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がく しゅう

月の 学 習 ポ ス タ ー
がつ
に ほん ご め うえ ひと うや き も あらわ とき ひと たい ものごと
2

日本語では、目上の人を敬う気持ちを表す時や、たくさんの人に対して、ていねいに物事を
つた とき けい ご つか
伝える時などに、敬語を使います。
敬語 の 種 類 と 使 い 方
け い ご し ゅ る い つ か か た

で無料ダウンロードできます。
ば めん こと ば づか で き ただ けい ご おぼ
場面に合った言葉使いが出来るように、正しい敬語を覚えましょう。
尊敬語 けんじょう語
そん けい ご ご
そんけい ご あい て たか うやま き も あらわ こと ば つぎ とき ご じ ぶん じ ぶん み うち ひと どう さ
﹁尊敬語﹂は、相手を高めて敬う気持ちを表す言葉で、次のような時 ﹁けんじょう語﹂は、自分や自分の身内の人の動作をへりくだって

この学習プリントは、ちびむすドリル 検索
つか あらわ こと ば あい て たか けい い あらわ
に使います。 表す言葉です。へりくだることで、相手を高め、敬意を表します。
め うえ ひと たい はな とき て がみ か とき
・目上の人に対して話す時や、手紙などを書く時。 ご つぎ に しゅるい
ほか ひと かい わ なか め うえ ひと わ だい とき
けんじょう語には次の二種類があります。
・他の人との会話の中で、目上の人のことを話題にする時。
とくべつ こと ば つか
そんけい ご よっ しゅるい
特別な言葉を使ったもの
尊敬語には四つの種類があります。
ひと なに たの とき つか
人に何かを頼む時に使う﹁○○してください﹂と
ひょうげん そんけいご もう もう あ い た の
いう表現の﹁ください﹂は、尊敬語﹁くださる﹂ ●申す・申し上げる︵言う︶ ●いただく︵食べる・飲む・もらう︶
とくべつ こと ば つか めいれいけい かたち か
特別な言葉を使ったもの が命令形という形に変わったものだよ。 はいけん み い き
●拝見する︵見る︶ ●うかがう︵行く・たずねる・聞く︶
い まい く い
●おっしゃる︵言う︶ ● くださる︵くれる︶ ●さしあげる︵あげる︶ ●参る︵来る・行く︶
らん み く い
●ご覧になる︵見る︶ ●いらっしゃる︵いる・来る・行く︶ ●いたす︵する︶ ●おる︵いる︶
く い
●なさる︵する︶ ●おいでになる︵いる・来る・行く︶

©
い かた
﹁お・ご ○○ する﹂という言い方

2
た の
●めしあがる︵食べる・飲む︶
て に もつ あず よ
●手荷物をお預かりする。 ●プログラムをお読みします。
い かた
﹁お・ご ○○ になる﹂という言い方 かいじょう あんない あたら せんせい しょうかい
2

●会場にご案内する。 ●新しい先生をご紹介します。
こうちょうせんせい しょうじょう よ きゃくさま り よう
●校長先生が賞状をお読みになる。 ●お客様がご利用になる。
目上 と 目下
め うえ め した
い かた
﹁○○ れる・られる﹂という言い方
3

め うえ ひと じ ぶん ち い
せんせい きょうしつ はい たかはし て がみ か
﹁目上の人﹂とは、
自分より地位が

め うえ

しゃちょう
目上

せんせい
●先生が教室に入られる。 ●高橋さんが手紙を書かれる。

としうえ
先生

社長

年上
たか ひと としうえ ひと
高い人や、年上の人のことです。
あい て も もの どう さ あらわ こと ば うえ
相手の持ち物や動作を表す言葉の上に﹁お﹂や﹁ご﹂をつけたもの め うえ たい
目上に対して、地位や年齢
ち い ねんれい
4
ひく ひと め した
しょくじ じ かん へん じ にゅうがく りょうしん か ぞく
が低い人を目下といいます。

め した
目下

しゃいん

としした
●お食事 ●お時間 ●お返事 ●ご入学 ●ご両親 ●ご家族

社員
生徒

年下
せい と
ていねい語

よくある間違い
ま ちが
ご め うえ ひと おおぜい ひと した ひと
﹁ていねい語﹂は、目上の人や、大勢の人、あまり親しくない人 に ほんじん けい ご ただ つか むずか ま ちが ひょうげん おお
※教科書や辞典によっては、種類の分け方が違う場合もあります。

たい はな か とき つか こと ば 日本人にとっても、敬語を正しく使うのは難しく、間違った表現が多く
に対して話す︵書く︶時に使う、ていねいな言葉です。 み ま ちが れい み
見られます。よくある間違いの例を見てみましょう。
ご つぎ に しゅるい
ていねい語には次の二種類があります。 に じゅう けい ご かさ
❶二重に敬語を重ねてしまう
ば あい

ぶん お い かた きゃくさま かえ ﹁お○○になる﹂と﹁○○られる﹂の
﹁です﹂﹁ます﹂﹁ございます﹂を文の終わりにつける言い方 お客様がお帰りになられる。 ふた そんけいご
二つの尊敬語が重なっているよ!
かさ
ちが

わたし しょうがくろくねんせい きのう にちよう び


●私は小学六年生です。 ●昨日は日曜日でした。 きゃくさま かえ きゃくさま かえ
かた
あ す あめ はし す
お客様がお帰りになる。 /お客様が帰られる。
●明日は雨でしょう。 ●走るのは好きですか。

がっこう い でんしゃ の
●学校へ行きます。 ●電車に乗りました。 ﹁うかがう﹂と﹁いただく﹂の

しゅるい
あ す
うた うた みちじゅん し
明日、うかがわせていただきます。 ふた
二つのけんじょう語が重なってる!
ご かさ
●歌を歌いましょう。 ●道順を知っていますか。
あ す
●おはようございます。 ●ありがとうございました。 明日、うかがいます。
しゃちょう せんせい さま
こと ば うえ ﹁社長﹂
﹁先生﹂
﹁様﹂などは、
言葉の上に﹁お﹂や﹁ご﹂をつけたもの せんせいさま はなし しゃちょうさま らん
けいしょう
どれも 敬称 といって、敬う
うやま
2

じ てん
先生様のお話 / 社長様がご覧になる。 き も あらわ ことば
か し みせ みず ちゃ ふ ろ 気持ちを表す言葉なので、
●お菓子 ●おすし ●お店 ●お水 ●お茶 ●お風呂
ふた かさ つか
二つ重ねては使わないよ!

きょうかしょ
せんせい はなし しゃちょう らん
て がみ べんとう はな はん ほん
先生のお話 / 社長がご覧になる。
●お手紙 ●お弁当 ●お花 ●ご飯 ●ご本 ●ごほうび
そんけい ご ご ま ちが まい
﹁いただく﹂や﹁参る﹂は、
❷尊敬語とけんじょう語を間違う
一つの文章の中の敬語
ひと ぶ ん しょう なか けい ご ご
けんじょう語だから、
きゃくさま ちゃ せんせい まい め うえ ひと つか
目上の人に使っては
お客様がお茶をいただく。 / 先生が参られる。
ひと ぶんしょう なか けい ご はい いけないよ。
一つの文章の中に、いくつかの敬語が入っていることがあります。 きゃくさま ちゃ せんせい
お客様がお茶をめしあがる。 /先生がいらっしゃる。
そんけいご
あんないがかり はっぴょうかい
尊敬語 きゃくさま
れい こくばん かん じ
︿例﹀案内係は、発表会に いらっしゃる お客様に、 なん ﹁黒板﹂や﹁漢字﹂などには、
❸何にでも﹁お﹂﹁ご﹂をつける ﹁お﹂や﹁ご﹂をつけません。
きゃくさま へ や に もつ はこ
わた せき あんない せんせい こくばん かん じ か ﹁お客様のお部屋にお荷物をお運び
プログラムを お渡しし て、席に ご案内し ます 。 先生が、
お黒板にお漢字をお書きになる。 ま ちが
する。
﹂などは間違いではありません
ご き ひょうげん
ご ていねい語 が、くどくて聞きづらい表現です。
そんけいご ご けんじょう語 せんせい こくばん かん じ か なん ど かさ とき べつ
﹁尊敬語﹂
﹁けんじょう語﹂
ご ま はい
先生が、黒板に漢字をお書きになる。 ﹁お﹂が何度も重なる時は、別の
い かた く ふう
﹁ていねい語﹂が混ざって入ってるね! 言い方を工夫してみましょう。

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