慣用句

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が く しゅう かんよう く ふた い じょう こと ば く あ い  み あらわ き い まわ

月の 学 習 ポ ス タ ー 慣用句とは、二つ以上の言葉が組み合わさって、ある意味を表す、決まった言い回しのこと。
がつ
6

むかし い つた おし ち え あらわ みじか ぶん


ことわざとは、昔から言い伝えられてきた、教えや知恵などを表す短い文のことです。
慣用句とことわざ
か ん   よ う   く かんよう く かい わ ほん なか つか じ ぶん はな

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慣用句やことわざは、会話や本などの中でたくさん使われています。また、自分が話したり
か つか ひょう げ ん ゆ た おぼ せん
書いたりするときに使うと、表現が豊かになります。いくつ覚えられるか、ちょう戦してみましょう。
あたま かた ば あ かんが か せ はら か だい じ ほか し かた たぬき ね  い ね
︻頭が固い︼その場に合わせて考えが変えられない。 ︻ 背に腹は代えられない︼大事なことのため、他をあきらめても仕方がない。 ︻狸寝入り︼寝たふり。
あたま ひ れいせい はら くろ こころ なか わる かんが おな かえ かい けつ
︻頭を冷やす︼冷静になる。 ︻腹が黒い︼心の中では悪いことを考えている。 ︻いたちごっこ︼同じことのくり返しで解決しないこと。

動物が入っているもの
かお めい よ きず ま わる ふくろ ねずみ に ば
︻顔にどろをぬる︼名誉を傷つけ、はじをかかせる。 ︻へそを曲げる︼きげんを悪くする。 ︻袋の鼠︼逃げ場がないこと。

この学習プリントは、ちびむすドリル 検索
あ かお もう わけ ひと あ ちゃ う の ひと こと ば かんが しん
︻ 合わせる顔がない︼申し訳なくて、その人と会うのがつらい。 ︻へそで茶をわかす︼ばかばかしくて、おかしい。 ︻鵜呑みにする︼人の言葉をよく考えずそのまま信じる。
つら かわ あつ た がえ ひと こと ば い かえ
︻面の皮が厚い︼ずうずうしい。 ︻こしをぬかす︼とてもおどろき、立てなくなる。 ︻おうむ返し︼人の言葉をそのまま言い返すこと。

はい
おお め み しっ ぱい はなし お あい て はなし と ちゅう すずめ なみだ すく
︻大目に見る︼失敗をあまりとがめない。 ︻話のこしを折る︼相手の話の途中で、じゃまをする。 ︻雀の涙︼とても少ないこと。

どうぶつ
体の部分が入っているもの

しろ め み うたが め み うま の ひと かんが こうどう う ごう しゅう ひと よ あつ


︻白い目で見る︼にくしみや疑いをこめた目で見る。 ︻しり馬に乗る︼人につられて考えなしに行動する。 ︻烏合の衆︼まとまりのない人の寄せ集め。
め お ものごと きゅう た わざ ちから ちょう だ れつ なが ぎょうれつ
︻目からうろこが落ちる︼あることがきっかけで、物事が急にわかる。 ︻うでが立つ︼技や力がすぐれている。 ︻長蛇の列︼とても長い行列。
め はな さき ちか な じつりょく はっ き たの
︻目と鼻の先︼すぐ近く。 ︻うでが鳴る︼実力を発揮するのを楽しみにしている。 ︻蜘く蛛
 も こ ち しゅう だん いっせい ち
の子を散らす︼集団が一斉に散らばる様子。
よう す
部分が入っているもの

はい
が , とても多いよ!
慣用句には , 体の

虫や鬼などが入っているもの
からだ

め はな み とお あか ご て かんたん ま


︻目鼻がつく︼だいたいの見通しがつく。 ︻赤子の手をひねる︼簡単に負かす。
ぶ ぶん
︻しり切れとんぼ︼物事が途中で終わってしまうこと。
き ものごと と ちゅう お
おお

はな たか おも て とど き くば
︻鼻が高い︼じまんに思う。 ︻ かゆいところに手が届く︼すみずみまで気配りされている。 ︻蜂はの
ち す おお よう す
体の部分が入っているもの

巣をつついたよう︼大さわぎになる様子。
からだ
はい
かんようく

はな とく い て かえ ひと たい たい ど きゅう か
︻鼻にかける︼得意になり、じまんする。 ︻手のひらを返す︼人に対する態度を急に変える。 ︻虫がいい︼身勝手で、ずうずうしい。 むし み がっ て
慣 用 句

はい
ぶ ぶん
かん よう  く

ね みみ みず おも し て あし で
︻寝耳に水︼思いがけない知らせにおどろく。 ︻手も足も出ない︼まったくどうすることもできない。 ︻虫むの
し い わる わる
居どころが悪い︼きげんが悪い。
はい

みみ おな なん ど い ゆび なに
︻ 耳にたこができる︼同じことを何度も言われて、いやになる。 ︻指をくわえる︼うらやみつつ、何もできない。 てん ぐ

©
︻天狗になる︼うぬぼれる。

おに
ぶ ぶん

あ くち なに い あし ぼう なが ある あし
︻開いた口がふさがらない︼あきれすぎて、何も言えない。 ︻足が棒になる︼長く歩いたりして、足がつかれる。 こころ おに あい て きび

むし
︻心を鬼にする︼相手のために厳しくする。
からだ

くち す なん ど おな い あし あら あくぎょう
︻口を酸っぱくする︼何度も同じことを言ってきかせる。 ︻足を洗う︼悪行をやめてまっとうになる。 ︻うどの大木︼体ばかり大きくて、役立たずな者。
たいぼく からだ おお やく た もの

植物が入っているもの
つか ひと さし ず し ごと ほね お く ろう ひと ど りょく
︻あごで使う︼いばって人に指図し仕事をさせる。 ︻骨を折る︼苦労して︵人のために︶努力する。 はなし
︻話に花が咲く︼様々な楽しい話題で、話がはずむこと。
はな さ さまざま たの わ だい はなし
は た あい て つよ
︻歯が立たない︼相手が強すぎてまったくかなわない。 ︻猿真似︼何の考えもなしに他人の真似をすること。 ︻根に持つ︼いつまでもうらみを忘れないこと。
さる ま ね なん かんが た  にん ま ね ね も わす

しょくぶつ はい
て で ほ
︻のどから手が出る︼欲しくてたまらない。 か いぬ
︻ 飼い犬に手をかまれる︼世話をした人に裏切られる。
て せ わ ひと うら ぎ
︻根ほり葉ほり︼細かいところまでしつこく。
ね は こま

わせた , 中が空どうの細工
さい く

のことで , とても軽い。
張り子とは , 紙をはり合

動物が入っているもの
くび なが き たい ま
︻首を長くする︼とても期待して待つ。 ︻犬猿の仲︼とても仲が悪いこと。
け んえん なか なか わる
︻一から十まで︼最初から最後まで。
いち じゅう さいしょ さい ご

かる

数字や色が入っているもの
くび きょうみ も なに
︻首をつっこむ︼興味を持って何かにかかわる。 ︻馬が合う︼よく気が合うこと。
うま あ き あ
︻四の五の言う︼なんだかんだと文句を言う。
し ご い もん く い

かみ

くう
み き ひ
︻かた身がせまい︼はずかしくて気が引ける。 ねこ
︻猫も杓 子 も︼誰でも。何もかも。
しゃく し だれ なに ばん じ きゅう
︻万事休す︼もう何もしようがなく終わりである。
なに お

なか

はい
も み かた
︻かたを持つ︼味方する。


とら こ だい じ もの あか た にん かか ひと
︻虎の子︼大事にとってある物。 ︻赤の他人︼まったく関わりのない人。

はい
どうぶつ
むね か つよ もの よわ もの あい て


︻胸を貸す︼強い者が弱い者の相手をしてやる。 は こ とら み じつりょく ひと しら き し し

いろ
︻張り子の虎︼見かけだけでえらぶって、実力のない人。 ︻白を切る︼知っているのに、知らないふりをする。
むね お しんぱい あんしん
︻胸をなで下ろす︼心配がなくなり、ほっと安心する。 きつね しろくろ よ わる

すう じ
︻狐につままれる︼わけがわからず、ぽかんとする。 ︻白黒をつける︼良い悪いなどをはっきりさせる。
あたま しり あく じ けってん つき きょうつうてん ひ じょう さ
︻頭かくして尻かくさず︼悪事や欠点をかくしたつもりで、かくしきれていないこと。 ︻月とすっぽん︼共通点はあるけれど、非常に差があるもの。
あつ さむ ひ がん なつ あつ ふゆ さむ ひ がん しゅうぶん しゅんぶん ころ てつ あつ う わか じゅうなん じょうねつ きた
︻暑さ寒さも彼岸まで︼夏の暑さ、冬の寒さは彼岸︵秋分・春分の頃︶までにはやわらぐ。︻鉄は熱いうちに打て︼若くて柔軟なうち、または情熱があるうちに鍛えよということ。
あめ ふ じ かた あと ものごと で くい う め だ ひと で ひと まわ ひ なん
︻雨降って地固まる︼もめごとの後には、かえって物事がうまくいく。 ︻出る杭は打たれる︼目立つ人や、出しゃばる人は、周りから非難されたりするものだ。
あん う やす しんぱい じっさい い がい と う だいも と く ら み ぢか い がい
︻案ずるより産むが易し︼心配していても、実際やってみると意外にうまくいくものだ。 ︻灯台下暗し︼身近なことほど、意外とわかりにくいものだ。
いしばし わた ようじん うえ ようじん かさ しんちょう こうどう と たぬき かわ ざ ん よ う て はい ふ たし もの けいかく た
︻石橋をたたいて渡る︼用心の上に用心を重ねて、慎重に行動すること。 ︻取らぬ狸の皮算用︼手に入るか不確かな物をあてにして計画を立てること。
いそ まわ はや もくてき ち つ き けん ちかみち とおまわ かくじつ みち とお ほう と ひ なつ むし じ ぶん すす さいなん と よう す
︻急がば回れ︼早く目的地に着くには、危険な近道より遠回りでも確実な道を通る方がよい。
︻飛んで火にいる夏の虫︼自分から進んで災難へ飛びこむ様子。
いっすん むし ご ぶ たましい ちい よわ もの い じ な つら はち わる ふ うん かさ お
︻一寸の虫にも五分の魂︼小さくて弱い者にも意地があるから、あなどってはいけない。 ︻泣きっ面に蜂︼悪いことや、不運が重なって起こること。
い はな くち だ い ほう なさ ひと ひと しんせつ あい て じ ぶん
︻言わぬが花︼よけいなことは口に出して言わない方がよい。 ︻情けは人のためならず︼人への親切は、相手だけでなく自分のためにもなるということ。
うま みみ ねんぶつ い けん ちゅうこく みみ か こう か ななころ や お な んかいし っ ぱい あきら せん
︻馬の耳に念仏︼いくら意見や忠告をしても、まったく耳を貸さず効果がない。 ︻七転び八起き︼何回失敗しても諦めずにまたちょう戦すること。
え  び たい つ もと で おお り えき え に さかな おお て い うしな じっさい か ち おも
︻海老で鯛を釣る︼わずかな元手で大きな利益を得ること。 ︻逃がした魚は大きい︼手に入れかけて失ったものは、実際より価値があるように思える。
おに かなぼう つよ もの なに え つよ に と お もの いっと え ふた どう じ しっぱい
︻鬼に金棒︼もとから強い者が、何かを得てさらに強くなること。 ︻二兎を追う者は一兎をも得ず︼二つのことを同時にやろうとすると、どちらも失敗する。
おに め なみだ つめ ひと やさ かんじょう あらわ ねこ こ ばん か  ち もの き ちょう あた む  い み
︻鬼の目にも涙︼いつもはこわくて冷たい人でも、優しい感情を表すことがある。 ︻猫に小判︼価値がわからない者に、貴重なものを与えても無意味である。
おぼ もの こま ひと やく た もの のう たか つめ かく すぐ のう りょく も もの み
︻溺れる者はわらをもつかむ︼とても困っている人は、役に立たない物にでもすがろうとする。
︻能ある鷹は爪を隠す︼優れた能力を持つ者は、それをむやみに見せつけたりしないものだ。
かぜ ふ や で き ごと い がい ところ えいきょう もと す あつ わす くる す くる おん わす
︻風が吹けばおけ屋がもうかる︼ある出来事が、めぐりめぐって意外な所に影響すること。︻のど元過ぎれば熱さ忘れる︼苦しいことが過ぎると、苦しさや恩をすぐに忘れてしまう。
みみ しょう じ め ひ みつ ちゅう い はな うつく やく た ほう だい じ
︻かべに耳あり障子に目あり︼秘密はもれやすいものだから、注意したほうがよい。 ︻花よりだんご︼美しさより、役に立つかどうかの方が大事だということ。
ことわざ

かめ こう とし こう ねんちょう しゃ なが じんせい み ち  え き ちょう ひと くち と た せ けん ばなし と


︻亀の甲より年の功︼年長者が、その長い人生で身につけた知恵は貴重なものだ。 ︻人の口には戸は立てられない︼世間のうわさ話は止めることができない。
か き やま ひ ところ けむり た なに げんいん
︻枯れ木も山のにぎわい︼つまらないものでも、ないよりはあったほうがましだ。 ︻火のない所に煙は立たぬ︼うわさをされるのは何か原因があるからである。
き み もり み こま ぶ ぶん ちゅう もく ぜんたい み こま で おも い がい お じょう だん げんじつ
︻木を見て森を見ず︼細かい部分ばかりに注目すると、全体が見えなくなる。 ︻ひょうたんから駒が出る︼思いがけない意外なことが起こる。冗談が現実になる。
くさ たい すぐ すこ わる か ち へ  た よこ ず へ  た す ねっしん
︻腐っても鯛︼優れたものは、少し悪くなってもそれなりの価値がある。 ︻下手の横好き︼下手なくせに、そのことをするのが好きで熱心なこと。
くち はな わざわ はつげん しんちょう へび かえる おそ にが て まえ み うご よう す
︻口はわざわいのもと︼話したことが災いをまねくこともあるから、発言は慎重にせよ。 ︻蛇ににらまれた蛙︼恐ろしいもの、苦手なものの前で、身がすくんで動けない様子。
げい み たす み ぎ のう とき く やく た ほとけ かお さん ど やさ ひと なん ど おこ
︻芸は身を助ける︼身につけた技能が、いざという時に暮らしの役に立つ。 ︻仏の顔も三度まで︼どんなに優しい人でも、何度もひどいことをされれば怒るということ。
こ ういん や つき ひ はや じ かん む  だ やなぎ した いち ど つぎ
︻光陰矢のごとし︼月日がたつのはとても速いから、時間を無駄にしてはいけない。 ︻柳の下にいつもどじょうはいない︼
 一度うまくいっても、次もうまくいくとはかぎらない。
こうぼうふで えら すぐ ひと どう ぐ よ あ もん く へび だ よ けい わる けっ か
︻弘法筆を選ばず︼優れた人は、道具の良し悪しに文句をつけない。 ︻やぶをつついて蛇を出す︼余計なことをしてかえって悪い結果をまねくこと。
ころ さき つえ しっぱい じゅうぶん じゅん び よ う じん やまい き びょうき き  も も かた よ わる
︻転ばぬ先の杖︼失敗しないように、あらかじめ十分に準備し用心すること。 ︻病は気から︼病気は気持ちの持ち方で、良くも悪くもなるということ。
さる き お すぐ ひと とき しっぱい ま ご い しょう ひと み ととの りっ ぱ み
︻猿も木から落ちる︼どんなに優れた人でも、時には失敗することがあるものだ。 ︻馬子にも衣装︼どんな人でも身なりを整えれば立派に見えるということ。
さんしょう こ つぶ から ちい のう りょく め くち もの い くち い め ひょうじょう き  も つた
︻山椒は小粒でもぴりりと辛い︼小さくても能力があれば、ばかにできないということ。 ︻目は口ほどに物を言う︼口で言わなくても目の表情だけで、気持ちが伝わるものだ。
さ んにん よ も ん じゅ ち  え ふ つう ひと さ んにん かんが ち  え もち もち や なにごと せんもん か まか いち ば ん
︻三人寄れば文殊の知恵︼普通の人でも三人で考えれば、すばらしい知恵がでる。 ︻餅は餅屋︼何事も専門家に任せるのが一番よいということのたとえ。
じゃ みち へび どうるい おな なか ま も んぜん こ ぞう なら きょう よ み き おぼ
︻蛇の道は蛇︼同類のすることは、同じ仲間にはすぐにわかるものだ。 ︻門前の小僧習わぬ経を読む︼いつも見聞きしていると、いつのまにか覚えてしまうこと。
た とり あと た さ とき あと し まつ ろん しょうこ ぎ ろん しょうこ み ほう ものごと めいかく
︻立つ鳥跡をにごさず︼立ち去る時は、きれいに後始末をするべきだ。 ︻論より証拠︼あれこれ議論するより、証拠を見せる方が、物事を明確にできる。
たで く むし す ず この ひと わら かど ふく き た わら ひと いえ し ぜん しあわ おとず
︻蓼食う虫も好き好き︼好みは人それぞれであること。 ︻笑う門には福来る︼
いつも笑っている人の家には、自然に幸せが訪れる。

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