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読解テーマ 『本当の忍者』

にんじゃふく てんじょう う ら ゆかした てき ぬす き にんじゅつ たたか め だ

ことば: 忍者服  天井 裏  床下   敵   盗み 聞く   忍術   戦 う   目立つ


よ なか くろ にんじゃふく てんじょう う ら ゆかした じょうほう
 夜中、黒い忍者服を着て走り、天井裏や床下で敵の情報を
にんじゅつ つか
聞き、敵に見つかるといろいろな 忍術を使って戦い、そして
ま き
あっという間に消えてしまう。
 忍者について、今でも多くの人がこのように考えています。
ちが けんきゅう
しかし、本当の忍者はこれとずいぶん違うことが、最近の研究
で少しずつわかってきました。
 忍者の仕事は敵の情報を盗むこと。 これは本当ですが、その方法は夜中に敵の
家の天井裏や床下で盗み聞くより、昼も夜も関係なく、町や村でいろいろな人たち
とおしゃべりして、情報を集めることのほうがずっと多かったそうです。ですから
忍者に、まず必要なのは、おしゃべり上手なことでした。服も黒い忍者服ではなく
普通の人と同じような服を着ていました。また「忍者は戦う」というのも、すこし
違うようです。もし戦って死んでしまえば、大切な情報を、持って帰ることはでき
ません。ですから本当の忍者は、目立たず、戦わないで逃げることが重要でした。
 忍者については、今もわからないことがたくさんあります。そしてそのことが、
えが
時代によっていろいろな忍者が、描かれ、人々に愛される理由にもなっています。
また、忍者たちが「忍ぶ心=苦しいときも我慢する心」を大切にしていたことも、
忍者が今も愛されている理由だと思います。なぜなら、それは、日本人が昔から
大切にしてきたものだからです。

1.本文の内容と合っているものに〇
① 今でも多くの人が、忍者は夜に仕事をすると考えている。
② 多くの人が考える忍者と、本当の忍者とは、ずいぶん違う。
⓷ 本当の忍者の仕事は、敵の情報を盗むことではなかった。
④ 本当の忍者は敵の家へ行って、情報を盗んでいた。
⑤ 今の日本人はだれも「忍ぶ心」を大切だと思っていない。

2.忍者が仕事をするとき、必要なことは何でしたか。

3.これを書いた人は、忍者が今も愛されている理由は
  どうしてだと考えていますか。

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