Download as pptx, pdf, or txt
Download as pptx, pdf, or txt
You are on page 1of 13

The logic of risk aversion

P572 l13 ~ p574 l7


中島 明里
* リスク削減コスト ( 保険料 ) :$ 5,000
P573 『表 20 ー 1 』 給料 :$30,000

③ ⑤

② ④ ⑥

収入に対する期待値
⇩ 上の段の 1080,920 は仮定の数値
下の段の 1025 も同様に仮定の数値
(発生確率 × 手元に残る金額)+( 発生確率 × 手元に残る金額)
『表 20-1 』より
保険を買い続ける条件は
リスクのコスト削減費が収入の期待値を変えない時
・表では、保険料( $5,000 )を払う場合でも、払わない場合でも⑤⑥
の収入に対する期待値は変わっていない
・しかし、保険の有無でのリスクの回避度は変わる
(保険料を払うことで、高額な医療費を払うというリスクを避けるこ
とができる。)
=同じ期待値を得れるなら、+リスク回避もできる保険を払う選択肢
の方がより良い
→ この選択を行うのは、リー夫妻だけでなく大多数の人々がそうである。
さらに、期待効用=保険購入時の方が高くなっている
この命題(保険の購入が期待効用を増加させるというもの)
は特定の数値(今回の例だと 1080,920,1025 )に依存している ×

ある仮定に従っている◎
→ 限界効用の減少
〜限界効用の減少〜

経済学の概念で、ある財やサービスを消費した際に得られる効
用(満足感や幸福感など)が、
その量が増えるにつれて減少するという現象を指します。つま
り、最初に一定の量の財やサービスを消費すると、その効用は
大きく増加しますが、同じ量を追加して消費した場合、その増
加分は減少していくという考え方です
例)限界効用の減少

初めてマグロを2巻食べた時:満足度 100 %
続けて二巻追加した時 :満足度 95 %
さらに2巻追加して時 :満足度 70 %
: 量を増やすにつれて満足度は減っていく

さらに2巻追加した時 :満足度 35 %
限界効用の減少がある場合、追加の収入に対する効用は

家計が厳しい時 > 家計が潤っている時

例)
ある家族が家計が厳しい状態で 1,000 ドルを得ると、その 1,000 ドルは生活の改善に大きく役立ちます。
しかし、同じ額の 1,000 ドルの収入を家計が潤っている時に得られた場合、限界効用の減少により、
その 1,000 ドルがもたらす効用(満足度)は低くなります。

→ 最初から満足度が低い= 追加に対する効用は高くなる
最初から満足度が高い= 追加に対する効用は低くなる
つまり、追加の$1がより重要なのは
不況>好況

高収入の状態(それが価値が低い状態)から低収入
の状態(それが価値が高い状態)に 1 ドルを移転す
るため保険のポリシーはリスク回避に相応しい!!
→ どういうこと??
この説明は後ほど
まずは限界効用の減少が期待効用のリスク回避を導
く方法についてみてみよう ! !
*(保険費用:$ 5,000, 医療用: $10,000)
リー家の状態
❶ 健康( H )と❷病気( S )の二つの世界線が存在する。
(この二つの事象が発生する確率は 50 : 50 つまり発生確率は 0.5% )
・ H の時は健康なので医療費は0$
・ S の時は病気(または怪我)の医療費で 10,000 $かかる
と仮定する
・リー家の収入に対する合計効用(手元に残る金額に対する満足度)を
それぞれ UH ( Utility health )& US ( Utility sick )とする

ちなみに、この時の家族の期待効用は
(状態 H の確率 × 状態 H の合計効用)+(状態 S の確率 × 状態 S の合計効用)
→( 0.5×UH )+( 0.5×US)
で求めることができる
この二つの世界線で手元に残る金額は、、、

❶H の世界線
・公正な保険を利用していない時
$ 30,000 ー$ 0 = $30,000 消費可能な収入を $5,000 減少
・公正な保険を利用している時
$ 30,000 ー $5,000=$25,000
公正な保険を利用した結果
❷S の世界線
・公正な保険を利用していない時
$ 30,000 ー $10,000 = 20,000
・公正な保険を利用している時 消費可能な収入を$ 5,000 増加
$ 30,000 ー $5,000 = 25,000
保険が限界効用に与える影響を調べる

方法:保険料( $5,000 )を 5000 回のステップつまり $1 ずつ導入する


→ 状態 H の時:所得を$ 1 ずつ減らす
状態 S の時:所得を$1ずつ増やす
この現象の説明はスライド7
の $5,000 の時と同じ!!

限界効用の変化
状態 H :合計効用はその状態の収入の限界効用で減少する
→ 追加の$ 1 の収入が減少することにより、限界効用は低くなるから
状態 S :合計効用はその状態の収入の限界効用で上昇する
→ 追加の$ 1 の収入が増加することで限界効用は高くなるから

次のスライドで図を使って説明します
p572 『図 20-1 (b) 』

(限界効用)

(手元に残る収入)
*元の収入は $30,000
点 H (医療費が$ 0 掛かった世界線) :収入が $30,000( 医療費が掛かってないのでそのまま入ってくる )
点 S (医療費が $10,000 かかった世界線):収入が $20,000($30,000 ー 10,000)
図 20-1 からわかることは、、、
・医療費を払った世界線の方が限界効用は高くなっている。
→ もし追加の$ 1 があったら点 S の合計効用の方が影響を受け

状態 S での収入を増加させることから得られる期待効用の増
加の方が状態 H での収入を減少させられることから得れる期待
効用の減少よりも大きい
つまり、、、、
リスクを削減する過程の各ステップでは、状態 H から状態
S への1ドルの収入の移転により、期待効用は増加する
→ リー家がリスクを回避していることがわかる
=リスク回避は限界効用減少の結果といえる
ほとんどの人は、リスクを避ける傾向にあるが、その程
度は個人によって異なる

You might also like