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課題
課題
ハーブ: なるほど、、、映画ねー。難しい業界を選んだもんだね。
リビー: あなたもそうして、今でも平気そうじゃん。
(彼女は周囲をみて、自分が今なに発言したのか気づいた)
ハーブ: あなたはなにをするの?
リビー: 演技!
リビー: 私は才能あるよ。たくさんある。たまに、人から私は女性版のダスティン・ホーフマンといわれる
んだよ。
ハーブ: どんな人?
リビー: ロビーとおばーちゃん。
ハーブ: どこで演技したことあるの?
リビー: いろいろ。
ハーブ: どんなとこ?
リビー: エラスマス高校。そこで「ジーン・ブローディーの最盛期」をやった。
リビー: 私の役はなかった。私はただの代役だった。
ハーブ: ジーン・ブローディーの?
リビー: いや。彼女のクラスにいる女性。サンディ。
ハーブ:サンディ?なるほど、、、ステージ上にのったことはある?
ハーブ: あー。じゃあなたは照明女性だったのね。
リビー: 照明女性のアシスタントね。
ハーブ: なるほど。それじゃあなたは、照明女性のアシスタントで、エラスマス高校で「ジーン・ブローディ
の最盛期」を2回演技して、サンディの代役だったってこと?
リビー: 夏のセッションね。
ハーブ: 夏のセッション。それを重要な経験とは言いづらいかな。
リビー: そんなことないよ。これは「ささやかな始まり」と呼べるかもしれない。ただ一つ言えるのは自分
のことを信じているわ。
ハーブ: それは素晴らしい。とても重要だよ。残念ながら、このような業界では誰もが自分のことを信じ
ている、、、履歴書のこと聞かれたからどうするの?
リビー: え、なに?
ハーブ: 履歴書だよ。あなたの実績が書かれている一覧。あなたがやったこと。エラスマス高校で照明
の仕事をしたと説明するだけでは足りないと思うな。
ハーブ: それじゃあなたは映画をはけ口として選んだの?
リビー: そう。なぜなら私は決意と自信がある。例えるなら、私の中に小さな火が燃えていて、誰かにガ
スをちょっと上げて欲しいんだよ。
ハーブ: それじゃ誰がそれをやってくれるの?
リビー: わからない。誰かよ。業界にいる誰か。ディレクター、あるいは作家。ブルックリンから来た、知ら
ない若い子に機会を与えてくれる人。
ハーブ: (うなずく)その人はこの辺の人からじゃないといけないの?
リビー: あなたとはいってないよ。
ハーブ: ただ聞いただけ。
リビー: だけどなんらかの理由で、あなたが私に電話をしたくて、ただの忠誠心、義務感とか罪悪感が
あるからではなく、私にポテンシャルがあると感じたらありがたいわ。
ハーブ: 誰があなたにそう話すよう教えたの?
リビー: どういう風に?
ハーブ: 角を曲がったりして、屋根の上ったり、地下に下がったり、下水道を通るなり。なにかいいたいこ
とがあったらはっきりといって。
リビー: あのね。本来あなたに頼み事をするなんて死んでもいやよ、だけどたまたまあなたは私に借りが
あるんだよ。
ハーブ: 僕がなにを?
リビー: あなたは私に借りがある。借りがたくさんある。それにおばーちゃんはいっていた「カルフォルニ
アにいって絶対に彼があなたに恩を返せ」といわれたんだよ。
ハーブ: へーそうなんだ。おばーちゃんはあなたにそういったの?
リビー: 三週間前、マウント・ヒーブロン・墓地にね。
ハーブ: そこでなにをしてたの?
リビー: そこに彼女が住んでいるの、まー死んでいるんだけど、でもそこに埋めたの。オジーちゃんの横に。
リビー: 6年前、6月14日。
ハーブ: じゃ、いつおばーちゃんと話したの?
リビー:先週
ハーブ: 先週?
リビー: 先月。昨晩。今朝。少し複雑なんだよね。
ハーブ: だろうね。
リビー: あのね、私がここにいるのがいやならいって。チラシを見に行くためにここに来たわけじゃないか
ら。