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じゃあね (宗介)あっ ちょっと地図!

社会人 頑張ろうね (メールの着信音)


東京に負けるな (麗子)デザインの変更?
なんてね あと日しかないのに
またメールする! (猿橋)あー!
ほおー やっぱ変更ですよ
おはようございます 社長 そんな空気出してたもんな
(史香) しかも… つもか!
あっ おはようございます (宗介)ショーまで
(猿橋)おはよう あと日ですよ?
(宗介)新しい人… まー あれだ
(麗子)時田(ときた)さん そう いつものこと
場所 迷わなかった? 淡々といきましょう
時田繭子です フミちゃん
今日から お世話になります 変更後のデザインは来てる?
あの… 私 遅刻ですか? あー つのうち
そうじゃないのよ つは来てますね
今 うち… (瑞希)これ全部 私の…
(瑞希)時田さん さっそくだけ (麗子)社長 また
ど なんか思いついちゃったのね
仕事お願いしてもいいかしら じゃまず このつ作って
あっ はい あとつは…
(瑞希)この生地見本を ギリギリまで待つとしますか
いち
日暮里にある (史香)ショーの進行も変える
関口商店っていうお店に とか
下着って何
届けてもらえる? イヤですよ
(繭子(まゆこ))よし 完璧 場所は教えるから 猿橋さん
行きますか 輸入生地のお店 社長に言ってくださいよ?
あっ 日暮里って繊維の街ですよね? そこはキープでしょう
絹よし! 来て早々 悪いわね 何も言ってきてないんだし
(由梨)マユ! ヒメ さすがに
(繭子)由梨? (宗介)はい もう延期できないしね
あっ! (瑞希)地図 渡して 招待状も出した
やっぱりね 忘れてたんでしょ (宗介)はい! アナウンスもした
(繭子)ごめん ごめんごめん (麗子) 日後 月日の
朝 一緒にお茶してから バタバタしてて ごめんなさいね トランクショーは決行
行こうって言ったよね? たまたま この週末に これで行きましょう
電話くれたらよかったのに トランクショーがあるのよ (麗子・史香・宗介)はい
(由梨)うん なんかさ トランクショー? 貸して
隣の人と仲良くなっちゃって 新作の発表会 ショーをやるの あっ はい
しゃべってたら この お店の中で いろいろあると思うけど
時間たっちゃった ねえ フィッティングの写真は? 一緒に頑張ろうね
もう知り合い? ああ はい! はい
なんか すいません “Emotion(エモーション)はオ
やってけそうな気がしてきた! (猿橋)きれいでしょう ーダーメードの
えっ 変? こんなのが目の前 歩くんだから 下着メーカーで”
すっごい悩んだの 男は たまらんよ “お客様の体のサイズを
何着て行こうかなって なあ? 細かく採寸して”
浮いてる? おかしい? いやいや 下着っていっても “お客様のご要望を伺い
田舎者ってバレる? 僕は その方のためだけの”
ううん あくまでもプロフェッショナル “世界で たったつの
なんか すごく努力してるって からの ランジェリーを作ります”
感じがして 好感持てる スタンスで… “ですからこれは 社長
(由梨)普通に 言えてないよ 南上(なんじょう)マユミが提案
かわいいって言ってよ 遊んでないで! するイメージで”
ていうかさ 私たち 瑞希さん デビュー戦だから “売り物ではありません”
シルクとか繊維の勉強してきた 殺気立ってるの 完璧ねえ
のに キャラも変えてるんですよね? 私 そんな
マユ なんで社会人デビューが 形から入るタイプ スラスラ言えないわよ
そんな格好なの? 根が真面目だから こういうの
え? 何とでも言って “オートクチュール”って
いや だって スーツだよ? 今回に私は命を懸けてるの いうんですよね
まあいっか 急いで! えーと まあ
あっ うちの会社こっち い… いってきます! 厳密には違うんだけど

1
一点物ってことよね 重さです (修子)いよいよ今週末ですね
贅沢よねえ 分かってるねえ トランクショー
本当 すごいですよね 時田繭子です (南上)ええ
繊維から開発するなんて 今日から お世話になります (修子)秋冬物の展示会は
そうね が… どこのブランドも
えっ 繊維? ちょっと聞いてもいいですか? おおかた終わってますよね
ワクワクします 面接では下着にも活用できるよ Emotion が これほど
私 大学で繊維の勉強をしてて うな 遅くなったのは なぜかしら?
自分でも卒業したら 繊維の開発ができるって… 何か南上社長に問題でも?
マイクロ繊維とか炭素繊維みた でも残念 ダサい 特に理由は
いな え? みんな待ち構えてますからね
新素材の開発をやってみたくて (南上)ピッチピチでツルッツ 南上マユミが次に何を出してく
待って待って ルで るか
うちは繊維の開発までは モノも よく知ってるけど それで日本のランジェリーの流
やってないわよ? やっぱダサい 行が
え? 致命的にダサい 決まるんだから
いやでも メートル離れて 私なんて あなたの新作が楽しみ
南上社長が 一から作るって 危ないから で
あなたが思ってる仕事とは はい? この仕事を続けてるようなもの
少〜し違うみたい 私 美に無頓着な女 見ると だし
ちゃんと社長と 殴りたくなるのよ それは光栄ですわ
話したほうがいいわよ (麗子) (修子)でも 少し心配なのよ
あそこが社長のアトリエ はいはい… あとは私が Emotion のランジェリーは
(繭子)あっ これ… お使い頼もうと思ってたの 世界最高と断言できる
レーヨンとポリウレタンの お願いできる? でも 今の Emotion は
ベア天竺(てんじく)… 銀座で お買い物よ? ファッションではない
伸縮性があって 楽しいわよー 伝統工芸品よ
この滑らかさ… (仲谷)ありがとうございまし 言ったわね
優秀! た 言ってあげたのよ
(南上)独り言の多い子ね 南上社長に いつもいつも
あ… 社長! よろしくお伝えくださいませ 同じものを作ってるって?
お… おはようございます ショーのご成功を 大きなお世話よ
かわいいー お祈りしております 評論家が作り手の内情にまで
え? あっ はい どうも 口を挟むのは
いいわね 若い子は (仲谷)あの… 仕事のしすぎ
もう いるだけでかわいい 私も Emotion の商品を あなたはできあがった商品だけ
てか まぶしいわよ 愛用させていただいております 見て
お肌ピッチピチで そ… それは モノを言ってればいいの
何食べたら ありがとうございます カルチャーをけん引するのは
そんなツルツルになるの? すいません こんな格好で いい目を持った批評家だって
あー 違うのよね (店員)南上社長に いつも言ってるでしょ
何食べたってそうなるのよ また いい品が入ったら もっと言おうか?
殺す気かってくらいしょっぱく ご連絡いたしますと マンネリなの
て お伝えください 斬新さがないの
油っぽいもん食べたって はい レース シルク 刺繍
次の日にはツルンよ (店員)南上社長が ご注文の またシルク
蚊が滑るでしょ キメが整いすぎ ラファエル・コランの画集です うるさい うるさい うるさい
て (繭子)よいしょ おばさん うるさい
刺すとこないって? その靴 歩きやすそうですね あなただって
そんなわけないか (繭子)えっ おばさんでしょうが
はあ… 私は仕事をしてるんです えーと はい そこまで
その生地の利点は何? この靴が最適です! そこまでにしましょう
え? (店員)は? 修子さんも ねっ
(南上)それ ダサくて ごめんなさい! 黙って サル
レーヨンベア天竺 ダメなの? あのね 私の基準はただ
ああ… ああ えっと この格好で歩いたらダメなの? 美しいか美しくないかだけよ
伸縮性があって発色が鮮やか 何なの この街! でもね その美しさっていうのは
吸湿性も優れているので (客)今度は こんな感じで デザインがいいとか
肌着としての機能性もあります グリーンとか作ろうかしら 見た目だけの問題じゃないの
肌触りが すごくよくて では お好みのトーションレース 良質な材料 緻密なパターン
縮みを軽減する加工もしてある を 高い技術の縫製
ので 揃えておきますね 最高の着心地 適正な価格
お洗濯も… 円か… お客様の満足
難点は? 万!? それが全て揃ったものだけが

2
美しいと言えるの えーと 新しいお嬢さん! 身なりを美しく整え
でも… 社長? 自分が その場に
(南上)斬新? はい! ふさわしくあるよう努め
斬新って何よ (南上)コーヒーお願い! 他人に不快感を
何が新しいかなんか はーい! 与えないようにすること
誰も分からないのに イヤな顔しないんだね ここに来たからには
作り手に新しさなんか え? 女性として装うことを学びなさ
求めないで (史香)好きなの飲んでいいの い
私は これからも よ あなたは 私に不快感を与えてい
美しいものしか作らない オシャレなオフィスって る
相変わらず 感じですね なぜだかって?
よく しゃべるわね (史香)ねっ ありがちだけどね それは 美しくないから
はい (瑞希)ねえ フミちゃん あー そうですよ
じゃあ こんなとこにしますか 社長 差し替えのデザイン画って 私は美しくないですよ
ねっ 出してきた? そんなに美しいのがいいなら
トランクショー 期待してます まだです めっちゃ美人で
もう… こんなに遅れること センスのいいモデルさんでも
(ため息) なかったですよね 雇えばいいじゃん!
(麗子)珍しいじゃない そうね (沙里衣)失礼します
あなたが ここまで悩むの ショックだろうな… すいません お話し中に…
周りが ざわついてるのは え? (南上)次
知ってるわよ (史香)今回のトランクショー そこ立って
あなたはランジェリー業界の 瑞希さんのデザインが ツヤッツヤね
アイコンですから 初めて採用されたの お風呂あがりに
年ずっと つだけだったけど タオルいらないでしょ
そろそろ降りたい? それが… 水弾くから
誰が そんなこと言った? ああ 今朝の… (史香)トランクショーのモデ
(南上) サンプルもできあがってたのに ルさん
ストックルームの整理をお願い 全部ボツ 社長が一人一人 選ぶの
あそこ グッチャグチャだから さっき 猿橋さんが廃棄するって へえー
私の頭の中もグッチャグチャに あれ… 右向いて
なっちゃうんだわ (宗介)あっ 社長に いいわよ こっち向いて
(繭子)え? これ全部? コーヒーいれるんだよね? (繭子)これ…
落ち着く〜! 社長は コーヒー 今回は残念ですが
(繭子)ストラップ これしか飲まないんだ そうですよね
アジャスター ホック あっ ありがとうございます こんなことで倒れてたら
前ループ 後ろループ ヒメ えーと… お仕事なんて頂けないですよね
よし これ仲間 宗介さんでいいよ (お腹が鳴る音)
(猿橋)独り言 多いよね ヒメが先輩面してる〜 お腹すいた
え? してませんって! え?
大変だね 初日から えーと おとといから
本当は歓迎会でもしてあげたい で ドリップのやり方は… 何も食べてなくて
ところなんだけど あっ できます お腹 出ちゃうといけないから
大丈夫です え? そんなにきれいなのに
私 こういうの大好きなんで 父が コーヒー なんで?
新人歓迎会とか ドリップ派なんで 戻りました
無意味な飲み会に参加するより (置く音) (繭子)瑞希さん?
も (南上)おいしい えっ
倍 楽しいです え? (麗子)あーあ 制作費万が
面白いね 君 あなた え… 万?
えー 時田繭子さん コーヒーいれるのは うまい ああ いいのよ
大学どこだっけ あ… ありがとうございます お先に
ああ 長野? 父が… はい
それ どうするんですか? (南上)あなた女性でしょ? (麗子)時田さんも
捨てるんだよ “装う”って言葉の意味を 帰っていいからね
えっ なんで? 言ってごらんなさいよ (南上)あなたは私に
これ すごくいいものですよ え… あっ えっと… 不快感を与えている
このシルク 目に見える部分だけを飾って それは 美しくないから
絹の中でも相当いいものだし… 本質を隠し ああ…
南上社長が納得しないものは (南上)うん すいません すいません…
どんなに よいものでも 別のものに見せかけることです (南上)おはよう
絶対に世に出さない うんうん そうね (一同)おはようございます
それが うちのモットーだからね でもね こうも言うのよ わっ 昨日と同じ
(南上)ちょっと! 時と場所に合わせ ウフフフッ

3
かわいくてピッチピチな上に 最高到達点を維持する あなたの疑問はナンセンス
ハートも強いのね トップランナーよ この人類の歴史が答えよ
若さって怖いな その作り手が 落ち込むには
すいません 美に無頓着でいいはずが ない ちょうどいい場所ですね
うっかり 帰れなくて… (繭子)“美”って何ですか? 本当に すいませんでした
そのブレない精神 下着は肌に触れるものだから 社長に あんな…
見習わないと 吸湿性や伸縮性 私 何も分かってないのに
私なんて 重さやアレルギー反応なんかに そうですね
ナイーブで小心者だから は 昨日今日 入った人間に
どこが? 気を使うべきだと思います この世界の
はい 猿橋 今思ったでしょ つまり 機能的であることが 繊細な仕事を否定されちゃ
社長 あとつのデザインは 最も重要であって 我々としても立つ瀬がない
まーだ そこに本来 申し訳ありませんでした
えっ さすがにヤバくないですか 美は必要ありません (猿橋)君の言うことにも
ならトランクショーは 今 そもそも レースとか飾り 一理ありますけどね
できてるものだけでやりましょ いりますか? え…
う ほとんど変わらない 何が美しいかなんて
つ数が減ったからって デザインのために 誰も明確には分からない
進行に さほど支障はないはず 万円もドブに捨てるなんて でもね
それじゃ 今までと変わらないわ おかしいです 誰も分からないから
進化してるところを見せる お金持ちの道楽です うちの社長
最後のつで驚かせる だって下着なんて 南上マユミのような人が
でなきゃ ショーはキャンセルよ どうせ見えないんですよ? 常により美しいものを
それはダメです 社長! (繭子)大体 なんで… 追求していないとダメなんだ
だったら もう黙っててよ (南上)よくしゃべる子ね じゃないと この世の中が
(繭子)なんで? あ… 不格好で 安っぽくて
期日どおりに 失礼しました! 質の悪いものばかりに
ちゃんと できあがったものが すいません なってしまうんですよ
あったのに 失礼なこと言って まっ とりあえず
なんで今 新しいものを すいません! そんな顔されてちゃ
作ろうとしてるのか… 待ちなさい! 困りますね
これの どこが 最後まで言いなさいよ あ…
いけないんでしょうか “大体 なんで”? はい
ちょっと 時田さん 大体 なんで… 大事なトランクショーが
(繭子)ここの素材は 女性だからって 控えてる
吸湿性の高いキュプラ 美しくあろうと そこに来る
自然素材を使用した 努力しなきゃいけないんですか 人程度のお客様が
再生繊維で 髪形に気を使ったり Emotion の今シーズンの
糸が細くしなやかで かわいい洋服を選んだり 売り上げを決めるんです
肌着に最適です わざわざ時間をかけて 笑顔で 頼みますよ
このカップの部分はシルク メークをしたり はい
それも かなり質がいい なんで 見えないのに いやいやいや
この絹糸だけで 高い下着をつけて こっちか?
どれだけの人が手を動かしたか 胸を大きく見せて ああー!
なのに 体のラインを (話し声)
なんでバラバラに きれいに見せなきゃ (繭子)おっ!
切り刻まれなきゃいけないんで いけないんですか おはようございます
すか? なんで女性だからって (史香・瑞希)おはよう
どうして これは 着飾って美しくいなきゃ 早いね
ショーに出せないんですか? いけないって 昨日 大丈夫だった?
美しくないからよ そんなの変です! あ… はい
それは 見る人の 全く合理的じゃないです ご迷惑おかけして
主観によると思います ついて来なさい すいませんでした
私は これ (南上)見てごらんなさい 入社早々
すごく美しいって思います 人類が生まれて このかた 生意気なこと言っちゃって
軽々しく美しいなんて アジア アフリカ 北米南米 あのあと どこへ行ったか
言わないで ヨーロッパは無論 当ててあげよっか
これは Emotion の商品として どんな土地の え?
ありえない どんな時代の女性も (史香・瑞希)美術館
そしてあなたも 女性は この地球に (繭子)え…
うちの社員としてありえない 存在し始めた瞬間から 大丈夫よ
Emotion は 美しくあろうとしてきたの みんな連れてかれてるから
一介の下着屋でありながら そして そんな女性の美を なんでですか?
美しい物作りの 人間は讃えてきたの きれいなのに!

4
(南上)問題は重さ? (修子)クラシカルで繊細で優 (繭子)あの…
はい 重さはあります 美 社長は 本当は
でも 部分的に使うなら それが南上マユミのデザイン どう思ってらっしゃるんですか
問題ないと思います でも今回は“斬新” (南上)ん?
軽量にするなら生地の密度を 出た 斬新 自分が美しいと思うものと
少なくしたものを使うとか 出た出た 斬新! 売れるものは違う
(南上)ダメね 何か ご不満でも? それは そうだと思います
これじゃ体操着だわ まさか でも お客様の
体操着だって あなたが新しい流れを作れば ご要望どおりにするのが正解だ
素材も進化してます! マーケット全体が動く って
あなた 私の仕事も増える 社長は
本当 負けないわね ありがたいわ 本心から思ってるんですか?
美しさにこだわるなら じゃあね お疲れさま これが本心でございますって
レーヨンベア天竺は (史香)どうして 社長に 見せる人がいると思う?
例えば プリント生地にすると 何も言わないんですか? 隠しておくから
柄の発色が鮮明で きれいです いや だって… やっぱり 本心なんでしょう?
薄いシルクとは違う落ち感もあ 社長には かなわないもん 隠す美学が分からないって…
って そうかな あなた とことん
ドレープの動きも出ます 私は瑞希さんのほうが 下着屋に向いてないわ
伸縮性も吸湿性もあって センスあるんじゃないかなって そんなことないです
美しい 思いますけど あら 意外な答え
これこそ 機能美です え? 向いてるかどうかは
機能… 美 (佐藤)ここがイヤなの 分かりません
はい 色もデザインも でも 面白いって思います
貸して ちょっと冒険してるって感じで 下着
あ… はい とても好きなのよ いろいろ分からなくて
(南上)なるほど でも ここだけが気に入らない 面白いです
プリントって発想はアリね あ… 社長も分からなくて
そっち? (佐藤)ジャージを 面白いです
出たぞ! 着けてるみたいでイヤ 光栄ね
パターン 生地 ここ いつものように それに私 これ好きです
カラーリング モチーフ シルクにしてくださる? これ すごくいいって思います
全部できてる あの この素材… 特に ここ!
(史香) 佐藤様 ここはシルクで これ見た時
すぐに仕様書に起こします お作りいたします この仕事いいなあって
これは? 色は このままで ですが!
(瑞希)レーヨンベア天竺って よろしいですか? やっぱり 万円の
社長が こんな素材使うの? ちょちょちょっ… 下着セットは買えません
しかも プリント? 何ですか? 大体 ここいらにいる人たちが
とにかく急ごう 納得しないものは お金持ちすぎるんです
あと日しかない… 世に出せないんじゃないんです あらら?
って ウソでしょ〜!? か あなたは自分が
どうぞ こちらへ そうだよ 経済的に余裕がないから
どうぞ あそこで変えるなら ダサいとでも言いたいの?
失礼します 社長は あんなに悩む必要ないし 貧乏 甘く見るんじゃないわよ
外します そもそも (繭子)え?
(史香)はい オーケー 瑞希さんが作ったもので… あなたは“貧乏”じゃないの
どう? (瑞希)お客様は無責任でいい “貧乏くさい”のよ
なんか… すごい世界です の あ…
間に合ってよかった どんなに最新で最高のものを 失礼します!
私 縮んでない? 作ってるって自負があっても
おきれいですよ 麗子さん 私たちが上から目線で
こうして見ると 押しつけたら
今回 だいぶ攻めてますね それはオーダーメードじゃない
(麗子) 社長は お客様のために
悩んでたからね 社長 世界につしかないものを
(繭子)これ すごく有名な 作りたいんですよ
ブランドですよね だから喜んで変える
このデパート知ってます 見てごらん
こっちは繊維会社 楽しいでしょ このお店
あっ これ… (南上)何やってんの?
どうした? (繭子)あっ
就職活動で落ちた会社です お… お疲れさまです

すいません

5
売り手とかいて 猿橋さんに お願いを 仕立屋さんだったってことでし
(繭子(まゆこ)・由梨)あー (南上)あら 藤村さん ょ?
(繭子) 何のお話? 誇り持っていいのよ 私たち
東京って何でもあるんだね (藤村)あ… ハハッ (史香)まあ そうですけど
(由梨)本当 あ… ああ… (麗子)ちょっと お嬢さん方
銀座で山賊焼き食べるとは では 私はこれで 今日は このあと
思わなかったよね (南上)はっはーん 組も ご予約が入ってるのよ
(繭子) “将を射んと欲すれば やることやっちゃって
私って貧乏くさいんだって 先(ま)ず馬を射よ”ねっ (史香)麗子さん元気だな
やっぱ 由梨みたいな子じゃない (藤村)いえいえいえ 私なんかもう クッタクタ
と いずれ 正面突破を目指しますよ 今回のトランクショーは
銀座で働くなんて無理なんだよ 私たち百貨店は いつもより評判よかったからね
また 金持ち差別する どんなお客様にも でも 注文増えすぎ
パパのお金だよ? 等しく いい商品をご提供したい 毎日 終電なんですけど!
(由梨)あのさ という思いで (南上)いいことじゃない?
社長さんの言うとおり 仕事をしておりますので お客様が増えてるんだから
マユは貧乏なんかじゃないの いいお仕事ですわ あ…
ご飯だって食べてるし (藤村)失礼を承知で お客様と言えば
住む所だってあるし 申し上げますが 南上社長 フミちゃん あの… ほらね
洋服も… あなたは 橋本様のパターン あれ…
まあ センスはともかく あのゴージャスなドアを あー あれですよね
着てるわけだし 押し開けられるお客様しか あれは 確か…
センス! イヤな言葉 相手にしておられません (南上)わっ
センスだよ センス 世の中の人で あのドアを 社長 私にも仕事ください
同じ安いもの買うにしても 軽々と開けられる人は コーヒーとお使いと
センスがあるかないかで大違い そうはいませんよ ストックルーム以外にも何か
センスの問題! それは 例えば お客様のお相手とか?
その“センス”だけ 不公平ではありませんか? (南上)じっとしてて
発音よくするのやめて (猿橋)すいません 何度も 今 あなたに教えてる
言ってないし わざわざ お越しいただいたのに 暇なんかないのよ
大体 本当は … いらっしゃいませ 近藤様
“taste in fashion”ですか (史香)あのヴァンダービルズ お待ちしておりました
ら トーキョーに置けるなんて 合わせるお洋服は
(由梨)私が一人前の 最高なのに お決まりですか?
ウエディングドレス たくさんの人に買ってもらうっ ドレスでしたら
アドバイザーになったら て デコルテに合わせて
マユのドレスは最高にセンスよ 悪くないと思うけどなあ ラインを お作りできますけれど
くて (瑞希)オーダーメードは (近藤)
かわいいのにするからねー 社長のこだわりだからねー ロングドレスを着るんですけど
分かった 分かった (史香) 前と後ろが
声大きい シーッ でもオートクチュールだって 開いた感じなんです
(由梨)シーッ プレタポルテっていう選択肢を まず サイズをお測りしますね
(猿橋)だから いい加減 持ったわけじゃないですか そのあとに
慣れろ! プレ… プリテ? ご要望をお伺いします
俺なんか 右手にスマホ (史香)プ・レ・タ・ポ・ル・テ すみません
左手にブラ 高級既製服のことね 中が ちょっと暑いので
これでも外 歩けるぞ 銀座に路面店があるようなお店 空気を入れ換えます
(宗介)ぼ… 僕だって歩けます で 分ほど
あ… 売られている服は お待ちいただけますか?
藤村さん すいません 大体 プレタポルテ お茶のメニューをお持ちして
今 通りまでお迎えにあがろうか プレタポルテ プレタポルテ はい
と プレタ… 社長 お茶ぐらい
(ひろみ)あ… ねえ プレタ始めたのって 私も出せます
(藤村)お邪魔いたします ピエール・カルダンだっけ? あっ!
(猿橋)藤村さん うん (繭子)はい
大量生産はできません 一点物だけ作ってたら あなたに ぴったりの
うちは オーダーメードしか ビジネスとして 仕事があったわ
やらないんです 発展しないって気づいたから 知ってる?
それは もう十分 みんな既製服に ホコリって
十分 承知しておりますよ 行ったわけじゃないですか 半分以上が繊維なのよ
そこを何とか… でも ディオールや あなたの大好きな繊維
うちの南上(なんじょう)の性格 シャネルみたいな一流メゾンも それを集める仕事よ
ご存じでしょう さ 最高でしょ
だから こうして 最初はオーダーメードの はい!

6
社長の最終デザイン出ました 私 掃除とか整頓も させてもらえそうにない
お願いします 実は… そっかー
お願いします 大好きなんで (敷島)はい
(史香)きたよ 変則パターン! 何でかっていうと… ブラックベルベット
カサブランカか… 今度 聞くわ ご用意できたので置いておきま
ストックあったかな え… すね
あっ! あっ あ… 何? (繭子)ありがとうございます
(瑞希)完璧ね それ かっこいいですよね 社長のコーヒー
(繭子)これしか仕事ないんで… えっ これが? そう? これしか飲まないの
ごめんね あの 胸のサイズを測るのって へえ
今 注文が殺到してるから やっぱり難しいんですか でも落ち着くよね
落ち着いたら 難しいわよ 田舎のじいちゃんたち
いろいろ教えるからね 国家資格にすべきだって こういうとこにいたよね
はい 思うくらい 夜になると
(猿橋) 国家資格? カラオケに変わるんだよね
AGNのベージュのエイトカン お医者さんも美容師さんも すいません お客様
あさってにならないと 他人の体に触れたり 当店 夜時を過ぎますと
入荷しないって 何かしたりする職業には このようになります
明日の夜 取りに行くから 必ず 国家資格がいるでしょ? (店員)いらっしゃいませ
それまでに何とかしてって はい で… 何?
了解 人様の体に触れる あのね 私ね
俺 そんな汚してっかな? 人様の体の情報を知るって (繭子)うん
(瑞希)お願いします それだけ重いことなのよ 明日 花嫁さんのドレス選びに
ありがとう だから資格がいるし 同席させてもらうことになった
まるでシンデレラだな 資格を持った人には の
はい? みんな安心して体を見せる それで来月には 私一人で
なんか かわいそうに そうですね ドレスの見立てまで
なってくるよ ランジェリーアドバイザーも させてもらうことになったの
気にしないでください それぐらいスキルとトレーニン もう?
ホコリの半分は繊維なんで グが うん うちの会社
繊維が好きなら 必要な仕事なのよ 新人は実地で学んでいくんだっ
最後まで面倒見てやらなきゃ 麗子さん て
フワフワ飛んで床の隅っこで 何? 実地?
ゴミと一緒に固まってるなんて (麗子)お客様の真正面に でも突然 そんな責任のある仕事
そっちのほうが かわいそうです 立たないこと 任されても困っちゃうよね
(猿橋)繊維好きも そこまでだ 真正面だと まだ 何にも教わってないのに
と お客様も恥ずかしいでしょ? いいなあ 実地
ちょっと引くけど… 半歩ずれて立つ えっ 留守番ですか?
なんで そんな好きになったの? で メジャーの持ち方は 私一人で?
話長くなりますけど いいですか 左がで右より短めに (麗子)大丈夫よ
手短にお願いできると メジャーは絶対 うちのお客様は みんな
ありがたいです 床につけちゃダメよ ご予約をしていらっしゃるから
うちが長野で お客様の体に 今日は どなたも来ないわ
父が 蚕から絹糸を作る 触れるものだから (繭子)はい
工場に勤めてて まずはトップから でももし もしお客様がいらした
小さい頃 繭玉の糸に 後ろに手を回して滑らせる ら
びっくりして トップは胸の一番 高いとこ 電話してちょうだい
できあがったシルクの生地に 次にアンダー すぐに戻ってくるから
ハートをズキュンって ウエストは腰骨と 絶対よ?
射ぬかれたのが きっかけです あばらの間を測る 分かりました
あっ! さらに ヒップのカ所よ (瑞希)あっ そうだ
大事なこと忘れてました その間にさりげなく これ お店の鍵
補足してもいいですか お客様の骨格や 時田(ときた)さんの
どうぞ 胸の具合を確かめるの 私の?
繭子のマユは 触るのは最小限 いいんですか
繭のマユからとった繭子です 社長は一瞬で ありました!
なるほど お客様の体の形を把握するわ ハーディー・マリアージュの
それで繊維ラブか 数字では表せない丸みや歪みを 新作のドレス
はい 頭の中に たたき込むの お客様がお探しのデザインです
きれいな糸が好きなら はい すぐに教会にお持ちします!
この業界も あとは実地で学ぶしかないわね 絶対に間に合わせます!
さほど悪くないはずですよ 実地… 本当に誰も来ない
今はシンデレラでも やっと興味 出てきたのに 暇だあ〜!
大丈夫です まだ当分 まともな仕事 (繭子)えっ あっ あの…

7
い… いらっしゃいませ (ひろみ)すいません お客様をお迎え入れるとこから
あの… ご予約のお客様ですか? ありがとうございました やりたいから
いえ 初めて来たんですけど イエス あっちで入って来るとこから
ああ そうですか イエス お願い
どうぞ イエス! なんか おかしいですか?
中 ご覧になってください (繭子)新規のお客様に きれい
今 担当の者を… ご注文いただきました〜 同じ人間とは思えない
麗子さん 麗子さんは… 時田さんが接客したの? 人の体の形って面白い!
(ひろみ)すみません 人で? しかも この
この中から お客様いらしたら 女性の胸の辺りって
選べばいいんですか? 電話してって言ったでしょ 最高に複雑で変な形
あ… えっと 大丈夫です でも すごくきれい
それは商品ではなくて ちゃんとサイズお測りして この形に ぴったり合うものが
教えてもらえますか サンプルのフィッティングもし 作れるって
あ… はい て やっぱ生地ってすごい
どのようなものを サイズって そもそも糸がすごい
ご希望ですか? だって まだ何も… 繊維って最高!
ブラジャーとショーツの 麗子さんに習いました 時田さんって変な人
セットを (瑞希)ねえねえ どんな方? (瑞希)ああー
何か合わせるお洋服は なんか 前から やっと ひと山越えたね
お決まりですか? Emotion(エモーション)のラン とりあえず 注文分は
えっと… ジェリーに 全部作ったし
ドレスとかなら 興味を持って (史香)今回 きつかったー
デコルテに合わせたラインを いただいていたみたいで ヒー!
お選びできますが これは 結構な額ね (瑞希)
いえ このお店のものを一度 トランクショーの これ! トランクショーも お疲れさま
試してみたかったので ご注文くださいました (史香)
サイズとかは (留守番電話) それは こっちのセリフですよ
測ってもらえるんですか? 分以内で伝言をどうぞ 瑞希さん
はい! (繭子)由梨? 繭子 デビューのチャンスだったのに
ぜひ サンプルも 今日どうだった? いいのよ
着けてみてください 仕事はさ Emotion は やっぱり
着けていただいたら やっぱり実地で学ぶんだね 南上マユミのデザインだから
違いが分かりますから それが一番の Emotion なのよ
中 広いんですね トレーニングなんだよ ふーん? そうかな?
ありがとうございます ああ 誰か 人でやれることって
じゃあ 失礼します 胸 測らせてくれないかな 案外 限られてますよ?
(繭子)よいしょ (店員)お待たせしました アイデアだって才能だって
(ひろみ)あ… すいません もう食べなよ 人に頼ってたら
お好みのお色とかありますか? (沙里衣)え? いつか枯渇しませんか?
(ひろみ)ああ… (繭子)お願いします 私 フミちゃんのそういうとこ
普段の着け心地で 突然 こんなお願いして 実は好きなんだよね
気になることとか 変なヤツだって思われるのは なんですか 急に
ご不満とかは? 分かってます フミちゃんってさ
どうぞ でも どうしても今日中に そんな顔で こう
こちらをベースに おさらいしておきたいんです サラッと的を射たこと言うのよ
ご要望をお伺いいたしますので あっ いや そんな顔って どんな顔ですか
じゃあ それでお願いします これは別にいいんです かわいいって言ってるの
ありがとうございます 私も食べたかったし でもさ 実際
では こちらで 本当 よく知りもしない人が フミちゃんみたいな人なんだよ
お作りいたしますね 突然 胸のサイズを測らせろって ね
はい 無理なことは 古い体制を壊す人って
(繭子)あっ 分かってるんですけど え? そんな 大げさな…
なんか変わったレースですね 別にいいですけど (南上)このような生地を
張りがあって え? ここの部分にお使いになると
シルクのオーガンジーですか? いや 女同士だし (瑞希)いや パターンの段階で
チュールレースも… こういうの全然 形が見えないとさ
凝ってますね お仕事では普通ですから 実際 素材を当ててみないと…
ああ… 娘の衣装を あっ でも今 それは分かってて言ってるの!
作った時の残りで お腹いっぱいだから なんか 昨日の瑞希さんと
この近くで お腹は見逃してね 違う〜
バレエを習ってるんです いやー おいしかったなー 昨日は昨日 今日は今日でしょ
じゃあ (繭子)えっ ちょちょちょっ… (電話の着信音)
(繭子)どうぞ ちょっと あの (瑞希)仕事なんだから!

8
お電話ありがとうございます (由梨) (繭子)かわいい
Emotion です でも サイズが合わなかったの (莉乃)いってきます
あー! (岸谷)なんで そんな はい いってらっしゃい
昨日は ありがとうございました 勝手なことしちゃうの 頑張ってね
ええ はい (由梨)もちろん確認したよ (女性)こんにちは
えっ!? でも そのブランドのドレスは 今日 暑いですね
(繭子)昨日のお客様が 号でもタイトなデザインで はい 後ほど
注文をキャンセルしたいと 花嫁さん ちょっと あ…
(南上)そう ぽっちゃりさんで… つ… 塚本様!
(繭子)理由を 先輩たちは それを分かってて 塚本様…
お聞きしようとしたんですが “もう そのドレスは あ… はい
すいませんって どこにもありません”って あ… あの
謝られてばかりで… 話してたんだって あー 分かってます
(南上)理由は簡単よ ちゃんと気を使って あの Emotion の…
あなたが信用できなかったの うん すみません
(繭子)え… 私 花嫁さんのためって キャンセルしてしまって
(南上)あなた 思ったんだよ すいませんでした
うちの商品を でも 新人で え?
着けたことはある? 何のスキルもない私が 私 お客様のためっていう
(繭子)いえ… でしゃばっちゃいけなかったの 接客において
(南上)それでよく スキルか… 最も大事なことが皆目
お客様にお勧めできたわね そうだね 分かっていませんでした!
そのハートの強さには 本当 同じ日に同じ失敗するなんて (ひろみ)すみません
感心するっていうか腹が立つわ 私たち仲いいよね (南上)やっと
すいません 同じ失敗じゃないよ いらしてくださったんですね
(南上)いい? (由梨)え? いつもディスプレーを
お客様に満足していただくには 由梨の失敗のほうが ご覧になってくださってますよ
ハートよりも まず経験と ちゃんとしてる ね
実績に裏打ちされた ちゃんとしてる失敗って (ひろみ)ああ… ええ
スキルが必要なの 変じゃない? 娘のお迎えの時に
私たちは それでお客様から 由梨は お客様のこと 通りかかるので
お金と信用を頂くの 考えてた 先日のトランクショーの時も
今のあなたに うん まあ (ひろみ)え?
お金と信用に見合う 私は考えてなかった 全然 わざわざ足を運んでくださった
何があるっていうのよ すいません (ひろみ)見てらしたんですか
すいませんでした あのお客様に いつ入って来てくださるだろう
(麗子)あの 私が悪いんです お電話したいんですが… って
中途半端に教えたりして ダメよ 電話なんて失礼よ お待ちしてたんですよ
(南上)そのとおりね じゃあ ご自宅に伺います! (ひろみ)勇気がなくて…
でも目の前のお客様に 住所… でも一歩
真摯に対応する気持ちがあれば カスタマーカードに確か 踏み出してくださった
お客様がいらした時 (麗子)住所 書いてないわ それなのに 私どものほうが
彼女はきっと ちゃんと え… 塚本様のお気持ちに応える準備
あなたに電話をかけたはずよ その前に時田さん が
長く お付き合い お客様のお名前 覚えてる? できておりませんでした
できそうだったのに あ… 本当に申し訳ございません
Emotion は大切なお客様を (麗子)お名前だけ (ひろみ)いえ… そんな
人 失ったわ 教えてあげるわ そんな…
あなたのせいで 塚本ひろみ様よ 改めて ご要望をお伺いします
その方は もう二度と 塚本ひろみ様… いえ ごめんなさい
うちの店には来ない ありがとうございます 結構です
(携帯電話のバイブ音) 駅の名前とか 今日 お伺いしたのは
(由梨)そのドレスね なんか言ってなかったかな キャンセルをした
花嫁さんが ずーっと探してた レース お詫びを言いたくて
ブランドの新作で (繭子)変わったレースですね Emotion のランジェリーは
点だけ残ってるって (ひろみ)娘の衣装を きれいすぎて高級すぎて
分かって 作った時の残りで 私なんかには似合いません
私 “式までに間に合わせます” この近くで 着けてみて笑っちゃったんです
って言っちゃったの バレエを習ってるんです 私が こんな高級下着つけて
ねえマユ 聞いてる? バレエ! イエス! どうすんのって
あ… ごめん バレエ… バレエ教室 実際 ちょっと窮屈っていうか
ドレスを見つけて バレエ… 私みたいな主婦は
ちゃんと式に間に合わせた あっ とにかくラクなのがいいんです
すいませんでした あった! だから もう…

9
ごめんなさい! ですから 今日はこれで バーカ
本当はアレです できあがるの バ…?
あの… 値段です 楽しみにしてます バストは大きければ
もう一度 珍しいのよ いいってもんじゃないの
チャンスを頂けませんか 社長が全部人で作るなんて それは 私が作った
失礼します なんか 違う体になったみたい 最高傑作のつよ
ありがとうございました (莉乃)ママ きれい え…
(南上)失礼します いいなー 莉乃もほしい そこに あなたの知りたいことが
使う材料は じゃあ 大人になったらね 全部 詰まってるわ
妥協したくありませんし うん 絶対! あなたのやりたい仕事も
最高の技術を駆使して (南上) 仕事…
仕上げますので もう おっしゃらないでください 好きにお使いなさい
工賃も それなりに頂きます ね モチーフ
ですから どう抑えても え? ストラップ
お値段は… “私なんかには似合わない” サイドベルト
これくらいになります なんて ほおー
(ひろみ)え… あ… これは綿混サテンネット
でも これじゃ半額… (南上)塚本様が もう一度 ここには ウレタンフォーム?
安すぎませんか 自信を持って あああ〜っ!
安くはありません うちの商品をお買い求めに
この値段を出せば 百貨店で いらっしゃる日が来ることを
ハイクラスのランジェリーが 願っております
セットでつは買えます そう…
(ひろみ)あ… 自信を持ちたかったんです 私
私 いつもスーパーのだから… 育休明けで 職場復帰するのに
あっ ごめんなさい 自信がなくて…
いつもは いくらぐらいのを Emotion のランジェリーが
お買い求めですか? 似合う女性になれたら
え? ええ… うれしいですね
失礼を承知で あの どうして あそこまで
お伺いしております しようと思ったんですか?
教えていただけませんか あそこまで?
円くらい 社長が 一から全部作ることって
私も それくらいです なかなか ないんですよね さん
ちょっ…! しかも あんなに安く…
分かりました 思い出させてくださったからよ 下着業界へようこそ
今日は これで 何をですか?
えっ いや 私も昔… (南上(なんじょう))いろいろ
そういうわけには… 昔… 考えたんだけど
余裕がある時に 教えないわよ セカンドラインを
少しずつで結構です ええ! やってみようと思うの
何回になるかしらねえ (南上)ハァー (瑞希)えっ
えーと で割ると 何だろう (猿橋)ヴァンダービルズの
えーと … (南上)きれい… 藤村さんと
私 数字弱いのよね 猿橋! 今 そういう話になってます
大体 回か回です ちょっと! 大量生産して
じゃあ 回払いで (南上)あの こないだの 店頭で売るってことですよね
え? ヴァンダービルズトーキョーの (繭子(まゆこ))プレタポルテ
(南上)ああ 何ていったかしら 名前 ですね?
塚本様が いらっしゃれる時で あの ほら (史香)あっ 覚えたのね
結構です 髪の毛 ここピシーッとした プレタポルテ
ここを通りかかったからと言っ いけすかないメガネの 覚えました
て 藤村さんですか? オーダーメードっていうポリシ
追いかけてって お代を あの方と お話がしたいんだけど ーを
ちょうだいしたりなんかはしま どうして? 曲げることになりますけど
せん どうしても 悪い? いいんですか 社長
また お嬢様のバレエのついでに (南上)ご褒美 私は変わらない
気軽に見に来てください (繭子)え? 今までどおりよ
でも… くださるんですか (猿橋)セカンドラインは
あなたには どうしても お掃除の 他の人に任せるってことです
これを着けてもらいたいの でもこれ… サイズ (麗子)でも その人が
え? あっ! Emotion(エモーション)のテイ
うちの商品に もしかして これ着けると ストを
恋をしてくださったでしょ? Dカップになるんですか? 表現できないと

10
そう この仕事を続けるかどうか 創刊周年記念
私のデザインから何を差し引い 考えなさい パーティーだって
て えっ!? 私 クビですか? ねえ 行かなきゃダメかな?
何を残すか 違うわよ 私 行く
選択して もう そろそろ こういうの大好き!
調和させなければいけない 決めなさいって言ってるの 唯一 ランジェリー特集を
しかも低価格で 自分の将来のことを 組んでくれてる雑誌ですから
つまり この Emotion にいたって 日頃の感謝 表しておかないと
セカンドラインのチーフは あなたのやりたかった 業界的にもマズいっしょ
私よりも高いスキルが 繊維の開発はできないんだし まあ 社長も行くしねえ
必要になる それは そうですけど… 麗子さん 行かない?
テストと言ったらアレだけど (南上)それでも 私 ダメ
このデザインのテイストと この仕事を続けるかどうか その日 宝塚だから!
Emotion のポリシーを残して 考えなさい あっ あの…
販売価格万円以下の はい (麗子)時田さん
ブラジャーの (繭子) (繭子)はい!
生産プランを立ててみて テイスト ポリシー センス お客様に
えっ 私もですか 何それ フワッとしてて お届け物お願いできる?
もちろん 全然 意味分かんない! あ…
(宗介)史香さん このヒラヒラをつける意味は お願いされちゃって
センスいいですもんね 何? ほおー
センス… しばらくライバルね (由梨)マユのお店に
(南上)まっ ヤダ そんな本気モード 作ってもらってるって
瑞希さんとフミちゃん 私は引き立て役ですよ 知らなかった
人のコンペってことね (麗子) ありがとね
(史香・瑞希)え… お願いしたい仕事があるの ねえ お客様は?
(南上)人のどちらかを はい 今 ドレスの最終チェック
セカンドラインの 時田(ときた)さんを どうしても このビスチェと
チーフデザイナーにします 配送係に任命します ドレスを合わせて試着したいっ
もちろん 人とも 本当ですか? て
不合格ってこともあるけど (麗子) (新婦)鴻野(こうの)さん
猿橋には うちは遠方のお客様とは (由梨)はい
藤村さんと ライン生産の 郵送で商品の (新婦)ビスチェ届きました?
具体的な方法を探ってもらいま やりとりをしてるのね (由梨)今 お持ちします
す 名古屋からお見えのお客様も じゃあ またね
宗介君も一緒にね いらっしゃいましたよね うん 頑張ってね
はい! そういう方に (由梨)すみません
いい仕事をする ちゃんと商品をお届けするのも お待たせしました
縫製工場と組めなければ 私たちの大事な仕事です このように仕上がりました
この話に具体性はない 時田さんは (客)わあ きれい
ここがキモよ キッチリしてるから安心だわ (由梨)今 こちらの
私は反対 (繭子)あ… 麗子さん ティアラのつで
私は今のスタイルがいいと思う 麗子さんは どうして 悩まれてるんですが
同じ失敗を繰り返すことないわ Emotion に入ったんですか? こちらのほうが上品で
同じ失敗? え? 何 いきなり 華やかなイメージかなと
まあ まずは商品が作れるかと あっ いえ あの… 思うんですけど
ライン生産の道筋が 社長に そろそろ どうでしょうか?
立てられるか 決断しろって言われて (新婦)どう?
これがクリアしなければ この仕事 続けるかどうか (客)ステキよ
話になんないわね 何 言ってんのかしらね よし
でも… せっかく来てくれたのに あっ ミシンがないとダメか
やってみたい 私 向いてないのかなって 確か…
だって 挑戦し続けてないと センスないし… このミシン いつのだろ
年とるじゃない? 麗子さんは 自分でこの仕事 (繭子)年製?
(猿橋)面白いんじゃないです 向いてるって思いますか? 古っ!
か? 私は 社長が好きだから よし
うちが新しいものを提示すれば あの人と仕事がしたいの できた〜!
下着業界の空気も変わりますよ それだけよ ありがとう ごめんね
私 前からやるべきだって (猿橋)お忙しい時に恐縮です (沙里衣)ううん
思ってたんです が 買ってきちゃった
ちょっと うわー 忘れてた どう? どんな感じ?
あっ すいません 何ですか? (沙里衣)えっ えっと…
あの… 私も これ 知ってる? 見てもいい?
あなたは はい それくらいは… (沙里衣)どうぞ

11
あっ 肌触りはいいよ パーティー 欠席するわけには それじゃ 間に合わないんです
すごく いきませんか? 何とか 金曜日までに
あー (南上)セカンドラインを 直せませんか?
いいの いいの いいの 具体化するなら そうですねえ
なんか 悪魔の衣装みたい あなたの顔を売って 最短で金曜日の
ごめんね おきたかったんだけど 夕方時以降になりますが
変なもん着させちゃって (瑞希)まずは商品を作らない よろしいでしょうか?
何も着けてないほうが と ありがとうございます!
断然きれいだわ (南上)まあそうね いいわ 助かります
あー (瑞希)すいません (麗子)あー 間に合った
それショック (南上)でも 頭数は やっと仕上げてくれたわ
え? 揃えておきたいのよねえ 社長
(繭子)いや… 褒め言葉の あなた 来なさいよ きれいでしょう
つもりだったんだけど え? 私? (繭子)はい
(沙里衣)私 よく言われるの いいんですか!? 明日の夕方までに
何も着てない時のほうが あなたが悩んでる 届くようにお願いね
きれいだって センスだのテイストだの 納品書 よく確認してね
(繭子)それ どういう意味? フワッとしたものが (繭子)はい
(沙里衣) これでもかってくらい カサブランカが名古屋
私 絶望的にセンスないの 集まってる場所よ 木蓮が東京よ
服を見せるセンス その目で見るといいわ はい!
いや いやいや えっ (繭子)西田様 木蓮
今でも なんで知ってるんですか? リバーレース
十分 オシャレに見えるけど 私がフワッとしたもので 近藤様 カサブランカ
なんか違うんだって 悩んでるって べージュベース
プロのモデルの (南上)ただし よし よし よし!
レベルじゃないんだって その場にふさわしい (麗子)あら
何それ 美しい装いで来てね 時田さんって
全然 論理的じゃない まっ ラッピング上手ね
センスって この仕事が続けられるかどうか 折り紙は科学ですから
なんで 中間試験ね よし よし!
そんなフワッとしたことで ええー! じゃあ 出してきますね
落ち込まないといけないの? ああー! もう! 明日には届きますね
(沙里衣) 頭おかしくなりそう (話し声)
実際 向いてるとは思わない 大丈夫だって それ似合ってるよ (敷島)いらっしゃいませ
モデルなんて かわいいよ (由梨)あ…
でも 辞められないの それにしな (繭子)もうこの時間か
リベンジだから 由梨が言うなら (由梨)そのモデルの女の子
(繭子)え? じゃあ これにする 結構 苦労してんだろうね
有名になって でも! 天使みたいな顔でね 言うんだよ
いろんな人 見返すの これっきり リベンジだって
あっ ごめんなさい 着る機会なんかないのに いやー ちょっと
私 今日もオーディション なんで こんなお金 びっくりしちゃったな
落ちちゃったから 払わなきゃいけないの! いや 誰だってそうじゃない?
私 中身 レンタルする? 本音は どっかに隠してる
めちゃくちゃ うちの会社 それに 明るく
ブラックなんだよね いいレンタルドレスのお店 ニコニコしてる人が
天使みたいな顔して 知ってるよ? 中身まで明るかったら
すごく意外 いいえ! 買いますとも つまんないじゃん
だけど中身のほうが これにお金が出せるか 由梨みたいに?
なんか好き 出せないかで 殴るよ
(沙里衣)え… この仕事をする覚悟があるか でも いいなあ パーティー
(繭子)うん 試されてるの! 私も行きたい
ドロッドロだよ? すいません ドレス着て
(繭子)じゃあ これ ください! こんな高いヒール履いて
本当は これ (店員)ありがとうございます いやー いいな
お似合いなんじゃないの? お修理で きれいに ヒール?
ウッソー お召しいただけますよ あー! 靴!
そこまで悪魔じゃないよ この辺 センチぐらいは 靴ない
えー! 詰めないと (史香)ククク… フフフッ
もう 着れないかもしれないね ダメ…
この週末は どうしても カッパカパで 何度 見ても慣れない
福井にある工場に カッパカパ? そんな変ですか? 歩き方
生地を選びに行きたいんです えっ 週間後ですか? アハハッ

12
ごめんね 笑っちゃって 白い木蓮をモチーフにした 申し訳ございませんでした
(繭子) リバーレースよ よかった 間に合って
今朝 買ったばっかりなんで 白い 木蓮… すみません
今日一日 履いて えー! (東京の客)娘が今日
慣らしたほうがいいって 木蓮って白いんですか? どうしても着けたいって
店員さんが ああ 紫のカサブランカを 無理言って
じゃあ悪いけど もう出るね 木蓮と勘違いして… 早く仕上げてもらったの
福井には何時頃 着くの? すいません でも やっぱり頼んでよかった
時過ぎには あんなに気をつけてたのに… ステキ
時に工場のアポ取れたんで (東京の客) (繭子)ヤバい ヤバい
気をつけてね 今晩 バイオリンの発表会があっ ヤバい ヤバい!
今日のパーティー よろしくね て でも間に合う
でも行って損はないから どうしても娘に まだ間に合う!
この仕事が どんなもんか 着けさせてやりたいんです (繭子)すいません
よーく分かるわよ 本当に申し訳ございません (店員)お待ちしておりました
勉強してきます 必ず お届けいたします できあがっております
大丈夫です はい (繭子)ありがとうございます
靴も買ったんで 名古屋なら取って戻れます ご試着なさいますか?
んー かわいい 私 行くわよ すいません 急いでて
じゃあね 確認しなかったの私だし これ 頂いていきます
(繭子)はい 時田さん 時に あっ それでは商品のご確認だけ
あっ 私たちも Conscious(コンシャス)のほう お願いいたします
そろそろ出ないと に行かないと これで大丈夫です
(猿橋)ですね 私のミスですから すいません
(宗介)パーティーって 行かせてください ありがとうございます!
時からじゃ でも… あっ ここだ
なかったでしたっけ? 麗子さんも宝塚でしょ? (繭子)トイレ トイレ トイレ
評判のいい縫製工場 それに 私これ …
紹介してもらったから ちゃんとできなかったら (繭子)早く 早く早く
ちょっと挨拶 もう この仕事できません えっ!?
ついでに カサブランカと木蓮の違いも (携帯電話の着信音)
サンプルを縫ってもらうの 分からないなんて もう… はい
あー そしたら時間ないか 分かった 頼むね (店員)申し訳ございません
ヒメ 悪いけど 社長には言っておく お渡ししていたものが
この原稿 集明社さんに 本当 すみませんでした 違っていたようですので
届けてくれる? いってきます! 今すぐ お届けにあがります
社長のインタビューの校正 ああ もう! (店員)お客様?
時に入稿したいって 本当に 大丈夫です
お前 そのまま帰っていいから 申し訳ございませんでした そのお気持ちだけで
やった 早く帰れる! 必ず 夕方の時には (時報の鐘)
あっ 私 着替えて行くから お届けにあがります 大丈夫よ
現地集合 時 遅れないでね デカ! そんな変な格好じゃないし
はい (繭子)本当にすみません 靴だって ちゃんとハイヒール…
時田さん ドレスは? こちらが ああっ!
時に仕上がります お客様のお品物でございます いいよ もう
(繭子の鼻歌) (名古屋の客)ご丁寧に パーティーだって別に
ご機嫌ね どうもありがとう カジュアルな人もいるでしょ!
えっ そうですか? こっちもステキねえ うん
遺伝子の成せる業ね 白木蓮ね 違った!
遺伝子? すみません おー!
女の子はハイヒールを履くと では これで失礼いたします テレビで見たことある
テンションが上がる えっ 東京からいらした (史香)初めまして
遺伝子に刷り込まれてるのよ ばっかりなのに もう行くの? あああ…
ええー! お紅茶 飲んでって (修子)よかった
こんなの痛いだけですよ え… あなたが来てくれて
(電話の着信音) (名古屋の客)どうぞ あー いると思った
はい お電話ありがとうございま いただきます (修子)ねえ ちょっと来て
す (ハト時計の音) 新任の編集長の
Emotion でございます あっ ごちそうさまでした! ご機嫌とってよ
(麗子) また東京にお越しの際は なんで私が?
届いてる商品が違うって? ぜひ お店にご来店お願いします 冗談じゃない…
はい 失礼いたします いいの?
昨日 発送した東京のお客様から ご心配おかけして 雑誌からランジェリーの記事が
(麗子)東京のお客様のは 本当に… 本当に 消えるわよ

13
え? すいません え…
あの永井新編集長 (携帯電話のバイブ音) (永井)ここは ファッションを
次号からランジェリー特集を もしもし? 極める方々が集まる場所です
切るって言ってるわ え? ハイヒール? 失礼にも程があると
(南上)若いわねえ あっ 思いませんか
(修子)ですって どうしたんですか? すみませんでした!
ふーん こんな所で 違うんです
なんでランジェリーを切るっ あっ いえ あの… あの… いえ…
て? ご… ごめんなさい 本当 すみませんでした!
特集を組むんなら どうぞ 遠慮せずに え…
広告出稿にしろって 中のほうへ (南上)このような晴れの場を
はっ あっ でも… 汚してしまうようなことを
要するに お金を出せってことか (竹内)あっ 私 してしまって
そういう人が編集長なら Conscious の竹内と申します 本当に申し訳ございません
通販カタログになるわね (繭子)副編集長!? 私の教育不足です
(南上)永井さんお若いのに あっ あの… 次に お目にかかる時には
ファッションに お世話になっております 皆様が いらっしゃる場に
精通なさってるって評判ですよ Emotion の時田です ふさわしい装いをさせますので
最新号も あー すいません こんな格好で どうか お許しください
すごく売れたんですってね すぐ出ますから そうしていただけると
(永井)そんな 本当 失礼して 助かります
あの Emotion の南上社長に すいませんでした (南上)すぐに失礼いたします
そんなふうに おっしゃって いいじゃないですか でも
いただけるなんて え? つだけ誤解があるようですので
恐縮です その服の何が悪いんです? 申し上げますが
厳しい出版業界で (繭子)いや あの… ランジェリーは
部数を増やすなんて どこも何も悪くない 人目にさらすものではございま
すごいことですよ どうぞ入ってください せん
目の肥えた読者のおかげです かわいいですよ その格好 この子が ここにいらっしゃる
あっ こちらは ありがとうございます どなたのお洋服にも負けない
副編集長の竹内です なんか ちょっとホッとしました 上質で 美しい下着を
ほら 黙って立ってないでよ じゃあ 着けていたとしても
(竹内)失礼しました (繭子)あっ すいません このような場で
よろしくお願いいたします どうも すみません 皆様に お見せするようなことは
こちらこそ (ざわめき) 断じてありません
でも実際 洋服はもう (繭子)すいません それが ランジェリーの魅力です
飽和状態ですよね? すいません (南上)流行がどうとか
これから開拓すべきは 社長 遅れちゃって… 誰かと比べてどうとか
ランジェリーですよ あっ すいません 関係ない
えっ 売り込みですか? お話中… 自分だけの世界
鋭い感性を持った こちら Emotion さんの? 見栄も ウソもない
日本の女性は ええ 新しく入った… 面白い世界ですよ
これからはランジェリーを 時田です ぜひ もっと取り上げてください
選ぶ楽しみを知っていくべきで よろしくお願いします よろしくお願いします
す ランジェリーを作る方って では 私たちはこれで
特に 永井編集長のように 自信がおありなんですね あ… すいません
モノを見る目をお持ちの方は 外側を飾り立てるより うちの南上 あんなんで
そうねえ 中身が大事 飲み物 足りてます?
本当の贅沢かもしれないわね ランジェリーのように 本当に すいませんでした
竹内さん 見えないところで (南上)ちょっとあなた
ご無沙汰しております 勝負するのが本物 うちの子に何を言ったの?
ああ Emotion の… そう思って あ…
ランジェリー特集 いつも いらっしゃるんでしょう? どうかされましたか?
ありがたく拝読しております だからあなたは そんな格好でも 年下の女の上司に
大げさですね 堂々としてられるのね 辟易(へきえき)してるからって
他の雑誌では あ… 何も分かってない
取り上げてもらえませんから (永井)すばらしいです いや
うちの南上も 南上社長の この子は分かっていたのよ
今日は お礼を言ういい機会と ポリシーがうかがえます どう考えても
おたくも上司は女ってわけか でも だったら この格好が とんでもなく
え? 南上ですか? そんな服は脱いで この場に
いや これから 御社のゴージャスなランジェリーで ふさわしくないってことくらい
来賓の確認があるんで いらっしゃればよかったのに 分かっていたの!
ああ お忙しいとこ (笑い声) それをからかって

14
自分の憂さを晴らすのは (猿橋)報われましたね それは 反論の余地もありません
やめてちょうだい ありがとうございます 何か お探しですか?
からかってなんかいませんよ 頑張ります (南上)洋服も化粧も
え… 惜しい! あと一歩ね 自然と興味が出てくるでしょう
女は それぐらいが でも 若い感性があっていいわ お母さんの口紅とか
かわいい もっと勉強します こっそり
(南上)そうね 以上 つけたりしなかったの?
それが男の本音ね 何か言ってくださいよ! うち 母いないんで
行きましょう 美しさにおいて あっ あの 別に
さあ 帰ろ センスのカケラもないわ! 気にしないでください
あー 足が痛い よくもまあゴテゴテと ごく普通に 父親と人で
履いてらんないわ あんなものを そこそこ幸せに育ってますから
こんなもの いっぱい くっつけられたわね そっか
この靴 最高にきれいなのに あなたには美意識や (繭子)はい
やっぱ痛い バランス感覚というものが そのミシン あなたでしょ
残念だわ 欠落してる! あ… すいません
(繭子)社長 ただ 素材を選ぶセンスはある 勝手に出したりして
(南上)せっかく履いてた え? (南上)
ハイヒールは (南上)今後 瑞希さんが 私が最初に買ったミシンよ
どこへやったの? デザインの仕事で まだ動くのね
(繭子)脱いで来ちゃって… 手一杯になるから はい
(南上)バカね 本当に 素材選びとパーツの調達は (繭子)えっ あの…
(繭子)すいません あなたが代わりにやりなさい 懐かしいわ
(南上)服は? え… 昼も夜も
買ったんじゃなかったの? (南上)あなたに あのミシンの前にいた
(繭子)お店で 私が この仕事を続ける気があるなら… どうしても
取り違えちゃったみたいで だけど? 洋服に負けたくなくて
(南上)バカね 本当に やります やります 続けます それで ちょっと失敗した
(繭子)すいません… 絶対 辞めません! 実は後悔してる
(南上)泣くな! じゃ 改めて だから そのミシンは
分かったでしょ 正式採用ってことね しまった
だからヒラヒラのレースを (宗介)ウエルカム 時田さん いろいろあるわね お互い
つけるのよ 素材を任されるなんて はい
え… すごいですよ あの…
必要のない 無駄なものよ おめでとう そういうことなんでしょうか
でも 自分のためにつけるの ありがとうございます 何が?
美しさは武器よ どうですか 人に見えないものを作るって
間に合わなかったか お祝いに食事でも行きますか 隠してる思いとか
あーあ 宝塚が… そうですねえ 戦う気持ちとか
(猿橋)一番のネックは在庫で はっ!? ここに? 詰まってんの?
す せっかくドレス買ったのに まさか
うちは今までグレーディングは 着て行く場所がないのは たかが下着よ
関係なかったので もったいないでしょう はい
その辺りの経験値がありません いや… え?
在庫を抱えたまま 悪いことは言わない マユちゃん きれい
現金が減ると 最高にオシャレして 全然 違う!
途端に身動きが 男と食事に行く (繭子)いや…
取れなくなります そうすると (麗子)あら?
やっぱり 大量生産は 見えてくるものがありますよ なんか背が伸びたみたい
リスクが大きいのよ いやいやいや… シンデレラの変身ね
でも これは完璧に いや でも… 王子が うさんくさいけど
Emotion のテイストを 俺じゃ危険か (猿橋)うるせえよ
落とし込んでる あっ じゃあ こういうとこが売りなんです
しかも とっても こいつも連れて行きましょう (猿橋)行きますか
リーズナブルな材料で え? (繭子)えっ あ…
いい縫製工場も (繭子)いやいや だから いってらっしゃい
見つかったんでしょ? 宗介さんがいるとか いないとか いってきます
はい それは間違いなく そういうことじゃないんです よし 行こう 腹減った
売り場も確保できてます (猿橋)えっ なんで? はい
なら決定ね こいつがいるなら問題ないでし
Emotion は ょ
セカンドラインを立ち上げる (繭子)あの 何か…
チーフデザイナーは瑞希さんよ あなたって 基本的な女子力が
ああ… 足りてないのよ

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(史香)えっ でも…
でも それは瑞希さんが… これをすぐに出してきたのは
その歴史に裏打ちされた… 偉かったわ
よん (藤村)ああ いや ああいう
これは社内プレゼン用なんで 打てば響くような対応が
新ブランド設立 ねっ お客様を喜ばせるのよ
(繭子(まゆこ))デシテックス (史香)ああ それなら わあ 褒めてくださるんですか
の (瑞希) 素直に喜びなさいよ
リヨセルなら “かわいさとエレガントさ” はい
センチ単位でいけますか “知的さとユーモア” ああ でも あの…
ああ といった… (南上)ん?
そっちのほうが安いですね おー いいですね 今日
じゃ 今から 飯田さんは華がある ヴァンダービルズさんのほう
色 確認しに行きます このまま使えそうですよ 結構 大事なプレゼン
はい よろしくお願いします また藤村さん 上手だから あったんですよね?
よし いや 作ってる人の 何? 向こうが気になるの?
あっつ! 東京 あっつ! イメージは大事ですよ あっ いえいえ あの…
(猿橋)この度 御社との 南上社長が Em の広告塔に ほら 社長 行かなくて
コラボレーションによる なってくれたら最高なんだけど よかったのかなあって
Emotion(エモーション)のセカ (猿橋)Em は 何ですか?
ンドライン ファクトリープロダクトで (瑞希)ねえ
“Em by Emotion” ハンドメードではないですから (宗介)はい
発表第一弾のサンプルが 南上は そこの線引きには ヶ月後の
完成いたしました 厳しいんですよ 売り上げ見込みの数字が
デザイナーは 老舗の頑固オヤジだな 前の会議の時のまんまで
こちらの西沢瑞希です (史香)アハハッ そんな… 直ってない
弊社で年間 (藤村)ハハハ… すいません
チーフデザイナー ひどいこと… あと販売価格は
南上(なんじょう)マユミのアシ (猿橋)いやいやいや… 決定じゃないから
スタントを務め (南上)では 今回は 予定って入れておかないと
南上からは いつもより少し 混乱するでしょ
全幅の信頼を得ております デコラティブに すいません
まずは どうぞ してみましょうか (瑞希)ハァー
商品をご覧になってください (林)はい (瑞希)フミちゃん
(史香)華やかで (南上)レースとリボンを また藤村さんに
繊細なリバーレースを こんなふうにあしらって… 乗せられてない?
ふんだんに使用しておりまして (林)悪いわね え?
見た目も いつもより手間かけちゃって お願いだから冷静にね
とても豪華になっております 私も作りがいがあります (猿橋)瑞希さん
ご覧のように 配色で でね ここに 万事うまくいってます
イメージが変わりますので チャームを付けたいんだけど 大丈夫ですよ
シチュエーションによって なんか かわいいのないかしら (瑞希)大丈夫って何よ
使い方が楽しめるんです そうですね (猿橋)いや ちょっと…
(瑞希)Em by Emotion は あの… すみません きついのかなって
代から代の 林様に ぜひ (瑞希)きついわよ
ライフスタイルに おすすめしたいものが 第一弾で発表するシリーズは
上質なものを求める女性が (林)あー! 当初つの
ターゲットです ちょっとかわいい! はずだったでしょう?
お客様の琴線に触れるような あー 他にもかわいいー なのに フミちゃん
イメージを こういうの欲しかったの 藤村さんに乗せられて
作り出していきたいと (ドアが開く音) いつの間にかシリーズよ?
思っています (繭子)失礼します それでデザインから
お配りしているのは 林様のパーツ揃えました 素材調達から丸投げじゃない
プロモーション用の そこに置いといて 瑞希さんだから
写真の一例です (繭子)はい ここまで できたんですよ
(猿橋)違う こっち (繭子)社長 大丈夫ですか? やめて
(宗介)すいません (南上)しょうがないでしょ 喜ぶとでも思ってんの?
(瑞希)コンセプトは 今は瑞希さんとフミちゃんが とにかく フミちゃんを
“美しい自分との出会い”です いないんだから 落ち着かせないと
Emotion は オーダーメードで あの人の穴を あの 藤村って人もアレ…
お客様のご要望をお伺い… あなた人で埋めようとした 調子いいだけだから
(藤村)飯田さん すいません 私が間違ってたの 真に受けると この先
ちょっと ここに 自分を恨むしかないわね Em 自体がおかしくなるのよ
立ってもらえませんか (繭子)すみませんでした 参ったな

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(瑞希)何が ひかれる気持ちもあるわよね? シリーズで!
プレッシャーで まあ… 大勢の人と一緒に (猿橋)いや
ピリついてるのかと思ったら 大勢の人に 生産数 増やすなんて
至極冷静 好かれる物を作るって うちの南上が許しません
(麗子)おはよう 面白いだろうなとは思うし… (藤村)ライン生産も
(繭子)おはようございます それも正解 確立できてるのに
(麗子)このところ でも ここが わざわざ小規模に
みんないなくて寂しいわね こらえどころなのよ とどめておくなんて
ああ… Em の発表 こらえどころ? ビジネスではありえない
もう少しですからね ハァー (瑞希)もう やめましょう
(梶)えー 俺がいるから (階段を下りる足音) それじゃ あの小さな店と
いいじゃないですか (繭子)お疲れさまです 何も変わらないじゃないですか
マユちゃん先輩 何か 探し物ですか? Em by Emotion は
今日も かわいいっすね (宗介)いたんだ すばらしい商品です
(繭子)はい フジックスのカタログ探してて Em なら 私は自信を持って
今日も頑張ってね 学生さん (繭子)ああ それなら… 全国のお客様に
はーい (繭子)はい おすすめできます
(麗子)社長もねえ (宗介)ありがと あなたは
バイト雇うなら もっと… これは? シグネチャーブランドだって
ねえ あー あの… 立ち上げられる人です
大学年で 自習室っていうか お言葉だけ
就活しなくていいなんて 自主トレっていうか ありがたくちょうだいします
のんきなご身分よね マユちゃん 勉強してたんだ でも 現実的じゃないですよ
でも社長 大丈夫でしょうか? 私 服飾の学校出てないから いいなあ
Emotion の注文 知識もないし 私も そんなふうに言われたい
全部人で仕上げてますけど デザインもパターンも縫製も フミちゃん
そこは意地でも作るでしょ 何にもできないから 飯田さんにはオーラがある
あの人は ダメだなあ 世の女性たちが憧れる
まあ そうですよね はい ファッションアイコンに
マユちゃん人だけ あー 違う違う 僕 なり得る存在ですよ
Emotion のほうに残されて え? うわっ なんか
つまんないんじゃない? 社長 これ見たら サラッとすごいこと言った
いえ 全然 感心するだろうね 聞いてるほうが照れますよ
私 そんな気持ち えー どうせ嫌み炸裂ですよ 少し盛りすぎた? かな?
全く ありま… 焼け石に水って (史香)え?
お願いします (宗介)ハハッ アハハ…
Em に関わらせてください 社長は完璧主義だからね (宗介)えっ Em の仕事も
来ると思った あっ でも… したいって言ったの?
社長の作業に 社長って 昔 社長に?
支障が出ないように なんか失敗でもしたんですかね マユちゃん すごいね
生地とパーツの調達は え? なんで? いや 今の仕事が
きちんとやります なんか こらえどころって… 物足りないわけじゃ
だから… あっ いや ないんですよ
(南上)ダーメ いいんです いいんです でも 自分にできること
セカンドラインを (藤村) 少なくて
立ち上げるプロセスを 社内プレゼン評判いいですよ なんか心苦しいっていうか
この目で見たいんです なんで もっと 結局 社長は全部
勉強したいんです 規模を大きくしないのかって 人で作れるし
あなたね 上に せっつかれちゃって 僕だってそうだよ
目の前にいらっしゃる 予定販売数が 僕なんかいなくても
たった人のお客様に売るより シリーズって 猿橋さん人いれば十分だし
人のお客様に売るほうが 百貨店目線だと ああー こんな
すごいとか思ってる? 信じられない少なさなんでね グジグジ言ってちゃダメだよね
いえ ハハハ… やれること
同じ物差しでは 高評価はありがたいですが やるしかないもんね
はかれません これ 仮の話ですけど はい
目指してるものが 全国展開するとか (宗介)あっ これ
全く違いますから 考えられませんか デパ地下で試食したら
正解よ 売り場の設置費用を おいしかったんだ
ほおー うちが持つとしたら 食べていいよ
あなたも Emotion の人に シリーズ とか おいしそう
なったのねえ 作れませんかね でも ちょっと…
茶化さないでください これ 必ずヒットしますよ ああ いいよいいよ
でも 数のダイナミックさに ってことは はい

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(繭子)んー おいしい 美術館とか回ってみます? (男性たち)踊りましょう
(宗介)でしょ (繭子)外国のイメージ使うの (宗介・繭子)え?
あっらー 仲いいのねえ は (音楽)
うらやましい! どうですか? (宗介)踊れません
えー あっ リオのカーニバルとか ごめんね ごめんね…
そんなんじゃないですよ (宗介)ああ ブラジルは (繭子)ごめんなさい!
ですよ 健康的な下着の (梶)おはようございまーす
そんなんじゃないですよ イメージがあるよね (宗介)おはよう
月のトランクショーは (繭子)夏っぽいし (麗子)あんたは掃除
この人にプロデュースを (宗介)うん (梶)えっ
任せようと思うの あっ こういうキューバや どう?
(繭子・宗介)ええ! プエルトリコのサルサもいいよ トランクショーのテーマは
(史香) ね 昨日 企画書出しました
へえ 結構チャレンジング あとニューヨークの もう? 仕事早いじゃないの
社長 何かあったんですか? レイ・バレットなんか (あくび)
物理的な問題 ショーの音楽にしたら (南上)あー 私としたことが
今 私… 案外 都会的な雰囲気も 徹夜なんぞしてしまったわ
注文の品 作るだけで 出るかも お肌がぁ… お肌が
手一杯なのよね (繭子)サルサか… 麗子さん ごめんなさい
その上… ねえ 宗介さんって 一度 うちに帰りたいんだけど
(麗子)ショーの 音楽 詳しいんですね (麗子)いいですよ
プランニングまでしたら でも ラテンカルチャーを 午前中は大丈夫です
社長 体壊すわ ビジュアル化するのって (南上)じゃあ 頼むわね
もう若くはございませんのでね 難しくないですかねえ? あっ あー あの…
(猿橋)Em が落ち着いたら (瑞希)杏奈 社長 社長…
瑞希さんとフミちゃんにも どうしたの? 急に あの トランクショーの
また戻ってもらえると (瑞希)お腹すいた? 企画書は…
思いますけど ご飯 食べてこっか ああ
すみません 今は無理です (杏奈)うーん ごめん ぴんと来ない
分かってる ご飯はいいからさ… ダメですか
だから今回だけ (瑞希)わっ きた せっかくラテン押しでいくなら
ショーの演出や進行は きたきたー もっと情熱的というか
この人に任せようと思うの 今度は何? 胸の高鳴りみたいなものを
いいことよ サンダルは 表現しないとダメでしょう
若い人は挑戦させなきゃ こないだ買ったでしょ あなたたち
ねえ コスメ? 真面目すぎるのよ
(梶)あー じゃあ 俺も! もう 何でも 音楽のルーツ解説して
(麗子)あんたは黙ってなさい ママの使えばいいじゃない どうすんの?
案外 ムードが変わって 使えないよ サイズ違うし これじゃ 色も絵も浮かばない
いいかもしれないですね ママのは全部 Emotion の なんか こう…
じゃあ 決まりね 超高いやつじゃん そう Emotion がない
(宗介)え… え? へ?
(南上)もちろん ブラが欲しい じゃあね
ショーのテーマは私が決める みんな かわいいの着けてる すぐにパックするわ
あなたたちの最初の仕事は ああ… 気持ちは Emotion なのに
その材料集めよ 今 ママ 作ってるんでしょ? (繭子)年代とかも
私の製作意欲を 安くて かわいいブラ 好きそうですよね 社長
かきたてるような ママのデビュー作なんでしょ? (宗介)うん
テーマを探しだして お願い 枚ちょうだい! でも今回はパスかな
企画書にして出して ダメ? 今年のパリ国際
(宗介・繭子)はい ダメじゃないよ ランジェリー展のテーマが
頑張れ ちゃんと買って 「グレート・ギャツビー」
よし プレゼントするわよ だったから 似ちゃうよね
(宗介)春夏物の (杏奈)やった じゃあ (繭子)そうなんですね
過去年間のラインナップは 体育の時 めっちゃ自慢しよ 「オリエント急行殺人事件」を
こんな感じだね そうしたらママのブラも モチーフに
(繭子)“出会い” バカ売れするかもね 年代を意識した
“ボッティチェリの春” (瑞希)おー 本当に? ラインのブランドもある
“リゾート” (史香)月号 月号… 秋冬物だけど
“ゴッホのひまわり” これだ 案外 何でもアリなんだよね
なんてのもあるんですね あー もう (繭子)
やっぱりアート系で なんか すごいですね すっごい勉強してますね
攻めたほうがいいのかな ラテンカルチャー 僕も自主トレしようと思って
ですね なあ え?

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あー いや ないよ そんなの全然 あの 社長
いや でもさ (由梨)えー! もう 何よ
Emotion って さっきの雰囲気 社長は どういう気持ちで
実際なんなんだろうね 絶対そうだったから ランジェリーを
うーん もう由梨は何でも 作ってるんですか?
(三木) そういうふうに また ドストレートな質問ね
あの ちょっといいかな 見えちゃうんだよ どういう時に
(繭子)あっ 三木さん あっ また 作りたいって思うんですか?
どうぞ どうぞ 好きな人とかできた? こういう
あのね アートを 由梨が この手の話する時って ランジェリー作りたい!って
コツコツ勉強するのも悪くない もう大抵… そんなこと
でも 昨日今日 え? 急に聞かれたって
業界に入ったド新人が 私って 分かんないわよ
知識から探っても そんなに分かりやすい? えー あ…
クリエーティブなテーマなんか えっ そうなの? (南上)いい香り
浮かびっこないと思うのね いつから? お願いします
あの… うーん このとおりです
アパレル関係の方とかですか? ひと月ぐらい前からかな (瑞希)そんな深刻な話
ああ 僕のことはいいから 同じ会社の人? だったんですか?
あのね マユちゃん ううん だって こないだは…
こういう時は 盗むの でも仕事で知り合って (藤村)私も立場上
盗む? いろいろ一緒に ヴァンダービルズの意向には
何を? どこから? やっていくうちに 沿わなきゃいけないんです
あとは教えない いいなあって もし このまま シリーズ
人 仲良さそうで悔しいから ねえ どんな人? 年は? しか売らないって貫くと
(繭子)え… うん… この話 自体が…
(山﨑) (繭子)ん? なくなるんですか?
まあ 三木さん 三木さん (由梨)また今度にしよ そんな…
お気に入りの由梨ちゃん 今 ちょっと 数を増やすなんて無理です
(由梨)こんばんは ゴチャゴチャしてるんだ うちの社長 知ってますよね?
(三木)あっ 由梨ちゃん 大丈夫? ああいう人ですよ?
(山﨑)いらっしゃい ヤダ 大丈夫だよ 南上を説得できれば
(三木)座って座って だからマユも ない話じゃ この話は進むんですか?
お邪魔しました ないわけだからね 宗介さん フミちゃん
ああ えーと それはありま… せん また どうして簡単に
地元の友達の由梨です (麗子)どうしたの? この人の話に乗っかるの?
一緒に上京してきて 頭痛いの? 瑞希さんこそ
(宗介)ああ よく話してる… あー アイデアが浮かばなくて どうして
会社の先輩の姫路宗介さん Emotion の… 同じこと繰り返すんですか?
(宗介)どうも もうダメだ え?
マユが いつも (宗介)ごめん マユちゃん (史香)前のトランクショーで
お世話になってます (繭子)うわっ はい! も
あー いやいやいや (宗介)これから銀行なんだ 最後の最後でデビュー
僕はそんな… 戻ったら 僕も考えるから できなかったでしょう?
あっ じゃあ 分かりました いいもの作ってたのに
そろそろ行くね いってらっしゃい シグネチャーブランドも
(由梨)えっ いいですよ (猿橋)どうした? 立ち上げられる実力を
まだ途中だったんじゃ… (繭子)いえ いえいえいえ 持ってるのに
いいんです いいんです じゃあ しばらくお借りするよ それで本当にいいんですか?
じゃあ 今日 回ったとこ 何 意識してんだ 私! Em は規模を大きくして
まとめとくから もう 由梨が 全国展開したいと思います
明日 またね 変なこと言うから! (猿橋)待て
はい (南上)何を意識してるって? 俺は聞いてない
(山﨑)じゃあね また (繭子)えっ? こないだのあれは
(山﨑)どうぞ いや いや 別に何も… 藤村の勝手な希望だろう?
ちょっと ちょっと ちょっと あれ 社長 このままだと Em の話自体が
(繭子)何? ご自分で なくなるって言うんです
宗介さん? いい感じじゃん コーヒーいれるんですか? (猿橋)は?
(繭子)は? しょうがないでしょ (瑞希)私 それだけは…
よくあるのよ あなたも忙しいんだから 藤村の話
職場でチーム組まされて え… 真に受けるなって言ったの
一緒に仕事していくうちに 何よ 瑞希さんでしょう?
好きになっちゃうって いえ あの… 大丈夫です 今でも十分に
何 言ってんの! (南上)う~ん いい香り 向こうにメリットがある

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やめるはずがない 逸脱してると思わない? 間違いない”と教え込むなんて
(史香)だけど それは そうですけど… おこがましいわ
そこそこの値段で作って (南上)決めるのはお客様 (ドアの開閉音)
人だったお客様が 私は お客様に (宗介)どうした?
人に増えても いいものを 自分で選ぶ目を Em 大変そうですね
それって藤村さんが言うとおり 持ってもらいたいの (宗介)うん
今までと何も変わりませんよね (史香)最初から いいものを でも 分かりました
セカンドラインを作る意味って 選ぶ目を持っている人が (宗介)え?
ランジェリーの魅力を この世の中に これですよ!
日本中の女性たちに どれぐらい いますか? え?
伝えることじゃないですか いい質問ね お前ら 何やってんの?
それなら もっと 誰も何も 何これ どういうこと!
広く認知してもらわなきゃ 分かっちゃいませんよ (猿橋)はい?
意味がありません 何を選んでいいか あー なんで
言っていることは 誰も分からないんです そっちいくんだよ バカー!
よく分かるわ だったら安心させてあげるのは え?
要するに 悪いことじゃないでしょう? 好きって言いなさいよ!
世の女性たちに響く売り方を これさえ買っていれば (繭子・宗介)あー きたー!
しなきゃいけないと思うんです 間違いない キスきたー!
具体的にどうするの? それが ブランドの 俺は俺の仕事するしかないかな
憧れに火をつけるんです 力なんじゃないですか? (繭子)
言葉は エモーショナルね 正論ね これで どうですかね?
(史香)強いブランドイメージ でも そこに ちょっと右にもしてもらって
を ストーリーはあるの? これぐらい?
作るんです は? (宗介)あー はい
“イケてる女の子は” (南上)“これさえ買っていれば どうですかね?
“Em のブラを着けてなきゃ 間違いない”という商品に 今 寝てましたね?
ダメだ”ぐらいの ストーリーはある? 寝てません
それで 世の中に (史香) ふーん
一気に火をつけるんです ストーリーって何ですか? (終了音)
瑞希さんの考えは? 私は 単純に (繭子・宗介)できた
私は… “春だから”という理由だけで 説明してくれる?
やみくもに グリーンとイエローの 今回の
規模を大きくするのは かわいいブラを トランクショーのテーマは…
危険だと思います 作れと言われても作れない “ストーリー”です
でも ターゲットを だけど 歳の女の子が (繭子)どんな女性にも
広げるという戦略は 初デートに着けていく ストーリーがあります
私も賛成です ブラを作れと言われたら 特に出会いの春や
今は中学生ぐらいの すぐに作れる アクティブな夏には
若い女の子も 女の子の顔が見えるから 新しいストーリーが
オシャレなブラジャーを そこにストーリーが見えるから 生まれます
欲しがります 決して これから どんな展開に
ティーンの子は 見せるわけではないけれど なっていくんだろうという
何でも憧れから入るし ちょっと大人っぽいものを ドキドキ感がテーマです
女性は憧れから 着けてみたい (南上)ふーん
モノを買います だけど歳だから 一番の目玉は
あの人みたいになりたい あんまりセクシーじゃ それぞれの商品に
あの人と同じモノを持ちたい 自分で笑っちゃう 具体的な物語を
それが女性が何かを買う だから涼やかで元気な つけることです
一番の理由です タンポポみたいなブラを 社長のおっしゃってた
その気持ちをくすぐれば 作りたいと思う 初デートや
商品は必ず売れます グリーンとイエローの 長い片思いの末の告白とか
売れるでしょうね すごく分かります 恋愛に特化するの?
でも お金を出して それじゃ ちょっと
“あの人みたいになりたい”とか 何かを買おうとする時 稚拙すぎないかしら
“あの人と同じモノが欲しい” お客様には 必ず 恋愛は一例です
なんて ストーリーがあるの ただ 一番
お客様に思ってもらいたくない たとえ直接 受け入れられやすいのは確かで
ましてや 顔を合わせることはなくても す
“これを持ってなきゃダメだ” そのお客様の 胸キュンストーリーは
なんて 今の気分をすくって物を作る 普遍的ですから
上から目線で それが奉仕する作り手の姿よ お客様を瞬間的に
押しつけるようなことを (南上)お客様を盲目にして キャッチするには
物を作る人間としての道を “これさえ買っておけば 妥当なテーマだと思います

20
ふーん 私も崇拝者の人なので “女にはストーリーがある”
(繭子)ショーの中で 分かりましたよ 何これ
新作をセット発表するなら ご理解いただけて どういうことですか?
~セットが うれしいです
恋愛がテーマのストーリーでも (藤村)でもさ 猿橋さん
飽きさせることはありません ビジネスは
なぜなら そんなきれい事じゃないよ
彼女たちのストーリーには 帰るか
間違いなく (南上)今回のショーに ご
Emotion があるから 出ていただくのは
ストーリーね あなたと あなたと 裏切りと欲望
いいわね えーと…
(繭子)えっ あなた (店員)いらっしゃいませ
(宗介)本当ですか? (宗介)うん いいかも (店員)何かお探しですか?
まっ 私が言ったんだけどね ですね (繭子(まゆこ))こ… ここの
(繭子・宗介)はい いいっすねえ ブラジャーください!
(南上) おっ なかなか あっ か…
それに ストーリーは オシャレじゃないの 花粉症なんです 秋の
これから 瑞希さんとフミちゃん ブタクサ… ブタクサです!
始まるものだけじゃないわ 来てませんか? (店員)今 お持ちいたします
過ぎ去った時間にも 今日も向こうじゃないの? 少々 お待ちくださいませ
ストーリーはある 今朝 こっちに来てもらうように (修子)STORY(ストーリー)と
忘れられないストーリー 言ってたんだけどな いう
胸にしまっておくストーリー 出ないな コンセプトは
最後のつは (宗介)電車とか いつ どのように
それを表現したいわね 乗ってんじゃないですか? 生まれたんですか?
いいショーになりそうね (猿橋)うーん (瑞希)Emotion(エモーショ
(配達員)すいませーん ン)にいた時に
(宗介・繭子)はい!
バイク便でーす 社長の南上(なんじょう)と
(繭子・宗介)やったー!
(麗子)はーい マーケティングの話になって
イェイ イェイ イェーイ!
着々と進んでますなあ その時に“STORY”という
ちょ… ちょっとマユちゃん
バカップルチーム キーワードが出てきました
残り拭きなさい
(繭子・宗介) では STORY は南上社長の
胸にしまっておく
バカップルじゃありません 発案ということですか?
ストーリーって?
ですよねえ (瑞希)えっと…
知ってるくせに
(南上)あー 肩が動かない (史香)インスピレーションを
あなたにだってあるでしょ
ちょっと 得て
つやつ
はり行ってきていいかしら 今の形にしたのは私たちです
(麗子)そうね あるわね
(麗子)何かしら 南上社長とは関係ありません
まっ 長いこと生きてると
あなたによ お人は 南上社長とは
いろいろあって困るわねえ
(南上)もう腕上がんないのよ 決別したんでしょうか?
そうよ
開けて いや 決別も何も…
でも 忘れた
(麗子)はいはい STORY は 若い世代の方々を
あっ 忘れた忘れた
(繭子) ターゲットにした
忘れようとしなくても
社長 肩もみましょうか? 全く 新しいブランドです
忘れちゃうしね
(南上)あー ありがとう 商品も生き物ですから
なんで ここ来たんだろう 今
あー はあ… 時代と環境に
販売促進部の佐川部長と
ん? マッチした新種が生まれるのは
お話させていただきました
えっ!? 当然です
“プロジェクトが消滅する
(猿橋)どうかしました? まるで Emotion を
などという脅し文句で”
“新ブランド発足のお知らせ” 淘汰(とうた)するような言い方
“無理矢理 全国展開を
“拝啓 時下ますます ですね
承服させるような手法を”
ご清祥のことと” あ…
“そちらが取るなら
“お慶び申し上げます” (宗介)マユちゃん
こちらも この話は”
“このたび 行ってきたんだ
“なかったことにします”と
VANDERBILT'S TOKYO は” はい ちょっと前に
お伝えしました
“プライベートレーベル” (麗子)どんな感じだった?
Emotion は ヒット商品を
“VANDERBILT'S Factory を 見ていい?
作りたいわけではありません
発足させる運びとなりました” すごくいい感じのお店で
我々が美しいと思える商品を
“その第一弾といたしまして お客様も大勢…
我々が納得できる形で
ランジェリーブランド…” そっか…
お客様にお届けする
“VANDERBILT'S TOKYO” へえ きれいね
数は問題ではありません
え? (繭子)うん…
まるで宗教だな
(宗介)瑞希さんと史香さん もう やめなよ
フッ 南上教だ

21
こんなの見るの まだ印刷してなかったわよね? (繭子)危ないですよ
(繭子)“女性 人人が (宗介) どうしたの? お嬢さん
隠し持つストーリーを” はい ストップしてます ああ 道に迷ったのね
“表現しようと思った” 日にちを変更して作って どこ行きたいの?
よく こんなこと言えますよね トランクショーは決行よ 教えてあげましょうか?
商品もコンセプトも全部 テーマは… え?
Emotion のじゃないですか “ストーリー” (アヤ)
なのに… さあさあ 時間がないわよ この辺 面白いでしょう
これも 頑張りましょう 昔からのお店が多いから
これもこれもこれもこれも フフフ… あっ ここのね どら焼き
これも! あっ また おいしいのよ
なんで? 作んなきゃいけないのね テレビにも よく出てるわよ
マユちゃん あー 地獄地獄 あっ ちょっと ちょっと…
何冊 買ってきたんだよ ですよね あの おばあちゃん
ランジェリーの記事なんて いや こっちが先だって おうちはこの辺なんですか?
今まで ひとっつも 言ってやりましょうよ うん! 近くよ 近く
載せてなかったくせに できますよ! もう年以上も銀座一筋
“イケてる女子はみんな コンセプトもショーの進行も 生き字引よ ウフフ…
「STORY」” 全部 決まってるし あっ 着いたわ
何これ 材料も手配してあります (繭子)え?
(南上)いいじゃない? モデルさんたちも あんたが来たがってた
ストーリー ふーん 準備万端です! やきとり屋 ここでしょ?
“女なら中身にこだわれ!” やるぞ! 親子丼がおいしいのよね
そのとおりよ (梶)おー! すいてる時間で
社長… (猿橋)ご迷惑をおかけして よかったわね
久保様と林様のできたから すいません じゃあね
フィッティングに 違約金と言っては よいしょ
いらっしゃれる日を伺っといて なんですけど… (繭子)ちょ… ちょっと
はい (主任)頂くのも うん? なあに?
(麗子)じゃあ 気が引けるんだけども あの…
ご注文いただいてる分は こっちもほら ごめんなさい
これで全部? 工場(こうば)も人も空けて ちょっと…
できたわね 待ってたもんだから ねえ… あっ ウフフ
はー! いや これ当然の金額で お姫様になったみたいだわ
これでやっと休めるわ 今月中には振り込みます (繭子)よし
あら 大丈夫なの ありがとうございました
うん これおいしい 会社畳むなんて言わないでよ 助かりました
これどこの? いやいや… そんなことは お昼 ちゃんと食べて
どこのでもいいでしょう ハァ… お仕事 頑張んなさいよ
あら 機嫌悪い ただいま はい
社長は なんで (繭子)あっ おかえりなさい (アヤ)うん
ずっと何も言わないんですか? (宗介)お疲れさまです! よし
こんなことになって どうしたの? お前ら よいしょ
よかったじゃない やるんですよ トランクショー あと体
ランジェリーの記事が増えて え? きれいだな
何 言ってんですか テーマは“ストーリー”です よし
私たち全部 マジか みんなを呼んで
盗まれたんですよ? (繭子・宗介)はい いや ちょっと待ってください
何を? (繭子)お願いします 分かりました
(繭子)え? 通です え?
それを作ったのは (局員) いや ちょっと…
瑞希さんでしょ はい かしこまりました ちょ… ちょっと見せて
でも Emotion のテイスト 招待状 出してきました “御社の新商品 及び”
そのままよ? ええ “ショーに使用される
そうですよ (繭子)このまま恵比寿で サンプルは”
ストーリーっていう 宗介さんと合流して “当社 VANDERBILT'S TOKYO
コンセプトだって 照明の打ち合わせ の
ストーリーって言葉が してきますね 自社レーベル”
商標登録されてるわけじゃ はい “Story の商品と
ないでしょ? はい じゃあ 酷似しており”
こっちはこっちで (繭子)あっ ちょ… “販売戦略のコピー
やればいいじゃない ちょっと! その他 印刷物においても”
え? ちょっと! “その盗用が疑われ
ショーの招待状は (アヤ)はい? 当社の権利を”

22
“著しく損ねるものと 物事 真面目に 日本中の女の子が
判断いたしました” とらえないんですよね 私が作ったものを
訴えるって でも それって 身につけるのが夢だった
冗談じゃないですよ! きつい状況を真に受けて だから 全然 後悔してない
向こうが盗んだくせに! 傷つくのが怖いだけなんじゃ 私は このまま
返り討ちにしてやれば ないんですか? いけるところまで行く
いいんですよ 逃げてるだけなんじゃ (繭子)
そうですよ 裁判上等! ないんですか? 本当に すみませんでした
こっちが先だって (宗介)マユちゃん (沙里衣)もういいよ
法廷で証明してやりましょう (繭子)猿橋さんだって 大丈夫だから
それが無理なのよ あれだけ Em に力入れてて いやでも これは仕事だから
どうしてですか ずーっと一緒にやってて そうだね
裁判費用が半端ない こんな仕打ち 仕事がなくなったのは残念
長引く可能性もある 悔しくないはずないでしょう? 悔しいよ でも…
それに こういうのは だったら悔しいって マユの気持ち 分かるから
あとから世に出たほうが 言えばいいじゃないですか (三木)かわいそうに
圧倒的に不利だ 格好つけてないで! (繭子)もうヶ月ですか
もともとは うちが先です 別に ビジネスでは 新規の注文がなくなってから
印刷会社さんとか よくあることだよ やっぱり トランクショーの
モデルさんとかに どういうことですか? 中止が痛かったわね
証人になってもらいましょうよ Emotion を訴えるって でもシーズンごとに
客観的 証拠になるかどうか (藤村)リスクヘッジですよ 買ってくださってる方も
じゃあ 実際 裁判になることはない 注文ゼロって
どうすればいいんですか? STORY を守るためですか? (梶)STORY に
和解の条件として向こうは… そのとおりです 持ってかれちゃったのかな…
トランクショーの中止を 発売週目で 痛っ!
求めてる 予定数のほぼ倍売れた あっ すいません
え… 大ヒット商品ですよ 林様と久保様の分で
(麗子)STORY で対抗されちゃ 銀座だけじゃない 全国で 入金は最後…
困るってことか ここでケチがつくのは たぶん これ
(猿橋)ヘタに強行して 会社としては避けたい かなりマズいわ
裁判で負ければ 確信犯って怖いですね Em を立ち上げる時 うち
高額の損害賠償を求められる え? だいぶ
そうなったら Emotion 自体が そもそも 借金しちゃってるはずだから
確実に潰れる STORY は Emotion が… え?
トランクショーは (藤村)ああー (猿橋)事業計画書は
中止しましょう すいません あの時は 以前 お出ししてますので
人とも 私が先走ってしまって 今日は売り上げ計画書
ここまでよくやったわ ウソ 計算づくでしょう? それに収支のシミュレーション
ありがとう だとしたら を
大丈夫? どうするんですか? お持ちしました
すいません え? 今後年間の
でも どうして? (藤村)証言でもしますか? 販売目標額として…
納得できません 全部 我々が盗んだって (銀行担当者)いや
瑞希さんも史香さんも (史香) 熱意は分かります
こんなことするような人じゃ もう引き返せないんですよ とても
ないでしょう? いいじゃないですか でも 追加融資は
いやー 分からんよ 女は お嬢さんだって ちょっと厳しいでしょうね
怖い生き物だから 喜んでるんでしょ? どうして…
あの人が結託してるって 雑誌 全部買ってる (担当者)聞いてるんですよ
この俺が気づかなかったんだ お小遣い少ないのに そちらの事情
うん ああ あれだな いい子ですね 訴訟を起こされてるって
浮気男って そうよ え…
こんなオチだったりするよな 自分が作ったものですよ? (担当者)これはね
女人 だましてるつもりが こんなに売れて 非常にマズいですよ
最後は女同士が繋がってて うれしくないんですか? いや それは
地獄に落とされるっていう うれしいわよ 今 もう和解の方向で…
ハハハ… でも こんなやり方… (担当者)流れ次第では
なんで そんなふうに 私は違うな 当行としても
茶化すんですか? プロセスはどうあれ 回収のほうに
シャレになんなかったか 今の成功は 回らざるを得ない
猿橋さんって 私が 年前に夢見たとおり ちょっと待ってください
いつも どっか斜(はす)に構え こんなふうになりたかった 今日は追加融資の話に
てて こんなふうに 来たんです

23
融資の引き上げなんて 逃げ出すっていっても 芸者さんだったんですか
聞いてない あれだな そう 昔はね
そんなことされたら 猿橋さんには… 今は お三味線の先生よ
うちは潰れる 一度ぐらいは へえー
ハァ… 認めてもらいたかったな お嬢さん お仕事は?
やっぱり 結局 最後まで ん…
訴えられたっていうことが 僕は あの人の 私はランジェリー…
大きいわね 役に立てなかった あっ
取引先への支払いと だったら 女性の下着を作ってます
返済が重なる上に 認めてもらえるまで (アヤ)わあ きれいねえ
入金がゼロじゃ… やりましょうよ あー でも ごめんなさいね
私が甘かったんだわ 本心なんだよ 私 ほら いつも着物だから
事業を広げれば え? ブラジャーは着けないのよ
お金の規模も ちゃんと自分の仕事だって ああ…
現金商売とは 思えるものを あっ いいんですよ
わけが違ってくる 探したい でも 懐かしいわ
Em の損失は 僕は これをやってくんだって 昔 主人と
自分にも責任が… 仕事がしたい ダンスに行くことがあってね
(南上)いいえ やっと そう思えるように ダンス?
経営者は私よ なったんだ 私 ちゃんとした下着を
(ドアが開く音) ダメかな? 持ってなくて
ごめんなさい ちょっと… それは… この近くの
話があるって 宗介君が Emotion じゃないんですか? よく前を通りかかってた
すみません Emotion じゃない 下着のお店に 主人と
勝手なこと言っちゃって 楽しかったね いろいろ 買いに行くことになったの
こんな時に言うのも ギャラリー行ったり そこの若くて
どうかと思うんですけど サルサ踊ったりね かわいい女の子の店員さんが
僕ずっと この仕事 そんな顔しないで すっごく丁寧に 私に合う
向いてないなって思ってて マユちゃん 合ってると思うよ ブラジャーを作ってくれた
年いても 女性の下着 Emotion あっ それって…
全然 慣れないし だから 主人からの唯一のプレゼントで
僕 どうせ お荷物かなって 頑張れ 今でも大事にしてるの
でもお前 ここんとこ ちょっと ちょっとちょっと… ボロボロになっちゃったけど
すごい頑張ってたじゃないか そんなんで ちゃんと持ってるのよ
(宗介)だから お客さん来ますかねえ ウフフ
ちゃんと自分の仕事だって (繭子)何 弱気なこと あの…
思えるものを 言ってんの! (弁護士)では 私は
探したいんです やるしかないでしょ 次の裁判があるので ここで
辞めさせてください はい! (猿橋)よろしくお願いします
(宗介)急にすみません 人でも (ドアが開く音)
お願いします お客様に来てもらわなきゃ (猿橋)どうも
(麗子)あっ びっくりした! お願いします (藤村)ご無沙汰してます
大丈夫? お願いします 和解案 頑張って
最低だわ お願いします 作ってるじゃないですか
社員に気を使わせるなんて ありがとうございます (猿橋)ええ
宗介君? お願いします 有能な企業内弁護士チームが
彼は Emotion のためを思って けなげ… かわいい! 常時 面倒見てくれる
辞めた (梶)よろしくお願いします おたくさんとは違うんで
私また同じことしてる (繭子)お願いします いろいろ厄介ですよ
大事な仲間に (梶)お願いします (藤村)いい弁護士を
つらい選択をさせて お願いします 紹介しましょうか
また同じ壁を超えられない (梶)お願いします (猿橋)ハハッ
このまま進んでいいのかしら (繭子)お願いします 全く悪びれるところがない
(繭子)みんな分かってますよ (梶)オーダーメードの ここまで堂々とやられると
違う 誤解してるよ ランジェリー作ってます “卑怯”という
僕は Emotion の戦力に お願いします 言葉の使い方も迷うな
なりたかったのに (梶)よろしくお願いします 卑怯? それは違う
なれなかったから ちょ… ちょっと! “数は問題ではない”と
それで いじけて (梶)よろしくお願いします おっしゃいましたよね?
逃げ出したんだ ありがとうございます 数は問題なんですよ
違います あれ? 資本金にしても
なんで断言できるの? マユちゃん先輩? 売上高にしても
だって 宗介さんは (繭子)ふーん 提携企業や社員数
ちゃんと仕事してた… じゃあ おばあちゃん 顧客の数でも

24
ヴァンダービルズと そうなの 品物をきれいに
Emotion では規模が違う (南上) 直してさしあげるのは
それは そのまま力の差です お直しさせていただきます 当然の務めよ
その差は 正義や理念なんて ちょっとだけ そうですね
ヤワなもんじゃ 今のお体の具合を ありがとう
太刀打ちできない 見てもよろしいですか? え?
覚えておいてください あっ え… ええ いい方を連れて来てくれて
数は力です だいぶ しぼんじゃったけどね (南上)思い出した
数に力があれば (アヤ・南上)アハハ… お得意様もいない
誰も知らない (南上)失礼します 毎日 お客様も
小さなメーカーから (アヤ)はい よいしょ 全然 来ない
多少 アイデアを拝借しても (南上)失礼いたします それでも 若い私には
そんな事実は (アヤ)私 代の頃から 自信があった
容易にひねり潰せる 着物ばかり着てたから この店をやっていく
それを“卑怯”と ちゃんとした下着 覚悟があった
言うんじゃないのか 持ってなくて “自信と覚悟”
まだ お分かりに そしたら主人が それさえあれば
なっていないようですね 買いに行こうって 仕事はできるのよね
ビジネスは 私たち もうとか (猿橋)イマイさん
きれい事じゃないんですよ そんな年で ご無沙汰してます
言ったでしょ? 恥ずかしかったけど (イマイ)おー 久しぶり
ああ そう ここよ 顔 真っ赤にしながら (猿橋)どうも
あー 懐かしいわ このお店に来たの 今日 ちょっと
どうぞ (南上)覚えてます お願いがありまして
(南上)いらっしゃいませ 優しそうなご主人様でしたね 少しでいいんで お金
大野様 それね 貸していただけないですかね?
え? 結局 主人は はあ? 何言ってんの?
えっ おばあちゃん 一度も見てくれなかった (猿橋)いや 少しでいいんです
大野さんっていうの? そりゃあ そうよね よ
何年ぶりでしょう 奥さんの下着なんて いや 無理だよ そんなの
また お会いできて 恥ずかしいものね お願いしますよ
うれしいです アハ… ちょっと待ってください
あー できました おー 久しぶり 元気?
あなた あの時の子ね? わあー ステキね (男性)サル すごい久しぶり
ええ 着けてみていただけませんか? (猿橋)久しぶりじゃん
どうぞ え? いやいや 頼むよ
(アヤ)ああ… (南上)お着物にも合うように ちょっと待ってよ
来る前に連絡くれて ワイヤーを抜いて (男性)プライドねえのかよ
助かったわ 胸の高さを出にくくしました (女性)最悪
あのあと年前の ぜひ 着けてみて ちょっと今日 お願いがありまし
顧客リストをすぐ出してきて いただけませんか? て
ストックルームを ありがとう (警備員)君 何してるの?
片付けてくれてたからね (アヤ)あー そうだ 少しでいいんで お金
それで… お代は? 貸していただけないですかね?
(繭子)これで すぐに ああ 結構です じゃあ 時で大丈夫?
分かったんですか 社長 レースは在庫から選びましたし うん ありがとう
芸者さんは 修繕費は どなたからも (猿橋)おー 久しぶり
珍しかったんじゃない? 受け取っておりません (女性)あっ びっくりした
それでも すごいですよね ダメよ それじゃ 万でいい 頼む
(南上)懐かしいですか? 私の気が済まないわ 万だけでいいから
本当にありがとうございます いえ どこまで最低な男なの
(繭子)失礼します 少ないけど取っておいてね (猿橋)申し訳ない!
(アヤ)これなんだけどね ありがとうございます このとおりだ
(アヤ)古いでしょう お言葉に甘えて 金貸してくれ
もう年も 頂戴いたします (男性)お前のために
前のものだものねえ 社長 集まったんじゃねえんだよ
本当に… いろいろ (猿橋)みんな ありがとう
ありがとうございます ありがとうございました 少しでいいんだ
こんなに大切に お金にならなくて 頼む
使っていただいて… すいません ありがとう ありがとな
このレースのところがね お金の問題じゃないでしょ 女の下着屋にそこまでして
ほつれちゃって 買っていただいて お前 バカかよ
でも 捨てる気になれなくって 長く愛してくださってる ありがとな 助かるよ
ご主人様の思い出ですものね お客様のために 本当にありがとう

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あー うーん… ああ! ずっと お妾(めかけ)さんって はい
ハァ… 呼ばれて えっ 何よ
(にぎやかな声) 必死に働いて男に酒をついで 後ろ立つなよ
何 何何…? 人で私を育ててくれた すいませんでした
お祭り? あの がまぐちに 何が?
今日 何の日? 円 円を貯めて “逃げてる”なんて言って
(女性たちの話し声) (大野)すいません 悔しいって言えばいいなんて
(大野)あ… あれは本当に 私… バカでした
大勢ですいません 母の精一杯の気持ちなんです 本当に…
あっ はい 謝るな
(麗子) (アヤ)でも これもいいわよ 謝るなよ
い… いらっしゃいませ (芸妓)そうですね 俺が たきつけたんだよ
この度は母が (芸妓)レースがついてます 藤村を
大変お世話になりまして (アヤ)そう その責任は
お… お母様ですか? (アヤ)かわいいわね 俺が取んなきゃなんないんだよ
何か 下着の修繕を いっぺんにセット! (猿橋)
してもらったとか やりましたね! はい ありがとうございます
あ! 大野様? なんか分かんないけど はい では
はい よかったー! よろしくお願いいたします
母はちょっと でも逆に これをいっぺんに (猿橋)いってきます
患っているものですから 作るとなると材料費が… (麗子・梶)いってらっしゃい
ご迷惑を 現金よね (繭子)あっ 麗子さん
おかけしたのではないかと 現金が要るのよね 橋本様の仕様書
いえいえ 全然 ああ… ここは思い切って まだですか?
ねえ 前払いでお願いしましょうか はい 今できたわよ
(麗子)ええ それはダメ (繭子)ありがとうございます
明るくて楽しい方で それだけはできないわ ラメ入りの
ありがとうございました 私のヘソクリ出そうか エンブロイダリーレース
何だか こちらで あんた 在庫あったかな
お世話になってから バイト代 出しなさいよ (麗子)
母 急に元気になりまして なんで宗介君が辞めて あら もうこんな時間
(芸妓)先生 私これ欲しい あんたがいるのよ! (仲谷)こんにちは
(アヤ)自由にお選びなさい 俺 もともと交通費しか (繭子)あっ
好きなの買ってあげるから もらってないですよ いらっしゃいませ
(芸妓たちの喜ぶ声) あー 私も貯金できるほど あ…
(女性)これ かわいいですね まだ… 久しぶりに 新しいの
(アヤ)ねえ え? 作ってみようと思って
大野様? ど… どうしたんですか? よかった
(アヤ)女の子は このお金 ありがとうございます!
たしなみが大事よ 昔の女に借りた あ…
いいもの身にお着けなさいね は? (シャッター音)
(芸妓たち)はい ざっと人ぐらい (シャッター音)
いらっしゃいませ 大野様 女って 弱ってる男に あー うれしいです
(アヤ)あなた 弱いんだよな ありがとうございます
これ 本当に着物の下でも はあっ!? ごめん 聞こえなかった
ラクでいいわ Emotion は 何?
着けてくださったんですね ここを乗り切れば もう一度 挑戦したいんです
ありがとうございます 絶対にまだやれる Emotion の商品を
とっても気分がいいの はした金ですが使ってください もっと たくさんの人に
不思議だわ じゃないと 俺の気が済まない 届けたいんです
年も前のものなのに ヒメにあんな思いさせて… もう一度
これを着けると 重い セカンドラインを
背筋が伸びるのよ あなたが捨てた やらせてもらえませんか
まあ プライドの重さかしら
きっと主人が言ってるんだわ (南上)
お前 しゃんとしろって 悔しかったでしょうね サル…
アハハ… 私が悪かったんだわ
(芸妓)先生 先生 見て きれい事だけじゃないのよね
これ やっぱり 商売って
お洋服じゃないとダメですか? 自分の好きなものだけを作って
(アヤ)うーん そんなことも それを売っていればいいなんて
ないと思うけど おこがましいのは
正妻ではないんですよ 私だったのかもしれないわね
何だ まだいたの ろく

26
今 あるんですか? 自分が今やれることに
宣伝のルル(梶)うっわー はい その情熱を注ぎなさい
やっばいわ これ… あの… 私は…
(酒屋)このシャンパン 見せてもらえたりなんて みんなに知ってもらいたいです
すぐに冷蔵庫のほうに (麗子)どうぞ こちらです 世界で一番美しい
お願いしますね (仲谷)失礼いたします ランジェリーを売ってるのは
できれば ワインセラーに わあ すごい ステキ! この店だって
これ代金は? (繭子・南上) どんなにいいものを
いただいてますよ ありがとうございます 作ってても
時田(ときた)さんから (仲谷)光栄です 知ってもらわなきゃ
そうですか 南上社長のお仕事を 存在してないも同じです
これ いいやつなんですよね こんな間近で だから
えーっと そう 見せていただけるなんて ここに この全部に
トランクショーの時とかに このナイトウェア… Emotion の記事を
お客さんに出したりする… 本当にきれい 載せてもらいます
(酒屋)ええ だから お見せしたかったです (猿橋)へえー 広報
わざわざ ちゃんとモデルさんに (繭子)社長が
フランスから空輸して 着てもらって 勝手にしろって言うんで
そうそうそう 空輸してねえ 仲谷様のように 作ってみたんですけど
あの… これ返品なんて Emotion(エモーション)を愛し 変ですかね?
(南上(なんじょう))できるわ てくださる (猿橋)メーカーには
けないでしょ! お客様に… 必要な存在だよ
(梶)ああ… 向こうか すいません すごくいいと思うよ
(南上)大体 いえ えっ 名刺っすか
セカンドラインったって (南上)まるで子供ね 俺にも枚くださいよ
どこで売るのよ 思いどおりにならなくて どうぞ
(繭子(まゆこ))ここで売りま いじけてる あっ 携帯の番号あるし
す そっちから折れてって 向こうが こう来るなら
この店に置きます! 全身でアピールしてる こっちだって
STORY(ストーリー)を取られた 我の強い子だわ 全誌に“Emotion”って
からって 社長だって 載せてやりますよ
意地になってるんでしょ? 言ったじゃないですか 期待してます
復讐心からでしょ? 自分のほうが 猿橋さんは
復讐心で おこがましいのかもって 何やってんですか?
物 作っちゃいけないんですか? そうよ 援護射撃
わー 醜い でも それは まあ いいじゃないっすか
あー 美しくない 大量生産のシビアな世界を 大丈夫っすよ
わー また出た 認めるってことで 本当に?
“美しくない” 今の Emotion が 指示書どおりの材料
何でもかんでも美しくない その戦場に打って出られるって 揃えるなんて楽勝っすよ
それ言えば こっちが黙ると 意味じゃない だから マユちゃん先輩は
思ってんでしょう じゃ 結局 心配しないで
うるさいわね もう! 何も変わらないって 広報の仕事してください
(麗子) ことじゃないですか 材料選びって
もう それぐらいにして 変わらないことは悪いこと? すっごく大事なんだよ
お客様がお見えになるのよ 私は 年前の 分かってますよ
まるで親子ゲンカね 自分の仕事を思い出して 俺らが最初に会った場所
こんな子 原点に戻れた気が 覚えてます?
産んだ覚えはありません! してたんだけど? あっ そっか
生まれた覚えもありません! でも これは! 梶君 生地屋さんにいたね
(麗子)でも ありがたいです 泣き寝入りしろって (梶)フフン
また来ていただけて 言うんですか? 繊維業界のキャリアで言ったら
(仲谷)トランクショー 一足飛びにセカンドラインって 俺のほうが長いんですから
中止になってしまって わけにはいかない 多少の知識は…
本当に残念でした 今は お金も人も (ぶつかる音)
そうですね いないんだから いってぇ!
私たちも… 現実を見なさい えー?
頑張ってたのよね はい えっ ちょっと大丈夫?
ええ (南上)でも あなたの その えっ 何これ?
全部 できてました うっとうしいくらいの (梶)あっ これ…
新作ですか? 気持ちを潰してしまうのは あっ!
えー 見たい 惜しい! あー トランクショーの
私 すごい楽しみに え? シャンパン!
していたんですよ 復讐じゃないのよ うわー 私

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キャンセルするの忘れた はい 今回 マリーさんのイメージに
社長 怒るなあ (竹内)女は それぐらいが すっごくぴったりなの
大丈夫 大丈夫 かわいい もし よかったら
俺が何とかしますから (受付)申し訳ございません 持ってもらえないかと思って
どうすんの? 竹内は ただいま (ルミ)新作もらっていいの?
(藤村)えー STORY は 外出中でございまして 私 GRAZIA のバッグ
全国で大ヒットしてます お約束でいらっしゃいますか? 大好き!
で すぐにでも あっ いえ… あげる あげる
第二弾の製作をと すみません また改めます マリーさん このお色
上からお達しがありました (修子)こんにちは すっごく お似合いです
これも ひとえに… あっ 小山さん よかったら かけてみて
(瑞希)フミちゃんが どうしたの? (沙里衣)マユ?
言ってたことの意味が分かった こんなところで (繭子)
わ ああ えっと… えっ… 沙里衣ちゃん?
プロセスはどうであれ (修子)そうね もしかして仕事?
私も今の自分に満足してる まず 電話して (沙里衣)そうなの
(史香)さすが瑞希さん 副編のアポ取って C-ドールのオーディション
のみ込みが早い 永井編集長に 受かったの!
(藤村)この STORY を 話を通してもらうのね おめでとう よかった!
ヴァンダービルズ全体の 私からも話しておくわ え… マユは?
看板コンテンツに… ありがとうございます ああ…
(繭子)広報になったんです つつ (女性)沙里衣ちゃん!
で まずは やっぱり 当たってくしかないわね (沙里衣)はい
それらしく見える服かなって あっ そうだ ごめん またご飯食べようね
(仲谷)それで ご来店 私の友達で… うん 頑張って
くださったんですか あー でも あれは違うかな (沢田)
ありがとうございます あっ いいんです あの… 関係者の方ですか?
改めまして どなたでも よかったら これ
仲谷凛と申します ご紹介いただければ あっ いやいや…
先日は ティーン向けの雑誌なのよ (由梨)えー!
ありがとうございました ティーン… もらっちゃえばよかったのに
(繭子)えっ 仲谷さんって (繭子)西尾さん (繭子)もらわないよ
マネージャーさんなんですか? (カメラマン)いいね だって私 関係ないもん
銀座店の? (カメラマン)うん ナイス (由梨)で その雑誌の人には
(仲谷)はい はいはい そのまま 会えたの?
へえー すごいですね オーケー (繭子)うん… でも
(仲谷)いえ マリーちゃん いいね 若い子向けだから
あっ あの はい もっと Emotion とは全然
銀座店の 元気よくいこうか たしかに下着だし
マネージャーさんだと いいね いいね オーダーメードだしね
やっぱり そうそうそう… うん
女性誌の編集者さんと いいね でも 本当びっくりした
仲良しだったりします? (スタッフ) そのブランドだけじゃ
あっ いえ 全然 どなたか お探しですか? ないんだよ
私たちが お相手するのは あっ すいません 次から次へと
常にお客様ですし 編集長の西尾さんとお約束が メーカーさんが来て
そうですよね こちらにいらっしゃるって 商品 置いてくの
すいません いきなり あっ あの… (由梨)えー
いえ (モデルたち)お疲れさまでし (三木)今は モデルさんに
Emotion さんも雑誌に広告を た 持ってもらうのが
出されるんですか? (沢田)お疲れさまです! 一番 手っ取り早いから
あー いえ ルミちゃん かわいかった お金もかからないしね
それは ちーちゃんも! お金?
お金が かかると思うので マリーさん (三木)モデルさんって
中の記事に マリーさん マリーさん! ブログに私服の写真とか
書いてもらおうかと (ルミ)あー 沢田さん 載せたりするでしょう?
でも出版社にツテがなくて (ちーちゃん)それ もしかし SNSとか
(仲谷) て! (繭子)うん
あっ Conscious(コンシャス) 新作です 新作新作 そこにチョロっとでも
さんは? (ルミ)バッグだあ 写ってたりすると
ランジェリーの記事 (沢田)ねえ 見て見て 洋服でもバッグでも
私も よく読んでました カラー色 作ったの 次の日には完売
編集部の方 ご存じなんじゃ? (ちーちゃん)わあ かわいい 完売!?
あー Conscious… マリーさん! 女の子は憧れで

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モノを買うからね (藤村)じゃあ ナイトウェアです
ああ… 時間もないことですし 早速 へえー そう
それ 本当なんですね (瑞希)これは? きれいね
うん? (藤村)似たようなコンセプト さすが Emotion さん
(繭子)ああ いえ で あ… ありがとうございます
前に同じこと 作られた 身につけていただいたら
言ってた人がいたんで 他社の製品です きっと よさが分かるかと…
その人 よく分かってる 売れてるそうなので ねえ 竹内
一流メゾンでも セレブに バラして研究してはどうかと (竹内)はい
自社製品を持たせるのは 研究? どう?
広報の大事な仕事だって これ… どうって
聞くよ (藤村)いいですよね これ (永井)想像した?
(繭子)うーん こんな感じで したほうがいいんですか
でも Emotion は できたらいいと思うんですよ しないほうがいいんですか
商品をあげるわけには… ぜひ お願いします どっちも気持ち悪いわね
(三木)うん ビジネスですよ (女性社員たちの笑い声)
だから やっぱり (瑞希)藤村さん まっ 私は
雑誌なんじゃないのかな (史香)瑞希さん こういうの好みじゃないけど
ちょっと グレードの高いやつ (藤村)言いたいことは (永井)
Conscious みたいな… 分かってます で? 予算はどれくらい?
ですか? (瑞希)これが目的ですか? 予算?
まっ 実際には STORY は あの いえ…
ブロガーのほうが Emotion が進めていた 広告を出すご相談ではなくて
影響力あるんだけどね トランクショーのテーマだった 記事にうちの商品のことを
え? 盗んだんですよね? 書いていただけないかと
(三木)え? もういいじゃないですか タイアップ?
あー いや (瑞希) なら 予算は
あの 三木さんってやっぱり 納得した仕事ができるなら 代理店さんと相談ね
なんかアパレルとか 私だって過ぎたことを 絵コンテは出すけど
そういう関係のお仕事ですか? 今さら どうこう言わない 商品も内容も
(山﨑)ああっ? 不本意でも 基本 こちら主導になります
えー? マーケティングで決められた あの…
どうしたの? 山﨑さん コンセプトに従います すいません 何度も
あっ いや ごめんなさい でも これは違います 予算って…
いや あの… 私は南上社長とは違う 竹内!
何 何? STORY は (永井)もしもし 秋山さん?
それ 山﨑さんが Emotion じゃない モノを知らないにも
ひっかかるポイントある? (藤村)いいですよ 程がありますよ
あの これ… 思うとおりにやってください え?
むむむ… 娘 マーケティングも 表紙に“Emotion”って
(一同)えー! コンセプトも無視して 出してもらいたいですか?
(繭子・由梨)かわいい 好きなものを作ってください ええ はい ぜひ!
あっ いやいや… でも… だったら 向こうと
ウソだ~ 売れるものを 同じ額を出すんですね
(藤村)では 作ってくださいね え?
STORY のシリーズ 第二弾は STORY は (竹内)あなたが想像している
“フラワー”でいきます Emotion じゃないんですから 金額よりも
発売枚数は万 (女性) ケタがつぐらい
全国に先駆けて 月の新作でございます 違いますけど
銀座店で新作発表会を開催 よろしくお願いいたします 出せますか?
その際はモデルの (繭子)ご無沙汰しております 失礼します
西川さんをお呼びして その節は 大変失礼をして 失礼しました!
ちょっと待ってください 申し訳ありませんでした こないだ ここの
これ いつ決まったんですか? (永井) 時田さんに会ったわ
先週の会議です だいぶ よくなったじゃない ついに Emotion も
マーケティングチームの数字と あ… まだまだ PR始めたのね
ヴァンダービルズの あの 今日は (南上)いくら?
来季のコンセプトを踏まえて これなんですが… (修子)え?
企画開発室が よかったら STORY が全誌
私は聞いてません (永井)え? でも おさえたんでしょ?
作るのは 私たちですよね? Emotion さんとこは あなたは いくらもらったの?
私は いいと思いますよ 下着でしょ? 違うわね
フラワーも すごく えっ キャミソール? ヴァンダービルズが
女の子らしいコンセプトで 下着ではなくて 出版社にガッツリ

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お金を入れてるのよね 単純に全部 ねえ 梶君ってさ
それで編集部に指示されちゃ お金が動いてるだけなのにね すぐ お店の人と
一介のライターなんか 本当は 仲良くなるんだね
言われたとおりに Emotion みたいな売り方が いやー あの大将
書くしかないか 一番まともなのよ 面白かったなあ
“美しく 力がある” 社長が正しかった 最悪っすよ
“しかし軽くしなやか” いいものを バカな冗談ばっか言ってきて
“STORY のランジェリーは” 真っ当に売りたいって思ったら せっかく人になれたのに…
“そのまま 彼女たちの今を Emotion の今の形が なんか いっぱい笑ったから
具現している” 一番 美しい 元気になった
“この人は現代女性の憧れ”で お金がなければ えっ
あーる! この雑誌の ああ ならよかった
もう大きな声で読まないでよ ほんの小さな記事にも ん?
見せないでってば してもらえないんです ああ… あれですか
やだね 社長が 正しいです 宗介さんとは
何よ この記事 (猿橋)正しいことを 連絡取ったりしてるんですか?
同じ写真 同じ内容 してるだけでいいんですか? え?
他の雑誌と書いてあることは (繭子)猿橋さん えっ いや あれ?
全く一緒 (猿橋)〝女性にもっと いや 取ってないけど
ただ褒めて 下着を選ぶ贅沢を〞 なんで?
商品を買えって言ってるだけ これは 社長が えっ だって…
これがランジェリー 一筋の ずっと目指してたことでしょう あっ すいません
批評家 金なら工面できます 今のナシで
小山修子の記事? (猿橋)政策金融公庫に出す あのね 私そういうの…
私は 現代に順応してるの 申請書と資料です いや 本当 ナシで
現場に行って取材して 訴訟問題も和解したし はい 元気に
自分の目で見て 融資は受けられます 仕事 戻りましょう!
感じたことも書けなくて 社長が決断してくれるなら ちょっと
それで批評家と言えるの? 俺も… 間違ってないと思いますよ
正論ね セカンドラインをやりたい え?
でも… え… どんなにいい商品も
だから あなたは (梶)猿橋さんが? みんなに知ってもらわなかった
ここまでなのよ (繭子)そう ら
正しいことばかりしていると 知らない間に 融資の話とか 存在しないも同じ
嫌われるわよ つけてきちゃって え…
結局 あなたは セカンドラインやりたいって (梶)俺 手伝いますよ
そうやって 自分の道を 言うから びっくりしちゃった 売れるものを
塞いでいくの へえー 作ってくださいね
(仲谷)時田さん で 社長は? ビジネスですよ
(仲谷)Conscious さんに ううん (藤村)STORY は
行ったんですか? そっか Emotion じゃないんですから
(繭子)はい 大量生産は簡単じゃない (ノック)
自慢していいですか? やっと分かった (麗子)まだ帰らないの?
(繭子)え? でも ひどいっすよねえ あら
私 去年と今年の 瑞希さんと史香さん これ なんで
販売 売り上げ バイトの俺でも これ しわくちゃなの?
会社でナンバーだったの ムカつきますよ 変ね
(繭子)すご… 人は分かってたんだと思う 年をとるってイヤね
(仲谷)ううん え? (麗子)何 急に
銀座店の販売スタッフは お金とか人とか 変化についていくのが
みんな いい成績よ タイミング揃うのは 精一杯のくせに
だって 今しかないって 過ぎて大人にならなきゃって
アジアから来たお客様も だからって もがいている
たくさん買ってくださるから そうだね かっこ悪くてイヤになるわ
自分の力だけじゃない どっか行きませんか? もがくの いいじゃない
でもね 今 え? 達観してるババアなんて
すっごく人気で売れるの あっ いや… 乾燥ヒジキみたいに
売れると私も勘違いしちゃう 単純に 腹減ってないすかって 戸棚に取り残されるだけよ
本社も評価してくれるし 意味で フッ…
自分は お客様の あっ 下心とか 何 その例え
お相手してるだけなのに そういうのマジ それに
流行を作ってる 全然ないですから そういう あなたの姿を
人々を動かしてるって 行こっか ちゃんと見てる子たちもいるわ
思っちゃうのよ あー お腹いっぱい (足音)

30
え… じゃあ もっと他の何かを (瑞希)
あ… 提案します 許してくれとは言いません
(瑞希)元気? とにかく 世の中の人に もう一度 ここで
(繭子)はい おかげさまで もっと知ってもらうってことが 働かせてください
(瑞希)フッ… 大切なんですから 何でもします
おかげさまって… 嫌み? そのとおり お願いします
(繭子)そうですね だからトランクショーだけじゃ 月のトランクショー
瑞希さんは? ダメなんです それやめて 顔を上げてよ
自分のブランドが持てて もっと 来たことが 月のトランクショー
満足ですか? ないような方にも 私は…
充実してるわ 来てもらわないと 西沢瑞希のデザインを
残念ですね じゃないと 採用するべきだった
え? STORY には勝てません あれは よくできてた
コンセプトもデザインも もう STORY はいいわよ! Emotion の商品として
一から全部 思い出したくもないわ 十分 ありえた
自分で作ってたら 大体 もとは あれを切らせたのは
もっと喜べたのに このシャンパン… 私の間違いだった
作れるわ (麗子)瑞希さん 後悔してるのよ
これから いくらでも お願いします すみません
分かってます ここで働かせてください フッ
売るためには え? やろっか
仕方なかったんですよね (猿橋)今なんつった? セカンドライン
みんな 仕方ないって 俺の耳がおかしいのか? え?
思いながらやってるんですよね (瑞希)どのツラ下げてって (南上)こんなもの
堅物のおばさん 思いますよね やるくらいなら
え? 私もそう思います セカンドラインやったほうが
南上社長 何があっても マシよ
ああ 私に この店のドアを ええ?
口悪いし ワガママだし 開ける資格はない サル 資金のメドは
自分 曲げないし 分かってます でも 立つのよね?
そうね 来るしかなかったんです はい
でも 私… 近くまで来ても うるさい広報もいる
あの人は あの角が曲がれない やたら前向きな
本物だって思います もう何年も通った道なのに バイト君もいる
だから 私は 足が出ない これまでの仕事を
仕方ないって思わない 何度も行ったり来たりして 支えてくれている
売り方を探します (猿橋)あなたの心情なんか 優しいベテランもいる
STORY なんかあげます どうでもいいんですよ デザイナーもいる
え? 何やってるんだ (南上)二度も
あんなアイデア 自分で選んだ道じゃないかって 超えられなかった壁だけど
いくらでも出てきますから 帰ろうとする 今なら
(繭子)だから でも そうすると今度は 超えられそうな気がするわ
謝ってるじゃないですか! 足が勝手に ただし
うわっ 逆ギレ こっちに向くんです 私は正しいことをやって
何それ 若者の特権? もう 頭と体がバラバラで 売れるわよ
隠してたのは俺なんです 訳が分かんない やりましょ
本当 すいません でも 正しいことをやって
(繭子)いや そもそも つだけ 嫌われましょう!
キャンセルしなかったのは 分かってることがあって 嫌われてるみたいに
私だから! 何にも出てこないんです 言わないでよ
キャンセルし忘れちゃったのは 自分の納得のいくものを 嫌われてるんじゃ
仕方がないわよ 作るって言い張って ないんですか?
まあ ああいう時だから 好きなもの作れって言われて なんで?
でも 何これ! 全部 与えられて こんな優しいのに
変なオッサンとか来ちゃったら なのに あー そう
どうすんのよ! 私からは 何一つ出てこない だったら…
こうでもしなくちゃ 社長なら どうするだろう 飲みましょ
お客様は増えません! これは社長が作ったものに 優しい社長のおごりよ
そうですよ 似てるんじゃないか (麗子)冷やそう
我ながら すげえ 社長 こういうの嫌いだな (梶)はい
いいアイデアだって思ってます 社長… よかったっすね
俺だったら絶対 行く 私は やっぱり… うん
(猿橋)だから それが違うんだ あなたが作るものが あー ヤバい
って 一番好きです これマジなやつだ

31
何? (繭子)おはようございます 安い所にしましょう
藤村でしょ あの 当日はフィッターさん …って
え? つきますけど ファストフードみたいだわ
あいつは俺が倒しますよ 今日はチェックだけなので (麗子)今までの
(ひろみ)すいません 着替え 各自でお願いします Emotion(エモーション)とは真
(麗子)あっ はーい あっ そこのバスローブ 逆ね
あら 塚本ひろみ様 使ってくださいね (瑞希)
(ひろみ)すいません イスは列目まで並べれば でも 早くても安くても
もう終わってるかなって 大丈夫です できあがったものが
思ったんですけど 本番のイメージが いいものなら
電気がついてたから つかめれば… それは それで
(麗子)どうぞ (スタッフ)ランウェイ入れる 最高じゃないですか?
どうぞどうぞどうぞ よ そうね
社長 社長! (繭子)あの 着物こっちに 瑞希さんの美しい
ああ どうも スタンバイしたいんですけど セカンドラインみたいに
(南上)まあ 場所ありますか? え?
(ひろみ)お久しぶりです (スタッフ)ちょっと どけ! (繭子)そうですよ
あの これを (スタッフ)危ねえよ! Em のサンプル
(南上)ああ! (繭子)すいません めちゃくちゃ かわいいです
ありがとうございます (大きな物音) (猿橋)Em はショー当日に
いや うれしい マユちゃん! 先行予約します
今これ 本当うれしい マユちゃん 縫製工場は
えっ でも マユちゃん! おさえてありますから
円ですよ? (梶)あの 大丈夫なんですか? 各シリーズ
うれしいですね 社長! 頭 打ったとか は売りましょう
あなた ペース早いわねえ (看護師) うん
(繭子)やっぱり 今 MRIを撮ったので だから 先に数作っておくのは
こういうお客様に このあと すぐに診察します 問題ないでしょ
来てもらいたいんですよ 少し お待ちくださいね Em はオーダーメードじゃ
社長 社長ってば! (梶)なんで… なんで ないんだから!
うるさいわね 目を覚まさないんですか? (猿橋)売れ残って在庫抱える
分かってるわよ (看護師)お待ちください リスクは避けたいんですよ!
もっと見てもらいたいんです 会場です 会場と日にち 決まりました!
こんな雑誌なんかじゃなくて とにかく会場さえ 月日
もっと… おさえられれば 恵比寿スクエアホールです
社長 ショーはできます (麗子)社長 社長!
ショーやりませんか? でも うちの少ない予算だと (南上)何よ
えっ!? 借りられる会場も限られてて こっちも忙しいのよ
うん いい! しかも… モデル探しで
いい いい (梶)月は ねえ 下着になれる子って
ジャパン なんで こんな少ないの?
ファッションウイークがあって 日本じゃ 下着モデルは
その前後は妥当な会場が 低く見られるから
全部 埋まってるんです 下着になれるぐらい
本当は 完璧な体のモデルが
その流れの中でできたら なんで洋服で体隠してる
注目度は高いんですけど モデルよりも
なな いや うちの 低く見られんのよ!
少ない予算でってなると… ごもっとも ごもっとも
追い詰められて
(南上(なんじょう))“少ない ほら マユちゃんから報告が
(スタッフたちの話し声)
予算 何?
(繭子(まゆこ))すいません
少ない予算”って言わないでよ あっ あの…
モデルさん入られました
これでも猿橋が頑張って 会場が月日
フィッティング
融資 引っ張ってきて 恵比寿スクエアホールで
時 開始です
くれたんだから 決まりました!
(スタッフたち)はい
(猿橋)少なくて すいませんね 予算は猿橋さんが
(梶)はい
(繭子・梶) 取り付けてくれた融資
(猿橋)
あっ いえいえいえ 万のうち 万
これは どこ置けばいいかな
(南上) 残りは Em の生産に
(瑞希)あー どうしようかな
で いつだったら空いてるの? 当てさせてもらいます
(モデルたち)おはようござい
(梶)月の最終週なら ですから ステージ限定
ます
まだ候補がつあって 会場費も
(猿橋)おはようございます
あー それじゃあ その辺で 日分しか出せないので
今日 よろしくお願いします
あの… 一番 手っ取り早くて 立て込みも含めて

32
日でやります (繭子)ショーに出す商品は これ 斬新
招待客数は名 モデルさん人にルック 何これ 斬新!
Emotion のお得意様名 うち 瑞希さんの Em は これぞ 斬新!
一般の方名 ルックです うーん これステキ
プレス名に ショーの時間は約分ですが 違う 違う
セレブリティー名を レセプションと テーマだ テーマ
ご招待する予定です アフターパーティーを含めて テーマ決めないと もう
一般の方は今 正味時間半程度を (ドアが開く音)
ネットショッピングのサイトに 予定してます (南上)あー!
告知を出させてもらってて (南上)待って 何 勝手に食べてるのよ!
ぐらい応募がありそうです ショーの流れ的には 銀座久月堂の月見団子
会場と招待客と 最初に 限定箱
モデルさんが決まれば Emotion の商品が点 ようやくゲットしたのに!
あとはやるだけです その間に瑞希さんの Em が すいません
Emotion 初の 点入って だって ここにあったから
ランウェイショー ラストに もう一度 そんなバカバカ
できますよね Emotion が点 食べるもんじゃないのよ
(南上)えっと… Emotion だけでルックか 月をめでながら ゆっくり
ちょっと いいかしら 過去の商品も総動員ね あー もう信じられない!
(南上のせきばらい) もちろん もう
(麗子)何 どうしたの? 新作も作っていただきます お月見泥棒だから
先に断っとくけど でも できるだけ たくさん いいんです!
こういうこと言うの Emotion の商品を (繭子)うちの田舎では
アレだから 見てもらいたいんです 小さい子は
二度と言わないわよ やるからには お月見のお供え物を
Emotion は STORY(ストーリー)を超えなき 盗んで食べてよかったんです
この小さな店が全てで ゃ “お月見泥棒”って言って
私だけの世界だった 意味がありません (南上)へえー
(南上)だから フッ… 面白い
絶対に妥協しないし あなた 本当 (繭子)でも 私
作ってきたものは 根に持つタイプね どうしても できなくて
完璧だと自負してる 真面目な話をしてるんです そしたら母が
でも そのこだわりが すみませーん “盗まれたほうが
私に続こうとしてくれている 今回のショーは 縁起がいいのよ”って
才能ある人を追いつめたり ブランドの認知度を “みんな喜ぶのよ”って
誇りを持って 上げるのが目的です “大丈夫だから
仕事をしている人に なので プレスを呼んだり いってらっしゃい”って
プライドを捨てさせたり セレブリティーを (南上)ふーん
社会に出ようと決めた ご招待したりって (繭子)たぶん 歳か…
若い人の希望を 社長は こういうの 母のことは ほとんど
打ち砕いたりした あまり好きじゃないかも 覚えてないんですけど
でも だからって しれないですけど 月を見ると うっすら
私は私のやり方は フゥー 若い母の顔が見える気がして
変えられない Emotion と Em を 不思議
分かったの 知ってもらうためです これ コーヒーに合う
やっぱり 分かってる いいじゃない
挑戦し続けなきゃダメ ただつ そのイメージ
瑞希さんをデザイナーに据え 気になってるんだけど え?
Em という大量生産の はい 月って 確かに女性的よね
セカンドラインを立ち上げる このショーのテーマは? (繭子)
ひっそりとやっていた 出た テーマ… Emotion のランウェイショー
トランクショーを 演出は誰がやるの? 年 春夏コレクションの
大きなホールの 分かってます テーマは…
ランウェイショーに でも これ以上 “月”です
スケールアップして お金は出せないし 月… どうして?
大勢の 自分たちで 本当はフラワーが
Emotion を知らない やるしかありません よかったんですけど
お客様に見てもらう 勉強します やります フラワーは STORY に
自分で言うのはイヤだけど 根性で作ってみせます とられちゃったんで
この年の人間にとって (繭子)んー それ 私に言う?
怖いくらいのチャレンジなの これ かっこいい 冗談です
でも やりたい! でも お金 本当に月がいいって
だからお願い かかってんだろうなあ 思ったんです
力を貸してね うん うん うん 理由は?

33
月は女性的なイメージが それで コレクションの事情とか 以前から 失礼ばかりして
あります もし ご存じだったら 本当 申し訳ありません
満月の前後に 聞かせていただけないかと あの 今日は永井編集長に
出産する人が多い 思いまして どうしても見ていただきたい
なんて話も聞きますし “SAVE THE DATE”って ショーのお知らせがありまして
実際 月は女性の 何するんですか? (永井)じゃ その件は
バイオリズムに ご招待客様の出席確認です よろしくね
関係してると思うんです ショーに どうしても (女性)はい
それに 場面ごとに見せる お越しいただきたいゲストには おはようございます
顔が違うのも その日のスケジュールを 先日は撮影 見学させて
女性って感じがします 空けてもらうために いただきまして
確かにね 招待状を出す前に ありがとうございました
Emotion には 月が 出席をお願いするんですって で あの…
ぴったりだって思ったんです プライオリティーの高い順に ショーのほうに
テーマは“月” 影響力の高い人順って ご出席いただけるか
これでいきます! ことですか? どうかなんですが…
(史香) (仲谷)ええ その日は予定が入ってるって
ランジェリーショー? (繭子)あっ 言ったでしょ
(藤村)知り合いのカメラマン ファッション誌の編集長とか… (修子)確かに Conscious の
から (カメラマン)うん いい感じ 永井編集長は外せないわね
聞いたんですけど (カメラマン)うん きれいだ 彼女が来るならって
Emotion が オーケー 集まってくるセレブもいるし
やろうとしてるって すご… はい
プレスも呼んで 結構 (沙里衣)もう本当 残念 海外のコレクションじゃね
規模もデカいみたいですよ 本当 タイミング悪いよね 何が何でも
へえー そう マユのショーは 呼びたい人がいる場合は
えーと 修正が出たのは 絶対 出たかったのに その人の
バラの白だけでしたよね 仕方ないよ スケジュールに合わせて
その辺は今週中には パリに行くんだったら 日程をずらすぐらい
対応できると思います もう あまりにも急で するってよ
すがすがしいほどの 自分でも何が何だか… でも 会場が…
割り切り方だ SUMERAGI のイメージモデルに え? どういうこと?
え? 抜てきされるなんて すごいよね 永井編集長に
(藤村)失礼ですけど 本当 きれい 来ていただけないのなら
飯田さんが これほど (沙里衣)アジア限定だけどね このショーをやる意味が
デザインができる人とは 十分すごいよ ありません
思ってませんでした (マネージャー)沙里衣ちゃん ですので
マーケティングの数字にも 分後にテレビの取材 もう 月日は
忠実 そのあと キャンセルしました
企画室の意見も 午後の撮影に入るから キャンセル… したの?
盛り込んでくれるし はい 永井編集長の
すばらしいですよ あっ ごめんね 邪魔して ご都合に合わせて
ありがとうございます (沙里衣)ううん ショーの日にちを
西沢さんがいなくなって あっ 永井編集長に 変更することにしました
飯田さんまで潰れたら 会うんでしょ? 改めて お伺いいたします
STORY はおしまいだって 今日 来てるよ 何日なら お時間
心配してたんですけど… うん… いただけますでしょうか?
まさか (沙里衣)Conscious(コンシ えっ そうね…
個人の力なんて ャス)は やっぱ 翌日の月日なら…
さほど影響ないでしょ? 影響力のある雑誌だから ありがとうございます
私が潰れたら 頑張ったほうがいいと思う では 月日にいたしますね
代わりを見つけてくるだけ うん ありがと あー よかった
分かってます (カメラマン)うん いいね これで来ていただけますね
だから私は オーケー オーケー すいません!
どんなことがあっても うん いいよ 月日はキャンセルで
STORY にしがみつくし (カメラマン)どうでしょう? で あの
Emotion にも負けません (永井) ちなみに月日なんて…
(山﨑)あっ いらっしゃい いいんじゃない オーケー (事務員)そこは埋まってるな
(繭子) (ディレクター) あ
すみません お休みのところ はい オーケーです (梶)あ…
(仲谷)いいえ 撮影終了です! そうですよねえ…
Emotion さんが (繭子)永井編集長 そうですか
ランウェイショーやるなんて お忙しいところ すみません すいません
もうワクワクします Emotion の時田(ときた)です 月日です

34
ええ 何かあったの? 靴 オーケーです
どうですか? あ… すいません (瑞希)おかえり
ううん ちょっと バタバタしてて よかったね
分かりました (アヤ)バカね そして Em も
会場は あと 人で何でもかんでも ついに完成ですよ
俺が何とかします しようとするなんて 本当? できたの?
え? はい (瑞希)縫製工場から
マユちゃん先輩は 人でやろうっていう気持ち 上がってきました
ショーの内容 決めないと 分からなくもないけどね 見てー
もう時間ないんだし はい (繭子)わあ すごい
でも… でも本当は やっぱ かわいい
(梶)だって ほら “助けて”って いいわね
肝心なのは 言える人のほうが強いのよ 全然 セカンドラインって
会場じゃなくて中身でしょ? (繭子)すごい 感じじゃないわ
うん これ 振り袖ですよね 自信作ですから
演出は プロに頼んだほうが 全部 正絹(しょうけん)です これは売れるよ
いいんじゃないか? か? 売りますよ
金 少し そっちに回そうか? (アヤ)息子が呉服屋に (梶)ありました!
猿橋さん 言ってる顔が 婿入りしてるのよ 梶君?
余裕なさすぎですよ これ もう古くて使えないから (猿橋)おい 梶 大丈夫か?
あー そうだよ 使ってちょうだい キャパ から
今の俺は 円だって惜しい あと扇子とか帯もあるから 使用料日 万
くっそ いるようなら言ってちょうだい 追加費用 万のところ
やっぱ輸送費がネックだなあ 着物 アリですよね 万に値切って
大丈夫です 月と着物で イス代込み
演出は自分たちでやります “かぐや姫”とか! ガーデンホール青山
だって Emotion のよさを 本当にありがとうございます 月日 おさえました!
一番分かってるのは 頑張んなさい 梶君
私たちですから (東京の客)あら ショー? よし やれるな
(繭子)あっ 靴! ステキねえ はい!
そうですよね じゃあ 先生に やったー!
靴 いりますよね バイオリン演奏してもらえるか お金 用意 お願いしますね
あっ はい 聞いてみます (猿橋)どこだっけ?
モデルさんの (繭子・麗子) ホールの…
オーディションの時には よろしくお願いします! (梶)
用意しておきますので (仲谷) ガーデンホール青山です
いや 月… Moon こちらが広報の松原です マユちゃん…
月のイメージです ランウェイショーの件 いいでしょ
なんか 作れませんかね? おおよそ 伝えておきました (由梨)なるほどね
そういうイメージの装置 (松原)広報の松原です 夜の月はミステリアスで
使用料ですか お世話になります 昼の月は空に隠れて
そうですよね お世話になります 奥ゆかしいイメージね
音楽かけるにも Emotion の時田です そうなの
権利が発生しますもんね お願いします それが 変幻自在な
ヘアメークさんって (松原)ランウェイショーで 女性の姿を表すの
そんな大勢 必要なんですか? 使われるシューズ足 ふーん
メークする人と髪やる人って 予備も含めて足 そういえば うちの娘も
別々なんですか? お貸しいたします クルクルクルクル
人 必要ってことですか? バッグも必要でしたら 顔が変わりますよ
アシスタントも? 遠慮なく おっしゃってください でしょう?
フィッターさんって ありがとうございます! (由梨)月って言えば
何ですか? プレスキットに うちの こないだ うちが
(通話の切れる音) ブランド名を入れていただくの ドレス提供したウエディングも
(不通音) と ナイトウエディングで
ハァー あと できたら 月をモチーフにしてたよ
ああ どうしよう プレスの撮影会の時に へえー
(繭子)あー シューズも写していただけると プランニング会社が
(麗子)マユちゃん ありがたいです 小道具の処分に困ってたから
大野さんがお見えよ 時田さん もらってあげようか
マユちゃんの顔が あ… 本当?
見たいんですって 本当に… (由梨)うん
ああ はい 本当に助かります 今 聞いてあげる
いらっしゃいませ ただいま 仲良しだから
(アヤ)どうしたの? あなた よいしょ かぐや姫か

35
うちの娘も いつか じゃあ お先に 何ともなくて
月に行っちゃうのかなあ お疲れさまでした すいません
あっ すっごくきれいな よいしょ 本当 ご心配おかけして
色打ち掛けがあるんです あれ? (バイオリンの音色)
花嫁衣装の 月のイメージ… どうしたんですか?
それを最後に使ったら (梶)ええ 具合悪い?
豪華になるかなあって 一応 検査は いや…
打ち掛け… 花嫁衣装かあ してもらったんですけど すいません 止めてください
(三木)なるほどね まだ目が覚めないのね 止めてください
(繭子)音楽も生演奏にして 私も今から すいません 止めてください!
最後は 病院に向かうわ (演奏が止まる)
セレブレーションって感じで (梶)大丈夫っす ごめんなさい
セレブの仲間入り? マユちゃん先輩には 全部…
読モなんか 俺がついてるんで なくしてください
やらせるんじゃなかったなあ 任せてください 私が見せたいのは
いいって あげるって (麗子)何かあったら こういうんじゃないんです
どこに持っていけばいい? 必ず連絡するのよ 驚かせたい
もらっていいの? (梶)はい すごいって思わせたい
(由梨)うん 髪は鎖骨にかからないように でも これは違う
結構 見栄えもいいよ してちょうだい 着物も小物も
お金かけてるから (メーク)はい 照明も音楽も
そこの会社 大丈夫かしら マユちゃん みんなステキです
ありがとう (南上)いいじゃない でも違います
何 どうしたの? そのイメージ 私が
なんか うれしくって 月って 確かに女性的よね お客様に
いろんな人が きれいですね 見てもらいたいのは…
力貸してくれて (南上)そうね 私が見た
よかったね ハァー Emotion の
よし なんか久々によく寝た 最高に美しい
まだやってるんですか? ええっ! ランジェリーの姿
ああ もうちょっと ええ… 梶君!? それだけなんです
コーヒー どうぞ あれ? ここ病院? みんな帰っちゃいましたよ
(繭子)ああー ありがとう ああ… マユちゃん (繭子)今さら ひどいよね
うーん おいしい マユちゃん先輩 大丈夫? STORY のことがあって
ヘアメークとフィッターさん え? 復讐心で
おさえました ランウェイがぶつかって やり返してやろうなんて
モデルフィッティングは いや… 思ってて
髪とメークで 厳密には でも違うんだって
とりあえず ぶつかってないんだけど “頑張れ”って
人ずつ入ってくれるって 倒れて 意識失って 後押ししてくれる人も
よかった ありがとう そのまま… いるんだって
ギャラ値切れなかったのが ああ… いろんな人に
俺的には ちょっと… ごめん 助けてもらったのに
フフッ たぶん 単純に寝てた でも そういうのって
いいよ そこは仕方ないよ え? どうでもいいんじゃ
豪華ですね なんか転んで横になったら ないですかね
うん 体の力が抜けちゃって え…
本当にできるんだね 床 冷たくて 自分で作りたいものが
はい 気持ちいいなあってなって はっきり見えたのに
フゥー 意識がフワッと… 人に遠慮して
大丈夫っすか? 何だ 不本意なものを作っちゃう
寝てますか? ごめんなさい そのほうが 作り手として
今 横になったら 心配してくれた? 不誠実だって思いますよ 俺は
秒で寝る自信がある いや 激務だったしね フッ 大丈夫っすよ
俺も! ずっと 謝る役は 俺がやります
じゃあ もう いや よかったっすよ どうしよう
そろそろ帰りなよ 何でもなくて 本当 あー どうしよう どうしよう
本番まで 俺 このままマユちゃん先輩が 招待状は
体力温存しておかないと どうにかなったら あと 出すだけだし
いや でも… 俺 もう プレスキットもできてるし
マユちゃんだって すっげえ どうしよう… 永井編集長も来るし
(繭子)大丈夫 あー! セレブも出席おさえたし
先 帰って フィッテング! プレスも大勢 呼んでるし
いや でも… (麗子)あー よかった なのに!

36
これじゃないって勘だけで 学生の文化祭じゃないのよ?
全部ぶっ壊しちゃった 人の仕事なめんな!
どうしよう 週間前なのに! 人を あっと驚かせる仕事はね
週間… スキルを持った
ちょっと大丈夫? プロフェッショナルしかできな
ブランデー い
気付けのブランデー! あなた Emotion にいて
(三木)いくら出せんの? 散々 見てきたでしょう
え? やるなら根性じゃなくて
はち
相場だと お金を出しなさい
企画料込みでステージ 金額は… ランウェイショー
最低万なんですけど 相談に乗るわ
月日 (三木)このランウェイは (携帯電話の着信音)
たまたま 実にシンプルです (山﨑)はいはい
空いちゃったんだよね インビテーションカードは? あー やっと着きましたか
最近 気に入ってた あっ えっと… はいはい
モデルの子と インビテーションはね はい 分かりました
ジャパン 魔法のカードよ はいはい
ファッションウイークのあと 封筒に それぞれに (繭子(まゆこ))えっ コーヒ
モルジブに行く 目印をつけるの ー豆?
予定だったんだけど ん? 今日 アフターパーティーに
昨日 フラれちゃってさ (繭子)は… はい 出すやつですか?
女? 座席表は? うん そうなのよ
(山﨑)男? え? 本当はね
もう むしゃくしゃするから ファーストロウには 昨日 成田空港に
仕事することにした! 誰を座らせるか分かってんの? 届くはずだったんだけど
いくらなら出せんの? えっ えっと… 今 着いて
タダでは やーんない 招待客のリスト出しなさーい! 取りに行くんですか?
プロだから (繭子)はい… 成田まで?
プ… プロ? いいじゃない それ 大丈夫 車だから
えっ なんか フフッ じゃ なんかあったら
見たことある名前 (麗子)いつから作ってたの? 連絡ください!
三木恒彦 三木恒彦… ヘッヘー (携帯電話のバイブ音)
えっ 三木さんって 意地悪ね もしもし? 沙里衣ちゃん?
あの三木恒彦!? あなたの中に (麗子)貸して
(山﨑)あった 正解のプランがあるなら すいません
ほら あった これ 最初から (沙里衣)マユ?
(繭子)えっ 言ってあげればいいじゃない あのね さっき連絡が入って
この演出 (南上)どこかで パリのコレクションの仕事
三木さんがやったんですか? 私が手を放さないと もらえたの!
これも? 今以上のものは作れないから 本当!?
この〝これぞ 斬新〞って 私も Emotion も やった おめでとう!
やつも? いいじゃない (沙里衣)
私 すごい見てました あの子は 自分でも信じられなくて…
勉強しようと思って 自分が作ったものを いや 世界のトップモデルだよ
ハッ… 勉強って “美しくない”と思った すごいよ
で? どうすんの? それが正解よ (沙里衣)
あ… いや (繭子) うーん まだ分かんない
もう人様に頼るわけには… おはようございます! チャンスもらえただけだし
バカじゃないの よろしくお願いします でも どうしても知らせたくて
え… お願いします ごめんね
何が我慢ならないってね いよいよだね 今日 ランウェイショーだよね?
素人のくせして はい うん 今から準備
お金もかけずに あの… (沙里衣)
人を あっと言わせるスケールで いろいろ ありがとう 私 今 シンガポールなの
ハートをズキュンと 今回 私 撮影終わって
射ぬくような 本当 梶君に助けられた これから帰国するけど
魅力にあふれた 時間ないから 急ぎましょう たぶん ギリ間に合わないよ
洗練されたショーを自分で! あ… そうだね! ごめんね
ハッ! 始めるわよ いいって いいって
くそド素人の分際で はい! 今度 ビデオ見せるからね
それができると思ってる とにかく おめでとう
その甘っちょろい考えが (三木)サボってる暇ないわよ
我慢ならないのよ! ちょっと いらっしゃい!

37
(三木)いよいよ モデルを並ばせて (スタッフの慌ただしい声)
ショー当日です とにかく急がせること 衣装の搬入は済んでるよね
ご覧のようにフロアは モデルの尻たたいてでも こっちには…
私がパー信頼してる 間に合わせなさい (猿橋)時に入れる
優秀なチームが 俺がモデルの尻たたいちゃ (瑞希)じゃ スタイリングボー
完璧に仕上げてくれますから マズくないですかね? ドを
安心してください 今日は大丈夫 確認しましょう
本日の Emotion(エモーション) (三木)あなたは (携帯電話のバイブ音)
の フィッティングエリアとの (瑞希)ごめん ちょっと
ランウェイショー 連絡係 何 どうしたの?
進行は表も裏も全て あなた モデルの裸見て ママね 今…
私が仕切ります うろたえるような (杏奈)ママ ごめん
ただ本番中 私は タイプじゃないでしょ 今日のショー
階の調整室に入ってて (梶)実家の姉 風呂上がりに 行けなくなっちゃった
バックステージには一切 マッパで俺をまたいで行きます えっ どうして?
手が出せません フフッ 最高 (杏奈)遊びに行こうって
モデルの 頼んだよ 誘われたの 紗由紀に
フィッティングから誘導 (三木) 断ってよ
出のタイミングまで あなたは 何が何でも ママ 今日は
全て パーフェクトな配置で 杏奈に来てもらいたい
裏は皆さんで ゲストを着席させなさい (杏奈)うん 分かってる
やってもらいます 一番前 ファーストロウが でもね…
まあ 本来なら セレブと業界関係者で 本当に紗由紀ちゃん?
うちの有能なアシスタントが 埋まれば 誰に誘われたの?
仕切るんですが… ショーは割方 成功よ どこに行くの?
(猿橋)すいません (繭子)はい (杏奈)もういい 分かった
ギャラが どうにも… 力ずくでも座らせます (通話が切れる音)
だからといって 困ったら助けてもらいなさい あっ ちょっと…
失敗は許されません お願いしますね 何 もう!
実際のポジションで (麗子)はい (猿橋)中かあ…
確認できるのは Emotion のお客様と一般の方は 男だな
ランスルーの回きり 私が誘導するから んー!
自分の動きを マユちゃんは そういうこと
頭に たたき込んでください ゲストのアテンドに専念して サラッと言うから嫌い
いいですか よろしくお願いします すご…
(三木)南上(なんじょう)さん (三木) ねえ やっぱり
瑞希さん いい? 持ち場は把握した? プロってすごいね
こちらへ ええ 大体 (梶)そうですね
(瑞希・南上)はい (三木) なんか もっと
(三木)ここが では デザイナーから一言 トラブルあるかと思ってたけど
最終チェックポジション えっ 今? この分だと
デザイナーは えっ まだ時半ですけど… あっという間に終わっちゃうね
ここで最終チェックをします 本番前は こんなのんびり そうですね
モデルさんを しゃべってられませんから え?
パーフェクトな状態で 面白い 緊張してんの?
仕上げてくださいね こんな日が来るなんて なんか 梶君 今日…
分かりました 私が死ぬ時に思い出す (猿橋)時には
(三木) 日になるわ モデルさん入るから
ここが出しスタッフ位置 お客様に スタッフに
私がキューを出したら 最高に美しい 先に食事させといて
あなたがモデルに Emotion の世界を (繭子)はい!
ゴーサインを出す 見ていただきましょ 行こう
いい? (三木)以上? お昼のお弁当です
私とあなたで では ショーのスタートは お茶かコーヒーか
このショーを仕切るからね 時分 選んでください
私 こう見えて 皆さん ケガのないように (携帯電話のバイブ音)
本番に弱いタイプで… パーフェクトを目指しましょう もしもし?
じゃあ 吐きながらでも ゴー! (山﨑)ああ 今
やって ゴーゴー! 成田空港の税関なんですけど
そういう世界だから (猿橋)いくぞ! 輸入許可が まだ下りなくて
(三木)猿橋さんは 呼びスタッ (梶)はい あー でも
フ (瑞希)おー! 絶対に間に合わせるので
並べスタッフ兼任ね (麗子)はい 心配しないでください
進行表どおりに (瑞希)よっしゃー ああ… あの最悪

38
今あるコーヒーで だって なんか違うって 持ち込めないよ
構いませんけど 思っちゃったんだもん じゃ 成功 祈ってます
(通話が切れる音) もう いい加減にしてください (梶のせき込み)
あれ? いっつも土壇場で… テクニカルリハーサル
(瑞希)遊びに行くのは (三木) 始まってます
分かったから そんなの普通でしょう? ランスルーは時間どおり
だから誰と行くの! あっ 三木さん 時開始でお願いします!
杏奈 デザイナーが自分の作品に (カオル)
(通話が切れる音) 最後まで こだわるのは だから 痛いっつってんの!
ちょっと! 当然のことだし ここが当たんのよ
こっちのブロックが北側のN 極限までトライするのが (瑞希)中敷きを入れたので
で こっちが南側のS プロの仕事だと思うけど あと ばんそうこうも貼って…
フロントロウからA まあ 確かに これじゃ歩けない
列目がB 列目がC そういうこと サイズ変えてよ
座席番号のからが あと あなた (繭子)あっ それは
メーンゲストの ちょっと来なさい サイズ違いは借りられなくて
席になります えっ あ… はい じゃあ 他の靴にして
真ん中の番が あっつ オーディションでは
一番いい席ってことね? 何これ これ履いて
(繭子)で そのSAのが あなた オーケーもらってますよ
Conscious(コンシャス)の永井 一刻も早く帰りなさい あの時は大丈夫だったけど
編集長 (梶)大丈夫です 今日はダメなの!
本日の最重要人物だ さっき薬飲んだし できます 少し お待ちください
はい (三木)ダメ (舌打ち)
あとは NAのに 誘導係のあんたが モデルさんってさ
ヴァンダービルズの藤村さん 本番 裏で倒れて オーディションの時は
で NAのが史香さん ショーが台無しになったら 無理してでも靴履くのよ
来てくれるかしらね あんた 責任取れるの? 仕事が欲しいから
フミちゃん 倒れません できます でも 当日これじゃ…
来てくれると思いますよ できない 文句 言いたいだけかも
(南上)うーん 早く帰りなさい しれないわよ
あっ あなたがチームに混ざって 他の子に聞いたら
なんか違うのよね もう半日たってる カオルさん 午前中
うわ 出た! 誰かに 別のメゾンのオーディションで
ごめんなさい うつしてるかもしれない めちゃめちゃに へこまされて
これ 作り直すわ それが どんだけ迷惑な行為か 機嫌 悪いんだって
えー! 分かんないの? 最近 売れ始めてるからね
(高橋) ここから早く出て行きなさい プライドもあるんでしょ!
招待状の中に入っている 三木さん 帰れって… でも実際 カオルさんがいると
このアクセスコードを 梶君の気持ちも バリューも出ますから
サイトに入力すると 考えてください 彼女 メーンとラスト
Em の先行予約の画面に このホールが 一番の見せ場よね
飛びますので おさえられたのだって とにかく靴なんとかしなきゃ
で ショーの終了と同時に 梶君のおかげです… あっ
予約受付が (三木)私の ちょ… ちょっと
開始になる予定です 今日の行動基準は ちょっと待っててください!
うん ただつ これで どうでしょう!
Em のシリーズ ショーの完成度が限りなく 大丈夫です
それぞれ限定数 パーフェクトに近づくように まだ回しか履いてないんで!
今日の勢いがあるうちに 最善のことをするだけ え?
売り切りたいもんだな 人の気持ちなんて お客様 お迎えする時に
(高橋)あれ? どうだっていいの 履き替えようと思って
おかしいな 大丈夫? 持ってきてたんです
もうサイトは オープンしてる タクシー呼ぼっか? 同じブランドのものです
はずなんだけどな 大丈夫です 歩けます フィッティング見てて
すいません 大丈夫なんすよ いいなあって思って
ちょ… ちょっと なのに… 思い切って買っちゃいました
ちょっと確認してきます でも 三木さんの言うことも… 高かった~! くう~!
おい おい 分かってます は?
大丈夫か おい! 悔しいなあ (南上)なら
ハァ 今晩の打ち上げで それも試してみてよ
やっぱ持ってきてよかったわ マユちゃん先輩 (カオル)あっ 南上さん
本当に作り直すんですか? 絶対 いい感じに (瑞希)これも
今から? 持ち込めるって思ってたのに 昨日おろしたばっかり

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今日 絶対 シーリングライトつけて! チェック オーケー
履こうと思ったんだけど 大丈夫? 客電に切り替えて
どうせ裏方だし カオルさん 大丈夫ですか? (スタッフ)はい
私のじゃ (カオル) (従業員)
地味だと思いますけど ライトが目に入っちゃって どうぞ お取りくださいませ
(繭子)じゃあ これも (麗子)ああ これは目立つわね (仲谷)ありがとうございます
試してみて (瑞希)一番 目立つとこ ああ
じゃあ これも ファンデーションで隠しますか (スタッフ)三木さん
それでダメなら ら ウエーティングエリアには
どれか靴のストラップ切るから 出させてください 名のお客様が入ってます
言って お願いします プレスから先 入れますね
リボンでも何でも 代わりのモデルを探しましょう (猿橋)こちらにお願いします
付け替えて歩けるようにする (繭子)はい そうなんです (繭子)
あなたには どうしても 何とか お願いできませんか? ゲストへのインタビューは
歩いてもらわなきゃ (瑞希)厳しいですよね ウエーティングエリアで
ならないのよ そうですよね お願いします
あっ そうだ 急すぎましたもんね オーケー
ストラップ ちょっと無理ですね (三木)オンタイムでいきます
ストラップが 分かりました スタートは時分
もしかしたら… (猿橋)あー ダメですか じゃあ 皆さん
ああ この金具が 分かりました よろしくお願いします
こうなってないから 分かりました すいません 開場します
ああ もう すいません! 失礼します 順番にご案内しております
これで どうでしょう? 大丈夫? 間に合う? 恐れ入りますが
(三木)ストップ ストップ 予約開始 時半だぞ インビテーションカードを
ストーップ 間に合わせます! ご提示ください
タイミングずれまくり ダメだわ (麗子)いらっしゃいませ
瑞希さん 下着はやらないって ああっ
私が ゴーと言ったら こっちもダメ 順番にご案内しております
モデルの肩をたたく 社長 代わりのモデルさん (猿橋)玉置様 こちらへどうぞ
なんで そんな簡単なことが つかまりません 招待状のカードなんですけど
できないの? そう それぞれに Emotion のE
すみません メーンとラストなので M Oのマークがついてます
もう一度 お願いします 誰でもいいというわけにも… Eはフロントロウ
あの! すいません (カオル)私 できます Mは列目
裏 俺人じゃ さっきは Oは列目に
どうにもなんないっすよ! 本当に すいませんでした ご案内するという意味です
そこ 大丈夫! 午前中の 玉置様
今 エンジェルが オーディションが散々で 本日は ありがとうございます
舞い降りるから 気持ち どうぞ こちらへ
は? コントロールできなくて 巡目の着替えが
こんにちは 恥ずかしいです 時間との勝負です
(由梨)三木さんに 絶対 失敗しません 最悪の場合
呼ばれて来ました ちゃんと歩きます 準備ができたモデルさんから
マユの友人の鴻野(こうの)由梨 だから出してください 出す可能性もあるので
です 遠くからなら そこは指示に従ってください
えっ 由梨? アザ 見えないんじゃないです 指示系統がバラけると
(南上)華のある子だわ か? 混乱しますから
同じ田舎の子とは思えない 立てる? この中では
バックステージに はい 私に従ってください
華 必要ですか? (瑞希)これなら… ラックの写真 必ず確認
(三木)じゃあ もうすぐ開場でしょ お願いします!
出順の番からいくよ! 頼むわね (繭子)あっ いらっしゃいませ
モデル スタンバイ はい 山川律子様
ゴー! (山﨑) いつも ありがとうございます
どうぞ 今 輸入許可書が出たんです 永井編集長の隣が
フィッティングエリア内は 今から荷物 引き取って 女優の山川律子さんご夫妻
私が指示を出します 急いで そちらに… 彼女は お得意様だから
(猿橋)頼みます (繭子)あの ごめんなさい! 大丈夫
(物音) (山﨑)え? (繭子)山川様 手前で
(三木)ストップ 止めて あの コーヒー ご主人様 奥 お願いいたします
またか もういいです お楽しみくださいませ
(三木)カオル 落ちた (山﨑)えっ!? (山川)ありがとうございます
(三木) お願いがあるんです! NAのがモデルの

40
田村まり子さん ショーでもあるのよ 誰? 有名な人? 女優か?
この人 本当 美人よね はい (カメラマンB)
あっ 一緒に 勘のいい おばさんだわ 歌舞伎の関係者じゃないか?
元サッカー選手の あ… (繭子)お気をつけください
木崎裕也さんが (南上)お嬢さん? どうぞ
来てくださるみたいです (瑞希)ええ ありがとうございます
(客)田村まり子ちゃんだ 頑張りましょう! 私じゃ箔(はく)がつかないけど
(繭子)なので ショーのあとに はい! こちらのお客様なら ねっ
プレスインタビューに いらしてくださったんですね じゃ 私は
ご案内します (藤村)当然ですよ (スタッフ)
ごゆっくり Emotion さんのショーですから SA 埋まりました
お過ごしくださいませ (猿橋)モデルさん オーケー
(麗子)robe(ローブ)の川島編 スタンバイするよ じゃ 始めるよ
集長 いよいよだな (永井)あら 遅かったかしら
いらっしゃいました 藤村が来た えっ
(繭子) 史香さんは? あ…
Consious の永井編集長は? あー 彼女は今 (スタッフ)三木さん
(麗子)まだ とても忙しくて ちょっと待ってください
どうぞ こちらに すみません 何 どうしたの?
(繭子)北側のNAのが よろしくお伝えくださいと (スタッフ)
雑誌「robe」の編集長 そうですか 永井さん 来ました
川島えりなさん フミちゃんは? Conscious の永井さん?
その隣が ううん (スタッフ)はい
ファッションデザイナーの そっか そこは今 埋めたのよね?
佐々木サトルさん 見てもらいたかったな こちらへ
そっちの番も編集長か (繭子)井上編集長 ここ?
robe と Conscious は どうぞ 前のほうへ 竹内様 恐れ入りますが
ライバル誌なので (麗子)SAのが こちらで
なるべく距離を取ったほうが これまたファッション誌の お願いできますでしょうか
よさそうですね 井上編集長 はい 構いませんよ
(川島)へえー dolly pink? じゃあ 私は?
一番いい所じゃない こちら 割と 永井様は こちらに
きれいなランウェイね カジュアルな雑誌なんでしょ? どうも
今日はお忙しい中 (繭子)若い方向けの雑誌です 恐れ入りますが 皆様
本当に ありがとうございます あっ でも Conscious より そちらへつずつ
(佐々木)どうも 発行部数は多いです ずれていただいても
また会っちゃったわね dolly pink さん よろしいでしょうか
やだ 佐々木さん もったいぶって来たわねえ (麗子)あっ フミちゃんの席
昨日 何時まで飲んでたの? ファストファッションと そうよ そこが空いてるんだから
(佐々木)秘密 プチプライスの特集しか ずれたらいいわ
(繭子)失礼いたします しない雑誌なのに じゃ そこに座らせたら
(川島)また (佐々木)やめなさい いいんじゃない
(ひろみ)わあ いいんですか (繭子)あっ あの… え? 何
こんな いい席 (修子) ここを空けろって言うの?
はい でも部数 伸ばしているんだから 失礼でしょう?
南上たっての希望ですので モード系よりも 申し訳ございません
なんか夢みたいです 影響力があるんじゃない? 私どもは
(アヤ)マユちゃん えっ 誰 今の Conscious 様には長年
来てくださったんですね (カメラマンA) ランジェリーを
どうぞ こちらに もう時間 過ぎてますよ 記事にしていただいている
時田(ときた)さん 始まらないんですか ご恩がございます
私たちは あとでいいです (カメラマンB)あとがあるか ですので
ロビーにいるので 最後に ら どうしても 永井様には
案内していただけますか? 早くお願いしますよ こちらで
最後… ですか? (川島)あそこが埋まらないと 見ていただきたいのです
使えるピースは 格好つかないのよね (永井)え…
残しておいたほうがいいわよ どなたがいらっしゃるの? ずいぶん 差をつけるのね
ピース… Conscious さん? 申し訳ございません
(仲谷)アヤさん いったん ええ あの… お隣へ移動して
ロビーに戻りましょうか 使えるピース… いただけますか?
過呼吸にならないでよ 大野様 お足元 (佐々木)よいしょ
あっ 社長 お気をつけください 別にいいわよ
堂々としてなさいよ どうぞ こちらへ 席にこだわるなんて
デザイナー西沢瑞希の (カメラマンA) バカバカしいわ

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ありがとうございます 大丈夫?
では 永井様 いけるの? きゅう
どうぞ こちらへ いけます
ありがと 後ろ向いて アフターパーティー
フゥー お願いね (拍手)
パーフェクト どうぞ (歓声)
じゃあ 始めるわよ 次 Em いくよ (梶のせき込み)
(アヤ)あら 私 どうしよう さあ いよいよ (ホールから聞こえる拍手)
お稽古の時間だわ 瑞希さんのデビューね (梶)あの すいません
あっ マユちゃん はい 中に いた方ですか?
ごめんなさいね あの… あの どうでしたか?
私 お三味線の え? ショー
お稽古があるのよ Emotion のショー ちゃんと できてましたか?
ちょっ… 何なのよ! まだ入れますか? (史香)すいません
(カメラマンA)おいおい (高橋)ああ (梶)あっ ごめんなさい
いい加減にしてくれよ 招待状 持ってんだったら (史香)
あらら… なんか 入れるんじゃないすか? すごく 美しいショーでした
大変な人 来ちゃったわね (高橋)ハァ… 本当ですか?
そうね こっち向いて ええ
(アヤ)出口 出口は… オーケー あ…
大野様 ご都合が悪ければ 頼むね (繭子(まゆこ))本日はご来場
どうぞこちらへ いいじゃない Em ありがとうございました
ご案内いたしますね はい このあと フォトセッションと
(仲谷)私が… あっ あっ ささやかではございますが
(繭子)仲谷さんは 麗子さん すいません ロビーにて
代わりに座ってください ちょっと ここ 軽食とお飲み物を
え? お願いしててもいいですか ご用意しておりますので
そこを空けるわけには すいません お時間の許す方は
いかないんです ちょっと こっち来て どうぞ ごゆっくり
分かった 来い 来い 来い 来い! お過ごしくださいませ
(繭子)どうぞ こちらへ (慌ただしい声) (藤村)
なんか (繭子)あの ご成功 おめでとうございます
席取りゲームしてるみたい (南上)何 慌てて すばらしいショーでした
誰かが遅れてくるのが カオルさん (猿橋)どうも
悪いんでしょう? すいません あの… うちも数の勝負に
それもそうね 今日のあなたは 出ることにしましたよ
大野様 本日は プロフェッショナルじゃない それは賢明な
本当に ありがとうございました カオルさん ご判断だと思いますよ
こちらに来ていただけただけで 今日のあなたのお仕事は ただし
うれしかったです ここまでです もも作って
またね 私は いや ヴァンダービルズさんなら
はい ショーの完成度が限りなく 万は作りますか
(三木) パーフェクトに近づくように 売れるからって
ああ とにかく始めるわよ 最善のことをする 大量にあふれさせて
照明 音響スタンバイ それだけ どこにでもある商品に
(スタッフたち)はい 人の気持ちなんて するつもりはありません
フゥー どうだっていい! じゃないと
(音楽) でも モデルはどうするの? Emotion(エモーション)という
オーケー いいわよ え? ブランドの
(三木)モデル 大丈夫ね? お願いね 価値は守れませんから
いくよ 町田沙里衣? (高橋)猿橋さん
はい どうぞ (歓声) Em シリーズ 限定数
どうぞ 完売です!
巡目 準備ができ次第 ありがとう
すぐに あちらに 全部 合わせても
並んでください! たかだか
順番とスタイリング 結構じゃないですか
必ず確認してください! いやいや
(猿橋)最終的に 到底 及びませんよ
こっちで直しますから ヴァンダービルズさんの
とりあえず来てください STORY(ストーリー)にはね
(カオル)はい では 私はこれで
(猿橋)お願いします フミちゃんに よろしく
(カオル)はい (由梨)麗子さん 麗子さん

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(麗子)由梨ちゃん しただけよ みんな心配してたよ
いやー 緊張しましたー 物足りないわ (梶)すいません
あなたも本当すごかった 次は もっといいものを作る 大丈夫? 起きられる?
ありがとね ショーだって うまくやる (梶)はい
すばらしいショーでした 私だって 本当 ありがとうございました
最高でした 人に助けてもらってばっかりで (繭子)フフ… いえいえ
(三木)誰のおかげかしら? 何にも作れてない はい
(麗子・由梨)三木さーん! 次こそは (梶)あっ
(三木)もう ちょっ… 自分の この手で (繭子)
ちょっと疲れてんだから 何か作ってみせます ねえ これ 本当すごいよね
やめてよ もう さあ びっくりした
(繭子)本当にありがとう さっさと片付けましょ (梶)卒業制作で
無理させてごめんね お腹すいたわ (繭子)ふーん
(沙里衣) ハァー (梶)“注染”って
ううん 出たかったから (猿橋)おー Em のコーナー いうんですけど
事務所の人 怒ってないかな いい感じじゃないですか 染め物の技術で
あー (麗子)どう? 瑞希さん (繭子)ちゅうせん
沙里衣ちゃんの出演料 高いよね お店に並んだ感じは (梶)高崎の実家が
大丈夫だよ (瑞希)最高 それの工房やってて
半年前にもらった仕事だもん ステキです すげえ古くて小さいんですけど
半年前? ありがと 昔から浴衣の生地とか
うーん (瑞希)Emotion に 手ぬぐいとか染めてて
あの頃の私の相場だと… 私が作った商品が並ぶなんて… (繭子)あっ
ハンバーガー 個分かな (瑞希)あっ ごめんなさい… (繭子)これだ
(人の笑い声) フフフ… まあ そんな感じの
(南上(なんじょう)) あー 恥ずかしい (繭子)へえー
今日は お世話になりました そういえば 梶君は? じゃあ そこ継ぐんだ
(山﨑)ああ… なんか ちょっと まあ… はい
成田から 町田沙里衣さんを こじらせちゃったみたいで そうなんだね
急遽 こちらに あれっきり顔見てないけど きれい
連れてきてくださったって 大学に行ってるのかしら? いや これは全然
(山﨑)うん うーん 電話してみます? ただの卒業制作で
おかげで助かりました (呼び出し音) 遊びですから
いや… 出ませんね うちのオヤジが染めたのとか
まあ たまたまだから 死んでたりしたら もっと 本当
何年ぶりかしら イヤだなあ すごいきれいですよ
(山﨑)ああ (繭子)やめてくださいよ へえー
あなたが銀座で (梶)はい あっ うちの父もね
コーヒー屋さんを あっ 出た そんな感じで
やっているとはね もしもし 梶君? 大丈夫? (梶)え?
ねえ あ… ああ… 蚕の繭から
あの人は… 元気? 助けてください 絹糸作る工場やってて
まっ たぶん え? (梶)そうなんですか
呼べばよかったのに マジすか… あっ それで繭子
今日のショー だって“助けて”って! うん
(繭子)留守電か… マジすか あっ でも
えっと 時田(ときた)です (繭子) 工場は潰れて
ショー 無事に終わりました あっ 本当 気にしないで なくなっちゃったんだけど
梶君 具合どうですか? 寝てていいから (梶)え…
(繭子)終わっちゃいましたね いや でも… だいぶ前にね
(南上) (梶のせき込み) 好きだったな
まるで夢を見たようだわ 片付けていい? 絹糸ができるところ見るの
(繭子)はい すごいなー ねえ 小さい頃に
(南上)美しいわね いや すごかったよ 本当 見るものってさ
(繭子)はい 俺も見たかったなー なんで あんな
今日は あなたの一人勝ちね 次があるよ きれいに見えるんだろうね
え? 社長 こういう大きなショー 何?
見事な立ち回りだった 定期的にやる考えも きれいですよね 本当
知らないうちに成長しちゃって あるみたいだから えっ
憎らしい子よ 次ね あっ
フフ… (繭子) イテッ
社長も すごかったですよ ねえ だいぶ よくなった? ごめん
私は ああ だいぶいいです 何も ここまでしなくても
自分の実力どおりに よかった (繭子)だって

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だって なんか急に 逆です! Em の追加生産した分が
急にそういうの え? できたら
びっくりするし 私は今日 Emotion の 見せてちょうだいね
何 もう! めっちゃゴージャスな はい なるべく早く作ります
普通そうなるでしょ 南上社長好みの うん
家とかに来たら チュールレースばりっばりの そっとしておこう
そうなるでしょ ハイパーセクシーなブラを 準備はいいですか?
そうなるの? 着けてます いいから 早く見せて 早く
そうなりますよ しかも 色は紫! では
そっちがそうならなくても だから絶対 ダメです! (繭子)これも これも
こっちがなるんですよ つまり 最高に これも これも
あ… すいません きれいってことでしょ? これも これも
ごめんなさい だったら なおさら これも
そんなに嫌わなくても… いいじゃないですか? (瑞希)本当に?
いや いいんです いくない! 全部に Emotion の記事が
無理ですよね 違うんです 違うの! 出てます
俺が そういう これは… どれどれ えー
アレな対象じゃないっていうの 違うの おー すごい
は 絶対 見られたくない わっ あった
分かってたし だからダメです 結構 大きく出てんじゃない
だから家とか というわけで さようなら そっちは?
来ちゃうわけだし (梶)えっ えっ ちょっと… こっちも すごいっすよ
んー 梶君が好きとか嫌いとか え… 何 どういうこと? (梶)あー 俺も
そういう問題じゃなくて いらっしゃいませ ショー見たかったな
そこ すごい問題なんですけど こちらが Emotion 社長 これ
まあ そうなんですけど! こちらが Em になっております (南上)Conscious(コンシャ
どっちかって言ったら? Emotion のオーダーメードを ス)ね
え? ご希望のお客様 これは あのおばさんが
好きか嫌いか いらっしゃいますか 書いてくれてるんでしょ
どっちかって言ったら? お手数ですが こちらのカードに 小山さんです
それ… ご記入いただけますか? でも…
それは すごくズルいです! (南上) (麗子)すごい
分かってますよ この売れ方は予想以上ね 表紙に“Emotion”のロゴ
ここまで粘る俺 よかったです えっ どこ?
最低クズ かっこ悪いって ショーの反響があって あっ あった!
思ってますよ とにかく 今の流れを これ 金払ったの?
でも… 途切れさせたくないので いいえ
好きだから触りたい Em は早急に 永井編集長かしら
ダメですかね 再生産の発注をかけます うれしいわね
ダメ 材料は はい
ですね おさえられてるのよね? ハァー
違う! はい! AGNの あー
違う違う違う… プラスチックボーンだけ あー
えっと 説明します 明日入荷で とりあえず お疲れ
私 今 他は縫製工場に入ってます! (由梨)すっごいね
非常に個人的な理由で (瑞希)ありがとう 本当に全部に載ってる
このような状況に 妙に張り切ってますね (繭子)すごいんだよ
応じることができないんです 何かあったの? 下着の記事が雑誌に載るって
なぜかっていうと… そうねえ 大成功だね
なぜかっていうと (梶)あの Em の検品済みのは 由梨には本当 感謝してます
なぜかっていうと もう お店に やだ ちょっとやめてよ
その先の事態を否が応でも 出しちゃっていいんですか? 三木さんにも 本当…
想像してしまいますから (繭子)社長 あ… って いないけど
私 今 時ご予約の鈴木様 感謝してます
絶対 服脱げませんから! お見えです 今頃 モルジブだね
え? あっ ごめんなさい 仲直りしたんだね
あ… (梶)大丈夫 大丈夫 彼女さんか彼氏さんか
いや そこまでの急展開は あの これ Em の新しいの… 分かんないけど
まあ あわよくば (繭子)あ… ねっ アハハ…
そうなったとしても えっと あの… あっ 山﨑さんも
俺 大丈夫ですよ そ… そこ置いといて ありがとうございました
自慢じゃないですけど 社長 お願いします いやいやいや
すっげ古いパンツはいてるとか (南上)うん うちの南上には会いました?
全然 じゃあ えっ? うん… うん

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ご丁寧に だから 今 ちょっと忙しすぎよね
挨拶してくれましたよ こんなに必死になって Emotion の新規のお客様
そうですか マユちゃん追っかけても 昨日いらした分の材料です
インパクトすごいでしょ それって意味あんのって もう揃えたの?
うちの社長 自分でも思ったりします 社長のお好みの
え… うーん マユちゃん この先も 生地もレースも
まあね ずっと東京で仕事するわけだし 全部 ここに入ってますから
でもさ なんで下着は (繭子)うん ミシンも踏めないくせに!
普通に記事に でも マユちゃん え?
できないんだろうね 繊維フェチだし 糸フェチだし 今日から
やっぱ セクシーなイメージ 絶対 分かってくれると Emotion の一員として
だからかな 思うんです 働かせていただきます
裸を連想させるっていうか 俺の仕事 仲谷凛です
人には見せないものだから 仕事? (麗子・繭子・瑞希)え?
見せるとしたら (梶)これ な… 仲谷さん?
特別な時だしねー 梶君が染めたの? 瑞希さんも麗子さんも
私 やっと分かった オヤジです もう限界でしょ
おっ 何が? 俺も これぐらい だから彼女に
女の人にとって 染められるようになりたい 入ってもらうことにしました
下着とは どういうものか で もっと自分にしか (瑞希)えっ でも…
もう またそんな 作れないもの作りたい 南上社長に無理 言って
哲学的なほうにいく 古風な柄ばっかじゃなくて お願いしました
私 ちゃんと考えてなかった 現代的で ずっと考えてたんです
きれいで質がよければ 洗練されたデザインで 私も物を作る側に
いいって思ってたけど 違う 浴衣や手ぬぐい なりたいなって
下着は一番 自分っぽくなきゃ ばっかじゃなくて もっと… 先日のランウェイショーを見て
いけないものなんだよ ダメっすね もう我慢できなくなっちゃって
洋服とかバッグとか フワッとしてて それで…
靴とかよりも そんなことないよ すっごくいい
自分っぽく? 見てもらいたいんです タイミングだったのよ
かわいければいんじゃない? 俺が作ったもの これでも
違うよ 俺にしか作れないものを 服飾系の専門学校出てます
かわいい下着は あなたに 縫製だって
由梨だから成立するんだよ すいません 一方的に パターンだってできます
由梨は (繭子)ううん (繭子)ええっ!
キャラが かわいいから まあ でも 即戦力になりますね
だから そういう… あんまり気にしないで どこぞの繊維バカとは
(ドアが開く音) いや 気にしないでって モノが違うのよ
いらっしゃいませ こんな重い話 しといて な… な!
え… 何だよって感じですけど (南上)あー 助かった
(由梨)うん? とにかく 俺からは… おはようございまーす
どうも 以上です いやー 寒いっすね
(由梨)あなたが梶君ね じゃ あっ マユちゃん
へえー ほおー すいません 何も頼まなくて 髪下ろしてる
なんか聞いてます? 今度 また (仲谷)
俺のこと ゆっくり来てください おはようございます 先輩
え? いや 全然 はい 失礼します 先輩?
すいません 邪魔しちゃって すいません えっ!?
ちょっと マユちゃんに話が… ちょっと めっちゃ好きって (仲谷)大体 分かりました
あっ どうぞどうぞどうぞ 言ってるじゃん ありがとうございます
私は向こうに… え… (繭子)はい
いえ そのまま どうなの? 髪形 変えたんですね
すぐなんで マユは どうすんの? (繭子)あー
そう? いや 分かんないよ ちょっと気分変えたくて
あの… あれから でも… あっ いいと思う
なんか 変な感じに (麗子)ねえ 知ってた? でも…
なっちゃってますけど 世の中 いつの間にか師走よ? 本当 思い切ったことしますよね
あれからね えっ 本当ですか? 仲谷さん
(繭子)いいから 瑞希さん いや そうでもないの
あの 今ここで あなたたち もう何年も迷ってたから
その話 しなくても… ちゃんと帰ってる? そうなんですか
俺 春には 大丈夫です (仲谷)でも
高崎 帰りますから 娘が着替え 届けてくれるんで この前のショーを見て
(繭子)え… あの人は どうだか… 今しかないって

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Emotion のランジェリー 少し長い休みを取りましょう カニみそとか
私 大好きで そうね… 社長 どこ行くんですか?
毎朝どれにしようって 月まで バカンス
本当にワクワクしながら 週間 (麗子)よし と
選んでるの Emotion は夏休みにします (瑞希)
そんな 自分が (瑞希)やったー じゃあ… よい休日を!
心から着たいって思えるものを 重っ (一同)はい
自分の手で作って (繭子)ファッション誌って (麗子)お疲れさま
お客様に着てもらう なんでこんな重いかな (一同)お疲れさまでした
それって 仕事として 素材? (猿橋)じゃあ 飯がてら
最高だと思うんだよね (瑞希) (仲谷)行きますか
そうですね… みんな どっか行ったりするの? (瑞希)
ごめんなさい (猿橋) 行こう 行こう 行こう
なんか 暑苦しいこと いや とにかく家でのんびり (仲谷)お疲れさま
言ってるよね 猫いるし (繭子)お疲れさまです
あ… いえいえ (仲谷)えっ 猿橋さん おっ
すごく分かります 猫飼ってるんですか? いや そんなに警戒しなくても
私も Emotion の商品 猫っていう別の生き物でしょ あ… ごめん
好きです さあ どうでしょう あの ちょっと
大好きです 瑞希さんは? 全然 違う話なんですけど
でも… 私は とにかく うん
でも? 娘のご機嫌とらないと 寒くない?
あ… (麗子)私は温泉! 中 入ろっか
(麗子)ほっ と カニ! はい
(猿橋)社長 社長 金沢行くのよ (梶)コーヒーマシーン
(南上)あー いいでしょう 電源 落としちゃったんで
年末ですから お土産 買ってきてくださいよ 紅茶ですけど
とにかく いったん締めないと (麗子)はーい ありがとう
年またぐと銀行が また 仲谷さんは? どうするの? あっつ!
ヤイヤイ言いますから ちょっとニューヨークに (梶)あっ 大丈夫すか?
(南上)分かった 分かった… 何それ すごい ああ すいません
銀行には一緒に行くから 三木さんが 俺 熱湯そのまま…
社長 頼みますよ! ファッションウイークの 大丈夫
だから 大みそかには ショーを担当するみたいで (梶)あっ
そっちに行くから ちょっと え?
そう 見学させてもらおうかと ああ
おばあちゃんに言っといて (麗子)勉強熱心ねえ これ… これ すごくいい
Em の追加生産分 来ました! (仲谷)いやいや ありがとう
大掃除 終わりました! (瑞希)マユちゃんと梶君は? で?
(猿橋)Em の第シリーズ え? (梶)あっ
予約受付分 配送完了 人まとめて あの これ
追加発注分の生産完了 聞かないでくださいよ 話そうか ずっと迷ってて
Emotion の注文分は うれしいけど (繭子)うん
全て完成しました あれ まとまってないの? ランウェイショーの日
月日 え? ちょっと何? 俺 どうしても家に帰れなくて
今日中に これを郵送すれば… あっ いや 俺はあれですよ なんだかんだホールの外に…
ひとまず 卒論まだだし いたの? ずっと外に?
今シーズンの山 越えます 卒業制作も はあ まあ…
ああー 寝れる 仕上げなきゃいけないですし そんなことしてるから
家帰って寝れるよ そっか もう卒業か 風邪ひどくなったんじゃ
でも あれよね じゃあ 梶 ないの?
もうちょっとすると バイトに来るのも月まで? 史香さんがいたんです
次の秋冬物の はい 家業継ぐんで え…
トランクショーが… (猿橋)寂しくなるな 俺 史香さんって
そっか… 月ですもんね (麗子)マユちゃんは? 気づかないで声かけちゃって
もう月か (繭子)え? “どうでしたか?”なんて
今は言わないで それ 長野帰るの? 聞いちゃって
休みましょ あっ えっと… そしたら…
(猿橋)え? 私も下着について勉強を “すごく
アウトプットばかりしてたら (麗子)みんな偉いわね 美しいショーでした”って
エネルギーが枯渇しちゃう じゃあ 私がなんか たぶん この人
いいものを作るには おいしいもんでも Emotion のこと
ちゃんとインプットしなきゃ 買ってきてあげる 好きなんだろうなって
おっしゃるとおりです 押しずしとか和菓子とか 俺が言うのもなんですけど

46
うん (麗子)しょうがないのよね (麗子)本当 いい関係
史香さんは ただ… もう いろいろありすぎて やだ
分かってる 休んでる暇なんか あなた
自分にしか作れないものを なかったものね 明日 死ぬんじゃないの?
作りたい (南上(なんじょう))あっ そ どっか悪いの?
え… れ いい病院
(繭子)そうだよね そのトマトください 紹介してあげようか?
私も (店主)はい 修子さん うれしそう
今なら 史香さんの気持ち (修子)まー それにしても そんなベタな展開には
分かる気がする よく持ち直したわよ なりません
教えてくれて ありがとう Emotion(エモーション) 当たり前よ
いや 俺も 下手すれば 死んでる暇なんかないわよ
マユちゃんが史香さんのこと 潰れてたんじゃないの? Emotion に 四半世紀ぶりに
そんなふうに思ってくれて その お豆腐も 爆発的成長期が来てるのに
よかった (店主)はい 成長期?
えっ 何すか? あっ お豆腐 私もちょうだい うん
なんか… (店主)はい 一度目は仕方なかったわ
なんか 今 見えた (麗子)そうなのよ 波に乗り切れなかった
なんか見えちゃってます? 本当 危なかったのよ ものすごい若かったし
あれかな 下心? あっ お姉さん 年で路面店を閉店させたのは
私にしか作れないもの (店員)はい 逆に英断だと思ってるわよ
え? この大吟醸 これ (麗子)修子さん あまり
そうなの 冷やでね 昔のことをグリグリやっても…
私も 自分にしか (店員) (修子)あら 平気よね?
作れないものが作りたい はい かしこまりました ようやく過去の失敗から
だって みんな作ってる しかし 南上マユミは 立ち直れたんだもの
瑞希さんは Em を作った 転んでも そうね
史香さんは STORY を作った ただじゃ起きないからね 何 その顔
梶君も まだ (店主)はい トマトと豆腐 ちょっと またからまないで
フワッとしてるけど 豆腐 もう丁ね はい (修子)これから
作ろうとしてる (南上)あー やってやろうって顔じゃないわ
すいません フワッとしてて 締め 出てきちゃった ね
じゃあ 私にしか あの これ… やってやろうって
作れないものって何? 私 大丈夫 年じゃないわよ
ずっと考えてた ご飯とお酒 全然いけちゃう (修子)何 言ってんの?
でも 今 見えた あー この年だからでしょう?
ねえ 梶君の顔見てたら これ おいしそう 自分の思うとおりに
見えた! 私にもちょうだい 動けるなんて
そりゃ よかったです いいわよ これあげるわよ あと年あるかないかよ
お役に立てて いいわよ これはこれで (南上)うるさいわね
私 作る! あなたが食べなさいよ ちょっと疲れたから
これって… 私は まだいいから 休みたいだけよ
いや どうなの… 自分で取ったんだから (修子)立ち止まっちゃダメ
私が自然体でいられる 責任持って食べなさいよ (麗子)修子さん
自分らしく 着たいって思う あなたが食べたいって言うから (修子)
私が作りたいランジェリーは… お豆腐ごときに 優秀な作り手だったのに
これなんです 責任も何もないでしょ! 年を取って中途半端に満足して
ああもう どうでもいいことで ちょっと休んだ途端
モメないでよ! 次のモノが作れなくなって
今日は もろもろ そのまま消えてった人
お疲れさまって 何人も見てる
ことだったでしょ? 立ち止まっちゃダメよ
そうよ あなたは
私だって労うつもりで… Emotion を どうしたいの?
感謝してるわよ Emotion を成長させて
え? 次の世代に譲り渡すのか
年以上 それとも
小山修子はランジェリーについ 自分の手の中だけに収めて
じゅう て 自身の衰えとともに
書き続けてくれた その火を フッ
バケーション 記事にしてくれた 消すのか
私の仕事は あなたは決めなきゃいけない
(修子)1月に夏休み?
小山修子の書く文字によって そして 決めた目標に向かって
何それ 面白い
世間に認められた もう動き出さなきゃ

47
いけないのよ マユちゃん ヤマちゃん そうじゃな…
(麗子)ただの夏休みよ (山﨑・南上)マユヤマちゃん! そうだっけ?
たった週間の やめて それ はあ… そっか
いいじゃないの (山﨑)やってんじゃん あれ?
分かりました この店は? こんなんなっちゃったよ
こんな所で (山﨑)ん? 結婚してたことなんか
小うるさいおばさんの 買ったの? 忘れてたわよ
お説教を聞いている場合じゃ (山﨑)いやいや 俺 すげえ夫婦だと
ないってことね 前 ここにいた方は? 思ってたんだけどな
分かりました だから俺は 雇われ店長 吉岡さん 才能あるし
帰るの? で このお店は マユちゃんも才能あるし
麗子さん 明日から金沢でしょ あの敷島さんの支店で あの人は そうね
ご主人様によろしくね で あの人が俺に 俺 インテリアで
(麗子)うん コーヒーを教えてくれて 新車開発チームに入った時
あと これ で ここで 吉岡さんさ
ああ おつり今度ね (南上)そう エンジン作ってる連中に
ご忠告 どうも (山﨑)うん 普通に言ったもんね
どういたしまして ヤマちゃん “俺のデザインした車体は
ごちそうさまでした 会社 辞めたんだ 完璧なんだから”
(店主)ありがとうございまし (山﨑)うん “それに入るように お前らが
た なんか もういいかなって エンジンちっちゃくしろ”だって
(麗子)ハァ… そっか 普通 自動車業界
(修子)なーに? (山﨑)でも 何にも言わずに 逆だからね?
(麗子)ああ見えて そんなに 辞めちゃったんだよな エンジンがあっての
割り切れるタイプじゃないのよ 吉岡さんに 車体なんだから
今も たぶん (南上)別にいいじゃない (南上)フフッ
本当は立ち直れてないの 自分のことなんだから 言いそうだわ
(山﨑)よし 大体 あの人は (山﨑)
(山﨑)お客さんが 他人のことなんか あんなに自信満々だった人が
いっぱい来ますように 何とも思ってないわよ あんなに卑屈に
(南上)何してんの? 自分にしか興味ないんだから なっちゃうんだもんな
ああ いやいや… 辛辣だよな さすが元妻 結婚って怖いよ
どうぞ どうぞ やめてよ 年も前の話 今 人が会ったら
いらっしゃいませ そもそも ヤマちゃんが どんな話すんだろうなあ
何 どうしたの 知り合いだったから あの顔見たら
こんな昼間っから いけなかったのよ 口より先に手が出てるわ
夏休みなのよ マユちゃんが“紹介してくれ ボッコボコにして
(山﨑)ああ 紹介してくれ”って 私 傷害罪で捕まるわ
え? 今頃 うるさかったんだろ ハハ…
あっ そう 油絵 描いてたくせに そういうこと
(南上)あー わざわざ 工業デザイン科まで 本当にするもんね
行きたかった美術館にも行った やって来てさ いや 顔見ても分かんない
(山﨑)うん え? 行ってないわよ 記憶から抹消してるから
(南上)見たかった映画も見た また記憶を書き換えてる (山﨑)でも 息子さんのことは
テキスタイルの工房にも行った 見事に書き換えた 覚えてんでしょ?
有名メゾンで買い物もした マユちゃん ああ ごめんね
休みって言っても そういうとこあるよ 君が彼の話 しないのは
案外 やることがないのよ 高校年生の夏休み 分かってんだけど…
それで 暇を持てあまして あれ 俺 実は…
ここに来たと 絶対やってませんからね 会いたがってんだよ
こういう時 ヤマちゃんが 彼 青藍(せいらん)君
自分の人生を悔やむわ 花火なんか持ってくるから! 君に会いたがってる
仕事がないと何にもない 職員室に うちに連絡してきてさ
(山﨑)どうぞ 花火 打ち込んで この間
(南上)ありがとう あれ 俺 ほら ショーのニュースを
おいしい 謝りに行ったんだからな 見たとかって
ああ そう すっげえ 怒られたんだから すごいよ もう大人だよ
それは よかった え? だって 久しぶりに聞いたわ
マユちゃん 俺が行くって言ったよね? その名前
コーヒーに うるさいからなあ また書き換えたよ! 青藍
その呼び方やめてよ 違う そこは違う 色の名前
高校の時の 俺が謝りに行くって “青”と藍色の“藍”
いいじゃないかよ 言ってくれたじゃない 若気の至りでつけちゃった
マユちゃん ヤマちゃんで 言ってないよ いい色なのよ

48
割と渋くて男らしい… あのショーの時の (店員)お待ち合わせですか?
(山﨑)男らしくなってたよ こんな すごいオーラはさ (青藍)はい
そう どうなった (山﨑)青藍君
歳だったからね 別れた時 消えちゃってるよ 君に会いたがってる
(山﨑)でも一度 会ってんだ まあ この しょぼい (由梨)えー なんで
ろ? 店のせいかもしれないけどさ なんで 今日
彼が中学の時に ここのせいじゃないわよ ランチ ダメなんですか?
いい機会じゃないか そうね いや ですからね
今 時間だってあるんだしさ あの時は すぐにでも あの… その
連絡 取れるよ もっと いいものを これから
携帯の番号 聞いてる… 作ってやるって 大事なお客さんが来るんで
やめて 思ってたんだけどね あの すいません
会うつもりはないの (山﨑)うん 大事なって… 誰ですか?
(英語:由梨) なんか 達成感がありすぎてね いや それは その…
今 会議中で出られない? ハァ… 見えなくなるよね 南上さんでしょ
いえ 水野さんから これ以上 何やろうかって え? なんで?
こちらにお電話するようにと ある程度 集大成って だって そうでしょ
日本からかけてます 思えるものを作っちゃうとね ショーのあと聞いて
携帯がつながらない場合は 次が見えなくなる びっくりしちゃった
この番号にかけて欲しいと もしかして 同級生だなんて
え 違います それで コーヒー? しかも脱サラして
研究所のシニアフェローではな いやいや わざわざ南上さんが好きな
くて 俺の集大成なんか コーヒーのお店に勤めるって
ウェディングの… こんな溝だけどね それ 完全に…
ユリです ユリ・コーノ ダッシュボードに いや 違う あの…
はい お願いします タブレットはめ込む こんな溝 昔からの
(岸谷)どうしたの? でも やりきったんだ 知り合いっていうだけですよ
(由梨)水野エミさん うん どうかな 本当に
今 ロンドンでお仕事中なんです もういいかなって このお店だって
お忙しい方で 式の前日まで 投げたのかなあ 本当 偶然
帰ってこれなそうで マユちゃんは (由梨)えー ウソだ
えっ 前日? 投げてないんだろ? (山﨑)いや 本当 本当
フィッティングは済んでるの? そうできないだけかも ねえ お店に来てって
ドレスは 他に 投げ出してきたものが 言えたの?
でも アクセサリーや 多すぎるから だから今日 来るの?
ヘッドドレスが まだで (修子)あなたは (山﨑)いやいや
写真で やりとりさせて Emotion を どうしたいの? やだ 緊張してる
もらってるんですけど… (ミシンのペダルを踏む音) (山﨑)いや 違う あの…
(梶)自分にしか作れないもの (男性)話してるんだよ だから これはね
作りたい 少しは やめてくれ マユちゃんじゃなくて あの…
(繭子(まゆこ))ずっと考えて (男性)来月オープンか? 南上さんのせいじゃなくて
た 銀座に路面店だろ? 息子さんが来るから
私にしか作れないもの 大したもんだな え?
いらっしゃいませ あの子は いつも人だよ 南上さん?
(男性) (男性)俺もいる 南上さん 息子さんがいるの?
あの ここ Emotion の… おばあちゃんもいる あー
はい でも あの子はいつも人だ えっ なんか
あっ 申し訳ありません 自分の息子だぞ! そんな すごい大変な感じなの?
今月は Emotion あっ お願い
お休みを頂いておりまして フッ 感情? 今のは ここだけの話に
(男性) そんなもの君にあるの? しといてください
南上マユミさんは こちらの… (繭子)〝息子さんと お願いします!
え… あっ はい おっしゃる方が〞 うん 分かった
(男性)お店が開くのは 〝お店に なんか ごめんなさい
月ですか… いらっしゃいました〞 変なこと
すみません 〝お名刺 突っ込んで聞いちゃって
また ぜひ お預かりしました〞 今のは私が…
(男性)あ… 〝一度 社長に あー あー あー あー
あ… どうも お会いしたいとのことです〞 分かった 分かった
あっ あの… (南上)来たんだ とにかく行く
(山﨑)どうしたの? ここに… 行くね またね!
え? (店員)いらっしゃいませ (青藍)こんにちは
元気ないじゃない お一人様でしょうか? あー こんにちは
そう? (青藍)いえ

49
(青藍)ああ! 鴻野(こうの) なんで無視するんですか? あなたは
さん どうして会いに行かないんです すごく喜んでいましたよね
お世話になってます か 父は元気ですよ
(由梨)会社 お近くでしたっけ (南上)お節介が過ぎるわよ そうですか
(青藍)ああ まあ… あなたの役目は これで十分 (山﨑)お待ちどお
今日は別の用事で それ以上 踏み込んだら (青藍)山﨑さんには 父が
えっ 許さない ずっと お世話になっていて
あの… あの もしかして すみません お世話になってるのは
あの… でも こっちですよ
(青藍)はい? 生きているなら 吉岡さん 出世しちゃって
いえ あの 私も母に会いたいです もう今は取締役だから
私はもう行くので また (南上)やめて (青藍)父は野心家ですから
(青藍)はい 事情も知らないくせに ご存じでしょ
じゃあ (繭子)事情って何ですか? 優秀なんだよ
(メールの着信音) 何があったかは知りません あっ ごめんなさい…
(山﨑)〝青藍くん でも 子供が ごゆっくり どうぞ
今 店に来た〞 母親に会いたいって言ってて うまいです
〝待ってるよ〞 すぐ近くに来てるのに ずいぶん 立派になられて
(南上)ごめんなさいね 会いに行かない 会社も有名な所にお入りで
厳しいことを言って それほど重大な事情って ああ 名刺…
(青藍)いえ 何ですか? いえ 勉強ができただけで
でも 今のあなたを見たら 会えないって思ってるなら 僕には 特別な才能なんて
分かりました それは違うんじゃないですか? ありませんから
何がですか? どちらかが 大したもんです
すごく ちゃんとした 死んでしまっている以外に お父様も お母様も
ご家庭で育ってるって 親子が会えない事情なんて お喜びでしょ
そうかな 私はないと思います どうでしょうね
いい学校に 社長 その色好きですよね 父からは
行かせてもらってますよね (繭子)藍色 つまんないヤツだって
テニスもできて あれも そうですよね よく言われますけど
靴もカバンも お節介で すみません ご自慢の息子さんなんですよ
いいものを買ってもらってる (青藍)なんか緊張しちゃって 違うんです
それだけかも 朝からトイレばっか行ってます こういう
しれないじゃないですか (青藍)やっぱり 来ないか… 当たり障りのない話が
それだけでも (山﨑) したいんじゃなくて…
十分だと思います 待って 電話してみるよ 結婚するんです
ここまで立派に育てるのは (青藍) え…
並大抵のことじゃない すいません 無理を言って (青藍)実は もう式が
あなたは 会いたかったんですよ ずっと 週間後に迫っていて
お母様が 本当の でも 父は絶対に そうですか
お母様じゃないってことに あなたの話はしないし おめでとうございます
逆に甘えてるんじゃないですか まあ 母も妹もいますから なんででしょうね
ごめんなさい なかなか 僕としても どうしても伝えたくて
私 ズバズバ 切り出しにくくて… 大したことじゃないのに
モノを言うほうだから 何か しゃべってもらえませんか 僕の結婚なんて
そうみたいですね せっかく こうして でも 伝えたかったんです
産んでくれた母なら 会ってるんですから あなたに
きっと 僕のこと ごめんなさい “僕にも僕の家族ができます”
分かってくれる あ… “だから安心してください”って
そういうのって 第一声が 僕は人じゃありません
映画とか そういう世界の “ごめんなさい”ですか というか
幻想ですか? いえ いいんです 僕は ずっと人じゃなかった
映画でも 大抵 あの… あれ あなたが昔 言ったように
打ち砕かれる幻想です まだ あるんですね 僕は 両親に
ついでに もうつ 下着をつけた 女の人の銅像? 大切に育ててもらってきた
ガキっぽいこと お店で見た時 それに…
聞いてもいいですか? “うわー あれだ”って 僕は鮮明に覚えてる
どうぞ 懐かしかったですよ あなたが踏んでいる
なんで来たんですか? 覚えてるんですか? ミシンのペダル
(青藍)来ますかね 覚えてますよ 僕は いつも
(山﨑)うん… あれは父が買ってきたんだ あなたの足元にいて
電話してみるか 銅像がパンツをはいてるのが あなたの踏むミシンのペダルを
(メールの着信音) おかしくて 見ていた
(繭子) 僕はケラケラ笑ってたけど 面白かった

50
機械の音がして あなたが つかんだ幸せは 子だった
上を見ると あなたのご家族だけで でも 目の前に現れたあなたは
ハンドルがグルグル回っていて 分かち合ってください 背が伸びて
時々 クモの糸みたいな お父様や 顔つきも大人びて
レースの切れ端が落ちてくる お母様や 制服なんか着ちゃって
僕は それを拾って 妹さんと 声も変わって
集めて 丸めて あなたの その手から ジンジャーエールとか
ミニカーのトラックの荷台に こぼれ落ちる 頼んじゃって
載せて走らせた ほんのわずかな幸せも 敬語なんか使って
テーブルの下が あなたは 堂々と大人としゃべる
工場になってるんです 私に分け与えるべきでは 私 もう
クッキーかなんかの箱で作った ありません あなたのことは
そこと行ったり来たりして 会うのは これきりです 何も知らないのよ
僕も せっせと働いた 変わってませんね 何に笑って 何に泣いて
楽しかった 僕が中学生の時でしたよね 何に悩んで生きてきたのか
すごく楽しかったんですよ あの時も そうだった 私
僕は 人じゃなかった 僕が あなたに 何も知らないのよ
すいません 近づこうとすると そうか
なんか 僕ばっかり あなたは まるで寄せ付けない これが
でも 自分を責めるのは構いませんよ 子供を手放した代償なんだって
話したらラクになりました でも それからは
よかった 会えて あなたの その態度は 他人として振る舞うことしか
式が終わったら 新婚旅行で 自分に厳しいように見えて いいんです
ヨーロッパを少し回って 逆に僕に甘えてるんだ 他人だから
そのまま 僕が我慢してるのをいいことに 過ごしてきた時間が違う
ロンドンに住むんです あなたは かけてきた愛情が違う
妻と人で 我が子の前でも冷静に それが あなたと私の現実です
だから 会うなら 一歩引いて見せる そうですね
今がチャンスかなって 他人として だから もう
そうですか こっちの家族を尊重する 会うことはありません
日本には しばらく 無様な姿はミリも見せない 分かりました
戻ってこれなさそうなんです かっこいいですよね お話が聞けて よかったです
ご活躍なんですね でも もう行きます
お父様に似て… そんなのは (青藍)つだけ
ああ… それは違います あなたの自己満足だ 一度ぐらい
僕が妻についていくんです ズルいですよ 名前を呼んでもらえませんか
妻がロンドンのシンクタンクに こっちは気持ち あなたがつけた名前でしょ?
ヘッドハンティングされまして こんなにいろいろ… 色の名前だか何だか
シンクタンク? 伝えてるのに 知らないですけど
僕は この月で会社を辞めて そっちからは 年間 苦労してるんです
ロンドンの大学に 何もないんですか みんな読めないし
行かせてもらうことにしました あなたに感情はないんですか ダメか
演劇の勉強がしたくて (南上)私が行かなきゃって すいません
演劇? 思ったのよ 変なこと言って
あっ ごめんなさい あの時 青藍
まあ しばらくは 中学生のあなたが 青藍
バイトをしながら様子を見ます 連絡をくれた時 ごめんね
僕らは うまくやれます “ああ 何かあったんだ” 変な名前つけちゃって
だって僕は “私が行かなきゃ”って いいよ 気に入ってるから
父と違って 妻のキャリアに いてもたってもいられなくて あとさ…
嫉妬したりしませんから 店を飛び出して行ったのよ なんで来たの?
(青藍)あっ すいません そんなふうには だって
昼休みが もう… 見えませんでした 顔 見たかったから
ああ… だって いい子ね
ごちそうさまでした 違うんだもの (山﨑)うん
(山﨑)うん どうも え? あの人
(山﨑)ありがとうございます 私の記憶の中にある ステキな女性と再婚したのね
そうだ あなたは 感謝しなきゃね
今度 妻を こんなに小さくて (山﨑)うん
紹介してもいいですか? いつも私の足元に ああ…
今 ロンドンにいるんですけど くっついてて 大丈夫?
式の前日… 私の姿が イヤになる
それは やめましょう ちょっと見えないだけで え?
え… 泣き出してしまうような すっごく似てる

51
指も 声も うちのお客様が 以前 (麗子)結婚…
背中 見た時 Emotion で作っていただいた そりゃまた よかったわね
あの人かと思った ビスチェなんですけど そうよね
私の好きなタイプ ええ そんな話があっても
ハハハ… あの子が以前 届けたわね いい年よね
だから言ってるだろ はい でも びっくりした
マユちゃん 今 私が担当しているお客様が スーツが板についちゃってる
昔から面食いだって この写真をご覧になって いい大人になってるんだもの
イケメン好き どうしても自分も ああ
そうか だから失敗すんのか 作りたいっておっしゃって 子供って 放っておいても
余計なお世話よ 本当に? 大人になるからね
でも マユちゃんにも似てる ぜひ作らせていただきます あっ いや 放っておくって
彼 一度 その方に そういう意味じゃないのよ
そうかな お越しいただいて… いいのよ
(山﨑)うん 似てる ええ でも… 実際 ほっといたんだから
ああ見えて それが来られないんです また そういうこと言う
エキセントリックだ ああ あなたは ちゃんと
ありがとう じゃあ 私が 頑張ってたわよ
うん そちらに伺いましょうか 母親としても
こっちのお代は いえ でも よかった
ヤマちゃんにつけといて 実は ご新婦様が 会えたなら本当 よかった
え… あっ そうなの 仕事の関係で海外に行ってて そうね
分かった 式の前日まで (麗子)で どうするの?
もう帰るの? 帰ってこられないんです この お嫁さんのビスチェは
(南上)うん しかも 式が週間後で… あまり 関わるべきじゃないと
仕事するわ ロンドンで なんか有名な 思うのよ
私には それしかないから シンクタンクの どうして?
コンサルティングフェローで 会って よかったと思ってる
ロンドン… でも それ以上
(青藍(せいらん))妻が 踏み込みたくないの
ロンドンのシンクタンクに ねえ いつまでそうやって
ヘッドハンティングされまして ネガティブな思い出に
(由梨)水野エミさんて 浸ってるつもり?
おっしゃるんですが (南上)え?
ご新郎様のお名前が (麗子)青藍君だって
吉岡青藍さんです そんなジメジメした
サイズはドレス直しの時に 感情引きずってる母親が
計らせていただいてます 今も どこかにいるって思ったら
どうしてもって 夢見が悪いわよ
おっしゃるんです 私 別に
作っていただけませんか 化けて出たりしないわよ
じゅういち この方の夫となる人が そうやって いつまでも
どういう人か 後悔し続けてることが
仲間?それとも自分? あなたは知ってるの? 執着なの
すみません 何年経ったと思ってるの?
(修子)立ち止まっちゃダメよ 偶然 山﨑さんのところで 堂々と祝福して
あなたは 吉岡さんにお会いして… 送り出してあげなさい
Emotion(エモーション)を ど じゃあ この依頼は 母親として
うしたいの? 彼の希望で? してあげられることができたの
(由梨)あっ こんにちは (由梨)いいえ よ
(南上(なんじょう))いらっし 吉岡さんは何も チャンスをもらったのよ?
ゃいませ エミさんも… 後悔は執着か
(南上)どうぞ ご新婦様も おそらく そうね
(由梨)ありがとうございます 南上社長と吉岡さんのことは もう手放さなきゃ
すみません お休み中に 何も ご存じないと思います いけないのよね
押しかけたりして それでも 写真を見て そうよ
いいえ 結婚式に このビスチェを 胸にしまっておくストーリーを
もう 暇で暇で 着たいっておっしゃったんです いつまでも
お電話いただいた時は これって すごい奇跡だと しまい込んでたらダメ
うれしかったわ 思いませんか? 一生 着ない服をとっておいて
今日は ブライダルインナーの (麗子)え? 押し入れ中
ご相談で? 何 その顔 カビ臭くするようなものよ
はい 会ったの? 青藍君に? フフフ
こちらなんですけど 結婚するそうよ (南上)そうね

52
私 作るわ メールなら いんじゃね? (仲谷)すみません
お客様のご要望だもの ワンペアなら まだしも あの これ…
(瑞希)えっ スリーカード揃うとは 猿橋が あなたからお借りした
(猿橋)あっ いや 本当びっくりした お金なんですけど…
(瑞希)休みだっていうのに 以前 お世話になってた方に (石塚)
なんだかんだ勉強熱心ね 講師 頼まれちゃって え? どちら様でしょうか?
(猿橋)そちらも 仲谷さんは一流の あ…
お嬢さんは? いいんすか セールススタッフだもんね 私 Emotion の仲谷と申します
(瑞希)日もいたら いえいえ… (石塚)あー Emotion さんの
もうウザいって ニューヨークに やっぱり 変に思われるわよ
お宅の猫は? 行ってたんじゃないの? 私 ちょっと…
(猿橋)こちらも気まぐれで はい 三木さんに (猿橋)
(瑞希)ふーん いろいろ教えていただいて あー 瑞希さんはいいっすよ
かまってもらえないんだ 勉強になりました なんでよ?
(猿橋)それぐらいが で 帰ってきて (猿橋)なんでも
ちょうどいいんすよ セミナーの講師か ははあ
どうっすか 偉いねえ 若くて きれいな部下を
役に立ちますかね お人だって 元同僚に見せつけてやりたいん
(瑞希)ちょっと違ったかな 私たち 真面目すぎるね だ
ネット通販は そもそも いや 俺はもう懲りたよ いやいや だったら
オーダーメードがコンセプトの (瑞希)つまんなかった? 瑞希さん 猛プッシュしますよ
Emotion とは合わないし シミュレーションセミナー 美人上司として
対面販売の Em も同じですよね “あなたの会社が は?
Em の販路は 商店街に出店するとしたら?” とにかく 彼女が変な誤解を
拡大させたいとこだけど “商店街を活性化させる されたら困るでしょ!
せっかく お客さんも増えてるし 新しい小売の形を提案する”か あっ あー ちょっと…
コンスタントに売り切れば 仮想コンペで優勝賞金万は あー
在庫も抱えないで済むしね 魅力なんすけどねえ (猿橋)助かりましたよ
要するに バンバン売るための… 賞金 出るんですか? ありがとう
店舗が欲しいのよね 万も? いやー 日中セミナーばっかで
意外と気が合いますね (猿橋) 疲れましたね
仕事ではね あれ 意外に食いつくね 飯でも行きますか
そろそろ午後の部ですけど ニューヨークで (仲谷)そうですね
“顧客満足度を高める お金使っちゃって… お腹すきました
セールススタッフの育成”か これってさあ ねえ
これパスかな 日間で企画書 書いて 参加しない?
(瑞希)私 聞く プレゼンするだけ? その シミュレーションの
高い参加費 払ってんだもん 案外 楽勝なんじゃない? 仮想コンペ
全部 聞く (猿橋)うん… (猿橋)え?
じゃ 俺 でも ちょっとね 見返してやろうよ あの人
こっちのシミュレーション 審査員がね 元同僚さん
セミナーにしよう 審査員? 知り合い? (仲谷)聞いちゃったんです
これなら眠くならない 元同僚 その…
じゃあね (瑞希)商社の 猿橋さんが あの人に
本日は ご参加くださいまして 同じ繊維部門の輸入生地担当で お金を借りた理由
ありがとうございます ずっと一緒にやってたヤツで ああ…
こちらのルームBでは じゃあ いいんじゃない え? Emotion の?
“顧客満足度を高める” よく知ってる仲なら それ 原因 私だよね
“セールススタッフの育成”と いや… 俺 そいつに いや 瑞希さん
題しまして… 金借りたまんまになってて 関係ないっすよ
え… 顔 合わせたくないんすよね (瑞希)だって Emotion が
あっ 何それ ダメじゃん 経営的に追い込まれたのって
(梶)面倒くせー ちゃんと返しなさいよ STORY(ストーリー)が原因でし
なんで卒制に (猿橋)あっ 仲谷さん ょ?
論文つけなきゃなんねんだよ 返してきてくれない? それで借りたお金なんでしょ?
アートに説明はいらねんだよ 金はあるんだ 俺が勝手にやったことです
あー もう やる気しねー 自分で返しなさいよ! それに俺 別にあいつに
(梶)いやいやいや あいつも講師やってるし 恨みとかないんすよ
(繭子(まゆこ))私にしか 仲谷さん 主催者サイドと いいヤツだし
作れないものって何? 顔 繋がってるんでしょ 金 貸してくれたし
ずっと考えてた 封筒は… これでいっか 返していなかったのに
でも 今 見えた 頼む 何も言ってこないし
ねえ 梶君の顔見てたら まあ 私は ねっ いいヤツでしょ?
見えた! 別に構いませんけど… そうね

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見返すっていうのは あら 冷静に分析してる 余裕なかったもの うち
違うかもしれない 仕事してるうちに 本当 苦しい生活してたと思う
でも… 分かったんです ところが幼いマユミちゃんは
知ってもらいたい 私って 大抵 食べ物に行くでもなく
Emotion は立ち直って 自分に自信がない時に 単純に お金に行くでもなく
ちゃんと次に進んでるんだって 人を好きになっちゃうって 金持ちの男に行くでもなく
あの人に知ってもらいたい “あの人 かっこいい!”って きれいなレースに走った
Emotion は今 なっちゃう 不思議ね
小さな店からつの企業に フフフ そうなの? そこはピュアな女の子ですから
成長しようとしていて うん その人に 貧しさの反動が キラキラとか
猿橋仁という男は 振り向いてもらえれば ヒラヒラに行くのよ
その先頭に立って とりあえず プリンセスや花嫁さんのドレス
仕事をしているんだって 自信がつくじゃないですか 憧れたなあ
見せてあげたい でも それって違いますよね よく絵を描いてたわ
一生 あの人の前に まあね お姫様の絵
立てなくてもいいの? (由梨)今は大丈夫 そりゃ 私も描いたけどね
(仲谷)これって 仕事 結構やれるって そこからの爆発力が違うわね
企業間PRにもなりますよね 自分で思えるようになったし あの頃の気持ちだけで
審査員は みんな (麗子)うん 偉い ここまで走ってきちゃったわ
アパレルを扱ってる商社の でも ほどほどにね (麗子)時には暴走してね
企画担当者です え? よく ついてきてくれたわ
その人たちに あんまり自信ついちゃうと こないだ行ったのよ
“Emotion”って名前を 男なんか 初めて店を出した
アピールするだけでも 好きになれなくなるからね あのビルの階
やる価値はあると アハッ そうなんですか? えっ そうなの?
私は思います (南上) あの時のまんま
フッ それは 私のことかしら 懐かしいわね
暇潰しにはいっか (麗子)おっと 聞いてたの みんな元気かしら
たった日間だし ベースができたので (麗子)元気よ
シミュレーションゲーム 見てもらえます? みんなクソババアになって
みたいなもんだし (シャッター音) みんな元気に
やりますか (南上) あなたのこと恨んでるわよ
(メールの着信音) ロンドンにお住まいなら ウソよ
きたー! リバーレースのほうが 分かってるでしょう?
いえいえいえ なじみがあるかも (仲谷)コピーできました
こちらこそ! しれないけれど 全部 貸してくれるんですね
きた そっちのモチーフで ここ
弱ってるやつ きた! スッキリ見せるのも (瑞希)ありがとう
ここは励ます 全力で励ます いいかと思うの えっ カラーもタダでいいの?
“大丈夫” ステキですね (仲谷)はい
〝形にするってことが エミさんなら 高い参加費
大事なんです〞 こっちのモチーフかな 払ってるだけのことはあるな
(メールの着信音) すごく きれいな方なんですよ (瑞希)よし じゃあ
(繭子)“そうだね 背も高くて やってみよっか
ありがとう! がんばる" ああ… そう 瑞希さん
(梶)笑った 笑った 笑った! あっ ああ… ちょっと読んでみてよ
(メールの着信音) とにかく お写真お送りして (せきばらい)
(梶)何? 何 何? ご本人に決めていただきますね “女性下着というと”
終わったら お返事が来たら “敷居が高いイメージが
どっか行こうとか? すぐに連絡します ありますが”
はい お願いします “実は毎日使う消耗品であり”
(麗子)えっ その人 (由梨)では さっそく “もっと気軽に見たり
結婚しちゃったの? お邪魔しました 買ったりしていただきたいと”
そうなんですよ こちらこそ “弊社は考えております”
しかも 割とすぐ わざわざ すみません “例えば 街角のパン屋さんに
まあ 彼女さんがいたのは (南上)いい お仕事ですね パンを買いにきたついでに…”
知ってたんですけどね (由梨)え? ねえ これ絶対
好きになっちゃうのは はい 仲谷さんが やったほうがいいっ
しょうがないもんねえ (麗子)だって あなたの て
でも 今思えば レースフェチは あれだもんね 絵になるもん
東京に来たばっかりの時で やっぱ 若い頃の (仲谷)えっ でも…
なんか かっこよく ハングリー精神の表れだもんね 仲谷さんが言ったほうが
見えちゃったのかも (南上)まあ 渇望感ね この写真も
おいしい 美しいものに飢えてたのよ

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パリのブーランジェリーってい 耳に入って来なくなるのよ 以上でリバイスのプレゼンを
う (猿橋)フッ 終了いたします
感じに見える (仲谷)フフフ (拍手)
(猿橋)瑞希さんが言うと でも 南上社長は… (司会者)では 次は…
商店街のパン屋だけど? Emotion の南上社長は ランジェリーメーカーの
あなたに言われると ブレずにバカ高い生地 Emotion さんです
ムカつくんだけど 注文してくるわけよ (拍手)
とにかく はい 次から次へと まず初めに 弊社 Emotion と
やってみて イタリア製だ 今回のご提案の中で販売する
え… じゃあ フランス製だっつって Em by Emotion の商品につい
とりあえず 読んでみますね 量は少ないけど て
“例えば 街角のパン屋さんに 絶対に安い生地に ご説明いたします
パンを買いにきたついでに” 落とさなかった あー 緊張したー
“店の奥に 分かるな (仲谷)社も
足を踏み入れてみると” それでね 俺はこっちかなって エントリーしてるとは
“そこは 居心地のよい” そういうところなんですよね 思いませんでしたね
“プライベート空間に すごくいいなって (猿橋)瑞希さん すぐ
なっています” 思ってましたもん 真っ白になるんすね
“一見 カフェのようですが Emotion の なんていうか… 仲谷さん リーダーに
よく見ると” プライド? しといてよかった
“チェストにソファー” 仲谷さんは Emotion のファン (瑞希)私 人前に出るの
“ドレッサーといった で 苦手なのよ
家具があり” いてくれたのよね (仲谷)
(猿橋) はい でも 面白かったです
いや 冷静に考えてみるとさ 作る側になりたいって こんなの初めてで
パン屋で下着売ってるって ずっと思ってて (瑞希)万は
変だよな でも 最近 逃しちゃったけどね
(瑞希)そりゃそうよ また セールススタッフも えーと
でも 面白い企画じゃないと いいかなって 優勝は どこだっけ
インパクトないじゃない えっ ちょっと辞めないでよ (仲谷)たしか 商用物産の
リアルに店 出すわけじゃ 辞めません 免税カウンターを商店街に
ないんだし Emotion に来て 設置したら…
(仲谷) お客様の顔を見て (瑞希)ああ あれ!
私はアリだと思いますよ 売ることの意義を 私もいいと思った
既存のお店とコラボって 再確認したっていうか (猿橋)で うちは…
ところを推していけば だから 私 奨励賞 万円
商店街の活性化っていう Em をもっと売りたいんです (瑞希)丸日かけて万!
コンセプトには できたら 新しいお店を たった万
十分 マッチしてます 出すとかして (猿橋)時給にしたら
なんか 仲谷さん え… すげえブラックバイトだな
リーダーでもいいね あっ ごめんなさい (仲谷)結構 本気で
ああ! そうね 勝手に妄想しちゃって… 取り組んじゃいましたもんね
え? 私たち 同じこと考えてる 俺ら 真面目すぎんだわ
(瑞希)そもそもさ (仲谷)え? やっぱ
なんで商社 辞めたの? (メールの着信音) でもさ… 元同僚さん
超大手の繊維部門なんて (梶)ん? 点満点中
一生 安泰じゃない? なんか 会話しちゃってる感じ 点つけてくれてる
まあ そうなんすけどね うん! やった (仲谷)他の人は 最高でも
一番 仕事が分かってくる時期に “よかったですね!” 点ですもんね
デフレがね (メールの着信音) ご祝儀ですかね
世界的に質より量 どうした? 復活した Emotion に?
質より安さみたいな波が (メールの着信音) (瑞希)かもしれないけど
ドーッと来て (繭子)“これを社長に あの人 もう思ってないはずよ
ああ 高級アパレルメーカーも 見せるのは 迷う” あなたのこと
ダメージ受けてましたもん (メールの着信音) たかが女の下着屋とは
あの頃 (繭子)“たぶん 社長 思ってない
で 逆に とんでもない これは嫌いだと思う” だから堂々と
労働条件で (繭子) 飲みにでも誘いなさいよ
安く作られる生地ばっか 社長 その色好きですよね そうですね
仕入れなくちゃいけなくて (女性) もともと いいヤツですから
ちょっとね イヤなもん これらのことから弊社は いやー 本当 面白かったな
見すぎたっていうか 商店街 プラス 町づくりゲーム そうだ ひとまず
俺 根が繊細なもんだから イコール 新都市であることを この人で飲み行きましょうよ
それ自分で言うから いい話が 提案いたします 万あるし

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そこそこ いい店 それからは 大変な飛躍を
行けちゃうんじゃないんすか 息子のためでもなく 遂げることができました
そうだね 息子の妻になる人の おかげさまで売り上げも好調
もう飲んじゃおっか この際 ためでもなく 仲谷さんに入ってもらって
でも この提案書って 自分のために作ってた 社内の業務も
このまま リアルに 本当は いけないことだって ずいぶん スムーズになったわ
提案できませんか 分かってたけど… ありがとうございます
南上社長に提案しませんか (麗子)うん Emotion はステップアップした
Em の新しい店舗 作ることで救われた 年前に望んで
(由梨)きれい (麗子)うん できなかったことが
間に合って よかったです これで次に進める 今 ようやく成し遂げました
きっと喜びます エミさん (メールの着信音) この目覚ましい成長は
あっ サムシングブルーですね (繭子)“尊敬している人に 私一人の力だけじゃない
(南上)ええ 否定されるのは 怖いよ” ここにいる皆さんの
幸せになれるおまじない (梶)うーん おかげです
本当は ブルーのガーターベルト (梶)“でも…” なんすか 気持ち悪いですよ
を (メールの着信音) そうよ
お付けしようと思ったんですけ (繭子) どうしたのよ いきなり
ど “ありがとう 勇気出た” ちょっと 自分の仕事をね
ご新婦様が ご所望じゃ あー 振り返る機会があって
ないかもしれないので… (麗子)太った 考えたのよ
(由梨)かわいいです あー 太った これまでのことを
ステキです ねえ 私 太ったでしょう (麗子)ああ… まあ そうね
吉岡さんの藍色ですしね (梶)そうっすか で 感謝しなきゃいけないなって
あ… ツヤツヤして若返りましたよ 思ったのと
(由梨)あっ すみません 本当? もう一度 原点に立ち返りたい
(南上)いえ 梶君は 痩せたんじゃない? という気持ちがあって
でも これは そうですか 原点回帰したい
単なるサムシングブルーです (麗子)卒論 大変だった? 成長した今だからこそ
そう お伝えします それがまだ できなくて (麗子)
(南上)あっ では… ダメじゃない 何してたのよ いいじゃない 原点回帰
わざわざ届けてくださって いやー なんか 初心に返るってことでしょう
ありがとうございます いろいろ気になって… 大事なことだと思うわ
いえ あの… えっ 何 何 何? これ以上 急激に拡大したり
こちらに伺ったのは 何よ 新しいチャレンジをしたら
あの… えっ いや 無理が出てくると思うの
では 失礼します あっ 俺 窓拭いてきますよ 私は この
あっ 待ってください (仲谷) 今の Emotion を守りたい
ブーケは こんな感じで 貼り紙 はがしておきました だから 月は例年どおり
ご用意する予定です (麗子)ああ ありがとう この店で
式は あさって? (麗子)えっ 何? トランクショーを開きます
(由梨)はい 何 何 何よ (瑞希)テーマは?
(青藍) いえいえ 何でも 決まってるんですか?
僕にも僕の家族ができます (南上)おはよう 決まってる
だから安心してください 今日 寒いわね 次の秋冬物のテーマは
僕は 人じゃなかった (一同)おはようございます “エレガンス”
(青藍)よかった 会えて みんな元気そうで エレガンスは
(麗子)私も見たかったなあ よかったわ Emotion の原点よ
(南上)きれいだった 休みは満喫できたかしら 優美 上品 シルク
美しかった (仲谷)はい レースや刺繍の細やかな美しさ
(麗子)でしょうね いろいろ楽しかったです (繭子)あの…
夏休みも終わりね 勉強もできましたし (南上)
いい休暇だったわ (南上)そう よかった それが Emotion の神髄なの
そうね (繭子・瑞希)あの… あの!
初めての経験もしたし (南上)で… どうしたの?
あら 何? いきなりで悪いんだけど 社長に提案したいことが
私 初めて 話があるのよ あります
自分のために作ったのよ ああ そんな (南上)何よ 急に
あのビスチェね 大した話じゃないのよ 今 これからの展望を…
ひと針 縫った時 月のトランクショーに向けて 社長に
あなたが言った ちょっとね 見ていただきたいものが
“後悔”っていう執着が 前回は ああいう あるんです
ここから 大がかりなショーで
消えていくような気がした Emotion も Em も

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(繭子)気づいたんです まあ お任せしときましょう
社長が作った 俺たちは まず
最高のブラを着けてると この仕事 進めないと
私は 自分が自分じゃないみたい (瑞希)あー そうだった
きれいです セクシーです Em は シリーズ作るように
でも… 言われてるから
じゅうに 私のキャラじゃない 私は そっちに専念するね
誰かに見られたら きっと… (仲谷)はい
それぞれの道 恥ずかしいって ショーは社長に話を聞いて
思ってしまうんです 進めます
(繭子(まゆこ))社長に
それでは 自由とは 梶はもう あんま
提案したいことがあるんです
言えないんじゃないんですか こっちの仕事 できないな
(南上(なんじょう))何よ 急
私が自然体でいられる (梶)すいません

自分らしく着たいって思う (瑞希)いいのよ
今 これからの展望を…
私が作りたいランジェリーは… ちゃんと卒業しなさい
社長に
これなんです はい
見ていただきたいものが
こういう商品を (仲谷)
あるんです
作らせてもらえないでしょうか Emotion のフォローは…
休みの間に
(南上)なるほどね 時田(ときた)さん できるんで
自分なりに 新しい商品を
美しすぎる下着は しょうか
作ってみました
恥ずかしいか マユちゃんは 今までどおり
どうぞ
確かに 人の好みや やるって言ってるけど…
(瑞希)これって…
感じ方はそれぞれだし (仲谷)
(猿橋)いや… どうなの
こういうものを でも ショックですよね
どうですか
着たいと思うのは 自由よ 自分が作ったものを
これは…
でも… あんな 全否定されて
洋服よ
作り手として それは 社長も同じよ
夏休みの自由研究にしては
これが あなたが (麗子)いらっしゃいませ
いい出来だわ
作りたいものだと言うなら お待ちしておりました
でも これは
Emotion は 永井様
ランジェリーではない
あなたのいる場所じゃない (永井)ご無沙汰しております
これもランジェリーなんです
(猿橋)完全にタイミング ランジェリーは面白い世界だと
私にとっては
逸してしまいましたね おっしゃっていましたよね
社長 おっしゃいましたよね
マユちゃんが ああ来るとは はい
“人に見せないものだから
思わなかったもんね あのショーを見て
ランジェリーは自由だ”
でも社長も厳しいな 納得しました
確かに そうです
あそこまで切り捨てなくても それで…
見えないから
本気で辞めさせる Conscious(コンシャス)で初め
遠慮も気兼ねもいらない
とかじゃなくて て
自分の好きなものを
クギを刺したのよ ランジェリー特集を組みたいと
着ければいい
“Emotion では ああいう商品 考えています
そうよ
は 日本の有名ファッション誌で
人に見せないものだから
認められません”って ランジェリーの特集を
本当の自分を表現できるの
じゃあ こっちも このスケールで扱うのは
自由に
いったん保留にしますか 前代未聞です
でも それならば
今 Em の店舗 相当なチャレンジになります
“Emotion(エモーション)のゴ
作りたいなんて言っても でも だからこそ
ージャスで
聞く耳 持ってもらえないでしょ 質の高い記事にしたい
フェミニンなランジェリーでは”
そうだね その紙面を彩るランジェリーは
“本当の自分を表現できない”
“原点回帰”って言ってたしね Emotion のもの以外に
そう思う自由も
社長 考えられません
あっていいと思いませんか
店の候補地 決めるとか 協力していただけませんか
私…
もっと具体性 持たせないと 言っておきますけど
Emotion のランジェリーは
ただの勢いに任せた 私がここまですることは
世界一 美しいと思います
拡大路線と取られる めったにないんですよ?
他の どのお店も
あっ でも それなら でしょうね
こんな上質なものは作れません
仲谷さんに 何か ファッション誌を
値段も妥当です
考えがあるみたいよ ただのカタログに
安すぎるぐらいです
三木さんに相談するって したくないんです
でも…
さっき出ていったから (南上)時田さん
Emotion のランジェリーは
へえー 何だろう あなたは 今回の
私が 本当に着たいと思う
(仲谷)お人には もう少し トランクショーから
ランジェリーではありません
話を詰めてから お伝えします 外れてもらって結構です
ちょっと
何よ もったいぶらないでよ え…

57
ちょっと では 記事の内容に合う そのまんま
マユちゃんは あなたの作るもの サンプルを選んでご提案します 日本の女性下着の歴史と
を 撮影スケジュール 言ってもいいくらいよ
否定してるわけじゃないのよ? いただけますか この Emotion の記事 全部
そうですよ (編集者A)これです 小山さんが書かれたんですか?
社長の指示どおり (繭子)ありがとうございます そうよ
ショーの準備もしてますし あと Emotion さんの 年?
(瑞希)これって ヒストリーを 俺ら 生まれる前ですよ
(南上)Conscious の つの読み物にしたいんです (繭子)うん
永井編集長から ヒストリー? (修子)アッハハハ
依頼を受けました ライターの小山修子さんと (仲谷)私も見ていいですか?
Emotion を軸に 企画を進めているので そんな頃から延々
女性下着の特集を 南上社長への取り次ぎや この仕事をしてるのよ 私たちは
組みたいそうです 内容の監修を ほら これ見て
(猿橋)それはすごい お願いしたいんですが 南上マユミが最初に出した店
画期的ですね あ… 分かりました 雑居ビルの階の
見たことないです (永井)じゃあ とりあえず 本当に小さな店から始まったの
あのクラスの雑誌で 今日はこれで よ
ランジェリー特集なんて あっ あの… Emotion は
あなた Emotion の つ お伺いしてもいいですか ここから始めたんだ
広報でもあったわよね? どうぞ (修子)この小さな雑居ビルか
はい どうして 急にランジェリー… ら
Emotion を代表して いや… Emotion を 年後には
特集記事の制作に 取り上げてくださることに 路面店を出したの
協力してきなさい なったんでしょうか ああ それが この Emotion
(梶)すいません うちは 広告費も ここじゃない
俺 “社長に遠慮することない” 出してないですし (麗子)ねえ ちょっと
とか それで表紙って… この店の前にね
軽々しく言っちゃって… (永井)普通じゃ もっと中央通りに近い
(繭子)ううん ありえないでしょうね いい場所に店を構えたの
自分の思いを伝えられて お金もコネもない 若かりし頃の南上マユミは
よかった ブランドの特集なんて そこにビッシリと商品を並べた
社長は考える時間を 実際 私は資金力も 品揃えのいい
くれたんだと思う ブランドの実力のうちだと すばらしい店だったわ
一度 離れて 思っています あの… 商品を並べたって?
Emotion という下着メーカーを はい それって…
外から見て来なさいって でも そればっかりじゃ (麗子)修子さん
それで もう一度 誰が作っても同じ本になる 大量生産してたって
考えなさいって 年間冊のうちの冊でも ことですか?
マユちゃんって どこまでも 自分がこれだって思う (繭子)あ…
社長のことが好きなんだね 企画の本を作らなきゃ (仲谷)おかえりなさい
だから好きじゃないってば 編集者とは言えない あー もらいますね
(繭子) 激務と競争を耐え抜いて Emotion は
Emotion のランジェリーは 編集長まで上り詰めた オーダーメードじゃなかった?
私が本当に着たいと思う 意味がないわ その時はね
ランジェリーではありません 自分で作れるのは 彼女は どうしても
(店主)はい トマト 年に冊だけ? 成功したかったのよ
(南上)あっ ありがとう (永井)そうよ ランジェリーは今よりもずっと
痛っ… で 企画を考えていた時に 洋服より下に見られていたし
(編集者A)とにかく業界に そちらのショーを見て 恥ずかしいものって
インパクトを与えたいので で これだって 思われていたし
別冊まるごと 思っちゃったのよ それで やみくもに
Emotion 特集で押します (スタッフ)編集長 規模を拡大して 大量に作って
もちろん表紙も 松浦部長が 連絡欲しいそうです 案の定 売れなくて
(編集者B)女性下着の (永井)すぐ行きます 年も経たずに
ムック本になるぐらいの じゃ 店は閉店に追い込まれた
情報を載せるつもりです (永井)永井です (麗子)全部なくしたのよ
ランジェリーの種類や使い方も ですから 店も 仲間も 家族も
網羅して 広告営業部に言ってください 見てられなかったわ
(永井)読み終わったあとも 広告費の出ない分は えっ 女性ホルモンの減少!?
手元に残して 販売部数で補ってみせるって (医師)年配の女性に
ランジェリーを買う時に とにかく この企画は よく起きる症状で
読み返すような 絶対に譲れません まあ 男性にもあるんですけど
そんな冊にしましょう (修子)Emotion の歴史は 更年期障害の一種とも

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言われているんです クローゼットの引き出しの中 いいわね
(南上)はあ… ん? この写真 最高
(医師)ヘバーデン結節は (瑞希)端から端まで これ 表紙でいけるわ
指先を酷使する人の職業病とも 社長が作ったランジェリーで はい
言われたりしてますから 埋まっています (繭子)他のも みんな…
まあ お仕事のせいとも でも… 美しいです
考えられます もっと欲しい! (永井)どうかした?
痛みや変形を ありがとう こうやってみると
緩和する薬もありますが あー これは上出来ね うちの南上の仕事って
まずは あまり これもね 本当にすばらしいですよね
指を使わないことですね このレース ステキ あっ すいません
いや それは… テーラーとの共存? 身内のこと…
まあ 痛みは年から年で はい 三木さんのお友達が いいじゃない
治まるケースが多いですから 原宿で代々続く 身内のこと
うまく付き合っていきましょう テーラーなんです そんなふうに言えるの
はあ… (猿橋)いい店構えだね はい
ショックだわ! (仲谷)ええ やっぱり自分の作りたいものと
ああ ショック 立地は少し奥まってますけど 実際 作るべきものって
何よ 今さら 原宿なら 返って 違うんですね
でも ズバリ言われたら 裏通りのほうが (永井)え?
イヤでしょう お客様に 永井さんも 編集部の方々も
“年とったからですよ”なんて 興味を持ってもらえるかと… 自分の好き勝手に
まあ そうだけど 何? 何の話? 記事を作れてるわけじゃない
それより大丈夫なの? 瑞希さん そうね
指のほうは 実現するかもしれません みんな そうなんだなあって
まだ さほど Em の店舗 そういう意味では
痛むわけじゃないんだけど… え? 私は恵まれてます
この先 ひどくなったら (広告営業部社員A)円も出し たとえ 自分の考えと違っても
困るわね てない 心からいいと思える商品と
痛かろうが 骨が曲がろうが ランジェリーメーカーの 携われてる
仕事はするわよ 特集やるなら (永井)時田さん
ここで私が 広告出稿を止めるって 作りたいものがあるの?
グラついたりするわけに お得意様のブランドが (永井)作ったの?
いかないんだから 言ってきてるんですよ 今できる 最高のものを
何それ (広告営業部社員B)広告営業 作ったつもりなんですけど
(南上) 部と それ 見せてくれない?
あの子 これに影響されたのよ ブランドの え?
繊維オタクが 長年の信頼関係を (猿橋)何だ
食いつきそうな記事だわ 勝手に壊されちゃ困ります そんなことになってたのか お前
本当は それが (広告営業部社員A)とにかく ら
ショックだったんじゃないの? ランジェリー特集は中止してく (梶)あとはマユちゃん次第っ
え? どうして? ださい て
だって マユちゃんに (竹内)懐かしいなあ 言ったはいいけど
あそこまで言われて… 広告営業部 それからは まるで進展なし
別に (広告営業部社員B)あっ 竹内 マユちゃん 仕事に夢中だし
私は 私の作るものに さん 俺は もうじき卒業だし
自信を持ってるし (竹内)月千万だか千万の (猿橋)もう回
ランジェリーにおいて デカい広告費 ちゃんと向き合って
エレガンスは普遍なのよ 必死で引っ張ってきましたよ 返事もらって決着つけろよ
(瑞希)そうですよ 私も あと ひと月だろ?
女性にとって ペコペコ頭下げてね (梶)あと ひと月だから
シルクやレースや刺繍といった でもそれは 現場でいいものを 大事にしたいんですよ
エレガンスは 作ってもらうためなんですよね 本当は俺 このままマユちゃんと
永遠の憧れです 有名ブランドの 一緒に仕事ができるなら
(瑞希)トランクショーに出す ご機嫌ばっか伺って 今のままでも
Em のサンプルが上がったんで 君たち それで 全然 いいんですよ
見ていただけます? 出版社の人間ですか? 一緒に苦労したり
(南上)うん 広告営業部の仕事は 時々 バカしたり…
(南上)いいわね そんなんじゃないんだよ (猿橋)
瑞希さん 絶好調ね ブランドと現場の間に立って でも そうはいかないんだろ?
へえー うまいこと調整して来いよ (猿橋)
社長に見せてあげたいです (永井)どう? ずっと同じではいられないよ
何を? ステキです 人も 仕事も
私の家の やっぱり 町田沙里衣さんは (梶)なんで一緒に

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いられないんですかね 俺の人で進めてたんです だから載せた
好きなのに Em は もっと広い場所で (永井)私は…
(猿橋) 自由に いろいろ あなたの作ったものに
“好きだから一緒にいる”なんて 見ていただいたほうが ほれたのよ
シンプルに事が運べば お客様に ご満足して あっ ごめん 邪魔して…
人間 苦労しないよ いただけるのではないかと… ううん 何?
“好きだけど離れるしかない” そうかもしれないわね 今 Conscious の永井さんから
そういうこともあるよ (ノック) 社長に電話があった
じゃあ 記事の内容はこれで いいかしら たぶん 記事のことで
そうね あ… 何? 話せば分かってくれるよ
細かいところは (麗子)Conscuious さんから 社長のそういうとこ
あなたに任せるわ 今 届いた マユちゃん
分かりました (南上)いいわね 一番 分かってるでしょ
(繭子)あっ (麗子)うん うん
私 行ってみたんです 中 見たの? (梶)
社長が 最初に (南上)あー それに社長も分かってると思う
お店を出した場所 (南上)すばらしい マユちゃんのこと
あのビルの… 芸術的だわ 誰よりも一番
今回 Conscious さんのほうに 本当 いい写真ね あ… 梶君
行かせてもらって よかったです (南上) ありがとう
すごく勉強になりました あの子 ちゃんと理解したのね (繭子)失礼します
そう Emotion の Emotion という名前を
じゃあ 原稿 届けてきますね ポリシーとテイストを 掲げているのに
(ドアが閉まる音) (南上) 社長の意に反するものを
時間がないんです やみくもに新しいものを 世に出してしまいました
今 店が売却されてしまったら 作ろうとしているわけじゃ 本当に申し訳ありません
この話はなくなってしまいます ないのよ 永井さんから聞いたわ
今じゃなくても (南上)痛っ… これを出すことを
いいんじゃない? (麗子)大丈夫? あなたは許可しなかったって
もう少し ここで 時々ね なるのよ Conscious さんには
今の形で 全然 大したことないのよ Conscious さんなりの
Em を売って… ああ… 意図があった
(猿橋)声が高い 声が高い 私は お断りしたはずです その切り札として
(麗子)どうしたの? これを載せていいとは あなたの作ったものが使われた
Em を売るって何? 言ってません! だとしたら もう仕方ないわ
立地もお金も (永井) 出てしまったんだし
条件に合ってます 私の独断で掲載しました でも 他の記事は
そこに腕のいい職人さんまで 許可も得ずに すばらしい出来だった
ついてくるんですよ? すみませんでした 美しかった
こんなチャンス なんで こんなこと… 社長って優しいですよね
二度とありません この特集記事の方向性を 厳しいことを言ってるようで
こないだまで 決めるのは私です すごく まともだし
社長に提案しようって ランジェリー特集をやるなら 口は悪いけど
言ってたじゃないですか 美しいものを見せるのは ちゃんと正しいほうへ
どうして… 当たり前です 導いてくれるし
社長の気持ち 分かるから 初めて 下着の特集をやる以上 作っているものは最高だし
社長 今 弱ってる 私は何か 新しい提案を 技術もセンスもある
(猿橋)そんなふうには… しなくてはならない 本当に すごい人だなって
毎日 元気いっぱいだし ずっと考えていたんです 思います
デザインが上がってきてない 時田さんの作ったものを見た時 私を褒め殺しにして
(瑞希)月のトランクショー それが分かったの どうしたいの?
テーマはエレガンス これなら 尊敬しています
自分で今回は原点回帰って 読者に新しい提案ができる 私は ここで
早々に決めたのに ランジェリーと洋服は もはや 社長のもとで仕事がしたい
デザインが 区別して語られるものじゃない でも これは作れないわよ
つも上がってこない 違う 違います Emotion は
(ドアが開く音) ランジェリーは 人に Emotion の
(足音) 見せるべきものではありません ポリシーとテイストを
(南上)何 みんな だから 洋服とは違う 守らなければならない
どうしたの? これは ランジェリーじゃ それが お客様に対する
待って ないんです! 責任です
何それ それは本心? もちろんです
あっ これは… 私ね これ 自分の作りたいものが他にある
(猿橋)瑞希さんと仲谷さんと すごくいいと思ったの それでも Emotion の商品に

60
全力を注げるの? 新規のお客様から 何 言ってんの
仕事ですから 問い合わせがあったの こっちは心配して…
(繭子) あなたには 心配?
自分が作りたいと思うものを また すぐにでも “手を引く”なんて言うから…
思うとおりに作れている人なん バリバリ仕事してもらわなきゃ やだ 本気にしたの?
て ならないのよ え?
ほとんどいない その方は何て? (南上)ちょっと疲れてたのよ
それでも続けるのは (麗子)え? 一晩 寝たら復活したわ
仕事を愛しているからだと 雑誌を見て 連絡してきて 何よ スッキリした顔しちゃって
思います くださったんでしょう? そう
私 Emotion の仕事が好きです そうよ いいこと思いついたのよ
(繭子)だから もう すごくきれいだって (瑞希)
これを作らせてくれとは 欲しいって おっしゃって この商品を買いたいという
言いません くださってるの? Conscious(コンシャス)さんへ
え… 当たり前じゃない の
いいんです どうしたの? 問い合わせは
自信が持てましたから 雑誌の読者の声に 連日 増えてるそうです
自信? あったそうよ 何らかの返答をしないと
私が作ろうとしたものを “Emotion の商品は美しい” (仲谷)お客様の声に
いいって言ってくれる人もいた “女性として憧れる” お応えするなら
だから もしかしたら “芸術作品のよう” すぐに商品化したほうが
いつか社長も“美しい”って “でも 欲しいとは思わない” いいですよね?
言ってくれるかもしれない 何 言ってるの (猿橋)
これを? 私が作るものは 逆に これは参考商品で
まさか 着たいと思ってもらえる 売り物ではないって
じゃあ 結局 ランジェリーではないの 断ることもできるけど…
私とあなたは 美術品みたいに 時田(ときた)さんは?
お互いの美意識において なってしまっているの どう思ってるの?
相いれないまま ちょっと (繭子(まゆこ))これは作るべ
一緒に仕事をするってことね 原点回帰なんて 今さら… きでは
はい 感覚が古いのかしら ないと思います
(携帯電話のバイブ音) どうしたの (瑞希)
(南上)出なさいよ 年をとるのは 売りたいと思わないの?
はい 時田です 体だけじゃないのよ これは Emotion(エモーショ
え? まるで 私だけが ン)の商品では
あ… いや あの 置いて行かれているみたい ありません
ど… どう お応えすればって 何となく思ってた 社長が よしとしないものを
いや ダメです もう ずっと Emotion の商品として
それは Emotion の商品では あの子が 売るわけにはいきません
ありません この店に来る前から… (麗子)そうね
もしもし? 何を? かわいいけど
永井編集長ですか? 私はもう テイストが違いすぎるわよね
そうですか この仕事から (瑞希)確かに
問い合わせが 手を引くべきかなって Emotion のお客様を
かなり来ているんです 混乱させるかも…
電話でも (猿橋)じゃあ 丁重に
雑誌のサイトのほうでも… お断りする方向でいきますか
“どうしても欲しい” どうして?
“あの最後に載っていた商品は せっかく 欲しいと
買えないのか”って… 言ってくださっているのに
(麗子) どうして お断りするの?
もう冷めてるでしょ それ え… でも
私 いつからこうしてる? じゅうさん “これはランジェリーじゃない”
まあ いいじゃない って
落ち込むことぐらい それぞれの生き方(麗子)やっ 社長が…
誰にだってあるわよ ぱりいた 私が美しいと思うものと
あなたの場合 (南上(なんじょう))あら 早 お客様が欲しいと思うものが
老人夫婦の晩ご飯に いわね 違う
ハンバーグが出てくるぐらいの “早いわね”じゃないわよ そんなことは今までにだって
頻度だけど 電話 出てよ しょっちゅうあったわ
めったにないってこと? そっちこそ夜中に そういう時 私はどうしてた?
たまには いいじゃない 何度もかけてこないでよ お客様のご要望に
でも ほどほどにね そうじゃなくても ちょこちょこ パーセント応えてきました
おかげさまで 目が覚める年なんだから そうよ

61
でも これは 仕様書は職人さんへの 大っ好きになるのよ
そもそも Emotion が ラブレターよ 死ぬ間際に思い出すといいわ
おすすめするランジェリーとは だったら お願いします はあ…
全く違います うちの社長は って こんなこと
(南上)違ったとしても 気に入らない仕事だからって しゃべってる場合じゃないでし
お客様が こういうものが 手を抜くような人じゃ ょ
欲しいとおっしゃるのなら ないですよね? (繭子)ああー 今日中に
作ってさしあげる 私が… 仕様書 起こさないと!
それが私たちの仕事じゃない? よりによって あなたの指示で とにかく縫うわ
臨時収入も欲しかったし モノを作ることに (繭子)はい
(猿橋)臨時収入? なっちゃったなんて! 痛っ
(瑞希)あ… あー 悔しい えっ 指縫いました!?
(仲谷)それは… ダメ! (南上)そんなド素人みたいな
(南上)確かに Em は こんな仕様書じゃ 縫えない! こと
今のままじゃ手狭だわ サイドのパワーネットの縫い目 するわけないでしょ!
お客様に ゆっくり見て は “センチ間 針”って
選んでいただこうにも いくつで縫うの? ちゃんと書いておきなさい!
スペースがない 全然 分からない! 仕様書は…
はい (繭子)あ… あっ 職人さんへのラブレター
いいお店があるのよね? (南上)同じミシンで (南上)何よ
え… センチ縫うにしても いえ
(猿橋)それって つまり… 針で縫うのと (繭子)麗子さん
これが売れれば 資金繰りは 針で縫うのでは 何なんですか あの人
かなり楽になるはずよね? 出来上がりが違う “これはランジェリーじゃない”
え… こういうとこに差が出るのよ! って
これはチャンスなのよ すいません 全否定してたくせに
Emotion は この商品を作って …って もう立場 めちゃめちゃ本気ですよ
お客様のご要望にお応えし 元 戻ってるし 作るとなれば いいものに
その売り上げを資金として 社長 すっかりやる気ですねえ しようとするでしょ
新しく Em の店舗を (南上)やってみると あの人は
オープンさせます モールドカップも さすが南上社長
本当ですか? 進化してて悪くない お客様も雑誌で見てるのよりも
(南上)そうねえ 楽な着け心地を求める ずっといいって
どうせなら 月中に 年配の方には きっと満足してくれます
オープンさせたいわね アリかもしれないわ (南上)ちょっと!
(麗子)待って (繭子)あ… ってことは 何サボってんのよ!
待って 待って これ 認めてくださるんですか まだ途中でしょ!
トランクショーは? いいえ もう スパルタ 鬼教官!
もちろん やるわよ 私なら もっと美しいものを作る 何だか 大急ぎで
えっ!? (繭子)あ… 跡継ぎを育ててるみたい
それを作って でも それ面白いかも え?
新しい店オープンさせて 社長がシニア向けの商品を あっ ううん
トランクショーもやるの? 作るって 麗子さん
全部月中!? ってことは 思い切って やっぱり なんか変ですよね
忙しすぎるのって トルソーも え?
嫌いじゃないのよね 号とかにしたら (梶)来ましたよ~
(猿橋)梶は? いいんじゃないですか 頼りになる助っ人が!
とりあえず あいつ呼ぼう そうね で 俺は何をすれば?
(繭子)あー ですから で もっと言えば (繭子)これが実際 商品にする
モールドカップは こういう洗練された ものの
切り替えはいらないんです デザインより 完成デザインです
カップは工場で加工しますから バーッと花を使ったほうが 材料もグレーディングも
仕様書に そう書いておけば… シニア女性にはウケると思う カラーバリエーションも
だったら 私が 花… 全て この仕様書に
パターン引く必要ないじゃない あの 不思議なんですけど 起こしてあります
この商品を作る意図を 年齢層 高めの方って すごくいいですね
生産ラインにも なんで花が好きなんでしょうか 新しいお店にも置きたい
きちんと伝えたいんです 最初から好きなわけじゃないの あっ いえ その前に
そのパターンを引く技術が よ (猿橋)とすると
私にはないから “ああ もうすぐ私 死ぬんだ”っ 数は ぐらいいけるか
社長 お願いします て 材料は?
大量生産って 思った時 一応 余裕を持って
これが大事なんですよね? 人間は花が好きになるの おさえてあります
そうよ あなたもいずれ じゃあ 一刻も早く作りましょう

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あの その前に おっしゃった その言葉は ずっと そのままで
社長につ お伺いしたいことが 撤回してもらえるんですか? いてほしいって願うのは
なあに? 仕方ないわ 子供っぽいかな
タグの名前は どうしますか? 居候が稼ぎ頭になっちゃったら 梶君 お願いがあるの
あ… もう 今さら (仲谷)瑞希さん
これはオーダーメードでは 誰も追い出せないでしょう? (瑞希)ん?
ありません (山﨑)あー 無理 無理 手前のトルソーは やっぱり
ですから Emotion のタグを 無理 無理 これがいいと思うんですけど
付けるのは おかしいです お願いします どうですか?
マユちゃんが作ってるから 山﨑さんになら 社長も (瑞希)
Em っていうのも変ね ちゃんと話してくれると うーん そうなんだよね
じゃあ 何て銘打って 思うんです じゃあ これで決定で
売り出せばいいんだ? (山﨑)いやいや 昔からの (仲谷)はい
(繭子)“MAYU(マユ)”って… 知り合いっていうだけだから (猿橋)あれ?
私の名前ですか? (三木)でも 私も興味あるな マユちゃんの MAYU は?
残念 私の名前でもあるのよ (山﨑)え? どうした?
(繭子)あ… 南上さんが今 あっ それは今…
いいですね “MAYU” 何を考えてるのか すいません
素材の雰囲気もあって いや そんな… ちょっと 橋口テーラーさんの
(仲谷)うん なんか こう うまくは話 引き出せないよ 配送が遅れてて…
ナチュラルなイメージが お願いします ああ… もう来ると思います
ぴったりですね 私 どうしても そう? 今晩中に頼むよ
今度のトランクショーは 社長の本心が知りたいんです! はい
Emotion の新体制の発表会に (三木)そうですか 指が 感慨深い?
しようと思うのよ それは ちょっと きついですね そうね
(麗子)新体制? 大したことないんですよ ずいぶん前に
(南上)Emotion と Em と 指のことはつのきっかけで 作ったものもあるし
MAYU まあ そういう年だってことは こうしてみると
このつのブランドを 実感させられましたけどね 南上マユミ回顧展のようだわ
一度に たくさんのお客様に 私も この業界の (猿橋)いやー 本当
見ていただくの いろんな人を見てきたけど 南上社長の仕事は
もちろん新店舗の なかなか難しいですよね 実に すばらしかった
オープンのお知らせも兼ねて いざ自分で決めるとなると (南上)ちょっと
いつものショーはやらない 自分では決められません もう死んじゃったみたいに
ここをね お店だけではなく あそこしか生きる場所が 言わないでくれる?
このオフィスも開放して ないんですから あれ? “仕事は”のとこ
私たちが これまで作ってきたも (南上)でも いろいろな 強調したんですけど
の 外的要因が積み重なって 気づきませんでしたか
これから作ろうとするものを いつの間にか 仕事以外のところに
全部 見ていただく その道しか 問題があることは
それは… 展示会みたいな もう生きる道がないんだってい 十分 自覚しておりますのでね
イメージですか? う (瑞希)
(南上) 状況に追い込まれて でもこれ いい企画ですよ
うーん もっと言えば… それでやっと 決断できるもの 社長が作ったものを
展覧会 なんだと思います こんなふうに見れる機会なんて
Emotion の過去と現在を (梶)物がなくなると 私たちでも なかったですから
見てもらいたい 案外 広いっすね (仲谷)
そして Em や MAYU といった未 オフィスのほうも 本当に すごくいいです
来を (繭子)そうだね このまま
告知するの あっ トルソーの数 全国のデパート回ったら
いろんなジャンルのお客様を 数えちゃおっか お客様 結構
大勢お招きして (梶)ああ はい 呼べるんじゃないですか
たくさんお話をして これは増やしたければ (猿橋)だよね いいよね 絶対
インスピレーションをもらう 追加で借りられるんで に
これを機会に (繭子)ありがとう (南上)なんか いい気分だわ
Emotion はもっと 入ってきて すぐの所は (南上)ちょっと本
オープンになるといいと思う Emotion ですね 開けちゃいましょうか!
でも そこに これは相当 数いりますね (猿橋・瑞希)ごちそうさまです
MAYU は あっていいのでしょう (梶)どうしたの? 大丈夫? (麗子)どうぞ
か 梶君 (仲谷)やった!
社長は これを美しいと はい どうしても言うんですか
認めてくださったんですか 私 この店好きなのね うん
このリボンが その証ですか? (梶)はい もう決めたから
“これはランジェリーでない”と 憧れの人に (一同)乾杯!

63
ちょっと飲みすぎじゃない? あなたのいる場所じゃない”って 〝ここ数年
飲み終わってんじゃん なのに 売れるってなったら 需要が伸びています〞
大丈夫? 手のひら返したように… “でも スポーツカジュアルの
(猿橋)大丈夫だよ (猿橋) 商品はあっても”
(仲谷)大丈夫ですか? お前 いい加減にしろ! “従来のような”
(猿橋) 私… “美しいランジェリーと
今日ぐらいは いいでしょう 独立します 呼べるものが”
(麗子)よかったわ Emotion はもう “まだありません”
あなたが復活してくれて 私のいる場所じゃない “華やかさを求める”
ごめんなさいね (麗子) “中高年層の女性を
麗子さん 何てこと言うの マユちゃん 満足させる”
え? 社長は本気で あなたのこと “コンフォートランジェリーを
ちょっといいかしら 育てるつもりで… 作ってください”
(麗子)え… すいません 仕様書は
とても気分がいいから 育ててもらうつもりは 職人さんへのラブレター
今 言っておくことにするわ ありません (繭子)“テーマは”
社長? 南上マユミと私とでは “着心地の良い エレガンス”
今回の展示会は 事実 目指す方向が 分かったわよ
南上マユミの回顧展なのよ 全く違いますから 作ればいいんでしょ
でも 実際に 私は私で エレガンス
形にして見るまでは 自分の作りたいものを作ります そうよ
自分がどう感じるのか ですから 社長は今までどおり どんな女性も
自分でも よく分からなかった Emotion で いつかは年をとる
今こうして見て 分かったの “Emotion らしい”ものを そして必ず
私 南上マユミは 作ってください エレガンスに戻ってくる
この展示会をもって… (繭子)あとは そこのスペース だって
(繭子)すみません 空いてしまいますので レースも
その前に 私から一言 すみませんが 社長 刺繍も
よろしいでしょうか 今から何か作っていただけます 絶対に廃れることはない
(南上)あなたね か だって
私 今 すっごく大事なことを 月のトランクショーの みんな死ぬ前は
話そうとしてるのよ テーマは 花が好きになるんだから!
どうして そう 間が悪いの “エレガンス”でしたよね 辞めるつもりだったんですね
私からの話のほうが でも まだつも作ってない もう一度
緊急性があるかと思いますので (繭子)回顧展なんて言って 火をつけてくれたんだわ
緊急性? 昔の出来のいいものを見て (仲谷)今後とも
はい 悦にいって よろしくお願いいたします
何よ 新しいものを作れないなんて (麗子)塚本様
MAYU の商品は 本当 作り手として (ひろみ)これ この間のショー
この展示会に出すわけには 終わってます の
いきません (繭子) (麗子)ええ
MAYU は Emotion の商品では ということで 突然ですが (修子)こういうのを
ありません 皆様 本当に 求めていたのよ 私は
私が作ったものです お世話になりました さすがだわ 南上マユミ
テイストもポリシーも全く違う では これからは もっと
それをここに 待ちなさい 私たちのような
Emotion や Em と 一体 何なのよ 成熟した女性たちに向けて
並べて置くわけにはいきません 本心を言いなさいよ! 作るわ
どういうこと? これが本心でございますって あー あなたがいてくれて
“MAYU は私のものだ”って 見せる人が よかった
言ってるんです いると思いますか? 何よ 気持ち悪い
え? 隠す美学は学んだつもりです 明日 死ぬんじゃないでしょうね
せっかく 私が 私も あなたのような人が
自分で作ったのに 下着屋ですから しぶとく仕事を続けている限り
なんとなーく Emotion に おい どうなってんだ? 私も まだやれるって思える
吸収されちゃうなんて (梶)いや 俺は… これを着る女性たちも
納得いきません (繭子)だったら トルソーも きっと そう思うわ
売り上げだって 思い切って これ ワイヤー入ってないのよ
絶対 こっちのほうが大きいのに 号とかにしたほうが えっ 本当?
ちょっと待て いいんじゃないですか あー 体にいいわね
社長 言いましたよね (繭子) (猿橋)どうも
“作り手として これが “シニア世代の女性たちが” (藤村)ますますのご発展
あなたの作りたいものなら” “アクティブに動くための 何よりです
“Emotion は アンダーウェアは” ヴァンダービルズさんも

64
新しいプライベートレーベル どうしよう きっと後悔する
立ち上げるとか (配送業者) 俺はもう これで
ええ ちょっと じゃ サインだけもらっといて 後悔はないです
カジュアルウェアのほうで (配送業者)はい (麗子)うちは繊維の開発まで
二度はないと思いますけど (配送業者) は
もう盗まないでくださいよ ありがとうございました やってないわよ?
人聞きの悪いことを (繭子)あっ あなたが思ってる仕事とは
参考にさせていただくまでです ありがとうございました 少~し違うみたい
よ え? (瑞希)いろいろあると思うけ
原宿に店をお出しになるとか えっ これって… ど
はい サインお願いします 一緒に頑張ろうね
あなたなら あ… (猿橋)Emotion は
間違いなく成功しますよ え… ここを乗り切れば
私が目を付けた人ですからね あ… 梶君 絶対にまだやれる
その節は すいません 久しぶりに 新しいの
ご迷惑をおかけしました 口を割っちゃいました 作ってみようと思って
フミちゃんは お前 行ってこいよ あなたは 私に不快感を与えてい
うまくやれてますか いいな 分かってるな る
彼女 なかなか野心家で ちゃんと伝えてね なぜだかって?
いいですよ これ 知り合いの便利屋さん 美しくないから
(瑞希)“STORY(ストーリー) 新しいミシンは そこに あなたの知りたいことが
が もう頼んであるから 全部 詰まってるわ
新たに提案する…” これは社長からです 分かったでしょ
靴下? でも これはダメだよ だからヒラヒラのレースを
(藤村)ランジェリーの次は 返さないと つけるのよ
靴下なんだそうですよ もらっておけば 美しさは武器よ
では いいじゃないですか (南上)
負けてらんないね でも私 あんなこと言って… 知らないうちに成長しちゃって
(猿橋)ですね 気持ち受け取っても 憎らしい子よ
三木さん いいでしょう! すごい
来てくださいましたよ え… 指示どおりに作ったんだから
(瑞希)あー (梶)すいません ちゃんと見てもらわないと
(三木)どうも 大きい声 出して 困るわ
(猿橋)三木さん でも これは社長の気持ちです はい
すばらしいわ これを返すって… (南上)まあ
美術館みたい 違うでしょ あなたに言われなくても
フフフ うん 作るつもりだったけど
(猿橋)南上なら 向こうに ついでに 俺のことも ウソですよ
ああ そうですか え? 引退するつもりだったでしょ
じゃあ あとで挨拶にいってきま 俺 今週末 高崎帰るんです う?
す だから こっちは だから 私の作ったものを
由梨ちゃんも ショーでは ちゃんと フッてもらえませんか 受け入れた
お世話になりました あなたのおかげです 本心では 全然いいと
(由梨) あなたのおかげで 思ってないのに妥協して
いいえ 楽しかったです 下着を選ぶ女の子の気持ちが Emotion は
でも… 分かりました オープンになればいいなんて
今日はマユがいなくて いや… きれい事 言って
寂しいですね 分かりかけたっていうのが 終わらせようとした
(仲谷)本当に このまま 本当だけど そもそも この店に
来ないんでしょうか ものを作るのって 納得のいかないものを置くなん
(ノック) 自分が感じたことが て
(配送業者)失礼します 大事なんだなって そんなの南上マユミが
時田繭子さんのお店は それが分かって やることじゃありません
こちらですか 本当は梶君のこと もっと… 辞めさせませんよ 絶対に
(繭子)あっ はい (梶)すいません 指が痛かろうが
(配送業者)じゃ 入れちゃおう これは最後なんで スランプに陥ろうが
(配送業者たち)はい 俺への せん別だと思って 時代遅れだろうが
(配送業者)はい ゴー 許してください 弱気になろうが
気をつけて あと… そんなこと どうでもいい
(配送業者たち)はい みんな 待ってますよ あなたのような人が
あー え… ものを作る現場から
でも ミシン買わなきゃ (梶)社長が待ってます いなくなったら
とにかくミシン 最後ぐらい ちゃんと向き合わな 誰が美しいものの作り方を
あー でも お金ない いと 美しい仕事を

65
教えてくれるんですか
(繭子)
いえ 教えてくれなくていい
いるだけでいいです
そこに
(南上)フッ
冗談じゃない
いるだけでいいなんて
バカにしないで
ご隠居さんになるつもりなんか
さらさらないんだから
私は まだ作れる
それに いいことを教えてあげる

この仕事が前よりも
好きになったの
人に見せないものだから自由
でも 見せるのも自由
あなたと私の美意識が
全く相いれないように
何をもって
美しいとするかも自由
気づいたのよ
私が思っていた以上に
ランジェリーの世界は広い
下着って面白いわ
こんなに楽しい仕事はない
はい
辞められるはずがない
フフッ
そうじゃない?
私は自分の納得のいくものを
作りたいの
(猿橋)営業権の譲渡と
名義の変更が済まないと
店は開けられないんですよ!
それはそうだけど
商品がなきゃ
話になんないでしょう?
もう 人とも
いちいちケンカしないでくださ
い!
(猿橋・瑞希)すみません
えっ オヤジも来るの?
分かった じゃあね
あっ そうだ
(ノック)
今日のご予約 時よ
うん
うん 美しい
(ミシンの音)
うん 美しい

66
田舎へ送る金じゃ? 田きんちゅうことで
ゆー 無理すずることはなか
(テーマ痛楽) くもそんな
入は いつでも構わないから パカなことノ
ぐ日ばかりの入有院で 田合へ選うってあげなさい
おしんは過院の許可をもらった 訟の 人 人...
用 簡で失礼だだけど 男の中天性ですたい
これで...
人ぐ絶対安赤の S 日間 泊まり もう明浴じゃなか
込みで また元気になったら働きまます をんな不道千が環ると思うのか
付登淫ってくれた電三は 田守には待ってもらちえばええ
から おしんさんを訟だなどと
その後も 毎日 見舞いに行き をそんな おなごじゃなか
骨調き日も迎えに来た光 今朝の出荷伝票の
I ii 済んだか? ぼってん 坊ちゃんが
(電三) 支座はでききたかいる 生紅あめん段上...
(おしん) はいろ 今日の注文は?
鹿れとった 持ち出した金は
笠 入腕細 払ってきますずす 英國から まだ荷が 学ををつけてない 運ずよ
漠んだだ 入っうとらんな
入腕旨は払わなかった
卿が拡ってきたよ 船が入ってるか 横浜ヘへ 断られちまったよ
間い合わせてくれ
田含きん いくらら惚れても おしんさんに
をれは園ります (注右衛門) 坊ちゃ束 は
(電三) 不景気かね 注文が思い をそれだけの男でしかない
私の見舞いたい
先生たちへの換拶もしといた 今日は得意先回りぞでも 見事に振られちまったよ
しレぞてくうか
田含きんには (其子) 明日から来てくれるん
いろいろ お世話になり束した 今朝 金庫から金ば持って だだ
行登んさったとですがな? (第子) 無画よ 思院したばかり
そのお気持は ありがたいと で
でもも入腕費までは おしんさんが退院するんで
金がいるかと居って和ね ひと月は働けないって
水奥いことを おしんさんは おお性者に言われてるだだろ
田會に仕肖りせ I にゃならんの 動とで報告するつもりだだった
だ (おしん)
入腕引ば払うおつもり でもプラブラしてては...
そのために病気するまで だだったとですか こちららへだだけでもと
働いたんじゃないか
動ああ 上日も仕事を休んで こういうことがあるから
潤分は働くのも無理だ いつ また働けるか分からんから 女一人は心細いんだだだよね
園うった時は相身豆いうう ねね
いくら上肝が良くても
購って甘えてくれればよか 乱ちゃは おしんさんをを 胸気したら おしまいだだもん
(おしん) いいえ 和あ登めめられんとですか
詞えたぼうがいいよ
生意気 言うようですがう 田倉家と縁ば切らちれても? 世っかく田含さんがいるんだか

それを お受けしたら わし発に大だんな様から
刻等な おつきあいができません 因学紙ぽ頂き率した ご避感 お掛けしました
また お願いいたし事す
で人: そがん そのおなごに
惚れとっとない しかたんなか (一同) よろしく お願いし事す
田含さんとは
補ういうお訟電でいたいんです '受に還うとなら (大工) この家 忠ったら
男奄しいいがる un いよいよ庄冶き 巡取り工な
分かった 乱は
司に弟せる気は ないんだが さすが大だんな様ですたい (作鞍) 朝から晩まで
大奥様では こがんことは... 働くだけ働いだって
入腕費の受取たい
いつうつ悦してくれても いいか 有空とは どういうことだだ? 小作のせがれは遊びもできねえ
ら 羊でもいねえど かわいそうだだ
正起の頒機は ふさわしい方を がら
なんとか 参入いになって
間に合いますがから (大工) んだな
てやのや一招き>ゆめ

1
おい 今日も おしんから 新絞乱から
何も言うてこねえか ピタミンもあるだろう 少しだだけんど
二ちゃん モチついたから
とっくに氏 選って登ても すみません いつも
ええのにな 気を違わないでくだきい あれえ ま氏暴らちかい

施紙出しても宰事もねえ 乱はしたいことを 東京じゃ う吾いもの


大工にも払えねえな してるんだだ あるるべけんどよ

価してるんだだべ 機隊を取ろうとか思を売るろう 動たちの口には なかなか


「 とか 入らないんだだだ ありがてえな
をそをんなケチなこと考えちゃ
(あじ) おらん 腹 減ってんでねえが?
半の稼ぎで家引てんのが
画由ってるんでねえぇが 売気になってほほしい一念だ 開草ってとこで食ったから
気にすることはなか お前 留守だだと園ると思って
おれの障字ではねえ おしんも
承知したから始めたことだだ じゃ 違慮なく まく分かったな 知ってたら
上駐駅で迎えに行ったのに
これは おしんの家だだ 東京 (電語) いや も
んだくなったらち いつでも帰れ ずいぶん人さ 道 半いてえ
る いい骨つり 女性の部屋に 東京は初めて穫かがから
胃が上がる時間ではなか
おしんも そのつもりで 田倉さんから魚を頂いたんだだ
欠出してそてるんだだ多 人奥ちゃん 新しいから形身にするが?
田全で何か?
そればぱば造中で 酒でも買ってくるがる
こごなこときれたんでは (作蘭) 座和だだ? 潤飲みに来たんでねんだだ

何ががおしんの家だだ 田含さん でも 世っうかくだだかがら


いつもお世話になってる
補っでっ おしんが銭出したって ムダ夕な銭
父でっす 使うてる時でねえペ
族治に嫁が来たら
他人の駆でねえが お人さんですか 初めて お目に 代な銭あったら
がかががかります 田倉電三です 測史回してもらいてえな
おおしんに ほだだなこと
入れ知恵したのが じゃ 稚はこれで 索名早々 言いたくねえけんど
ををのために とっかいとどとこ
おしんが つれえ居いして 動灯な男とつきあってるのが 出てききた
稼いでると恩うと おむつこくて 何して名胃当
どうなんだ
東京きを行ってみるか 虐紗山屋の社長さんだ 銭のほうは?
伺かあったのかも知れ和ね ええ人だだよ
おおれも お前ばぽ当てに
佑 壊したんでねえぇが 伺が ええ人だ 写るのはつれぇんだだ
徐削虚剛ヘル
つまらねえ胃にでも引っかかっ んでも お前が承知ばしたから
て 一人意らしのおなごのとこざぎ 中てるつもりになって
東京は ろくでもねえのがいるが 用の雇 見え有思いてるベ
から 今んなって人急に...
っくり て汰湯澤 写束鐘え 病気して
今んなって うっ
銭 続かねえことになったら... 価があったんだる 入腕したもんだから
居うように作けないんだだ
いっペぺん様子見できた こっちが聞ききて 銭選るって
ほうがええな 周うから 宮入て始めたのに そだな着物は買えても
粘る銭はねえってわけか
臣(電三) おしんさんノノ 肝心なもんが来ねんじゃ
いや これは
ーー 催促に来たのか わぎわざぎ 人に頓まれて...

仕事の帰りなんだ 心配したぞ 手紙では 用結いは まだつらいから


魚の新しいの 買ってきた 画に合わねえがら 来たほほうが 仕立物大けでもどと...

これは朗たい 農字から 隆紙 書こうかと居ったけど
分けてそてもらったんだだ (おしん) 縛ちゃんは? 且気だと言ったらち心配ずると
(作交) 元気症 居って

2
賠じ込めてきたんだだな
生うしばらく待ってけろ 人ぐ論鈴 おしんは
衝うたくきさんだだ と罰ってい そんな気持が 自分の中にある
狐気かが知らんけんど 働けねく た ことも気づかなかったのかも和
ても ね
盟とつきあう元気はあるのが (おしん) 和多ちゃん...
(作蘭) あある? それが見えた すばらしいよ
父ちゃん...
符 田倉さんとこに 伺が すばらしいんだだよ
こご基なことだと居ってたんだ 半に行くかも知れない ああとが大変だったんだだから

前も年ごろだだ 忍え人だだ 田含さんは でも好ききな人と一緒に
だなれたんだだ いいじゃないか
勇の 人や人いたって (宇) ねえ 田含電語って
不思議はねえ おじいちゃんだったんだだね 気がつかないと
ー生 後慢してたんだだよ
んでも 衝再のある 結嫌するかも知れないって
おなごに寄る勇などう あっぱり しちゃったんだだ 好きとか 愛じてるとかじゃ
ないん工よ
ろくな勇 いねんだだから (おしん) 山形から
ロロ唆っぱぽくして言うっうた 父ちゃんが出てきた時 この人のそばなら 一生
はずだだ 平答に暮らせるっていうよう
どうして言うたのかねえ な...
男き うつうつ抜かして 今でも不思議なんだよ
大事な家ば忘れたんでは 仕送りを稼ぐことで
電詞きんが好きだったんだよ 往れてたのかも知れないね
田舎の家は お前の家でも
和あ名んだだ おじいちゃんに会ったことない かっと燃えるより 本物だよ
けど
今 銭出してたら いつでも いい人みたいじゃない 平編無事とは ほぼほど違い
大ききな顔して帰れるんだだか 葛らしだったけどね
ら 人間って おかしなもんだだね
今まで気づかなかった気持がラ 結半に こ攻つけるまでが
陣肖人の貢いだって ラ 審思じゃなかったんだだよ
何にもならねえベ
伺かのきっかけで 突然 もし あきらちめてたら 違った
人錠きたら 古章性みてえに はっきり見える時があるんだだ 人生を
給てられるだだけだだ よね 冶うてたかも知れないね

それより あんちゃんば 電三きんと つきあってて それが 思命って


大事にしろ いい人だだと思ってても ものなんだろうね

血のつながってる者は一生 結婚できるる相手じゃ (おしん) 夜思く


吉りになる 最後は兄妹だ補 ないような気がして 田倉きんに人迷感だ

今 お前が家引ててたら 自分の中で育ててる (作進)


ああんちゃんも お前の力になる 電三きんへの お前ば嫁にくれと言ったんだだ
から ぞぞ
半意に わぎと 明として蛋ってられ和ねえ
お前たち上兄妹が ずっと 目をつぶぷぶってたんだだね
仲よく やっててもらいてえから (おしん)
それが 父ちゃんに電三さんの 価も今記でなくても
おお前さき無理も言うんだだ 題口を言われたたり 笑礼だだよ

パカな男と つきあう上暇に 結婚より あんちゃんの家のほぼ (計量


世っせどと働いて うが らんなんねんだ
大寧だと説散きれた時に お H rf 家き空けれ和あえ
円もあったら
立派な也が忠つんだから 人急に 何のために 第一 こだな大一な話に
色気で倒れるほど 夜も属もねえベ
ぐおしんは 人急に心が
部いつへ SS 時感じていた あくせく働くのかって (おしん)
パカパカしレしくなってき 符も支座するがから
ぐ作直が どんな理届をつけても
うう 今まで 田侍へ送金しなきゃ me おしんさんに結婚の
いけがない義務感でうう 中込みばしたかも知れんですた
ぐしょせん 交から金を い
紅登出したいだだけである用 自分の本当の欲求を

3
おしん 上帰名 屋飯をつきあってくれんか
ばぼってん おしんさんが断んさ 闘ききたいことがあるんだ
って おしんさん
ゲケリんついとどっとです (電三) 話があるから
堅(作蘭) おしん 食事は あとにしてくれんか
屋尋なことだだらら 夜中に
ごだなとこまで来和ね 失礼いたし亭した (女中) お済みになりましたら
岩呼びくださいまし
おしんが 嫁き来るつもり 協がきき束/
だだって言うから 夕べ お父さんから
(おしん) 和父ちゃん 話を闘いて 敬いたよ
で人史 語が門うでねえぇが
本当に私の所へ来ると
《作夢) (作鞍) おしん 目覚束世 則っうたのかる?
おしんは うちにも大一な婚だ
向の子じゃあるめえし 男き融らちずに 立派に生ききら はい
れる
人箇単にやれねんだだ 参なごに なったんでねえぇが 本気か同きたかったんだ
(おしん) 本気でぞす
(おしん) 父ちゃん... お前はほは そうなりたかったん
だべベ 野きな胃の所でないと
ビッ こ 和ああ穫な胃と背光することね 錠に行かんと言ったはずじゃな
ご承知のとおり おしんは え いか
村生いとして 腕も惣形もええ
地圭ば鼻きかけて あだな男と それが私の所へ来る気になった
やつうっと一人前に 一緒になっても 許せになれねえ のは
恋うたん形 ベ ほかがに理由があるのか

これからは実家のために あきらちめるのは いいええ


働いてもらわなんねんだだ お前のためだだ多
乳を好きになれなくて
それば 模からさらわれては 田佑の家 中ったら 乱の中込みを断ったんじゃ?
親は何で育てたが分がらねえベ 山形き帰って来い
はい
(おしん) ほだだなこと 東京き いても ろくなことねえ をれがなら どうしてる
則いに来たのか ベべベ
田侍だって村結いはできる名 人の気持は変わります
I ビー こ
父親の気持ば はっきり 名ちゃんも お前に 入腕してる時 田倉さんの
き世たかったんだだ いてもらいてえべ 年尋から お縛様がおいでになって

(電放) しかし... ぐおしんには せっかくの金づる 田含さんと私とのことをを


《(作進) あきらめてもらいて を 族語なぎきいました
子艇したくない父親の気持がラ
言われんでも 嫁にもらう気は ラ 結婚したら 田倉家と緑を切る
恋かがかとじゃけん 目も出ていくようにって
首秋が亡くなるほど嫌であった
負一 家柱が違うたい 参ふく ろは菅気旨の
田倉家は地幸ぽい 交を他人の男に取られたくない なごだから
代親の届折した愛情などう
小作の交ほば もらうわけにいか でも 田倉さん
ん しんに 分かるはずもなかった 風圧史学ゆり
究心して帰ってくんさい
(戸をたたく奄) 店を人違い出されても
ジイ 民うとおりにするって
小作の分際で ははいノノ
竿... あの時 胞が
交ば嫁にやってん やらんて 臣(電三) 田倉です いっぱいになって
思い上がるのも ぼほどがあるた
いノ 星日は失礼いたしました 和ああんなに うれしかったこと
お人科きんはる? は
何だだと 小作のどこが加い あり束世ん
どだだな商売か知らねえけんど 今朝の汽車で
う 帰りました (電三) おしんきん...

罰人に地主もへチマもあるか 残念だなあぁ もう一鹿 mL


大きい面すんな 衣したかったのに

4
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選ったし なれるなら
をそんな気特は忘れようと思い 双店も捨てると言った 田倉きんと 人だけで
ました 全世ていくんだだもん
人りゃ 店を追い出されたら
乱から入院幼も 替って 全上矯 I にも國るだろうし ぐおしんも電三も 周國の反対を
いただだきたくはなかったし 郊し切っての決心であったク
おおしんきんにも菩輸をかける
そのあとも お世話になるのが 無員に来てくれとは言えないが ぐだが 反対されたからこそ お
きめ噂てでへ Aj 豆い
稚のために そうなったら 鷺み募れたのかも しれなかった
どうしてや つらいのは田倉さきんです
ぐそれが 若さというもの
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司うってそんのか
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なちないんです 店を取り上げられたら 大正年の容であった
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田倉きん... を
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田含さんのことも 電三と一緒になれるという項望
友計きれた時... 航... おおしんさんの牧ぎを で
当てにするつもりはなか 着にはならなくなった
田倉さんが どんなに大一な人か
究めて分かったんです 田一監 その気になりゃ ぐだが周囲の事情は 考えどおり
何でもでききる やってみせるき に
おしんさん ぎ うまくは いかなかった用

ごこの束まだと衝 自分のために ただ おしんさんの I 、」


年きちれないんじゃないかって 田全の家だけは筐てんと 志の中 どんどん不景気に
恋いようっとでしょうかなたい
つうの時から働きき続けてきま 当てにしておられるんだから り
した をれは おしんさんの南任だ
でも もあうたくきんですず 新しじゅう彰広ば作るお人も
殺から その金は 店に用のてでるいてで AA り
おしんさん 午に出さきせて明しい
知の所へ来て くれるんだだね 涯服屋じゃ うちさん拡う代金も
そんなこと 副欠く店もあるとばんだ
それは... いや をそれだだだけは
危なかとこは 今んうちに
昨はカーッとなってたから それなら 私が働いて避りす 品物ば引き上げたうが
今日はもう 落ち着きき東した
ををれまで待ってもらえますか (軍三) しかたがないき
田含きんと一緒に 待っうてやらちな國や
なれないこともよく たただ 人の上腹が決まったんだ
条... いつうまで待ったってよか 強引なことして 小亮店うぶした

乱の気持を問いて 最後の親幸行だ 則司も成り立たんから和ね
衝作いたかった 心機りのないように
ここごは坊ちゃまも
それだけで 胸のつかえが 衣 WS 岡に 店を出てからの ふんどしば 縮め直して
取れました I kt で
乱には もう かかわりない
(電三) おしんきん... どうせせ 論も祝言には 動く世くすっことはなか
出そてくれんだろうがな

5
[上 あの父親を見っ芯う 失言なんて

ジイには言っとく 乱は今日 全事れでん育ちでん だから人急ぐ気になったんだだ


おしんさんと結婚の約東をした ろくでもないことが よう分かる 税言掌げて 田倉に来てぼほしい

田倉を勤当になることども 源ジイィに よく おしんさんの
店を周い出されるのも承知して 行儀作洗も礼儀も 人柱を
る しうつうかっちゃおらんじゃろ 見でもらって安心しそて帰って
うが もらう
何もかも覚性の上で
決めたことだだ 出来の悪女房を持つ それが 私をかわいがってくれた
田一年の不作でぞす I 狂ジイィへの務めだ
週い出さきれ名店の 持っとは
心配しても しょうがないき これは私の騎手だから
どうか もう一席 勤肖断ってくれてもいい
そがん ふうけたことは 交え直して...
こん右穫門が許さんばんた/ 乳灯って 一曰も早く
佐賀さき帰れって言われたって 生ぼばにいて明しい
なんほぼ血避っとですかノ ジイは心配で帰られん
ああがんおなごと それが本育かも知れん
(戸をたたく奄)
ジイは 大だんな様と 今日でながくてもよか
大田様の お言いつけで 臣(電三) おしんさん 大寧なことだだ よう考えて
(おしん) はい
乱ちゃ吾ば お環かり 卿は 今日でも
しと名とですばぱい 天はようございます
参じしんさきん
ジイの言うことは (電三》
聞いてもらい束すけん 今日 祝言掌げよう どこか神社 もう とうくに
で 心に決めていたことですず
ももう決めめたんだだ 谷りでもも いいじゃないか
乱ちゃ束調 いつでも 私は
散ちかってますけど
あがんおなごのために 父上も 参入りになってくだだきい 本当にいいのかい
博上も捨てると言われるとです うちへ来てくれるんだだねね?
か どう駒
はい
将来ば あがんおなごと引き替え どうがなさきさったんですか 人
に 急に ただ 田舎の家が建つまでは
写るうって言われるとですか 台金を送らなければぽ
祝言は 田舎の骨が
ああがんおなごって どれだだけ 中うまで 待つって 卓訂頓るのが嘩なら
しんきんのこと知ってるんだだ 出圧を績けてくれたらいい
そのつもりだったが
価も知らんで 碑対すっとは 乙情が変わって 視計が済んだら 早夢
どういうことだだ 旨う越しだ 忙しか
察は 都たちのこと
や凡人一測普党人いわゅ泊っ 涯右衛門に話したんだだ ここの部屋代は
いららくなる名
同じ人間たい 理由にもならん 源ジイは 祖父の代から仕えて
赤ん坊の時から私の守りをした その分 田舎へ選れる
小学校も ろくに出とらんばんた Ti
人だだ

本当にいいのがかい
学紙や 帳面もつけられんようじ 源ジイには世話になったし
ゃ 頭上がらんのだよ 相談したい人がいるなら
まだだ昌くはなか
中池てや中い許 和勢たちが一緒になれば
坊ちゃまですばぱい 閣ジイは佐賀へ帰名 自分の一生を決めるのに
玲に同けてもらうのる
謗ちゃままには 坊ちゃ吾に 帰名には 心穂もりも
m きわしか娘がおるでしょうが 二みろうから話した 相談して決めることでは
ノ/ あり理世ん
(おしん) 反対なさきったんじ
あがんおなごのために 一生を ゃ? 卿が選んだ道だから
析に振名こと なかでしょうが (竜三) すごい剣幕だった ー生 後愉はしません

どがん暮らしか知らんばってん それなのに 伸人も付き決いも

6
應しでもる 和信間はやっぱり いろんな過去 こがんことになってしもうて
を ジイは 大だんな様や大奥様に
電三きんと私と 骨旨ずりながら生登てんだな
人登りで生きていくんだだ 腹ば かっさきぱいても
それぞれ何かに お内びしきれんばんだ
人きりの祝言で かがかかわり合いながら和ね
いいじゃないですか (電三) ジイのせいじゃなか
匠勢のための結婦だったけど (男) こっちですか
ぐ時れ弟も支金高島田もない ををれは振り層って恩うことで
鋭坊してぞてくれる密もいない (電三) 頓む
う あの叶は 音も (理) 奥さん入れること ならん
基挙じゃなかった ばぽい
おしんは ふと加代の盛大な
何計をを居い出していた用 (電三) ジイ (電三) 思ばんと日が暮れるや
(大右衛門) ならんちゅ う
ぐでも おしんは どこざぎ行かれたと 導...
うらやや束しくはなかった 朝 乗び出したまま人鉄窟玉んご
と (電三) 棋わんと言ったら 構わ
人ぐ自分の責任で一人の男性を ん
愛し 谷言 拳げてきた
縮ばれたことが宰せであった (大右衛門) 祝言? 誰のですか (おしん) こっちよ こっうち

ぐそして 自分で選んだ幸せは 和夫とおしんさんだだ 今日から (電三) 呼い これで最後だ


価があっても この家に来てもらちうことにな
った (おしん) この和には 銅ゃ
自分で守ろうと 心に署うってい 聞碑が入ってるんだ
た 番ちゃ束
ここを出て 所事持つ時のために
(叶) ずいぶん 箇単に 祝言挙げた以上 別々タには 大宮にとっとかないとノ
結婚しちゃったもんだだね 暮ちせないから 荷物も運んでき
た 素た早々 嫌な思いさせたが
(おしん) 源ジイにも立場があるから
若かったんだだ和え 人とも 大したことはないから
大八車で間に合ったよ おしん 趣るの当たり前だわ 反対してた
あの時 おばあちゃんには 才が 細いて へ沖の
電三さんの一途さが導いてた (おしん)
先日は 父がご無礼して 写まん
それだだだけで この人に 申し訳ざぎいませんでした
ついて行こうって しばらくの率抱です
おかげ様で祝言も済み こちら様 てや
でも結婚なんて考えてたら で
で登ないかも しれないよ お世話になることになり束した ぐ強引な電三に 覚愉はして
ついて未た おしんだったがうう
周りに反対きれて カーッと まるしくくお願いいたし事す
なってたから叶み切れたんだだ さすがのおしんも
和え (電三) 療右従門には気が置かった用
入の部屋は 人で使う ぐ電三と和祝言を済まませた お
(聖) 浩本きんのことは 軸へ運んでもらちってくれ しんの
詞えなかったのる? 田倉家での暮らしが始まった
ははい
初恋は初容さ ただ (おしん) ダメ
洗太さんとのことがなかったら 提き旧
う 生う何を言っても運か (曲山)人いて
実姓じゃないか
電語さんとも 一緒に 大だんな様たちに 何でて
恋ちあなかったかも和え 湖うしゃる名 おつもりかんた 涯右衛門きんが
超紅でます
浩太きんとの ちゃんと報告するさ
つらい思いがあったたから ここごをを出ていく覚悟もでき 夕べも
きとお をんなこと言うて
洗本さんとは人邊った
電王さきさんの胡情がうう ただだ しばらく 男の人は平気かも
ここで帆てりり しれないけど おなごは...
あったかく思えたのかも
しレしれないものね おしんの人本を見てもらおうと 人きりになれる時も
親から連れて来たんだだよ 物名と軸うからら
(中
(細右衛門の叶払い)

7
坊ちゃまのお給仕の済むぎぎ 出展の約束があるから
おれたちも ここで頂いとったとですけん 出かけます
新刀旅行に行こうか
筆右衛門さきんが (電三) おしんは 田舎で家を
そんな のんきなこと 使用人だなんて 中ててるから 仕肖りしてるんだ
語っうってる時じゃないでぞで だ
しょう 卿は だんな様のお父様のつもり
で (注右衛門) 坊ちゃ束...
はあー だだんな様も いつも言ってます (電三) か お 入ちやま

おはよう 電三さんからも一緒に食べて 女房を作かすのは


ござぎいまます あらうように...家用じゃない みうっともないかもしれん
ですか
今日から 奥のことは掃除も洗決 しかし 吾情が事情だだから
も ジイ おしんも こう言ってる をの約束で来てもらった
人台所仕事もみんな 私がいたし 東京でそんな吉いこと言うもん
束す じゃ 駆が建つまでのことざき
(おしん) 申し訳ありません
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あり束したら 数ええてくだだだ ケジメはケジメですけん いいんだだよ おなごも腕があれ
さい ぽ
自分でしますたい 作いて 何もおかしくないんだだ
じゃ 私の思うとおりに 補がんことは
ああちせ世てもらちいますので 洛中で買い物して
おしんさんな 夕飯の支度には帰ります
お気に召さなければ 坊ちゃまの興様ですたい
汗慮なく言うってくだださい 無理することなか
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生れから 理た なかばぼんた と
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用意してあり束すから ちょうと行って
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わしゃ 使用人ですけん

8
お話するつもりだだったんだだ 索たほうがマシじゃないか 《おすましの実は お稀に入れて
けど ああありまます 汁だだけ入れて
どうせ おさんどん代わりに ください》
昨日 田含きんと 体よく こき使われてんだだろ
観言 端げました 《当たり鉢には しら和ええを
(八量子) こごこしらえておきました》
(染子》 出髪だだって止めないんだろ
ああうちねち... あっ ああ 奏し浴 《私は夕飯に間に合わないので
だんな様に先に吾し上がるよう
(おしん) 大丈夫ですか いいんでっす にうぅ
(第子) あーっ やだあ 税言済んだだらち夫導です
《どうか源右衛門様も ご一緒に
(おしん) 大丈夫ですか 才府がすべきことは しないと まろしくお願いします おしん》
(第子) 本当に田倉さんと ? (部中) おしんちゃん
(電三) おしん 支府を
ひり\思子) 何よ 電様のこと (おしん) したいんです してったんじゃないのがか
謙いだとか言ってたくせに 女刻らちしいことくらい
買い物して一度
いいじゃないか おお待たせし事した 帰るって言ってたろうが
雪心は変わるんだだから どうや こちららへ
おしんさんは
よかったよ そういう気持に 《(注右衛門) いやしくも 洋筆じゃなた
なってき おめでとう 錠に来たつもりないろ
見たのかい? おしんの宇
示さんに お世話になって タ飯時に家を要くった 生ああ あるじゃないか
審としての資格も なかばんた
論然で信じられないけど カフェの婦給が S 人同じ筆跡で
参祝いしなくねちゃぬ しかたがないさ 田舎じゃ 子紙よこしただだだろ
おしんをを当てにしてるんだだ
祝言に呼んでくれたら 憶党語同でゆい言ってたが
羅んでったのにざぎ どがん理由でも あれが おしんの字たい
女房の務めを果たさんもんなつ
(おしん) う どっかで見たことが
人っ登りだったもんで 物名と思うた
鶴と認むるわけにいかんばぽい
これから尼でき 和都たち 科がんでしょうが 山形ん小作の問で
電様にも よくしてもらったもの 掌校も出とらんじゃろうに
今からでも滴うはなか
大以世しようよ 祝言はなかったことにして どこで暫うたと
てにきい労
ありがたいんだけど 金で将末ばつくき
束だだ祝ってもらえないんだだ ままかじゃっかんた 油田の大きな米問屋で
WWnS 周面只でゆり
(和子) どうして? 今しばらく 大だんな様に
祝言したんだろ ご報告するた待ちます 子習い ソロパン 帳画付け
葵の瘍 生け花 行儀作池...
田倉さんのご両親が反対で 価とか 目ぽ
一緒になることが分かったたら 覚放してくんざい おなごの仕付けを仕込吾れたら
しい
稚当きれて 今の店 この分じゃ 再理も そこで覚えたんだろう
膨い出さきれることに いつ帰るか分からんばんた
ソロバパンてん 帳面付けてん
(パパ\重子) 大変なんだねえ 今究はジイが で縛っうとですか
(第子) 一緒に葛らしてるんだ 夕飯の支論ぽいたします
ろう (電三)
ばってん ジイの言うことが 語だだけで見たことはないがう
ー緒とは言っても 本当の夫急に 則邊うとるか考えてくんさい
恋れんのは いうだか どうせ おなごのすることだだ
(おしん) $環右衝門様 大したことは できんだろう
てやがきめ 夕飯の支座をしておききました
う》 選くがななり吾して
本当の夫婦になれたら
祝ってもらえるんだだだけどな 《負に魚を誠付けてあります 今究 話んしたかことの
小きさい鍋は おすましですう 重ります
(染子) じゃ 何のために
田含さきぎんとこ入ったのよ 《ご面倒でしょうが 火鉢にでも だんな様は 寄り合いがあって
かけて温めてください》 出かけんさったとですず
ー人で居て 田倉さんが

9
ぐおしんは
療右衛門が普洗であった でいこ 温党ききや言ったんです
事だだ超きとんさったですか あって損することはないかがか
て<クソン区商自な人間だけに改 お茶ばと思うたばってん ら
めて
語があると言われると (おしん) 私 入れますから (電三) おしん 私に逆らうのか
(軍) 夜食ば召し上がるかも... ノ
仙となく怖くて臣恩した少 (おしん) あんた...
いい おしんさんは 内油なや議やに還
ソロパンが入れききんさるです しておきき束した 時ジイは あらを探してるんだだ
がか?
(電三) ジイ 私のことは 帳較付けできんと 辺になれんて
(おしん) はい 何とか しんがいるから村わんでよか 離塵をつけるつもりなんだだ

入れてみてくんざい (おしん) あんた そんな詩いに


狂右衛門きんも一緒にお薫 暴っことはなか
ははい
(大右衛門) わしゃ これで... 涯右衛門きんは価も
ご破算で願いまして をんな...
(おしん) 遥くまで
円なり 円銭なり すすいませんでした 源ジイは おしんが簡いんだ
烈必んで円なり 台前も分かっとろうが
あんた あんなこと言うったら
円鐵なり 気の鶴でっす 和ああんた
守円鐵なりでは
涯右衛門さんは あんたのことが 言うことが間けないなら
姿は 足し算に引き算の がかわいいんだだかがから 勝字にずりゃいい
入りますばい
分かっとお だんな様は 気が立っておられま
ご破算で願いまして す
タ円共り おしじんおしんうって言われる こめえてでくだだきい

尾すことの円鐘なり かえって立場がなくなるんです こいが 昨曰の取引と
引くことの円銭なり 出納ですたい
源ジイィに おしんの人桐を
尾すことの円銭なり 見てほしかったが 逆効果だな 衝の覚え書きですけん
引くことの円銭なりでは 整理して記入ばお願いしますば
何もそう焦らなくても ぽい
おしんさんな 帳画付けも これからら少しずう
で芸んさってなた はい
梁には行ったかる
ソロバパンジンを入れて いいえ (電三) まだしてんのかぁあ
I こいビビ 幅画なんか分からんでもよか
銭昌はそこだ 較きゃ分かんのに
出髪でしかとは ジイも気が利かんなあ 源ジイが何と言っても おしんの
分かっとおばってんろう 催打ちは変わらんのだだから
(電語) ジイ 湯に行ってくる
しばらく店の帳面付けば (おしん) お願いします もう こんなことで
してもらいたかとです 芽勢することはないよ
(電三) そら一体 何のためだだ
毎朝 前日の報告ばすっけん / 参しん
宅いば まとめてくんさい
っ、」 (おしん) あうっ
はい 参しんさんにお願いして
不都合があっとかんたる 漏右衛門きんに お店のこと
今究は これで 伴してあるんですかる
休んでくんぎきい (電三) おなごにそんなことを
ノ/ 経理のことはな
わしは だだんな様の (源右衛門) おなごでん 坊は仕入れて亮るのが和仕事だ
お帰りば待ちますけん
帳画付け ぐらい でけんぽ なんかあ
はい 商寂の辺にはなれんばんた 名しい上珍してえ

(澤右衛門) お上帰んさい事せ (電三) そんなこと 参しんや


せ き世名うつもりほはなか
竿が こんなこと言うのは
おお帰りなさいまし この店も出るのに 分を角えていると承知していま
(電三) おお やってる名な 余計なことだ ます

10
ぐそのことは おしんの気持を 明かの人では申し訳あありませ
でも この帳簿見てたら [ La ビビ ん
納得いかないところがあるので
人ぐ同時に 出て行く時のために 六ちゃ豪に 附ぽ
品はさばけてます 抽値は仕入れ 語っ がかかすことになっ紅...

割半けだから 儲けも大きい 前より一層 大寧にしている 気の強か おなごぱい
てで dd 呈い准 V
んでも 売搬金が半分も未固収で てで dc ゅ『
は (奄右衛門) お帰んさいませ
商売とは言えないんじゃ (おしん) ただいま戻りました 選くなりまして

ひどいと 年も集金できて おしんさんは お葵ば (二三) 私のワイフ


いのがあります たてられんさるですかるや (ミセス) 田倉さんの興様 aw

刊息考えても 大金をムダに お薄々? 初めて お貼にかかります


霞かしていることになります 販点前ですたい 参しんでございます

こんな甘い商いしてたら 習うたことは (ミスター)


徹盛してるように見えても ああありますけど ジョジン・フォックス
田きん キャサリン よろしく
儲かるどころか 取引先に英國の
上を綾めるようなことにも 骨審人がお見えで 《きセス) よろしく

申し上げてありますたい だんな様は浜町の和料記に 葵の湯の話になってね


紹待しとんさっとだばってん
知っていて 何の才もお打ち ワイフがたしなむって言ったら
に... 昨本の茶の湯ば 見世そ I しいって
見たかと言わる名そうで
乱ちゃままには坊ちゃまの 軽々しじゅう そがんことばぱば
お考えのあんさっとです 帰ってきんさっ荘 言んきっうっとじゃっけん
すぐ よこしてくれって
(おしん) んでも 話のはずみたい
(涯右衛門) たとえ 奥様でも (おしん) 独に? しがかがたんなか
(涯右衛門) 道具は用意しとる
おなごが商いに 口ば挟むことは けん おうすを
許きれんですばぱい 差し上げます
宛上襲じゃあり束せん
わしは 帳画ぽばつけること ををんなとどころに和... ワンシダフルね
おお願いしたとですず
知も 申し上げたとですたい 人ぐ茶の瘍も くにに
帳筐ば見てと言っては 仕込東れたものであった用
なかですけんね そんおつもりで 外国人に見すっとない
名やんとした人じゃなか六 ぐもう価年も 攻せんも ふくき
人ぐ殖田の米同屋 加資司のくに も
に しかも商売に冊保した 学にしてない おしんだったがラ
仕込束れた おしんには 大寧かお客人に ラ

帳画を見ただけで その経営状態 みっうっともなかマネは 体で覚えたものは


が で登んですもんな 忘れてはいなかった用
ひと目で飲み込めていた
お葵ぐらい 芸者ん中でも ぐおしんは 久しぶり
ぐそれは間三の人本の良 たてられる者が... 無心になって 蒸をたてた
る きが現れた
ををう言うてやりましょ ぐそれは 電三も源右従門も
融持金回収の季を打たなければ 接めて見名
黒字倒刻にもなりかねない有> 用 行きます
ええうっ ももう一人の 見知らぬ
ぐだが おしんは一人興密してい 参しんであった
る 蓋者衆に たてれるくらいなら
自分が おかしくもあった用 衣がの員皮叫労 今日は思いがけなく
面目を果たしたよ
ぐどうせ 追い出さきれ名店なの 鞭者ちゅうても みっちり
だ 仕込まれとうとですぱぽい フォックス夫堆も
I ma 帰ってくれた
ぐ出て行くのにも だんな様は 私にと
索練の残らない店であった おっしゃってるんですず 和あの会社の製品を うちが日本

11
ーー販売できるか交門中なんだ 電三 涯右衝門に よう
ぐ佐賀から わぎわざの をがんこと言うの この罰当たり
測較る】・い時聞い骨圭言 目測 WV が
xkilb お I
相当財史店涯議 ぐおしんは来る時が来た 分かっとらんとは
と思うた用 お前のほうじゃなかか
外国人は女房を大寧にする
いい女房を持てばぱ亭幸も信用 ぐる電三と結婚した以上 この家 ジイは はなから おしんが
さきれる を 気に入らあなかったんだだ
出なければぱばならないことは
おしんのおかげで 潤右衛門からよこした星紙ぽ
私の株も上がったよ とうくに お前たちに見せたか
覚尼していたからである
おかしな人だ この店 大だんな様...
いつか追い出されるのに (電三) おしんです 参じしんさん
ひらと月前に祝言 拳げました
仕事となると意れちまうのざさ 源右衛門は どぎゃん
ここごをを出るまでに紅約でき 初めてお和貼にかかり束す 生んたのことば究めてよこした
ればな 疹しんでございます かう

(おしん) 人のものになるのに 《電三》 心の優しか娘きんで


(電三) いいんだだ 力だめしぎ お知らせしようと思いながあら リー+ こい ri こい iTma

でも どうして 源右衛門きん 《(玉右衛門) わしから 思いやりのある


機 悪いんだろ 物も言わ世 ご報告ば申し上げ束した 気の利いた人じゃって和え
に...
(大五旋) そんうえ 刺和理は上学か 筆ば
滅ジイには おしんを分かって お清が上京すっと言うとったが 立つ
生作えなかったが しかたないさ 今回は おいが出て来たったい 補いどころか

(大五師) おしんさん 電三もかなわん 商売の腕ぽ
ぐおしんも そろそろこの販を (おしん) はい 乱っとっちゅうてのう
出名る時が来たと思っていた
(大五朗) あんた 小作人の鳩て おなごの行儀作法 たしなみも
ぐいつまでも電三の両親を ね ちゃんと仕込まれとる
だだまし続けられる道理もない (おしん) はい
しろう ことに茶の湯の腕は
(電語) そんなこと どうで 大したもんてたい
また それが も...
つうらくもなっていた (大五分) お前は購っとれ 漏右衛門は普 おいと一緒に
茶の湯を習うたことがあんばぱ
ぐそんなある日のことである おいは おしんさんと い
詳しよっとばぽい
ぐ突然 おしんには見知らぬ この男は おいよりも
ーー人の胃が田含商会を訪れた 今さら言っても ムダたい をその道ば究めた男たい
重の気特は変わらんのだ
んんう その涯右衛門が 宮むっとじゃけ
縁を切られ 飼い出されるのも ん
参久さん... 承知で 一緒になったんですずす I ビー

ぐそれは 佐賀にいる電三の父親 明日にでも ここを出て行きます ただだ あん帰に


田倉大五分であった用 (曲右衛門) 壇ちゃ事 寝めっとじゃけん
(おしん) もしもし 虎子さん?
符 おしんです ジイにも もう おお浦は 電三にハナ薬ば効かさ
がかががかわりの ないこったい れて
申し訳ないけど出がけに ろ 扇ば持っとじゃなかろうかて
健なお客様で 今日は無理だから
せめて おしんなら衝の女房でも そがんこたなかです
屋っとけないお人なんです 附ずかしくないと知ってほしか 定赴に思うたま率のことば...
帰洗いへに話すから った
分かっとお
すみません こらちえてくだださ だだから おしんを
い この家に軍れても来た 涯右衛門はの時から幸会に来て
上落さんにもよろしく おいと一緒に太うなった仲たい
ばぱってん ジイには
電三の父 分からんやった 残念かあ エーューコナ 信
田倉大五郎であった おい まう知っと名

12
届んでおんさったじゃろう
電三のためにならん おなごは 意地野かジイじゃって...ー 電三 女房はな
究めたりしなか 料理の上竹かとが一審たい
変なおなごが師に押しかけて
心廊 ふさわしか嫁と思うて 調たり前のことです 毎日鹿
一緒にきせてくれちゅうて 学紙 ー生 食わあんばらんのにろう
を でも お父様が許してくださると
は うまかと まずかじゃ
小作人の鳩って... そんなこつ 屋わなかったた うんと違うぽい
語うのは剛邊いじゃちゅうての
うれしかった (奄右衛 F) そうですたい
ジライー 大だんな様はお気の宮ですたい

ぼんのことばぽ 大興様は男んごて家の中で
言うたた事でですけん 蕎農様が ここさん
いせやんさった時 使用人ば取りしきるた
おいは 滅右衛門の うまかかも知れんぱってん
則業ば信じたと ジィイを電三さんの
お父さんて思うとるけん 人台所は おなご軍任せで
おお演が反対したぱってん
夫かましい言うて出てきたとは 一緒に飯ば倉おうって 毎日 似たもんぱっかい
則うてくんさった 食べきせられて紅たと
源右衛門に壮理ば
属くをそうと居うて なんて心の優しか人じゃろうと お消は一年の不作たい
胸の痛うなっとったぱんた (電三) お父さん
やって案たじゃ
(太右衛門) 大だんな様... もそう おいがて
違ってるんです たままにゃ言いたか
漏右衛門 お前の言うとおり
一緒になることを許すたい 夕飯の云座ばして お前は こがん かわいか嫁ぽ
出かけんさったあどと もろうて果報者たい
電王とおしんさんが助けおうて
こん店ばぽば立泌にやってくご いつでん ふききんの上に おおしんさきん こっちに来て
とに 了学紙を置いとんさった 一緒に飲まんぱい

お父さん... 料理は温めることてん 和乃は不調法ですから


易くことてん...
お清が何と言おうと (大五師) 涯右衛門
わしゃ 反語はきせん 議むたぴびに 心の
生うたこうなったとばぱんた こがん かわいか女房相衝に
こがん大憲なことば
論にも譲らんぱい 譜にでん 飲むでん 東京じゅゃっけん
できっうこっちゃながか... で藻名こうたい
おおいは それが言いとうて
あって案たと。 ははは... 甘尋様が おそばに 宣三 おいは東京で お前を
ついとどってくんさっラ 秀立させてやりたかったけん
大だんな様
あありがとうございます 訪ちゃ豪は こん店の費用ば お前にやったと
何も心配することはなか
(電三) ジイノノ こいが三男壇にしてやれる
どうがかが訪ちゃまばぱば 示永 おいの和精一杯の はなおむけた
層うとけ 一人になりたか時も う い
動名じゃろう よかよか お頼み申しますばぱい
東京は自由じゃ 本家に気遣いは
幼右入門さきん... 滅ジイー いらん 伸び伸びぴと生きれる

お礼 言おうと届うけどぢ... ニュレビし」 こん店ば盛り立てて


何て言うていいのがか... 東京の暮らしば大寧にすっとた
こごりゃ価格 い
大だんな様に分かっていただけ
て (おしん) 酒田でお祭りに おしんさんと一緒に
まんなこと よかった... ごこしらええるもんですけどう 東京で 財ば中ずおつもりで

(おしん) みんな涯右衛門きん 田舗羊理ばかりで 東京の人間になるつもりやでの


の... お口に合うかどうか
(涯右衛門) ジイて呼んでくん 本当なら 佐賀で祝言の披加ば
さい いんにや 富っところぼってん
これ大したもんばいう

13
お前は東京の人間になるとやけ 科んな... そんなこと
ん (大五郎) そりゃ いかんばぱい
ををれは やめてもよか 卿がここにいて 気に入らないな
ら 電報が来るようじゃから
(電三) はい 卿が出て行きます よっぽど悪かとじゃろう
(大五分) 東京の人を大事にす
るたい [てや人 追い出してまで すくぐ帰ったほうがよか
壮になろうとは居わない
これは おいからの (おしん) んでも...
祝いたい 鞭席様...
療ジイ (大五郎) おしんさん
ごいで 東京の大寧か人とば おいに吉慮はいらんばい
買いて 赴起宴ぼぼ すればぽよ 乃が嫌いでなければ
ここごにいてくだださい お願い おいは おしんさんに会いに来た

します と
半生や的 nt どがんおなごかも よう分かった
(電三) ジイ いてやってくれ
おしんきんに対する おいも明日は
わしの気特じゃ これからは 私のためじゃなくて 帰っとじゃっけんな
参じしんのために いてほしい
おお消に礼はいらんたい せっかく東京へおいでに
源ジイー なったのに そんな...
恒常
臣(電報配轄) 電報です/ (竜三)
生りがとうざございます そうたい おしんが山形へ帰って
はあい も
(妨右衛門) そいでよかと 源右衛門がいてくれるんだ
(電報配電) 電報ですよ
大だんな様が大奥様に内緒で どがん お清が
金ば作んさっとは 大ごとですた (おしん) はい 家ば取り仕切っとっても

人替料しんさんは おいが おらんと
大だんな様のご茜心ば い束すか 決まらんこともあっとばい
無にすっ葉 いかんぱい
稚です おしんさん 何でん気遺わんでよ
源右衛門 か
はい 第名の住所へ行ったら 帰ってあげんさい
ここへ紅っ趣したって
酔っ払う董 ひと言 おおなっけ もしものことが あってみい
ん ご避感かけました 一生 取り返しがつかんばい
余計なことは言わんたい (電報配軒) そいじゃ
(おしん)
はい 申し訳あり豪世ん ありがとうございます んで
も...
よかよか これで安心して 人ぐ山形の父の危餅を知らせる
佐賀きん帰られるぱい 電報であった (源右衛門〉
坊ちゃまのことならば
わしも 大だんな様と ぐそれは 思いがけない幸せに
ジイがついとりますけん
佐賀さん帰りますけん 誕頂天になっていた おしんを
源ジィ ここにいてくれるのる々
滅ジイー いきなり奈香へ突台落とすよう
佐賀へは帰んないでる

わしの役帳も 人知らせであうった まだ ジイでんが
あう終わりましたたい ぐ竜三の父親が 佐賀から お役に立つことの あんないばぱ
上京して来たその夜之 ば
ももうモウログレてしもうて
生とは政鹿になるだだけですた おしんは 山形の父が危篤だとい 源ジイィ
い う
電報を受け取った 私のために いてほしい
(おしん) 酔うったの? 源ジイ
() んにゃ これくらいの潤で ですぐ帰れとの電文であったが 長い間には竜三さんと
ケンカすることもあるでしょ
蕎農様が ついておらるる薄 竜三とおしんのために
参店も安堆 来てくれている竜三の父をラ そんな時 私には源ジイしか
頼りになる人 いないんだもん
ももう何も 居い残すことは そのままにして山形へは帰れな
ながかがですばぱい い 源右衛門 そがんときゃ
おしんは迷った用 おしんさんの記ば持ってやれ

14
田舎の家を建てる金とは違う おしんのおかげだ
たいてい横車押すた 田倉の人間として里帰りさせる
竜三に決まっとるたい んだ 母ちゃん

親父は おなごに甘かけん 私が出すのは当たり前たい おしんです よかったな


そう源ジイィが よこしたんだよ あんちゃん おめでとうございま
お前は 山形さん す
行かんでもよかとる ゆっくり
看病してきたらいい 父ちゃんと母ちゃんが
いや 店があるから... 世話になるけど お願いします
金が足らん時は
そんなこと また送るから 無愛想な入だな
言いよる場合じゃなか
(ふじ) ありがとう 礼儀も何も知らねえ
祝言 済ませたないば ごゼぜえました とんだ嫁が来たもんだ
お前にとって義理の父親じゃろ
うが (医者) 母ちゃん...
何かあったら知らせてこい お父ちゃんに早く顔を
夫婦そろって一緒に すぐ来るがら
帰るとが一番よか あれぇ
お願いするっす みつ姉ちゃんでねえが?
おしんの父親は 私たちが
ー緒になることに反対なんだ おしんノノ (みつ) おしんか?!

申し訳ありません (おしん) 母ちゃん (弟と妹) 姉ちゃん お帰り


(ふじ) 帰って来てくれたのが (おしん) 正助もコウも
竜三さんと一緒に行っても
嫌な思いさせることになるから 電報は打ったんだけんど 見違えたぞ
帰れねえかと思ってた 大きくなって
おしんさんも つらか思いばして
竜三と一緒になったとなあ (おしん) そんなに悪いのか々 (ふじ) 皆 奉公先から
東京では 元気そうだったのに 暇もらって 来てくれたんだ
事情を話して 行ってもいいなら
知らしてくれ すぐ行く受 (ふじ)》 こだなことでもねえと
あれから 体がつれえって 会えねえなんて...
しかし お人称さんの具合によっ 寝込んで... 肝臓が良くねえそ
ちゃ うだ お父つあぁあぁんも喜んだけん
黙ってたぼうがよか ど
酒の飲み過ぎが こたえたんたべ これが最後かもしれねえと思う
病気に障るようなことが 家も建って 気も緩んだんだべな と
あったら いかん
できたのか?! ゆー
佐賀の親父に
喜んでもらえたのに有ラ お父つぁあんが急がせたから (いい)
寿命が分かってたんだべ 今 やっと眠ったとこだ
山形のお父さんにも
喜んでもらいたかったよ (おしん) あんちゃん 父ちゃん...
(庄治) おしんまで呼んだのか
もし持ち直してくれたら 覚昼しておけよ
そんな日も来るんだろうがね 大したことねえのに皆 集めて 医者にも 引導 渡されたんだ
米が足りねえって時に
何とか分かってもらえるように なして父ちゃん
話してみますけど あんちゃん... あんなとこ寝かしてるんだる?

いや 話して かえって おれたちは畑なのに 皆 家の中 せっかく 新しい家 出来たんだ


親不施になることもある で 新しい部屋で寝かせてやってけ
ゴロゴロと トラも面白くねえべ ろ
私 こんなに幸せなのに... よ
お父つあんが ここでええって
甘ってんのは つらいだろうが 庄治の嫁のトラだ 新しい家で死んだら
お父さんの気持も考えて こないだ 祝言 挙げたんだけん
どう あとさ住む者が気持悪いからっ
旅の費用たい て
おしんだ 東京で髪結いして 庄治夫婦に遠慮してるんだべ
(おしん) お金は持ってますか
毎月 銭 送ってくれてるろう
ら ほぼだなバカな 父ちゃんは
(竜三) おしん 家が建ったのも 家建てるのが 一生の願いだった

15
その夢が やっと ここで玲生さしてえのが当たり
果たせたのに 前だ 大きな面されたら迷惑だ
はっきり覚えておいてもらいて
ええって 新しい家で (庄治) おしん えな
やんだ思いして 寝てればうう
父ちゃんが ここで和寝てたら 里だからって
お父つぁあんも看病の方もたま 皆 ここにいられる 当てにされても困るんだ
んねえ
ここなら気朗ねは いらねって おトラさんも看病してくれるベ 父親が死んでも もらう物はねえ
べ 小作なんて黄乏を継ぐようなも
誰に気或ねするんだ? 母ちゃん一人で世話は無理だか んだ
父ちゃんが建てた家でねえが らな
よまぐ分がったただ父ちゃんだ
お前は外に出た人間だ 皆 たまに上帰って来たんだ けは
この家のことで とやかく言うな ここで寝かせるのが 情でねえの ここで寝かしてやる

たとえ お前が 父ちゃんが ええって言ったって
銭 出した家でもだ ほぼだな偉そうなこと 連れて来るのが息子でねえのが
言われる筋合いはねえな
母ちゃん おトラさんだって そうだ
あんちゃん ここに嫁に来たなら
お前は東京へ帰ればええ
んでも おれはうう お前は この家のために "裳の面倒見んのが務めでねえか
いろいろやったかも知んねえ 母家に顔も出さねえで
ここに いらんなんねえ
余計な波風は立ててほしくねえ おれも同じだ _ 家のために やかましい小千いるなんて
できねえ辛抱もしてきた 聞いてなかったよ
久しぶりだ 皆でお茶でも
飲んで 話したらどうだ? この家の跡など取りたくも て ae
ねえのに継がされて 汗計カル久下はへ...
(おしん》
皆 いつ帰って来たの? 家の、軒 もらったって よそさ出た者にまで
(みつ) 昨日 犠牲を考えたら足りねえぐらい 言われるなんて

タダタベはどこで寝たの? この家の嫁 勤まらね
紀と ここで寝た この上 長男だからって 姉弟の 里さ 帰してもらいてえ
世話させられたら 引き合わねえ
なして新しい家 泊めてやんねん べ お父つぁんが死んだらば
だ もう つきあうことは ねんだか
何年かぶりで帰ったんでねえが だからって 追い返せもしねえ ら
飯も食わさんなんねんだ
お父つあんが ここで寝てんだ の(ってにて)全てと
いつ容体 変わるか... その米は誰が作ってるってんだ
それを当たり前みたいな面して お父つあぁあんが呼んでる
おれ そんなつもりで
金 送ったんでねえ それでも おれもトラも (おしん) 和目 覚めたのが々?
黙ってるんだぞ
(おしん) こんなことだった 父ちゃん
ら... それだけでも ありがたいと
(ふじ) おしん 思ってもらいてえな おしん... お前
よく帰って来てくれたなあ
おしんノノ この隙だから言っとくけんど
お前が送ってきた壮は ぐ父の弱々しい ほほ笑みを見て
(トラ) 何か用が?
お父つぁあんが懐さ入れて おしんは父への恨みや憎悪が
(庄治) 何だ 一度に消えていた
黙って あがり込んで 自分で作った借金ば払って
この家ば建てたんだ ぐこの人は何のために
自分の家に入るのに 生まれてきたのだろうか...有
断ることはねえべベラ お前が送ったのは おれにではね
え ぐてそう思うと
父ちゃん移すから 手 貸してけ お父つぁんにだ 父が哀れでならなかった

(庄治〉) 何だ やぶから棒に おれは お父つぁあんから この
家を
父ちゃんが 楽しみにしてた家だ もらった お前には何の義理もね

16
At a glance I can distinguish China from Arizona. If one
THE LITTLE PRINCE gets lost in the night, such knowledge is valuable.

In the course of this life I have had a great many


To Léon Werth encounters with a great many people who have been
concerned with matters of consequence. I have lived a
I ask the indulgence of the children who may read this great deal among grown-ups. I have seen them
book for dedicating it to a grown-up. I have a serious intimately, close at hand. And that hasn't much
reason: he is the best friend I have in the world. I have improved my opinion of them.
another reason: this grown-up understands everything,
even books about children. I have a third reason: he Whenever I met one of them who seemed to me at all
lives in France where he is hungry and cold. He needs clear-sighted, I tried the experiment of showing him my
cheering up. If all these reasons are not enough, I will Drawing Number One, which I have always kept. I would
dedicate the book to the child from whom this grown-up try to find out, so, if this was a person of true
grew. All grown-ups were once children — although few understanding. But, whoever it was, he, or she, would
of them remember it. And so I correct my dedication: always say:

To Léon Werth when he was a little boy "That is a hat."

Then I would never talk to that person about boa


I constrictors, or primeval forests, or stars. I would bring
myself down to his level. I would talk to him about
Once when I was six years old I saw a magnificent bridge, and golf, and politics, and neckties. And the
picture in a book, called True Stories from Nature, about grown-up would be greatly pleased to have met such a
the primeval forest. It was a picture of a boa constrictor sensible man.
in the act of swallowing an animal. Here is a copy of the
drawing.
II
In the book it said: "Boa constrictors swallow their prey
whole, without chewing it. After that they are not able So I lived my life alone, without anyone that I could
to move, and they sleep through the six months that really talk to, until I had an accident with my plane in the
they need for digestion." Desert of Sahara, six years ago. Something was broken
in my engine. And as I had with me neither a mechanic
I pondered deeply, then, over the adventures of the nor any passengers, I set myself to attempt the difficult
jungle. And after some work with a colored pencil I repairs all alone. It was a question of life or death for
succeeded in making my first drawing. My Drawing me: I had scarcely enough drinking water to last a week.
Number One. It looked something like this: I showed my
masterpiece to the grown-ups, and asked them whether The first night, then, I went to sleep on the sand, a
the drawing frightened them. But they answered: thousand miles from any human habitation. I was more
"Frighten? Why should any one be frightened by a hat?" isolated than a shipwrecked sailor on a raft in the middle
of the ocean. Thus you can imagine my amazement, at
My drawing was not a picture of a hat. It was a picture sunrise, when I was awakened by an odd little voice. It
of a boa constrictor digesting an elephant. But since the said:
grown-ups were not able to understand it, I made
another drawing: I drew the inside of a boa constrictor, "If you please — draw me a sheep!"
so that the grown-ups could see it clearly. They always
need to have things explained. My Drawing Number "What!"
Two looked like this:
"Draw me a sheep!"
The grown-ups' response, this time, was to advise me to
lay aside my drawings of boa constrictors, whether from I jumped to my feet, completely thunderstruck. I blinked
the inside or the outside, and devote myself instead to my eyes hard. I looked carefully all around me. And I
geography, history, arithmetic, and grammar. That is saw a most extraordinary small person, who stood there
why, at the age of six, I gave up what might have been a examining me with great seriousness. Here you may see
magnificent career as a painter. I had been disheartened the best portrait that, later, I was able to make of him.
by the failure of my Drawing Number One and my But my drawing is certainly very much less charming
Drawing Number Two. Grown-ups never understand than its model.
anything by themselves, and it is tiresome for children
to be always and forever explaining things to them. That, however, is not my fault. The grown-ups
discouraged me in my painter's career when I was six
So then I chose another profession, and learned to pilot years old, and I never learned to draw anything, except
airplanes. I have flown a little over all parts of the world; boas from the outside and boas from the inside.
and it is true that geography has been very useful to me.

1
Now I stared at this sudden apparition with my eyes By this time my patience was exhausted, because I was
fairly starting out of my head in astonishment. in a hurry to start taking my engine apart. So I tossed off
Remember, I had crashed in the desert a thousand miles this drawing.
from any inhabited region. And yet my little man
seemed neither to be straying uncertainly among the And I threw out an explanation with it.
sands, nor to be fainting from fatigue or hunger or thirst
or fear. Nothing about him gave any suggestion of a "This is only his box. The sheep you asked for is inside."
child lost in the middle of the desert, a thousand miles
from any human habitation. When at last I was able to I was very surprised to see a light break over the face of
speak, I said to him: my young judge:

"But — what are you doing here?" "That is exactly the way I wanted it! Do you think that
this sheep will have to have a great deal of grass?"
And in answer he repeated, very slowly, as if he were "Why?" "Because where I live everything is very small..."
speaking of a matter of great consequence: "There will surely be enough grass for him," I said. "It is
a very small sheep that I have given you."
"If you please — draw me a sheep..."
He bent his head over the drawing.
When a mystery is too overpowering, one dare not
disobey. Absurd as it might seem to me, a thousand "Not so small that — Look! He has gone to sleep..." And
miles from any human habitation and in danger of that is how I made the acquaintance of the little prince.
death, I took out of my pocket a sheet of paper and my
fountain-pen. But then I remembered how my studies
had been concentrated on geography, history, III
arithmetic and grammar, and I told the little chap (a
little crossly, too) that I did not know how to draw. He It took me a long time to learn where he came from. The
answered me: little prince, who asked me so many questions, never
seemed to hear the ones I asked him. It was from words
"That doesn't matter. Draw me a sheep..." dropped by chance that, little by little, everything was
revealed to me.
But I had never drawn a sheep. So I drew for him one of
the two pictures I had drawn so often. It was that of the The first time he saw my airplane, for instance (I shall
boa constrictor from the outside. And I was astounded not draw my airplane; that would be much too
to hear the little fellow greet it with: complicated for me), he asked me:

"No, no, no! I do not want an elephant inside a boa "What is that object?"
constrictor. A boa constrictor is a very dangerous
creature, and an elephant is very cumbersome. Where I "That is not an object. It flies. It is an airplane. It is my
live, everything is very small. What I need is a sheep. airplane."
Draw me a sheep."
And I was proud to have him learn that I could fly. He
So then I made a drawing. cried out, then:

He looked at it carefully, then he said: "What! You dropped down from the sky?"

"No. This sheep is already very sickly. Make me "Yes," I answered, modestly.
another."
"Oh! That is funny!"
So I made another drawing.
And the little prince broke into a lovely peal of laughter,
My friend smiled gently and indulgently. which irritated me very much. I like my misfortunes to
be taken seriously. Then he added: "So you, too, come
"You see yourself," he said, "that this is not a sheep. This from the sky! Which is your planet?"
is a ram. It has horns."
At that moment I caught a gleam of light in the
So then I did my drawing over once more. impenetrable mystery of his presence; and I demanded,
abruptly:
But it was rejected too, just like the others.
"Do you come from another planet?"
"This one is too old. I want a sheep that will live a long
time." But he did not reply. He tossed his head gently, without
taking his eyes from my plane:

2
"It is true that on that you can't have come from very far
away..." On making his discovery, the astronomer had presented
it to the International Astronomical Congress, in a great
And he sank into a reverie, which lasted a long time. demonstration. But he was in Turkish costume, and so
Then, taking my sheep out of his pocket, he buried nobody would believe what he said.
himself in the contemplation of his treasure.
Grown-ups are like that...
You can imagine how my curiosity was aroused by this
half-confidence about the "other planets." I made a Fortunately, however, for the reputation of Asteroid B-
great effort, therefore, to find out more on this subject. 612, a Turkish dictator made a law that his subjects,
under pain of death, should change to European
"My little man, where do you come from? What is this costume. So in 1920 the astronomer gave his
'where I live,' of which you speak? Where do you want demonstration all over again, dressed with impressive
to take your sheep?" After a reflective silence he style and elegance. And this time everybody accepted
answered: his report. If I have told you these details about the
asteroid, and made a note of its number for you, it is on
"The thing that is so good about the box you have given account of the grown-ups and their ways. When you tell
me is that at night he can use it as his house." "That is them that you have made a new friend, they never ask
so. And if you are good I will give you a string, too, so you any questions about essential matters. They never
that you can tie him during the day, and a post to tie say to you, "What does his voice sound like? What
him to." But the little prince seemed shocked by this games does he love best? Does he collect butterflies?"
offer: Instead, they demand: "How old is he? How many
brothers has he? How much does he weigh? How much
"Tie him! What a queer idea!" money does his father make?" Only from these figures
do they think they have learned anything about him.
"But if you don't tie him," I said, "he will wander off
somewhere, and get lost." If you were to say to the grown-ups: "I saw a beautiful
house made of rosy brick, with geraniums in the
My friend broke into another peal of laughter: windows and doves on the roof," they would not be able
to get any idea of that house at all. You would have to
"But where do you think he would go?" "Anywhere. say to them: "I saw a house that cost $20,000." Then
Straight ahead of him." they would exclaim: "Oh, what a pretty house that is!"

Then the little prince said, earnestly: Just so, you might say to them: "The proof that the little
prince existed is that he was charming, that he laughed,
"That doesn't matter. Where I live, everything is so and that he was looking for a sheep. If anybody wants a
small!" sheep, that is a proof that he exists." And what good
would it do to tell them that? They would shrug their
And, with perhaps a hint of sadness, he added: "Straight shoulders, and treat you like a child. But if you said to
ahead of him, nobody can go very far..." them: "The planet he came from is Asteroid B-612,"
then they would be convinced, and leave you in peace
from their questions.
IV They are like that. One must not hold it against them.
Children should always show great forbearance toward
I had thus learned a second fact of great importance: grown-up people. But certainly, for us who understand
this was that the planet the little prince came from was life, figures are a matter of indifference. I should have
scarcely any larger than a house! liked to begin this story in the fashion of the fairy-tales. I
should have like to say: "Once upon a time there was a
But that did not really surprise me much. I knew very little prince who lived on a planet that was scarcely any
well that in addition to the great planets such as the bigger than himself, and who had need of a sheep..."
Earth, Jupiter, Mars, Venus — to which we have given
names, there are also hundreds of others, some of To those who understand life, that would have given a
which are so small that one has a hard time seeing them much greater air of truth to my story.
through the telescope. When an astronomer discovers
one of these he does not give it a name, but only a For I do not want any one to read my book carelessly. I
number. He might call it, for example, "Asteroid 325". I have suffered too much grief in setting down these
have serious reason to believe that the planet from memories. Six years have already passed since my friend
which the little prince came is the asteroid known as B- went away from me, with his sheep. If I try to describe
612. him here, it is to make sure that I shall not forget him.
To forget a friend is sad. Not every one has had a friend.
This asteroid has only once been seen through the And if I forget him, I may become like the grown-ups
telescope. That was by a Turkish astronomer, in 1909. who are no longer interested in anything but figures...

3
It is for that purpose, again, that I have bought a box of He answered me at once, "Oh, come, come!", as if he
paints and some pencils. It is hard to take up drawing were speaking of something that was self-evident. And I
again at my age, when I have never made any pictures was obliged to make a great mental effort to solve this
except those of the boa constrictor from the outside and problem, without any assistance.
the boa constrictor from the inside, since I was six. I
shall certainly try to make my portraits as true to life as Indeed, as I learned, there were on the planet where the
possible. But I am not at all sure of success. One drawing little prince lived — as on all planets good plants and
goes along all right, and another has no resemblance to bad plants. In consequence, there were good seeds from
its subject. I make some errors, too, in the little prince's good plants, and bad seeds from bad plants. But seeds
height: in one place he is too tall and in another too are invisible. They sleep deep in the heart of the earth's
short. And I feel some doubts about the color of his darkness, until some one among them is seized with the
costume. So I fumble along as best I can, now good, now desire to awaken. Then this little seed will stretch itself
bad, and I hope generally fair-to-middling. and begin — timidly at first — to push a charming little
sprig inoffensively upward toward the sun. If it is only a
In certain more important details I shall make mistakes, sprout of radish or the sprig of a rose-bush, one would
also. But that is something that will not be my fault. My let it grow wherever it might wish. But when it is a bad
friend never explained anything to me. He thought, plant, one must destroy it as soon as possible, the very
perhaps, that I was like himself. But I, alas, do not know first instant that one recognizes it.
how to see sheep through the walls of boxes. Perhaps I
am a little like the grown-ups. I have had to grow old. Now there were some terrible seeds on the planet that
was the home of the little prince; and these were the
seeds of the baobab. The soil of that planet was infested
V with them. A baobab is something you will never, never
be able to get rid of if you attend to it too late. It
As each day passed I would learn, in our talk, something spreads over the entire planet. It bores clear through it
about the little prince's planet, his departure from it, his with its roots. And if the planet is too small, and the
journey. The information would come very slowly, as it baobabs are too many, they split it in pieces... "It is a
might chance to fall from his thoughts. It was in this way question of discipline," the little prince said to me later
that I heard, on the third day, about the catastrophe of on. "When you've finished your own toilet in the
the baobabs. morning, then it is time to attend to the toilet of your
planet, just so, with the greatest care. You must see to it
This time, once more, I had the sheep to thank for it. For that you pull up regularly all the baobabs, at the very
the little prince asked me abruptly — as if seized by a first moment when they can be distinguished from the
grave doubt — "It is true, isn't it, that sheep eat little rosebushes which they resemble so closely in their
bushes?" earliest youth. It is very tedious work," the little prince
added, "but very easy."
"Yes, that is true."
And one day he said to me: "You ought to make a
"Ah! I am glad!" beautiful drawing, so that the children where you live
can see exactly how all this is. That would be very useful
I did not understand why it was so important that sheep to them if they were to travel some day. Sometimes," he
should eat little bushes. But the little prince added: added, "there is no harm in putting off a piece of work
until another day. But when it is a matter of baobabs,
"Then it follows that they also eat baobabs?" that always means a catastrophe. I knew a planet that
was inhabited by a lazy man. He neglected three little
I pointed out to the little prince that baobabs were not bushes..." So, as the little prince described it to me, I
little bushes, but, on the contrary, trees as big as castles; have made a drawing of that planet. I do not much like
and that even if he took a whole herd of elephants away to take the tone of a moralist. But the danger of the
with him, the herd would not eat up one single baobab. baobabs is so little understood, and such considerable
The idea of the herd of elephants made the little prince risks would be run by anyone who might get lost on an
laugh. asteroid, that for once I am breaking through my
reserve. "Children," I say plainly, "watch out for the
"We would have to put them one on top of the other," baobabs!" My friends, like myself, have been skirting
he said. this danger for a long time, without ever knowing it; and
so it is for them that I have worked so hard over this
But he made a wise comment: drawing. The lesson which I pass on by this means is
worth all the trouble it has cost me.
"Before they grow so big, the baobabs start out by being
little." Perhaps you will ask me, "Why are there no other
drawing in this book as magnificent and impressive as
"That is strictly correct," I said. "But why do you want this drawing of the baobabs?" The reply is simple. I have
the sheep to eat the little baobabs?" tried. But with the others I have not been successful.

4
When I made the drawing of the baobabs I was carried
beyond myself by the inspiring force of urgent necessity. "Yes, even flowers that have thorns."

"Then the thorns — what use are they?"


VI
I did not know. At that moment I was very busy trying to
Oh, little prince! Bit by bit I came to understand the unscrew a bolt that had got stuck in my engine. I was
secrets of your sad little life... For a long time you had very much worried, for it was becoming clear to me that
found your only entertainment in the quiet pleasure of the breakdown of my plane was extremely serious. And I
looking at the sunset. I learned that new detail on the had so little drinking-water left that I had to fear for the
morning of the fourth day, when you said to me: worst.

"I am very fond of sunsets. Come, let us go look at a "The thorns — what use are they?" The little prince
sunset now." never let go of a question, once he had asked it. As for
me, I was upset over that bolt. And I answered with the
"But we must wait," I said. first thing that came into my head:

"Wait? For what?" "The thorns are of no use at all. Flowers have thorns just
for spite!"
"For the sunset. We must wait until it is time."
"Oh!"
At first you seemed to be very much surprised. And then
you laughed to yourself. You said to me: There was a moment of complete silence. Then the little
prince flashed back at me, with a kind of resentfulness:
"I am always thinking that I am at home!"
"I don't believe you! Flowers are weak creatures. They
Just so. Everybody knows that when it is noon in the are naïve. They reassure themselves as best they can.
United States the sun is setting over France. If you could They believe that their thorns are terrible weapons..."
fly to France in one minute, you could go straight into
the sunset, right from noon. Unfortunately, France is too I did not answer. At that instant I was saying to myself:
far away for that. But on your tiny planet, my little "If this bolt still won't turn, I am going to knock it out
prince, all you need do is move your chair a few steps. with the hammer." Again the little prince disturbed my
You can see the day end and the twilight falling thoughts:
whenever you like...
"And you actually believe that the flowers — "
"One day," you said to me, "I saw the sunset fortyfour
times!" "Oh, no!" I cried. "No, no, no! I don't believe anything. I
answered you with the first thing that came into my
And a little later you added: head. Don't you see — I am very busy with matters of
consequence!"
"You know — one loves the sunset, when one is so
sad..." He stared at me, thunderstruck. "Matters of
consequence!"
"Were you so sad, then?" I asked, "on the day of the
forty-four sunsets?" But the little prince made no reply. He looked at me there, with my hammer in my hand, my
fingers black with engine-grease, bending down over an
object which seemed to him extremely ugly...
VII "You talk just like the grown-ups!"

On the fifth day — again, as always, it was thanks to the That made me a little ashamed. But he went on,
sheep — the secret of the little prince's life was revealed relentlessly:
to me. Abruptly, without anything to lead up to it, and
as if the question had been born of long and silent "You mix everything up together... You confuse
meditation on his problem, he demanded: everything..."

"A sheep — if it eats little bushes, does it eat flowers, He was really very angry. He tossed his golden curls in
too?" the breeze.

"A sheep," I answered, "eats anything it finds in its "I know a planet where there is a certain red-faced
reach." gentleman. He has never smelled a flower. He has never
looked at a star. He has never loved any one. He has
"Even flowers that have thorns?" never done anything in his life but add up figures. And

5
all day he says over and over, just like you: 'I am busy small sprout which was not like any other small sprouts
with matters of consequence!' And that makes him swell on his planet. It might, you see, have been a new kind of
up with pride. But he is not a man — he is a mushroom!" baobab.

"A what?" The shrub soon stopped growing, and began to get
ready to produce a flower. The little prince, who was
"A mushroom!" present at the first appearance of a huge bud, felt at
once that some sort of miraculous apparition must
The little prince was now white with rage. "The flowers emerge from it. But the flower was not satisfied to
have been growing thorns for millions of years. For complete the preparations for her beauty in the shelter
millions of years the sheep have been eating them just of her green chamber. She chose her colors with the
the same. And is it not a matter of consequence to try to greatest care. She dressed herself slowly. She adjusted
understand why the flowers go to so much trouble to her petals one by one. She did not wish to go out into
grow thorns which are never of any use to them? Is the the world all rumpled, like the field poppies. It was only
warfare between the sheep and the flowers not in the full radiance of her beauty that she wished to
important? Is this not of more consequence than a fat appear. Oh, yes! She was a coquettish creature! And her
red-faced gentleman's sums? And if I know — I, myself mysterious adornment lasted for days and days.
one flower which is unique in the world, which grows
nowhere but on my planet, but which one little sheep Then one morning, exactly at sunrise, she suddenly
can destroy in a single bite some morning, without even showed herself.
noticing what he is doing Oh! You think that is not
important!" And, after working with all this painstaking precision,
she yawned and said:
His face turned from white to red as he continued: "If
some one loves a flower, of which just one single "Ah! I am scarcely awake. I beg that you will excuse me.
blossom grows in all the millions and millions of stars, it My petals are still all disarranged..." But the little prince
is enough to make him happy just to look at the stars. could not restrain his admiration:
He can say to himself, 'Somewhere, my flower is there...'
But if the sheep eats the flower, in one moment all his "Oh! How beautiful you are!"
stars will be darkened... And you think that is not
important!" "Am I not?" the flower responded, sweetly. "And I was
born at the same moment as the sun..." The little prince
He could not say anything more. His words were choked could guess easily enough that she was not any too
by sobbing. modest — but how moving — and exciting — she was!

The night had fallen. I had let my tools drop from my "I think it is time for breakfast," she added an instant
hands. Of what moment now was my hammer, my bolt, later. "If you would have the kindness to think of my
or thirst, or death? On one star, one planet, my planet, needs ... "
the Earth, there was a little prince to be comforted. I
took him in my arms, and rocked him. I said to him: And the little prince, completely abashed, went to look
for a sprinkling-can of fresh water. So, he tended the
"The flower that you love is not in danger. I will draw flower. So, too, she began very quickly to torment him
you a muzzle for your sheep. I will draw you a railing to with her vanity — which was, if the truth be known, a
put around your flower. I will " little difficult to deal with. One day, for instance, when
she was speaking of her four thorns, she said to the little
I did not know what to say to him. I felt awkward and prince:
blundering. I did not know how I could reach him, where
I could overtake him and go on hand in hand with him "Let the tigers come with their claws!" "There are no
once more. tigers on my planet," the little prince objected. "And,
anyway, tigers do not eat weeds."
It is such a secret place, the land of tears.
"I am not a weed," the flower replied, sweetly.

VIII "Please excuse me..."

I soon learned to know this flower better. On the little "I am not at all afraid of tigers," she went on, "but I have
prince's planet the flowers had always been very simple. a horror of drafts. I suppose you wouldn't have a screen
They had only one ring of petals; they took up no room for me?"
at all; they were a trouble to nobody. One morning they
would appear in the grass, and by night they would have "A horror of drafts — that is bad luck, for a plant,"
faded peacefully away. But one day, from a seed blown remarked the little prince, and added to himself, "This
from no one knew where, a new flower had come up; flower is a very complex creature..." "At night I want you
and the little prince had watched very closely over this

6
to put me under a glass globe. It is very cold where you
live. In the place I came from ... " But she made no answer.

But she interrupted herself at that point. She had come "Goodbye," he said again.
in the form of a seed. She could not have known
anything of any other worlds. Embarrassed over having The flower coughed. But it was not because she had a
let herself be caught on the verge of such a naïve cold.
untruth, she coughed two or three times, in order to put
the little prince in the wrong. "I have been silly," she said to him, at last. "I ask your
forgiveness. Try to be happy..."
"The screen?"
He was surprised by this absence of reproaches. He
"I was just going to look for it when you spoke to me..." stood there all bewildered, the glass globe held arrested
in mid-air. He did not understand this quiet sweetness.
Then she forced her cough a little more so that he
should suffer from remorse just the same. So the little "Of course I love you," the flower said to him. "It is my
prince, in spite of all the good will that was inseparable fault that you have not known it all the while. That is of
from his love, had soon come to doubt her. He had no importance. But you — you have been just as foolish
taken seriously words which were without importance, as I. Try to be happy... Let the glass globe be. I don't
and it made him very unhappy. "I ought not to have want it any more."
listened to her," he confided to me one day. "One never
ought to listen to the flowers. One should simply look at "But the wind — "
them and breathe their fragrance. Mine perfumed all
my planet. But I did not know how to take pleasure in all "My cold is not so bad as all that... The cool night air will
her grace. This tale of claws, which disturbed me so do me good. I am a flower."
much, should only have filled my heart with tenderness
and pity." "But the animals — "

And he continued his confidences: "Well, I must endure the presence of two or three
caterpillars if I wish to become acquainted with the
"The fact is that I did not know how to understand butterflies. It seems that they are very beautiful. And if
anything! I ought to have judged by deeds and not by not the butterflies — and the caterpillars who will call
words. She cast her fragrance and her radiance over me. upon me? You will be far away... As for the large animals
I ought never to have run away from her... I ought to — I am not at all afraid of any of them. I have my claws."
have guessed all the affection that lay behind her poor
little stratagems. Flowers are so inconsistent! But I was And, naïvely, she showed her four thorns. Then she
too young to know how to love her..." added:

"Don't linger like this. You have decided to go away.


IX Now go!"

I believe that for his escape he took advantage of the For she did not want him to see her crying. She was such
migration of a flock of wild birds. On the morning of his a proud flower.
departure he put his planet in perfect order. He carefully
cleaned out his active volcanoes. He possessed two
active volcanoes; and they were very convenient for X
heating his breakfast in the morning. He also had one
volcano that was extinct. But, as he said, "One never He found himself in the neighborhood of the asteroids
knows!" So he cleaned out the extinct volcano, too. If 325, 326, 327, 328, 329, and 330. He began, therefore,
they are well cleaned out, volcanoes burn slowly and by visiting them, in order to add to his knowledge.
steadily, without any eruptions. Volcanic eruptions are
like fires in a chimney. The first of them was inhabited by a king. Clad in royal
purple and ermine, he was seated upon a throne which
On our earth we are obviously much too small to clean was at the same time both simple and majestic.
out our volcanoes. That is why they bring no end of
trouble upon us. The little prince also pulled up, with a "Ah! Here is a subject," exclaimed the king, when he saw
certain sense of dejection, the last little shoots of the the little prince coming.
baobabs. He believed that he would never want to
return. But on this last morning all these familiar tasks And the little prince asked himself:
seemed very precious to him. And when he watered the
flower for the last time, and prepared to place her under "How could he recognize me when he had never seen
the shelter of her glass globe, he realized that he was me before?"
very close to tears. "Goodbye," he said to the flower.

7
He did not know how the world is simplified for kings. To "Over all that?" asked the little prince.
them, all men are subjects.
"Over all that," the king answered.
"Approach, so that I may see you better," said the king,
who felt consumingly proud of being at last a king over For his rule was not only absolute: it was also universal.
somebody.
"And the stars obey you?" "Certainly they do," the king
The little prince looked everywhere to find a place to sit said. "They obey instantly. I do not permit
down; but the entire planet was crammed and insubordination."
obstructed by the king's magnificent ermine robe. So he
remained standing upright, and, since he was tired, he Such power was a thing for the little prince to marvel at.
yawned. If he had been master of such complete authority, he
would have been able to watch the sunset, not forty-
"It is contrary to etiquette to yawn in the presence of a four times in one day, but seventy-two, or even a
king," the monarch said to him. "I forbid you to do so." hundred, or even two hundred times, without ever
having to move his chair. And because he felt a bit sad
"I can't help it. I can't stop myself," replied the little as he remembered his little planet which he had
prince, thoroughly embarrassed. "I have come on a long forsaken, he plucked up his courage to ask the king a
journey, and I have had no sleep..." favor:

"Ah, then," the king said. "I order you to yawn. It is years "I should like to see a sunset... Do me that kindness...
since I have seen anyone yawning. Yawns, to me, are Order the sun to set..."
objects of curiosity. Come, now! Yawn again! It is an
order." "If I ordered a general to fly from one flower to another
like a butterfly, or to write a tragic drama, or to change
"That frightens me… I cannot, any more…” murmured himself into a sea bird, and if the general did not carry
the little prince, now completely abashed. out the order that he had received, which one of us
would be in the wrong?" the king demanded. "The
"Hum! Hum!" replied the king. "Then I — I order you general, or myself?"
sometimes to yawn and sometimes to — "
"You," said the little prince firmly.
He sputtered a little, and seemed vexed.
"Exactly. One must require from each one the duty
For what the king fundamentally insisted upon was that which each one can perform," the king went on.
his authority should be respected. He tolerated no "Accepted authority rests first of all on reason. If you
disobedience. He was an absolute monarch. But, ordered your people to go and throw themselves into
because he was a very good man, he made his orders the sea, they would rise up in revolution. I have the right
reasonable. to require obedience because my orders are
reasonable."
"If I ordered a general," he would say, by way of
example, "if I ordered a general to change himself into a "Then my sunset?" the little prince reminded him: for he
sea bird, and if the general did not obey me, that would never forgot a question once he had asked it.
not be the fault of the general. It would be my fault."
"You shall have your sunset. I shall command it. But,
"May I sit down?" came now a timid inquiry from the according to my science of government, I shall wait until
little prince. conditions are favorable." "When will that be?" inquired
the little prince.
"I order you to do so," the king answered him, and
majestically gathered in a fold of his ermine mantle. "Hum! Hum!" replied the king; and before saying
anything else he consulted a bulky almanac. "Hum!
But the little prince was wondering... The planet was Hum! That will be about — about — that will be this
tiny. Over what could this king really rule? evening about twenty minutes to eight. And you will see
how well I am obeyed!"
"Sire," he said to him, "I beg that you will excuse my
asking you a question — " "I order you to ask me a The little prince yawned. He was regretting his lost
question," the king hastened to assure him. sunset. And then, too, he was already beginning to be a
little bored.
"Sire — over what do you rule?" "Over everything," said
the king, with magnificent simplicity. "I have nothing more to do here," he said to the king.
"So I shall set out on my way again."
"Over everything?" The king made a gesture, which took
in his planet, the other planets, and all the stars. "Do not go," said the king, who was very proud of having
a subject. "Do not go. I will make you a Minister!"

8
XI
"Minister of what?"
The second planet was inhabited by a conceited man.
"Minster of — of Justice!"
"Ah! Ah! I am about to receive a visit from an admirer!"
"But there is nobody here to judge!" he exclaimed from afar, when he first saw the little
prince coming. For, to conceited men, all other men are
"We do not know that," the king said to him. "I have not admirers. "Good morning," said the little prince. "That is
yet made a complete tour of my kingdom. I am very old. a queer hat you are wearing."
There is no room here for a carriage. And it tires me to
walk." "It is a hat for salutes," the conceited man replied. "It is
to raise in salute when people acclaim me.
"Oh, but I have looked already!" said the little prince, Unfortunately, nobody at all ever passes this way."
turning around to give one more glance to the other
side of the planet. On that side, as on this, there was "Yes?" said the little prince, who did not understand
nobody at all... what the conceited man was talking about.

"Then you shall judge yourself," the king answered. "Clap your hands, one against conceited man now
"that is the most difficult thing of all. It is much more directed him.
difficult to judge oneself than to judge others. If you
succeed in judging yourself rightly, then you are indeed the other," the
a man of true wisdom."
The little prince clapped his hands. The conceited man
"Yes," said the little prince, "but I can judge myself raised his hat in a modest salute.
anywhere. I do not need to live on this planet."
"This is more entertaining than the visit to the king," the
"Hum! Hum!" said the king. "I have good reason to little prince said to himself. And he began again to clap
believe that somewhere on my planet there is an old rat. his hands, one against the other. The conceited man
I hear him at night. You can judge this old rat. From time again raised his hat in salute.
to time you will condemn him to death. Thus his life will
depend on your justice. But you will pardon him on each After five minutes of this exercise the little prince grew
occasion; for he must be treated thriftily. He is the only tired of the game's monotony.
one we have."
"And what should one do to make the hat come down?"
"I," replied the little prince, "do not like to condemn he asked.
anyone to death. And now I think I will go on my way."
But the conceited man did not hear him. Conceited
"No," said the king. people never hear anything but praise. "Do you really
admire me very much?” he demanded of the little
But the little prince, having now completed his prince.
preparations for departure, had no wish to grieve the
old monarch. "What does that mean — 'admire'?"

"If Your Majesty wishes to be promptly obeyed," he said, "To admire means that you regard me as the
"he should be able to give me a reasonable order. He handsomest, the best-dressed, the richest, and the most
should be able, for example, to order me to be gone by intelligent man on this planet."
the end of one minute. It seems to me that conditions
are favorable..." "But you are the only man on your planet!"

As the king made no answer, the little prince hesitated a "Do me this kindness. Admire me just the same." "I
moment. Then, with a sigh, he took his leave. admire you," said the little prince, shrugging his
shoulders slightly, "but what is there in that to interest
"I make you my Ambassador," the king called out, you so much?" And the little prince went away.
hastily.
"The grown-ups are certainly very odd," he said to
He had a magnificent air of authority. himself, as he continued on his journey.

"The grown-ups are very strange," the little prince said


to himself, as he continued on his journey.

9
XII "Five-hundred-and-one million what?" repeated the
little prince, who never in his life had let go of a question
The next planet was inhabited by a tippler. This was a once he had asked it.
very short visit, but it plunged the little prince into deep
dejection. The businessman raised his head.

"What are you doing there?" he said to the tippler, "During the fifty-four years that I have inhabited this
whom he found settled down in silence before a planet, I have been disturbed only three times. The first
collection of empty bottles and also a collection of full time was twenty-two years ago, when some giddy goose
bottles. fell from goodness knows where. He made the most
frightful noise that resounded all over the place, and I
I am drinking," replied the tippler, with a lugubrious air. made four mistakes in my addition. The second time,
eleven years ago, I was disturbed by an attack of
"Why are you drinking?" demanded the little prince. rheumatism. I don't get enough exercise. I have no time
for loafing. The third time — well, this is it! I was saying,
"So that I may forget," replied the tippler. then, five-hundred-and-one millions — "

"Forget what?" inquired the little prince, already was "Millions of what?"
sorry for him.
The businessman suddenly realized that there was no
who hope of being left in peace until he answered this
question.
"Forget that I am ashamed," the tippler confessed,
hanging his head. "Millions of those little objects," he said, "which one
sometimes sees in the sky."
"Ashamed of what?" insisted the little prince, who
wanted to help him. "Flies?" "Oh, no. Little glittering objects."

"Ashamed of drinking!" The tippler brought his speech "Bees?" "Oh, no. Little golden objects that set lazy men
to an end, and shut himself up in an impregnable to idle dreaming. As for me, I am concerned with
silence. matters of consequence. There is no time for idle
dreaming in my life."
And the little prince went away, puzzled.
"Ah! You mean the stars?" "Yes, that's it. The stars."
"The grown-ups are certainly very, very odd," he said to
himself, as he continued on his journey. "And what do you do with five-hundred millions of
stars?" "Five-hundred-and-one million, six-
hundredtwenty-two thousand, seven-hundred-thirty-
one. I am concerned with matters of consequence: I am
XIII accurate."
The fourth planet belonged to a businessman. This man "And what do you do with these stars?" "What do I do
was so much occupied that he did not even raise his with them?" "Yes."
head at the little prince's arrival.
"Nothing. I own them."
"Good morning," the little prince said to him. "Your
cigarette has gone out." "You own the stars?" "Yes."

"Three and two make five. Five and seven make twelve. "But I have already seen a king who — " "Kings do not
Twelve and three make fifteen. Good morning. Fifteen own, they reign over. It is a very different matter."
and seven make twenty-two. Twenty-two and six make
twenty-eight. I haven't time to light it again. Twenty-six "And what good does it do you to own the stars?" "It
and five make thirty-one. Phew! Then that makes five- does me the good of making me rich."
hundred- and-one million, six-hundred-twenty-two-
thousand, seven-hundred-thirty-one." "And what good does it do you to be rich?" "It makes it
possible for me to buy more stars, if any are
"Five hundred million what?" asked the little prince. discovered."

"Eh? Are you still there? Five-hundred-and-one million "This man," the little prince said to himself, "reasons a
— I can't stop... I have so much to do! I am concerned little like my poor tippler..." Nevertheless, he still had
with matters of consequence. I don't amuse myself with some more questions. "How is it possible for one to own
balderdash. Two and five make seven..." the stars?" "To whom do they belong?" the
businessman retorted, peevishly.

10
"I don't know. To nobody." "Then they belong to me, XIV
because I was the first person to think of it."
The fifth planet was very strange. It was the smallest of
"Is that all that is necessary?" all. There was just enough room on it for a street lamp
and a lamplighter. The little prince was not able to reach
"Certainly. When you find a diamond that belongs to any explanation of the use of a street lamp and a
nobody, it is yours. When you discover an island that lamplighter, somewhere in the heavens, on a planet
belongs to nobody, it is yours. When you get an idea which had no people, and not one house. But he said to
before any one else, you take out a patent on it: it is himself, nevertheless:
yours. So with me: I own the stars, because nobody else
before me ever thought of owning them." "It may well be that this man is absurd. But he is not so
absurd as the king, the conceited man, the businessman,
"Yes, that is true," said the little prince. "And what do and the tippler. For at least his work has some meaning.
you do with them?" When he lights his street lamp, it is as if he brought one
more star to life, or one flower. When he puts out his
"I administer them," replied the businessman. "I count lamp, he sends the flower, or the star, to sleep. That is a
them and recount them. It is difficult. But I am a man beautiful occupation. And since it is beautiful, it is truly
who is naturally interested in matters of consequence." useful."

The little prince was still not satisfied. When he arrived on the planet he respectfully saluted
the lamplighter.
"If I owned a silk scarf," he said, "I could put it around
my neck and take it away with me. If I owned a flower, I "Good morning. Why have you just put out your lamp?"
could pluck that flower and take it away with me. But "Those are the orders," replied the lamplighter. "Good
you cannot pluck the stars from heaven..." morning."

"No. But I can put them in the bank." "What are the orders?" "The orders are that I put out
my lamp. Good evening."
"Whatever does that mean?" "That means that I write
the number of my stars on a little paper. And then I put And he lighted his lamp again.
this paper in a drawer and lock it with a key."
"But why have you just lighted it again?" "Those are the
"And that is all?" orders," replied the lamplighter.

"That is enough," said the businessman. "I do not understand," said the little prince.

"It is entertaining," thought the little prince. "It is rather "There is nothing to understand," said lamplighter.
poetic. But it is of no great consequence." "Orders are orders. Good morning." And he put out his
lamp. Then he mopped his forehead with a handkerchief
On matters of consequence, the little prince had ideas decorated with red squares.
which were very different from those of the grown-ups.
the "I follow a terrible profession. In the old days it was
"I myself own a flower," he continued his conversation reasonable. I put the lamp out in the morning, and in the
with the businessman, "which I water every day. I own evening I lighted it again. I had the rest of the day for
three volcanoes, which I clean out every week (for I also relaxation and the rest of the night for sleep."
clean out the one that is extinct; one never knows). It is
of some use to my volcanoes, and it is of some use to "And the orders have been changed since that time?"
my flower, that I own them. But you are of no use to the
stars..." "The orders have not been changed," said the
lamplighter. "That is the tragedy! From year to year the
The businessman opened his mouth, but he found planet has turned more rapidly and the orders have not
nothing to say in answer. And the little prince went been changed!"
away.
"Then what?" asked the little prince.
"The grown-ups are certainly altogether extraordinary,"
he said simply, talking to himself as he continued on his "Then — the planet now makes a complete turn every
journey. minute, and I no longer have a single second for repose.
Once every minute I have to light my lamp and put it
out!"

"That is very funny! A day lasts only one minute, here


where you live!"

11
"It is not funny at all!" said the lamplighter. "While we XV
have been talking together a month has gone by."
The sixth planet was ten times larger than the last one.
"A month?" It was inhabited by an old gentleman who wrote
voluminous books.
"Yes, a month. Thirty minutes. Thirty days. Good
evening." "Oh, look! Here is an explorer!" he exclaimed to himself
when he saw the little prince coming.
And he lighted his lamp again. As the little prince
watched him, he felt that he loved this lamplighter who The little prince sat down on the table and panted a
was so faithful to his orders. He remembered the little. He had already traveled so much and so far!
sunsets which he himself had gone to seek, in other "Where do you come from?" the old gentleman said to
days, merely by pulling up his chair; and he wanted to him.
help his friend.
"What is that big book?" said the little prince. "What are
"You know," he said, "I can tell you a way you can rest you doing?" "I am a geographer," said the old
whenever you want to..." gentleman. "What is a geographer?" asked the little
prince.
"I always want to rest," said the lamplighter.
"A geographer is a scholar who knows the location of all
For it is possible for a man to be faithful and lazy at the the seas, rivers, towns, mountains, and deserts."
same time. The little prince went on with his
explanation: "That is very interesting," said the little prince. "Here at
last is a man who has a real profession!" And he cast a
"Your planet is so small that three strides will take you look around him at the planet of the geographer. It was
all the way around it. To be always in the sunshine, you the most magnificent and stately planet that he had
need only walk along rather slowly. When you want to ever seen.
rest, you will walk — and the day will last as long as you
like." "Your planet is very beautiful," he said. "Has it any
oceans?" "I couldn't tell you," said the geographer.
"That doesn't do me much good," said the lamplighter.
"The one thing I love in life is to sleep." "Ah!" The little prince was disappointed. "Has it any
mountains?" "I couldn't tell you," said the geographer.
"Then you're unlucky," said the little prince.
"And towns, and rivers, and deserts?" "I couldn't tell you
"I am unlucky," Said the lamplighter. "Good moning!” that, either."

And he put out his lamp. "But you are a geographer!"

"That man," said the little prince to himself, as he "Exactly," the geographer said. "But I am not an
continued farther on his journey, "that man would be explorer. I haven't a single explorer on my planet. It is
scorned by all the others: by the king, by the conceited not the geographer who goes out to count the towns,
man, by the tippler, by the businessman. Nevertheless the rivers, the mountains, the seas, the oceans, and the
he is the only one of them all who does not seem to me deserts. The geographer is much too important to go
ridiculous. Perhaps that is because he is thinking of loafing about. He does not leave his desk. But he
something else besides himself." receives the explorers in his study. He asks them
questions, and he notes down what they recall of their
He breathed a sigh of regret, and said to himself, again: travels. And if the recollections of any one among them
seem interesting to him, the geographer orders an
"That man is the only one of them all whom I could have inquiry into that explorer's moral character."
made my friend. But his planet is indeed too small.
There is no room on it for two people..." "Why is that?"

What the little prince did not dare confess was that he "Because an explorer who told lies would bring disaster
was sorry most of all to leave this planet, because it was on the books of the geographer. So would an explorer
blest every day with 1440 sunsets! who drank too much."

"Why is that?" asked the little prince.

"Because intoxicated men see double. Then the


geographer would note down two mountains in a place
where there was only one."

12
"I know some one," said the little prince, "who would "It means, 'which is in danger of speedy
make a bad explorer." disappearance.'"

"That is possible. Then, when the moral character of the "Is my flower in danger of speedy disappearance?"
explorer is shown to be good, an inquiry is ordered into
his discovery." "Certainly it is."

"One goes to see it?" "My flower is ephemeral," the little prince said to
himself, "and she has only four thorns to defend herself
"No. That would be too complicated. But one requires against the world. And I have left her on my planet, all
the explorer to furnish proofs. For example, if the alone!"
discovery in question is that of a large mountain, one
requires that large stones be brought back from it." That was his first moment of regret. But he took courage
once more.
The geographer was suddenly stirred to excitement.
"What place would you advise me to visit now?" he
"But you — you come from far away! You are an asked.
explorer! You shall describe your planet to me!"
"The planet Earth," replied the geographer. "It has a
And, having opened his big register, the geographer good reputation."
sharpened his pencil. The recitals of explorers are put
down first in pencil. One waits until the explorer has And the little prince went away, thinking of his flower.
furnished proofs, before putting them down in ink.

"Well?" said the geographer expectantly. XVI


"Oh, where I live," said the little prince, "it is not very So then the seventh planet was the Earth.
interesting. It is all so small. I have three volcanoes. Two
volcanoes are active and the other is extinct. But one The Earth is not just an ordinary planet! One can count,
never knows." there, 111 kings (not forgetting, to be sure, the Negro
kings among them), 7000 geographers, 900,000
"One never knows," said the geographer. businessmen, 7,500,000 tipplers, 311,000,000 conceited
men — that is to say, about 2,000,000,000 grown-ups.
"I have also a flower." To give you an idea of the size of the Earth, I will tell you
that before the invention of electricity it was necessary
"We do not record flowers," said the geographer. to maintain, over the whole of the six continents, a
veritable army of 462,511 lamplighters for the street
"Why is that? The flower is the most beautiful thing on lamps.
my planet!" "We do not record them," said the
geographer, "because they are ephemeral." Seen from a slight distance, that would make a splendid
spectacle. The movements of this army would be
"What does that mean — 'ephemeral'?" regulated like those of the ballet in the opera. First
would come the turn of the lamplighters of New Zealand
"Geographies," said the geographer, "are the books and Australia. Having set their lamps alight, these would
which, of all books, are most concerned with matters of go off to sleep. Next, the lamplighters of China and
consequence. They never become old-fashioned. It is Siberia would enter for their steps in the dance, and
very rarely that a mountain changes its position. It is then they too would be waved back into the wings. After
very rarely that an ocean empties itself of its waters. We that would come the turn of the lamplighters of Russia
write of eternal things." and the Indies; then those of Africa and Europe; then
those of South America; then those of South America;
"But extinct volcanoes may come to life again," the little then those of North America. And never would they
prince interrupted. "What does that mean make a mistake in the order of their entry upon the
'ephemeral'?" stage. It would be magnificent.

"Whether volcanoes are extinct or alive, it comes to the Only the man who was in charge of the single lamp at
same thing for us," said the geographer. "The thing that the North Pole, and his colleague who was responsible
matters to us is the mountain. It does not change." for the single lamp at the South Pole only these two
would live free from toil and care: they would be busy
"But what does that mean — 'ephemeral'?" repeated twice a year.
the little prince, who never in his life had let go of a
question, once he had asked it.

13
XVII The little prince gazed at him for a long time.

When one wishes to play the wit, he sometimes "You are a funny animal," he said at last. "You are no
wanders a little from the truth. I have not been thicker than a finger..." "But I am more powerful than
altogether honest in what I have told you about the the finger of a king," said the snake.
lamplighters. And I realize that I run the risk of giving a
false idea of our planet to those who do not know it. The little prince smiled.
Men occupy a very small place upon the Earth. If the
two billion inhabitants who people its surface were all to "You are not very powerful. You haven't even any feet.
stand upright and somewhat crowded together, as they You cannot even travel..."
do for some big public assembly, they could easily be
put into one public square twenty miles long and twenty "I can carry you farther than any ship could take you,"
miles wide. All humanity could be piled up on a small said the snake.
Pacific islet.
He twined himself around the little prince's ankle, like a
The grown-ups, to be sure, will not believe you when golden bracelet.
you tell them that. They imagine that they fill a great
deal of space. They fancy themselves as important as "Whomever I touch, I send back to the earth from
the baobabs. You should advise them, then, to make whence he came," the snake spoke again. "But you are
their own calculations. They adore figures, and that will innocent and true, and you come from a star..."
please them. But do not waste your time on this extra
task. It is unnecessary. You have, I know, confidence in The little prince made no reply.
me. When the little prince arrived on the Earth, he was
very much surprised not to see any people. He was "You move me to pity — you are so weak on this Earth
beginning to be afraid he had come to the wrong planet, made of granite," the snake said. "I can help you, some
when a coil of gold, the color of the moonlight, flashed day, if you grow too homesick for your own planet. I can
across the sand. — " "Oh! I understand you very well," said the little
prince. "But why do you always speak in riddles?" "I
"Good evening," said the little prince courteously. solve them all," said the snake.

"Good evening," said the snake. And they were both silent.

"What planet is this on which I have come down?" asked


the little prince. XVIII
"This is the Earth; this is Africa,” the snake answered. Whe little prince crossed the desert and met with only
one flower. It was a flower with three petals, a flower of
"Ah! Then there are no people on the Earth?" no account at all.

"This is the desert. There are no people in the desert. "Good morning," said the little prince.
The Earth is large," said the snake.
"Good morning," said the flower.
The little prince sat down on a stone, and raised his eyes
toward the sky. "Where are the men?” the little prince asked, politely.

"I wonder," he said, "whether the stars are set alight in The flower had once seen a caravan passing.
heaven so that one day each one of us may find his own
again... Look at my planet. It is right there above us. But "Men?" she echoed. "I think there are six or seven of
how far away it is!" them in existence. I saw them, several years ago. But
one never knows where to find them. The wind blows
"It is beautiful," the snake said. "What has brought you them away. They have no roots, and that makes their
here?" life very difficult." "Goodbye," said the little prince.
"Goodbye," said the flower.
"I have been having some trouble with a flower," said
the little prince.

"Ah!" said the snake.

And they were both silent. "Where are the men?" the
little prince at last took up the conversation again. "It is
a little lonely in the desert..."

"It is also lonely among men," the snake said.

14
XIX
Then he went on with his reflections: "I thought that I
After that, the little prince climbed a high mountain. The was rich, with a flower that was unique in all the world;
only mountains he had ever known were the three and all I had was a common rose. A common rose, and
volcanoes, which came up to his knees. And he used the three volcanoes that come up to my knees — and one of
extinct volcano as a footstool. "From a mountain as high them perhaps extinct forever... That doesn't make me a
as this one," he said to himself, "I shall be able to see very great prince..."
the whole planet at one glance, and all the people..."
And he lay down in the grass and cried.
But he saw nothing, save peaks of rock that were
sharpened like needles.
XXI
"Good morning," he said courteously. "Good morning —
Good morning — Good morning," answered the echo. It was then that the fox appeared.

"Who are you?" said the little prince. "Good morning," said the fox.

"Who are you — Who are you — Who are you?" "Good morning," the little prince responded politely,
answered the echo. although when he turned around he saw nothing.

"Be my friends. I am all alone," he said. "I am right here," the voice said, "under the apple tree."

"I am all alone — all alone — all alone," answered the "Who are you?" asked the little prince, and added, "You
echo. are very pretty to look at."

"What a queer planet!" he thought. "It is altogether dry, "I am a fox," the fox said.
and altogether pointed, and altogether harsh and
forbidding. And the people have no imagination. They "Come and play with me," proposed the little prince. "I
repeat whatever one says to them... On my planet I had am so unhappy."
a flower; she always was the first to speak..."
"I cannot play with you," the fox said. "I am not tamed."

"Ah! Please excuse me," said the little prince.


XX
But, after some thought, he added:
But it happened that after walking for a long time
through sand, and rocks, and snow, the little prince at "What does that mean — 'tame'?" "You do not live
last came upon a road. And all roads lead to the abodes here," said the fox. "What is it that you are looking for?"
of men. "I am looking for men," said the little prince. "What does
that mean — 'tame'?" "Men," said the fox. "They have
"Good morning," he said. guns, and they hunt. It is very disturbing. They also raise
chickens. These are their only interests. Are you looking
He was standing before a garden, all a-bloom with roses. for chickens?" "No," said the little prince. "I am looking
for friends. What does that mean — 'tame'?" "It is an act
"Good morning," said the roses. too often neglected," said the fox. "It means to establish
ties."
The little prince gazed at them. They all looked like his
flower. "'To establish ties'?" "Just that," said the fox. "To me,
you are still nothing more than a little boy who is just
"Who are you?" he demanded, thunderstruck. like a hundred thousand other little boys. And I have no
need of you. And you, on your part, have no need of me.
"We are roses," the roses said. To you, I am nothing more than a fox like a hundred
thousand other foxes. But if you tame me, then we shall
And he was overcome with sadness. His flower had told need each other. To me, you will be unique in all the
him that she was the only one of her kind in all the world. To you, I shall be unique in all the world..."
universe. And here were five thousand of them, all alike,
in one single garden! "She would be very much "I am beginning to understand," said the little prince.
annoyed," he said to himself, "if she should see that... "There is a flower... I think that she has tamed me..."
She would cough most dreadfully, and she would
pretend that she was dying, to avoid being laughed at. "It is possible," said the fox. "On the Earth one sees all
And I should be obliged to pretend that I was nursing sorts of things."
her back to life — for if I did not do that, to humble
myself also, she would really allow herself to die..." "Oh, but this is not on the Earth!" said the little prince.

15
happy. I shall feel happier and happier as the hour
The fox seemed perplexed, and very curious. advances. At four o'clock, I shall already be worrying and
jumping about. I shall show you how happy I am! But if
"On another planet?" you come at just any time, I shall never know at what
hour my heart is to be ready to greet you... One must
"Yes." observe the proper rites..."

"Are there hunters on that planet?" "What is a rite?" asked the little prince.

"No." "Those also are actions too often neglected," said the
fox. "They are what make one day different from other
"Ah, that is interesting! Are there chickens?" days, one hour from other hours. There is a rite, for
example, among my hunters. Every Thursday they dance
"No." with the village girls. So Thursday is a wonderful day for
me! I can take a walk as far as the vineyards. But if the
"Nothing is perfect," sighed the fox. hunters danced at just any time, every day would be like
every other day, and I should never have any vacation at
But he came back to his idea. all."

"My life is very monotonous," the fox said. "I hunt So the little prince tamed the fox. And when the hour of
chickens; men hunt me. All the chickens are just alike, his departure drew near —
and all the men are just alike. And, in consequence, I am
a little bored. But if you tame me, it will be as if the sun "Ah," said the fox, "I shall cry."
came to shine on my life. I shall know the sound of a
step that will be different from all the others. Other "It is your own fault," said the little prince. "I never
steps send me hurrying back underneath the ground. wished you any sort of harm; but you wanted me to
Yours will call me, like music, out of my burrow. And tame you..."
then look: you see the grain-fields down yonder? I do
not eat bread. Wheat is of no use to me. The wheat "Yes, that is so," said the fox.
fields have nothing to say to me. And that is sad. But you
have hair that is the color of gold. Think how wonderful "But now you are going to cry!" said the little prince.
that will be when you have tamed me! The grain, which
is also golden, will bring me back the thought of you. "Yes, that is so," said the fox.
And I shall love to listen to the wind in the wheat..."
"Then it has done you no good at all!"
The fox gazed at the little prince, for a long time.
"It has done me good," said the fox, "because of the
"Please — tame me!" he said. color of the wheat fields." And then he added:

"I want to, very much," the little prince replied. "But I "Go and look again at the roses. You will understand
have not much time. I have friends to discover, and a now that yours is unique in all the world. Then come
great many things to understand." back to say goodbye to me, and I will make you a
present of a secret."
"One only understands the things that one tames," said
the fox. "Men have no more time to understand The little prince went away, to look again at the roses.
anything. They buy things all ready made at the shops.
But there is no shop anywhere where one can buy "You are not at all like my rose," he said. "As yet you are
friendship, and so men have no friends any more. If you nothing. No one has tamed you, and you have tamed no
want a friend, tame me..." one. You are like my fox when I first knew him. He was
only a fox like a hundred thousand other foxes. But I
"What must I do, to tame you?" asked the little prince. have made him my friend, and now he is unique in all
the world."
"You must be very patient," replied the fox. "First you
will sit down at a little distance from me — like that — in And the roses were very much embarrassed.
the grass. I shall look at you out of the corner of my eye,
and you will say nothing. Words are the source of "You are beautiful, but you are empty," he went on.
misunderstandings. But you will sit a little closer to me, "One could not die for you. To be sure, an ordinary
every day..." passerby would think that my rose looked just like you
— the rose that belongs to me. But in herself alone she
The next day the little prince came back. "It would have is more important than all the hundreds of you other
been better to come back at the same hour," said the roses: because it is she that I have watered; because it is
fox. "If, for example, you come at four o'clock in the she that I have put under the glass globe; because it is
afternoon, then at three o'clock I shall begin to be she that I have sheltered behind the screen; because it is

16
for her that I have killed the caterpillars (except the two
or three that we saved to become butterflies); because And they heard the roaring thunder of a third brilliantly
it is she that I have listened to, when she grumbled, or lighted express.
boasted, or ever sometimes when she said nothing.
Because she is my rose." And he went back to meet the "Are they pursuing the first travelers?" demanded the
fox. little prince.

"Goodbye," he said. "They are pursuing nothing at all," said the switchman.
"They are asleep in there, or if they are not asleep they
"Goodbye," said the fox. "And now here is my secret, a are yawning. Only the children are flattening their noses
very simple secret: It is only with the heart that one can against the windowpanes."
see rightly; what is essential is invisible to the eye."
"Only the children know what they are looking for," said
"What is essential is invisible to the eye," the little the little prince. "They waste their time over a rag doll
prince repeated, so that he would be sure to remember. and it becomes very important to them; and if anybody
takes it away from them, they cry..."
"It is the time you have wasted for your rose that makes
your rose so important." "They are lucky," the switchman said.

"It is the time I have wasted for my rose — " said the
little prince, so that he would be sure to remember. XXIII
"Men have forgotten this truth," said the fox. "But you "Good morning," said the little prince.
must not forget it. You become responsible, forever, for
what you have tamed. You are responsible for your "Good morning," said the merchant.
rose..."
This was a merchant who sold pills that had been
"I am responsible for my rose," the little prince invented to quench thirst. You need only swallow one
repeated, so that he would be sure to remember. pill a week, and you would feel no need of anything to
drink.

XXII "Why are you selling those?" asked the little prince.

"Good morning," said the little prince. "Because they save a tremendous amount of time," said
the merchant. "Computations have been made by
"Good morning", said the railway switchman. experts. With these pills, you save fifty-three minutes in
every week."
"What do you do here?" the little prince asked.
"And what do I do with those fifty-three minutes?"
"I sort out travelers, in bundles of a thousand" , said the
switchman. "I send off the trains that carry them: now "Anything you like..."
to the right, now to the left."
"As for me," said the little prince to himself, "if I had
And a brilliantly lighted express train shook the fifty-three minutes to spend as I liked, I should walk at
switchman's cabin as it rushed by with a roar like my leisure toward a spring of fresh water."
thunder.

"They are in a great hurry," said the little prince. "What XXIV
are they looking for?" "Not even the locomotive
engineer knows that," said the switchman. It was now the eighth day since I had had my accident in
the desert, and I had listened to the story of the
And a second brilliantly lighted express thundered by, in merchant as I was drinking the last drop of my water
the opposite direction. supply.

"Are they coming back already?" demanded the little "Ah," I said to the little prince, "these memories of yours
prince. are very charming; but I have not yet succeeded in
repairing my plane; I have nothing more to drink; and I,
"These are not the same ones," said the switchman. "It too, should be very happy if I could walk at my leisure
is an exchange." "Were they not satisfied where they toward a spring of fresh water!"
were?" asked the little prince.
"My friend the fox — " the little prince said to me.
"No one is ever satisfied where he is," said the
switchman.

17
"My dear little man, this is no longer a matter that has house. My home was hiding a secret in the depths of its
anything to do with the fox!" heart...

"Why not?" "Yes," I said to the little prince. "The house, the stars,
the desert — what gives them their beauty is something
"Because I am about to die of thirst..." that is invisible!"

He did not follow my reasoning, and he answered me: "I am glad," he said, "that you agree with my fox." As the
little prince dropped off to sleep, I took him in my arms
"It is a good thing to have had a friend, even if one is and set out walking once more. I felt deeply moved, and
about to die. I, for instance, am very glad to have had a stirred. It seemed to me that I was carrying a very fragile
fox as a friend..." "He has no way of guessing the treasure. It seemed to me, even, that there was nothing
danger," I said to myself. "He has never been either more fragile on all Earth. In the moonlight I looked at his
hungry or thirsty. A little sunshine is all he needs..." pale forehead, his closed eyes, his locks of hair that
trembled in the wind, and I said to myself:
But he looked at me steadily, and replied to my thought:
"What I see here is nothing but a shell. What is most
"I am thirsty, too. Let us look for a well..." important is invisible..."

I made a gesture of weariness. It is absurd to look for a As his lips opened slightly with the suspicion of a half-
well, at random, in the immensity of the desert. But smile, I said to myself, again: "What moves me so
nevertheless we started walking. deeply, about this little prince who is sleeping here, is
his loyalty to a flower — the image of a rose that shines
When we had trudged along for several hours, in through his whole being like the flame of a lamp, even
silence, the darkness fell, and the stars began to come when he is asleep..." And I felt him to be more fragile
out. Thirst had made me a little feverish, and I looked at still. I felt the need of protecting him, as if he himself
them as if I were in a dream. The little prince's last were a flame that might be extinguished by a little puff
words came reeling back into my memory: of wind...

"Then you are thirsty, too?" I demanded. And, as I walked on so, I found the well, at daybreak.

But he did not reply to my question. He merely said to


me: XXV
"Water may also be good for the heart..." “Men," said the little prince, "set out on their way in
express trains, but they do not know what they are
I did not understand this answer, but I said nothing. I looking for. Then they rush about, and get excited, and
knew very well that it was impossible to cross-examine turn round and round..."
him. He was tired. He sat down. I sat down beside him.
And, after a little silence, he spoke again: "The stars are And he added:
beautiful, because of a flower that cannot be seen."
"It is not worth the trouble..."
I replied, "Yes, that is so." And, without saying anything
more, I looked across the ridges of sand that were The well that we had come to was not like the wells of
stretched out before us in the moonlight. the Sahara. The wells of the Sahara are mere holes dug
in the sand. This one was like a well in a village. But
"The desert is beautiful," the little prince added. there was no village here, and I thought I must be
dreaming...
And that was true. I have always loved the desert. One
sits down on a desert sand dune, sees nothing, hears "It is strange," I said to the little prince. "Everything is
nothing. Yet through the silence something throbs, and ready for use: the pulley, the bucket, the rope..." He
gleams... laughed, touched the rope, and set the pulley to
working. And the pulley moaned, like an old
"What makes the desert beautiful," said the little prince, weathervane which the wind has long since forgotten.
"is that somewhere it hides a well..." "Do you hear?" said the little prince. "We have wakened
the well, and it is singing..."
I was astonished by a sudden understanding of that
mysterious radiation of the sands. When I was a little I did not want him to tire himself with the rope.
boy I lived in an old house, and legend told us that a
treasure was buried there. To be sure, no one had ever "Leave it to me," I said. "It is too heavy for you."
known how to find it; perhaps no one had ever even
looked for it. But it cast an enchantment over that I hoisted the bucket slowly to the edge of the well and
set it there — happy, tired as I was, over my

18
achievement. The song of the pulley was still in my ears, "You have plans that I do not know about," I said.
and I could see the sunlight shimmer in the still
trembling water. But he did not answer me. He said to me, instead:

"I am thirsty for this water," said the little prince. "Give "You know — my descent to the earth... Tomorrow will
me some of it to drink..." And I understood what he had be its anniversary."
been looking for.
Then, after a silence, he went on:
I raised the bucket to his lips. He drank, his eyes closed.
It was as sweet as some special festival treat. This water "I came down very near here."
was indeed a different thing from ordinary nourishment.
Its sweetness was born of the walk under the stars, the And he flushed.
song of the pulley, the effort of my arms. It was good for
the heart, like a present. When I was a little boy, the And once again, without understanding why, I had a
lights of the Christmas tree, the music of the Midnight queer sense of sorrow. One question, however,
Mass, the tenderness of smiling faces, used to make up, occurred to me:
so, the radiance of the gifts I received.
"Then it was not by chance that on the morning when I
"The men where you live," said the little prince, "raise first met you — a week ago — you were strolling along
five thousand roses in the same garden and they do not like that, all alone, a thousand miles from any inhabited
find in it what they are looking for." region? You were on the your back to the place where
you landed?" The little prince flushed again.
"They do not find it," I replied.
And I added, with some hesitancy:
"And yet what they are looking for could be found in
one single rose, or in a little water." "Perhaps it was because of the anniversary?" The little
prince flushed once more. He never answered questions
"Yes, that is true," I said. — but when one flushes does that not mean "Yes"?

And the little prince added: "Ah," I said to him, "I am a little frightened — "

"But the eyes are blind. One must look with the heart..." But he interrupted me.

I had drunk the water. I breathed easily. At sunrise the "Now you must work. You must return to your engine. I
sand is the color of honey. And that honey color was will be waiting for you here. Come back tomorrow
making me happy, too. What brought me, then, this evening..."
sense of grief?
But I was not reassured. I remembered the fox. One runs
"You must keep your promise," said the little prince, the risk of weeping a little, if one lets himself be tamed...
softly, as he sat down beside me once more.

"What promise?" "You know — a muzzle for my sheep... XXVI


I am responsible for this flower..."
Beside the well there was the ruin of an old stone wall.
I took my rough drafts of drawings out of my pocket. When I came back from my work, the next evening, I
The little prince looked them over, and laughed as he saw from some distance away my little price sitting on
said: top of a wall, with his feet dangling. And I heard him say:

"Your baobabs — they look a little like cabbages." "Oh!" "Then you don't remember. This is not the exact spot."

I had been so proud of my baobabs! Another voice must have answered him, for he replied
to it:
"Your fox — his ears look a little like horns; and they are
too long." "Yes, yes! It is the right day, but this is not the place."

And he laughed again. I continued my walk toward the wall. At no time did I
see or hear anyone. The little prince, however, replied
"You are not fair, little prince," I said. "I don't know how once again:
to draw anything except boa constrictors from the
outside and boa constrictors from the inside." "Oh, that " — Exactly. You will see where my track begins, in the
will be all right," he said, "children understand." So then sand. You have nothing to do but wait for me there. I
I made a pencil sketch of a muzzle. And as I gave it to shall be there tonight."
him my heart was torn.

19
I was only twenty meters from the wall, and I still saw And he gave me a sad smile. I waited a long time. I could
nothing. see that he was reviving little by little.

After a silence the little prince spoke again: "You have "Dear little man," I said to him, "you are afraid..."
good poison? You are sure that it will not make me
suffer too long?" He was afraid, there was no doubt about that. But he
laughed lightly.
I stopped in my tracks, my heart torn asunder; but still I
did not understand. "I shall be much more afraid this evening..."

"Now go away," said the little prince. "I want to get Once again I felt myself frozen by the sense of
down from the wall." something irreparable. And I knew that I could not bear
the thought of never hearing that laughter any more.
I dropped my eyes, then, to the foot of the wall and I For me, it was like a spring of fresh water in the desert.
leaped into the air. There before me, facing the little
prince, was one of those yellow snakes that take just "Little man," I said, "I want to hear you laugh again."
thirty seconds to bring your life to an end. Even as I was
digging into my pocked to get out my revolver I made a But he said to me:
running step back. But, at the noise I made, the snake let
himself flow easily across the sand like the dying spray "Tonight, it will be a year... My star, then, can be found
of a fountain, and, in no apparent hurry, disappeared, right above the place where I came to the Earth, a year
with a light metallic sound, among the stones. ago..."

I reached the wall just in time to catch my little man in "Little man," I said, "tell me that it is only a bad dream
my arms; his face was white as snow. — this affair of the snake, and the meeting-place, and
the star..."
"What does this mean?" I demanded. "Why are you
talking with snakes?" But he did not answer my plea. He said to me, instead:
"The thing that is important is the thing that is not
I had loosened the golden muffler that he always wore. I seen..."
had moistened his temples, and had given him some
water to drink. And now I did not dare ask him any more "Yes, I know..."
questions. He looked at me very gravely, and put his
arms around my neck. I felt his heart beating like the "It is just as it is with the flower. If you love a flower that
heart of a dying bird, shot with someone's rifle... lives on a star, it is sweet to look at the sky at night. All
the stars are a-bloom with flowers..."
"I am glad that you have found what was the matter
with your engine," he said. "Now you can go back home "Yes, I know..."
—"
"It is just as it is with the water. Because of the pulley,
"How do you know about that?" and the rope, what you gave me to drink was like music.
You remember — how good it was."
I was just coming to tell him that my work had been
successful, beyond anything that I had dared to hope. "Yes, I know..."

He made no answer to my question, but he added: "I, "And at night you will look up at the stars. Where I live
too, am going back home today..." everything is so small that I cannot show you where my
star is to be found. It is better, like that. My star will just
Then, sadly — be one of the stars, for you. And so you will love to
watch all the stars in the heavens... they will all be your
"It is much farther... It is much more difficult..." friends. And, besides, I am going to make you a
present..."
I realized clearly that something extraordinary was
happening. I was holding him close in my arms as if he He laughed again.
were a little child; and yet it seemed to me that he was
rushing headlong toward an abyss from which I could do "Ah, little prince, dear little prince! I love to hear that
nothing to restrain him... His look was very serious, like laughter!"
some one lost far away.
"That is my present. Just that. It will be as it was when
"I have your sheep. And I have the sheep's box. And I we drank the water..."
have the muzzle..."
"What are you trying to say?"

20
"All men have the stars," he answered, "but they are not I said nothing.
the same things for different people. For some, who are
travelers, the stars are guides. For others they are no "You understand... it is too far. I cannot carry this body
more than little lights in the sky. For others, who are with me. It is too heavy."
scholars, they are problems. For my businessman they
were wealth. But all these stars are silent. You — you I said nothing.
alone — will have the stars as no one else has them — "
"But it will be like an old abandoned shell. There is
"What are you trying to say?" nothing sad about old shells..."

"In one of the stars I shall be living. In one of them I shall I said nothing.
be laughing. And so it will be as if all the stars were
laughing, when you look at the sky at night... You — only He was a little discouraged. But he made one more
you — will have stars that can laugh!" effort:

And he laughed again. "You know, it will be very nice. I, too, shall look at the
stars. All the stars will be wells with a rusty pulley. All
"And when your sorrow is comforted (time soothes all the stars will pour out fresh water for me to drink..."
sorrows) you will be content that you have known me.
You will always be my friend. You will want to laugh with I said nothing.
me. And you will sometimes open your window, so, for
that pleasure... And your friends will be properly "That will be so amusing! You will have five hundred
astonished to see you laughing as you look up at the sky! million little bells, and I shall have five hundred million
Then you will say to them, 'Yes, the stars always make springs of fresh water..."
me laugh!' And they will think you are crazy. It will be a
very shabby trick that I shall have played on you..." And he too said nothing more, because he was crying...

And he laughed again. "Here it is. Let me go on by myself."

"It will be as if, in place of the stars, I had given you a And he sat down, because he was afraid. Then he said,
great number of little bells that knew how to laugh..." again:

And he laughed again. Then he quickly became serious: "You know — my flower... I am responsible for her. And
she is so weak! She is so naïve! She has four thorns, of
"Tonight — you know... Do not come." no use at all, to protect herself against all the world..."

"I shall not leave you," I said. I too sat down, because I was not able to stand up any
longer.
"I shall look as if I were suffering. I shall look a little as if I
were dying. It is like that. Do not come to see that. It is "There now — that is all..."
not worth the trouble..."
He still hesitated a little; then he got up. He took one
"I shall not leave you." But he was worried. step. I could not move.

"I tell you — it is also because of the snake. He must not There was nothing but a flash of yellow close to his
bite you. Snakes — they are malicious creatures. This ankle. He remained motionless for an instant. He did not
one might bite you just for fun..." "I shall not leave you." cry out. He fell as gently as a tree falls. There was not
even any sound, because of the sand.
But a thought came to reassure him:

"It is true that they have no more poison for a second


bite." That night I did not see him set out on his way. He
got away from me without making a sound. When I
succeeded in catching up with him he was walking along
with a quick and resolute step. He said to me merely:

"Ah! You are there..."

And he took me by the hand. But he was still worrying.

"It was wrong of you to come. You will suffer. I shall look
as if I were dead; and that will not be true..."

21
XXVII
And now six years have already gone by... I have never
yet told this story. The companions who met me on my
return were well content to see me alive. I was sad, but I
told them: "I am tired."

Now my sorrow is comforted a little. That is to say —


not entirely. But I know that he did go back to his planet,
because I did not find his body at daybreak. It was not
such a heavy body... and at night I love to listen to the
stars. It is like five hundred million little bells...

But there is one extraordinary thing... when I drew the


muzzle for the little prince, I forgot to add the leather
strap to it. He will never have been able to fasten it on
his sheep. So now I keep wondering: what is happening
on his planet? Perhaps the sheep has eaten the flower...

At one time I say to myself: "Surely not! The little prince


shuts his flower under her glass globe every night, and
he watches over his sheep very carefully..." Then I am
happy. And there is sweetness in the laughter of all the
stars.

But at another time I say to myself: "At some moment or


other one is absent-minded, and that is enough! On
some one evening he forgot the glass globe, or the
sheep got out, without making any noise, in the night..."
And then the little bells are changed to tears...

Here, then, is a great mystery. For you who also love the
little prince, and for me, nothing in the universe can be
the same if somewhere, we do not know where, a sheep
that we never saw has — yes or no? — eaten a rose...

Look up at the sky. Ask yourselves: is it yes or no? Has


the sheep eaten the flower? And you will see how
everything changes...

And no grown-up will ever understand that this is a


matter of so much importance! This is, to me, the
loveliest and saddest landscape in the world. It is the
same as that on the preceding page, but I have drawn it
again to impress it on your memory. It is here that the
little prince appeared on Earth, and disappeared.

Look at it carefully so that you will be sure to recognize


it in case you travel some day to the African desert. And,
if you should come upon this spot, please do not hurry
on. Wait for a time, exactly under the star. Then, if a
little man appears who laughs, who has golden hair and
who refuses to answer questions, you will know who he
is. If this should happen, please comfort me. Send me
word that he has come back.

22
LA RENCONTRE - Salut les héros, moi je m'appelle Cathy.
- Mais asseyez-vous, vous n'allez pas rester plantés
comme ça !
- Vous n'nous chassez pas ?
- Vous ne nous résistez pas ?
- Et vous n'appelez même pas votre maman !?
- Une fille, - Ben non, pourquoi ?
- ça a le cœur tout rempli de chansons, - Puis vous êtes plutôt mignons, et puis, et puis je
- qui refleurissent à toutes les saisons, commençais un peu à m'...
- pour l'amour d'un garçon. - Ouh là là là là, ça, c'est pas très gentil de faire ça.
- Une fille, - Ça fait des années qu'on essaie de mettre au point une
- c'est si fragile et si tendre à la fois, stratégie pour draguer les filles et là, d'un seul coup, paf,
- et ça peut tellement souffrir quelquefois, vous mettez tout en l'air.
- pour l'amour d'un garçon. - Fallait bien que ça nous arrive un jour.
- Eh, vous voyez, ce que je trouve vraiment génial à la - Ben, qu'est-ce que j'ai fait ?
fac, c'est qu'on peut sécher les cours quand on veut, - Bah, vous avez fait l'inverse de ce qu'on attendait.
personne ne demande des comptes. - D'habitude, les filles ne nous répondent même pas,
- C'est ça, sauf à la fin de l'année, quand on passe les hein ?
examens. - Ensuite, elles se lèvent et elles changent de place.
- Les examens, mais c'est loin, les examens. - Et alors ?
- Et puis d'ici la fin de l'année, on aura écrit un tube et on - Et vous, euh, vous faites quoi ?
sera devenu des stars internationales, moi je vous le dis. - Et ben, on les suit comme ça, en poussant des petits cris
- Non mais attends, pour ça faudrait pouvoir se payer des plaintifs, ouh, ouh !!
journées de studio. - C'est plutôt rigolo, vous voulez qu'on essaye ?
- Ouais, ou un "synclavier", tu connais pas ? C'est une - Ah, ce serait vachement sympa, ouais.
super machine, on peut tout enregistrer dessus. - Bon d'accord. J'dois faire quoi ?
- Hé, vu le prix de 5000 dollars pour la version de base, - Vous avez l'air excédée, vous vous levez, et vous allez
sans aucune extension. vous asseoir ailleurs.
- Remarque, en économisant une cinquantaine d'années, - D'accord. Excédée, j'me lève, je prends mes affaires.
on devrait pouvoir se l'offrir. - J'y vais ?
- De toute façon, ça les vaut. Il n'y a rien de plus - Ouais, ouais...
important que la musique. - Mademoiselle, ne partez pas.
- Si, les filles ! - Eh, on vous a pas tout dit.
- C'est une hallucination, ou ça existe vraiment des trucs - Notre vie n'est qu'un immense désespoir.
comme ça ? - Excusez-moi, mais vous êtes vraiment trop drôles.
- Tu vois la même chose que nous, Nicolas ? - On a vraiment tout faux.
- J'en ai bien peur. - C'est pas de votre faute, c'est sûrement de la nôtre.
- Alors, c'est que ça existe vraiment, parce que, moi, les - On vieillit, c'est tout.
hallucinations collectives, j'y crois pas vraiment. - Et c'est quoi, vos prénoms ?
- Elle est sublime !! - Moi, c'est Nicolas.
- C'est peut-être la sœur d'Adjani ou la cousine de - Moi, c'est Étienne, et lui c'est Christian.
Mathilda May, non ? - C'est bon, j'aurais pu le dire moi-même, faut pas me
- Non, mais arrêtez, là, c'est pas pour nous, vous voyez prendre pour un débile, maintenant.
bien qu'elle attend quelqu'un. - Bon, c'est bon, on avait même pas remarqué, alors.
- Pourquoi tu gâches tout, tout le temps ? - Ah, vous êtes vraiment des...
- Je ne gâche rien, t'as bien vu qu'elle a pris une table - Et vous faites quoi dans la vie ?
avec deux chaises. - On est à la fac, euh, juste à côté.
- Et alors, peut-être qu'il viendra pas. - Ouais, on poursuit nos études, on court vite !
- C'est ça. - On est aussi musiciens, donc on a formé un groupe de
- Si t'avais rendez-vous avec une fille comme ça, tu ne rock.
viendrais pas ? - Ah bon, musiciens. Ah, j'adore la musique.
- Eh, on peut quand même tenter quelque chose. - Comment s'appelle votre groupe ?
- Je crois que si on ne le faisait pas, ce serait un signe - On a pas encore trouvé le nom, on vient de commencer
évident de stupidité. à répéter ensemble.
- Bon, j'attaque de face, et vous prenez les ailes, - Non, non, mais c'est un truc qui déménage, hein, c'est
d'accord ? super !
- Prêt, mon général ! - Je pourrais venir vous voir aussi, puisque je suis à la
- Commando en formation. fac.
- Mademoiselle, ne dites rien. - Ah ouais, no problem.
- Nous venons vous sauver d'un grave danger. - Et voilà, on continue à tout faire à l'envers.
- Vous ne vous êtes aperçu de rien, mais il était là, tapi, - C'était à nous de lui proposer. - Ah, excusez-moi, je
guettant le moindre geste de faiblesse de votre part. suis vraiment désolée.
- Et ce danger s'appelle la solitude. - Et vous êtes en quelle année ?
- Ne cherchez pas, je vous explique tout de suite. - Première, et vous ?
- Nous sommes des héros, et nous, notre rôle est de - Ah deuxième. Je suis une vétérante !
veiller sur l'humanité. - Vous êtes vachement sympa, en tout cas.
- Quand nous vous avons vue, là, désespérée, au bord de - Merci. Mais on pourrait se tutoyer, non ?
la crise d'angoisse, nous avons compris que vous aviez - Et voilà, on a encore tout faux, les copains. C'était à
besoin de nous. nous de proposer ça.
- Et au mépris de tous les dangers, nous avons accouru. - J'arrête pas de gaffer.

1
- C'est pas grave, t'es super mignonne. - Étienne
- Merci. - Écoute Hélène, moi j'suis comme ça, quand un garçon
- Écoute, euh, autant que tu nous brises le cœur tout de me plaît, j'le dis.
suite. - Et puis, j'ai une idée: si on les rappelait ?
- Dis-le-nous franchement, t'attends quelqu'un ? - Cathy !!
- Bah oui. - Bon d'accord.
- Et voilà ! - C'est à eux de nous rappeler.
- C'était trop beau. - Mais c'est stupide.
- Bon alors, dès qu'il arrive on s'en va parce que c'est - Johanna
sûrement un jaloux, ok ? - Oh, mais les filles, mais c'est terrible !
- Ouais, puis d'toute façon, t'inquiètes pas pour nous, on a - Mais c'est terrible !
l'habitude, on sait c'que c'est, euh, on va pas te créer - Mais Johanna, mais qu'est-ce qui se passe ?
d'ennuis. - C'est grave ?
- Ça, c'est sympa. - C'est Jean-Christophe.
- Et cette personne, elle est en fac avec toi ? - Ah bon, j'ai eu peur.
- Bah oui. - Comment ça, t'as eu peur ?
- Et probablement dans la même année que toi ? - Je vous annonce que ma vie est brisée et tout ce que
- Oui aussi. vous trouvez à dire c'est "J'ai eu peur".
- Et vous vivez ensemble ? - Johanna, tous les deux jours, c'est la même histoire avec
- Pour la troisième fois, oui. Jean-Christophe, alors tu comprends, on commence à
- Et m... avoir l'habitude.
- Attention, la voilà ! - C'est ça ! Je souffre et tout le monde s'en fiche !
- Salut Cathy. - Bon, qu'est-ce qu'il t'a encore fait ?
- Excuse-moi, j'suis en retard. - Non, mais c'est un monstre ! C'est un monstre.
- Je vous dis qu'elles se moquent de nous. - Raconte-nous.
- C'est pas normal que des filles réagissent comme ça. - Ah non, ma vie privée concerne que moi.
- Pourquoi tu penses ça ? - Bon, d'accord, t'as raison, excuse-nous !
- Elles sont cools, c'est tout. - Attends, attends, comment ça, "j'ai raison" ? Vous
- Ouais, puis vous oubliez un truc hyper important, c'est insistez pas ?
qu'on est irrésistibles, surtout moi ! - Beh non, tu veux pas nous l'dire.
- Non mais même, c'est contre la tradition biologique de - Et si je vous l'dis pas, je le dis à qui ?
l'humanité. - Ben, j'vais l'raconter à qui qu'est-ce que cet...Oh
- Normalement, l'homme commence toujours par faire sa mais...odieux personnage m'a fait subir.
cour devant la femelle indifférente. - Bon d'accord. Alors, qu'est-ce qu'il t'a encore fait ?
- C'est à ce moment-là qu'elle commence à réagir, après - C'est ma vie privée.
la cour seulement. - Soit sympa Johanna, on est tes meilleures copines.
- T'as raison, c'est comme les paons: le mâle commence à - Oh, c'est vrai.
faire sa roue, et après pan !! - Tu sais bien que tu peux compter sur nous.
- Finalement, c'est beaucoup plus simple chez les paons. - C'est vrai aussi.
- Le mâle déplie sa queue, il se met à chanter et il attend: - Bon alors, qu'est-ce qu'il t'a fait ?
c'est clair, au moins. - Bon, d'accord.
- Cela dit, elles sont quand même plus mignonnes que - J'avais rendez-vous avec lui pour aller boire un verre,
des femelles paons. - Et puis ? - Il est pas venu.
- Ouais, et d'ailleurs, moi je prends la brune. - Il a p't-être eu un empêchement ?
- Ah, ah, non, non, t'exagères, y'a comme un problème là, - Il a pas eu un empêchement.
hein, on est trois, alors on prend rien et on discute. - Mais comment tu peux savoir ça ?
- Ouais, si vous voulez. - Parce que j'ai appelé chez lui, il était là. Il avait oublié
- Eh, on pourrait le faire à la courte paille, qu'est-ce' t'en notre rendez-vous.
penses, toi ? - Ah ça, c'est pas sympa.
- Vous fatiguez pas, vous savez bien que c'est toujours - Attends, y'a pire !!
les filles qui choisissent. - Comment ça, pire ?
- Là, il a pas tort. - Ben j'lui ai dit, j'ai dit que je passerai chez lui pour aller
- Ça c'est pas juste, imagine que c'soit la blonde qui faire la bise.
m'choisisse. - Il "m'a" refusé, il a dit qu'il avait trop de boulot.
- Moi, j'ai horreur des blondes. - C'est vraiment pas sympa.
- On verra bien. - De toute façon, il y a neuf chances sur - Même quand on a du boulot, on peut prendre cinq
dix pour qu'elles nous aient déjà oubliés. minutes pour faire une bise à une copine, non ?
- Elles s'sont amusées à nous faire marcher à la cafette, - J'espère que c'est ce que tu lui as dit, Johanna.
puis c'est tout. - Tu penses (bien) que c'est ce que je lui ai dit.
- Tu crois vraiment que... - Mais attendez, c'est pas fini. C'est pire encore.
- Eh, on va pas se prendre la tête, hein, on verra bien. - Écoute Johanna, on va s'asseoir parce que je pense
- Allez, que le meilleur gagne ! qu'on en a pour un petit moment.
- Allez, ouais !! - Bon alors, qu'est-ce qui s'est passé ?
- Comment tu les trouves, toi ? - Bah alors, j'étais là, toute seule dans la rue, désespérée,
- Plutôt sympas, y en a même un qu'est mignon ! devant la cabine téléphonique, et puis j'ai pensé
- Ah bon, lequel tu préfères ? Étienne ? exactement qu'est-ce qu'elle vient de dire, Cathy, mais
- Non, Nicolas. J'adore ses yeux ! c'est vrai, quoi, mais ça prend pas des heures à faire un
- On n'aura pas à s'disputer. bisou à une copine.
- Il est même très mignon. - Et alors ?
- Qui ? - Bah alors, je suis allée quand même chez lui.

2
- J'ai acheté les sablés, parce qu'il adore ça, et puis je suis - Non mais c'est super, parce que j'ai décidé de "prendre
allée chez lui. pas beau", maintenant.
- Sans le prévenir ? - Ça fait moins chic pour sortir, mais c'est plus fidèle !
- Mais si, parce qu'il m'avait dit qu'il était trop occupé. - Alors, on les voit quand ?
- Il avait pas le temps. - Eh, doucement Johanna, tu sais même pas à quoi ils
- Alors je vais chez lui, je vais à la porte, je sonne, rien, ressemblent.
pas de réponse. - Oh, mais c'est pas grave, de toute façon, il faut que je
- Mais attends, il a peut-être été obligé de sortir donne une bonne leçon à Jean-Christophe.
d'urgence. - Alors, on les voit quand ?
- Attends, c'est pas fini, c'est pas fini. - Et si on appelait, Hélène ?
- Je vais à la porte, pas de réponse, alors moi je suis - Cathy, tu leur as donné notre numéro de téléphone, c'est
"inquiétée", je pense que c'est peut-être un accident, c'est à eux d'appeler.
si vite arrivé. - Oui, mais imagine qu'ils l'ont perdu.
- Alors qu'est-ce que je fais, je vais chercher le concierge - Alors, alors là, malignes hein ?
pour qu'il ouvre la porte. - Allez, appelle !
- Non, t'as pas fait ça ? - Bon, d'accord.
- Mais si !! - Je vous dis qu'elles se moquent de nous.
- Sauf, qu'il était pas là. - Des filles qui nous rappellent deux heures après nous
- Rentrer dans une chambre d'un garçon comme ça, euh... avoir quittés, ça n'existe pas.
- Ah, ah, mais je suis entrée dans sa chambre, par la - T'es complètement négatif, Étienne, j'suis sûr qu'on leur
fenêtre de la cuisine. plaît.
- C'est pas ma faute si elle était ouverte. - Personnellement, je trouve ça très bien, il n'y a aucune
- Oh là là là là, mais t'as pas fait ça, il habite au deuxième raison pour que ce soit toujours les garçons qui
étage, Jean-Christophe !! rappellent.
- Si, mais y'a une gouttière qui est très facile à grimper. - Ou alors, elles se moquent de nous ?!
- Mais je grimpais les arbres tout le temps quand j'étais - Elles nous font venir ici, elles nous font poireauter, et
petite, au Texas. après elles racontent à leurs copines de fac comment elles
- Alors je grimpe la gouttière, j'arrive à la fenêtre de la ont fait marcher trois gros bêtas de première année.
cuisine, je saute, et je me trouve chez lui. - Arrête Étienne, tu noircis tout !
- Et je vais vers sa chambre, doucement, j'ouvre la porte, - On n'est plus au lycée, on est à la fac !
et puis... - C'est plus des gamines effarouchées, c'est des femmes,
- Non, attends, on a compris, il était pas seul. des vraies !
- Ah bah si, pourquoi tu dis ça ? - Des femmes, des femmes, moi je te dis qu'elles
- Il était allongé dans son lit en train de ronfler. viennent pas, je te parie 50 francs.
- Nan mais attends... - Ok.
- Alors qu'il m'a dit qu'il était débordé de travail. - Pari tenu. "Donne-moi-les" tout de suite.
- Il était allongé, seul ? - Les voilà, ouh !
- Si !! - Super, tu as la tienne.
- Et c'est tout ? - Arrête, dis pas de bêtises, hein, j'déteste les grandes
- Comment ça, c'est tout ? - Mais tu trouves pas ça bringues.
dégoûtant ? - Coucou !! - Excusez-nous, mais c'est la voiture de
- Écoute Johanna, euh, j't'avoue, j'm'attendais à pire. Johanna qui avait un petit problème pour démarrer.
- Pire, mais qu'est-ce que vous voulez (de) pire que ça ? - C'est depuis que j'ai changé le gicleur pour économiser
- "Alors moi, j'ai réveillé et j'ai dit qu'est-ce que j'ai pensé l'essence, mais alors, c'est lequel le mien ?
de lui." - C'est lui.
- Et alors, qu'est-ce qu'il t'a répondu ? - Nan, nan, nan, c'est pas vrai, ils plaisantent, j'suis déjà
- Bah il était "bredouillé", il disait qu'il était fatigué, mais pris.
moi j'ai pas écouté, moi "j'ai sorti" tout de suite par la - Non, c'est pas vrai, en fait j'suis libre.
fenêtre de la cuisine et je suis devenue...je suis venue - Hum, vous avez raison, il est pas très beau, mais il est
directement ici. rigolo.
- Vous voulez des sablés, parce qu'ils sont vraiment - Mais qu'est-ce que vous attendez, "mais présentez:" moi
délicieux. c'est Johanna.
- Non. - Nicolas.
- Non, merci. - Étienne.
- Bon, on les mangera tout à l'heure. - Salut Johanna, c'est Christian.
- De toute façon, ça m'a fait du bien de parler. - C'est un peu petit, asseyez-vous les filles.
- Alors, qu'est-ce que vous avez fait cet après-midi ? - Sympa de nous avoir rappelés.
- Bof, pas grand-chose. - Johanna a beaucoup insisté.
- On n'a même pas escaladé de gouttière ! - Vous buvez quelque chose ?
- On est allées boire un pot à la cafette. - Bah oui, un jus d'orange.
- Et on s'est fait draguer par trois charmants jeunes - Deux !
hommes, dont un très très mignon. - Ah moi, une pêche melba, j'ai rien mangé à midi, j'étais
- T'exagères, y'en avait au moins deux de très très contrariée, mais maintenant ça va beaucoup mieux.
mignons. - D'accord, je m'en occupe.
- Euh, et alors, le troisième ? - C'est dommage il est pas un petit peu plus grand, quand
- Alors le troisième, le troisième, comment il était le même.
troisième, hein ? - T'inquiète pas , on s'en occupe, on va lui faire manger
- Le troisième, il était rigolo, pas très beau, mais du de la soupe matin, midi et soir.
charme. - Eh, il est super ton pull !
- Il vient d'Australie

3
- Ah, t'es allée là-bas ? - Ouof, eh ben, c'est les parents et puis c'était la fac ou
- Oui, j'y ai vécu six ans avec mes parents. l'armée.
- Ça doit être un truc sublime, non ? - On a un peu hésité et puis...
- C'est pas mal, mais je préfère la France. - Ouais, Étienne, lui il voulait faire l'armée, et nous, on a
- Ouais, c'est normal, les garçons sont plus beaux, et puis, réussi à le convaincre.
j'ai encore fait une gaffe, c'était à vous de dire ça. - Arrêtez vos bêtises, elles vont le croire.
- Alors c'est vrai, vous êtes des musiciens ? - Non mais c'est super parce que vous êtes serez peut-être
- [Ouais], enfin bon on essaye, c'est pas facile. des vedettes.
- Tu joues de quoi, toi ? - Ouais, des vedettes ou des hors-bords.
- De la guitare. - Des hors-bords, des vedettes, bon, j'ai compris.
- Ah moi aussi, c'est marrant, enfin..je grattouille ! - Faut pas lui en vouloir, il est comme ça, dès qu'il y a un
- T'inquiète pas, lui aussi. jeu de mots stupide, il le fait.
- Nan, j'suis méchant, nan, c'est un super guitariste, nan - Dites, les garçons, vous savez qu'est-ce qui serait
vraiment. vraiment super maintenant, hein ?
- Et toi ? - [Ouais], bien sûr.
- Moi c'est de la basse, y'a moins de notes à jouer. - On y va, les gars ! Allez !
- Et le mien ? - Ce serait qu'on aille manger un bout ensemble parce
- Enfin je veux dire l'autre, comment il s'appelle déjà ? que moi, j'ai une faim de loup.
- Christian ! - Salut tout le monde.
- Tu crois pas que tu vas un peu vite, Johanna ? - Ah Hélène, c'est toi. - Beh oui.
- Mais nan, autant que les choses soient claires, regarde: - Ça va, ma Juju ?
si toi tu prends Nicolas, et puis Cathy prend Étienne, ça - Les parents sont pas là ?
me laisse Christian, non ? - Bah non, Marie est encore au bureau, et puis Roger
- Non ? Non ? avait rendez-vous avec son producteur.
- Mais faites pas cette tête-là. Johanna a raison, et puis ça - Alors, c'est comment la fac ?
tombe très bien: - Sympa, on a beaucoup de travail, mais c'est
- C'est toi que je préfère. supportable.
- Moi, je te trouve super mignonne. - Et ta chambre, à la cité universitaire ?
- Ah bah tu tombes bien. - Ben, elle est plutôt bien.
- On va changer de place. - Tu sais, on est trois.
- Tu t'assieds à côté de Johanna. - Heureusement, je suis tombée sur deux filles super
- Oui. - Beuh pourquoi ? sympas.
- Allez, viens, viens !! - Une très marrante qui s'appelle Cathy, et une autre un
- Plus vite que ça ! peu folle, une Américaine du Texas, elle s'appelle
- Allez-y. Johanna.
- Attention aux pieds. - Et toi, Jérôme, ça va ?
- Attention aux murs, c'est pas très propre. - Bof, on s'est un peu disputés.
- Oh, c'est sympa. - À cause d'Isabelle ?
- Et vous répétez souvent ? - Oui, tu sais ce qu'elle a osé faire ?
- Bah, dès qu'on peut, enfin, sauf en périodes d'examens. - Non, mais tu vas me le dire.
- Ah, c'est ça ta batterie, Christian ? - Voilà, elle a osé offrir une chemise à Jérôme pour la
- Oui, oui, c'est une batterie, mais fais attention, c'est Saint-Jérôme, et le pire, c'est que le lendemain, il la
fragile, hein. portait.
- Thank you, I love you. - Quel horrible drame !
- Tu (vas) m'apprendre à jouer ? - Ah, moque-toi de moi.
- Ouais, si tu veux, mais fais attention, tu vas la dérégler. - Mais, je me moque pas de toi, ma Juju.
- Parce que ça se règle, ces machins-là ? - Vous m'avez manqué, tu sais.
- Bah oui, sinon tu n'as pas le son, c'est normal. - Moi aussi, seule avec les parents, j'ai pris dix ans.
- Ah les filles, je suis super excitée, super excitée. - Ça va, ça se voit pas trop.
- Tiens, prends tes bâtons ! Mon petit bout ! - Bon, je vais mettre mes affaires dans ma chambre.
- Viens, viens, fais attention aux fils. - D'accord.
- Tu veux gratter un peu ? - Tu veux que je te fasse un thé ?
- Bah, j'ai jamais joué de guitare électrique. - Avec plaisir !
- N'aie pas peur, c'est la même chose. - Justine ?
- Tiens, vas-y. - Oui, Hélène ?
- Merci. - Faut que je te dise quelque chose.
- Tu joues super bien ! - Bah, vas-y !
- Ouais, faut le dire vite, hein ! - Je crois que je suis amoureuse.
- Elle est sympa, ta guitare. - Non !?
- Ouais, tu parles, c'est une authentique Strato Fender. - Si !
- Eh, il a mis plus de deux ans pour s'la payer. - Oh Hélène !
- Une Strato, tiens, j'ai trop peur de l'abîmer.
- Et toi ta basse, c'est quoi ?
- Ah, c'est une Fender aussi.
- Ah bon, de quelle année ?
- Quatre-vingt-huit, tu t'y connais ?
- Non, pas du tout !
- Comment ça se fait que vous soyez à la fac, si vous êtes
musiciens ?

4
LA DECLARATION - Bah si j'en ai un, il est tellement secret que je ne le
connais pas.
- Non, d'après moi cette lettre est pour Hélène.
- Ah c'est Nicolas ?
- Une fille, - Nicolas ou José !
- ça a le cœur tout rempli de chansons, - Ah c'est vrai, elle a de la chance, elle en a deux, elle.
- qui refleurissent à toutes les saisons, - Mais ton Cri-Cri en vaut deux.
- pour l'amour d'un garçon. - Ah, là t'as raison.
- Une fille, - Salut les filles !
- c'est si fragile et si tendre à la fois, - Tiens, justement on parlait de toi.
- et ça peut tellement souffrir quelquefois, - Ah bon ?
- pour l'amour d'un garçon. - Oui, et y a du courrier pour toi, et pas n'importe quel
- Qu'est-ce que c'est que ça ? courrier.
- Ne te dérange pas, ce n'est que moi. - C'est quoi ?
- Zut, je croyais que c'était mon Prince Charmant qui - Regarde.
venait m'enlever sur son grand cheval blanc. - Mais c'est une farce !?!
- Oh mais je suis désolée d'avoir brisé ton rêve. - Oh non, tu crois ?
- Ça s'est bien passé, ta visite médicale ? - Bah, qui veux-tu qui m'écrive ça ?
- Super ! Il paraît que je suis du bois dont on fait les - Ça peut être Nicolas, ou José.
centenaires. - Nan, nan, nan, c'est pas du tout leur écriture.
- Faut dire ça à ton petit Cri-Cri, il a encore quelques - Mais qui ça peut être ?
bonnes années à passer avec toi. - Écoutez, il n'y a qu'une seule solution : l'une d'entre
- "Oui, mais je suis pas certaine que ça, c'est la nouvelle nous a un amoureux secret.
qui lui fasse le plus (de) plaisir." - Eh mais c'est super les gars, on le tient ce morceau !
- Oh là, y a du courrier ? - Je crois que je peux faire mieux sur le chorus.
- Ah oui, j'ai oublié de te dire : y avait cette lettre sous la - Mais non, il était super ton chorus.
porte. - Ah bon, tu crois ?
- Je ne sais pas si c'est pour toi ou pour Hélène mais lis, - Exactement ce qu'il fallait.
c'est pas mal. - Eh, vous voulez pas faire un petit break ?
- Mais comment ça, tu sais pas pour qui c'est ? - Ouais.
- Y a pas de nom ? - Ah, si tu veux, de toute façon, moi, j'ai un coup de fil à
- Mais regarde l'enveloppe. donner.
- Ah, ah bah ça c'est la meilleure : pour toi. J'ai jamais vu - Ah bon, à qui ?
ça, comme adresse. - Ah ça c'est malin !!
- Oh regarde, y a un petit cœur à la place du point sur le i, - Tu diras à Hélène que je l'embrasse.
dans "toi". - Et moi aussi. Pardon Nicolas, que je lui serre
- C'est pas tout, lis la lettre. respectueusement la main.
- Non mais...no, c'est une blague. - Eh Étienne, si Johanna te demande où je suis passé, tu
- Bah, c'est ce que j'ai cru au début, et puis je me suis dit, lui dis que j'ai pris un avion pour l'Amérique du Sud.
après tout pourquoi pas ? - Ok, ok, on les retrouve à la cafette après le cours ?
- C'est peut-être quelqu'un qui est amoureux de toi. - Ouais, comme d'hab.
- Ah ! - Ok, tchao.
- Ah! dis-moi, tu rigoles ? - Eh les gars, qui c'est qui veut faire un flip avec moi ?
- Ma douce colombe, ma tendre biche, tu crois que ça me - Ouais vas-y, mets-moi un tableau.
va, ça ? - Moi non merci, je vais en profiter pour écouter les
- Tu sais, quand on est amoureux... compacts que j'ai achetés hier.
- Remarque, pourquoi pas ? - Eh Nicolas.
- J'aimerais bien que quelqu'un m'écrive des choses - Ouais.
comme ça. - T'as noté la belle brune qui est arrivée la semaine
- Ma douce colombe, chaque soir je guette l'instant où tu dernière ?
rentres chez toi, et chaque matin je me lève à l'aube pour - Laquelle ?
être sûr de te voir sortir. - Celle qui s'assoit toujours au fond de l'amphi.
- Ta démarche de gazelle, ton teint de porcelaine, ton - Avec les cheveux courts ?
regard de braise, tout en toi m'ensorcelle. - Ouais, c'est ça. Tu la trouves pas sublime ? - Elle est
- Il fallait que je t'avoue, ma tendre biche, je t'aime ! pas mal.
- Oh ! C'est hyper romantique. - Elle a un très joli sourire.
- C'est vraiment bête que ça soit pas signé. - Joli sourire, joli sourire, tu plaisantes ?
- Surtout s'il est mignon. - Elle est sublime, elle est géniale, cette fille.
- Tu vois pas qui ça peut être ? - Tu sais, moi, les brunes euh...
- C'est peut-être Christian. - Ouais, je sais, ouais, mais moi, c'est mon truc.
- Non, c'est vraiment pas son style. - Mais t'es en train de faire des infidélités à Johanna !
- Et Étienne ? - C'est malin, tu viens de me faire perdre ma balle !
- Tu sais, Étienne, il a pas besoin de m'écrire une lettre - Écoute Nicolas, Johanna c'est une copine, c'est tout.
comme ça, il me le dit tous les jours en direct. Ok ?
- Ah c'est vrai, t'as de la chance. - Christian me dit jamais - Ok, ok. Ne t'énerve pas, je disais ça pour rire.
des choses comme ça. - Alors, la belle brune ?
- Mais je suis sûre qu'il le pense. - Bah honnêtement, je crois que j'ai toutes mes chances
- Mais qui ça peut être ? avec elle.
- Attends, mais t'as pas un amoureux secret, toi ? - Ah ouais ? Tu lui as parlé ?
- Nan, mais j'ai failli.

5
- Ah d'accord. - Oh, pour une fois, ça leur fera les pieds, hein !
- Tu as failli lui parler, et évidemment tu as toutes tes - C'est ça ! Imagine que trois beaux garçons nous les
chances avec elle. piquent !
- Bah ouais. Eh, arrête de te moquer, Nicolas, c'est pas - Ouais. Ouais, ouais, ouais, ouais, ouais, piquez-moi
sympa. Johanna !
- Cette fille, je la trouve super mignonne. - Je vous en supplie, piquez-la moi, ne me la laissez pas.
- Mais attends, t'es pas en train de tomber amoureux, - Je vous en serai reconnaissant toute ma vie !
quand même ? - Mais parle pour toi, parce que moi, si on me pique
- Bah, hein... Cathy, je tue.
- Alors les messages : Hélène t'embrasse et Johanna m'a - Bon allons-y. Qu'est-ce que tu fais, Christian ?
chargé de faire un gros câlinou à son petit Cri-Cri. - Avancez, je vais rester un peu ici.
- Arrête Étienne. - J'ai deux, trois trucs à voir.
- Écoute Étienne, je crois que c'est vraiment pas le - Eh, tu viens pas avec nous ?
moment ! - Non, on sait jamais, si quelqu'un pouvait avoir la super
- Toi aussi, tu soignes ton maquillage ? idée de me piquer Johanna !
- Qu'est-ce que tu veux, on ne sait jamais. Il est peut-être - Non mais moi, ça m'a fait tout drôle en sortant.
grand, beau, fort et riche. - En pensant qu'il nous regardait, oh j'avais des frissons
- Je trouve ça super qu'un garçon guette l'une d'entre nous dans les doigts de pied.
devant notre porte. - Mais pourquoi les doigts de pied ?
- Je suis bien comme ça ? - Parce que je sais pas, mais j'ai toujours des frissons
- Sublime. dans les doigts de pied quand je suis excitée !
- On y va ? - T'es bizarre, toi.
- On y va. T'es prête, ma Johanna ? - Qu'est-ce que tu veux, je suis comme ça.
- Euh, juste un coup de peigne, puis j'arrive. - Surtout ne change pas, ma Johanna, tu nous fais trop
- Mais, il se cache où, d'après vous ? rire.
- Qui ça ? - Oh, y a pas de danger. Oh, je "m'attarde à" être ce soir.
- Mais celui qui écrit les lettres ! - Pourquoi, tu t'ennuies ?
- Tu sais, il n'y a pas beaucoup de possibilités. - Mais non, mais j'aurai encore des frissons aux doigts de
- Il est peut-être derrière les arbres ou au coin de pied, quand on rentrera, en pensant qu'il nous regarde,
l'immeuble d'en face. mais...
- Eh, vous oubliez le bassin, c'est peut-être un homme- - Écoute, faudrait quand même pas que ce garçon
grenouille. devienne une obsession.
- Ah un homme-grenouille. - Oh, ça nous fait passer le temps, en attendant les nôtres
- Ah super. J'ai toujours rêvé d'embrasser un homme- qui sont en retard.
grenouille. - Pour une fois que c'est eux.
- T'as vraiment des idées bizarres. - Salut les filles. Excusez-nous mais on a été coincés par
- Mais vous, vous avez pas des fantasmes, vous ? le tremblement de terre.
- Si plein, mais on n'en parle pas, sinon c'est plus des - Tu devrais dire surtout par les coulées de lave du volcan
fantasmes. qui est sorti tout juste après.
- Dites les filles, vous vous rendez compte que l'une - Et voilà.
d'entre nous est le fantasme d'un garçon. - Alors mon Christian, mon Dieu, il est tombé dans une
- Oh, appelle-moi "un fantasme", j'adore ça. crevasse !
- C'est tout de même énervant de pas savoir qui c'est. - Non, il est resté au garage pour faire le ménage.
- Et si on lui tendait un piège ? - Vous ne nous en voulez pas trop ? - Pour avoir oublié
- Comment ça ? Christian, si, beaucoup.
- Ben, si on essayait de le coincer. - Mais non, il a été en retard.
- Regardez c'est facile. On sort toutes les trois ensemble, - Tu sais, pour un tremblement de terre, c'est quand
et on fait une grande manœuvre de contournement. - même un cas de force majeure.
Ouais. Moi, je préfère pas savoir qui c'est. - Bon bah Christian, il va venir après ?
- C'est plus romantique. - Il a promis de nous rejoindre.
- Et c'est plus sûr parce que si jamais c'est un vieux, gros, - Waouh, t'as vu l'engin ?
moche, bête. - Pas mal du tout.
- Non, vaut mieux continuer à rêver. - Si on dérange, on peut partir.
- Oui, vous avez raison. - Non, je disais juste ça au niveau relations sociales et
- Dommage, quand même. J'aurais bien aimé voir sa tête, humaines.
hein. - Et bien, vu la direction de votre regard, je savais pas
- Ok les copains, à demain. que ça se situait là.
- Tu ne viens pas boire un pot avec nous ? - Tu es mille fois plus belle qu'elle.
- Non, excusez-moi, j'ai un rendez-vous. - Pas sûr.
- On répète à quelle heure demain ? - Elle est mignonne, hein ?
- Euh, nous on a cours jusqu'à 5 heures, et toi ? - Je dirais même, elle est adorable.
- Ça devrait pouvoir coller, je vais pouvoir me faire - Bah moi je dis rien, je suis amoureuse de mon Cri-Cri.
remplacer. - Eh non mais les filles, vous allez pas vous y mettre ?
- On dit cinq heures et demie, c'est bon ? - Pourquoi pas ? Qu'est-ce t'en penses Hélène ?
- Ok. - Ouais, bah tu vois, on aurait mieux fait de se taire.
- Génial. À demain, José. - Elles vont nous faire la tête jusqu'à ce soir.
- À demain. - Moi j'aime bien. Hélène est encore plus belle quand elle
- À demain. fait la tête.
- Eh les gars, faut faire vite, hein. - Arrête, tu triches !
- Les filles vont nous attendre à la cafette, là. - Bon compris, allez, j'arrête les hostilités.

6
- Bon, moi aussi. Fais-moi un bisou. - On peut toujours frimer devant les filles, hein, mais
- Et moi ? quand on est amoureux, bah c'est pas pareil.
- C'est bête que j'en aie envie ! - Ouais, je connais le truc.
- Bon moi, je pense que je vais prendre une autre glace. - Bah si j'étais toi, bah j'irais carrément, comme ça, au
- Et tu vois, en plus elle s'en va. moins, tu sauras.
- Je crois qu'elle avait compris qu'il n'y avait rien à - Ouais mais le problème, c'est que je suis pas sûr d'avoir
espérer de nous. envie de savoir.
- La pauvre, elle doit être désespérée. - Bah ouais, tant qu'elle ne m'a pas dit non, bah je peux
- C'est vrai, elle ne sait pas ce qu'elle perd. rêver.
- J'annule la glace, j'ai mon petit Cri-Cri ! - Ouah !
- Salut. - Y en a une autre !
- Salut mon petit Cri-Cri d'amour ! - En plus, c'est un garçon raffiné, elle sent bon.
- Salut Johanna. Ça va les filles ? - Allez, dépêche-toi, ouvre-la.
- Bah ça va beaucoup mieux. On vient de traverser une - Eh, du calme les filles, on dirait deux gamines devant
crise mais on s'en remet. un magasin de confiserie.
- Mais alors doucement, très doucement. - Mais c'est important, peut-être qu'il dit qui il est.
- D'ailleurs, j'ai besoin d'un petit bisou. - Bon.
- Eh, vite Christian, je suis en manque ! - Ah, ça commence bien. Bon, vous êtes prêtes ?
- Attention Christian, c'est elle, le cas de dispute. - Ma déesse.
- Ça tombe mal, c'est elle la brune du fond de l'amphi. - C'est la première fois qu'un garçon m'appelle "Ma
- Écoute Christian, tu ne peux tout de même pas faire ça déesse".
à Johanna. - Eh Johanna, c'est peut-être pas sûr que ça soit pour toi,
- Mais ouais, c'est une fille super. tu sais.
- Si elle est au courant, je ne sais pas comment elle s'en - Nan mais bon, en attendant, euh, je peux rêver.
remettra. - Bon, je continue.
- Écoutez les copains, vous êtes très sympas, mais ma - Tout à l'heure, je t'ai vue sortir de chez toi.
vie, c'est ma vie. - Vous avez vu, il nous a vues.
- Johanna, je l'aime beaucoup, mais la brune, c'est autre - Il était là.
chose. - Mais c'est trop bête, on aurait pu le piéger pour voir la
- Tu peux tout de même pas nous faire croire que tu es tête qu'il a.
amoureux ? - Bon laisse-la lire, vas-y continue Johanna.
- Bah si, c'est comme ça. Vous avez jamais entendu - Tu étais si belle dans ta... petite jupe.
parler du coup de foudre ? - Bon d'accord, c'est raté.
- Ça fait une semaine qu'elle est arrivée, ça fait une - Oh, si j'avais su, j'aurais mis une jupe, moi aussi.
semaine que je pense plus qu'à elle. - Ça me permettrait de rêver plus longtemps.
- J'en rêve même la nuit. - Bon, je continue pour les autres. - J'ai failli courir vers
- Ça vous va, là ? toi pour te parler, mais au dernier moment je n'ai pas osé.
- Écoute, ok, t'énerves pas, on a compris : elle te plaît. - - J'ai eu trop peur que tu me dises non.
On ne peux pas être sûr d'aimer quelqu'un à qui on n'a - Mais je veux que tu le saches, je t'aime.
jamais adressé la parole. - Il écrit bien, ça doit être un romantique.
- Peut-être qu'elle a une voix de canard, très désagréable. - Oui mais c'est encore pire que j'aie pas mis cette jupe,
- Non, elle a une super voix. Je l'ai entendue parler : une j'adore les romantiques.
belle voix grave, ouais, un peu rauque, exactement ce - Oh, mais fais pas cette tête-là, ma Johanna, si ça se
que j'aime. trouve il est très moche.
- Mais peut-être que tu n'es pas du tout son genre. - Oui, mais c'est toujours agréable d'être aimée, même
- Imagine qu'elle aime les grands blonds, style Monsieur par un moche.
Muscles. - Allô.
- Et alors, je me ferai teindre les cheveux ! - Oui Nicolas, c'est moi.
- Ouais, je ferai un peu de gonflette, ouais. - Viens Johanna, c'est Nicolas, on va le gêner
- Ah, s'il est atteint à ce point, laisse tomber, hein ! - Bon, tu lui dis d'embrasser mon petit Cri-Cri !!
- T'as raison Étienne. - Mais non, t'inquiète pas, c'est les filles qui me font des
- Excuse-nous Christian, mais tu comprends, on voudrait bêtises.
pas que ça se passe mal avec Johanna. - Ah, tu vas lui dire quand on peut sortir parce que c'est
- Mais moi non plus, j'aimerais pas que ça se passe mal humide, ici, ok ?
avec Johanna. - Ah, mais qu'est-ce qu'elles font ?
- Je l'aime beaucoup, c'est vrai, mais bon, je sais pas trop - Écoute, le jour où tu auras compris qu'il ne faut jamais
comment m'y prendre avec elle. se poser de questions avec les filles, tu économiseras
- Je peux quand même pas lui mentir, ce serait pire, non ? beaucoup d'énergie.
- Et la brune, tu sais au moins comment elle s'appelle ? - Elles ont bien compris, au moins, qu'il fallait pas que
- Bah, vous allez dire que je suis nul mais je sais même Johanna vienne ?
pas. - Mais oui, j'ai tout expliqué à Hélène.
- Elle vient d'arriver, elle a parlé à personne. - Elle est intelligente, tu sais.
- Ah si, je sais qu'elle habite dans la cité universitaire. - Ouais, excuse-moi.
- Et si elle a un petit ami ? - Je suis un peu nerveux, en ce moment.
- Bah si elle a un petit ami, il faudra que je lui prouve que - C'est pas facile, ce genre de truc, tu sais.
moi, je suis mieux que lui. - Oui bah, respire un bon coup parce que les voilà.
- Non mais attends, si t'es atteint à ce point, qu'est-ce que - Salut les conspirateurs.
t'attends pour aller lui parler ? - Qu'est-ce qui se passe ?
- Eh, vous trouvez que c'est facile, vous hein ? - Ne vous moquez pas les filles, hein, c'est pas facile.
- Bah nan, c'est pas facile. - Il y a quelque chose de grave ?

7
- Bah oui, enfin non, enfin je sais pas. - Oh, tu connais pas encore mon petit Cri-Cri d'amour,
- C'est pour ça qu'il fallait vous parler. c'est un type génial, je suis sûre que tu vas l'adorer.
- C'est à propos de Christian ? - J'ai eu une bonne idée, non, de vous inviter à dîner ?
- Bah comment t'as deviné ? - Comme ça, on peut faire mieux connaissance avec
- Bah c'est pas très compliqué, à partir du moment où Nathalie.
vous nous dites de venir sans Johanna, euh... - Alors Nathalie, c'est quoi ton style de garçons ?
- Vous n'avez pas eu trop de mal à la semer ? - Johanna, ça gêne peut-être Nathalie de répondre à ce
- Oh non, on lui a dit que Christian serait pas là. genre de questions, non ?
- Bon alors, c'est quoi ? - Oh non, non, pas du tout.
- Bah justement, c'est Christian. - J'aime bien que les garçons soient pas trop trop
- Alors euh, il est tombé amoureux d'une autre fille. mignons, ce qui me plaît vachement, en fait, c'est qu'ils
- Une autre fille que Johanna ? aient de l'humour.
- Ben oui. - C'est comme mon petit Cri-Cri.
- Mais qui c'est, on la connaît ? - Tu vas voir, tu vas l'adorer.
- Non, non, enfin...oui. - Eh les filles, je vous ai pas dit, mais je vous ai fait une
- Enfin, c'est la brune de la cafette de tout à l'heure. surprise.
- Ah c'est pour ça que Christian a fait cette tête. - J'ai invité les garçons à boire le café avec nous après
- Mais oui, elle est arrivée en fac il y a une semaine, et dîner.
Christian joue les amoureux transis. - T'as invité les garçons ce soir ?
- Remarque, il n'a pas mauvais goût, elle est plutôt - Oui !
mignonne. - Quelle bonne idée ! - Tu peux le dire, les voilà.
- Mais comment se fait-il qu'elle n'ait pas adressé la - Respirez, femmes. Vos hommes sont là.
parole à Christian ? - Mon petit Cri-Cri, j'ai une vraie petite merveille à te
- Figure-toi que Monsieur n'a même pas encore osé lui présenter.
dire bonjour. - Bonsoir.
- Mais il est accroché, hein, c'est pour ça qu'on a préféré - Tu peux même lui faire une bise, je suis pas jalouse.
vous parler avant qu'il y ait un drame. - Je m'appelle Nathalie.
- Comment Johanna va prendre ça, d'après vous ? - Bonsoir.
- Beh mal, elle y tient à son petit Cri-Cri. - Salut, moi c'est Étienne.
- Vous pensez vraiment qu'il est amoureux de cette fille ? - Et moi Nicolas.
- Il a l'air. - Ben, asseyez-vous.
- Mais il la connaît pas vraiment ? - Bah alors ?
- Mais c'est exactement ce qu'on lui a dit, mais il nous a - Oui.
envoyé promener. - Tu vois Nathalie, tu leur fais de l'effet, aux garçons.
- Bon alors, qu'est-ce qu'on fait, on en parle à Johanna ou - Bah alors Christian, qu'est-ce qu'y a, tu dis plus rien ?
on laisse les choses se faire ? - Moi ça va, très bien, très très bien.
- Ouais, ça demande réflexion. - Mais je suis nul. Nul, nul, nul, nul !!!
- C'est stupide cette histoire, on était tellement bien. - Mais c'est pas vrai, ça !
- Salut, c'est nous. - Mais calme-toi, Christian.
- Salut les filles. - Tu vas pas nous faire une déprime.
- Je te présente Nathalie, elle vient d'arriver, elle a la - Mais y a rien de grave, hein.
chambre juste à côté de la nôtre. - Mais vous vous rendez compte de ce qui m'arrive ?
- Salut.- Bonjour.- Salut. - Je tombe amoureux d'une fille, j'ose pas lui parler, et
- Mais pourquoi vous faites cette tête-là ? c'est mon ex-petite amie, qui ne sait pas encore qu'elle est
- On dirait que vous venez d'avaler un parapluie. mon ex-petite amie, qui me la présente.
- Voilà Nathalie, c'est d'elles dont je te parlais. - Et en plus, elles s'entendent à merveille.
- C'est Cathy et Hélène, mes deux meilleures amies. - Mais c'est super, ça donne tout le temps de réfléchir.
- J'espère que je ne dérange pas, mais je trouve ça un - En plus, c'est pratique. Tu peux comparer.
petit peu idiot d'habiter juste à côté et de ne pas se - Maintenant Nathalie voudra plus jamais me parler.
connaître. - Vous savez comment les filles sont entre elles.
- Tu as bien fait. - Ce qu'y a de bête avec toi, c'est que t'es pessimiste.
- Et t'es là depuis quand ? - Regarde cette histoire de lettres d'amour que les filles
- Ça fait une semaine, j'arrive de Bordeaux mais je nous ont racontée.
connais pas grand monde encore, ici. - Imagine que le type qui écrit ces lettres soit amoureux
- Mais il y a déjà plein de gens qui te connaissent. de Johanna.
- Ah bon, qui ça ? - Il va peut-être t'en débarrasser.
- Non, rien, c'était juste pour plaisanter. - Et comme ça, tu auras le champ libre avec Nathalie.
- Mignonne comme tu es, avec tous les garçons - Quand je vous dis que je suis nul, vous pouvez pas vous
dragueurs qu'il y a à la fac, tu ne vas pas tarder à avoir rendre compte à quel point je suis nul.
beaucoup d'amis. - Mais pourquoi tu dis ça ?
- En plus que Nathalie, c'est une fille super sympa. - Parce que les lettres d'amour anonymes, c'était moi.
- On a eu le temps de discuter, en vous attendant. - Là, je comprends pas. Tu écris des lettres d'amour
- Et votre rendez-vous galant, comment ça c'est passé ? anonymes à Johanna ?
- Mais c'était pas un rendez-vous galant, qu'est-ce que tu - Mais non, pas à Johanna.
vas chercher ? - À Hélène ?
- Ben rien, sauf que par hasard j'ai appelé chez les - Mais non, c'est pire que ça.
garçons et j'ai trouvé Christian tout seul. - C'est à Nathalie que je les écrivais.
- Ah bon, t'as eu Christian ? - Mais je suis tellement nul que je me suis trompé de
- Et il t'as dit quelque chose, euh...? porte en les déposant, voilà.
- Boh non, il m'a envoyé balader, comme d'habitude.

8
LES CHORISTES Lui, c'était le père Maxence.
Il m'a expliqué aussitôt qu'il remplissait
les fonctions de gardien,
infirmier, magasinier et vitrier.
Oui? - Qu'est-ce qu'il fait lui?
Pierre, on appelle de France. - C'est un puni de M. Rachin.
C'est urgent! jours de travaux d'intérêt général.
Après le concert. Il fait la bonniche, quoi!
C'est au sujet de votre mère. Ils sont comment les gamins exactement?
Oui? - On ne vous a pas dit?
Tu me reconnais? - Non.
Fond de l'Etang. Mon infirmerie. Tout à l'heure
"Mon père va venir me chercher samedi." je vais vous montrer mon potager.
Pépinot. Avec plaisir.
Mais oui, bien sûr. - Bon sang! Qu'est-ce qu'ils ont fabriqué?
Pépinot. - Je vais vous aider.
- Ca fait combien de temps? C'est vous, Clément Mathieu?
- Oh, juste une cinquantaine d'années. C'est le directeur...
Fond de l'Etang. Rachin, directeur de l'établissement.
Ah, mais c'est toi, là, Ah, M. le Directeur, je m'excuse...
au premier rang. - Ah oui, vous êtes en retard!
Et toi. - On m'a donné le mauvais horaire pour l'autocar.
Et le pion, comment il s'appelait déjà? La ponctualité ici est une valeur fondamentale.
Clément Mathieu. Très bien.
Clément Mathieu. Monsieur le Directeur.
Qu'est-ce qu'il a pu devenir lui aussi? Très bien, M. le Directeur.
Ouvre. Suivez-moi.
"Fond de l'Etang. En premier lieu, je vous invite à prendre
Année ." connaissance de notre règlement intérieur,
C'est le journal que Mathieu a tenu puis vous prendrez l'étude à h...
pendant son séjour à Fond de l'Etang. Qu'est-ce qu'il vous prend là?
Toute son histoire. Et la nôtre aussi. eh ben, répondez!
C'est à toi qu'il le destinait. - Tenez, prenez ça.
J'aurais voulu te le remettre - C'est mon oeil.
en d'autres circonstances, mais... Encore un piège. Regardez!
" janvier, . La jolie nature de nos pensionnaires!
Après plusieurs années d'échecs Allez, mettez-le là!
dans tous les domaines, Je ne vois rien!
J'avais la certitude que le pire était à venir." N'exagérez pas! Montrez!
C'était à l'internat de rééducation Ah oui, quand même!
réservé à des enfants en difficulté. Bon, vous, eh, sonnez la cloche.
C'était, du moins, ce que disait l'annonce. Rassemblement!
Fond de l'Etang. - Il faudrait peut-être appeler un médecin.
Même le nom de l'établissement - Mais vous connaissez les prix des visites?
semblait avoir été choisi pour moi! Qu'est-ce que je vous ai dit là?
Bonjour. La cloche! Rassemblement!
T'es tout seul? Et où est-elle, cette cloche?
Qu'est-ce que tu fais là? Elle vous crève les yeux,
J'attends samedi. là, près de la porte!!!
Pourquoi? Eh, bon!
Mon papa va venir me chercher. Rassemblement!
Mais on n'est pas samedi aujourd'hui. Rassemblement!
Pépinot. - On fait souvent de petites surprises
Pépinot. comme ça?
Bonjour! Je suis Clément Mathieu, - Continuez à sonner!
le nouveau surveillant. En rang, par deux.
C'est vous pour le poste de pion? Tout le monde dans la cour!
Disons que j'ai déjà donné des cours Rassemblement!
dans un collège privé. Dépêchons!
- Des cours de...? Allez, plus vite! Et en silence!
- Musique. - Crâne d'oeuf!
Ah, vous allez vous entendre avec Rachin. - Silence!
Le directeur. C'est un ancien joueur de trompette. - Crâne d'obus!
- Bonjour, Pépinot. - Silence!
- Bonjour. J'ai dit EN SILENCE.
Ses filles. Il habite juste là. - J'ai rien dit!
- Vous ne l'avez jamais rencontré, M. Rachin? - Silence!
- Non, pas encore. Si j'ai ordonné ce rassemblement,
- J'ai eu la place par Madame B. c'est parce que le père Maxence
- Vraiment? vient d'être victime d'un lâche attentat.

9
Selon notre principe action-réaction, pour avoir cassé des carreaux.
son auteur sera sévèrement puni. C'est une vengeance. Bien dans son style!
Donc, si en trois secondes, Le Querrec.
je n'ai pas le coupable, Souvenez-vous bien de ce nom-là: Le Querrec.
chacun d'entre vous fera jours - Et puis Morhange, oui.
de cachot, à tour de rôle. - Oui!
Ceci jusqu'à ce qu'il se dénonce Morhange ne parle pas beaucoup,
ou soit dénoncé. mais faut s'en méfier.
Compris? Tête d'ange, mais le diable au corps.
Un... Action-réaction.
deux... Il n'y a que ça qu'ils comprennent.
Trois. Allez, je vous les laisse.
Personne? - Bonne chance.
Naturellement. Approchez! - Merci.
- Vous, Mathieu. Nos bienfaitrices.
- Moi? Et là, l'emploi du temps.
Oui, approchez! Les classez étaient partagées
Monsieur Chabert, entre le directeur,
donnez-moi le répertoire. qui tenait les cours d'historie et de français,
Merci. tandis que les autres matières étaient
M. Mathieu, votre nouveau surveillant, l'affaire d'un certain M. Langlois.
a la chance de ne pas vous connaître. Mr. Langlois, je vous présente le nouveau pion.
- Crâne d'oeuf. Clément Mathieu.
- Silence! - Surveillant à votre âge?
C'est donc en toute impartialité - Oui, mais j'ai déjà enseigné.
qu'il désignera le premier puni. Bien, c'est parfait.
Silence! Et c'est le plus rigolo.
Choisissez un nom. Prenez votre étude maintenant.
Au hasard? Vous êtes en retard.
- Si vous permettez un conseil... Pas besoin de vous montrer le chemin.
- Laissez-le. Allez-y! Allez ! V'là l' crâne d'obus!
Boniface. Messieurs!
Pas de chance! Bon, Chabert, Boniface. On ne fume pas pendant la classe.
- Mais, Monsieur, j'ai rien fait! C'est valable pour tout le monde.
- La ferme! Même pour vous, monsieur.
- Mais c'est dégueulasse, j'ai rien fait! Rends-moi ça!
- Tu vas pas causer, hein! Silence!
Allez! Rends-moi ça!
- Je ne veux pas! Je ne veux pas! Silence!
- Avec mon pied au cul, tu vas aller! Rendez-moi ça!
Silence! Ca commence bien...
Tant que le coupable ne sera pas connu, Mes compliments, Mathieu.
la récréation est supprimée, Assis!
les visites interdites! Naturellement!
Je vous invite donc à le dénoncer Vous! toujours vous!
au plus vite! Qu'est-ce qu'il a fait?
Ca pousse à la délation, ça! Rien, M. le Directeur.
Comme tous les nouveaux, vous avez Comment ça, "rien"?
des illusions généreuses, mon cher! Vous alliez le punir.
Nous en reparlerons dans jours. Ah, non, non! Je le faisais aller
D'ici là, faites-vous indiquer votre au tableau pour l'interroger
service par M. Régent et quand vous êtes entré,
dont vous prenez le poste. j'avais réclamé le silence.
Des draps propres. Vous en aviez en effet bien besoin!
Merci. Que je n'aie pas à revenir.
Vous partez pour quelle raison? Mettez-vous au coin!
points de suture. Bien.
Un coup de ciseaux. Maintenant que vous me connaissez un peu
Tout ça parce que j'avais confisqué mieux, une petite mise au point s'impose.
les cigarettes à Mouton. En ce moment même, un de vos camarades
- Mouton? est au cachot.
- Il y a un garçon qui s'appelle Mouton. Pour rien.
Et il est encore là, Mouton? Seulement moi, j'ai peut-être pas l'air
Pour votre information, c'est Le Querrec comme ça, mais moi, on ne me le fait pas.
qui a piégé la porte de Maxence. Je connais le coupable.
Je l'ai entendu qui le racontait Et je lui donne secondes
tout à l'heure dans le couloir. pour se désigner.
- Et vous n'avez rien dit? J'attends.
- Je ne voulais pas louper le car. Tant pis pour vous. Plus que secondes!
Le vieux père Maxence l'avait puni Trop tard.

10
Le Querrec. votre nom, votre âge et le métier
Qui est Le Querrec? que vous aimeriez faire.
Moi, monsieur. A ma grande surprise, tous les élèves
Tiens, donc! s'exécutèrent.
- Alors c'est vous qui avez blessé M. Maxence. Tous sauf un.
- Mais non, monsieur, c'est pas moi! Tu n'écris pas?
- Je ne questionne pas, j'affirme! Tu es là depuis combien de temps?
- Mais j'ai rien fait! Ca fait longtemps?
Entre nos deux avis, M. le Directeur Je sais pas.
saura faire la différence. Allez, écris, petit bonhomme.
Ah! Pendant mon absence j'ai besoin Première journée épuisante.
de quelqu'un de sérieux Je ne sais plus ce que
pour surveiller la classe. je suis venu faire ici.
si j'en crois mon flair infaillible... Rachin me fait peur, cette bâtisse
...Mr. Morhange. me fait peur, même ces enfants
Allons, allons, allons! me font peur.
Qui est M. Morhange? A tout moment j'ai l'impression qu'ils
Ben, moi, monsieur. vont rentrer dans mon box
Alors c'est vous la tête d'ange. pour me faire la peau.
Descendez au tableau. Vous garderez Ma couverture.
la classe pendant mon absence. - Tu m' passes une taffe?
Allez! - Ta gueule!
Bravo! Jolie tenue là! Raccouche-toi.
Sortez la chemise, c'est plus correct! Je relus les fiches remplies par les élèves.
Puisqu'on dit que les fortes têtes Tous rêvaient de métiers fabuleux!
ont beaucoup d'autorité sur leurs J'obtins pompiers, cowboys,
camarades, montrez-le dresseur de tigres, un pilote de guerre,
Allez, vous, chez le directeur! espions, un général de Napoléon,
- Pitié, M'sieur! un pilote de montgolfière, légionnaires...
- Pitié? Mais pas un seul pion.
Vous avez de la pitié pour celui qui C'est gentil de te porter volontaire
est à votre place? Et pour le père Maxence? pour venir me soigner.
Je ne voulais pas lui faire du mal. Vous voyez, docteur, il paraît que le nouveau
C'était juste pour lui faire une blague. pion a demandé un volontaire pour venir
Pour lui faire une...? s'occuper de moi.
...allez, au cachot pour commencer. Et c'est lui qui a levé le doigt.
J'en ai assez, vous entendez? Spontanément!
Je vais vous appliquer une correction Comme quoi il faut croire aux miracles.
dans mon bureau... Entrez!
- Qui est-ce? M. Mathieu, notre nouveau pion.
- C'est Leclerc. Alors?
Il a essayé de se barrer. C'est une sale blessure
C'est la troisième fois. que vous avez là, Maxence.
Il va l'emmener au cachot. Si maintenant ils s'en prennent à vous,
- Bon, ça vous fera un compagnon. il n'y a vraiment plus rien à espérer.
- Non. Car quand même,
Ecoute! On va peut-être s'arranger tous les deux. vous êtes d'une patience avec eux...
Tu as fait beaucoup de mal à M. Maxence J'ai la tête dure.
Beaucoup! Il ne faut pas me plaindre.
Alors je ne vais pas t'emmener chez le directeur, Moi, ce que je plains, c'est surtout
mais je vais te punir quand même. ces pauvres gosses. On a quand même eu
Désormais, au lieu de faire l'idiot pendant un mort ici.
la récréation, tu travailleras à l'infirmerie. Mort?
Je te nomme garde-malade du père Maxence. Mouton ils 'appelait.
Tu veilleras sur lui jusqu'à ce qu'il soit guéri. Il s'est jeté du haut du toit.
Tu es d'accord? Une chance: c'était un orphelin.
Pas mal. Comme lui. Tout le monde dit qu'il n'y a
Hein? rien à faire. Mais c'est pas vrai.
Mais je crois que je peux faire mieux. C'est un bon p'tit gars.
Donnez-moi votre craie. Faut un peu le connaître, c'est tout.
Mettez-vous de profil. Il a l'air gentil, père Maxence, hein?
Profil. Le Querrec, je te parle. Il est gentil,
On fera un petit sourire, ça changera. le père Maxence, non?
Vas-y, tu peux te retourner. Non?
Ah, non! J'oubliais. Oui.
Petite note de couleur! - Je ne t'ai pas entendu.
Mieux, non? Allez, filez à votre place! - Laissez-le! C'est un timide.
Bien. Un grand timide comme moi.
Pour mieux vous connaître, je vais vous Un, deux, trois, quatre...
demander de m'écrire, sur une feuille, Plus vite.

11
Oui? Ici c'est pas toi qui feras la loi...
- J'aimerais vous parler, M. le Directeur. Crâne d'obus, tu es foutu
- Vous voulez déjà nous quitter? Ici c'est pas toi qui feras la loi...
- Non, je voudrais tenter une expérience. Alors, les mecs, vous vous dégonflez?
- Quoi donc? - Toi, c'est Corbin, non?
C'est à propos de l'accident. - Oui, M'sieur, mais j' fais rien!
- C'est pas un accident. - Si, tu chantes.
- Certes. - Non, M'sieur, je vous jure!
cependant, je voudrais que vous Si, tu chantes. Et tu chantes faux en plus.
m'accordiez trois choses. Tu ne t'en rends même pas compte.
- C'est ça? Allez, recommence!
- , que vous leviez la punition collective. Je t'écoute.
, que vous me laissiez punir le coupable Tu veux peut-être aller
moi-même et que vous m'autorisiez à garder chanter chez le directeur. Allez!
son nom pour moi. Crâne d'obus, d'obus, t'es foutu
A condition que vous l'ayez. Crâne d'obus, d'obus, t'es foutu
Evidemment. Ici c'est pas toi qui feras la loi
Vous êtes d'une prétention, mon ami. Ici c'est pas toi qui feras la loi
Alors vous croyez que vous allez trouver On ne t'a jamais dit que tu chantais
le coupable comme ça? comme une guenon?
Eh bien, parfait. Si vous réussissez, d'accord, Hé, M'sieur. C'est vrai que c'est de la musique
je lève la punition collective. que vous avez dans votre cartable?
Mais, voilà, vous n'aurez jamais le coupable Mêlez-vous de vos affaires!
ou alors moi, je suis le roi des imbéciles. Et a ce propos, le prochain que je
J'ai le coupable, M. le Directeur. prendrais à fouiller dans mes affaires
Ah, bon? ...ça le coûtera cher.
Qui est-ce? Et maintenant, silence. On dort.
C'est à dire, vous m'avez autorisé Au lit, hop!
à taire son nom. Terminé.
Bon, eh bien... parfait. Dors.
Mais vos manières m'agacent! Cette rengaine me restait dans la tête.
Surtout que je n'aie pas Ils ne chantent pourtant pas très bien,
à me plaindre de votre classe! mais ils chantent!
- Je les tiens déjà bien en main. J'ai même repéré quelques bonnes voix.
- Haha, vous parlez bien vite, mon ami! Y a-t-il vraiment rien à en faire
Un, deux, trois, quatre... Allez! de ces gosses?
Allez, plus vite! Moi qui m'étais juré d'enterrer
- Il n'y a pas de photos de femmes à poil. à jamais mes notes de musique.
- Je n'avais jamais dit que c'était Ne jamais dire jamais!
des photos de femmes à poil. Il y a toujours quelque chose à tenter.
Il est marqué quoi sur le tien? janvier.
"Ave Maria for soprano Une semaine après l'accident, l'état
de Clément Mathieu." du père Maxence s'est brutalement aggravé.
Moi, j'ai, "Quatuor à cordes... Le médecin ordonne son transfert à l'hôpital.
...de Clément Mathieu." Il va mourir?
- Ca a l'air d'être de la musique. Non, on va le sauver.
- Qu'est-ce que tu connais, toi? Ce même jour, Pépinot a eu des ennuis.
- Ca peut-être du Morse. M. Pépinot, vous êtes un cancre.
- Ou peut-être des codes secrets. Dernière question. La dernière.
- Ouais, ça se peut. Il n'est pas pion. Comment est mort le maréchal Ney?
C'est un espion déguisé en pion? J'attends...
Le crâne d'oeuf! A la chasse?
Rendez-moi ça! Zéro.
- C'est quoi, M'sieur? Vous me copierez fois pour demain:
- Ca ne vous regarde pas. "Le maréchal Ney est mort fusillé."
Il y a un problème, Mathieu? Sortez!
Non, rien. Boniface. Approchez, mon petit!
C'est de la musique. Tenez, pour vous récompenser
Pour quoi faire? de votre rédaction.
Une chorale. Donnez ça à Mme. Marie
Dans les waters? pour qu'elle vous donne un biscuit.
Allez, dehors, la chorale. Vous saviez vous que le maréchal Ney
- Pas de ça ici, Mathieu. avait été fusillé, non?
- Pas de quoi? Mais oui, M'sieur. Comme Napoléon!
- Faites pas celui qui n'a pas compris! Sortez.
- Vous n'allez pas croire que...? Un instant, M. Morhange.
Cette fois-ci je ferme les yeux. J'ai vu que vous preniez des notes
- Vous voyez vraiment le mal partout. pendant mon cours.
- Ici? Oui. Je vous avoue qu'une telle application
Crâne d'obus, tu es foutu, m'étonne de vous. Apportez-moi votre cahier.

12
Charmant. de l'école publique pour de nombreuses fugues.
Tenez! Lisez! Admirez l'orthographe! Lorsque, contre la volonté de sa mère,
"M. Rachin bouffe de la merde par Pierre fut placé à Fond de l'Etang,
paquets de dix!" elle déclara au juge: "au moins
Il a écrit "Monsieur"? il mangera chaud midi et soir."
Non. janvier. Début de l'expérience.
M. Mathieu, action-réaction. Ils ont des chapeaux ronds,
Au cachot! Vive les Bretons!
Allez. Ils ont des chapeaux ronds,
- Messieurs, bon appétit. Vive la Bretagne!
- Merci. Ils ont des chapeaux ronds,
T'as faim, Pépinot? Vive les Bretons!
Tiens, t'as le droit de bouffer. Soprano. A gauche.
Pépinot? Leclerc.
C'est un orphelin. Il est né, le divin Enfant,
Ses parents sont morts pendant l'Occupation. Chantons tous son avènement.
- Comment sont-ils morts? Oui, c'est presque juste.
- Je ne sais rien. Alto, à gauche!
Le problème c'est que le gamin Delaire.
s'est mis en tête que son père Trois kilomètres à pied,
va venir le chercher le samedi. Ca use, ça use
Chaque samedi il n'y a personne. Trois kilomètres à pied
Alors on lui dit que ce sera Ca use les souliers.
pour le samedi d'après Va, recommencez là...
et ainsi de suite. Quatre kilomètres à pied,
Il ne serait pas plus simple Ca use, ça use
de lui dire la vérité? Quatre kilomètres à pied,
Sans fois on lui a répété que son père Ca use les souliers.
était mort tout comme sa mère. C'est bien ce que je pensais.
Rien à faire! Basse, à droite.
Et maintenant on le laisse attendre Ricoeur.
devant les grilles. Si ça lui fait plaisir... J'ai du bon tabac dans ma tabatière
Silence! J'ai du bon tabac; tu n'en auras pas!
Vous avez vu? Action-réaction! T'es interdit de fumer, hein!
C'est-à-dire? Alto, à gauche.
Action. Illouz.
Réaction. L'amour est un enfant bohème
Il y a quelqu'un au parloir Il n'a jamais, jamais connu de loi
qui demande le petit Morhange. Soprano, évidemment. A gauche.
Morhange, mais il est au cachot. Bien. Pépinot.
Les punis n'ont pas droit aux visites. Je connais pas de chanson.
Vous le savez bien, c'est le règlement. C'est pas grave. Je vais t'en apprendre.
Eh ben, allez le dire vous-mêmes à la personne! Entre temps je te nomme
Bonjour, madame. Assistant Chef de Choeur.
Bonjour. Là.
Je suis le nouveau surveillant. Boniface.
Je suis la mère de Pierre Morhange. Maréchal, nous voilààààà!
Clément Mathieu. - Qui est-ce qui t'a appris ça, toi?
Je sais, c'est pas le jour des visites, - C'est mon grand-père.
mais c'est le seul moment où... Un peu démodé. Bon. A gauche.
- Non, c'est pas ça. Clément.
- Il est encore puni? Aux armes, citoyens,
Ah, non, non! Il n'est pas puni... Têtes de chiens...
...mais... mais, il n'est pas là. Bon. A droite.
Comment ça? Les monos, c'est de la racaille
C'est-à-dire qu'il y a une heure on l'a Ca fume et ça boit pour tout
emmené chez le dentiste. ce que ça travaille.
Il avait une rage de dents. A gauche.
Une rage de dents? Coucou, hibou,
Oui, une rage de dents, mais pas grave. Coucou, hibou,
Il sera là le soir. Très bien. Alto.
Je ne pourrai pas l'attendre. Ton fort!
Je prends mon service à h. Ton fort!
Je peux vous laisser quelque chose pour lui? Fais-moi voir, Corbin.
Ah, oui, bien sûr! Alors, je suis désolé, ça n'existe pas,
Elle s'appelle Violette. cette note. Viens un peu là.
Violette Morhange. M. Pépinot, donnez-moi la partition.
Mère célibataire, désespérée par Merci beaucoup. Ouvre tes mains.
l'attitude de son fils, Tiens-les comme ça. Voilà!
enfant voleur, introverti, qu'on renvoyait Je te nomme "Pupitre"!

13
M. Pépinot, baguette! A peu près normalement.
Merci. Nous avons soumis ses facultés intellectuelles
Attention! Au trois... au test Binet-Simon.
Encore une fois. Ah, le test Binet-Simon.
Et voilà. Ah oui, il a été soumis également au test
Un, deux, trois, quatre. de Rorschach et Drüss Fables.
Le Querrec est au pain sec... - Excellent.
Tous les soirs je leur fais travailler - Ce test, comme vous le savez...
la manière simple de la composition. Ce test classait les enfants
Carpentier s'est égaréééé en sept catégories:
Nous sommes de Fond de l'Etang, normaux, suffisants,
C'est pour le moins déconcertant. limite, débiles légers, moyens,
Nous sommes de Fond de l'Etang profonds,
Et c'est bien ça qui est embêtant! Et pour finir, les imbéciles.
Pas mal. Mondain se situe dans la zone limite.
Ce n'était pas du grand art, Ce n'est pas un démon
mais je captais leur attention. à proprement parler,
Pour aller plus loin, j'avais besoin mais je dois vous prévenir:
maintenant du soutien de mes hiérarchies. Il a le profil d'un pervers
Quoi? instinct grégaire.
Une chorale? Ah, quand même...
Oui. Ca veut dire quoi, au juste?
Mon pauvre Mathieu, vous êtes Et ben, le...
complètement à côté de la plaque. - Docteur?
Une chorale! Mais vous n'allez - Tendance à la cruauté, au parasitisme,
jamais leur tirer une note du gosier ou à la destruction, et surtout,
alors moi je suis le roi des... surtout, à la mythomanie.
Non, je vous supplie, M. le Directeur, - Voilà.
ne me dites pas le roi de quoi. - Il est déjà plein, des gens comme ça ici...
Pourquoi donc? Sauf qu'ici les enfants ont accès à des
Parce qu'ils chantent déjà. disciplines généralistes.
Ah oui? Il est donc intéressant d'observer
Oui, mais un tout petit peu. comment Mondain peut s'y intégrer.
Alors pourquoi êtes-vous venu me demander C'est la moindre des choses.
une autorisation que vous avez déjà prise? Nous essaierons tous d'être à la hauteur
Je n'aime pas vos manières, vous m'entendez? de vos attentes scientifiques.
- Monsieur le Directeur... Messieurs, prenez en charge cet individu!
- Vous m'embêtez. - Je vous garde le déjeuner?
J'ai d'autres soucis en tête. - Avec plaisir.
Très bien. J'aimerais rire moi aussi. Portez-lui toute l'attention nécessaire!
Faites-les donc chanter! Action-réaction.
Pas de cigarette ici.
Pour bien entamer l'expérience,
je devais tout d'abord affirmer
Mais si ça tourne à la chienlit, mon autorité.
vous perdez votre place. T'as vraiment une gueule de connard, toi!
Merci pour vos encouragements, T'as intérêt de te tenir à carreau.
Monsieur le Directeur! Sinon, ça va barder!
février. D'accord.
Lorsque j'attaque les premières Ca va barder?
répétitions, Rachin s'acharne Toi, tu connais certainement
contre Morhange. une chanson, non?
A sa sortie du cachot, il le condamne, Ben, ouais, mais...
pour l'exemple, à un mois Mais quoi?
de Travaux d'Intérêt Général. Ca va pas vous plaire.
Recommencez dès le début. Allez! Essaie toujours. Viens!
Hé, la bonniche! Tu n'oublieras pas Allez!
de faire mon lit! Je t'écoute.
février. A la claire branlette,
Visite du docteur Dervaux, J'ai sorti mon poireau
médecin psychiatre. Pour enculer Ginette
Il nous apporte un cadeau. Sans lui faire de bobo.
Nous avons donc décidé de sortir ce garçon - Stop!
de la maison de redressement de St. Ferréol - Il y a longtemps que je t'encule...
afin d'étudier ses capacités d'adaptation Ca va.
à un univers plus... libéral. Je te l'avais bien dit.
Contrairement à la plupart de ses camarades, Pas mal.
Pascal Mondain commence à lire Il y a du travail, mais tu as déjà
et à écrire. une bonne voix de baryton.
En tout cas, il sait parler. Une voix de quoi?

14
De baryton. C'est pas une insulte. Que c'est une pute.
C'est quand on chante avec une voix grave. Je t'arrange la gueule.
Allez!
Toi, t'es mort!
Ah, oui?
Mets-toi au fond avec les basses. Ce jour-là, Morhange manquait
- Putain! à l'appel de h.
- Et laisse ta putain tranquille. Personne n'a jamais su d'où il revenait.
Le prochain qui se marre, Mais il était revenu.
c'est mon poing dans la gueule! C'était l'essentiel.
Quand tu veux, Mondain! Ben, qu'est-ce que tu fais là, toi?
Isolement terminé. J'ai pas le droit de monter.
Je vous ramène Pépinot. Comment ça, t'as pas le droit?
Vous l'avez oublié près de la grille. Pourquoi ça?
Alors, Pépinot? J'ai pas de sous.
On n'est pas samedi. T'as pas de sous pour aller dormir?
Au fait, je voulais vous dire... Qu'est-ce que c'est que cette histoire?
Dans les lettres que vous envoyez C'est Mondain.
au parents... Il ne me laisse pas monter
Je n'en ai pas. si je ne lui donne pas de sous.
Oui, ben pour ceux qui en ont, Faut qu'on fasse gaffe.
rappelez-leur qu'ils peuvent venir vous voir Là où j'étais avant,
le er et le ème jeudi de chaque mois. je me suis fait gauler par le pion.
Morhange, tu commences déjà à être inattentif. - Alors j'ai dû lui régler son compte.
- Qu'est-ce que je viens de dire? - Comment?
- Ben, je sais pas. Un coup de baïonnette.
Je viens de dire que tu peux écrire Je l'ai bien saigné.
à ta mère pour lui dire de venir te voir - Tu l'as tué?
le er et le ème jeudi de chaque mois. - Un peu, oui.
Ou les deux si elle le veut. Ici c'est pareil. Faut pas qu'il me
T'as compris? Seuls les punis n'y ont casse les couilles, votre Crâne d'Oeuf.
pas le droit, alors méfie-toi! - Mathieu c'est bien.
Moi, mes vieux j'ai pas envie de les voir. - Tu parles!
Oui, mais Morhange Par devant il te chante une berceuse,
a peut-être envie de voir sa mère. quand tu dors, ça vient te tripoter la bite.
Peut-être qu'il n'est pas le seul. Ceux-là, faut tous les crever!
Bon, tu vois, Morhange? Bonsoir, messieurs.
On a une vraie chorale. - Bon appétit.
- Je m'en fous. - Monsieur, je vous jure, j'avais rien fait.
- Quoi, je m'en fous? Je vois que tu fréquentes du bon monde, Corbin.
Quelle est ta voix? Dégage!
Montre la gamme, vas... DO... Pour ce qu'il est du festin,
Allez! ça reste entre nous. Cadeau.
Tu veux retourner d'où tu viens? Mais je te préviens: tu ne parles plus
Allez, la gamme, vite! à Pépinot!
La grossièreté ne te va pas très bien, T'approche pas de lui!
mon p'tit gars. Je t'interdis même de le regarder!
Tout le monde ne peut pas être Mondain. Est-ce que c'est clair?
Bon, allez, on reprend. Un seul regard vers lui, un seul,
- Bon, et où tu vas, toi? et ta vie se transforme en cauchemar.
- J'en ai marre, j'vais pisser. Vois sur ton chemin
Mondain, une minute! Gamins oubliés, égarés
- Corbin. Tends-leur la main
- Moi aussi, je peux aller pisser, M'sieur? Pour les mener vers d'autres lendemains.
Bon, allez, tout le monde sort. Sens, au coeur de la nuit
Et en silence! Silence! L'onde d'espoir
Tu chantes bien, ma belle. Ardeur de la vie
T'en veux? Sentier de gloire
On t'a laissée toute seule? Qu'est-ce tu fais là, Morhange?
Je vais te protéger, moi. Rien, m'sieur.
Attends-moi! Alors j'ai entendu des voix?
On se ressemble, tous les deux. Ca doit être la fatigue.
Moi, mes parents, c'est des enculés. Article du Règlement intérieur:
Toi, ta mère, c'est pareil. Il est interdit aux élèves
Si elle veut plus de toi, de pénétrer seuls dans les classes.
c'est pour être tranquille. Avec M. Rachin tu le recopierais
Non, c'est parce qu'elle travaille. fois pendant le matin.
- Ah, c'est vrai, ce qu'ils disent Sans compter s'il irait le dire
alors les autres? à ta mère.
- Quoi? Je n'ai rien à foutre de ma mère.

15
- Qu'est-ce qu'elle t'a fait? Explique-moi! Eh voilà, je vous laisse. N'hésitez pas
- Je n'ai rein à vous dire. à venir me voir.
Attends, j'ai pas fini. Je n'ai pas dit à ta mère que tu avais été puni.
Tu vas pas t'en tirer comme ça. Je lui ai dit que tu étais chez le dentiste.
Tout se paie ici. Ne me trahis pas!
Demande à Pépinot. - Alors il paraît que tu chantes bien?
Morhange, toi, tu fais des choses qui - Ouais.
ne te ressemblent pas. Il a l'air content de toi, ce monsieur.
Faire le mur, te bagarrer, Il est gentil avec toi?
jouer le voyou. Ca va.
Tu fais peut-être rire les autres, mais pas moi. Il y a du linge propre
Alors à partir de demain, participation et je t'ai fait ton gâteau au chocolat.
obligatoire à la chorale! T'es content?
Les cours de musique. Tous les jours! Avril. Ces enfants m'inspirent.
Allez, file te coucher! J'étais sûr, je savais qu'un jour viendrait
Allez! où l'on jouerait ma musique.
mars. Je m'appelle Clément Mathieu.
Il ne peut pas s'en douter, Je suis musicien et chaque nuit
mais moi, j'en suis sûr. je compose pour eux.
Sa voix est un miracle. Caresse sur l'océan
La promesse rare d'un don exceptionnel. Pose l'oiseau si léger
Vous pouvez sortir en silence. Sur la pierre d'une île immergée.
J'ai dit en silence. Air éphémère de l'hiver
Et peu à peu, alors que ma chorale progresse, Enfin ton souffle s'éloigne
j'apprivoise mon nouvel élève. Loin dans les montagnes...
Bonheurs enfantins Vire au vent tournoie déploie tes ailes
Trop vite oubliés, effacés, Dans l'aube grise du levant
Une lumière dorée brille sans fin Trouve un chemin vers l'arc-en-ciel
Tout au bout du chemin. Se découvrira le printemps
Sens, au coeur de la nuit Calme
L'onde d'espoir Sur l'océan...
L'ardeur de la vie C'était pas bien, M'sieur?
Sentier de gloire. Si, c'était bien.
Bon, prenez vos cahiers de calcul. C'était très bien.
Comment Mathieu, c'est vous qui faites Avance, cochon!
chanter les enfants? Petit merdeux. Allez!
Oui, monsieur. Avance!
- C'est un reproche? - Qu'est-ce qu'il a fait?
- Oh, pas du tout. - Il a volé ma montre.
Au contraire, j'adore la musique. Dans ma chambre que je l'ai surpris.
Il m'arrive parfois à moi-même Alors je passe voir Rachin.
de pousser la chansonnette. Action-réaction.
Ah bon? - Et vous l'emmenez où?
Qu'est-ce qu'on attend - Au cachot. jours! Allez!
pour être heureux? - Attendez!
qu'est-ce qu'on attend - Attendre quoi?
pour faire la fête? C'est mon seul baryton.
- Bonne journée. Oui, Monsieur le Directeur?
- A vous aussi, cher collègue. J'ai encore trouvé du graffiti sur...
Arithmétique. Page . Excusez-les, Monsieur le Directeur,
Messieurs, dames. c'est une balle perdue.
Bonjour, madame. Ecartez-vous!
- Pierre est prévenu. Il arrive. Mathieu, Chabert...
- Ca ne va pas? ...avec moi.
Tout va très bien. Fin mai. Au fur et à mesure que le temps passe,
- Et ses dents? j'enregistre de nouvelles victoires.
- Ca c'est arrangé. Debout! C'est l'heure!
Vous lui avez dit que j'étais passée? - Leclerc.
Non. - Ouais?
Pourquoi? - On est toujours copains?
C'est-à-dire je préférais ne pas lui dire. - Ouais, pourquoi?
Vous savez, Pierre est un garçon très sensible... et ça fait combien?
...et doué. -!
Oui, pour faire l'imbécile. - T'es sûr?
Pas seulement. Et bien à ce propos, - Ben, ouais!
il faudrait que je vous parle. - Merci.
Chanter? Mais personne ne le lui a appris. C'est peut-être une illusion,
Mais il a un don. mais pourtant, même notre directeur
Faut faire quelque chose. semble être gagné par le changement.
Bonjour. .

16
Regardez, c'est monsieur Maxence! Bon, il est tard, on verra ça demain.
Attention! On ne bouge plus! Mais, M'sieur, on ne fait pas
Souriez! la deuxième partie?
Allez! Dehors, Mondain! - Je ne t'ai pas appris le solo.
Hé, p'tit, c'est fini. - Mais moi, je l'ai appris.
Allez, allez! Un, deux... Comment ça, tu l'as appris?
Chabert, je viens de voir M. Rachin, Ah! Bon, seconde partie.
pour lui dire que la chorale de Mathieu Allez.
était sensationnelle! Le mai, peu après h,
Allez! Mondain était de retour.
- Je suis fatigué. - Où est l'argent?
- Mais t'es toujours fatigué! Allez! . - J'sais pas.
- Qu'est-ce qu'il vous a dit? - Alors qui me l'a volé?
- D'aller me faire foutre! Voilà. - J'sais pas. C'est pas moi!
Il est où Mondain? T'en veux encore?
Et vous n'avez pas noté sa disparition Alors?
avant d'aller courir? - Il le frappe?
Il était à l'appel ce matin, M. le Directeur. - Depuis une demi-heure.
C'est après qu'il a dû partir. - Il est fou.
Très bien, dans ce cas, j'interdis - Il perd surtout son temps.
toute promenade jusqu'à la fin de l'année. Il ne dira rien, le gamin.
- Ila pris beaucoup d'argent? Bon.
- La totalité. Près de , francs. Et là on va recommencer depuis le début.
Comment je fais pour payer Où est l'argent?
mes fournisseurs maintenant? Parle!
Jamais je n'aurais dû accepter de le prendre ici. Où est l'argent?
Tout ça pour une expérience... Lâche-le!
Je m'en foutrai des expériences! Lâche-le!
Comme vous avec votre musique. Calme-toi!
Je devrais faire livrer du charbon Calme-toi!
pour l'eau chaude. Ca attendra Ce garçon vient d'avouer. C'est parfait!
la semaine prochaine. Je rappelle tout de suite les gendarmes.
Entre-temps, je préviens la gendarmerie. Vous allez connaître d'autres maisons,
Quand il était dans son cercueil, mon petit!
Il l'avait dure comme une carotte Avec d'autres gardiens et d'autres barreaux.
Avec sa bite en arc de cercle Pour ne pas entamer leur moral fragile,
Il essayait d'ouvrir le couvercle! l'affaire Mondain a été dissimulée aux enfants.
... On l'avait renvoyé dans son école,
J'observe que le chant les rend point final.
intelligents, Mathieu. Une poule
Ils sont en net progrès. produit en moyenne...
M. le Directeur, les gosses n'ont plus oeufs par an.
d'eau chaude depuis trois semaines. Bien nourrie...
L'eau froide c'est très bien logée...
pour la circulation. Sortez! - J'ai vu les filles de Rachin aujourd'hui.
Au fait, Mathieu, Toutes nues?
finie, la chorale. - Non.
- Mais, Monsieur le Directeur... dans un poulailler aéré...
- Merci, M. Mathieu. et propre,
Oui, passez-moi la gendarmerie. elle en pond .
Je ne sais pas encore ce qu'on va faire Combien d'oeufs de plus peut ainsi
pour la chorale, obtenir
mais pour les gosses, le fermier qui élève...
on va chauffer au bois. neuf poules?
Il n'y a plus de bois. Belle journée.
Et ça? Ca fait du bien un peu de soleil.
Réserve personnelle de M. le Directeur. Nous allons vers de beaux jours.
Chabert. Action-réaction. Vous savez, Pierre m'étonne un peu plus
Chabert m'a étonné. chaque jour.
Je le prenais pour un double zélé de Rachin, En tout cas, je voulais vous remercier
mais c'était en fait un brave type de ce que vous faites pour lui.
qui considère le sport et la musique Je le fais un peu pour vous aussi.
comme les moteurs essentiels Enfin, je veux dire, si Pierre va bien,
de la cohésion nationale. vous aussi vous irez bien...
Le Querrec, je te vois pas ou quoi? - Laissez-moi faire.
Avec son aide, j'organise la résistance. - non, laissez, c'est rien.
Notre chorale devient clandestine. C'est de l'encre.
Vous avez tendance à baisser en fin de phrase. - T'es chiant, imbécile!
Je vous demande pour la dernière fois - Tu veux qu'on nous enferme tous au cachot?
de bien détacher chaque note. Qu'est-ce qui se passe?

17
Pourquoi vous lui tapez dessus? - Mr. Chabert m'a dit qu'il était en ville!
Dis-moi, toi, Bébert. Bon, merci, les enfants.
Ben, parce que c'est lui Vous pouvez aller jouer dans la cour.
qui vous a jeté l'encre. Vous m'embêtez, vous savez?
Tu pouvais pas fermer ta gueule, toi? Monsieur le Directeur, je vous promets,
Tu me fais honte, Pierre. les devoirs sont faits.
Attendez. Voilà que nos dames bienfaitrices
C'est pas grave. C'est juste de l'encre. ont eu vent de votre chorale.
Je le comprends, c'est de la fierté, C'est la comtesse elle-même qui m'écrit.
c'est parce que vous êtes belle. elle nous rend visite, avec ses amis,
Belle? dimanche prochain.
Je veux dire, vous n'avez rien à voir - Elle veut écouter ça.
avec les autres mères qui viennent - Mais c'est formidable.
voir leurs gosses. Enfin, j'veux dire, c'est bien.
Parce que je vis seule, c'est ça? Je vois ça d'ici.
Moi aussi. Minauderies, musique.
- Mais vous n'avez pas d'enfants. Pourquoi pas des petits-fours?
- Non. Vous me mettez ces corvées sur le dos
Enfin, j'en ai . avec vos imbécilités...
Mais eux, ce qu'ils voient quand vous venez, Enfin, vous remarquerez que la musique
c'est la femme qu'ils rêvent tous d'avoir. ne dessert pas la discipline.
Enfin, la mère dont ils ont tant rêvé. - Depuis quelque temps
Pour Pierre vous n'êtes pas un rêve. on a quand même eu moins de problèmes...
Vous êtes sa mère. - Hasard.
Et comme tous les enfants, - Je ne crois pas beaucoup au hasard, M. le D.
il n'aime pas partager. - C'est ce que j'ai cru comprendre.
On doit absolument le sortir de cet internat Car qui en dehors de vous
où il perd son temps. aurait pu parler de votre chorale à la Fondation?
- Lui trouver une école de musique. C'est moi.
- Ce que je voudrais Vous savez écrire, vous?
c'est qu'il ait un vrai métier. - M. Maxence a cru bien faire, sans doute...
La musique c'est un vrai métier, - Faites-moi grâce de vos commentaires.
à condition d'avoir un bagage solide. Je n'aime pas vos manières, Mathieu.
Il pourrait entrer au Conservatoire de Lyon. J'ai l'impression que vous n'aimez pas
Je le suivrai pour qu'il ne prenne pas grand-chose, Monsieur le Directeur.
de mauvaises habitudes. M. Rachin. On vous demande au parloir.
Même là-bas on peut tomber On en parlera plus tard.
sur de mauvais professeurs. Pour vous.
Et après? Des fois, je me dis qu'on aurait dû
Après il deviendra ce qu'il doit devenir. laisser Mondain l'étrangler.
Pierre est une exception et je vous jure Violette me remerciait de ce que
que je fais tout pour qu'il s'épanouisse. je faisais pour son fils.
Mais j'ai besoin de vous aussi. Elle voulait m'en parler en privé
Je comprends. et m'annonçait quelque chose
Merci. de très important.
Non, ça va pas. Rendez-vous au Café de la Place,
Qu'est-ce qui se passe aujourd'hui? le , à heures.
On dort? J'ai écrit au Conservatoire de Lyon.
Et toi, Boniface, t'as vu Je connais un peu le directeur.
comment tu te tiens? Il m'a gentiment répondu qu'il
Tu crois qu'on peut chanter comme ça? serait ravi d'auditionner
Redresse-toi! et en cas d'admission, il ferait tout
On repart à "Si doux est le concert". pour lui obtenir une bourse.
Et mon solo? De ce côté-là, je pense que les choses
Quel solo? vont être plus simples désormais.
Mon solo. Ah, bon?
Ah, oui, ton solo. non, il n'y a plus de solo. Oui. Depuis que je vous ai rencontré,
T'avais pas une mauvaise voix, Je... enfin...
mais personne n'est indispensable. Ma vie a... Comment dire?
Tu chantes, tu ne chantes pas, ça m'est égal. Basculé?
On peut bien se passer de toi. Ecoute. Oui.
Bon, on reprend à... Grâce à vous.
On reprend à "Ô nuit"... - J'aurais pas pu imaginer que...
Ô nuit - Moi non plus, j'y croyais plus.
Viens apporter Remarquer, j'ai peut-être tort
à la terre de m'emballer trop vite.
Le calme enchantement Ah, non.
De ton mystère Non, vous pouvez me faire confiance.
Mathieu. C'est vrai que vous m'avez porté chance.
- Vous allez vous faire engueuler, M'sieur. Chance?

18
J'ai rencontré quelqu'un. De tes voix chantant l'espérance
C'est un ingénieur. Si grand est ton pouvoir
De Lyon justement. Transformant tout en rêve
Je l'ai connu au café. Ô nuit
Il travaille dans la région Ô laisse encore
pour la construction d'un pont. A la terre
Ca va? Le calme enchantement
Ca va. C'est une chance formidable De ton mystère
pour vous et pour Pierre. L'ombre qui t'escorte
Ne m'en voulez pas, je suis obligée de filer. Est si douce
Ca me ferait plaisir que nous puissions Est-il de beauté
déjeuner tous les trois un de ces jours. Aussi belle que le rêve?
vous pourrez lui parler de Pierre. Est-il de vérité
Vous voulez bien? Plus douce
Pourquoi pas? Que l'espérance?
Au revoir. Et dans les yeux de Morhange
Au revoir. qui suivaient si bien ma mesure,
Et merci pour tout. je lisais tout à coup
J'oubliais. beaucoup de choses:
Ne dites rien à Pierre pour l'instant. de la fierté, la joie d'être pardonné,
Excusez-me. Je peux prendre la chaise? mais aussi - et c'était bien nouveau pour lui,
- Oui, oui. comme de la reconnaissance.
- Merci. Premier jour de l'été.
Madame la Comtesse, veuillez Notre chorale compte un nouvel élément.
accepter quelques fleurs. Excusez-moi, j'ai raté la reprise.
Je n'ai pas tout saisi, Au temps pour moi.
mais je comprends l'intention. - Allez-y.
Merci, mon petit. - Bon, encore.
Tenez. Je sens dans le regard de mes gosses
Mme. la Comtesse, permettez-moi des désirs d'escapade,
de vous présenter M. Mathieu, notre surveillant de construire des cabanes au plus près du ciel.
qui fait chanter ces chers enfants. Ce beau temps les rend tristes.
- Madame la Comtesse. Allez voir; c'est important.
- Mes compliments, monsieur. J'étais en train d'effacer le graffiti
Nous suivons avec beaucoup d'intérêt les méthodes sur les lieux des toilettes,
pleines de compréhension de m. Rachin. J'ai soulevé une pierre et j'ai trouvé ça.
Méthodes auxquelles nous vous remercions - C'est l'harmonica de Corbin.
d'apporter votre aide. - Et ça.
Au fait, cette chorale, Il y a au moins , là-dedans.
c'est une idée de...? Personne ne savait où était ta planque.
- C'est-à-dire... Alors ne me dis pas que l'argent
- Euh, de moi, Madame la Comtesse! est arrivé là par hasard.
De moi. Tu sais que Mondain a été renvoyé
Je suis, en effet, très heureux, Madame, parce qu'on l'avait accusé de vol.
de porter mon aide à un directeur Je ne savais pas.
aussi compréhensif. C'est vrai. Tu savais pas.
Eh bien, faites-les chanter! Enfin, maintenant je te le dis.
Monsieur Rachin est un modeste; Qu'est-ce qui t'a pris?
il n'aime pas les compliments. Tu voulais faire quoi de tout cet argent?
- Voilà. Si je vous dis, vous ne le direz à personne?
- Alors, qu'est-ce que vous allez Personne.
nous faire entendre? Je te le jure.
"La Nuit des Rameaux", Je voulais me payer...
Madame la Comtesse. Te payer quoi?
Oh, ça doit être magnifique. Une montgolfière.
Excusez-moi? Je ne sais pas qui a commis ce vol,
Qui est ce p'tit garçon qui se tient à l'écart? mais c'est bien la preuve que Mondain
C'est un puni? est innocent.
- Celui-là? Il serait jamais parti sans l'argent.
- Oui. Je ferai l'enquête après-demain.
Celui-là, c'est un cas à part. Mais ne vous faites pas du mauvais sang,
Permettez? Mathieu.
Ô nuit Si Mondain n'est pas coupable aujourd'hui,
Viens apporter il le sera une autre fois.
A la terre On ne peut rien pour ce genre d'individus.
Le calme enchantement - Il y a une justice, quand même!
De ton mystère - Justement, elle s'occupera de lui.
L'ombre qui t'escorte M. le Directeur, attendez-moi!
Est si douce Attendez-moi!
Si doux est le concert Vous partez vous aussi?

19
Je profite de la voiture. l'entière responsabilité de cette fugue.
Je vais passer les vacances en famille. M. Maxence n'a pas cessé un instant de vouloir
me dissuader.

Chez ma soeur.
Il y a un piano. C'est ce qu'on appelle "manquer de conviction".
Vous savez ce qu'il va faire à Lyon, Rachin? De l'autre côté on peut aussi considérer
Je crois qu'il va discuter du bilan financier qu'on a sauvé les vies de ces enfants.
de notre comité patronal. Oui, enfin, si vous n'aviez pas laissé
- Non? l'établissement sans surveillance, il n'y aurait
- Si. pas eu d'incendie.
Mais en vérité il va surtout faire Bon Dieu, je ne sais pourquoi je continue
des ronds de jambe pour son avancement de vous écouter.
et sa décoration. Bon, M. Maxence, en considération de vos longs
Vous pensez qu'il obtiendra ce qu'il veut? services,
Habile comme il est? Il va présenter un bilan vous subirez seulement une mise à pied.
idyllique de son établissement Quant à vous, M. Mathieu, vous êtes renvoyé.
en passant sous silence Pour avoir failli au règlement.
toutes les horreurs que vous connaissez. Puisque c'est comme ça,
Et puis il va s'attribuer la réussite mettez-moi à la porte aussi.
de votre chorale. Ce n'est pas à vous de décider.
Réussite? C'est gentil de votre part, M. Maxence,
Ah si! J'ai entendu, hein. mais je crois qu'on a encore besoin
C'est très bien. de vous ici.
M'sieur, c'est vrai que Langlois Pensez aux gosses puisque ce monsieur
est parti avec le dirlo? n'y pense jamais.
Oui. Chabert et Carpentier ont encore J'ai préparé votre compte. Tenez!
deux semaines de vacances. Vous partez immédiatement,
- On est les maîtres des baraques. par l'autocar de h.
- Alors il n'y a pas cours aujourd'hui? Je vous défends de revoir même un instant
Non. vos anciens élèves.
- Qu'est-ce qu'on va faire? - Comment ça?
- La sieste. - M. Maxence, vous y veillerez.
J'ai peut-être mieux. Allez, sortez!
Merci. M. le Directeur, avant de nous séparer,
Sans vouloir vous... permettez-moi de vous dire ce que je pense
- Votre rosette? de vous.
- Oui. - Je le sais, Mathieu.
L'oiseau est dans le nid, M. Rachin. - Vous êtes un homme incompétent,
Ah, je ne sais comment vous remercier. - profondément méchant.
Désolé, M. le Directeur. - Et eux?
On vous demande au téléphone. Ils n'ont pas choisi d'être ici.
Excusez-moi, je... Mais moi non plus. Je n'ai jamais eu
Monsieur le Directeur! la vocation de devenir un éducateur.
- Faites quelque chose! Mon fils est là-haut! Et ne me dites pas que vous rêviez
- Laissez-moi passer! de vous enterrer ici, dans le trou du cul
Le feu avait pris sous les toits. du monde.
Les flammes dévoraient les dortoirs, - Vous aviez d'autres ambitions? Ben moi aussi!
où les enfants avaient été vus - Ce n'est pas une raison pour leur faire payer
pour la dernière fois. votre échec.
gamins disparus, Si vous croyez que ça m'amuse de jouer
piégés comme des rats. le garde-chiourme?
Pour Rachin c'était son avancement, Faut bien que quelqu'un le fasse.
sa légion d'honneur Mais allez-y, vous! Prenez votre bâton
qui brûlaient sous ses yeux. de pèlerin, montez à Paris.
quand, tout à coup... Et vois les ministres!
Après le déjeuner, je les ai fait passer Toc-toc-toc.
par la porte du potager "Bonjour. Je suis Mathieu.
pour ne pas être vus de la Mère Marie "Il faut de vrais éducateurs,
et des gens du village. pas des toquards."
Et puis, puis nous sommes allés dans Engagez-vous, luttez, puisque
la forêt de Lignan. vous avez la foi, Mathieu.
Qu'est-ce que vous alliez faire là-bas? Saint Mathieu.
Faire un jeu de piste. Vous n'êtes qu'un musicien raté.
Ils étaient contents, hein... Un pion. Juste un p'tit pion.
Inutile de vous dire, M. Maxence, Pion. Pion. Pion.
que je réprouve une déception définitive "Qu'est-ce que vous faites dans la vie M. Mathieu?"
à votre égard. "Je suis pion."
M. le Directeur, j'assume Pion. Pion. Pion.

20
PION! J'ai pas le droit.
Vous êtes fou. Je ne peux pas t'emmener.
Je suis fatigué. Allez, repars!
Allez au diable. Vas-y!
Je le quitte, au contraire. Vas-y!
J'avais espéré que quelques élèves forceraient Pépinot avait raison d'y croire.
la consigne pour me faire leurs adieux. Le jour du renvoi de Mathieu,
Mais rien. c'était un samedi.
La sagesse de ces enfants
ressemblait bien à de l'indifférence.
Et Morhange...
Enfin.
"A bientôt, M. Mathieu."
"Au revoir, Crâne d'obus."
Sur le premier j'avais reconnu
l'écriture soignée de Boniface.
Les fautes d'orthographe,
c'était Pépinot, naturellement.
Cette autre, avec ses notes de musique,
portait la signature de Morhange.
Et celui-ci...
Et celui-là...
Silence! Faites-les taire!
Ils se sont enfermés à clé.
Ouvrez!
A cet instant je ressentis une bouffée
de joie et d'optimisme.
J'aurais voulu le crier au monde entier.
Mais qui m'aurait écouté?
Moi, dont personne ne connaissait l'existence.
Le grand artiste ayant vite
retrouvé sa condition d'homme.
Je m'appelle Clément Mathieu,
musicien raté, pion au chômage.
"Je m'appelle Clément Mathieu,
musicien raté, pion au chômage."
Et la suite?
Il n'a jamais pris soin de l'écrire.
Mais moi, je peux te la raconter.
Et Pépinot m'avait répondu.
Le lendemain, sur le chemin de retour,
mon enfance me sautait à la gorge.
Après le renvoi de Mathieu,
ma mère me reprit avec elle.
Nous sommes partis à Lyon
où je fus reçu au Conservatoire.
L'ingénieur voulut me remettre en pension.
Elle refusa. Il nous quitta.
Chabert, Langlois et le père Maxence
se sont unis pour dénoncer les méthodes
abusives de Rachin.
Les enfants furent interrogés,
Rachin renvoyé.
Clément Mathieu a continué à donner
des cours de musique jusqu'à la fin de sa vie,
sans chercher à se faire connaître.
Tout ce qu'il faisait, il le gardait pour lui.
Pour lui? Non, pas seulement.
M. Mathieu.
M. Mathieu.
Attendez-moi deux secondes.
M. Mathieu.
Qu'est-ce que tu fais?
Vous pouvez m'emmener avec vous?
M'sieur.
Je ne peux pas faire ça. Tu es sorti
de l'internat. Tu vas te faire punir.
S'il vous plaît?
- On peut y aller là?
- Oui, j'arrive.

21
LE FABULEUX DESTIN ...bien le nettoyer,
...et tout ranger, enfin.
D’AMELIE POUlIN Amélie a ans.
Elle aimerait que son père la serre
dans ses bras de temps en temps.
Mais ils n'ont de contact qu'au
- Le 3 septembre 1973 cours de l'examen médical mensuel.
à 18 h 28 min et 32 s, La fillette, bouleversée
...une mouche bleue par cette intimité,
de la famille des Calliphoridés, ...ne peut empêcher son coeur
...pouvant produire 14,670 battements de battre la chamade.
d'ailes à la minute... Dès lors,
...se posait rue Saint-Vincent, ...son père la croit victime
à Montmartre. d'une anomalie cardiaque.
A la même seconde, A cause de cette maladie fictive,
à la terrasse d'un restaurant, elle ne va pas à l'école.
...le vent s'engouffrait Sa mère lui tient lieu
sous une nappe, de préceptrice.
...faisant danser les verres - "Les... poules... couvent...
sans que personne ne s'en aperçoive. ...souvent... au... couvent".
Au même instant, au e étage - "Les poules couvent..."
du , avenue Trudaine dans le e, - Très bien.
...Eugène Koler, après l'enterrement - Souvent couvent.
de son ami, Émile Maginot, - Non!
...en effaçait le nom - Privée du contact
de son carnet d'adresse. des autres enfants,
Toujours à la même seconde, ...ballottée entre sa mère
...pourvu d'un chromosome X et son père,
de M. Raphaël Poulain... ...Amélie n'a de refuge que
...atteignait l'ovule dans le monde qu'elle invente.
de Mme Poulain, Dans ce monde, on fabrique les
...née Amandine Fouet. disques vinyles comme des crêpes,
mois plus tard naissait... ...et la femme du voisin,
...Amélie Poulain. dans le coma depuis des mois,
- Le père d'Amélie, ...a choisi de faire
ancien médecin militaire, d'une traite son capital de sommeil.
...travaille aux établissements - Comme ça, je resterai éveillée
thermaux d'Enghien-les-Bains. jour et nuit le reste de ma vie.
Raphaël Poulain n'aime pas... - Le seul ami d'Amélie
...pisser à côté de quelqu'un. s'appelle "le Cachalot".
ll n'aime pas... L'ambiance familiale l'a rendu
...surprendre sur ses sandales neurasthénique et suicidaire.
un regard de dédain... Amélie hurle.
Sortir de l'eau et sentir - Ces tentatives de suicide
coller son maillot de bain. augmentant le stress maternel,
Raphaël Poulain aime... ...une décision est prise...
...arracher de grands morceaux - Assez!
de papier peint. - Pour consoler Amélie,
Aligner ses chaussures ...sa mère lui offre
et les cirer avec soin. un Kodak d'occasion.
Vider sa boîte à outils, - Qu'est-ce que t'as fait?
...bien la nettoyer, - Un voisin lui fait croire que son
...et tout ranger, enfin. appareil déclenche des accidents.
La mère d'Amélie, Amandine Fouet, Comme elle a pris des clichés
...institutrice tout l'après-midi,
originaire de Gueugnon, ...un doute affreux l'assaille
...a toujours été instable le soir venu.
et nerveuse. Elle s'effondre devant la télé,
Elle n'aime pas avoir les doigts accablée...
plissés par l'eau chaude. ...par la responsabilité
Etre, par quelqu'un d'un incendie,
qu'elle n'aime pas, ...de déraillements
...effleurée de la main. et du crash d'un Boeing .
Avoir les plis des draps imprimés Plus tard, réalisant que
sur la joue le matin. le voisin s'est moqué d'elle,
Elle aime les costumes ...Amélie décide de se venger.
des patineurs artistiques sur TF. Commentaires sportifs.
Faire briller le parquet - Mais qu'est-ce que...
avec des patins. Attention, toi!
Vider son sac à main... Reprise des commentaires.

22
ll hurle. l'hôtesse de l'air.
ll hurle et pleure de rage. Amélie garde son chat
- Et un jour, c'est le drame. quand elle part. Elle aime...
Comme chaque année,
sa mère l'emmène brûler un cierge...
...pour que le Ciel lui envoie
un petit frère. ...le bruit du bol d'eau sur le sol.
La réponse divine intervient Le chat, lui,
min plus tard. ...aime écouter
Hélas, ce n'est pas un nouveau-né les histoires pour enfant.
qui tombe du ciel... - Non merci, ma petite dame.
...mais une touriste québécoise, Je travaille jamais le dimanche.
résolue à en finir avec la vie. - Souvent le Week-end,
Amandine Poulain, née Fouet, Amélie va voir son père en train.
est tuée sur le coup. - Profite de ta retraite pour...
Après la mort de sa mère, - Pour quoi faire?
...Amélie se retrouve en tête-à-tête - Pour voyager,
avec son père. t'as jamais quitté Enghien.
Celui-ci se replie - Quand on était jeunes,
davantage sur lui-même. avec ta mère,
ll se lance dans la construction ...on aurait bien voyagé,
d'un mausolée miniature, mais on ne pouvait pas.
...pour y recueillir A cause de ton coeur.
les cendres de sa femme. - Oui, je sais.
Les jours, les mois, - Maintenant, heu...
puis les années passent... Maintenant...
Le monde extérieur paraît si mort... - Parfois, Amélie va au cinéma.
...qu'Amélie préfère rêver sa vie en - J'aime me retourner dans le noir
attendant d'avoir l'âge de partir. pour voir le visage des autres.
ans après, Amélie est serveuse Et puis j'aime repérer le détail
dans un café de Montmartre, que personne ne verra jamais.
...les Deux Moulins. Mais j'aime pas quand les
Nous sommes le août, conducteurs regardent pas la route.
...dans heures, le destin lls parlent en anglais.
d'Amélie Poulain va basculer. - Amélie n'a pas d'homme
Mais pour le moment, dans sa vie.
elle n'en sait rien. Elle a essayé mais ça n'a pas été
Pour elle, la vie continue à la hauteur de ses espérances.
avec ses collègues et les habitués. En revanche, elle cultive le goût
Elle, c'est Suzanne, la patronne. des petits plaisirs,
Elle boite un peu, ...plonger la main
mais n'a jamais renversé un verre. dans un sac de grains,
Quand elle était jeune, elle était ...briser la croûte
danseuse équestre. Elle aime... d'une crème brûlée...
...les sportifs qui pleurent ...avec la pointe d'une cuillère.
de déception. Et faire des ricochets
Elle n'aime pas voir un homme sur le canal Saint-Martin.
se faire humilier devant son enfant. - Lui, c'est l'homme de verre.
Au tabac, c'est Georgette, A cause d'une maladie, ses os
la malade imaginaire. se cassent comme du cristal.
Quand elle n'a pas de migraine, Ses meubles sont donc molletonnés.
c'est le nerf sciatique qui coince. Une poignée de main pouvant
Celle-là n'aime pas entendre... lui briser les métacarpes,
..."le fruit de vos entrailles ...il ne sort pas.
est béni". Le temps n'a rien changé. Amélie se
Voilà Gina, la collègue d'Amélie, réfugie toujours dans la solitude...
petite-fille d'une guérisseuse. ...et se pose des questions idiotes
Elle aime faire craquer les os. sur le monde ou sur cette ville.
On la voit servir un kir Par exemple, combien de couples
à Hipolito, l'écrivain raté. ont-ils un orgasme à cet instant?
Lui, il aime voir un toréador - Ah!
se faire encorner. - Ah!
Lui, c'est Joseph. - Ah!
Un amant éconduit par Gina. - Ah!
ll l'espionne tous les jours - Oh!
pour voir s'il a un remplaçant. - Quinze...
Tout ce qu'il aime... - Nous voilà enfin
...c'est crever les pustules dans la nuit du août .
des emballages en plastique. Voici ce qui va bouleverser
Et enfin, voilà Philomène, la vie d'Amélie Poulain.

23
- Bonjour. Là, il était à la caserne.
La princesse de Galles, Lady Di est "Mado chérie..."
morte cet après-midi en voiture. Je m'appelle Madeleine.
Elle était avec son ami... "Je ne dors plus. Je ne mange plus.
Seul le er a avoir pénétré "J'ai laissé ma seule raison
le tombeau de Toutankhamon... de vivre à Paris.
...pourrait comprendre "Je la retrouverai vendredi ,
l'émotion d'Amélie... "...en voyant apparaître ma belette
...tandis qu'elle découvre le trésor adorée sur le quai de la gare,
qu'un petit garçon a enfoui. "...dans sa robe bleue à bretelles.
Reprise des commentaires "(Celle que tu trouves trop
du journal. transparente.)
Le août, à heures du matin, "Bisous".
...une idée lumineuse Voilà.
frappe soudain Amélie. On vous a déjà écrit
Elle va retrouver le propriétaire des lettres comme ça?
de cette boîte... - Non. Je suis la belette
...et lui restituer son trésor. de personne.
Si ça le touche, c'est décidé, elle - Je m'appelle Madeleine Walace.
se mêlera de la vie des autres. On dit : "Pleurer comme
Sinon, tant pis. une madeleine", hein?
- La petite du e. C'est pas - Oui.
souvent qu'on vous voit. - Et Walace...
- Excusez-moi. Un garçon habitait Les fontaines Walace...
chez moi dans les années ? C'est vous dire si j'étais
- Venez boire prédestinée aux larmes!
un verre de porto. Pour votre affaire...
- Non, merci. Allez voir l'épicier.
- Si, venez. Fermez la porte. Collignon a toujours
Oh, des gamins... habité l'immeuble.
J'en ai connu tellement! - Ah, bonjour, l'Amélie-mélo!
Au début, c'est mignon et Une figue et noisettes,
après, c'est les boules de neige... comme d'habitude?
Je connais. - Ceux qui habitaient
- Vous êtes ici depuis quand? chez moi en ...
- En . Vous vous souvenez?
Les gens ont dû vous raconter. - C'est une colle!
- Non. En , j'avais ans.
Asseyez-vous. Comme ce crétin aujourd'hui.
Mon mari travaillait - Le crétin, c'est Lucien.
à la Coccinelle Assurances. Ce n'est pas un génie,
Les gens aiment dire ...mais Amélie l'aime bien.
qu'il couchait avec sa secrétaire. ll attrape les endives
Faut dire qu'ils ont écumé comme des objets précieux,
tous les hôtels des Batignolles... ...car il aime le travail bien fait.
Et pas les plus miteux. - Non mais, regardez-le!
Parce que la greluche On dirait qu'il recueille
écartait les cuisses, un oiseau tombé du nid!
...mais dans le satin! Heureusement
Mon mari s'est mis que vous ne voulez pas du raisin,
à piquer dans la caisse. ...vous l'auriez eu lundi!
D'abord un peu, Tu te remues, le trisomique?
puis millions d'un coup. La dame a pas que ça à faire!
Et hop! Envolés tous les Tenez.
dans la pampa! Allez voir ma mère.
Buvez! Elle a une mémoire d'éléphant.
Alors le janvier , Éléphant de mer!
...on sonne à ma porte. Bon... - Merci.
"Madame, votre mari est mort - Bredoteau.
en voiture en Amérique du sud". - Pardon?
Ma vie s'est arrêtée. - C'est le nom que vous cherchez.
Lion Noir s'est laissé Mais venant de moi, ça compte pas,
mourir de chagrin. ...je suis gâteux.
Pauvre bête! - Ne l'écoutez pas,
Regardez avec quel amour... il est gâteux.
...il continue à regarder Regardez mes lauriers.
son maître. - Ben quoi?
Je vous lirai ses lettres. lls se disputent.
Restez là. - Avant l'épicerie,
Vous avez bien minutes. il était poinçonneur.

24
- Y a pas de honte! J'ai tant toussé cette nuit que
- La nuit, il se lève... j'ai failli me décoller la plèvre.
...et il poinçonne mes lauriers! - Mais oui!
- J'aurais préféré des lilas. - C'est quoi, aujourd'hui?
La vie est mal faite! - Des endives au gratin.
Chacun son truc pour se calmer! - Elles sont à tomber
- Moi, c'est les ricochets! à genoux.
- Les ricochets! - Donc bonnes?
- J'y suis! -Ça dépend où tu tombes...
Je note tout. C'est vrai, si c'est aux toilettes.
- Tu notes quoi? - Elles sont pas bonnes!
- Ton fils a bientôt ans. - Ah ah ah!
Et je fais sa compta! Quelqu'un a enregistré son rire.
- A ans, tu lui préparais encore - h , rire de gorge
sa brosse à dents! Tout se paye! évoquant l'orgasme...
- Alors, Camus, e droite... ...pour plaire au mâle dominant.
- C'est pas ça! - Je réponds plus de rien.
- Non, escalier B, - C'est vrai, ça.
c'était Brossard... Pourquoi il insiste?
Ça y est! J'y suis! Y a d'autres bistrots!
Bredoteau, e droite. - Au revoir.
lls étaient du Pas-de-Calais. Madame Suzanne!
- Bredoteau... - Oui?
C'est tout ce que j'ai à dire! - Dans vos endives,
Musique. y a de la béchamel?
- Ce garçon qui farfouille - Oui, et alors?
sous le photomaton... - Je digère pas la béchamel.
...s'appelle Nino Quincampoix. Comme vous, la viande de cheval.
Amélie fut privée - C'est pas une question
des autres enfants, de digestion mais de souvenir.
...le petit Nino, lui, Je préférerais encore
s'en serait passé. la viande humaine.
Hurlements d'enfants. - Quand même pas!
Souvent, au même instant, - Madame Suzanne?
à km de distance, Je peux finir plus tôt?
...l'un rêvait d'une soeur - ll s'appelle comment?
et l'autre d'un frère, - Dominique Bredoteau.
...avec qui ils passeraient - Bonjour!
tout leur temps. - Dominique Bredoteau?
Reprise de la musique. - Oui...
- Salut, papa. - Ben... C'est pour la pétition.
Tu t'es fait un nouveau copain? C'est pour quoi?
- Non, je l'avais depuis longtemps. - La pétition?
Comme ta mère - Oui... La pétition... pour...
le supportait pas, Pour faire canoniser Lady Di.
...il était rangé dans la cabane - Ah oui. Ah non, merci!
à outils. On va les réconcilier. - Bonjour!
Et voilà! Pas mal, hein? - Oui?
- Dis-moi, papa. Dominique Bredoteau? C'est pour le
Si tu retrouvais une chose recensement de l'Union européenne.
de ton enfance, un trésor pour toi, - Montez. e étage.
...ça te rendrait heureux, triste, Bonjour, mon chaton.
nostalgique? Ça te ferait quoi? Earl Grey? Bergamote? Jasmin?
- J'avais pas le nain Vous prendrez bien
quand j'étais petit. quelque chose?
On me l'a offert - Non. J'ai du travail.
pour ma retraite. - Voilà! J'arrive!
- Non, ce qu'on garde en secret comme - Bonjour, madame.
si ça avait beaucoup de valeur. Je cherche Dominique Bredoteau.
- ll faudra que je le revernisse - Ma pauvre petite dame!
avant l'automne. Vous le manquez de peu.
- Je vais faire du thé. Tenez, le voilà qui descend.
Tu en veux? Une porte grince.
- On ne bouge plus. - Bretodeau.
-Ça va? C'est mieux? Pas Bredoteau.
Les os craquent. Vous avez besoin d'un vin
- Les courants d'air! chaud à la cannelle. Venez!
- C'est pas la Sibérie. - Depuis ans que j'habite ici,
- T'es pas allergique c'est la re fois que je vous croise.
à l'oxyde de carbone! - Je ne sors jamais sur le palier.

25
J'ai pas envie de rencontrer Non, Bretodeau n'achètera pas...
n'importe qui. ...de poulet, aujourd'hui.
Et y a rien que des cloportes! ll n'ira pas plus loin...
Mais entrez. Là. Entrez... que cette cabine téléphonique.
Vous savez, Là...
on m'appelle l'homme de verre. Le téléphone sonne.
Mais mon nom, Sonnerie de fin de communication.
c'est Raymond Dufayel. - En une seconde, tout revient
Amélie Poulain... à la mémoire de Bretodeau.
Je suis serveuse... La victoire de Bahamontes
- Aux Deux Moulins, je sais. dans le Tour de France ...
Et là, vous rentrez bredouille... Les combinaisons
...de la chasse au Bretodeau. de la tante Josette...
Parce que ça n'est pas "do", Et surtout,
c'est"to". cette journée tragique...
- Merci. ...où il gagna toutes les billes
Comme "toto". de la classe à la récré.
J'aime beaucoup ce tableau. - Bretodeau!
- C'est "Le Déjeuner des canotiers". - Bretodeau!
De Renoir. La pince, Bretodeau!
J'en fais un par an, ll la connaît, la pince?
depuis ans. Sifflements des enfants.
Le plus dur, - Un cognac, s'il vous plaît.
ce sont les regards. C'est incroyable,
Parfois, ils changent ce qui vient de m'arriver.
exprès d'humeur, Ce doit être mon ange gardien.
...dès que j'ai le dos tourné. C'est pas possible autrement.
- Là, ils ont l'air content. C'est comme si la cabine m'appelait...
- lls peuvent! ...elle sonnait, elle sonnait...
Cette année, ils ont eu Sonnerie.
du lièvre aux morilles... - Justement,
...et des gaufres à la confiture y a le micro-ondes qui m'appelle!
pour les enfants. - Je peux avoir encore
Voyons, qu'est-ce que j'ai fait... un petit cognac?
...de ce petit papier? C'est drôle, la vie.
Je vois que vous regardez Quand on est gosse,
ma caméra à la fenêtre. le temps traîne et un jour,
C'est un cadeau de ma belle-soeur. ...on a ans.
Oh, je l'ai mis là, comme ça, Et l'enfance,
...plus besoin de remonter tout ce qu'il en reste,
mes pendules. ...ça tient
Après toutes ces années, dans une petite boîte rouillée.
...le seul personnage Vous n'avez pas
que j'ai du mal à cerner, encore d'enfant,
...c'est la fille au verre d'eau. ...mademoiselle?
Elle est au centre... Moi, j'ai une fille.
...et pourtant, en dehors. Elle doit avoir à peu près votre âge.
- Elle est peut-être seulement Ça fait des années
différente des autres. qu'on s'est pas parlé.
- Et en quoi? ll paraît qu'elle a eu un enfant,
- Je sais pas. un garçon.
- Petite, elle ne devait pas jouer ll s'appelle Lucas.
souvent avec les autres enfants. ll serait temps
Peut-être même jamais... que j'aille leur rendre visite...
Tenez. ...avant de finir à mon tour
Dominique Bretodeau. dans une boîte.
, rue Mouffetard. Vous croyez pas?
C'est pour vous. - Amélie a soudain le sentiment
- Ce matin, d'être en harmonie avec elle-même.
comme tous les mardis, Tout est parfait :
...Dominique Bretodeau va acheter la douceur de la lumière,
un poulet fermier. ...ce petit parfum dans l'air,
En général, il le fait au four la rumeur tranquille de la ville...
avec des pommes sautées. La vie lui paraît si simple
Après avoir découpé les cuisses, et limpide qu'un élan d'amour,
les blancs et les ailes, ...comme un désir d'aider l'humanité
...il décortiquera la carcasse la submerge tout à coup.
brûlante avec les doigts, - Je vais vous aider.
...en commençant On descend et c'est parti!
par les sot-l'y-laisse. On croise la veuve

26
du tambour de la fanfare. ...la bouffée d'air
Tiens, l'enseigne a perdu qu'elle avait su insuffler...
une oreille! ...à tant d'autres.
Quelqu'un rit. - Hé, monsieur!
Le mari de la fleuriste rit. Hé, monsieur!
ll y a des sucettes Monsieur!
dans la vitrine! Attendez!
Vous sentez ce parfum? Attendez!
Ce monsieur fait goûter - Des pages entières
ses melons aux clients. de photos d'identités ratées...
Là, on fait de la glace ...que leurs propriétaires
au calisson! ont rejetées...
On passe ...et qu'un hurluberlu a
devant la charcuterie. reconstituées et répertoriées.
Le jambon à l'os est à ! Tu parles d'un album de famille!
On arrive chez le fromager... - Un Gauloises blondes.
, le picodon d'Ardèche! - Y a tellement de fumée.
Chez le boucher, Où elles sont?
...un bébé regarde un chien, - Plus à gauche.
qui regarde les poulets. Je vois rien.
Voilà, maintenant - Là? Merci.
on est devant le métro. Encore un peu. Voilà.
Moi, je vous laisse ici, au revoir. Où sont mes F?
Amélie chantonne. Laissez tomber.
"Elle n'a jamais su établir - Une Moresque.
de relation avec les autres..." - Oui, jeune homme.
"Petite, elle était Un Kir, une Moresque
toujours toute seule". et menthes à l'eau.
- Au soir d'une scintillante - Roucoulement pré-nuptial
journée de juillet, - Et ta connerie,
...tandis que les estivants elle est congénitale?
s'amusent sur les plages... - Pré-nuptial.
...des beaux jours retrouvés - Vous en faites pas.
et qu'à Paris, Vous tomberez sur le bon.
...les badauds accablés de chaleur Elles rêvent toutes de dormir
contemplent les panaches... sur l'épaule d'un homme.
...du feu d'artifice, - Je dis pas non,
...Amélie Poulain, ou "la marraine mais un homme, ça ronfle.
des laissés-pour-compte", Moi, j'ai l'oreille musicale!
...ou "la madone des mal-aimés" - Moi, je me suis fait opérer
succombe à son extrême fatigue. des cloisons nasales.
Sous les fenêtres d'un Paris - Quel sens de la romance!
accablé de chagrin, - On voit que vous n'avez pas connu
...des millions d'anonymes en deuil le grand amour.
se pressent le long du cortège... - Si je l'avais pas connu, on m'aurait
...pour témoigner en silence... pas raccourci la jambe droite.
...leur immense douleur - C'était pas en cheval?
d'être désormais orphelin. - Oui, justement.
Etrange destin que celui J'étais amoureuse
de cette jeune femme... d'un trapéziste.
...dépossédée d'elle-même, J'aurais dû me méfier, ils vous
...pourtant si sensible au charme lâchent au dernier moment!
des petites choses de la vie. Lui, il m'a lâchée
Telle Don Quichotte, quand j'entrais en piste.
elle avait résolu de s'attaquer... J'étais toute retournée et du coup,
...à l'implacable moulin le cheval aussi.
de toutes les détresses humaines. Malheureusement, j'étais dessous!
Combat perdu d'avance Allez! La Moresque.
qui consuma... - Les coups de foudre, ça existe.
...prématurément sa vie. - Je dis pas non. Mais après
A ans, Amélie Poulain... ans derrière un zing,
...je peux même vous donner
la recette du coup de foudre!
Vous prenez habitués, vous leur
...laissait son existence s'étioler faites croire qu'ils se plaisent,
dans les remous du mal universel. ...ça marche à tous les coups.
C'est là que l'attendait le regret - S'il vous plaît!
d'avoir laissé mourir son père, S'il vous plaît!
...sans qu'elle n'eut jamais donné - Non!
à cet homme asphyxié... - J'y vais.

27
Vous pensez pas que vous avez - C'est pas Mme Suzanne...
fait assez de mal comme ça? Non!
- Gina est assez grande - Si!
pour se défendre toute seule. Regardez, il est encore là.
- C'est pas à Gina que je pense, - Mais oui, c'est étrange.
mais à Georgette. - Et ici.
- Georgette? - "Toujours lui".
- Ouvrez les yeux! Gare de Lyon.
Elle vous espère... - Et ici, encore.
...et vous n'en avez que pour Gina! mars, Austerlitz.
La pauvre! - Et toujours la même expression.
Regardez ce qu'elle fait... Hein? Aussi neutre.
...pour essayer d'attirer - fois en tout.
votre attention. J'ai compté.
Vous êtes aveugle! C'est quand même bizarre.
- Je file, j'ai rendez-vous. Pourquoi aller se faire photographier
Salut! aux coins de la ville,
- Au revoir. ...et jeter les clichés?
- Au revoir. - Surtout qu'ils sont
Je sais pas en parfait état.
comment sera le nouveau, - On dirait une sorte de rituel.
...mais ce sera jamais pire que - ll est peut-être obsédé...
l'autre timbré avec son magnétophone. ...par la peur de vieillir
- Joseph est pas que c'est ce qui le rassure.
si timbré que ça. - C'est un mort!
ll souffre, c'est tout. - Un mort?
-Ça fait mois - ll a peur de basculer
que c'est fini entre eux, dans l'oubli.
...et il vient tous les jours. ll se sert des photomatons pour
ll aime souffrir! rappeler son visage aux vivants.
- Ne me dites pas que vous Comme s'il faxait
vous êtes rendu compte de rien. son image depuis l'au-delà.
- A quel niveau? - Un mort qui aurait peur
- ll s'assoit toujours là? de basculer dans l'oubli...
- Ben oui. Pour eux, en tout cas,
- Asseyez-vous. c'est gagné!
Asseyez-vous, Georgette. lls sont morts depuis longtemps.
Vous voyez quoi, là? Mais ils ne basculeront
- Mon tabac. jamais dans l'oubli.
- Et il manque rien? Vous savez,
- Ben non. la fille au verre d'eau,
- Faites un effort. ...elle pense peut-être à quelqu'un.
- Ben non. - A quelqu'un du tableau?
Y a pas, je vois pas! - Non.
- Je vous laisse réfléchir. Plutôt un garçon
Bonne nuit. qu'elle a croisé ailleurs.
Bonjour... Elle a l'impression
"Une octogénaire suisse a reçu qu'ils sont pareils, elle et lui.
une lettre ans après. - Elle préfère imaginer une relation
"Le courrier a été découvert par avec quelqu'un d'absent,
des alpinistes sur le Mont-Blanc, ...que de créer des liens avec...
"...dans un sac ...ceux qui sont présents?
du Malabar Princess, - Non...
...un avion victime d'un crash Peut-être même qu'elle fait tout
à la fin des années ". pour arranger la vie des autres.
- Quel malheur! - Mais elle?
Une princesse jeune et jolie... La sienne, de vie,
- Vieille et moche, ...qui va s'en occuper?
ça aurait été moins grave? - En attendant,
- Oui, regardez Mère Thérésa. ...mieux vaut se consacrer
Et lui? ll court aux autres qu'à un nain de jardin.
toujours après Gina? - , g d'alcool dans le sang
- Non, après quelqu'un d'autre. pour un chauffeur!
- Dites-moi, Je suis pas le seul à employer
c'est quelqu'un que je connais? un crétin irresponsable.
- Oui. C'est drôle, - M. Collignon.
cette histoire de glacier. - Minute!
- C'est aux Deux Moulins? Vos clés...
C'est quand même pas vous! Faut pas se presser!
- Non! Prenez exemple sur Lucien.

28
Lui, au boulot, il risque pas "Sans toi, mes émotions
d'être pris au radar! Pas vrai? d'aujourd'hui ne seraient..."
- Vous devriez pas, M. Collignon. - "Sans toi, les émotions
C'est pas sa faute. d'aujourd'hui...
- Vous avez raison. "...ne seraient que la peau morte...
C'est pas de sa faute, "...des émotions d'autrefois".
c'est celle de Lady Di! - Pardon?
Vous savez - Sans toi, les émotions d'aujourd'hui
ce que j'ai découvert ce matin, ne seraient que la peau morte...
...le catalogue des Suisses ...des émotions d'autrefois.
ouvert à la page des nuisettes. - Ticket, s'il vous plaît.
ll avait mis la photo de la princesse - Et...
sur le corps des pin up. Ton travail, alors?
Alors, ce coup-ci, - Tu m'as déjà posé la question.
c'est une botte d'asperges, - Oui, oui...
...ou les archives du quartier? Tu vas bien, en ce moment?
- Rien. - Plutôt bien.
- Merci. Alors, on dirait que Quelque chose change.
ça va mieux, vos migraines. Et j'ai eu crises cardiaques,
- Oui, mais j'ai pas dormi j'ai dû me faire avorter,
à cause de ma sciatique. ...j'avais pris du crack enceinte.
- Vous avez bonne mine! En dehors de ça, tout va bien.
- Ah bon? - Tant mieux.
- Une femme sans amour, c'est Tant mieux...
une fleur sans soleil. Ça dépérit. - Y a quelque chose qui va pas?
- Quel temps bizarre, aujourd'hui! - Non, non, rien...
J'ai dit une bêtise? - Ton nain de jardin est plus là?
- Non. ll est retourné
Tout le monde me dit la météo. dans la cabane à outils?
- Parler du temps qu'il fait - Moscou et voilà. Rien.
pour oublier qu'il passe. Pas d'explication.
- Non, pour éviter - ll avait peut-être envie
de dire des foutaises. de voir du pays.
- On peut les écrire, - Je ne comprends pas.
mais pas les éditer... Je ne comprends pas.
- e refus. ...
- Toujours pas? - Une fille normale prendrait le
- Et votre cousin critique? risque de l'appeler tout de suite.
- Pensez-vous! Elle le verrait et saurait vite
Ce sont des cactus... si ça vaut le coup ou non.
...qui vivent de leurs piquants... Ça s'appelle se confronter
- Et votre livre? à la réalité. Mais ça, justement,
C'est une histoire d'amour? ...Amélie n'y tient pas du tout.
- Non, c'est l'histoire d'un type - Elle serait pas...
qui écrit son journal. ...en train
Mais au lieu d'écrire de tomber amoureuse?
au fur et à mesure, Un réveil sonne.
...il écrit la version catastrophe - Et vous, mesdames?
à l'avance. lls chuchotent tous.
Du coup, ça le déprime, - Des poireaux et artichauts.
et il fait rien. - Où est le patron?
- C'est l'histoire La concierge parle fort.
d'un type qui fait rien. - Chut!
- Tenez, Mme Suzanne, ll dort dans les choux-fleurs.
...je vous dédicace le manuscrit. - Quoi?!?
- Oui, et vous passez - ll dort dans les choux-fleurs.
l'éponge sur son ardoise. - Ah bon...
- J'échange ses chefs-d'oeuvre Joseph tousse.
contre mes hors-d'oeuvre! - Vous me désirez?
- Un Tac-O-Tac, s'il vous plaît.
- Voilà.
- C'est la re fois,
- Voilà. je sais pas comment on fait.
- Merci. - Écoutez voir,
- Merci, Mme Suzanne. ...on va en faire un ensemble.
- Combien de temps Alors, il faut gratter là...
ça t'a pris? ...de manière latérale.
T'as vu l'heure? Voilà. Ben, rien. Et vous?
Alors celui-là, - Non, rien non plus.
...il a été fini au pipi! Malheureux au jeu...

29
- Et oui! C'est ce qu'on dit! - Un Gitane...
- Bon allez! Faut que j'y retourne. - Bravo! Vive la France!
- Oui. Allez... Me voilà ébouillantée!
- Palace Vidéo, roi du porno. sur !
- Bonjour, j'appelle pour l'annonce. En plein dans le mille!
- Oui. C'est Amélie qui m'a...
- Vous êtes majeure? - Vous savez,
- Pardon? quand ils ont fait le Mont-Blanc,
* Vous êtes épilée? ...avec le froid,
- Je vous demande ça le silicone a gelé...
parce que le tablier de sapeur, Georgette et Joseph
...ça rebute le client. gémissent de plus en plus fort.
-Ça va, Mme Walace? Georgette hurle!
- Quand on attend plus rien - Un petit vin chaud
de la vie... avec des Speculoos.
- C'est beau, la vie. - Merci.
- Ah ouais? - Je crois que j'ai été un peu
- Bonjour, M. Dufayel. dur avec la fille au verre d'eau.
- Bonjour, Lucien. Racontez-moi, le garçon
- Voilà ce que vous m'avez qu'elle a croisé, elle l'a revu?
demandé, M. Dufayel. - Non.
- J'ai horreur des artichauts. En fait, ils s'intéressent pas
- Vous avez tort. aux mêmes choses.
Laissez-moi vous montrer. - La chance, c'est comme
Prenez-le... Surprise! le Tour de France,
- Ben, je préfère ça! ...on l'attend longtemps
- Attention... et ça passe vite.
- Tu es un magicien! Quand le moment vient,
- Aux frais de M. Collignon! faut sauter la barrière sans hésiter.
- De? - Bonjour, je peux vous aider?
M. Collignon? Lucien! - Excusez-moi.
- J'ai pas fait attention, M. Dufayel. J'ai trouvé ça dans la rue...
- Exercice, mon petit Lucien! -Ça alors!
- Non... C'est Nino qui va être content.
- Exercice! J'ai failli aller mettre un cierge...
- Répète après moi. ...à Saint Antoine.
Collignon, crêpe chignon. - Nino est là?
- Collignon, crêpe chignon. - Jamais le mercredi.
- C'est ça! ll est à la foire du Trône.
A toi, maintenant. Collignon... - Ah bon. Et ça fait longtemps
- Collignon, face de fion. qu'il fait cette collection?
- Ah, voilà! - Depuis un an.
Tu vois, quand tu veux. Je l'ai fait rentrer ici.
Allez, Collignon... Avant, c'était les empreintes
- Collignon, tête à gnons! de pas.
- Très bien! Collignon... ll était veilleur de nuit.
- Collignon, face de fion! ll photographiait les empreintes
Collignon, tête à gnons! de pas dans le ciment frais.
Collignon, face de fion! C'est un drôle d'oiseau.
Collignon, tête à gnons! ll a aussi fait...
Non, non! ...le Père Noël à la Samaritaine.
- Collignon mange des oignons! Et puis, il a aussi enregistré
- Lucien! les rires qu'il trouvait rigolos.
Ça va pour aujourd'hui! Elle hurle de rire.
Ça suffit pour aujourd'hui. - Pour sa petite amie, ça doit pas
C'est très bien. être facile tous les jours.
- M. Dufayel. J'ai trouvé ça - ll a jamais su en garder une!
sous votre paillasson. Les temps sont durs
Collignon, face de fion! pour les rêveurs.
lls grattent des jeux. - C'est pour quand, ces cafés, Eva?
- Toujours rien. - J'y vais. Merci pour l'album.
- Toujours rien non plus. - Je vais lui amener
- Vous permettez? à la foire du Trône.
Vous avez quelque chose, là. - A la chenille des Carpates,
Vous êtes belle, Georgette, c'est Nino Quincampoix.
...quand vous rougissez. Cris et bruits de manèges.
On dirait une fleur des champs. - Bonjour. Nino est là?
- C'est mon aérophagie... - ll sort pas avant h.
- Bonjour, tout le monde. - Y a pas moyen de le voir avant?
ll fait beau, aujourd'hui. - Si.

30
C'est F. "ll a été retrouvé
Hurlements de fantômes. sur une autoroute en Allemagne.
- Hououououou... ll voulait juste aller voir
Houououou... les étoiles".
- J'y vais. A mercredi. - C'est beau, la vie, quand même!
- D'accord. - Elle avait pas encore attrapé
- Psst! de coup de foudre!
Tu voudrais en savoir plus? - Personne n'est à l'abri.
- Vous l'avez vue? - Moi, ça me fait des vacances.
- Bien sûr. -Ça lui donne bonne mine.
On était dans sa poche! - Elle est comment?
- Contre son sein. Grande, petite , blonde, brune?
- Elle est jolie? - Disons de taille moyenne.
- Pas mal. Pas une naine ni une girafe.
- Pas mal. Normale, quoi.
- Pas mal. Jolie dans son genre.
- Belle. Sinon, blonde ou brune,
- Jolie. alors là!
- Non, belle. C'est difficile à dire.
- Jolie. Mais elle était pas rousse.
- Elle me veut quoi? Encore que...
- Elle est fauchée. - Laisse tomber.
Elle espère une récompense. - Par contre, elle a cherché
- Ou elle fait à savoir si t'avais une petite amie.
la même collection. - Et?
- Oui, elle veut nous échanger - J'ai dit que ça t'intéressait pas.
contre un borgne à lunettes! J'ai bien fait?
Mais non, crétin! - T'as pas dit ça?
- Je la connais même pas. - Tu la connais même pas!
Elle est amoureuse. - Justement, c'est le mystère.
- Mais si, tu la connais! - Tu le trouveras pas ici!
- Depuis quand? - Des brugnons, s'il te plaît.
- Depuis toujours. - Ceux-là sont bien plus beaux.
Dans tes rêves! - Monsieur est un esthète!
Le téléphone sonne. Le soir, il repart
- Allô? Oui. Monsieur! avec des invendus,
Monsieur avec le sac en plastique, ...je commençais à m'inquiéter.
c'est pour vous. Mais Monsieur prend
- Moi? des cours de dessins!
- Oui. Le jour, il vend des poireaux,
- Merci. et le soir, il dessine des navets!
Allô? Espèce de légume!
- Suivez les flèches bleues, - Un bon souffleur de rue...
M. Quincampoix. ...prêt à vous glisser
- Hein? une répartie cinglante,
- Quand le doigt montre le ciel, ...voilà ce qu'il faut
l'imbécile regarde le doigt. pour aider les timides.
- Hé! - Vous, vous ne risquez pas
Le téléphone sonne. d'être un légume,
- Allô? ...puisque même
- Je sais qui est l'inconnu un artichaut a du coeur.
des photomatons, M. Quincampoix. - Vous ne risquez pas d'être un
C'est un fantôme, M. Quincampoix. légume, même un artichaut a du coeur.
Nul ne peut le voir. Les gens éclatent de rire.
ll n'apparaît ...
que sur la surface de la pellicule. - Mémoire ...
* Quand les jeunes filles "Mado chérie, ton absence devient
se font faire le portrait, chaque jour plus pénible.
...il leur dit : hououou... Je suis en exil dans un monde kaki.
En leur caressant Je ne dors plus, je ne mange plus".
tout doucement la nuque. "J'ai commis la pire erreur
C'est là qu'il se fait prendre, en acceptant ce stage...
M. Quincampoix! "...qui va me priver de ma femme
- Vous êtes qui? pendant semaines.
- Page . Je pense sans cesse à toi.
Musique. Ton Adrien".
- Écoutez ça. "J'ai renoncé à l'argent
"Un garçon de ans a profité de ma dernière commission...
de la nuit pour partir... "...histoire de compenser
"...dans sa voiture à pédales. de ma démission abrupte.

31
"Je me prends à rêver ...vous savez ce qui est arrivé
à des jours meilleurs. à la concierge, ce matin?
"Des jours orange. - Une lettre.
Tu te souviens, Madeleine chérie? - De son mari.
Ton Adrien qui ne t'a jamais Avec ans de retard.
tant aimé". Ça fait beaucoup quand même,
"Bonne nouvelle. Je vais bientôt hein, M. Dufayel?
pouvoir m'acheter une voiture. C'est parce que j'aime pas trop
"Je pourrai rentrer à la maison les natures mortes, M. Dufayel.
tous les jours. - En attendant,
"En attendant, j'espère soigne ta couche maigre.
que tu viendras vendredi soir... C'est gras sur maigre, toujours!
...et que nous pourrons - Oui!
sortir tous les deux". - M. Dufayel?
- Urgences psychiatriques, j'écoute. - Les journaux disent qu'il va bientôt
- Une heure plus tard, y avoir une nouvelle étoile.
boulevard Saint-Martin... - Tu t'intéresses aux étoiles?
...Amélie entre dans un magasin de - J'ai vu une émission de télé
farces et attrapes et déguisements. chez ma maman, c'est pour ça.
Au même instant, un homme quitte Mais je sais pas si c'est vrai.
son domicile rue Lecourbe. C'est les Américains...
minutes plus tard, Amélie arrive lls vont prendre les cendres
au photomaton de la gare de l'Est. des riches incinérés,
A la même seconde, ...pour les mettre dans un satellite,
l'homme aux baskets rouges... et l'envoyer dans l'espace.
...stationne Et il va briller pour toujours,
devant l'entrée latérale. le satellite.
A cet instant, il est exactement Et Lady Di?
heures et minutes. lls vont faire pareil pour elle?
A ce moment précis de l'histoire, - Lady Di!
...Amélie est la seule Tu me fatigues à la fin!
à connaître la clé de l'énigme... J'arrive plus à me concentrer!
...de l'inconnu des photomatons.
- Bonjour, Mme Walace.
Ça va?
- Toujours mieux Lady Di...
quand il pleut pas. Renoir!
- Tenez, pour vous. - Bonjour, monsieur.
- Pour moi? - Le Cambodge...
"Madame Walace. Je comprends pas ça.
"Suite à la découverte récente Je ne comprends pas!
d'un sac postal égaré... - C'est épatant!
"...dans la disparition d'un avion, Tu pouvais pas faire mieux.
le octobre . - Ça suit son cours.
"La Poste a le plaisir - Ça a donné quelque chose?
de vous envoyer une lettre... - Quand tu veux, le mal est fait.
"...qui vous était destinée. - Quoi?
Veuillez recevoir, Mme Walace, - On m'appelle Blanche-Neige,
"...toutes nos excuses maintenant!
pour ce retard inhabituel. ...
Jacques Grosjean. - Eva?
Directeur des relations publiques". - Oui?
"Mado chérie. - Tu pourrais me remplacer à la caisse
"Je suis en exil, je ne dors plus. à h, s'il te plaît?
Je pense sans cesse à toi. - Oh, t'exagères!
"J'ai commis la pire erreur - Qu'est-ce qu'il a?
de mon existence. ll boude?
"J'ai renoncé à l'argent - ll trouve que je souris trop.
et à cette femme. - ll préfère renfrogné?
Si tout va bien, je pourrai - Avec les hommes, oui.
bientôt acheter une maison". - Nino est en retard. Pour Amélie,
"Je me prends à rêver il n'y a que explications possibles.
à des jours meilleurs, . ll n'a pas trouvé la photo.
"...que tu me pardonneras . ll n'a pas pu la reconstituer...
et que tu viendras me rejoindre. ...car truands multi-récidivistes
Ton Adrien l'ont pris en otage.
qui ne t'a jamais tant aimée". Poursuivis par la police,
- Tenez, M. Dufayel, ...ils l'ont semée.
du courrier pour vous. Mais lui a provoqué un accident.
M. Dufayel, Quand il a repris conscience,

32
il ne se souvenait de rien. Musique.
Un routier l'a pris en stop... - Tu peux me remplacer...
...et le croyant en cavale, l'a mis Musique.
dans un container pour Istanbul. - Un instant, j'ai terminé.
Là, il est tombé - L'inconnu des photomatons
sur des aventuriers afghans, n'était pas un revenant,
...qui l'ont emmené avec eux ...ni un obsédé par la peur
voler des missiles soviétiques. de vieillir, mais un réparateur.
Mais leur camion a sauté Un simple technicien qui faisait
sur une mine au Tadjikistan. son boulot. C'est tout.
Seul survivant, il a été recueilli - Pardon...
par des montagnards, - ll n'arrête pas de me surveiller.
...et il est devenu Ça me rend malade.
militant moudjahidin. - h , manifestation publique
Amélie ne va donc pas se mettre de conspiration féminine.
dans un tel état... - Oh, dis donc, ma Georgette,
...pour un type qui va finir t'es tendue.
sa vie à manger du bortsch, Courage, c'est pas facile.
...avec un stupide cache-pot - Excusez-moi.
sur la tête! C'est de vous?
- Bonjour, vous prendrez? - Oui, mais c'est pas moi...
- Un café, s'il vous plaît. - Je sais.
- Un café! Où je peux la trouver?
Voilà le petit café. - Elle est chez son père.
- Merci. Ça m'ennuie, je voudrais
- Maintenant, il a compris. vous parler. Je termine à h.
ll va reposer sa petite cuillère... Vous pouvez repasser?
Et ramasser le sucre - D'accord.
sur la table avec son doigt. - A tout à l'heure.
Puis il va se retourner... - Et voilà, h .
...et là, il va me parler. Arrimage programmé.
- Excusez-moi! - Et le blond avec une veste
C'est vous? en poil de chameau?
Si, c'est vous, ça. ll est distrait, lui aussi?
On n'entend pas - Quoi, "lui aussi"?
ce qu'elles disent. - Lui aussi est revenu fois.
- Je vais vous débarrasser. h ...
Un autre café? h ...
- Non, merci. Ça ira. "Poil de chameau".
- Alors c'est l'autre, là, "Poil de chameau".
le type qui lève la main? h ... "Poil de chameau"...
- Oui. - Arrête!
- Elle est amoureuse de lui? Mes plaques rouges
- Oui. recommencent. Regardez!
- Le moment est venu pour elle Mme Suzanne, ça recommence!
de prendre un vrai risque. ll va me rendre dingue!
- Justement, elle y pense. - Ne recommencez pas!
Elle réfléchit à un stratagème... - Si elle avait la conscience
- Elle aime bien ça, tranquille, elle s'énerverait pas.
les stratagèmes! - Je rentre chez moi!
- Oui. Alors là, un psychopathe!
elle est un peu lâche. C'est le pompon!
C'est pour ça que j'ai du mal - Georgette!
à saisir son regard. Vous avez fini
- Vous faites quoi, M. Dufayel? de les étouffer comme ça?
- Dis-moi, mon petit Lucien, Une femme,
...pour tes livraisons, faut que ça respire.
...tu as toujours les clés - Oui et après,
des autres locataires? elle veut changer d'air.
- Bonjour, monsieur. - C'est salutaire!
Un de vos appareils est en panne. - Oh toi, l'écrivain raté!
Heu... Non, mais je crois - Oui... Écrivain raté,
qu'un truc est coincé. destin raté...
Gare de l'Est, J'aime ce mot : "raté".
salle des pas perdus. C'est ça, la destinée humaine.
- achetées, gratuite. - ll se gargarise!
- Non, merci. De ratages en ratages,
- Sam! on ne dépasse plus le brouillon.
Samantha! La vie n'est
Samantha! qu'une interminable répétition.

33
- Tu parles! Mlle Poulain.
C'est même pas de lui, ça! Voilà... Ma petite Amélie...
- J'ai quand même des idées à moi. Vous n'avez pas des os en verre,
On me les pique toujours. vous pouvez vous cogner à la vie.
Un peu comme toi avec les femmes. Si vous laissez passer
-Ça veut dire quoi? cette chance,
- Tu devrais peut-être ...alors avec le temps,
te faire une raison.
- Parle pour toi, espèce de...
- Espèce de quoi, hein?!?
- Arrêtez! ...c'est votre coeur qui va devenir...
- Qu'est-ce qui se passe, ici? ...aussi sec et cassant...
- Georgette a voulu prendre l'air ...que mon squelette.
et Joseph en fait un Paris-Brest! Alors...
- Prendre l'air! Allez-y!
Oui, comme Gina Nom d'un chien!
avec le type au sac en plastique... - Je...
Attends, j'ai vu la manoeuvre. - Hé!
D'abord le mot dans la veste. - A l'aéroport international.
A h . Du coup, le mec revient - Nous sommes le septembre ,
aujourd'hui et hop! il est h du matin.
lls vont prendre l'air. A la foire du trône,
- Le problème, c'est que ...la machine à malaxer la guimauve
vous m'êtes sympathique. malaxe la guimauve.
- C'est-à-dire? Au même instant, au square La
- Plus je trouve un gars sympa, Villette, Félix L'Herbier découvre...
moins il est structuré mentalement. ...que le nombre de connexion
Je voudrais en savoir plus. dans un cerveau humain...
- Posez-moi des questions. ...est supérieur au nombre d'atomes
- Qu'est-ce que ne fait pas dans l'univers. Pendant ce temps,
une hirondelle? ...au pied du Sacré-Coeur, les
- Une hirondelle? Bénédictines soignent leur revers.
Le printemps. La température est de 24°,
- Et l'habit? le taux d'humidité de 70°...
- Le moine. ...et la pression atmosphérique
- A bon chat... de 990 hectopascals.
- Bon rat.
- Petit à petit...
- L'oiseau fait son nid.
- Pierre qui roule...
- N'amasse pas mousse.
- Qui vole un oeuf...
- Vole un boeuf.
- Coeur qui soupire...
- N'a pas ce qu'il désire.
- Pas mal!
- Encore?
- Je crois que celui qui connaît
les proverbes ne peut être mauvais.
- Oh, la jolie petite
demoiselle du e!
Faut que je vous raconte.
Vous croyez aux miracles?
- Pas aujourd'hui, non.
- Vous allez être surprise.
Une expédition d'alpinistes...
...dans le Mont-Blanc
à découvert...
- Bonjour, Lucien.
De la levure.
- C'est pour Mlle Amélie?
- Oui.
- Elle est aux fourneaux, hein?
Collignon, va chercher.
On sonne à la porte.
- Amélie? Amélie?
Amélie?
...
Le téléphone sonne.
- Allez dans la chambre,

34
LE PAPILLON Et autour, autour de la chrysalide,
il y a le cocon.
Tiens, regarde là.
Ça, t'un cocon.
Pardon, Et dans une dizaine de jours,
Ouf, allez, encore un étage! ce sera un papillon.
Je vous demande de signer là. - Ce truc horrible, un papillon?
-Viens -Oh. J'en peux plus - Ah oui.
-Tenez. - Quelle marque?
- Merci. - Comment ça, quelle marque?
- Au revoir. - Ce sera quoi comme marque,
Allez, Elsa. votre papillon?
- Madame, vous pouvez me donner - Ah, là. Je sais pas.
le numéro de la cabine? Peut-être...
- Le numéro? mes correspondants qui me l'envoyaient,d'habitude, ils
- C'est pour ma mère. C'est pour qu'elle m'indiquent le nom.
puisse m'appeler après l'école. Mais là, il a dû oublier.
- T'es sure que tu vas t'en rappeler? Ou alors, il était pas sûr.
T'as quelque chose pour le noter? Tu habitais où avant?
Non, non, je vais m'en rappeler. - A Tolbiac.
Je voulais vous demander quelque chose. - C'était pas bien?
Oui. Voilà, c'est à ma tante et - J'en avais marre du foyer.
elle trouve personne pour la réparer. Ma mère aussi, elle en avait marre.
- J' lost the hand, Christine, you know. - Elle travaille, ta maman?
Et les yeux aussi. Qu'est-ce qu'elle fait?
- Regardez quand même. - Aide-soigneuse.
On sait jamais.
- Ah oui, c'est bien.
ça, c'est un modèle .
Ah oui, mais les pièces n'existent plus. - Ah, non. Non non.
Oh non. Désolé. On ne rentre pas. Interdit. Allez.
- Bon - Demain je vais au cinéma avec ma mère.
Vous vous rendez compte? - Parfait.
Elle est là depuis une heure. - Elle est en RTT., Alors elle
- Pourquoi elle rentre pas chez elle? reviendra me chercher apès l'école.
- Sa mère a oublié de lui donner la clé. On ira au cinéma, et apès au McDo.
- ça va. Toutes les deux.
Donc tu veux quoi? - Oui. Ta mère et toi. J'ai compris.
De l'eau, du jus d'orange? - Sans ses copains.
- De l'Orangina. - ça. J'ai pas d'Orangina - Bien. Très bien.
De l'eau, du jus d'orange, hein? Alors ne bouge pas, euh, je reviens.
- C'est quoi? - Ah, Marguerite...
- Ah ! ça sont les comètes de Madagascar. je dois sortir tout à l'heure.
La femelle et le male.
Tu vois. Et le plus petit,
c'est le male, hein?
Bon Et j'ai la fille de ma voisine sur le dos.
Alors - Sur le dos, c'est à dire...
Où elle est passée? Sur le... sur les bras, si vous préférez.
Où elle est passée? - Euh, sur le dos, sur les bras?
Ah, tiens. - Dans les pattes, voilà.
Tu vois le jaune-là. C'est un citron.
On trouve à la campagne.
Tu as de en voir déjà.
- Jamais. - Sors de là.
- Pas très observatrice. Allez.
- J'ai jamais été à la campagne. Allez, dehors.
- Ah bon. Mais enfin tu sais au moins - Venezuela?
comment ça naît-, un papillon? - Perou.
- Ben... non? Eté, .
- Ah, ça se complique - Ah. Il est... extraordinaire.
Là regarde ça - Il est à vous.
Ça, c'est une chenille - Un Calligo Idomeneus contre
de papillon lune, tu vois? une Graëllsia isabelle?
Elle va tisser sa nasse, Ecoutez,
faire entrer dans ça, dans sa chry... Isabelle est un très beau papillon.
- chrysanthème? Certains disent même
- Non, chrysalide. le plus beau nocturne européen.
Mais qu'est-ce qu'on t'apprend à côté de cette merveille..
à l'école, hein? Je peux vous demander pourquoi?

35
- Une promesse que j'ai faite - Pas question.
il y a longtemps. - Si on t'obligeait à l'hospice,
- Que voulez-vous savoir? qu'est-ce que tu dirais?
- Le lieu précis de l'observation, - L'hospice, ça n'a rien à voir.
le jour et l'heure. N'essaie pas de noyer le poisson.
Et si c'était un mâle - S'il te plaît.
ou une femelle. - Non et non.
- Oui, maman? Non!
Ah, c'est pas grave. - J'aurais tellement
Oui. Oui. voulu voir une mongtagne,
- Pourquoi vous partez comme ça avec des vrais
sur un coup de tête? oiseaux qui volent,
Vous en avez plein, des papillons. et vaches
Alors en plus, c'est loin. qui font du vrai lait,
- Celui-là est différent. des papillons.
- Différent en quoi? Tant pis.
Je peux savoir? - De toute façon, je n'ai pas le droit.
- Non, ce serait trop long Il est illégal.
à vous expliquer tout ça. - Si c'est moi qui te le demande,
- Ça ne me dit pas en quoi t'as le droit, non?
il y a le feu. Mais ça ne change rien, Elsa.
- L'Isabelle Je ne suis pas ton père.
ne vole que dix jours par an. Je ne suis pas ton grand-père.
Fin mai début juin. Allons-y. Allez. C'est la seule
Donc en partant dès demain, j'ai encore façon de s'en sortir.
une chance d'arriver à temps. C'est pas... Allez. Allons-y.
- Oui, ben. Vous savez quoi? On est bien d'accord,
Des fois, on dirait que vous êtes encore un enfant. à la moindre plainte,
- Vous avez laissé des boîtes pour le chat? à la plus petite récrimination,
- Dans le réfrigérateur. au premier faux pas, r
- Combien? etour à la case départ,
- Une dizaine. par route, par avion, par train,
- Ce sera pas assez. ou si nécessaire,
- Je pars huit jours, Marguerite, par Chronopost.
pas huit mois. D'accord.
- Tu es bien sûre du numéro? Je préviens, ce sera tout, sauf une promenade.
- Oui. - Super. - , mètres d'altitude,
- Pas de réponse. Faut compter trois jours, minimum
- Tu connais le numéro - Cool.
de portable de ta maman? - A pied, pas en voiture.
- Elle en a pas. - Et clair.
- Où elle est? m'avoir indiqué le bon endroit
Il y a bien une idée. encore faut-il que je le trouve.
Chez ton père? C'est quoi, le bon endroit?
- J'ai pas de père. Hein, après une légère pente,
- Chez sa mère? Chez un copain? à l'abri du vent,
- Un copain. proche d'une forêt de pins,
- Elle a dit "Je vais chez un copain" parce que c'est dans les pins
- Y a plus de parents. que la femelle attire le mâle
C'est triste à dire. avec ses phéromones. .
Mais c'est comme ça. Heureusement, - Pourquoi fait le mone, la femelle?
il y a les grands-parents. - Laisse tomber, je t'expliquerai.
- Papi, j'ai faim Bref, chercher une Isabelle,
- Donnez-lui à manger. Demain matin, c'est un peu comme chercher
je règle le problème. une aiguille dans une botte de foin.
- Ils vont m'emmener en prison? - C'est quoi, une botte de foin?
- Non pour les enfants en prison. Ils - Ben, c'est ça, voilà.
vont te ramener chez toi,dans ta maison. - Les papillons,
Quand ils vont voir comment ma mère elle m'a ça vit dans des bottes de foin?
abandonnée, ils vont me mettre à la CASSE. - Non, mais donc c'est une expression
- La quoi? - Là où on met les C'est pour dire que c'est dur à trouver.
enfants qui n'ont pas de parents. - Tu trouverais une aiguille là-dedans,
- La DDASS, pas la CASSE. toi?
- Depuis tout-petit, - T'as des enfants, toi?
je suis en foyer. Tolbiac, - Ça ne te regarde pas
je pleurais tous les soirs dans mon lit. - Et une femme, t'as pas de femme?
Même que ma mère le savait même pas. - Une femme, j'en ai eu sept. Je les
- Encore une de tes inventions. Tu crois ai toutes tuées. Je les ai brûlées...
que je vais tomber dans le panneau? ...dans le poêle à charbon.
- Amène-moi avec toi. - C'est quoi, un poêle à charbon?

36
Un truc qui ne laisse pas de trace. C'est comme les enfants
A qui tu téléphones? Au début, c'est le rêve,
A ma concierge! Et après, ils grandissent.
Papi? Et ça devient un cauchemar.
Si tu m'appelles encore papi, - Y a pas de réseau?
je pars tout seul. Je te laisse... - Non!
en pension dans cette hôtel, en leur demandant - C'est bête.
de te faire dormir dans la niche du chien. - Bon, on y va??
-Alo Tu marches trop vite.
Alo - Je t'ai prévenue, ce serait
- Bonsoir, je cherche ma fille pas une promenade, oui ou non?
- Votre petite fille? - Oui.
- Oui. - Alors tu te plains pas.
Et après, qu'est-ce qui s'est passé? - Je me plains pas.
J'ai continué à parler - Tu marches trop vite quand même.
avec M. Julien J'aime pas les tomates.
Il m'a demandée de m'occuper d'elle - Ben, tu les enlèves.
jusqu'à ce que sa mère revienne - J'aime pas les pommes de terre non plus
- Vous êtes rentrée à quelle heure? - T'aimes pas les pommes de terre non plus.
- Huit heures. Huit heures et quart Alors, tu les enlèves aussi.
- Du soir? - Il restera que la salade
- Et alors, la salade. T'aimes pas la salade?
Allez, mange.
- C'est du céleri-rémoulade?
- Du matin. - Exact.
Je me suis endormie chez des amies. - J'adore ça, céleri-rémoulade.
- Ben oui, ça, c'était hier? - On échange?
- Mais oui, - Non, sûrement pas,
cette nuit j'étais de garde. Bon, allez, tiens,
- Est-ce que votre fille donne.
voit son père de temps en temps? - Merci.
- Non. - Aïe
- Vous voulez pas ou c'est elle? - Aïe quoi?
- Il a disparu de la circulation le jour - Tu me fais mal.
où il a appris que j'étais enceinte. - Tu me fais mal.
- Bon. Bon, on sort...
Elle est habillée comment?? Ta main, presse tes mains alors.
Un jean bleu, Les bras.
un T-shirt avec des grosses lettres Voilà.
- NBA. Voilà, Ça y est.
- Comme chaussures? Installe-toi
- Des baskets. - Ça se voit,
- Je croyais que vous étiez pas là t'as pas eu d'enfant.
quand elle a disparu. - Ah bon. Ça se voit, ça se voit.
- Elle aimait que ça, Il y quoi, ça se voit?
des baskets. Tu peux me dire?
- Voilà, - Tu t'y prends mal avec moi.
tu marches pour voir. On dirait
- Ça va, t'es bien dedans? "Une poule qui a trouvé
- Oui. une fourchette."
- Oui. Il vous faut autre chose, - Un couteau!
un petit blouson, un petit chapeau? On dit
Non, merci, "Une poule qui a trouvé un couteau"
pas de blouson, pas de chapeau. - Un couteau, une fourchette,
On paie, pour une poule, c'est la même chose.
on s'en va. CHANGER LE CODE PIN. CHOIX?
- Allez. Prends ton sac OUI
T'as rien oublié, là? Ah, merde, merde, merde.
- Non. - T'as fait ton code PIN?
- Allez. On ferme. - Bien sûr que toujours je le fais.
Cette nuit j'ai fait un cauchemar - Tu t'es peut-être trompé.
- Tu veux que je te le raconte? Ça arrive.
- Non, merci. Des fois, on a des problèmes de mémoire.
C'est quoi, la différence entre - Oh, ça va, hein?
les rêves et les cauchemars?? Bon.
T'en as beaucoup - C'est quoi, le code?
de questions comme ça? - .
C'est quoi?? - C'est pas le bon.
Ben, un cauchemar, - Comment ça, c'est pas le bon?
c'est un rêve qui tourne mal. Je connais mon code PIN quand même, non?

37
B, c'est la porte. B - Papi égale le poêle à charbon.
, ma carte bleue. Tu te souviens?
Et , mon code PIN. - Comment je dois t'appeler alors?
Je sais ce que je dis quand même. - Par mon nom.
- Faut vérifier la puce. - Comment je m'appelle??
- Vérifie. - Tu m'as pas dit ton nom.
- Oh, zut, elle est tombée - Je t'ai pas dit?
- Eso está mal. - Non.
Alors, - Julien!
non seulement j'ai plus de code, - Julien?
j'ai plus de puce. - Oui, Julien.
Il faut la retrouver. - Ça fait vieux.
- C'est comment déjà?? - Tu trouves qu'Elsa,
Une aiguille dans une quoi? ça fait jeune?
- Dans une botte de foin. - Julien, je peux te poser
- Oui, faut que je me rappelle. une autre question?
Une aiguille dans une botte de foin. - Si c'est pour mon nom de famille
- Tu vas pas me laisser tout seul, non?? C'est Larrieu
- Il est marié? - Non, c'est une devinette.
- Veuf depuis ans - Je déteste les devinettes.
- Des enfants? Tu sais comment il est mort,
- Un fils. le Capitaine Crochet?
- Ils sont jolis, - Aucune idée
tous ces papillons. - En se grattant les couilles.
- T'as vu ces deux-là, ils sont énormes - Mais qui t'apprend à dire des horreurs
- Dans tout collectionneur, pareilles? - A l'école.
il y a un psychopathe qui sommeille. Attends, j'en connais une autre
- Ami philatéliste. C'est l'histoire de Mamadou.
- Bonsoir. Il a tout grand, Mamadou,
J'ai connu un type qui collectionnait les bras, les jambes, le nez,
les emballages du morceau de sucre, - et même le...
Un serial-killer, femmes égoregées, - Oui, d'accord. Oui ben, je la connais.
des canards dans leur sang. Je suis sûre que tu la connais pas.
- Est-ce qu'on a localisé son portable? Alors Mamadou a décidé de se marier.
- Non. Hé, dis donc,
il n'émet plus de signal tu respires quand, toi, hein?
La puce probablement. Tu me colles aux basques depuis
- C'est pourquoi, trois jours et depuis trois jours.
une nouvelle route?? J'ai les oreilles qui bourdonnent.
- Un golf. Alors maintenant je dis "Silence".
- Un golf? C'est bête. Elle était hyper drôle.
- Vous connaissez bien le coin?? Je suis sûre qu'elle t'aurait fait rire.
- Au millimètre Tu entends quoi, là??
- J'hésite entre deux chemins, Le vent,
et je me demande... les oiseaux,
ELSA, ANS les insectes.
FUGUE OU ENLEVEMENT? Alors je ne veux entendre que le vent,
Elsa? ...les oiseaux,...
- Bonne route ...et les insectes.
- Mais Julien, je...
- Elsa, tu viens? Chut. Silence.
Elsa!, Allez.
qu'est-ce que tu fais? J'ai pas dit "Bouge pas."
Elsa! J'ai dit "Tais-toi."
Moi, mon portable, Elsa, qu'est-ce que tu fais?
toi, ta Gameboy. Pipí.
On n'a pas de chance Une bonne douche,
avec l'électronique. un repas chaud, un vrai lit,
Tiens ça te plaît?
Tiens - J'aime pas les douches.
Tu fais la tête? Je préfère les baignoires.
Mais si ça se trouve, Ah oui. Et à part ça,
il n'y a que la pile à changer. sauna, hammam, jacuzzi?,
Bon ben, très bien. Alors, fais la tête. J'ai pas sauté moi la semaine dernière.
Hein. Qu'est-ce que tu veux que je te dise. Mais toi t'as l'habitude.
- Je peux te demander un truc? Tu fais du parachutisme. Moi, j'ai
- Demander n'est pas posséder. peur dès que je monte sur un escabeau
Vas-y. J'ai le vertige.
- Tu veux pas que je t'appelle papi, Je le sais très bien.
c'est ça? On a fait un deal, Marie,

38
ou on a pas fait un deal? aiment-ils les raviolis?
Je sais. - Les oiseaux italiens
Arrête. certainement, oui.
- Allez. On y va. Tu crois que
- Non. je peux leur en donner?
Si tu m'aimes, tu sautes. Ah, ben.
Non. Arrête. Bernard. Pourquoi pas
Tu veux que je te dise? - Elle est mignonne, votre
Leur amour ne tient qu'à un fil. petite-fille - Merci.
Un, deux, trois. Allez. C'est rare une enfant qui appelle
Voilà. son grand-père par son prénom.
Dis donc, ça veut dire quoi, NBA?? - Ouí.
National Basketball Association. - Elle pourrait vous appeler papi.
C'est l'anglais Oui, papi. C'est bien.
- Qu'est-ce qui te plaît dans le basket? - Ou pépé.
- C'est d'être grand. - Pépé. C'est bien.
C'est trop nul d'être petit. of mine, no, right.
Moi, quand je serais grande, ?, .
je serais très très grande. Give me Micky... Micky,
- Ah oui, et grande comme quoi? what's on the red deck?
- Comme Edith Piaf. No, forget it.
- Oui mais, Edith Piaf. Give me blue deck.
Elle était toute petite. No. Ok. Listen.
- Ma mère a dit: "C'était la Sell , at ...
plus grande chanteuse du monde"
Donc... , at .
Tu as quel âge, Elsa? You got it??
- ¿Huit ans? - T'en fais une tête.
- Neuf ans! Bad news?
Je suis née le mai, gémeaux ascendant Je viens de prendre
vierge et chien dans l'horoscope chinois. , bucks
- Tu as su des choses. -Toutes les semaines - Non.
on regarde notre horoscope dans le journal. - J'ai tout vendu.
- Parce que tu crois à ces sornettes? C'est mon meilleur coup en ans.
- Ma mère, elle dit croire. C'est formidable.
Mais moi, je préfère les BDs ¿Julien?
Pourquoi ils ne tiennent qu'à un fil?? les gens d'hier, ils sont riches?
- Pardon? - Apparemment, oui
- Pour les amoureux tout à l'heure - Pourquoi il y a les riches
- Ah. Les rois du parapente. et les pauvres?
Et ben, quand on existe Parce que
des preuves d'amour, "Liberté, Egalité, Fraternité",
...c'est qu'on ...ça sonne bien,
n'a pas confiance... mais ça fonctionne mal..
Et là où il n'y a pas confiance, - Comment on fait
il n'y a pas d'amour. pour devenir riche?
- On est chez qui? - Mais le mieux,
- C'est un refuge c'est de faire ce qu'on aime.
pour les randonneurs. - Pour devenir riche,
En haute saison comment on fait?
c'est bourré, - Je viens de te le dire,
...Mais là on va être - Elsa.
comme un châtelain dans son chateau. - Elle nous regarde. Elle ne
- Bonjour regarde personne. Elle sent
- Bonjour Si le vent va de son côté,
- J’ai les mollets en marmelade. elle va savoir
una mermelada. qu'on est là et elle va filer.
Monsieur, allez-y. Servez-vous Ne bouge pas.
Produit fermier, % bio. Salopards de braconnier.
Ce sera mieux - Allez.
que vos raviolis en boîte - Non, merci.
Et toi, François, - T'en veux pas?
t'as plus grande peine de cœur. - Julien,
Moi, je suis cardiologue, pourquoi ils ont tué la biche?
Pour moi, le cœur est un muscle. Pour de l'argent.
Oui, les émotions, de la chimie. Salopards de braconnier,
On est au courant. Je plaisante, chérie. ça veut dire quoi?
- Ce que tu es susceptible! - Hang on. - Ben, salopard, ça veut dire...
I'll go outside. Where have you been? - Non, braconnier.
- Julien, les oiseaux - Ah, Mais, les braconniers, ce sont

39
les gens qui tuent les animaux. ...hop,
...alors que c'est interdit tu le retournes par terre.
Et la biche est morte Encore, fais voir.
à cause de ça
Pour quelques malheureux billets
Tu es triste?
Mais tu sais, - J'en ai attrapé un.
Elsa, Je l'ai eu
la mort fait partie de la vie. C'est un Apollon.
Mais elle ne frappe pas à la porte Il est magnifique
avant d'entrer Au fond, c'est du coton
Beaucoup de gens vivent comme du cyanure de potassium,
s'ils avaient l'éternité devant eux. Il va mourir sans souffrir.
Alors que personne n'est jamais sûre Quoi?
d'avoir le temps de finir sa phrase. Qu'est-ce qu'il y a?
En - Braconnier
on vivra ans - On y va?
Mais ça ne changera rien. - Je veux retourner
La vie, ce sera - Tu veux quoi?
toujours une seconde, Retourner à ma maison
plus une seconde. Hien? Et il n'y a personne
Toc, Toc... à ta maison,
¿Julien? ...pas avant jours.
Je m'excuse. - Je veux voir ma mère
Tu dors? - Elle n'est pas là.
Quand j'étais petite... - Je veux être là
...plus petite pour quand elle reviendra.
que maintenant... - Tu as voulu venir avec moi,
...j'ai fait un rêve. oui ou non?
C'est avec un canari. Bon. Allez
Tu sais, les petits oiseaux jaunes. - La garce...
Je le sortais de sa cage. - Tu t'es fait mal?
je le mettais à ma fenêtre, ?, - Aide-moi.
et j'ouvrais ma main. - Tu veux vraiment partir?
Et tu sais quoi? - Oui.
Il s'envolait pas. - Mais comment tu fais
Il restait avec moi pour retrouver ta route?
J'étais contente. - Ça descend. Je finirai bien
Tu sais pourquoi? par arriver quelque part.
- Aucune idée - Et après?
- S'il préférait - Je fais du stop.
rester avec moi... - Bon, je ne te retiens pas.
...c'est sans doute Allez. Bonne chance!
parce qu'il m'aimait. Mais qu'est-ce que tu attends
- C'est beau. Allez.
- Evidemment, c'est beau. Tu vas aller
- On dirait un calendrier. - Je dirai à ma mère
- Oh. Calendrier? que tu m'obligeais à te suivre
C'est mieux qu'un calendrier Tu seras recherché
Qu'est-ce qu'il fait? par la police.
Pour les fleurs, - C'est ça. Et on m'accusera de quoi?
c'est comme pour les humains. - Prise d'otage.
Il y a les mâles - Ben. Voyons.
et les femelles. -Je dirai que tu m'as enlevée,
Et comme elles que tu m'as forcée
ne peuvent pas bouger à monter dans ta voiture,
...Elles ne peuvent pas ...et que tu m'as gardée prisonnière
faire l'amour. de ta case. Tout ça pour de l'argent.
On peut dire ça comme ça, - Et moi, je dirai le contraire.
oui. Je dirai la vérité.
Alors, c'est le papillon qui - Ils te croiront pas.
veut le travail. - Ben...
Il prend la semence dans une fleur Les adultes croirent les adultes.
et il l'amène à l'autre. Ils ne croient pas les enfants.
- Comme un facteur?. - Qui ne distribuerait - Alors?
que les lettres des amoureux. - Ben. Quoi alors?
Vas-y, essaie. - On est perdu?
Tu gonfles le filet. - Ben, j'ai dû louper un sentier
Quand tu as attrapé En plus tous se ressemblent.
le papillon, - Qu'est-ce qu'on fait?

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- Ah, qu'est-ce... - Pourquoi tant mieux?
... que tu veux qu'on fasse? C'est nul d'être un diminutif.
On retourne sur nos pas. Julien!
Allez. - Des petits curieux.
Hue, cocotte. L'Isabelle est
Allez beaucoup plus grande.
S'il te plaît, Julien,
Qu'est-ce qu'il me prouve Grande comme quoi?
que tu ne vas pas filer? Ben,
Je te donne ma parole. grande comme ta main.
Allez. En avant. Si elle vient pas,
Espera, espera... qu'est-ce qu'on fait?
- Attends. Par là Tu peux parler normalement.
- T'es sûr? Les papillons n'ont pas d'oreilles.
Ah. Ben, Elle ne viendra plus ce soir.
je ne t'oblige pas. C'est trop tard. Allez.
Ça y est. - D'abord tu me racontes
C'est le bon endroit une histoire.
Allez, - Une histoire,
viens. je ne connais pas d'histoires
Il y a deux sortes de papillons: - A quoi ça sert d’être vieux
les diurnes et les nocturnes. si tu connais pas d'histoires?
C'est quoi, la différence? - T'as fini de dire
Ben, les premiers volent le jour, que je suis vieux.
les autres la nuit. - Tu peux en inventer une.
-L'Isabelle c'est le jour ou la nuit? Ah, en inventer une,
- Ah, elle, c'est une crépusculaire. oui...Bon ben...
Ça veut dire qu'elle vole D'accord. Mais après,
à la tombée de la nuit c'est promis, au lit,
Si elle n'est pas venue à minuit, K? Allez, tape, OK. Oh là là.
et qu'elle ne viendra pas. Alors voilà,
- Qu'est-ce qu'elle mange? ça se passe le jour du jugement dernier
Elle n'a pas de trompe pour butiner - C'est quoi, le jugement dernier?
les fleurs. Alors elle mange pas.
- Elle vit combien de temps?
- Trois jours et trois nuits.
- C'est pas beaucoup. - Le dernier jour du monde
- C'est une vie... quand on fait le bilan
une vie de papillon. La planète a fait son temps,
- T'as pris des draps, Mais pourquoi et le Bon Dieu reçoit tout ce qui
on dort dans des sacs de couchage alors? a vécu sur cette terre pour savoir
Mais c'est pas pour nous. ceux qui ont bien travaillé.
C'est pour l'Isabelle. Et alors le lapin arrive
Et maintenant patience, hein? - Qu'as-tu fait de ta vie, lapin?
¿Julien? - J'ai couru dans les champs,
Isabelle, c'est bizarre et j'ai fait des petits.
comme nom pour un papillon. - L'oiseau arrive
L'entomologiste qui... - Qu'as-tu fait de ta vie,
enfin... oiseau?
le chasseur qui - J'ai volé dans les airs,
l'a découverte en et j'ai fait des petits.
...était espagnol. Alors il lui - Le cerf arrive.
a donné le nom de la reine d'Espagne - Qu'as-tu fait de ta vie, cerf?
Ma mère m'a appelé Elsa - J'ai chanté dans la forêt,
à cause d'une faute d'orthographe. et j'ai fait des petits.
Normalement - Le dromadaire,
je devais m'appeler Elisa. - J'ai roulé ma bosse,
Mais à la mairie et j'ai fait des petits.
ils ont oublié le "i" - Le loup arrive.
Mais c'est pas grave. - Qu'as-tu fait de ta vie, loup?
Ça, c'est joli, Elsa. - Un jour d'hiver,
Elisa, c'est j'avais besoin de force
le diminutif de l'Elisabeth? pour nourrir mes petits,
Ben oui. ...alors
J'imagine que oui. j'ai mangé le lapin.
- Et Elsa, c'est - Le chien arrive
le diminutif de quoi? - Qu'as-tu fait de ta vie,
- Je sais pas. chien?
De rien. - J'ai été fidèle à mon maître,
- Tant mieux. et j'ai fait des petits.

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- Et alors, Napoleón?
...que l'homme arrive Elsa...
- Qu'as-tu fait de ta vie, viens
homme? Pourquoi on a traversé
- J'ai travaillé, la forêt?
gagné de l'argent, Pour aller plus vite.
je me suis battu bec et ongles, Si c'était pour prendre
et j'ai fait des petits une douche. Merci, hein?
- Et que sont devenus tes petits? Tu le savais, toi qu'il allait
Ils sont morts à la guerre. tomber des hallebardes
- Alors le Bon Dieu ... mademoiselle Je-sais-tout
... annonce sa sentence: ça va, je crois, hein.
Les animaux ont bien travaillé, On pourra y aller.
mais les hommes, hélas ... - Regarde!
... ont commis tant d'erreurs Des vaches!
Alors, et ben, tant pis. - C'est ça, une vache?
Tout le monde au paradis. - Ben oui, c'est ça, une vache
- "Même les hommes?" Flocon. Le pied.
S'écrient les animaux. Entrez
"Les hommes aussi." Ma mère.
répond le Bon Dieu." Depuis que la pendule s'est arrêtée,
"Tout est de ma faute. elle ne quitte les yeux.
J'ai été trop pressé, C'est drôle.
J'ai fait le monde en jours On dirait qu'elle regarde la télé
J'en aurais pris , Elsa.Entrez. Mettez-vous à l'aise.
personne n'était là Bonjour.
pour me le reprocher. Ils ont planté leur tente dans les
Je l'aurais peut-être mieux réussi. nuages de l'autre côté de la combe.
Répète après moi. Ils vont passer la nuit ici. Bien sûr.
Chenille jaune polissonne. Puis, vous la trouverez demain matin.
Chenille jaune polissonne. T'as les cheveux tout mouillés, toi.
Chenille verte pas si bête. Sébastien. Veuille chercher une serviette
Chenille verte pas si bête.. de toilette. Je reviens tout
Chenille rouge pas farouche. de suite. Ben, enlève ta veste.
Des ranges . - Gîte rural. -Tiens.
Des ranges Voilà un métier d'avenir
Vas-y, secoue la branche. pour les agriculteurs. Maman, viens.
Plus fort. Allez. A peine, ça fait ans que ça dure.
Voilà. Parfait. Ca fait ans que des petits sont bouffés.
Très bien. C'est très bien, chéri. Bientôt, pour élever
Et maintenant regarde. des vaches, il faudra faire l'école
Dans le fond du parapluie. hôtelière. Allez. On y va.
Alors. Joyeux anniversaire, papa
Ça chatouille. Bon anniversaire
Mets-la dans le bocal. Bon anniversaire
Qu'est-ce que tu veux en faire? Merci. Bon ben
On va les ramener à Paris Faut souffler maintenant.
leur montrer Alors, un, duex, trois.
la Tour Eiffel, Voilà.
Sébastien,
et les regarder tu enlèves les bougies?
se transformer en papillons. Tiens. Tu veux couper?
Ben, si tu veux, tu pourras Je veux un champagne
en emmener une ou deux à ton école Et moi,
Ils sont trop nuls. je peux avoir un champagne ?

Le jour où la maçtresse Elle adore ça, le champagne.


a parlé de Napoléon. Ça vous fait quel âge?
Elle a dit qu'il avait écrasé !
les Autrichiens à Marengo. On se couche.
Maxime a levé le doigt. Bonne nuit.
Tu sais ce qu'il a demandé? Bonne nuit.
Non, Bonne nuit
qu'est-ce qu'il a demandé? - Dis bonne nuit à maman - Bonne nuit, maman.
Qu'est-ce qu'il avait Et dans minutes, on éteint.
comme voiture Je compte sur toi? Il était très beau, très sportif.
Qu'est-ce qu'il avait Toujours aux quatre coins du monde. Il adorait son
comme voiture? métier.

42
Mais tout à coup , le trou noir comme ça, sans prévenir, - Attends, je vais te dire ce que tu dois faire.
sans sommation. Maniaco-depressif. - Maman
Les médecins l'ont mis à - Tu m'entends? Allô?
Sainte Anne pour semaines. Je voulais te dire...
Au début c'était ça, sa vie, - Allô?
mois chez lui, mois à l'hôpital. - Allô?
Un jour il m'a appelé, ...J'irais jusqu'au bout du monde
"viens me sortir de l'enfer. Papa, <iJe me ferais teindre en blonde...
j'ai pris tous les médicaments ...Si tu me le demandais
qui étaient dans mon armoire. J'irais décrocher la lune...
Je veux mourir. <iJ'irais voler la fortune ...
Viens m'aider à mourir. ...Si tu me le demandais
Je renierais ma patrie...
<iJe renierais mes amis...
<iSi tu me le demandais.
On l'a ramené à l'hôpital. ...On peut bien rire de moi.
J'ai vu son psychiatre. Je ferais n'importe quoi...
Il m'a dit que <iSi tu me le demandais
son état ira en empirant, ...Si un jour
... et qu'il ne sortira plus. la vie t'arrache à moi...
Un jour je ne sais pas pourquoi, ¿Julien?
il m'a demandé, - Oui?
"S'il te plaît, - Ça t'arrive de mentir?
amène-moi un papillon." - Pourquoi tu me demandes ça?
J'ai trouvé un papillon, Comme ça.
puis deux, puis dix. Mais tout le monde ment pour des
... c'est comme ça, petites choses ou pour des grandes.
tout a commencé. Le plus important, c'est de
Au fil des mois, ses yeux sont ne pas se mentir à soi-même.?
devenus de plus en plus tristes. - Il faut que je te dise quelque chose.
Il cessait de sourire. Je t'ai menti
Je lui avait donné un grand livre, Je sais.
un album de photos. Je sais bien que tu n'as pas neuf ans.
Il m'a montré Mais il n'est pas un très gros mensonge.
un papillon bleu vert. Et vous n'avez eu vraiment
"Apporte-moi celui-là." aucune idée, aucune piste?
C'était une Isabelle. Je sais pas.
Pendant ans, Elsa est gentille.
au printemps, j'ai cherché, Elle est souriante.
...mais je n'ai jamais trouvé. Elle parle...
L'espèce avait disparu ...facilement aux gens,
Un matin je suis entré dans sa chambre. aux adultes
Le lit était vide - c'était lui s'y fier
Le matelat replié. c'est quand, ce rendez-vous?
Il est parti dans la nuit. Est-ce que vous voulez
"Sans souffrir" rajouter quelque chose?
m'a dit le médecin. Qu'on fasse pas de mal
ans. à ma petite fille.
Un enfant. Nous vous rappelons
Il aurait votre âge aujourd'hui le numéro de téléphone
Elle a au moins ans de SOS Enfants Disparus.
cette horloge, non? Attends, ne quitte pas
Cette Comtoise. <i
Là regardez le poisson, regardez. Alors, hein?. Qu'est-ce
Ça c'est le poisson de la maison mère. que tu nous as fait de bon?
- Allô? C'est quoi, ce truc?
- Maman, c'est moi. Des œufs et
- Elsa, où tu es?? des sardines à l'huile.
Allô, Tu as mélangé
parle-moi, Elsa. les œufs et les sardines?
- Tu promets de pas te fâcher - C'est toi. T'as dit qu'on mange
- est-ce que tu sais où tu es? Dis-moi des œufs et des sardines à l'huile.
Dans une maison - Mais séparé, pas mélangé.
Dans quelle maison? - Alors?
Je sais pas - Ben oui,
Je suis à la montagne ça pourrait être pire.

A la montagne?
Mais quelle montagne, Elsa?
- Je sais pas. - Un jour, ma mère, elle n'était pas là,

43
Je me suis fait des œufs au chocolat. Je ne peux pas.
Des œufs en chocolat? Je suis tout au fond
C'est pas facile. Tu n'as rien cassé?
Au choclat, c'est comme des œufs au plat, Julien, viens me chercher.
c'est que tu rajoutes du Nesquik par-dessus Votre fils n'est pas là ?
Mais elle a quel âge, ta maman? - C'est pour un accident...
vingt-cinq () - Je suis là dans une seconde.
Très jeune pour avoir Allez-y. Je vous écoute
une petite fille de neuf () ans. Dans la montagne, au plateau
C'est à cause de l'avortement de Molière, une petite fille
ainsi est prouvé trop tard. qui est tombée, et elle a glissé, elle
Les bébés des avortements, est tombée dans une faille, un trou.
...qu'est-ce qu'ils deviennent? Elle n'a rien,
Rien juste une petite égratignure
Tenez. Elle vous entend là,
Vous pourrez lui parler.
¡Elsa!
C'est triste d'être rien. Elsa, c'est maman.
- Pourquoi on dit "tomber amoureuse" - Et la structure de la roche?
ou "tomber enceinte" ? - Trémie instable.
Pourquoi on dit pas "monter amoureuse"? C'est trop dangereux, trop friable.
- Je ne sais pas Tout peut s'écrouler là
- Ma mère avait tombé L'entrée la plus proche
des deux coups en même temps, est là: kilomètres.
amoureuse et enceinte.

mètres de dénivellation,
Regarde! étroit s'il faut
- Une étoile filante! y passer... jours.
- C'est quoi, les étoiles filantes? Et qulequ'un a une autre idée?
- C'est le Bon Dieu - Tu sauras l'attacher -T'es sûr
qui perd ses cheveux. - Pas de problème.
- En vrai, Ça va aller, fiston?
c'est quoi? Viens. Vas-y.
Doucement.
- C'est une Isabelle, Voilà.
une femelle, - T'es prête?
Elle est magnifique. - J'ai peur.
Viens voir! - Moi aussi.
Bon sang! Comment tu vas faire pour remonter?
Ils me renverront.
Ne t'inquiète pas
Je suis prête
Tu pouvais pas faire attention, non? Allez-y. C'est bon.!
Où es-tu? Doucement.
Allez, vite. Fiche-moi. C'est fini.
Connard. Laisse-moi tranquille. J'ai changé de taille de jeans.
Alors, vas t'en. Tout est perdu J'ai mis de grands pulls,
Allez. Vas t'en.
T'es sourde? Quoi?
Allez,
Elsa? des chemises en dehors des pantalons.
Bon ben, comme tu veux,,? C'était la mode en plus,
Je ne vais pas te supplier Jusqu'à mois,
¡Elsa! personne n'a rien remarqué.
¡Elsa! - Et vos parents, votre mère ?
¡Elsa! - Mon père, il travaillait la nuit.
¡Julien! Et ma mère, elle ne me voyait pas.
¡Elsa! Quand j'avais ans, elle
¡Elsa! m'a oubliée dans un supermarché.
¡Julien! Elle s'en est même pas rendue compte
¡Julien! Alors, quand j'ai vu mon gros ventre.
- Tu es là? J'ai décidé de fuguer.
- Oui. - Quel âge aviez-vous - años.
Essaie de remonter. J'ai jamais compris
Je vais t'attraper. sa passion pour le basket.
Les enfants malheureux
sont souvent pressés de grandir
Vous pensez que je suis pas

44
une bonne mère, c'est ça ? Pourquoi le feu
- Une mère nourrit ses enfants, les brule le bois?
habille, se fait du souci pour eux... C'est pour bien rechanffer
...pour quand ils seront grands nos coneurs or.
Une maman les berce, les caresse, Pourquoi la mer se retire?
...les couvre de baisers. C' est pour qu'on lui.
Elle vous appelle au secours. dise "Encore"
Vous devrez peut-être lui parler. Pourquoi le soeil disparait?
Qu'est-ce que vous voulez Pour I' autre partie du decor.
que je lui dise ? Pourquoi le diable
Simplement que vous l'aimez. et le bon Dieu?
Ça, elle le sait. C'est pour faire
Si elle en était si sûre, vous croyez parler les curieux
qu'elle aurait fait tout ça ? Pourquoi le loup mange l'agneau?
Deux petits mots. Parce qu'il faut bien se nourrir.
Moi non plus, je n'ai jamais réussi Pourquoi le lievre et la tortue?
à les dire, deux petits mots. Parce que rien ne sert de courir.
- Elsa? Pourquoi les anges
Oui. ont-ils des ailes?
Julien, alors? Parce nous faire croire
Pas encore, Elsa. au pere Noel.
Pas encore. Pourquoi le diable
Combien de temps? et le bon Dieu?
un jour, deux jours? C'est pour faire
Un jour, deux jours... parler les curieux
trois jours... - Ca t'a plu le petit voyage?
- Bon. - Ah oui beaucoup!
- Allez. Vous aves vu des belles choses?
- C'est pour aujourd'hui ? J' aurais bien voulu
- T'es trop tôt, Elsa. voir des sauterelles.
Faut attendre encore un peu. Des sauterelles?
- Bon. Pourquoi des sauterelles?
- Ah! Et des libellules aussi.
Alors, tu veux vraiment voir A la prochaine fois, d' accord?
la naissance d'un papillon ? - D' accord!
Allez viens Je peux te demander quelque chose?
Regarde, Elsa, Quoi encore?
regarde bien. On continue mais cette fois-ci
On est allé la chercher très loin, c'est toi qui chantes.
elle nous attendait ici. - Pas question.
Donne-moi tes mains - Tu te pleures.
- Vole. Non mais non.
Où tu crois qu'elle va aller? Alors, c' est' le dernier couplet.
- Rejoindre quelqu'un Tu ne crois pas que
qui l'attend depuis longtemps. tu pousses un peu le bouchon?
Elsa, tu m'as jamais dit comment Pourquoi notre coeur
elle s'appelle, ta maman.? fait "tic-tac"?
- Je te l'ai pas dit ? Parce que la pluie
- Non. fait "flic-flac.".
- Isabelle. Pourquoi le temps
- Ah ! Alors, passe si vite?
on l'a trouvée tous les deux. Parce que le vent
Pourquoi les poules lui rend visite.
pondent des oeufs? Pourquoi tu me prends
pour que les oeufs par la main?
fassent des poules Parce qu'avec toi
Pourquoi les amoureux je suis bien.
s' embrassent? Pourquoi le diable et le bon Dieu?
C' est pour que les pigeons Para que pregunten
roucoulent. los curiosos.
Pourquoi les jolies
fleurs se fanent?
Parce que ça fait
partie du chorme.
Pourquoi le diable
et le bon Dieu?
C'est pour faire
parler les curieux

45
A 「業界の絶対的女王 ― \N 既 "最下位" ちゅうことで
婚、「FIRST CLASS」編集 "最下位"ですかね
[Script Info]
長、夫は歳年下・子供ナシ」 残念ながら"最下位"かな
; Script generated by
Aegisub .. よろしくお願いします。 <そう\N これこそが マウンテ
; 小夏 この子 インターンの子。 ィング>
http://www.aegisub.org/ \N(小夏)あっ…。 <恋愛 仕事 お金 持ち物…\N
Title: Default Aegisub 何故、突然アルバイト入れた 様々な項目の 総合を鑑みて➡
file
の? 何か裏があるの? 「自分より上」 「自分より下」と➡
ScriptType: v.+
WrapStyle: 「隠れ肉食系性悪女子 ― \N 何の根拠もなく 勝手な基準で
ScaledBorderAndShadow: 既婚、副編集長、社内結婚・小 \N 個々の順位をつけ合う>
yes の娘」 <何をもって勝ちなのかは\N 不
Collisions: Normal 明だが➡
(小夏)え~ 今日から\N 編集の
PlayResX:
インターンで入る➡ それも含めて マウンティング>
PlayResY:
Audio URI: 퍼스트 클래스 E 吉成さんです。\N みんな よろし 白雪さん➡
(x).mp くね。 彼女に 仕事の流れを\N 一とお
Scroll Position: 吉成ちなみと申します。\N どう り 教えてあげてくれる?
Active Line: ごめんな、あんたにいてもらっ
ぞ よろしくお願いします。
Video Zoom Percent: . たら困るんやわ
(一同)よろしくお願いします。
Video File: 퍼스트 클래스
(小夏)編集は 初めて?\N あっ 潰させてもらうわ
E (x).mp
Video Aspect Ratio: c. はい。 本当にご愁傷様です
Video Position: あの… この前まで Tokai って 何日持つか、どうでもいいけど
Last Style Storage: いう\N 衣料材料店で 働いてま 頑張りますので➡
Default よろしくお願いします。\N(一
YCbCr Matrix: TV. した。
(綾奈)毛糸とか売ってる お 同)よろしくお願いします。
[V+ Styles] 店?\N そうです。 <この物語は\N 人のシンデレラ
Format: Name, Fontname, あの… 生地とか ボタンとか➡ が➡
Fontsize, PrimaryColour, スパンコールとか\N ファスナー 降り掛かる 幾多の困難や わな
SecondaryColour, ➡
OutlineColour, とか➡
自分で 洋服を…。\N(白雪)懐か そして 様々な格差に負けずに➡
BackColour, Bold,
Italic, Underline, しい。 成功への階段を 駆け上っていく
StrikeOut, ScaleX, 昔 学園祭のときとか よく行っ \N 物語です>
ScaleY, Spacing, Angle,
た。 ♬~
BorderStyle, Outline, 週間前
Shadow, Alignment, なんでトーカイから突然ここに
MarginL, MarginR, 来られたんやろ? cm おまけしておきましたよ。
MarginV, Encoding 「叩き上げハングリーモンスタ (女性)ありがとう。\N どうも。
Style: ー ― \N 独身、京都府出身、 (美佐枝)地上げで閉店なんて…。
Default,Arial,,&HFFFFFF, ➡
エディタ
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
(レミ絵)だから ファッション こんな職場 なかなか ないよ
,,
\N 個性的なんですね。➡ ね。➡
[Events] 自分で リメークとかしてるんです いい人たちばっかりだった。
Format: Layer, Start, か? ホント楽しかったな。
End, Style, Name, みんなに\N いろんなこと教えて
分かります?\N(レミ絵)すご~
MarginL, MarginR,
MarginV, Effect, Text い。 もらって。
ハーイ 皆 LiLiCo よ! 毛糸でセーター編んで 男の人 (美佐枝)\N ちなみちゃんの こ
ついに今夜 沢尻エリカ年ぶり にプレゼントする的な人 の先のこと➡
の\N 地上波連ドラ主演作が始ま 天然記念物、顔点、総合点 みんな 心配してるよ。
るわよ! 「腰掛系の腹黒コネ入社 ― これから どうするの?
これはね エリカがファッショ \N 独身、エディター(正社 うん…。
ン業界という\N モンスターだら 員)、帰国子女(英語しゃべれ ♬~
けの地獄で ず)」 (小夏)はい これ直して。➡
泥沼の闘いを繰り広げでいく\N 一人暮らし?\N あっ はい。 ピンが甘いね。➡
超ドロドロした話なのよ! きっと お部屋とかも\N 個性的 このカットは違う。\N これ コー
楽しみね! さあ覚悟して! なんだろうな。 デ直して。 はい。
♬~ 全然です。 畳ワンルームだし\N すいません。 すぐ段取りま~す。
「虐げられるシンデレラ ― ごっちゃごちゃで。 (白雪)お疲れさまで~す。\N(一
\N 独身、家賃¥.、六畳一間の へ~。 同)お疲れさまです。
アパート在住」 やっぱそうやんな (白雪)会議室で待っててくださ
♬~ でも ちなみさん カワイイから い。
(ちなみ)おはようございます。 \N モテそう。 クロエの新作?
\N(留美)ああ… 今日からだっ そんなことないですよ。 ちょっと\N ママの借りてきちゃ
け。 かれこれ ~年は➡ って。
彼氏いないんで。\N ホント? はい、でたで!金持ち自慢!
やっぱりそうですよね

1
悲しいですね。格差の現実。貧 (レミ絵)MIINA さん\N ごめん CLASS」No.モデル、L.A.出
富の差。 なさい 再撮なんて。 身」
その格差、いつか埋めてやるか (MIINA)超無駄。\N 今日 オフ (拓海)あ~あ。➡
らな だったのに。 会わせちゃいけないトップが\N
一生 埋まりません (MIINA の舌打ち)\N(レミ絵) 遭遇…。
あっ 小夏さん\N 今日のコーデ ホントに すいません。 お疲れさま。
ィネートチェック…。 舌打ちですか you, XXXXX
(小夏)時以降で よろしく。 パパに泣きついて スキャンダ オ・バ・サ・ン
出た!副編集長名物!子育てシ ルまみれにしてあげようかな はあ?なんだ てめえの自信
フト (MIINA)これ オーガニック? 満々な態度は?
じゃあ すいません。 もちろん。 ナンバーは アタシだっつう
いつも 迷惑 掛けて ごめんね。 私が やりますよ。\N いつも あ の!
なんて言いながら内心 りがとう。 ♬~
は・・・・・・ そういう優しいとこ\N ずっと変 いつも ありがとうございます。
仕方ないじゃない わらないでほしいわ。 \N(女性)どうも。
私は、仕事も子供も夫も、女性 えっ? 美佐枝さん それ 手前の方に…。
が欲しがるものは全部持って 変わるわけないじゃないですか。 美佐枝さん!
て、 そうは言っても\N 人は 環境で 美佐枝さん! 美佐枝さん!
あなたたち下々の人間とは違う 変わるものなのよ。 お母さん。
の 年もたてば別人なんてことも\N 留美 来てくれたの?
(MIINA)ハァ…。 どう? よくある話。 大丈夫?
「危険なワガママピュア女 ― う~ん…。 (美佐枝)大丈夫 大丈夫。\N た
\N 独身、雑誌「FIRST (静香)そうそうそう…。\N あ~ だの貧血だって。
CLASS」トップモデル、群馬県 いいよ。➡ そう。\N(美佐枝)うん。
出身の元ギャル」 あっ ちょっと振り向いてみよう 初めまして 吉成ちなみです。
(拓海)うん…。➡ か\N そっから。➡ お店の子。\N ずっと付いててく
これ 着けてみようか。 いい~。 ナイス! いいねえ! れたの。
「業界一のモテ男 ― \N 独 ➡ お世話になってんのよ。
身、スタイリスト兼ファッショ そうそう そうそう。\N カワイイ 私の方こそ➡
ンディレクター」 な~。 美佐枝さんには いつも\N 仲良
(白雪)そうなの。 再撮なの。\N 「カリスマ気取りのサバサバ詐 くしてもらってるんです。
急いで リースお願い…。 欺 ― \N 独身、人気フォトグ ありがとうございました。\N 娘
とにかく よろしくお願いしま ラファー」 の 大沢 留美です。
す。 (静香)ナ~イス。 ナイス。➡ 「ファースト・クラス編集長」?
なんで私が尻拭いせなあかんね 西原 バック離して。\N(樹)は (留美)ああ…。
ん? い。 すごい…。
ボーナスもらってる"社員"はお 「まだ陽を見ぬ王子様 ― \N あの 私 毎月 読んでます。
気楽やわ 独身、カメラアシスタント、月 そう うれしいわ。
そういえば\N 読モスナップ ど 給万円 ほら 昨日も 休憩中に読んでた
うでした? あれ? \N あの雑誌。
ちゃんと揃いました?\N(白雪) あっ ねえねえ ねえねえ。\N(美 ああ… 留美の雑誌だったの?
まあね。\N そういえば\N 読モス 佐枝)んっ? すっご~い。
ナップ どうでした? これ うちの生地と似てない? ねえ…。\N(留美)んっ?
ちゃんと揃いました?\N(白雪) \N(美佐枝)ホントだ。 留美のとこで ちなみちゃん\N
まあね。 おんなじかな?\N ねっ。 お願いできないかしら?
えっ すごい。\N いつも 絶対 私たちが売ってる生地が\N 洋服 えっ?
足りなくなるのに。 になったりするんだもんね。 (美佐枝)ちなみちゃん➡
読モちゃんは 素人だからね。 あっ ちなみちゃんは➡ ファッションの世界で働くのが
寝坊したり その日の気分で\N もともと ファッションの仕事と \N 夢だったんだって。
来たり 来なかったり…。 か\N したかったんだよな? 服飾の専門学校も出てるし➡
人 用意しなきゃ\N いけなかっ うん… まあね。 留美のとこなら 私も安心だわ。
たんですよね? もう 好きなことに\N こだわっ (留美)母を たらしこんだの?
何人に 声 掛けたんですか? ていられる年でもないし。 えっ?
人とか?\N(白雪)秘密。 現実 見ないとね。 仲良くしてるなんて➡
"契約さん"は学歴も低いんです あっ MIINA さん➡ 「母親のお世話をしたから\N よ
もんね 今日は\N ホントに すいません ろしく」っていう意味?
秘密という言葉の意味知らない
でした。 そんなつもりじゃ…。
んだ
(ため息) 何を言ってんのよ。➡
(レミ絵)スタジオ行ってきま~ ≪(女性)\N えっ そうなの? ちなみちゃんは\N そんなこと考
す。 え~?➡ えてないわよ。➡
(社員)いってらっしゃい。\N(社 あっ…。 頑張り屋だし\N いい子だって知
員)は~い。 「したたか系セレブ帰国子女 ってるから➡
― \N 独身、「FIRST お願いしてるんじゃないの。

2
(留美)うん… そう。 思い入れがあるんだろうね\N あ (耕作)おまけ。\N あっ… ありが
いいわよ。➡ なたに。 とう。
ただし 当面は見習い。 そんなことないです。 新しい仕事 頑張ってよ。
インターンとしてね。➡ 見習いからのスタートですし➡ うん 頑張る。 フフフ…。\N≪(戸
使えなければ それで終わり。➡ 特別なことなんて 何にも。\N そ の開く音)
見込みがあれば 契約する。 っか。 [TEL](バイブレーターの
ただし➡ あたりまえやろ、特別なことな 音)\N(耕作)いらっしゃい。
あなたの能力しだいだけど。 んかあったら 困んねん はい 吉成です。
私…➡ ほな、全力で潰させてもらう はい。 ええ。\N ありがとうござ
頑張ります。 わ、バイトのお姉ちゃん います。
よろしくお願いします。 ここが フォトスタジオ。\N(静 では よろしくお願いします。
インターン初日 香)やっぱ MIINA は 抜群に➡ (樹)読モ集め?\N えっ?
(綾奈)お待たせしました。\N(白 カワイイな~。\N うわ…。 ああ… あっ フォトグラファー
雪)あっ。 ありがとう。 MIINA だ。 カワイイ。 の\N アシスタントの 西原 樹
これが ブック。 (静香)はい。\N じゃあ このカ です。
うわ 付箋が いっぱいですね。 ット OK。 あの 今日 スタジオで…。\N あ
(白雪)恐怖の付箋シール。➡ じゃあ MIINA さん 次\N カーディ っ すいません。
校了前に 再撮や\N 修正しなき ガン羽織ったカットいきま~す。 私 今日が初日で\N いっぱいい
ゃいけない マーク。➡ MIINA おはよう。 っぱいで。
要するに 駄目だしマーク。 私の企画の撮影も よろしくね。 ああ… だよね。
こんなに\N チェックが入るんで \N(MIINA)ああ… うん。 ここ いい?
すか? あの MIINA さん➡ あっ どうぞ。
(白雪)じゃあ 簡単に\N 私たち 私 新人アルバイトの\N 吉成ち あの… ご近所なんですか?
の仕事について教えるね。 なみです。 うん。
はい。\N まずは エディター。➡ 皆さん よろしくお願いします。 商店街 抜けた辺りに\N 住んで
つまり 編集者が\N それぞれ \N(白雪)ちょっと➡ るんだ。
企画を考えて➡ あなたの自己紹介なんて\N いら 私も近いです。
企画会議に提出。➡ ないから。 あらためまして 吉成ちなみで
「ON・OFF 夏の着まわしプラン」 すいません。 す。
\N こういうの。 何でしゃばってんねん 色々と教えてください。
この企画がないと始まらない。 何で? いいじゃん 元気で。➡ いや 俺も 相当 下っ端だから。
で 上の人たちの チーフ会議で ねっ?\N ありがとうございま 大変でしょ? 編集って。
\N 企画が それぞれ選別されて す。 うん…。
➡ カワイイ~。 でも 私にとっては\N 夢の世界
ラインアップ会議で\N 企画と担 私 カワイイ子 だ~い好き。 なんです。
当者が決まって➡ (樹)静香さん\N チェックお願 フフ…。
その後 担当の企画ごとに➡ いします。 んっ?
編集が カメラマン ライター\N (静香)あっ… うん。 ちょっと前の俺も\N そうだった
スタイリストを 決めて➡ じゃ 仕事しよっか。\N はい。 なって。
そのチームで➡ (白雪)こっち。 (留美)じゃあ お疲れさま。
それぞれ 打ち合わせをしながら (白雪)えっと\N 次の号の 読モ \N(一同)お疲れさまです。
\N コンテを作って➡ のスナップ撮影➡ (小夏)あっ お疲れさまでした。
で ロケハン\N コーディネート 登録してる読モに\N 電話とメー \N(留美)お疲れさま。
チェック➡ ルして➡ あっ ねえ…。\N(留美)んっ?
小道具のリース 撮影 入稿。 人 集めてくれる?\N はい。 あのインターンの子って\N どこ
ざっと こんな感じ。 リストは 後で 編集部で渡すか で つかまえたの?
ハァ~。 すっごいですね。\N 毎 ら。\N はい。 ああ ちょっとね\N 知り合いに
月ですか? 電話とメール 両方で確認して 頼まれたの。
そりゃそうでしょ。\N 月刊誌な ね。 へ~。 えっ どういう関係…。
んだから。 ちょっと大変だけど できるか \N(留美)これから ラフチェッ
あっ そっか。 な? ク?
こうやって\N 雑誌って作られる はい。 頑張ります。 あっ うん。
んですね。 あの 『FIRST CLASS』編集部 一度 家に帰ってから 再出勤。
そういうこと。 の\N 吉成と申します。 こんばん ➡
その子に 何か\N 仕事 振って は。 夕飯 作って 宿題 見て…。\N ホ
やってちょうだい。 読者モデルの皆さんに➡ ント大変。➡
編集長とは どういう関係なの? スナップ撮影の参加を\N 募って うちの娘も\N 中学になってくれ
あっ 編集長のお母さん\N 美佐 るんですが… はい。 たら➡
枝さんっていうんですけど➡ 「『FIRST CLASS』編集部\N 吉 少しは\N 手が掛からなくなるん
私 美佐枝さんの友達なんです。 成ちなみ」 だけど。➡
へ~ そうなんだ。\N じゃあ 編 フフ…。 留美が うらやましいな~。
集長も➡ (店員)はい。\N ありがとうござ \N(留美)んっ?
いました。

3
年下の旦那さまと人で\N 悠々自 だって 私 頑張っても\N お給 ≪(ドアの開く音)
適じゃない。➡ 料 変わらないんですよ? ≪(足音)
子供に縛られることもないしね。 頑張りが評価される人って\N う ≪(ドアの開く音)\N≪皆さん
お疲れさまでした 編集長。 らやましいな。 こちらです。
お疲れさま。 白雪さんも\N 頑張ったか どう (女性)ここが 『FIRST
(樹)編集長の お母さんと? かで➡ CLASS』か。
そう。 お友達なんです。 来年の契約 変わるんですよね? ちょうど人 来てもらえました。
それで お願いしてくれて。 そりゃ やんなきゃって気にも お疲れさま。\N あなた 根性ある
へ~。\N うん… うん。 \N なりますよ。 のね。
だから すっごく心強い。 あっ 意地悪な人だったら➡ びっくりしちゃった。\N いえ。
その話 周りには\N しない方が 「他人を蹴落としてでも」なんて 私のミスで\N 迷惑 掛けてしま
いいと思うよ。 \N 思っちゃうかも。 ったので➡
えっ?\N あっ 俺なりの処世術。 (白雪)やだ…。 どうにか挽回したかったんです。
嫉妬されちゃうかも。 もちろん 契約だと➡ そういう気持ち 大事だよね。
うん…。 駄目なら 首 切られちゃうって もう ここは いいから\N 戻っ
(白雪)どういうこと?➡ いう\N リスクも あるだろうけ ていいよ。
私 「人 集めて」って言ったよ ど。 でも…。
ね。\N はい。 それに比べて\N 正社員って ホ 駄目な人は 私が はねておくか
えっ じゃあ 何で?\N じゃ 何 ント頑張り損。 ら。\N はねておく?
で 人しか来てないの!? いつ 異動があるかも\N 分から 誰でもいいってわけじゃ\N ない
すいません。 ないし。 でしょ?
でも 私 ちゃんと連絡して\N お疲れさま。 うちのカラーに合った\N ファッ
時に 皆さん 来れるって…。 あなたとは 女性としてのレベ ションの方でないと。
この状況で\N「ちゃんと」って ルが違うんです (レミ絵)《あのバイトちゃん➡
よく言えるよね。 いつか蹴落としたるからな この短時間で集めるの\N 無理な
すいませんでした。\N ホント使 お先に失礼します。 んじゃないですか?》➡
えない。 何か…。 《どうするんですか?》
怒ったところで\N 解決しないで 格付け的には レミ絵が上か。 《樹君 先週のスナップと合わせる
しょ。 マウンティングね。\N あ~あ く と\N 何人分になる?》
そうですよね。 っだらな…。 《ああ…》
は?なんでこの子を庇うねん? あの お姉さん!\N ちょっとだ 《え~ 人です》
あの… 今からでも\N 何か でき け お時間ありますか? 《やった ビンゴ》
ることありませんか? 『FIRST CLASS』なんですけど (拓海)《白雪\N 彼女がミスす
じゃ 今すぐ集めて。 ➡ ることを想定して➡
人 撮影してる間に 人。 読者モデルとか\N 興味ありませ 前に撮影した写真を\N キープし
はい。 んか? てたんだな》➡
≪(ドアの閉まる音) (女性)いや…。 《あの子が\N 一人も集められな
お騒がせしました。 (白雪)残り人です。 くても➡
さあ 始めましょう。 すいませ~ん。 あの\N『FIRST 問題なく\N 誌面は埋まるってわ
あ~ どうしよう。 CLASS』なんですけど…。 けだ》
よし…。 今 読者モデルを探していて\N ♬~
(静香)いいねえ カワイイよ。 撮影に協力してもらえません (白雪)ごめんなさい\N せっか
OK! か? く ご足労いただいたのに。➡
じゃあ 次 よろしくね。 (静香)カワイイよ~。➡ すいません\N せっかく 来てい
(レミ絵)あのバイトちゃん➡ よし OK! じゃ 次。 ただいたのに。➡
この短時間で集めるの\N 無理な 次で ラストです。 ホントごめんなさい。➡
んじゃないですか?➡ ちょっと お時間よろしいです あ~ ごめんなさい\N せっかく
どうするんですか? か? 来ていただいたのに。➡
すいません。 すいません。\N『FIRST すいません。➡
あの 今 雑誌の『FIRST CLASS』っていう雑誌で➡ あ~ ごめんなさい\N 来ていた
CLASS』…。\N あっ…。 読者モデルを探してるんですが だいたのに。➡
すいません。\N あの 今 …。 すいません 来ていただいたの
『FIRST CLASS』の➡ あの すいません! あの\N 今 に。\N ホントごめんなさい。
読者モデルを探していて…。 (女性)ふざけんなよ!\N 無理
読者モデルを探していて…。\N
ちょっとだけでも お願いしま やり連れてきて 何なの!?
あっ すいません。
す! あんたが どうしてもって言うか
ちょっとだけ\N お時間ありませ
んか? ♬~ ら\N 来たんじゃん!
(静香)西原…。\N(樹)はい。 (静香)よし OK! すいませんでした。\N(女性)最
(静香)フロント下げて。\N(樹) お疲れさまでした。\N(拓海)お 低。 何 この人。
疲れさまでした。 (女性)何なの?\N(女性)どうし
あっ 分かりました。
(女性)お疲れさまでした。\N(女 てくれんのよ!
(レミ絵)お先に失礼しま~す。
性)お疲れさまです。 ホントごめんなさい!
あれ 帰るの?
(静香)西原。\N(樹)取りました。

4
すいませんでした。\N ホントに 私…。\N 失敗なんてね➡
すいませんでした。 初めは 誰でも あるものよ。
(女性)何なの?\N(女性)時間な 慣れないことだらけなんだから。 Bbb
いんですけど。 なんて言われることを\N 期待し
何だと思ってんのよ。\N(女性) てるの?
どうしてくれんの!? えっ?
(女性)何か言えよ! うっとうしいのよ\N そんな顔で
すいませんでした。 立たれたら。 [Script Info]
(女性)何だと思ってんのよ! あのね よ~く覚えときなさい。 ; Script generated by
(女性)最悪。 時間 返して! あなたの味方は 自分だけ。 Aegisub ..
(白雪)は~い。 みんなが敵ってことですか? ;
http://www.aegisub.org/
[TEL](シャッター音) そうね。
Title: Default Aegisub
(白雪)ありがと。➡ そんな…。 だって みんなで\N file
すごいよね。➡ 冊の雑誌を作ってるわけだし➡ ScriptType: v.+
MIINA は いくら食べても\N 抜 おんなじ場所で働く\N 仲間なん WrapStyle:
群のスタイル キープだもんね。 じゃないんですか? ScaledBorderAndShadow:
yes
(MIINA)うん。➡ 仲間…。 Collisions: Normal
いくら食べても\N 太らないんだ あのねえ\N ここには 仲間はい PlayResX:
よねえ。 ないわよ。 PlayResY:
(白雪)さすが。 育ててもらおうなんて思ったら Scroll Position:
Active Line:
努力しなくてもいいなんて➡ \N 大間違いよ。
Video Zoom Percent: .
やっぱ 生まれながらの\N モデ ここはね➡ Video File: FIRST CLASS
ル体質なんだね。 自分で 勝手に育つ人間しか\N ep (x x).MP
うらやましい。\N(MIINA)まあ 生き残れないの。 Video Aspect Ratio: c.
ね。 勝った人間だけが➡ Video Position:
Audio URI: FIRST CLASS
そういえば 今日➡ クリエーティブな仕事に\N 携わ
ep (x x).MP
あの かわい子ちゃんのこと\N れるし➡ Last Style Storage:
いじめたんだってね~。 勝った人間だけが➡ Default
何 それ。\N 誰が そんなこと言 夢を持つ権利を 得られる。 YCbCr Matrix: TV.
ったの? 勝てなかった人間は 去るだけ。
[V+ Styles]
メーク? スタイリスト? 辞めたくなったら\N いつでも Format: Name, Fontname,
\N(MIINA)風の噂。 どうぞ。 Fontsize, PrimaryColour,
あの子が失敗したのに\N 私が悪 ♬~ SecondaryColour,
者なんて ひどい。 (MIINA)ううっ… うっ…。 OutlineColour,
BackColour, Bold,
やり過ぎたんじゃない? (MIINA)うっ ううっ…。 Italic, Underline,
♬~ ♬~ StrikeOut, ScaleX,
(樹)何なんですかね?\N 勝ち (女性)「羨ましい~」 ScaleY, Spacing, Angle,
とか負けとか。 (女性)「白雪さん\N 華やかな毎 BorderStyle, Outline,
Shadow, Alignment,
ああ 女同士の格付け? 日で いいな~!」 MarginL, MarginR,
自分のポジション\N 確かめるた (女性)「編集の お仕事って\N MarginV, Encoding
めに➡ カッコイイですね!」 Style:
人をおとしめる必要なんて\N な (女性)「モデルさんと 一緒に\N Default,Arial,,&HFFFFFF,
いと思うんですけど。 &HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
ご飯なんて!」 ,,
でもさ どこの世界にも\N ある (女性)「え~ 私も行きたい!」
んじゃないの? \N(女性)「いいな~ 白雪さ [Events]
《でも 私にとっては\N 夢の世 ん!」 Format: Layer, Start,
界なんです》 End, Style, Name,
(留美)\N《あなたの味方は 自
[TEL](バイブレーターの音) MarginL, MarginR,
分だけ》➡ MarginV, Effect, Text
あっ…。 《育ててもらおうなんて思った ハーイ、おしゃれさんたち!
女王さま?\N(樹)はい。 ら\N 大間違いよ》➡ LiLiCo よ!
また あれ やらされんのか。 《ここはね➡ 先週から始まった沢尻エリカの
(拓海)俺も 色々やってきたよ。 自分で 勝手に育つ人間しか\N どらま、\N どろどろでヤバいで
\N 普通 やらないようなこと。 生き残れないの》➡ しょ!
だから 今 こうして いられる。 《辞めたくなったら\N いつでも 今夜は、もっとヤバいよ!ゴミ
彼女に 気に入られることが\N どうぞ》 まみれだからね!
駆け上る近道なら➡ ♬~ 楽しみでしょ?さあいくよ!
俺は 喜んで やるけどね\N あ <現在の\N マウンティングラン 先週のお話
れぐらい。 キングは> <この物語は 畳一間に住む\N
はい いってらっしゃい。 人のシンデレラが➡
「・・・・・・・」 きらびやかなファッション業界
♬~ に\N 足を踏み入れ➡
お疲れ。 降り掛かる 幾多の困難や わな
♬~ ➡

5
そして 様々な格差に負けずに➡ まあ 誰でも通る道だから。 (拓海)あちゃ~。
成功への階段を 駆け上っていく はい。 「業界一のモテ男 ― \N 独
\N 物語です> 《この状況で 「ちゃんと」って 身、スタイリスト兼ファッショ
<恋愛 仕事 お金 持ち物…\N \N よく言えるよね》➡ ンディレクター」
「自分より上」 「自分より下」と➡ 《ホント使えない》 (秋葉)一番 苦戦してるのが\N
何の根拠もなく 勝手な基準で (白雪)ぼ~っとしてる暇 ない 『FIRST CLASS』か。➡
\N 個々の順位をつけ合う> よ。 去年に比べて\N%の 売り上げ
<何をもって勝ちなのかは\N 不 あっ はい。 部数 減。
明だが➡ (MIINA)\N《あの かわい子ち (留美)確かに\N 部数は 伸び悩
これが マウンティングなのです ゃんのこと➡ んでいますが➡
> いじめたんだってね~。\N やり ウェブのページビュー それから
(留美)\N あなたの味方は 自分 過ぎたんじゃない?》 \N アプリのダウンロード数は➡
だけ。 うまくやらんと アカンわ 格段に伸びています。
(ちなみ)\N みんなが敵ってこ 私が意地悪で あんたが被害者 時間は かかりますが➡
とですか? やなんて思われたら 堪らんし 連動させて 売り上げに\N つな
(留美)\N ここには 仲間はいな "契約さん"作戦変更ですか?私 げていくつもりです。
いわよ。 は騙されないですけど (秋葉)そんなことより➡
勝った人間だけが\N 夢を持つ権 こういう展示会で➡ 抜本的な改革が\N 必要なんじゃ
利を 得られる。 誌面に出す洋服を\N 決めてるん ないか?➡
辞めたくなったら\N いつでも ですね。 例えば センターモデルを➡
どうぞ。 (白雪)そう。\N 各ブランドの MIINA から ERENA に\N チェン
<もしかしたら あした➡ 新作の傾向を見て➡ ジするとか。
あなたの生きてる\N その世界で 次のシーズンの はやりを\N キ フッ… ERENA も かなり\N 認
も…> ャッチしたり➡ 知度が上がったみたいだし➡
♬~ 企画 考えたりね。\N(レミ リニューアルには\N いいんじゃ
「虐げられるシンデレラ ― 絵)ERENA だ。 ないの?
\N 独身、家賃¥.、六畳一間の (記者)ERENA さん\N ちょっと うちを\N ず~っと引っ張ってき
アパート在住」 お話いいですか? たのは➡
白雪さん はい。\N(白雪)ああ (ERENA)ごめんなさい。\N プライ MIINA です。
…。 ベートなので… すいません。 何の戦略もなしに➡
「叩き上げハングリーモンスタ 「したたか系セレブ帰国子女 簡単に サイドにするわけには
ー ― \N 独身、京都府出身、 ― \N 独身、「FIRST \N いきません。
エディター(契約社員)」 CLASS」No.モデル、L.A.出 あっ そう。
「腰掛系の腹黒コネ入社 ― 身」 でもね 大沢編集長➡
\N 独身、エディター(正社 (レミ絵)ERENA も よくやるわ。 このままだと\N 廃刊も辞さない
員)、帰国子女(英語しゃべれ 追われること分かってて\N ここ ことは➡
ず)」 に来たんでしょ?➡ 肝に銘じておいてください。
(白雪)表参道 渋谷 代官山の\N 私服という名の衣装も\N 決まっ (秋葉)次。
順番で いいんだよね? てるしね。 「隠れ肉食系性悪女子 ― \N
(レミ絵)あっ はい。 (レミ絵)まっ 時の人ですから 既婚、副編集長、社内結婚・小
展示会か。 ね。 の娘」
(レミ絵)あっ。\N 綾奈ちゃん 「カリスマ気取りのサバサバ詐 (小夏)大変ね。
連れていきます?➡ 欺 ― \N 独身、人気フォトグ (小夏)私には無理だな\N 編集
写真 撮ってもらうのと\N 荷物 ラファー」 長なんて。➡
持ってもらうのに。 (静香)ねえ 見た? この記事。 とてもじゃないけど\N 荷が重過
私 行きます。 「まだ陽を見ぬ王子様 ― \N ぎて。
連れていってください。\N 何で 独身、カメラアシスタント、月 (留美)そうね…。
もしますんで。 給万円」 ようやくそこから引きずり降ろ
(レミ絵)ああ… うん。 (樹)へ~ Fレーサーか。 してやる時が来たの
「業界の絶対的女王 ― \N 既 (静香)これで ERENA も時の人。 編集長
婚、「FIRST CLASS」編集 ➡ (綾奈)お疲れさまです。\N お疲
長、夫は歳年下・子供ナシ」 全国区だね~。 れさまです。
(女性)トランスペアレントの\N 楽しんでる? (レミ絵)ちなみさん\N お疲れ
レイヤードでございます。 オ・バ・サ・ン さまでした。
(レミ絵)へ~。 これが\N トレ 「危険なワガママピュア女 ― あっ お疲れさまでした。
ンドになってるんですね。 \N 独身、雑誌「FIRST 来週 企画会議があるんですね。
(女性)さようでございます。 CLASS」トップモデル、群馬県 何か 思い付きました?
(白雪)ねえ\N この辺も 全部 出身の元ギャル」 う~ん… 今の時季なら➡
撮っといてね。 はぁ?『FIRST CLASS』のト 「情熱サマーガール\N ミニ丈ト
はい。 ップモデル? ップスをチェック」とか。
新人のころは➡ トップじゃねだろ!ナンバーは あっ すいません。\N ただの読者
ホント 覚えることが\N たくさ 私だっつってんだろ! 目線です。
んあって 大変だよね。 (女性)ちょっと MIINA さん!

6
うち以外のファッション誌も\N あっ そういえば➡ そういう顔して 笑うんだ。
色々 読んでたんですか? 先月 辞めちゃった バイトちゃ はい?\N(静香)あの子と。
はい。 ほとんど読んでました。 ん\N ずいぶん急だったじゃな あっ… 近所なんです。\N 行きつ
一番 お金を掛けてたのが\N 雑 い? けの定食屋が 一緒で。
誌なんです。 そうでしたっけ?\N(白雪)あれ 偶然?\N(樹)はい。
へ~ そうなんですね。➡ ➡ へ~。
ちなみさんも出してみます? 誰かに 企画 パクられたのが\N あしたか…。
えっ? 原因なんだって。 よし…。
センスありそうだし。\N いいん (レミ絵)へ~。\N そんなことっ (樹)よいしょ。
ですか? て あるんだ。 (樹)よいしょ。
(レミ絵)いいに\N 決まってる あるんだね~。 よし。\N(拓海)終わった?
じゃないですか。➡ おまえが パクったんやろ (樹)えっ? あっ 拓海さん。\N
私が 代わりに\N 会議で提出し (耕作)いらっしゃい。 ちょうど 今。
ますよ。 お疲れさまです。\N(樹)あっ お お疲れ~。\N(樹)おっ ありがと
でも…。\N こういうときに遠慮 疲れさま。 うございます。
するのが➡ (樹)企画 出すんだ? お疲れさまです。\N(拓海)お疲
きっと 日本人の\N 駄目なとこ うん。 頑張らないと。 れ~。
ろなんですよ。➡ 編集長に\N アルバイトお願いし [TEL]
企画の発想に キャリアとか経験とか たときに➡ スポンサー相手の接待も\N 大切
\N 関係ありません。➡ 「使えなかったら それで終わり」 だからねえ。
どんなものが出せるか\N ただ \N って言われてるから。 いってらっしゃい。
それだけです。 そっか。 いってきます。
ありがとうございます。 ≪(シャッター音) 「・・・・・・」
頑張ってくださいね。\N はい。 んっ?\N 空揚げを食べる人。 (ERENA)ねえ\N 私 知名度 上
(レミ絵)このパソコン\N 使っ フッ。\N(樹)ハハ…。 がったかな?
てくださいね。 (シャッター音) 上がった 上がった。\N(ERENA)
はい。\N あっ でも➡ ♬~ そのうち トップモデルに➡
くれぐれも\N みんなには見つか (耕作)ほい ごめんよ。\N(樹) なれると思う?\N(レミ絵)もち
らないように。 おっ どうも。\N♬~ ろん。➡
んっ?\N「インターンのくせに生意気 (耕作)ほい ごめんよ。\N(樹) うちも 最近 伸び悩んでてさ。
だ」なんて➡ おっ どうも。 この間の編集長会議でも\N つる
意地悪な邪魔 入ったら\N 面倒 ねえ 樹君ってさ 一人暮らし? し上げられたって噂。
だから。 \N んっ? うん。 「抜本的な改革が\N 必要なんじ
あっ はい。\N うん。 何畳?\N 畳。 ゃないか」って。
♬~ 間取りは?\NK。 確かに。
♬~ 私も。 あの 田舎者の\N 元ヤマンバお
(人)お疲れさまです。 どんなに頑張っても\N 畳一間が ばさんが➡
(白雪)お疲れさま。\N(レミ絵) 限界なんだよね。 トップ張ってるようじゃね。
お疲れさまです。 いつか もっと広い所に\N 住め (MIINA)えっ?\N(白雪)今回の
そういえば あのバイトちゃんに る日が来るかな? 表紙➡
➡ うん… 来るといいよな。 かなり いいと思うよ。
企画 出すように勧めたんだっ うん。\N(樹)うん。➡ 私 ERENA の売名なんかに\N 負
て?\N(レミ絵)えっ? んっ。\N(シャッター音) けないよね?
あのバイトさん、この"契約さん おっ。\N めちゃくちゃいい写真 当たり前じゃない。\NMIINA は
"に喋っちゃったのかな? 撮れたよ。 不動のトップなんだから。
意外に空気読めない ホントに?\N うん。 (レミ絵)実力からいっても
(レミ絵)えっと… 何の話です (シャッター音)\N(樹)サトイモ \NERENA でしょ。
か?\N(白雪)あれ 違うの?➡ を食べる人。 私たちが MIINA・白雪チームに
てっきり レミ絵ちゃんが\N 勧 うん。\N(樹)うん。 \N 負けるわけないじゃない。
めたんだと思ってた。 ♬~ (ERENA)だよね。\N(レミ絵・
嫌だ、カマかけてくるなんて (女性)それじゃあ あした 時 ERENA)フフフ…。
貧しい人は やることも卑しい に。\N よろしくお願いします。 (白雪)心配することなんて\N
のね (静香)よろしくお願いします。 何もないって。
やっぱりこの人も 一回怖い思 \N(女性)失礼します。 だよね。\N(白雪)うん。
いさせないと しょうがないか (静香)\N あしたのロケハン 同 よう覚えといて!
な 行して。 あんたが弱がってる時に 支え
(白雪)今回の展示会➡ イメージは 映画『ロリータ』の たのは私、白雪やで
やっぱり\N ボタニカルプリント (ERENA)彼のこと\N 紹介して
\N 芝生みたいな感じだから。
多かったね。 はい。 くれて ありがと。
(レミ絵)ああ 確かに。 いいえ、そのうち必ず返しても
お疲れさまです。
ボタニカルプリント\N 多かった らいますから
あっ お疲れさま。
ですね。 レミ絵さんのパパも\N 人脈ある
打ち合わせ?\N はい。
なに 惚けどんねん んだね。

7
ERENA のパパだって\N すごい (白雪)どうしちゃったんだろう うん。
でしょ? ね?\N(レミ絵)どうしたんです [TEL]
これからも タッグ組んでこう。 かね? 「・・・・・」
\N(ERENA)うん。 どこにもない。 (女性)ね~ 初物は いいのよ。
(白雪)ERENA・レミ絵チームに 悔しい。 (女性)う~ん!
は\N 絶対 負けないって。 悔しいよ。 《打ち合わせ?》\N《はい》
そうだよね。 泣いてる場合か? (女性)カワイイわ~!
お疲れさまです。 最後まで やれよ。 ねえ 僕ちゃん➡
頑張って。 頑張れよ! 今度 うちのパンフレットの\N
はい。 諦めんなよ! 撮影にも 来ない?
≪(拓海)留美さん。 ここは 俺が片付けておくから。 もちろん 同行させます。
(拓海)今日は もう 上がり? うん。 (女性)あら ホントに?\N よか
(拓海)どうしたの? ♬~ った!
何かあった? ちなみちゃん! (静香)ほら 大切なお客さまに
一杯 やっちゃう? これ…。 \N お代わり 差し上げて。
二度と なれなれしく呼ばない えっ? あっ はい。
で。 ♬~ 失礼します。
あら…。 レミ絵さん➡ (女性)あ~ ありがとう。
また~。 これ お願いします。 \N(樹)はい。 失礼します。
うん… もうちょっと\N タイト あっ… 間に合ったんですね。 (女性)ぐっと入れちゃって。
ル おっきい方がいいかな。 よかった。\N はい。 \N(樹)はい。
あっ 終電なくなる。 任せてください。\N 私が プレゼ (女性)まあ つやつやね~!
♬~ (女性たちの笑い声)
ンしておきます。
えっ? お願いします。 企画・担当者 発表日
嘘…。 お疲れさまです。\N(社員)お疲
どうしようかな…。
嘘…。 これ…。 れさま。➡
どうしたの? ゆうべのです。 ありがとう。 あ~ 助かった。
いえ 別に…。 えっ? 私の企画。
(レミ絵)データが消えたって…。 えっ?
白雪さん…。
誰かが わざと消したんだ。\N そ 何で?
そういうことだと思うんです。
んな…。 これを どうするかは\N ちなみ あの…。\N(レミ絵)んっ?
誰だろう そんなことする人。 私の企画が レミ絵さんの企画に
さんしだいです。
\N なってるんです。
あと分。 ≪(白雪)タイトルは\N「やっぱ
会議には 間に合いませんね。 ああ…。
り 花柄が好き」➡
ないものは もう\N しょうがな 企画を出した人と 実際の担当者
今季のトレンドということも\N
が\N 違うなんて よくあること
いですね。 あって➡
私…➡ だから。
すごく\N キャッチーだと思いま
私が考えた企画だってことは\N
諦めません。 す。➡
言ってくれたんですか?
諦めません。 え~ MIINA を使って\N 私物紹
そんなこと\N どうだっていいで
(小夏)おっと!\N ちょっ… ち 介を…。
しょ。
ょっと。➡ 何か この辺 臭くない?\N(社
えっ?
何? どうしたの? 員)んっ? 確かに。
(レミ絵)スタジオ行ってきま~
(小夏)昨日のごみなら ないわ (社員)ねっ。\N(社員)うん。
す。
よ。\N 朝一で回収してるから。 (小夏)え~ それでは\N あした
ちょっと待ってください。
♬~ までに➡
しつこいな。
あっ どうしたの? 企画と担当を振り分けて\N 発表
レミ絵さん…。
ちなみちゃん? します。➡
もしかして 最初っから\N 自分
♬~ よろしくお願いします。\N お疲
の企画として…。
どうしたの? れさまでした。
(留美)だったら\N どうだって
企画書… 私の企画書。 (一同)お疲れさまでした。
いうの?
企画書?\N ないの…。 ♬~
特に 斬新な企画ではなかったし
なくなっちゃったの。 お疲れさま。

♬~ 何?
今までも\N 似たようなものは
うわ…。 あっ…。
あったわ。➡
♬~ お疲れさまです。 今回 たまたま\N あなたが出し
あっ。 ♬~ たっていうだけで➡
あっ… あ~。 今日は ホントに\N どうも あ ほっといても\N いずれか誰かが
樹君 今 何分? りがとうございました。 出したでしょ。
時分。 樹君のおかげです。 だからって➡
あと分か…。 でも 本当に よかったよ。 自分のものにしていいっていう
(レミ絵・白雪)バイトちゃん…。 通るといいな\N ちなみちゃんの \N 理由は ないと思います。
企画。 (留美)あなたに➡

8
納得してもらう必要はないの。 でも調子に乗れるのも今のう
こんなふうに➡ ち、かもよ!
人の足を 引っ張ることを\N 当 皆も気をつけて!それじゃいく
たり前みたいに…。 わよ!
こんなんで ホントに いい雑誌 Ccc これまでのお話
が\N 作れるんですか? <この物語は 畳一間に住む\N
いい雑誌…。 人のシンデレラが➡
あなたに 編集の何が分かるの? きらびやかなファッション業界
たかが身内の戦いに\N 勝ち残れ に\N 足を踏み入れ➡
ない人間が➡ 降り掛かる 幾多の困難や わな
この業界で勝ち残れる 雑誌が [Script Info] ➡
\N 作れると思ってんの? ; Script generated by そして 様々な格差に負けずに➡
Aegisub ..
勝ち残るためなら\N 何をしても 成功への階段を 駆け上っていく
;
いいんですか? http://www.aegisub.org/ \N 物語です>
何度も言わせないで。 Title: Default Aegisub (ちなみ)\N ちょうど人 来ても
♬~ file らえました。
ScriptType: v.+ (白雪)\N 駄目な人は 私が は
人が作った企画書➡ WrapStyle:
消してもいいんですか? ねておくから。
ScaledBorderAndShadow:
(社員)白雪さんが消したの? yes (女性)何 この人。\N(女性)何
(社員)あり得ないですね。 Collisions: Normal か言えよ!
(社員)いや 普通 できないでし PlayResX: (留美)\N ここには 仲間はいな
PlayResY: いわよ。➡
ょ。\N(社員)ねっ。 Audio URI:
(社員)信じらんない。\N(社員) FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m 辞めたくなったら\N いつでも
いや すごいよね。 p どうぞ。
どういうこと? Scroll Position: (レミ絵)\N ちなみさんも出し
Active Line: てみます?➡
私は…。
Video Zoom Percent: .
これは ちょっと やり過ぎよ。 私が 代わりに\N 会議に提出し
Video File:
これは ひどいですね~。 FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m ますよ。
レミ絵や・・・レミ絵に嵌めら p (ちなみ)私の企画書\N なくな
Video Aspect Ratio: c. っちゃったの。
れたんや・・・
Video Position: (樹)泣いてる場合か?\N 諦め
ひどい 私は嵌めてなんかない Last Style Storage:
ですよ? んなよ!
Default
こういうの自業自得っていうん YCbCr Matrix: TV. (ちなみ)私の企画が レミ絵さ
ですよ、知らなかったです? んの\N 企画になってるんです。
次の号の\N ミランダのインタビ [V+ Styles] (レミ絵)そんなこと\N どうだ
Format: Name, Fontname, っていいでしょ。
ュー➡ Fontsize, PrimaryColour,
担当 副編集長と吉成さんに\N SecondaryColour, 勝ち残るためなら\N 何をしても
お願いするわ。➡ OutlineColour, いいんですか?
小夏に付いて。 BackColour, Bold, 人が作った企画書\N 消してもい
Italic, Underline, いんですか?
それから➡
StrikeOut, ScaleX, (レミ絵)これは ひどいですね
白雪の MIINA 企画も\N あなた ScaleY, Spacing, Angle,
が担当しなさい。 BorderStyle, Outline, ~。
えっ…。\N ちょっと待ってくだ Shadow, Alignment, (留美)次の号で➡
MarginL, MarginR, センターモデルを決める\N 読者
さい。
MarginV, Encoding 投票をします。
私は どうなるんですか? Style:
あなたは➡ (小夏)いいアイデアじゃない?
Default,Arial,,&HFFFFFF,
レミ絵と この子の サポートに &HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,, \N 話題性 抜群よ。
\N 回ってちょうだい。 ,, <現在の\N マウンティングラン
キングは>
しょうがないわね。
[Events] ただ今 戻りました。
(留美)それと もうつ…。 Format: Layer, Start,
(小夏)あっ ちなみさん➡
次の号で➡ End, Style, Name,
MarginL, MarginR, MIINA 企画のロケハン\N どう
センターモデルを決める\N 読者
MarginV, Effect, Text だった?
投票をします。
ども~LiLiCo だよん! あっ… 静香さんから\NOK 頂
あの それって…。
おしゃれさんたち今日もかわい きました。
いわゆる 総選挙ね。
いわね! これから すぐに\N 道路使用許
(レミ絵)そんな…。\N アイドル
エリカちゃんは今日もかわいい 可書 取りに行きます。
グループじゃあるまいし。
わよ~ [TEL]\N(小夏)あっ 了解。
(小夏)いいアイデアじゃない?
なんだってモデルになっちゃう はい。 あした?
\N 話題性 抜群よ。
んだから、今夜は! あっ はい。\N ちょっと お待ち
♬~ ずいぶんステップアップするの ください。➡
<現在の\N マウンティングラン ねえ はい…。
キングは>

9
(社員)チェックお願いします。 ケータリングは?\N えっ? ハウスブレンドの\N オーガニッ
\N(レミ絵)はい。 私が準備しておきましょうか? クコーヒーです。
(小夏)フフ… はい。 \N あっ… ありがとうございま あの…。
(留美)《ミランダのインタビュ す。 何 それ。
ー\N 吉成さんに お願いする じゃあ よろしくお願いします。 私が作ったブックです。
わ》➡ \N はい。 どうぞ。
《白雪の MIINA 企画も\N あな どうせなら二人で潰し合っても MIINA さんは ずっと\N 私の憧
たが担当しなさい》 らいますか れの人だったんです。
(白雪)\N《私は どうなるんで 今、気づかないフリしたな? すっごくカワイイし\N スタイル
すか?》 (留美)\N じゃあ これ あと よ もいいし➡
(留美)《この子のサポートに\N ろしくね。 何でも着こなしちゃうし。
回ってちょうだい》 (MIINA)留美さん。\N(留美)あ 友達も みんな\NMIINA さんの
(小夏)ありがとうございます。 あ MIINA。 元気? まねしてました。
➡ (MIINA)\N ねえ これ どうい 読者投票なんてことに\N なっち
はい。 うこと?➡ ゃいましたけど➡
(小夏)はい。\N よろしくお願い 何なの?\N センターモデルの読 私は 断トツ MIINA さんが\N
します。➡ 者投票って。 位になるって思ってます。
はい ありがとうございます。\N ♬~ はっ? 嫌み?
はい。➡ (留美)あなたが 『FIRST ERENA と同じこと言わないで。
ミランダのインタビュー\N やっ CLASS』を\N 引っ張ってきてく あっ… 違います。
と あしたの朝で フィックス。 れたのは➡ 私は 嫌みで こんなこと…。
最終入稿の締め切りが\N あさっ 百も承知よ。\N(MIINA)だった 「私は ERENA と違って\N 嫌み
てだから ぎりぎりですね。 ら何で? な女じゃありません」って意味?
ちなみさん 静香さんのスケジュール どうして\N こんな 人をバカに えっ いや そんな…。\N そんな
\N 大至急 確認して。 するような➡ つもりじゃなくって。
えっと… あしたの午前中は➡ 企画を 通すの?\N(留美)気持 えっと 私は…\N ただ 何ていう
Holly 編集部が\N すでに押さ ちだけじゃね➡ か…。
えてます。 どうしようもないところまで\N ハハハ ハハハ…。
直接 行って 交渉してきます。 来てんのよ。 あなた いい人だね。
あっ 仕事 早いのね。 分かってほしい。 名前 何だっけ?
静香さんのスケジュールは\N 把 抜本的な改革を\N 上に 見せる ちなみです。 吉成ちなみです。
握しといた方がいいかと思って。 必要があるの。 ちなちゃんね。
うん… 助かるわ。\N(レミ絵)ホ 「上に」って…。 ちなちゃん 気を付けてね。
ント。➡ 私は 留美さんに裏切られたとし そんなんじゃ生きていけないよ
私が新人のころは\N そこまで か\N 思えない。 \N この世界では。
気が回らなかったな~。 それだけじゃないわ。 (MIINA)スマイリー?\N そう。
衣料材料店とはいえ\N 社会人経 このまま\N 売り上げが伸びなけ ne.jp。
験があると違うんですね。 れば➡ OK。
嫌らしく上司に取り入る方法 廃刊だって あり得る。 いつでも メール下さい。
あからさまなアピールの方法 あなたを傷つけてしまって\N ご \N(MIINA)ありがとう。
世知辛いな めんなさい。➡ (白雪)MIINA おはよう。
調子に乗りやがって、このまま 今度 ゆっくり\N ご飯でも行き \N(MIINA)おはよう。
で終わると思ったら大間違いや ましょ。 あっ… それじゃあ また。
で (ERENA)編集長\N どうかな? あっ ちなちゃん\N 今度 ご飯
(小夏)あっ あと ちなみさん➡ この服。 行こう。
ミランダの\N スタイリング候補 いいんじゃない? 喜んで。\N うん。
の写真➡ ≪(MIINA)盗み聞き? あのガキ、MIINA までたぶらか
大至急 スタジオに持ってって。 信じらんない。 してるんか
➡ (ERENA)人聞きの悪いこと\N ホンマ腹立つわ
プロフィルは届いてるから\N 出 言わないでください。 MIINA あのさ…。\N(MIINA)さ
しておく。 そんなことより\NMIINA さんら っき 私に➡
はい。 しくないな~。 気が付かないふりをしたでしょ。
あの… 白雪さん。\N はい? どう転んでも\NMIINA さんが \N(白雪)えっ?
すみません。\N ミランダのプロ ナンバーワンです。 ちゃんと見てたから。
フィル➡ MIINA さんを超えるモデルなん
♬~
確認しておいてもらっても\N い て\N いないです。
あした ミランダの撮影なんでし
いですか? ・・・・・私以外。ね、オバさ
ょ?\N 次の号は売れるね。
私 静香さんのスタジオに…。\N ん
(レミ絵)\N ちゃんと撮影がで
はい 分かりました。 ♬~ きればね。
ちなみさん\N お忙しそうですも コーヒー どうぞ。 あしたの夜って 何してる?
んね。 私 オーガニックしか\N 飲まな \N(ERENA)夜?
最下位争いか・・・・・ いんだけど。 急きょ 撮影が入っても\N 大丈
ちなみさん。\N はい。 夫なように➡

10
スタンバイしといて\N ほしいん (拓海)これだな。 あの… 昨日 発注した\N サンド
だよね。 こちらになります。 イッチなんですが➡
私のページが増えるってこと? (英語の会話) 卵アレルギーのクライアントに
かもね。 ミランダさん 入りました。 \N 出すものだったんです。
ねえ 私 センターモデルに\N \N(静香)お~ アテンドしてん もしかして\N 何か 卵サンド以
なれると思う? の?➡ 外にも…。
先週の週刊誌に\N 載ったばっか すごいじゃん。\N はい。 えっ?
りだし 追い風だよ。 あっ 白雪さん➡ ポテトサラダに?
あっ 投票券が付いてる次の号 すいません… サンドイッチ\N おいし~。
\N 買い占めちゃえば? 頂いてもいいですか? あっ 小夏さん!
パパに お願いして。\N(ERENA) (白雪)あっ ミランダの?\N は 小夏さん➡
そんなこと➡ い。 あの…\N ミランダさん どうで
できちゃうんだな これが。 (白雪)あっ 駄目。 それは駄目。 した?
(ERENA・レミ絵)フフフフ…。 \N(白雪)あっ ミランダの?\N うん… 点滴を打って\N 何とか
お金があると\N 大抵のものは手 はい。 落ち着いてきたけど➡
に入るのよね。 ミランダは 卵アレルギーだか 一晩は 安静にって。
ね~。\N(ERENA・レミ絵)フフフ ら。\N えっ? ホントに…➡
フ…。 (白雪)アレルギー表\N 目 通し ホントに\N 申し訳ありませんで
いた。\N おう… お疲れ。 てないの? した。
忙しそうだね。\N おかげさまで。 アレルギー表? あの… 撮影って。
空揚げ定食 大盛り\N つ お願 これ ミランダの資料のコピー できるわけないでしょ。
いします。 \N 置いてあったでしょ? (小夏)この中の どれかを➡
(耕作)あいよ。 えっ?\N アレルギー表は➡ 大きくした方が\N いいんじゃな
あのとき\N 諦めないで ホント プロフィルやサイズ表と\N 同じ いでしょうか?➡
に よかった~。 ぐらい 大事なものなの。 あっ レミ絵の ERENA 企画なら
樹君が見つけてくれたおかげ。 覚えといた方がいいですよ。 \N タイムリーですし。
(樹)《最後まで やれよ》 はい… すいませんでした。\N 助 それで売れるとは思えないわ。
《諦めんなよ!》 かります。 新企画を募集する。
いや 別に 俺は\N 大したこと どういたしまして。 でも もう 時間が…。
してないよ。 失礼します。 最悪 あなたの言うように\N レ
ううん。\N 今回 仕事 任された これ どうぞ。 ミ絵のでいく。➡
のは➡ (ミランダ)Thank you. でも その前に 企画は募集する
樹君が コンテの原本\N 見つけ 大丈夫です。 わ。
てくれたから。 卵は入ってません。 分かりました。
いや…。\N それにしてもさ すご ≪(ミランダ)No!\N≪(物音) そういう所が可愛げないのよ
いよね。 (女性)ミランダ。 ミランダ。 前の旦那にも言われてたじゃな
入ってすぐに エディターとして (小夏)ミランダ 大丈夫? い
の\N 仕事ができるなんて。 Oh my god!➡ (綾奈)ここにきて\N 目玉企画
自分でも信じらんない。 I told them to 飛ばすなんて…。
こんなに充実してるなんて\N 生 check\Nall the food! (社員)ね~。\N(社員)すごいな
まれて初めて。 (女性)ミランダ!\N(男性)スト …。
これから 一回 おうち戻ったら ップ ストップ! あの…。
➡ (女性)ちょっと待って ミラン 皆さん 本日は ホントに\N 申
シャワー浴びて\N また すぐ ダ!\N ミランダ! し訳ありませんでした。
仕事に戻らなきゃ。 この後も スケジュール\N ぎっ (レミ絵)\N まあ しょうがない
ん~。 しりなんですよ! ですよ。
うれしそうだね。\N うん。 あしたには\N 帰国しなきゃいけ ちなみさん まだ\N 編集部 入
(耕作)はい お待ち。 ないのに➡ ったばっかりなんだし。
お~!\N え~? どうしてくれるんです そんなに落ち込まなくても\N 大
か!?\N(小夏)申し訳ありませ 丈夫ですよ。
大盛りだね。\N(樹)うん。
ん! 深く深く落ち込んでください
食べれるかな こんなに。\N ハ
すぐに 弊社の医務室…。 ダイオウイカの生息水域、すい
ハ。
アレルギー表は\N ちゃんと出し しんメートルくらいまで
いただきま~す。\N(樹)は~い。
ましたよね? 時までに 新企画を考えて。
あっ お疲れさまです。
あっ はい。 ちゃんと確認し あした中に入稿できるような\N
(社員)お先です。\N(社員)お先。
た? 企画よ。
ミネラルウオーターは 常温…。
卵は入ってなかったはずです。 (レミ絵)いや 時って…\N あと
(社員)お疲れさまです。\N お疲
じゃあ\N どうして こういうこ 時間しかないですよ。
れさまでした。
とになるの? 最悪は レミ絵さんの ERENA 企
ハァ~…。
ホントに 申し訳ありません! 画を\N 拡大する。
翌朝・撮影当日
すみません。 でも その前に➡
(静香)西原\N キーライトの か
あっ 詢香社の吉成です。\N あっ ミランダ特集に代わるような\N
さ 組んどいて。
はい。 企画を 出して。
(樹)分かりました。

11
(一同)はい。 私に対する嫌がらせなら\N まだ いつもの ちなみちゃんで\N 全
(レミ絵)もしもし。\N『FIRST いいです。 然 OKだから。
CLASS』の川島です。 でも アレルギーですよ? うん。
今夜 ERENA 空いてますよね? 今回は\N たまたま 軽く済んだ いってらっしゃい。\N いってき
➡ けど➡ ます。
拡大になるかもしれないんです。 命に関わることだってあるんで うん。
\N ええ。 す。 お待たせしました。
スタジオのバラし 確認しとい 命って… 大げさな。 お願いします。
て。 だったら\N 自分でやれって言っ いくよ。
はい…。 てんの。 (静香)いいよ。➡
まっ 無難なところで\NERENA 人で何もできないくせに\N 何 ああ… その笑顔。➡
企画の拡大だな。 文句 言ってんの? そうそう。➡
投票券の付いてる号で 拡大とは そうですか。 目線 ちょっと こっちへ。➡
➡ よく分かりました。 OK。
レミ絵も ERENA も おいしいけ すいませんでした。 (白雪)編集長➡
ど…。 (留美)\N《ここには 仲間はい 私も 企画 出していいですか?
でも まあ\N しょせんは穴埋め ないわよ》➡ のし上がりたいという気持ちは
だからな。 《あなたの味方は 自分だけ》➡ \N 分かる。
(静香)つまんないね~。 《勝った人間だけが\N 夢を持つ 「お行儀 善くしてろ」っていう
≪あの…。 権利を 得られる》 \N 奇麗事を 言うつもりもない。
けさは 撮影を飛ばしてしまって (静香)《自分の強みは何なのか でも あなたは\N 私の足を 引
➡ \N 知恵を絞って 考えたら?》 っ張ってる。
ホントに\N ご迷惑をお掛けしま ♬~ みんなの足を 引っ張ってる。➡
した。 静香さん➡ そういう人の企画を\N 通す気は
申し訳ありませんでした。 私を撮ってもらえませんか? ないわ。
(静香)で? 私の強みは➡ (レミ絵)編集長。
えっ?\N あなたは 時までに 読者に 一番 近い感覚を\N 持 (レミ絵)ERENA には\N 待機し
何 出すの? ってるってことだけです。 てもらってます。➡
私には そんな資格…。 それを生かした企画を\N 出そう 今回の撮影で使ってない服も\N
(静香)そのメンタルじゃ\N こ と思っています。 ありますし➡
の仕事は無理だね。➡ どうか\N お力を貸していただけ ページは すぐに埋まります。
「あなたのためなら\N 何でも や ませんか? (小夏)もう 時間がありません。
ります」なんて➡ 西原 ライティング。 一番 現実的な線でいくしか…。
モデルも いないだろうし➡ (樹)はい。 ERENA 企画の拡大でいくわ。
自分を素材にするなり何なり\N よし。 あとは よろしく。\N(小夏)あっ
頭 使って 考えないと。 リメーク?\N はい。 分かりました。
自分を? ボタンとかレースを付けたり。 結局こうなるんだから
ああ… いいね。 なるほどね~。 それにしても留美って持ってな
でも…。\N ぼけっとしてないで ♬~ い女
➡ お待たせしました。 あっ。
自分の強みは何なのか\N 知恵を ♬~ 編集長!
絞って 考えたら? 見違えちゃって~。 今日は…\N 大変 申し訳ありま
(白雪)お疲れさまです。\N 白雪 静香さん➡ せんでした。
さん。 撮りがいが\N あるんじゃないで 忙しいの。
何ですか? 急いでるんですけ すか? あの…。
ど。 ちょっと 人とも。 この企画書…。
サンドイッチのポテトサラダに 始めるよ!\N(樹)えっ…。 見ていただけませんか?
\N 卵が入ってたってこと➡ はい! お願いします!
知ってましたか?\N さあ。 (静香)固まらない! 全然 駄目。
ケータリングお願いしたの\N 白 目線 こっち。 ですよね。
雪さんですよね? 照れない! 自分で\N レイアウトしたんだろ
私のせいだって\N 言いたいんで あなたは モデル! なりきっ うけど➡
すか? て! 素人以下の出来ね。
私 確認したんです。 はい。 この扉の写真➡
お店の人 「卵は駄目だなんて\N あっ ちょっと すいません。 もっと大きく\N トリミングし直
聞いてない」って。 (樹)これ…。➡ して。
人のせいにするしか能がない 空揚げを食べる人。\N フフフ。 えっ…。\N それから➡
の?
これ これ。 ベストの写真 いらない。
そんなに\N 信用できないんだっ
(樹)《空揚げを食べる人》➡ 左の写真 正面のポーズ。
たら➡
《めちゃくちゃいい写真\N 撮れ 直しなさい。
自分で何でもできるように\N 完
たよ》 はい!
璧になれば?
《ホントに?》\N(樹)《うん》 ありがとうございます!
わざとなんですか?\N 何の話?

12
(小夏)ミランダの代わりに\N (レミ絵)ちなみさん\N 表に出 これから 私のこと よろしく
レミ絵さんの ERENA 企画の➡ たかったら➡ ね。
拡大でいきます。\N(レミ絵)は エディターなんかじゃなくて\N 「なるべく 担当\N ちなちゃんに
い。 モデルちゃんになればいいのに。 してほしい」って➡
スタンバイは?\N(レミ絵)スタ そうですよ。\N これを機に どう 事務所にも言っとくから。
ンバイ OKです。➡ ですか? ちなちゃん\N 仕事できそうだし
ERENA スタジオにいます。 私は そんなつもりじゃ…。 いい子だし➡
≪(留美)待って。 いや~ でも ホントすごい。 大好き。
ERENA 企画の拡大は 中止する どうやったら こんなアイデアが ありがとう。
わ。 \N 浮かぶんですか? ♬~
吉成さんの新企画でいきます。 自分の強みは 何だろうって…。 「FIRST CLASS」の美人すぎ
(拓海)\N 良かったでしょ? あ 素人というか…\N 読者に 一番 る編集者が人気
の子。➡ 近いところだなって。 ♬~
化けるかもね。 それで…。 この子使えるかも
そうね。 でも 何より➡ クソ
あっ…。 「これでいこう」って言ってくれ たち悪いな。身分をわきまえな
え~? た\N 編集長のおかげです。 い人って
えっ… もう 何で? そっか~。 一心、囲っとこうかな
ん~。 着眼点が違うんですね やっぱ クソ
よし…。 り。\N(白雪)そうなんだろうね。 月に代わってお仕置きですかね
≪(樹)そうじゃないんだな~。 自分は編集長に気に入られてい ♬~
樹君。 るアピール ♬~
貸して。 自分は特別アピール。顔面偏差 <現在の\N マウンティングラン
ありがとう。 値も高いですけど的な。 キングは>
うん。 ダメ、GPS 機能 ON にしておこ
(拓海)しかし 大変だよな。➡ うかな
特に この業界➡ クソやな
部下が ずっと\N 部下でいてく (秋葉)いいね。
れるとは限らない。➡ (小夏)やっぱり 似合う。\N こ Ddd
自分の所で育って➡ れにして よかった。➡
それで\N 片腕になってくれれば 展示会で 一目 見て\N ぴんと
いいけど➡ きたんです。
脅かす存在にも なり得る。 社長に ぴったりだなって。 [Script Info]
ライバルを育ててるようなもん (秋葉)うれしいよ。 ; Script generated by
だ。 (小夏)喜んでいただけて\N 私 Aegisub ..
も うれしいです。➡ ;
俺でよければ\N いつでも 話
http://www.aegisub.org/
聞くよ。 あっ それで お話って?
Title: Default Aegisub
また いつでも…。\N(留美)お疲 (秋葉)ああ…。\N 君に 意見を聞 file
れさま。 きたいんだよ。 ScriptType: v.+
これって…。 WrapStyle:
あら~。
『FIRST CLASS』と ターゲッ ScaledBorderAndShadow:
(ERENA)『FIRST CLASS』の yes
今月号\N あるだけ買い占めてく トが\N かぶっちゃうんじゃない Collisions: Normal
れる?➡ ですか? PlayResX:
パパが 後で払うから。 ターゲットは かぶるけど➡ PlayResY:
Please make me happy. 新しい視点の\N 雑誌を出したい Audio URI:
FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m
「FIRST CLASS」発売日 んだよ。
p
(留美)そうですか。\N ありがと 勝った方が 生き残ればいい。 Video Zoom Percent: .
うございます。➡ 弱肉強食だよ。 Scroll Position:
はい。\N お疲れさまです。 そっか。 Active Line:
(留美)来月も\N 期待しておい う~ん…\N 率直に言わせていた Video File:
FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m
てください。➡ だくと➡ p
よろしくお願いします。 誰が編集長をやるのかで\N 全然 Video Aspect Ratio: c.
販売部からですか? 違ってきますよね。 Video Position:
今月号の売り上げ\N 良さそうで (MIINA)んっ 聞いたよ。➡ Last Style Storage:
Default
すね。 ちなちゃんの企画が通ったから
YCbCr Matrix: TV.
売り切れ店が 続出だって。 \NERENA の拡大なくなったんで
何年ぶりだろう こんなこと。 しょ? [V+ Styles]
(白雪)ちなみさんのおかげです うん。\N ありがと。 Format: Name, Fontname,
よ。\N えっ? 私 位になれるかな? Fontsize, PrimaryColour,
SecondaryColour,
自分に自信がある人は\N 違うん なれます。
OutlineColour,
ですね。 ホントに? BackColour, Bold,
自分が モデルになるなんて。 うん。\N ホントに そう思う? Italic, Underline,
ホント 尊敬の域の発想。 うん。 StrikeOut, ScaleX,

13
ScaleY, Spacing, Angle, あっ… ありがとう。 都内は 結構\N パパに買い占め
BorderStyle, Outline, じゃあ コーヒーお願い。\N(白 てもらっちゃった。
Shadow, Alignment,
雪)はい。 (レミ絵)都内?\N 日本中で買
MarginL, MarginR,
MarginV, Encoding 毒でもいれたろか ってもらったら?
Style: (美也子)\N 広告部の 真田 美 Yeah, you're right.
Default,Arial,,&HFFFFFF, 也子です。 (レミ絵・ERENA)フフフフ。
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,, 美也子さん\N 吉成とは 初めて (拓海)ちなみちゃんのページ\N
,, 良かったよね~。➡
ですよね?
[Events] (美也子)新人?\N はい。 検索ページの\N トップニュース
Format: Layer, Start, 大丈夫ですか?\N(小夏)彼女 になるなんてさ。➡
End, Style, Name, 根性あるのよ。 さすが 静香さんが\N 本気で撮
MarginL, MarginR, っただけはある。
私が育てていこうと思ってるの。
MarginV, Effect, Text
\N(美也子)そうですか。 (静香)別に…\N 普段どおりに撮
みんなげんきー?
よろしくお願いします。 ったけど。
いま口コミで広がりまくってる
この恩、絶対に忘れないように (拓海)そう?\N 気合 入ってた
このドラマ
ね 死んでも返してもらうから よな? 西原。
沢尻エリカが憧れのファッショ
新人だろうが ベテランだろうが (樹)あっ まあ。
ン雑誌編集部に入ったら
➡ (拓海)ああいう子\N タイプな
そこが実はマウンティング女性
クライアントにとっては\N あな んじゃないの?
達の恐怖地獄だった・・・
た自身が 詢香社の顔になる。 あっ?
っていう話なの。でもそんなに
くれぐれも 失礼のないように 愛があるというか何というか。
怖くないのよ!
ね。\N 分かりました。 (静香)西原 準備OK。\N(樹)
・・・あ、やっぱ怖いかも。
≪(ノック) はい。
それでは今宵もお楽しみくださ
(白雪)MIINA さん\N いらっし (MIINA)\N やっぱり 気が重い
いませ
ゃいました。 な… 総選挙。
<現在の\N マウンティングラン
(美也子)今回のクライアントである\N 大丈夫ですよ。
キングは>
加賀美真珠さんから➡ 今回のクライアントだって➡
♬~
「ぜひ MIINA さんに」と\N おっ 「ぜひ MIINA さんに」って\N 言
ダイエット薬
販売禁止 しゃっていただいたんです。 ってるんです。
過剰摂取 大きく打ち出せるし➡ 心配し過ぎです。
副作用 広告部にとっても\N 大切な仕事 (MIINA)何か不思議。
です。 そうやって\N ちなちゃんに言わ
♬~
よろしくお願いします。\N(小 れると➡
FIRST CLASS バトルロイヤル
総選投票結果 夏)よろしくお願いします。 そう思う。
(小夏)その他…。 このコーヒー高うつくで それじゃあ お疲れさま。
神奈川県 ちなみファン\N 編集 企画書の方 ご覧ください。 また今度 ご飯 行こうね。
の吉成さんがかわいすぎー! (秋葉)今月号は 絶好調だね。➡ あの…。
兵庫県 みどり\N ちなみさん、 次号は\N センターモデルの発表 この前の 薬のことなんですけ
モデルになって♥ だから➡ ど。
福岡県 k-co\N 吉成ちなみさ また 売れちゃうだろうな。 薬?
ん超かわいいです。\N これから (留美)ありがとうございます。 レストランのトイレで…。
も頑張ってください! (秋葉)あっ この子いいね。➡ あ~ ダイエットピルのことか。
(ちなみ)はい そうです。➡ こういう新しい子を\N 活躍させ 薬とか言うから\N 何のことかと
えっとですね…。 れば➡ 思っちゃった。
私の読み通り、やっぱりあの子 『FIRST CLASS』も\N 生まれ いつも\N あんなふうに飲むんで
は使える 変わるんじゃない? すか?
(小夏)ちなみさん。\N(ちなみ) 頑張ります。 「飲み過ぎは 体に悪い」って\N
はい。 『FIRST CLASS』は➡ ネットに書いてあったんです。
これから 広告部と\N タイアップ わが社の ワン&オンリーの\N 副作用もあるみたいだし。\N お
記事の 打ち合わせなの。 ファッション誌という認識で➡ 説教?
同席してくれる?\N えっ? 間違いないですよね? 私 そういうの\N 大っ嫌いなん
現場は\N あなたに任せようと思 もちろん。 どうして? だけど。
うの。 少し 噂を 小耳に挟んだので。 あっ… ごめんなさい。
その代わり、時が来たら私のた 噂? 余計なことだって\N 分かってる
めに働きなさい お気になさらないでください。 んですけど…。
はい。 \N ただの噂ですから。 でも やっぱり 心配なんです。
(小夏)頑張ってね。 (ERENA)ねえ 総選挙の結果っ MIINA さんのこと。
さすが隠れ肉食系性悪女 て\N 今 どんな感じなの? 薬に頼る必要なんて\N ないんじ
バカとハサミは使いようってこ (レミ絵)\N 途中発表がないん ゃないかな。
とですか だよね~。➡ MIINA さんは 今のままで\N じ
(白雪)あの…。 どれだけ買った?\N(ERENA)売 ゅうぶん すてきです。
もし よければ\N 私も 何か お り上げに貢献してるよ。 みんなに そうやって\N 思って
手伝いしたいです。 もらうためには➡

14
痩せ続けないとね。 「次は負けません。\N トップにな ミサイル発射まで 秒前
でも MIINA さん…。\N もう い ります」なんて➡ うれしいです。
いって。 言えない。 このチャンスを生かせるように
お疲れさま。 言いたくない。 ➡
センターモデル投票結果発表 ごめんなさい。 精いっぱい\N 頑張りたいと思い
センターモデルの読者投票の\N えっ?➡ ます。
締め切り時間になりました。 位って…。 よろしくお願いします。\N 拍手
これって 留美の予想どおり? えっ? 拍手。
早く (白雪)こんなことってあるん
見せろや だ。\N すごいですね ちなみさ
オバサン ん。
オバサン 侮れんな この女
(小夏)\N じゃあ 結果を配りま たち悪いですね~ あっ。
す。 はい。 そのうち俳優に 二股かけられ ゼロ 発射!
使えるわ~ たとか言い出す感じ んっ?
使えんな~ (小夏)ちなみさん\N もうつ す ボカーン
おはようございます。 ごいことがあるのよ。 コイツへの票が わたしに流れ
♬~ えっ?\N 何とね➡ れば
やばい 笑いそう あなたの企画\N 連載することに そうやねん
やばい 笑いそう うわ~タイ なったの。 あんた勝てたかもしれへんのに
ミング悪!! うわ ホントに すごい。 (美也子)ちなみさん\N ちょっ
目合わせない様にしよ 腹立つ~ムカつく~ と いいかしら?
やばい 笑いそう ジャーマンスープレックス 大忙しですね。
うわ~タイミング悪!! ちなみさん\N おめでとうござい 今のうちだけやけどな
MIINA さん…。 ます。 (ERENA)あっ MIINA さん。\N
(留美)おはよう MIINA。\N 早 今日からあなたは 大陸間弾道 お疲れさまです。
かったのね。 ミサイルのターゲットに決まり 編集長に呼ばれたんです。
(MIINA)総選挙 どうだった? ました 何だか 私\N トップ取っちゃっ
(留美)MIINA は➡ (小夏)どうしたの? たみたいで。
位だった。 私が推したのよ。\N あなたなら でも 私 次回の総選挙で\N 落
えっ? できると思って。 ちちゃうんだろうな~。
(留美)位は ERENA よ。➡ もっと喜んでくれても\N いいん 追われるって\NIt's very
でも 僅差。➡ じゃない? exciting.
だけど 公言どおり\N 来月号か あっ…。 いつ抜かれるか ドキドキ。
ら センターモデルは➡ あの…\N 私 これで いいんでし MIINA さんって いつも\N こん
あなたから ERENA に\N チェン ょうか? な気持ちだったんですね。
ジしなきゃならない。 じゃあ やめる? Let's enjoy together.
ごめんなさい。 えっ?\N(小夏)複雑だろうが何 オ・バ・サ・ン
この結果を受けて\N 動かなきゃ だろうが➡ MIINA さん!
ならないの。 これを チャンスと思えないようなら あっ…。
あなたが 今まで➡ \N 無理だと思うわ。 MIINA さん…。
トップモデルとして ずっと\N チャンスだと思ってます。\N だ MIINA さん。
うちを引っ張ってきてくれた➡ ったら 中途半端に➡ 来ないで。\N 話がしたいんです。
っていうのは 事実よ。 「これで いいのか?」なんて\N 話?
人気も 実力も➡ 口にしないことね。 心の中で\N 私のこと バカにし
本当のナンバーワンは\N あなた 聞いた?わたしもその気になれ てたくせに。
だって➡ ば そんなことありません。\N 連載
みんな 分かってる。 留美風のいい言葉 言えますん って何?
すぐに 返り咲けるように\N 特 で あなたから そんな話 聞いてな
集も組むから。 すいませんでした。 い。
返り咲けるように?\N また 総 MIINA よう見てや それは…。\N あなたに流れた票
選挙やるの? このガキ あんたのこと踏み合 が➡
入れ替え戦? いにしてまっせ 私を おとしめた。
そうやって盛り上げて\N 売り上 ほら 皆さん\N ちなみさんに 待ってください!
げ 伸ばしていくの? 拍手 拍手。 お願いします。\N 話を聞いてく
私は 一生懸命 頑張ってきた。 (小夏)ちなみさん 頑張ってね。 ださい。
それなのに➡ はい。\N(白雪)それじゃあ ちな あんたなんて信用できない!
どうして こんなことに\N 巻き みさん➡ MIINA さん!\N 触らないで!
込まれなきゃならないの? 総選挙 第位と\N 連載決定の決 ♬~
どうして こんな思いを\N しな 意の一言を➡ MIINA さん。
きゃならないの? どうぞ。 MIINA さん!
笑顔 作って➡ 首位陥落の MIINA さんに向 しっかりしてください!
けて \NMIINA さん!

15
あっ…。 (静香)西原\N ライト 灯 持っ あっ すみません。\N ストロボの
(MIINA)言わないで…。➡ てきて。 接触不良です。
誰にも言わないで。 (樹)あっ はい。 えっ?
[TEL](シャッター音) (樹)時分。 あっ いや だって それ…。
(ノック) (静香)あっ… MIINA 入った? \N(樹)あっ!
大丈夫ですよ。 \N まだです。 替えのケーブル\N 取りに行って
一晩たてば 帰れますよ。 大丈夫?\N クライアントも来る きます。
でも ちょっと\N 肝機能が弱っ のに。 急なアクシデントで\N ご迷惑
てるみたいです。 大丈夫です。 準備 お願いしま お掛けします。➡
やっぱり\N ダイエットピルの飲 す。 大変 申し訳ありませんが\N 分
み過ぎじゃ…。 撮影開始分前 ほど お時間 下さい。
(笑い声) こちらで お待ちください。 ソヨナラボーク
どんなに頑張ったって\N シンデ (美也子)ちなみさん MIINA サヨナラデットボーク
レラには なれない。 は? 大失敗 大失態
時間が来ちゃえば…。 ご挨拶させようと思ったら\N メー しくじり 不手際
ただの 惨めで貧しい娘に 戻 クルームに いないみたいだけど。 ♬~
る。 もうすぐ来ます。\N(美也子)ど (樹)あっ すみません!\N お待
そういうことでしょ。 ういうこと? たせしました。
そんなこと…。\N 夢の時間は も ちょっと遅れてるみたいで。 (静香)遅えんだよ!\N(樹)すみ
う終わり。 撮影開始分前 ません。 MIINA さんは?
トップモデルになりたいなんて (男性の せきばらい) えっ?
\N 夢を 持つことが➡ 神様は見てない (男性)で MIINA は?
そもそも 間違いだった。 痛恨のエラー ええ あの もう少しで…。
今までが出来過ぎ。 努力は報われない ちなみちゃん もう…。
もう十分。 押し出しのフォアボール さいなら さいなら さいなら
ERENA に トップの座を奪われ 夢はかなわない 以上を待ちましてオールアップ
て➡ 撮影開始分前 です
あとは落ち目になるだけ。 (美也子)何か 召し上がります (男性)分かりました。
惨めな姿を さらすくらいなら➡ か? うちは よっぽど\N バカにされ
自分から 身を引く。 (男性)いや。 それより➡ てるんですね。
♬~ そろそろ 撮影開始の時間だよ とんでもありません。\N そんな
MIINA さん。 ね?\N(美也子)すいません。 ことございません。
これ…。 ちょっと 前のスケジュールが (男性)もう結構。\N(美也子)あ
\N 押してるみたいで。 の…。
♬~
彼女 ホントに来るのよね? 日程を\N 大至急 調整させてい
だいすき
まさか 総選挙の結果で落ち込ん ただいて…。
とってもステキなミイナさん\N
で\N 来ないなんてこと ないわ いずれにせよ 今後の\N 詢香社
私のあこがれです! \N いつも
よね? さんとのビジネスは➡
応援してます。
来ます。\N 何で 言い切れる? 考えさせていただきますので。
トップかどうかは➡
読者にとって\N 関係ないじゃな 私は MIINA さんを信じます。 申し訳ありませんでした。
はっ? お疲れさまでした
いですか。
願望か…。 終了
そんなことより➡
MIINA さんを待ってる人が\N 信じてます。\N 冗談じゃないわ 今回のことは➡
たくさん いると思います。 よ。 全て 私の責任です。
この業界に\N 何人のモデルがい あなたたち編集部の人間は\N 自 私の 仕事に対する認識の甘さが
ると思う? 分たちだけで➡ \N 原因です。
トップかどうか 関係ない? 雑誌 作ってるような気で\N い ホントに ホントに…。
ふざけないでよ! るのかもしれないけど➡ ≪(MIINA)\N 遅れて 申し訳あ
何千何百のモデルが\N その身を こっちが\N 必死に クライアン りません。
削って➡ ト探して➡ ごめんなさい。
トップを目指すんだよ。 お金 出してもらって\N 成り立 ヘアセットに\N 時間が かかっ
私の気持ちは 誰にも分からな ってるって 分かってる?➡ ちゃって。
い。 私が どんな思いで\N この仕事 私 加賀美さんのジュエリーが
あなたにも。 取ってきたか➡ \N 大好きなんです。➡
帰って。 あなた 分かる?\N すみません。 今日は ホントに光栄です。
(美也子)\N 遊びじゃないの 仕 ジュエリーに合う\N ヘアセッテ
あした 待ってますね。
(戸の開閉音) 事なの。➡ ィングをしてたら➡
撮影当日 あなたの思いに 振り回されたら こんな時間になっちゃって。
MIINA さん まだですか? \N たまったもんじゃない。 ホントに 申し訳ありません。
ええ。 連絡がつかなくて。➡ もう少し…\N もう少しだけ待っ それって うちの新作?
家まで行ってみます。 てください。 はい。
お願いします。 お願いします。 すぐに撮影準備します。
(樹)あっ!

16
じゃあ よろしく。\N(MIINA)は ありがとうございます。 やっぱり…。\N(樹)親父の会社は
い! 喜んでる場合?\N えっ? ➡
ちなちゃん やるよ。\N はい。 時間も 撮影 遅らせて\N 何を 兄貴に任せればいいんだよ!
皆さん 撮影準備 お願いしま やってたの? \N[TEL](樹の母)だから➡
す。 申し訳ありませんでした。 お兄ちゃんだけじゃなくて\N 樹
(静香)拓海君 衣装 早く。 私たちのクライアントは➡ にも継いでほしいって ママ…。
(拓海)了解!\N(樹)照明 調節 ただ お金を払ってくれる\N ス あっ ごめん。\N 仕事中だから
します。 ポンサーじゃない。 また。
(静香)急げ!\N(樹)はい! お互いの企業イメージを 高め合 [TEL]
(静香)西原 キー 分の下げ。 う\N 大事なパートナーなの。➡ ♬~
もうちょい 前 出て。 そのパートナーを\N 一瞬でも不 あっ ごめんね。
(静香)いいよ。 安にさせるなんて➡ お母さん 何だって?\N いや
(静香)はい OK!\N(樹)お疲 とんでもないことだわ。 いつものこと。
れさまでした。 (留美)来週 きちんと契約する。 それより\N ちょっと 静香さん
(静香)お疲れ。\N(拓海)お疲れ \N えっ? に呼ばれて。
さまでした。 フリーのエディターとして。 何か トラブル?\N えっ?
(MIINA)ありがとうございまし 同じ失敗は 二度と しないよう あっ いや…\N 飲みの誘いって
た。 に。 いうか。
いい広告になりそうだ。 はい! ありがとうございます! ああ… 大変だね。
(美也子)後で 記念撮影いい? (小夏)すごいじゃない。 でも まあ\N かわいがられてる
(MIINA)もちろんです。 頑張ってるものね ちなみさん。 証拠かな?
じゃあ こちらで お待ちくださ わたしの声援しっかり記憶して うん。
い。 そして 私に恩を感じて 「FIRST CLASS」発売日前日
あなた➡ 彼女 最短で来ましたね。\N 白雪 (美也子)何 これ。
この仕事 向いてないわ。 さんと同じ所まで。 留美さん!
私が来なかったら\N どうするつ せいぜい契約さん"たちは、高尾 ちょっと これ どういうこと?
もりだったの? 山登って喜んでてください (美也子)加賀美真珠からも\N
来るって信じてましたから。 わたしたちはエベレスト登って 問い合わせが来てる。
甘いわ。 ますんで どういうことなの? 説明して!
ホントに甘過ぎる。 いや、プライベートジェットで 救急搬送\N 薬物中毒 \N 原因?
そんなんじゃ\N 絶対に つぶさ 山頂に降ろしてもらいますんで 楽物
まだまだ合目やで、最後に頂に どうしたんですか?
れちゃうよ。
たつんは誰かっちゅう話や あれ… これって ちなみさん?
そんなんじゃ駄目だって\N 前に
も言ったでしょ! 契約!? もしかして 知ってたんじゃ…。
MIINA さん…。 うん。\N え~ よかったな! どういうこと?
ありがとう。 うん… 連載も始まるし\N 今度 えっと それは…。
お祝いしよう。 小夏 MIINA の事務所に確認し
今日は ありがとう。
ちょっと奮発するよ。 て。\N(小夏)はい。
♬~
樹君ってさ…。\N(樹)んっ? (留美)美也子さん ごめんなさ
私ね➡
優しいよね。 い。\N クライアントに謝罪した
昔 すごい太ってたの。
ありがとう。 樹君のおかげ。 いので➡
子供のころ ずっと。
いつも 助けてもらっちゃって。 アポを取ってください。\N あの
学校で一番のデブ。
いや 全然。 …。
からかわれて いじめられて➡
俺の方こそ\N ちなみちゃん見て 全て 白紙よ。\N えっ?
ブスで 醜くて➡
ると➡ あなたに 用はない。
自分でも 自分が大っ嫌いだっ
俺も このまんまじゃなって…。 はい、さいなら ごきげんよう
た。
頑張らなきゃな。\N うん。 明智光秀の三日天下
だから 性格も暗かったし➡
(樹)うん。 IT バブル後の若い起業家
誰かに必要とされることなんて
[TEL](バイブレーターの音) 競走馬も人間も 結局生まれた
\N なかった。
仕事?\N んっ? いやいや… 母 ときに決まってる
でも➡
親。 社会ってアンフェアだわ
痩せたら 世界が変わった。
えっ? 出なよ。\N いや でも…。 使えない 時間、無駄にしちゃ
ダイエットピル➡
お母さんでしょ。 早く。 ったわ
効くかどうかなんて関係ないの。
うっ うん。 ごめん。 ♬~
効くと思って飲むことが\N 大事
[TEL](バイブレーターの音) <現在の\N マウンティングラン
なの。
はい。\N[TEL](樹の母)あっ キングは>
私にとって お守りみたいなも
樹。 元気? <『ファースト・クラス』を\N
の。
うん 元気だよ。 大丈夫。 もう一度 見たい 皆さまへ➡
でも…。
[TEL](樹の母)仕事は順調? うれしい お知らせです>
もう いらない。
(樹)うん… まあ。 <パソコンや 携帯 スマフォで いつで
これからは➡
[TEL](樹の母)で\N パパの会 も\N どこでも ご覧いただけま
これが お守り。
社のことなんだけどね➡ す>
はい。 <詳しくは こちらまで>
いいんじゃない?

17
{\pos(,)}白\N 雪\NX\N レ\N 読者にも人気があるし\N いい企
ミ\N 絵\N 画だと思ったんだけど。
悪魔の心の声、副音声でキョー (留美)だからといって➡
レツ解説中!! あれだけのことをした彼女に➡
Eee {\pos(,)}≪(白雪)ちなみさん 何事もなかったように\N やらせ
➡ るわけにはいかないでしょ。
{\pos(,)}ケータリングの手配 クライアントに 示しがつかな
[Script Info]
どうなって…。\N(ちなみ)時か い。
; Script generated by
Aegisub .. ら? (小夏)まあ そうですけど。
; {\pos(,)}あっ 分かりました。 これから\N 彼女を どうするつ
http://www.aegisub.org/ \N それで お願いします。 もりですか?
Title: Default Aegisub (白雪)ケータリングは?\N あ 《編集長!》
file
ScriptType: v.+ っ すいません。 《MIINA さんのこと黙っていて
WrapStyle: 今 まだ スタジオ…。\N どんだ ➡
ScaledBorderAndShadow: け時間かかってんの? ホントに\N 申し訳ありませんで
yes 急ぎます。 した》
Collisions: Normal (白雪)ロケバスの手配は? 《私の責任です》
PlayResX:
PlayResY: すぐ やります。 《MIINA に言われたの?》
Audio URI: (ERENA)痛いな~。 《「誰にも言わないで」って》
FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m (白雪)静香さんと拓海さんの\N 《お願いです》
p スケジュール 押さえた? 《私に仕事をさせてください》
Video Zoom Percent: . 《連載が中止でも 契約が白紙で
すぐ やりますんで。\N 困るんだ
Scroll Position:
Active Line: けど。 も\N 当然だと思ってます》
Video File: そういうの 先回りしてやって 《でも 私は ここで\N 一人前
FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m よ。\N すいませんでした。\N す のエディターになりたいんです》
p ぐ やりますんで。\N 困るんだけ 《お願いします!》\N(小夏)
Video Aspect Ratio: c.
ど。 《編集長➡
Video Position:
Last Style Storage: そういうの 先回りしてやって 正式に 今後のことが決まるまで
Default よ。\N すいませんでした。 は\N 白雪のアシスタントでも
YCbCr Matrix: TV. 急に 張り切っちゃって。 …》
(レミ絵)\N 干されてた白雪さ 《もう来なくていい》
[V+ Styles]
んにとっては➡ 《あなたに\N 何の責任が取れる
Format: Name, Fontname,
Fontsize, PrimaryColour, やっと巡ってきた\N チャンスだ っていうの?》
SecondaryColour, からね~。 《『FIRST CLASS』の責任は
OutlineColour, {\pos(,)}MIINA 救急搬送\N \N 全て この私にあるの》➡
BackColour, Bold, 《どきなさい》
楽物中毒\N 原因?
Italic, Underline,
(白雪)\N《もしかして 知って (小夏)それでも 翌日に来る。
StrikeOut, ScaleX,
ScaleY, Spacing, Angle, たんじゃ…》 その次の日も来る。
BorderStyle, Outline, 《それは…》 今日も来る。
Shadow, Alignment, (留美)《あなたに 用はない》 根性だけは ありますよね。
MarginL, MarginR,
MarginV, Encoding ➡ 普通 来ないでしょ。
Style: 《今 持っている仕事は\N 全て しばらくは 様子見。
Default,Arial,,&HFFFFFF, 白雪に振る》 ♬~
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,, 《連載も契約も なし》➡ (白雪)タイトルの色は パントーンの\N,
,, 《全て 白紙よ》 番で お願いしたんです。
《小夏\N 上に行って ちょっと それに 値段の色も\N さっき
[Events]
Format: Layer, Start, 話してくる》 お伝えしたのと 違ってます。
End, Style, Name, (小夏)《分かりました》 じゃ こっちで直して送りますか
MarginL, MarginR, (ERENA)また 人の立場が\N ひ ら\N 確認してください。
MarginV, Effect, Text っくり返ったってこと? よろしくお願いします。
今回も、沢尻エリカがモンスタ まっ そういうこと。 あの…。
ーたちに もしもし。\N 詢香社の吉成と申 何か 手伝えることがあれば…。
いつも通りやられちゃうんだけ
しますが➡ \N もう 今日はいい。
ど、それだけじゃないの!
えっと ケータリングの発注を あした 朝一で\N 道路使用許可
なんと今回は・・・恋愛あり!
\N お願いしたいんですが…。 取ってきて。
友情あり!
(小夏)惜しかったな。➡ はい。
あ?これ以上言っちゃったら怒
「エディター 吉成ちなみが 選 白雪さん まだ帰らないんです
られそう!
ぶ\N 流行アイテムアレンジ連載 か?\N そろそろ 終電が…。
とにかく感動しちゃうから!み
企画」➡\N(小夏)惜しかったな。 そんな状況じゃないでしょ。\N
んな、ハンカチを用意してみて
➡ 分からない?

「エディター 吉成ちなみが 選 お疲れさま。\N そこにいられた
さあ、行くわよ!
ぶ\N 流行アイテムアレンジ連載 ら邪魔だから。
<現在の\N マウンティングラン
企画」➡ お疲れさまでした。
キングは>

18
(留美)《あなたは\N 私の足を うん… ちょっと\N やることが また別に 撮影許可をもらわない
引っ張ってる》 山ほどあって。 と\N いけないけど。
《みんなの足を 引っ張ってる》 偉いですね~。 結構 めんどいんですね。\N(レ
➡ 私なんて 昨日 飲み過ぎて\N ミ絵)まあね。
《そういう人の企画を\N 通す気 頭 がんがん。 駄目ですよね~。 (白雪)それと もうカ所\N 撮影
はないわ》\N《みんなの足を 少しは\N 白雪さんを見習わなく 許可もらってきてくれる?
引っ張ってる》➡ ちゃ。 代々木にある\N「ビューロスタイ
《そういう人の企画を\N 通す気 やってる感、頑張ってる感、努 ル」ってお店だから。
はないわ》 力は報われる感 はい 分かりました。
(ERENA)あのおばさん\N 急に 一生懸命が一番感、時間戦えま (白雪)今すぐ 直接 交渉してき
張り切ってるよね。 すか感 て。
ああいうの見てると\N ちょっと もはや大英博物館所蔵の生き方 うちの企画の見開き\N どうして
ね…。 ですよね も ここで やりたいから。
出た。 いじめたいんだ? 間近で観察出来て 光栄です はい。
えっ?\N(ERENA)I knew レミ絵ちゃんは いいよね。\N 要 白雪さんも\N ホント 人が悪い
it.\N 出た。 いじめたいんだ? 領 良くて うらやましいわ。 ですね。
えっ?\N(ERENA)I knew it. 頑張らんでも出来る感、汗とか 何が?\N(レミ絵)ビューロスタ
やだ 何?\N(ERENA)レミ絵さ かかない感 イルって➡
ん的には➡ 時間 横モレなしのセレブ感 一度も\N 撮影許可 出たことな
白雪さんに ここで\N 出しゃば それキープすんの必死なんが いでしょ。
られたら 困るもんね。 逆に寒いんやけど 何か臭そうな おやじが\N やっ
エディターで\N 単独トップにな (社員)おはようございます。 てる店。
るんだもんね~。 \N(白雪)おはよう。 いつも その近くの店で\N やら
まあね。 ねえ 何か この辺 臭くない? せてもらってるじゃないですか。
で 噂で聞いたんだけどさ…。 異臭っていうか。 レミ絵ちゃんみたいに\N 妥協で
\N(レミ絵)何? 異臭?\N(レミ絵)うん。 きれば いいんだけどね。
詢香社が 新しいファッション誌 いや 特には。 ホント 私も駄目だよね。
\N 立ち上げるって ホント? あっ そう。 気のせいか。 レミ絵ちゃんの\N 仕事の速さと
あ~ どうだろう。\N まっ どっ クソ・・・ 要領の良さ➡
ちでもいいじゃない。 下克上 待っとけよ 見習わなきゃなって思うけど\N
とにかく\N これからも ERENA お疲れさまです。 なかなか…。
手伝ってよ。 へこんでるんじゃないかと思っ (レミ絵)そんな~。\N 私も 白
私たちの これからのために。\N て\N 心配したけど➡ 雪さんを見習いたいです。
とにかく\N これからも ERENA 元気に出勤してて 安心したわ。 いくら 無理でも無駄でも➡
手伝ってよ。 まあ 今は 白雪のアシスタント そう思わずに動けるところが\N
私たちの これからのために。 を\N 全うすることね。 白雪さんの すごいところです
『FIRST CLASS』でも 新雑誌 何かあったら 相談して。 よ。
でも\N どっちだって いいじゃ 私は\N あなたなら頑張れると思 またまた。
ない。 ってる。 おまえとは・・・
私たちさえ 調子 良ければ。 ありがとうございます。\N うん。 ホントですよ。
Yup. 頑張ってね。 あなたとは・・・
あっ… で\NMIINA さんって ど はい。 世が世なら
うなったの? 私があなたにかけた言葉 刺し違とるわ
自爆したからね。\N(ERENA)Oh ノートにメモっておいて欲しい 机を並べることも許されない身
no she's over. くらいだわ 分ですから
うれしそう。\N(ERENA)かわい あなたへの投資 必ず回収させ ここか。
そう。 てもらうから 外観のカット 入れるとしたら
(ERENA・レミ絵の笑い声) (レミ絵)ロケの候補地ね。 …。
[TEL] この中の場所だったら\N どこで [TEL](シャッター音)\N≪(中
{\pos(,)}ちなちゃん 携帯電
もいいから➡ 井)何 勝手に➡

撮影許可もらってきて。\N(綾 写真 撮ってるんだ?
[TEL]
奈)どこでもいいんですか? あっ… 申し訳ありません。
MIINA さん…。
うん。\N どこも 大した変わりな あの 私 詢香社出版…。
MIINA さん。
いから。 (中井)取材も撮影も お断りだ。
[TEL]大丈夫ですか?
ちなみさん 道路使用許可の申請 帰れ。\N すいません。
(MIINA)うん。
\N 出してきてくれた? ちょっと待ってください。
体調は?
はい 行ってきました。 (加奈子)撮影のお願い?
何ともない。
レミ絵さん\N「道路使用」って何 無理だと思いますよ。
何日か\N 検査入院することにな
ですか? (社員)お疲れさまです。\N(留
っただけ。
外で撮影をする場合には➡ 美)お疲れさま。
落ち着いたら また連絡するね。
その最寄りの警察署に\N 申請を 編集長➡
♬~
出さないといけないの。 チャンスを頂いて\N ありがとう
あれ 白雪さん 徹夜ですか?
もちろん お店とか公園は➡ ございます。

19
与えたくて与えたんじゃない。 (樹)白雪さんは\N 契約のエデ せっかく来てくれた お客さんを
全ては あなたしだいでしょ。 ィターなんだよ。 \N 断ることは できない。
頑張ります。 年に回\N 更新があるはずだか だから 店の中は もちろん\N
(加奈子)今まで\N 散々 ロケ隊 ら。 店の前でも 撮影はさせない。
が来たけど➡ 白雪さんでも\N 更新してもらえ それが あんたらには\N 分から
あそこ 貸したことがないの。 ないことって➡ ないんだよな。
大のマスコミ嫌いなんだって。 あるの?\N 契約は 社員と違っ 分かります。
\N そうなんですか? て➡ 私 少し前まで➡
うちなら貸してもいいけど。 毎年の仕事ぶりで➡ 衣料品の材料 売ってる お店で
テレビとか映画だったら\N 時間 首を切られるか\N そのまま働け \N 働いてたんです。
万円だけど➡ るかが 決まる。 うちに来る お客さんって➡
お宅 スチールよね?\N はい だから 白雪さんの方が\N キャ 当たり前だけど➡
そうです。 リアも年も 上なのに➡ 誰かのために\N 何かを作ってあ
スペシャルプライスで\N 時間 レミ絵さんたちから\N 下に見ら げようと思って➡
万円でいい。➡ れてる。 来るんですよね。
で 予定は いつ? 他に もっと いい人がいれば➡ 子供が学校で使う 布袋を\N 作
できれば 水曜日に\N お願いし そっちと\N 契約されちゃうこと ってあげたり➡
たいんですけど。 もある。 孫のために\N 洋服を作ってあげ
水曜ね…。 例えば ちなみちゃんと\N 契約 たり➡
あ~ 時ぐらいまでなら\N 大丈 した方がいいと➡ お父さんのために\N マフラー
夫かな。 留美さんたちが思えば➡ 編んだり。
じゃあ\N 午後時からで いかが 切られることだって\N あるんじ どんなふうに作ってあげたら\N
ですか? ゃないかな。 喜んでくれるかなって…。
いいよ。\N でも その後 予定が 別に 白雪さんの\N 弁護をする みんな そういうこと思いながら
あるから➡ わけじゃないけど➡ \N 買いに来てくれるんです。
時間厳守で お願いね。➡ ちなみちゃんに\N ひどいことし それを手伝えることが➡
お宅の撮影 終わったら\N お店 たりするのも➡ 笑顔で帰っていく お客さんを
閉めちゃうんで。 分からないでもないよね。\N う \N 見ることが➡
はい 分かりました。 ん…。 すっごく うれしくって…。
(舌打ち) 何か 切ないね。 だから 分かります。
お客さんの邪魔になるだろ。 うん。 お客さんを 一番 大切にしたい
話だけでも\N 聞いてもらえませ んっ?\N あっ いや…。 \N っていう気持ち➡
んか? ちなみちゃんは優しいね。\N え 私 よく分かります。
聞く必要なんてない。 っ? そうか。
話を聞いてもらうことも\N でき あっ いや…。\N そんな深い意味 どうしても諦められなかったか
なくって…。 はないんだけど。 ら\N また 伺っちゃいましたけ
ホントに ごめんなさい。 うん。 ど…。
(レミ絵)お疲れさまで~す。 こんにちは。\N ちょっと いいで すぐ近くの ショップの方が\N
\N(社員たち)お疲れさまです。 すか? 貸してくれることになったので
(レミ絵)\N あっ ちなみさん 君 しつこいね。 ➡
どうでした?➡ これ 食べませんか? そちらで撮影させていただきま
例のビューロスタイル\N 撮影許 {\pos(,)}白\N 雪\NX\N レ\N す。
可もらえました? ミ\N 絵\N お邪魔しました。
駄目でした。\N ですよね。 しょ 悪魔の心の声、副音声でキョー 今度は お客さんとして来ます。
うがないですよ。 レツ解説中!! だったら いいですよね?
でも 白雪さんの気持ち\N 考え {\pos(,)}(中井)昨日も言った ああ。
たらな…。 けど\N うちは 撮影には貸さな 失礼しました。
そりゃ 焦りますよね。\N(白雪) いよ。➡ ≪(ドアの開閉音)
えっ? 何 言われてもね。 あしたのスケジュールは?\N は
さっき 噂で聞いたんですけど それは聞きました。 い できました。
\N もうすぐらしいじゃないです でも 雑誌に載ることで➡ じゃ 各所に送って。\N はい。
か。 プラスになることも\N あると思 あれ? おかしいな。\N プリント
陰ながら応援してます。 うんですけど。 アウトされてない。
「もうすぐ」って 何ですか? いろんな人に知ってもらえる\N 撮影当日
あなたには関係ないこと。 チャンスにもなると思うし。 (レミ絵)お世話になります。\N
はい。 あんたらは➡ 『FIRST CLASS』です。
あっ… あの➡ 撮影と言えば\N 貸してくれて当 あっ 急に早まるなんて…。
近くに こんなショップが\N あ 然ぐらいに➡ (レミ絵)あっ すいません。
ったんですけど…。 思ってるんだろうけど➡ うちの吉成が\N 急に 来れなく
しょうがないな。\N まっ いいよ こっちにとっては\N 店に来てく なりまして。
ここで。 れる お客さんが➡ まあ いいけどね。\N 今日は 予
はい。 一番 大切なんだ。\N「撮影だか 定があるから➡
契約の時期? ら」なんて言って➡

20
早い方が 助かるし。\N(レミ絵) はっ? どういうこと? 悪いけど ちょっとだけ頼むわ。
ありがとうございます。 「午前中に ERENA さんが来て\N 大丈夫ですよ。
こちらも なるべく早く\N 終わ 撮影してった」って。 任せてください。
らせるようにしますので。 レミ絵か…。 ♬(口笛)
あっ ERENA だ!\N(ERENA)ハ ロケ場所 横取りされたってこ 無理し過ぎたんじゃないかな?
イ。 と?\N(白雪)あのボケ…。 \N ここで頑張らなきゃって。
時間後 白雪さん… どこでもいいから➡ どうしよう… 入稿 ぎりぎり。
えっ? 急いで\N 撮影できる場所 探し えっ?\N 今日 撮影した分➡
(白雪)どうしたの? ましょ? 早く レイアウトに回さないと
鍵が締まってるんです。\N え 「どこでもいいから」って…。 \N 間に合わない。
っ? えっ どういうこと? 白雪さん。 白雪さん\N あんなに頑張ってた
ちゃんと\N 許可もらったんじゃ ≪(中井)うちで やれよ。 のに。
ないの? 撮影 うちで やれ。 やらなきゃ。
はい もちろんです。\N 昨日も いいんですか? よし… やろう。\N うん。
確認の電話 入れました。 時間だ。 ♬(口笛)
じゃあ 何で締まってんの?\N 時間だけ 目 つぶってやる。 ♬~
すぐ電話します。 でも お客さん…。 お疲れさまです。
(拓海)どうした?\N(静香)何 時間は\N 客が来ないような気が あれ? まだ やってたんです
~? 何かトラブル? する。➡ ね。
駄目だ… 出ない。 でも 時間後は分からない。➡ こっちは\N 入稿 終わったとこ
ショップのオーナーがつかまらないんで だから\N 時間 超えたら 追い ろです。
す。\N えっ? 出す。 レミ絵さん➡
(白雪)あんた\N ちょっと ええ 分かったな? 人のロケ場所 横取りするなんて
かげんにせえよ! ありがとうございます。 \N ひどいと思います。
どんだけ 私の足 引っ張ったら 何か よく分かんないけど…。 ロケ場所? 横取り?
\N 気 済むねん! \N(静香)とっとと やろう! 何 何? それ 何の話?
そんなつもりじゃ…。 (樹)ロケバス呼んできます。 (樹)ちなみちゃん 時間ないか
(白雪)ほな 何で\N こんな簡単 \N(静香)あ~ 急げ! ら。
なことが できへんの! (静香)笑顔で 笑顔で。\NOK あれ?\N 白雪さん ダウンしち
すいません。\N(樹)えっ 白雪さ OK いいよ。 ゃったんだ。
ん➡ (静香)あっ いいねえ。 大事なときに頑張れない人って
彼女が悪いって\N 決まったわけ (静香)手元\N もうちょっと上 \N いるんですよね。➡
じゃないですよね? に 上げて… OK。 持ってない人っていうの?
そうだよ。 ホントのとこは…。 西原 照明 もっと上げて。 ちなみさんって\N ホントに い
\N(白雪)黙っといてもらえます \N(樹)はい。 い人なんですね。
か!? ♬~ ちなみさん 白雪さんに\N 散々
ていうか 静香さん➡ 白雪さん 今日の撮影のセレクト 嫌がらせされてきたのに➡
何で いつも\N こいつの肩 持
\N 上がりました。 助けてあげるんですか?
つんですか?
今から\N 樹君に 本データもら すいません これ仕上げないと
(ERENA)ねえ\N どうなっちゃ
います。 \N 入稿 間に合わないんで…。
うの? あの人たち。
白雪さん。 (レミ絵)\N ここで 白雪さんが
さあ。 こけたら➡
(白雪)大丈夫。\N「大丈夫」って
でも レミ絵さんも頭いいよね。 また ちなみさんに\N チャンス
…。
先回りして撮影しちゃうなんて。 が巡ってくるんですよ?
すごい熱。
それって 褒めてんの? そろそろ 分かってもいいころだ
(樹)ちなみちゃん これ。
So so.
先に データの取り込み\N やっ と\N 思いますけどね~。
さっ レイアウト回して➡
ておくよ。 ちなみさんが夢見た この世界で
白雪チームより先に\N 入稿しな
お願い。 \N 生き残るためには➡
きゃ。
白雪さん 大丈夫ですか? いい人ぶって\N 奇麗事 言って
(拓海)仕切り直すしか\N ない
薬 飲んだし\N ちょっと寝たら ても➡
んじゃないの?
治るわ。 な~んの意味もないってこと。
(白雪)そんな時間 ないんです
でも…。\N 負けられへんねん。 そんなんじゃ\N あなたは生き残
よ。
分かりました。 れない。
[TEL](呼び出し音)
ちなみさん。\N はい。 いいかげんにしてください!
あっ もしもし。\N『FIRST
あのおっちゃんに 何したん? いったい 何なんですか!?
CLASS』の吉成です。
あっ 差し入れ持って\N 挨拶に はっ?
あの 今日の撮影って… えっ?
行ったんです。 (樹)分かんないだろ。➡
どういうことですか?
何 持ってったん? 生き残れるか 生き残れないか。
そんな…。
たい焼きを。\N たい焼き? そんなこと\N 誰にも分かんない
はい 分かりました。\N どうした
くっそ… あのおっちゃん 甘党 だろ。
の?
か。 はっ?
「今日の撮影は\N 終わったはず
私 お煎餅 持ってったわ。 全部 分かったようなこと\N 言
だ」って。
ちなみさん➡ うなよ。

21
夢を信じて\N 一生懸命 頑張る 勘違いせんといて。 ScaledBorderAndShadow:
ことの➡ 別に あんたと仲良くしようなん yes
Collisions: Normal
何が悪いんだよ! て\N 思ってない。 PlayResX:
やめてくださいよ。\N 年 東京で これからは\N ライバルとして認 PlayResY:
すよ? めてあげるだけ。 Audio URI: FIRST CLASS
「夢」とか\N「一生懸命 頑張る」 はい。 ep (x x).mp
Scroll Position:
とか➡ ♬~
Active Line:
今どき\N 青春ドラマでも言わな (ちなみ・樹)\N お疲れさまでし Video Zoom Percent: .
いですよ。 た。 乾杯~。 Video File: FIRST CLASS
もう出てけよ。 うまい! ep (x x).mp
触るな! カメアシごときが。 今日は 打ち上げだ。\N 何の? Video Aspect Ratio: c.
Video Position:
天罰ですよ。 んっ? えっ… 何のだろう。\N Last Style Storage:
これまで 白雪さんが➡ まあ いっか。 Default
ちなみさんにしてきたこと\N 考 あしたは お休み もらえたし。 YCbCr Matrix: TV.
えたら。 (樹)ちなみちゃん 映画とか見
[V+ Styles]
それなのに助けようとしてる。 る?
Format: Name, Fontname,
自分のチャンスを つぶして。 うん 見るよ。\N でも レディー Fontsize, PrimaryColour,
意味不明。➡ スデーでね。 SecondaryColour,
お話になりません。 (樹)ああ…。 OutlineColour,
ありがとう。 BackColour, Bold,
例えばなんだけど➡
Italic, Underline,
いや…。 あした 映画とか行ったりしな StrikeOut, ScaleX,
さあ 頑張らないと。 い? ScaleY, Spacing, Angle,
{\pos(,)}吉成ちなみ\N と連 あっ レディースデーじゃないか BorderStyle, Outline,
名で ら\N 俺が おごるよ。 Shadow, Alignment,
MarginL, MarginR,
♬~ ホントに? やったあ。
MarginV, Encoding
OK。 あっ でも… あした\NMIINA さ Style:
ありがとうございます。 んの病院に 行くんだった。 Default,Arial,,&HFFFFFF,
(留美)木村 白雪さん。\N(白 お見舞い?\N うん… それも あ &HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
雪)はい。 るんだけど➡ ,,
あなたの… サインが必要なの。 白雪さんに頼まれて。\N えっ? [Events]
契約社員雇用契約書 「MIINA さんの所に連れてって」 Format: Layer, Start,
まあ うちで働かないというのな \N って。 End, Style, Name,
ら\N 必要ないんだけど。 謝りたいことがあるんだって。 MarginL, MarginR,
MarginV, Effect, Text
ありがとうございます。 あっ そっか。
ハロー わたしよー
年間 また よろしくね。 それは大事だね。
先週はびっくりしたね、エリカ
はい。 でも その後だったら大丈夫だ
に初めて味方ができるなんて
白雪さん…。 よ。
それにしても MIINA どこにい
おはようございます。 よし。 じゃあ 行こう。\N うん。
ちゃったの~
もう平気なんですか? ♬~ まぁ それはいいとして、今夜
(白雪)おかげさんで。 翌日 は、史上最大の感動巨編だよー
(白雪)あんた見てると➡ 行きましょ。 ん!
エディターになりたてのころの うん。 まぁ もちろん それだけでは
\N 自分を 思い出す。➡ (ノック) 終わらないけどね(笑)
嫌かもしれへんけど。 MIINA さん。 <現在の\N マウンティングラン
そんな 嫌なんて…。 ♬~ キングは>
けど➡ <現在の\N マウンティングラン (ちなみ)MIINA さん。
あんたと私は 全然 違う。 キングは> あの…\NMIINA さん 退院され
あんたは➡ たんですか?
私より 全然 強い。 いいえ。 外出届も出ていません。
私も あんたみたいに\N 編集部 ちょっと 確認してきます。
に入りたてのころは➡ (白雪)私のせいや。
嫌がらせもされたり\N いじめら Fff MIINA…。
れたりもした。 白雪さん 待って!
みんな 弱いから 自分を守りた 数日後
い。 次号の決定企画
自分 守るために\N 他人を お [Script Info] (小夏)レミ絵さん➡
としめようとする。 ; Script generated by 白雪さんの企画も\N 担当してく
気が付いたら\N 自分も 同じよ Aegisub .. れる?
;
うなことしてた。 (レミ絵)かなり\N いっぱいい
http://www.aegisub.org/
けど あんたは違う。 Title: Default Aegisub っぱいですけど➡
ありがとう。 file 頑張ります。 緊急事態ですもん
これからも よろしく。 ScriptType: v.+ ね。
WrapStyle:

22
本日は晴天なり、視界良好、障 ≪(レミ絵)ちなみさん\N 朝から 樹君には分からないよ。
害物なし お疲れさまです。➡ 分からないね。
(小夏)助かるわ。 大変ですね 人捜しも。 「私にとっては 夢の世界」
気分最高感、隠しきれてない (レミ絵)《ちなみさんが夢見た ちなみちゃん そう言ってたよ
まぁ、気持ちはわかるけど \N この世界で 生き残るために ね?
すいません。 は➡ 忘れてた。
白雪さん\N 自宅にもいませんで いい人ぶって\N 奇麗事 言って 俺も そう思ってたこと。
した。 ても➡ その気持ちを忘れないで➡
残念、"障害物"ひとつ 残って な~んの意味もないってこと》 俺も もう一度 頑張りたいって
ましたか 《いいかげんにしてくださ \N 思った。
信じられませんよね~。 い!》 せっかく 夢の世界が開けたのに
白雪さんみたいな\N 責任感の塊 《はっ?》 \N 諦める?
みたいな人が➡ 何ですか?\N いえ 特に何も。➡ そんなの 全然 分かんない。
こんな簡単に。\N(小夏)ちなみ どうぞ。 分かりたくもない。
さん➡ あっ すいません。 ごめん。
取りあえず\N 次号の 白雪さん 朝から走り回って\N 喉 渇いて じゃあ。
の担当分は➡ る人に➡ ごちそうさまです。
レミ絵さんに お願いしたから➡ ホットなんて。 ♬~
「オフィスで映える\N ブランド いえ 頂きます。 (樹)《いつもの ちなみちゃん
小物特集」のページだけ➡ あ~あ、せっかくの"顔面偏差値 で\N 全然 OKだから》
担当してくれる? "の 高いお顔が 《いってらっしゃい》
あっ… はい。 苦痛に歪んで 私の心を掻き立 《いってきます》\N《うん》
(小夏)手分けしないと\N 埋ま てる 《ありがとう。 樹君のおかげ》
らないでしょ?➡ でも 何で こんなことに\N な (樹)《ちなみちゃん見てると\N
落ち込んでる暇ないわよ。\N は っちゃったんだろう。 俺も このまんまじゃなって…》
い。 ちょっと前まで\N 人とも 普通 (樹)《最後まで やれよ》➡
(MIINA)《私の気持ちは\N 誰 に仕事してたのに。 《諦めんなよ!》
にも分からない》 何かが ちょっと変わると➡ 《私にとっては\N 夢の世界なん
(白雪)《私のせいや》 歯車が かみ合わなくなることっ です》
♬~ て\N あるのかな~。➡ ♬~
救急搬送!?\N 薬物中毒\N 原 何が変わったんだろう。 [TEL](呼び出し音)
因? ウィルス感染的なことですよ あっ 俺。
人気モデルに何が?\NFIRST ね、あなたという"バイ菌"の うん 元気だよ。
CLASS 立役者\N ダイエットが あっ でも あんまり\N 気にし あのさ お前のホテル➡
引き金か\N ない方がいいですよ。 モデルの MIINA が\N プライベ
(秋葉)ああ… イメージ悪いね。 もしかしたら 人とも\N リフレ ートで使ってたよな?
(留美)申し訳ありません。 ッシュしてるだけかも。 今って 来てる?
(秋葉)困るな…。 そんなわけ…。\N ないない。 うん。\N ちょっと調べてくれな
(秋葉)なんてね。➡ ♬~ いか?
いいことじゃない。\N 話題性が (樹)まだ 連絡つかない?\N 人 (ERENA)MIINA さん かわいそ
あるってことは。 とも駄目。 う。\N 追い詰められて➡
いずれにせよ\N 売り上げ好調が 心当たりある人には\N 連絡して 逃げ出しちゃうなんて。\N(レミ
一番だからね。 みたんだけど➡ 絵)顔が笑ってるけど。
お言葉ですが➡ 誰も知らない。 No, I'm serious.\N(レミ
こんなことで注目されても➡ (樹)そっか。 絵)フフフ。
もともとの読者は\N いずれ 離 あっ… んっ 空揚げでいい? ていうか レミ絵さんだって\N
れていってしまいます。 たまには\N コロッケ定食とか うれしそうだけど。
まあ それはね…。 いっちゃう? そう?
まあまあ 頑張ってよ。\N 期待し 私のせいかな。 でも\N ある意味 うらやましい
てますよ。 もう 辞めた方がいいかな。 よね。➡
(拓海)それくらいかな。➡ 「辞める」って? こんなに\N メディアに取り上げ
俺の知ってる\N 白雪の交友関係 白雪さんも MIINA さんも➡\N られて。➡
は。➡ 「辞める」って? MIINA さんの知名度も すごい
あまり 友達と つるむような\N 白雪さんも MIINA さんも➡ よ。
タイプじゃないんだろうし。 私が 編集部に入る前までは\N (レミ絵)\N でも これだけ色が
(静香)でも まあ 一応。 普通にやってた。 付いちゃ➡
(樹)まだ 連絡 取れないの? なのに➡ モデルとしては もう 無理でし
ああ… うん。 私が入ってから こんなことに。 ょ。\N(ERENA)でも 色々あるじ
ありがとうございました。 私のせい。 ゃない。
連絡してみます。 全部 私のせいみたいな気がし 私 よく分かんないけどさ…\N
最近 連絡あったかなと思って。 て。 ほら ポルノ的な?
あっ… そうですか。\N ありがと そんなの\N ちなみちゃんらしく ポルノ? AVとか?
うございました。 ないよ。 \N(ERENA)マジで売れそう。

23
(レミ絵)やめてよ。\N ホントに お疲れさまです。 ♬~
ありそうで 怖い。 そんな 化け物 見たような顔\N (静香)えっ これだけ?
でも こんなに身近な人が\N 落 しないでくれる? はい。
ちてくの 見てるのって…。 あっ そんなつもりじゃ…。 リースしたいブランドに\N ほと
(レミ絵・ERENA)楽しい。 ねえ… あなた どうして➡ んど 電話したんですけど➡
ハハハハ!\N(ERENA)フフフ。 この ファッションの世界に\N どこも借りられていて。
まっ 白雪さんも終わったとして 入ろうと思ったの? (静香)まあ でも これじゃな…。
…\N ちなみさんは どうなの? 私 すごく\N おばあちゃん子だ \N お願いです。
ああ… 別に。 ったんです。 入稿ぎりぎりまで➡
レミ絵さん 悪い顔してる。 おばあちゃん\N すごく 手先が もっと集められるように\N 頑張
\N(レミ絵)いい顔の間違いでし 器用で➡ るんで➡
ょ? 子供のころ 私に いっぱい\N 今日のところは\N これで お願
フフ。 洋服を作ってくれたんです。 いします。
全部ですか?\N 一つもないって それが すごく うれしくて。 ああ じゃあ 撮るか。
ことですか? 私も 自分で作れるように\N な 準備します。\N(静香)うん。
分かりました。 りたいなって。 ♬~
また よろしくお願いします。 それで…。 (レミ絵)お疲れさま。
(小夏)どうした?\N ブランド それで? (レミ絵)\N《触るな! カメア
小物のリース 品薄? 最近\N よく分からなくなってき シごときが》
あっ… はい。 ました。 お疲れさまです。\N(レミ絵)こ
結構 他に借りられてるみたいで 洋服の一枚一枚は➡ れから撮影なんだ。
\N 物が全然ないんです。 その歴史の瞬間を 表現してい はい。
ああ… そう。 る。 頑張ってね。➡
レミ絵の担当企画で\N 穴埋めで どんな安物でも\N ハイブランド あと➡
きるか やってみるわ。 でも➡ この間は ごめんね。
あっ でも…。 ファッションは\N その時代を表 樹君。
集められないなら\N しょうがな すわ。 じゃ。
いでしょ。 私たちの仕事は➡ ≪(ノック)
生意気に仕事に プライド持っ その瞬間を切り取って\N 見る人 MIINA➡
ちゃってる たちに 選択肢を与える。 私 あなたに ひどいことした。
ちょっと調子乗せすぎたか 私たちが 雑誌で提案する\N 洋 MIINA が 病院に運ばれるの\N
集めます 絶対に。 服一つ 小物一つで➡ リークしたの➡
(綾奈)お疲れさまです!➡ ある人の人生を\N 変えることさ 私なの。
頼まれてたものです。\N(レミ え ある。 ホントに…\N ホントに ごめん
絵)ありがとう。 とても 素晴らしい仕事だし➡ なさい。
こっち。\N(綾奈)はい。 とても 怖い仕事よ。 (MIINA)もう いいから。
(レミ絵)もう いいよ。 お疲れ。 でも 私は…。 私は もう➡
(綾奈)お疲れさまです。 この仕事ができることを\N 誇り トップモデルとしては\N 終わっ
≪(ドアの開閉音) に思ってる。 た。➡
また よろしくお願いします。 誇りを持って\N 仕事をするべき でも 心のどこかで\N ほっとし
『FIRST CLASS』の吉成と申し だって思ってきた。 てる自分も いる。
ます。\N お世話になっておりま さっきの言葉は\N 私自身の言葉 (MIINA)だけど➡
す。 じゃないわよ。 離れてみて 私 思ったの。
リースを\N ぜひとも お願いし アルマーニが言ったこと。 モデルっていう仕事が\N 大好き
たいんですが。 あっ もしもし。\N『FIRST なんだなって。➡
フレー フレー ちなみ。 CLASS』の吉成と申します。 だから トップとかセンターとか
また よろしくお願いします。 あの 今シーズンの新作アイテム ➡
(女性)「最近 ちょっと違う」 を\N リースしたいんですが…。 こだわらなくても\N いいんじゃ
\N(女性)「モデルも変わって➡ 分かりました。 ないかなって。
かつての良さが ない感じ」 また よろしくお願いします。 好きなことをやれてれば\N それ
\N(女性)「すごく残念!」 (静香)今日\N いつもの店 先に で いいんじゃないかなって。
(女性)「ファッション誌じゃな 行ってるから。➡ 一からでも。
く\N タブロイド誌みたい」 それ終わったら すぐ来て。 フッ…。
(女性)「もう 企画がつまらな (静香)あら…。 おかしい?
い」\N(女性)「来月は買わないか 何か ご不満? 私も 同じこと思ってた。➡
も」 いえ。 ある人に出会って…。
(女性)\N「もう少し 何とかして [TEL](バイブレーターの音) その人 見てて 思ったの。
ください」 あっ ちょっと すいません。 誰かより上とか下とか➡
(女性)「そろそろ\N 廃刊を考え (樹)はい。➡ そんなことに縛られてる自分が
たらどうですか?」 えっ? \N バカらしいって。
う~ん…。 パークオリオンホテル? そんなことより➡
≪(足音) ありがとう。 もっと大事なことが\N あるんじ
あっ。 また 電話する。 ゃないかって。

24
(白雪)自分の好きなこと➡ 私 こんなの持ったことない。\N (拓海)で どういう流れで\N こ
一生懸命やれれば\N いいんじゃ モデルよ? 私。 うなったわけ?
ないかって。 ≪(白雪)文句 言わへんの。 樹君が メールくれたんです。
ある人…。 ♬~ (拓海)えっ?
あの子? (MIINA)よいしょ。\N(白雪)よ これ。
そう。 あの子。 っこいしょ。➡ (樹)「白雪さん」➡
♬~ さあ 撮影するで。\N 撮影って 「MIINA さんは\N パークオリオ
(レミ絵)それって\N 次の号の …。 ンホテルにいます」➡
小物特集のですか? 「オフィスで映える\N ブランド 「それと ちなみちゃんが➡
あっ… はい そうです。 小物特集」 小物特集で 小物が集まらず\N
少ないですね。 ちょうどいいんじゃない?\N 編 困っています」➡
これじゃ 半ページも\N 埋まら 集部で。 「なんとか\N 助けてもらえませ
ないんじゃないですか? (白雪)うん。 んか」➡
でも 大丈夫ですよ。 もしかして それって…。 「なんとかしてあげたいんで
そんなに\N 大きな仕事じゃない ♬~ す!」
ですし。 (白雪)まだまだ あるで。➡ これって\N「愛」っていうんじゃ
でも ギブアップのときは\N 早 うちも だてに\N この仕事 長 ない?
めに言ってくださいね。 くないからな。➡ えっ?
こっちの拡大準備もあるんで。 これぐらい ちょちょいのちょい ♬~
ギブアップは しませんから。 や。\N(MIINA)嘘! 私も いっ 樹君!
はい? ぱい➡ あっ ちなみちゃん。
ギブアップは しません。 知り合いのショップで\N 頼んだ お疲れさま。\N 取りあえず よか
まだ これから集めます。 でしょ。 ったね。
そうですか。 (白雪)細かいこと言わんでええ ありがとう。
負け惜しみ?負け犬の遠吠え? の。 あっ…。
虚勢? (白雪)\N ちなみさん 撮影準備 俺は 別に…。
この人種の気持ち 理解不能 するで。 分かってる。\N 樹君が 何してく
(綾奈)\N レミ絵さん 準備でき はい。 れたか。
ました。 (静香)\N 腕 もうちょっと こ いつも ホントに ありがとう。
(レミ絵)うん。 っちに。➡ いつも いつも 励ましてくれて
[TEL] そうそう…。 \N ありがとう。
静香さん ちょっと いいです
(静香)もうちょい 右 寄せて…。 それは 自分のためだよ。
か?
\N そこ。 自分のために やってるだけ。
そうですか。
(静香)あっ ねえ\N ちょっと ちなみちゃんが\N 真っすぐで
また よろしくお願いします。
ここに座って ここ。 一生懸命で➡
拓海さんなら 何とかなるでし
あっ はい。 そのまんまの ちなみちゃんで
ょ?\N ですから 日後では遅い
(静香)いいよ。 \N 頑張ってほしいから。
んです。
(静香)\N もうちょっと ボード そのまんまの ちなみちゃんで
OL風スタイリングが\N ポーズ
へ寄って。➡ \N 頑張れることを➡
ぐらいあれば いいんで。
OK。 見せてほしいから。
今すぐ借りられるものは\N あり
(拓海)ちょっと入りま~す。 見ていたいんだ 俺。
ませんか?
\N(静香)は~い。 ありがとう。
(拓海)分かったよ。 すぐ行くっ
(静香)レフ もっと寄って。 ♬~
て。
\N(樹)はい。 小夏。\N(小夏)はい。
分かりました。\N ありがとうご
(静香)いいよ。\N もうちょい この レミ絵と ERENA の企画\N
ざいます。
かばん見えるように。➡ 減らして。
愛だね~。
OK。➡ その代わり\N この特集 ページ
はい。
はい OK! に増やして。
♬~
お疲れさま。\N(人)お疲れさま あっ 分かりました。
(レミ絵)《少ないですね》
でした。 (小夏)希望のスタッフリストで
《でも 大丈夫ですよ》
ホントに\N ありがとうございま す。
《そんなに\N 大きな仕事じゃな
した。 へ~ 意外だな。
いですし》➡
よ~し。 じゃあ 撤収 撤収。 そうですか?
《ギブアップのときは\N 早めに
(白雪・樹)はい。\N(拓海)撤収。 ♬~
言ってくださいね》
ありがとうございました。\N 静 退職届
♬~
香さん。 入稿 おめでとう。\N(MIINA)お
どうしたんですか?
あ~ そういえばさ➡ めでとう。
小物の撮影やるよ。\N えっ?
誰に聞いたの? MIINA の居場 ありがとうございます。\N 乾杯。
でも…。\N 準備します。
所。 乾杯~。\N 乾杯。
(静香)急いで。\N ちょっと待っ
あっ それは…。 あ~!➡
てください。
まっ 別に いいけど。 ふ~ん… ちなちゃんのホーム
もう 小物がないんです。
あっ お疲れさまでした。 か。
≪(MIINA)いや~ 重たい。➡

25
(白雪)うん。 渋いな。\N 見た目 じゃあ また あした\N よろし &HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
は いまいちだけど➡ くお願いします。 ,,
味は おいしいんですよ。 ほなね。 [Events]
\N(MIINA・白雪)ふ~ん! お疲れさま。 Format: Layer, Start,
(耕作)はい お待たせ~。\N(白 ♬~ End, Style, Name,
雪)おっ! 退職届 MarginL, MarginR,
MarginV, Effect, Text
(耕作)見た目は いまいちだけ 退職届
WOW! 新雑誌立ち上げですっ
ど\N 味は おいしい➡ 木村白雪
て!
特製 空揚げ定食。 さいなら。
どうなってるの この編集部!
(白雪)あ~ おいしそうやな! ♬~
あっ ごめ~ん、あたしだけ
カロリー 高そう。 詢香社、女性ファッション誌新
ど。また大問題発生ね?
あっ… 今夜は 特別。 創刊へ
まぁ でもこれ、FIRST
食べよう!\N(ちなみ・白雪)う 新創刊へ
CLASS だからね~
ん。 編集長は
今夜も相当なもんよ~ エリ
食べましょう。 八巻小夏さん
カ、大 大 大変身だから!
ほな いただきま~す。 <現在の\N マウンティングラン
今までで一番めちゃくちゃな夜
いただきま~す。\N いただきま キングは>
になるから!!
す。 <現在の\N マウンティングラン
(白雪)うん!\N(MIINA)う~ キングは>
ん! 詢香社、女性ファッション誌新
おいしい。 創刊へ ―ターゲットはアラサ
≪(足音) Ggg ー女性\N 編集長は子育て真っ最
(MIINA)で ちなちゃん\N どう 中のママ八巻小夏さん
なってんの~? 『世の中お金とセックスで働い
えっ 何がですか?\N 何 とぼ てる方程式』の模範解答
けてんねんな。 どっちが得だな
最近 仲いいやん 樹君と。\N あ [Script Info] 新雑誌がいい!留美さん怖いし
っ…。 ; Script generated by
でも小夏さんも微妙、どうしよ
Aegisub ..
どうしたんですか? こんな所 ; (白雪)《みんな 別々の道?》
で。 http://www.aegisub.org/ 腹黒女、社長と何回寝たのかな
お疲れさま 樹君。 Title: Default Aegisub [エディター振り分け]
白状したら? ちょっと。\N え file (秋葉)切磋琢磨し合う 刺激し
ScriptType: v.+
~? 合う\N ということで➡
WrapStyle:
(レミ絵)\N あんまり 下々のこ ScaledBorderAndShadow: 今後 ますます\N 詢香社を盛り
とには➡ yes 上げてください。➡
首を突っ込まない方が\N いいと Collisions: Normal 期待してますよ。
思うけど。 PlayResX: (留美)読者ターゲットが\N か
PlayResY:
(樹)えっ? ぶってると思われますが➡
Audio URI:
(レミ絵)お父さまと お母さま FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m そのあたりは どう お考え…。
が\N 悲しむと思うな~。 p \N(秋葉)問題ありません。
大東洋製紙の御曹司が➡ Scroll Position: 読者は 出版元が一緒だから\N
畳一間のシンデレラと\N 仲良く Active Line:
どちらか冊にしようなんて➡
Video Zoom Percent: .
してるなんて 知ったら。 Video File: 思わないでしょう。
(レミ絵)この間 偶然➡ FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m いいじゃないですか。
パパと行った\N 経済連合会のパ p うちから ヒットファッション誌
ーティーで➡ Video Aspect Ratio: c. が\N 冊 出れば。
Video Position:
会ったの。 [TEL](呼び出し音)
Last Style Storage:
あなたの ご両親に。 Default [TEL](アナウンス)\N 留守番電話サー
(レミ絵)あなたも 一緒じゃな YCbCr Matrix: TV. ビスセンターに接続します。
い。 (ちなみ)レミ絵さん。\N(レミ
私と。 [V+ Styles]
絵)んっ?
Format: Name, Fontname,
(白雪)ほな… 私 こっちやから。 Fontsize, PrimaryColour, 白雪さんが\N 来てないみたいな
(MIINA)私は こっち。 SecondaryColour, んですけど➡
私は こっちです。 OutlineColour, 何か聞いてませんか?
みんな 別々の道? BackColour, Bold, (レミ絵)\N ああ… いないの気
Italic, Underline,
だね。 付かなかった。
StrikeOut, ScaleX,
あっ もう…。 ScaleY, Spacing, Angle, どうでも良すぎて
ちょっと\N どうしちゃったんで BorderStyle, Outline, しかし\N 小夏さんは すごいで
すか? Shadow, Alignment, すよね~。
永遠の さよならみたいじゃ\N MarginL, MarginR, 私には できないわ。
MarginV, Encoding
ないですか。 Style: あの社長と寝るなんて
ホンマやな。 Default,Arial,,&HFFFFFF, いや回ぐらいだったら許せる
か、ちょっと変態っぽいけど

26
これまで以上に\N 頑張ってくだ 樫本 潤が ここに来るんです (レミ絵)メーンモデルは\N ど
さい。 か? うするんですか?
お互い 良きライバルとして。 ええ。\N(社員)すご~い。 (留美)もう決めてある。\N(レミ
(留美)まずは報告。➡ (小夏)それじゃあ それ以外の 絵)「決めてある」って…。
白雪から 昨日付で\N 契約終了 ➡ ERENA クラスは\N もう うちに
の申し出があったので➡ 企画の振り分けを\N しちゃいま は いないですよね?
それを受理しました。\N えっ 辞 しょう。 (留美)もう呼んである。
めたってことですか? PAC- 配置、発射準備。 ≪(ドアの開く音)
そうね。\N(レミ絵)ずいぶん突 "本気"と書いて"まじ"と読む、 (MIINA)おはようございます。
然ですね。 アムロ行きます (留美)『FIRST CLASS』の目
敗軍の将、兵を語らず、残念 (小夏)スインギング・シックスティーズの担 玉は➡
どうしてですか?\N 自分で聞い 当。\N(綾奈・社員)はい。 MIINA の\N 復活ファッション
てちょうだい。 (レミ絵)あれ? ページと➡
じゃあ まずは\N エディターた 使ってます? 独占 告白インタビュー。
ちの振り分けを➡ ハイ、一秒でも早くどいてくだ それって かなり下世話ですよ
八巻編集長 お願いします。 さい ね?
(小夏)\N けいこちゃん くるみ ああ…。 そう。 タブロイド。
ちゃん➡ 見ればわかるでしょう 上等よ。
ひめこちゃん 綾奈ちゃん\N よ 見ればわかるけど こっちは 思いっ切り\N スキャ
ろしくお願いします。 時からですよね?\N 時からで ンダラスなイメージでいく。
(人)よろしくお願いします。 す。 《お願いします!》
そして 副編集長は…。 すいません。 《もう一度 頑張りたいんで
副編ね、ま、悪くないか。抜擢 編集長➡ す!》
と言えば抜擢だし 新雑誌は\N ストリートカジュア 《一度 逃げた人間が➡
ちなみさん お願いします。 ル系? 簡単に戻ってこれると\N 思って
♬~ 大人ガーリー系ですよ。 んの?》
(小夏)\N 記念すべき創刊号の 『FIRST CLASS』と同じ。 《思ってません》
目玉は➡ そう。 《覚悟があるってことね》\N
sophia sarsgaard の\N クリ あしたから\N 違うタイプの服に 《はい》
エーティブディレクター➡ 変えて。 《うちで\N モデルとして再出発
樫本 潤と ERENA の\N クロス えっ? するなら➡
トークグラビアに 決定。 「変えろ」って…。 それなりの使い方を\N させても
(綾奈)\N ホントですか!? すご 好きな服を 着ちゃいけない\N らう》
い。➡ ってことですか? (留美)じゃ あとは 各自よろし
樫本 潤さんなんて どうやって 誰のおかげで\N 副編になれたと く。
\N キャスティングしたんです 思ってんの? (一同)はい。
か? 皆まで言わなきゃ 分かんない? ≪(留美)あ~ うっとうしい。
(社員)樫本 潤って 日本の雑誌 普通 無理でしょ どう考えたっ 外の空気 吸いに来たのに\N 気
で\N インタビュー 受けたことないで て。 分転換できないじゃない。
すよね? ど素人が 副編なんて。 お疲れさまです。
(綾奈)うん。\N(小夏)潤は 昔 それを 私が抜てきしてあげた あの…。
➡ の。\N 大抜てき。 私の洋服って そんなに変です
詢香社で\N エディターとして働 わざわざ 全部 言わなきゃ\N か?
いていたの。 分かんないわけ? いいんじゃない?
彼女の ファッションの仕事の やっぱり\N レミ絵を選べばよか 副編の あなたが\N 安っぽい服
\N 原点が ここ。 った。 を着ていれば➡
(綾奈)そうなんですね。 この忙しいときに➡ 新雑誌は\N 安っぽい雑誌に思わ
あっ じゃあ 小夏さんも➡ 恥をかかされた上に\N まさか れる。
一緒に働いてたんですか? 着る服まで➡ ライバル誌としては 万万歳よ。
\N(小夏)そうよ。 指示しなきゃならないなんて\N しょせんね そんな程度なのよ
留美も 拓海君も 静香さんも\N 思わなかった。 \N あなたの責任感なんて。
よく知ってる。 見る目がなかった自分を 呪う 責任?
(社員たち)へ~。 わ。 あなたは これから\N 編集者と
ちなみさん\N あなたが 目玉企 ホント 大失敗。 して 外に出ていく。
画の担当よ。➡ やる気があるなら➡ 外の人間は あなたを見て\N 新
よろしくね。 洋服ぐらい\N 言うとおりにしな 雑誌を値踏みする。
はい 分かりました。\N スケジュ さい! つまり\N あなたは 雑誌の看板
ールは…。 いちいち 言い返すなんて\N あ になるの。
(小夏)あさっての夜には\N 成 り得なくない? 雑誌の看板として存在する\N っ
田からニューヨークに行く。 元気に一言 「はい」でしょ。\N 食 ていう責任が あるの。
インタビューは その前。 い気味に 「イエス」でしょ。 その責任を\N ちゃんと果たしな
それ以外 選択の余地ないでし さい。
打ち合わせは 今日の時。\N ここ
ょ! そして…。
に来ることになってる。

27
思いっ切り 『FIRST CLASS』 よく詢香社のインターンから まあまあ まあね\N 話は 食べ
を\N つぶしてみせなさい。 そこまで登りつめたよな た後で。
つまらない感情は 捨てること なんかコネでもあるのかな。金 ていうか 何?\N パーティー
ね。 持ち?親はなにしてるんだろ? 行かなあかんの?
自分の仕事ができること以上に (拓海)お久しぶりです。 また モデルでもやんの?
\N 大事なことなんて➡ ああ… 久しぶり。 ちょっと もう!
この世には存在しないわよ。 元気そうね 潤。\N(潤)留美。➡ (白雪)え~ すごいな\N 潤のイ
♬~ 先に 車 回しといて。\N(女性) ンタビューなんて。➡
拓海さん。\N(拓海)はい。 はい。 しかも\N ちなみちゃん 担当す
sophia sarsgaard\N クリエ (留美)\N 新雑誌の目玉企画 受 んのやろ?
イティブディレクター\N 樫本潤 けたのね。 うん… まあ そうなんだけど。
(小夏)潤。 (潤)本社の命令でね。➡ (白雪)何?
今回は ホントに ありがとう。 東京に フラッグショップを\N まさか\N 編集部が真っ二つにな
正直\N 受けてもらえると思わな 開く予定なの。➡ って➡
かった。 その宣伝が できるならって。 「戦ってるのが嫌!」とか\N 言わ
(潤)こちらこそ\N お招き あり 小夏に脅されたのかと思った。 んといてや。
がとう。 何 それ。 (樹)正解。
日本のマーケットも重要だから。 (拓海)元気にしてますよ。 私も懸けてる\N 今回の『FIRST
\N(社員)こちらです。 ホントは 会いに来たんでしょ? CLASS』に。
≪(エレベーターの到着音) まさか そんなわけないでしょ。 復帰したい。
遅れて すいません。 スケジュール\N ぎっしりなんだ ここで踏ん張らなきゃ\N 後がな
担当の吉成です。 から。 いと思ってる。
よろしくお願いいたします。 相変わらずね 潤は。\N(拓海)あ まあ 人とも\N 頑張っていきま
よろしく。\N(小夏)ちなみさん あ。 っしょい。
…。 でも\N だから ここまで来たん ほな 私 あした早いから お先。
はい、吉成さんよく出来まし だろうな。 \N(樹)あっ 白雪さん➡
た。先生の言うことちゃんと聞 そうね。 詢香社 辞めて\N どうするんで
けましたね、 どう? 久しぶりに 飯でも。 すか?
っておい、私より目立ってどう 人?\N(拓海)うん。 (白雪)ああ… 実はな➡
すんだよ なら いいわ。\N(拓海)おっ…。 フリーライターになってん。➡
(女性)あさっての\N 成田出発 ピーピピピピ、ロックオン はい。\N(樹)えっ フリーライタ
までの時間➡ ♬~ ー?➡
午後時から時までの間に\N 撮影 (ERENA)潤と 留美さんと 拓海 えっ それって そんなに簡単
とインタビューを➡ さん\N 知り合いなの? に?
終わらせていただければと\N 思 そう。 取りあえず 自称。\N これまでの
います。 潤って 年前に うちの編集部で つながりで➡
分かりました。\N(小夏)撮影は \N インターンだったんだって。 ちょこちょこ\N 仕事もらえそう
➡ そのころの同期的な。 なんで➡
こちらの編集部の\N あらゆる場 \N(ERENA)へ~ そうなんだ。 頑張ります。
所でと考えてます。 (レミ絵)\N でも それだけじゃ 入って。 ちょっと狭いけど。
(女性)はい。 ない感じ。 (樹)お邪魔します。
若き日から\N どうやって 今に 私 おばさん連中とアルバイトに はい どうぞ。
至ったのか➡ \N 落ちてもらうことにしたん サンキュー。\N うん。
うちの働く読者層への➡ で。 ここから スタートしたんだな
希望になるような お話を\N 伺 取りあえず\N 何か探すように頼 \N ちなみちゃん。
えればと思います。 んだ。 うん。
希望ね…。 「何か」って?\N(レミ絵)何かあ 何か 私\N 服に着られてるって
潤さんのシンデレラストーリー るよ。 感じだよね。
を\N 記事にしたいんです。 人間 生きてたら 知られたら\N そんなことないよ。
そのメッセージが➡ 困るようなことが 絶対。 んっ? 何?
うちの読者層への\N 明日への活 レミ絵さんって\N そんな早口だ いや…。
力になればと➡ ったっけ? 何か ちなみちゃんが\N すごい
考えています。 (レミ絵)そう? 普通じゃな 高いとこに➡
(小夏)インタビュアーは い? 階段 上っていっちゃったような
\NERENA がやります。 衣装は そう… 毎日 踊ってるの? \N 気がする。
…。 昔を思い出すな~。 白雪さんも MIINA さんも。
容姿端麗。夫はイケメン映画プ 留美の… 留美さんの\N そうい 俺だけ 何か ず~っと\N おん
ロデューサー。歳になる息子ア う顔 見てると。 なじ場所にいるっていうか。
リ。 そうね。 私も思い出す。 何 言ってんの。
総資産十億円。ロンドン在住 (耕作)いらっしゃい。\N あっ! そんなことないよ。
で、ハリウッドにも豪邸アリ。 おっ アベックさん 毎度! 樹君だって\N 今いる場所で 頑
マウンティング的にはダントツ \N(MIINA)お疲れサマンサ。 張ってるじゃん。
トップ。 白雪さん MIINA さん。 未来のために。

28
うん。 ごめん。 じゃあね。 さあ。
(留美)じゃあ。\N(拓海)ああ。 なにこの感じ。全然買ってるの (レミ絵の泣き声)
(若菜)またね。\N(留美)うん。 に負けてるような感じ、oh my レミ絵さん?
若菜➡ gosh どうしたんですか?
おなか出して寝ちゃ 駄目だよ? (女性)\NERENA… ERENA やめ 食いついた
\N(若菜)うん。 て! ERENA! ちょっと\N つらい話を聞いてし
おじいちゃんと おばあちゃんの 前代未聞の社内対決!負けた方 まって。
\N 言うこと ちゃんと聞いて。 が廃刊!?詢香者、ファッション 潤さんには\N 娘さんがいるみた
(若菜)分かってるって。\N(留 誌『FIRSTCLASS』VS いなんです。
『PUERTO』 えっ?
美)うん。
(留美)どういうことですか? 確か\N 息子さんが人のはずじゃ
綾奈ちゃんさ この資料って
\NERENA さんに ちゃんと渡っ \N(秋葉)考えが変わったんで …。
す。 それが➡
てるよね。
秋冬から ファッション誌を\N 年前に大恋愛をして\N 生まれた
渡ってます。\N あと 潤さんサイ
冊に絞ろうってね。 子が いるって。
ドに➡
えっ? でも 彼女➡
指定アクセサリーの最終確認も
持ってるって怖いよね、こんな すぐに ロンドンに行っちゃったか
\N お願いね。
時に超ド級のネタ拾っちゃった ら\N ずっと会ってないって。
(綾奈)はい。\N うん。

(レミ絵)今回の企画が これで しかも 相手が 拓海さん。
(秋葉)身内の戦いに\N 勝てな
\N 絵コンテが これです。 えっ?\N きっと➡
いものが➡ 会いに\N 行っちゃったんじゃな
(静香)OK。 じゃ これね。
弱肉強食の世界で\N 生き残れる
\N(レミ絵)はい。 お願いしま いかな。
はずがない。➡ 仕事 飛ばすのは\N いけないこ
す。
大沢編集長の名言ですよね?
(静香)西原。\N(樹)はい。 とだけど➡
素晴らしい!
はい。 子供に会いたい気持ち\N 分かり
私の 座右の銘です。 ますよね?
おはようございます。
これぞブーメラン現象。字自分
今日の撮影\N よろしくお願いし 子供に会いたい…。
に戻って来ちゃったのね、かわ
ます。 はい釣れた。ホント日本人て義
いそうに
(シャッター音) 理人情話に弱いわ
そのとおりだと思います。
よろしくお願いします。 違うと思います。
(秋葉)\N おのずと注目される
(静香)いいよ。➡ えっ?\N それは違います。
と思いますよ。
よ~し OK。 拓海君 何か聞いてない?
どちらが勝つのか➡
(樹)これで 撮影 以上です。 うちの雑誌 つぶす気?
負けるのか。
お疲れさまでした。 いや…。\N(小夏)もう 時間がな
ドン!
(MIINA)お疲れさまでした。 いの!
(ERENA)何 これ 衝撃。\N(レ 拓海さん\N 教えてください 彼
(MIINA)お疲れさまです。 ミ絵)だよね。
やだ~ やめてくださいよ。 女の居場所。
親子? 意味 分かんないんだけ
MIINA さんらしくない。 これは仕事ですよ 拓海さん。
ど。 私には この仕事を全うする責任
そうね… 私らしくない。➡ 隠し子らしいよ。\N(ERENA)隠
私は ERENA みたいに➡ が\N あるんです。
し子? それは\N 拓海さんにだって あ
生まれ持った スタイルも美しさ 拓海さんの実家にいるらしい。 るはずです。
も\N ないし➡ \N(ERENA)へ~ 子持ちとはね
田舎者だし 元ギャルだし➡ 潤さんにも あります。
~。 どんな事情があろうと➡
実家は 米屋だし。 まんまと だまされたな~。 一度 やると決めたからには\N
知ってます。 (レミ絵の笑い声)
月に一度 近所の本屋に届く\N やり通す責任が あるんです。
(ERENA)何?
ファッション雑誌を 心待ちにして ♬~
あのさ…。
➡ [TEL](呼び出し音)
樫本潤 撮影当日
ぼろぼろになるまで\N カ月 読 ♬~
(小夏)連絡つかないって?
んでた 私が➡ 潤さん。
(女性)申し訳ありません!\N
この世界で 一生懸命だけで\N ごめんなさい。
ホテルの部屋にいなくて。
どこまでやれるか 分からない。 行きます。\N 取材時間 短くなっ
どこか 行く当てって\N ないん
何ですか?\N いきなり 熱いん ちゃったけど。
ですか?
ですけど。 娘さんと話さなくても\N いいん
分からないんです。\N(小夏)え
けど 今も きっと どっかで➡ ですか?
っ… もう 時ですよ。
あのころの私みたいな子が\N い おしゃべりなんだから。
成田に向かう時間まで\N あと時
ると思う。 行きましょう 取材に。
間しかないんですよ。
その子たちのためにも➡ 潤さん➡
(女性)はい。\N 取りあえず➡
やれるとこまで\N やっていこう 全て 話してくれませんか?
私 ホテルの周り 捜してきま
と思ってる。 私 言いましたよね。
す。
年なんじゃないですか? あなたが若いときから➡
(女性)申し訳ありません!
がぜん 説教くさいんですけど。 どうやって 今の地位に\N 上り
留美 何か知らない?
そうかもね。 詰めたのか➡

29
うちの読者の➡ せっかく スキャンダルからの復活ネ 今の あなたなら\N じゅうぶん
生きる希望になるような お話を タで\N 生き返ろうとしてんのに 独り立ちできるのに。
\N 伺いたいって。 …。 私の企画で➡
あなたの これまでの人生➡ (小夏)ちなみさん 気にしちゃ カメラマンデビューさせてあげて
全て 包み隠さず 話してくださ 駄目。\N(レミ絵)このネタに…➡ も\N いいけど。➡
い。 ていうか あなたに\N つぶされ その代わり…。
駄目。\N 子供には 迷惑は掛けら ちゃいますね。 はい、注目!薄汚いシンデレラ
れない。 MIINA さん かわいそう。 あっ。
(拓海)それは大丈夫。 (小夏)うるさい! (樹)ちなみちゃん。\N ちょっと
若菜。 鳴かぬなら 殺してしまえ ホ 待って!
(若菜)初めまして お母さん。➡ トトギス (笑い声)
ずっと待ってたよ。 ちなみさんの憧れの留美さんも ちなみちゃん! ちなみちゃん。
パパが\N「そのうち 必ず来るか \N これで終了。 放してよ! もう来ないで!
ら」って。 まさか 自分が入れたバイトに➡ ♬~
≪(樹)ちなみちゃん。 つぶされるとは\N 思いも寄らな 数週間後
うちの雑誌が 独占で\N あなた かったですよね。 (小夏)\N みんな よく頑張って
の人生を明らかにします。 だから 何? くれました。
よろしいですよね? だから 何なんですか? この調子で よろしくね。\N は
私は 構わない。 私は➡ い。
(潤)年前に 大恋愛をして\N あ 新雑誌を 人でも多くの人に\N 学年ビリのギャルが 年で偏差
の子を授かった。➡ 読んでもらうために➡ 値上げて
普通に結婚して\N 普通の母親に やるべき仕事を\N やってるだけ 慶応大学に現役合格した敵なシ
なろうと思ってた。➡ です。 ンデレラストーリー 絶対許し
でも ちょうど そのころに➡ あなたは今、導火線に火をつけ ませんから
ロンドンデザインコンクールに ました。もう取り返しがつきま みんな ちょっといい?
\N 入賞して➡ せん。 私は 次の号を最後に➡
ハイブランドで\N デザイナーに 気をつけよう 暗い夜道を 吉 編集長を辞めることにしました。
なる道が開けた。➡ 成ちなみ 詢香社も退社します。➡
そのときに\N あの子の父親が言 (綾奈)ちなみさん\N レミ絵さ あしたから 後任に引き継ぎなが
ってくれたの。 んからです。 ら\N 次の号の準備をします。
私に 「ロンドンに行け」って。➡ えっ? 後任の\N『FIRST CLASS』の
父親と その両親が\N 子供を育 ああ… ありがとう。 編集長は…。
ててくれた。 (レミ絵)\N「さっきは ごめんな <現在の\N マウンティングラン
とても感謝しています。 さい」➡ キングは>
多くのことを犠牲にしないと\N 「気持ちに余裕がなくなり➡ 『ファースト・クラス』を\N も
女は成功しないと思ってきた。➡ つい感情的になってしまい\N 反 う一度 見たい 皆さまへ➡
そう思って生きてきたことは\N 省しています」➡ うれしい お知らせです。
後悔していない。 「ちなみさんと\N 少し お話がし パソコンや スマホで\N いつで
(潤)でも➡ たいです」➡ も どこでも➡
そうとばかりは限らないと\N 証 「フォトスタジオにいます」 ご覧いただけます。\N(人)詳し
明してもらいたい。 ≪(足音) くは こちらまで。
あなたたちに。➡ (レミ絵)お疲れさま。➡
期待してるわ。 大変だよね 樹君も。
(拓海)お疲れさま。\N いい記事 《あんまり 下々のことには➡
になりそうだ。 首を突っ込まない方が\N いいと
思うけど》➡
(潤)そっくりだわ あの子。➡
《お父さまと お母さまが\N 悲 Hhh
昔の留美に。
しむと思うな~》
♬~
《大東洋製紙の御曹司が➡
(レミ絵)すごい。\N 大スクープ
畳一間のシンデレラと\N 仲良く
ですね。➡
してるなんて 知ったら》
潤に 隠し子 発覚。
別に 大変なんかじゃ…。
しかも 独占インタビュー。\N 絶
だって 静香さんの下でしょ?
対 売れますね。 [Script Info]
彼女の歴代の弟子\N 誰一人 育 ; Script generated by
レミ絵さん 邪魔しないで。
ってない。 Aegisub ..
よかったですね。 ;
それって\N 育てようとしてない
これで\N『FIRST CLASS』つ http://www.aegisub.org/
証拠でしょ。➡
ぶせますよ。 Title: Default Aegisub
雑用しか与えないで\N 決して file
ちょっと レミ絵!
技術は教えない。 ScriptType: v.+
持ってない人って とことん\N
なのに ずっと\N そこに立ち止 WrapStyle:
持ってないんですよね~。➡ ScaledBorderAndShadow:
まったままで➡
あなたの仲良しの MIINA さん➡ yes
夢を持ち続けるのは 大変だよ
Collisions: Normal
ね。 PlayResX:

30
PlayResY: 私は やっぱり プライベートと 念校 出さないといけないから
Audio URI: First Class かも\N 大事ですから。➡ \N 今日中に回して。
ep (x x).mp
Video Zoom Percent: 恋とかもしたいですし。 あっ はい。
Scroll Position: ハイ、思い出して下さい!回想 (芙未)お願いします。
Active Line: スタート 孫子兵法第一
Video File: First Class マウンティングって仕事だけじ 利して之を誘え(利益を見せて
ep (x x).mp ゃないんですよ、総合点なんで 相手を誘い出せ)
Video Aspect Ratio: c.
す 乱して之を取れ (相手をかき
Video Position:
Last Style Storage: ショートで位でも フリーで逆 乱して そのスキに攻略せよ)
Default 転しますんで 企画会議で出た 企画。\N 精査し
YCbCr Matrix: TV. (留美)吉成さん 社長室 行くわ ておいて 今日中に。
よ。 あっ はい。
[V+ Styles]
Format: Name, Fontname, 八巻編集長も\N 呼ばれてるんで 孫子兵法第二、敵を殺すものは
Fontsize, PrimaryColour, しょ? 怒りなり
SecondaryColour, はい。 (留美)今夜時\N 麻布にある「ロ
OutlineColour, (留美)《自分の仕事ができるこ ビンズ」に来て。
BackColour, Bold, と\N 以上に 大事なことなんて
Italic, Underline, えっ 今夜ですか?\N そうよ。
StrikeOut, ScaleX, ➡ でも 私 今日中に終わらせない
ScaleY, Spacing, Angle, この世には 存在しないわよ》 と。
BorderStyle, Outline, (ちなみ)レミ絵さん➡ 各ファッション誌の編集長の\N
Shadow, Alignment, そういうの\N もう いいかげん 集まりがあるの。
MarginL, MarginR, にしてください。
MarginV, Encoding あなたの\N お披露目の場になる
Style: 言いたいことがあるなら\N 聞き わね。
Default,Arial,,&HFFFFFF, ますよ。 でも そこに行ってたら\N 終わ
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,, もう あなたとは\N 戦う次元が りません。
,, 違うんで。 終わらなければ\N その後に や
失礼。 るしかないわね。
[Events]
Format: Layer, Start, デューク東郷、またの名はごる 時間だけは 誰にでも平等よ。➡
End, Style, Name, ご それから これからは\N 毎日
MarginL, MarginR, 仕事の依頼です 違う洋服を着なさい。
MarginV, Effect, Text (秋葉)驚きましたよ。\N 大沢編 「毎日」って…。\N 私 そんなに
皆々様、拍手でお迎えくださ 集長が➡ 洋服 持ってません。
い! まさか 戦わずして\N 退社の道 (留美)だったら\N 頭を使って
我らがエリカ編集長です!(ネ
を選ぶとは。 考えるのね。
タバレ)
私も驚いてます。 無理だと思ったら それで終わ
WOW!ついにトップに上り詰めた
ファッション誌の新年度 月号の り。
わ!(ネタバレ)
\N 売り上げで➡ 無理を無理じゃなくすることが
(ネタバレしたけど)甘く見な
大沢編集長 率いる\N『FIRST \N できなければ…。
いでね!
CLASS』と うちの新雑誌➡ 負けるってことですね。
これ FIRST CLASS だから
どちらか冊の 生き残りを懸けた さすが 次期編集長。➡
エリカはいつだって軽く想像を
\N 戦いを 楽しみにしてたのに。 それから これ➡
超えてくるから!
どうせ私が勝つって 決まって 目を通しといてちょうだい。
さぁ、びっくりして!
たけど
<現在の\N マウンティングラン ♬~
でも 去る者は追わず。\N これ
キングは> (拓海)これだな。\N(女性)はい。
私のモットーなんでね。
{\pos(,)}白\N 雪\NX\N レ\N ≪(ノック)
お世話になりました。
ミ\N 絵\N 拓海さん。\N ちなみちゃん お疲
お世話しました
悪魔の心の声、副音声でキョー れ。
君が 次期編集長か。
レツ解説中!! 留美さんに\N 編集長に指名され
{\pos(,)}(留美)次の号を最後 はい。 よろしくお願いします。 たんだって?
に\N 編集長を辞めることにしま 嫌です
あっ…。\N ごいすーじゃん。
八巻編集長 率いる\N 新雑誌
した。 えっ?\N えっ? ごいすー?
『PUERTO』と➡
{\pos(,)}後任の\N『FIRST すごいじゃん!\N あ~。
吉成編集長 率いる\N『FIRST
CLASS』の編集長は…。 あの… 編集長から➡
CLASS』➡
吉成ちなみさん お願いします。 「毎日 洋服 変えろ」って\N 言
生き残るのは どっちか\N 楽し
(小夏)はっ? われちゃって。
みな戦いですね 大沢さん。
(レミ絵)すごい。\N こんなの聞 でも 私の給料じゃ\N そんな買
いたことない。➡ ♬~ えないし…。
編集長就任\N おめでとうござい (芙未)\N 編集長 チェックお願 拓海さんなら どっかのショップ
ます。➡ いします。 と\N つながりとかあったり…。
さすが\N 仕事に生きる女は 違 これからは\N 吉成さんに やっ
(拓海)あのね こないだは➡
いますね。➡ てもらって。 ちなみちゃんの笑顔に\N たまた
かなわないです。➡ 吉成さん➡ ま やられて➡
用意したけど➡

31
俺も\N 足長おじさんじゃないか 『FIRST CLASS』と競合する 色々と ご指導いただければと
らさ。 \N ファッションクライアントにも 手を広げ \N 思います。
ですよね。 て➡ (麗子)\N お見掛けしたことな
からの…。 出稿を止めちゃってるって話 いけれど➡
(拓海)これ見て。\N 全部 持っ は? あなた\N ず~っと 詢香社さん
てって これ。 はっ? 何 それ。\NERENA じゃ の編集部に?
全部!? ないんだから。 いえ。
(静香)あ~。\N 編集長になった そもそも 小夏さんって\N そん 少し前までは\N 衣料材料店で働
んだって? なに金持ちだったっけ? いていました。
やっぱ 着てるもん違うわ。\N い 知らな~い。 衣料材料店?
えいえ。 お金 どうしたのかな~。 そんな所から\N『FIRST
まだまだです。 どうしたのかな…。 CLASS』の編集長に?
(樹)おめでとう。 テレレ~ 花から牛乳 まるで\N シンデレラストーリー
ありがとう。 面白い。\N 嘘みたいに 性悪女た じゃない!
あっ すいません。 私 急いでて ちの中で➡ すごいじゃない!➡
…。 嘘みたいに\N 夢と希望に あふ ホームレスから億万長者に…\N
失礼します。\N うん。 れた女が➡ 的な?
ちなみちゃん ちょっと…。\N 時 嘘みたいに 成り上がってく\N 「ホームレス」って…。
間ないから。 ドラマが➡ (麗子)ねえ。
いや 違うんだよ。 あれは…。 「実はリアル」って\N つぶやかれ (藤咲)自己啓発本 書いて\N 出
「急いでる」って言ってるでしょ。 るぐらい 面白い。 した方がいいんじゃない?
(笑い声) それとも\N ハウツー本の方がい
(拓海・小夏)お~!\N(拓海)お
(秋葉)順調?\N(小夏)あっ… いかしら?➡
疲れさま。
ええ。 どんな手を使えば\N シンデレラ
うん。 お疲れさま。
社長のおかげ。 になれるのか。
たまには 私と どう?
(秋葉)フッ。 {\pos(,)}どうしようもないわ
「どう」って?
この後 空いてる? ね
(笑い声)
あっ… うん。 {\pos(,)}なんだ 物語作りか
拓海君さ\N 私たちって 出会っ
このエロガッパが {\pos(,)}勘弁してよ、そんな
て何年だっけ?
あの…。 簡単に編集長になれると思われ
年ぐらいかな。
私 『FIRST CLASS』の…。 たら堪らない
(小夏)ん~…。
(麗子)\N『FIRST CLASS』の {\pos(,)}こういう小娘は、世
長いね。\N(拓海)うん。
新しい編集長? の中ナメくさってんのよ
だったら つくらい…。
あっ… はい。 お勉強は されてるの?
私のお願い\N 聞いてくれてもい
(麗子)どうぞ。 何かあったら聞いてね。\N 教え
いよね?
はい?\N 自己紹介。 て差し上げるから。
えっ?
あっ… はい。 うちの雑誌は…。\N ソフィアさ
社長と比べたら こっちのほう
あの 大沢編集長は…。 んは➡
が全然楽しめそう
(麗子)「遅れる」って\N 連絡が 発行部数万部で 業界 第位。
(レミ絵)つまんない つまんな
『FIRST CLASS』は 位なので
い\N つまんない つまんない。 あったけど。➡
大沢さんがいないと\N 自己紹介 \N 少し下でしょうか。
匹目のダイオウイカ\N 探す企画
できないの? 現役モデルの年齢が\N 上がって
ぐらい つまんない。
いえ。\N そんなことないわよね。 きて➡
(ERENA)これは どう?
{\pos(,)}こんな小娘が 編集 洋服と\N マッチしなくなってき
何 これ 面白い!\N(ERENA)で
長って! てるのが➡
しょ?
{\pos(,)}バッチリ決めてるつ 原因でしょうね。
って 全然 驚かない。 みんな➡
もりが、洋服に着られてんじゃ でも 昔からの つながりで\N
何となく知っちゃってるでしょ。
ん モデルを切れない。
\N(ERENA)Really?
{\pos(,)}ホントに仕事できん というか\N モデル事務所と 癒
小夏さんを つぶしたところで
\N ちなみさんと『FIRST の? 着し過ぎて➡
CLASS』は➡ {\pos(,)}ファーストクラスも 切るに切れない…。 ですよね?
終わったな バツで 息子さんが人の\N 長峰
残るだけ。\N 私に メリット ナ
ッシング。 {\pos(,)}あの社長と寝たか 麗子編集長。
what a fool コイツ意外と馬 {\pos(,)}可愛いだけ 未婚の 藤咲 敦子編集長は➡
鹿? {\pos(,)}若いだけ 去年末に インターナショナルの
じゃあ 小夏さんが お金で\N 『FIRST CLASS』編集長を➡ \N 日本支社キャリーから➡
スタッフを釣ってるって話は➡ 務めさせていただくことに\N な 引き抜かれて\N 就任されたんで
知ってるよね?\N(レミ絵)ああ りました➡ すよね?
吉成ちなみです。 でも 先月の売り上げ 万部は\N
… しょっぱい話ね。
(ERENA)じゃあ\N スタッフだ まだ 経験が浅いので➡ かなり痛いですね。
至らない点も\N 多々あるかと思 まあ ここからが 編集長の\N
けじゃなくて➡
いますが➡ 手腕の見せどころだと思います。
期待してますよ 一読者として。

32
♬~ 『FIRST CLASS』の仕事を\N あ~ そうらしいね。
(耕作)どうした どうした?\N しないように➡ 静香さんも そうなんですか?
景気 悪い顔して。 新雑誌に囲ってる。\N(留美)そ どうなんですか?
(樹)そうですか? う。 撮ってあげてもいいよ。
(耕作)ちなみちゃんは? 俺は そんな束縛\N ごめんだけ ホントですか?
何か 忙しいみたいで。 どさ➡ ただし つ条件がある。
そう。 それに なびくやつも\N たくさ 条件?
[TEL](バイブレーターの音) ん いると思う。 私に付き合うこと。\N えっ?
兄さん 久しぶり。 このままじゃ\N『FIRST 一晩だけ。
[TEL](陽)親父が倒れた。 CLASS』は つぶされるよ。 一晩か…。
悪魔の心の声、副音声でキョー こんなことで つぶされるなら➡ 入稿 終わってからでも\N いい
レツ解説中!! どうせ いずれ つぶれる。\N(拓 ですか?
{\pos(,)}白\N 雪\NX\N レ\N 海)でも 次の号の結果で➡ そしたら ぱ~っと飲めるんで。
ミ\N 絵\N どっちかの雑誌が\N なくなるん 回だけでいい。
(女性)\N これ オーガニックじ でしょ? 回だけ?
ゃないけど。 これじゃ\N ろくに戦うこともで そうしたら➡
(MIINA)ありがとう。 きない。 ぜ~んぶ\N うまくいくようにし
コーヒーじゃないと思えば\N 飲 なおさら楽しみなんじゃない? てあげる。
める。 厳しければ厳しいほど。 (白雪)あっ 毎度!
うん…。 あの子が どんな戦い方するの いらっしゃい。\N(耕作)それ 俺
≪(スタッフ)MIINA さん すいませ か。 が言うやつでしょ。
ん。➡ お疲れ。 お疲れさまです。\N(白雪)よ
ちょっと 前が押しちゃって\N (レミ絵)もしもし。\N『FIRST っ! 次期編集長。
もうちょっと待ちになります。 CLASS』の川島です。➡ もう やめてくださいよ。
あっ はい 大丈夫です。 エンドウさん いらっしゃいます (白雪)空揚げ定食 大盛り?➡
先 帰って。\N 電車なくなっちゃ か?\N(恵美)『FIRST はい 空揚げ定食 大盛り!
うよ。 CLASS』の➡ (耕作)はいよ!\NMIINA さん
そういうわけに いかないでし タニガワですけれども カトウさ ➡
ょ。\N(MIINA)大丈夫だから。 ん\N いらっしゃいますでしょう あしたの撮影\N キャンセルにな
ねっ? か? っちゃって➡
おはようございます。 (社員)お世話になっておりま ホントに ごめんなさい。\N あ~
みっともない顔を\N 戦場で さ す。 もう 仕事の話は やめよう。
らさないで。 (恵美)全然 駄目です。 全滅で ここでは。\N はい。
あなたは 『FIRST CLASS』の す。\N(芙未)スタイリストの数 足りま 昨日 樹君 待ってたみたいだよ
顔よ。 せん。 \N ちなみちゃんのこと。➡
はい。 すいませんでした。 (遥伽)企画 変更しないと\N 無 ケンカでもした?\N えっ? う
すぐ直します。 理だと思います。 うん。
(レミ絵)次期編集長 会議で通 (社員)トップページの\N モデ あっ… ねえ それ 何?\N(白
った\N 企画 進めようとしたら ルの数が 足りません。 雪)ああ これ?➡
➡ (社員)メークが ほとんど…。\N いや 今日な 取材 行ってきて
洋服が 全然 揃わないんです。 もういい。 ん。
\N えっ? {\pos(,)}なにキレてんの、こ 若手デザイナーズブランド。
(恵美)メークも スタイリスト いつ ふ~ん。\N 知らないブランドば
も\N フォトグラファーも➡ {\pos(,)}最悪 勝手にしろっ っかり。
全然 スタッフ 揃わないんで つーの (白雪)でもな この子たち\N 東
す。\N 何でよ。 どういうこと? {\pos(,)}偉そうに 怒鳴りた 京コレクション 出てるんやで。
(レミ絵)スケジュールが\N い いのはコッチだよ! えっ そうなの?
っぱいだそうです。 {\pos(,)}何が次期編集長だ (白雪)パリコレとか\N ミラノ
「スケジュール」って… 急に?\N よ、ポッと出が とか ニューヨークも➡
はい。 {\pos(,)}腹立つわ 若手だろうが何だろうが➡
どうします? 次期編集長。 もう分かりました。 バイヤーが 目 光らせて\N い
ひとまず 当たれる所から\N 当 何か 方法を考えるんで\N 今日 いなと思ったら➡
たってください。 は終わりにしましょう。 こぞって契約して\N チャンスを
(レミ絵)はい。 お疲れさま。 与える。
先手必勝、兵糧攻めか 静香さん! でも 東京は\N 若手を 積極的
見せてあげるわ 横綱相撲 (静香)どうした? に使おうとする➡
(拓海)留美さん。 静香さんも\N 小夏さんに囲われ トップブランドもなければ➡
小夏に誘われたよ。 てるんですか? 新人ブランド自体\N 取り上げよ
「新雑誌の専属で\N 働かない (静香)はっ? うとしない。
か?」って。 フォトグラファーも メークも まあ 確かに。\N(白雪)まあ 業
スタイリスト メーク\N フォト \N スタイリストも➡ 界全体というか➡
グラファーにも➡ みんな 小夏さんに押さえられて メディアが それを取り上げて
金をばらまいて➡ て\N 全然いないんです。 \N 応援していかないと➡

33
日本の新人ブランドは\N 育たな 明るみにはせず\N これをネタ (静香)ていうか\N あんた 日も
いっちゅう話よ。 に 社長を脅して➡ 休んで 何?
ふ~ん。 小夏さんごと\N 新雑誌に消えて あっ… いや。
写真 見るかぎり➡ もらう。 親父が 病気で➡
結構 カワイイ洋服ありますよ ここに 確実に 『FIRST 亡くなったんです。
ね。\N(白雪)やろ? CLASS』を\N 守れる道がありま えっ?\N 樹君…。
うん。\N(白雪)実力がないわけ すけど。 (静香)そっか。
じゃないの。 あれ… どうしました? 大変だったね。
チャンスがないだけで。 うれし過ぎて 迷っちゃいます? まあ 大変なのは これからか。
結構いるんですか?\N そりゃ… そんなことないけど…。 あんたの親父\N 大東洋製紙の社
ごまんと いまっせ。 戦わずして勝つ。 長だもんね。
へ~。 こんな最高なこと ないですよ 大東洋製紙?
うん。 ね。 (静香)こいつ 御曹司なんだよ。
そうですか。 ≪(留美)そのとおりね。 ➡
じゃあ 洋服 見せてもらって\N 行って。 半端ない ぼんぼん。
いいですか? えっ?\N(留美)聞こえなかっ そうだったんだ。
ありがとうございました。\N(女 た? 隠してたわけじゃないんだけど
性)ありがとうございました。 あなたは邪魔だから 行って。 …。
次の方 お願いします。\N(男性) ゴルゴ、また仕事の依頼だ 静香さん➡
はい。 奇麗事だけじゃ\N 雑誌は守れな 俺 アシスタント\N 辞めること
(小夏)何? あれ。 いわよ。 にしました。
(綾奈)デザイナーとか\N カメ はっきり言って 若手登用じゃ➡ うちに戻ることになって。
ラマンとかの➡ 『FIRST CLASS』は\N 新雑誌 取りあえず よかった。
新人発掘だそうです。\N(小夏) に勝算はない。 ホント ほっとしたよ。
はっ? あなたは 編集長として➡ 俺 実家 帰らなきゃならないか
(綾奈)『FIRST CLASS』デビ 何を守って➡ ら\N 送れないけど 大丈夫?
ュー的な\N キャッチみたいです 何を選択するの? うん 大丈夫。
よ。 『FIRST CLASS』が 生きるの まだ 仕事あるから\N 編集部
ピンチをチャンスに変える 逆 か\N それとも 死ぬのか…。 戻らなきゃ。
転の発想 全て あなたに懸かってるのよ。 樹君… 心配してくれたんだよ
勢いのある BGM かかってまー 吉成編集長。 ね?
すってか (秋葉)うん よろしく頼む。 あっ… そりゃするだろ。
≪(レミ絵)\N 次期編集長 ちょ ♬~ どんだけしたか。
っと お話が。 詢香社秋葉社長と藤谷印刷によ 頑張れよ。
んっ 何? る\N 架空請求の疑いについての うん。
次の号 ホントに\N これでいく 調査報告書 ありがとう。
つもりですか? 名称: スタジオ貸切料(日 ♬~
そのつもりだけど。 間)\N 単価: .円\N 数量: 社長のこと脅したんだって?
そうですか。 \N 金額: ..円 バラされたくなかったら➡
じゃあ これ\N 必要じゃないか {\pos(,)}ご請求金額: .. 新雑誌をなくして\N 私を異動さ
もしれませんけど。 円 せろって。
何ですか? これ。 どうして? 汚い女。
小夏さん お金をばらまいて➡ 私と取引しましょう。 そうですね。
スタッフとブランドを\N 囲って 取引? でも それは\N そっくり その
たんです。 ♬~ まま お返しします。
そのお金の出どころ\N 知ってま 来てくれたんだ。 ふざけないでよ!
すか? はい。 何で 私が あんたなんかに…。
出どころ? ♬~ あんたなんかに\N つぶされなき
秋葉社長です。\N 社長から流れ ≪(ノック) ゃいけないのよ!
てたんです。 ≪(ノック) ♬~
さらに 何と 秋葉社長は➡ 何だよ…。\N≪(ドアの開く音) お疲れさまでした 新雑誌編集
印刷 レイアウトの子会社から 静香さん 何してんですか? 長。
\N 架空の請求をさせて➡ もう やめろよ こんなこと! ♬~
キックバックさせてたんです。 (笑い声) (女性)ERENA!\N ちょっと や
\N「キックバック」って? お前 何 マジになってんの? めて… やめなさい!
横領。 立派な犯罪です。 こんなの遊びだよ。 大人の遊び。 どうしたの? ERENA。
さあ どうしましょうか。 ➡ \N(ERENA)Shut up!
これをリークして\N 詢香社ご 本気で やるわけないでしょ。\N (女性)新雑誌が\N いきなり 廃
と断罪。 バ~カ。 刊になったって!
社長は お縄でしょうけど➡ (樹)えっ そうなんですか? ERENA! あなたぐらいの\N 実
さすがに\N 会社は なくならな (樹)俺 てっきり…。➡ 力と人気があれば➡
いでしょ。 よかった。
経営者が変わるだけで。

34
どこの雑誌でもやっていけるで ≪(ドアの開く音) Last Style Storage:
しょ。\N(ERENA)Shut up! (リエコ)吉成編集長? Default
YCbCr Matrix: TV.
おばさん! はい。\N(リエコ)へ~。➡
『FIRST CLASS』のモデルとし 聞きしに勝る かわいさね。 [V+ Styles]
て\N また出直せばいいじゃな あの 社長は…。 Format: Name, Fontname,
い。 (リエコ)社長は➡ Fontsize, PrimaryColour,
はっ? 出直す? SecondaryColour,
私よ。
OutlineColour,
あなたが\N センターモデルをや えっ? BackColour, Bold,
ればいい。 詢香社は われわれ\N ファスベンダー Italic, Underline,
はっ? &マッカートニージャパンが➡ StrikeOut, ScaleX,
私と もう一度 勝負しない? 買収しました。➡ ScaleY, Spacing, Angle,
もし 私が負ければ➡ BorderStyle, Outline,
秋葉社長は 退任され➡ Shadow, Alignment,
モデルを引退する。 あなた方の雑誌は\N われわれの MarginL, MarginR,
マジですか? 傘下に入りました。➡ MarginV, Encoding
マジ。 間もなく うちのファッション担当 Style:
面白いわ おばさん。 Default,Arial,,&HFFFFFF,
が\N 編集部に到着するわ。➡
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
(秋葉)君は\N 最初から そのつ あなたたちには\N その下で働い ,,
もりだったのか? てもらう。
何て薄汚い…。 編集長 これ…。 [Events]
私は 自分の責任を\N 果たして 大手出版社・詢香社がインター Format: Layer, Start,
るだけです。 End, Style, Name,
ナショナル誌を刊行している外
MarginL, MarginR,
お疲れさまでした。 資系出版社に買収される\N\N MarginV, Effect, Text
いつまで 居座るおつもりです 雑誌デジタル化促進、大幅リス はっはっは~!もう私が誰だか
か? トラか? わかってしまったようね!
早く お引き取りください。 ♬~ 悪者はアタシでしたー!
もう ここは\N あなたの部屋で どうして…。 そうよ、FIRST CLASS を乗っ
はありません。 <現在の\N マウンティングラン 取ってやったわよ!
一週間後 キングは> そう、編集部をぶっ壊します。
♬~ このドラマの主題歌CD\NKAT- エリカがどう立ち向かって来る
《目を通しといてちょうだい》 TUN の『In Fact』を➡ か・・・見物ね!
編集長心得\N 対人面\N 社外の 抽選で 名の皆さまに\N プレゼ まあ、とことんぶっつぶしてや
人間関係 ントいたします。 るから・・・
(留美)\N《見込みがあれば 契 奮って ご応募ください。\N 詳し <現在の\N マウンティングラン
約する》 くは こちらまで。 キングは>
《あなたの能力しだいだけど》 {\pos(,)}M\NI\NI\NN\NA\N
(留美)《勝った人間だけが\N ×\N レ\N ミ\N 絵\N×
夢を持つ権利を 得られる》 \NE\NR\NE\NN\NA
《あなたの味方は 自分だけ》 悪魔の心の声、副音声でキョー
(留美)《直しなさい》\N《あり レツ解説中!!
がとうございます!》 Iii (ちなみ)どうして…。
《この仕事ができることを\N 誇 留美さん。\N(レミ絵)小夏さん。
りに思ってる》➡ (留美)\NFassbender&
《あなた どうして\N この フ McCartneyJapan➡
[Script Info]
ァッションの世界に➡ グローバルコンサルティング事業部 部長
; Script generated by
入ろうと思ったの?》 Aegisub .. \N 大沢 留美です。
《あなたは\N 雑誌の看板になる ; (レミ絵)「Fassbender」って\N
の》➡ http://www.aegisub.org/ アメリカの超巨大企業の…。
Title: Default Aegisub どういうことなんですか?
《奇麗事だけじゃ\N 雑誌は守れ
file
ないわよ》➡ ScriptType: v.+ 詢香社は われわれ
《全て あなたに懸かってるの WrapStyle: \NFassbender&
よ》 ScaledBorderAndShadow: McCartneyJapan が➡
《吉成編集長》 yes 買収しました。➡
Collisions: Normal
(綾奈)小夏さんまで\N 辞めち 今後 ファッション編集部門は➡
PlayResX:
ゃうなんて…。➡ PlayResY: 再編 縮小していただきます。
留美さんもいないし。➡ Audio URI: 再編…。\N(レミ絵)縮小?
編集部も すっかり\N 様変わり FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m これからは 全て\N 私の指示に
しちゃいましたね。 p 従っていただきます。
Scroll Position:
D プリンターで武器作る準備 小夏さんは…。
Active Line:
始めましょうか、みなさん。 Video Zoom Percent: . (留美)八巻は\N 私が雇ったア
(遥伽)編集長\N 社長室から お Video File: シスタントです。
呼びです。 FIRST.CLASS.E.HDTV.p.x.m それではワールドカップ優勝国
はい 分かりました。 p 予想をお願いします
Video Aspect Ratio: c.
(ノック) Video Position:

35
いやあ、今回はなかなか難しい (小夏)\N 次号は それで お願 いや もう\N やりなはれ やり
ですね いします。 なはれ。➡
いや、こっちのほうが難しいで 通常の制作費の半分以下なんて 私な 応援するで。
すから! ➡ あっ 何なら\N 秘書が ご入り
♬~ できること\N 限られるじゃない 用のときは➡
(小夏)今後は\N われわれの経 ですか。 私 木村 白雪を お忘れなく。
営方針に➡ 工夫するしかないんじゃ\N ない 秘書なんて 当分ないですよ。
従っていただきます。\N まず 雑 でしょうか。 で 今の仕事 いつまで?
誌は 将来的に➡ 「工夫する」って…。\N(留美)われ 今月いっぱいです。\N(白雪)そ
全面電子書籍化を目標に\N 展開 われの目標は➡ っか。
していきます。 売り上げの悪い雑誌を\N 全て廃 ♬~
それは もう すでに 各雑誌と 刊にし➡ 各編集部のリストラ候補です。
も\N やっていることだと思いま ファッション誌を\N 誌に集約す 『FIRST CLASS』は?\N(小
す。 ること。 夏)まだです。
留美さんも ご存じのはず…。\N 誌? 見ものですよね\N あの子が ど
八巻➡ あなたを その誌の\N 編集長に う出るか。
回りくどい言い方しても\N この してあげてもいいわよ。 あなたは\N 余計なこと考えなく
子 理解できないんじゃない? わが\NFassbender& ていい。
(小夏)申し訳ありません。➡ McCartneyJapan の➡ はい。 すみません。
電子書籍化の具体化において➡ 一員として 迎えてあげる。 (レミ絵)う~ん… まあ\N パパ
各編集部のスリム化が 必須で (小夏)ヘッドハンティング。 の会社でも いいんだけどさ➡
す。\N スリム化? 自分一人だけ 助かる道が\N 残 せっかくだから\N マスコミがい
各編集部の編集部員を\N 分のに されてるってこと。 いかな。➡
減らして➡ よかったですね。 うん。 時期は合わせる。\N 早く
会社全体の社員数を 削減しま ラッキーガール。 てもいいし。
す。\N それって リストラじゃ そんな ひどいこと…。\N ひど うん。 じゃ よろしく。
…。 い? (せきばらい)
吉成編集長は 早急に➡ それ あなたにだけは\N 言われ 何してるんですか?
削減すべき編集部員を\N リスト たくないわ。 あっ 編集長。\N リクルート活動
アップして➡ 《お疲れさまでした\N 新雑誌編 してました。
提出してください。\N「早急に」 集長》 仕事中ですよ。
って…。 (小夏)私を\N 引きずり下ろし だって 各編集部 分のは\N リ
そんな簡単に できるわけ…。 たじゃない。➡ ストラするように➡
本来なら➡ 前社長を使って。 言われてるんですよね?
雑誌は 全て廃刊。 あなただって\N ずいぶん ひど 前の社長は\N パパとゴルフ仲間
社員は 全員 職を失うとこだっ いことをして➡ だったけど➡
た。 今のポジションまで\N 成り上が もう コネがないから 私➡
あなたたちは ここに こうして った。 切られても\N おかしくないです
\N いられるだけ 幸運よ。 みんな 同じじゃない。 もんね。
(MIINA)詢香社が買収された? (白雪)えっ!?\N 制作費 半分以 しかも 編集長が\N リストアッ
(拓海)しかも\N その 買収した 下って…。 プするんでしょ?
方の会社に➡ えらい難儀な話やな。\N(樹)ホ てことは\N ちなみさんに嫌われ
留美さんと小夏さんがいるらし ントですよ。 てたら➡
い。 あっ そういえば 樹君\N カメ 切られちゃいますもんね。
(MIINA)えっ? 何で?➡ アシ 辞めんねんて? 嫌うなんて…。
裏切ったってこと?➡ あっ はい。 大丈夫ですよ。
それって ひどくない?➡ 家の方の仕事\N 手伝わないとい 私は いくらでも\N 転職先あり
ちなちゃんは? けなくなって。 ますから。
人で どうしてるの? (白雪)ふ~ん。\N「家の仕事」っ 下々の人間と違って、一流企業
≪(レミ絵)吉成編集長。 て 何? の
あっ… はい。\N あしたの 広告 えっ… 普通の会社です。\N(白 これ 新人ブランドのリストで
部との打ち合わせ➡ 雪)ふ~ん。 す。\N まとめておきました。
予定どおりで いいですか? (耕作)何て会社なの?\N(樹)大 編集制作費も\N 減らされたんで
うん…。 東洋製紙っていう…。 すよね。
よろしくお願いします。 大東洋製紙!?\N(耕作)樹君が? 半分以下に。\N これ やるしかな
ドナドナドナドーナ 子牛をの (白雪)\N あんた ぼんぼんやっ いですよね。
せて てんな。 ≪(綾奈)ホントなんですか?➡
(小夏)吉成編集長 ちょっと。 やめてください\N「ぼんぼん」な レミ絵さんの話。
あっ はい。 んて。 本当ですよね? 編集長。
ドナドナドナドーナ 売られて 親父が急に死んで 兄貴が\N 継 (綾奈)どうなんですか?
行くよ ぐことになったんですけど➡ ≪(留美)本当です。
制作費 万円? まあ 「色々 面倒なことがある 吉成編集長➡
から\N 手伝って」って言われて。

36
削減する編集部員のリストが\N {\pos(,)}M\NI\NI\NN\NA\N また 総選挙ですか?\N(レミ
まだ 出ていないんですけど。 ×\N レ\N ミ\N 絵\N× 絵)下世話ですね ホント。
早く出してください。 \NE\NR\NE\NN\NA 売らなきゃいけないの。
悪魔の心の声、副音声でキョー
この中で 誰を首にするのか。 次の号は\N どうしても売らなき
レツ解説中!!
それと➡ ゃいけない。
お疲れさまです。
わが社への転職の件は\N 考えて わが名は ジャンヌ・ダルク
(MIINA)あっ ちなちゃん。➡
くれた? 私についてきなさいっ、てか
話って?
{\pos(,)}自分だけ助かろうと 予算が 半分以下に削られてる。
してたんだ MIINA さん…。
やれることも限られてるの。
{\pos(,)}コイツ最悪 このままじゃ\N『FIRST
今のままじゃ\N 普通に 誌面も
{\pos(,)}誰のクビ切ろうとし CLASS』は生き残れない。
作れない。
てたんだろ 売り上げを\N 上げないといけな
でも 予算 半分以下じゃ\N 埋
{\pos(,)}信じられない、なに いんです。
まらないんじゃないですか?
このどんでもない女 だから…。\N だから? MIINA ERENA の 対決ページだ
そうして 薄汚いシンデレラは 次号で MIINA さんと ERENA さ けじゃ\N 雑誌にならないんじゃ
自分だけ助かりましたとさ ん➡ ないですか?
これぞ本当は恐ろしいグリム童 それぞれの特集ページ\N 組ませ (綾奈)\N ブランド品も借りれ
話。おしまい てください。 ないし➡
私は➡ で また 総選挙みたいに➡ 撮影も できないですよね?\N
誰も切れません。\N 奇麗事は い どちらの特集コーナーが\N 良か こんな予算じゃ。
いから。 ったか➡ 目標は 何万部なんですか?
『FIRST CLASS』を守ります。 読者アンケート 取る? 万部です。
だったら\N 早く こいつらの首 (MIINA)《どうして こんな思 (社員たち)えっ?\N(社員たち)
切れよ! いを\N しなきゃならないの?》 万部?
八巻 はしたない言葉 使わない (留美)《位は ERENA よ》 「目標設定はちょっと無理目
で。 \N(ERENA)《MIINA さんって に」って部下を導くリーダー論
すみません。 いつも➡ にも
『FIRST CLASS』を守るのが こんな気持ちだったんですね》 書いていないほど途方もなく
\N 私の仕事です。 \N(MIINA)《私の気持ちは➡ 絶対に無理な数字
誰にも分からない》
♬~ 次の表紙のイメージは…。
そうです。 こういう感じで いきます。
リストラは できません。
でも\N おんなじことを やる気 何か…。\N(レミ絵)ファッション
(リエコ)はっ?
はない。 誌の➡
リストラの代わりに➡
単なる人気投票じゃない。 表紙とは とうてい思えません
次号で 万部 売り上げます。
万部? ファッションモデルとして➡ ね。
MIINA さんと ERENA さん\N ど (遥伽)洋服のイメージが\N 湧
(小夏)吉成編集長➡
っちが上か➡ かないと思います。
バブルのときでも そんなに\N
本当の意味で 戦ってほしい。 そういうの忘れてください。\N
売れたことは ないんですよ。
分かってます。 断る。 「そういうの」とは?
そんな つまんないこと\N した 「ファッション誌とは こうあるべきだ」
「分かってる」って?
くない。 \N という概念。
あなたは 何を守りたいの?
『FIRST CLASS』という雑誌? そっか。 思い込みです。\N(史子)いや
\N それとも 編集部員? 負けたら引退する… くらいの\N
「思い込み」って…。
雑誌を作っているのは\N 編集部 企画じゃないと。 (芙未)そもそも それを見て\N
員です。 「引退する」って モデルをです ファッション誌だと思います?
その編集部員を守れなければ➡ か? (史子)これじゃ思わないよね。
『FIRST CLASS』を守ることに そう。 『FIRST CLASS』が\N 廃刊に
は\N ならない。 いまさら\N 中途半端な戦いは なっても いいんですか?
(小夏)もう いいから 奇麗事 できない。 リストラされても いいんです
は。 もう一度\NERENA と戦わせても か?
いいでしょう。 らうんだから➡ 負けたら➡
その代わり➡ それくらい懸けて 当然でしょ。 MIINA さん 引退します。
達成できなければ 即廃刊よ。 MIINA さん…。 (社員たち)えっ?\N(社員たち)
結構です。 私の全てを さらけ出す。 嘘…。
あなたが掲げた 売り上げ目標は 昔 太ってて\N いじめられてた 進退を懸けて➡
➡ ことも➡ MIINA さんは\N 今回の撮影に
普通のことをしていても\N とて 薬に頼って\N 体重をキープして 臨むんです。
も 達成できる数字じゃない。 たことも。 私たちも それぐらいの気持ちで
分かっています。 裸になってもいいよ。 \N 編集するべきだと思いません
必ず 万部 売り上げます。 勝つためなら。 か?
そう。 ありがとうございます。 面白い展開になって来た
じゃあ 私は\N 廃刊の準備をし 次号で\NMIINA と ERENA の対 雨天決行。国立競技場のラスト
て 待ってるわ。 決をする。 ライブ手伝いますよ

37
大きな花火を打ち上げましょう 情が あるなんてことは\N ない どうしたんですか?
ちなみさんが MIINA と ERENA ですよね? 「どうしたんですか」って…。
の\N 対決を 売りにしようとし まさか… とんでもありません。 万部 売らなあかんのやろ?\N
てる。 そうですか。\N そんなわけない そうですけど。
(ERENA)そう。\N(レミ絵)負け ですよね。 銭がなければ\N 人を使うしかな
たら引退。 お疲れさまでした。 いやろ。
結構 引きは強いよね。 フフフフ…。 『FIRST CLASS』のために\N
しかも\N 日本人は判官びいきだ はい。 よろしくお願いします。 無償で働いてくれる 皆さんで
から。 ええ。 ありがとうございました。 す。
えっ? Hang over? \N では 失礼します。 ≪(足音)
寺子屋からやり直せ 英語馬鹿 ☎ シンデレラ姫\N 微力ながら 助
前の選挙とは違う➡ はい 『FIRST CLASS』編集 太刀いたす。
厳しい戦いになる。\N(ERENA) 部。 『FIRST CLASS』がなくなった
はっ? あっ… お世話になっておりま ら\N 稼ぎが減って 困るからね。
それなりのことをしないと\N 勝 す。 みんな…。\N(白雪)はいはい。➡
てない。 ☎\N その件でしたら…。 じゃあ 緊急会議やりましょう。
覚悟しといた方がいいよ。 あっ… あっ はい そうですね。 \N はい。
また パパを使えってこと? \N ええ。 はい。 (レミ絵)あれ? すごい。
「使え」とは言ってない。 (拓海)\N やっぱり 寂しくなる 皆さんも 国立のラストライブです
それは\N あなたが決めることで もんだね。 か?\N(白雪)はっ?
しょ。 (静香)何が?\N(拓海)何だかん (レミ絵)まあ 人が多い方が\N
おまえはもう死んでいる だ➡ 楽でいいですよね。
あれ… みんなは? 樹が かわいかったんでしょ? えっと 今回は 予算が少ない分
(綾奈)さあ。\N えっ? (静香)まさか。 ➡
ちょっと 連絡してくれるかな? (拓海)まっ… でも➡ 読者モデルや 新人ブランドを
新人ブランドの件って\N どうな ちなみちゃんと\N 別れるわけじ \N 全面的にと考えてます。
ってる? ゃないんだろうから。 (拓海)あ~ 大丈夫 大丈夫。
みんなで 手分けして\N やって まあね。 ロエベ グッチから\N リースし
もらってるんだよね? ハァ~ 駄目だ。 といたから。
さあ。\N「さあ」って…。 この企画じゃ\N 予算に 全然 俺の顔でね。\N(社員たち)さす
みんな 帰ったんじゃないです はまらない。 が。
か?\N えっ? (樹)お疲れ。 私も 声 掛けといた。
そりゃそうですよ。\N 生活 懸か あっ 樹君。 私が撮るなら タダでいいって。
ってるんです。 お疲れさま。 (社員たち)え~ すごい。
「首になるかも」なんて\N 言われ 大変そうだな。 ♬~
たら➡ あっ う~ん… まあね。 (拓海)コートが足りないな。
次のこと考えなくちゃって\N な 何か 手伝うことある? (白雪)\N 編集長 ロンドンから
りますよ。 あっ… ううん 大丈夫。 国際電話。
特に うちの編集部は\N 独身が ありがとう。 潤さんが\N 限定モデルのコート
多いですし。 ♬~ 着➡
しょうがないと思いますよ。 (拓海)\N そういえば 予算削減 出してくれるって。\N(拓海)ほ
お疲れさまです。 の話って…。 ~。
☎(呼び出し音) (静香)聞いた。 (男性)お待たせしました。\N よ
あっ もしもし。\N『FIRST (拓海)万部 売らないと\N 廃刊 ろしくお願いします。
CLASS』編集部の吉成です。 になるってのは? このタイアップによって➡
あの…\N 次号の特集の件なんで (静香)聞いた。 御社のイメージアップにも\N つ
すが➡ (拓海)そう。 ながると思います。
担当から\N 連絡は行ってますで (拓海)あっ! 白雪! ぜひ よろしくお願いいたしま
しょうか? 何ちゅう声 出してるんですか。 す。
(リエコ)それで どうですか? 私は 妖怪か ゲラゲラポーか。 (白雪)\N 読者プレゼント 集め
\N『FIRST CLASS』は。 (静香)どうしたの? てきたで。
あの予算では まともな雑誌は 時が来たんじゃないでしょうか。 特集記事のタイアップ 取れた
\N 作れないでしょう。 来たかな。 よ。
売り上げ 万部なんて\N どう (MIINA)私は この号で\N 撮影
来たんだろうね。
あがいても 無理です。 が最後になるかもしれません。
ほな 行きますか。
スタッフたちも\N 浮き足だって 頑張りますので\N よろしくお願
♬~
ますし。 いします。
翌日
そうですか。 (女性)お願いします。

お疲れさまでした。 ☎ よし やるか。\N(拓海)はい。
お疲れさまでした。\N(小夏)お (女性)はい\N『FIRST はい。
疲れさまでした。 CLASS』編集部です。 (少年)\N《おい デブ こっち来
まさか 大沢部長\N まだ ♬~ んなよ》➡
『FIRST CLASS』に➡ おはようございます 編集長。

38
《デブが うつんだろ》\N(少 でも\N 今日が最後じゃないです あなたの顔 見たら\N 息抜きに
女)《その肉 分けてほしいわ》 しね。 ならないじゃない。
(少年)《デブ デブ 百貫デブ そういえば 樹君って…。\N え あなたに\N 頭を下げられる覚え
~》\N(少女)《何で 太ったの っ? はない。
~?》 (拓海)\N《昨日 ここに来なか それに➡
(笑い声) った?》 まだ 何にも 結果は出てない。
♬~ 《挨拶しに》 ♬~
よし OK。 お疲れさま。 《挨拶?》 負けたら、引退。\NERENA×
お疲れさまでした。 《昨日で\N 仕事 終わったんだ MIINA\N 大トップモデル最後決
お疲れさまです。 よね》 戦
(MIINA)\N 静香さん 拓海さん 《もう 実家に帰ったよ》 負けたら、引退。
皆さん➡ 樹君…。 完売
今まで お世話になりました。 《何か 手伝うことある?》 万部か 廃刊か。
最後って決まったわけじゃ\N な 《あっ… ううん 大丈夫》 (小夏)発売から週間で\N 万,
いでしょ。 ♬~ 部。➡
そうだよ。 ごめん…。 売り上げ目標の割 達成です。
そうだよね。 数週間後 これまでの実績から予想すると
でも\N これが 私にとって 一 何とか できましたね 編集長。 \N どうなの?
つの区切り。 ホントに\N ありがとうございま 吉成編集長の\N 目標達成の可能
本当に どうも ありがとう。 した。 性は…。
もしかして 前 押してます? みんな\N よう集まってくれはっ (白雪)どう? 調子は。
あっ いえ。 すぐ着替えます。 たな。 う~ん…\N 今のところ 万,部。
MIINA さん\N ごめんなさい 邪 でも どうしてなんですか? (白雪)そっか。
魔しちゃって。 他のスタッフも\N 静香さんも 順調じゃないですか。
引退セレモニーの\N 真っ最中だ 拓海さんも➡ はい…。
ったんでしょ? みんな 無償で…。\N そのことや みなさーん 「私このあとの展
(拓海)まだ\N 最後だって決ま ねんけど➡ 開 どうなるか知ってますよ
ったわけじゃ…。 私が バイトから 契約に\N し ー」
次のライティング 準備して。 てもらったときなんやけど…。 って、ネタバレ注意の 感想書
あっ 今すぐ やります! 《編集長!》 き込み希望
あれ? 《契約していただいて\N ありが ♬~
何か\N いつもと 風景 違うと とうございます》 <現在の\N マウンティングラン
思ったら➡ 《死ぬ気で 頑張ります》 キングは>
カメアシ 変わりました? 《あなたに\N チャンスを与える <『ファースト・クラス』の音楽
前の子 辞めたんですか?\N や 代わりに➡ を\N 集めた…>
っぱり 芽が出なかったか~。 条件がある》 <また SOLIDEMO が歌う テーマソ
でも 賢いですよね。\N 早めに 《将来 『FIRST CLASS』が\N ング\N『Heroine』が 絶賛配信
無能に気付くなんて。 ピンチになったときは➡ 中>
(英語) 助けてほしい》 <詳しくは 携帯 スマートホン
(静香)私も\N 昔は カメアシだ 《もし\N そのとき 私がいなけ で\N「フジメロ」を ご覧くださ
ったんだよ。 れば➡ い>
下っ端をバカにしていいのは➡ そのときの編集長を➡
下っ端をやったことが\N あるや あなた自身の目で 見て\N 判断
つだけ。 して➡
あんたに その権利はない。 その編集長に価値がなければ\N
(英語) 助ける必要はない》
(ERENA)もしもし。 うん。\N ま 《はい 分かりました》 Jjj
た 買い取ってほしいの。 《約束します》
絶対バレないようにね! えっ?
[Script Info]
うん。 よろしく。 私だけと違うで。
; Script generated by
やるんだ? 結局。 留美さんは\N みんなに 同じ条 Aegisub ..
できちゃうからね。 件を課して➡ ;
スタッフに チャンスを与えて http://www.aegisub.org/
財力と人脈って 宝だよね~。 Title: Default Aegisub
\NERENA 見て つくづく思うわ。 \N 育ててきたんだよ。
file
まあね。 (MIINA)じゃあ 留美さんは➡ ScriptType: v.+
『FIRST CLASS』が いつか\N WrapStyle:
≪(拓海)お疲れさま。
こうなること 知ってたってこ ScaledBorderAndShadow:
あっ お疲れさまです。
と? yes
今日の撮影 大丈夫でした? Collisions: Normal
ま~ どこまで知ってたかは\N
ああ 無事に終わったよ。 PlayResX:
正直 微妙なとこだけどね。 PlayResY:
ありがとうございました。
留美さん。 Audio URI:
私も MIINA さんの撮影に\N 立
ここ 私の息抜きの場所よ。 FIRST.CLASS.E.End.HDTV.p
ち会いたかったんですけど…。 .x.mp
Video Zoom Percent: .

39
Scroll Position: 留美から聞いたときには\N びっ 《また パパを使えってこと?》
Active Line: くりしたけど➡ 《それは\N あなたが決めること
Video File:
結局 あなたは こうして\N でしょ》
FIRST.CLASS.E.End.HDTV.p
.x.mp 『FIRST CLASS』を守れた。 (英語)
Video Aspect Ratio: c. (秋葉)《君は 最初から\N その 嘘ぴょ~ん!
Video Position: つもりだったのか?》➡ (笑い声)
Last Style Storage: 《頼む! 頼むよ!》➡ そんなことしないよ\N 大親友の
Default
《君の言うことを\N 何でも聞く ERENA に。
YCbCr Matrix: TV.
から!》➡ 私のセクシーバストの内に\N 秘
[V+ Styles] 《なあ 俺から 社長業を取った めといてあげるから。
Format: Name, Fontname, ら\N 生きていけなくなるんだ あえてね
Fontsize, PrimaryColour, よ!》 乾杯~!➡
SecondaryColour,
OutlineColour, 《たかが雑誌》 う~ん! おいし~!
BackColour, Bold, 《たかがファッション》 一週間後・売り上げ発表日
Italic, Underline, 《なくなっても 誰も困らない》 (小夏)\N 売り上げの集計が 出
StrikeOut, ScaleX, 《売れれば何でもいい》 ました。
ScaleY, Spacing, Angle, 《そんな人間から➡ 売り上げ総数は…。
BorderStyle, Outline,
Shadow, Alignment, 命懸けで作っている雑誌を\N 守 万部です。
MarginL, MarginR, るのが 私の仕事です》➡ すごい。 目標 達成しましたね。
MarginV, Encoding 《そのためなら\N 何だって や 宴も鷹輪プリンスホテルで諸
Style: ります》 君、遂に我々は 宇宙戦争に突
Default,Arial,,&HFFFFFF, 《死にたければ\N 勝手に どう 入する!
&HFF,&H,&H,,,,,,,,,,,,,,
,, ぞ》➡ アーユーレディ?
《私の仕事は これからですか (留美)おめでとう 吉成編集長。
[Events] ら》 ありがとうございます。
Format: Layer, Start, (小夏)そして\NFassbender トップモデルの\N アンケート結
End, Style, Name,
に潜り込んで➡ 果のことね。
MarginL, MarginR,
MarginV, Effect, Text 編集部門の担当者になって\N 再 本人に伝えてきます。
今日で皆様と過ごすのも 最後 編 縮小する ふりをしながら➡ MIINA さん。
になりました・・・ あの子に懸けた。 (MIINA)ありがとう。\N えっ?
寂しいわね~ そのつもりで\N あなたも つい 編集長のおかげで➡
うっそ~。 てきたんでしょ? 最後まで 精いっぱい\N やるこ
とにかく エリカが成し遂げた まだ 分からないわよ。 とができました。
ことは奇跡ね! ここから 私が裏切るかも。 もう 思い残すことは ありませ
現代のシンデレラが 最後どう (ERENA)ねえ どうなの?\N(レ ん。
なるのか・・・ ミ絵)んっ? 『FIRST CLASS』は\N 生き延
・・・まぁ ハッピハッピーエ (ERENA)アンケート結果。\N(レ びることができました。
ンドじゃないわな! ミ絵)ああ… どうだろう。 MIINA さんのおかげで。
今夜も最後まで ひっくり返り 「どうだろう」ってことは\N ない それじゃあ 編集長。
まくりですよ! でしょ。 ありがとうございました。
私たち、懲りないんでね・・・ あっ そうだ。 ♬~
<現在の\N マウンティングラン これ\N ラストプレゼント フォ (留美)どういうことでしょう
キングは> ー ユー! か?
(ちなみ)\N 次号で 万部 売り 何~? どうもこうもない。\N 今 言った
上げます。 (ERENA)これ…。\N(レミ とおりよ。
(リエコ)\N 達成できなければ 絵)ERENA に投票した➡ ちょっと待ってください。\N そ
即廃刊よ。 IPアドレス 調べたんだけど➡ んな…。
(MIINA)負けたら引退する。 同じアドレスから ,件単位で\N ♬~
\N(小夏)発売から週間で➡ 投票されてるんだよね~。
♬~
売り上げ目標の割 達成です。 しかも\N なぜか ほとんどアメ
(白雪)しかし 意外やな。➡
(リエコ)これまでの実績から\N リカから。
ここまで 大差がつくとは\N 思
予想すると どうなの? どっかに売ろうかな~と思って。
わへんかったわ。
(留美)吉成編集長の\N 目標達 \N タブロイド的な。 {\pos(,)}読者投票結果最終結
成の可能性は…。 何なの? やめてよ。\N(レミ絵) 果\NFIRST CLASS MIINA ×
かなり高いと思われます。 きっと 飛び付くよ。 ERENA 読者投票結果\N 総投票
(小夏)留美のシナリオどおりに MIINA の薬物中毒疑惑より\N 数 票
\N なりそうね。 面白いかもね。➡ そうですよね。
(留美)そう? イメージ悪いこと\N 山のごとし (白雪)MIINA 何て?
秋葉社長の\N キックバックどこ だもんね。 「ありがとう」って。
ろか➡ あんたが言ったんじゃない。 そっか。
詢香社が\N 負債を抱えて つぶ \N(レミ絵)えっ 私?
れるって➡ 言ってない 言ってない。\N はい 吉成編集長 ちょっと。
回想スタート。 はい。

40
♬~ それでも 最後まで\N 私の仕事 そうでしょうか?
『FIRST CLASS』は➡ をさせてください。 私は 『FIRST CLASS』に\N
即廃刊。➡ お願いします。 いろんなこと教えてもらいまし
編集部員は 全員 解雇です。\N (留美)いいんじゃない? た。
えっ…。 やりなさい。 ブランドも コーディネートも
ミッション・インコンプリート 思うがままに。 \N メークも➡
♬~ ありがとうございます。 憧れの女性の生き方も 全部➡
♬~ ♬~ 『FIRST CLASS』に\N 教えて
どういうことですか?\N 売り上 『FIRST CLASS』は 廃刊にな もらったんです。
げ目標は➡ る。 現実は なかなか\N うまくいか
達成したじゃないですか。\N(小 あなたが お父さんの力で\N 雑 ないことの方が➡
夏)社長宛てに➡ 誌を買い占めて➡ 多いけど➡
これが送られてきたの。➡ 不正に投票させてたことが\N バ それでも\N『FIRST CLASS』
そこに あるとおり\NERENA の レたの。 を開けば➡
関係者が 雑誌を➡ リークしたのは\N もちろん あ 自分の人生が\N 輝くような気が
不正に買い占めていることが\N なたの友達。 したんです。
分かったの。➡ 男絡みのスキャンダルも 全部➡ ERENA の関係者を 差し引いて
売名のために\N でっち上げた も➡
アンケート投票も 同じIPアドレスから
やらせ。 それでも まだ\N 万人以上の女
\N 複数 行われていることも。
単純に\N その ERENA に入った はっ? 証拠でもあんの?\N 全 性たちが➡
部 世間に公表したら➡ 『FIRST CLASS』を\N 心待ち
不正票数を➡
売り上げ部数から 引くと➡ あなたは\N この世界で生きてい にしてるんです。
あなたが挙げた部数には\N 届い けなくなる。 そうね。
ていない。 どれだけ パパが\N お金持ちか あなたの思うとおりになったわ。
そんな…。\N どうであれ あなた どうかは 関係ない。 社長の最後の命令。
は➡ むしろ お金持ちだからこそ➡ 「最終号を作れ」って。
賭けに負けた。 一度 嫌われたら➡ はい。
もう二度と\N 立ち上がれなくな アメリカ本社からの\N 命令だそ
試合終了。
つだけ いいですか? るまで➡ うよ。➡
どうして 分かったんですか? 日本中が\N あなたを袋だたきに 不思議よね。
社長にリークした人間がいるの。 する。 どうして そんな命令が\N アメ
(小夏)\N だいたい 想像はつく それが 今の時代。 リカから来たのか。
でしょ? 幸い 今回の不正は➡ そうですね。
はい、皆さんご一緒に、『大ど 社長の命令で\N 社外に公表され 最終号を作ることが\N 決まりま
んでん返し!』 ないことになった。 した。
秒速でホームレスに なりまし 今のところ あなたの化けの皮も でも 予算は 分ののまま。
た的な \N 剥がされてはいない。 通常の やり方では\N とうてい
皆さん 聞いてください。 やろうと思えば➡ 作れないでしょう。
不正購入の証拠が見つかり➡ トップモデルとして\N やってい また 無償で頼む?
販売結果は 無効になりました。 けるでしょ。 いえ。
『FIRST CLASS』は➡ あなたなら。 最終号は\N 私たちの手だけで
廃刊になります。 あなたの お父さん\N ハリウッ 作りましょう。
はっ? ドセレブ御用達の➡ (綾奈)どういうことですか?\N
編集部員は 全員 解雇です。 ジュエリーブランドの\N オーナ 紹介する洋服や小物は 全て➡
だから… 最後に みんなで➡ ーなんだってね。 私たちの私物コーディネートで
最終号を作りましょう。 だから?\N アメリカじゃ超有名 す。
最終号? ブランド。 流行の ど真ん中にいる\N 私た
『悪あがき』でご飯三杯行けま だったら➡ ちが 今➡
す、ですか。 Fassbender&McCartney の どんな洋服を着て\N 何を感じて
ホント、父ちゃんあきれて 涙 創業者も\N 知らないわけじゃな いるのかを➡
も出ねえわ いでしょ? 紹介します。
それは\N 社長はOKしてるんで 何なの? そこで 私たちが どんな気持ち
すか? 今 あなたが やるべきことが\N で\N この雑誌を作ってきたか➡
それは…。\N 何だ OKもらって 何なのか➡ それを 読者に伝えましょう。
ないんですか? 分かるでしょ? (一同)はい。
だったら できるかどうか\N 分 (留美)近い将来➡ 白雪さん。\N はい?
からないですよね。 ほっといても 紙媒体は\N なく 白雪さんには 歴代の編集長に
必ず 社長に了承してもらいま なってしまうかもしれない。 \N 取材してもらいたいんです。
す。 (留美)なのに あなたは➡ 歴代の編集長?
必ず。 瀕死の雑誌を\N 生き延びさせよ この雑誌を作ることに\N 人生を
(小夏)最終号なんて\N 社長が うと➡ 懸けた 女性たちが➡
絶対に了承するわけない。 必死に あがいてる。 今 どんな人生を歩んでいるのか
(留美)よく考えると 滑稽よね。 を\N 紹介したいんです。

41
それが 読者への\N 生きたメッセー どっかのセレブ歌手の家族が\N その人が嫌いだとか\N 過去に何
ジになると思います。 エレベーターの中で➡ をしたとか➡
分かりました。 大ゲンカしてるなんて映像より そういうことで決めるのは\N く
それやったら\N ギャラは ゼロ も\N ずっと すごいですよね? だらないと思います。
で済むな。 (MIINA)ちなちゃん 何のつも サラリーマンが聞いたら 泣く
よろしくお願いします。\N(一 り? で。
同)はい。 話って… そのために\N 私を こ 好き嫌いで 出世コースから\N
(綾奈)\N 企画の数は 決まりま こに呼んだの? 外される お父ちゃん➡
したけど➡ MIINA さん ごめんなさい。 ごまんと いますからね。
編集長\N 目玉企画は どうする 人に お願いがあるんです。 オレはジャイアン
んですか? (MIINA)ああいうの\N ちなち ハ~ヒフ~ヘホ~のバイキンマ
目玉企画は もう決めてます。 ゃんらしくないよ。 ン
賭けだけどね。 隠し撮りするなんて。 水戸黄門の越後屋
[TEL](呼び出し音) してませんよ。 ジークジオン
あっ…。 えっ? ドロンジョ様
MIINA さん? ほら。\N 撮ってなかったの? あ~悪役エネルギーが枯れてい
あれ? {\pos(,)}動画データがありま く
「打ち合わせ」って聞いて\N 来た せん (白雪)どのような思いで➡
んだけど。 撮ってません。 『FIRST CLASS』を\N 立ち上
(ERENA)\N そんなこと どうだ でも ああでもしないと➡ げられたんですか?
っていいよ。➡ 私のお願い\N 聞いてもらえませ 子育てと仕事の両立は\N どうさ
お前 私を売っただろ。 んからね。 れたんですか?
はっ? 何 何? 何の話? フフ。 {\pos(,)}タイトル 「」ファ
(英語)\N(レミ絵)やめてよ!➡ それと…\NMIINA さん 聞いた ーストクラスエディター愛用小
むしろ 感謝してもらいたいぐら でしょ? 物特集
い\N なんだけど。 前の総選挙も 今回も\NMIINA (女性)そうね…。
はっ? さんが勝ってたんです。 (史子)あ~ こっちの方がいい
≪(レミ絵)前の\N センターモデ だから モデルを\N 引退する必 ね。
ル選挙のときだって➡ 要なんてないんです。 {\pos(,)}タイトル 「簡単着
ホントは MIINA が勝ってたで (レミ絵)\N どんだけ金持ちか 回コーデ術」
しょ。 知らないけど➡ {\pos(,)}タイトル 「おしゃ
あんたの人気と実力じゃ\N 完全 あんた 頭 悪過ぎでしょ。\N そ れ読モスナップ」
に 負け戦だったのに➡ もそも 私を信じ過ぎでしょ。➡ えっと… 最後に 働く女性に\N
あんたと しゃべってるとき➡ ぜひ メッセージをお願いしま
勝ててたじゃない。
あんたが指図したんじゃない! 頭の中 ずっと\N「バカ」が ニコ す。
やったのは お前だろ!➡ 動状態だったわ。 ≪(足音)
男とのスキャンダルだって\N ほ レミ絵さん 友達いないでしょ。 おはよう。
ぼ 売名行為だったってことも➡ 友達なんて いらないでしょ。 ♬~
今まで ぜ~んぶ➡ まあね。 目玉企画 川島レミ絵
私のセクシーバストの内に\N 秘 あ~あ… 悪役も つらいわ。 ページ\NMIINA×ERENA\N 最初
めててあげてたんじゃない。➡ 企画の担当 振り分けたんで\N で最後のショットグラビア&イ
今回は ちょっと 口が滑っただ これに従ってください。 ンタビュー
け。 じゃあ みんな よろしくね。 (静香)よし いくよ。
でも\N あんたは 別に いいじ \N(一同)はい。 (静香)ERENA。
ゃない。 (白雪)何で? 遅かれ早かれ➡
『FIRST CLASS』がなくなって 何で レミ絵が入ってんの? 私は モデルを\N 辞めることに
も\N モデルできるでしょ。 「何で」って どういう意味です なったと思う。
そこそこなら。\N(ERENA)そこ か? だから… MIINA さんは\N 選挙
そこ…。 おはようございます 編集長。\N で勝ってたんです。
(MIINA)それって ホントな おはよう。 辞めなくていい。\N(MIINA)あ
の? 何で レミ絵を外さへんの?➡ りがとう。
(レミ絵)フフ… ホントですよ。 こいつが やらかしたこと\N も あなたに感謝してる。
犯人は こいつだ! う みんな 分かってるんやで。 「感謝」って…。\N(MIINA)あなた
You bitch! 必要だからです。 のおかげで➡
≪はい カット! レミ絵さんの 処理能力の高さと 次の夢を 見つけることができ
はい お疲れさま。 \N 洋服のセンスは➡ た。
おかげで\N 史上最高の絵が 撮 編集部内で 断トツです。 今日は\N 私にとって最後の撮影
れました。 『FIRST CLASS』という雑誌を になる。
はめやがったな。 \N 作る上で➡ 最高のツーショットを撮ろう。
これ➡ 必要な能力だと思えば➡ 私への はなむけ的な。
アップしたら すごい再生回数 どんな人間だろうと\N 使うべき はなむけ?\N(レミ絵)ラストプ
\N いきそうじゃないですか? です。 レゼント。
あ~。

42
(静香)いいねえ。\N そうそうそ さすがに まだか。 いいねえ。
う… そうそう。➡ 別れの挨拶に来たんだ。 OK!\N(MIINA)お疲れさまで
OK。 そう。 した。
(静香)笑顔 笑顔。\N そうそう 樹君がいるのは\N もう 違う世 じゃあ 拓海さん。\N(拓海)了
そう… そうそう。 界だもんね。 解。
大沢部長 小夏さん\N ちょっと そう。 ERENA。\N(ERENA)は~い。
お時間ありませんか? まったく違う世界に\N 行くこと (MIINA)ERENA。
(留美)何?\N 記念撮影です。 にした。 はい オーガニックコーヒー。
記念撮影?\N はい。 そっか。 ありがとう。
ただの記念撮影です。 これで 私も決めた。 何 ぼけっとしてんだよ!\N 照
(静香)は~い じゃ みんな\N しばらく会えなくなる。\N うん。 明 チェンジだろうが!➡
撮るよ! こっち向いて! でも… どうなっても\N 大丈夫 早く!\N(男性)今 やります!
(白雪)ここです。 な気がする。 静香さん 樹君いなくなって\N
じゃあ 静香さん お願いしま うん。 寂しいんと違います?
す。\N うん。 ☎ 別に。➡
どうしたんですか? {\pos(,)}やめないで!やめな あっ… そういえば これ。\N(白
あっ いや…。 いで!やめないで!やめない 雪)んっ?
ああ… じゃあ 撮ろう。 で!やめないで!\N やめない (樹)「今 僕は ウクライナで\N 報道カ
(樹)すいません 静香さん。\N で!やめないで!やめないで! メラマンとして働いています」
遅くなりました。 やめないで!やめないで!\N 私 (MIINA)樹君\N 結局 実家 継
遅えんだよ。 のファッションリーダー的な雑 がなかったんだね。
今日だけ どうしても 来いって 誌だったのに。\N なっ。\N ホンマ もったいないよ
\N 静香さんが。 (小夏)\N 読者からの反響が す な~。
そっか。 ごいです。 いいんじゃない?\N 草食系男子
(静香)じゃあ 撮るか。\N(樹) {\pos(,)}いきなり最終号なん 海を渡る。
はい。 て げっ…。
お前が撮れ。\N(樹)えっ? {\pos(,)}まだ終わるには早す あっ そうや。\N 読モ 人 集め
最後ぐらい 私 写りたい。 ぎます。 てくれた?
静香さん…。 {\pos(,)}明日から私は何を着 えっ?\N それは レミ絵さん担
早く。\N(樹)はい。 て\N お願い!やめないで! 当でしょ?
(リエコ)で 収支は? レミ絵は?\N(MIINA)えっ?
♬~
固定の人件費を 差し引いても お殿様のおなーりー。皆のも
♬~
\N 黒字で ,万円程度です。 の、頭が高い!
☎\N 撮ります。
,万…。 (白雪)レミ絵ちゃん\N 早う 読
(綾奈)\N はい 『FIRST
このまま 年間➡ モ 集めといて。
CLASS』編集部です。
様子を見ましょう。\N(留美)こ 分かりました。
(シャッター音)
のまま…。 え、私の聞き違いかしら。今、
♬~
もうかるものを\N やめる必要は あなたは私に指示をしたの、
大切なことはすべて\N ファース
ないでしょ。 そう、どうしてもあなたは 闘
ト・クラスが\N 教えてくれた。
分かりました。\N そのようにい うと言うのね、
♬~
たします。➡ 出よ、シェンロン!願いを叶え
お世話になりました。
失礼いたします。 たまえ!
あなたは\N 自分の仕事を全うし
(リエコ)全て あなたの\N 意図 もう ええわ。
たわね。 I'll be back.
どおりになりましたね。
そうでしょうか? 何 言うとんねん。
小夏は 何で この業界 入った
私が\N 仕事を やり遂げたかど
の? ♬~
うかは➡
大好きな雑誌があったの。 ♬~
まだ 分かりません。
それって…。 ♬~
♬~
(小夏・留美)『オリーブ』 よし…。
♬~
♬~ ♬~
ちなみちゃん。
[TEL](アナウンス)お客さまが\N お ♬~
樹君。
かけになった電話番号は➡ 初めまして 吉成ちなみです。
何か 別人みたいだよね。
現在 使われておりません。 ちょっと前まで\N ファッションエ
スーツ。
半年後 ディターやってました。
そうかな?
(留美)小夏。\N(小夏)はい。 よろしくお願いします。\N(一
まだ 慣れないよ。\N 服に着られ
(留美)これ 撮り直し。\N(小 同)よろしくお願いします。
てるみたいで。
夏)あっ… はい。 パリコレ目指してます的な 夢
そんなことないよ。
みんな これ よろしく~。\N(一 見る少女キター
カッコイイよ。
同)はい。 ファッション雑誌を作る中で
ちなみちゃん\N これから どう
{\pos(,)}祝!\N 復活号 本当に女性達が求めてる洋服が
するの?
生まれ変わって世界を変えろ! 何かということが 私わかっち
次 何するか 決まってるの?
(静香)\N そうそうそう… そう ゃいました!的な
う~ん…。
そう。➡

43
残念!それとこれとは別なっし ♬~ お越しいただき\N ありがとうご
ー (留美)\N 巻頭の特集記事 よく ざいます。
可愛い顔してるやないか。そこ 書けてた。 (蘭子)当然じゃない。\N みんな
そこの (良子)ありがとうございます。 の様子が気になっちゃって。
洋服も個性的じゃけん。ほどほ (留美)写真は 撮り直しね。 千冬さんも大変でしょ?\N(千
どやけんの \N(良子)えっ? 冬)まあ… はい。
それでは皆さん 今回は最短記 (小夏)白雪さんも手伝ってね あっ お席 あちらです。\N(蘭
録 狙いましょう ~。\N(白雪)げっ。 子)サンキュー。
週間で潰したるけん、待っとき (留美)レミ絵\N 今日のショー ≪(充)お疲れさまです。
ー の記事➡ (充)今日も お奇麗ですね。
<現在の\N マウンティングラン あしたまでに差し込んでおいて。 \N(千冬)ありがとうございま
キングは> \N(小夏)見開き ページ。 す。
(レミ絵)分のページぐらいで\N (白雪)しかし\N あの おばはん
いいんじゃないですか? も ようやるな。
ちっちゃ~く。 創業当時から\N 竜子さんと二人
(竜子)私の目の届く所で\N 何 三脚で➡
水 飲んでんの! バカ女! ここまで ブランドを大きくした
(英語の会話) \N 番頭やったのに➡
(男性)Oh! I'm sorry. 突然 辞めて\NNGSホールディング
(隆太郎)副社長…。 社長! スのトップに就任。
Kkk (竜子)後にして。\N(隆太郎)ち (レミ絵)その片腕が\NIT系の
ょっと いいですか?➡ 起業家で➡
[Script Info] いやいや… いいんですか? M&Aに たけている\N イケメ
; Script generated by (竜子)あら こんな所に…。➡ ン 間宮 充。
Aegisub .. ごめんなさい。➡ ちなみに 間宮 充は 未婚です。
; スーツの着方➡ あっ そうなん?\N(良子)そう
http://www.aegisub.org/
お勉強にもなるかしら?\N ショ なんだ。
Title: Default Aegisub
file ー ご覧になる? (凪子)ちょっと まだ来ない
ScriptType: v.+ (小夏)何か ぱっとしないっす の!?
WrapStyle: ね。 (結衣)はい! 今 アトリエから
ScaledBorderAndShadow: (留美)実質 竜子さん\N 作って ➡
yes タクシーで届けるって\N 言って
ないらしいから。➡
Collisions: Normal
PlayResX: 私たちが憧れてたころに比べた ます。
PlayResY: ら\N 全然ね。 (凪子)\N う~ん… ぎり間に合
Audio URI: First Class まあ モノトーンだけじゃ\N 代 うかな?
Ep.MP わり映えしないしね。 (さくら)順番 最後に回しまし
Video Zoom Percent: .
あっ じゃあ\N メーンのデザイ た。\N(凪子)あ~ ありがとう。
Scroll Position:
Active Line: ナーって…。 (ナミ絵)さっすが 凪子さん。➡
Video File: First Class (留美)そう。 最後の最後まで 粘るところ\N
Ep.MP あっ フロントロー\N 譲ってい 尊敬します。
Video Aspect Ratio: c. ただけるんですか? いやはや 仕事が遅いだけよ。
Video Position:
Last Style Storage: よかった。 私 脚が窮屈で。 (さくら)\N あ~ すいません
Default 小夏さんは 列目でも\N 全然 ね。 通ります。
YCbCr Matrix: TV. 大丈夫ですもんね。 佐丹野さ~ん\N「とにかく急げ」
脚的に。\N(小夏)ハハハハ… ハ って言って~。
[V+ Styles] [TEL]
ァ。
Format: Name, Fontname,
ねえ\N 確か レミ絵のお姉さん (大五郎)はい 分かりました。
Fontsize, PrimaryColour,
SecondaryColour, って…。 ったく 自分の作業が遅いから
OutlineColour, 一流デザイナーですけど。 \N こんなことになってんのに。
BackColour, Bold, (ナミ絵)\N さくらさん 染み抜 寝癖じゃん。 も~。
Italic, Underline, (大五郎)\N ていうか お前 何
StrikeOut, ScaleX, き くれる?
(さくら)はい! 寝てんだよ!
ScaleY, Spacing, Angle,
BorderStyle, Outline, (さくら)どうぞ。 (久志)いや~ もう無理っすよ。
Shadow, Alignment, (白雪)何か ヤバいらしいで。 自分の徹夜のレベル 超えてま
MarginL, MarginR, す。
\N(良子)何が?
MarginV, Encoding どうですかね?\N(吹雪)はいは
Style: Default,MS (白雪)こちらさん 経営が。
Gothic,,&HFFFFFF,&HFF,&H (華)じゃあ 例の件 よろしく ~い。
,&H,,,,,,,,,,,,,,,, ね。\N(女性)分かりました。 (吹雪)秒前。
(男性)すいません。\N 追加のご (薫) … 秒前。
[Events] (薫・吹雪) 。➡
融資の件は➡
Format: Layer, Start,
ちょっと ご要望には\N 沿えな 完成!
End, Style, Name,
MarginL, MarginR, いという判断が 出まして。
MarginV, Effect, Text (千冬)瀧川さま➡

44
(大五郎)よっしゃ。 いってきま 今という時代は\N デザインから どうするんですか?
す。\N タクシーチケット 下さ 洋服が➡ それって売れそう?➡
い。 週間で店頭に並ぶ ブランドが あなた方が描いたデザインが\N
出ます! 分で着きます! \N 存在し➡ 売れているのであれば➡
♬~ 人気を博している時代です。 私が呼ばれることは なかった。
(大五郎)うっす うっす…。\N あ なのに 私たちファッション業界 \N(千冬)デザインは ともかく
~ 跳ねてる。 \N ほとんどの人間が➡ ➡
はい。 あと分! 年後の洋服を\N デザインしてい ショー以外で\N どうやって発表
最後の着 到着しました! ることに➡ するんですか?
早く着させて! 何の疑問も持たない。 荒巻 千冬さん。 プレスのトッ
間もなく行きます。 なぜでしょう? プ。\N(千冬)はい。
(拍手) なぜなら➡ (リカ)私が 答え 出していい
(凪子)お疲れさまです。\N(竜 今まで ずっと そうしてきたか の?
子)何? あっ…。➡ ら。 私が 指示を出せば\N あなたの
あら ありがとう。 ありがとう。 これから週間で➡ 仕事は なくなる。
(拍手) ことしの秋冬コレクションを\N それなら それでも いいけど。
(拍手) 一新させます。 (華)すぐ 発表の方法と 段取り
(華)千冬さん。 どうぞ お楽しみに。 を\N 考えます… よね?
♬~ ♬~ ですよね? 千冬さん。
(白雪)あれ?\N(良子)誰? ホント楽しみ。 ≪(ドアの開く音)
ここ年で➡ (凪子)フフ。 ♬~
つぶれかけの老舗のブランド\N ♬~ 今日から\N デザイナーとして
つも V字回復させた➡ (ちなみ)楽しみね。 お世話になる➡
やり手の\N クリエーティブディ ♬~ 吉成ちなみです。
レクター。 (竜子)今後 全ての決定は\N 廣 (リカ)私が採用しました。
(レミ絵)\N どんな手 使ったん 木リカさんに 引き継ぎます。➡ よろしくお願いします。
ですかね?➡ そのつもりでね。➡ (一同)よろしくお願いします。
普通にやったら\N そんなこと それと あなたたちの私服\N こ (リカ)アシスタント 前へ。➡
できないですよね?➡ のごろ どうなってんの?➡ じゃあ この人の中から\N チーフデ
ああ… 女は使えますね。\N あの 自社ブランドへの\N リスペクト ザイナーを選ぶということで➡
ビジュアルなら。 が ない。 よろしく。
(リカ)どうも。\N クリエーティ 取り急ぎ アシスタントを含めた [TEL](シャッター音)\N(リカ)
ブディレクターを➡ \N デザイナー全員に➡ 以上。
務めさせていただくことに\N な 今日中に 新規デザインを\N 提 「ようこそ。 TATSUKO YANO\N
りました➡ 出してもらって➡ 新人の 吉成ちなみさんです」➡
廣木リカです。 それで チーフデザイナーを\N 「皆さん よろしく!」
(リカ)早速ですが\N 実質的な 決めたいと思います。 (レミ絵)\N「ちなみさん 懐かし
方針を 申し上げます。 ことしのエーダブは\N とっくに いです!」➡
まずは 秋冬コレクションの\N ショー 終わってますが。 「ちょっと前まで ファーストクラスとい
チーフデザイナーを 決めます。 (リカ)コレクションショーだけ う\N 雑誌編集部で 一緒でした」
(ナミ絵)凪子さん 知ってまし が\N 新作発表の場なんて➡ ➡
た?\N(凪子)知らない。 初耳。 業界関係者しか知らない\N 業界 「今度 プレスに行ったとき\N お
(良子)今日 春夏のコレクショ 関係者による➡ 会いしたいです」
ンが\N 終わったばっかなのに➡ 業界関係者のための\N 常識であ (ERENA)「吉成編集長 お久しぶ
もう来年か。 って➡ り!\N また ロケ行きたいな~」
そして チーフデザイナーには➡ 洋服を買う お客さんにとっては (女性)「宇都宮北小だった\N 吉
週間後に ことしの秋冬コレクションを \N 関係ないことでしょ? 成ちなみさんですよね?」
\N 発表してもらいます。 むしろ これから\N 秋冬になっ (男性)「応援してます」
ことし?\N(凪子)あり得ないで ていくときに➡ (男性)「綺麗な人ですね!」
しょ。 今の空気感を反映した 洋服を (結衣)ここ 使ってください。\N
(ざわめき) \N 売ってもらった方が➡ ああ…。
(リカ)ことしの秋冬は\N もう お客さんにとっては\N ありがた (結衣)あっ… ここしかなくて。
店頭販売してるし➡ いと思うけど。 ありがとう。
業界的に 週間後に\N コレクシ でも\N それは 現実的に不可能 (結衣)あっ… あと これ。➡
ョン発表だなんて➡ だから➡ よろしくお願いします。\N はい。
絶対に あり得ないことだと\N 今の流れが…。\N(リカ)んっ? デザイナーの多武峰です。\N よ
皆さまのご指摘を 受ける前に➡ 不可能?➡ ろしく。
申し上げます。 ファストファッションブランド よろしくお願いします。
クリスチャン・ディオールは\N が\N それぐらい やってること (ナミ絵)凪子さんは 私たちの
成功の秘訣を➡ ➡ \N 心のチーフデザイナーなんで
「時代の空気を嗅いだだけだ」と 知ってるわよね? すよ。
\N 言いました。➡ 今 店頭に並んでる\N 今季のコ やめてよ ナミ絵ちゃん。\N(ナ
レクションは➡ ミ絵)いいじゃないですか。

45
キャリア的には まあ 順当にい (凪子)ナミ絵ちゃん どうす あなたと あの子が\N 何をやっ
けば\N 間違いないわけですし。 る?\N 今日中のデザイン。 てくれるのか。
順当にいけば。 キャリア的には。 あ~ まあ 今季 出さなかった (留美・リカ)\N 私たちの約束の
やだ ナミ絵ちゃん。\N やだ ナ \N 予備のデザインが あるんで ために。
ミ絵ちゃん。 ➡ (蘭子)あっ 社長は~ん!\N(隆
回ずつ返ししちゃうから。\N フ 大丈夫です。\N(凪子)さすが ナ 太郎)蘭子おばさん!
フフ。 ミ絵ちゃん。➡ (蘭子)あ~ うわ…。\N(竜子)お
あっ ちなみさん\N どこに住ん 急いで描くことないんだ。\N(ナ めでとう。
でるの? ミ絵)いや 凪子さんもでしょ? (人の笑い声)
高円寺です。\N(凪子)あ~ いい (凪子)フフ… バレた?\N(ナミ (蘭子)元気そうやねえ。\N(隆太
よね あの辺! 絵)フフ。 郎)元気です。
何か 商店街が充実してて。\N 庶 でも 何なら 私 チーフデザイナーな (竜子)今は もう\N あなたの社
民の台所っていうの? んて\N 辞退したいんですけど。 長じゃないでしょ。➡
うちなんか\N 近くに何にもなく そうね。 分かるわ~。 瀧川 蘭子CEO。 おめでとう。
って。 めんどくさいですよね。\N(凪 今日も カバリな感じ 最高よ。
もう マンションの階に\N 成城 子)めんどくさ~い。 いいえ~ 竜子さんこそ➡
石井しかなくて。 じゃあ 私に譲ってもらえます 年前から変わらず\N 黒が よく
そうですか。 か? お似合いどす。
ちなみさん ご出身は どちら? 先輩。\N(ナミ絵・凪子)全然いい いいパーティーじゃない?
宇都宮です。\N(さくら)ギョー よ。 それも これも みんな\N 竜子
ザの町?➡ (ナミ絵)お願いします。\N(リ さんのおかげどす。
え~ いいな! カ)はい。➡ (竜子)ん~ やめてよ。
何か 宇都宮とかって\N 関東近 ねえ まだ? そろそろ\N 私 出 私 いまだに 竜子さんのこと\N
県っていうんですか? ないといけないんだけど。 尊敬しておりますの。
東京に近くて うらやましい。\N (さくら)はい。\N(大五郎)今 これまで一緒に働いた\N みんな
私なんて博多だから。 出します。 のこと➡
福岡っていうより博多だから\N これも お願いします。 わが子のように思ってますもの。
いまだに 東京 なじめなくっ お疲れさま。\N お疲れさまです。 もちろん 隆太郎さん…\N いや
て。 (凪子)あっ 大ちゃん。\N(大五 副社長のことも➡
(凪子)\N おいしいよね 博多ラ 郎)はい。 息子のように思ってますのよ。
ーメン。 よろしくね 例の仕事。 ハハハハ…。\N(竜子)ありがと
宇都宮餃子と同じぐらい。 フフ。 はい。 う。
\N(さくら)えっ? ♬~ あっ そうそうそう。\N 竜子さん
(ナミ絵)まあ\N 博多ぐらいな [マイク](蘭子)\N 皆さま 本日は が やられていた➡
ら いいけどさ➡ お忙しい中➡ アジアにスクールを開いて\N デ
私なんて 年に回\N ニューヨー 私ども NGSホールディングス ザイナーを育てる事業。
クに帰るだけで➡ ➡ 何とか 軌道に乗りそうですわ。
万円コースだからね。 設立周年記念に\N お越しいただ あなた 素晴らしい。
デザイナーの勉強は どこで? き➡ (充)困ったことがあったら\N
専門と… ちょっとだけ\N 小さ 誠に ありがとうございます。 いつでも ご相談ください 社
いブランドで インターンを。 今日は 日本のファッション界を 長。
あっ じゃあ 海外留学とかは? \N けん引されている方々に➡ じゃあ お先に。 おめでとう。
\N あっ… そんなのは 全然。 足をお運びいただき\N 大変 光 隆太郎さん。\N(隆太郎)はいは
<は~い 来ました マウンティング> 栄に存じております。 い。
<てか 皆さん お久しぶり。\N (拍手) TATSUKO YANO も そろそろや
おさらいしましょう> (隆太郎)フゥ~! フゥ~!\N ね。
<恋愛 仕事 お金 持ち物…\N フゥ~! ハハ! 資産状況 確認しておきます。
様々な要素を踏まえて➡ ≪(鏑木)リカ。 (女性)やだ どうしようかな ハ
「自分より上」 「自分より下」と➡ サブローさん。\N(鏑木)どう? ハ。\N(凪子)言って 言って!
何の根拠もなく 勝手な基準で 新しい職場は。 ハハハ!
\N 順位をつけ合う> 快適です。\N(鏑木)楽しみだね (女性)何よ ちょっと… まあ。
<何をもって勝ちなのかは\N 不 え。 \N(女性たち)大ちゃん。
明だが➡ 君が また 何をやらかすのか。 凪子さんに頼まれてた仕事\N 終
それも含めて マウンティング> \N(リカ)「やらかす」だなんて。 わりました。
<女の格付けは\N どこにでも じゃ。 ああ… あ~ ありがとう!\N マ
ある ある> 失礼いたします。 ンモスうれピー!➡
あの…。\N(さくら)んっ? ≪(足音) じゃ 本業いっちゃう?
そろそろ いいですか?\N 仕事 ご活躍のようね。 本業って…。
始めて。 (リカ)大沢編集長。 じゃ 私は そろそろ失礼しま
(凪子)あ~。\N(さくら)あっ (留美)どう? あの子。 す。➡
いや… ハハハハ。➡ (リカ)まだ初日ですから 何と 大ちゃん ちょっと。\N(大五郎)
ごめんね…。\N どうも。 も。 はい。
楽しみだわ。

46
(凪子)ハハハハ! 普通 逆だよ よっ よろしくお願いします。 そんだけ言うなら\N あんた や
ね。 \N(リカ)吉成さん➡ ってみなよ。
リベンジポルノっていうんだよ 日後の日 時に記者を呼んで\N 針に 糸 通せんの?\N(吹雪)フ
ね\N こういうの。 お披露目するわよ。➡ フ…。
何で?\N(凪子)う~ん… 自 すぐに パタンナーに回して。\N 貸して。\N あっ はい。
慢?➡ はい。 えっ ヤバい!➡
私 若い男と現役ですって アピー 並行して 記事 決めます。 俺より うまいんじゃないんす
ル?\N(大五郎)けっ 消してくだ (久志)あ~ また ずれたよ。 か?\N これ。 え~ すごい…。
さい。 (吹雪)よいしょ。 私 衣料材料店で\N 年間 働い
しょうがないよね。 大ちゃん ちょっと 当ててみるよ。\N(薫) てたんです。
もう\N お金もらっちゃってるも うん。 独学ですけど\N 洋服の手作りは
んね。 (吹雪)どう?\N(薫)やっぱ そ 慣れてます。
うん… 自業自得。\N(大五郎)凪 んな感じかな。 どきなさい。➡
子さんが➡ (吹雪)いや… このカーブが\N 私の道具に 勝手に触るな。
紹介したんじゃないですか! もうちょっと立体的になった方 (吹雪)素人ちゃんじゃ➡
\N(凪子)やだ 何 その おらお が。 日じゃ無理だね。
ら感。 やっぱり➡ はい。
仲良くしようよ。 フフ。➡ TATSUKO YANO の 服のクオリティー それじゃ このラインで\N でき
じゃ 今晩も\N お勤め ご苦労 が\N 今でも変わらないのは➡ るだけ デザイン描くんで➡
サマンサ。 モデリストの皆さんの\N おかげ よろしくお願いします。
フフ。\N(大五郎)えっ…。 だったんですね。 ♬~
♬~ (吹雪・薫)当ったり前でしょ! (久志)よし。
(凪子)《あっ 大ちゃん\N よろ ➡ あっ!\N(吹雪)んっ!?
しくね 例の仕事》 って… 誰? あんた。\N 初めま すいません…。\N(吹雪)あ~!
なるほどね。 して。 吉成ちなみです。 ちょっと それ➡
あっ あの すいません…。 はい 無理~。\N(吹雪)亀の腕立 マスターパターンなんだから\N
吉成さんのデザインが\N 昨日 てか➡ 気を付けてよ!➡
描かれていたものとは➡ ウサギのブリッジ並みに 無理 うわ~。 もう!\N(薫)何回やっ
違うようですが\N どういうこと ~。\N でも 日で何とかしないと たら分かんのよ も~。
でしょうか? ➡ 新しいデザイン できました。
このデザインは\N こちらに雇っ 発表会に 間に合わないんです。 (薫)おっ 早い~。
ていただく前に➡ \N(吹雪)だから➡ (華・さくらの笑い声)
廣木さんに お渡しした\N デザ 勝手に 発表会のスケジュールと どう? セカンドデザイナーに
インです。 か\N 切って➡ \N 昇格した気分は。
昨日 描いたものと\N 種類 提 作業を それ合わせにするって すいません。\N でも 知らなかっ
出したんですけど➡ \N 何ですか?➡ たんです。
こちらの方を\N 採用したという お宅は 下請け工場いじめの\N 他にも デザインがあったなん
ことですよね? 大企業さんですか? て。\N(凪子)大ちゃん➡
ええ。 悔しくないんですか? 私 そんなに\N 未練がましい女
《これも お願いします》 はっ?\N(吹雪)何が? に 見える?➡
「も」って…。 皆さんの仕事 パタンナーは➡ 終わったことより 未来の話。➡
それ\N ちょっと おかしくない パリやミラノでは\N モデリスト 服 出来上がったら\N 写真 送
ですか? として尊敬される存在。 ってくれない?
だって 私たちは\N 昨日 課題 一流のモデリストは\N デザイナ ねっ?\N たったそれだけで い
を出されて 描いたのに。 ーなんかよりも➡ いから。
凪子さんも ナミ絵さんも➡ よっぽど大事にされてる。 ♬~
デザインは\N すでに 予備で描 (吹雪)そんなこと\N 言われな フフ。
かれたものって➡ くても 知ってますけど。 (レミ絵)痛いです お姉さま。
おっしゃってましたよね? でも 日本では 日陰の存在。\N \N(ナミ絵)謝罪を要求します。
ということは 私が\N 以前に描 完全な裏方です。 なぜでしょう? お姉さま。
いたものを 提出しても➡ (吹雪)今 うちらのこと\N「日 (ナミ絵)主文\N 吉成ちなみ 歳
不公平ではないと思いますが。 陰」っつった? が➡
それに 人とも➡ 「裏方」っつった? 今…。\N(薫) 本日 わが TATSUKO YANO に
めんどくさいから\N チーフデザイナー 吹雪。 入社し\N いきなり チーフデザイナー
は やりたくないって➡ お二人とも➡ に就任した。
おっしゃってたじゃないですか。 一流の技術を持ってるように\N この女は わが妹 川島レミ絵…
じゃあ しょうがないわね。 お見受けしました。 \N つまり あなたと共に➡
チーフデザイナーは 吉成さんで モデリストとしてのプライドを ファッション雑誌\N『FIRST
\N セカンドに 冴木君。➡ \N 持って 仕事すべきです。 CLASS』で 働いていた。
よろしく。\N はい。 よろしくお この仕事には\N その価値がある 間違いありません。\N(ナミ絵)
願いします。 と思います。 すなわち 妹よ➡
よろしく。 私にも手伝わせてください。 お前が 息の根を止めなかった
\N ゴキブリが 生き永らえて➡

47
今 私の目の前に\N トランスフ まあまあ まあまあ ちょっと\N (さくら)時からです 発表会
ォームし 現れ➡ コーヒーでも飲んで…。 は!\N えっ?
何と この私の頭の上に\N 止ま (薫)あのさ あんた 何者なの? はっ?\N(さくら)昨日の夜➡
っているような 惨状。 (吹雪)何しに ここに来たの? 変更になったんです。\N えっ 聞
いやいや それは お姉さま…。 何しに?\N 何か あんだろ? いてないんですか?
\N(ナミ絵)つまり 全ては 妹よ 洋服を作りに来ました。 あっ あの… いや あの…。
➡ それだけ。 ホワイトボードには\N 一応 書
お前が 中途半端な悪役を\N 演 それ以上のことは\N 何も あり いたんですけど。
じてしまったことが➡ ません。 (薫)どこ!?\N(久志)そこです。
この悲劇を招いてると言っても (吹雪)でも あんなふうに➡ アホ! もう こんなんじゃ\N
\N 過言ではない。 デザイナーたちを 敵に回さなくて 目に入んないでしょうが!
でも お姉さま…。\N(ナミ絵)中 も\N よかったんじゃないの? いいから…。\N とにかく 手 動
途半端な悪役が➡ 私の仕事の邪魔をしたから。 かそう。
一番 使えない。\N および 記憶 私は 自分の仕事をしたいだけ。 分には終わらせる。\N 分かりま
に残らない。 命懸けでね。 した。 国木田君➡
(レミ絵)嫌です。 フッ。 命懸け…。 下で 車 回して 待機して。
記憶には残りたいです。 (吹雪)もはや 死語じゃない? \N(久志)はい。
では 私を手伝うように。 \N(大五郎)そんな人 いません (華)千冬さん\N 分に出るそう
川島シスターズ\N 血の結束に懸 よ。 です。
けて。 他人は関係ない。 (千冬)ぎりぎりになる。
(ナミ絵)さて 妹よ\N まずは そうしないと\N 自分が つまん 並べてくれる?\N 箱の中から
どうする? ないでしょ。 サンプル出して。
ここまで 話に ついてこれなか (吹雪)さあ 始めますか。 (女性)えっ これですか?
った\N 方のためにも 確認です [TEL](シャッター音) (リカ)ねえ\N ムービー チェン
が➡ (華)失礼します。 ジして。
日後の コレクション発表に向けて\N サ 千冬さん\N 発表のスタート時間なん (男性)えっ? はい。
ンプルを作ってるところですよ ですけど➡ ルックブックも変えて。\N(女性た
ね? 時間 早めた方が 人の集まり\N ち)えっ。 変えるんですか?
パタンナーの おばさ~ん\N 矢 いいみたいなんですけど。 さあ みんな 急いで。\N(女性)
吹 薫と 新堂 吹雪➡ 時スタートにするってこと? はい。
そして 吉成ちなみ。\N 不眠不休 \N(華)はい。 できた~。
で作業中。 時から グッチのパーティーが (薫)急いで 急いで。\N(ちなみ・
まずは その発表会に 間に合う \N あるみたいで。 さくら)はい。
か\N どうかが 最初のハードル。 ああ… じゃあ 時間 早めて\N それじゃ いってきます。
では そこの攻撃は 下々の\N 時からにしたら どう? 頑張って。\N(吹雪)いってらっ
デザイナーに 任せておきましょ じゃあ\N 廣木さんにメールして しゃい。
う。 おきます。 ありがとうございました。
そうなの? 官兵衛。 任せるわ。 [TEL](バイブレーターの音)
私たちは その後の策を。 (久志)よし できた。 ありがとね!\N はい。 頑張って
手ぬるいのでは? 官兵衛。 (薫)何で こんなときに\N 大五 ください!
ちなみウイルスを\N 甘く見ては 郎が休んでんだよ~。 お待たせしました!
いけません。 プレス発表まで あと時間じゃん 発表会 無事 終わりました。
お姉さま。 \N も~。➡ えっ?
まずは 官兵衛に任せてみよう。 何やってんの? あいつ…。\N 使 廣木さんが 別のサンプルを\N
\N(レミ絵)お任せあれ。 えねえな! 用意してたみたいです。
俺にも 何か やらせてくださ (女性)皆さま 本日は\N ご来場 失礼します。➡
い。\N セカンドデザイナーなん いただきまして➡ TATSUKO YANO の 資産状況が
で。 ありがとうございます。 \N 分かりましたので 資料を。
そう。 ありがとう。 (華)はい そうです。\N よろし (蘭子)ありがとう。
(薫)さあ やるか。\N(ちなみ・大 くお願いします。 (蘭子)なるほどね。\N(充)厳し
五郎)はい。 (華)千冬さん。 いですね。➡
(吹雪)はい もう 時間ないよ。 吉成さんのサンプル まだ届かない 間もなく\N 完全に 資金がショ
\N 仕事 仕事~! の?\N(華)はい。 ートします。
(吹雪)ごみ! 連絡は?\N(華)今 取ってます。 (蘭子)この冬を\N 乗り越えら
(吹雪)消しゴムの かすもね。 そろそろ いいよ。➡ れればって➡
\N(大五郎)なっ 何の かす? よろしく。➡ 最後のマッチ本に\N 火を付け
(吹雪)消しゴム!\N(大五郎)あ うん。➡ た?➡
っ! うん… そう。 寒い寒い冬を 乗り越えるため
(久志)ピン!\N(大五郎)はい。 (さくら)了解。 に。\N ふ~ん…。
♬~ 何してるんですか!?\N 間に合 (充)はい。\N(蘭子)ふ~ん。
(久志)Let's have a one わないですよ! (充)あっ そういえば\N 廣木さ
break\Neveryone.➡ 大丈夫 時には出るから。 んと一緒に➡

48
デザイナーが 人\N 入ったみた だったら➡ もちろん。
いですね。 私が お願いしたいことも➡ あんたのせいで\N 大忙しになっ
もともと 『FIRST CLASS』を もう お分かりなんですか? たじゃないか。
\N 廃刊の危機から 救ったとか。 命じられるがままに。 (吹雪)ったく どんだけ働かす
吉成ちなみ…。\N(充)はい。 ♬~ 気?
どう? 興味ある? (男性)Nice to meet you あの… これ プリントしてきたんで
(充)経済学的にですか?\N 生 Chinami.\N ハイ。 \N 付けといてください。
物学的にですか?➡ (男性)Nice to meet you.\N はいはい。 人使いの荒い 新人。
それとも…。 ハイ。 吹雪。\N(吹雪)んっ?
性的にですか? (英語) (久志)うわ すげえ!➡
どれでも。\N(充)あります。 ☎ えっ タグに パタンナーの名前
調査対象にしてみれば? (社員)はい TATSUKO YANO で が\N 書いてあるの➡
承知しました。 す。\N(華)はい もしもし?➡ 俺 初めて見ましたよ。➡
♬~ えっ 秋冬の?\N(千冬)問い合 えっ…\N 超レア&リスペクトじゃな
どうして こんなことになった わせが➡ いっすか。
の? 半端じゃないんですけど\N どう さあ… 仕事 仕事。
(リカ)コレクションの発表は\N します?➡ よろしくお願いします。\N はい
うまくいきましたが 何か? ちなみさんが\N コレクション用 はい。
そういうことじゃなくて…。 に作った服を➡ 吉成さん ごめんなさい。
これまでの\N 私のブランドイメ どういう訳か アンジーが➡ 俺…。
ージと➡ 新作映画のジャパンプレミアで あなたの仕事は デザイナー。
相当 チェンジしてるじゃない。 \N 着てたみたいなんですけど。 一度ぐらい\N その仕事に 全て
\N(リカ)社長➡ 週間以内には 店頭販売予定って を懸けてみたら?
私を雇っていただいたからには \N プレスリリースして➡ その仕事が 評価されれば➡
\N 私に 全てを お任せくださ 予約は もう 受け付けるように 過去に あなたが何をしてようと
い。 \N オンラインショップに至急ア ➡
失礼いたします。 ップ。 大した問題じゃなくなると\N 思
(充)吉成ちなみさん。 すぐに\N パタンナーに 色違い うけど。
(充)TATSUKO YANO\N 秋冬コ 作らせて。 つまり➡
レクションの➡ 週間以内に生産…。 あなたを救うことが できるのは
チーフデザイナー。 うちが契約してる縫製工場だと \N 命懸けの仕事以外 ない。
NGSホールディングスの\N 間 \N 最低 カ月は かかります。 生きるも死ぬも 仕事しだい。
宮 充さん。 取りあえず\N 作れる数だけで やっぱり あの子 ただ者じゃな
光栄です。 知ってます? 僕の いいの。 い。
こと。\N もちろん。 あとは 出来上がりしだいの\N 味方だったら いいけど\N 敵だ
お金に物を言わせる\NIT系の 受注生産にする。 ったら最悪。
新興勢力。 予約だけ 受け付けて。 お疲れさまです。
老舗ブランドを 次々に買収して ハリウッドセレブに洋服を着せ さすが 『FIRST CLASS』編集
\N すぐに分社化。 て\N 話題にするなんて➡ 長\N 大沢 留美の 知り合い。
採算の悪いラインは\N 容赦なく 優秀なシナリオですねえ。 目的を達成するためには\N 手段
つぶしていく。 シナリオも優秀だけど➡ を選ばない。
ファッション業界の\N ハゲタカ それなりのディレクションがない たとえ それが\N どんなに汚い
さん。 と\N できない。 ことであっても。
でも\N ファッションに思い入れ いただけないのは\N デザインく そっくり そのまま お返ししま
は ゼロ。 らいですよねえ。 す。
フフ…。 TATSUKO YANO らしくない 服 どうして あなたは\N ファッション
吉成ちなみさん 何か いいね。 で。 デザイナーになったの?
生物学として\N 研究したい欲求 まあ TATSUKO YANO ブランド どうして?
に駆られます。 は➡ いや… どうして そこまでして
何 言ってるか\N 全然 分から TATSUKO YANO だから いいの \N 自分の仕事を貫こうとするの
ないんですけど。 よ。\N フフ…。 か➡
(充)何か 問題でも抱えてま (蘭子)素晴らしい演出だったわ という質問の方が いいかしら?
す? ね。 実は➡
はい? (充)どうせ買うなら\N 話題性 昔 有名ブランドに\N 下請けを
何なりと 力になりますよ。 のあるブランドの方が➡ 切られたおかげで➡
瀕死のファッション誌を 廃刊の危機か いいかと思いまして。\N(蘭子) 両親がやっていた ボタン工場が
ら\N 救ったにもかかわらず➡ アッ! 最後の花火? \N つぶれたんです。
その立場を捨てて\N デザイナー はい。➡ その恨みを\N どうしても晴らし
に転身。 それにしても 吉成ちなみは\N たいんです。
わざわざ\N 下っ端から やり直 興味深い ホモサピエンスです ホント?
すなんて➡ ね。 とか そんなエピソードが\N あ
なかなか できることじゃない。 そう。 った方が いいですか?
何でも知ってるんですね。 もう少し 調査してみる? あったら➡

49
じゃあ しょうがない。\N 吉成に 有名になって\N ブランドの仲間 うちの工場が\N 作れないって断
は優しくしてやろう➡ 入りをすると➡ ってきたの。
手伝ってやろうとか 思います? 多くの人に\N 使われるようにな 作れない?
だったら そういう話\N 用意し るから➡ このままじゃ ちなみさんの服
ておきますけど。 人々は ますます\N 安心して \N 売り出せないですよね。
でも 絶対\N そんなこと ない お金を使うようになる。 他にも 契約してる工場って\N
ですよね? これが ブランドビジネス。 ありますよね?
だいたい 人って\N そんな単純 ブランドビジネスと\N ファッシ それが 今のところ 全滅なの。
なものなんですかね? ョンビジネスは➡ (大五郎)でも\N「週間以内には
一心不乱に 仕事してる人とか➡ ちょっと 違うような気がしま 店頭販売」って➡
人生 懸けて 仕事してる人とか す。\N そうね。 発表しちゃってますよね?
\N 成功してる人とか➡ でも ブランドとして\N 成り立 スケジュールに もともと\N 無
みんな そんな\N ドラマチック たなければ➡ 理があったんじゃない?
なドラマ 抱えて➡ ファッション自体\N 成り立たな ですよね。\N(ナミ絵)でも 何で
それを ばねにしている人\N ば いのも 現実。 突然➡
っかりなんですか? 何より必要なのは\N 利益を上げ 「できない」なんて\N 言ってきた
祖母が 昔 私のために➡ る デザイナー。 んでしょうね?
たくさん\N 洋服を作ってくれた あなたが もし\N そうなれない ♬~
んです。 としたら? <現在の\N マウンティングラン
そのときの喜びが\N 忘れられな そのときは➡ キングは>
くて。 私から消えます。
勉強も そこそこ。\N 運動も そ 地球から はるか かなたへ。
こそこ。 ♬~
特別なことなんて何もない\N 女 ≪(大五郎)凪子さん。
の子だった。 あっ 役立たずの大五郎選手~。
でも➡ あっ そうだ。 今日も\N 本業 Lll
ある日 既製の洋服のボタンを ニャンニャン よろしく。➡
\N 付け替えてみたんです。 時 ホテル直行で。
そしたら 何か それだけで\N もう やりません。\N(凪子)あれ [Script Info]
自分を表現できたような気がし 忘れちゃった?➡ ; Script generated by
て。 Aegisub ..
フフ… 色々 色々。
特別なことが できるような人間 ;
バラしたければ どうぞ。 http://www.aegisub.org/
に\N なったような気がした。 お疲れさまでした。 Title: Default Aegisub
それから 少しずつ\N パッチワ ♬~ file
ークしてみたり➡ (充)そろそろ\N 動いてもいい ScriptType: v.+
つの洋服を\N 縫い合わせてみた WrapStyle:
ですかね?➡ ScaledBorderAndShadow:
り。 それじゃ 流しますよ。 yes
それで 自分で\N 洋服を作るよ (英語) Collisions: Normal
うになったんです。 (千冬)名前は 廣木リカ。\N い PlayResX:
専門学校に行って くじけたり➡ PlayResY:
つもの感じで。➡
目的もなく バイトしてた時期も Video Zoom Percent: .
基本料金は もう 振り込んだん Scroll Position:
\N あったけど…。 で。 Active Line:
でも 大好きなファッション雑誌 (電子音) Video File: First Class
で\N 働かせてもらって➡ Ep (x x).mp
「嫌いなだけ」 字余り。
もう一度➡ Video Aspect Ratio: c.
(鏑木)\N 蘭子のためなら しょ Video Position:
自分が 全てを懸けられることは
うがない。 Audio URI: First Class
\N 何か… それに気付いたんで Ep (x x).mp
ありがとうございます。
す。 Last Style Storage:
♬~
話 長い。\N あっ… すいません。 Default
(さくら)えっさ!
納得していただけましたか? YCbCr Matrix: TV.
(隆太郎)あっ… あっ!\N(さく
だいたい。
ら)えっさ! [V+ Styles]
よかったです。 (隆太郎)あ~! ハハハハ!\N Format: Name, Fontname,
まあ 他人には\N 退屈な話だっ Fontsize, PrimaryColour,
痛っ… 気持ちいい。 あ~…。
たと思いますが。 SecondaryColour,
取りあえず 手付けで。 OutlineColour,
確かに 退屈。\N はい。
♬~ BackColour, Bold,
ねえ ファッションブランドって Italic, Underline,
おはようございます。
\N 何か分かる? StrikeOut, ScaleX,
(リカ)\N 早く 他の工場にも連
ブランドが ブランドであるため ScaleY, Spacing, Angle,
絡して!
に\N 大切なのは➡ BorderStyle, Outline,
(華・結衣)はい! Shadow, Alignment,
有名であるということ。
(凪子)失礼いたします。 MarginL, MarginR,
万人… ,万人以上の人が\N その MarginV, Encoding
どうしたんですか?
名を知って➡
ちなみさんの エーダブの服を➡
初めて ブランドになる。

50
Style: Default,MS 絶対? どうします? 兄貴!
Gothic,,&HFFFFFF,&HFF,&H この世界に\N「絶対」なんて な 下手に動かない方が…。➡
,&H,,,,,,,,,,,,,,,,
いと思うけど。 どうします?\N 他の工場 当た
[Events] それでも➡ りますか?
Format: Layer, Start, 絶対に。 関東近県じゃ\N 難しいと思いま
End, Style, Name, ♬~ すけど。
MarginL, MarginR, いえ。
(隆太郎)\N やっほ~! 田舎
MarginV, Effect, Text
最高!➡ この工場が 最適だと思う。
(ちなみ)今日から デザイナーとし
お~ いいね。➡ えっ でも あの感じじゃ…。
て\N お世話になる 吉成ちなみ
吉成さん… 吉成さん。➡ [TEL]
です。
いや~ しかし 一時期➡ あっ ちょっと…。 はい。
(リカ)チーフデザイナーは 吉成さん
一斉に みんな アジアの工場で えっ!? すぐ戻ります。
で\N セカンドに 冴木君。
\N 作ったでしょ?➡ 吉成さん 会社 戻りますね。
(千冬)ちなみさんが コレクション用
そのときに\N 相当な数の 国内 あとは よろしく。
に\N 作った服を どういう訳か
の工場が➡ (千冬)どうします?
アンジーが➡
つぶれちゃったんですよね~。 (竜子)どうするって…。\N 根も
新作映画のジャパンプレミアで
(隆太郎)あっ ここです。 葉もない噂なんだから➡
\N 着てたみたいなんですけど。
(実川)申し訳ないけど\N いっ 事実を言いなさい。
週間以内には 店頭販売予定って
ぱいいっぱいなんで。 (蘭子)あ~ 懐かしい。
\N プレスリリースして。
(隆太郎)それは 承知してます (スペイン語)
(充)それじゃ 流しますよ。
が➡ ≪(ドアの開閉音)
おはようございます。\N(リカ)
一度は\N 受けていただいたじゃ (竜子)ん~ CEO!
早く 他の工場にも➡
ないっすか。 (蘭子)社長はん!
連絡して!\N(華・結衣)はい! あっ すいません 竜子さん。
(実川)とにかく できないんだ
(凪子)はい。 失礼いたします。 ちょうど よかった\N いらっし
よ。\N(隆太郎)名刺だけでも…
\N どうしたんですか?
ねっ? ゃって。
(凪子)\N ちなみさんの エーダ
(実川)そっち置いといて。 どうしたの?
ブの服を➡ どこのビヨンセかと思ったわ\N
あの… この写真の方って\N 社
うちの工場が\N 作れないって断
長のご両親ですか? 相変わらずで。
ってきたの。 あら 竜子さんこそ\N 年前から
作れない?\N(さくら)このまま (実川)親父と おふくろ。
このころは 良かったよ。\N 職人 変わらず➡
じゃ➡
は たくさんいたし…。 クールビューティーで。
ちなみさんの服\N 売り出せない
竜子さんも しょっちゅう\N 工 ありがとう。\N「褒められた」と
ですよね。
場に来て 親父と やり合って しとくわ。
でも 他にも 契約してる工場っ
た。 フフ。 そんなことより➡
て\N ありますよね?
分かりました。 誰が流したかは\N 分かりません
それが 今のところ 全滅なの。
お時間 取らしちゃって\N すい が…。
\N(大五郎)でも➡
ません。 やだ… あなただと思った。\N(蘭
「週間以内には 店頭販売」って
ちょっと 作業場\N 見学して帰 子)えっ?
\N 発表しちゃってますよね?
っても いいですか? まさか。
(千冬)スケジュールに もとも
うん。 別に いいけど。\N あり (竜子)まさかねえ。
と\N 無理があったんじゃない?
がとうございます。 何のために?
(華)ですよね。
♬~ 何のため?
(ナミ絵)でも 何で 突然➡
わ~ おじいちゃん すごい。 (充)とにかく こちらとしては
「できない」なんて\N 言ってきた
シルクジョーゼットの\N バイア ➡
んでしょうね?
スカット➡ 「根も葉もない噂」という\N 公式
(ナミ絵)《取りあえず 手付け
するする逃げて\N 縫いづらいで 文書を➡
で》
しょ。 回さしてもらいますので。\N(千
私 行ってきます。
(富子)あんた どこの人?\N お 冬)こちらもです。
どこに?\N 工場に。
邪魔しちゃって すみません。 (隆太郎)ただいま!\N あっ 痛
ちなみさんが行っても\N しょう
TATSUKO YANO の者です。 て…。➡
がないでしょ。
\N(富子)TATSUKO YANO? いや~\N しかし これだけの騒
そうね。 行っても しょうがな
竜子さんとこ?\N ご存じでした ぎになれば➡
い。
か? うちのこと嗅ぎ回るマスコミが
工場との やりとりは どなたが
(富子)ご存じも何も あの…。 \N いるでしょうね~。➡
…。
\N(菅原)くっちゃべってんじゃ 蘭子おばさん お疲れさまです!
実質 渉外的なことは\N 副社長
ない。 \N(蘭子)隆太郎さん お疲れ。
だけど。 (充)嗅ぎ回られて\N 何か まず
分かりました。 手 動かせ。
いことでも?
分かってると思うけど…。 (富子)はいはい。
(隆太郎)収支状況も\N 必ず 嗅
分かってます。\N(リカ)そう。 あの…。
ぎつけるやつが出てくる。
絶対に 工場を確保します。 (菅原)出てけ。
(充)収支に 何か問題でも?
作ってくれる工場を。\N フフ。 仕事の邪魔だ!
\N(竜子)問題はないわ。
(隆太郎)おい 読めねえ女だな。

51
フフフ。 やっぱり そうなんだ。\N(薫)日 (隆太郎)\N「早めに教えて」って
隠す必要ないんじゃないかな。 本でもトップクラス。 言うから。
ていうか\N 隠しても無駄じゃな うちら職人の間では\N 名の知れ (さくらの舌打ち)\N(隆太郎)痛
いかな。 た工場だね。 っ!
間宮さんほどのキャリアがあれ (吹雪)いや~ あれは\N 世界に ていうかさ 隆太郎君さ➡
ば\N 一ブランドの収支くらい➡ 通用する技術でしょ。 こんな 余裕ぶっこいてて\N い
電話一本で\N 分かるんじゃない 特に そこの\N 菅原っていう いわけ?
ですか? じいさんは➡ お母さんのブランド 危ないの
廣木リカさん。 ジョーゼットのバイアスカット に。\N(隆太郎)ちょっと➡
はい。\N(蘭子)楽しみね。 を\N 毛抜き合わせで 縫ってる。 マザコンみたいに言うの\N やめ
もろもろ。\N(リカ)もろもろ。 (吹雪)\N も~ 仕上がりの良さ てくださ~い。
あっ そうだ。 最高なの! 別に 俺が 借金 背負ったり\N
凪子さん ナミ絵さん\N あと その代わり 縫製は 格段に難し するようなことは ないし…。
さくらさん。 い。 あっ その前に\N ロンドンで充
しばらくは 吉成さんのサポート その分 コストも跳ね上がるし 電するけど。
に\N 回ってくれる? \N できる職人さんも少なくなっ 「ロンドンで充電」って 何すん
それって アシスタント扱い\N てる。 の?
ってことですか? (久志)えっ… そんな すげえ人 パブ行ったり パーク行ったり➡
(リカ)\N アシスタント扱いっ \N どこに いるんすか? ポール・スミスで 買い物したり。
ていうか➡ 桐生のね 小さな工場。 \N ハハハ…。
アシスタント。 普通の おじいちゃん。\N へ~。 全部 日本で できんじゃね?
アシスタント以上でも\N アシス (吹雪)私は\N 弟子にしてもら \N(隆太郎)あっ…。
タント以下でもない。 いたいくらい。 [TEL]
吉成さんがトップで あとは\N (薫)しかし もったいない。➡ 誰から…。\N[TEL](バイブレー
み~んな同じ アシスタント。 その技術を受け継ぐ 若者が\N ターの音)
以上。➡ いないとは。 (隆太郎)あっ 俺の携帯もか。
まっ でも いきなり\N アシス でも その工場で\N 縫製しても 気が合うね。\N(隆太郎)まあね。
タントって言われても➡ らえたら 最高だけど➡ (さくら・隆太郎)ちょっと 見
何していいか\N 分からないだろ 断られたんでしょ? て!
うから➡ しかも ちょっと\N 突然過ぎる ワ~オ!\N(隆太郎)お~ ホホ
取りあえず 工場 探すのと\N 感じもするな。 ホ!
サンプル作る段取りするのと➡ そうなんですよね。 (さくら)ヤバ…。\N(隆太郎)ヤ
手分けして。\N(ナミ絵)それっ あっ… 忘れてた\N こんなに楽 ッバ。
て➡ しいこと。 (鏑木)\N どう? 蘭ちゃんと
デザイナーの仕事と\N 関係ない アハ! 手 組んだら。
ですよね? (凪子)\N まずは 大ちゃんのお (竜子)\N ん~ 蘭ちゃん? 手
外部委託してた発送を\N 自社で 写真を➡ を組む…。➡
やることにしたから。 大胆に トリミングと。 むしろ 「ひれ伏す」の方が\N 近
(さくら)あっ あの それって➡ 次に 廣木リカさまの\N 美しい いんじゃない?
物流センターに\N 行くってこと お顔を 拝借と。 (鏑木)ハハ…。➡
ですよね? で このつを合体させると…\N 長年 荒波を乗り越えてきた\N
そうよ。 あ~ら 不思議!➡ 仲なんだから➡
そうでもしないと\N 間に合わな ここで 凪子の魔法の携帯 登 そんなことは ないだろう。
いでしょ。 場。➡ サブ 蘭子に頼まれた?\N フフ
それこそ デザイナーの仕事じゃな で この携帯を 経由してと。➡ フフ…。
い。\N(リカ)あなた方は 今季は 一斉送信。 フフフフ。 (鏑木)そうじゃないけど…。
➡ こんなこと思い付くなんて➡ だいぶ 苦しいんじゃない?➡
デザイナーとしては ランクイン 自分で 自分を\N 褒めたいと思 何が 一番 大事か\N 考えた方
\N できなかったの。 圏外なの。 います。 がいい。
➡ フフフフ。 分かった。
次のチャンスまでは\N デザイナ 工場 どうなの? だけど あの女に\N 頭を下げる
ーでも何でもない➡ (隆太郎)悪あがきだろうな。 ようなことだけは➡
一社員なの。 \N(さくら)そっか。➡ 絶対したくない。
物流センターで 仕分け\N ショ ねえ それより ヤバいの? う ハァ… 困ったな。
ップで 売り子。 ち。 (笑い声)
何でも やってもらうわよ。\N 給 (隆太郎)ヤバいねえ! もしかして\N 誰かに買収でもさ
料分 たっぷりと。 (さくら)ハァ…。\N タイミング れました?
(凪子)あの 冴木君は…。\N(リ 早めに教えてね。➡ はっ?\N うちのブランドの仕事
カ)あら? 次 考えないといけないから。 より➡
彼は セカンドデザイナーよ。\N はい 今がタイミング! 割のいい仕事を 斡旋された上に
言わなかった? もう考えたら?\N(さくら)早 ➡
(さくら)ということは?\N(リ っ。 お金でも\N もらったんじゃない
カ)あなた方より 立場は 上。 ですか?

52
いや そんなこと…。 それは もうけが いい方を\N ますます 興味深い人です。
もうかる仕事を取るのは\N 当た やるに決まってるだろ。 (さくら)集合。
り前のことだと思います。 それじゃ 返してください。 何 あれ。\N(華)ですよね。
んっ?\N 経営者として当然のこ 「TATSUKO YANO の仕事を受け 何か おかしいよね。\N(華)です
とです。 ない」\N という条件で 差し上げ よね。
何なんだよ。 た➡ 話は変わるけど。\N(華)間宮
うちは➡ 現金万円。 充。
見積もりの倍の額を➡ 当たり前だ。 返す。 いいですよね。 狙い目ですです。
そちらに お支払いいたします。 ≪安い取引ですね。 \N(さくら)やっぱり?
倍?\N はい。 川島ナミ絵さん。 隆太郎さんより\N 間宮 充じゃ
利益として そちらにとっては あなた レミ絵さんの\N お姉さ ないですか?
\N 申し分のない仕事だと思いま んなんですってね。 はっ?\N(華)隆太郎さんって➡
すが。 妹さんの方が\N 賢かった気がし 使うラブホのレパートリーが\N
この条件で\N のんでいただけま ます。 少ないんですよね。
せんか? 私も 何度も 陥れられました 南国風のとこばっかりじゃ\N な
分かった。 し。 いですか?
受けるよ。 レミ絵さんの方が\N まだ まし えっ どういうこと?
ありがとうございます。 でしたね。 隆太郎さんと寝ました 何回か。
原価率%。\N はい。 妹を褒めていただけるなんて\N でも いまいちでしたね~ は
そりゃ 無茶でしょう。 姉としても 鼻が高いです。 い。
うちは いつも 確か\N%でやっ いいえ。 やだ… 添い寝ですよ 添い寝。
てるでしょ? ♬~ 取り急ぎ\N 間宮 充 ストーキ
上がっても\N せいぜい %が限 (充)吉成さん! ングしよっと。
界でしょ。 間宮さん。 (華・さくら)解散。
(結衣)何ですか? 原価率って。 お元気ですか?\N そこそこで ♬~
店頭販売する値段の\N 幾らで す。 (華)桐生の工場から\N キャン
服を作るかってこと。 一杯 いかがですか? セルが来ました!
普通は 定価%が粗利で\N 残り 嫌とは言えませんね。 (華)こんな記事も 出てて。
の%で 服を作るの。 そのとおり。 \N(リカ)どういうこと?
倍以上 売れば いいんですよ (充)年前に比べて\N 日本の縫 分かりません。\N(ナミ絵)独占
ね。\N 売り上げ目標は? 製工場の数は 分の。 契約ってことは➡
(リカ)本来は 原価率%で\N,枚 知ってますよ。 うちの作業も\N できないってこ
を目標にしていた。 (充)生き残った工場の技術は➡ とですね。
でも そうなると 万枚\N 売ら 世界有数のレベルにあるにも\N (凪子)さくらちゃん\N 他に当
ないといけなくなるわね。 かかわらず➡ てあったよね?
ただし セールは含まない。\N 分 高齢化のために 技術を\N 継承 はい。 あっ 廣木さん\N 他の工
かりました。 することが できるかどうか➡ 場 押さえましょうか?
(凪子)いや 全てにおいて\N 無 死活問題です。➡ いいえ。 取りあえず まだ大丈
理があると思います。 桐生は 中でも\N いまだ 工場 夫。
万枚なんて\N 売れたことないで が集まる地域。 (充)わが社の\N イメージアッ
すよ。 あそこが 抱える問題を\N 解決 プ戦略としても➡
もし 売れたら\N 大ヒット商品 するのが 私の使命です。 よかったと思います。
ですね。 間宮 充さん。\N(充)はい。 (蘭子)竜子さんの所は\N ダメ
お願いです。 あなたから\N ファッションへの ージが大きいわね。
この条件なら 工場も\N 受けて 愛情は➡ (充)残念ながら。
くれると言っています。 まったく感じませんが➡ (蘭子)吉成ちなみを\N ゆっく
(ナミ絵)いや だから…。 ビジネスの愛情だけは 感じま り観察する時間が➡
受けても 色々 無理なんですっ す。 なくなっちゃったんじゃない?
て。 あなたが 私に近づいてきたのも それこそ残念ですよ。
いいわよ。 \N 私を助けたのも 全て➡ 生物学的に 尽きせぬ探究心を
別に。 あなたのビジネスのためじゃ\N \N かき立てるものがあったんで
ありがとうございます。 ないですか? すが。
あなた 裏切りましたね。 吉成ちなみさん。 刺されないように 気を付けて
(実川)あんただって\NTATSUKO セレブに➡ ね。\N(充)気を付けます。
YANO の人間だろ。➡ 自分がデザインした洋服を 着せ 抱かれないように 気を付けて
裏切ってるのは あんただろ。 て\N 売り出そうとするのは➡ ね。\N(充)気を付けます。
\N(ナミ絵)フッ。➡ デザイナーの才能と\N いえるの 抱かないように 気を付けてね。
まあ そういう そもそも論は\N でしょうか? \N(充)気を付けます。
置いておいて。➡ ビジネスの才能では\N ないので それは ありだけど。\N(充)ああ
結局 TATSUKO YANO の仕事を すか? …。
➡ そして 今回も 素晴らしく➡ 何でしょうか?
お金に釣られて\N 受けたわけで ビジネス的な才能を\N 発揮され 面白かった。
すよね? たんじゃないでしょうか。 まさか あなたが➡

53
人の頬を 札束でたたいて\N 従 (ナミ絵)返す返すも\N どうし (隆太郎)つまらない物ですけ
わせようとするなんてね。 て お前は➡ ど。
結果 あなたが悪役で\N 間宮 妖怪 ちなみんの 息の根を\N 正治さんと おトキさん。
充が ヒーロー。 止めなかったのか。 ♬~
笑える。 (レミ絵)\N 申し訳ありません 正治さん おトキさん➡
リカさん➡ お姉さま。 ご無沙汰してしまって\N ホント
このブランドを守るのが\N 私た (ナミ絵)しかし このたび つい に ごめんなさい。
ちの仕事じゃないんですか? に\N 妖怪 ちなみんを 撃退で ♬~
私たちは 共に 同じ目標に向か きそう。 (竜子)誠二さん… 誠二さん。➡
う\N 仲間なんじゃないんです ワ~オ。 さすが お姉さま。 変わらないわね~。➡
か? なんてね。 今回 私じゃないの。 あなたの 世界一の縫製技術。➡
フフ。 \N 回り回ってね。 うちの服で\N あなたの技術 見
私の失敗は 結局 あなたの失敗 まっ でも 撃退できたことには たかったけど➡
に\N なるんじゃないですか? \N 変わりありませんよね? 仕方ないわね こればっかりは。
って そんなこと言うだけ\N 時 まあね。 これからも この技術\N 世界中
間の無駄ですよね。 あっ でも 気を付けてください に見せつけてやって。
結局 あなたは\N 自分の仕事が ね。 (竜子)富子さん お元気だっ
できなかった。 「もう終了でしょ」って思っても た?
あなたが したことは➡ \N 立ち上がってくる➡ 相変わらず いい手してる。
死期を待つ患者に\N モルヒネを ゾンビ的なところ あるんで\N たこだらけでしょ?\N 恥ずかし
打って➡ ちなみさん。 い手。
一瞬だけ\N 痛みを和らげたにす たち悪いな。\N(レミ絵)たち悪 恥ずかしいのは 私の方。
ぎない。 いんですよ。 こんな\N 格好ばっかりの手にな
日本の ファッションブランドにと ウイルス感染もしますし。 っちゃって。
って\N 大切な➡ 頑張っていきまっしょい菌でし ♬~
桐生の工場と技術を 守ったのは ょ。 皆さん➡
➡ それから ネバーギブアップ菌。 ホントに お世話になったのに
NGSホールディングスの\N 間 仕事とは\N 責任を全うすること \N ご無沙汰しております。
宮 充。 よ菌。 縫製の拠点も➡
工場が 必要な働き手を 得られ プライドを持つ プライドを捨て 売り上げのために\N 一時期 ア
る\N 素晴らしいシステムを つ る\N 両方できなきゃ駄目なんだ ジアに移してしまって。
くった。 菌。 ご迷惑を掛けて➡
一方 あなたは まるで\N バブ その傷痕 誇りに変えて菌。 申し訳ありませんでした。
ル時代の経営者のよう。 (ナミ絵)妹よ。\N(レミ絵)はい。 ♬~
お金を出せば 何でもできると お前が感染してない?\N(レミ ≪社長!
\N 思っていた➡ 絵)まさか お姉さま。 どうも ありがとうございまし
愚かな人たちと 一緒。 あっ 「絶対 まだ 何か\N 仕掛 た。
さあ ここから どうするの?\N けてくる菌」も あった。 私を わざわざ\N こんな所に引
シンデレラ。 私が 工場に 直接 顔を出す? っ張りだして…。
コレクションの納期を 間に合わ \N(隆太郎)えっ 何で? これが どういうことか\N 分か
せ\N ブランドを守る準備➡ もう これで あの工場と\N お るわよね?
私的には とっくに できてるか 付き合いすることも➡ はい。
ら。 二度と ないでしょう。 あなたの仕事は➡
あなたが沈んだら\N 私は 電話 彼女 あなたが連れてきた新人? 私を 奇麗に ブランドから\N
一本するだけ。 先代の お父さまとお母さまが➡ 幕引きさせることなの?
それで\N あなたが できなかっ 亡くなられたのは\N ご存じです えっ?
たこと➡ よね? 誰かが そう言ったのかと思っ
私には できる。 はい? て。
どう? ご存じなかったんですね。 そんな…。
ここで 両手 上げても いいけ (隆太郎)どうせ\N 付き合いの フフフフ… 冗談よ。
ど。 なくなる工場に➡ (竜子)「一行 失すれば\N 百行
♬~ わざわざ 顔 出さなくても\N 共に傾く」か。 チッ。
(実川)《竜子さんも しょっち いいんじゃないですか? えっ?
ゅう\N 工場に来て 親父と や だからこそ\N 行くべきだと思い (竜子)まっ あなたの失敗は 失
り合ってた》 ます。 敗。\N 許すわけには いかない。
(菅原)《仕事の邪魔だ!》 お邪魔します。 ➡
\N(薫)《日本でもトップクラ どうも。 今後 あなたの処遇は\N 廣木さ
ス》 (竜子)失礼いたします。 んに任せました。
(吹雪)《縫製してもらえたら\N (実川)社長さん! どんなことでも\N 甘んじて受け
最高だけど》 お久しぶり。\N(実川)お久しぶ るつもりです。
(ナミ絵)妹よ。\N(レミ絵)はい。 りです。 デザイナーから外されても?
➡ (竜子)これ。\N(実川)あっ す もちろんです。
アウチ! いません。 そう。

54
でも…。 びしびし 鍛えてやってくださ 結果的に\N そのようになったみ
最後に来てよかった。 い。\N はっ? たいで。
今日は ありがとうございまし あっ じゃあね このドレス持っ 別に責めてません。
た。 て\N 奥 行ってちょうだい。➡ あなたが マスコミ発表したこと
快く 社長を\N 受け入れていた 教えてあげて。\N(男性)はい。 \N ホントに実現させてくれるな
だいて。 (実川)どうぞ。 お客さんです ら➡
デザインは…。 よ。\N(吹雪)うわ~! 素晴らしいことだと思う。
デザイン 今 あるのか? (薫)失礼します。\N(久志)すげ (充)吉成さんに\N 褒めていた
デザイン 見せろ。\N あっ… は え ここ。 だけるなんて光栄です。
い。 (吹雪)あ~! すご~い! ホントに実現させたらの\N 話だ
(菅原)素材は?\N ウールのボ こちらが 薫さんと吹雪さん。 けど。
ディーに➡ \N(吹雪・薫)あっ。 実現させなかったら➡
スカート部分は\N シルクジョーゼットとリバ (吹雪)どうも。 お邪魔してま ただの偽善者。
ーレースです。 す。\N(薫)こんにちは。➡ しかも 私の仕事の邪魔をする。
数は?\N 初回限定で 。 失礼します。\N(吹雪)へ~。 そのときは➡
期限は?\N 週間。 あ~ ごめん。 名前 何だっけ? 許さない。
週間だと が限界だ。\N 結構で \N ワ~オ。 好きだな その表情。
す。 久志です。 たまんないっすよ。
(菅原)針と糸を使えるやつを\N (富子)うわ~ カワイイ孫だね。 バン。
何人か足さないと 間に合わん。 何年ぶりの新人だ? [TEL](シャッター音)
分かりました。 (富子)さあ 皆さん はい こっ ≪(大五郎)凪子さん。
(菅原)あしたの朝一からだ。\N ち\N ついてきてちょうだい。 おう。 お久。
準備しとけ。 (久志)向こう行きます。 何してたんですか?\N(凪子)写
あっ でも…。 ♬~ 真 撮ってた。
大丈夫。\N あとのことは 何とか 何とか 着いけますかね? 何か するつもりですね?\N(凪
するから。 まあ このペースじゃ\N 何とか 子)別に。
ありがとうございます。 なりそうだ。 何で そこまで するんですか?
あの… 大五郎君 知りません? ハァ… よかった。 \N(凪子)何で?➡
(久志)たぶん 出社拒否っすね。 (大五郎)これも お願いします。 フフ… いつまで工場にいるの?
えっ? \N(実川)はい。 ありがとう。 (大五郎)この作業が終わったら
はっ? これも 追加で お願いします。 \NTATSUKO YANO に 戻ります
(吹雪)誰だか知らないけどさ➡ \N(富子)あっ そこ置いといて。 よ。
ご丁寧に\N うちらにまで 一斉 (蘭子)桐生で\N つだけ 契約を あっ そう。 じゃあ また\N お
送信してさ。 遅らす? 客さん 用意しとこうか?
いや~ 大五郎さん\N こんなこ はい。\N(蘭子)どうして? 性欲 持て余してると思うよ\N
としてるなんてね。 職人たちが どうしても 皆さん。
分かんないもんっすよね。 \NTATSUKO YANO の コレクシ 冗談だよ。
(吹雪)そんなもん ばらまかれ ョンを➡ (大五郎)それが 生き残る道な
たら\N 仕事なんか来られないで 完成させたいと\N 言いだしたら ら\N やりますよ。
しょ。 しく…。 ゲロゲロ。
あっ そういえば あんたさ➡ そんな謀反者は\N つぶせばいい (凪子)え~?
結局 あの服\N 作ることになっ んじゃない? 廣木さんは?
たんだって? はい。 ですが あの工場には➡ (結衣)あっ 『FIRST CLASS』
はい。 世界的に見ても\N 優れた職人が の\N シューティングの立ち会い
興味あります? いますので➡ です。
あります? みすみす 逃す手はないと\N 判 (竜子)それ\N リカさんのフォ
[TEL](呼び出し音) 断いたしました。➡ ロー よろしくね。
[TEL](アナウンス)\N 留守番電話サー うまく使えば\N 利益につながる (千冬)社長 これが。
ビスセンターに接続します。 でしょう。 (竜子)「告訴状」?
[TEL](発信音) (蘭子)そう。 分かったわ。 (竜子)ハァ~ 盗作…。
吉成です。 \N(充)失礼します。 [TEL]
あなたには\N つ 貸しがあると (蘭子)抱かれた? はい 吉成です。
思うんだけど。 まさか。\N(蘭子)抱いた? (隆太郎)吉成さんの作ったドレ
返してくれないかな? スと\N そっくりな デザインだ
まさか。\N(蘭子)まさかね~。
♬~ な。
フフフ…。
(菅原)もうちょっと細かく。\N (千冬)しかも\N 向こうは もう
ヒッ!
細かく…。 店頭販売してます。
ごきげんよう。
待ってたよ。 確かに似てますね~。
間宮 充さん。
(大五郎)借りを返しに来まし うちの方が 売り出し 後か。
ありがとうございます。
た。 売り上げ的に ダメージを受ける
私の間違いを 正していただい
皆さん 今日から\N しばらく \N 可能性があります。
て。
お世話になる➡ 吉成さんの邪魔するつもりは\N ☎
冴木君です。 なかったんですが➡

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取りあえず\N 僕が まとめて対
応するから。
(社員たち)はい。\N(千冬)結衣
ちゃん➡
リカさんに 至急 連絡。\N(結
衣)はい。

TATSUKO YANO です。
♬~
[TEL](バイブレーターの音)
吉成ちなみ。
どう? 今回は。
素晴らしかったと思います。
\N(リカ)ほれた?
まさか。\N(リカ)大丈夫?
愛する女を…。
蹴落とすことになるんじゃな
い?
大丈夫ですよ。
じゃあ そろそろ 本気 出そっ
か。
そうですね。 やりますか。
♬~
<現在の\N マウンティングラン
キングは>

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