -197 -177 -167 -164 -164 -168 -175 -187 -208 -246 -195 -173 -163 -160 -161 -164 -170 -180 -196 -223 -271
ラ -225 -191 -172 -163 -160 -160 -164 -170 -182 -202 -238 -191 -169 -159 -156 -156 -159 -165 -174 -190 -217 -263
フ
ト -221 -188 -170 -161 -158 -159 -163 -169 -180 -200 -235 -190 -168 -158 -154 -155 -158 -163 -172 -188 -215 -261
接
地 -222 -188 -170 -162 -159 -160 -164 -171 -182 -201 -236 -191 -169 -159 -156 -156 -159 -165 -174 -190 -217 -263
圧
(kN/m2) -227 -192 -174 -165 -163 -165 -169 -176 -187 -207 -243 -195 -173 -163 -160 -161 -164 -170 -180 -196 -223 -271
-238 -202 -183 -174 -171 -174 -179 -186 -198 -218 -256 -203 -181 -171 -168 -170 -174 -181 -191 -208 -237 -286
-260 -222 -201 -191 -189 -191 -196 -205 -218 -240 -279 -218 -196 -186 -184 -187 -193 -201 -213 -231 -261 -312
-298 -257 -235 -224 -221 -223 -229 -239 -255 -279 -321 -246 -224 -215 -214 -219 -227 -238 -253 -273 -305 -358

Pmin= -158 (kN/m2) Pmin= -154 (kN/m2)
-18 -17 -17 -17 -17 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -13 -14 -15 -16 -17 -18 -19 -19 -19 -20 -20
-18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -14 -15 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20
-18 -18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -14 -15 -16 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -20
-18 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -15 -16 -17 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -21
沈 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -15 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -21
下
量 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -15 -16 -17 -18 -18 -19 -20 -20 -20 -20 -21
分
布 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -20 -20 -19 -19 -19 -15 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -21
(mm)
-17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -15 -16 -17 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -21
-17 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -14 -15 -16 -17 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -20
-17 -17 -17 -18 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -14 -15 -16 -17 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20
-16 -17 -17 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -18 -13 -14 -15 -16 -17 -18 -19 -19 -19 -20 -20

図 3.1.2-12 解析結果（高層・側集中，ケース HSM3,HGM3）
－135－
表 3.1.2-2 低層建物解析結果比較一覧表
荷重分布形項目個別最適化グループ最適化個別／グループ
杭全長(m) 842 840 1.00
最大 30 28 1.07
杭長さ(m)
最小 15 20 0.75
杭軸力最大 3056 2886 1.06
等分布 (kN) 最小 450 805 0.56
ラフト接地圧最大 45 35 1.29
(kN/m2) 最小 24 24 1.00
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 16 13 1.23
杭全長(m) 761 692 1.10
最大 30 29 1.03
杭長さ(m)
最小 12 13 0.92
杭軸力最大 2625 2647 0.99
低層中央集中 (kN) 最小 147 271 0.54
(kN/m2) 最小 21 22 0.95
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 10 15 0.67
杭全長(m) 744 862 0.86
最大 30 28 1.07
杭長さ(m)
最小 3 19 0.16
杭軸力最大 3054 2861 1.07
側集中 (kN) 最小 2 344 0.01
(kN/m2) 最小 22 18 1.22
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 11 6 1.83
表 3.1.2-3 中層建物解析結果比較一覧表

杭全長(m) 414 472 0.88
最大 21 20 1.05
杭長さ(m)
最小 2 9 0.22
杭軸力最大 5651 5343 1.06
等分布 (kN) 最小 9 675 0.01
ラフト接地圧最大 320 322 0.99
(kN/m2) 最小 162 161 1.01
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 17 18 0.94
杭全長(m) 450 472 0.95
最大 29 29 1.00
杭長さ(m)
最小 9 4 2.25
杭軸力最大 7066 7671 0.92
中層中央集中 (kN) 最小 497 56 8.88
ラフト接地圧最大 237 251 0.94
(kN/m2) 最小 155 153 1.01
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 11 11 1.00
杭全長(m) 416 504 0.83
最大 28 25 1.12
杭長さ(m)
最小 1 8 0.13
杭軸力最大 9527 7908 1.20
側集中 (kN) 最小 10 494 0.02
ラフト接地圧最大 335 282 1.19
(kN/m2) 最小 160 163 0.98
沈下量最大 20 19 1.05
(mm) 最小 16 14 1.14
－136－
表 3.1.2-4 高層建物解析結果比較一覧表

杭全長(m) 633 656 0.96
最大 28 27 1.04
杭長さ(m)
最小 8 13 0.62
杭軸力最大 15231 14825 1.03
等分布 (kN) 最小 944 2822 0.33
ラフト接地圧最大 352 341 1.03
(kN/m2) 最小 157 155 1.01
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 18 19 0.95
杭全長(m) 483 544 0.89
最大 30 27 1.11
杭長さ(m)
最小 5 11 0.45
杭軸力最大 16629 14029 1.19
高層中央集中 (kN) 最小 203 1721 0.12
ラフト接地圧最大 336 312 1.08
(kN/m2) 最小 163 162 1.01
沈下量最大 20 20 1.00
(mm) 最小 15 17 0.88
杭全長(m) 584 662 0.88
最大 30 27 1.11
杭長さ(m)
最小 1 11 0.09
杭軸力最大 16416 15428 1.06
側集中 (kN) 最小 3326 1326 2.51
ラフト接地圧最大 332 358 0.93
(kN/m2) 最小 158 154 1.03
沈下量最大 20 21 0.95
(mm) 最小 16 13 1.23
表 3.1.2-5 グループ最適化における感度の例
感度
地盤荷重分布解析ステップ
外周部中間部中心部
1 2.05E-04 1.59E-04 1.79E-04
外周部
中間部
中心部
等分布
最終 6.48E-04 3.32E-04 2.86E-04
低層
1 1.71E-04 1.86E-04 2.37E-04
中央集中
最終 3.93E-04 3.07E-04 2.92E-04
1 1.02E-04 6.26E-05 7.13E-05
等分布
最終 2.47E-04 1.76E-04 1.37E-04
中層
1 6.88E-05 6.25E-05 8.28E-05
中央集中
最終 6.30E-05 1.15E-04 1.09E-04
1 7.41E-05 3.90E-05 3.82E-05
等分布
最終 1.08E-04 9.11E-05 1.21E-04
高層
1 5.32E-05 3.31E-05 3.53E-05
中央集中
最終 1.67E-04 2.03E-04 7.03E-05
 i  L 
注）感度はを示す（杭長を 1m 短縮した場合の沈下量の増分）。
Li
－137－
表 3.1.2-6 杭配置による沈下量比較検討用モデル
中心のみ杭配置中間のみ杭配置外端のみ杭配置
モ
デ
ル
図
低層 L=30m L=30m L=30m

中層 L=20m L=20m L=20m
高層 L=20m L=20m L=20m
中心中間外端
0
50
沈下量(mm)
100
150
200
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-13 低層モデルの沈下量比較
中心中間外端
0
10
沈下量(mm)
20
30
40
50
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-14 中層モデルの沈下量比較
中心中間外端
0
20
沈下量(mm)
40
60
80
100
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-15 高層モデルの沈下量比較
－138－
表 3.1.2-7 最適解との比較検討用モデル
低層(L=840m) 中層(L=472m) 高層(L=656m)
最
適 9m 13m 13m
20m 20m 18m
解
28m 26m 27m
中
心
を 10m 13m
16m 20m
最 22m 24m 24m
28m 27m
長
0
5 中心を最長
沈下量(mm)
10 中間を最長（最適解）
15
20
25
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-16 低層モデルの沈下量比較
0
5 中心を最長
沈下量(mm)
15
20
25
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-17 中層モデルの沈下量比較
0
5 中心を最長
沈下量(mm)
15
20
25
0 5 10 15 20 25 30
X(m)
図 3.1.2-18 高層モデルの沈下量比較
－139－
（３）ムーブリミットの変化による最適結果への影響
各地盤モデルの等分布荷重ケースについて，ステップ毎に杭の長さを短縮する上限値（ムーブリミ
ット）を６種類変化させて，収束するまでのステップ数，杭配置，杭総長さおよび沈下量について比
較した。
設計目標沈下量はすべて 2.0cm とした。
ムーブリミットは，下記のように６ケースとした。
①最大１ｍ，②最大２ｍ，③最大３ｍ，④最大４ｍ，⑤最大５ｍ，⑥最大沈下量が目標値の 80%ま
で 5m，85%まで 4m，90%まで 3m，95%まで 2m，95%以上で 1m。
図 3.1.2-19～図 3.1.2-24 に各ケースにおける最適結果までの杭の総長さの変化を示す。
図 3.1.2-25～図 3.1.2-30 に各ケースにおける最適結果における杭長さと杭軸力分布を示す。
i) 低層モデル
低層モデルの杭総長さについては，個別最適化・グループ最適化に関わらず概ね 750m～850m の
範囲になっている。また，杭長分布についてもケースによる差が小さい結果となっている。
解析ステップ数については個別最適化では 5 ステップ～19 ステップに対して，グループ最適化で
は 5 ステップ～15 ステップと少なくなっている。
ii) 中層モデル
中層モデルの杭総長さについては，個別最適化で 300m～420m，グループ最適化で 350m～550m
と，個別最適化の方が全体的に短くなっている。また，杭長分布については，個別最適化では平面配
置にかなりのばらつきを生じ，グループ最適化では位置によるばらつきが大きい。結果としては，グ
ループ最適化でムーブリミットを 5m～1m の範囲で変化させたケースが最も良い結果となっている。
解析ステップ数については個別最適化では 20 ステップ～130 ステップに対して，グループ最適化
では 8 ステップ～58 ステップとグループ最適化の方がかなり少なくなっている。
iii) 高層モデル
高層モデルの杭総長さについては，個別最適化で 600m～730m，グループ最適化で 550m～700m
と，グループ最適化の方が全体的に短くなっている。また，杭長分布については，個別最適化および
グループ最適化ともばらつきは小さい。
解析ステップ数については個別最適化では 35 ステップ～115 ステップに対して，グループ最適化
では 10 ステップ～27 ステップとグループ最適化の方がかなり少なくなっている。
（４）考察
・地盤の違いにより，杭配置のばらつきや解析ステップ数に違いが生じている。
・個別最適化に対してグループ最適化は解析ステップ数が少なくなりまた解が安定しているという
特徴がある。
・ステップ数が少なくかつ精度のよいケースとしては，ステップ数に応じてムーブリミットを変化
させる方法である。
・今回の解析に要した計算時間は，ステップ数の多いケースでも，一般的なデスクトップパソコン
でも１分～10 分程度であり大きな負荷ではないが，ムーブリミットを変化させることで計算効
率が飛躍的に向上する。
－140－
1200
1000
800
杭総長さ(m)
600
400 低層個別1m
低層個別2m
低層個別3m
200 低層個別4m
低層個別5m
低層個別1m～5m
0
0 5 10 15 20
ステップ
図 3.1.2-19 低層モデル個別最適化における杭長さの収束状況
1200
1000
800
杭総長さ(m)
600
400 低層Gr1m
低層Gr2m
低層Gr3m
200 低層Gr4m
低層Gr5m
低層Gr1～5m
0
0 5 10 15 20
ステップ
図 3.1.2-20 低層モデルグループ最適化における杭長さの収束状況
－141－
1200
中層個別1m
1000 中層個別2m
中層個別3m
中層個別4m
中層個別5m
800
中層個別1～5m
杭総長さ(m)
600
400
200
0
0 20 40 60 80 100 120 140
ステップ
図 3.1.2-21 中層モデル個別最適化における杭長さの収束状況
1200
中層Gr1m
中層Gr2m
1000
中層Gr3m
中層Gr4m
中層Gr5m
800
中層Gr1～5m
杭総長さ(m)
600
400
200
0
0 10 20 30 40 50 60
ステップ
図 3.1.2-22 中層モデルグループ最適化における杭長さの収束状況
－142－
1200
1000
800
杭総長さ(m)
600
高層個別1m
400 高層個別2m
高層個別3m
高層個別4m
200 高層個別5m
高層個別1～5m
0
0 20 40 60 80 100 120
ステップ
図 3.1.2-23 高層モデル個別最適化における杭長さの収束状況
1200
1000
800
杭総長さ(m)
600
高層Gr1m
400 高層Gr2m
高層Gr3m
高層Gr4m
200 高層Gr5m
高層Gr1～5m
0
0 10 20 30 40 50
ステップ
図 3.1.2-24 高層モデルグループ最適化における杭長さの収束状況
－143－
563 1381 1202 1202 1381 563 21 1839 414 1314 1239 441
16 m 22 m 21 m 21 m 22 m 16 m 2 m 23 m 12 m 19 m 19 m 13 m
1381 2918 2738 2738 2918 1381 1847 3275 2647 2864 2867 1229
22 m 30 m 28 m 27 m 30 m 22 m 23 m 29 m 26 m 27 m 27 m 19 m
1202 2738 2476 2476 2738 1202 415 2662 2351 2524 2839 1286
21 m 28 m 26 m 26 m 28 m 21 m 12 m 26 m 25 m 26 m 27 m 19 m
1202 2738 2476 2476 2738 1202 1294 2673 2548 2521 2617 604
21 m 28 m 26 m 26 m 27 m 21 m 19 m 26 m 26 m 26 m 26 m 14 m
1381 2918 2738 2738 2918 1381 1356 3068 2656 2640 3257 1678
22 m 30 m 27 m 28 m 30 m 22 m 20 m 28 m 26 m 26 m 29 m 22 m
563 1381 1202 1202 1381 563 284 1509 985 853 1528 166
16 m 22 m 21 m 21 m 22 m 16 m 11 m 21 m 17 m 16 m 21 m 9 m
LSM1-1M Lmax= 30 m Pmax= 2918 (kN) LSM1-2M Lmax= 29 m Pmax= 3275 (kN)
L= 852 m Lmin= 16 m Pmin= 563 (kN) L= 757 m Lmin= 2 m Pmin= 21 (kN)
move limit=1m move limit=2m
458 1346 1130 1129 1325 516 463 1335 1104 1103 1333 460
14 m 21 m 19 m 19 m 21 m 15 m 14 m 21 m 19 m 19 m 21 m 14 m
1344 3158 2709 2708 3142 1325 1335 3119 2868 2869 3123 1338
21 m 30 m 27 m 27 m 30 m 21 m 21 m 30 m 28 m 28 m 30 m 21 m
1126 2706 2545 2545 2708 1129 1104 2868 2366 2367 2881 1123
19 m 27 m 26 m 26 m 27 m 19 m 19 m 28 m 25 m 25 m 28 m 19 m
1126 2706 2544 2545 2709 1130 1104 2868 2366 2365 2886 999
19 m 27 m 26 m 26 m 27 m 19 m 19 m 28 m 25 m 25 m 28 m 18 m
1345 3157 2706 2706 3158 1346 1335 3119 2866 2866 3133 1357
21 m 30 m 27 m 27 m 30 m 21 m 21 m 30 m 28 m 28 m 30 m 21 m
459 1345 1126 1126 1344 458 463 1335 1103 1104 1334 461
14 m 21 m 19 m 19 m 21 m 14 m 14 m 21 m 19 m 19 m 21 m 14 m
LSM1-3M Lmax= 30 m Pmax= 3158 (kN) LSM1-4M Lmax= 30 m Pmax= 3133 (kN)

414 1288 1048 1055 1307 420 519 1302 1220 1208 1418 519
13 m 20 m 18 m 18 m 20 m 13 m 15 m 22 m 20 m 20 m 22 m 15 m
1302 3317 2797 2807 3124 1306 1418 2980 2785 2575 2980 1302
20 m 30 m 27 m 27 m 29 m 20 m 22 m 30 m 28 m 27 m 30 m 22 m
1061 2619 2391 2383 2805 1054 1208 2575 2494 2494 2785 1220
18 m 26 m 25 m 25 m 27 m 18 m 20 m 27 m 26 m 26 m 28 m 20 m
1055 2823 2399 2383 2787 1048 1220 2785 2494 2494 2575 1208
18 m 27 m 25 m 25 m 27 m 18 m 20 m 28 m 26 m 26 m 27 m 20 m
1281 3298 2604 2803 3294 1289 1302 2980 2575 2785 2980 1418
20 m 30 m 26 m 27 m 30 m 20 m 22 m 30 m 27 m 28 m 30 m 22 m
402 1403 1039 1052 1296 414 519 1418 1208 1220 1302 519
13 m 21 m 18 m 18 m 20 m 13 m 15 m 22 m 20 m 20 m 22 m 15 m
LSM1-5M Lmax= 30 m Pmax= 3317 (kN) LSM1 1-5M Lmax= 30 m Pmax= 2980 (kN)
move limit=5m move limit=1-5m

図 3.1.2-25 低層モデル個別最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－144－
761 1004 1098 1098 1004 761 777 1033 1134 1134 1033 777
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
1004 3032 3017 3017 3032 1004 1033 2871 2927 2927 2871 1033
18 m 30 m 30 m 30 m 30 m 18 m 18 m 28 m 28 m 28 m 28 m 18 m
1098 3017 2629 2629 3017 1098 1134 2927 2531 2531 2927 1134
18 m 30 m 29 m 29 m 30 m 18 m 18 m 28 m 27 m 27 m 28 m 18 m
1098 3017 2629 2629 3017 1098 1134 2927 2531 2531 2927 1134
18 m 30 m 29 m 29 m 30 m 18 m 18 m 28 m 27 m 27 m 28 m 18 m
1004 3032 3017 3017 3032 1004 1033 2871 2927 2927 2871 1033
18 m 30 m 30 m 30 m 30 m 18 m 18 m 28 m 28 m 28 m 28 m 18 m
761 1004 1098 1098 1004 761 777 1033 1134 1134 1033 777
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
LGM1 1M Lmax= 30 m Pmax= 3032 (kN) LGM1 2M Lmax= 28 m Pmax= 2927 (kN)
783 1052 1163 1163 1052 783 845 1192 1331 1331 1192 845
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 21 m 21 m 21 m 21 m 21 m 21 m
1052 2780 2811 2811 2780 1052 1192 2622 2816 2816 2622 1192
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 21 m 28 m 28 m 28 m 28 m 21 m
1163 2811 2600 2600 2811 1163 1331 2816 2582 2582 2816 1331
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 21 m 28 m 26 m 26 m 28 m 21 m
1163 2811 2600 2600 2811 1163 1331 2816 2582 2582 2816 1331
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 21 m 28 m 26 m 26 m 28 m 21 m
1052 2780 2811 2811 2780 1052 1192 2622 2816 2816 2622 1192
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 21 m 28 m 28 m 28 m 28 m 21 m
783 1052 1163 1163 1052 783 845 1192 1331 1331 1192 845
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 21 m 21 m 21 m 21 m 21 m 21 m
LGM1 3M Lmax= 27 m Pmax= 2811 (kN) LGM1 4M Lmax= 28 m Pmax= 2816 (kN)

784 1050 1158 1158 1050 784 879 1298 1469 1469 1298 879
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 23 m 23 m 23 m 23 m 23 m 23 m
1050 2805 2841 2841 2805 1050 1298 2393 2649 2649 2393 1298
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 23 m 27 m 27 m 27 m 27 m 23 m
1158 2841 2486 2486 2841 1158 1469 2649 2704 2704 2649 1469
18 m 27 m 26 m 26 m 27 m 18 m 23 m 27 m 26 m 26 m 27 m 23 m
1158 2841 2486 2486 2841 1158 1469 2649 2704 2704 2649 1469
18 m 27 m 26 m 26 m 27 m 18 m 23 m 27 m 26 m 26 m 27 m 23 m
1050 2805 2841 2841 2805 1050 1298 2393 2649 2649 2393 1298
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 23 m 27 m 27 m 27 m 27 m 23 m
784 1050 1158 1158 1050 784 879 1298 1469 1469 1298 879
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 23 m 23 m 23 m 23 m 23 m 23 m
LGM1 5M Lmax= 27 m Pmax= 2841 (kN) LGM1 1-5M Lmax= 27 m Pmax= 2704 (kN)

図 3.1.2-26 低層モデルグループ最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－145－
176 2871 3140 172 1012 1406 830 209 7709
3 m 16 m 2 m 1 m 17 m 3 m 10 m 4 m 8 m 2 m 20 m 1 m
2582 9440 5038 5028 9383 2557 9664 2684 4592 1099
16 m 21 m 20 m 19 m 20 m 15 m 20 m 6 m 19 m 10 m
5075 5070 771 9798 9947

19 m 19 m 8 m 20 m 20 m
5075 5079 4843 3015 949 9984

20 m 20 m 19 m 14 m 8 m 20 m 1 m
2574 9441 5056 5066 9499 2600 9341 2814 9861 263 2445
16 m 20 m 20 m 20 m 20 m 16 m 20 m 7 m 20 m 2 m 13 m
175 2870 2592 180 840 1677 2078 1194

3 m 17 m 2 m 2 m 16 m 3 m 9 m 12 m 13 m 9 m
MSM1 1M Lmax= 21 m Pmax= 9499 (kN) MSM1 2m Lmax= 20 m Pmax= 9984 (kN)
209 3727 3976 2493 6747 3139 3963
2 m 17 m 20 m 19 m 20 m 18 m 20 m
3590 9848 1543 10056 975 2380 1082 9112 6003

17 m 20 m 4 m 20 m 8 m 13 m 10 m 20 m 20 m
1561 3481 4283 2569 2664 784 9694 2818

10 m 15 m 17 m 13 m 14 m 10 m 26 m 1 m 18 m
756 4771 2615 10019 5827 7011 10700 784 881 6610
8 m 18 m 13 m 20 m 20 m 20 m 25 m 3 m 8 m 20 m
7999 1749 9962 2895 1311 8655 7120 10252 5450

20 m 11 m 20 m 7 m 4 m 26 m 20 m 26 m 20 m
488 1564 196 7799 6328 784 3659

3 m 11 m 2 m 20 m 22 m 10 m 20 m
MSM1 3m Lmax= 20 m Pmax= 10056 (kN) MSM1 4m Lmax= 26 m Pmax= 10700 (kN)

669 2644 187 1925 2610 172 786 6429 1677 1493
9 m 16 m 2 m 6 m 16 m 2 m 12 m 21 m 13 m 14 m
2710 8927 4699 4705 8925 2697 2384 9950 6554

16 m 20 m 19 m 19 m 20 m 16 m 17 m 21 m 21 m
198 4768 2135 240 4776 941 6706 831 9337 9631 1085
2 m 19 m 5 m 2 m 19 m 9 m 21 m 3 m 21 m 25 m 12 m
639 4767 818 1587 4357 691 6876 1649 9829 7386 988
3 m 19 m 3 m 4 m 18 m 8 m 20 m 5 m 23 m 21 m 5 m
2703 8786 4591 4595 8803 2696 2356 1549 7864

16 m 20 m 19 m 19 m 20 m 16 m 17 m 12 m 23 m
497 2487 2124 1455 2540 485 800 6809 2801 1204 6376 1237
8 m 16 m 7 m 5 m 16 m 3 m 10 m 21 m 17 m 12 m 20 m 15 m
MSM1 5m Lmax= 20 m Pmax= 8927 (kN) MSM1 1-5m Lmax= 25 m Pmax= 9950 (kN)

図 3.1.2-27 中層モデル個別最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－146－
1266 1655 1811 1811 1655 1266
11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
9070 8662 8662 9070 1655 2208 2198 2198 2208 1655
20 m 20 m 20 m 20 m 11 m 12 m 12 m 12 m 12 m 11 m
8662 8662 1811 2198 8987 8987 2198 1811

20 m 20 m 11 m 12 m 20 m 20 m 12 m 11 m
8662 8662 1811 2198 8987 8987 2198 1811

20 m 20 m 11 m 12 m 20 m 20 m 12 m 11 m
9070 8662 8662 9070 1655 2208 2198 2198 2208 1655
20 m 20 m 20 m 20 m 11 m 12 m 12 m 12 m 12 m 11 m
1266 1655 1811 1811 1655 1266

11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
MGM1 1m Lmax= 20 m Pmax= 9070 (kN) MGM1 2m Lmax= 20 m Pmax= 8987 (kN)
2818 4431 5275 5275 4431 2818 1201 1446 1414 1414 1446 1201
20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 5 m 5 m 5 m 5 m 5 m 5 m
4431 1339 1636 1636 1339 4431 1446 7554 7715 7715 7554 1446
20 m 11 m 11 m 11 m 11 m 20 m 5 m 20 m 20 m 20 m 20 m 5 m
5275 1636 5391 5391 1636 5275 1414 7715 1656 1656 7715 1414
20 m 11 m 19 m 19 m 11 m 20 m 5 m 20 m 5 m 5 m 20 m 5 m
5275 1636 5391 5391 1636 5275 1414 7715 1656 1656 7715 1414
20 m 11 m 19 m 19 m 11 m 20 m 5 m 20 m 5 m 5 m 20 m 5 m
4431 1339 1636 1636 1339 4431 1446 7554 7715 7715 7554 1446
20 m 11 m 11 m 11 m 11 m 20 m 5 m 20 m 20 m 20 m 20 m 5 m
2818 4431 5275 5275 4431 2818 1201 1446 1414 1414 1446 1201
20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 20 m 5 m 5 m 5 m 5 m 5 m 5 m
MGM1 3m Lmax= 20 m Pmax= 5391 (kN) MGM1 4m Lmax= 20 m Pmax= 7715 (kN)

784 1050 1158 1158 1050 784 1248 1546 1636 1636 1546 1248
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
1050 2805 2841 2841 2805 1050 1546 4105 4310 4310 4105 1546
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 11 m 17 m 17 m 17 m 17 m 11 m
1158 2841 2486 2486 2841 1158 1636 4310 3600 3600 4310 1636
18 m 27 m 26 m 26 m 27 m 18 m 11 m 17 m 15 m 15 m 17 m 11 m
1158 2841 2486 2486 2841 1158 1636 4310 3600 3600 4310 1636
18 m 27 m 26 m 26 m 27 m 18 m 11 m 17 m 15 m 15 m 17 m 11 m
1050 2805 2841 2841 2805 1050 1546 4105 4310 4310 4105 1546
18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m 11 m 17 m 17 m 17 m 17 m 11 m
784 1050 1158 1158 1050 784 1248 1546 1636 1636 1546 1248
18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m
MGM1 5m Lmax= 27 m Pmax= 2841 (kN) MGM1 1-5m Lmax= 17 m Pmax= 4310 (kN)

図 3.1.2-28 中層モデルグループ最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－147－
5158 3041 350 10176 761 7941 4696 9147 9446 327 9226
19 m 7 m 6 m 21 m 4 m 20 m 12 m 20 m 20 m 6 m 20 m
10152 11715 12517 14539 13804 4192 4321 11289 14007 3055 334
21 m 23 m 25 m 30 m 29 m 18 m 11 m 1 m 24 m 30 m 7 m 6 m
4747 5259 9844 9836 10656 2967 9184 9636 13663 9837 14322 9849
12 m 19 m 21 m 21 m 22 m 8 m 20 m 20 m 30 m 20 m 30 m 20 m
6763 9958 11659 12074 14026 5012 4162 13824 9805 13968 5988 9779
17 m 21 m 26 m 26 m 29 m 12 m 14 m 30 m 20 m 30 m 19 m 20 m
9796 10888 10031 13380 10173 4505 8931 4779 14172 4703 9995 1296
21 m 22 m 20 m 28 m 20 m 15 m 20 m 11 m 30 m 14 m 20 m 4 m
4420 3885 4096 9989 2768 9167 3963 9886 332 8973
16 m 9 m 17 m 20 m 8 m 20 m 17 m 20 m 6 m 20 m
HSM1 1m Lmax= 30 m Pmax= 14539 (kN) HSM1 2m Lmax= 30 m Pmax= 14322 (kN)
1884 7355 7241 7463 7800 236 361 4272 6491 4954 1002
7 m 21 m 20 m 20 m 20 m 6 m 6 m 15 m 16 m 19 m 5 m
7054 9239 10399 11744 10823 9360 4675 13709 13481 12074 13078 8999
20 m 25 m 27 m 30 m 27 m 23 m 18 m 30 m 30 m 27 m 30 m 20 m
7719 11513 10718 11364 11748 6134 8626 12859 11766 9242 10110 307
21 m 30 m 26 m 27 m 28 m 16 m 20 m 30 m 27 m 20 m 22 m 6 m
8288 12219 11394 8892 12811 4497 9953 12819 9544 10840 13505 9411
20 m 30 m 27 m 20 m 30 m 11 m 24 m 30 m 21 m 24 m 30 m 20 m
4626 11991 12553 12341 11947 2757 13520 13210 13666 13726 2852
18 m 27 m 30 m 30 m 28 m 7 m 30 m 29 m 30 m 30 m 7 m
340 9091 8154 11061 4154 2890 327 9814

6 m 21 m 20 m 27 m 17 m 7 m 6 m 20 m
HSM1 3m Lmax= 30 m Pmax= 12811 (kN) HSM1 4m Lmax= 30 m Pmax= 13726 (kN)

5124 8810 9509 345 9963 4423 6446 3137
19 m 20 m 21 m 6 m 21 m 14 m 17 m 10 m
3686 13178 10951 11525 13792 4694 3561 14375 13967 13496 12270 9576
17 m 30 m 24 m 25 m 30 m 18 m 8 m 30 m 30 m 29 m 26 m 21 m
8364 13023 6752 11320 11707 8658 2949 14250 9623 9693 11090
20 m 30 m 16 m 24 m 26 m 20 m 7 m 30 m 20 m 20 m 22 m
8104 12733 10267 1275 13038 8949 1255 11697 11263 10262 13195 371
20 m 30 m 22 m 5 m 30 m 22 m 6 m 25 m 25 m 22 m 27 m 7 m
4503 12292 12690 11399 9038 8700 9806 11647 5999 10174 12427 6257
12 m 30 m 30 m 26 m 20 m 20 m 20 m 24 m 20 m 21 m 25 m 20 m
8211 7972 8239 3874 6860 4414 9905 7356

20 m 20 m 20 m 15 m 16 m 15 m 20 m 17 m
HSM1 5m Lmax= 30 m Pmax= 13792 (kN) HSM1 1-5m Lmax= 30 m Pmax= 14375 (kN)

図 3.1.2-29 高層モデル個別最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－148－
3320 3591 3565 3565 3591 3320 3320 3591 3565 3565 3591 3320
8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m
3591 13508 13148 13148 13508 3591 3591 13508 13148 13148 13508 3591
8 m 27 m 27 m 27 m 27 m 8 m 8 m 27 m 27 m 27 m 27 m 8 m
3565 13148 9667 9667 13148 3565 3565 13148 9667 9667 13148 3565
8 m 27 m 20 m 20 m 27 m 8 m 8 m 27 m 20 m 20 m 27 m 8 m
3565 13148 9667 9667 13148 3565 3565 13148 9667 9667 13148 3565
8 m 27 m 20 m 20 m 27 m 8 m 8 m 27 m 20 m 20 m 27 m 8 m
3591 13508 13148 13148 13508 3591 3591 13508 13148 13148 13508 3591
8 m 27 m 27 m 27 m 27 m 8 m 8 m 27 m 27 m 27 m 27 m 8 m
3320 3591 3565 3565 3591 3320 3320 3591 3565 3565 3591 3320
8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m 8 m
HGM1 1m Lmax= 27 m Pmax= 13508 (kN) HGM1 2m Lmax= 27 m Pmax= 13508 (kN)
3706 4005 4009 4009 4005 3706 4111 4532 4667 4667 4532 4111
9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
4005 12836 12674 12674 12836 4005 4532 12399 12463 12463 12399 4532
9 m 26 m 26 m 26 m 26 m 9 m 18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m
4009 12674 9693 9693 12674 4009 4667 12463 9805 9805 12463 4667
9 m 26 m 20 m 20 m 26 m 9 m 18 m 27 m 21 m 21 m 27 m 18 m
4009 12674 9693 9693 12674 4009 4667 12463 9805 9805 12463 4667
9 m 26 m 20 m 20 m 26 m 9 m 18 m 27 m 21 m 21 m 27 m 18 m
4005 12836 12674 12674 12836 4005 4532 12399 12463 12463 12399 4532
9 m 26 m 26 m 26 m 26 m 9 m 18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m
3706 4005 4009 4009 4005 3706 4111 4532 4667 4667 4532 4111
9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 9 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
HGM1 3m Lmax= 26 m Pmax= 12836 (kN) HGM1 4m Lmax= 27 m Pmax= 12463 (kN)

4428 4787 4853 4853 4787 4428 4234 4665 4800 4800 4665 4234
11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
4787 12259 12378 12378 12259 4787 4665 12946 13105 13105 12946 4665
11 m 25 m 25 m 25 m 25 m 11 m 18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m
4853 12378 7213 7213 12378 4853 4800 13105 6025 6025 13105 4800
11 m 25 m 16 m 16 m 25 m 11 m 18 m 27 m 19 m 19 m 27 m 18 m
4853 12378 7213 7213 12378 4853 4800 13105 6025 6025 13105 4800
11 m 25 m 16 m 16 m 25 m 11 m 18 m 27 m 19 m 19 m 27 m 18 m
4787 12259 12378 12378 12259 4787 4665 12946 13105 13105 12946 4665
11 m 25 m 25 m 25 m 25 m 11 m 18 m 27 m 27 m 27 m 27 m 18 m
4428 4787 4853 4853 4787 4428 4234 4665 4800 4800 4665 4234
11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 11 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m 18 m
HGM1 5m Lmax= 25 m Pmax= 12378 (kN) HGM1 1-5m Lmax= 27 m Pmax= 13105 (kN)

図 3.1.2-30 高層モデルグループ最適化結果（上：軸力 kN，下：杭長 m）
－149－
（５）まとめ
上部荷重の大きさについて３ケース，荷重の分布形について３種類，および地盤について３種類の
ケースについて，杭の長さを各杭個別に最適化する場合と，荷重分布に応じてグルーピングした場合
について最適解を計算した。
その結果，配置については概ね荷重分布に応じた結果となった。一方，杭総長さについては，個別
最適化のほうが短くなる場合と，グループ最適化のほうが短くなる場合が現れた。
ただし，個別最適化とグループ最適化の違いは少なく，設計としてはグループ最適化のほうが受け
入れられやすい結果であったと言える。
解析時のムーブリミットについては，計算効率と精度確保の点から，ステップ数に応じて変化させ
る方法が適していることが確認された。
－150－
3.1.3 パイルド・ラフト基礎の例題と 3 次元 FEM 解析法との比較
本節では，3.1.2 節で実施した杭の最適配置設計結果について，３次元 FEM 解析によりその解析
精度を検証する。
解析対象としては，低層地盤，中層地盤及び高層地盤の等分布荷重のケースとする。
（１）解析モデル
3 次元 FEM モデルは，図 3.1.3-1 に示すように，2.1.2 節で用いたラフト＋地盤モデルに杭要素と
杭と地盤をつなぐ摩擦ばね及び杭先端ばねを追加したものである。
地盤条件，ラフト及び杭，及び荷重条件は 3.1.2 節と同じとし，解析ケースは等分布荷重時のみと
する。
また，地盤の剛性評価は地盤の各要素毎に鉛直方向ひずみ増分に対して式(2.1.1-11)を用いて剛性
低下を考慮する。
格子梁格子梁＋スラブ
40m
80m
80m
杭
図 3.1.3-1 3 次元 FEM 解析モデル
（２）沈下量の比較
図 3.1.3-2 に各ケースの沈下量の分布を比較する。
簡易法と３次元 FEM 解析結果の比較から，中層建物の場合は中央部最大沈下量は両方のケースと
も 20mm と一致している。ただし外周の沈下量は，簡易法の方が大きい傾向がある。これは地盤の
剛性評価が，簡易法の場合は層毎であるのに対して３次元 FEM の場合は３次元的に剛性を変化させ
ていることによるものと考えられる。
低層建物と高層建物の場合は，中央最大沈下量が簡易法では 20mm であるのに対して３次元 FEM
解析では 28mm と大きい結果となっている。この原因として，図 3.1.3-12 の地盤の剛性低下の深さ
方向の比較をみると，中層建物の場合は深さ全体においておおむね一致しているのに対して，低層と
高層の場合は，杭先端以深において３次元 FEM 解析の方が剛性低下率が大きくなっていることによ
るものと考えられる。
－151－
簡易法による最適設計結果３次元FEM解析結果
-13 -15 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -15 -13 -13 -15 -18 -20 -21 -21 -21 -20 -18 -15 -13
-15 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -16 -15 -15 -18 -20 -22 -23 -23 -23 -22 -20 -18 -15
-17 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -18 -20 -22 -24 -25 -25 -25 -24 -22 -20 -18
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -19 -21 -24 -25 -27 -27 -27 -25 -24 -21 -19
-18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18 -20 -22 -25 -26 -28 -28 -28 -26 -24 -22 -20
低
層 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18 -20 -22 -25 -27 -28 -28 -28 -27 -25 -22 -20
建
物 -18 -18 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -18 -20 -22 -24 -26 -27 -28 -27 -26 -24 -22 -20
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -18 -21 -23 -25 -26 -26 -26 -25 -23 -21 -18
-17 -17 -18 -18 -19 -19 -19 -18 -18 -17 -17 -17 -19 -21 -23 -24 -24 -24 -23 -21 -19 -17
-15 -16 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -16 -15 -14 -16 -19 -20 -21 -22 -21 -20 -19 -16 -14
-13 -15 -17 -18 -18 -18 -18 -18 -17 -15 -13 -11 -14 -16 -18 -19 -19 -19 -18 -16 -14 -11
LGM1 Dmax= -20 (mm) LGM1 LGM1

Dmax= -11 (mm)
-18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -7 -9 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -9 -8
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -9 -11 -13 -14 -15 -15 -15 -14 -13 -11 -9
-19 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -19 -11 -13 -14 -16 -17 -17 -17 -16 -14 -13 -11
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -12 -14 -16 -17 -19 -19 -19 -17 -16 -14 -12
-19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -12 -14 -17 -18 -20 -20 -20 -18 -17 -14 -12
中
層 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -12 -15 -17 -19 -20 -20 -20 -19 -17 -15 -12
建
物 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -12 -14 -16 -18 -20 -20 -20 -18 -16 -14 -12
-19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -11 -13 -15 -17 -18 -18 -18 -17 -15 -13 -11
-19 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -19 -10 -12 -14 -15 -16 -16 -16 -15 -14 -12 -10
-18 -18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -18 -8 -10 -12 -13 -14 -14 -14 -13 -12 -10 -8
-18 -18 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -18 -18 -6 -8 -10 -11 -12 -12 -12 -11 -10 -8 -7
MGM1 Dmax= -20 (mm) MGM1 MGM1

Dmax= -6 (mm)
-19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -20 -22 -23 -24 -25 -25 -25 -24 -24 -22 -21
-19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -22 -23 -24 -25 -26 -26 -26 -25 -24 -23 -22
-20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -23 -24 -25 -26 -27 -27 -27 -26 -25 -24 -23
-20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -24 -25 -26 -27 -27 -28 -27 -27 -26 -25 -24
-20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -24 -25 -26 -27 -28 -28 -28 -27 -26 -25 -24
高
層 -20 -20 -19 -19 -19 -20 -19 -19 -19 -20 -20 -24 -25 -26 -27 -28 -28 -28 -27 -26 -25 -24
建
物 -20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -24 -25 -26 -27 -27 -28 -27 -27 -26 -25 -24
-20 -20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -20 -23 -24 -25 -26 -26 -27 -26 -26 -25 -24 -23
-20 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -19 -20 -22 -23 -24 -25 -25 -26 -25 -25 -24 -23 -22
-19 -19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -19 -20 -21 -23 -23 -24 -24 -24 -24 -23 -21 -20
-19 -19 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -20 -19 -19 -18 -20 -21 -22 -23 -23 -23 -22 -21 -20 -18
HGM1 Dmax= -20 (mm) HGM1 HGM1

Dmin= -19 (mm) Dmax= -18 (mm)
Dmin= -28 (mm)
図 3.1.3-2 沈下量分布の比較（単位：mm）
－152－
（３）地盤の剛性低下の比較
図 3.1.3-3～図 3.1.3-11 に 3 次元 FEM 解析における各ケースの杭断面の地盤の剛性低下率（残存
率）を示す。
これらの結果より，いずれのケースもラフト直下の地盤の剛性低下率に対して杭先端近傍の地盤の
剛性低下率の方が大きい傾向がある。
また図 3.1.3-12 には簡易モデルの剛性低下率及びヤング係数，及び３次元 FEM モデルの中央部と
外周部の剛性低下率及びヤング係数の平均値の深さ方向の比較を示す。
これより，高層モデルの深い部分のヤング係数において，３次元 FEM の方が簡易モデルより低下
していることがわかる。
（４）杭頭軸力の比較
図 3.1.3-13 には簡易解析法と３次元 FEM 解析法の杭頭軸力の比較を示す。
これより，低層建物および中層建物では外周部の杭軸力で 10%程度 FEM 解析の方が大きくなって
いるが，中央部の軸力はよく一致している。これは地盤の深さ方向の剛性に違いが少ないことによる
ものと考えられる。
一方，高層建物の場合は，外周部の杭軸力は FEM 解析の方が 20%ほど大きいのに対して，中央部
の杭軸力は FEM 解析の方が 10%～30%程度小さくなっている。これは FEM モデルの方が，杭先端
近傍の地盤の深い部分の剛性低下が大きいためと考えられる。
基礎下端
0.95 0.38 0.20 0.20 0.28 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.28 0.20 0.20 0.38 0.95
1.00 1.00 0.25 0.21 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.21 0.25 1.00 1.00
5.000
1.00 0.66 0.22 0.20 0.21 0.23 0.22 0.22 0.22 0.22 0.23 0.21 0.20 0.22 0.66 1.00
0.87 0.44 0.26 0.22 0.22 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.22 0.22 0.26 0.44 0.87
5 0.67 0.42 0.28 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.28 0.42 0.68
0.58 0.40 0.29 0.24 0.23 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.23 0.24 0.29 0.40 0.58
0.48 0.38 0.31 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.30 0.38 0.48
5.000
0.45 0.33 0.30 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.30 0.33 0.45
0.40 0.31 0.29 0.26 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.26 0.29 0.31 0.40
10 0.38 0.30 0.28 0.26 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.26 0.28 0.30 0.38
0.38 0.29 0.27 0.26 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.26 0.27 0.29 0.38
0.37 0.28 0.27 0.25 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.25 0.27 0.28 0.37
5.000
0.36 0.27 0.26 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.26 0.27 0.36
0.35 0.26 0.25 0.24 0.23 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.23 0.24 0.25 0.26 0.35
15 0.35 0.26 0.24 0.23 0.23 0.23 0.24 0.24 0.24 0.24 0.23 0.23 0.23 0.24 0.26 0.35
0.34 0.25 0.23 0.22 0.23 0.23 0.23 0.20 0.20 0.23 0.23 0.23 0.22 0.23 0.25 0.34
0.34 0.25 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.25 0.34
5.000
0.41 0.33 0.25 0.25 0.25 0.25 0.22 0.22 0.22 0.22 0.25 0.25 0.25 0.25 0.33 0.41
0.42 0.28 0.25 0.24 0.24 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.24 0.24 0.25 0.27 0.42
20 0.42 0.26 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.26 0.41
0.38 0.27 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.27 0.38
0.38 0.26 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.26 0.38
5.000
0.37 0.26 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.26 0.38
0.37 0.26 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.26 0.37
25 0.37 0.26 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.26 0.37
0.37 0.26 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.26 0.37
0.57 0.43 0.35 0.31 0.22 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.22 0.31 0.35 0.42 0.58
5.000
0.58 0.42 0.37 0.28 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.29 0.37 0.42 0.58
0.57 0.43 0.35 0.30 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.30 0.35 0.43 0.58
30 0.60 0.42 0.36 0.28 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.28 0.36 0.42 0.76
0.76 0.44 0.35 0.27 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.27 0.35 0.44 0.77
0.80 0.44 0.35 0.27 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.27 0.35 0.44 0.80
0.82 0.44 0.35 0.27 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.27 0.35 0.44 0.82
0.85 0.45 0.35 0.29 0.24 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.24 0.29 0.35 0.45 0.85
0.88 0.48 0.35 0.29 0.24 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.24 0.29 0.35 0.48 0.88
1.00 0.82 0.64 0.48 0.43 0.40 0.39 0.39 0.39 0.39 0.40 0.43 0.48 0.64 0.82 1.00
1.00 0.82 0.65 0.49 0.43 0.41 0.40 0.39 0.39 0.40 0.41 0.43 0.49 0.65 0.82 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.87 0.79 0.76 0.75 0.75 0.76 0.79 0.87 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.93 0.84 0.79 0.77 0.77 0.79 0.84 0.93 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.96 0.88 0.81 0.79 0.79 0.81 0.88 0.96 1.00 1.00 1.00 1.00
図 3.1.3-3 剛性低下率（低層モデル，ケース LGM1，Y=3.0m）
－153－
基礎下端
1.00 0.46 0.20 0.21 0.28 0.27 0.28 0.27 0.27 0.28 0.27 0.28 0.23 0.20 0.46 1.00
1.00 1.00 0.27 0.22 0.26 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.24 0.27 1.00 1.00
5.000
1.00 0.65 0.25 0.21 0.22 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.22 0.21 0.25 0.68 1.00
0.97 0.51 0.27 0.22 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.22 0.27 0.52 0.98
5 0.77 0.45 0.28 0.23 0.23 0.24 0.23 0.23 0.23 0.23 0.24 0.23 0.23 0.28 0.45 0.78
0.64 0.42 0.29 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.28 0.42 0.65
0.53 0.40 0.29 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.29 0.40 0.54
5.000
0.49 0.39 0.30 0.26 0.25 0.25 0.24 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.26 0.30 0.39 0.49
0.47 0.37 0.31 0.27 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.27 0.30 0.37 0.48
10 0.44 0.36 0.30 0.27 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.27 0.29 0.36 0.45
0.39 0.31 0.29 0.27 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.27 0.30 0.35 0.40
0.39 0.30 0.28 0.27 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.27 0.28 0.30 0.38
5.000
0.38 0.30 0.27 0.26 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.26 0.27 0.30 0.37
0.37 0.28 0.26 0.25 0.24 0.24 0.23 0.24 0.24 0.23 0.24 0.24 0.25 0.27 0.28 0.37
15 0.36 0.27 0.25 0.24 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.23 0.24 0.25 0.27 0.36
0.36 0.26 0.24 0.23 0.23 0.22 0.23 0.23 0.23 0.23 0.22 0.23 0.23 0.24 0.26 0.36
0.36 0.26 0.23 0.23 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.23 0.23 0.26 0.35
5.000
0.45 0.34 0.26 0.26 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.26 0.26 0.34 0.45
0.46 0.33 0.26 0.24 0.25 0.25 0.24 0.21 0.21 0.24 0.25 0.25 0.24 0.25 0.32 0.46
20 0.46 0.31 0.25 0.23 0.24 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.24 0.23 0.25 0.31 0.46
0.44 0.33 0.20 0.20 0.24 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.24 0.20 0.20 0.33 0.44
0.44 0.31 0.21 0.20 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.20 0.21 0.31 0.44
5.000
0.44 0.31 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.31 0.44
0.43 0.30 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.30 0.43
25 0.43 0.28 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.23 0.28 0.43
0.44 0.30 0.24 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.24 0.30 0.44
0.82 0.48 0.37 0.36 0.25 0.25 0.22 0.22 0.22 0.22 0.25 0.25 0.36 0.37 0.48 0.82
5.000
0.86 0.46 0.41 0.31 0.26 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.26 0.31 0.41 0.46 0.86
0.86 0.49 0.40 0.35 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.35 0.40 0.49 0.85
30 0.87 0.48 0.41 0.32 0.24 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.24 0.32 0.41 0.48 0.85
0.87 0.51 0.41 0.32 0.24 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.24 0.32 0.41 0.51 0.88
0.90 0.51 0.41 0.32 0.26 0.24 0.22 0.21 0.21 0.22 0.24 0.26 0.32 0.41 0.51 0.91
0.93 0.52 0.41 0.32 0.27 0.24 0.22 0.22 0.22 0.22 0.24 0.27 0.32 0.41 0.52 0.93
0.95 0.52 0.41 0.32 0.27 0.25 0.24 0.22 0.22 0.24 0.25 0.27 0.32 0.41 0.52 0.95
0.97 0.53 0.41 0.35 0.29 0.26 0.25 0.24 0.24 0.25 0.26 0.29 0.35 0.41 0.53 0.97
1.00 1.00 0.73 0.63 0.49 0.45 0.44 0.43 0.43 0.44 0.45 0.49 0.63 0.73 1.00 1.00
1.00 1.00 0.76 0.64 0.52 0.46 0.44 0.44 0.44 0.44 0.46 0.52 0.64 0.76 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.96 0.89 0.88 0.88 0.89 0.97 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.96 0.94 0.94 0.96 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.98 0.98 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
基礎下端
1.00 0.68 0.32 0.27 0.25 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.25 0.26 0.30 0.66 1.00
1.00 1.00 0.42 0.34 0.31 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.31 0.34 0.41 1.00 1.00
5.000
1.00 0.87 0.35 0.28 0.27 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.27 0.28 0.35 0.90 1.00
1.00 0.69 0.37 0.30 0.28 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.28 0.29 0.37 0.71 1.00
5 0.95 0.60 0.38 0.31 0.29 0.30 0.29 0.29 0.29 0.29 0.30 0.29 0.31 0.38 0.61 0.96
0.79 0.54 0.38 0.31 0.29 0.31 0.30 0.30 0.30 0.30 0.31 0.29 0.31 0.38 0.54 0.80
0.71 0.51 0.41 0.36 0.31 0.32 0.31 0.32 0.32 0.31 0.32 0.31 0.36 0.41 0.52 0.71
5.000
0.60 0.45 0.39 0.36 0.31 0.32 0.31 0.31 0.31 0.31 0.32 0.31 0.36 0.39 0.46 0.60
0.59 0.42 0.38 0.36 0.31 0.32 0.30 0.30 0.30 0.30 0.32 0.31 0.36 0.38 0.42 0.60
10 0.54 0.40 0.36 0.36 0.31 0.30 0.29 0.29 0.29 0.29 0.30 0.31 0.36 0.36 0.41 0.53
0.51 0.40 0.35 0.32 0.30 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.30 0.32 0.36 0.40 0.51
0.50 0.38 0.35 0.32 0.29 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.29 0.32 0.35 0.37 0.49
5.000
0.48 0.36 0.31 0.29 0.28 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.28 0.29 0.31 0.35 0.48
0.45 0.34 0.30 0.28 0.27 0.26 0.25 0.25 0.25 0.25 0.26 0.27 0.28 0.30 0.34 0.45
15 0.45 0.34 0.29 0.27 0.26 0.25 0.25 0.24 0.24 0.25 0.25 0.26 0.27 0.29 0.34 0.45
0.45 0.34 0.28 0.26 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.26 0.28 0.34 0.45
0.40 0.34 0.26 0.24 0.23 0.23 0.22 0.22 0.22 0.22 0.23 0.23 0.24 0.25 0.34 0.40
5.000
0.54 0.44 0.32 0.31 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.31 0.33 0.44 0.53
0.55 0.38 0.32 0.27 0.26 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.26 0.27 0.32 0.38 0.55
20 0.57 0.36 0.32 0.26 0.25 0.23 0.23 0.22 0.22 0.23 0.23 0.25 0.26 0.32 0.36 0.56
0.55 0.41 0.25 0.24 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.24 0.24 0.41 0.55
0.55 0.36 0.27 0.24 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.24 0.26 0.36 0.55
5.000
0.54 0.37 0.27 0.25 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.25 0.27 0.36 0.54
0.54 0.36 0.27 0.25 0.23 0.22 0.21 0.20 0.20 0.21 0.22 0.23 0.25 0.27 0.36 0.54
25 0.55 0.37 0.28 0.25 0.23 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.22 0.23 0.25 0.28 0.37 0.55
0.55 0.36 0.28 0.26 0.24 0.22 0.21 0.20 0.20 0.21 0.22 0.24 0.26 0.28 0.36 0.54
0.97 0.58 0.47 0.43 0.37 0.36 0.35 0.35 0.35 0.35 0.36 0.37 0.43 0.47 0.57 0.97
5.000
1.00 0.57 0.48 0.42 0.41 0.38 0.37 0.37 0.37 0.37 0.38 0.41 0.42 0.48 0.57 1.00
1.00 0.58 0.49 0.44 0.40 0.37 0.36 0.35 0.35 0.36 0.37 0.40 0.44 0.49 0.58 1.00
30 1.00 0.59 0.49 0.44 0.41 0.38 0.37 0.36 0.36 0.37 0.38 0.41 0.44 0.49 0.59 1.00
1.00 0.63 0.50 0.45 0.41 0.38 0.36 0.36 0.36 0.36 0.38 0.41 0.45 0.50 0.63 1.00
1.00 0.83 0.52 0.46 0.42 0.38 0.37 0.36 0.36 0.37 0.38 0.42 0.46 0.52 0.83 1.00
1.00 0.88 0.54 0.47 0.43 0.39 0.37 0.37 0.37 0.37 0.39 0.43 0.47 0.54 0.88 1.00
1.00 0.92 0.57 0.49 0.43 0.39 0.38 0.38 0.38 0.38 0.39 0.43 0.49 0.57 0.92 1.00
1.00 1.00 0.59 0.47 0.44 0.40 0.38 0.37 0.37 0.38 0.40 0.44 0.47 0.59 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.83 0.78 0.72 0.70 0.69 0.69 0.70 0.72 0.78 0.82 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.94 0.79 0.74 0.72 0.71 0.71 0.72 0.74 0.79 0.94 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00
－154－
基礎下端
1.00 0.67 0.25 0.23 0.27 0.26 0.25 0.25 0.25 0.25 0.26 0.27 0.23 0.25 0.68 1.00
1.00 1.00 0.27 0.24 0.26 0.27 0.25 0.25 0.25 0.25 0.27 0.26 0.24 0.28 1.00 1.00
5.000
1.00 0.95 0.29 0.25 0.26 0.27 0.26 0.25 0.25 0.26 0.27 0.26 0.25 0.29 0.95 1.00
1.00 0.68 0.31 0.26 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.26 0.31 0.68 1.00
5 0.86 0.57 0.33 0.27 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.27 0.33 0.57 0.86
0.74 0.51 0.37 0.29 0.27 0.27 0.27 0.26 0.26 0.27 0.27 0.27 0.29 0.37 0.52 0.74
0.65 0.42 0.38 0.29 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.29 0.38 0.42 0.65
5.000
0.43 0.24 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.24 0.43
0.41 0.25 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.25 0.41
10 0.41 0.25 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.25 0.41
0.41 0.24 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.24 0.41
0.41 0.24 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.24 0.41
5.000
0.49 0.33 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.33 0.49
0.42 0.33 0.23 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.24 0.33 0.42
15 0.40 0.25 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.25 0.40
0.50 0.34 0.24 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.24 0.34 0.50
0.50 0.35 0.31 0.27 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.24 0.28 0.31 0.35 0.50
5.000
0.52 0.36 0.31 0.28 0.25 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.25 0.28 0.32 0.35 0.52
0.53 0.36 0.31 0.28 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.27 0.31 0.36 0.53
20 0.83 0.59 0.46 0.39 0.35 0.31 0.30 0.30 0.30 0.30 0.33 0.35 0.38 0.46 0.59 0.83
0.84 0.58 0.47 0.39 0.27 0.26 0.32 0.30 0.30 0.31 0.26 0.27 0.39 0.47 0.58 0.85
0.84 0.59 0.47 0.38 0.28 0.27 0.30 0.30 0.30 0.30 0.27 0.28 0.38 0.47 0.59 0.85
5.000
0.87 0.60 0.47 0.38 0.29 0.28 0.30 0.30 0.30 0.30 0.28 0.29 0.37 0.47 0.60 0.88
0.88 0.61 0.47 0.38 0.31 0.29 0.30 0.30 0.30 0.30 0.29 0.31 0.38 0.47 0.61 0.89
25 0.89 0.62 0.48 0.38 0.31 0.29 0.30 0.30 0.30 0.30 0.29 0.31 0.38 0.48 0.62 0.89
0.90 0.65 0.48 0.40 0.35 0.31 0.30 0.30 0.30 0.30 0.31 0.35 0.40 0.48 0.65 0.90
0.90 0.66 0.50 0.41 0.36 0.32 0.31 0.31 0.31 0.30 0.32 0.36 0.41 0.50 0.65 0.90
5.000
1.00 1.00 0.96 0.78 0.58 0.53 0.54 0.53 0.53 0.54 0.53 0.58 0.78 0.96 1.00 1.00
1.00 1.00 0.95 0.82 0.63 0.55 0.54 0.54 0.54 0.54 0.55 0.63 0.82 0.95 1.00 1.00
30 1.00 1.00 0.94 0.88 0.78 0.63 0.57 0.55 0.55 0.57 0.63 0.78 0.88 0.94 1.00 1.00
1.00 1.00 0.97 0.88 0.84 0.81 0.72 0.61 0.61 0.72 0.81 0.84 0.88 0.97 1.00 1.00
1.00 1.00 0.98 0.90 0.85 0.82 0.79 0.79 0.79 0.79 0.82 0.85 0.90 0.98 1.00 1.00
1.00 1.00 0.99 0.92 0.87 0.83 0.81 0.81 0.81 0.81 0.83 0.87 0.92 0.99 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.93 0.89 0.85 0.83 0.83 0.83 0.83 0.85 0.89 0.93 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.95 0.90 0.87 0.85 0.84 0.84 0.85 0.87 0.90 0.95 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.97 0.92 0.89 0.87 0.86 0.86 0.87 0.89 0.92 0.97 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 0.99 0.94 0.90 0.89 0.88 0.88 0.89 0.90 0.94 0.99 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.95 0.92 0.90 0.90 0.90 0.90 0.92 0.95 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.97 0.94 0.92 0.92 0.92 0.92 0.94 0.97 1.00 1.00 1.00 1.00
1.00 1.00 1.00 1.00 0.99 0.96 0.94 0.94 0.94 0.94 0.96 0.99 1.00 1.00 1.00 1.00
図 3.1.3-6 剛性低下率（中層モデル，ケース MGM1，Y=3.0m）
基礎下端
1.00 0.74 0.27 0.25 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.25 0.27 0.73 1.00
1.00 1.00 0.29 0.25 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.25 0.29 1.00 1.00
5.000
1.00 1.00 0.31 0.26 0.27 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.27 0.26 0.31 1.00 1.00
1.00 0.77 0.33 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.33 0.77 1.00
5 0.96 0.64 0.38 0.29 0.28 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.28 0.29 0.38 0.64 0.97
0.86 0.54 0.39 0.30 0.28 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.28 0.30 0.39 0.54 0.86
0.79 0.45 0.40 0.30 0.29 0.28 0.28 0.27 0.27 0.28 0.28 0.29 0.30 0.40 0.46 0.79
5.000
0.49 0.26 0.25 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.25 0.26 0.49
0.45 0.27 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.27 0.45
10 0.45 0.27 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.27 0.45
0.46 0.26 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.26 0.46
0.45 0.26 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.26 0.45
5.000
0.53 0.37 0.29 0.23 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.23 0.29 0.37 0.54
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5.000
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－155－
基礎下端
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基礎下端
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0.52 0.42 0.36 0.32 0.23 0.21 0.25 0.25 0.25 0.25 0.21 0.23 0.32 0.36 0.42 0.52
0.52 0.42 0.37 0.31 0.25 0.24 0.26 0.25 0.25 0.26 0.24 0.25 0.31 0.37 0.42 0.52
30 0.52 0.42 0.36 0.30 0.26 0.25 0.26 0.26 0.26 0.26 0.25 0.26 0.30 0.36 0.42 0.52
0.52 0.42 0.36 0.31 0.27 0.25 0.26 0.26 0.26 0.26 0.25 0.27 0.31 0.36 0.42 0.52
0.52 0.42 0.36 0.31 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.31 0.36 0.42 0.52
0.52 0.42 0.36 0.31 0.28 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.28 0.31 0.36 0.42 0.52
0.52 0.42 0.37 0.31 0.28 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.28 0.31 0.37 0.42 0.52
0.52 0.42 0.37 0.31 0.29 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.29 0.32 0.37 0.42 0.52
0.52 0.42 0.37 0.33 0.29 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.29 0.33 0.37 0.42 0.52
0.57 0.47 0.41 0.37 0.34 0.31 0.28 0.28 0.28 0.28 0.31 0.34 0.37 0.41 0.47 0.57
0.57 0.47 0.42 0.37 0.34 0.32 0.31 0.29 0.29 0.31 0.32 0.34 0.37 0.42 0.47 0.57
0.57 0.48 0.43 0.38 0.35 0.33 0.32 0.32 0.32 0.32 0.33 0.34 0.38 0.43 0.48 0.57
0.58 0.48 0.43 0.38 0.35 0.33 0.33 0.33 0.33 0.33 0.33 0.35 0.39 0.43 0.48 0.58
図 3.1.3-9 剛性低下率（高層モデル，ケース HGM1，Y=3.0m）
－156－
GL
1.00 0.49 0.21 0.21 0.27 0.28 0.29 0.29 0.29 0.29 0.28 0.27 0.21 0.21 0.49 1.00
1.00 1.00 0.23 0.21 0.26 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.26 0.21 0.23 1.00 1.00
5.000
1.00 0.69 0.26 0.23 0.26 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.26 0.23 0.26 0.69 1.00
0.99 0.52 0.28 0.24 0.27 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.27 0.24 0.28 0.52 0.99
5 0.86 0.42 0.30 0.25 0.27 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.27 0.25 0.30 0.42 0.86
0.50 0.25 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.25 0.50
0.54 0.35 0.23 0.20 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.20 0.23 0.35 0.54
5.000
0.50 0.36 0.27 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.27 0.36 0.50
0.48 0.34 0.27 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.27 0.34 0.48
10 0.43 0.32 0.28 0.23 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.23 0.28 0.32 0.43
0.42 0.31 0.28 0.23 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.23 0.28 0.31 0.43
0.43 0.29 0.25 0.23 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.23 0.25 0.29 0.41
5.000
0.40 0.29 0.25 0.23 0.20 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.20 0.23 0.24 0.29 0.40
0.39 0.30 0.20 0.20 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.20 0.20 0.30 0.39
15 0.39 0.29 0.21 0.20 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.20 0.21 0.29 0.39
0.38 0.29 0.21 0.20 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.20 0.21 0.29 0.38
0.36 0.30 0.21 0.20 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.20 0.21 0.30 0.36
5.000
0.36 0.30 0.22 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.22 0.30 0.36
0.36 0.31 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.22 0.31 0.36
20 0.61 0.49 0.42 0.40 0.26 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.27 0.26 0.40 0.42 0.49 0.61
0.61 0.49 0.43 0.37 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.37 0.43 0.49 0.61
0.61 0.50 0.42 0.38 0.32 0.29 0.29 0.28 0.28 0.29 0.29 0.32 0.37 0.42 0.50 0.61
5.000
0.61 0.50 0.42 0.36 0.35 0.32 0.29 0.29 0.29 0.29 0.32 0.34 0.36 0.42 0.50 0.61
0.55 0.46 0.39 0.33 0.31 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.31 0.33 0.39 0.46 0.55
25 0.55 0.45 0.39 0.33 0.31 0.29 0.29 0.28 0.28 0.29 0.29 0.31 0.33 0.39 0.45 0.55
0.55 0.45 0.39 0.33 0.31 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.31 0.33 0.39 0.45 0.55
0.55 0.45 0.39 0.32 0.32 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.32 0.32 0.39 0.45 0.55
5.000
0.54 0.45 0.39 0.37 0.26 0.25 0.23 0.23 0.23 0.23 0.25 0.26 0.37 0.39 0.45 0.54
0.54 0.45 0.39 0.33 0.27 0.26 0.25 0.24 0.24 0.25 0.26 0.27 0.33 0.39 0.45 0.54
30 0.54 0.45 0.39 0.33 0.28 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.26 0.28 0.33 0.39 0.45 0.54
0.54 0.45 0.39 0.33 0.29 0.27 0.26 0.26 0.26 0.26 0.27 0.29 0.33 0.39 0.45 0.54
0.54 0.45 0.39 0.33 0.29 0.28 0.27 0.27 0.27 0.27 0.28 0.29 0.33 0.39 0.45 0.54
0.54 0.45 0.40 0.35 0.30 0.28 0.28 0.27 0.27 0.28 0.28 0.30 0.35 0.40 0.45 0.54
0.54 0.45 0.40 0.36 0.31 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.31 0.36 0.40 0.45 0.54
0.54 0.45 0.40 0.36 0.32 0.29 0.28 0.28 0.28 0.28 0.29 0.32 0.36 0.40 0.45 0.54
0.55 0.47 0.41 0.37 0.33 0.30 0.29 0.28 0.28 0.29 0.30 0.33 0.37 0.41 0.47 0.55
0.59 0.50 0.44 0.39 0.36 0.35 0.34 0.33 0.33 0.34 0.35 0.37 0.39 0.44 0.50 0.59
0.59 0.50 0.45 0.40 0.37 0.35 0.34 0.34 0.34 0.34 0.35 0.37 0.40 0.45 0.50 0.59
0.60 0.52 0.46 0.43 0.38 0.36 0.34 0.34 0.34 0.34 0.36 0.38 0.43 0.46 0.53 0.61
0.61 0.53 0.47 0.43 0.39 0.37 0.35 0.34 0.34 0.35 0.37 0.39 0.44 0.47 0.53 0.61
基礎下端
1.00 0.66 0.25 0.21 0.22 0.23 0.22 0.23 0.22 0.22 0.23 0.22 0.20 0.25 0.65 1.00
1.00 1.00 0.28 0.23 0.24 0.26 0.25 0.26 0.25 0.25 0.26 0.24 0.23 0.28 1.00 1.00
5.000
1.00 1.00 0.35 0.27 0.27 0.28 0.28 0.28 0.28 0.27 0.28 0.27 0.27 0.35 1.00 1.00
1.00 0.71 0.38 0.29 0.28 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 0.28 0.29 0.38 0.70 1.00
5 1.00 0.56 0.44 0.34 0.34 0.33 0.33 0.35 0.36 0.35 0.34 0.34 0.34 0.44 0.55 1.00
0.64 0.38 0.29 0.21 0.20 0.20 0.21 0.21 0.21 0.21 0.20 0.20 0.21 0.29 0.38 0.63
0.62 0.45 0.33 0.29 0.27 0.27 0.25 0.23 0.23 0.25 0.27 0.27 0.29 0.34 0.45 0.62
5.000
0.61 0.42 0.33 0.29 0.28 0.28 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.27 0.29 0.33 0.42 0.61
0.55 0.40 0.33 0.29 0.27 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.27 0.29 0.33 0.40 0.55
10 0.54 0.39 0.33 0.29 0.27 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.27 0.29 0.33 0.39 0.54
0.51 0.37 0.33 0.29 0.28 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.28 0.29 0.33 0.37 0.51
0.50 0.35 0.34 0.28 0.25 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.24 0.25 0.28 0.34 0.35 0.48
5.000
0.49 0.33 0.35 0.28 0.24 0.23 0.24 0.23 0.23 0.24 0.23 0.24 0.29 0.35 0.33 0.49
0.48 0.34 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.34 0.48
15 0.46 0.34 0.25 0.22 0.21 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.20 0.21 0.21 0.22 0.33 0.47
0.46 0.34 0.26 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.26 0.34 0.45
0.46 0.34 0.27 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.28 0.34 0.46
5.000
0.41 0.33 0.28 0.23 0.22 0.22 0.21 0.21 0.21 0.21 0.22 0.22 0.23 0.29 0.34 0.41
0.41 0.33 0.29 0.24 0.22 0.22 0.21 0.20 0.20 0.21 0.22 0.22 0.24 0.29 0.33 0.41
20 0.72 0.56 0.50 0.47 0.42 0.41 0.40 0.40 0.40 0.40 0.41 0.42 0.47 0.50 0.56 0.72
0.72 0.57 0.50 0.46 0.43 0.41 0.41 0.40 0.40 0.41 0.41 0.43 0.46 0.50 0.57 0.72
0.69 0.57 0.51 0.46 0.42 0.40 0.40 0.40 0.40 0.40 0.40 0.42 0.46 0.51 0.57 0.69
5.000
0.69 0.57 0.50 0.45 0.41 0.39 0.39 0.39 0.39 0.39 0.39 0.41 0.45 0.51 0.57 0.69
0.63 0.52 0.45 0.42 0.39 0.37 0.34 0.33 0.33 0.34 0.37 0.39 0.42 0.45 0.52 0.63
25 0.62 0.52 0.45 0.42 0.38 0.34 0.33 0.33 0.33 0.33 0.34 0.38 0.42 0.45 0.52 0.62
0.61 0.51 0.45 0.41 0.37 0.34 0.33 0.33 0.33 0.33 0.34 0.37 0.41 0.45 0.51 0.61
0.60 0.51 0.45 0.41 0.39 0.36 0.34 0.33 0.33 0.34 0.36 0.39 0.41 0.45 0.51 0.61
5.000
0.59 0.51 0.44 0.41 0.38 0.36 0.33 0.33 0.33 0.33 0.36 0.38 0.41 0.44 0.51 0.60
0.59 0.50 0.45 0.41 0.38 0.36 0.34 0.33 0.33 0.34 0.36 0.38 0.41 0.44 0.51 0.59
30 0.59 0.50 0.44 0.41 0.38 0.36 0.34 0.33 0.33 0.34 0.36 0.38 0.41 0.44 0.50 0.56
0.56 0.50 0.44 0.41 0.38 0.36 0.33 0.32 0.32 0.33 0.36 0.38 0.41 0.44 0.50 0.56
0.56 0.50 0.44 0.41 0.38 0.36 0.33 0.32 0.32 0.33 0.36 0.38 0.41 0.44 0.50 0.56
0.56 0.50 0.44 0.41 0.38 0.36 0.36 0.35 0.35 0.36 0.36 0.38 0.41 0.44 0.50 0.56
0.55 0.50 0.44 0.41 0.39 0.37 0.36 0.36 0.36 0.36 0.37 0.39 0.41 0.44 0.50 0.55
0.55 0.50 0.44 0.41 0.39 0.37 0.36 0.36 0.36 0.36 0.37 0.39 0.41 0.44 0.50 0.55
0.55 0.49 0.45 0.41 0.39 0.38 0.37 0.36 0.36 0.37 0.38 0.39 0.41 0.45 0.50 0.55
0.62 0.55 0.50 0.46 0.43 0.39 0.38 0.38 0.38 0.38 0.39 0.43 0.46 0.50 0.55 0.62
0.62 0.55 0.50 0.46 0.44 0.42 0.39 0.39 0.39 0.39 0.42 0.44 0.46 0.50 0.55 0.63
0.63 0.56 0.50 0.47 0.45 0.43 0.43 0.42 0.42 0.43 0.43 0.45 0.47 0.50 0.56 0.63
0.63 0.56 0.51 0.47 0.45 0.44 0.44 0.43 0.43 0.44 0.45 0.45 0.47 0.51 0.56 0.62
－157－
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10
基礎底からの深さ(m)
-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30
-30
-35 -35
-35
FEM平均値 FEM平均値 FEM平均値
簡易モデル最適化最適化
-40 -40
-40 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 剛性低下率剛性低下率
剛性低下率
中層モデル高層モデル
低層モデル
0 0 0
FEM平均値 FEM平均値
簡易モデル簡易モデル -5
-5 -5
FEM平均値
-10 -10 簡易モデル
-10
-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30
-35 -35 -35
-40 -40
-40 5 10 5 1 10 6 1.5 10 6
0 5 10 5 1 10 6 1.5 10 6 0 1 10 6 2 10 6 3 10 6 0
ヤング係数(kN/m2) ヤング係数(kN/m2) ヤング係数(kN/m2)
高層モデル
低層モデル中層モデル
(a)ケース LGM1 (b)ケース MGM1 (c)ケース HGM1

図 3.1.3-12 剛性低下率及びヤング係数の比較
－158－
簡易法による最適設計結果３次元FEM解析結果
753 989 1085 1085 989 753 873 1069 1173 1173 1071 893
989 2939 2846 2846 2939 989 1107 2638 2795 2794 2634 1092
1085 2846 2435 2435 2846 1085 1206 2771 2410 2409 2766 1200
低
層
建 1085 2846 2435 2435 2846 1085 1200 2755 2398 2398 2751 1194
物
989 2939 2846 2846 2939 989 1090 2577 2731 2732 2575 1075
753 989 1085 1085 989 753 837 1071 1179 1179 1071 847
LGM1 Pmax= 2939 (kN) LGM1 Pmax= 2794 (kN)

Pmin= 753 (kN) Pmin= 837 (kN)
675 836 849 849 836 675 860 1010 1124 1123 1013 889
836 5257 5343 5343 5257 836 1013 5027 5602 5602 5039 995
849 5343 2377 2377 5343 849 1106 5488 2356 2356 5487 1093
中
層 849 5343 2377 2377 5343 849 1100 5431 2344 2343 5418 1087
建
物
836 5257 5343 5343 5257 836 991 4865 5388 5388 4863 976
675 836 849 849 836 675 808 991 1103 1103 995 844
MGM1 Pmax= 5343 (kN) MGM1 Pmax= 5602 (kN)

Pmin= 675 (kN) Pmin= 808 (kN)
2822 3237 3287 3287 3237 2822 5033 3915 3910 3924 3950 5185
3237 14825 14408 14408 14825 3237 4155 12465 12168 12165 12446 4117
3287 14408 7317 7317 14408 3287 4164 12113 5418 5407 12015 4071
高
層
建
物 3287 14408 7317 7317 14408 3287 4192 11961 5378 5368 11865 4054
3237 14825 14408 14408 14825 3237 4099 12012 11741 11736 11987 4052
2822 3237 3287 3287 3237 2822 5071 3985 4033 4035 4015 5233
HGM1 Pmax= 14825 (kN) HGM1 Pmax= 12465 (kN)

Pmin= 2822 (kN) Pmin= 4052 (kN)
図 3.1.3-13 杭頭軸力の比較（単位：kN）
－159－
（５）まとめ
３種類の荷重および地盤の組み合わせについて，杭の最適配置設計の結果を３次元 FEM 解析で検
証した。
その結果，中層建物の場合には，沈下量，杭軸力および地盤の剛性低下についてよく対応した結果
が得られた。一方，低層建物および高層建物については，３次元 FEM 解析の方が沈下量は 20%～
40%程度大きくなった。また，地盤の剛性低下については低層建物と高層建物は深い位置において３
次元 FEM 解析の方が剛性の低下が大きく，沈下量が大きくなった要因となっている。これは３次元
FEM 解析の場合は杭先端付近から荷重が伝達されたことによって深い位置の地盤の剛性低下となっ
て表れているのに対して，簡易解析法ではラフトの荷重による剛性低下しか考慮しないため，深い位
置の剛性低下が反映されていないことによるものと考えられる。
以上のように，杭から地盤に伝達される荷重による地盤の剛性評価を精度よく行うことが重要であ
ることが確認された。
－160－
3.2 実建物によるシミュレーション解析と精度検証
本節では，パイルド・ラフト基礎として設計された建物に本最適設計手法を適用して設計の実
務に対して本設計法がどの程度有用でかつ合理化が図れるのかを検証する。
3.2.1 軟弱地盤における杭長最適化
ここでは本最適設計手法を 2.2 節で紹介した軟弱地盤に建つ RC３階建てのパイルド・ラフト基
礎の実施例に適用してその効果を検証する。
図 3.2.1-1 に建物平面図・杭配置図、図 3.2.1-2 に地盤概要を示す。基礎スラブは t=600mm、
外周壁は t=180mm,杭は PHC 埋込み杭(600φ、L=26m)、平均接地圧は 74kN/m2 である。解析
モデルは基礎スラブ及び壁を等価剛性を有する梁でモデル化し、荷重は節点荷重として作用させ
る。
▽RFL
4700
▽3FL
3600
▽2FL
5600
基礎スラブt=600
▽GL ▽1FL
450
PHC杭600φ
70kN/m2 軸組図 77kN/m2
Y3
P1 P4 P7 P11
壁t=180
P8 P12
10800
P2 P5
Y2 基礎スラブt=600 P9 P13
P3 P6
P10 P14
Y1
X1 X2 X3 X4
11600 2200 11200 4200
１階伏図
図 3.2.1-1 建物概要
－161－
土層　Vs(m/s)
深度 G.L.-(m) 土質名 N　値 qu (kN / m 2 )
(m) 区分 10 30 50 200 400 100 200
F 1.40 埋め土
2.70 細砂
Yu ｼﾙﾄ質
5 細砂
6.55
砂質
10 粘土
12.30
15 PHC杭
Yl 18.50
20 ｼﾙﾄ質
粘土
23.20
25 GL-26.0
27.00
30
砂質粘土
32.00
bl 粘土
35
36.60
btg 粘土質細砂
38.80
40 40.00 砂礫
図 3.2.1-2 地盤概要
最適設計では実建物と比較するため目標沈下量を 15mm とし、杭の初期値は 600φ、初期解と

して L=40m の杭を全節点に配置して①個別最適化した場合と，上部構造及び荷重分布を考慮し
て②列毎最適化した場合，及び③エリア毎のグループ最適化をした場合の特性を比較する。
最適配置設計結果を表 3.2.1-1 に示す。
個別最適化では，杭の総長さは最も短くなったが，配置がランダムとなっており現実的ではな
い。
また短辺方向の列毎に同一長さとした最適化，建物の荷重分布が左半分が右半分より軽量であ
ることを考慮したエリア毎の最適化，さらには実建屋と同じ位置に配置した場合については，杭
の総長さは概ねよく似た傾向があり，荷重分布に一致した杭長さになっている。実建屋では長さ
26m の杭を 14 か所配置しており，杭の総長さは 364ｍである。検討ケースの中ではエリア最適
化が最も現実的で合理的な配置を示しているといえる。
なお，実建物の配置は，設計時に３次元 FEM 解析を繰り返し行い，最大沈下量を 2.0cm 以下，
不同沈下をできるだけ発生させない条件のもとに，左半分には L=24m，右半分には L=26m とい
う配置が最適であったが，最終的には施工性を考慮してすべて L=26m とした。
－162－
表 3.2.1-1 解析結果一覧表
杭長さ(m)，杭頭軸力(kN) 沈下量(mm)
824 922 931 893

26m 26m 26m 26m -12 -13 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -13 -13 -13
942 916
26m 26m -12 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -13
実
833 938
建 26m 26m -12 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13
物
962 959
26m 26m -12 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14
838 952 970 978

26m 26m 26m 26m -12 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -15 -14 -14 -14
杭全長364ｍ
1079 1972 1374 1463 -15 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -13 -13
20 m 29 m 25 m 24 m
-14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13 -13 -13
個 43 -13 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13
別 7m
最 1672 148 913 -13 -13 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14
適 30 m 10 m 20 m
化
169 2184 39 163 2240 275 -12 -12 -13 -13 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14
11 m 30 m 7m 10 m 30 m 12 m
杭全長265m
938 1592 1734 905 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -8 -9 -10 -10 -11

33 m 38 m 39 m 29 m
-8 -8 -8 -8 -8 -8 -9 -9 -10 -11 -12

列
毎 887 1576 1773 1059 -8 -7 -7 -7 -8 -8 -9 -10 -11 -12 -13
33 m 38 39 m 29 m
最 m
適 -7 -7 -7 -7 -8 -8 -9 -10 -12 -13 -14
化
820 1593 1850 1192 -7 -7 -7 -7 -8 -8 -10 -11 -12 -14 -15
33 m 38 m 39 m 29 m
杭全長417m
669 634 582 1128 1030 939

21 m 21 m 21 m 29 m 29 m 29 m -16 -15 -15 -14 -13 -13 -12 -12 -11 -11 -10
-15 -15 -14 -14 -13 -13 -12 -12 -12 -11 -11
エ
655 592 1157 1092
リ 21 m 21m 29 m 29 m -15 -14 -14 -14 -13 -13 -13 -12 -12 -12 -12
ア
最 -15 -14 -14 -13 -13 -13 -13 -13 -13 -13 -13
適
化 606 593 576 1163 1181 1213
21 m 21 m 21 m 29 m 29 m 29 m -14 -14 -14 -13 -13 -13 -13 -13 -14 -14 -14
杭全長400m
887 805 1086 907 -15 -15 -15 -14 -14 -13 -13 -12 -12 -11 -10
24 m 24 m 28m 28 m
1105 984
実 28 m 28 m
-15 -15 -14 -14 -14 -13 -13 -13 -12 -12 -11
建
物 861 817 -15 -14 -14 -14 -14 -13 -13 -13 -13 -13 -12
配 24 m 24 m
置 1132 1124 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -13
最 28m 28 m
適
800 807 1136 1181
化 24 m 24m 28 m 28m
-14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14 -14
杭全長368m
－163－
3.2.2 中間層支持による杭本数最適化
ここでは 2.2 節で示した中間支持層で支持した超高層建物に本最適設計法を適用してその適用
性を検証する。
図 3.2.2-1 及び図 3.2.2-2 に建物概要と地盤概要を示す。杭は PHC 節杭（軸径 800φ，節部径
1000φ）の埋め込み杭である。中間支持層に杭先端を支持させているため，杭径・杭長を一定と
し，柱下部の杭本数を最適化することとする。なお，実建物の杭総本数は 10m×95 本である。
6FL
5FL
4FL
3FL
EXP.J
2FL
N値 Vs(m/s) 一軸圧縮強さ圧密降伏応力
qu(kN/㎡) (kN/㎡)
GL 1FL GL±0m 0 50 0 500 0 500 0 1000
埋土
70
粘性土
B1FL
構築前
-9m -9m 細砂 260 有効上載圧
-10m
ｺﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝｼﾞｮｲﾝﾄ
粘性土 170
-16m
270
-18m 細砂
節杭L=10m -20m 260
低層棟高層棟
250
-26m
-28m
-30m シルト
200
-36m 280
-38m
-40m 420
砂礫
不動点GL-43m 400
層別沈下計：不動点GL-45m
図 3.2.2-1 建物概要及び地盤概要
Y2 Y3 Y4 Y5 Y6 Y7 Y8 Y9 Y10 Y11 Y12
5,900 6,400 6,400 5,900 6,400 7,742.8 6,039.4 7,873.4 6,400 6,400
Y
1
2
Y
7
コンストラクションジョイント
XS1
X
2
B2
6,400
XS2
6,400
XS3
D2 ▲ SA1
6,400
SA2
XS4
▲★
W1
6,400
D1
XS5 低層棟 B1
6,400
XS6 高層棟基準階

6,400
X
3
X3
層別沈下(SA1,SA2) ▲ 土圧(D1,D2) ★ 間隙水圧(W1)
ひずみ(B1,B2) PHC杭1000φ，L=10m
図 3.2.2-2 建物平面図
－164－
最適化は高層棟下部の柱位置に対して個別最適化した場合と，荷重分布を考慮してグループ最
適化した場合とし，設計目標最大沈下量は 30mm とする。また，群杭効果として基礎指針に示さ
れている Whitaker の群杭効率ηを考慮し，地盤のヤング係数の算定は高層棟下部と低層棟下部
の領域毎に行った。
図 3.2.2-3 に荷重分布を示し，図 3.2.2-4 に初期杭本数を示す。
図 3.2.2-5 及び図 3.2.2-6 に個別最適化の結果を，図 3.2.2-7 及び図 3.2.2-8 にグループ最適化の
結果を示す。
個別最適化の方が総杭本数は少なくなっているが，実務で配置する場合はグループ最適化の方
が多少本数が多くても望ましい配置といえる。
1500
2500 3200
3000
2500 3400
2900 2400 2600
2800 2600 3700
2700 4800 2500 3300 2400
4600 2400 3400
2100 3100 3000 1800
3300 4500 3400 1900
3000 2700 3300 1900
2200 4000 3600
3300 2900 4100 0 3100 11000 9000 3600 1800
2400 2800 2600 3100 10000 2000 9700
12000 9200 3400 910
2500 2900 8100 1800 13000
2700 2100
2900 2800 11000 13000 9300
2000 8800 3300
2000 2700 3000 9400 13000
2300 2600 2100
1400 2700 2500
3300 13000
1300 2400 2700 3500 15000 15000
1400 8900 2000
10000 13000
2600
4400 900
2700 4600
890
図 3.2.2-3 荷重分布（kN）
図 3.2.2-4 杭の初期本数(各６本）
－165－
1931
1 2183
6715
85971
2470 5
6
2480
2 7996 8005
7621
2 6 6
6
2625
6449 1810
1819 2
5 1 1725
1
8026 1
3771 4856
6
8282 4
3 1444
6 1835 1
1763
1
1
6422
5
Pmax= 8597 (kN )

Pmin= 1444 (kN )
杭本数72本
図 3.2.2-5 個別最適化による最適杭本数（上段：軸力(kN)，下段：本数）
-15 -13
-17
-19 -18
-19 -19
-18 -19
-15 -17 -17
-14 -22 -20
-23 -23
-22
-15 -17 -18 -20 -21 -22
-26 -28 -28 -28 -26 -24

-28
-16 -18 -20 -22 -23 -25 -27 -28
-30 -29 -27
-29 -26
-17 -19 -21 -22 -24 -26 -29 -30 -28
-30
-26
-30 -29
-17 -19 -20 -22 -24 -27 -29
-24
-30
-29 -26
-16 -18 -19 -21 -23 -26 -28 -29 -22
-28
-26 -22
-15 -16 -17 -19 -21 -24 -26 -28

-26
-22
-14 -14 -15 -16 -18 -21 -25 -26 -24 -22
Dmax= -30 (mm)

Dmin= -13 (mm)
図 3.2.2-6 個別最適化による沈下量分布（単位：mm）
－166－
4858
8459
4
6328
81116 1817
4759 5 1
6 3702
4 7744 1825 3
6209
6 1
5
3666
7636 1781
3
6 1 1561
7946 1
1766 3485
6
8169 3
1 1307
6 1766
3470 13291
1
1727 3 1
1 3527
1287
3
1
3384 1486 1269
3 1 1
Pmax= 8459 (kN )

Pmin= 1269 (kN )
杭本数84本
図 3.2.2-7 グループ最適化による最適杭本数（上段：軸力(kN)，下段：本数）
-15 -12
-16
-18 -18
-19 -19
-18 -19
-15 -17 -17
-13 -21 -19
-23 -22
-22
-14 -17 -18 -20 -21 -22
-26 -27 -28 -27 -25 -23

-28
-16 -18 -20 -21 -23 -25 -27 -28
-29 -27
-29
-29 -26
-17 -19 -21 -22 -24 -26 -29 -30 -29
-30
-27
-31 -30
-17 -19 -20 -22 -24 -27 -30
-25
-30
-30 -27
-16 -18 -19 -21 -23 -26 -29 -29 -23
-29
-28 -23
-15 -16 -17 -19 -21 -24 -26 -28

-27
-23
-13 -14 -15 -16 -18 -21 -24 -26 -24 -23
Dmax= -31 (mm)

Dmin= -12 (mm)
図 3.2.2-8 グループ最適化による沈下量分布（単位：mm）
－167－
1904 2361 3758 2631 3328 2986
3519
3 2 3 4263 2 3 3
3 3
5206 1738
4254
3402 4 1
3 5555
2307 3 4194 1861
5079 5
3 1
2 4
3579
4128 1900
3733 3
3 1 1495
3
4146 1
1884 3546
3
2560 4073 3
1 1289
2 3 1806
3540 13151
1
3221 1655 3 1
3 1 3455
1274
3
1
2993 5054 1422 1253
3 5 1 1
Pmax= 5555 (kN)

Pmin= 1253 (kN)
杭本数95本
図 3.2.2-9 実建物の杭本数および簡易沈下法による杭軸力（上段：軸力(kN)，下段：本数）
-13 -11
-15
-17 -16
-18 -17
-17 -17
-14 -16 -14
-13 -19 -17
-20 -20
-20
-14 -15 -17 -18 -19 -20
-22 -24 -25 -24 -22 -19

-25
-15 -17 -18 -20 -21 -22 -23 -25
-27 -27 -24
-25 -21
-16 -17 -19 -21 -22 -24 -25 -29 -26
-28
-23
-29 -28
-16 -17 -19 -21 -22 -24 -27
-20
-28
-28 -24
-15 -16 -18 -19 -21 -23 -26 -27
-18
-27
-24 -18
-14 -15 -16 -17 -19 -21 -23 -24

-23
-18
-12 -13 -14 -15 -16 -18 -20 -21 -20 -18
Dmax= -29 (mm)

Dmin= -11 (mm)
図 3.2.2-10 実建物の簡易沈下法による沈下量分布（単位：mm）
－168－
（３）まとめ
低層建物の場合は，個別最適化の結果は実務設計にはそのまま適用できない配置となっている。
また，グループ最適化では，列毎のグルーピングより領域毎のグルーピングの方が実務設計とし
ては受け入れられやすい配置となり，実建物と同じ領域毎のグルーピングの場合が杭総長さが最
も短い結果となっている。
中間支持高層建物の場合は，個別最適化とグループ最適化の違いはあまり存在しないが，グル
ープ最適化の方が実務設計において受け入れられやすい配置となっている。
また，扱っている実建物は高層建物のため，地震時の転倒モーメントによる増分軸力を考慮し
て外周部に多く杭を配置させているが，本設計法でも地震時の荷重に対する考慮が必要であると
考えられる。
3.3 まとめ
本節では，前節で提案した簡易解析法を用いて，常時荷重に対するパイルド・ラフト基礎の杭
の最適配置設計法を提案した。提案手法の特徴は，少ない計算時間で精度のよい結果が得られる
点にあり，実務に適した方法といえる。
実務に適用する際の留意点としては，効率化と高精度を同時に達成するためには１回の杭の短
縮長さの上限値であるムーブリミットをステップに応じて変化させることが挙げられる。また，
最終設計結果に近い解を得るためには，荷重分布を考慮した杭長さのグルーピングが重要である
ことが確認された。
－169－
第４章パイルド・ラフト基礎の地震荷重に対する応力解析法
３章では，常時荷重を受けるパイルド・ラフト基礎における杭の最適配置設計について述べた。
本章では，そのようにして設計されたパイルド・ラフト基礎の地震時における挙動の解析法につ
いて述べる。
4.1 パイルド・ラフト基礎の地震荷重に対する応力解析法
図 4.1-1 に水平荷重時の抵抗機構の模式図を，図 4.1-2 に解析モデル図を示す。
（１）モデル化の概要
ラフトに作用する上部構造からの水平力は，ラフトと地盤間の摩擦により地盤にせん断力が伝
達されると同時に，ラフトと剛接合された杭の側面水平地盤反力により負担される。
一般的な杭基礎では，ラフトと地盤は離間しているため，杭頭に水平力が作用したときに発生
する水平変位に対して杭側面の地盤反力により抵抗するため，杭を梁要素でモデル化し，杭側面
に地盤の水平方向抵抗を表わすウィンクラーばねを接続する弾性支承梁モデルが用いられる。
一方，パイルド・ラフト基礎では，ラフトの水平変位に対して，地盤と杭が同時に水平方向に変
形することにより発生する相互作用を考慮する必要がある。
図 4.1-2 に示した解析モデルは，ラフトを格子梁でモデル化し，ラフトからの水平力に対して
抵抗する地盤の土柱せん断ばねを地盤の層に応じてモデル化し，杭の節点と土柱せん断ばねの節
点を水平方向軸ばねで接合することにより，ラフト－杭－地盤間の相互作用を考慮できる。
また，上部構造からの転倒モーメントが作用する場合には，ラフト下部に地盤の鉛直ばね，杭
側面には摩擦ばねおよび杭先端には先端地盤ばねを設けることにより水平力＋転倒モーメントに
対する解析モデルとなる。
（２）モデル化の手順
図 4.1-3 に解析フロ－を示す。手順を以下に示す。
①FEM モデルの構築
ラフトと杭は弾性剛性を有する梁要素でモデル化し，ラフトの鉛直地盤ばねはラフトの各節点
に設置し，杭の側面摩擦ばねおよび先端ばねは杭節点に設置する。地盤の水平せん断抵抗を表わ
す土柱せん断ばねは基礎の中心位置に配置し，杭節点と同一位置に地盤節点を設ける。土柱せん
断ばねの頂点はラフトの各節点と摩擦ばねで接続し，各層の節点と杭節点とは杭側面ばねで接続
する。
②地盤の土柱せん断ばね
地盤の土柱せん断ばねは，半無限弾性体の表面に水平点荷重が作用した時の地中の任意点の水
平変形を求める Cerruti の式を積分することにより，矩形ラフトに一様分布水平荷重が作用した
時の地盤の水平変形を算定し，これを多層地盤に拡張することにより各層のせん断ばねを算定す
る。その際には，各層の地盤のせん断ひずみに応じて地盤のせん断剛性の非線形性を考慮する。
③ ラフトと土柱せん断ばねをつなぐ水平地盤ばね
ラフトの水平ばねは，ラフト底面の摩擦係数をμ=0.5 と仮定し，常時荷重時のラフトの負担荷
重に摩擦係数を乗じた値を最大摩擦力とした完全弾塑性ばねとする。
④ 杭の側面水平地盤ばね
杭側面ばねは，杭が水平力を受けたときに生じる側面地盤へのめり込みを表す局部的なもので，
－170－
基礎指針に示される杭基礎の水平地盤反力係数を用いる。その際用いる地盤のヤング係数は②で
得られた各層のヤング係数とする。杭側面地盤ばねは，ラフトに水平せん断力が作用したときの
杭節点位置の地盤の水平変位及び他の杭の水平反力によって生じる水平変位を考慮した相互作用
ばねである。
⑤ ラフトの鉛直ばねおよび杭側面鉛直ばねは鉛直荷重時と同様の方法による。
M
Q
RR H
RR V
RPH
RP
V
図 4.1-1 水平荷重時の抵抗機構
ラフトの格子梁要素
ラフトの水平ばねラフト鉛直ばね
杭要素
杭摩擦ばね
杭水平ばね
杭先端ばね
地盤の土柱せん断ばね
図 4.1-2 地震時荷重に対するパイルド・ラフト基礎のモデル化
－171－
START
ラフト・杭配置・水平荷重
地盤定数初期値
Cerruti式により地盤水平変位
G G0   関係により剛性低下
 i   i1
 0.05
i
ﾗﾌﾄばね反力地盤剛性E,Gの決定
地盤のせん断ばね杭側面水平・鉛直ばね
FEM解析
 i   i1
 0.05
i
END
図 4.1-3 解析フローチャート
（３）土柱せん断ばねの算定法
ラフトを剛体とし，半無限弾性体の表面に水平点荷重が作用した時の地中の水平変位を計算す
る Cerruti の式を積分し，さらに多層地盤に拡張することにより，矩形ラフトに一様な水平分布
荷重が作用した時のラフト中心とラフト端部の各層の水平変位を計算する。それらを平均して地
盤の各層の水平変形とし，それと作用荷重から各層のせん断ばねを算定する。その際，地盤の各
層のせん断弾性係数は，Vs から求めた初期せん断弾性係数に対して，各層のせん断変形角に応じ
た剛性低下を考慮した収斂計算により算定する。
i)半無限弾性体の表面に水平点荷重が作用した時の地中の水平変位（Cerruti の式：図 4.1-4）
q  x 2  R x 2  
u 1  2  1  2    2 
・・・・・・・・・・・・・・・・(4.1-1)
4 GR  R 
R  z  R  z  

 
ここに， u ：中心軸上の深さ z(m)位置における水平変形

R ：荷重作用点と変位計算点間の距離 R  r 2  z 2 , r  x 2  y 2
G ：地盤のせん断剛性
－172－
ⅱ) 半無限弾性体の表面に矩形一様分布水平荷重が作用した時の中心軸上の水平変位
b a Q  x 2  R x 2 
c  
 b  a 4 GR
 1   1  2    2
dxdy ・・・・・・・・・・・(4.1-2)
 R  z  R  z  
2
 R
ここに，a,b：矩形ラフトの辺長の 1/2
ⅲ) 半無限弾性体の表面に矩形一様分布水平荷重が作用した時の端部の水平変位
b 2a Q  x 2  R x 2 
e    1  2  1  2    2
dxdy ・・・・・・・・・・・(4.1-3)
4 GR  R  R  z  R  z  
b 0

ⅳ) 多層地盤における水平変位（基礎中央と端部の平均水平変位）
・各層の上下面間相対変位
 i    H i1 , i     H i , i  (i  2 ~ n)
・第 i 層のせん断変形角
 i
i 
H i
iV) 第 i 層地盤のせん断剛性低下率
84)
ここでは代表的な土の非線形モデルとして，次式に示す Hardin-Drnevich(HD)モデルを適用
する。
Gi 1
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（4.1-4）
G0 i i
1
 0.5
ここに， Gi ：第 i 層の変形後のせん断弾性係数
G0 i ：第 i 層の変形前のせん断弾性係数
i ：第 i 層のせん断変形角
0 ：基準せん断ひずみ（G/Go=0.5 におけるせん断ひずみ）
砂地盤：0.0010 Q
粘土地盤：0.0018 q
2b
2a
q
q H2
H1 z ES 1 ,  S 1
1
H k 1 ES 2 ,  S 2
 k 1
q Hk
k
R Hn ESk ,  Sk
z 
 k
ESn ,  Sn
図 4.1-4 Cerruti の式
図 4.1-5 多層地盤への拡張
－173－
（４）杭の側面水平地盤ばねの算定法
日本建築学会の建築基礎構造設計指針 22)の杭の水平地盤反力係数 kh を用い，以下のように算定
する。
0.0  y  0.1 : kh  3.16  kh 0


1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4.1-5)
0.1  y : kh  kh 0  y 2
ここに， y ：無次元化水平変異（水平変位量を cm 単位で表したうえでの無次元量）

k h 0 ：基準水平地盤反力係数（水平変位量 y が 1cm 時の水平地盤反力係数）(kN/m3)
3

kh 0    E0  B 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4.1-6)
 ：群杭影響係数（単杭で 1.0）
R R
 6.0 の場合   0.15   0.10
B B
R
 6.0 の場合   1.0
B
R ：杭中心間距離(m)
B ：杭径(m)
E0 ：地盤のヤング係数(kN/m2)
B ：無次元化杭径（杭径を cm で表した無次元数値）
－174－
4.2 ３次元 FEM 解析法との比較による地震荷重時の精度検証
前節に示したパイルド・ラフト基礎の水平荷重時解析法の精度を検証するため，３次元 FEM 解
析と比較する。解析条件は，地盤については 2.1.2 節で用いたラフト解析と同じとし，杭につい
ては 3.1.2 節で実施したパイルド・ラフト基礎の最適設計結果を用いる。
（１）解析条件
・地震荷重はラフト解析で仮定した鉛直荷重 W にベースシヤ係数 CB=0.2 を乗じる。
・ラフト底面の摩擦係数はμ=0.5 とし，各ケースのラフト負担荷重 Wr に摩擦係数を乗じた値を
最大摩擦力とする。
・比較用の３次元 FEM 解析では，地盤をソリッド要素でモデル化し，水平荷重解析によって得
られる各要素のせん断ひずみに対して簡易モデルと同じ剛性低下率を考慮した収斂計算を行う。
また，ラフトの節点と地盤の節点は３方向について剛ばねで結合し，杭は梁要素でモデル化し，
杭節点と地盤要素の節点は簡易モデルと同じ側面水平ばね，鉛直方向摩擦ばねおよび杭の先端地
盤ばねで結合する。
表 4.2-1 解析条件
低層モデル中層モデル高層モデル
鉛直荷重 W(kN) 90000 270000 450000
鉛直時ラフト負担荷重 Wr(kN) 26300(29.2%) 111000(41.1%) 194000(43.1%)
杭負担荷重 Wp(kN) 63700(70.8%) 159000(58.9%) 251000(56.9%)
水平荷重 Q(kN) 18000 54000 90000
地震時
最大摩擦力 F(kN) 13150 55500 97000
（２）解析モデル
図 4.2-1 にラフト＋杭の梁要素の解析モデルを示し，表 4.2-2 に解析モデル一覧を示す。
格子梁＋スラブ
格子梁
40m
80m
80m
杭
図 4.2-1 ラフト＋杭解析モデルパース
－175－
表 4.2-2 解析モデル一覧
30000 30000 30000
P3 P3 P3
30000
30000
30000
P2 P2 P2
P1 P1 P1
－176－
GL 0.0 GL 0.0 GL 0.0
1000
2000
4000
9000
13000
13000
20000
P1
20000
18000
26000
28000
P3
P1
27000
P1 P2 1200 P3
P3
P2 1200
P2 2000
（３）解析結果
①地盤の剛性低下率の比較
図 4.2-2 に FEM モデルと簡易モデルの水平荷重時剛性低下率分布を示す。また，図 4.2-3～図 4.2-5
に３次元 FEM モデルにおける中央断面の剛性低下率分布コンター図を示す。
基礎底-10m 程度までの浅い部分では FEM モデルと簡易モデルの剛性に違いがある。
FEM解析 FEM解析 FEM解析

簡易モデル簡易モデル
簡易モデル
0 0
0
-5 -5
-5
-10 -10
-10
-15 -15
-15
-20 -20
-20
-25 -25 -25
-30 -30
-30
-35 -35 -35
-40 -40 -40

0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1
剛性低下率剛性低下率剛性低下率
図 4.2-2 地盤の剛性低下率
－177－
GL
5.000 0.98 1.00 0.85 0.83 0.89 0.89 0.90 0.91 0.91 0.90 0.89 0.89 0.83 0.85 1.00 0.98
0.98 0.93 0.89 0.92 0.88 0.91 0.91 0.91 0.91 0.91 0.91 0.88 0.92 0.89 0.93 0.98
0.90 0.81 0.76 0.80 0.76 0.74 0.76 0.75 0.75 0.76 0.74 0.76 0.80 0.76 0.81 0.90
0.88 0.81 0.79 0.82 0.79 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.79 0.82 0.79 0.81 0.88
5 0.86 0.80 0.80 0.82 0.79 0.76 0.75 0.75 0.75 0.75 0.76 0.79 0.82 0.80 0.80 0.86
0.85 0.81 0.80 0.81 0.80 0.76 0.75 0.75 0.75 0.75 0.76 0.80 0.81 0.80 0.81 0.85
5.000
0.83 0.80 0.80 0.80 0.79 0.75 0.74 0.73 0.73 0.74 0.75 0.79 0.80 0.80 0.80 0.83
0.90 0.88 0.88 0.88 0.88 0.86 0.86 0.85 0.85 0.86 0.86 0.88 0.88 0.88 0.88 0.90
0.89 0.88 0.88 0.89 0.88 0.87 0.86 0.86 0.86 0.86 0.87 0.88 0.89 0.88 0.88 0.89
10 0.89 0.88 0.89 0.89 0.88 0.87 0.86 0.86 0.86 0.86 0.87 0.88 0.89 0.89 0.88 0.89
0.89 0.88 0.89 0.89 0.89 0.87 0.87 0.86 0.86 0.87 0.87 0.89 0.89 0.89 0.88 0.89
5.000
0.89 0.89 0.89 0.89 0.89 0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.88 0.89 0.89 0.89 0.89 0.89
0.89 0.89 0.89 0.90 0.89 0.88 0.88 0.87 0.87 0.88 0.88 0.89 0.90 0.89 0.89 0.89
0.89 0.89 0.89 0.90 0.90 0.89 0.88 0.88 0.88 0.88 0.89 0.90 0.90 0.89 0.89 0.89
15 0.89 0.89 0.89 0.90 0.90 0.89 0.89 0.88 0.88 0.89 0.89 0.90 0.90 0.89 0.89 0.89
0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.89 0.89 0.89 0.89 0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.89 0.89
5.000
0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.90 0.89 0.89 0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.90 0.89 0.89
0.92 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.92 0.92 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.92
0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93
20 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93
0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
5.000
0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
25 0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93
5.000
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
30 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98
0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98
0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99
0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99
0.99 0.99 0.99 0.99 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 0.99 0.99 0.99 0.99
図 4.2-3 低層モデル地盤の剛性低下率分布
GL
0.99 1.00 0.89 0.84 0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.89 0.84 0.89 1.00 0.99
5.000
0.99 0.95 0.90 0.90 0.88 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.88 0.90 0.90 0.95 0.99
0.97 0.94 0.91 0.91 0.89 0.89 0.90 0.90 0.90 0.90 0.89 0.89 0.91 0.91 0.94 0.97
0.96 0.93 0.92 0.92 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.92 0.92 0.93 0.96
5 0.96 0.93 0.93 0.93 0.91 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.91 0.93 0.93 0.93 0.96
0.95 0.94 0.93 0.94 0.92 0.91 0.90 0.90 0.90 0.90 0.91 0.92 0.94 0.93 0.94 0.95
5.000
0.95 0.94 0.94 0.94 0.93 0.92 0.91 0.91 0.91 0.91 0.92 0.93 0.94 0.94 0.94 0.95
0.95 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.92 0.92 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.95
0.95 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.95
10 0.95 0.94 0.95 0.95 0.94 0.94 0.93 0.93 0.93 0.93 0.94 0.94 0.95 0.95 0.94 0.95
0.95 0.94 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94 0.93 0.93 0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.94 0.95
5.000
0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95
0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96
0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96
15 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95
0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96
5.000
0.96 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.96
0.96 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.96
0.96 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.96
20 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
5.000
0.96 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.96
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
25 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
5.000
0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97 0.97
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
30 0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98 0.98
0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98
0.98 0.98 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.99 0.98 0.98
6.000 6.000 6.000 6.000 6.000
1 2 3 4 5 6
図 4.2-4 中層モデル地盤の剛性低下率分布
－178－
GL
0.98 1.00 0.85 0.79 0.86 0.87 0.88 0.88 0.88 0.88 0.87 0.86 0.79 0.85 1.00 0.98
5.000
0.98 0.93 0.87 0.86 0.85 0.87 0.87 0.88 0.88 0.87 0.87 0.85 0.86 0.87 0.93 0.98
0.95 0.90 0.88 0.88 0.86 0.86 0.87 0.87 0.87 0.87 0.86 0.86 0.88 0.88 0.90 0.95
0.94 0.89 0.88 0.89 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.89 0.88 0.89 0.94
5 0.93 0.89 0.89 0.89 0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.88 0.89 0.89 0.89 0.93
0.92 0.90 0.91 0.91 0.90 0.89 0.89 0.89 0.89 0.89 0.89 0.90 0.91 0.91 0.90 0.92
5.000
0.88 0.85 0.86 0.86 0.85 0.84 0.83 0.83 0.83 0.83 0.84 0.85 0.86 0.86 0.85 0.88
0.87 0.85 0.86 0.86 0.86 0.84 0.84 0.83 0.83 0.84 0.84 0.86 0.86 0.86 0.85 0.87
0.87 0.86 0.86 0.87 0.86 0.85 0.84 0.84 0.84 0.84 0.85 0.86 0.87 0.86 0.86 0.87
10 0.87 0.86 0.87 0.87 0.86 0.85 0.85 0.84 0.84 0.85 0.85 0.86 0.87 0.87 0.86 0.87
0.87 0.86 0.87 0.87 0.87 0.86 0.85 0.85 0.85 0.85 0.86 0.87 0.87 0.87 0.86 0.87
5.000
0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.86 0.86 0.85 0.85 0.86 0.86 0.87 0.87 0.87 0.87 0.88
0.87 0.87 0.87 0.88 0.87 0.87 0.86 0.86 0.86 0.86 0.87 0.87 0.88 0.87 0.87 0.87
0.87 0.87 0.88 0.89 0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.87 0.88 0.89 0.88 0.87 0.87
15 0.88 0.88 0.88 0.89 0.88 0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.88 0.88 0.89 0.88 0.88 0.88
0.88 0.88 0.88 0.89 0.89 0.88 0.88 0.87 0.87 0.88 0.88 0.89 0.89 0.88 0.88 0.88
5.000
0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94
0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94
0.93 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.94 0.93
20 0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
5.000
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94 0.94
25 0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
5.000
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
30 0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.94 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.94
0.95 0.95 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95
0.95 0.95 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95
0.95 0.95 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95
0.95 0.95 0.95 0.95 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95
6.000 6.000 6.000 6.000 6.000
1 2 3 4 5 6
図 4.2-5 高層モデル地盤の剛性低下率分布
－179－
②杭の水平変位の比較
図 4.2-6 に杭の水平変位の比較を示す。
各モデルとも簡易モデルのほうが変形が若干大きいが，杭全長にわたって FEM モデルと簡易モデルの
変位分布は概ね一致している。
FEM解析 FEM解析
FEM解析
簡易モデル簡易モデル
簡易モデル
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30

0 2 4 6 8 10 0 1 2 3 4 5 0 2 4 6 8
水平変位(mm) 水平変位(mm) 水平変位(mm)
図 4.2-6 杭の水平変位
－180－
③杭の曲げモーメントの比較
図 4.2-4 に杭の曲げモーメント分布を示す。低層モデルと高層モデルでは簡易モデルのほうが若干
曲げモーメントが大きいが，杭全長にわたって FEM モデルと簡易モデルは概ね一致している。
FEM解析 FEM解析 FEM解析

簡易モデル簡易モデル簡易モデル
0 0 0
-5 -5 -5
-10 -10 -10

-15 -15 -15
-20 -20 -20
-25 -25 -25
-30 -30 -30

-1000 -500 0 500 1000 -1000 -500 0
500 1000 -1000 01000 2000 3000
M(kNm) M(kNm) M(kNm)
図 4.2-7 杭の曲げモーメント
－181－
④杭の応力検討
図 4.2-8 に低層および中層モデルで仮定した PHC 埋め込み杭の短期許容耐力と，簡易モデル解析
で得られた杭頭応力の比較を示す。
また図 4.2-9 には高層モデルで仮定した RC 場所打ち杭の短期許容耐力と，簡易モデル解析で得ら
れた杭頭応力の比較を示す。
この結果より，いずれのケースも杭応力は許容耐力以内に収まっている。
4000
短期許容耐力
低層モデル
中層モデル
曲げモーメント(KnM)
3000
2000
1000
0
-10000 -5000 0 5000 10000 15000 20000 25000 30000
軸力(Kn)
図 4.2-8 PHC 杭(C 種 1200φ)の応力と耐力の比較
1.4 104
短期許容耐力
1.2 104 高層モデル
1 104
曲げモーメント(kNm)
8000
6000
4000
2000
0
-20000 0 20000 40000 60000 80000
軸力(kN)
図 4.2-9 RC 場所打ち杭(2000φ,28-D35,SD390,Fc30)の応力と耐力の比較
－182－
⑤水平力の分担率
表 4.2-3 に FEM モデルと簡易モデルのラフトと杭の水平力の分担率の比較を示す。
ラフト負担力と最大摩擦力の比較では，低層モデルのみ若干ラフト負担力が最大摩擦力を超えてい
るが，中層，高層モデルでは最大摩擦力のほうが大きく，ラフトは滑らない。
また，ラフトと杭の負担率については，簡易モデルのほうが FEM モデルに比べてラフト負担力が
大きい傾向がある。
表 4.2-3 水平力の分担（単位：kN)

解析モデル水平荷重最大摩擦力ラフト負担力杭負担力
FEM 11900(66.1%) 6140(33.9%)
低層 18000 13150
簡易 13390(74.4%) 4610(25.6%)
FEM 42700(79.1%) 11300(20.9%)
中層 54000 55500
簡易 48540(90.0%) 5460(10.0%)
FEM 58700(65.2%) 31300(34.8%)
高層 90000 97000
簡易 68680(76.3%) 21320(23.7%)
4.3 まとめ
本節では，パイルド・ラフトの地震時水平荷重に対する解析法について示した。
パイルド・ラフト基礎で常時荷重のラフト負担率の大きい場合には，地震時水平荷重は直接基礎と
同様に地盤に直接伝達されるため，地震時で杭が決まるケースは少ない。従って，本論文では杭配置
は常時荷重で決定し，決定された杭配置に対して地震荷重時応力解析を実施して杭応力を検証する方
法を採用している。
パイルド・ラフト基礎の地震時水平荷重に対するモデル化では，ラフト－杭－地盤の相互作用につ
いて，地盤をせん断土柱モデルとして扱うことにより，解析モデルも比較的容易に作成可能であり，
かつ地盤の剛性低下を適切に考慮できることを確認した。
－183－
第５章結論
5.1 研究成果のまとめ
本論文では，これまで最適化手法がほとんど導入されていない建築基礎構造の分野において，
パイルド・ラフト基礎を対象として杭配置決定までの構造設計者・技術者の負荷を低減すること
を目的として、ハイブリッド応力解析法を用いた簡易沈下解析法と，杭の配置と長さを合理的に
決定する最適設計の手法を組み合わせた解析法を提案した。また，提案された手法の妥当性を示
すために，実建物に対する FEM 解析及び沈下計測結果との比較を行い，その精度および妥当性
を明らかにした。得られた主な成果は以下の通りである。
（１）パイルド・ラフト基礎に対して，地盤の応力－ひずみ関係における非線形特性を考慮して
ラフト－杭－地盤の相互作用を組み込んだ沈下解析法を展開した。この方法の特徴は，ラフ
トの鉛直地盤ばね及び杭の鉛直ばねにウインクラーばねを用いることにより，FEM 解析の
自由度を小さくできかつ解析精度を確保できる点にあり，特に感度解析で FEM 解析を多数
回繰り返す場合に計算時間を大きく短縮できることにある。
（２）上記沈下解析法を用いて，沈下量がある制限値以下で杭のコストを最小にする杭の配置と
長さを決定する最適設計手法を提案した。具体的には，杭長に関する大ステップ数値感度解
析と逐次線形計画法を有効に組み合わせた新しい方法を考案し、杭の最適な配置と長さを決
定する方法を提案した。この大ステップ数値感度解析は，杭の実施工の観点からも的を得た
実用的な解析法であるといえる。
（３）パイルド・ラフト基礎の地震荷重に対するハイブリッド応力解析法は，第２章で示した鉛
直方向荷重に対するハイブリッド応力解析法に，土柱せん断ばねと水平方向せん断力に抵抗
するラフトの水平ばね，及び杭側面の水平ばねを追加することにより構築できる。
（４）実建物に対する FEM 解析及び沈下計測結果との比較を通じて、本提案沈下解析法は十分
な精度を有することを明らかにした。また，最適設計されたパイルド・ラフト基礎について
もその有効性が明らかとなり，十分な精度を有することを明らかにした。
5.2 今後の課題
本論文で示した簡易沈下解析法は，実務における負荷を極力低減することを目的として展開し
ている。従って，ハイブリッド応力解析法においてすべての相互作用を考慮したわけではなく，
杭－杭間の相互作用が大きくない場合を想定して定式化している。また，今後需要が増すと予想
される杭の軸力負担の大きい場合や，地震時の軸力変動の大きい超高層建物への適用，さらには，
常時荷重時と地震時の両方に同時に適用できる地盤の剛性評価法などが今後の課題として挙げら
れる。
－184－
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謝辞
本論文は，筆者が平成１７年に京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻の博士後期課程に
編入し，京都大学教授竹脇出先生の終始暖かい励ましと懇切丁寧なご指導のもとにまとめたもの
です。ここに謹んで厚く御礼申し上げます。
筆者がパイルド・ラフト基礎の最適設計を研究するきっかけとなったのは，平成１２年に清水
建設株式会社設計本部在籍中に，同社の技術研究所内の音響実験棟をパイルド・ラフト基礎で設
計した時の経験からでした。
それは，本論文の第２章及び第３章で実測例及び最適設計例として取り上げているＲＣ３階建
ての建物です。この小規模な建物の１４本の杭の長さと配置を決定するために，筆者がすでに地
盤の非線形剛性評価法を開発して３次元 FEM に適用していたことから，その手法に杭を追加して
３次元 FEM で解析することを考え，さまざまな配置案から最終的な杭配置と長さを決定するため
に約２週間を費やすことになりました。通常この規模の建物の基礎設計に与えられる時間は１日
程度ですが，パイルド・ラフト基礎の場合は何度も杭のモデルを変えては解析することの繰り返
しで非常に手間がかかるものでした。さらにたとえ設計目標沈下量を満足してもその解が本当に
最適解なのか確認する方法がありませんでした。この苦い経験から，その当時将来の合理的な基
礎構造として有望視されていたパイルド・ラフト基礎の設計で，設計者の手間を低減でき，得ら
れた結果が最適解であると保証される最適設計の手法が必須であると考えて研究をスタートさせ
ました。最初は基礎のすべての節点に杭を配置して個別に最適化するコンピューター任せの方法
を適用しましたが，得られた結果は配置と長さに規則性がなく，いくら最適解と言われても直感
的に受け入れられない配置でした。その後は荷重分布に応じたグルーピングをすることによって
それほど物量を増やすことなく，設計者に受け入れられる解を出すことができるようになり，や
はり設計実務では配置の方向性くらいは設計者が示すことが結果的には時間と労力の節約になる
ことを学びました。
本研究にあたりまして清水建設設計部時代に多数の超高層建物の沈下解析でご指導いただきま
した清水建設技術研究所の玉置克之前所長補佐，桂豊副所長，磯田和彦主任研究員並びに地盤基
礎グループの真野英之グループ長，堀田洋之主任研究員及び地盤改良技術でご指導いただきまし
た浅香美治副主任研究員に深く感謝申し上げます。
また，清水建設設計本部の割田正雄本部長には快く社会人博士課程への編入を認めていただき
ました。ここに心から感謝申し上げます。
論文審査を通じまして，ご指導いただきました京都大学上谷宏二教授，田村修次准教授に深甚
の謝意を表します。
本研究は清水建設（株）入社以来，原子力設計部，設計本部及び技術研究所において構造設計
及び現場の施工時構造支援業務を通じて筆者が学ばせていただいた数多くの経験を通じて完成さ
せたものであります。重ねて関係各位に感謝の意を表します。
平成２２年１０月中西啓二
－190－

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パイルド・ラフト基礎の常時及び地震時の挙動と杭の最

Title 適配置設計に関する研究( Dissertation_全文 )

Citation Kyoto University (京都大学)

Issue Date 2011-01-24

Type Thesis or Dissertation

(a) 直接基礎 (b) パイルド・ラフト基礎 (c) 杭基礎

水平力 水平力 水平力

底面摩擦力 杭頭せん断力 杭頭せん断力

(a) 直接基礎 (b) パイルド・ラフト基礎 (c) 杭基礎

図 1.2.1-2 構築時のヤング係数比と鉛直ひずみの関係 26)

図 1.2.2-2 ３次元 FEM 解析例（等価線形化を用いた施工時解析）12)

法で，図 1.2.2-4 に示すように，ラフトおよび杭を FEM でモデル化し，ラフト－ラフト間，ラフ

松尾・山肩らのモデル 28) 真島・長尾らのモデル 29) 土屋・永井らのモデル 30)

図 1.2.3-1 水平力を受けるハイブリッド解析法 56)

図 1.2.3-3 ハイブリッド解析法 62)

ハイブリッド解析法 59) ハイブリッド簡易法 60)

E0i  2 1   i    i Vsi2 / g ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2.1.1-1)

ここに、 I S  H k , Sk  ： 層厚 H k 、ポアソン比 Sk の地盤における沈下係数

Steinbrenner の変位解により wave に対す

sij ：j 点に荷重が作用したときの i 点の地表面沈下量(m)で Boussinesq 解より求める

b)有限厚さ H の地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-9 参照）

b)有限厚さ H の地盤の地表面における沈下量 So（図 2.1.1-12 参照）

 S11  Si1  S n1 

ここに， Sij ： 格子点 j に単位荷重が作用したときの格子点 i の地表面における沈下量

ii) 沈下ばねマトリックス（剛性マトリックス）  S0  の作成

単位荷重に対する沈下マトリックス  S0  の逆マトリックス  S0  を求める。このマトリックス

iii) FEM 解析モデルへの組み込み

P   B  S0   U

ここに， P ：節点荷重ベクトル

地盤層数 弾性・弾塑性 建物規模 荷重分布 ケース名

(m) 区分 名 10 30 50 200 400

To-c 砂質粘土 17.0

注）１層地盤の場合も解析では同一ヤング係数で 1.0m×40 層の分割とする。

1.0 1.0 2 6.0 17.5 150 0.45 1.16E+05

1.0 1.0 50 0.0 18.0 370 0.35 6.78E+05

30m 30m 30m

図 2.1.2-3 ３次元 FEM モデル

図 2.1.2-5 解析結果(１層・弾性・低層・等分布，ケース LE11)

図 2.1.2-6 解析結果（１層・弾性・低層・中央集中，ケース LE12)

図 2.1.2-7 解析結果（１層・弾性・低層・側集中，ケース LE13)

-7 -8 -9 -10 -10 -10 -10 -10 -9 -8 -7

-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

-8 -10 -11 -12 -12 -12 -12 -12 -11 -9 -8

-9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

-9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

量 -9 -10 -11 -12 -13 -13 -13 -12 -11 -10 -9

-8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -11 -10 -9 -8

Elastic 1-Layers Dmax= -6 (mm) Sogo-E-1-Lay ME1

図 2.1.2-8 解析結果（１層・弾性・中層・等分布，ケース ME11)

図 2.1.2-9 解析結果（１層・弾性・中層・中央集中，ケース ME12)

-5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -8

-5 -7 -8 -9 -10 -10 -11 -11 -10 -9 -8

下 -6 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -9

量 -6 -7 -8 -9 -10 -11 -11 -11 -11 -10 -8

-5 -6 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -9 -8 -8

Elastic 1-Layers Dmax= -4 (mm) Kanni E 1-Lay ME3

Kanni E 1-Lay ME3 Pmax= -564 (kN/m2)

図 2.1.2-10 解析結果（１層・弾性・中層・側集中，ケース ME13)

-7 -8 -8 -9 -9 -9 -9 -9 -8 -8 -7 -8 -9 -10 -10 -10 -11 -10 -10 -10 -9 -8

水平力水平力水平力

底面摩擦力杭頭せん断力杭頭せん断力

ここに、 I S  H k , Sk  ：層厚 H k 、ポアソン比 Sk の地盤における沈下係数

ここに， Sij ：格子点 j に単位荷重が作用したときの格子点 i の地表面における沈下量

地盤層数弾性・弾塑性建物規模荷重分布ケース名

(m) 区分名 10 30 50 200 400