Professional Documents
Culture Documents
4-3-3カルボン酸k
4-3-3カルボン酸k
4-3-3カルボン酸k
1 カルボン酸 例 飽和モノカルボン酸(飽和脂肪酸)
②カルボン酸の性質
R − COOH + Na HCO3
・分⼦量が⼤きい脂肪酸( ⾼級脂肪酸 )の場合
R − COONa + H2O + CO2 ↑
無⾊の個体で⽔に( 溶けにくい ) 弱酸の遊離
R − COOH R − COO − + H +
・塩基とは, 塩をつくって溶解する
・カルボン酸の酸性の強さ
HCl
CO2 < − COOH <
H2 SO4
2
カルボン酸 ⽒名( )
例題
解
H
R C OH R C H R C OH
(3) ⾼級脂肪酸 (4) ヒドロキシ酸
H 酸化 O 酸化 O
(6) 次のア〜ウの物質を酸性の強い順に並べ替えなさい
3
カルボン酸 ⽒名( )
2 ギ酸と酢酸
H C ③無⽔酢酸
CH3 C O C OH3
O
①ギ酸 O O
・無⾊の刺激臭をもつ液体。
H C OH
・酢酸に脱⽔剤を加えて加熱すると, 酢酸2分⼦から1分⼦の⽔がと
・分⼦内に( ホルミル )基を
O
れて結合し, 無⽔酢酸 (CH3CO)2O を⽣じる。
もつので, ( 還元 )性を⽰す。
CH3 C OH H O C OH3
O O
脱⽔剤, 加熱
②酢酸 C O C OH3 +H2O
CH3
・無⾊の刺激臭をもつ液体で, ⽔によく溶ける。 結合 O O
CH3 C OH
・純粋に近い酢酸は, 室温が下がると凝固する
O
ので, ( 氷酢酸 )と呼ばれる。
・無⽔酢酸は⽔と反応すると, 酢酸に戻る。
・⾷酢には, 酢酸が4〜5%程度含まれている。
・酢酸臭をもつ⽔に溶けにくい油状の液体で, −COOH がないので
・エステル・合成樹脂・医薬品やアセテートの 酸性を( ⽰さない )。
原料となる。
Memo
2個のカルボキシ基から⽔1分⼦がとれて結合し
た構造をもつ化合物を( 無酸⽔物 )または
( カルボン酸無⽔物 )という。
4
カルボン酸 ⽒名( )
例題
解
(1)
(1) 次の構造式をかけ
① H C OH ②
CH3 C OH
① ギ酸 ② 酢酸 ③ 無⽔酢酸 O O
(5) 無⽔酢酸は⽔と反応すると何になるか。 O
(3) 氷酢酸
(4)① ⽰す ② ⽰さない
(5) 酢酸
5
カルボン酸 ⽒名( )
3 ジカルボン酸
②アジピン酸
・⽩⾊の固体で, シクロヘキサンや
HOOC − (CH2 )4 − COOH フェノールから合成される。
・アジピン酸とヘキサメチレンジアミン
マレイン酸 フマル酸
H H COOH H
C =C C =C
COOH COOH H COOH
6
カルボン酸 ⽒名( )
例題
次の各問いに答えよ。
(1) シュウ酸の構造式を答えよ。
(4) マレイン酸とフマル酸はどんな関係にあるか。
(5) マレイン酸
フマル酸
COOH H
C =C
H COOH
7
カルボン酸 ⽒名( )
4 鏡像異性体
乳酸 Memo
・乳酸は, ヨーグルトのような乳製品に
COOH (鏡像異性体の)
含まれている。
H C OH 同じ点 物理的性質や化学的性質
CH3 ・中央の炭素原⼦に4つの異なる原⼦や
違う点 光に対する性質
原⼦団が結合している。このような炭素
味やにおいなどの⽣理作⽤
原⼦を( 不⻫炭素原⼦ )という。
L−乳酸 D−乳酸
※全ての⽣物の代謝の (Lー乳酸を鏡に映したものと同じ状態)
最終産物をさす。
COOH COOH
C H H C
OH OH
C H3 C H3
例題
解
乳酸分⼦には, 結合している原⼦や原⼦団(基)が4つとも異なる
炭素原⼦がある。このような炭素原⼦を(ア )と イ: 鏡像異性体
いう。(ア)を1個もつと, 右⼿と左⼿のような, 実物と鏡像の関係
にある分⼦が1組存在することになる。
これらを互いに(イ )という。
ア CH3
CH3 CH C C C CH3
CH3
イ
CH3 CH2 CH CH2 CH3
CH3
ウ
CH3 CH2 CH CH2 CH2 CH3