Japanese 3: Advanced Communication Skills

Writing

作文スキル③　作文の構成練習

作文を書くときは、論理的な文章になるように、全体の構成をよく考えることが大切で
す。

練習 1　以下の構成に合わせて、自分の好きな話題について作文を書いて見ましょう。

題名：「夫婦別姓の是非」
参考：　「夫婦別姓『意見、大きく分かれている』　法相が慎重姿勢」
（朝日新聞 Digital 2018 年 2 月 13 日）
序論：
1. トピックについての一般的な情報
（例）　日本では結婚した夫婦は、夫または妻の姓に統一しなければならず、一般的に
は妻が夫の姓に変える場合が多い。しかし、最近の世論調査によると、夫婦別姓制度の
導入を容認すると答えた人が 4 割を超えて過去最高となったという。

てい き
　　2. 問題提起
（例）　このように女性の社会進出が進むにつれて、夫婦別姓制度を取り入れるべきで
はないかという意見が出てきているが、一方では根強い反対もある。果たして、夫婦別
姓は日本社会のより良い改革となるのであろうか。

本論：
1. 自分と反対の意見の説明、容認
きずな
（例）　夫婦別姓に反対する人々は、夫婦別姓によって家庭が崩壊したり、 絆 が弱まる
恐れを指摘している。確かに、子どもがどちらの姓を名乗れば良いか混乱するという懸
念は考えられるため、反対派の主張も分からなくはない。

2. 自分の意見とその理由・根拠（作文の長さに応じて、段落を増やすと良い）
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（例）　しかし、私の意見では、家族の絆や夫婦、親子間の信頼は個人の関係性による
ものであり、夫婦別姓という制度そのものが家族の崩壊に直結することはあり得ない。
夫婦別姓が一般化すれば、子どもの混乱や不安も解消されるはずである。

結論：
1. 本論のまとめ
（例）以上まとめると、確かに夫婦別姓に対して家族の崩壊や子どもの混乱を危惧する
意見もあるが、それは各家庭内の人間関係の問題であり夫婦別姓とは無関係である。男
女平等や職場での手続きなどの観点からも夫婦別姓のメリットは大きいと言える。

2. 最後のメッセージ
（例）政府は夫婦別姓制度の導入を前向きに検討するべきではないだろうか。

練習 2　インターネットショッピングについて、下の意見を参考にしながら、自分の
　　　　意見をまとめてください。(In-Class Activity)
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序論：
１．トピックについての一般的な情報

てい き
　　２．問題提起
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本論：
１．自分と反対の意見の説明

２．自分の意見とその理由

結論：
１．本論のまとめ

２．最後のメッセージ