授業終了レポート8

You might also like

Download as docx, pdf, or txt
Download as docx, pdf, or txt
You are on page 1of 1

授業終了レポート 8

今回の授業を通して、知識の表象とそれに関する様々な事象について学ぶことができた。
まず、宣言的記憶に関して、意味ネットワークモデルや活性化拡散モデルはどのような
ものかについて理解することができた。私たちはあらゆる事物やその特性を知覚する際に 、
それらの要素を関連させていきながら貯蓄や問題解決を行う。また、意味ネットワークモ
デルでは事物の関連の有無のみを示しているのに対し、活性化拡散モデルでは関連の有無
に加えて関連の強度も表している。これらのように、情報のインプットおよびアウトプッ
トは要素同士のつながりを基に行われていることが、生物の情報処理の仕組みとしてうま
く成り立っており、興味深く感じられた。
次に、認知過程の機能の一つとして作用するスキーマやスクリプトがどのような構造や
特徴を有するかについて学習することができた。スキーマやスクリプトは、状況理解や問
題処理を行う際の知識の枠組みとして機能し、これは各個人がこれまでの人生においてど
のような体験や出来事を経験したかによって異なるものである。しかし私は、スキーマや
スクリプトなどの認知的枠組みの形成が、誰かから形成するよう言われていなくとも行わ
れていることが不思議に感じた。人生における経験が各個人の思考判断の傾向性を構築す
るが、その構築現象が外部からの働きかけもなく自発的に行えていることは、非常に不思
議な点であると考えられる。
最後に、知識の集合の共通性やその共通性を基にして構成されたカテゴリーのモデルに
ついて知ることができた。カテゴリーに関するモデルとしては、主に定義的特徴モデル、
プロトタイプモデル、理論ベースモデルの 3 つがある。そして、それらのモデルによりカ
テゴリーごとに要素が分類され、集合として構成された表象を概念という。これら 3 つの
カテゴリーの形成モデルは、明確な線引きにより使い分けられているわけではなく、それ
ぞれの状況や場面によって柔軟に使い分けられていることが面白い点であると感じられた 。
これらのような知識のカテゴリー構成は、外界・自己内の両方を理解していくうえで重要
な側面であると考えられる。(884 文字)

You might also like