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OCEANS12

Multifunction Dual Stereo Reverb


デュアル・ステレオ・リバーブの傑作electro-harmonix Oceans12をお買い上げ頂き誠にあり
がとうございます。同時もしくはそれぞれ独立して使用可能な2つのステレオリバーブエンジン、
デュアル・リバーブ時に切替可能なシリーズ/パラレルコントロール、セーブ/リコール可能な24
プリセット、外部エクスプレッションとフットスイッチのインプットなどの無数の機能により、まる
で誰も体験したことがないような未知の音の深みへ誘います。さらにステレオのイメージを変え
るTide、広がりを抑制するLo-Fi、インフィニティ・アッテネーション(無限減衰)、FX Loopのセン
ドレベル、スプリットリバーブなどの一連のコントロールにより、カスタマイズオプションはほぼ無
限です。Oceans 12はあらゆるリバーブの到達点ともいえるリバーブ・ペダルです。

注意:Oceans12にはelectro-harmonix JP9.6DC-200アダプターが付属しています。電
源規格はDC9V 消費電流値は150mA、センターマイナス極性です。
間違ったアダプターや極性の異なるアダプターを使用するとOceans12の破損の原因とな
り、製品保証が無効になる場合があります。また、DC10.5V以上の電圧を入力しないでく
ださい。150mA以下の定格電源の場合、Oceans12は正常に動作しない場合があります。

- FEATURES -

● 2つ同時もしくは独立して使用可能なステレオリバーブエンジン
● シリーズ/パラレル構成を選択可能なデュアル・リバーブ
● 1リバーブエンジンごとに12のリバーブタイプを選択可能
● Oceans 12専用の新しいモードを含む、各リバーブタイプで使用可能な複数のモードを搭載
● リバーブテイル、モーメンタリーエフェクトモード、オルタネイト・ノブ機能などの拡張機能に
ボタンを押すだけで容易にアクセス可能
● 24プリセットのセーブとリコールが可能。各リバーブエンジンのリバーブタイプごとに1つの
プリセットを設定可能
● エクスプレッション・ペダルと外部フットスイッチ兼用のインプットジャックを搭載
様々なパラメーターの組み合わせをエクスプレッション・ペダルでコントロールします。
外部フットスイッチはTip、Ring、Tip+Ringに割り当てた各機能を切り替えます
● インフィニティホールド、1secのグローバル・プリディレイ、タップテンポが使用可能なEcho
Reverb
● モノラル設定時に使用可能なセンド/リターンルーティング
● 品質バッファードアナログバイパスとソフトスイッチング
- 目次 -

注意事項と仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
リバーブタイプの詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
クイックスタートガイド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
コントロールとLED・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
デュアルリバーブセレクトボタンとLED ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
コントロールノブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
サマリーチャート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
イルミネート・ボタン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
モードボタンとLED ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
フットスイッチとLED・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
接続端子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
フットスイッチとジャック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
リバーブタイプとミニノブの詳細・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
デュアルリバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
外部フットスイッチ機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
エクスプレッション・ペダルの使用と設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
タップテンポ機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
プリセットの使用と設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
ファクトリーセッティングへのリストア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38

2
注意事項と仕様

・インプットインピーダンス(モノラル L):1MΩ
・インプットインピーダンス(ステレオ L/R):2MΩ
・アウトプットインピーダンス(L/R):550Ω
・消費電流値:150mA
・最大許容入力レベル:+11dBu
・バイパス方式:TAILSモード オフ時 = 高品質アナログバッファードバイパス
TAILSモードON時 = DSPバイパス

リバーブタイプの概要

REVERB TYPE DESCRIPTION


ROOM 一般的な広さの部屋をモデルにしたルームタイプ、広々とした空間のホールタイプの2モードを備えた
リバーブ・アルゴリズムです。

SPRING ヴィンテージの1962年製のFender 6G15チューブリバーブのエミュレートとHOLY GRAILの


SPRINGアルゴリズムの2モードを備えています。

PLATE 1960∼70年代にハイエンド・レコーディングスタジオで使用されていたスムースなメタルプレート・
リバーブを2種類エミュレートしています。

REVERSE リバース・リバーブエフェクトとリバース・エコーの2モードを備えています。

ECHO 様々なリズムのエコーとプレートリバーブを組み合わせた3モードのデジタルディレイです。

TREM ホールリバーブのドライ/ウェットの両方に様々な波形を組み合わせた、クラシックで周期的なタイプの
ボリュームエンヴェロープ3種類です。

MOD リッチなリバーブテイルを生成する、コーラスとフランジ・リバーブの組み合わせた3種類のモードです。

DYNA スウェル、ゲート、ダッキングのダイナミック系エフェクト3種を切り替えられる独創的なリバーブ・ア
ルゴリズムです。

AUTO-INFI 新たに入力された音やコードを検出すると新しいリバーブにクロスフェードする独創的なリバーブです。

SHIMMER リバーブ音に豊かなオクターブシフトのハーモニーを加えます。

POLY 2方向のピッチシフトで構成された驚くほど空間的なポリフォニック・リバーブです。

RESONANT リバーブテイルのリゾネーター調整とセルフ・オシレーティングフィルターを設定することで激しいリバ
ーブを生成します。

3
クイックスタートガイド

Oceans 12の接続
1. 付属のアダプターをOceans 12の上部にある9Vジャックに接続し、ACアダプターをコン
セントに接続します。
2. 標準タイプの1/4“モノフォンケーブルでギターやその他の楽器をL INジャックに、L OUT
ジャックとアンプのインプットをそれぞれ接続します
3. ステレオで使用する場合は、R OUTを別のもう1台のアンプに接続してください。

標準的なリバーブエフェクトの設定
1. Oceans12の左上のTAILSなどのボタンが点灯していないことを確認します。もしボタンが
点灯もしくは点滅している場合はボタンを押して消灯させます。
2. SELECT LEDのAが点灯し、Reverb Aが選択されていることを確認してください。この
LEDは、ユニットの中央付近に“SELECT”と表記されているセクションにあります。
SELECT LEDのBが点灯しReverb Bが選択されている場合には、SELECTボタンを押し
てReverb Aに切り替えます。
3. Oceans 12左下のフットスイッチでReverb AをONにしてください。同時に白色のバイパ
スLEDがONに切り替わります。
4. REVERB TYPEノブを時計回りに回し、標準的なROOMリバーブに設定します。すでに選択
している場合、この手順は不要です。
5. REVERB TYPEノブの右にある2つのミニノブを12時のポジションに設定します。
6. ディケイ・タイムの設定はTIMEノブ、トーンの設定はTONEノブ、プリディレイ・タイムは
PREDELAYノブ、そしてリバーブのボリュームはFX LVLノブで設定します。

リバーブタイプの選択
1. REVERB TYPEノブを希望のREVERB TYPE LEDが点灯するまで、左右どちらかに回し
ます。
2. 選択したリバーブタイプによってミニノブに割り当てられたパラメーターは、ノブの下に記
載されているリストをご覧ください。異なるリバーブタイプでもぜひお試しください。

4
デュアルリバーブの使用方法
1. Oceans 12では、選択されているリバーブエンジンの設定を変更することが可能です。
SELECT LEDが現在選択中のリバーブエンジンを示しています。設定の変更が反映される
のは選択しているリバーブエンジンのみです。
2. デフォルトではReverb Aのエンジンが選択され、それに応じてAと表記された緑色のLED
が点灯します。
3. Reverb AがまだONになっていない場合は、左のフットスイッチを押してください。ONにす
ると、中央の月のグラフィックにある白色のLEDが点灯します。
4. 次に、リバーブエンジンBを選択するために右のフットスイッチを押します。Reverb Bが
ONになり、青色のSELECT LEDと、選択したリバーブタイプに該当する白いREVERB
TYPE LEDが点滅します。これは、Reverb Bが直近で選択したリバーブエンジンというこ
とを示しています。
5. これでReverb AとReverb Bの両方のリバーブエフェクトをパラレルで使用可能です。ノ
ブやボタンなどの設定変更はReverb Bに反映されます。
6. Reverb Aに戻るにはSELECTボタンを押してください。Reverb Aに切り替わると緑色の
LEDが点滅します。
7. 各リバーブエンジンのON/OFFは、それぞれの該当するフットスイッチを押します。
8. デュアル・リバーブの動作とコントロールの詳細についてはP.28をご参照ください。

デュアル・リバーブの構成
1. デュアル・リバーブがONの時、2つのリバーブの構成をシリーズ(直列)とパラレル(並列)の
いずれかから選択できます。
2. この変更を行うにはOceans12の上部にあるFUNCTIONボタンを押してください。両方の
SELECT LEDとともにボタンが点滅し、Oceans 12のコントロールがノブの下に青緑色で
表記されたオルタネイト・ファンクションを実行していることを示します。
3. REVERB TYPEリストの2つのミニノブのオルタネイト・ファンクションは、REVERB
TYPEリストの一番下にプリントされている“SRS/PRL”と“A↔B”が割り当てられます。
左側のミニノブはシリーズ/パラレルの構成をコントロールし、右側のミニノブはシリーズ時
のA/Bの順序とパラレル時のミックスを調整します。
4. デュアル・リバーブの構成についての詳細はP.28をご参照ください。

5
エクスプレッション・ペダルの使用
1. エクスプレッション・ペダルをEXP/FSWジャックに接続します。
2. EXP MODEボタンがOFFの時、接続したエクスプレッション・ペダルはOceans12
へ入力される前のドライシグナルのボリュームをコントロールするのと同じように動
作します。
3. EXP MODEボタンがONの時、ONになっているリバーブエンジンで選択中のリバー
ブタイプでアサインしている全てのパラメーターをコントロールします。
4. 任意のパラメーターノブをエクスプレッション・ペダルにアサインしてコントロール
することが可能です。それに加え各ノブの可変範囲、可変の方向もカスタマイズでき
ます。デュアル・リバーブで選択中の各リバーブタイプごとのエクスプレッション・
ペダルの設定方法についてはP.31をご参照ください。

プリセットのセーブ
1. 作成したサウンドをセーブするには、REVERB TYPEノブを長押しします。
2. 約0.5秒後、PRESET LEDが素早く点滅を始めます。そのままREVERB TYPEノブを
押し続けます。
3. REVERB TYPEノブを2秒ほど長押しし、PRESET LEDの点滅が点灯に変わったらノ
ブから手を離します。
4. これで現在選択しているリバーブタイプにプリセットがセーブされます。Reverb A
の12タイプごとに1つのプリセット、Reverb Bの12タイプごとに1つのプリセット
をセーブできます。

プリセットの呼び出し
1. REVERB TYPEノブをリコールしたいリバーブタイプのポジションまで回します。
2. REVERB TYPEノブを押すとプリセット設定をロードし、PRESET LEDが点灯します。
3. ノブを回したりボタンの設定を変更した場合、PRESET LEDが素早く点滅しロード
されたプリセット内容が変更されたことを示します。

6
コントロールとLED

- デュアルリバーブセレクトボタンとLED -

Oceans12はシングル/デュアル・リバーブモードにかかわら
ず、常に搭載されているリバーブエンジンのうちの1つが選択
されており、すべてのLED(REVERB TYPE LED、MODEボ
タンLED、PRESET LED、イルミネートボタン、BYPASS
LEDは選択中のリバーブエンジンのステータスを反映してい
ます。SELECTボタンでReverb AとReverb Bの選択を行うと、LEDのステータスは直近で選
択されたリバーブエンジンにアップデートされます。Reverb A/Bの切替は外部フットスイッチを
使用して行うことも可能です。外部フットスイッチについての詳細はP.30をご参照ください。

デュアル・リバーブがONの場合、現在パラメーターの変更が可能なリバーブエンジンを示す
SELECT LEDがゆっくり点滅します。このとき、リバーブエンジンに対応したREVERB TYPE
LEDも同期して点滅します。SELECTボタンはリバーブエンジンを切り替え、これを押すと新た
に切り替えられたリバーブエンジンのSELECT LEDが点滅します。

それに加えて便宜上、常に最後にONにしたエンジンが選択されます。言い換えればフットスイ
ッチでリバーブエンジンをONにすればすぐにそのエンジンが選択されます。デュアル・リバーブ
の操作についての詳細はP.28をご参照ください。

7
- コントロールノブ-

Oceans 12の左側にある4つのノブは、リバーブエフェクトのメインパラメーターをコン
トロールします。これらのノブの機能は、FUNCTIONボタンのON/OFFステータスによっ
て異なります(FUNCTIONの詳細については、P.13の「イルミネートボタン」のセクショ
ンを参照してください)。ノブの下に白く表記されているパラメーターはリバーブとしての
機能で、FUNCTIONボタンがOFFの時に有効になります。青緑色で表記されているパラメ
ーターはオルタネイト機能で、FUNCTIONボタンが点滅しているときに有効になります。

リバーブパラメーター
FX LVL ‒ ドライシグナルとウェットシグナル(リバーブ音)のバランスを設定するコント
ロールです。ノブを最小値に設定した場合にはドライシグナルのみが出力され、ノブを上
げていくにしたがってウェットシグナルのボリュームが増加します。ノブが2時のポジシ
ョンを過ぎるとドライシグナルのボリュームの減衰しはじめ、ノブを最大値に設定すると
ウェットシグナルのみが出力されます。

PREDELAY ‒ ECHO、SHIMMER、RESONANTを除くすべてのリバーブタイプで、
PREDELAYノブはリバーブブロックのプリディレイタイム(初期反射)を設定します。プリ
ディレイは、演奏された音が入力されてからその音のリバーブが開始されるまでの時間を
指し、トータルのレンジは0∼1secです。ノブを時計回りに回せばプリディレイが増加し
ます。このノブのリバーブタイプごとの異なる設定はP.10のサマリーチャートをご参照く
ださい。

TIME ‒ REVERSEとDYNAを除くすべてのリバーブタイプで、TIMEノブはリバーブのデ
ィケイ(減衰)・タイムをコントロールします。ノブを時計回りに回すとリバーブタイムが
長くなり、ノブが最大値に設定されているときはSPRING、ECHO、DYNAを除くすべて
のモードでインフィニティリバーブを生成します。リバーブタイプごとの異なる設定は
P.10のサマリーチャートをご参照ください。

8
TONE ‒ TONEノブは、全てのリバーブタイプにおいてリバーブ音のEQやトーンをコン
トロールします。リバーブタイプごとに機能は変化しないため、次ページのサマリーチャ
ートでは省略しています。ノブを時計回りに回すとよりブライトなリバーブサウンドにな
り、反時計回りに回すとよりダークなサウンドとなります。

オルタネイトファンクションパラメーター
INF LVL ‒ インフィニティ/サステインリバーブサウンドの減衰具合をコントロールしま
す。初期設定は時計回りいっぱいに回し切った状態に設定されており、リバーブ音が減衰
しないインフィニティ/サステインサウンドを生成します。ノブを反時計回りに回すにつ
れてインフィニティ/サステインリバーブは減少し、回しきるとゼロになります。

SEND LVL ‒ モノラル接続でSEND/RETURN FX LOOPモードを使用する場合にFX


SENDからの出力レベルをコントロールします。詳細についてはP.15をご参照ください。
このパラメーターは、リバーブエンジンごとのパラメーター設定に依存しないグローバル
・パラメーターです。

LO-FI ‒ リバーブテイル(残響音)のディフュージョン(拡散)のリダクションとエコーの密度
をコントロールします。ディフュージョンとエコーの密度が低下すると、リバーブテイルの
ふくよかさや滑らかさも減少しはじめ、お気に入りのリバーブをLO-FIなサウンドに変化さ
せることが可能です。ノブを反時計回りに回すとLO-FIの切替はOFF、ノブを時計回りに回
すとLO-FIはONになり、MODEボタン右側のLFと表記されたLEDが点灯します。LO-FIエフ
ェクトはノブを時計回りに回すと増加します。

TIDE - リバーブのアウトプットに加えるTIDEエフェクトの量をコントロールします。
Oceans 12をステレオアウトプットで使用している場合、TIDEはステレオ出力のパンニン
グにわずかに微調整を加え、サウンドステージを徐々に進化させます。ノブを反時計回りい
っぱいに回しきるとOFF、時計回りに回すとONになり、MODEボタン右側のTIDEと表記さ
れた青色のLEDが点灯します。パンニングの周波数はノブを時計回りに回すことで徐々に増
加します。

9
MODE
Reverb Type MODE Effect PREDELAY TIME
Descriptions
1. Room
ROOM Space type --- ---
2. Hall

Algorithm 1. 6G15
SPRING --- ---
select
2. Holy Grail

1. Original
PLATE Plate type --- ---
2. Dark Plate

Algorithm 1. Swoosh Swoosh time


REVERSE ---
select
2. Rev. echo Reverse time

1. 1/8
Reverb
ECHO Echo rhythm 2. 1/4 N/A
blend
3. Dotted 1/8

1. Triangle

TREM LFO shape 2. Square --- ---

3. Sine

1. Chorus
Modulation
MOD --- ---
type 2. Flerb
3. Chorus + Flerb
1. Swell ---
Algorithm
DYNA 2. Gate --- Hold time
select
3. Duck ---

1. Hall

AUTO-INF Reverb base 2. Chorus --- ---

3. Flerb

1. Original ---
Algorithm
SHIM ---
select Shimmer
2. Delay
delays
1. Interval edit
Parameter
POLY --- ---
control
2. Mix edit
Chime
1. Chimes
Algorithm delays
RESONANT
select
2. Filtered ---

10
Mini Knob 1 Mini Knob 2 Infinite Sustain? Tap tempo?

Predel. feedback Mod. depth Yes No

No
Spring length Preamp drive No
Yes

Predel. feedback Plate size Yes No

Predel. feedback Mod. depth Yes No

Echo feedback Echo delay Yes Yes

LFO rate LFO depth Yes No

Mod rate Depth

Rate Feedback Yes No

Blend ---
Swell time --- Yes No
Release time Threshold No No

Release time Threshold Yes No

Crossfade time
Trigger sensitivity No No
between washes

Mod rate Mod depth Yes No

Shift interval #1 Shift interval #2


Yes No
Dry/shifted mix Shift #1/#2 mix
Gain Tuning
Yes No
Q factor Center frequency

11
- DELAY TYPEノブ、PRESET LED、ミニノブ -

REVERB TYPEノブ
このノブは、Oceans 12のリバーブタイプを選択するロータリーエンコーダーです。
ROOMからRESONANTのリストの中から各リバーブエンジンに使用するリバーブタイプ
を選択します。

REVERB TYPEノブで選択したリバーブタイプごとに1プリセットをセーブ可能です。プ
リセットの操作の詳細についてはP.36をご参照ください。PRESET LEDは選択している
プリセットのステータスを視覚的に表示します。

PRESET LED Off:Oceans12の現在のノブの設定が反映されるモードです。ノブのポ


ジションの設定がエフェクトに反映されます。

PRESET LED On:現在選択しているリバーブタイプのプリセットがロードされます。

PRESET LEDの点滅:PRESET LEDが点滅している場合には2つのシチュエーションが


あります。1つ目はプリセットのセーブ中で、2つ目はプリセットをロードした後にノブ
やボタンの設定が変更された場合です。プリセットのロード後にノブを動かすと特定のパ
ラメーターのみが新しいノブポジションに上書きされ、PRESET LEDが点滅します。

ミニパラメーターノブ
REVERB TYPEノブの右側の2つのミニノブは、選択されたリバーブタイプ、モード、
FUNCTIONボタンのステータスに応じて機能が変化します。ミニノブの下に表記された
リストは各リバーブタイプ選択時に割り当てられる機能です。ミニノブの機能の詳細につ
いてはP.22以降をご参照ください。FUNCTIONボタンが点灯している場合、ミニノブは
リバーブタイプリストの下に青緑色で表記されたパラメーターをコントロールします。

12
- イルミネートボタン -

EXP MODEボタン ‒ このボタンが点灯すると、EXPモードが有効になります。外部エ


クスプレッション・ペダルもしくはコントロール・ボルテージをOceans 12のリアパネ
ルのEXP/FSWジャックに接続した際、様々なパラメーターノブの組み合わせを足元でコ
ントロールできます。EXPモードボタンが無効の場合、外部エクスプレッション・ペダル
はボリュームペダルと同様の動作になり、リバーブエフェクトへ入力されるドライシグナ
ルをコントロールします。エクスプレッション設定の詳細ついてはP.31のエクスプレッ
ション・セッティングをご参照ください。

MOMENTボタン ‒ MOMENTを有効にするとフットスイッチの機能を変更し、フットス
イッチを押している間だけReverb AとReverb BのリバーブエフェクトがONになり、フ
ットスイッチを離すとバイパスされます。MOMENTが無効になっている場合、Reverb A
とReverb Bのフットスイッチは一般的なラッチスイッチ同様に機能し、フットスイッチ
を押すたびにON/OFFが切り替わります。
TIP:MOMENTは、Tailと組み合わせて使用するとフレーズの特定の音や小節に正確にピ
ンポイントでリバーブをかけることができます。インフィニティ機能を切り替えて外部フ
ットスイッチ用に保存するには、P.18のフットスイッチとLEDをご参照ください。

TAILSボタン ‒ TAILSを有効にすると、リバーブエンジンをバイパスした後もTIMEノブ
で設定したディケイ・タイムのまま残響音が残ります。リバーブエンジンをバイパスする
にはフットスイッチを使用するか、MODEボタンで現在選択しているリバーブエンジン
から切り替えます。バイパス後に演奏したシグナルには、リバーブエフェクトは反映され
ません。インフィニティ・ディケイ(TIMEノブが最大値)に設定している場合、TIMEノブ
の設定を下げるか異なるリバーブタイプに切り替えるまでリバーブサウンドは再生され続
けます。TAILSが無効の場合、エンジンがバイパスされるとすぐに全てのリバーブが停止
します。

FUNCTIONボタン ‒ このボタンはメインノブとミニノブでコントロールするプライマリ
ー/オルタネイト・パラメーターを切り替えます。FUNCTIONを押すとFUNCTIONボタ
ンと2つのSELECT LEDが同時に点滅し、そのほかの全てのLEDとコントロールが無効に
なりオルタネイト・パラメーターのエディットモードであることを示します。

13
メインノブのオルタネイト・ファンクションは、INF LVL、SEND LVL、LO-FIそして
TIDEです。ミニ・パラメーターノブはSRS/PRLとA↔Bの機能です。オルタネイトノブ・
パラメーターの詳細についてはP.28のデュアル・リバーブセクションをご参照ください。

FUNCTIONボタンは下記ダイアグラムのように信号の分割を切り替え、Reverb AはL
OUT、Reverb BはR OUTに送り出すことが可能です。

FUNCTIONモードがOFFの状態でFUNCTIONボタンを2秒間長押しすると、Oceans 12
の青と緑の全てのLEDが点滅を始め、2つのリバーブエンジンからのそれぞれの信号がL
とRのOUTPUTから分割して出力されていることを示します。信号のスプリットを無効に
して通常のステレオ・オペレーションに戻す場合は、FUNCTIONがOFFの状態で
FUNCTIONボタンを長押しします。すると青と緑のLEDが再び素早く点滅を始め、2秒後
に信号のスプリットは無効になります。このルーティンのON/OFFのステータスは、電源
を入れ直しても記憶されます。

SEND/RETURN FX LOOPがONの時は信号のスプリットは無効になります。

14
Oceans 12では、リバーブブロックの前段もしくは後段のどちらか一方にモノラルFX
LOOPを配置してスペシャルなリバーブサウンドを作り出すことができます。下記ダイア
グラムをご覧ください。

SENDはR/SEND OUTジャックから出力されます。リターンはR/RETURN INジャック


に入力します。
Tip:信号経路において、ドライシグナルに影響を与えることなくリバーブテイルのみに
ファズやフィルターをかけたい場合などに有効です。

PREDELAYノブのオルタネイト・パラメーターであるSEND LVLコントロールは、SEND
OUTから送り出す信号の大きさをコントロールします。このノブはFUNCTIONがONの時
にSEND LVLをコントロールします(詳細についてはP.13のFUNCTIONボタンをご参照く
ださい)。 ノブを反時計回りいっぱいに回すとSEND LVLは0になります。時計回りに回す
につれSEND LVLは増加し、回し切った状態がユニティ・レベルとなります。
Note:SEND LVLの初期設定値は0です。SEND/RETURN機能が有効の場合、接続する
機器に合わせて必ずSEND LVLの調整を行ってください。

SEND/RETURN FX LOOPのステータスは、常にプリ・リバーブ、ポスト・リバーブ 、
OFF(通常のステレオ・オペレーション)のいずれかに設定されています。プリ・リバーブ
もしくはポスト・リバーブのどちらかに設定されている場合、電源を投入するとReverb
Aフットスイッチの上にあるS/R LEDが点灯します。FX LOOPのステータスは電源を落
とした場合でも保存されます。

15
プリ・リバーブ SEND/RETURNを切り替えるには、FUNCTIONボタンを長押ししなが
ら電源を投入します。切り替える前のSEND/RETURNステータスがポスト・リバーブも
しくはOFFだった場合には、プリ・リバーブに切り替わります。同様に、
SEND/RETURNステータスがプリ・リバーブだった場合には、OFFに切り替わります。

ポスト・リバーブ SEND/RETURNを切り替えるには、TAILSボタンを長押ししながら電
源を投入します。切り替える前のSEND/RETURNステータスがプリ・リバーブもしくは
OFFだった場合には、ポスト・リバーブに切り替わります。同様に、SEND/RETURNス
テータスがポスト・リバーブだった場合には、OFFに切り替わります。

SEND LVLはプリセットによって影響されないグローバル・パラメーターです。
SEND/RETURNの設定同様、SEND LVLも電源を落としてもセーブされます。

SEND/RETURN FX LOOPをONにすると、FUNCTIONボタンのステレオコントロール
による信号のスプリットは無効に切り替わります。

SEND/RETURN FX LOOPの設定がプリ・リバーブ設定時にR/RETURNジャックに何も
接続していないと、通常のモノラル・オペレーションとしてSENDとRETURNが直接接
続されます。

16
- MODEボタンとLED -

Oceans 12の各リバーブタイプは、2∼3のユニークなモードを搭載しています。MODE
ボタンを押すたびに、選択可能なモードが順番に切り替わります。1∼3と表記された
LEDのうち、点灯しているLEDが現在選択しているモードです。リバーブタイプを切り替
えると、リバーブタイプごとに最後に使用したモードがリコールされます。

3つのナンバーのLEDの下にLFとTIDEと表記された2つのLEDは、LO-FIまたはTIDEもし
くはその両方が現在ONになっているかどうかを示します。LO-FIとTIDEは、FUNCTION
ボタンをONにしてオルタネイト・パラメーターのLO-FIとTIDEの各ノブでコントロール
します。

17
- フットスイッチとLED -

Oceans 12は、それぞれのリバーブエンジンに対して同じ機能を実行する2つのフットス
イッチを搭載しています。左フットスイッチはReverb A、右フットスイッチはReverb
Bをコントロールします。各フットスイッチの機能説明は下記をご覧ください。

フットスイッチの機能
BYPASS ‒ BYPASS機能は、MOMENTボタンが点灯していないときは標準的なラッチ
スイッチのようにON/OFFを切り替えます。Oceans 12のグラフィックの中心にある白
色のLEDが点灯しているとき、リバーブエンジンはONでエフェクトモードになります。
MOMENTボタンが点灯している場合、選択しているリバーブエンジンは通常バイパスに
なり、フットスイッチを押している間だけピンポイントでエフェクトをONにできます。
フットスイッチを離すとバイパスモードに戻ります。

TAP ‒ ECHOリバーブ時、フットスイッチを2回以上踏むことでディレイタイムをタップ
テンポで設定することが可能です。タップの間隔とMODEの設定でディレイタイムを決
定します。タップした後にMODEの設定を切り替えることで設定したいディレイタイム
を調整します。Reverb Aフットスイッチ上側にある青色のTAP LEDは、エコーのタップ
テンポに合わせて点滅します。

INFINITE ‒ TAILがONの場合、フットスイッチの1つを長押しするとリバーブエンジンの
ディケイ・タイムが増加し、インフィニティ・サステインを生成します。このとき
Reverb Aフットスイッチの上にあるINF LEDが素早く点滅し、インフィニティ・サステ
インがONになっていることを示します。フットスイッチを離すと設定したフィードバッ
クの設定に戻ります。インフィニティ・サステインの実行中に接続している楽器を演奏し
続けると、新しい入力信号には2つめのリバーブエンジンで生成したリバーブエフェクト
がかかり、非常に速い点滅でSELECTとREVERB TYPE LEDが点滅します。インフィニテ
ィ・サステイン中に何かしらのパラメーターノブを変更すると、2つめのリバーブエンジ
ンのリバーブエフェクトに反映され、同じリバーブエンジンに戻した際に記憶されます。

18
また、インフィニティ・サステインのトリガーに外部フットスイッチを使用することもで
きます。詳細についてはP.30の外部フットスイッチ機能をご参照ください。

Oceans 12のフットスイッチによるTAPとINFINITE機能のコントロールを無効にするこ
とも可能です。

この機能は、外部フットスイッチを使用していない状態での予期しないタップテンポの入
力やインフィニティ・サステインをトリガーせずにフットスイッチを長押しして使用する
のに有効です。

フットスイッチによるTAP、INFINITE機能のON/OFFは
1. Oceans 12の電源を抜きます。
2. Reverb Bフットスイッチを押しながらOceans 12の電源を投入します。
3. TAP、INFINITE機能が無効の場合、BYPASS LEDが7回点滅します。2回点滅した
場合はTAP、INFINITE機能が有効です。
4. Oceans 12が初期化された場合(P.38をご参照ください)、TAP、INFINITE機能は有
効になります。

KICKING THE SPRING TANK


SPRINGリバーブ使用時、どちらかのリバーブエンジンのモード1(Fender® 6G15)で
TAILSがON(P.3のコントロールを参照)の場合、フットスイッチを素早くダブルタップする
ことでスプリングタンクを蹴ったときの音をエミュレートしたエフェクトが得られます。
EXP/FSWジャックに外部フットスイッチを接続している場合、Oceans 12本体のフット
スイッチの代わりに外部スイッチを使用する必要があります(TAILがONになっている必要
があります)。これは本物のリバーブユニットと同様に、Oceans 12からスプリングが激し
く揺れているような衝撃音を発生させます。このアクションはデュアル・リバーブがどの
ような構成(シリーズ/パラレル)でも動作させることが可能です。

19
接続端子

L INPUTジャック ‒ この1/4“フォンジャックは、Ocean 12のモノラル時のメイン・イ


ンプット、またはステレオ時のLインプットです。モノラル時のインプット・インピーダ
ンスは1MΩ、ステレオ時のインプット・インピーダンスは2MΩです。

R INPUTジャック ‒ ステレオ時のRインプットです。SEND/RETURNモード時は、
RETURNジャックとして使用します(P.15参照)。インプット・インピーダンスは2MΩで
す。

L OUTジャック ‒ モノラル時のメインアウトプットです。ステレオ時はLアウトプットと
して使用します。アウトプット・インピーダンスは550Ωです。

R OUTジャック ‒ ステレオ時のRアウトプットです。SEND/RETURNモード時はSEND
ジャックとして使用します(P.15参照)。アウトプット・インピーダンスは550Ωです。

コンボEXP/FSWジャック ‒ このインプットジャックはエクスプレッション・ペダルもし
くは外部フットスイッチのどちらかを接続します。Oceans12はどちらが接続されたか自
動識別します。

EXP - TRSケーブルでエクスプレッション・ペダルを接続すると、Oceans 12の様々なパ


ラメーターノブのコントロールやリバーブエンジンに入力する前のドライシグナルをボリ
ュームペダルのようにコントロールします。外部エクスプレッション・ペダルのセットア
ップ方法とコントロールについては後述のP.31をご参照ください。

エクスプレッション・ペダルのプラグの極性は、ヒールポジション(かかと側)がSleeve、
トウポジション(つまさき側)がRing、ワイパーがTipとなります。他の値でも動作は可能
ですが、エクスプレッション・ペダルのインピーダンスの公称値は10kΩです。6kΩ以下
のインピーダンスのエクスプレッション・ペダルでは正常に動作しない場合があります。
推奨はelectro-harmonix製エクスプレッション・ペダル、M-Audio® EX-P、Moog®
EP-2/EP-3、Roland® EV-5、BOSS® FV-500Lです。また、EXP INジャックはTSケー
ブルを使用してCV(コントロール・ボルテージ)を入力することも可能です。許容電圧は0
∼5Vです。

20
FSW - 1/4“フォンケーブルで外部モーメンタリースイッチを接続します。シングルタイ
プ(TSプラグ)、デュアルタイプ(TRSプラグ)、もしくはelectro-harmonix Triple Foot
Controllerのようなトリプルタイプ(TRSプラグ)のいずれかのフットスイッチを使用でき
ます。接続する外部フットスイッチはスイッチを押した際にSleeveとTip、Ring、または
両方が接触するモーメンタリー方式のノーマリー・オープンタイプを使用してください。
外部フットスイッチでコントロール可能な機能の詳細についてはP.30をご参照ください。

DC9Vジャック ‒ 付属のJP9.6-200アダプターをOceans 12の上部の9Vジャックに接続


してください。Oceans 12はDC9V センターマイナス極性、消費電流値は150mAです。
DC10.5V以上の電圧を入力しないでください。供給電流値が150mA以下の場合は動作不
良が発生する場合があります。

21
REVERBタイプとミニノブの詳細

全てのリバーブタイプは、各モードを切り替えた場合でも、ミニノブの値は記憶されます。
例えば、ROOMではモード1とモード2ではそれぞれPredelay FeedbackとMod Depthを
設定できます。

ROOM ‒
MODE:Electro-harmonix CathedralのROOMモード(モード1)とelectro-harmonix
Holy GrailのHALLモード(モード2)から選択できます。
P.D. FBACK:プリディレイのフィードバックをコントロールします。プリディレイの
フィードバックとは、プリディレイブロックのアウトプットからプリディレイブロック
のインプットへ送り返される信号の量です。個別のエコーを聴き取るのに十分なプリデ
ィレイタイムの状態でP.D. FBACKノブを時計回りに回すと、プリディレイブロックは
単音から複数のエコーを生成します。各エコーが入力されたリバーブブロックでは1つ
の音から複数のリバーブ音を生み出します。
MOD DEPTH:ROOMもしくはHALLリバーブにモジュレーション効果を加えます。
時計回りに回すにつれ、モジュレーションの効果が強くなります。反時計回りに回し切
った状態でモジュレーションはゼロになります。

22
SPRING -
MODE:有名なFender® 6G15のエミュレーション(モード1)とelectro-harmonix
Holy GrailのSPRINGモードから選択します。
LENGTH:スプリングの長さを選択します。ノブの可変域は3つの範囲に区分けされ
、時計回りに回すことでより長いスプリングの設定へ連続的に移行します。3パター
ンのうちの真ん中がオリジナルのFender® 6G15、オリジナルのHoly Grailエミュレ
ーションの長さです。
PREAMP DRIVE:リバーブ回路前段のプリアンプのドライブ量をコントロールし
ます。よりドライブさせるのであれば時計回りに回します。反時計回りいっぱいに回
しきるとドライブは得られません。

PLATE ‒
MODE:Electro-harmonix Holy GrailのPLATEモード(モード1)とモード1のトーン
により温かみを加えたDARK PLATEモード(モード2)から選択します。
P.D. FBACK:プリディレイのフィードバックをコントロールします。プリディレイ
のフィードバックとは、プリディレイブロックのアウトプットからプリディレイブロ
ックのインプットへ送り返される信号の量です。個別のエコーを聴き取るのに十分な
プリディレイタイムの状態でP.D. FBACKノブを時計回りに回すと、プリディレイブ
ロックは単音から複数のエコーを生成します。各エコーが入力されたリバーブブロッ
クでは1つの音から複数のリバーブ音を生み出します。
SIZE:リバーブテイルの残響音の特色を決定づける、エミュレートしているメタル
プレートのサイズを調整します。時計回りに回すほどプレートサイズは大きくなりま
す。オリジナルのHoly Grail PLATEモードでエミュレートしているサイズは12時の
ポジションです。

REVERSE ‒
MODE:モード1はelectro-harmonix Oceans11やCathedralに搭載されているリ
バース・シミュレートです。モード2はGrand Canyonのリバース・エコーにインス
パイアされています。
P.D. FBACK:プリディレイのフィードバックをコントロールします。プリディレイ
のフィードバックとは、プリディレイブロックのアウトプットからプリディレイブロ
ックのインプットへ送り返される信号の量です。個別のエコーを聴き取るのに十分な
プリディレイタイムの状態でP.D. FBACKノブを時計回りに回すと、プリディレイブ
ロックは単音から複数のエコーを生成します。各エコーが入力されたリバーブブロッ
クでは1つの音から複数のリバーブ音を生み出します。
MOD DEPTH:リバース・リバーブにモジュレーション効果を加えます。時計回り
に回すにつれ、モジュレーションの効果が強くなり、反時計回りいっぱいに回し切っ
た状態でモジュレーションはゼロになります。

23
ECHO ‒
MODE:エコータイムのテンポのサブディビジョンを4分(モード1)、付点8分(モー
ド2)、8分(モード3)の順番で切り替えます。
FEEDBACK:ディレイ音のリピート回数をコントロールします。ノブを時計回りに
回すとリピート回数が増加します。
DELAY:エコーのディレイタイムをコントロールします。ノブを時計回りに回すと
ディレイタイムが増加します。ディレイタイムは5msec∼1secの間で設定が可能で
す。

TREM ‒
MODE:LFOシェイプを三角波(モード1)、矩形波(モード2)、正弦波(モード3)の順
番で切り替えます。
RATE:LFOの振幅のレートを1(反時計回りいっぱい)∼256Hz(時計回りいっぱい)
の範囲で設定します。
DEPTH:LFOの振幅のデプスを設定します。ノブを時計回りに回すとデプスが増加
し、反時計回りに回すと減少します。

MOD ‒
MODE:異なる3つのモジュレーションを順番に切り替えます。モード1はリバーブ
にコーラスを加えます。モード2ではフランジャーを付加するelectro-harmonixの
Flerbモードです。モード3はモード1とモード2のそれぞれのセッティングからコー
ラスとFlerbをミックスしてリバーブに付加します。
RATE:モジュレーションのレートを設定します。モード3では、RATEはコーラス(
反時計回りいっぱい)とFlerb(時計回りいっぱい)のブレンド量を設定します。
DEPTH:モジュレーションのデプスもしくはインテンシティを設定します。モード
3ではDEPTHコントロールは作用しません。

DYNA ‒
MODE:モードボタンは3つのダイナミック・アルゴリズムを順番に切り替えます。
- モード1は、入力音のアタックを抑制しリバーブテイルをフェードインさせるスウ
ェル・アルゴリズムです。TIMEは通常通り作用し、リバーブのディケイをコント
ロールします。
- モード2は、ボリュームが大きいリバーブサウンドの時にゲートが開くノイズゲー
トです。TIMEノブはトリガーされた後ゲートが開いている時間をコントロールし
ます。
- モード3は、演奏中にリバーブのボリュームが減少するダッキング・アルゴリズム
です。TIMEノブは通常通り作用し、リバーブ・ディケイをコントロールします。

24
FX TIME:エフェクトのメインとなるタイム系のパラメーターを設定します。
- スウェル(モード1)では、スウェル・タイムを設定します。FX TIMEノブを時計回
りに回すとスウェルの長さが増加します。
- ノイズゲート(モード2)では、リリースタイムを設定します。FX TIMEノブを時計
回りに回すと、ゲートが閉じるまでの時間が長くなり移行がよりスムーズになりま
す。Note:ゲートを開いている時間はTIMEノブでコントロールします。
- ダッキング(モード3)では、FX TIMEノブでボリュームを抑制してからのリリース
タイムをコントロールします。時計回りに回せばリリースタイムが長くなり、抑制
されたボリュームがよりスムーズに通常のレベルに戻ります。

SENSITIVITY:スウェルモード(モード1)ではミニノブは使用しません。ノイズゲー
ト(モード2)とダッキング(モード3)では、ボリューム検知のセンシティビティをコン
トロールし、時計回りに回すとノイズゲートやダッキングエフェクトがより簡単にか
かかるようなります。

AUTO-INF ‒
MODE:モード1はOceans 11に搭載されているオリジナルのオートインフィニテ
ィモードです。モード2はリバーブにコーラスを付加し、モード3はリバーブにフラ
ンジャーを付加します(flerb)。これらの2つのモードでは、コーラスとflerbのレート
とデプスは固定されており値の変更はできません。
XFADE TIM:リバーブ音のクロスフェードにかかる時間をコントロールします。ノ
ブを時計回りに回すとクロスフェードする時間が長くなります。
SENSITIVITY:トリガーの検知に対するセンシティビティをコントロールします。
このノブを時計回りに回すとAUTO-INFの感度が高くなり、ボリュームの小さい音で
も新しいリバーブ音を生成しやすくなります。

SHIMMER ‒
MODE:モード1はOceans 11に搭載されているクラシックなShimmerエフェクト
です。モード2はモード1のバリエーションで、シグナルチェーン内のピッチシフト
ブロックの位置が変更され、僅かに異なるShimmerスタイルを生成します。
MOD RATE:モジュレーション・レートを0∼8Hzの間でコントロールします。
MOD DEPTH:モジュレーションデプスをコントロールします。

25
POLY ‒
MODE:ミニノブのCTRL 1とCTRL 2の2つの設定を順番に切り替えます。モード1
はインターバル・エディットモードのPOLYリバーブです。モード2はミックス・エ
ディットモードのPOLYリバーブです。
CTRL 1:インターバル・エディットモード(モード1)では、このノブは1つ目のピッ
チシフターのシフトインターバルを半音単位で設定します。12時のポジションでは
ピッチシフトはせず、反時計回りに回すと最小値で-1オクターブまでシフト、時計回
りに回すと最大値で+1オクターブまでシフト可能です。
ミックス・エディットモードでは、リバーブに入力される前の原音とピッチシフトシ
グナルのボリュームバランスをコントロールします。ノブを反時計回りいっぱいに回
しきると原音のみ、時計回りいっぱいに回しきるとピッチシフトシグナルのみが出力
されます。
CTRL 2:インターバル・エディットモード(モード1)では、このノブは2つ目のピッ
チシフターのシフトインターバルを半音単位で設定します。ピッチシフトのレンジは
CTRL 1と同じです。
ミックス・エディットモード(モード2)では、2つのピッチシフトシグナルのボリュー
ムバランスをコントロールします。12時のポジションで2つのピッチシフターが同じ
パワーでミックスされます。反時計回りいっぱいに回しきると1つ目のピッチシフタ
ーが100%になり、2つめのピッチシフターは0%で出力されます。

RESONANT ‒
MODE:2つのレゾナント・アルゴリズムを切り替えます。モード1では、リバーブ
の信号経路にペンタトニック・チューンのレゾネーターが挿入され、レゾネーターの
ピッチが基音とハーモニクスによって作り出されて発音します。モード2では、構成
可能なゲインとセンターフリーケンシーを備えたレゾナント・フィルターをリバーブ
アルゴリズムに付加し、リバーブテイルのフォーカスした狭い周波数帯を徐々に縮小
していきます。
AMOUNT:エフェクトの程度をコントロールします。モード1では、チューニング
されたレゾネーターのボリュームを設定します。AMOUNTを時計回りに回すとベル
サウンドのピッチが大きくなります。モード2では、レゾネーターフィルターのフィ
ードバックを設定します。ノブを時計回りに回すと、フィルターを経由したリバーブ
テイルをより素早く作り出し最終的に不安定な自己発振を生み出します。
TUNING:レゾナンスエフェクトのチューニングをコントロールします。モード1で
はレゾネーターのキーを選択します。反時計回りいっぱいに回しきると、
A5(880Hz)マイナーペンタトニックスケールが選択されます。時計回りに回してい
くと半音ずつキーが上がり、時計回りいっぱいに回しきるとG#6(1661Hz)マイナー
ペンタトニックが選択されます。モード2では、レゾネーターフィルターの中心周波
数を選択します。時計回りに回すにしたがって中心周波数が高くなっていきます。

26
DUAL REVERB
FUNCTIONボタンが点滅している場合、2つのミニノブはデュアル・リバーブのオル
タネイトコントロールに切り替わります。詳細についてはP.28のデュアル・リバーブ
セクションをご参照ください。
SRS/PRL:デュアル・リバーブの構成をシリーズ/パラレルのどちらか一方から選択
します。シリーズでは、1つ目のリバーブエンジンから出力されたサウンドは2つ目の
リバーブエンジンのインプットに入力されます。パラレルモード時は、2つのリバーブ
エンジンから同時に出力されます。
デュアル・リバーブをSERIESに設定するにはノブを反時計回りいっぱいまで回します。
PARALLELに設定するには時計回りいっぱいまで回します。

A←→B:シリーズ時は2つのリバーブエンジンの配列順、パラレル時は2つのリバーブ
エンジンのミックスバランスを選択します。
シリーズでは、12時のポジションから反時計回りに回すとリバーブエンジンA → Bの
順番になり、12時のポジションから時計回りに回すとリバーブエンジンB → Aの順番
に切り替わります。
パラレルでは、2つのリバーブエンジンの出力をミックスします。12時のポジションで
はReverb AとReverb Bはともに100%で出力されます。ノブを反時計回りに回すに
つれてReverb Bのボリュームが減少し、いっぱいまで回しきるとReverb Aは100%
のままReverb Bは0%になります。12時ポジションから時計回りに回すにつれて
Reverb Aのボリュームが減少し、いっぱいまで回しきるとReverb Bは100%のまま
Reverb Aは0%になります。

27
デュアルリバーブ

Oceans 12は、2つの独立したReverb AとReverb Bを同時に使用可能なデュアル・ス


テレオリバーブで、A、B両方を使用すればデュアル・リバーブ機能を発揮します。

デュアル・リバーブ機能を使用するには、それぞれのフットスイッチで各リバーブエンジ
ンをONにします。両方がONになるとA、B両方のSELECT LED(下図)が点灯し、現在編
集用に選択されている方がゆっくり点滅します。

A、B両方のリバーブエンジンが作動している場合、その構成は下図のとおり常にSERIES
またはPARALLELのいずれかとなります。

SERIESでは2つのリバーブエンジンがカスケード接続されており、最初のリバーブエンジ
ンが信号処理したウェットミックス音が2番目のリバーブエンジンのインプットへと送信さ
れます。2番目のリバーブエンジンの出力はそのままOceans 12自体の出力となります。

28
PARALLELでは、2つのリバーブエンジンがオーディオ信号を個別に処理し、その出力が
ミックスされます。

工場出荷時のデフォルト設定はPARALLELで、FUNCTIONボタンをONにした後ミニノ
ブで構成を選択することができます。リバーブタイプノブの下側に表記されているリバー
ブタイプメニューの一番下に青緑色で強調表示された”DUAL”というラベルが付いてい
ます。FUNCTIONボタンが点灯すると、2つのミニノブの機能がSRS / PRLおよびA←→
Bというラベルの付いたパラメーターに切り替わります。

SRS/PRL:デュアルリバーブをSERIESに切り替えるには、ミニノブを反時計回り
いっぱいまで回します。PARALLELに切り替える場合には、ノブを時計回りいっぱ
いまで回します。 SERIES時のリバーブエンジンの順番、およびPARALLEL時のミッ
クスバランスは、以下で説明する他のミニノブによって決定されます。

A←→B:SERIES時は、このノブで2つのリバーブエンジンの順番を選択します。ノ
ブを12時から反時計回りに回すとリバーブA→リバーブBの順で接続され、12時から
時計回りに回すとリバーブB→リバーブAの順で接続されます。
PARALLEL選択時は、このノブは2つのリバーブエンジンの出力のミックスバランス
をコントロールします。ノブが12時のポジションでReverb AとReverb Bはそれぞ
れ100%の状態です。12時から反時計回りに回していくと、Reverb Bのミックスは
0%に向かって減っていきます。同様に、12時から時計回りに回していくと、
Reverb Aのミックスが0%に向かって減っていきます。

29
外部フットスイッチ機能

Oceans 12では、外部のシングルファンクション(TSプラグ)タイプまたはダブル、トリ
プルファンクション(TRSプラグ)タイプのモーメンタリーフットスイッチをFSWジャック
に接続して使用することが可能です。フットスイッチを接続すると、A/B SELECT LED
とINF LEDが1秒間素早く点滅します。他のLEDが点滅している場合Oceans 12はエクス
プレッションペダルが接続されていると誤って認識してしまっているため、正しく認識さ
れるまでフットスイッチを接続しなおしてください。下のチャート表は、選択するリバー
ブエンジンに応じた各フットスイッチの機能を示しています。シングルファンクションタ
イプのモーメンタリーフットスイッチは“TIP SWITCH”にて使用可能です。

CURRENTLY- TIP SWITCH / RING SWITCH TIP+RING


SELECTED SINGLE FSW SWITCH
REVERB
ENGINE
A SELECT change TAP and INF for TAP and INF
to Reverb B Reverb A for Reverb B
B SELECT change TAP and INF for TAP and INF
to Reverb A Reverb A for Reverb B

外部フットスイッチを接続すると、本体フットスイッチのTAPおよびINFINITE機能は無
効になります。トリプルファンクションタイプのフットスイッチでは、現在選択中のリバ
ーブエンジンやTAILS機能のステータスに関係なく、どちらのリバーブエンジンでも
INFINITEサステインをトリガーすることが可能になります。

30
エクスプレッション・ペダルの使用と設定

Oceans 12では、TRSプラグ仕様のエクスプレッションペダルまたはTSプラグ仕様のコン
トロール・ボルテージ入力を備えた機器をEXP/FSWジャックに接続して使用することが可
能です。エクスプレッションペダルを接続すると、EXP MODEボタンが1秒間素早く点滅
します。他のLEDが点滅している場合Oceans 12はフットスイッチが接続されていると誤
って認識してしまっているため、正しく認識されるまでエクスプレッションペダルを接続
しなおしてください。使用可能なエクスプレッションペダルと電圧範囲の仕様については
、20ページをご参照ください。エクスプレッションペダルは、EXP MODEボタンON/OFF
時でそれぞれ機能が異なります。

EXP MODEボタン オフ ‒ EXP MODEボタンが点灯していない場合、エクスプレッショ


ンペダルはOceans 12への入力を調節するボリュームペダルとして機能します。ペダル
操作でリバーブエフェクトブロックに入る信号レベルとドライレベルの両方をコントロー
ルすることで、表情豊かな厚みのあるリバーブエフェクトを生成します。 なお、EXP
MODEボタンが点灯していない場合、エクスプレッションの設定(次ページを参照)は無効
になります。

EXP MODEボタン オン ‒ EXP MODEボタンが点灯している場合、エクスプレッション


のセッティングが有効になります。それぞれのリバーブタイプごとに任意のノブをペダル
と連動でき、またペダルでの操作範囲/方向も自由に設定できます。いずれかのパラメー
ターをペダルと連動させた時、現在のノブの設定は無視されます。なお、エクスプレッシ
ョンの設定を変更した後は、本体の電源を切っても設定は保存され続けます。また、プリ
セットを保存すると、そのリバーブタイプの現在のエクスプレッションの設定も保存され
ます。
Note: エクスプレッションペダルが接続されていないときにEXP MODEボタンがONにな
っている場合、エクスプレッションペダルで操作されていたパラメーターは全て、エクス
プレッションの設定保存時のつま先側の状態にセットされます。

複雑なリバーブタイプのEXP ‒ DYNAやPOLYなど、モードごとに異なるアルゴリズムと
コントロールを備えたリバーブタイプでエクスプレッションペダルを使用する場合は注意
してください。エクスプレッションペダルは、パラメーターの動きではなくノブの動きを
制御するため、影響を受けるパラメーターは現在のモードに応じて異なる可能性がありま
す。例えば、POLYリバーブのモード1ではミニノブCTRL 1とCTRL 2のパラメーターは2
つのピッチシフトです。エクスプレッションの設定をCTRL 1にアサインして、ピッチ1の
シフトをスイープするとします。次にモード2に切り替えるとエクスプレッションペダルは
ドライ/シフトミックスをスイープします。これは、CTRL 1がモード2のパラメーターに移
行するためです。

31
工場出荷時のエクスプレッションの設定
Reverb Type Default Expression Pedal Control (EXP MODE = On)
Room Wet FX Level
Spring Reverb time
Plate Wet FX level
Reverse Modulation depth
Echo Feedback
Trem Rate
Mod Wet FX level
Dyna Wet FX level
Auto-Inf Reverb time
Shimmer Wet FX level
Poly Control 1
Resonant Amount

エクスプレッションの設定のカスタマイズ
エクスプレッションの設定は自分でカスタマイズすることもできます。カスタマイズの手
順は下記の通りです。
1. DELAY TYPEノブを回して、設定をカスタマイズしたいディレイタイプを選択します。
2. EXP MODEボタン押し続けます。すると1秒後に他のボタン(TAILSなど)が点滅し
始めます。
3. 他のボタンが点滅をやめたら、EXP MODEボタンから手を放してください。今度は
EXP MODEボタンが中くらいのスピードで点滅し始めます。
4. エクスプレッションペダルのかかと側(全く踏み込んでいない状態)に合わせたい設
定を、本体の6つのノブを動かして設定してください。この際、エクスプレッション
ペダルと連動させたくないノブは動かさないでください。
注:DELAY TYPEのノブだけはエクスプレッションペダルで操作できません。
5. EXP MODEボタンを1度押して、かかと側の設定を保存します。するとEXP MODE
ボタンの点滅のスピードが速くなります。
6. 今度は、つま先側(最大まで踏み込んだ状態)に合わせたい設定を、6つのノブで設定
してください。この際も、ペダルと連動させたくないノブには触れないでください。
7. つま先側の設定中にエクスプレッションペダルを動かすと、ペダルの効き具合を確認
できます。
8. つま先側の設定中にEXP MODEボタンを2秒間押し続ければ、かかと側の設定に戻る
こともできます。
9. つま先側の設定が完了したら、EXP MODEボタンを1度押して設定を保存します。
10. これでエクスプレッションの設定は完了です。EXP MODEボタンの点滅が止まり、
点灯したままになります。設定は電源を落としても消えず、保存され続けます。
11. 設定を変更したい時は、もういちど上記の手順を行ってください。
12. エクスプレッションの設定中にDELAY TYPEノブを押すと、設定を保存せずにキャ
ンセルできます。

32
カスタマイズした設定のリセット
1. DELAY TYPEノブを回して、エクスプレッションの設定を工場出荷時の状態に戻し
たいモードを選択します。
2. EXP MODEボタン押し続けます。すると1秒後に他のボタン(TAILSなど)が点滅し
始めます。
3. 他のボタンの点滅中にBYPASS/STOPフットスイッチをタップします。
4. すると他のボタンの点滅が止まります。これで工場出荷時の設定にリセットされます。

33
タップテンポ機能

ECHOリバーブのエコータイムは、本体のフットスイッチまたは外付けのモーメンタリー
スイッチを使用してタップテンポで設定することが可能です。どちらの方法でも、
MODEボタンを使用して3つの異なるエコータイムを全てタップテンポと同期させること
ができます。ECHOリバーブ選択時にMODEボタンを押すと、3つのサブディビジョンが
順番に切り替わり、各オプションはMODEセクションのナンバーLEDで表示されます。
タップしたテンポが有効になっているときは、Reverb Aフットスイッチの上にあるTAP
LED(下図)は現在設定されているエコータイムに合わせて点滅します。

本体フットスイッチを使用する場合
1. バイパスフットスイッチでタップテンポを設定するには、Oceans 12がECHOリバー
ブに設定されている必要があります。
2. 現在選択されているリバーブエンジンのフットスイッチを一定のテンポで2回以上タ
ップします。
3. ディレイタイムはタップした速度に合わせて設定され、現在のタップ・ディバイド設
定で区切られます。
4. MODE設定は、タップテンポでディレイタイムを変更した後でも変更可能です。
5. Reverb Aフットスイッチ上のTAP LEDは、現在のディレイタイムに合わせて点滅し
ます。

タップテンポ用の外付けフットスイッチを使用する場合
ECHOリバーブのタップテンポの設定に外付けのモーメンタリーフットスイッチを使用す
ることもできます。外部フットスイッチには、TRSプラグ仕様のダブルまたはトリプルボ
タンタイプ/ノーマリーオープンのものをご使用ください。スイッチをONにすると、プラ
グのTipとSleeveがショートします。外部フットスイッチでディレイタイムを設定する方
法は以下の通りです。

1. 外付けのモーメンタリーフットスイッチをEXP / FSWジャックに接続します。
2. フットスイッチを接続すると、A/B SELECT LEDとINF LEDおよびTAP LEDが1秒間
素早く点滅します。EXP MODEボタンが点滅する場合、Oceans 12はエクスプレッ
ションペダルが接続されていると誤って認識してしまっているため、正しく認識され
るまでフットスイッチを接続しなおしてください。

34
3. 任意のリバーブエンジンでECHOリバーブを選択します。外部フットスイッチの対応す
るフットスイッチ(Reverb A=RING、Reverb B=TIP + RING)を一定のテンポで2回以
上タップすると、タップした速度に合わせてディレイタイムが設定され、MODEボタ
ンで選択したタップ・ディバイド設定で区切られます。

4. 選択中のリバーブエンジンの現在のエコータイムに合わせてTAP LEDが点滅します。

35
プリセットの使用と設定

Oceans 12は、Reverb AとReverb Bそれぞれでリバーブタイプごとに1つのプリセット


の保存・呼び出しが可能です。各プリセットは、現在の全てのノブの設定(DUALおよび
FX LOOPパラメーターを除くすべてのオルタネートFUNCTIONノブを含む)、現在のエク
スプレッションの設定、ECHOリバーブのタップテンポ、モードボタンのステータス、お
よび全ての点灯しているボタンの設定(FUNCTIONを除く)を保存します。

リバーブタイプへのプリセットの保存
1. SELECTボタンでプリセットを保存するリバーブエンジンを選択します。
2. REVERB TYPEノブを回して、任意のリバーブタイプに設定します。
3. プリセットとして保存したいサウンドを作ります。
4. RREVERB TYPEノブを2秒間長押しします。
5. すぐにPRESETのLEDが素早く点滅し始めます。LEDの点滅が終わるまでREVEB
TYPEノブを押し続けます。
6. これでプリセットが保存されました。

REVERB TYPEノブでプリセットを呼び出す
1. SELECTボタンで任意のリバーブエンジンを選択します。
2. REVERB TYPEノブを回して、呼び出したいリバーブタイプを選択します。
3. REVERB TYPEノブを1回押すと、プリセットが呼び出されたことを示すPRESET
LEDが点灯します。
4. プリセットが呼び出されてPRESET LEDが点灯しているときに他のリバーブタイプに
変更すると、自動的にプリセットが呼び出されます。 プリセットを無効化する手順に
ついては、次ページの「プリセットのアンロード」のセクションをご参照ください。

プリセットを呼び出し後のパラメーターの変更
プリセットを呼び出すとPRESET LEDが点灯しますが、ノブを回したり、最上段の
FUNCTION以外のボタンを押すと、PRESET LEDが点滅してプリセットが変更されたこ
とを示します。
Note: SEND LVLおよびL / R SPLITはグローバルパラメーターであり、プリセットで保
存/呼び出しはされません。

変更したプリセットのリロード
プリセットが変更されてPRESET LEDが点滅している場合は、REVERB TYPEノブを1回
押すと、変更前のリバーブタイプのプリセットがリロードされます。

36
変更したプリセットの保存
現在のリバーブタイプに変更したプリセットを保存するには、REVERB TYPEノブを約
2.5秒間長押しします。 PRESET LEDが点滅を停止して点灯したら完了です。
Note: エクスプレッションの設定が変更された場合は自動的に保存されます。下記項目
をご参照ください。

プリセットのアンロード
プリセットモードからの離脱方法は下記のとおりです。
1. PRESET LEDが点灯していることを確認します。
2. REVERB TYPEノブを1回押します。
3. PRESET LEDが消えてプリセットモードを離脱します。

プリセットへのエクスプレッションペダルの設定の保存
プリセットを保存するときにEXP MODEボタンがONになっていれば、現在のエクスプ
レッションの設定はそのリバーブタイプのプリセットに保存されます。 EXP MODEボタ
ンはONの状態で保存されます。

プリセットが読み込まれている(PRESET LEDが点灯している)ときにエクスプレッション
の設定が変更されると、自動的に新しい設定がプリセットに上書きされます。エクスプレ
ッションの設定が完了した時点で、新しい設定が上書きされたことを示すためにPRESET
のLEDが点滅します。
Note: プリセットの呼び出し後にエクスプレッションペダルの設定を変更して保存すると
、保存されていないその他のコントロールの設定は失われます。エクスプレッションの設
定を変更する際は、事前に他のノブの変更内容を上書き保存した後で行ってください。

37
工場出荷時の設定に戻す

Oceans 12を工場出荷時のデフォルト設定に戻すには、REVERB TYPEノブを押したま


ま、Oceans 12にアダプターを接続します。

1. Oceans12から電源プラグを外します。
2. REVERB TYPEノブを押したまま、Oceans 12にアダプターを接続します。
3. PRESET LEDが7回点滅します。この点滅が終わったら、REVERB TYPEノブから手
を離します。
4. ノブから手を離した時に、下記のデフォルト設定が復元します。

• 全てのプリセットが消去され、工場出荷時のデフォルト設定に復元されます。

• カスタムのエクスプレッションモードの設定はすべて消去され、工場出荷時のデフォ
ルト設定に復元されます。

• ECHOリバーブのタップテンポ機能と両方のフットスイッチのINFINITEホールド機能
が有効になります。

• SEND / RETURNとシグナルスプリットが無効になり、通常のステレオオペレーショ
ンが復元されます。

• オルタネートノブのパラメーターINF LVLはユニティボリュームに設定され、オルタ
ネートノブのパラメーターのLO-FIとTIDEはOFFになります。

• Oceans 12はReverbエンジンAで起動し、モード1でROOMリバーブが選択されてい
ます。ReverbエンジンBはモード1でREVERSEリバーブに設定されます。

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MEMO

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愛知県名古屋市天白区焼山 1 丁目 813 番地
E-MAIL : support@kyoritsu-group.co.jp

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