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均衡点の移動②

需要曲線、供給曲線が移動した場合の均衡点の動き方は、需要と供給の価格弾力性の大きさ(需要曲線、供給曲線の傾き)によって/異
なる。たとえば需要の価格弾力性が大きい時には/、供給曲線が移動しても/価格はあまり動かない。

供給曲線がシフトして /均衡点が移動する場合、需要曲線の傾きが急であるか緩やかであるかによって/、供給曲線がシフトした場合の影
響は異なります。これを示したのが図 1 です。

需要曲線が動かずに/供給曲線がシフトするということは、均衡点が需要曲線の上を移動するということです。「均衡点は需要曲線と供給
曲線の交わったところであるから、かならず(均衡点は)需要曲線の上にある」ということと、「需要曲線は動かない」ということを考え合わせれ
ば/、当然のことと言えましょう。

たとえば需要曲線の傾きが急である(需要の価格弾力性が小さい)ということは、価格が動いても/数量があまり変化しないということです。
その需要曲線の上を均衡点が移動するのであれば/、価格が大きく動いて/数量があまり変化しないということも当然のことと言えましょう。反
対に需要曲線の傾きが緩やか(需要の価格弾力性が大きい)ならば/、供給曲線の移動によって/数量が大きく変動する一方で価格はあまり
変化しません。
図 2 は、反対に需要曲線がシフトする場合について均衡点の移動を見た ものです。供給曲線の傾きが急である(供給の価格弾力性が小
さい)場合には/、需要曲線がシフトすると/価格が大きく動いて/数量は少ししか変化しませんが、供給曲線の傾きが緩やかな場合には/ 数
量の変化が大きくなります。
供給曲線の上を均衡点が移動することになるからです。需要曲線と供給曲線が両方ともシフトした場合の影響については/、各自グラフを
描いて考えてみてください。

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