こと ば

言葉
日

こと ば
前

こそあど言葉
３

こそあど言葉が指し示す部分がわかる
つぎ ぶん せん ぶ こと ば さ ぶ ぶん か
■ 次の文の 線部のこそあど言葉が指している部分に
―― を書きましょう。
えき まえ わたし か
⑴ 駅前にスーパーがあった。私はそこでジュースを買った。
⑵ へいの上を黒ねこが歩いている。昨日も黒ねこが、
うえ くろ ある きのう くろ
ここを歩いているのを見た。
ある
み
いもうと も だい
⑶ 妹はうさぎのぬいぐるみを持っていて、それが大の
お気に入りだ。
き い
がっ こう か え
⑷ 学校のろう下にかざってある絵、あれはぼくがかいた
ものだ。
む やま み にし ほう がく
⑸ 向こうの山を見てください。あっちが西の方角です。
へ や ま なか て がみ お
⑹ 部屋の真ん中にテーブルがあり、そこに手紙が置いて
あった。
みち む おお き やす
⑺ 道の向こうに大きな木がある。あそこでひと休みしよう。
⑻ 私はこう思います。感謝の気持ちが大切だと。
わたし おも かん しゃ き も たい せつ
こと ば さ ぶ ぶん こと ば まえ
こそあど言葉が指す部分は、ふつう、こそあど言葉より前にありますが、⑻のように、
こと ば うし ば あい
こそあど言葉より後ろにある場合もあります。
 こと ば
言葉
日

こと ば
前

こそあど言葉
５

こそあど言葉が指し示す部分がわかる
つぎ ぶん せん ぶ さ ぶんしょうちゅう こと
■ 次の文の ――線部①∼⑤は、どのようなことを指していますか。文章中の言
ば つか か
葉を使って書きましょう。
ほう か ご こう えん すわ
放課後、リョウが公園のベンチに座っているの
み
を見つけて、ぼくは声をかけた。
こえ ① 公園のベンチ。
﹁ ①ここにいたんだ。﹂
かえ
リョウは、ゆっくりとふり返った。
﹁コウタか。どうしたの。﹂ ︵リョウが︶野球チ
②
ームにもどること。
すこ まよ おも き き
ぼくは、少しだけ迷い、でも、思い切って切り
だ
出した。
はなし かんが
﹁ ②あの話、考えてくれたよね。﹂
リョウの顔が、明らかにこわばった。
かお あき
かたい口調で話す
③
様子。
や きゅう はなし ことわ
﹁野球チームにもどる話なら、お断りだよ。﹂
く ちょう よう す み
かたい口調だった。リョウの ③そんな様子は見
いま
たことがなくて、ぼくはとまどった。今までのぼ
くなら、そのままあきらめてしまうところだった。 あきらめてしまう
④
こと。
ぜっ たい こころ き
でも、④それは絶対にいやだと、心に決めてきたの
ひと しん こ きゅう い
だ。ぼくは、一つ深呼吸してから言った。
﹁リョウがもどらないなら、ぼくもやめる。﹂
︵リョウが︶野球チ
ふ い み
リョウが不意をつかれたように、ぼくを見る。
⑤
﹁ぼくがチームにもどらないと、どうして、コウ
ームにもどること。
タまでやめるんだよ。﹂
や きゅう
﹁だってぼくは、リョウと野球がしたいんだ。﹂ ﹁どのようなこと﹂と問われている
と
め まる み
リョウは目を丸くして、ぼくを見つめていた。 ぶん まつ
ので、文末は、﹁ こと。﹂﹁ ……
話。﹂
はなし
……
しばらくだまっていたが、やがて、つぶやくよう ﹁ ……
よう す
様子。﹂のように書きましょう。
か
い
に言った。 おな い み か
同じ意味のことを書けていれば、言
こと
すこ かんが
。少し考えさせて。﹂
﹁わかったよ …… ば
葉がちがっていても正解です。
せい かい
﹁じゃあ、もどってくれるんだね！﹂
おも こえ
ぼくが思わず声をはずませると、
い
﹁ ⑤そこまでは言ってない。﹂
こと ば かえ
ぶっきらぼうな言葉が返ってきた。でも、リョ
ひょうじょう たし すこ
ウの表情は、確かに少しだけやわらいでいた。