Download as pdf or txt
Download as pdf or txt
You are on page 1of 3

この度はファイルメーカー社製品をご購入頂き、誠にありがとうございます。 2002 年 8 月 1 2 日

ODBC ReadMe ファイルメーカーPro

1. ファイルメーカードライバについて
2. サポートされている接続とステートメントの数について
3. データ型について
4. ファイル DSN を使用したデータソースへの接続について

1. ファイルメーカードライバについて

ファイルメーカードライバはファイルメーカーPro Windows 版をサポートします。ドライバのファイル名は、


FMFMP50.DLL です。

2. サポートされている接続とステートメントの数について

ファイルメーカーのファイルは単一の接続を、また、各接続毎に複数のステートメントをサポートします。

3. データ型について

次の表は、ファイルメーカーのフィールドタイプと 標準 ODBC データ型との対応関係を示しています。

ファイルメーカー ODBC デ ー タ 型
テキスト SQL_VARCHAR
数字 SQL_DOUBLE*
日付 SQL_DATE*
時刻 SQL_TIME*
オブジェクト (Blob) SQL_LONGVARBINARY

* ファイルメーカーの数字、日付、および時刻フィールドの値は、ドライバセットアップダイアログボックスで、
[数字、日付、および時刻をテキストとして扱う] オプションを指定することにより、SQL_VARCHAR に変換す
ることができます。

4. ファイル DSN を使用したデータソースへの接続について

アプリケーションから、ファイル DSN を使用してデータソースに接続する場合、[ファイル データ ソース作


成の詳細設定] ダイアログボックスで、属性と値を対で指定する(属性=値)ことにより、システム情報にある
初期設定値を上書きすることができます。ただし、指定した情報は、システム情報の接続情報に優先するだけで、
実際にシステム情報に書き込まれることはありません。
次の表は、各種属性のフルネームと略号(カッコ内)、また、属性の内容を一覧で示したものです。
この表では、属性によってはデフォルト値が示されていることがあります。この値は初期値で、接続文字列中で
属性の値を指定しなかった場合、この初期値が使われます。また、その属性の値がシステム情報で指定されてい
ない場合も、この初期値が使われます。なお、データソースの設定時、設定ダイアログボックスで属性の値を指
定したときは、その値がデフォルト値として使われます。

ApplicationUsingThreads (AUT) [ ス レ ッ ド の 使 用 ]
値として、0 または 1 を指定することができます。マルチスレッドのアプリケーションでドライバが使用可能
になります。デフォルト値は「1」で、マルチスレッド可能です。シングルスレッドのアプリケーションでドラ
イバを使用する場合は、マルチスレッドに対応する処理を行うオーバーヘッドを避けるために、値に「0」を指
定します。

DataSourceName (DSN) [ デ ー タ ソ ー ス 名 ]
ODBC レジストリエントリ内のデータソースを特定するための文字列。

FileChunkSize (FCS) [ フ ェ ッ チ す る 行 数 ]
ドライバが前方へスクロールする際に、ファイルメーカーPro API に対してフェッチ要求する行の数を表す整数
値。大きな値を指定すると、ドライバとファイルメーカーとの間でのプロセス間呼び出しの回数が減少します。
ただし、値が大きすぎると、各フェッチ要求を処理する時間が長くなり、より多くのメモリが必要となる場合が
あります。

FileOpenCache (FOC) [ フ ァ イ ル オ ー プ ン キ ャ ッ シ ュ ]
キャッシュに保存する最大のファイルハンドルの数を表す整数値。例えば、[FileOpenCache=4] と指定した場合、
ユーザが4つのファイルを開いて閉じた後も、ファイルは実際には閉じられません。もし、別のクエリーが 4 つ
のいずれかのファイルを使用する場合に、再度ファイルを開く処理を行う必要をなくすために、ドライバはそれ
らのファイルを開いた状態にしておきます。ファイルオープンキャッシュを指定する利点は、パフォーマンスの
向上です。ただし、あるユーザがファイルを排他的に開こうとした際に、別のユーザがそのファイルを開いてい
ないにもかかわらず、ロックの競合が発生する可能性があるという欠点もあります。デフォルト値は「0」です。

I n t l S o r t ( I S ) [ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ソ ー ト ]
値として、「0」または「1」を指定することができます。この属性により、ORDER BY 句がある SELECT ス
テートメントが実行された場合のレコードの出力順を指定することができます。値に「0」(デフォルト値)が
指定されている場合には、ドライバは ASCII ソート順を使用します。ASCII ソート順では、大文字が小文字に優
先します( A、B、a、b、A[全角]、a[全角]、ひらがな、カタカナ、漢字の順)。例えば、「A、b、C」という
3 つの項目があった場合、ソート後は「A、C、b」という順序になります。値に「1」が指定されている場合に
は、ドライバは使用しているオペレーティングシステムの規則にしたがってレコードがソートされます。この場
合、大文字と小文字は区別されません( A、a、B、b、A[全角]、a[全角]、ひらがな、カタカナ、漢字の順)。
また、アクセント記号も考慮されます(詳しくは、オペレーティングシステムのマニュアルをご覧ください)。

MaxTextLength (MTL) [ 最 大 テ キ ス ト 長 ]
データソース内の列の最大文字数を表す整数値。この値を指定することにより、ドライバのパフォーマンスを向
上させることができます。最大文字数を制限することにより、ドライバが必要のない処理や資源の割り当てを行
わないようになります。

NumberDateTime AsText ( N T D A T ) [数 字 、 日 付 お よ び 時 刻 を テ キ ス ト と し て 扱 う ]
値として、「0」または「1」を指定することができます。値に「1」を指定すると、ドライバは、数字、日付お
よび時刻の値を数値ではなく、テキストとして扱います。ただし、ドライバのパフォーマンスは低下します。デ
フォルト値は「0」です。
ServerAddress (SA) [ サ ー バ ア ド レ ス ]
リモートにあるファイルメーカーPro データベースのサーバアドレスを特定する文字列。サーバアドレスは、ホ
スト名、もしくは IP アドレスで指定することができます。

U s e R e m o t e C o n n e c t i o n ( UR C ) [ リ モ ー ト 接 続 を 使 用 す る ]
値として、「0」または「1」を指定することができます。値に「1」を指定すると、ファイルメーカーPro デー
タベースはリモートコンピュータ上にあるということを表します。「0」を指定すると、ファイルメーカーPro
データベースは、ローカルコンピュータ上ににあるということを表します。

You might also like