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07/09/20 17:00:16 30MBV650_042

《始動手順》 7.エンジンがかかったら、チョークレバーを徐
々に戻し、回転がスムーズになるまで暖機運
エンジンが冷えているとき 転し、チョークレバーを完全に戻します。
1.エンジンストップスイッチが“ ”(RUN)にな 8.サイドスタンドが確実に格納してあることを
っていることを確認します。 確認してからスタートしてください。
2.燃料コックレバーが“ ON ”になっていること
を確認します。
3.メインスイッチを“ON”にします。 チョークレバーを引いたままで長時間暖機
4.チェンジをニュートラルにします。 (ニュート 運転を行わないでください。
ラル表示灯で確認してください。) エンジンが損傷する恐れがあります。
5.チョークレバーをいっぱいに引きます。 チョークレバー
6.<スタータスイッチを使って始動する場合>
スロットルグリップを閉じ、スタータスイ “戻す”
ッチを押します。

<キックペダルを使って始動する場合>
“引く”
スロットルグリップを閉じ、キックペダルを
最上段よりストッパーに当たるまで力強くキ
ックします。
エンジンがかからないときは、99 ページ
記載の要領で確認してください。
07/09/20 17:00:24 30MBV650_043

正しい運転操作

エンジンが暖まっているとき 6.サイドスタンドが確実に格納してあることを
1.エンジンストップスイッチが“ ”(RUN)にな 確認してからスタートしてください。
っていることを確認します。
2.燃料コックレバーが“ ON ”になっていること
を確認します。
3.メインスイッチを“ON”にします。
4.チェンジをニュートラルにします。 (ニュート
ラル表示灯で確認してください。)
5.<スタータスイッチを使って始動する場合>
スロットルグリップを閉じ、スタータスイッ
チを押します。
(1∼2回でエンジンがかから
ないときは、スロットルグリップを1/8∼
1/4ほど回し、スタータスイッチを押しま
す。)

<キックペダルを使って始動する場合>
スロットルグリップを完全に閉じ、キックペ
ダルを最上段よりストッパーに当たるまで力
強くキックします。 エンジンがかからないときは、99 ページ記
載の要領で確認してください。
07/09/20 17:00:29 30MBV650_044

チェンジのしかた
チェンジは、右図のような5段リターン式です。
変速は、スロットルグリップを一旦戻して、クラ
ッチレバーを完全に握ってから行います。
チェンジペダルの操作は、つま先で軽く行い、ペ
ダルにコツンと足ごたえのあるまで確実に操作
してください。無理をすると、チェンジ機構を痛
める原因となります。
07/09/20 17:00:37 30MBV650_045

正しい運転操作

走りかた
走行前に、キックスタータペダル、サイドスタン 速 度 範 囲
ドは完全に納まっているか確認してください。 1 速 0 ∼ 40 km/h
車のスピードに応じてギヤを切換えることが必 2 速 15 ∼ 60 km/h
要です。
右表は、その速度範囲を示したものです。 3 速 25 ∼ 85 km/h
不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃 4 速 35 ∼ 110 km/h
料の節約と車の寿命をのばします。 5 速 45 km/h以上

《慣らし運転》
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ 適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能
ちにHonda販売店で調べましょう。 を良い状態に保つことができます。
この車は乗り始めてから 500 km を走行するまで
は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ
発進は、できるだけ静かに行いましょう。 さい。
法定速度を守って走りましょう。
07/09/20 17:00:41 30MBV650_046

《シフトダウンのしかた》
追い越しするときなど、強力な加速が必要なとき シフトダウン可能限界速度
は、シフトダウンをすると加速力が得られます。 5速→4速 100 km/h 以下
高い速度でのシフトダウンは、尻振りなどの原因 4速→3速 80 km/h 以下
やエンジンの回転が上がり過ぎて、エンジン、ミッ 3速→2速 50 km/h 以下
ションに悪影響を与えるだけでなく、最悪の場合 2速→1速 35 km/h 以下
エンジン、ミッションがこわれます。右表の速度内
で行ってください。
07/09/20 17:00:48 30MBV650_047

正しい運転操作

ブレーキの使いかた
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ
ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同 ーキの効き具合が悪くなることがあります。
時に使いましょう。制動力を効果的に得るため 水たまりを走行した後などは、安全な場所で周
には、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に使 囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが
う必要があります。 らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き
具合を確認してください。もし、ブレーキの効き
不必要な急ブレーキは避けましょう。急激なブ が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら
レーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定 しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを
性を損なうおそれがあります。 乾かしてください。

雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ
ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー
ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし
てください。

連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上
昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお
それがありますので避けてください。
07/09/20 17:00:51 30MBV650_048

《エンジンブレーキ》
スロットルグリップをもどすとエンジンブレーキ
がききます。さらにエンジンブレーキを必要とす
るときは4速、3速・・
・・・とシフトダウンを行って
ください。

急激なシフトダウンは、尻振りなどやエンジン、ミ
ッションに悪影響を与える原因となります。45
ページの表にしたがって行ってください。

長い下り坂、急な下り坂などでは、断続的なブレー
キ操作とエンジンブレーキを併用してください。
07/09/20 17:00:56 30MBV650_049

メンテナンスを安全に行うために

整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行 場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、
ってください。 スタンドを立てて行ってください。
07/09/20 17:01:02 30MBV650_050

エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン 排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く 含まれています。しめきったガレージの中や、風
なっています。ヤケドにご注意ください。 通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや
めてください。
07/09/20 17:01:05 30MBV650_051

メンテナンスを安全に行うために

走行して点検する必要があるときは、安全な場 メンテナンスに工具を必要とするときは、適切
所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ な工具を使用してください。
さい。
07/09/20 17:01:11 30MBV650_052

日常点検、
定期点検、簡単なメンテナンス

お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた 各点検、メンテナンス等については、以下のページ
だくために、日常のお車の使用状況に応じて、お客 をご覧ください。
様の判断で適時行っていただく日常点検と、1年
毎(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の定期点検整備 1か月目点検について・・ ・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・52
が義務づけられています。 交換部品について・・ ・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・52
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して 日常点検・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・53
ください。 メンテナンス部品配置図・・・ ・・・・
・・・・・
・・・・
・・54
定期点検・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・56
簡単なメンテナンス・・・・ ・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・57
ブレーキ・・・・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・58
点検整備の方法を正しく行わないことや、不 タイヤ・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・63
適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす ドライブチェーン・・・・ ・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・67
原因となり、死亡または重大な傷害に至る可 エンジンオイル・・ ・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・69
能性があります。 クラッチ・・・・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・78
バッテリ・・・・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・80
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー ヒューズ・・・・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・83
トに記載された点検方法・要領を守り、必ず エアクリーナ・・・・ ・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・85
実施してください。 ケーブル・ワイヤ類・・・ ・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・87
異状箇所は乗車前に修理してください。 ブリーザドレン・・ ・・・・
・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・
・・88
07/09/20 17:01:17 30MBV650_053

日常点検、定期点検、
簡単なメンテナンス

1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、1,000 km 時)は、特に初 点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合
期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、 は、あなたのお車に最適な“ Honda 純正部品”をご
点検を無料でお取扱いいたします。 使用ください。
お買いあげのHonda販売店で行ってください。 純正部品は、厳しい検査を実施し、Honda 車に適合
他の販売店にてお受けになると有料となる場合が するように作られています。
あります。 お求めは、Honda販売店にご相談ください。
また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実 純正部品には、次のマークがついています。
費をいただきます。

詳細については、別冊「メンテナンスノート」をご 純正部品マーク
覧ください。

小型自動車[ 250 cm3 (cc) を超えるもの]は、1回目


を登録日から3年後に、2回目以降は、2年毎に国
で定める継続検査を受けなければ使用できません。
期間満了前に必ずお受けください。
07/09/20 17:01:28 30MBV650_054

日常点検

日常点検
日常点検項目
安全快適にご使用いただくために法令にしたがっ ブレーキ レバーの遊び(油圧式)
て、日常のお車の使用状況に応じて、お客様の判断 ペダルの遊び
で適時行う点検です。 ブレーキの効き具合
点検時期の目安としては、長距離走行や洗車時、給 ブレーキ液の量
油時などに実施し、その結果をメンテナンスレコ タイヤ 空気圧
ードに記入してください。 亀裂、損傷
異状な摩耗
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項 溝の深さ
目」です。 エンジン エンジンオイルの量
下線のついている項目については、 「簡単なメンテ かかり具合、異音
ナンス」に説明があります。 57ページ以後を参照 低速、加速の状態
してください。 灯火装置及び方向指示器
また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス 運行において異状が認められた箇所
部品配置図」で示します。参照してください。 ドライブチェーンの緩み(Honda指定)

点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」をご
覧ください。
07/09/20 17:01:31 30MBV650_055

日常点検

メンテナンス部品配置図
ブレーキリザーバタンク
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡
単なメンテナンス」および別冊「メンテ
ナンスノート」をご覧ください。 前輪ブレーキレバー

オイルレベルゲージ 後輪ブレーキペダル
07/09/20 17:01:35 30MBV650_056

前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
フロントウインカランプ

ストップ テールランプ

ヘッドライト

タイヤ リヤウインカランプ
07/09/20 17:01:41 30MBV650_057

定期点検

定期点検
点検整備のデータは、1
02 ページのサービスデー
定期点検は、道路運送車両法で定められた1年毎 タを参照してください。
(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の点検と、使い始め
てから1か月目(または、1,000 km 時)に行う点検 点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点
があります。 検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ
また、これらの点検項目のほかに Honda が指定す さい。
る点検整備項目もあります。

安全快適にお車をご使用いただくために、点検整
備を必ず実施してください。
点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご
自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、Honda 販売店に
ご相談ください。
ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の
知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。
難しいと思われる内容については、Honda 販売
店にご相談ください。
07/09/20 17:01:45 30MBV650_058

簡単なメンテナンス

簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ
ナンス(点検整備)について説明しています。

ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工
具を使用し、メンテナンスを行ってください。
安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで
ない場合は、Honda販売店にご相談ください。
07/09/20 17:01:52 30MBV650_059

簡単なメンテナンス

ブレーキ
前輪ブレーキ 銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
《ブレーキ液の量の点検》 銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
平坦地でスタンドを立て、ハンドルを動かし、リザ レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
ーバタンクキャップ上面を水平にします。 の原因となることがあります。
液面が下限( LOWER )以上にあることを確認して
ください。

液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。
(次ページ参照)

ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は Honda 販売
店にご相談ください。

指定ブレーキ液
Honda純正ブレーキフルード DOT4 下限
07/09/20 17:01:58 30MBV650_060

《ブレーキパッドの摩耗の点検》
ブレーキキャリパ ブレーキディスク
ブレーキキャリパの下側からのぞいて、パッドの
摩耗限界ラインがブレーキディスクの側面に達し パッド パッド
たら、パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、Honda 販売店にご相談
ください。

パッドの摩耗限界ライン
07/09/20 17:02:07 30MBV650_061

簡単なメンテナンス

後輪ブレーキ

《ブレーキペダルの遊びの点検》
抵抗を感じるまで、手でブレーキペダルを押し、ペ
ダル先端の遊びの量が規定の範囲内にあることを
スケールなどで確認します。
後輪ブレーキペダルの遊び: 20−30 mm

規定の範囲を超えている場合は調整してください。

調整のしかた
ブレーキアーム部のアジャスタにより遊びを調整
します。
遊びが
調整は、アジャスタを半回転ずつ回して行いま 少なくなる
す。

遊びが
多くなる

アジャスタ
07/09/20 17:02:12 30MBV650_062

調整後、ブレーキアームを押してアジャスタとピ
ンの間に隙間があることを確認します。

ブレーキアーム
アジャスタ

押す

ピン

調整後は、ブレーキペダルの遊びを確認してくだ
さい。
ブレーキペダルの遊びの調整について、詳しくは
Honda販売店にご相談ください。

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