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レンズと鏡 ⽒名( )

1 凸レンズと凹レンズ 凸レンズを通る光

① 凸レンズ
F1 F2
( 凸レンズ ): 中⼼部が周辺部より厚いレンズ
光軸
焦点 焦点
( 焦点 ):凸レンズの軸に平⾏な光が通ると,屈折し
( ):て1つの点に集まる。この点のこと。
光軸に平⾏に⼊った光は,レンズを通った後,( 焦点 )を通る。
( 焦点距離 ):レンズの中⼼から焦点までの距離

焦点
F1 F2
光軸
焦点 焦点
焦点距離

薄いレンズによる光の屈折は略してかくことが多い
レンズの中⼼を通る光は,向きを変えずに( 直進 )する。

屈 F1 F2
折 光軸
平⾏
焦点 焦点

O 折 O

屈 焦点を通ってレンズに⼊った光は, レンズを通った後,光軸に
折 ( 平⾏ )に進む。
平⾏
1
レンズと鏡 ⽒名( )

② 凹レンズ・・・中⼼部が周辺部より薄いレンズ
光軸に平⾏な光は前⽅の焦点から出たように進む
凹レンズを通る光

光軸
F F F F
光軸

光軸に平⾏に⼊った光は,凹レンズの前⽅の光軸上にある
( 焦点F )から放射状に広がっているように進む。 焦点距離 f 焦点距離 f

光軸
F F 焦点へ向かう光は光軸に平⾏に進む

レンズの中⼼を通る光は,その⽅向によらず( 直進 )する。

F F
光軸

光軸
F F
焦点距離 f 焦点距離 f

焦点Fに向かってきた光は,凹レンズ通過後,
光軸に( 平⾏ )に進む。

2
レンズと鏡 ⽒名( )

例題 (3)凹レンズを通る光について次のように光が通るとき,その後光は
(2)どのように進むか作図しなさい。
次の問いに答えなさい。 ① 光軸に平⾏な光
(1)次の①,②の形をしたレンズはそれぞれ何レンズというか。
① ② F F
光軸
凸レンズ 凹レンズ

(2)凸レンズを通る光について次のように光が通るとき,その後光は ② レンズの中⼼を通る光
(2)どのように進むか作図しなさい。
① 光軸に平⾏な光 F F
光軸

F F
光軸
③ レンズの中⼼を通る光

② レンズの中⼼を通る光
F F
光軸
F F
光軸

③ レンズの中⼼を通る光

F F
光軸

3
レンズと鏡 ⽒名( )

2 凸レンズによる実像 a,b,fの関係式

凸レンズと物体PQとの距離→a 凸レンズと像P′Q′との距離→b 1 1 1
凸レンズの焦点距離→f
( + =
a b f )
A 物体に対する像の⼤きさの⽐m
Q b
m= ( a )
O P′
P F F′
倒⽴実像という

Q′
f f b−f

a b

b 1 1 1 b b−f 1 1 1
m= の証明 + = の証明 = + =
a a b f a f a b f
b b
△OPQ∽△OP′Q′ △F′OA∽△F′P′Q′ = −1 1
a f 移項
両辺÷b b
像 P′Q′ OP′ b 像 P′Q′(b) P′F′ b − f 1 1 1
= = = = = −
物体 PQ OP a 物体 OA(a) OF′ f a f b

4


















レンズと鏡 ⽒名( )

例題
(2) 倒⽴実像

焦点距離が12cmの凸レンズの光軸上で,レンズの前⽅15cmのとこ
b
ろに物体PQを置いた。このとき次の問いに答えなさい。 (3) m=
a
前⽅ 後⽅ 60
Q m= =4 4[倍]
15
F 12cm O F
P
(4) できない(作図より)

15cm

(1)レンズの後⽅どれだけの位置に像ができるか。 F
(2)この像はどのような像になるか。正⽴か倒⽴,実像か虚像の組み合 F
わせで答えなさい。
(3)このときの倍率mを求めなさい。
(4)物体PQを焦点Fの上に置くと像はできるか。

解 1 1 1
+ =
a b f
1 1 1 1 1 1 5 4 1
(1) + = ⇒ = − = − =
15 b 12 b 12 15 60 60 60

b = 60 60[cm]
5
レンズと鏡 ⽒名( )

3 凸レンズによる虚像 証明
⾍眼鏡を使う Q′

物体を拡⼤して⾒ることができる
このときできる像
A
( 正⽴虚像 ) Q
凸レンズと物体PQとの距離→a 凸レンズと像P′Q′との距離→b
O F′
凸レンズの焦点距離→f P′ P f
a
Q′ b

b 像 P′Q′ b
m = の証明 △OPQ∽△OP′Q′より =
a PQ a
Q 物体

F O F′ 1 1 1 b b
− = の証明 = +1
P′ f P f a b f a f
両辺÷b
a
△F′OA∽△F′P′Q′
b
1 1 1
像 P′Q′(b) P′F′ b + f = +
= = a f b
OA(a) OF′ f 1
1 1 1 物体 移項
a,b,fの関係式 ( − =
a b f ) b
b b+f 1 1 1
b = − =
物体に対する像の⼤きさの⽐m m= ( a ) a f a b f

6




















レンズと鏡 ⽒名( )

例題
(2) 正⽴虚像

焦点距離が12cmの凸レンズの光軸上で,レンズの前⽅8cmのところ
b
に物体PQを置いた。このとき次の問いに答えなさい。 (3) m=
a
前⽅ Q 後⽅ 24
m= =3 3[倍]
F O F′ 8
P 8cm

12cm

(1)凸レンズと像との距離を求めなさい。
(2)この像はどのような像になるか。正⽴か倒⽴,実像か虚像かの組み
合わせで答えなさい。
(3)このときの倍率mを求めなさい。

1 1 1
解 + =
a b f
1 1 1 1 1 1 4 6
(1) + = ⇒ = − = −
8 b 12 b 12 8 48 48
−2 1
= =−
48 24

−(マイナス)は虚像を意味する 24[cm]
7

レンズと鏡 ⽒名( )

4 凹レンズによる虚像 証明

( 凹レンズ ): 中⼼部が周辺部よりも薄いレンズ Q A

Q′
凹レンズと物体との距離→a 凹レンズと像との距離→b
P F P′ O F′
凹レンズの焦点距離→f b
f

b 像 P′Q′ b
m= の証明 △OPQ∽△OP′Q′より =
a 物体 PQ a
F 虚像
F
b
1 1 1 b b
f − = − の証明 =1−
a b f a f
a 両辺÷b
△FOA∽△FP′Q′
1 1 1
像 P′Q′(b) P′F f−b = −
= = a b f
物体 OA(a) OF f 1
移項
1 1 1 b
a,b,fの関係式 ( − =−
a b f ) b f−b 1 1 1
= − =−
b a f a b f
物体に対する像の⼤きさの⽐m m= ( a )
8












レンズと鏡 ⽒名( )

例題 解 1 1 1
+ =
a b f
焦点距離が20cmの凹レンズの光軸上で,レンズの前⽅30cmのとこ
(1)凹レンズの焦点 f は「−(マイナス)」として計算しよう!
ろに物体PQを置いた。このとき次の問いに答えなさい。
1 1 1
+ =−
30 b 20
前⽅ 後⽅
1 1 1 3 2 5 1
P =− − =− − =− =−
b 20 30 60 60 60 12
前⽅ 12[cm]
Q F O F
20cm (2) 正⽴虚像

30cm
b
(3) m=
a
(1)レンズの前⽅と後⽅のどちらに像ができるか。また,このときのレ
(1)ンズと像の距離を求めなさい。 12 2 2
m= = [倍]
(2)この像はどのような像になるか。正⽴か倒⽴,実像か虚像の組み 30 5 5
(2)合わせで答えなさい。
(3)このときの倍率mを求めなさい。

9
レンズと鏡 ⽒名( )

5 レンズの式のまとめ

凸レンズ 凹レンズ
1 1 1
公式 + = f
a b f 正 負

b a 正 正 正
倍率 m=
a
b 正 負 負
a:物体の位置 b:像の位置
f:焦点距離 m:倍率 像 倒⽴実像 正⽴虚像 正⽴虚像

凸レンズによる実像 凸レンズによる虚像 凹レンズによる虚像

虚 物
物 像 体
体 物 虚
F F′ F 体 F′ F 像 F′

f f 像 f f f f
a b
a b b a

f > 0,a > 0,b > 0 f > 0,a > 0,b < 0 f < 0,a > 0,b < 0

1 1 1 1 1 1 1 1 1
+ = − = − =−
a b f a b f a b f

10



レンズと鏡 ⽒名( )

6 組合せレンズ Step2 像Pを利⽤してレンズ2における像Qを求める。

2枚の凸レンズ1,2を光軸が⼀致するようにして離しておく。
このときにできる像を考えよう!
実像Q
虚像P
レンズ1の焦点の内側,レンズ2の外側に
物体を置いたとき F2 F2′
1 2

F1 F2 F1′ F2′

F1, F1′:レンズ1の焦点 F2, F2′:レンズ2の焦点

Step1 レンズ1だけの像Pを求める。

1
虚像P

F1 F1′

11






レンズと鏡 ⽒名( )

例題 解 1 1 1
+ =
a b f
凸レンズAと凸レンズBを⽤意した。それぞれの焦点距離は20cmと12 (1) 1 1 1
+ =
cmであり, ABの距離は76cmだった。Aの前⽅30cmの位置に置いたと 30 b1 20

き,次の問いに答えなさい。
a1 1 3 2 1
= − =
b1 60 60 60 b1 = 60[cm]

(2) 1 1 1
+ =
A B 16 b2 12

a2 1 4 3 1
76c m 12c m = − =
b2 48 48 48 b2 = 48[cm]
30c m
60c m(b1) 16c m(a 2 ) (3)倍率 mは
b1 b2 60 48
m= × = × =2×3 =6
a1 a2 30 16

3 × 6 = 18[cm]
(1)Aがつくる像とレンズとの距離b1を求めなさい。 (4)正⽴実像

(2)Bによってできる像の位置b2を求めなさい。 A B

(3)(2)のとき,像の⼤きさはいくつになるか。物体の⼤きさは3cmと 76c m 12c m

する。
30c m 60c m 16c m 48c m
(4)(2)のとき,この像はどのような像になるか。正⽴・倒⽴,実像・ ↓ ↓
↓ ↓
虚像の組み合わせで答えなさい。 a1 b1 a2 b2

12
レンズと鏡 ⽒名( )

7 平⾯鏡と球⾯鏡 ② 凹⾯鏡と凸⾯鏡

① 平⾯鏡
球⾯の内側を鏡⾯とした鏡 球⾯の外側を鏡⾯とした鏡
鏡⾯ 平⾯鏡の前に物体を置く

鏡⾯に対して
鏡⾯に対して対称な像が
対称
できる

物体 虚像 ( 正⽴虚像 )
( 凹⾯鏡 ) ( 凸⾯鏡 )
実際に光が集まって
できているわけではない
合わせて

( 球⾯鏡 )
・像の⼤きさは( 1倍(等倍) )である。
・物体と鏡⾯の距離=像と鏡⾯の距離

13
レンズと鏡 ⽒名( )

凹⾯鏡の光の進み⽅ ④


中⼼Oを通る光は,反
焦点F 射後,( 同じ )直線
焦点F 主軸に( 平⾏ )な 中⼼O を逆向きに進む。
主軸 光は焦点Fに集まる。 ※焦点と中⼼は別物

② ( 主軸 ):鏡⾯上の点Mと球⾯の中⼼Oを結ぶ直線

( 焦点距離 ):MF間の距離。球⾯鏡の焦点Fは1つしかない。
焦点Fから出る光は,
主軸に( 平⾏ )に
進む。

点Mでの反射光線は⼊
射光線と主軸に関して
点M ( 対称 )になる。

14
レンズと鏡 ⽒名( )

例題1 例題2

次の問いに答えなさい。 凹⾯鏡を通る光について, 次のように光が通るとき, その後, 光はどの


(1)物体を平⾯鏡の前に置くと, 鏡の反射⾯(鏡⾯)に関して対 ように進むか。作図しなさい。
称な像ができる。この像は実像と虚像のどちらか。
(1)主軸に平⾏な光 ⇒焦点Fに集まる
(2)倍率は何倍か。

解 焦点F
主軸
(1) 虚像(実際に光が集まっているわけではないので)

(2) 1倍

(2)焦点Fから出る光 ⇒主軸に平⾏に進む

焦点F

(3)点Mに進む光 ⇒⼊射光と主軸に関して対称になる

点M

15
レンズと鏡 ⽒名( )

凸⾯鏡の光の進み⽅ ③

点Mでの反射光線は⼊
主軸に平⾏な光は
射光線と主軸に関して
反射後,( 焦点F ) M
主軸 F から出たように進む。
( 対称 )になる。


焦点Fに向かう光は,
主軸に( 平⾏ )に
F 中⼼Oに向かう光は
進む。 O
反射後,( 同じ )
F
直線を逆向きに進む。

16
レンズと鏡 ⽒名( )

例題

次の問いに答えなさい。
凸⾯鏡を通る光について, 次のように光が通るとき, その後, 光はどの
ように進むか。作図しなさい。
(1)主軸に平⾏な光 ⇒焦点Fから出たように進む

主軸 F

(2)焦点に向かう光 ⇒主軸に平⾏に進む

(3)点Mで⼊射した光 ⇒反射光は⼊射光と主軸に関して対称になる

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レンズと鏡 ⽒名( )

( )
8 凹⾯鏡による像 1 1 1
写像公式: + =
①凹⾯鏡による実像
a b f

m:( )
b
凹⾯鏡の焦点の外側に物体PQを置くと,凹⾯鏡の前⽅に倒⽴ 倍率 m=
a
実像P′Q′ができる。

凹⾯鏡と物体PQとの距離:a 凹⾯鏡と像P′Q′との距離:b 1 1 1
+ = の証明 ab − a f − bf = 0
凹⾯鏡の焦点距離:f
a b f
−bf − a f = − ab
△FPQ∽△FMBより
Q 両辺
A
物体 PQ FP a−f × (−1)
= = −①
像 MB FM f
bf + a f = ab
焦点F 両辺
P′ 主軸 △FP′Q′∽△FMAより
÷ abf
P a 物体 MA FM f
f = = −②
点M 像 P′Q′ FP′ b−f 1 1 1
+ =
Q′ B a b f
物体
b ①,②より ①=②

a−f f
=
f b−f 凸レンズの実像が
(a − f )(b − f ) = f 2 できるときの
※ 凹⾯鏡の中⼼近くでは,凹⾯鏡の傾きは極めて⼩さい。
公式と同じ!
そのため,点A,点B,点Mは⼀直線上にあると考えてよい。 2
ab − a f − bf + f = f 2



18








レンズと鏡 ⽒名( )

( )
②凹⾯鏡による虚像 1 1 1
写像公式: − =
凹⾯鏡の焦点の内側に物体PQを置くと,正⽴虚像P′Q′が a b f

m:( )
できる。 b
倍率 m=
a
凹⾯鏡と物体PQとの距離:a 凹⾯鏡と像P′Q′との距離:b

凹⾯鏡の焦点距離:f 1 1 1
− = の証明 bf − a f − ab = 0
a b f
Q′
B bf − a f = ab
△FPQ∽△FMBより
Q A 両辺
虚像
物体 PQ FP f−a
= = −① ÷ abf
像 MB FM f
焦点F
P′ 1 1 1
△FP′Q′∽△FMAより
− =
主軸 P M a b f
a
f 物体 MA FM f
= = −②
像 P′Q′ FP′ f +b
b
物体 凸レンズの虚像が
①,②より ①=②
像 できるときの
f−a f 公式と同じ!
=
f f +b
( f − a)( f + b) = f 2
※ 凹⾯鏡の中⼼近くでは,凹⾯鏡の傾きは極めて⼩さい。
そのため,点A,点B,点Mは⼀直線上にあると考えてよい。 f 2 + bf − a f − ab = f 2



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レンズと鏡 ⽒名( )

例題1

次の問いに答えなさい。 (1) 図参照

(2)

1 1 1
① + =
Q a b f
1 1 1
+ =
20 b 15
焦点F 1 4 3 1
P′ 主軸 = − = b = 60 鏡の前⽅ 60cm
b 60 60 60
P 実像
b
Q′
② m=
a
60
m= =3 3×3=9 9cm
20

③ (倒⽴)実像

(1)物体PQと, Fを焦点とする凹⾯鏡があるとき, ⽣じる物体P′Q′を作


図しなさい。
(2)焦点距離が15cmの凹⾯鏡の前⽅20cmの所に⼤きさ3cmの物体を
置いたとき, 次のものを求めなさい。
①凹⾯鏡がつくる像の位置 ②⼤きさ ③種類

20




レンズと鏡 ⽒名( )

例題2

次の問いに答えなさい。 (1) 図参照

(2)

1 1 1
Q′ ① + =
a b f
Q 1 1 1
+ = 凹⾯鏡の後⽅
虚像 20 b 30 という意味
焦点F 1 2 3 1
P′ = − =− b = − 60 鏡の後⽅ 60cm
b 60 60 60
主軸 P
b
② m=
a
60
m= =3 3×3=9 9cm
20

③ (正⽴)虚像

(1)物体PQと, Fを焦点とする凹⾯鏡があるとき, ⽣じる物体P′Q′を作


図しなさい。
(2)焦点距離が30cmの凹⾯鏡の前⽅20cmの所に⼤きさ3cmの物体を
置いたとき, 次のものを求めなさい。
①凹⾯鏡がつくる像の位置 ②⼤きさ ③種類

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レンズと鏡 ⽒名( )

( )
9 凸⾯鏡による虚像 1 1 1
写像公式: − =−
①凸⾯鏡による虚像 a b f

m:( )
凸⾯鏡の場合,物体のPQの位置にかかわらず, b
倍率 m=
a
正⽴虚像P′Q′が⾒える。

凸⾯鏡と物体PQとの距離:a 凸⾯鏡と像P′Q′との距離:b 1 1 1
− = − の証明 −bf + a f − ab = 0
a b f
凸⾯鏡の焦点距離:f
−bf + a f = + ab
A △FPQ∽△FMBより
Q 両辺
物体 PQ FP f +a
= = −① × (−1)
Q′ 像 MB FM f
B bf − a f = − ab
焦点F △FP′Q′∽△FMAより
虚像 両辺
物体 MA FM f
主軸 P M P′ = = −② ÷ abf
a 像 P′Q′ FP′ f−b
f 物体 1 1 1
①,②より ①=② − =−
b 像 a b f
f +a f
=
f f−b
凹レンズの虚像が
( f + a)( f − b) = f 2 できるときの
※ 凸⾯鏡の中⼼近くでは,凸⾯鏡の傾きは極めて⼩さい。
公式と同じ!
そのため,点A,点B,点Mは⼀直線上にあると考えてよい。 f 2 − bf + a f − ab = f 2



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レンズと鏡 ⽒名( )

例題

次の問いに答えなさい。 (1) 図参照

(2) 凸⾯鏡の場合⇒ f をマイナスにする

1 1 1
Q ① + =−
a b f
1 1 1 凸⾯鏡の後⽅
Q′ + =− という意味
30 b 20
焦点F 1 3 2 5 1 b = − 12
=− − =− =−
b 60 60 60 12 鏡の後⽅ 12cm
主軸 P P′
虚像 b
② m=
a
12 2 2 6 6
m= = 3× = cm
30 5 5 5 5

③ (正⽴)虚像

(1)物体PQと, Fを焦点とする凸⾯鏡があるとき, ⽣じる物体P′Q′を作


図しなさい。
(2)焦点距離が20cmの凸⾯鏡の前⽅30cmの所に⼤きさ3cmの物体を
置いたとき, 次のものを求めなさい。
①凸⾯鏡がつくる像の位置 ②⼤きさ ③種類

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レンズと鏡 ⽒名( )

10 球⾯鏡の式のまとめ

凹⾯鏡 凸⾯鏡
1 1 1
公式 + = f
a b f 正 負

b a 正 正 正
倍率 m=
a
b 正 負 負
a:物体の位置 b:像の位置
f:焦点距離 m:倍率 像 倒⽴実像 正⽴虚像 正⽴虚像

凹⾯鏡による実像 凹⾯鏡による虚像 凸⾯鏡による虚像

a a b a b
f f
f
b

f > 0,a > 0,b > 0 f > 0,a > 0,b < 0 f < 0,a > 0,b < 0

1 1 1 1 1 1 1 1 1
+ = − = − =−
a b f a b f a b f

24

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