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Data Security Kit(E)


使用説明書
はじめに
この説明書では Data Security kit(E)(以下セキュリティーキット)を正しく導入・運用するための手順とシ
ステムの初期化手順を説明しています。

■一般ユーザー編:一般ユーザーおよび管理者の両方がお読みください。

• セキュリティーキットの機能 ...2 ページ


• セキュリティーキット導入後のタッチパネルの表示 ...3 ページ

■管理者編:セキュリティーキットの導入・運用を担当する管理者がお読みください。

• セキュリティーキットの導入 ...4 ページ


• セキュリティーパスワードの変更 ...5 ページ
• システムの初期化 ...6 ページ
• こんな表示が出たら ...7 ページ
• 使用済み製品の廃棄 ...7 ページ

1
一般ユーザー編 一般ユーザーおよび管理者の両方がお読みください

セキュリティーキットの機能
セキュリティーキットには、上書き消去機能と暗号化機能があります。

上書き消去機能
複合機は、プリントジョブを一時的に SSD にデータとして保存し、そのデータから出力します。また、さま
ざまなデータをユーザーが登録しておくこともできます。それらのデータにおける実際のデータ領域は、出
力後やユーザーが削除した後も、他のデータにより上書きされるまで SSD に残存するため、特殊なツールな
どで復元すると機密漏えいの原因となる可能性があります。

セキュリティーキットは、出力後のデータや削除したデータの、不要なデータ保存領域を上書きして消去し
(以降、上書き消去)
、復元できないようにします。

上書き消去は自動的に行われるため、特別な操作は必要ありません。

参考:各作業を途中でキャンセルすると、その直後から、SSD 内に読み込まれたデータの上書き消去が開始
されます。

暗号化機能
複合機は、ユーザーボックスやジョブボックスのデータを SSD に保存します。このため、万一 SSD が盗難
に遭うと、データの流出や改ざんのおそれがあります。

セキュリティーキットは、データを SSD に保存するとき、暗号化して書き込みます。通常の出力や操作以外


では復号(解読)できないため、万一の場合のセキュリティーが強化されます。

暗号化は自動的に行われるため、特別な操作の必要はありません。

注意:暗号化によりセキュリティーは強化されますが、ユーザーボックスやジョブボックスへ保存したデー
タは、通常の出力操作で復号されます。絶対に漏洩させたくないデータは、ユーザーボックスやジョブボッ
クスに保存しないでください。

セキュリティーキットの機能

2
セキュリティーキット導入後のタッチパネルの表示
セキュリティーキットが導入され、正しく機能してい
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䉮䊏䊷 ㇱᢙ 㪈 る状態で、不要になったデータを上書き消去している
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間は、タッチパネルに 「上書き消去中です。」 が表示
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されます。

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注意:上書き消去中は電源スイッチを切らないでください。SSD が破損するおそれがあります。

参考:上書き消去中に電源スイッチを切ると、消去されなかったデータが残ります。電源スイッチを入れ直
してください。自動的に上書き消去が再開します。

3
管理者編 セキュリティーキットの導入・運用を担当する管理者がお読みください

セキュリティーキットの導入
同梱物の確認
セキュリティーキットの同梱物は次のとおりです。

• ライセンス証書
• 設置手順書(サービス担当者用)

導入前の注意
• 導入中にシステムが初期化されるため、SSD に保存されているデータはすべて削除されます。使用中の
複合機にセキュリティーキットを導入する場合は特にご注意ください。

導入中の作業
セキュリティーキットの導入は、サービス担当者が行います。

導入中に管理者が行う作業は、サービス担当者の指示により、暗号化コードを入力するだけです。

暗号化コードについて

暗号化コードは、データの暗号化に必要なコードで、8 桁の英数字(0 ~ 9、A ~ Z、a ~ z)を入力します。


工場出荷時は「00000000」となっています。

実際にはこの暗号化コードを元に暗号鍵が作成されるため、工場出荷時の値のまま運用しても、セキュリ
ティー上問題はありません。

注意:入力した暗号化コードは、絶対に忘れないようにしてください。何らかの理由で再度、暗号化コード
の入力が必要になった場合、同じ暗号化コードを入力しないと SSD に保存されていたデータは、セキュリ
ティー上安全のためにすべて削除されます。

導入後の作業
セキュリティーキット導入後に行う作業には、セキュリティーパスワードの変更があります。

必要に応じて行ってください。導入時に変更することも、後日、必要に応じて変更することもできます。

作業方法は、5 ページを参照してください。

4
セキュリティーパスワードの変更
セキュリティーパスワードを工場出荷時の値から変更して、管理者だけがセキュリティーキットを操作でき
るようにします。

1 [シ ス テム メ ニ ュ ー / カ ウ ン タ ー] キーを押してく
ださい。

2 [ ] → [シ ス テム / ネ ッ ト ワー ク ] の順に押して
ください。

3 ユーザー管理が無効の場合、ユーザー認証画面が
表示されます。ログインユーザー名とログインパ
スワードを入力し、[ロ グ イ ン] を押してくださ
い。

ここでは管理者の権限でログインしてください。
ログインユーザー名とログインパスワードの工場
出荷時の値については、本体の使用説明書を参照
してください。

4 [ ] → [デー タ セキ ュ リ テ ィ ー] → [SSD の初
期化] の順に押してください。

5 現在のセキュリティーパスワードを入力し、
[OK] を押してください。工場出荷時は
「000000」となっています。
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7 新しいセキュリティーパスワードを 6 桁の英数字
䉲䉴䊁䊛䈱ೋᦼൻ 記号で入力し、[次へ] を押してください。
㪈㪆㪈

8 同じパスワードをもう一度入力してください。

9 [OK] を押してください。
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注意:セキュリティーパスワードは 111111 や 123456 など推測されやすい番号の使用はできるだけ避けてく


ださい。

5
システムの初期化
システムの内容を完全に消去することができます。本体の使用を中止するときなどに行ってください。

注意:初期化中に電源スイッチを切ると、SSD が破損し、初期化が完了しなくなるおそれがあります。

参考:万一初期化中に電源スイッチを切ってしまった場合は、電源スイッチを入れ直してください。自動的
に初期化が再開します。

システムの初期化の操作手順は、次のとおりです。

1 [シ ス テム メ ニ ュ ー / カ ウ ン タ ー] キーを押してく
ださい。

2 [ ] → [シ ス テム / ネ ッ ト ワー ク ] の順に押して
ください。

3 ユーザー管理が無効の場合、ユーザー認証画面が
表示されます。ログインユーザー名とログインパ
スワードを入力し、[ロ グ イ ン] を押してくださ
い。

ここでは管理者の権限でログインしてください。
ログインユーザー名とログインパスワードの工場
出荷時の値については、本体の使用説明書を参照
してください。

4 [ ] → [デー タ セキ ュ リ テ ィ ー] → [SSD の初
期化] の順に押してください。

5 セキュリティーパスワードを入力し、[OK] を押
してください。工場出荷時は「000000」となって
います。
䉲䉴䊁䊛䊜䊆䊠䊷㪆䉦䉡䊮䉺䊷↹㕙䈪䈜䇯 㪈㪇㪑㪈㪇 6 [シ ス テムの初期化] を押してください。
䉲䉴䊁䊛㪆䊈䉾䊃䊪䊷䉪 㪄 㪪㪪㪛䈱ೋᦼൻ
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7 初期化の確認画面が表示されます。[実行] を押
䉲䉴䊁䊛䈱ೋᦼൻ してください。初期化が開始されます。
㪈㪆㪈

8 初期化完了の画面が表示されたら、メモリーのラ
ンプが消灯していることを確認してから、電源ス
㪓ᚯ䉎 イッチを入れ直してください。

6
こんな表示が出たら
何らかの理由で本機の暗号化コード情報が失われると、電源を入れたときに次の画面が表示されます。
㪈㪇㪑㪈㪇

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次の操作を行ってください。

1 セキュリティーキット導入中に入力した暗号化
コードを入力してください。

注意:以前と異なる暗号化コードを入力しても作業を
強制的に続行することはできますが、SSD に保存され
ていたデータはすべて削除されますのでご注意くださ
い。

暗号化コードは、セキュリティーパスワードとは、異
なります。

2 [OK] を押してください。

3 メモリーのランプが消灯していることを確認して
から、電源スイッチを入れ直してください。

使用済み製品の廃棄
使用済み製品を廃棄される場合は、お買い上げの販売店または弊社のサービス担当者にご連絡ください。

7
http://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp

©2014 KYOCERA Document Solutions Inc.


2014.2

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