授業終了レポート6

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授業終了レポート 6

今回の授業を通して、注意に関する様々な事項を学習することができた。
選択的注意については、初期選択説と後期選択説、またそれらの中間の立場をとる説が
あり、現象が一つで説明しきれないことが興味深いと感じた。これら 3 つのどの視点から
観察しても現象理解ができ、様々な視点が共存しているという感覚が不思議に思えた。
また、トップダウン制御とボトムアップ制御という概念が、人間が持つ特性である慎重
さや優柔不断さと深く関係しているのではないかと思った。トップダウン制御は意識的に 、
ボトムアップ制御は無意識的に注意が向けられる。私たちの生活においては、意識的な注
意ができる人は慎重な人であり、無意識的な注意を行う傾向がある人は優柔不断さがある
人であるといえる。注意の制御が人間の特性と結びつきがあることが面白いと感じた。
注意の個人差に関しては、ワーキングメモリや注意の向けやすさが要素としてあること
が分かった。ワーキングメモリは私たちの生活ではキャパシティとも表現されるが、複数
の課題を同時に解決しようとすると、課題が一つの場合と比較して困難になってしまう。
こうした心理学の観点から見ても、マルチタスクは適度に行い、タスクマネジメントを欠
かさないことが重要であると考えられる。また、注意に向けやすさについては、個人のも
つ文化的背景や特性によって注意を向ける対象やその見え方が異なるということが不思議
であると感じた。またその中で、不安傾向の高いクライアントが驚異的なニュアンスを含
む単語や事象に対して注意を向けるということに対して、フォアのプロロング・エクス
ポージャー法(PE 法)が有効であると考えられる。もちろん、この方法は効果としては有
用であるが使用に関して賛否が分かれることから、すべてに対して用いられるものではな
いかもしれない。しかし、回避ではなく改善に向けた方向性での治療は、心理学的支援に
おいて必要な観点なのではないかと感じる。(808 文字)

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