(配付用)第03回 講義資料

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投影とは

3次元の空間の中の色々な立体を,
説明したり,作るために計画したりするとき,
紙の上に図を描いて説明し,考えることが必要となる.

3次元座標系(3次元の空間)の中の点を,
平面の2次元座標系の中の点に対応させ,移すことを投影という.

1
投影の種類と分類
投影図とは,3次元空間の適当な位置に投影面を指定し,
投影の方向・投影の種類によって投影面上に映し出される
3次元物体の2次元画像のことをいう.

正投影
平行投影:
平行投影 軸測投影 投影面に向かう投影線が互いに
平行である場合の投影である.
斜投影 遠近感がない.
投影
平行透視(1点透視)
中心投影(透視投影):
中心投影 投影面に向かう投影線が投影中心
有角透視(2点透視)
(透視投影) (ある1点)に集まる場合の投影である.
斜透視(3点透視) 遠近感がある.

2
平行投影
正投影 平面図
上面の投影面
右側面図
投影線

正面図

正面の投影面 右側面の投影面 三面図


正投影は,座標面に対して平行に投影面を配置する図法である.
各々の投影面に立体の正面・上面・右側面を平行投影し,
これを1枚の図に展開したものが三面図である.それぞれ正面図・平面図・右側面図と呼ぶ.
工業製品等の基礎図として用いられ,特に,立体の寸法の表現に重点をおいた方法である.
(*副投影は,座標面に対して平行でない投影面を配置する図法である.)

3
平行投影
軸測投影

α β

投影線

投影面 軸測投影図

軸測投影は,投影線を主座標軸方向と別方向にとり,
投影面を投影線と直交するように配置する図法である .
軸測投影図は,3つの主座標軸が表現でき,
実際にみた感じに近い図が得られるので,説明用の図として用いられる.

4
平行投影
斜投影
投影線

投影面 斜投影図

斜投影は,立体の主要な面を投影面と平行に置き,
投影線を投影面に対して斜め方向にとる図法である.
斜投影図は,やや歪んだ形となるが,投影図の書き方が簡単であり,
立体感のある図が得られるので,説明図に用いられる.

5
中心投影
投影線 投影中心 主消点 主消点

立体
2点透視図
主消点
中心投影 投影面
主消点
中心投影は,立体と投影中心を結び, 主消点

投影面との交点を投影像とする図法である.
主座標軸方向の無限遠点の投影像を主消点と呼ぶ.
この数に従って,
1点透視図,2点透視図,3点透視図と区別される.
透視図は,実際に眼でみたときのように表現され,
説明図として多用される. 1点透視図 主消点 3点透視図

投影 座標面と投影面の関係
平行透視(1点透視) 投影面に対して1つの座標面が平行,2つの座標面が直交
有角透視(2点透視) 投影面に対して1つの座標面が直交,2つの座標面が傾斜
斜透視(3点透視) 投影面に対して3つの座標面が傾斜

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