Shinpiden Japanese

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特別研修セミナー用・エッセンス版

現代霊気法〔 神秘伝〕
☆ ☆ ☆
意識の波動を高め、宇宙と一体になりなさい。
あなたはもっと、創造的に生きることができるのです。
私の内なる魂が、私のために考え、語り、ガイドし、
行動しています。

レベルⅢ《第三段階》
現代霊気ヒーリング協会
◇◇◇ アファーメーションのヒント ◇◇◇

☆ 私は、明るく、力強く、前向きで、創造的な存在である。
☆ 私は、レイキの光に包まれて、日一日と向上していく。
☆ レイキは、あらゆるものを、調和と豊かさへ、導いてくれる。
☆ 私は本当に好きなことを仕事にしていく。それはレイキのサポートによって、実現しつつある。
☆ 私は、大宇宙の分身である。大宇宙は絶えず私をサポートしてくれる。私は愛と光に満ち満ちた、
輝かしい存在である。
☆ 私の人生において、私が必要とするものは全て私の内にある。私は何時でも必要なだけ引き出し、
活用することが出来る。
☆ 私に起こる現象は、すべて良くなるための変化である。一見、良くないと思える現象が起っても、
それは間違いなく「良くなるための変化」である。
☆ 日に日に私は、あらゆる面で、どんどん良くなっている。
☆ 私は今この時この瞬間より、自分自身をオープンにし、内なるより深い英知・知恵・知識の中へ
入っていきます。
☆ 私は「内なる神」の光を招きます。私はクリアで完璧な「光の通路」です。光が私をガイドして
くれます。
☆ 私は、ハイアーセルフの導きによって、「変えられるものを変える勇気」を、
「変えられないもの
を受け入れる寛容さ」を、そして「これらを見分けられる英知」を、身につけています。これに
よって私は、どんどん自己を変革し、進化させつゝあります。

1.霊気波動で意識を高め、自己実現を レベル3のガイド

① 真の幸福に至る道
(1) 心を浄化して精神性を高め、大安心の境地に近づくこと
(2) 家族や社会への責任を果たし、人々の福祉に貢献すること
② 東西レイキから学ぶ
(1) 伝統式(常に平安と静寂と、喜びに満ちた心の状態をめざす)
(2) 海外式(愛と調和に包まれた人・家庭・社会・環境をめざす)
③ 調和が大宇宙の意志
(1) 霊気には、すべてを調和に導こうとする宇宙の意志が内在する
(2) 癒しの実践と、精神性向上の実践が、真の幸福を実現するカギ
④ 第4シンボルの活用
(1) 光をもたらす、最高のシンボル(マスターシンボル)
(2) 高次元の意識とつながり、自己実現の鍵として活用

2.霊気ヒーリングの本質の再認識
1.ヒーリングは自己完成への修行法である
① ヒーリングは、 「愛と調和の実践」と認識する
(1) 霊気ヒーリング実践者は、宇宙からの光を地上に広げる「光の天使」としての役割を持つ。
(2) 霊気の中継と同時に、生命エネルギーの交流で両者の波動が高まり、精神性向上に役立つ。
② 「ヒーリングの能力」は、霊格のバロメーター
(1) 霊気波動は、 ヒーラーの波動と共振して中継されるが、このときパワーや質の変化が発生する。
そのため、ヒーラーの霊格のレベルが、ヒーリング能力に直結する〔基本〕 。
(2) 例外1:意識集中や念力強化などの訓練で、ヒーリング能力だけを獲得している場合。
〈能力と霊格は無関係で、その人は霊気ヒーラーではない〉
(3) 例外2:霊格に関係なく、突然能力を獲得した場合。 〈使命を与えられた結果と思われるので、
感謝して役割を果たすとともに、霊格の向上に努めることが必要〉
(4) 基本どおり「意識や念の力でなく、霊性向上により能力を高めること」が大切。不調和な波動
とつながったり、生命エネルギーを失ったりして、不幸な結果に終わることを防ぐ。
2.ヒーリングは癒しのわざ(技術)でもある
① 「基本12ポジション」の活用により、何も感じなくてもヒーリングは可能である。
② しかし、霊気療法は本来、病腺霊感法で病源からのヒビキを感知し、霊示法で手が呼ばれる能力を
開発するもので、感じる力を高めることが、高度な技法の完成に近づく早道となる。
③ 気感開発には、発霊法や合掌呼吸法、数多くのヒーリング実践などが効果的である。
3.ヒーラーは「気づき」の手助けをするもの ⇒ 真の癒しは、本人が選択する
① 人生が「学びの完成」にあるとすれば、人生に起こる体験はすべて意味のあることで、喜びや苦し
みの体験も、霊的成長を促すための機会(メッセージ)といえる。
② 人の内面がマイナスのエネルギーで満たされ、宇宙のリズムと共振しなくなると、不調和な現象
が発生する。これに気づきのサポートを与えるのが、ヒーラーの役割である。
③ 「これは自分が選択した結果だ」と気づき、「想念や行いなどのどこに、その原因があったのか」
と、内面が点検できれば最高(気づきが起これば、速やかに真の癒しが行われる)。
④ 人は、選択によって人生を創造する。自由意志による選択を何度も繰り返し、そこから学ぶことで
成長する。ヒーラーが、選択を押しつけることはできない。(その原因が、過去や他人から来たもの
であったとしても、それを選択し、受け入れたのは自分自身。それに気づいた上で、それを持ち続け
るか手離すかが、新たな選択となる)
⑤ 優れた霊気ヒーラーは、ピュアな霊気波動を中継するとともに、調和された自己の生命場に相手を
包み込み、相手の意識波動と共振して、自然な気づきを促すことができる。

3.霊気法の最高シンボルを学ぶ

1.
「第4シンボル」の役割
① スピリチュアリズム(心霊科学)では、 「人の魂は地球上へ何度も生を受け、ここで必要な学びを
行って霊性を向上させ、学びの完成とともに高い次元へ移行する」といわれる。
② 課題は人によって異るが、共通点は「過去に生じた魂の曇りを清め、すべての迷いや執着から離れ
て、私たちの存在の真実を知り、宇宙との一体化に到達すること」が必要とされる。
③ これをエンライトメント(解脱)といい、 「完成すれば、輪廻転生を超越して永遠の幸福の次元に
入る」と信じられ、この境地をめざして先覚者たちは厳しい修行を重ねてきた。それを信ずる人たち
にとって、第4シンボルは「輪廻転生のレベルを超える」ために存在する。
④ 「輪廻転生など信じない、人生は一回だけだ」という考え方もある。これも、人生に対する選択(理
解)の一つである。第4シンボルは、どのような考え方の人に対しても、自己の存在意義を自覚させ、
価値ある生き方ができるよう、導く役割と機能を持つ。

2.現代霊気法における活用
① いずれにせよ、 「この人生は1回限りである」ことは否定できない。現代霊気法では、臼井先生の
到達された悟り(安心立命を得る)に向かって、人生を楽に生きることを学んでいく。
② 霊気法の神髄を「究極のリラックスへの到達」と理解し、 「人として正しい努力をした後はすべて
を宇宙に任せて、一切思い煩うことのない安らかな心境(大安心の境地)を獲得する」ことを目標と
する。それは「人生でなにが起っても、心が動揺することなく、いつも安らぎに満たされ、天命(使
命)を喜んで遂行する」ことがその境地。
③ そのために、 「心の浄化と、宇宙意識との一体化」に努めていく。
(1) 心の浄化を繰り返し、過去に発生した不調和な波動を浮上させ、浄化し、流し去る。
(2) 想い・言葉・行為を清め、新たな不調和を発生させない、正しい生き方を実践する。
(3) 日常生活において、現象や感情にふりまわされないように、心の調和法を実践する。
(4) ヒーリングや瞑想を通じて宇宙意識との共振をはかり、宇宙との一体化を確立する。

大光明
ダイコウミョウ
3.
「第4シンボル」の意味と活用法
① シンボルの意味と機能 ⇒ 全宇宙を象徴 《第7チャクラの活性化》
(1) 全宇宙とは、波動・光である。第4シンボルは、高次元の意識エネルギー
と共振し、全存在に「愛、癒し、調和」の精妙な波動を伝達する機能を持つ。
(2) 海外では神聖視され、「神を招くシンボル」と位置づけるところもある。
(3) シンボルは、「自己の意識波動を大光明と接続し、一体化させる」機能に
価値がある。勿論、象徴の源(高次元)は尊いが、シンボルは活用するため
のツール(媒体)に他ならない。
② 第4シンボルの使用例 ⇒ 他のシンボルとの組合せには、第4を最初に使う。
(1) 自己浄化法、瞑想、呼吸法などは、第4シンボルとコトダマを送ってから実行する。他のシン
ボルの前に送って霊気すれば、高次元からの光と波動が加わり、精妙に調和的になる。
(2) セッションも、第4シンボルとコトダマを送ってから始める。
他者へのセッションの最後には、
第4シンボルを(光で相手を包む意識で)送り、コトダマを自分の内部で響かせ共振させる。
(3) スポーツや気功、エネルギーワークなどの前に第4を使う。すでに何かの技法を実践している
場合は、まず第4を送り、光で全身を包んでスタート。もちろん、終った後もOK。
(4) 問題が自分の能力を超えると感じたら、第4シンボルとコトダマを送って高次元の存在にその
テーマを預け、必要な解決方法が得られるようリクエストする。絶体絶命の窮地では、第4シン
ボルかコトダマを送ると、高い次元からのサポートが訪れるといわれている。
(5) その他どのような状況でも、このシンボルとコトダマを使うことができる。例えば、
a.直観的に答えがほしいとき c.動揺をおさめ落ち着きたいとき
b.重要なことの決断を迫られているとき d.場所や物質を浄化したいとき

4.最高シンボルを活用する
1.霊気波動を日常生活に生かす
① テキストで学ぶ〔シンボル活用法〕
(1) 光による自己浄化法 (3) 高次元とコンタクトし、波動を高める
(2) ハイヤーセルフの導きを受ける (4) 霊気瞑想法と、アファーメーション法
② 自己実現への道の〔実践ステップ〕
(1) 実現に至る過程
a. 自己をみつめ、自分自身を知る 《自己認識》
b. その自分をそのままで認め、受け入れる 《自己受容》
c. 自分自身を本来あるべき姿に変えていく 《自己変革》(自己回帰)
d. 宇宙と響き合う、創造的な人生を実現する《自己実現》
(2) 同時に解決すべき課題
a. 心の傷やネガティブな刷り込み、過去に生じたマイナス波動などの浄化、解消。
b. 新たにこのような蓄積を生じさせないための、生き方の創造。

2.光による自己浄化法 ⇒ 各種技法の前に行い、大宇宙との一体化をはかる
① 乾浴のあとリラックスして立ち、マスターシンボルを空中に描き、コトダマを3回唱える。
② 両手を上げ【A図】
、霊気の波動が滔々と全身に流れ込み、大宇宙と一体化したのを感じる。
③ 目を閉じ、波動を感じながらゆっくりと
手を動かし、頭頂とハートに当てる【B図】。
(両手から霊気が流入して全身が調和し、
すべてのチャクラのバランスが調整される
のを感じる。
体内に充満した霊気は、光かがやくオーラと
なって全身を包み、周囲に広がっていく)
④ 両掌でエネルギーを丹田へ下ろし【C図】、
生命場を確認して【D図】、天に返す【E図】

⑤ 合掌し、感謝して終了。

3.一日中ハイヤーセルフの導きを受ける ⇒ 信ずる対象に変更してもよい
① 朝起きたとき
(1) 乾浴を行い、空中にマスターシンボルを描き、コトダマを響かせる。
(2) 両手を上げて高次元の存在からの光とつながり、バイブレーションを感じながら合掌し、
「今日
一日、私はハイヤーセルフの導きと癒しによって、私のなすべきことを正しく行います。私はあ
らゆる面でどんどん向上し、調和していきます」とアファーメーションを唱える。
② 一日が終ったとき
(1) まず乾浴を行い、空中にマスターシンボルを描き、コトダマを響かせる。
(2) 両手を上げて高次元の存在からの光とつながり、バイブレーションを感じながら合掌し、
「今日
一日、私はハイヤーセルフの導きと癒しと共にあったことを、心から感謝いたします。私は、あ
らゆる面でどんどん向上し、調和していきます」とアファーメーションを唱え就寝。
③ いつでもどこでも
ネガティブな感情、不愉快な出来事に直面したときは光の呼吸法を行い、ハイヤーセルフと共にあ
ることを感じる。そして、自分自身の成長のために必要な体験として受容し感謝する。

「宇宙平安の祈り」の提唱 ⇒ 「個の祈り」から「宇宙全体」に高める
(1) アファーメーションの後、「全宇宙が平和でありますように、生きとし生けるものが幸せであります
ように、縁ある人々の上に祝福がありますように」と、善念(善い波動)の発信を行う。
(2) 毎日午後9時から10時の間に、1人5分間以上、次のような「宇宙平安の祈り」の輪に加わるよう
呼びかけている。心身不調な人も、この輪に加わることで、同時に癒されていく。
(3) 両手を上げて霊気の光とつながった後、合掌して目を閉じ、次の祈りを行う。
「大宇宙、大生命、実相界の光のガイドたち。霊気の光によって、全宇宙が平和でありますように。
生きとし生けるものが幸せでありますように。私たちを取り巻く環境や、1人1人の心が、安らぎと
調和に満ちたものでありますように」 。
小指側を開きながら上げていき、額の前で太陽の印を組んで(左右に広げてもよい)
、光の波動を
全存在・全生命に向けて放射し、共振共鳴の輪を広げる。 合掌し、感謝して終了。

4.高次元とのコンタクト法
① 先覚者の波動に触れる
高い境地を極めたとされる、先覚者たちの波動にコンタクトする。 例えば、ブッダの慈悲の心、
キリストの愛の波動、良寛の優しさ … などに触れ、あなた自身の波動を高めていく。
(1) 乾浴を行って心を静め、リラックスして受容的になる(姿勢は自由)。
(2) 第4シンボルを空中に描き、コトダマを3回唱え、両手を上げて大宇宙とつながる。
(3) 手を下ろして目を閉じ、コンタクトしたい対象(先覚者)とテーマを意識。「ただ波動を感じた
い」というときは、その対象をイメージ。
(4) 合掌し、高次元の意識の中に自分のすべてが溶込んでいくのを感じる。そして高次元の意識と
自分の意識が完全に一体化し、つながりたい対象の意識もその中に融合して、宇宙という次元の
中で一つになったことを実感する。
(5) 高次元の意識の場の中で、先覚者の波動があなたと共振しはじめたとき、テーマを先覚者に伝
える。テーマがなければ、その感覚をただ感じる。どのような感覚が得られても疑問を持ったり、
否定したりせず、また恐れを抱かずにただ感じる。
(6) テーマへのメッセージが直接与えられる場合や、夢の中や閃きで感じられる場合もあり、誰か
との会話の中で、さりげなく与えられることもある。答えが訪れないときは、その問題は、あな
たにとっていま必要でない事柄か、時期を待つべき事柄と思われる。
(7) 手を合わせ、感謝の気持ちを捧げて静かに終了する。

② ハイヤーセルフとの交流 ⇒ 自分自身でもある高い意識体との交流
(1) 乾浴を行って心を静め、リラックスして受容的になる(姿勢は自由) 。
(2) 第4シンボルを空中に描き、コトダマを3回唱え、両手を上げて大宇宙とつながる。
(3) 目を閉じ、利き手を自分の胸の上に当て、ゆっくりと呼吸をしながら「私のハイヤーセルフよ」
と静かに3回、心の中で呼びかけ、内面の微妙な感覚を聞き取るように心を静める。
(4) 手を外し、別の手を胸に当てて同じように呼びかけ、内面の声を聞き取るよう心を静める。
(5) この結果、左右の手でそれぞれ異った感覚が得られる。(最初は感じられなくても、快さ、安心
感、温かさ、振動、静けさ、その他様々な感覚が得られるようになる)
a.片手だけに感覚が得られたときは、 「反応のあった方の手」を再び胸に当てる。
b.両手に反応が得られたときは、「心地よい反応のあった方の手」を胸に当てる。
c.まったく反応を感じなかったときは、 「利き手でない方の手」を胸に当てる。
(6) そのまま心を静め、ハイヤーセルフと交流する。手から放射される高次元の光が、内面の輝き
を妨げているものを、どんどん浄化していく。自然呼吸で、意識は胸に当てた手全体に軽く置き、
内部の感覚を感じ取ることに専念する(リラックスし、微かな、精妙なシグナルを楽しみながら
行う)。その結果、なにも感じなくてもOK。やがて感じられるようになる。
(7) 手を合わせ、感謝の気持ちを捧げて、静かに終了する。

5.霊気瞑想法 ⇒ 意識の高まりが実感される瞑想

すでに瞑想の習慣を持っている人は、始める前に「マスターシンボル」を活用すること。高次元の
霊気エネルギーがあなたを包んで、低い波動を近づけない快適な場をつくり出す。

① 立っても腰かけてもよいが、ゆったりとした楽な姿勢をとる。
② マスターシンボルを空中に描き、コトダマを3回唱え、両手を上げて大宇宙とつながる。霊気が
全身に降り注ぎ、掌から放射される霊気と融合して、自分自身を包むのを感じる。
③ 目を閉じ、霊気の波動と響きを感じながら手をおろし、顔の前で合掌。指先は真っ直ぐ立てて宇宙
との交流のアンテナとし、中指は額の位置、親指は鼻先3~5センチの位置で、呼吸と共に宇宙エネ
ルギーとの一体化を感じる。【A図】
④ ゆっくり左手を上げ、右手は掌を軽く開いて上向きで右ヒザの上におく(左利きの人は逆に、右手
を上げて左手をヒザの上におく)。上げた手で霊気を吸収し、利き手で放射するもので、宇宙エネル
ギーが体内を流れる感覚を楽しむ。【B図】

A 図 B 図 C 図

⑤ 上げた手をゆっくり下ろし、掌を軽く開いて上向きで膝の上におく(両手が両膝の上に収まる)。
このポーズで宇宙の愛と調和を感じ、「高次元の存在」との交流を楽しむ。
【C図】
⑥ ここで手(左右どちらでも可)
をハートにあて、ハイアーセルフに向かって霊気を送り込みながら、
アファーメーションを行うとさらに効果的。
⑦ 合掌して、静かに目を開ける。

6.アファーメーションの技法 ⇒ AFFIRMATION=肯定的宣言

a. 人生を肯定的に生きるぞという、自己の生き方(姿勢)を表現する、肯定的な言葉。
b. ビジョンの実現に向け、顕在意識と潜在意識の両面から、焦点を合わせ続ける効果。

① 考え方の基本
(1) 潜在意識に埋め込まれた、古い録音テープを取り替える
「前向きに、積極的に人生を歩みたい」と努力しているのに、そうならない…。こんなとき、
潜在意識の中で「私はダメな人間だ」 「どうせ、やってもムダだ」「また失敗するぞ」と、たえず
語りかけている場合がある。 「新鮮で創造的な言葉のテープ」に取り替える必要がある。
(2) 人の内面に、過去の経験や感情が「刷り込み」として存在
とくに子供の頃は、周囲の価値観をそのまま受け入れ、潜在意識に刷り込まれることが多い。
刷り込みがあると、表面意識でいくら前向きに考えても、なかなか潜在意識が受け入れない。
(3) 刷り込みは、アファーメーションの実行により、解消可能
潜在意識に深い刷り込みがあっても、その人のハイヤーセルフは「この人生で何をすべきか」
をよく知っている。そのため、価値ある言葉を選んで送り込むと、ハイヤーセルフからの響きが
伝わってくる。
(4) 単なる願望でなく、魂の声をとらえて表現することが必要
現在の価値観で「こうあるべきだ」「これを実現したい」と選択するのではなく、学びの課題に
直結するものを選ぶのが大切。正しい選択のために、最初は他人の言葉を借りてスタートしても
よい。やがて、内なる気づきや直観が開発されると、内部から湧き上がる魂の声をとらえられる。
(響き合わなくなったと感じたり、さらに共感できる言葉を見つけたら、そこで取り替えていく)

② 実践のしかた
(1) 最初の対象は、精神的なものでも物質的なものでもよい
地上では、渾然一体となって場を構成している。堅苦しく考えず、トレーニングのつもりで
実行する。実践が進むと、その人に最も有効なレベルと方法が、自然に明らかになる。
(2) 現時点での「なりたい自分、自己のありたい姿」を想定
胸に軽く手を当て、ハイヤーセルフに意識の焦点を合わせ、アファーメーションを唱える。
同時に、そのイメージを霊気エネルギーに乗せて、胸の奥のハイヤーセルフに送り込む。
(3) 「念の集中」で、願望を達成しようとしてはいけない
「精神力で願望を叶える」
「イメージ力で欲しいものを手に入れる」…という技法がある。念の
強力な集中で“何か”を実現することは可能でも、それが宇宙の法則に反したり、学びに反する
場合、新たな不調和の原因となる。アファーメーションは自分に都合のよい状況や欲望を実現す
るものでなく、大宇宙の波動と響き合う「本来の自己」に回帰するためのもの。
(4) 「他を変えるもの」ではなく、「自分を変えるもの」
本来の「あるべき自己」に回帰して、より調和的になることを目指すもので、他を変えようと
するものではない。もし周囲が変ったと思えたら、自分自身が進化したことになる。
(5) アファーメーションの言葉は、完了形か進行形で表現
「…でありたい」
「…になりたい」という願望表現でなく、「…である」
「…になりつつある」と
いう表現を使う(願望表現は、そうでないことを認め、強調する結果となりやすい)。
(6) 瞑想法、浄化法、シンボルやコトダマとの併用も効果的
これらは、高次元からのインスピレーションを受け取るのに役立つ。
※ アファーメーションの実例は、表紙(アファーメーションのヒント)を参照。

5.シンボルの活用から超越へ
1.シンボルの真実を知る
① 臼井先生は、シンボル(法)について、次のように教えられた。
(1) シンボルを活用すると、だれでも簡単に、また確実に遠隔治療ができる。
(2) シンボルを十分に活用しなさい。活用して活用して、活用しつくしたとき、いつの間にか、
シンボルを必要としない境地に到達している。
(3) 人の意識は、宇宙のどこにでも瞬時に到達する。シンボルを使う必要がないところまで、早く
意識を高めなさい。
② シンボルは、霊気の活用をやさしいものにした。これは、初めて自転車に乗る人の、補助輪のよう
な機能を持っている。便利で効果があり、楽しく活用できるが、成長するにともなって(補助輪と同
様) 、やがて必要としない時期が到来する。
③ シンボルとコトダマは、様々な歴史的背景を持っているが、霊気法に取り入れられたのは、 「形と
響きから発する固有の波動と、共振機能を活用する」ためである。したがって、シンボルの価値はそ
の機能にあり、シンボル自体を神聖視しても意味はない。
④ この真実を理解した上で、霊気活用のため、新しいシンボルを採用することは自由である。

2.シンボル超越へのステップ
① まず第1~第4シンボルを学び、活用に習熟することによって、その効果を十分に認識する。
② 第4シンボルを「統合シンボル」として、すべての技法を実践する(これにより、第4シンボルが、
マスターシンボルへと昇華する) 。
(1) 認識レベルにより、最初は「ヒーリングは第3シンボル」「霊性向上は第4シンボル」としても
よい(この場合、次の段階で、第4シンボルのみに移行する)。
(2) また、第3シンボルを「太陽」、第4シンボルを「白光」のイメージに置き換えてもよい。
(3) 統合シンボルへの移行は、認識の程度に応じて行うこと(第1~第4のすべてのシンボルを
使わなければ効果が確信できなければ、いままで通り活用する)。
③ 認識に到達し、シンボル不要の境地に到達する(自分自身が、シンボルと一体化する) 。

6.臼井先生の霊気法の神髄
1.臼井先生の霊気に対する認識 ⇒ 「霊気療法指針」その他に各種の記述がある。
「大宇宙の自然法則と、小宇宙である自分との精神が常に統一され、一体とならなければならない」
「宇宙全体が私の内に存在し、宇宙の内に私は在る」「私の内に光明が存在し、光明の内に私は在る」
と、常に教えられた。

① 宇宙間の森羅万象(存在するもののすべて)は、ことごとく霊気を保有している。
大宇宙に充満している偉大な霊気は、人体内にも保有している。人格を高めれば高めるほど、体内
の霊気は強くなることを、会員は肝に銘じること…と教えられた。
② 霊気療法は、「宇宙間の霊能に基づく霊気の独創療法」である。
宇宙間の霊能(不思議な尊い働き)による、大宇宙の意識エネルギー活用法である。
③ 霊気療法は、心霊的療法とも物質的療法とも言うことができる。
霊気療法は、「こころ、からだ、たましい」の癒しを同時に行うものであるが、意識次第では、物質
的療法(からだの癒し)だけに終ってしまうので、意識が大切である。
④ 体のいずれの所よりも気と光を放射するが、ことに眼・口・手より多く発現する。
霊気法は「気と光の放射によるヒーリング」であること。気と光は全身から放射し、とくに眼・口・
手から多く放射する(単に手当だけでなく、凝視法・呼気法なども活用すること)
⑤ 人間自体を壮健にし、思想の穏健と人生の愉悦を増進する。
第1に心を癒し、第2に肉体を健全にし、平和と享楽の生涯を全うし、その傍ら他の病者を
癒し、自他ともに幸福を増進する。
「人間自体を壮健に」「第1に心を癒し」とされており、病気治療が第1目的ではない。
さらに、霊気を活用して「自他ともに幸福を増進する」のが霊気療法である。
2.臼井先生の遺された「五戒」 ⇒ 平易な教えの中に「霊気活用法の真髄」
① 今日だけは ⇒ 今日一日を、このように心がけて、大切に生きていこう。
② 怒 る な ⇒ 精神と感情のバランスを維持し、安らぎと喜びの中で生活しよう。
③ 心 配 す な ⇒ 全力を尽くした後はすべてを宇宙に任せ、安らかな心を保持しよう。
④ 感 謝 し て ⇒ 利己的な欲望を離れ、満足と感謝の心で、宇宙と響き合って生きよう。
⑤ 業をはげめ ⇒ なすべき仕事(役割)を正しく行い、必要な学びを進めていこう。
⑥ 人に親切に ⇒ 愛と調和の実践である霊気の癒しを通じて、自他一体の心を育てよう。

7.悟りへの道標
1.現代霊気法の考え方
① 人生の目的は、真の幸福(安心立命)を得ること
臼井先生は「人生の目的は、真の幸福を得ること。真の幸福とは、大安心を得ること」と言われ、
「どんなときでも、心が動揺することなく、いつも安らぎと喜びに満ちている、これが最大の幸福で
ある。財産・地位・名誉・満足感など、状況(現象)や感覚に、幸福の基準をおいている限り、大安
心は得られない」と、自らの悟りによる宇宙との一体化を指導された。
② 臼井先生の教えにそって、安らかな心の境地に近づく
現代霊気法は、臼井先生の教え(悟り)と霊気法の活用により、究極のリラックスを得て、安らぎ
と喜びの境地に近づこうとするものである。
③ 基本的な考え方 ⇒ 現代霊気法でめざす悟り=究極のリラックス=心の平静さ
(1) 常にリラックスした心の状態を維持し、静寂・平安・至福の中で自己表現していく。
(2) 大宇宙から生かされていることを実感し、感謝し、愛と調和の波動の場で生活する。
(3) 正しく努力した後は、結果については一切思い煩わず、すべてを宇宙にまかせ切る。
(すべてを宇宙にまかせ切った中で、自己の役割を果たしていく)

2.何をどう実践するか
① 実践にあたっての意識の基本
(1) 人は「永遠の生命体」であり、地上は「学びの道場」である。
(2) 学びの時は「今」、学ぶ場所は「ここ」、学びの課題は「直面する問題のすべて」である。
(3) 人はその課題を、自由に判断し、選択し、決定する。否定、肯定、回避、いずれも自由である。
そして、その選択の集積が、学びの成否を決定する。
(4) 現在の自分は、自由な選択によって「100%自己表現している姿」である。この瞬間も、
自由な選択によって新たな「自己表現」へ、さらに「自己実現」への原因を作り続けている。
(5) 自己表現は「想念と言動」(想うこと、語ること、行うこと)によって行われる。そこに感情が
関与すると、異常な選択が行われる。心の調和法は、とくに大切。
(6) 過去の不調和な波動は、現実に存在する以上、誰が作ったとしても自ら浄化消滅させる。
② 「想う、語る、行う」の3つは、 「思い」から発する
(1) 「思い」はたえず発生し、消えていくが、怒り、悲しみ、恐れ、憎しみなどの感情と結びつく
と「ネガティブな想い」に変化する。(この時点でも、浄化して流せば問題はない)
(2) ネガティブな想いを「言葉」として口に出すと(独り言であっても)、想いに形が与えられ、
明確なエネルギーとなって存在しはじめる。(放置すると、現象化への動きが始まる)
(3) 言葉が「行動」に移されると、エネルギーはパワーを強め、現象化への力が強化される。
(4) 意識エネルギーは、目的と方向を定めて送り出した時点から、実現に向けて働き続ける。
発振した人も「与えたものが自分に返ってくる」という宇宙の法則により、数倍に成長した波動
を(自己の運命として)受け取ることになる。原因となる一瞬一瞬の思いが特に大切。
③ 「何を、どう実践するか」についてのまとめ
(1) 新たな不調和を発生させないよう、「正しく想い、正しく語り、正しく行動する」

(2) 過去の不調和なエネルギーがあれば浮上させ、浄化し、解消することに努める。
(3) 宇宙との共振による平安な波動の場を完成し、そのリズムを生活の中で維持していく。
3.実践のヒント ⇒ どう実践して行くか(「第一段階の平安な波動の場」を完成するために)
① 霊気法を学んだ者として、まず「臼井先生の五戒」を実践する。自己浄化法や瞑想法などで霊気
波動・光との一体化を図り、日常生活の中で五戒を実践して、精神性を高めてゆく。
② 単なる「思い」を「ネガティブな想い」に変えない。さらに「ネガティブな言葉」に発展させない。
(ネガティブな想いに気づいたときは、「ハートに霊気の光が流入し、想いが浄化されている」と
イメージして、浄化された想いを外へ送り出し、ハートの内部を光で満たしておく)
③ 感情に支配されたときは「呼吸と、体内に発生する感覚」を静かに観察する(コントロールするの
でなく、ただそのエネルギーを観察していると、感覚が拡大し、やがて消滅する)。実践を重ねると、
自分の内面(心の状態)が、たえず客観視できるようになり、急速に浄化が進んでいく。
④ ネガティブな想いや言葉が出たときは、直ちに「取消し、取消し」と左右に手を振って取り消しの
意識を明確にし、霊気の光を送って浄化するとともに、ハートの内部を光で満たしておく。
⑤ 気をつけていても、無意識にネガティブな想いや言葉が出ることがある。浄化が進むと過去の不調
和なエネルギーが浮上するが、消滅させる絶好のチャンスなので、押し込めてはいけない。呼吸と感
覚を見つめながら「過去のカルマが、表面に浮上してきた」と認識する。イメージで霊気の光を送っ
て浄化し、
「これでカルマが一つ消滅した」と認識し感謝する。さらに、ハートの内部を光で満たす。
⑥ 「すべての現象は、受け取る人の観念で、良いこと・悪いことに変化する」といわれる。マイナス
の意識で選択すると、結果的に「よくないことが起った」ことになる。「すべての現象に偶然はない」
ともいわれるが、それは「自分の波動との共鳴で様々な現象と出会う」こと。その場合でも、波動を
高めれば、その現象を超えることができる。すべては意識であり、選択するのは自分自身である。
⑦ 積極的に「良い意味づけ」をして選択する。「すべての現象は、良くなるための変化」と認識。
一見、良くないと見える現象が起こっても「良くなるための変化が現れた」と理解し、その現象に光
を送って感謝する(良い意味づけをすることは、すべての状況をプラスイメージで受け入れるという、
自己受容力を高める学習であり、生き方の方向づけをすることである。そのためには、アファーメー
ションによって、潜在意識が受け入れやすいよう、条件設定をしておくことも必要である) 。

8.伝統の各種ヒーリング技法

1.打手治療法 ⇒ 掌で、叩く
(1) 麻痺部分、感覚の鈍い部分を、パンパンパンと痛くない程度の強さで叩き、刺激する。
(2) 打手で肉体表面を刺激し、霊気を急速に送り込んで細胞を目覚めさせる。
2.撫手治療法 ⇒ 掌で、なでる
(1) 乾布摩擦のように、掌を上下に(または円く)動かし、霊気で体内のエネルギーの流れを促進。
肩から手先、腰から足先の方向へ、軽く摩擦刺激を与える。
(2) 胴の場合も上から下(または左右の方向)へさする。掌からの霊気の噴出を感じながら、十分に
浸透させる。
3.押手治療法 ⇒ 指先で、押す
(1) 指先(人差指と中指、または中指と薬指など)で患部を押し、痛みや麻痺状態を確認しながら、
指先から霊気を送る。
(2) 肩凝り、筋肉の凝り、内臓のしこりなどを解きほぐすため、指先を立てて体内に差し入れ、指先
から霊気を送る。
(3) 筋肉の凝り、エネルギーの停滞箇所に、親指の先で圧を加えながら霊気を送る。
4.血液交換法 ⇒ 血液を霊気で浄化
邪気などが混入した血液を霊気で浄化し、新鮮な血液と徐々に交換する方法で、腺病質や病後の人、
老人などに実行すると、徐々に健康になる。半月、1カ月、3カ月と継続するのが効果的。

① 半身交血法 ⇒ 上半身血液交換法(入浴時など、子供に行うと効果的)
(1) 上半身を裸にし、背中の上部を中央から右と左へ10~15回なでて霊気を浸透させ、背骨を
中心に順次なで下ろしていく。
(2) 指2本で背骨の両側をはさみ、霊気を浸透させながら、上部から仙骨まで10~15回なで下
ろし、最後に仙骨の上で息を止めて(霊気をさらに深く浸透させる意識で)数秒間停止。
②全身交血法 ⇒ 全身血液交換法
(1) 頭部(前額と後頭、左右こめかみ、頭頂と延髄)
、両肺、心臓、胃、腸に手を当て、霊気を送る。
(2) 両手を肩から手先へ、両足を腿から足先へ、数回撫で下ろして霊気を浸透させ、30分位で
終るようにする。

第3シンボルをイメージ化する太陽のトレーニング 統合シンボルの技法
① イメージ化に当たっては、「太陽のエネルギー・トレーニング」を行う(随時実行して強化する)

(1) 両手を上げて自分を光のシンボルとし、霊気波動と共振する(目は閉じるか半眼)。
(2) 頭上で掌を向き合わせ、その中に真っ赤な(または金色の)太陽のエネルギーが入ってくるの
を、10カウントしながらイメージする(血圧の高い人は、青または水色で、熱のない太陽を)。
(3) 顔の左右を両手で挟み、太陽のエネルギーが下りてくるのを10カウントしながらイメージ。
(4) 続けて10カウントしながら首の左右・ハート・上腹部と進む。さらに丹田と仙骨を前後から
両手で挟み、それをすっぽり包むように太陽が収まったのを20カウントでイメージする。
(4) 手を下して肩の力を抜き、目を閉じて内部の太陽からエネルギーが全方向に広がるのを感じる。
② ヒーリングは「まず両手を上げた後、胸の前で向き合わせ、太陽を挟んでいるイメージ」で行う。
(1) 手当ても、手かざしも、「掌の間に太陽のエネルギーを感じながら」行う。
(2) 遠隔・過去・未来へヒーリングは、「両手で挟んだ太陽のエネルギーの中に、ヒーリーのエネル
ギー体が存在する」というイメージで行う。
③ マスターシンボルによるヒーリング
両手の中に、「大光明の燦然たる輝きと、精妙な波動を感じながら」行う。
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9.自己浄化と自己向上のための技法
リラックス、霊性向上、悟り…、すべて内面の問題なので、ときどき「今の心の状態はこれでよいか」
と点検する。「明るい、軽い、暖かい」の3つが必要。
「暗く、重く、冷たい」という状態は、心がマイナ
ス・エネルギー(ネガティブ波動)に覆われ、霊性面で最も好ましくない状態。速やかに大光明で満たし、
プラス・エネルギーに変換するよう、心がけること。

1.脊髄浄化息吹法 ⇒ 古神道の教えに基づくカルマ浄化呼吸法
① 古神道によると、罪けがれ(カルマ)を完全に清めるには、脊髄の浄化が必要という。
(1) 人の脊髄には神を宿し、すべてのカルマを記録している。
(2) 各自が脊髄を清めなければ過去の悪業は消失せず、清めれば罪もけがれも消滅する。
(3) この行を実践すると、宇宙に充満した大生命力が波動となって流入し、脊髄の故障を除き全身
の細胞を健康にする。
② この息吹法は、霊気でカルマを浄化する呼吸法
(1) 姿勢は自由、背骨を垂直にして目を閉じる(ここでは、椅子に腰かけた場合を説明) 。
(2) 両手を上げ、霊気の波動がシャワーのように全身に勢いよく降り注ぎ、体の内外を洗い清める
のを感じる(この霊気シャワーの感覚を、行法中継続する) 。
(3) ゆっくり両手をおろし、掌は下向きでヒザの上に。心は丹田に鎮め、呼吸を整える。
(4) 背骨を百会から尾骨に至る1本のパイプとイメージし、波動呼吸のハーという熱い呼気でパイ
プの内外を暖め、汚れを溶かしながら、頭頂から尾骨まで下ろして体外へ流す。
(5) 吸気は鼻で行い、仙骨内の清らかな神水を背骨の内部(パイプの内側)を通して、眉間に運ぶ
ようにイメージする。
(6) (4)~(5)を繰返す。5呼吸を1回とし、3回~7回(奇数回)行う。7回が上限、1日1回。
(7) 息吹法が終ったら5~15分間、無言の瞑想をする。目を閉じて意識を軽く眉間におき、全身
で皮膚呼吸する感覚を持つ。これにより、全細胞が霊的エネルギーでチャージされる。

2.波動呼吸法 ⇒ ハーという呼気で実行する、簡単で効果的な呼吸法

(1) 心の状態で呼吸が変化する。リラックスして落ち着いていれば深くゆっくり、不安や焦りがあれば
浅く早くなる。
(2) 呼吸は意識を変容させ、潜在意識と接続する。振動波で自分の波動が変化し、高次元の波動と同調。
とくに波動呼吸法は、ハーという呼気が精妙な振動波を発生させ、より効果的。
(3) ハ音は人類の根元的な呼吸音で、宇宙エネルギーと共鳴する神秘的な力を秘めた波動音。

① 楽な姿勢であれば、立っても座っても自由。(椅子に座った場合を説明)
② リラックスし、背もたれのない椅子に両足を少し開いて座る。掌は上に向けヒザの上におく。
靴下は脱いで裸足になり、足の裏を床に着ける。
③ 目を閉じ、額、目、首、肩から力を抜く。口から「ハー」と気息で、可能な限り長く吐く。
最初は30秒を目標に、無理のない範囲で徐々に長くし、40秒できれば完成。
④ ハーという振動音で吐く息に集中。限界まで吐き終わったらホッと下腹を緩めると、吸気は自然に
行われる。波動呼吸法は、自然に深い腹式呼吸となる。意識して息を止めたりしない。できるだけ
均一な、バイブレーションを発生させるよう心がける。
⑤ 大きく口を開け、よく響かせる練習をする。手で耳の後ろと口元を覆い、振動音を耳で確認。
⑥ 他の腹式呼吸と同様、内臓機能の活発化、酸素の摂取量増加、新陳代謝の向上、自律神経・ホルモ
ン分泌・免疫機能の向上、活動的エネルギー向上、深いリラックスと精神的安定など、各種の生理的
効果がある。
⑦ 一般的効果のほか、精妙な振動波の発振で、全身のチャクラを活性化し、同時に意識波動を高める
効果もある。
⑧ 基本に習熟したあとは、軽く息を吐きながらハーという振動音をイメージするだけでOK。
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3.波動瞑想法 ⇒ 波動呼吸法を取り入れた瞑想法

(1) 座禅、精神統一法などの行法は、型の指導が厳格。瞑想は深い無意識の世界とつながり、魂を浄化、
向上させるので非常な危険が伴う。無意識の奥の生命エネルギーが暴走したり、低い波動と共鳴すれ
ば精神的に破綻する。それを防ぐため、型によって厳しく指導する。
(2) 波動瞑想法は、波動呼吸がベースなので安全。ポイントは「掌で霊気波動を感じながら波動呼吸を
行う」という一点。精妙な振動波が意識を変容させ、深い瞑想状態に導く。
(3) 瞑 想=超意識に波長を合わせて宇宙生命と一体化し、本来の自己に回帰する行法
超意識=潜在意識の奥深い箇所に存在し、宇宙の英知とつながっている高次の意識

① 楽な姿勢であれば、立っても座っても自由。(波動呼吸法と同じ姿勢として説明)
② 合掌して目を閉じ、両手を上げて、霊気の波動が全身に流れ込むのを感じる。
③ 光の振動を感じながら手を下ろし、両腕を左右に張り、両掌を下向きにして胸の前で構える。
④ ハーと波動呼吸をしながら両手を押し下げ、体内のエネルギーを下に流す(座っているときは、
膝に当たらないよう体の左右に下ろす)。手の動きとともにエネルギーが下降し、体外に流れ去る
のを感じる。これは、瞑想の最初に1回だけ行う。
⑤ 吐き切ったら、下腹をフッと緩めると、すーっと自然に吸気が入るので、その息に合わせて(光の
糸が、手の甲を引き上げるように)両手を額の上まで上げる。
上げたら、腕から力を抜いた状態で、自分のオーラのふち(感じられる限界)をすべらせるように、
波動呼吸とともに両手を下ろしていく(座っているときは体の左右へ)。
これを3回繰返して自然呼吸に戻し、動きを止めて体内のエネルギーの動きを感じる。
⑥ 「吸う息で両手を上げ、波動呼吸で下ろす動作を3回、自然呼吸で休む」のを1単位として、やり
たいだけ続ける。エネルギーの躍動で体が動き出すこともあるが、あわてて止めようとせず、動きに
まかせて生命力のパワーを実感する。(どこがどう動いているのか、ただ感じる)
しばらく動いたら意志の力で止める。止めにくいときは、両手首を上下左右に振り「瞑想終り」と
宣言して眼を開ければ動きは止まる。映像や色が見えても、それを楽しみながら淡々と瞑想すると
いう心構えをくずさない。有頂天になったり、陶酔することは禁物。
⑦ 習熟すると、1単位(3回)の波動瞑想ですぐに深い瞑想状態が得られ、波動呼吸とともに行えば
何の危険性もない(妄想で心がさまよったり、低い波動と同調する危険性から、守ってくれる)。
⑧ 終了するときは、両手を上下左右に振って意識を明瞭にし、合掌してエネルギーの統合を図って
から、次の動きに入ること。

内部にある「固い殻」や「ブロック」を壊す ⇒ 壊すのは自分の不調和な想念
(1) 怒り、恐れ、悲しみ、恨み、憎しみ、こだわり、その他「自己の内部にある不調和なもの」は、
すべて太陽のエネルギーの中で、波動に還元して消滅させる。
(2) 両手を上げて光とつながった後、胸の前で太陽を挟み、その中に不調和なものを投入して、空手
チョップで一刀両断にする。
(3) 意識している明確な対象があれば、たとえば「A氏に対する怒りの心」と宣言して、真っ二つに
割る(何回か、続けて割ってもよい)。また「私の内部にある怒りの心」でもよい。その場合、具体
的な対象は潜在意識に任せることになる。
(4) 破壊の対象を、相手に向けてはいけない。壊すのは、「不調和な自分の想念」である。
そして「潜在意識の中にある固い殻やブロック」である。

◇ 五戒(7ページ参照)は、大正3年12月発行の鈴木美山博士著
「健全の原理」にヒントを得たと思われる。同書には「今日丈けは
怒らず 恐れず 正直に 職務を励み 人に親切」とある。
◇ 臼井先生の五戒には、悟りの意識波動が注入されている。
① 片手で五戒の波動を受け、他方で丹田に霊気波動を導入する。
② 自他のヒーリングの際、頭部から潜在意識に五戒を念達する。
③ 発霊法の前後に、五戒を唱えて、体内の波動と共振させる。

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